JP2003230556A - X線診断装置 - Google Patents

X線診断装置

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JP2003230556A
JP2003230556A JP2002034257A JP2002034257A JP2003230556A JP 2003230556 A JP2003230556 A JP 2003230556A JP 2002034257 A JP2002034257 A JP 2002034257A JP 2002034257 A JP2002034257 A JP 2002034257A JP 2003230556 A JP2003230556 A JP 2003230556A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人体モデルを使用して、X線診断効率及び診
断精度を向上させることが可能なX線診断装置を提供す
ること。 【解決手段】 被検体の身体情報、又は人体断層プロフ
ァイルから人体モデルを生成し、当該モデルに基づいて
所定の物理量を演算するX線診断装置である。例えば、
X線診断装置により取得された被検体の診断画像と、当
該診断画像に関するX線条件、診断画像の取得時におけ
るCアーム16の位置情報、X線発生部12の位置情
報、寝台21の位置情報と、現在のCアーム16の位置
情報、X線発生部12の位置情報、寝台21の位置情報
と、人体モデルから得られる被検体厚とから、当該被検
体の所定領域に関するX線吸収率分布を求める。得られ
たX線吸収率分布は、例えば人体モデルに重畳して表示
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体モデルを利用
して好適なX線条件等を容易に決定可能なX線診断装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】X線診断装置とは、被験者の体内を透過
したX線の強弱を濃淡画像として表示する画像装置であ
り、診断・治療等の目的に応じて種々のものが存在す
る。この透過したX線像を可視化する手段は、大きく分
けて撮影と透視の二つの方法に分けられる。例えば、透
視を利用したX線診断装置は、収集したX線画像をテレ
ビジョンのモニタにリアルタイムに動画として表示する
ことができ、即時性に優れている。また、撮影を利用し
たX線診断装置は、強度のX線照射によりフィルムに写
し込まれたX線像を、高い空間分解能と鮮鋭度にて提供
することが可能である。
【0003】このX線診断装置を使用した診断・治療作
業は、例えば次のようである。まず、X線診断装置で被
検体の診断部位を透視しながら造影剤による血管造影を
行った後、血管走行を行う。術者は、血管走行を確認し
ながら、治療部位へガイドワイヤーやカーテルを進行さ
せ、患部の状況確認や治療を行う。患部へのカーテル進
行が完了すると、患部の状況を確認するための撮影が実
行され、X線像が記憶媒体に記録される。これらの操作
は必要に応じて繰り返し行われ、診断・治療が完了す
る。
【0004】この様な診断・治療作業においては、観察
部位を視野内に治めるために、アーム移動及びテーブル
移動を適宜マニュアル操作にて行う必要がある。また、
透視・撮影においてX線を曝射する場合、ハレーション
が発生しないように、診断部位ごとに適切なX線条件を
決定する必要がある。
【0005】さらに、上記診断・治療作業において、血
管の狭窄率や距離の計測、心駆出率計測等の各種解析が
行われる場合がある。このとき画像上の実長を計算する
ため、画像に写っているカテーテルや校正物体からのキ
ャリブレーション、又はアームの角度や拡大率などから
のキャリブレーションを行っている。
【0006】しかしながら、診断部位ごとに適切なX線
条件を予測することは一般に困難である。特に、正確な
X線条件を決定するためのテスト曝射を実行する場合に
は、患者に余分な被爆を与えることになる。また、例え
ばDSA術式において、撮影系を適切な位置に迅速に配
置することは困難であり、操作者に多大な負担を与え
る。さらに、画像に写っているカテーテル等からの距離
計測等は画素の大きさに依存する概略値であり、その精
度には限界がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情を
鑑みてなされたもので、人体モデルを使用して、X線診
断効率及び診断精度を向上させることが可能なX線診断
装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、次のような手段を講じている。
【0009】請求項1記載の本発明は、寝台上の被検体
に対してX線を曝射するX線発生手段と、前記X線発生
手段からのX線を検出するX線検出手段と、前記X線発
生手段と前記X線検出手段とが対向するように、前記X
線発生手段と前記X線検出手段とを支持する支持器と、
を具備するX線診断装置であって、前記被検体のモデル
を生成するモデル生成手段と、前記モデルに基づいて所
定の物理量を演算する演算手段とを具備することを特徴
とするX線診断装置である。
【0010】さらに、病院情報システムから患者の身体
情報(身長、体重、年齢など)やCT装置MRI装置で
得られた画像を保管する画像保管サーバーへアクセス
し、そのアクセスしたサーバーから希望の画像データと
その画像を収集したときの撮影条件を入手し、記憶する
機能を有することが好ましい。
【0011】また、X線透視条件と透視画像情報およ
び、SID、PIDを支持器位置情報、X線発生手段位
置情報、寝台位置情報から被写体厚を推定し、当該被写
体厚のデータからX線吸収率を求める機能を持つことが
好ましい。計算されたX線吸収率は、取得した患者身体
情報に基づいて補正することも可能である。こうして得
られたX線吸収率は、例えば2次元分布データとして記
憶でき、透視画像や透視画像上に重ね合わせて表示でき
ることが好ましい。
【0012】さらに、画像収集が行われたすべての支持
器位置に渡って2次元X線吸収率分布データを計算・記
憶する機能、種々の方向からの2次元X線吸収率分布デ
ータより3次元X線吸収率分布モデルを構築する機能を
有することが好ましい。また、この3次元X線吸収率分
布データを、CT装置やMRI装置で再構成された人体
モデルや、後述する人体プロファイル上に重ね合わせて
表示する機能を有することが好ましい。
【0013】X線診断装置の寝台位置情報、支持器位置
情報、X線発生手段位置情報、X線検出手段位置情報、
視野サイズ、患者位置情報から、患者身体上でのX線照
射領域を自動的に計算し、当該X線照射領域が取り込ん
だCT画像の各スライス画像上で、関係する領域を計算
する機能を有することが好ましい。さらに、CT値から
X線吸収率を計算し、所望の観察方向からの2次元X線
吸収率分布データを計算することできる機能を有するこ
とが好ましい。支持器の位置が変化する場合、変化後の
方向からの2次元X線吸収率分布データの計算を自動的
に行うことが好ましい。
【0014】また、上記X線吸収率分布データを使っ
て、ハレーション発生領域・ハレーション分布を計算
し、表示できる機能を有することが好ましい。さらに、
支持器の位置情報と身体位置情報、X線発生手段位置情
報、視野サイズ、患者位置情報などとX線吸収率分布ま
たはハレーション分布に基づいて、ハレーションが発生
しそうな領域に対して、補償フィルタを自動的に挿入す
る機能を有することが好ましい。この補償フィルタは、
寝台位置、支持器位置、X線発生手段位置、視野サイ
ズ、患者位置の変更した場合には、当該変更に伴って変
動したハレーション領域に、自動的挿入されることが好
ましい。
【0015】また、上記X線吸収率分布データより、支
持器、寝台、X線発生手段、患者、視野サイズで得られ
る視野において、ハレーションが発生しないX線条件を
自動的に計算し、X線発生手段に好適なX線条件を設定
する機能を有することが好ましい。また、X線条件が予
め設定されている場合、当該設定値を補正する構成であ
ってもよい。これらの補正は、病院情報システムからえ
られた患者身体情報を加味して実行することも可能であ
る。なお、診断に使用可能な画像レベル値を予め設定し
ておくことで、X線条件の調整幅を制限でき、その制限
内でもハレーションが発生する可能性がある場合は、補
償フィルタを併用することも可能である。
【0016】また、予め複数パターンの人体プロファイ
ルを記憶しておき、当該人体プロファイルによるスライ
スデータにより内臓の平均的位置、サイズのプロファイ
ルが取得可能であることが好ましい。
【0017】また、光学カメラやレーザ、その他患者基
本位置測定手段によって得られた情報、或いはCT画像
等から、複数の人体プロファイルから最適ものを選択
し、二次元又は三次元の人体モデルを再構成できること
が好ましい。また、この人体モデルは表示可能であるこ
とが好ましい。
【0018】また、作成された人体モデル、、CT画
像、MRI画像等を表示し、これから観察または画像収
集する関心領域を指定することができる。指定された情
報は、寝台位置、支持器位置、X線発生手段位置情報へ
フィードバックされ、画像収集方法時の各種パラメータ
ーを自動的に計算し、装置を自動的に制御する構成であ
ることが好ましい。
【0019】例えば、寝台ステップ移動による画像収集
法を実行する場合には、関心領域を人体モデル、CT画
像、MRI画像を使用して指示することで、関心領域が
視野の中心に必ず入るような移動量を計算し、システム
に設定することができる。また、X線吸収率分布デー
タ、ハレーション分布データがある場合は、移動量が決
まった後、各画像収集時のX線条件と補償フィルタ挿入
位置とを自動的に計算し、システムに設定する構成であ
ることが好ましい。
【0020】また、例えば支持器回転撮影を実行する場
合には、関心領域を人体モデル、CT画像、MRI画像
を使用して指示することで、指示した関心領域が視野の
中心から外れないような寝台高さと支持器回転位置、視
野サイズを自動的に計算し、システムに設定することが
できる。また、X線吸収率分布データがある場合は、各
回転位置におけるX線条件と補償フィルタ挿入位置とを
自動的に計算し、システムに設定する構成であることが
好ましい。
【0021】さらに、異なる2方向から収集された少な
くとも二つの画像上で同一の観察領域を指示し、各画像
上の指示点を検出面上からX線発生器方向へトレースし
た場合、作成した人体モデル、CT画像、MRI画像上
での交点を求めることで、患者体内での観察領域の位置
情報を得る機能を有することが好ましい。さらに、得ら
れた患者体内での観察領域の位置情報から、X線発生手
段との位置関係の取得、X線条件に基づく観察部位の被
曝量演算、検出器面上での実長さ(m/pixel)の
補正等を自動的に行う機能を有することが好ましい。
【0022】また、X線診断装置で収集した画像が1方
向のみの場合でも、人体モデル、CT画像、MRI画像
上で臓器単位で関心領域を指定することができ、当該指
定した関心臓器の被曝量計算と、臓器代表中心位置を自
動的に計算し検出器面上での実長さ(m/pixel)
の補正とを行う機能を有することが好ましい。
【0023】このような構成によれば、人体モデルを使
用して、X線診断効率及び診断精度を向上させることが
可能なX線診断装置を実現することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1及び第2の各
実施形態を図面に従って説明する。なお、以下の説明に
おいて、略同一の機能及び構成を有する構成要素につい
ては、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行
う。
【0025】(第1の実施形態)図1は、本実施形態に
係るCアーム構造のX線診断装置10を寝台21に搭載
した被検体の頭部側から見た外観図である。図2は、本
実施形態に係るCアーム構造のX線診断装置10を寝台
21に搭載した被検体の側面から見た外観図である。各
図に示すように、X線診断装置10は、データ処理部1
1、X線発生部12、X線検出器14、寝台21、Cア
ーム16、画像表示モニタ54、操作部62を具備して
いる。
【0026】Cアーム16の一端にはX線発生部12
が、他端にはX線検出器14が設けられており、双方を
対向配置させて固定保持する構造になっている。Cアー
ム16の背面または側面にはレールが設けられており、
このレールに沿って当該Cアーム16はスライド可能に
なっている。
【0027】Cアーム16の一端に設けられたX線発生
部12は、被検体Pに対しX線を曝射するX線管球と、
当該X線管球から曝射されたX線をコリメートするX線
絞り装置を有している。X線管球は、X線を発生する真
空管であり、図示していない高電圧発生装置で発生され
た高電圧により電子を加速させ、ターゲットに衝突させ
ることでX線を発生させる。
【0028】Cアーム16の他端に設けられたX線検出
器14は、例えばI.I.(イメージ・インテンシファ
イア)と光学系とによって構成されている。X線検出器
14は、I.I.によって被検者を透過したX線情報を
光学情報に変換し、光学系によってこの光学情報を光学
レンズで集光する。なお、I.I.以外の検出装置とし
ては、X線平面検出器が挙げられる。このX線検出器
は、被検体を透過したX線を光電膜に当てることで電子
正孔を生成し、これを半導体スイッチにおいて蓄積し、
電気信号として読み出すことでX線信号を検出するもの
である。本X線診断装置においては、いずれの検出器を
使用する構成であってもよい。
【0029】寝台21は、被検体Pと搭載するための天
板と、天板を支える脚とからなる。天板は鉛直方向及び
水平方向に移動可能となっており、これにより被検体P
は適当な撮影位置に配置される。
【0030】図3は、X線診断装置10の機能ブロック
図である。図3に示すように、X線診断装置10は、X
線発生部12、高電圧発生部13、X線検出器14、X
線制御部15、位置センサー30、ポジション記憶媒体
34、X線条件決定部36、人体モデル生成部38、X
線吸収率分布データ作成部39、CPU40、主記憶装
置41、モータ42、機械制御部44、露光タイマー制
御部48、輝度制御部50、画像信号処理部52、画像
表示モニタ54、操作部60、外部通信I/F62を具
備している。なお、データ処理部11内の各構成要素は
バスによって接続されており、各種信号を送受信可能と
なっている。
【0031】X線検出器14が有するフィルタ制御部1
40は、所定の信号に応答して所定領域にハレーション
を防止する補償フィルタを挿入する。
【0032】高電圧発生部13は、X線制御部15から
供給される電圧を昇圧/整流して、X線発生部12に直
流電源を供給する装置である。
【0033】X線制御部15は、決定されたX線条件に
基づいて、X線発生部12に供給する電圧又は電流等、
X線曝射時間に関する制御を行う。
【0034】測定器17は、例えば光学カメラやレーザ
ーを使用して、寝台21上の被検体の身長、所定部位の
大きさ等を測定する。測定された情報は、主記憶装置4
1に格納され、被検体(患者)毎に管理される。
【0035】位置センサー30は、例えば光学的検出
器、或いは各移動方向に関する機械制御部44に対応す
るように設けられた機械的な検出器、或いは磁気方式、
刷子式、あるいは光電式等となる、いわゆるアブソリュ
ートエンコーダ等を使用することができる。また、位置
センサー30は、ロータリエンコーダあるいはリニアエ
ンコーダの何れの形態であってもよい。
【0036】ポジション記憶媒体34は、Cアームのポ
ジションに関する情報を、機械制御部44によって求め
られた位置情報に対応付けて記憶する。
【0037】ハレーション領域推定部35は、X線吸収
率、X線条件と画像レベルから予め設定されるハレーシ
ョン値とを対応付けるテーブルを有し、後述する処理に
て得られたX線吸収率分布と、当該X線吸収率分布を表
示しているときにシステムに設定されているX線条件か
ら、ハレーション領域を自動的に計算する。
【0038】X線条件決定部36は、X線曝射における
X線発生部12のX線管電圧、X線管電流、撮影時間
(露光時間)、X線絞り装置のコリメート幅等のうち少
なくとも一つの条件(以下、「X線条件」と称する。)
を決定する。また、X線条件決定部36は、後述する処
理によって求められたX線吸収率分布のデータより、ハ
レーションの起きないX線条件を計算し、当該X線条件
をX線制御部15に送信する。
【0039】人体モデル生成部38は、主記憶装置41
内に格納された各種画像及び各画像の付帯情報に基づい
て、患者に関する人体モデルを生成する。具体的には、
人体モデル生成部38は、主記憶装置41に記憶され
た、又は操作部60から入力された患者の個人情報(性
別、年齢、身長、体重、大まかな体系分類等)、或いは
測定器17によって測定された患者の主要部の実寸法に
基づいて、当該患者又は診断対象部位の人体モデルを生
成する。なお、生成される人体モデルは、楕円や球等に
よって患者等を近似的に表す構成であってもよいし、人
体等を忠実に表現する構成であってもよい。なお、この
人体モデルの生成については、例えば特開2000−1
52924等に詳しく説明されている。
【0040】また、人体モデル生成部38は、患者の身
体情報に基づいて、主記憶装置41に記憶された複数の
人間身体断層プロファイルから当該患者に最も近いプロ
ファイルを自動的に選択し、当該選択されたプロファイ
ルを使って全身の人体モデルを作成する。この人体プロ
ファイルによる擬似的な人体モデルの作成、及び当該モ
デルを利用したX線吸収率分布等の取得は、第2の実施
形態にて説明する。
【0041】X線吸収率分布データ生成部39は、人体
モデル生成部38によって生成された人体モデルと、当
該X線診断装置から得られる各種物理的情報と、に基づ
いてX線吸収率を計算し、当該患者についてのX線吸収
率分布を生成する。具体的には、X線吸収率分布データ
生成部39は、X線発生部12、X線制御部15から入
力するX線条件と、これと機械制御部44から得られる
Cアーム16の位置、寝台21の位置、X線検出器14
の位置から得られる各種情報(SID、X線発生部12
とX線検出器14とを結ぶ軸と被検体体軸又は任意の基
準軸とのなす角度等)と、生成された人体モデルから得
られる各位置の被検体厚と、に基づいて画素毎の吸収率
を求め、X線吸収率の分布を生成する。
【0042】また、X線吸収率分布データ生成部39
は、X線診断装置以外のモダリティ、例えばX線CT装
置、MRI等によって取得された画像と、各モダリティ
から各種物理的情報と、に基づいてX線吸収率を計算
し、当該患者についてのX線吸収率分布を生成する。こ
のX線吸収率分布データ生成部39によるX線吸収率分
布データ生成処理については、後で詳しく説明する。な
お、求められたX線吸収率分布は、Cアーム16の位置
情報、寝台21の位置情報、X線検出器14の位置情報
等と対応付けて主記憶装置41に格納され、また、人体
モデルに重畳して表示される。
【0043】CPU40は、X線透視画像データの収集
に関する制御、及び収集した画像データの画像処理に関
する制御を行う中央処理装置である。
【0044】主記憶装置41は、画像信号処理部52に
よって得られたX線画像、ネットワーク等を介して受信
したCT画像、MRI画像、複数の人間身体断層プロフ
ァイル等を記憶する。なお、当該主記憶装置41が記憶
する人間身体断層プロファイルは断層画像であり、その
断層位置での内蔵の位置やサイズなどのプロファイルも
あわせてもっているものとする。主記憶装置41、ポジ
ション記憶媒体34の形態は、例えばPROM(EPR
OM、EEPROM、Flash、EPROM)、DR
AM、SRAM、SDRAM等のその他のICメモリ、
光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、半導体記
憶装置等が考えられる。
【0045】モータ42は、機械制御部44からの駆動
信号に基づいて、Cアーム16を体軸方向に沿って平行
移動、或いは被検体を中心として回転移動させ、被検体
Pを中心として回転移動させる。
【0046】機械制御部44は、モータ42に送信した
駆動信号と位置センサー30からの情報とから、Cアー
ム16と被検体Pとの相対的な位置に関する情報を検出
し、その情報をCPU40に送信する。
【0047】また、機械制御部44は、モータ42に送
信した駆動信号と位置センサー30からの情報とから、
Cアーム16のポジショニングに関する情報を検出し、
CPU40に送信する。なお、各位置情報は、フレーム
毎の画像に付属され、属性情報としても管理される。
【0048】露光タイマー制御部48は、被検体を透過
したX線を電気信号に変換し、この電気信号の積分値が
一定に達した場合にX線を遮断するホトタイマー等の露
光タイマーを自動制御する。この露光タイマーの情報に
基づいて、例えば撮影時間を自動制御することにより、
フィルム濃度を一定に維持することができる。
【0049】輝度制御部50は、光学系46からの信号
を入力し、X線透視又は撮影画像中の基準領域に関する
平均輝度が適切な輝度となるように、X線条件を再設定
しX線制御部15にフィードバックする。
【0050】画像信号処理部52は、X線検出器14か
らの信号に基づいてX線画像データを生成し、例えばキ
ャリブレーション等所定の処理を施して、通常のX線診
断画像、マスク像、コントラスト像、サブトラクション
像等を生成する。これらの画像は、主記憶装置41に記
憶される。
【0051】画像表示モニタ54は、画像信号処理部5
2により生成された画像データを表示する。
【0052】操作部60は、キーボードや各種スイッ
チ、マウス等を備えた入力装置である。具体的には、X
線曝射スイッチ、Cアーム移動方向・移動速度制御スイ
ッチ、画像収集方向入力スイッチ、撮影領域、X線曝射
位置間隔等を入力・設定するためのインタフェースが設
けられている。
【0053】外部通信I/F62は、ネットワークを介
して、病院内の各種情報を総合的に管理する病院情報シ
ステムや、X線CT装置やMRIによって取得された画
像を蓄積する画像サーバーと、各種情報の送受信を行
う。
【0054】図4は、外部通信I/F62による、本X
線診断装置10と病院情報システムや画像サーバーとの
やり取りを概念的に示した図である。同図に示すよう
に、外部通信I/F62は、例えば病院情報システムか
ら患者情報、画像サーバーから最新のCT画像と画像収
集時撮影条件/ガントリ情報又は最新のMRI画像と画
像収集時ガントリ情報を受信する。これらの情報は、主
記憶装置41に記憶され、患者毎に、本X線診断装置1
0によって収集された画像や撮影条件、過去に取得され
たCT画像、MRI画像等と関連付けて管理される。
【0055】(X線吸収率分布画像生成)次に、本X線
診断装置10が有するX線吸収率分布画像の生成機能に
ついて説明する。この分布画像は、例えばX線を使用す
る種々のモダリティによって取得された画像に基づいて
生成される。以下、X線診断画像のX線条件を使用する
場合とCT画像を使用する場合との各例について、当該
X線吸収率分布画像の生成を説明する。
【0056】図5は、X線診断画像のX線条件を使用し
てX線吸収率分布画像を生成する場合の処理手順を示し
たフローチャートである。これらの処理は、図3に示す
X線吸収率分布データ生成部39において実行される。
【0057】まず、X線吸収率分布データ生成部39
は、診断対象となる患者に関する収集画像、当該画像に
対応付けて管理されている撮影時のCアーム16の位置
情報、寝台21の位置情報、X線発生部12の位置情
報、予め記憶されている基本吸収係数を、主記憶装置4
1から取得する(ステップS1a)。
【0058】次に、人体モデル生成部38によって生成
された人体モデルに基づいて所定視野に関する被写体厚
の計算を行い(ステップS2a)、この被検体厚情報と
ステップS1において取得した各種情報とから、当該所
定視野でのX線吸収率を計算する(ステップS3a)。
具体的には、収集画像とX線条件等とからX線吸収率を
計算し、得られた吸収率が被検体(当該患者の人体)の
どの位置(部位)のものかをステップS1において取得
した各種情報、被検体厚情報にて決定する。なお、この
吸収率計算は、ピクセル単位で実施される。また、X線
吸収率計算においては、散乱線、患者身体による影響を
考慮した補正が実行される。計算されたX線吸収率デー
タは主記憶装置41に保管され、画像データ、保持装置
位置情報、寝台位置情報、発生器位置情報などと関連付
けて管理される。
【0059】次に、ステップS3aにおいて得られたX
線吸収率に基づいて、X線吸収率分布データが生成され
る(ステップS4a)。このX線吸収率分布データは、
どのような形態にて生成されてもよいが、例えば、X線
吸収率の二次元分布を示す画像(以下、「X線吸収率分
布画像」と称する)とすることでX線診断装置で収集さ
れた画像上に重ね合わせて表示する、または単独で表示
することができる(ステップS5a)。このX線吸収率
分布画像は、X線吸収率を等高線表示するもの、ドット
表示(吸収率の高い部分は密度か濃く描画されたり、ド
ット数が多く表示される)するもの、カラー(グレース
ケールも含む)表示するもの等を採用することができ
る。また、Cアーム16の回転角度情報や画像収集レー
ト情報を使って、多方向の保持装置位置で計算されたX
線吸収率分布画像がある場合は、支持器の移動に連動し
て好適なX線吸収率分布画像に自動的に切り替わる構成
であってもよい。
【0060】さらに、X線吸収率分布画像は、CT画像
やMRI画像から二次元または3次元再構成された人体
モデルや、第2の実施形態にて説明する人体プロファイ
ルを使って構築した二次元または3次元人体モデル上
に、X線吸収率分布画像を重ね合わせて表示してもよ
い。これらの場合、作成した人体モデルが寝台上のどの
位置に相当するかの対応を取る必要がある。これは、例
えば次の様にして実行される。
【0061】すなわち、CT装置やMRI装置、X線診
断装置の各診断に基準位置を設ける。診断の際には、被
検体の所定の部位がどの装置においてもかならず上記基
準位置になるように、当該被検体を寝台等に配置する。
この様な条件下で取得されたCT画像やMRI画像は、
上記基準位置からどれくらい離れた位置で収集されたス
ライスデータかを示す付帯情報とともに管理され、主記
憶装置41に格納される。一方、本X線診断装置10に
おいては、位置センサー30によって、Cアーム16又
はX線検出器14の検出面中心が、寝台21の基準位置
からどれくらい離れた位置に配置されているかを知るこ
とができる。従って、このCアーム16又は検出器14
の検出面中心位置の配置位置と、CT画像又はMRI画
像に付された上記付帯情報とを比較することで、作成し
た人体モデルと寝台(又は実際の被検体)とを対応付け
ることができる(以下、作成した人体モデルと、各種モ
ダリティの寝台又は実際の被検体との位置の対応付けを
「位置マッチング」と称する。)。
【0062】なお、第2の実施形態において説明され
る、人体プロファイルによって人体モデルを構築する場
合も、同様の手法にて当該人体モデルと現在の視野との
マッチングをはかることが出来る。
【0063】上記X線吸収率分布画像の生成において
は、主記憶装置41にX線診断画像と対応時付けて予め
格納されたX線条件を使用した。しかし、本X線診断装
置10は、例えば特開平8−66389に記載されてい
る、X線診断画像からX線条件を推定する機能を有して
おり、この画像から推定されたX線条件を使用して吸収
率分布画像を生成することも可能である。
【0064】次に、X線吸収率分布を求める別の形態と
して、CT画像を用いる手法を以下説明する。
【0065】図6は、CT画像を用いてX線吸収率分布
を求める手法を説明するための概念図である。また、図
7は、CT画像を使用してX線吸収率分布画像を生成す
る場合の処理手順を示したフローチャートである。これ
らの処理は、図3に示すX線吸収率分布データ生成部3
9において実行される。
【0066】図7に示すように、まずX線吸収率分布デ
ータ生成部39は、主記憶装置41から、X線診断装置
10の寝台21の位置情報、Cアーム16の位置情報、
X線発生部12の位置情報、視野サイズ、拡大率、及び
CT画像、各CT画像収集時の撮影条件、CTスライス
位置情報(CT装置の寝台位置情報)を取得する(ステ
ップS1b)。
【0067】次に、ステップS1において取得した情報
に基づいて、上記位置マッチング処理、及びX線視野領
域の計算を行い(ステップS2b)、X線パスラインの
推定を行う(ステップS3b)。なお、X線パスライン
の推定とは、図6に示すようにX線が通過する領域の推
定と等価である。
【0068】次に、図6に示すように、推定されたX線
パスラインに基づいて、X線がどの位置を通るかという
X線照射領域を各CT画像毎に推定し抽出し(ステップ
S4b)、抽出された各X線照射領域に関する画像デー
タに基づいて、ボリュームデータを再構成する(ステッ
プS5b)。
【0069】次に、ボリュームデータを構成する各断層
画像の各画素のうち、X線のパスライン上にある画素の
CT値を加算し、当該加算データからパスライン毎のX
線吸収率を求め(ステップS6b)、本X線診断装置1
0のX線発生部12から見た二次元X線吸収率分布を表
す画像を生成する(ステップS7b)。なお、CT画像
を収集したときのX線条件は画像に付帯されており、そ
の情報を用いてX線吸収率を計算することができる。ま
た、図7に示すように、X線吸収率分布画像の生成前に
散乱線、患者身体による影響を考慮した補正が実行され
る。
【0070】作成された二次元X線吸収率分布画像は、
画像表示モニタ54に表示される(ステップS8b)。
当該表示に関しては、前述のX線条件を用いたX線吸収
率分布を得る方法と同じ形態を採用することができる。
さらに、保持装置を移動させる場合には、上記フローを
行い、その保持装置位置で観察される視野でのX線吸収
率分布生成を行い、二次元X線吸収率分布画像が自動的
に切り替わることが好ましい。
【0071】(ハレーション領域推定機能・X線条件自
動設定機能)本X線診断装置10は、以上の様にして生
成されたX線吸収率分布に基づいて、ハレーション領域
を推定し操作者に知らせる機能、及びX線吸収率分布に
基づいて、ハレーションの発生しないX線条件を計算
し、システムに自動設定する機能を有している。
【0072】まず、ハレーション領域を推定機能につい
て説明する。図3のハレーション領域推定部35は、X
線吸収率、X線条件とハレーション値とを対応付けるテ
ーブルと、上記で得られたX線吸収率分布データ及び当
該X線吸収率分布画像を表示しているときに設定されて
いるX線条件とを参照することで、ハレーション値以上
の画素値を有する画素を特定することでハレーション領
域を推定する。推定されたハレーション領域は、既述の
X線吸収率分布画像やX線診断装置で収集された画像上
に重ねて表示することができる。
【0073】また、ハレーション領域とハレーションし
ない領域の境目の位置情報を、人体モデルやX線保持装
置、X線発生器位置、検出器位置、視野サイズ、拡大率
から求め、ハレーション分布情報とともに記録する構成
であってもよい。さらに、推定されたハレーション領域
の位置情報をフィルタ制御部140に送信することで、
フィルタ制御部140が補償フィルタをハレーション領
域近傍へ自動的に挿入する構成であってもよい。
【0074】次に、X線吸収率分布に基づいてハレーシ
ョンの発生しないX線条件を計算し、システムに自動設
定するX線条件自動設定機能について、図8を参照しな
がら説明する。
【0075】図8は、X線条件決定部36及びハレーシ
ョン領域推定部35によって実行される、X線条件自動
設定処理の手順を示したフローチャートである。図8に
おいて、まずハレーション領域推定部35は、主記憶装
置41からX線吸収率分布及びX線条件を読み出し(ス
テップS1c)、ハレーション領域の推定を行う(ステ
ップS2c)。
【0076】次に、X線条件決定部36は、ハレーショ
ン領域推定部35によって推定されたハレーション領域
の各画素に対して所定のハレーション補正を行う(ステ
ップS3c)。このハレーション補正により、X線条件
の補正限界(画像レベル)を設定することができる。な
お、X線条件決定部36がハレーション補正が当該補界
を超えると判別した場合には、CPU40は、補正限界
を超える領域に対して補償フィルタを挿入するようにフ
ィルタ制御部140を制御する。また、補償フィルタ挿
入に加えて、X線条件の変更、又は画像に対しデジタル
的なハレーション防止処理を施すことで、ハレーション
補正を行う構成であってもよい。
【0077】(DSAのついての適用)本X線診断装置
10では、造影剤を使用して効果的にX線透視やX線撮
影を行うDSA術式において、人体モデルを使用して作
業の簡略化・効率化を図ることができる。以下、ステッ
ピングDSA、回転DSA術式の場合を例に説明する。
【0078】ステッピングDSAは、造影剤が高濃度の
塊(ボーラス)となるように被検体に注入し、この塊の
血管内の移動を追跡してコントラスト像を取得する撮影
形態をボーラスチェースDSAの一形態である。ボーラ
スチェースDSAでは、通常図9に示すように、撮影系
(X線発生手段12及びX線検出手段が設けられたCア
ーム16)が、被検体の体軸方向(Z軸方向)に沿って
移動する。特に、撮影系を離散的に複数回移動させてD
SA撮影をステッピングDSAと呼ぶ。
【0079】図10(a)、(b)は、ステッピングD
SAの透視又は撮影領域を設定する場合に実行される処
理を説明するための概念図である。図10(a)に示す
ように、画像表示モニタ54に表示された人体モデルに
対して、画像収集したい関心領域を操作者が指示する。
CPU40は、当該指示された位置と、作成した人体モ
デル、Cアーム16の位置情報、寝台21の位置情報、
X線発生部12の置情報、X線検出器14の位置情報と
から、実際の装置の位置関係を自動的に計算する。
【0080】次に、操作者によって関心領域、スタート
位置、エンド位置が表示された人体モデル上で指示され
ると、CPU40は、関心領域を視野の真中とするため
移動量、及びステップストロークを計算し、図10
(b)に示すように機械制御部44を制御してCアーム
16又は寝台21を移動させ、ステップストローク(又
は撮影ポイント)、スタート位置等を設定する。以下、
設定された条件に従って、ステッピングDSAが実行さ
れる。
【0081】なお、ステップしたい各場所でのX線吸収
率分布やハレーション分布が既述の手法で求められてい
れば、各場所でのX線条件を自動的に計算し設定した
り、補償フィルタの挿入位置を自動的に計算することも
可能である。
【0082】次に、回転DSA術式の場合について説明
する。回転DSAとは、当該被検体に注入した造影剤の
移動を追跡してコントラスト像を取得する場合に、撮影
系を図11に示すように被検体の体軸中心に回転させる
ものである。通常、マスク像を往路A、コントラスト像
を復路Bにて撮影する。この往路Aと復路Bとから動脈
に関するDSA画像は十分に得られるが、静脈等に関す
るDSA等を撮影する場合には、さらに往路Cによるコ
ントラスト像撮影を行う場合がある。
【0083】図12は、回転DSAの透視又は撮影領域
を設定する場合に実行される処理を説明するための概念
図である。図12に示すように、画像表示モニタ54に
表示された人体モデルに対して、画像収集したい関心領
域を操作者が指示する。CPU40は、当該指示された
位置と、作成した人体モデル、Cアーム16の位置情
報、寝台21の位置情報、X線発生部12の置情報、X
線検出器14の位置情報とから、実際の装置の位置関係
を自動的に計算する。
【0084】次に、操作者によって関心領域、スタート
位置、エンド位置が表示された人体モデル上で指示され
ると、CPU40は、関心領域が回転中に視野から外れ
ない回転角度、寝台高さ演算し、機械制御部44を制御
してCアーム16又は寝台21を適切な位置に移動させ
る。
【0085】さらに、既述の処理にて回転の各位置での
X線吸収率分布やハレーション分布がわかっていれば、
各場所でのX線条件を自動的に計算したり、補償フィル
タの挿入位置を自動的に計算する構成であってもよい。
また、X線吸収率分布、ハレーション分布のデータが、
例えば回転撮影等により比較的広い範囲での分布データ
が得られている場合、X線吸収率の三次元分布画像、ま
たはハレーションの三次元分布画像を作成する構成であ
ってもよい。
【0086】以上述べた構成によれば、以下の効果を得
ることができる。
【0087】X線診断装置10の発生器位置、検出器位
置、視野サイズから、CT画像やMRI画像から構成さ
れた人体モデル上のどの位置の、どのくらいの領域に対
するX線吸収率分布かを対応付けることが出来る。従っ
て、X線吸収率分布と人体モデル像とは、X線診断装置
の画像表示手段によって正確に重ねあわせて表示するこ
とができる。操作者は、この重ね合わせ画像によって診
断部位のX線吸収率を容易かつ迅速に確認することがで
きる。
【0088】(第2の実施形態)次に、本X線診断装置
10の第2の実施形態について説明する。第2の実施形
態に係るX線診断装置10は、人体断層プロファイル
(人体の体を模擬した断層画像によるモデル)を利用し
て診断精度・診断効率を向上させるものである。
【0089】(人体断層プロファイルによる人体モデル
の作成)本X線診断装置10は、人体断層プロファイル
を利用して人体モデルを作成することができる。この人
体断層プロファイルによる人体モデル作成は、当該患者
に関するCT画像やMRI画像がなく、人体モデルが作
成できない場合等に実益がある。以下、図13を参照し
ながら説明する。
【0090】図13は、人体モデル生成部38によって
実行される人体断層プロファイルによる人体モデルの作
成処理の手順を示したフローチャートである。図13に
おいて、まず、人体モデル生成部38は、主記憶装置4
1から複数の人体断層プロファイルと身体サイズデータ
とを読み出す(ステップS1d)。なお、ここで使用さ
れる身体サイズデータは、特開2000−152924
に類似した方法で測定されたものを使用することが出来
る。
【0091】次に、人体モデル生成部38は、身体サイ
ズデータと、各人体断層プロファイル及び当該プロファ
イルに付された断層位置情報、内臓位置情報、サイズ等
とを比較して、当該患者に好適な人体断層プロファイル
を抽出し(ステップS2d)、この人体断層プロファイ
ルを使って当該患者の人体モデルを作成する(ステップ
S3d)。なお、ステップステップS2dにおいては、
CT画像やMRI画像を参照して好適な人体断層プロフ
ァイルを抽出する構成であってもよい。
【0092】上記人体モデルと本X線診断装置によるX
線画像の関心領域との対応付けは、以下の様に実行され
る。すなわち、まず人体モデルとCアーム16位置との
対応付けを、既述の手法にて行う。次に、Cアーム16
を少なくとも2つの異なる位置に移動させ、各々の場所
で画像を収集する。
【0093】次に、収集された各画像上の観察領域を表
示された画像に対して指定する。その指定された2つの
点を検出器14の検出面へ逆投影した後、図14に示す
ように当該検出面上の指示ポイントとX線発生部12の
X線焦点を結ぶ2つの線を求める。この求めた2つの線
分の交点を人体モデル上の関心領域とすることで、人体
モデルと本X線診断装置によるX線画像の関心領域とを
対応付けることができる。
【0094】(人体モデル及び人体断層プロファイルを
利用した距離等の計測)本X線診断装置10は、人体モ
デル及び人体断層プロファイルを利用して対象部位まで
の距離等を求め、部位毎の被爆線量を高い精度にて計算
することができる。また、人体モデル及び人体断層プロ
ファイルを利用した定量解析も可能である。以下、これ
らの内容について説明する。
【0095】まず、例えば既述の手法により、人体モデ
ル生成部38は、三次元の人体モデルを生成する。次
に、人体モデル生成部38は、当該人体モデルを、主記
憶装置41に記憶された複数の人体断層プロファイルの
中の最も好適なものに基づいて補正する。この補正後の
人体モデルにより、図15に示すようにX線管から対象
部位までの正確な距離が得られる。このX線管から対象
部位までの距離と、X線管に設けられた線量計の指示値
とから、部位毎の被爆線量を計測することができる。
【0096】また、上記補正後の人体モデルにより、血
管等の正確な定量解析が可能である。すなわち、従来に
おいては、診断対象部位の定量解析は、一般にカテーテ
ルの太さを基準に実行している。また、診断中に診断対
象部位とX線管との位置関係は変化するため、正確な定
量解析を行うことができなかった。
【0097】これに対し、本X線診断装置10によれ
ば、Cアーム16等が移動した場合でも、図16に示す
ように好適なプロファイルを考慮した上記補正後の人体
モデルにより、診断対象部位の正確な位置、診断対象部
位のX線管からの距離、診断対象部位の検出器14の検
出面上の実長さ(m/pixel)を正確に得ることが
できる。こうして得られた診断対象部位の実長さ等は、
解析時などのキャリブレーションデータとして使用する
ことができ、精度の高い定量解析を実現できる。
【0098】以上述べた構成によれば、以下の効果を得
ることができる。
【0099】本X線診断装置10によれば、人体モデル
と事前に取得されたX線診断画像のX線条件又はCT画
像等とに基づいて、X線吸収率分布、ハレーション分布
を取得することができる。従って、X線条件を決定する
ためのテスト曝射等を必要とせず、容易に線量管理、X
線条件の設定が可能である。その結果、診断効率を向上
させ、患者への余分な被爆を防止することができる。特
に、得られたX線吸収率分布に基づくX線条件の自動設
定や、ハレーション分布に基づく補償フィルタの自動設
定により、複雑な操作をすることなく、最適なX線条件
で画像を取得することができる。
【0100】また、本X線診断装置10では、作成した
人体モデルを好適なプロファイルデータによって調整す
るから、診断部位の大きさ等の患者データや、X線管か
ら診断部位までの距離等を高い精度にて取得することが
可能である。その結果、X線吸収率分布演算、ハレーシ
ョン分布演算、定量解析等を高い精度で実行することが
できる。
【0101】また、本X線診断装置10によれば、DS
A術式において人体モデルによってストローク幅等を設
定することで、撮影前のマニュアル設定操作を簡便化す
ることができる。従って、診断効率を向上させ、操作
者、患者への苦痛を軽減させることができる。
【0102】以上、本発明を実施形態に基づき説明した
が、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各
種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら
変形例及び修正例についても本発明の範囲に属するもの
と了解される。また、各実施形態は可能な限り適宜組み
合わせて実施してもよく、その場合組合わせた効果が得
られる。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が
含まれており、開示される複数の構成要件における適宜
な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、
実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が
削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べ
た課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効
果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件
が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0103】
【発明の効果】以上本発明によれば、人体モデルを使用
して、X線診断効率及び診断精度を向上させることが可
能なX線診断装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本実施形態に係るCアーム構造のX線
診断装置10を寝台21に搭載した被検体の頭部側から
見た外観図である。
【図2】図2は、本実施形態に係るCアーム構造のX線
診断装置10を寝台21に搭載した被検体の側面から見
た外観図である。
【図3】図3は、X線診断装置10の機能ブロック図で
ある。
【図4】図4は、外部通信I/F62による、本X線診
断装置10と病院情報システムや画像サーバーとのやり
取りを概念的に示した図である。
【図5】図5は、X線診断画像を使用してX線吸収率分
布画像を生成する場合の処理手順を示したフローチャー
トである。
【図6】図6は、CT画像を用いてX線吸収率分布を求
める手法を説明するための概念図である。
【図7】図7は、CT画像を使用してX線吸収率分布画
像を生成する場合の処理手順を示したフローチャートで
ある。
【図8】図8は、X線条件決定部36及びハレーション
領域推定部35によって実行される、X線条件自動設定
処理の手順を示したフローチャートである。
【図9】図9は、DSA術式を説明するための図であ
る。
【図10】図10(a)、(b)は、ステッピングDS
Aの透視又は撮影領域を設定する場合に実行される処理
を説明するための概念図である。
【図11】図11は、DSA術式を説明するための図で
ある。
【図12】図12は、回転DSAの透視又は撮影領域を
設定する場合に実行される処理を説明するための概念図
である。
【図13】図13は、人体モデル生成部38によって実
行される人体断層プロファイルによる人体モデルの作成
処理の手順を示したフローチャートである。
【図14】図14は、人体モデルとX線診断装置10の
関心領域との対応付けを説明するための図である。
【図15】図15は、人体モデル及び人体断層プロファ
イルを利用した対象部位までの距離計測を説明するため
の図である。
【図16】図16は、人体モデル及び人体断層プロファ
イルを利用した定量解析を説明するための図である。
【符号の説明】 10…X線診断装置 11…データ処理部 12…X線発生部 13…高電圧発生部 14…X線検出器 15…X線制御部 16…Cアーム 17…測定器 21…寝台 30…位置センサー 34…ポジション記憶媒体 35…ハレーション領域推定部 36…X線条件決定部 38…人体モデル生成部 39…X線吸収率分布データ生成部 40…CPU 41…主記憶装置 42…モータ 44…機械制御部 46…光学系 48…露光タイマー制御部 50…輝度制御部 52…画像信号処理部 54…画像表示モニタ 60…操作部 62…操作部 140…フィルタ制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前濱 登美男 栃木県大田原市下石上字東山1385番の1 株式会社東芝那須工場内 (72)発明者 塚原 克之 栃木県大田原市下石上字東山1385番の1 株式会社東芝那須工場内 (72)発明者 高橋 徹 栃木県大田原市下石上字東山1385番の1 株式会社東芝那須工場内 (72)発明者 白石 邦夫 東京都北区赤羽2丁目16番4号 東芝医用 システムエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 4C093 AA07 AA08 CA18 DA02 EA11 EC16 FA13 FA16 FA18 FA43 FA53 FA54 FA55 FA59 FC12 FF21 FF22 FF28 FF42 FF50 FG02 5B057 AA08 BA17 CH01 CH11 DA16

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】寝台上の被検体に対してX線を曝射するX
    線発生手段と、前記X線発生手段からのX線を検出する
    X線検出手段と、前記X線発生手段と前記X線検出手段
    とが対向するように、前記X線発生手段と前記X線検出
    手段とを支持する支持器と、を具備するX線診断装置で
    あって、 前記被検体のモデルを生成するモデル生成手段と、 前記モデルに基づいて所定の物理量を演算する演算手段
    と、 を具備することを特徴とするX線診断装置。
  2. 【請求項2】複数の人体断層プロファイルを記憶する記
    憶手段をさらに具備し、 前記モデル生成手段は、前記複数の人体断層プロファイ
    ルから、前記被検体に関する情報に基づいて所定の人体
    断層プロファイルを選択し、当該所定の人体断層プロフ
    ァイルに基づいて前記人体モデルを生成すること、 を特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  3. 【請求項3】X線診断装置により取得された前記被検体
    に関する診断画像と、前記診断画像に関するX線条件、
    前記診断画像の取得時における前記支持器の位置情報及
    び前記X線発生手段の位置情報並びに前記寝台の位置情
    報と、を記憶する記憶手段をさらに具備し、 前記演算手段は、前記各位置情報と、現在の前記支持器
    の位置情報及び前記X線発生手段の位置情報並びに前記
    寝台の位置情報と、の対応から決定される前記被検体の
    所定領域に関するX線吸収率分布を、前記X線条件に基
    づいて演算すること、 を特徴とする請求項1又は2記載のX線診断装置。
  4. 【請求項4】X線コンピュータ断層装置により取得され
    た前記被検体に関する断層画像と、前記断層画像に関す
    るX線条件及び前記断層画像に関する位置情報とを記憶
    する記憶手段をさらに具備し、 前記演算手段は、前記断層画像に関する位置情報と、現
    在の前記支持器の位置情報及び前記X線発生手段の位置
    情報並びに前記寝台の位置情報と、の対応から決定され
    る前記被検体の所定領域に関するX線吸収率分布を、前
    記X線条件に基づいて演算すること、 を特徴とする請求項1又は2記載のX線診断装置。
  5. 【請求項5】前記記憶手段は、X線吸収率とハレーショ
    ン値とを対応付けた第1のテーブルを記憶し、 前記演算手段は、前記第1のテーブルを参照して前記X
    線吸収率分布からハレーション分布を演算すること、 を特徴とする請求項3又は4記載のX線診断装置。
  6. 【請求項6】前記X線吸収率分布又はハレーション分布
    を、前記人体モデルに重畳させて表示する表示手段をさ
    らに具備することを特徴とする請求項3乃至5のうちい
    ずれか一項記載のX線診断装置。
  7. 【請求項7】前記ハレーション分布に基づいて、前記X
    線検出手段のハレーション発生領域にフィルタを配置す
    るフィルタ制御手段をさらに具備することを特徴とする
    請求項5記載のX線診断装置。
  8. 【請求項8】前記記憶手段は、X線吸収率とX線条件と
    を対応付けた第2のテーブルを記憶し、 前記演算手段は、前記第2のテーブルを参照して前記X
    線吸収率分布からX線条件を求め、 前記X線吸収率分布から求められた前記X線条件に基づ
    いて、前記X線発生手段を制御するX線制御手段とさら
    に具備すること、 を特徴とする請求項3又は4記載のX線診断装置。
  9. 【請求項9】前記演算手段は、X線曝射開始位置、X線
    曝射終了位置、視野サイズ、拡大率に基づいて、診断の
    関心領域が画像の中心となるように、前記寝台の移動量
    又は前記支持器の移動量を演算することを特徴とする請
    求項3記載のX線診断装置。
  10. 【請求項10】複数の人体断層プロファイルを記憶する
    記憶手段をさらに具備し、 前記演算手段は、前記複数の人体断層プロファイルか
    ら、前記被検体に関する情報に基づいて所定の人体断層
    プロファイルを選択し、当該所定の人体断層プロファイ
    ルと前記人体モデルとに基づいて、前記X線発生手段か
    ら所定部位までの距離又は所定部位の被爆線量を求める
    こと、 を特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  11. 【請求項11】複数の人体断層プロファイルを記憶する
    記憶手段をさらに具備し、 前記演算手段は、前記複数の人体断層プロファイルか
    ら、前記被検体に関する情報に基づいて所定の人体断層
    プロファイルを選択し、当該所定の人体断層プロファイ
    ル、前記人体モデル、前記X線発生手段から所定部位ま
    での距離、前記X線検出手段から前記所定部位までの距
    離に基づいて、前記所定部位の位置を求めること、 を特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  12. 【請求項12】複数の人体断層プロファイルを記憶する
    記憶手段をさらに具備し、 前記演算手段は、前記複数の人体断層プロファイルか
    ら、前記被検体に関する情報に基づいて所定の人体断層
    プロファイルを選択し、当該所定の人体断層プロファイ
    ルと前記人体モデルとに基づいて、所定の定量解析を行
    うこと、 を特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  13. 【請求項13】前記被検体に関する情報は、前記被検体
    の身体サイズ、X線診断画像、CT画像、MRI画像、
    核医学診断画像、超音波画像の少なくとも一つを含むこ
    とを特徴とする請求項10乃至12のうちいずれか一項
    記載のX線診断装置。
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