JP2003182636A - ピックアップトラックの車体後部構造 - Google Patents

ピックアップトラックの車体後部構造

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JP2003182636A
JP2003182636A JP2001384913A JP2001384913A JP2003182636A JP 2003182636 A JP2003182636 A JP 2003182636A JP 2001384913 A JP2001384913 A JP 2001384913A JP 2001384913 A JP2001384913 A JP 2001384913A JP 2003182636 A JP2003182636 A JP 2003182636A
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rear wheel
wheel apron
reinforcement
vehicle body
end portion
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JP2001384913A
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Yasushi Takahashi
泰 高橋
Tomonori Otsuka
智紀 大塚
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Subaru Corp
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Fuji Heavy Industries Ltd
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D33/00Superstructures for load-carrying vehicles
    • B62D33/02Platforms; Open load compartments
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/08Front or rear portions
    • B62D25/087Luggage compartments

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体ボディの構成に大幅な変更を加えること
なくリヤホイールエプロンと荷台との間の結合強度を確
保することによって、リヤホイールエプロン廻りの剛性
を増加させながらも、車体後方からの衝撃に対して車体
の変形を妨げず、しかも、衝撃から燃料配管系を保護す
ることのできるピックアップトラックの車体後部構造を
提供する。 【解決手段】 荷台に沿うように燃料配管系を導出した
リヤホイールエプロンの下端部にリヤフロアパネルの側
端部が結合されるピックアップトラックの車体後部構造
において、リヤホイールエプロンの燃料配管系導出部の
周囲を覆う板状の第1リンフォースをリヤホイールエプ
ロンに結合させるとともに、第1リンフォースの下端部
を車体中心に向けて折り曲げてフランジ部を形成し、こ
のフランジ部の上面側にリヤフロアパネルの側端部を重
ね合わせた状態でリヤホイールエプロンとリヤフロアパ
ネルとを結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ピックアップト
ラックの車体後部構造に関するものであり、さらに詳し
くは、乗用車をベースとしたピックアップトラックの車
体後部構造に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、自動車ユーザの
ニーズの多様化に伴って、荷台に多くの荷物が積めるト
ラックとしての実用性と乗用車並の快適性とを兼ね備え
た乗用車ベースのピックアップトラックやその派生であ
るSUV(スポーツユーティリティビークル)がユーザ
に提供されている。乗用車をベースとしたこれらのピッ
クアップトラック(以下、ピックアップという)は、フ
レーム構造を用いたRV(レクリェーショナルビーク
ル)とは異なり、乗用車と同様のモノコック構造によっ
て車体ボディが構成されている。そのため、ピックアッ
プは、ベースとされる乗用車の荷室の屋根が取り払われ
た形態であるものの、ベースとされる乗用車のリヤホイ
ールエプロン廻りやそこに配設される燃料配管系はその
まま共用されることが多い。
【0003】ところで、このようなピックアップにおい
ては、車体後部の荷台の屋根が取り払われているため、
補剛部材であるガードバーを荷台前方に付設したりして
荷台開口部の剛性を確保しようとしているものの、製作
コストや重量増加の観点からリヤホイールエプロンと荷
台、すなわちリヤフロアパネルとの間の結合強度が十分
に確保できない場合がある。そのような場合には、ベー
ス車と同等の車体剛性が確保しきれず、リヤホイールエ
プロン廻りの剛性が低下してしまうため、ベース車と比
較すると振動、騒音レベルが低下するという問題があっ
た。また、リヤホイールエプロン廻りの剛性が低下して
しまうと、後方から衝突された場合など、車体後方に衝
撃荷重を受けた際に、荷台の変形に伴ってリヤホイール
エプロン廻りが変形し易くなるため、場合によっては、
リヤホイールエプロンに取り廻された燃料配管系の一部
が損傷しかねないという虞がある。さらにまた、このよ
うなピックアップの荷台には、高さや重さのある荷物が
積載される可能性があるので荷物固定用のフックが取り
付けられたり、荷台を上下に分割するための部材が置か
れたりすることから、リヤホイールエプロン廻りを補剛
しなければならないという問題もある。
【0004】このような問題を解決するため、荷台のフ
ロアの板厚を厚くしたり、リヤホイールエプロン廻りを
補剛するリンフォースを組み込むなどの方法によって車
体の剛性を増加させることも考えられるが、このような
方法を採用した場合には、車体に対する前後方向からの
衝撃に対する剛性も増加することがあるため、車体後方
に衝撃荷重が加わった際に荷台が変形しにくくなり、車
体を変形させて乗員にダメージが及ぶのを回避すること
が損なわれてしまう。
【0005】そこで、この発明は、上述したような従来
のピックアップトラックの車体後部構造が有している問
題点を解決するためになされたものであって、車体ボデ
ィの構成に大幅な変更を加えることなくリヤホイールエ
プロンとリヤフロアパネルとの間の結合強度を確保する
ことによって、リヤホイールエプロン廻りの剛性を増加
させながらも、車体後方からの衝撃に対して車体の変形
を妨げず、しかも、衝撃から燃料配管系を保護すること
のできるピックアップトラックの車体後部構造を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、荷台に沿うように燃料配管系を導出したリ
ヤホイールエプロンの下端部にリヤフロアパネルの側端
部が結合されるピックアップトラックの車体後部構造に
おいて、前記リヤホイールエプロンの燃料配管系導出部
の周囲を覆う板状の第1リンフォースを前記リヤホイー
ルエプロンに結合させるとともに、前記第1リンフォー
スの下端部を車体中心に向けて折り曲げてフランジ部を
形成し、このフランジ部の上面側に前記リヤフロアパネ
ルの側端部を重ね合わせた状態で前記リヤホイールエプ
ロンとリヤフロアパネルとが結合されることを特徴とす
る。
【0007】また、本発明は、前記第1リンフォースの
斜め前方のリヤホイールエプロンに板状の第2リンフォ
ースを結合させるとともに、前記第1リンフォースと第
2リンフォースとの間に荷物固定用のフックを取り付け
たブラケット部材を配置し、このブラケット部材の下端
部が前記第1リンフォースに固定され、上端部が第2リ
ンフォースに固定されることを特徴とする。
【0008】さらに、本発明は、前記第1リンフォース
の上端縁より上方に前記第2のリンフォースの下端縁が
位置していることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のピックアップトラ
ックの車体後部構造の最も好適と思われる実施形態につ
いて図1〜4を用いて説明する。図1は、本発明が適用
されるピックアップを斜め後方から見た際の斜視図、図
2は、同例における車体右側のリヤホイールエプロン廻
りを説明するための斜視図、図3は、同例のリヤホイー
ルエプロン廻りを車体中心から見た際の側面図、図4
(a)は、図3中におけるA−A矢視断面図、(b)
は、B−B矢視断面図、(C)は、C−C矢視断面図で
ある。
【0010】本発明が適用されるのは、図1に示される
ように、たとえばステーションワゴンやバンなどのベー
スとされる乗用車の荷室の屋根が取り払われて無蓋の荷
台が形成されたピックアップ1であって、特に、ベース
とされる乗用車のリヤホイールエプロン廻りの構造部材
やそこに配設される燃料配管系がそのまま共用されてい
る車両である。すなわち、ベース車と同様に、左右何れ
かのクォータパネルに給油口が形成され、そこから給油
された燃料がフューエルフィラダクトを介してフロア下
の燃料タンクに供給され、ORVR(On Board Refuelin
g Vapor Recovery)パイプがリヤホイールエプロンの側
面部から荷台上に導出された後、車体前方に向かって取
り廻されている車両のことである。
【0011】図1に示されるように、ピックアップ1の
荷台2の開口部前端には、開口部前端とキャビン3上端
部とを連接する斜交い状のガードバー4が付設されてい
る。また、平ボディとされた荷台2の左右両側には、左
右後輪と車体ボディとが干渉しないように車体中心に向
かって適宜タイヤ型に張り出されたリヤホイールエプロ
ン5がリヤホイールエプロンカバー6によって覆われて
いる。ここで、燃料配管系が車体右側に配設されている
ものとすると、車体右側のリヤホイールエプロン5とリ
ヤホイールエプロンカバー6との間には、図2〜4に示
されるように、ORVRホース7、リンフォースロワ
8、ORVRホースブラケット9、ORVRホースカバ
ー10、ラゲッジフック11、リンフォースアッパ12
がそれぞれ配設されている。
【0012】ORVRホース7は、走行および給油時の
蒸発燃料が大気中に漏れるのを防止するため燃料配管系
に装着されているORVR用管路であって、リヤホイー
ルエプロン5の垂直な側面部5Aの後端下方側にはめ込
まれた環状のグロメット13から荷台2上に導出され、
車体前方のリヤシート下部に向かって取り廻されてい
る。
【0013】リンフォースロワ8は、リヤホイールエプ
ロン5の垂直な側面部5Aに接合された状態で設定箇所
が溶接により結合固定される板状の第1リンフォースで
あって、リヤホイールエプロン5のORVRホース7を
荷台2上に導出する導出部、すなわちグロメット13の
周辺部を補剛する本体部80と、この本体部80の前端
上方側にくびれを介して形成され後述するラゲッジフッ
ク11の端部が取り付けられる半島状の延設部としての
取付面部81と、本体部80の下端縁を水平、すなわち
車体中心に向かって折り曲げることによって形成された
フランジ部82とから成っている。
【0014】リンフォースロワ8の本体部80と取付面
部81との全面には、ビードなどの増強加工が適宜施さ
れているとともに、本体部80の中央部には、リヤホイ
ールエプロン5に取り付けられたグロメット13と干渉
しないように縦長の長孔状に切り欠かれたORVRパイ
プ貫通穴83が設けられている(図4(a)参照)。こ
のORVR貫通穴83よりも車体前側、すなわちキャビ
ン3寄りの中央部には、所定径状のボルト穴84が設け
られ、このボルト穴84の裏側、つまりリヤホイールエ
プロン5側から車体中心に向かってボルト軸部が挿通さ
れたウェルディングボルト14が取り付け固定されてい
る。このウェルディングボルト14のボルト軸部には、
ORVRホース7を支持するため車体中心に向かって適
宜張り出されたORVRホースブラケット9の上端部
と、車体前後方向にわたってORVRホース7を保護す
るORVRホースカバー10の上端部とが取り付けられ
た状態でナット15により締結固定されている。ところ
で、ウェルディングボルト14が取り付けられた本体部
80の中央部とリヤホイールエプロン5の側面部とは離
間しており、接合はしていない(図4(b)参照)。さ
らにまた、取付面部81の付け根とされる本体部80の
外周縁には、くびれ部85が形成されている。
【0015】リンフォースロワ8の取付面部81の中央
部には、所定径状のボルト穴86が設けられ、このボル
ト穴86の裏側、つまりリヤホイールエプロン5側から
車体中心に向かってボルト軸部が挿通されたウェルディ
ングボルト16が取り付け固定されている。このウェル
ディングボルト16のボルト軸部には、後述するラゲッ
ジフック11の下端部に形成された所定径状のボルト穴
111が挿通された状態でナット17により締結固定さ
れている。ところで、ウェルディングボルト16が取り
付けられた取付面部81の中央部とリヤホイールエプロ
ン5の側面部5Aとは離間しており、接合はしていない
(図4(c)参照)。
【0016】リンフォースロワ8のフランジ部82の上
面側には、側端部が上方に向かって折り曲げられた荷台
2のリヤフロアパネル2Aが重ね合わされており、その
状態においてリンフォースロワ8のフランジ部82とリ
アフロアパネル2Aとの所定箇所が溶接により接合固定
されるとともに、リヤホイールエプロン5の側面部5
A、本体部80の下端部およびリヤフロアパネル2Aの
側端部とが重ね合わされた状態で所定箇所が溶接により
接合固定されている。なお、図4中の符号2Bは、車体
左右両側に配置されたリヤサイドフレームの側端フラン
ジ部であって、その上面側にリヤフロアパネル2Aが接
合されている。
【0017】ラゲッジフック11は、リヤホイールエプ
ロン5の側面部5Aと所定間隔を空けて対向配置される
ブラケット部材であって、その下端部には、所定径状の
ボルト穴111が設けられており、このボルト穴111
にリンフォースロワ8の取付面部81に取り付けられた
ウェルディングボルト16のボルト軸部が挿通した状態
でナット17により締結固定されている。また、ラゲッ
ジフック11の中央部には、ラゲッジフック11がリヤ
ホイールエプロン5の側面部5Aに沿って取り付けられ
た際に、車体中心に向かって水平に突出する平面視U字
状の荷物固定用のフック112が強固に取り付け固定さ
れている。ところで、このフック112の取り付け高さ
位置は、リンフォースロワ8の取付面部81の上端縁と
ほぼ同一高さ位置となるように設定されている。
【0018】また、ラゲッジフック11の上端部には、
下端部のボルト穴111よりも車体前方側にオフセット
された所定径状のボルト穴113が設けられており、こ
のボルト穴113に後述するリンフォースアッパ12の
端部に取り付けられたウェルディングボルト18のボル
ト軸部が挿通した状態でナット19により締結固定され
るようになっている。したがって、ラゲッジフック11
は、その上下端部がそれぞれリンフォースロワ、アッパ
8,12とナット締結されることによって、リヤホイー
ルエプロン5に脱着可能に取り付け固定されるようにな
っている。なお、ラゲッジフック11の板厚は、リヤホ
イールエプロン5の側面部5Aやリンフォースロワ、ア
ッパ8,12などの板厚よりもやや厚めとなるように設
定されている。
【0019】リンフォースアッパ12は、荷台2を上下
に分割するための部材が置かれるためにリヤホイールエ
プロン5廻りを補剛する補剛部材としてリヤホイールエ
プロン5の側面部5Aと上面湾曲部5Bとに跨って接合
されるように折り曲げ加工が施された板状の第2リンフ
ォースであって、リヤホイールエプロン5の側面部5A
に接合された状態で溶接により結合固定される側面接合
部120と、リヤホイールエプロン5の上面湾曲部5B
に接合された状態で溶接により結合固定される上面接合
部121とから成っている。これらの側面接合部120
と上面接合部121とには、ビードなどの増強加工が車
体前後方向に並列して施されている。このビードが施さ
れた側面接合部120の車体後方側の下端部には、所定
径状のボルト穴122が設けられており、このボルト穴
122の裏側、つまりリヤホイールエプロン5側から車
体中心に向かってボルト軸部が延びるような形態のウェ
ルディングボルト18が取り付けられている。
【0020】以上述べたように、本発明によれば、リン
フォースロワ8は、ORVRホース7を荷台上に導出し
たリヤホイールエプロン5の燃料配管系路導出部の周辺
部を補剛する本体部80と、この本体部80の前端上方
側に形成されラゲッジフック11の端部が取り付けられ
る取付面部81と、本体部80の下端部が水平に折り曲
げられたフランジ部82とが形成され、リンフォースロ
ワ8のフランジ部82とリアフロアパネル2Aとが溶接
により接合固定されるとともに、リヤホイールエプロン
5の側面部5A、本体部80の下端部およびリヤフロア
パネル2Aの側端部とが重ね合わされた状態で溶接によ
り接合固定されている。そのため、リヤリヤホイールエ
プロン5とリヤフロアパネル2Aとの間の結合強度を十
分に確保することができ、ベース車と比較しても遜色な
い振動、騒音レベルを実現することができるとともに、
後方から衝突された場合など、車体後方からの衝撃荷重
に対して荷台2やリヤホイールエプロン5が変形するの
を妨げることがなく、しかも、衝撃荷重に伴ってリヤホ
イールエプロン5廻り、すなわちリヤホイールエプロン
5の後端下方側であるORVRホース導通部位およびそ
の周辺部が変形するのを強固に阻止することができるよ
うになる。
【0021】また、ラゲッジフック11が取り付けられ
る取付面部81は、リンフォースロワ8の本体部80に
くびれ部85を介して斜め前方に延設されているととも
に、ウェルディングボルト14が取り付けられた取付面
部81の中央部は、リヤホイールエプロン5と離間して
いる。そのため、リンフォースロワ8の取付面部81に
取り付けられたラゲッジフック11に対して車体中心に
向かって引っ張られる引張力が生じたとしても、取付面
部81の中央部が弾性変形して引張力を吸収緩和するこ
とによって、引張力が本体部80に与える影響を低減化
させてリヤホイールエプロン5のORVRホース貫通穴
83およびその周辺部が引張力によって変形するのを防
止できる。また、リンフォース8自体も、衝突時の衝撃
をくびれ部85の変形により吸収してORVRホース導
通部位およびその周辺部が変形をするのを防ぐことがで
きる。しかも、取付面部81がリヤホイールエプロン5
から離脱してしまうような引張力が加わったとしても、
取付面部81にかかった応力がくびれ部85によって寸
断されることによって、取付面部81の変形だけに留ま
るようになり、取付面部81の変形と同時に本体部80
が変形してしまうことが防止され、リヤホイールエプロ
ン5の後端下方側であるORVRホース導通部位および
その周辺部を強固に保護することができる。
【0022】さらに、ラゲッジフック11は、その上下
端部に形成された固定用のボルト穴111,113が車
体前後方向にオフセットされているとともに、リヤホイ
ールエプロン5の側面部に直接取り付けられるものでは
なく、リンフォースアッパ12とリンフォースロワ8と
を介して間接的に、しかも脱着可能なようにナット締結
によって取り付け固定されるている。そのため、ラゲッ
ジフック11は、車体中心に向かって引っ張られる引張
力が生じたとしても、その中央部が緩やかに撓んで引張
力を吸収緩和するので、引張力がリヤホイールエプロン
5に与える影響をより低減化させることができる。さら
に、ラゲッジフック11は、車体後方からの衝撃荷重を
リヤホイールエプロン5が受けた際に、上端、或いは下
端のウェルディングボルト16,18のボルト軸部を中
心に回動変移することが可能となるので、後端下方側は
潰れずにスムーズに変形移動しているリヤホイールエプ
ロン5に対して突っ張ることはなく、車体後方からの衝
撃に対する剛性を増加させることはない。
【0023】さらにまた、リンフォースアッパ12は、
車体前後方向に対する剛性を増加させることなく、荷台
2を上下に分割するための部材を置いた際の、上方から
の入力荷重を分散させるように、車体中心に向かう引張
力に対する抗力を増強するようにリヤホイールエプロン
5に接合固定されている。そのため、ラゲッジフック1
1を介してリンフォースアッパ12下端部にかかる引張
力をリヤホイールエプロン5の側面部5Aと上面湾曲部
5Bとに分散荷重させることができ、ラゲッジフック1
1が車体中心側に向かって引っ張られた際にリヤホイー
ルエプロン5の側面部5Aが容易に変形するのを防止す
ることができる。更に、リヤホイールエプロン5廻りの
振動を低減できるため、静粛性も向上する。
【0024】その結果、車体後方からの衝撃荷重から燃
料配管系を保護しながらも荷台2やリヤホイールエプロ
ン5をスムーズに変形させて、乗員にダメージが及ぶの
を回避することができるようになる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のピックア
ップトラックの車体後部構造によれば、車体ボディの構
成に大幅な変更を加えることなくリヤホイールエプロン
と荷台との間の結合強度を確保することによって、リヤ
ホイールエプロン廻りの剛性を増加させながらも、車体
後方からの衝撃に対して車体の変形を妨げず、しかも、
衝撃から燃料配管系を保護することのできるピックアッ
プトラックの車体後部構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるピックアップトラックを斜
め後方から見た際の斜視図である。
【図2】同例における車体右側のリヤホイールエプロン
廻りを説明するための斜視図である。
【図3】同例のリヤホイールエプロン廻りを車体中心か
ら見た際の側面図である。
【図4】(a)は、図3中におけるA−A矢視断面図、
(b)は、B−B矢視断面図、(C)は、C−C矢視断
面図である。
【符号の説明】
1 ピックアップ(ピックアップトラック) 2 荷台 2A リヤフロアパネル 5 リヤホイールエプロン 7 ORVRホース(燃料配管系) 8 リンフォースロワ(第1リンフォース) 11 ラゲッジフック(ブラケット部材) 12 リンフォースアッパ(第2リンフォース)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷台に沿うように燃料配管系を導出した
    リヤホイールエプロンの下端部にリヤフロアパネルの側
    端部が結合されるピックアップトラックの車体後部構造
    において、 前記リヤホイールエプロンの燃料配管系導出部の周囲を
    覆う板状の第1リンフォースを前記リヤホイールエプロ
    ンに結合させるとともに、前記第1リンフォースの下端
    部を車体中心に向けて折り曲げてフランジ部を形成し、
    このフランジ部の上面側に前記リヤフロアパネルの側端
    部を重ね合わせた状態で前記リヤホイールエプロンとリ
    ヤフロアパネルとが結合されることを特徴とするピック
    アップトラックの車体後部構造。
  2. 【請求項2】 前記第1リンフォースの斜め前方のリヤ
    ホイールエプロンに板状の第2リンフォースを結合させ
    るとともに、前記第1リンフォースと第2リンフォース
    との間に荷物固定用のフックを取り付けたブラケット部
    材を配置し、このブラケット部材の下端部が前記第1リ
    ンフォースに固定され、上端部が第2リンフォースに固
    定されることを特徴とする請求項1に記載のピックアッ
    プトラックの車体後部構造。
  3. 【請求項3】 前記第1リンフォースの上端縁より上方
    に前記第2のリンフォースの下端縁が位置していること
    を特徴とする請求項2に記載のピックアップトラックの
    車体後部構造。
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