JP2003273937A - サービスゲートウェイ装置 - Google Patents

サービスゲートウェイ装置

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JP2003273937A
JP2003273937A JP2002076171A JP2002076171A JP2003273937A JP 2003273937 A JP2003273937 A JP 2003273937A JP 2002076171 A JP2002076171 A JP 2002076171A JP 2002076171 A JP2002076171 A JP 2002076171A JP 2003273937 A JP2003273937 A JP 2003273937A
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Koji Tsukada
晃司 塚田
Kiyoshi Azuma
潔司 東
Kunihiko Higashimura
邦彦 東村
Toru Hoshi
徹 星
Susumu Matsui
進 松井
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理能力に制約がある移動端末と、IP網接
続端末との間の通信を可能とするデータサービスゲート
ウェイ装置を提供する。 【解決手段】IP網に接続されるサービスゲートウェイ
装置10が、移動体通信網を介してIP網をアクセスす
る携帯端末20と第1通信プロトコルで通信する第1制
御部12と、IP網接続端末と第2通信プロトコルで通
信する第2制御部14と、各携帯端末と対応して擬似オ
ブジェクト16を生成し、各擬似オブジェクトに割り当
てた識別情報を使用して、携帯端末間または携帯端末と
IP網接続端末の間の第2プロトコルによる通信を中継
するゲートウェイ機能部15とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】移動体通信端末におけるデー
タ通信中継方式に関し、更に詳しくは、移動通信網を介
してIP(Internet Protocol)網をアクセスする携帯
端末と他の端末との間の通信を中継するサービスゲート
ウェイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の日本国内における携帯端末、特
に、携帯電話機の普及はめざましく、2001年7月末
時点での携帯電話機の登録台数は約6400万台に達
し、今後も更に増加することが予想される。携帯電話機
は、小型化、軽量化、内蔵CPUの処理能力の向上、内
蔵メモリの大容量化、液晶表示画面の大型化と高精細化
が図られ、その機能が大幅に向上している。最近の携帯
電話機は、本来の機能である音声通話以外に、電子メー
ルの送受信機能、ウェブページの閲覧機能、Java
(米国、その他の国における米国Sun Microsystems, In
cの登録商標)アプリケーションの実行機能が搭載さ
れ、単なる音声端末の域を越えて、ポータブルなインタ
ーネット端末へと進化しつつある。
【0003】従来、ネットワークアプリケーションの形
態は、各種の計算機資源(ストレージ、CPU等)を少
数のサーバに集中させ、クライアント端末からの処理要
求に応じて、サーバ側で情報処理を実行し、その結果を
クライアントに返すクライアント・サーバモデルに従っ
たものが主流となっていた。
【0004】しかしながら、クライアント端末のCPU
処理能力の向上、メモリ容量の増加、ネットワークの高
速化に伴って、計算機資源を端末に分散配置し、それら
の資源を必要に応じて端末間で融通して利用するアプリ
ケーション形態や、各端末が互いに対等な立場で、状況
に応じてサーバとクライアントの何れの役割もするピア
・ツー・ピア(Peer to Peer:以下、“P2P”と言
う)モデルを採用したアプリケーションが登場し、P2
Pモデルに基づく音楽ファイルの検索サービスも世界的
に普及しつつある。
【0005】P2Pモデルを採用した初期の端末は、ア
プリケーション毎に独自プロトコルを採用していたた
め、相互の接続性に欠けていた。また、プラットフォー
ムとして独立していなかったため、アプリケーションの
再利用が困難となっていた。しかしながら、Javaに
よるP2Pモデルの共通プラットフォーム“JXTA”
が提案されことにより、今後は、Java VMの搭載
装置間で行われるP2Pモデルに基づく新規情報サービ
スの登場が注目されている。携帯端末も、Javaアプ
リケーションを実行可能な性能となってきたため、携帯
端末のユーザからも、P2Pモデルに基づいた情報サー
ビスへの要求が高まるものと予想される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、携帯端
末、特に携帯の実状は、ポータブルなインターネット端
末としての機能を備えているものの、セキュリティ、デ
ータ処理能力、通信事業者による仕様の相違などの理由
により、一般的なパーソナルコンピュータ(以下、PC
と言う)上のJavaアプリケーション実行環境と比較
して、Javaアプリケーションで利用可能なメモリ容
量、メモリ領域、通信プロトコル、接続可能なサーバに
制約がある。また、携帯電話機は、無線回線を利用して
おり、節電のために電源が遮断される場合があるため、
端末側が常に通信可能圏内にあるという保証と、常に送
受信可能な状態であるという保証が無い。
【0007】携帯端末では、Javaアプリケーション
を実行できるとしても、一般的なPCで実行可能なJa
vaアプリケーションをそのまま携帯端末上で動作させ
ることは困難である。また、現状の移動体通信網では、
任意の携帯端末間に直接的な通信路を設定することはで
きず、基地局を経由した場合、相手端末をIPアドレス
で直接指定する形式でデータ通信を開始することは困難
である。このため、現状の移動体通信網では、P2Pモ
デルに基づいた通信サービスの実現が困難となってい
る。
【0008】また、現状の移動体通信網では、携帯電話
機が、電話機あるいはインターネットの情報閲覧端末に
位置付けされており、複数の携帯電話機が各種データを
共有または交換する形式のサービスを実現することは困
難となっている。
【0009】本発明の目的は、通信プロトコル上の制約
によって直接的なデータ通信ができない携帯端末間また
は携帯端末と他の端末との間の通信を可能とするデータ
通信中継方式およびサービスゲートウェイ装置を提供す
ることにある。本発明の他の目的は、データ処理能力に
制約がある携帯端末と、IP網に接続された比較的デー
タ処理能力の高い端末との間での通信を可能とするデー
タ通信中継方式およびサービスゲートウェイ装置を提供
することにある。
【0010】本発明の更に目的は、通信プロトコルの相
違によって直接的なデータ通信ができない携帯端末とI
P網に接続された端末との間での情報交換を可能とする
データ通信中継方式およびサービスゲートウェイ装置を
提供することにある。本発明の更に目的は、移動体通信
網を介してIP網に接続される携帯端末が、他の携帯端
末またはIP網接続端末の所有情報の中から所望の情報
を取得できるデータ通信中継方式およびサービスゲート
ウェイ装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、IP網に接続されるサービスゲートウェ
イ装置が、移動体通信網を介して上記IP網をアクセス
する携帯端末と第1の通信プロトコルで通信するための
第1制御部と、上記IP網に接続された端末装置と第2
の通信プロトコルで通信するための第2制御部と、上記
第1通信プロトコルで接続された各携帯端末と対応して
擬似オブジェクトを生成し、各擬似オブジェクトに割り
当てた識別情報を使用して、上記携帯端末と他の携帯端
末との間、または上記携帯端末と上記IP網に接続され
た他の端末装置との間で行われる上記第2プロトコルに
よる通信を中継するゲートウェイ機能部とを備えたこと
を特徴とする。
【0012】本発明によるサービスゲートウェイ装置の
他の特徴は、移動体通信網を介してIP網をアクセスす
る携帯端末と通信するための第1通信プロトコルのイン
ターフェイスを有する第1制御部と、上記IP網に接続
された端末装置と通信するための第2通信プロトコルの
インターフェイスを有する第2制御部と、上記第1通信
プロトコルのインターフェイスを介して接続された各携
帯端末と対応して、他の携帯端末または上記IP網に接
続された他の端末装置と上記第2通信プロトコルで通信
するための擬似オブジェクトを生成し、該擬似オブジェ
クトにリンクして各携帯端末の送受信情報を一時的に保
持するゲートウェイ機能部とを備えたことにある。上記
第1通信プロトコルは、例えば、HTTP(HyperText
Transfer Protocol)であり、第2プロトコルは、例え
ば、Peer to Peerプロトコルである。
【0013】更に詳述すると、本発明のサービスゲート
ウェイ装置では、上記ゲートウェイ機能部が、上記第2
制御部を介して特定の擬似オブジェクト宛の情報を受信
した時、該擬似オブジェクトと対応する携帯端末が接続
中の場合は、上記第1制御部を介して受信情報を携帯端
末に転送し、上記携帯端末が切断中の場合は、受信情報
を上記擬似オブジェクトと対応付けて保存しておき、上
記携帯端末から要求があった時点で転送する。
【0014】本発明の更に他の特徴は、サービスゲート
ウェイ装置が、携帯端末からファイル情報を受信するた
めの第3通信プロトコルのインターフェイスを有する第
3制御部を備え、上記ゲートウェイ機能部が、上記第3
制御部から受信したファイル情報を送信元携帯端末と対
応する擬似オブジェクトにリンクして一時的に保持する
ことにある。上記第3プロトコルとしては、例えば、S
MTP(Simple MailTransfer Protocol)が適用され
る。本発明のその他の目的および特徴は、以下に述べる
実施形態から明らかになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の幾つかの実施例に
ついて図面を参照して説明する。図1は、本発明が適用
されるネットワークシステムの全体構成を概略的に示し
た図である。本発明は、携帯電話機20やPDA21の
ように、端末間で直接的にデータ通信することができな
い移動体通信端末間に、データ通信中継装置(以下、P
2PサービスGW(ゲートウェイ)装置と呼ぶ)10を
介在させることによって、端末間に仮想的な直接データ
通信を実現したものである。本発明によれば、P2Pサ
ービスGW10を介在させることによって、移動体通信
端末間だけでなく、例えば、携帯電話機20とインター
ネット31に接続されたPC22(22−1、22−
2、・・・)との通信も可能となる。
【0016】尚、移動体通信端末20、21を移動体通
信網32からインターネット網31に接続する場合、移
動体通信網32が提供するインターネット接続用のゲー
トウェイ装置30を経由する。本発明において、移動体
通信端末には、図示した携帯電話機20やPDA21以
外の装置も含まれるが、以下の説明では、携帯電話機2
0でもって移動体通信端末を代表させる。
【0017】図2は、P2PサービスGW装置10(1
0A、10B)を介して行われる携帯電話機と他の端末
間の通信経路を示す。P2PサービスGW装置10は、
HTTPインターフェイス11と、P2Pプロトコルイ
ンターフェイス13の2つのネットワークインターフェ
イスと、P2PサービスGW機能部15を備える。各携
帯電話機20(20−1、・・・20−6)は、WWWブ
ラウジング機能を利用して、P2PサービスGW装置1
0とHTTP/CGI通信41を行い、HTTPインタ
ーフェイス11を介して、P2PサービスGW機能部1
5に接続する。
【0018】P2PサービスGW装置10は、各携帯電
話機からログオン要求を受付けると、各携帯電話機をP
2P通信端末として仮想的に機能させるために、P2P
サービスGW機能部15によって、ログオン要求元と対
応した擬似Peerオブジェクト16(16−1、…1
6−6)を生成する。P2PサービスGW装置10A
は、擬似Peerオブジェクト16−1〜16−3を仮
想的な携帯電話機として、P2Pプロトコルインターフ
ェイス13を介して、インターネット31に接続された
PC等の他のP2P端末22(22−1、22−2、・・
・)や、他のP2PサービスGW装置10B内に生成さ
れた擬似Peerオブジェクト16−4〜16−6と、
P2Pプロトコル42に従って通信する。
【0019】本発明によれば、このようにP2Pサービ
スGW装置10A内に擬似Peerオブジェクト16を
生成し、擬似Peerオブジェクト16と、他の擬似P
eerオブジェクトやPC端末とP2P通信を行うこと
によって、例えば、携帯電話機20−1と20−4との
通信のような携帯電話機同士の通信と、例えば、携帯電
話機20−1とPC22−1の通信のように、携帯電話
機とP2P端末との通信を可能とする。
【0020】尚、Java機能を備えた携帯電話機によ
るデータ通信では、自動更新機能などの高度の通信制御
を行うために、P2PサービスGW装置10との間のH
TTP/CGI通信41の制御にJavaを使用でき
る。以下、本明細書では、インターネットに接続された
PCのようなP2P端末と、P2PサービスGW装置1
0が生成した擬似Peerオブジェクトとを総称して、
Peer端末という。
【0021】図3は、P2PサービスGW装置10の基
本構成の1実施例を示す。P2PサービスGW装置10
は、携帯電話機20(20−1〜20−3)との間でH
TTP/CGI通信を実行するためのHTTPコントロ
ーラ部12と、PC端末または他のP2PサービスGW
装置との間でP2P通信するためのP2Pコントローラ
部14と、擬似Peerオブジェクト16(16−1、
16−2、・・・)を管理し、携帯電話機と他のPeer
端末との間の通信の仲立ちをするP2PサービスGW機
能部15とからなっている。
【0022】HTTPコントローラ部12は、HTTP
インターフェイス11を介して各携帯電話機と通信し、
P2Pコントローラ部14は、P2Pプロトコルインタ
ーフェイス13を介して、他のPeer装置とPTPプ
ロトコルによって通信する。
【0023】P2PサービスGW機能部15が管理する
擬似Peerオブジェクト16に実体は、記憶装置19
に形成された擬似Peerオブジェクトテーブル19A
のデータエントリであり、各データエントリには、P2
PサービスGW機能部15が携帯電話機ユーザに割り当
てたユーザIDと対応して、例えば、携帯電話機の識別
子、携帯電話機ユーザの氏名、その他のユーザ情報が登
録される。
【0024】また、記憶装置19には、各擬似Peer
オブジェクト16が他のP2P端末から受信したデータ
を蓄積するためのデータファイル19Bと、各擬似Pe
erオブジェクト16のユーザが作成した公開情報を蓄
積するためのデータファイル19Cが形成される。各携
帯電話機のユーザは、P2PサービスGW装置10をア
クセスすることによって、データファイル19Bから、
自端末と対応する擬似Peerオブジェクト16が受信
したデータの読み出しと、自端末と対応するデータファ
イルへの公開情報の登録を行うことができる。記憶装置
19には、データファイル19Bとは別に、携帯電話機
ユーザへの応答を迅速に行うための各種のキャッシュメ
モリファイルが形成される。
【0025】図4は、P2PサービスGW装置10の拡
張構成の1実施例を示すここに示したP2PサービスG
W装置10は、図3に示したHTTPインターフェイ
ス、P2Pプロトコルインターフェイス以外の第3のイ
ンターフェイス17を介して携帯電話機と通信するファ
イル登録コントローラ部18を備えている。第3のイン
ターフェイス17としては、例えば、電子メール用の通
信インターフェイスであるSMTPインターフェイスを
適用できる。SMTPインターフェイスを使用した場
合、ファイル登録コントローラ部18が、携帯電話機ユ
ーザから電子メール形式でデータを受信し、これをP2
PサービスGW機能部15が擬似Peerオブジェクト
16を介して他のP2P端末に送信できる。
【0026】以下、本発明のネットワークシステムにお
けるP2PサービスGW装置10の動作について、携帯
電話機20のユーザ操作と対応して説明する。先ず、携
帯電話機からログイン、ログアウトを行った場合の動作
について、図5に示す通信処理シーケンス参照して説明
する。
【0027】ユーザが、携帯電話機20をWWWサーバ
に接続(501)し、P2PサービスGW装置10Aに
ログインすると(502)、ログインメッセージ503
がHTTPインターフェイス11を介してHTTPコン
トローラ12に入力される。P2PサービスGW機能部
15は、上記HTTPコントローラ12からログインメ
ッセージを受信すると、図6に示すログイン処理ルーチ
ン110を実行する。ユーザが、一旦、ログアウトした
後、再度、ログインした場合(512、513)も、同
様のログイン処理ルーチン110が実行される。
【0028】ログイン処理ルーチン110では、受信メ
ッセージ中にP2PサービスGW機能部15が割り当て
たユーザIDが含まれているか否かを判定する(ステッ
プ111)。ログインメッセージがユーザIDを含んで
いなければ、初回のログイン(図5の502)と判断
し、ユーザIDを含んでいた場合は、2回目以降のログ
イン(図5の512)と判断する。
【0029】受信メッセージが初回のログインメッセー
ジの場合は、新たなユーザIDを割り当て(112)、
ログイン要求元(携帯電話機)と対応した新たな擬似P
eerオブジェクト16−kを生成する(504、11
3)。擬似Peerオブジェクト16−kの生成は、前
述したように、擬似Peerオブジェクトテーブル19
Aへの新たなエントリの登録を意味しており、各エント
リには、上記ユーザIDと、ログインメッセージおよび
必要に応じて行われるユーザ問合せへの回答メッセージ
から得られる携帯電話機情報とユーザ個人情報等が設定
される。
【0030】新たな擬似Peerオブジェクトを生成す
ると、P2PサービスGW機能部15は、新たな擬似P
eerオブジェクトの発生を他のPeer端末に告知す
るためのメッセージ505を生成し、P2Pプロトコル
コントローラ14を介してインターネット31に送出す
る(506、114)。上記告知メッセージは、インタ
ーネットを介して、他のP2PサービスGW装置および
PC端末に転送され、これによって、インターネットに
接続された各Peer装置が、どのP2PサービスGW
装置に新たな擬似Peerオブジェクトが登録されたか
を認識する。
【0031】P2PサービスGW機能部15は、この
後、HTTPコントローラ12を介して、ログイン要求
元の携帯電話機20にユーザIDを含むログイン完了メ
ッセージ507を送信し(116)、ログイン処置ルー
チンを終了する。
【0032】携帯電話機20は、上記ログイン完了メッ
セージを受信すると、ユーザIDをメモリに保存する。
上記ユーザIDは、ユーザが2回目以降のログイン操作
を行った時(512)、ログインメッセージ(513)
に自動的に付加される。従って、上記ユーザIDを検出
することによって、P2PサービスGW機能部15は、
受信メッセージが2回目以降のログインメッセージであ
ることを識別できる。上記ユーザIDは、以下に説明す
る各種の処理の実行時に、携帯電話機からの送信メッセ
ージに自動的に付加される。携帯電話機におけるユーザ
IDの記録には、例えば、Cookieを使用できる。
但し、Cookie以外の別の方法を用いても構わな
い。
【0033】受信したログインメッセージが、既に擬似
Peerオブジェクトを生成済みの2回目以降のログイ
ンによるものであった場合、P2PサービスGW機能部
15は、テーブル19Aから上記ユーザIDと対応する
擬似Peer情報を読み込み(514、115)、携帯
電話機にログイン完了メッセージ515を送信して(1
16)、ログイン処理ルーチンを終了する。
【0034】ユーザが、携帯電話機20でログアウトの
操作(508)を行った場合は、ログアウトメッセージ
509がHTTPコントローラ12を介してP2Pサー
ビスGW機能部15に入力される。P2PサービスGW
機能部15は、ログアウトメッセージ509を受信する
と、図7に示すログアウト処理ルーチン120を実行
し、ログアウト対象となった擬似Peerのユーザ情報
を保存(510、121)し、要求元の携帯電話機に終
了メッセージ511を送信(122)し、ログアウト処
理ルーチン120を終了する。
【0035】図8は、携帯電話機のユーザが、メンバ・
グループの一覧情報取得とグループへの参加手続きを行
った場合の通信処理シーケンスを示す。これら処理は、
上述したログインの完了後に実行される。携帯電話機2
0のユーザは、ログイン完了メッセージの表示(60
1)を確認して、P2Pグループへの参加手続きを行
う。P2Pグループへの参加は、先ず、携帯電話機20
からP2Pのメンバ一覧、グループ一覧の取得を要求し
(602)、P2PサービスGW装置10から受信した
メンバ・グループ一覧608を携帯電話機の表示画面に
表示し、その中から参加したいグループを指定して、グ
ループへの参加を申請(610)することによって達成
される。
【0036】P2PサービスGW機能部15は、HTT
Pコントローラを介して携帯電話機20からメンバ・グ
ループ一覧の取得要求603を受けると、図9に示すメ
ンバ・グループ一覧取得処理ルーチン130を実行す
る。
【0037】グループ一覧取得処理ルーチン130で
は、先ず、ローカルキャッシュメモリ内に期限切れでな
い一覧データがあるか否かを確認する(131)。ロー
カルキャッシュメモリ内に、期限切れでない一覧データ
がなければ、インターネット31でメンバ・グループ検
索を行い(133)、メンバ・グループ情報の収集が完
了する迄、一定時間待機し(134)、その間に収集で
きたメンバ・グループ一覧情報をローカルキャッシュメ
モリに次々と蓄積(135)すると共に、一覧データを
要求元の携帯電話機に送信する(136)。
【0038】今回のメンバ・グループ一覧の取得要求6
03を受ける前に、他のユーザからの要求に応じてメン
バ・グループ検索(604〜606)を実行していた場
合は、ローカルキャッシュメモリ内に期限切れでない一
覧データが存在している。この場合は、ローカルキャッ
シュ内メモリからメンバ・グループの一覧データを読み
込み(607、132)、要求元の携帯電話機に送信す
る(136)。
【0039】尚、P2PサービスGW機能部15は、上
記要求元への応答が完了した時、自動的にインターネッ
トワークでメンバ・グループの検索(609)を行い、
検索された一覧データをローカルキャッシュメモリに保
存しておくことによって、その後に発生する新たなメン
バ・グループ一覧更新要求に備えるようにしてもよい。
【0040】P2P通信は、基本的には非同期で行わ
れ、必要とする全てのデータ収集に時間を要する通信手
法となっているため、上述したメンバ・グループ一覧情
報のように、要求元ユーザ毎に回答内容が変化しないよ
うな汎用的な情報を収集する場合には、ユーザへのレス
ポンスを迅速に行うために、キャッシュデータを利用す
る必要がある。P2PサービスGW装置が備えるローカ
ルなキャッシュメモリ内に常に期限切れ前のキャッシュ
データを保持するためは、各ユーザからの要求に応じて
収集した検索データの外に、P2Pネットワークからバ
ックグランドで定期的に収集したデータも蓄積しておく
ことが望ましい。上記処理シーケンスは、例えば、メッ
セージ交換のためのメンバ一覧データの取得にも適用さ
れる。
【0041】ユーザは、携帯電話機の表示画面に出力さ
れたグループ一覧データを参照し、自分が参加したいグ
ループのIDを指定して、グループへの参加を要求する
(610)。P2PサービスGW機能部15は、グルー
プへ参加要求メッセージ611を受信すると、図10に
示したグループ参加処理ルーチン140を実行する。
【0042】グループ参加処理ルーチン140では、受
信した参加要求メッセージに含まれるグループIDで指
定されたグループを管理するメンバーシップサービスP
eer装置615に対して、グループ参加要求612を
送信する(141)。Peer装置615からの応答6
13を判定し(142)、参加要求が受諾された場合
は、受諾メッセージ(143)、拒否された場合は、エ
ラーメッセージ(144)を要求元の携帯電話機20に
送信する(614)。
【0043】図11は、携帯電話機20と他のPeer
端末との間でメッセージを送受信する場合の通信処理シ
ーケンスを示す。携帯電話機20のユーザは、グループ
検索あるいはメンバ検索で得たメンバ一覧の中から通信
したいメンバのユーザIDを選択し、メッセージ402
を送信する(401)。送信メッセージ402には、送
信元ユーザユーザ(メンバ)IDと、宛先ユーザID
と、メッセージ内容を示すデータとが含まれる。
【0044】P2PサービスGW機能部15は、携帯電
話機20から送信メッセージ402を受信すると、図1
2に示すメッセージの送信処理ルーチン270を実行
し、受信メッセージに含まれる宛先ユーザIDを管理す
るP2PサービスGW装置20−jまたは宛先ユーザI
Dに該当するPCに対して、受信メッセージを転送する
(403、271)。P2PサービスGW機能部15
は、上記メッセージを転送した後、相手装置からの受信
応答を待ち(272)、受信応答404を受信すると、
携帯電話機20に転送完了メッセージ405を送信して
(273)、このルーチンを終了する。
【0045】P2PサービスGW機能部15は、P2P
コントローラ14を介して他のPeer端末からの送信
メッセージ406を受信すると、図13に示したメッセ
ージ受信処理ルーチン280を実行する。受信処理ルー
チン280では、受信メッセージから宛先ユーザIDを
抽出し(281)、擬似Peerオブジェクトテーブル
19Aから上記宛先ユーザIDに該当する擬似Peer
オブジェクトを検索する(282)。該当する擬似Pe
erオブジェクトが見つかった場合は、この擬似Pee
rオブジェクトと対応させて、受信メッセージをデータ
ファイル19Bに保存する(407、283)。
【0046】擬似Peerオブジェクトと受信メッセー
ジの対応付けは、例えば、最初の受信メッセージの格納
位置を示すポインタアドレスを擬似Peerオブジェク
トにリンクしておき、次の受信メッセージの格納位置を
示すポインタアドレスを前の受信メッセージにリンクす
るリンクドリスト形式で行われる。受信メッセージの保
存が完了すると、受信メッセージの送信元Peer端末
に対してメッセージの受信応答408を送信し(28
4)、このルーチンを終了する。
【0047】携帯端末20bのユーザは、自分宛の受信
メッセージを参照したい時、受信メッセージの出力要求
(409)を行う。P2PサービスGWは、上記受信メ
ッセージの出力要求410を受信すると、図14に示す
蓄積メッセージの出力処理ルーチン290を実行する。
蓄積メッセージの出力処理ルーチン290では、受信メ
ッセージの出力要求410からユーザIDを抽出し、擬
似Peerオブジェクトテーブル19Aから上記ユーザ
IDに該当する擬似Peerオブジェクトを検索し(2
91)、ポインタアドレスに従って、データファイル1
9Bから受信メッセージを読み込み(411、29
2)、要求元の携帯電話機に送信する(412、29
3)。
【0048】ユーザは、携帯電話機の表示画面に出力さ
れたメッセージ内容を読み、これが終わると、次の受信
メッセージの出力を要求する。これによって、上記蓄積
メッセージの出力処理ルーチン290が繰り返され、受
信メッセージが次々と携帯電話機に表示される。擬似P
eerオブジェクトテーブル19Aから上記ユーザID
に該当する全ての受信メッセージを読み出すと、P2P
サービスGW機能部15は、次の受信メッセージの出力
要求に対して、転送すべき受信メッセージがない旨を示
す応答メッセージを送信する。
【0049】上述したように、本発明によれば、各携帯
電話機のユーザが、P2PサービスGW装置10に対し
て、HTTPプロトコルでメッセージの送信要求と出力
要求とを行うことによって、他のPeer端末との間で
のメッセージを交換することが可能となる。この場合、
実際のメッセージ交換は、P2PサービスGW装置10
と他のPeer端末との間でP2Pプロトコルによって
行われる。
【0050】図15は、携帯電話機のユーザが、他のP
eer端末ユーザが提供する公開情報ファイルの検索
と、検索結果の更新通知を要求した場合の通信処理シー
ケンスを示す。携帯電話機20のユーザは、グループと
検索条件を指定して、ファイル検索を要求する(70
1)。P2PサービスGW機能部15は、上記携帯電話
機からファイル検索要求702を受信すると、図16に
示すファイル検索処理ルーチン150を実行する。
【0051】ファイル検索処理ルーチン150では、フ
ァイル検索要求702で指定されたグループに所属する
Peer端末に対して、上記ファイル検索要求702で
指定された検索条件に該当する公開情報ファイルの検索
を要求し(703、151)、一定時間、各端末からの
応答を待つ(152)。この期間内にP2Pコントロー
ラ部14を介して受信した検索応答704の内容は、検
索結果蓄積用のローカルキャッシュメモリ内に次々と保
存される(705、152)。待ち時間が経過すると、
キャッシュメモリからファイル検索結果を読み出し(7
06、153)、ファイル名や所有者名等の情報を一覧
形式にして、検索結果メッセージ707として、要求元
の携帯電話機に送信する(154)。
【0052】上記P2PサービスGW機能部15からの
検索要求に対する各Peer端末からの応答には時間が
かかるため、P2PサービスGW機能部15が検索結果
メッセージ707を携帯電話機に送信した後で、P2P
サービスGW装置10に他のPeer端末から検索応答
708が到着する可能性がある。
【0053】P2PサービスGW機能部15は、これら
の遅れて到着した検索応答の内容もキャッシュメモリに
保存しておき(709)、ユーザが検索結果の更新(7
10)を要求した時、携帯電話機20から受信した更新
要求711に応答して、図17に示す検索結果更新処理
ルーチン160を実行する。
【0054】検索結果更新処理ルーチン160では、キ
ャッシュメモリにその後に蓄積された検索結果を読出し
(712、161)、ファイル検索処理ルーチン150
のステップ154と同様、ファイル名や所有者名等を一
覧形式にまとめ、検索結果メッセージ713として、要
求元の携帯電話機に送信する(162)。キャッシュメ
モリにその後の蓄積データがなければ、P2Pサービス
GW機能部15は、上記検索結果メッセージ713に代
えて、追加送信すべきデータがない旨を示すメッセージ
を送信して、このルーチンを終了する。
【0055】図18は、携帯電話機ユーザが、上述した
ファイル検索によって得られた公開情報のファイル名一
覧から特定のファイルを指定して、その内容を参照する
場合の通信処理シーケンスを示す。携帯電話機20のユ
ーザは、表示画面に検索結果として表示された公開情報
のファイル名一覧の中から参照したいファイル名を指定
して、ファイル参照を要求する(801)。P2Pサー
ビスGW機能部15は、携帯電話機からファイル参照要
求802を受信すると、図19に示したファイル参照処
理ルーチン170を実行する。
【0056】ファイル参照処理ルーチン170では、フ
ァイル参照要求で指定されたファイルの内容が、公開情
報ファイル用のローカルキャッシュメモリ内にあるか否
かをチェックする(803、171)。指定されたファ
イルデータがローカルキャッシュメモリ内に存在した場
合は、該当するファイルデータをローカルキャッシュメ
モリから読み出し(807、172)、要求元の携帯電
話機20に送信する(808、176)。
【0057】指定されたファイルデータがローカルキャ
ッシュメモリ内になかった場合は、P2Pコントローラ
14を介して、指定されたファイルを持っているPee
r端末にファイル内容の転送を要求し(804、17
3)、目的のファイルデータの転送終了を待つ(17
4)。Peer端末から受信したファイルデータは、一
旦、ローカルキャッシュメモリに保存(806、17
5)した後、ローカルキャッシュメモリから読み出して
(807、172)、要求元の携帯電話機20に送信さ
れる(808、176)。
【0058】ユーザが参照要求したファイルが、テキス
トファイルの場合は、ファイル内容は、携帯電話機の表
示画面に出力される。要求したファイルの内容が音楽の
場合は、携帯電話機が内蔵するメモリ、または携帯電話
機に付属する外部メモリにダウンロードした後、ユーザ
操作に応じてスピーカまたはイヤフォーンで再生出力さ
れる。また、要求したファイルの内容が画像の場合、表
示画面に直接、または携帯電話機に付属する外部メモリ
にダウンロードした後。表示画面に出力される。もし、
画像の転送フォーマットが、携帯電話機で直接表示でき
ない形式となっていた場合は、HTTPコントローラ1
2で、要求元の携帯電話機に表示可能な形式に変換して
から送信すればよい。
【0059】図20は、他のPeer端末からメンバ検
索要求、ファイル検索要求、ファイル参照要求を受信し
た場合の通信処理シーケンスを示す。P2PサービスG
W機能部15は、P2Pコントローラ14を介して他の
Peer端末からメンバ検索やファイル参照などの要求
を受信した場合、擬似Peerオブジェクト毎に予め登
録されている公開情報に基づいて、携帯電話機ユーザに
代って応答(代理応答)する。従って、他のPeer端
末からの要求に対しては、擬似Peerオブジェクトと
対応する各携帯電話機との接続状態901には無関係
に、P2PサービスGW機能部15が自動的に応答動作
する。
【0060】P2Pコントローラ14を介して、他のP
eer端末からメンバ検索要求902を受信した場合、
P2PサービスGW機能部15は、図21に示すメンバ
検索要求処理ルーチン180を実行する。メンバ検索要
求処理ルーチン180では、擬似Peerオブジェクト
テーブル19Aから、擬似Peer情報(ユーザIDと
ユーザ情報)を読み出し(903、181)、これを一
覧リストに編集し、メンバ検索応答メッセージ904と
して、要求元のPeer端末に送信する(182)。
【0061】他のPeer端末から公開情報ファイルの
検索要求905を受信した場合、P2PサービスGW機
能部15は、図22に示すファイル検索要求処理ルーチ
ン190を実行する。検索要求処理ルーチン190で
は、擬似Peerオブジェクトテーブル10Aにリンク
して公開データファイル19Cに登録されている公開情
報ファイルのインデックス情報を読み込み(906、1
91)、検索要求で指定された検索条件と一致するか否
かを判定し(192)、検索条件に一致するファイル名
を検索結果リストに追加する(193)。
【0062】P2PサービスGW機能部15は、自身が
管理する擬似Peerオブジェクトテーブルにリンクし
た全ての公開情報ファイルについて、上述した検索を行
い、検索が完了すると(194)、検索結果を示す一覧
メッセージ907を要求元のPeer端末に送信し(1
95)、このルーチンを終了する。
【0063】他のPeer端末から公開情報のファイル
参照要求908を受信した場合、P2PサービスGW機
能部15は、図23に示すファイル参照要求処理ルーチ
ン200を実行する。ファイル参照要求処理ルーチン2
00では、ファイル参照要求908で指定されたファイ
ル名をもつ公開情報ファイルをデータファイル19Cか
ら読み出し(909、201)、要求元のPeer端末
に取得応答910として送信し(202)、このルーチ
ンを終了する。
【0064】図24は、携帯電話機のユーザが、新たな
情報ファイル登録、自分の公開済みまたは未公開情報フ
ァイルの参照、情報ファイルの公開指示を行う場合に通
信処理シーケンスを示す。携帯電話機20のユーザは、
自分の携帯電話機の内蔵メモリ、または携帯電話機に付
属する外部メモリに蓄積してあるファイル情報(テキス
ト、画像、音楽等)を他のユーザに公開する場合、先
ず、P2PサービスGW装置10に生成済みの自分の擬
似Peerオブジェクトにリンクして、情報ファイルの
登録を要求する(1001)。
【0065】P2PサービスGW機能部15は、携帯電
話機からファイル登録要求メッセージ1002を受信す
ると、図25に示すファイル登録要求処理ルーチン21
0を実行する。ファイル登録要求処理ルーチン210で
は、擬似Peerオブジェクトテーブル19Aから、上
記ファイル登録要求メッセージ1002が示すユーザI
Dに該当する擬似Peerオブジェクトを検索し(21
1)、この擬似Peerオブジェクトにリンクした形
で、データファイル19Cに新たなファイルを保存する
(103、212)。上記ファイルには、ファイル登録
要求メッセージ1002に付随して受信される公開情報
(テキスト、画像、音楽等)が登録される。情報ファイ
ルの登録が完了すると、要求元の携帯電話機にファイル
登録の完了メッセージ1004を送信し(213)、こ
のルーチンを終了する。
【0066】携帯電話機20のユーザは、ファイル登録
の完了メッセージを受信すると、自身の登録済み情報フ
ァイルの現状を確認するために、自ファイル一覧情報を
要求する(1005)。P2PサービスGW機能部15
は、携帯電話機から自ファイル一覧要求メッセージ10
06を受信すると、図26に示す自ファイル一覧転送処
理ルーチン220を実行する。
【0067】自ファイル一覧転送処理ルーチン220で
は、擬似Peerオブジェクトテーブル19Aからメッ
セージ1006が示すユーザIDに該当する擬似Pee
rオブジェクトを検索し(221)、データファイル1
9Cに登録されている上記擬似Peerオブジェクトに
リンクした情報ファイルのファイル名、ファイル形式等
の情報を読み出し(1007、222)、これらの情報
を一覧形式で要求元の携帯電話機に送信する(100
8、223)。携帯電話機20のユーザは、表示画面に
出力された自ファイルの一覧を確認し、P2Pサービス
GW装置10に登録済みの未公開ファイルのうち、他の
ユーザに公開すべきファイルを指定して、ファイル公開
を要求する(1009)。
【0068】P2PサービスGW機能部15は、携帯電
話機からファイル公開要求メッセージ1010を受信す
ると、図27に示すファイル公開処理ルーチン230を
実行する。ファイル公開処理ルーチン230では、ファ
イル公開要求メッセージ1010が示すユーザIDに従
って、擬似Peerオブジェクトテーブル19Aから擬
似Peerオブジェクトを検索し、この擬似Peerオ
ブジェクトにリンクしてデータファイル19Cに登録さ
れている情報ファイルの中から、上記ファイル公開要求
メッセージ1010で指定されたファイルIDをもつ情
報ファイルの状態を公開許可状態に変更する(101
1、232)。また、公開手続きの完了メッセージ10
12を携帯電話機に送信し(233)、このルーチンを
終了する。
【0069】以上の説明では、携帯電話機ユーザからの
メッセージの送信、公開情報ファイルの登録といった擬
似Peerオブジェクトにおけるリンク情報のアップデ
ート処理において、携帯電話機とP2PサービスGW装
置との通信インターフェイスとして、HTTP/CGI
を使用したが、携帯端末、特に携帯電話機の中には、H
TTP/CGIによるローカルファイルの送信機能を備
えていないものもある。
【0070】図4に示したP2PサービスGW装置10
は、このようにHTTP/CGIによるファイル機能を
備えていない携帯電話機をPeer端末としてP2Pサ
ービスGW装置10に収容できるようにしたものであ
る。ここに示した実施例では、P2PサービスGW装置
10が、ファイル登録コントローラ部18を備え、HT
TPインターフェイス以外の第3のインターフェイス1
7を介して、携帯電話機からファイル情報を受信する。
【0071】HTTPインターフェイスに代替可能なプ
ロトコルとしては、例えば、電子メール通信用のSMT
Pプロトコルが挙げられる。今後、P2PサービスGW
装置との通信インターフェイスとして適用可能な携帯端
末用のプロトコル種類が増えた場合、本発明では、図4
に示すように、各プロトコルに対応したファイル登録コ
ントローラ部を適宜追加することによって、P2Pサー
ビスGW装置に収容可能なPeer端末の種類を増加す
ることが可能となる。尚、ファイルデータの登録はPC
から行い、携帯電話機には登録データの参照のみを許容
する運用形式も可能である。
【0072】図28は、ファイル登録コントローラ部1
8を備えたP2PサービスGW装置を介して行われる情
報ファイルの登録、参照、公開要求の通信処理シーケン
スを示す。公開情報ファイルを登録する場合、携帯電話
機20のユーザは、登録対象となる情報ファイルを添付
した形で、自ユーザIDを含むファイル登録要求メッセ
ージ2502をP2PサービスGW装置10に送信する
(2501)。上記ファイル登録要求がSMTPプロト
コルで行われた場合、ファイル登録要求メッセージ25
02は、インターフェイス17を介してファイル登録コ
ントローラ部18に転送される。ファイル登録コントロ
ーラ部18は、ファイル登録要求メッセージ2502か
らユーザIDとファイルデータを抽出し、P2Pサービ
スGW機能部15に対してファイル登録を要求する(2
503)。
【0073】P2PサービスGW機能部15は、ファイ
ル登録要求2503を受信すると、図25に示したファ
イル登録要求処理ルーチン210を実行する。この場
合、ユーザIDに該当する擬似Peerオブジェクトへ
の情報ファイルの登録が完了すると(2504)、登録
完了の通知(ステップ213)は、P2PサービスGW
機能部15からファイル登録コントローラ部18に対し
て行われる。携帯電話機ユーザによる自ファイル一覧の
参照(2505〜2508)と、ファイルの公開要求
(2509〜2512)は、ファイル登録コントローラ
部18に関係なく、図24に示した手順で行われる。
【0074】以上の実施例から明らかなように、携帯電
話機が備える処理能力上の制限により、他のPeer端
末との間でメッセージやファイル情報を交換できない場
合でも、本発明によれば、P2PサービスGW装置が、
端末間の通信路を確保し、携帯電話機からの各種の処理
要求を受付け、これらの要求を処理し、処理結果を回答
することできる。
【0075】また、携帯電話機が通信圏外に移動した場
合、または電源断などの理由で通信不能な状態となって
いた場合でも、他のPeer端末から上記携帯電話機へ
の要求は、P2PサービスGW装置が携帯電話機に代っ
て処理し、要求元のPeer端末に応答することが可能
となる。
【0076】次に、図29、図30を参照して、本発明
によるP2PサービスGW装置10を応用した端末間の
情報交換サービスについて説明する。本実施例では、情
報要求者となる携帯電話機20Aのユーザ(またはPC
ユーザ)が、検索条件を提示して、他のPeer端末に
ファイル情報の検索と検索結果の送信を要求する。この
要求を受信した情報提供者側の携帯電話機20Bのユー
ザ(またはPC端末のユーザ)は、上記検索条件を評価
し、自身が保持している公開情報の中から検索条件に合
致したものを抽出し、要求者に提供する。携帯電話機ま
たはPC端末は、情報要求者と情報提供者の何れにもな
り得、状況によっては、情報要求者と情報提供者の双方
の役割を果たす。
【0077】要求者20Aとなるユーザは、1人あるい
は複数の情報提供者20B(20B、20C、20D、
・・・)に対して、自分が必要とする情報の検索条件を示
して情報検索を要求する(検索要求:301)。情報提
供者は、上記検索条件を評価し、自分が所有する公開情
報ファイルの中から上記検索条件に合致するものを検索
し、検索条件に合致した情報があれば、検索結果を要求
者に回答する(検索応答:302)。
【0078】検索結果を受信した要求者20Aは、検索
結果を判定し(図30のステップ310)、自分の欲し
い情報であれば、情報提供者20Bに対して、該当情報
の転送を要求する(転送要求:303)。転送要求を受
けた提供者20Bは、要求された情報が公開済みの情報
であることを確認した上で、要求者に情報を転送する
(転送応答:304)。
【0079】要求者20Aは、情報提供者からの検索応
答302がなかった場合、または検索応答302で受信
した検索結果の中に自分の欲しい情報が無かった場合、
1人あるいは複数の情報提供者20B(20B、20
C、20D、・・・)に対して、公開情報の追加登録を要
求する(登録要求:305)。登録要求を受けた提供者
20Bは、未だ公開手していない手持ち情報の中に要求
者20Aが必要としている情報があるか否かをチェック
し、それが公開可能な情報であれば、公開情報としてフ
ァイル登録した後、要求者20Aに公開情報の登録完了
を通知する(登録応答:306)。
【0080】登録応答を受信した要求者20Aは、新た
に登録された公開情報が自分の欲してものであれば、そ
の提供者に対して情報転送を要求する(転送要求:30
3)。転送要求を受けた提供者20Bは、要求された情
報が公開中の情報であることを確認した上で、要求者に
情報を転送する(転送応答:304)。
【0081】図31は、上述した情報交換サービスを実
現するためのネットワーク構成の1実施例を示す。イン
ターネット31に接続されたPC端末22−11、22
−12と、移動体通信網32に接続された携帯電話機2
0−11、20−12は、それぞれ上述した情報の要求
者20Aまたは提供者20Bとなり得るPeer端末で
あり、インターネット31と移動体通信網32は、イン
ターネット接続ゲートウェイ装置30によって接続され
ている。また、インターネット31には、少なくとも1
つの本発明のP2PサービスGW装置10が接続されて
いる。
【0082】要求者または提供者となる各端末(Pee
r端末)は、自分が所有する情報を公開情報、非公開情
報に区別して管理できるデータベース部251と、デー
タベース管理部252と、ユーザからの入力情報を処理
する入力部253と、表示画面にデータを出力処理する
出力部254を備え、P2PサービスGW装置10を介
して相互に通信する。
【0083】各端末は、データベース部251に、情報
交換の対象となり得る情報ファイルと、情報ファイルの
索引リストと、各情報ファイルが公開済みか否かの状態
情報を記憶する状態管理リストとを保持する。上記情報
ファイルの索引リストには、例えば、各ファイル名と対
応して、情報検索に使用するキーワード群が記憶されて
いる。また、上記状態管理リストには、例えば、ファイ
ル名と対応して、公開済みのものか未公開のものかを区
別する状態フラグが記憶されている。
【0084】図32は、公開情報の登録時の処理フロー
を示す。提供者となる端末がインターネットに接続され
たPC端末22Bの場合、図(A)に示すように、ユー
ザは、端末のデータベース内に所有する情報ファイルの
中から、公開情報として登録すべきファイルを選択し、
適切なキーワードを付加し(ステップ3301)、公開
情報ファイルとして登録する(3302)。上記情報登
録は、情報ファイル索引リストと状態管理リストへの情
報の追加を意味している。
【0085】提供者となる端末が、P2PサービスGW
装置10(P2PサービスGW機能部15)の介在を必
要とする携帯電話機20Bの場合、図(B)に示すよう
に、公開情報はP2PサービスGW装置10に転送さ
れ、提供者の擬似Peerオブジェクトと関連付けて管
理される(ステップ3305)。情報の登録手続きが完
了すると、P2PサービスGW装置10から携帯電話機
20Bに登録完了が通知され、端末画面に表示される
(3303)。
【0086】図33は、検索要求301と検索応答30
2の処理フローを示す。要求者20Aは、例えば、キー
ワードによって、自分が欲しい情報の検索条件を作成
し、これを検索要求301としてインターネットに送信
する(ステップ3401)。上記検索要求301は、移
動体網32とインターネット接続GW装置30を介し
て、インターネットに接続された提供者端末22Bおよ
びP2PサービスGW装置10(P2PサービスGW機
能部15)に送信される。
【0087】検索要求301を受信した提供者端末22
Bは、例えば、索引リストにおけるキーワード検索によ
って、検索要求の指定条件に合致した情報をデータベー
ス部から検索する(3402)。検索条件に合致した情
報があれば、検索結果の一覧を示す検索応答302を要
求者(擬似Peerオブジェクト)20Aに回答する。
検索条件に合致した情報が無かった場合は、上記検索応
答302によって、該当情報が無かったことを要求者に
通知する。
【0088】提供者が、P2PサービスGW装置10の
制御下にある携帯電話機20Bの場合は、要求者端末2
0Aと提供者端末20Bとの間で、上記検索要求301
と検索応答302が、P2PサービスGW装置10を介
して送受信される。検索応答302を受取った要求者端
末20A(実体は、擬似Peerオブジェクトを管理す
るP2PサービスGW機能部15)は、検索結果の一覧
と提供者識別情報を含む検索応答302を要求者に送信
する。検索応答の内容は、要求者の端末画面に表示され
る(3403)。
【0089】図34は、登録要求307と登録応答30
8の処理フローを示す。検索要求に対する提供者からの
検索応答が無かった場合、または検索応答で回答された
検索結果の中に要求者が必要としている情報が含まれて
いなかった場合、要求者20Aは、他のPeer端末ユ
ーザに対して、自分が欲しい情報の公開情報としての登
録を要求する。この場合、要求者20Aは、自分が欲し
い情報を特定するための検索条件を提示し、P2Pサー
ビスGW装置10に登録要求305を送信する(ステッ
プ3501)。
【0090】登録要求305は、P2PサービスGW装
置10を介して提供者端末に送信される。上記登録要求
305を受信した提供者端末がPC端末22Bの場合、
図(A)に示すように、自分の所有する情報ファイルで
未だ公開状態にない情報ファイルの中に上記要求条件に
合致した情報があるか否かをチェックする(350
5)。もし、要求条件に合致した情報があり、それが公
開してもよい情報の場合は(3506)、前述した状態
管理リストにおける該当する情報ファイルの状態フラグ
を公開状態に設定し(3507)、要求者に対して、指
定された情報の公開登録を完了した旨の登録応答306
を返送する(3502)。
【0091】登録要求を受取った提供者端末が、P2P
サービスGW装置10Bが管理する携帯電話機20Bの
場合、図(B)に示すように、上記登録要求305は、
P2PサービスGW装置10Bを介して提供者端末20
Bに通知され、提供者端末20Bにおいて、端末22B
と同様の処理ステップ3505〜3507が実行され
る。
【0092】図35は、転送要求303と転送応答30
4の処理フローを示す。検索応答302または登録応答
306で得られた公開情報の中に、要求者が欲しい情報
があった場合、要求者20Aは、応答結果の中から必要
なファイルを選択し、ファイルの転送要求303を送信
する(ステップ3601)。情報提供者がPC端末の場
合、転送要求303を受信した提供者端末22Bは、要
求された情報ファイルが公開状態になっていることを確
認(3605)した上で、指定された情報ファイルを転
送応答304として要求者に送信する(3602)。
【0093】情報提供者の端末が、P2PサービスGW
装置10Bが管理する携帯電話機20Bの場合、図
(B)に示すように、上記転送要求303は、P2Pサ
ービスGW装置10Bを介して提供者端末20Bに通知
され、提供者端末20Bにおいて、端末22Bと同様の
処理ステップ3605が実行され、P2PサービスGW
装置10Bを介して転送応答304が要求者に転送され
る(3602)。
【0094】各Peer端末(携帯電話機、PDAまた
はPC端末)における入出力画面の1例として、図36
の(A)に情報検索/転送画面260、図(B)に登録
画面270を示す。情報検索/転送画面260は、検索
すべき情報のキーワードを入力するための入力欄261
と、入力されたキーワードによる検索要求の送信を指令
するための検索実行ボタン262と、検索結果を表示す
るための結果リスト表示欄263と、結果リストの中か
らユーザが選択した情報について、転送要求の送信を指
令するための転送ボタン264と、検索結果の中にユー
ザが欲しい情報が無かった場合に、公開情報の登録要求
の送信を指令するための登録要求ボタン265とを含ん
でいる。結果リスト表示欄263には、例えば、検索さ
れた情報ファイル名と、提供者名とが表示される。表示
欄が狭くて検索結果の一部しか表示できない場合は、ス
クロール形式で表示内容をシフトすればよい。
【0095】登録画面270は、ユーザがデータベース
部251に所有している情報ファイルの一覧リストを表
示するための欄271と、新規ファイルの登録を指令す
るための追加ボタン272と、状態管理リストにおける
公開状態フラグの更新を指令するための更新ボタン27
3を含んでいる。
【0096】ファイル一覧リストの表示欄271には、
例えば、情報ファイル名と、公開、非公開の状態フラグ
と、登録要求の有無を示すフラグとが表示される。表示
欄271の表示内容は、必要に応じてスクロールできる
ようにしておく。
【0097】端末ユーザは、要求/転送画面260のキ
ーワード入力欄261にキーワードを入力した後、検索
実行ボタン262をクリックする。検索結果の一覧が結
果リストに表示されると、ユーザは、所望の情報ファイ
ルを選択した後、転送ボタン264をクリックする。も
し、一覧リストに所望の情報ファイルが無ければ、登録
要求ボタン265を選択することによって、キーワード
入力欄261のキーワードで指定した情報に関して、公
開情報としての登録要求が発行される。
【0098】一方、情報提供者となったユーザは、登録
画面270のファイルリスト表示欄271において、自
分が所有または管理している情報ファイルを確認する。
新規情報ファイルを追加登録する場合は、ファイルリス
ト表示欄271に、追加すべき情報ファイル名とキーワ
ードを設定した後、追加ボタン272を選択する。他の
ユーザから公開情報ファイルの登録要求を受けた場合
は、ファイル一覧リストにおいて、該当するファイルの
登録要求フラグが要求有りを示す状態になる。従って、
ユーザは、登録要求された情報ファイルの公開可否を判
断し、もし、公開してもよければ、公開状態フラグを公
開の状態に変更した後、更新ボタン273を選択する。
逆に、現在、公開中の情報ファイルを非公開にする場合
には、公開状態フラグを非公開の状態に変更した後、更
新ボタン273を選択すればよい。
【0099】以上の実施例から明らかなように、本発明
によれば、処理能力に制限のある携帯電話端末と他のP
eer端末との間に、P2Pモデルに基づいた通信サー
ビスを提供できる。また、本発明によれば、携帯電話端
末が通信不能な状態にある場合でも、サービスGW装置
側で他のPeer端末からの処理要求を受付け、携帯電
話端末に代って他端末からの要求を処理し、処理結果を
返答することが可能となる。
【0100】本発明によれば、各携帯電話端末で、例え
ば、着信メロディーや写真などの公開情報をキーワード
や位置情報と関連付けて蓄積、管理しておくことによっ
て、他の携帯電話端末やPCから情報提供の要求があっ
た時、公開情報の中から要求に合致した情報を検索して
送信することができ、逆に、各携帯電話端末のユーザ
が、自分の欲しい情報を他の携帯電話端末やPCのユー
ザから入手することができるため、端末間での情報の共
有と情報の交換サービスを容易に実現できる。
【0101】
【発明の効果】本発明によれば、データ処理能力に制約
がある移動端末と、IP網に接続された比較的データ処
理能力の高い端末との間に通信路を確保し、通信プロト
コルの相違によって直接的なデータ通信ができない移動
端末と他の端末との間でのデータの共有と情報交換を可
能にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するネットワークシステムの全体
構成を概略的に示した図。
【図2】P2Pサービスゲートウェイ装置10を介して
行われる携帯電話機と他の端末との間の通信経路を説明
するための図。
【図3】P2PサービスGW装置10の基本構成の1実
施例を示す図。
【図4】P2PサービスGW装置10の拡張構成の1実
施例を示す図。
【図5】携帯電話機でログイン、ログアウトを行う場合
の通信処理シーケンスを示す図。
【図6】P2PサービスGW装置10が実行するログイ
ン処理ルーチン110のフローチャート。
【図7】P2PサービスGW装置10が実行するログア
ウト処理ルーチン120のフローチャート。
【図8】携帯電話機でメンバ・グループ一覧情報の取得
とグループへの参加手続きを行う場合の通信処理シーケ
ンスを示す図。
【図9】P2PサービスGW装置10が実行するメンバ
・グループ一覧取得処理ルーチン130のフローチャー
ト。
【図10】P2PサービスGW装置10が実行するグル
ープ参加処理ルーチン140のフローチャート。
【図11】携帯電話機と他のPeer端末との間でメッ
セージの送受信を行う場合の通信処理シーケンスを示す
図。
【図12】P2PサービスGW装置10が実行するメッ
セージ送信処理ルーチン270のフローチャート。
【図13】P2PサービスGW装置10が実行するメッ
セージ受信処理ルーチン280のフローチャート。
【図14】P2PサービスGW装置10が実行する蓄積
メッセージの出力処理ルーチン290のフローチャー
ト。
【図15】携帯電話機からファイル検索と検索結果の更
新通知を要求する場合の通信処理シーケンスを示す図。
【図16】P2PサービスGW装置10が実行するファ
イル検索処理ルーチン150のフローチャート。
【図17】P2PサービスGW装置10が実行する検索
結果更新処理ルーチン160のフローチャート。
【図18】携帯電話機から、特定のファイルを参照する
場合の通信処理シーケンスを示す図。
【図19】P2PサービスGW装置10が実行するファ
イル参照処理ルーチン170のフローチャート。
【図20】携帯電話機が他のPeer端末からメンバ検
索要求、ファイル検索要求およびファイル参照要求を受
信した場合の通信処理シーケンスを示す図。
【図21】他のPeer端末からメンバ検索要求を受信
した時にP2PサービスGW装置10が実行するメンバ
検索要求処理ルーチン180のフローチャート。
【図22】他のPeer端末からファイル検索要求を受
信した時にP2PサービスGW装置10が実行するファ
イル検索処理ルーチン190のフローチャート。
【図23】他のPeer端末からファイル参照検索要求
を受信した時にP2PサービスGW装置10が実行する
ファイル参照処理ルーチン200のフローチャート。
【図24】携帯電話機からファイル登録要求、自ファイ
ル参照要求およびファイル公開指示があった場合の通信
処理シーケンスを示す図。
【図25】P2PサービスGW装置10が実行するファ
イル登録処理ルーチン210のフローチャート。
【図26】P2PサービスGW装置10が実行する自フ
ァイル一覧転送処理ルーチン220のフローチャート。
【図27】P2PサービスGW装置10が実行するファ
イル公開処理ルーチン230のフローチャート。
【図28】ファイル登録コントローラ部18を利用して
行われる情報ファイルの登録、参照、公開要求の通信処
理シーケンスを示す図。
【図29】本発明における端末間の情報交換サービスの
1実施例を説明するための図。
【図30】図29に対応する端末間の通信シーケンスを
示す図。
【図31】本発明の情報交換サービスを実現するための
ネットワーク構成の1実施例を示す図。
【図32】情報交換サービスにおける公開情報の登録時
の処理フローを示す図。
【図33】情報交換サービスにおける検索要求および検
索応答の処理フローを示す図。
【図34】情報交換サービスにおける登録要求および登
録応答の処理フローを示す図。
【図35】情報交換サービスにおける転送要求および転
送応答の処理フローを示す図。
【図36】端末における入出力画面の1例を示す図。
【符号の説明】
10:P2PサービスGW装置、11:HTTPインタ
ーフェイス、12:HTTPコントローラ部、13:P
2Pプロトコルインターフェイス、14:P2Pコント
ローラ部、15:P2PサービスGW機能部、16:擬
似Peerオブジェクト、20:携帯電話機、21:P
DA、22:PC、30:インターネット接続ゲートウ
ェイ装置、31:インターネット、32:インターネッ
ト網、32:移動体通信網。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東村 邦彦 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 星 徹 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 松井 進 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 Fターム(参考) 5B089 GA25 GA31 HA10 HA13 HB05 HB07 KA09 5K030 GA08 GA10 HA08 HB28 HC01 HC09 HD03 JL01 JT09 5K051 AA05 AA09 BB02 CC07 DD15 EE01 EE02 GG02 HH17 HH27 JJ14 5K101 KK02 LL12 MM07 NN14 NN21 SS07 TT01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】IP(Internet Protocol)網に接続され
    るサービスゲートウェイ装置において、 移動体通信網を介して上記IP網をアクセスする携帯端
    末と第1の通信プロトコルで通信するための第1制御部
    と、 上記IP網に接続された端末装置と第2の通信プロトコ
    ルで通信するための第2制御部と、 上記第1通信プロトコルで接続された各携帯端末と対応
    して擬似オブジェクトを生成し、各擬似オブジェクトに
    割り当てた識別情報を使用して、上記携帯端末と他の携
    帯端末との間、または上記携帯端末と上記IP網に接続
    された他の端末装置との間で行われる上記第2プロトコ
    ルによる通信を中継するゲートウェイ機能部とを備えた
    ことを特徴とするサービスゲートウェイ装置。
  2. 【請求項2】IP(Internet Protocol)網に接続され
    るサービスゲートウェイ装置において、 移動体通信網を介して上記IP網をアクセスする携帯端
    末と通信するための第1通信プロトコルのインターフェ
    イスを有する第1制御部と、 上記IP網に接続された端末装置と通信するための第2
    通信プロトコルのインターフェイスを有する第2制御部
    と、 上記第1通信プロトコルのインターフェイスを介して接
    続された各携帯端末と対応して、他の携帯端末または上
    記IP網に接続された他の端末装置と上記第2通信プロ
    トコルで通信するための擬似オブジェクトを生成し、該
    擬似オブジェクトにリンクして各携帯端末の送受信情報
    を一時的に保持するゲートウェイ機能部とを備えたこと
    を特徴とするサービスゲートウェイ装置。
  3. 【請求項3】前記ゲートウェイ機能部が、前記第2制御
    部を介して特定の擬似オブジェクト宛の情報を受信した
    時、該擬似オブジェクトと対応する携帯端末が接続中の
    場合は、前記第1制御部を介して上記受信情報を携帯端
    末に転送し、上記携帯端末が切断中の場合は、上記受信
    情報を上記擬似オブジェクトと対応付けて保存してお
    き、上記携帯端末から要求があった時点で転送すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のサービス
    ゲートウェイ装置。
  4. 【請求項4】携帯端末からファイル情報を受信するため
    の第3通信プロトコルのインターフェイスを有する第3
    制御部を備え、前記ゲートウェイ機能部が、上記第3制
    御部から受信したファイル情報を送信元携帯端末と対応
    する擬似オブジェクトにリンクして一時的に保持するこ
    とを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の
    サービスゲートウェイ装置。
  5. 【請求項5】前記第1通信プロトコルがHTTP(Hype
    rText Transfer Protocol)であり、前記第2プロトコ
    ルがPeer to Peerプロトコルであることを
    特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載のサービ
    スゲートウェイ装置。
  6. 【請求項6】前記第3プロトコルがSMTP(Simple M
    ail Transfer Protocol)であることを特徴とする請求
    項4または請求項5に記載のサービスゲートウェイ装
    置。
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