JP2003162524A - 言語処理装置 - Google Patents

言語処理装置

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JP2003162524A JP2001359758A JP2001359758A JP2003162524A JP 2003162524 A JP2003162524 A JP 2003162524A JP 2001359758 A JP2001359758 A JP 2001359758A JP 2001359758 A JP2001359758 A JP 2001359758A JP 2003162524 A JP2003162524 A JP 2003162524A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 話者の言い直しや言い淀み等に対して意味処
理方式が頑健で、意味理解能力が高く、かつ、計算コス
トの低い音声対話装置を実現する。 【解決手段】 意味理解部の単語抽出部(ステップ32
0)では、誤認を含む文字列「中区じゃ中区って、千種
区のレストランで。」を単語列”中区/じゃ/中区/っ
て/、/千種区/の/レストラン/で/。”に変換す
る。単語カテゴリー同定部(ステップ340)では、期
待されるスロットの値と成り得る単語(中区,中区,千
種区,レストラン)を上記の単語列から取り出し、カテ
ゴリーを同定する。次に、単語選択部(ステップ36
0)では、実際に採択すべきスロット値を決定する。例
えば住所のスロットに該当する3つの値(中区,中区,
千種区)からは、話者が最後に発音した「千種区」を実
際に採択すべきスロット値に決定する。これにより、頑
健、高精度、高速、低コストの意味処理が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば表現のし直
し等の訂正表現等を含んだ文を入力して、その入力文に
基づいて表現者の意図を選択的にくみ取る言語処理装置
に関する。したがって、本発明は、話者の言い直しや言
い淀み等に対して意味処理方式が頑健で計算コストの低
い音声対話装置等に、大いに有用であり、例えば、カー
ナビゲーション・システム等の運転支援システムや音声
対話ロボット等を始めとして、音声対話型のマンマシン
・インターフェイスを有する任意のコンピュータ・シス
テムに適用することができる。また、本発明は、相手に
対話形式で応答することを前提としない自動翻訳装置や
自動議事録生成装置、或いは、音声入力することを前提
としない例えば利用者がキーボード等から入力する文字
列入力型の言語処理装置等に応用することも可能であ
る。
【0002】
【従来の技術】音声対話装置に関する従来技術として
は、例えば、公開特許公報「特開平10−78961:
発話解析装置」(以下、「文献1」と言う。)に記載さ
れている技術や、公開特許公報「特開平10−9753
5:音声言語解析装置」(以下、「文献2」と言う。)
に記載されている技術等が一般に広く知られている。
【0003】上記の文献1に記載の技術は、例えば「バ
スで三鷹まで、いや、吉祥寺まで出て下さい」等の様な
所謂言い直し発話に対して、通常の構文規則の他に、言
い直しを扱うための追加的な文法規則を導入するもので
あり、この従来技術においては、これらの規則に従う複
雑な構文解析処理にて言い直し部を同定することによ
り、音声言語(特に言い直し文等)の意味理解処理を行
っていた。
【0004】また、上記の文献2に記載の技術は、発話
コーパスから得られた各部分構文木が別の単語にかかる
時の依存確率と、部分構文木間の接続制約に基づいて、
音声言語(特に言い直し文等)の意味理解処理を行うも
のであり、全体としては構文解析が困難な発話について
も、その部分的な構文の解析結果に基づいて、発話全体
の構文解析を押し進める所に特徴がある。
【0005】例えば上記の文献1や文献2の様に、従来
は、複雑な構文解析手法に基づいて意味理解処理を行う
音声対話装置が殆どであり、これらの従来装置は、発話
が正しく音声認識されることを前提として構成されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在の
音声認識処理に関する技術水準では、発話が全て正しく
音声認識されることは期待できない。即ち、現在の音声
認識技術を前提とした場合、例えば上記文献1や文献2
等の従来の音声対話装置には、高い精度の意味解析処理
が期待できない。
【0007】例えば、従来の音声対話装置を用いた場
合、話者の発話に対する以下の様な音声の誤認例があ
る。 《実際の対話》 対話装置:「中区の何のお店ですか?」 話者返答:「中区じゃなくって、千種区のレストランで
す。」 《誤認識の例》 誤認例1:「中区じゃ中区って、千種区のレストラン
で。」 誤認例2:「中区なって、千種区のレストランです。」 誤認例3:「中区って、千種区レストラン。」
【0008】本発明は、上記の課題を解決するために成
されたものであり、その目的は、例えば表現のし直し等
の訂正表現等を含んだ文を入力して、その入力文に基づ
いて表現者の意図をくみ取る際に、それらの訂正表現等
に対して意味処理方式が頑健で計算コストの低い言語処
理装置を実現することである。また、例えば上記の様
に、特に、本発明の言語処理装置が音声入力手段を備え
る場合には、本発明は、話者の言い直しや言い淀み等に
対して意味処理方式が頑健で計算コストの低い言語処理
装置を実現することをも、更なる目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段、並びに、作用及び発明の
効果】上記の課題を解決するためには、以下の手段が有
効である。即ち、第1の手段は、入力文字列から所望の
カテゴリーに属する目的のキーワードを抜き出す意味理
解部を有する言語処理装置において、この意味理解部
に、キーワードの候補となる候補単語を入力文字列から
抽出する候補単語抽出部と、候補単語のカテゴリーを同
定する単語カテゴリー同定部とを設け、この意味理解部
にて、入力文字列中に同一カテゴリーに属する候補単語
が複数有る場合に、キーワード、又はキーワードの選択
優先順位を上記の候補単語の自然言語的出現順序に基づ
いて決定することである。
【0010】したがって、本発明の上記の第1の手段に
より構成可能となる、本発明の言語処理装置は、その構
成要素として、必ずしも音声入力手段や、或いは音声出
力手段を必要とするものではない。即ち、文字入力や画
面出力を行う装置も本発明の範疇に有り得る。
【0011】以下、本発明の作用・効果等についても説
明する。例えば「中区」と「千種区」等の様な同一のカ
テゴリー(この場合、”所在”)に属する単語が複数出
現した場合に、例えば、それらの中から最後に出現した
単語(この場合、「千種区」)を表現者(話者、文字入
力者等の使用者)が本意とする正しい単語と仮定する。
この時、上記の第1の手段を用いれば、前記の誤認例1
〜3の何れの場合においても、レストランの所在は一意
に「千種区」に確定又は仮定される。
【0012】即ち、本発明の手段によれば、処理方式の
原理が単純なため、例えば現在の音声認識技術を前提と
した場合でも、意味解析不能等の望ましくない解析結果
に帰着する可能性を低く抑制した形の頑強な処理方式が
実現できる。即ち、同一カテゴリーの単語が複数有る時
は、発音順序(自然言語的出現順序)に基づいて採択単
語を決定すると言う単純なルールによるものなので、入
力された文字列や、音声認識により解析的に得られた文
が意味を成さない文であった場合にも、回答として必要
とされるカテゴリーの単語さえ認識されていれば、その
後も処理を継続することができる。
【0013】また、本発明の手段によれば、例えば上記
の例の様に高い精度の意味解析の処理結果が期待でき
る。また、前記の従来装置で行われている構文解析で
は、構文規則等を有する大規模なデータが必要とされる
が、上記の本発明の手段によれば、それらの複雑な構文
解析処理が必要とされないため、CPU使用時間、メモ
リー使用量、プログラム開発コスト等の各側面で高い効
率が期待できる。
【0014】また、第2の手段は、上記の第1の手段の
意味理解部において、上記の自然言語的出現順序が最後
の候補単語をキーワードとして選択することである。即
ち、この第2の手段は、上記に例示した「それらの中か
ら最後に出現した単語(この場合、「千種区」)を話者
が本意とする正しい単語と仮定する」手段のことであ
る。
【0015】この第2の手段は、同一カテゴリーの単語
が複数有る時は、最後に発音されたものを採択すると言
う単純なルールによるものなので、音声認識結果として
得られた文が意味を成さない文であった場合にも、回答
として必要とされるカテゴリーの単語さえ認識されてい
れば、その後も処理を継続することができる。また、実
際に、検索処理や目的地設定処理等における多数の対話
を観察した結果、言い直し等の発言が含まれる対話で
は、同一カテゴリーを有する単語の中では、発音順が最
後のものが話者が本意とする単語であることが殆どであ
った。このことからも、上記の第2の手段によれば、よ
り高い精度で正確に意味理解処理を実行することができ
る。
【0016】また、第3の手段は、上記の第1の手段の
意味理解部において、選択優先順位を上記の自然言語的
出現順序の逆順とすることである。例えば、最後の単語
を選択することが誤りだった場合には、その一つ前に発
音された同一のカテゴリーの単語を話者が本意とする該
当カテゴリーの単語として採用することができる。これ
により、例えば、意味理解部が上記の誤認例3における
「中区って、千種区レストラン。」成る文字列を受け取
った場合、その後、例えば以下の様な対話を継続するこ
とが可能となる。
【0017】《継続される対話例》 対話装置:「千種区のレストランですね?」 話者返答:「いいえ。」 対話装置:「中区のレストランですか?」 話者返答:「はい。」
【0018】例えばこの様に、カテゴリーが重複した複
数の単語を優先順位を付けて全て記憶しておくことによ
り、正解確率がより高いと推定される方から順次採用し
ていくことができ、高いヒット率を確保できると同時
に、万一誤った選択をした場合にも、例えば「どちらの
お店ですか?」等と言った同じ質問を何度も繰り返す必
要が無くなる。また、話者は、この作用によりその後、
該当するカテゴリーの単語(この場合、”所在”)を繰
り返し発音する必要が無くなる。したがって、話者はよ
り簡単な返答(例:はい。/いいえ。等)で、対話を継
続することが可能となる。勿論、同じカテゴリーの単語
が3語以上含まれていた場合にも同様に、発音順の逆順
に優先的に該当カテゴリーの単語を採用することができ
る。
【0019】尚、以上の本発明の作用・効果は、日本語
処理に限定されることなく、任意の自然言語処理に対し
て有効である。また、本発明は、上記の作用原理からも
判るように、言語処理におけるキーワードの決定基準に
特徴を有するものであり、必ずしも音声入力や音声出力
を前提とするものではない。即ち、本発明は、使用者に
対して実時間応答や対話型応答をすることを前提としな
い自動翻訳装置や自動議事録生成装置、或いは、音声入
力することを前提としない例えば利用者がキーボード等
から入力する文字列入力型の言語処理装置等に応用する
ことも可能である。以上の本発明の手段により、前記の
課題を効果的、或いは合理的に解決することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的な実施例に
基づいて説明する。ただし、本発明は以下に示す実施例
に限定されるものではない。 (実施例)図1は、本発明の実施例に係わる音声対話装
置100の論理的な構成を例示する構成図である。音声
対話装置100は、主に、音声入力部110と、音声認
識部120と、意味理解部140と、データベース15
0と、対話制御部160と、応答文生成部180と、音
声出力部190等から構成されている。勿論、音声対話
装置100は、物理的なハードウエア構成としては、周
知の音声対話装置と同様に、音声入力部110が有する
マイクや、音声出力部190が有するスピーカー等のマ
ンマシン・インターフェイス部を備えたコンピュータ・
システムにより具現されている。
【0021】(1)音声認識部120 音声認識部120は、話者の発話音声を文字列として認
識する。即ち、マイク(音声入力部110)から入力さ
れた音声情報を、音声認識用辞書(認識用言語辞書や認
識用音響辞書等)を用いた音声認識処理により文字列に
変換する。
【0022】(2)意味理解部140 意味理解部140は、主に、単語抽出部142、単語カ
テゴリー同定部144、及び単語選択部146等から構
成されている。これらにより、上記の文字列の中から必
要なキーワード(スロット値となる単語)を抽出し、そ
の単語のカテゴリーを同定し、スロット値として保持す
る。
【0023】(a)単語抽出部142 音声認識結果として出力された文字列から、スロット値
となる様な単語を単語辞書等を利用して抽出する。 (b)単語カテゴリー同定部144 抽出された単語のカテゴリーを単語辞書、或いはスロッ
ト値候補単語リスト154(図4)等を利用して同定す
る。カテゴリーとしては、例えば、住所、地名、施設の
種類、店名、業種、施設名、ランドマーク名、或いはユ
ーザ設定名等の任意の属性を定義することができる。 (c)単語選択部146 単語カテゴリーを同定した単語を所定のスロットの値と
して保持する。その際に、同一カテゴリーに属する単語
が複数存在していれば、話者の発声順序に基づいて、採
用対象とすべき単語を1語選択する。
【0024】(3)データベース150 データベース150は、主に、音声認識用辞書、単語辞
書、スロット値候補単語リスト154(図4)、及び音
声合成用辞書等から構成されている。 (a)音声認識用辞書 認識用言語辞書や認識用音響辞書等からなる。 (b)単語辞書 カテゴリー、関連カテゴリー、その他の属性、発音情報
等を有する。 (c)スロット値候補単語リスト154 図4に例示される候補単語リスト。単語とその単語のカ
テゴリーの対から構成されたテーブル。 (d)音声合成用辞書 発話の抑揚、単語接続、間などに関する音声合成用の発
音規則を有する。
【0025】(4)対話制御部160 次に尋ねるべき質問項目又は確認項目を決定し、対話の
流れを制御する。 (5)応答文生成部180 利用者(話者)に対する応答文(確認応答文や質問応答
文等)を生成し、更に、その応答文(単語列)を音響的
なデジタル信号(音声情報)に変換・合成する。ただ
し、この変換・合成処理は、以下に例示する様に、音声
出力部190が行う用にしても良い。
【0026】図2は、上記の音声対話装置100が実行
する処理の手順を例示するフローチャートである。本手
順では、まず最初に、ステップ210により初期処理を
実行する。本処理では、データベース150の中から使
用頻度が高いと予期されるプログラム及びデータを、比
較的アクセス速度の高いメモリー上にローディングして
おく等の初期処理を実行する。例えば、音声対話装置1
00がディスプレイ装置(図略)を有する場合等には、
例えば初期メニュー画面を表示する等のその他の初期処
理を行っても良い。
【0027】ステップ220では、前記の音声認識部1
20にて、話者の発話音声を文字列として認識する。即
ち、マイク(音声入力部110)から入力された音声情
報を、音声認識用辞書(認識用言語辞書や認識用音響辞
書等)を用いて、文字列に変換する。
【0028】ステップ230では、前記の意味理解部1
40にて、上記の文字列の中から必要な単語(スロット
値となる単語)を抽出し、その単語のカテゴリーを同定
し、スロット値として保持する。尚、この意味理解部1
40の処理については、図3を用いて後から詳しく述べ
る。ステップ240では、前記の対話制御部160に
て、次に尋ねるべき質問項目又は確認項目を決定し、対
話の流れを制御する。
【0029】ステップ250では、前記の応答文生成部
180にて、利用者(話者)に対する応答文(確認応答
文や質問応答文等)を生成し、次のステップ260に制
御を渡すと同時に、ステップ220の内部処理における
音声入力待ち状態に入る。ステップ260では、前記の
音声出力部190にて、その応答文(単語列)を音響的
なデジタル信号(音声情報)に変換・合成し、スピーカ
ーに出力する。
【0030】図3は、音声対話装置100の意味理解部
140が実行する処理の手順を例示するフローチャート
である。以下、本フローチャートを用いて、意味理解部
140の具体的な作用について例示的に説明する。次の
文は、前述の《誤認識の例》の1つ目の例を示すもので
ある。 誤認例1:「中区じゃ中区って、千種区のレストラン
で。」
【0031】例えばこの様な文字列を音声認識部120
から受け取った場合、意味理解部140の単語抽出部1
42は、図3のステップ320を実行する。即ち、ステ
ップ320では、音声認識結果である文字列を以下の様
な単語列に変換する。 (単語列)中区/じゃ/中区/って/、/千種区/の/
レストラン/で/。/ ただし、上記単語列内のスラッシュ記号”/”は、単語
(句読点を含む)を区切って示すための記号であり、必
ずしも実際のコンピュータ・システム上に記憶されてい
る必要はない。
【0032】次に、ステップ340では、単語カテゴリ
ー同定部144の処理を実行する。即ち、このステップ
340では、上記の単語列から期待されるスロットの値
と成り得る単語を取り出し、そのカテゴリーを同定す
る。本実施例では、この処理にスロット値候補単語リス
ト154(図4)を利用する。これらの処理により、各
スロット値は、以下の形で保持される。 (スロット値の保持形式) 所在 : 中区,中区,千種区 業種 : レストラン
【0033】次に、ステップ360では、単語選択部1
46の処理を実行する。即ち、このステップ360で
は、スロット値候補単語の中から実際に採択すべきスロ
ット値を決定する。例えば、前述の本発明の第2又は第
3の手段を適用する場合には、”所在”をカテゴリーと
する上記の3語の単語の中から、話者が最後に発音した
「千種区」を実際に採択すべきスロット値に決定する。
この処理により、上記のスロット値は、以下の形で対話
制御部160へ出力される。 (スロット値の出力形式) 所在 : 千種区 業種 : レストラン
【0034】例えば、以上の様な意味理解部140の処
理によれば、従来から多用されて来た大規模な構文解析
用のデータ(例:構文規則や文テンプレート等)が必要
ないため、この音声対話装置100は、従来よりも少な
いメモリ使用量で、上記の音声対話機能を実現すること
ができる。また、上記の音声対話装置100によれば、
構文規則や文テンプレートとのマッチング処理や、尤度
判定処理等の複雑な処理が一切必要なくなるため、計算
コストを大きく削減することができる。
【0035】また、上記の音声対話装置100によれ
ば、同一カテゴリーの単語が複数有る時は、最後に発音
されたものを採択すると言う単純なルールによるものな
ので、音声認識結果として得られた文が意味を成さない
文であった場合にも、回答として必要とされるカテゴリ
ーの単語さえ認識されていれば、その後も処理を継続す
ることができる。従って、本発明によれば、頑健な意味
理解処理を実現することが可能又は容易である。
【0036】また、意味理解部の単語選択部により、採
択優先順位を話者の発声順序の順に決定する方式も有用
な場合がある。例えば、この方式は、話者からの複数回
答に対応する際に用いることができ、例えば、この複数
回答に関するスロット値の択一権が話者から音声対話装
置の側に委ねられた場合等に有用なことがある。即ち、
前記の採択優先順位を話者の発声順序の順に決定する方
式においても、本発明の作用・効果が得られる場合があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる音声対話装置100の
論理的な構成を例示する構成図。
【図2】音声対話装置100が実行する処理の手順を例
示するフローチャート。
【図3】意味理解部140が実行する処理の手順を例示
するフローチャート。
【図4】単語カテゴリー同定部144が使用するテーブ
ル(スロット値候補単語リスト154)の概念図。
【符号の説明】
100 … 音声対話装置 110 … 音声入力部 120 … 音声認識部 140 … 意味理解部 142 … 単語抽出部 144 … 単語カテゴリー同定部 146 … 単語選択部 150 … データベース 154 … スロット値候補単語リスト 160 … 対話制御部 180 … 応答文生成部 190 … 音声出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10L 15/22 G10L 3/00 571U 537Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力文字列から所望のカテゴリーに属する
    目的のキーワードを抜き出す意味理解部を有する言語処
    理装置において、前記意味理解部は、 前記キーワードの候補となる候補単語を前記入力文字列
    から抽出する候補単語抽出部と、 前記候補単語のカテゴリーを同定する単語カテゴリー同
    定部とを有し、前記意味理解部は、前記入力文字列中に
    同一カテゴリーに属する前記候補単語が複数有る場合
    に、 前記キーワード、又は前記キーワードの選択優先順位
    を、前記候補単語の自然言語的出現順序に基づいて決定
    することを特徴とする言語処理装置。
  2. 【請求項2】前記意味理解部は、前記自然言語的出現順
    序が最後の前記候補単語を前記キーワードとして選択す
    ることを特徴とする請求項1に記載の言語処理装置。
  3. 【請求項3】前記意味理解部は、前記選択優先順位を前
    記自然言語的出現順序の逆順とすることを特徴とする請
    求項1に記載の言語処理装置。
  4. 【請求項4】前記入力文字列の代わりに、利用者が話す
    音声を入力し、 入力された前記音声に基づいて、前記入力文字列を自ら
    生成する音声認識手段を有することを特徴とする請求項
    1乃至請求項3の何れか1項に記載の言語処理装置。
  5. 【請求項5】前記入力文字列の内容に対応する応答画面
    又は応答文の、種類、構成又は意味を決定する対話制御
    手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4の
    何れか1項に記載の言語処理装置。
  6. 【請求項6】前記応答文を一連の出力文字列として生成
    する応答文生成手段を有することを特徴とする請求項5
    に記載の言語処理装置。
  7. 【請求項7】前記応答文を音声に変換して出力する音声
    出力手段を有することを特徴とする請求項5又は請求項
    6に記載の言語処理装置。
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