JP2003324381A - 通信システム、車載通信システム、及び中継装置 - Google Patents

通信システム、車載通信システム、及び中継装置

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JP2003324381A
JP2003324381A JP2002127586A JP2002127586A JP2003324381A JP 2003324381 A JP2003324381 A JP 2003324381A JP 2002127586 A JP2002127586 A JP 2002127586A JP 2002127586 A JP2002127586 A JP 2002127586A JP 2003324381 A JP2003324381 A JP 2003324381A
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communication device
vehicle communication
inter
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JP2002127586A
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Kenichi Hatanaka
健一 畑中
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信の信頼性及び速度の向上を図ることがで
きる通信システム、車載通信システム、及び中継装置の
提供。 【解決手段】 車両間通信をする車車間通信装置12、
及び車外に設置された路側無線機50と通信する路車間
通信装置13を備え、車車間通信装置12と路車間通信
装置13とをゲートウェイ装置11を介して接続し、両
通信装置の接続状況をゲートウェイ装置11にて検出
し、その検出結果に応じて通信経路を設定する。そし
て、モニタ装置12等の車載装置から入力された情報を
前記通信経路を通じて外部へ送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両間通信又は車
外通信の経路を自動的に設定して通信の信頼性及び速度
を高めた通信システム、車載通信システム、並びに前記
通信システム及び車載通信システムで利用される中継装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両に搭載されている
車載装置からインターネット網に接続するためには、P
HS(Personal Handyphone System)、携帯電話機のよ
うな携帯型通信端末装置、又はDSRC(Dedicated Sh
ort Range Communication)で用いられる路車間通信装
置を利用していた。インターネット接続機能を有するカ
ーナビゲーション装置等の車載装置を車内通信回線介し
て前記携帯型通信端末装置又は路車間通信装置に接続
し、インターネット網に接続する際、携帯型通信端末装
置又は路車間通信装置を経由して車載装置から入力した
情報を車外へ送信していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、PHSのデ
ータ通信では通信速度は最大64kbpsであり、第3
世代携帯電話機の通信速度は最大2.4Mbpsであ
る。また、路車間通信において、ARIB STD-T75に準拠し
たものでは通信速度は最大4Mbpsである。
【0004】一方、車内通信回線としてはMOST(Me
dia Oriented Systems Transport)、IEEE1394の規格を
元にしたIDB-1394等の比較的高速な通信規格が近年普及
しつつあり、その通信帯域は数十から数百Mbpsにの
ぼる。したがって、車内通信回線の通信速度に比較して
無線通信速度が遅いため、カーナビゲーション装置等の
車載装置において十分な速度が得られない場合がある。
【0005】また、前述の携帯型通信端末装置又は路車
間通信装置を利用して路側に設置された無線局、路側無
線機と通信を行う場合、車両に備える通信装置と路側に
設置された無線通信装置との間にて接続を確立する必要
があるが、両者の位置関係によっては、通信状態が悪く
なり、接続が一時的に途切れ、通信が途絶える場合があ
る。
【0006】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、車両間における情報を送受信する車両間通信装
置と、車外に設置された車外通信装置との間にて情報を
送受信する車載通信装置とを備え、車載通信装置と車両
間通信装置とを車内通信回線を介して接続し、車両間通
信装置にて受信した他車からの情報を、車載通信装置を
通じて車外通信装置へ送信可能にした構成とすることに
より、車両と車外に設置された車外通信装置との間にお
ける通信信頼性及び通信速度の向上を図ることができる
通信システム、及び車載通信システムを提供することを
目的とする。
【0007】本発明の他の目的は、車両間通信装置と車
載通信装置との間に中継装置を接続し、中継装置が、車
外へ送信する情報の送信元を車両間通信装置又は車載通
信装置から選択する構成とすることにより、車両と車外
に設置された車外通信装置との間における通信信頼性及
び通信速度の向上を図ることができる通信システム、車
載通信システム、及び中継装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る通信シス
テムは、複数の車両の夫々に車両間通信装置を備え、該
車両間通信装置により前記車両間にて車両間通信を可能
になしてある通信システムにおいて、車両との間にて通
信可能になしてある車外通信装置を車外に備え、該車外
通信装置との間にて情報を送受信する車載通信装置を少
なくとも一の車両に備え、前記車載通信装置は、車内通
信回線を介して車両間通信装置へ接続されており、前記
車両間通信装置にて受信した他車からの情報を、前記車
載通信装置を通じて前記車外通信装置へ送信可能になし
てあることを特徴とする。
【0009】第2発明に係る通信システムは、第1発明
に係る通信システムにおいて、前記車内通信回線を介し
て前記車両間通信装置及び車載通信装置へ接続された中
継装置を前記車両に備え、前記中継装置は、車外へ送信
すべき情報の送信元を前記車両間通信装置又は車載通信
装置から選択する選択手段を備えることを特徴とする。
【0010】第3発明に係る通信システムは、第2発明
に係る通信システムにおいて、前記中継装置は、前記車
両間通信装置と他車の車両間通信装置との間の接続状態
を検出する第1検出手段と、前記車載通信装置と前記車
外通信装置との間の接続状態を検出する第2検出手段と
を備え、前記選択手段は、前記第1及び第2検出手段の
検出結果に基づき、車両間通信装置又は車載通信装置を
選択すべくなしてあることを特徴とする。
【0011】第4発明に係る通信システムは、第3発明
に係る通信システムにおいて、前記車外通信装置及び中
継装置は、自他を識別する識別情報を送信すべき情報に
付加する手段を備え、前記中継装置は、前記車両間通信
装置又は車載通信装置にて受信した情報に含まれる識別
情報に基づき、前記車外通信装置又は他車の車両間通信
装置との接続を検出すべくなしてあることを特徴とす
る。
【0012】第5発明に係る通信システムは、第2発明
乃至第4発明の何れかの通信システムにおいて、前記中
継装置は、前記車内通信回線を介して車載装置を接続す
る手段を備え、該手段に接続された車載装置にて生成さ
れた情報を車両間通信装置又は車載通信装置を通じて車
外へ送信可能になしてあることを特徴とする。
【0013】第6発明に係る通信システムは、第1発明
乃至第5発明の何れかの通信システムにおいて、前記車
両間通信の接続方式は、CSMA(Carrier sense mult
ipleaccess)方式であることを特徴とする。
【0014】第7発明に係る車載通信システムは、車両
間通信装置を備え、該車両間通信装置により外部の車両
と車両間通信を可能になしてある車載通信システムにお
いて、車外通信装置との間にて情報を送受信する車載通
信装置を備え、該車載通信装置は、車内通信回線を介し
て前記車両間通信装置へ接続されており、前記車両間通
信装置にて受信した他車からの情報を、前記車載通信装
置を通じて前記車外通信装置へ送信可能になしてあるこ
とを特徴とする。
【0015】第8発明に係る車載通信システムは、第7
発明に係る車載通信システムにおいて、前記車内通信回
線を介して前記車両間通信装置及び車載通信装置へ接続
された中継装置を備え、前記中継装置は、車外へ送信す
べき情報の送信元を前記車両間通信装置又は車載通信装
置から選択する選択手段を備えることを特徴とする。
【0016】第9発明に係る車載通信システムは、第8
発明に係る車載通信システムは、前記中継装置は、前記
車両間通信装置と他車の車両間通信装置との間の接続状
態を検出する第1検出手段と、前記車載通信装置と前記
車外通信装置との間の接続状態を検出する第2検出手段
とを備え、前記選択手段は、前記第1及び第2検出手段
の検出結果に基づき、車両間通信装置又は車載通信装置
を選択すべくなしてあることを特徴とする。
【0017】第10発明に係る車載通信システムは、第
9発明に係る車載通信システムは、前記車外通信装置及
び各中継装置は、自他を識別する識別情報を送信すべき
情報に付加する手段を備え、前記中継装置は、前記車両
間通信装置又は車載通信装置にて受信した情報に含まれ
る識別情報に基づき、前記車外通信装置又は他車の車両
間通信装置との接続を検出すべくなしてあることを特徴
とする。
【0018】第11発明に係る車載通信システムは、第
8発明乃至第10発明の何れかの車載通信システムにお
いて、前記中継装置は、前記車内通信回線を介して車載
装置を接続する手段を備え、該手段に接続された車載装
置にて生成された情報を車両間通信装置又は車載通信装
置を通じて車外へ送信可能になしてあることを特徴とす
る。
【0019】第12発明に係る車載通信システムは、第
7発明乃至第11発明の何れかの車載通信システムにお
いて、前記車両間通信の接続方式は、CSMA方式であ
ることを特徴とする。
【0020】第13発明に係る中継装置は、外部の車両
と通信可能になしてある車両間通信装置及び車外通信装
置と通信可能になしてある車載通信装置の間に車内通信
回線を介して接続されており、車外へ送信すべき情報の
送信元を前記車両間通信装置又は車載通信装置から選択
する選択手段を備えることを特徴とする。
【0021】第14発明に係る中継装置は、第13発明
に係る中継装置において、前記車両間通信装置と他車の
車両間通信装置との間の接続状態を検出する第1検出手
段と、前記車載通信装置と前記車外通信装置との間の接
続状態を検出する第2検出手段とを備え、前記選択手段
は、前記第1及び第2検出手段の検出結果に基づき、車
両間通信装置又は車載通信装置を選択すべくなしてある
ことを特徴とする。
【0022】第15発明に係る中継装置は、第14発明
に係る中継装置において、前記車両間通信装置又は車載
通信装置にて受信した情報に含まれる識別情報に基づ
き、前記車外通信装置又は他車の車両間通信装置との接
続を検出すべくなしてあることを特徴とする。
【0023】第16発明に係る中継装置は、第13発明
乃至第15発明の何れかの中継装置において、前記車内
通信回線を介して車載装置を接続する手段を備え、該手
段に接続された車載装置にて生成された情報を車両間通
信装置又は車載通信装置を通じて車外へ送信可能になし
てあることを特徴とする。
【0024】第1発明及び第7発明にあっては、車外に
設置された車外通信装置との間にて情報を送受信する車
載通信装置とを備え、車載通信装置と車両間通信装置と
を車内通信回線を介して接続し、車両間通信装置にて受
信した他車からの情報を、車載通信装置を通じて車外通
信装置へ送信することができる。したがって、車両と車
外通信装置との位置関係により車外通信装置と通信が出
来ない状況にあっても、車両間通信により他車と自車と
の間に通信経路を確保して、他車を経由して車外と情報
の送受信をすることができる。したがって、ある車両の
近傍に車外通信装置がない場合であっても、車外との通
信が途切れることなく情報の送受信ができるため通信の
信頼性が向上する。また、ある車両に車載通信装置を備
えていない場合であっても、前述と同様、車両間通信に
より他車と自車との間に通信経路を確保して、その通信
経路を利用して車外と情報の送受信をすることが可能と
なる。また、車両間通信装置と車載通信装置とを備える
車両に関しては、車両間通信と車外通信との2通りの通
信経路を確保することが可能であるので、例えば、パケ
ット通信により2通りの通信経路に分散して情報を送信
することにより、通信速度の向上が図れる。
【0025】第2発明、第8発明、及び第13発明にあ
っては、車両間通信装置と車載通信装置との間に中継装
置を接続し、中継装置が車外へ送信する情報の送信元を
車両間通信装置又は車載通信装置から選択するようにし
ている。したがって、車両間通信又は車外通信の接続状
況に応じて、中継装置が情報の送信元を車両間通信装置
又は車載通信装置から選択することによって、通信経路
を確保した上で送信するようになるため、通信の信頼性
が向上する。
【0026】第3発明、第9発明、及び第14発明にあ
っては、車両間通信装置と他車の車両間通信装置との間
の接続状態を検出する第1検出手段と、車載通信装置と
車外通信装置との間の接続状態を検出する第2検出手段
とを備えることによって、車両間通信又は車外通信の接
続状況に応じて、情報の送信元を車両間通信装置又は車
載通信装置から選択することができ、通信経路を確保し
た上で送信するようになるため、通信信頼性を向上する
ことができる。
【0027】第4発明、第10発明、及び第15発明に
あっては、中継装置は、情報を送信する際、自他を識別
する識別情報を付加することができるため、例えば、識
別情報としてIPアドレスを車両間通信装置及び車外通
信装置に割り当てておくことにより、車両間通信装置及
び車外通信装置との接続を検出することが容易となる。
【0028】第5発明、第11発明、及び第16発明に
あっては、中継装置は、車載装置を接続する手段を備え
ており、車載装置から入力された情報を車外に送信する
ことができる。したがって、例えば、インターネット接
続機能を有するカーナビゲーション装置等の車載装置を
利用することによって、インターネット網へ接続するこ
とが可能となる。
【0029】第6発明及び第12発明にあっては、車両
間通信の接続方式としてCSMAを採用している。した
がって、車両間の通信が互いに干渉することなく接続経
路を容易に確保することが可能になる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明に
係る通信システムの概略構成を示す模式図である。図中
10及び20は、それぞれ車車間通信装置(図2参照)
を備える車両であり、車両10及び車両20の間で車車
間通信(車両間通信)を行うことができる。また、各車
両10,20は、路車間通信装置(図2参照)を備えて
おり、路側無線機50との間にて無線通信を行うことが
できる(図1(a))。
【0031】路側無線機50は、例えば、路側に設置さ
れた街灯40の支柱に取付けられており、路車間通信装
置を備える車両10,20と無線通信をすべく、常時、
所定周波数の信号を発信している。そして、車両10,
20が備える路車間通信装置にて前記信号を受信した場
合、路車間通信が開始される。
【0032】車両20は、路側無線機50と無線通信を
行うことによって、基地局60を介してDSRC網N1
へ接続することが可能であり、DSRC網N1へ接続さ
れたITS局(ITS:Intelligent Transport System
s、不図示)との間にて情報の交換を行うことが可能で
ある。更に、DSRC網N1は、ゲートウェイ装置GW
1を介してインターネット網INへ接続されており、イ
ンターネット網INへ接続されたサーバ装置、パーソナ
ルコンピュータ等の情報処理装置(不図示)との間にて
情報の送受信を行うことも可能である。
【0033】また、路側無線機50から発信される信号
が到達する範囲を車両が走行している場合に限り、路側
無線機50と通信可能であるため、図1(a)に示した
如く、走行している車両10の近傍に路側無線機50が
設置されていない場合には、必ずしも路側無線機50と
の間にて通信可能であるとは限らない。しかしながら、
本発明にあっては、車車間通信装置を備える車両20が
車両10の近辺に存在する場合、車両10と車両20と
の間の車車間通信と、車両20と路側無線機50との間
の路車間通信とを利用することによって、インターネッ
ト網INへ接続することが可能となる。
【0034】車車間通信で利用される周波数帯域として
は、通信範囲、伝送速度、車車間通信装置のコスト面を
考慮した場合、マイクロ波帯が望ましい。マイクロ波帯
の中では、例えば、2.4GHz、5.0GHz、5.
8GHz帯を使用することが考えられる。また、ARIB S
TD-T75では、DSRC向けに5.775〜5.845G
Hzが割り当てられており、この帯域に14の周波数バ
ンドが存在するため、このバンドのうちいくつかを車車
間通信用に割り当てることも考えられる。
【0035】また、車車間通信の周波数変調方式は、
2.4GHz帯を使用する場合、スペクトラム拡散方式
が利用され、ARIB STD-T75の変調方式に従う場合、AS
K(Amplitude Shift Keying)又はQPSK(Quadratu
re Phase Shift Keying)を利用することが考えられ
る。また、将来的には、OFDM(Orthogonal Frequen
cyDivision Multiplexing)を利用することも考えられ
る。
【0036】また、各車両が路車間通信装置のような特
別な装置を備えていない場合であっても、携帯電話機を
利用して、路車間通信を行うことが可能である(図1
(b))。図中70は、携帯電話機の電波を受信する無
線局であり、基地局80を介して携帯電話網N2へ接続
されている。また、携帯電話網N2は、ゲートウェイ装
置GW2を介してインターネット網INへ接続されてい
る。
【0037】車両30には、無線局70と通信可能な携
帯電話機(不図示)を有しており、基地局80及び携帯
電話網N2を介してインターネット網INへ接続された
サーバ装置、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置
(不図示)と情報のやり取りを行うことができる。ま
た、携帯電話機から出力される電波が届かない場所を走
行中の車両10,20は、車車間通信により他の車両を
経由してインターネット網INへ接続されたサーバ装
置、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置との間に
て情報の送受信を行うことも可能である。
【0038】実施の形態1.次に各車両が搭載する車載
通信システムについて説明する。図2は、本発明に係る
車載通信システムを説明するブロック図である。車両1
0は、他の車両と車車間通信を行うことができる車車間
通信装置12、及び路側無線機50と路車間通信を行う
ことができる路車間通信装置13を備えており、それら
がゲートウェイ装置11へ接続されている。
【0039】路車間通信装置13では、平面的な指向性
アンテナが使用されており、車車間通信装置12では、
コーリニア型のアンテナ等の無指向性のアンテナを使用
することが考えられる。車車間通信装置12としてコー
リニア型のアンテナ等の無指向性のアンテナを使用する
ことにより、垂直方向の指向性は5〜10度程度である
が、水平方向には360度全方向の指向性をもたせるこ
とが可能である。車車間通信用のアンテナの設置位置
は、送受信する電波の伝搬を考慮した場合、車体のルー
フ上が望ましいが、車内のダッシュボード上に設置する
ことも可能である。
【0040】ゲートウェイ装置11には、IEEE1394(又
は、車載LANに特化したIDB-1394)の通信規格に対応
したインタフェースを持ち、車内通信回線15を介し
て、モニタ装置16、ナビゲーション装置17、及びオ
ーディオ装置18等の車載装置が接続されている。
【0041】モニタ装置16は、液晶ディスプレイのよ
うな表示部、各種ハードウェアキーを有する操作部等
(不図示)を備えており、各種の情報が表示されるよう
になっている。モニタ装置16には、ウェブブラウザの
ようなインターネット接続ソフトウェアが予めインスト
ールされており、前記ソフトウェアを利用することによ
って、インターネット網INへ接続することができる。
モニタ装置16では、インターネット網INを介して送
信されてきたウェブページ等の情報を表示することがで
きる。
【0042】また、モニタ装置16、ナビゲーション装
置17及びオーディオ装置18等の車載装置から入力さ
れた情報を、インターネット網INに接続された情報処
理装置へ送信することも可能である。例えば、送信すべ
き情報をモニタ装置16の操作部から入力した場合、入
力された情報は、まず、ゲートウェイ装置11へ送られ
る。インターネット網INへ接続するための通信経路
は、ゲートウェイ装置11によって動的に行われる。
【0043】ゲートウェイ装置11では、車車間通信装
置12及び路車間通信装置13の接続状況を常時監視し
ており、外部の通信装置(他車の車車間通信装置22又
は路側無線機50)と接続されているか、接続されてい
る場合、通信の負荷状態はどうかを監視している。ゲー
トウェイ装置11は、外部の通信装置との接続状況に応
じて送信元を車車間通信装置12又は路車間通信装置1
3から選択し、モニタ装置16から送られた情報を車外
へ送信する。
【0044】また、モニタ装置16は、ナビゲーション
装置17に対して位置情報及び地図データを要求し、車
内通信回線15を介してナビゲーション装置17から送
信された位置情報及び地図データを受信した場合、受信
した位置情報及び地図データを表示部に表示することも
可能である。
【0045】ナビゲーション装置17は、車両10の例
えばトランク内に設置されており、GPS(Global Pos
itioning System)で利用される人工衛星からのGPS
信号を受信するためにGPS受信部(不図示)を備えて
いる。また、地図データ等を記録してあるCD−RO
M、DVD等の記録媒体から地図データ等を読取るため
の読取装置(不図示)を備えている。地図データ等は、
前述のような記録媒体を利用して提供されるだけでな
く、ハードディスク、フラッシュメモリ等に予め記憶さ
れている形態であってもよい。ナビゲーション装置17
では、GPS受信部にて受信したGPS信号に基づき、
車両10の現在位置に関する情報(位置情報)を算出
し、算出した位置情報が含まれる地図データを前記記録
媒体から読取る。そして、ナビゲーション装置17は、
算出した位置情報及び該位置情報が含まれる地図データ
をモニタ装置16へ送信する。
【0046】オーディオ装置18は、音楽データを記録
してあるCD、カセットテープ等の記録媒体から音楽デ
ータを読取る読取装置(不図示)を備えており、前記読
取装置によって読取られた音楽データを再生する。ま
た、インターネット網INを介して取得した音楽デー
タ、音声データ等をオーディオ装置18にて再生する構
成であってもよい。
【0047】ゲートウェイ装置11は、車車間通信装置
12、路車間通信装置13を接続するためのインタフェ
ースと、モニタ装置16、ナビゲーション装置17、オ
ーディオ装置18等の車載装置を車内通信回線15を介
して接続するためのインタフェースとを備えており、イ
ンターネット網INへ接続するために、各インタフェー
スにIPアドレスを割り当てる必要がある。モニタ装置
16等は、ゲートウェイ装置11のインタフェースに割
り当てられたIPアドレスをデフォルトのゲートウェイ
アドレスとして設定することにより、ゲートウェイ装置
11を経由してインターネット網INへ接続することが
可能となる。
【0048】車内通信回線15としてIEEE1394を利用し
た場合、IP over 1394技術を使用することにより、IEEE
1394上でTCP/IPパケットを送受信することができ
る。車内通信回線15では、IPv4又はIPv6のい
ずれを使用してもよく、IPv6を使用した場合、各車
載装置に固定したグローバルIPアドレスを割り当てる
ことが可能であり、IPv4を使用した場合、プライベ
ートIPアドレスを使用し、ゲートウェイ装置11にお
いてNAT/IPマスカレード等を利用してグローバル
IPアドレスに変換する。
【0049】車車間通信装置12及び路車間通信装置1
3とゲートウェイ装置11との接続には、IEEE1394を用
いることもできるが、USB(Universal Serial Bus)
を利用してもよい。また、前述と同様に、IPv4又は
IPv6のいずれを使用してもよいが、車車間通信装置
12へのIPアドレスの割り当てを考慮した場合、IP
v6を使用する方が望ましい。
【0050】以下、IPアドレスの割り当てについて説
明する。車内通信回線15で使用される各車載装置への
IPアドレスの割り当てには、各車載装置の製造時点で
固定的にIPアドレスを割り当てる方法と、DHCP
(Dynamic Host ConfigurationProtocol)等のプロトコ
ルを使用し、電源投入後に各車載装置のインタフェース
にIPアドレスを割り当てる方法とを用いることができ
る。DHCPを利用する場合、例えば、ゲートウェイ装
置11がDHCPサーバとなり、各車載装置にIPアド
レスを割り当てることになる。
【0051】各車載装置に固定のIPアドレスを割り当
てる場合、DHCP等のプロトコルの実装が不要となる
が、DHCPによりIPアドレスを割り当てる場合、車
内通信回線15で使用される車載装置の増減に柔軟に対
応できる利点を有する。
【0052】車車間通信装置12のIPアドレスは、I
Pv6を使用して車車間通信装置12に固定のIPアド
レスを割り当てることが望ましい。例えば、128ビッ
トのアドレスのうち、上位64ビットに車車間通信用プ
レフィックスとしての特定の値を割り当て、下位64ビ
ットにインタフェース固有のアドレス(例えば、MAC
アドレス)を割り当てることにより、他車が備える車車
間通信装置と重複することなくIPアドレスを設定する
ことが可能となる。
【0053】路車間通信装置13のIPアドレスの設定
には、Mobile IP(v4/v6)を利用するこ
とが望ましい。Mobile IPを使用した場合、路
車間通信装置13が接続する基地局60によってIPア
ドレスが逐次変化するが、路車間通信装置13にはホー
ムアドレスという固定的なIPアドレスが別途割り当て
られているため、そのIPアドレスを指定することでイ
ンターネット網INから路車間通信装置13に接続する
ことが可能となる。
【0054】なお、車両20にも、車両10と同様の車
載通信システムを備えており、ゲートウェイ装置21に
車車間通信装置22及び路車間通信装置23が接続され
ているとともに、車内通信回線25を介してモニタ装置
26、ナビゲーション装置27及びオーディオ装置28
が接続されている。
【0055】図3は、ゲートウェイ装置11の内部構成
を示すブロック図である。ゲートウェイ装置11は、M
PUを有するマイクロコンピュータ111を備えてお
り、マイクロコンピュータ111には、メモリ112及
びスイッチ処理部113が接続されている。
【0056】スイッチ処理部113には、第1通信処理
部114及び第2通信処理部118が接続されており、
第1通信処理部114には、車車間通信装置12に対す
る通信ポート115、及び路車間通信装置13に対する
通信ポート116が接続されている。また、第2通信処
理部117には、車内通信回線15に対する通信ポート
118が接続されている。
【0057】第1通信処理部114及び第2通信処理部
117では、主として、物理層及びデータリンク層の処
理を行う。また、スイッチ処理部113及びマイクロコ
ンピュータ111では、ネットワーク層、トランスポー
ト層の通信ヘッダをチェックして、データの転送処理、
及びヘッダにおけるIPアドレス、ポート番号等の付け
替え処理を行う。
【0058】メモリ112には、各種制御プログラムが
記憶されており、マイクロコンピュータ111が前記制
御プログラムを読込むことによって、ゲートウェイ装置
11として機能する。また、メモリ112は、前述の制
御プログラムの他、マイクロコンピュータ111の演算
処理中に発生したデータを一時的に記憶し、また、第1
通信処理部114及び第2通信処理部117を介して送
受信されるデータを記憶することができる。
【0059】また、メモリ112は、経路制御テーブル
112aを有しており、情報の送信先のIPアドレス、
通信可能な状態にある外部の通信装置のIPアドレスが
記憶される。マイクロコンピュータ111は、必要に応
じて、メモリ112に記憶される経路制御テーブル11
2aの読込み・書込み処理を行う。
【0060】図4は、経路制御テーブル112aの一例
を示す概念図である。経路制御テーブル112aには、
情報の送信先のIPアドレスと送信可能な状態にある外
部の通信装置のIPアドレスとが記憶される。図4に示
した例では、情報の送信先が「190.00.00.123」であ
り、例えば、インターネット網INに接続された情報処
理装置に対応付けられている。また、外部の通信装置の
IPアドレスとして、2つのIPアドレスが登録されて
おり、例えば、「190.00.00.01」に対応付けられている
ゲートウェイ装置21に接続されている車車間通信装置
22と、「190.00.00.02」に対応付けられている路側無
線機50とから選択して通信経路を確保し、情報の送受
信を行う。
【0061】図5及び図6は、本発明に係る通信システ
ムにおける処理手順を示すフローチャートである。ま
ず、ゲートウェイ装置11のマイクロコンピュータ11
1は、送信すべきデータがあるか否かを判断する(ステ
ップS1)。送信すべきデータがあるか否かは、例え
ば、モニタ装置16、ナビゲーション装置17等の車載
装置から入力されたデータの通信ヘッダを検出すること
によって行う。
【0062】送信すべきデータがない場合(S1:N
O)、送信すべきデータが入力されるまで待機し、送信
すべきデータがある場合(S1:YES)、他車(例え
ば、車両20)に備えられた車車間通信装置22との接
続処理を試みる(ステップS2)。そして、マイクロコ
ンピュータ111は、車車間通信装置22と接続が可能
であるか否かを判断する(ステップS3)。車車間通信
装置22と接続可能である場合(S3:YES)、車車
間通信装置22から送信される経路制御情報を経路制御
テーブル112aに登録する(ステップS4)。経路制
御情報には、車両20が有するゲートウェイ装置21の
IPアドレスが含まれている。また、経路制御情報に
は、通信の負荷状況に関する情報が含まれていてもよ
い。
【0063】ステップS3にて車車間通信装置22との
接続が確保されない場合(S3:NO)、又は接続が確
保されて、経路制御情報を取得した場合、路側無線機5
0との接続処理を試みる(ステップS5)。
【0064】そして、路側無線機50との接続が可能で
あるか否かを判断する(ステップS6)。路側無線機5
0と接続が可能である場合(S6:YES)、路側無線
機50から送信される経路制御情報を経路制御テーブル
112aに登録する(ステップS7)。経路制御情報に
は、路側無線機50のIPアドレスが含まれている。ま
た、経路制御情報には、通信の負荷状況に関する情報が
含まれていてもよい。
【0065】なお、ステップS2の他車の車車間通信装
置との接続処理、及びステップS5の路側無線機50と
の接続処理は独立して行うことができるため、必ずしも
この順序で接続処理を行う必要はなく、路側無線機50
との接続処理を先に行い、次いで、車車間通信装置との
接続処理を行う形態であってもよく、また、これらの接
続処理を同時並行して行う形態であってもよい。更に、
送信すべきデータの有無に関わらず、常時、他車の車車
間通信装置及び路側無線機との接続を問い合わせる形態
であってもよい。
【0066】ステップS6にて路側無線機50との接続
が確保されない場合(S6:NO)、又は接続が確保さ
れて、経路制御情報を取得した場合、経路制御テーブル
112aに記憶されている情報に基づき、送信すべきデ
ータの送信経路を選択する(ステップS8)。
【0067】次いで、マイクロコンピュータ111は、
ステップS8にて選択された送信経路が車車間通信であ
るか否かを判断する(ステップS9)。車車間通信であ
ると判断した場合(S9:YES)、経路制御テーブル
112aを参照して、車車間通信装置22へデータを送
信する(ステップS10)。
【0068】そして、車両20では、車両10から送信
されたデータを受信する(ステップS11)。車両20
では、車両10と同様の処理を行い、受信したデータの
送信先IPアドレスを参照して、車車間通信又は路車間
通信を行い、外部へデータを送信する。そして、最終的
には、前記IPアドレスを有する情報処理装置へデータ
が送信される。
【0069】ステップS8にて選択された送信経路が車
車間通信でない場合(S9:NO)、選択された送信経
路が路車間通信であるか否かを判断する(ステップS1
2)。路車間通信であると判断した場合(S12:YE
S)、経路制御テーブル112aを参照して、路側無線
機50へデータを送信する(ステップS13)。
【0070】そして、路側無線機50では、車両10か
ら送信されたデータを受信する(ステップS14)。路
側無線機50では、受信したデータに付されているIP
アドレスを参照して、基地局60へデータを送信し、最
終的に、送信先のIPアドレスに対応付けられている情
報処理装置へデータが送信される。
【0071】ステップS12にて、送信経路が路車間通
信でないと判断された場合(S12:NO)、ゲートウ
ェイ装置11は、エラー処理を行う(ステップS1
5)。エラー処理は、例えば、送信エラーが生じた旨の
情報を車内通信回線15を介してモニタ装置16へ送信
して、モニタ装置16で表示させることによって行う。
【0072】図7は、他の車車間通信装置との接続処理
における処理手順を示すフローチャートである。車両1
0が備える車車間通信装置12と車両20が備える車車
間通信装置22とが接続される場合について以下に説明
する。車両10は、近傍の車両を探索するため、データ
を送信するに先立ち、他車が備える車車間通信装置22
からの送信されてくる伝送信号を常時監視している(ス
テップS21)。
【0073】そして、他車から送信されてくる伝送信号
を受信したか否かを判断する(ステップS22)。他車
からの伝送信号を受信していない場合(S22:N
O)、処理をステップS21へ戻す。
【0074】他車(車両20)からの伝送信号を受信し
た場合(S22:YES)、車両10が有している経路
制御情報を送信するとともに、車両20が有している経
路制御情報の送信要求情報を送信する(ステップS2
3)。
【0075】車両20の車車間通信装置22が車両10
が有する経路制御情報、及び経路制御情報の送信要求情
報を受信した場合(ステップS24)、車両10の経路
制御情報をゲートウェイ装置21が備えるメモリ(不図
示)内の経路制御テーブルに登録する(ステップS2
5)。次いで、車両20は、メモリ内に記憶されている
経路制御情報を車両10へ送信する(ステップS2
6)。
【0076】車両10が、車両20から送信されてきた
経路制御情報を受信した場合(ステップS27)、接続
処理を終了する。なお、走行中は前記伝送信号を常時監
視しており、伝送信号を受信できなくなったときに、経
路制御テーブルから当該経路制御情報を削除する。
【0077】本実施の形態では、情報を送信する際に、
車車間通信装置12又は路車間通信装置13から送信元
を選択して送信する形態であったが、、車車間通信装置
12及び路車間通信装置13の双方を利用して送信する
パケットを分散させることも可能である。
【0078】実施の形態2.実施の形態1では、2台の
車両間にて経路制御情報を交換し、相手側のゲートウェ
イ装置を経由して外部の無線通信機と接続することによ
って、インターネット網へ接続する形態であった。しか
しながら、3台以上の車両の間で車車間通信を確立さ
せ、2台以上の車両のゲートウェイ装置を経由して外部
の無線通信機又は無線局と接続することも可能である。
【0079】図8は、本発明に係る通信システムの概略
構成を示す模式図である。図中10,20,30は道路
を走行中の車両であり、夫々の車両に車車間通信装置を
備えている。また、車両30は、車車間通信装置に加え
て路側無線機50と無線通信を行うことができる路車間
通信装置、及び無線局70と無線通信を行うことができ
る携帯電話機を備えている(図9参照)。
【0080】なお、前述したように、路側無線機50
は、基地局60、DSRC網N1等を介してインターネ
ット網INへ接続されており、無線局70は、基地局8
0、携帯電話網N2等を介してインターネット網INへ
接続されている。
【0081】車両30からインターネット網INへ接続
する場合、路車間通信装置を利用して無線通信機50へ
情報を送信するか、又は携帯電話機を利用して無線局7
0へ情報を送信する。情報の通信経路は、無線通信機5
0又は無線局70との接続状況、及び各通信経路におけ
る負荷状況を検出して、より接続が容易な通信経路を選
択する。
【0082】車両10及び車両20からインターネット
網INへ接続する場合、これら車両10,20は路車間
通信装置及び携帯電話機を備えていないため、インター
ネットへ送信すべき情報を車車間通信を利用して他車へ
送信し、他車を経由してインターネット網へ送信する。
【0083】例えば、車両10と車両30とが車車間通
信可能である場合には、まず、車両10は、インターネ
ット網INへ送信する情報を車両30へ送信し、次い
で、車両30が、無線通信機50又は無線局70へ前記
情報を送信することによってインターネット網INへ所
要の情報を送信する。また、車両10,20,30が互
いに車車間通信可能である場合には、車両10は、ま
ず、車車間通信により車両20へ情報を送信し、車両2
0から車両30へ情報を送信し、そして、車両30から
路側無線機50又は無線局70へ情報を送信することも
可能である。
【0084】すなわち、車両10にとっては、車両30
を経由して外部の通信手段(路側無線機50又は無線局
70)へ接続する経路と、車両20及び車両30を経由
して外部の通信手段へ接続する経路との2通りの通信経
路を確保することができる。車両10にて、各通信経路
の接続状況及び負荷状況を調べて通信経路を選択するこ
とによって、外部との通信が途切れる割合が少なくな
り、通信の信頼性を高めることができる。また、2通り
の通信経路が確保されるため、外部へ送信する情報をパ
ケットに分割して送信する場合、その双方の通信経路を
利用することで通信速度を高めることが可能である。
【0085】図9は、本発明に係る車載通信システムを
説明するブロック図である。車両10は、車車間通信装
置12を備えており、車車間通信装置12は、ゲートウ
ェイ装置11を介して車内通信回線15へ接続されてい
る。車内通信回線15には、車載装置であるモニタ装置
16、ナビゲーション装置17、オーディオ装置18等
が接続されている。
【0086】モニタ装置16は、図に示していない表示
部及び操作部を備えており、予め内部の記憶装置にイン
ストールされているブラウザ・ソフトウェアを利用し
て、車車間通信装置12を通じてインターネットへ接続
してウェブページを表示できるようになっている。
【0087】車両20及び車両30も同様の構成をして
おり、ゲートウェイ装置21,31を介して車車間通信
装置22,32と車内通信回線25,35に接続された
車載装置とが接続されている。
【0088】車両30は、更に、路側無線機50と無線
通信を行う路車間通信装置33、及び無線局70と無線
通信を行う携帯電話機34を備えている。車車間通信装
置32、路車間通信装置33、又は携帯電話機34の何
れかを利用して車外へ情報を送信するかは、ゲートウェ
イ装置31によって選択される。
【0089】各ゲートウェイ装置11,21,31に
は、固有のIPアドレスが割当てられており、車車間通
信を行う際にCSMA方式にて接続し、通信相手のゲー
トウェイ装置のIPアドレスを取得する。各ゲートウェ
イ装置11,21,31は、経路制御テーブルを有する
メモリ(不図示)を備えており、取得したIPアドレス
を経路制御テーブルに登録する。
【0090】例えば、ゲートウェイ装置11が有する経
路制御テーブルに、ゲートウェイ装置21のIPアドレ
スとゲートウェイ装置31のIPアドレスとが登録され
ている場合、車両10から外部へ送信する情報は、接続
状況に応じて車両20又は車両30へ送信される。
【0091】また、ゲートウェイ装置11が有する経路
制御テーブルに、ゲートウェイ装置31のIPアドレス
のみが登録されている場合、車両10から外部へ送信す
る情報は、車両20へは送信せずに、車両30へ送信す
る。そして、車両30では、受信した情報の通信ヘッダ
を参照して、路車間通信装置33又は携帯電話機34か
ら外部の通信装置へ車両10から送信された情報を送信
する。
【0092】このように、本実施の形態では、ゲートウ
ェイ装置に付されているIPアドレスの情報を交換し
て、車車間通信を確立してゆくことが可能となる。その
ため、車車間通信装置を備えた車両が3台以上走行して
いる場合には、より広域的な通信ネットワークを確立す
ることが可能となる。
【0093】実施の形態3.前述したように、車車間通
信で利用される周波数帯域は、通信範囲、伝送速度、通
信装置のコスト等を考慮した場合、マイクロ波を利用す
ることが望ましく、例えば、2.4GHz帯、5.0G
Hz帯、5.8GHz帯のマイクロ波を利用することが
考えられる。特に、車車間通信として5.0GHz帯、
又は5.8GHz帯を利用した場合、路車間通信で利用
される周波数帯域と重なるため、車車間通信と路車間通
信とを一つの通信装置により実現することが可能であ
る。本実施の形態では、車車間通信の機能と路車間通信
の機能とを有する車載通信装置、及び該車載通信装置を
利用した車載通信システムについて説明する。
【0094】図10は、車載通信装置の構成を説明する
模式的斜視図である。車車間通信装置の機能と路車間通
信装置の機能とを有する車載通信装置102は、コーリ
ニア型アンテナ等の無指向性の車車間通信アンテナ10
2b、平板状の路車間通信アンテナ102c、及びこれ
ら2つのアンテナにて送受信する信号を制御する車載通
信制御部102aを備えている。
【0095】車車間通信アンテナ102bは、垂直方向
に5〜10度程度の指向性を有するが、水平方向では、
全方向(360度)の指向性を持たせることができる。
また、路車間通信アンテナ102cは、送信面/受信面
に垂直な方向に指向性を有する指向性アンテナであり、
路側に設置された路側無線機(不図示)とより良い状態
で通信を行うために、送信面/受信面を路側に向けて車
両の適宜位置に設置されている。車車間通信アンテナ1
02bの設置位置は、車体のルーフであることが望まし
いが、車内のダッシュボード近傍に設置されていてもよ
い。
【0096】車車間通信及び路車間通信において、例え
ば、5.8GHz帯のマイクロ波を利用する場合、路車
間通信の規格であるARIB STD-T75では、5.775〜
5.845GHzがDSRCに割り当てられており、5
MHz間隔で14個の周波数帯が存在する。14個の周
波数帯のうち4個は、既にETCで利用されているが、
残りの10個の周波数帯が現在のところ空いているた
め、1〜2個程度を車車間通信のために利用することも
考えられる。
【0097】周波数変調方式としては、現状のARIB STD
-T75では、ASK又はQPSKが利用されているが、将
来的にOFDMを利用することも可能である。OFDM
を利用することで、路面反射波と直接波との干渉による
マルチパスフェージングを抑制することが可能となる。
【0098】図11は、本実施の形態に係る車載通信シ
ステムを説明するブロック図である。車載通信制御部1
02a、車車間通信アンテナ102b、及び路車間通信
アンテナ102cから構成される車載通信装置102が
ゲートウェイ装置101へ接続されている。また、ゲー
トウェイ装置101には、車内通信回線105を介して
モニタ装置106、ナビゲーション装置107、オーデ
ィオ装置108等の車載装置が接続されている。
【0099】ゲートウェイ装置101は、車載通信装置
102を接続するためのインタフェースと、モニタ装置
106、ナビゲーション装置107、オーディオ装置1
08等の車載装置を車内通信回線105を介して接続す
るためのインタフェースとを備えており、インターネッ
ト網INへ接続するために各インタフェースにIPアド
レスを割り当てる必要がある。
【0100】車内通信回線105で使用される各車載装
置へのIPアドレスの割り当てには、各車載装置の製造
時点で固定的にIPアドレスを割り当てる方法と、DH
CP(Dynamic Host Configuration Protocol)等のプ
ロトコルを使用し、電源投入後に各車載装置のインタフ
ェースにIPアドレスを割り当てる方法とを用いること
ができる。DHCPを利用する場合、例えば、ゲートウ
ェイ装置101がDHCPサーバとなり、各車載装置に
IPアドレスを割り当てることになる。
【0101】車載通信装置102へ割り当ては、周波数
帯に応じて複数のIPアドレスを論理的に割り当て、各
IPアドレス毎に異なる管理を行う。
【0102】
【発明の効果】以上、詳述したように、第1発明及び第
7発明による場合は、車外に設置された車外通信装置と
の間にて情報を送受信する車載通信装置とを備え、車載
通信装置と車両間通信装置とを車内通信回線を介して接
続し、車両間通信装置にて受信した他車からの情報を、
車載通信装置を通じて車外通信装置へ送信することがで
きる。したがって、車両と車外通信装置との位置関係に
より車外通信装置と通信が出来ない状況にあっても、車
両間通信により他車と自車との間に通信経路を確保し
て、他車を経由して車外と情報の送受信をすることがで
きる。したがって、ある車両の近傍に車外通信装置がな
い場合であっても、車外との通信が途切れることなく情
報の送受信ができるため通信の信頼性が向上する。ま
た、ある車両に車載通信装置を備えていない場合であっ
ても、前述と同様、車両間通信により他車と自車との間
に通信経路を確保して、その通信経路を利用して車外と
情報の送受信をすることが可能となる。また、車両間通
信装置と車載通信装置とを備える車両に関しては、車両
間通信と車外通信との2通りの通信経路を確保すること
が可能であるので、例えば、パケット通信により2通り
の通信経路に分散して情報を送信することにより、通信
速度の向上が図れる。
【0103】第2発明、第8発明、及び第13発明によ
る場合は、車両間通信装置と車載通信装置との間に中継
装置を接続し、中継装置が車外へ送信する情報の送信元
を車両間通信装置又は車載通信装置から選択するように
している。したがって、車両間通信又は車外通信の接続
状況に応じて、中継装置が情報の送信元を車両間通信装
置又は車載通信装置から選択することによって、通信経
路を確保した上で送信するようになるため、通信の信頼
性が向上する。
【0104】第3発明、第9発明、及び第14発明によ
る場合は、車両間通信装置と他車の車両間通信装置との
間の接続状態を検出する第1検出手段と、車載通信装置
と車外通信装置との間の接続状態を検出する第2検出手
段とを備えることによって、車両間通信又は車外通信の
接続状況に応じて、情報の送信元を車両間通信装置又は
車載通信装置から選択することができ、通信経路を確保
した上で送信するようになるため、通信信頼性を向上す
ることができる。
【0105】第4発明、第10発明、及び第15発明に
よる場合は、中継装置は、情報を送信する際、自他を識
別する識別情報を付加することができるため、例えば、
識別情報としてIPアドレスを車両間通信装置及び車外
通信装置に割り当てておくことにより、車両間通信装置
及び車外通信装置との接続を検出することが容易とな
る。
【0106】第5発明、第11発明、及び第16発明に
よる場合は、中継装置は、車載装置を接続する手段を備
えており、車載装置から入力された情報を車外に送信す
ることができる。したがって、例えば、インターネット
接続機能を有するカーナビゲーション装置等の車載装置
を利用することによって、インターネット網へ接続する
ことが可能となる。
【0107】第6発明及び第12発明による場合は、車
両間通信の接続方式としてCSMAを採用している。し
たがって、車両間の通信が互いに干渉することなく接続
経路を容易に確保することが可能になる等、本発明は優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る通信システムの概略構成を示す模
式図である。
【図2】本発明に係る車載通信システムを説明するブロ
ック図である。
【図3】ゲートウェイ装置の内部構成を示すブロック図
である。
【図4】経路制御テーブルの一例を示す概念図である。
【図5】本発明に係る通信システムにおける処理手順を
示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る通信システムにおける処理手順を
示すフローチャートである。
【図7】他の車車間通信装置との接続処理における処理
手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る通信システムの概略構成を示す模
式図である。
【図9】本発明に係る車載通信システムを説明するブロ
ック図である。
【図10】車載通信装置の構成を説明する模式的斜視図
である。
【図11】本実施の形態に係る車載通信システムを説明
するブロック図である。
【符号の説明】
10,20,30,100 車両 11 ゲートウェイ装置 12 車車間通信装置 13 路車間通信装置 15 車内通信回線 111 マイクロコンピュータ 112 メモリ 112a 経路制御テーブル 113 スイッチ処理部 114 第1通信処理部 117 第2通信処理部 50 路側無線機 70 無線局 N1 DSRC網 N2 携帯電話網 IN インターネット網
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G01C 21/00 H04B 7/26 A 7/15 Z Fターム(参考) 2F029 AA02 AB07 AB12 AC14 AC16 5H180 AA01 BB05 BB06 BB13 FF05 FF22 FF33 5K033 BA06 DA19 5K067 AA21 BB03 BB21 DD17 DD51 EE02 EE10 EE14 HH24 5K072 AA21 BB13 DD11 DD15 FF12 GG14 GG26 GG27

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の車両の夫々に車両間通信装置を備
    え、該車両間通信装置により前記車両間にて車両間通信
    を可能になしてある通信システムにおいて、 車両との間にて通信可能になしてある車外通信装置を車
    外に備え、該車外通信装置との間にて情報を送受信する
    車載通信装置を少なくとも一の車両に備え、前記車載通
    信装置は、車内通信回線を介して車両間通信装置へ接続
    されており、前記車両間通信装置にて受信した他車から
    の情報を、前記車載通信装置を通じて前記車外通信装置
    へ送信可能になしてあることを特徴とする通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記車内通信回線を介して前記車両間通
    信装置及び車載通信装置へ接続された中継装置を前記車
    両に備え、前記中継装置は、車外へ送信すべき情報の送
    信元を前記車両間通信装置又は車載通信装置から選択す
    る選択手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の
    通信システム。
  3. 【請求項3】 前記中継装置は、前記車両間通信装置と
    他車の車両間通信装置との間の接続状態を検出する第1
    検出手段と、前記車載通信装置と前記車外通信装置との
    間の接続状態を検出する第2検出手段とを備え、前記選
    択手段は、前記第1及び第2検出手段の検出結果に基づ
    き、車両間通信装置又は車載通信装置を選択すべくなし
    てあることを特徴とする請求項2に記載の通信システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記車外通信装置及び中継装置は、自他
    を識別する識別情報を送信すべき情報に付加する手段を
    備え、前記中継装置は、前記車両間通信装置又は車載通
    信装置にて受信した情報に含まれる識別情報に基づき、
    前記車外通信装置又は他車の車両間通信装置との接続を
    検出すべくなしてあることを特徴とする請求項3に記載
    の通信システム。
  5. 【請求項5】 前記中継装置は、前記車内通信回線を介
    して車載装置を接続する手段を備え、該手段に接続され
    た車載装置にて生成された情報を車両間通信装置又は車
    載通信装置を通じて車外へ送信可能になしてあることを
    特徴とする請求項2乃至請求項4の何れかに記載の通信
    システム。
  6. 【請求項6】 前記車両間通信の接続方式は、CSMA
    (Carrier sense multiple access)方式であることを
    特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の通信
    システム。
  7. 【請求項7】 車両間通信装置を備え、該車両間通信装
    置により外部の車両と車両間通信を可能になしてある車
    載通信システムにおいて、 車外通信装置との間にて情報を送受信する車載通信装置
    を備え、該車載通信装置は、車内通信回線を介して前記
    車両間通信装置へ接続されており、前記車両間通信装置
    にて受信した他車からの情報を、前記車載通信装置を通
    じて前記車外通信装置へ送信可能になしてあることを特
    徴とする車載通信システム。
  8. 【請求項8】 前記車内通信回線を介して前記車両間通
    信装置及び車載通信装置へ接続された中継装置を備え、
    前記中継装置は、車外へ送信すべき情報の送信元を前記
    車両間通信装置又は車載通信装置から選択する選択手段
    を備えることを特徴とする請求項7に記載の車載通信シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 前記中継装置は、前記車両間通信装置と
    他車の車両間通信装置との間の接続状態を検出する第1
    検出手段と、前記車載通信装置と前記車外通信装置との
    間の接続状態を検出する第2検出手段とを備え、前記選
    択手段は、前記第1及び第2検出手段の検出結果に基づ
    き、車両間通信装置又は車載通信装置を選択すべくなし
    てあることを特徴とする請求項8に記載の車載通信シス
    テム。
  10. 【請求項10】 前記車外通信装置及び各中継装置は、
    自他を識別する識別情報を送信すべき情報に付加する手
    段を備え、前記中継装置は、前記車両間通信装置又は車
    載通信装置にて受信した情報に含まれる識別情報に基づ
    き、前記車外通信装置又は他車の車両間通信装置との接
    続を検出すべくなしてあることを特徴とする請求項9に
    記載の車載通信システム。
  11. 【請求項11】 前記中継装置は、前記車内通信回線を
    介して車載装置を接続する手段を備え、該手段に接続さ
    れた車載装置にて生成された情報を車両間通信装置又は
    車載通信装置を通じて車外へ送信可能になしてあること
    を特徴とする請求項8乃至請求項10の何れかに記載の
    車載通信システム。
  12. 【請求項12】 前記車両間通信の接続方式は、CSM
    A方式であることを特徴とする請求項7乃至請求項11
    の何れかに記載の車載通信システム。
  13. 【請求項13】 外部の車両と通信可能になしてある車
    両間通信装置及び車外通信装置と通信可能になしてある
    車載通信装置の間に車内通信回線を介して接続されてお
    り、車外へ送信すべき情報の送信元を前記車両間通信装
    置又は車載通信装置から選択する選択手段を備えること
    を特徴とする中継装置。
  14. 【請求項14】 前記車両間通信装置と他車の車両間通
    信装置との間の接続状態を検出する第1検出手段と、前
    記車載通信装置と前記車外通信装置との間の接続状態を
    検出する第2検出手段とを備え、前記選択手段は、前記
    第1及び第2検出手段の検出結果に基づき、車両間通信
    装置又は車載通信装置を選択すべくなしてあることを特
    徴とする請求項13に記載の中継装置。
  15. 【請求項15】 前記車両間通信装置又は車載通信装置
    にて受信した情報に含まれる識別情報に基づき、前記車
    外通信装置又は他車の車両間通信装置との接続を検出す
    べくなしてあることを特徴とする請求項14に記載の中
    継装置。
  16. 【請求項16】 前記車内通信回線を介して車載装置を
    接続する手段を備え、該手段に接続された車載装置にて
    生成された情報を車両間通信装置又は車載通信装置を通
    じて車外へ送信可能になしてあることを特徴とする請求
    項13乃至請求項15の何れかに記載の中継装置。
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