JP2003140905A - システムプログラムのバージョンアップ方法,システムプログラムのバージョンアップ用プログラムおよびシステムプログラムのバージョンアップ用プログラム記録媒体 - Google Patents

システムプログラムのバージョンアップ方法,システムプログラムのバージョンアップ用プログラムおよびシステムプログラムのバージョンアップ用プログラム記録媒体

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JP2003140905A JP2001338908A JP2001338908A JP2003140905A JP 2003140905 A JP2003140905 A JP 2003140905A JP 2001338908 A JP2001338908 A JP 2001338908A JP 2001338908 A JP2001338908 A JP 2001338908A JP 2003140905 A JP2003140905 A JP 2003140905A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 システムプログラムのバージョンアップ方法
に関し,現在のバージョンがどの段階のバージョンであ
っても,1種類のバージョンアップファイルで対応でき
るようにすることを目的とする。 【解決手段】 現在起動しているシステムプログラムと
は別に,初期バージョンのシステムプログラムを記憶装
置2に格納しておく。バージョンアップファイル3とし
ては,システムプログラムを初期バージョンから最新バ
ージョンへバージョンアップするものを用意する。バー
ジョンアップを行う際には,記憶装置2の空き領域に初
期バージョンのシステムプログラムの複製を作成し,初
期バージョンのシステムプログラムの複製を,バージョ
ンアップファイル3を用いて最新バージョンのシステム
プログラムに更新する。その後に,起動するシステムプ
ログラムを最新バージョンのシステムプログラムに切り
替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,情報機器のシステ
ムプログラムの不具合を解消するため,または,システ
ムプログラムに機能を新たに追加するために行うシステ
ムプログラムのバージョンアップ技術に関し,特に情報
機器のシステムプログラムのバージョンアップにおい
て,現在のバージョンがどの段階のバージョンであって
も,一つのバージョンアップファイルでの対応を可能と
したシステムプログラムのバージョンアップ方法,シス
テムプログラムのバージョンアップ用プログラムおよび
システムプログラムのバージョンアップ用プログラム記
録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年,情報機器の発達に伴い,システム
管理者を必要としない自律動作型の情報機器が増加して
いる。自律動作型情報機器の例としては,アプライアン
スサーバと呼ばれるネットワーク上で特定サービス(フ
ァイル共有サービスなど)を提供するサーバが挙げられ
る。アプライアンスサーバは,目的のサービスに特化す
ることでシステム管理を極限まで単純化し,サーバ管理
者不在のオフィスでも手軽に導入できるという特長があ
る。
【0003】図11は,アプライアンスサーバを利用し
たシステムの例を示す。このシステムは,アプライアン
スサーバ111とクライアントPC(パソコン)112
a,,112bとがLAN113によって接続される構
成になっている。アプライアンスサーバ111は,クラ
イアントPC112a,112bに対して,ファイル共
有サービスその他の特定のサービスを行う。
【0004】このようなアプライアンスサーバなどの情
報機器において,システムプログラムに不具合がある場
合,もしくは機能を新たに追加する場合には,システム
プログラムのバージョンアップが必要である。
【0005】バージョンアップは通常,バージョンアッ
プ用システムプログラムが格納されたファイル(これを
バージョンアップファイルという)を用いて行われる。
バージョンアップの流れとしては,まず,不具合の発見
または新機能の開発により,機器の作成側(以下,メー
カという)がバージョンアップファイルを作成する。そ
のバージョンアップファイルは,メーカのホームページ
に掲載されたり,CD−ROMに記録されたりして,情
報機器の利用側(以下,ユーザという)に配布される。
ユーザは取得したファイルを情報機器にインストールし
てバージョンアップを行う。
【0006】従来のバージョンアップでは,バージョン
アップファイルを用いてユーザの現在のシステムプログ
ラムを変更し,現在のバージョンから新しいバージョン
にバージョンアップする。しかし,バージョンアップを
繰り返していくと,すべてのユーザが毎回バージョンア
ップを行うわけではないので,ユーザごとにシステムプ
ログラムのバージョンが多数存在することになる。そこ
で,メーカは,ユーザが格納するシステムプログラムの
全バージョンにそれぞれ対応するように,バージョンア
ップファイルを作成/提供しなければならなかった。
【0007】バージョンアップファイルの作成/提供に
ついての従来の方法を以下に示す。以下の記述におい
て,初期バージョンをV1 とし,以降順に,V2
3 ,…として,現在のバージョンアップ前の最新のバ
ージョンをVN ,バージョンアップ後の新しいバージョ
ンをVN+1 とする。
【0008】従来の技術(1):図12は,従来の技術
(1)において提供されるバックアップファイルの例を
示す図である。このバージョンアップ方式では,初期の
バージョンV1 から最も新しいバージョンVN+1 まで,
一つずつバージョンを上げるファイルをメーカが作成
し,ユーザに提供する。VN →VN+1 のバージョンアッ
プを行うには,システムプログラムの現バージョンがV
N でなければならない。この技術の利点は,メーカがバ
ージョンアップを作成するときに,常に最新のバージョ
ンアップファイルだけを作成すればよいという点であ
る。
【0009】従来の技術(2):図13は,従来の技術
(2)において提供されるバックアップファイルの例を
示す図である。このバージョンアップ方式では,メーカ
がそれぞれのバージョン(V1 〜VN )からVN+1 に変
更するバージョンアップファイルを作成し,ユーザに提
供する。この技術の利点は,ユーザが取得するバージョ
ンアップファイルは,どのバージョンのシステムプログ
ラムを用いているユーザでも常に一つで済むという点で
ある。
【0010】従来の技術(3):図14は,従来の技術
(3)において提供されるバックアップファイルの例を
示す図である。このバージョンアップ方式では,従来の
技術(1)で作成されている一つずつバージョンを上げ
るファイルを一つのファイルにまとめたものと,ユーザ
の現在のバージョンを判断してそのバージョンからのバ
ージョンアップを実行するためのプログラムとを,ユー
ザに提供する。バージョンアップ時には,プログラムが
ユーザの現在のバージョンを調べ,どのバージョンから
バージョンアップを行うかを判断する処理を行う。この
技術の利点は,メーカがバージョンアップファイルを作
成するときに,常に最新のバージョンアップファイルだ
けを作成すればよく,ユーザが必要なバージョンアップ
ファイルを調べる必要がなく,取得するバージョンアッ
プファイルは,どのユーザでも常に一つで済むという点
である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし,上記従来の技
術には,それぞれ次のような問題点がある。
【0012】従来の技術(1)の問題点:ユーザは,自
分でシステムプログラムの現在のバージョンを調べなく
てはならない。また,現在のバージョンがVN でなけれ
ば,現在のバージョンからVN+1 まですべてのバージョ
ンアップを行うためのバージョンアップファイルを取得
しなければならず,その取得したすべてのバージョンア
ップファイルで,順にバージョンアップを行わなければ
ならない。そのため,ユーザの負担が非常に大きく,ま
たバージョンアップの手順にミスが生じやすいという問
題がある。
【0013】従来の技術(2)の問題点:メーカは,新
しいバージョンが作成される度に,V1 →VN+1 ,V2
→VN+1 ,…,VN →VN+1 と,これまでのN回のすべ
てのバージョンについて,バージョンアップファイルを
作成しなくてはならない。また,ユーザは,自分でシス
テムプログラムの現在のバージョンを調べなければなら
ず,メーカが提供しているすべてのバージョンアップフ
ァイルの中から,必要なファイルを自分で判断して取得
しなくてはならない。そのため,バージョン番号が増え
るに従ってメーカが用意しなければならないバージョン
アップファイルの数が増加し,メーカの負担が大きくな
る。また,ユーザも自分が使用している現在のバージョ
ンを意識してバージョンアップを行う必要がある。
【0014】従来の技術(3)の問題点:メーカは,バ
ージョンアップが必要になる度に,新しいバージョンア
ップファイルを作成するとともに,そのバージョンアッ
プファイルとは別に,バージョンアップ時に自動的にユ
ーザの現在のバージョンを調べ,どのバージョンからバ
ージョンアップを行うかを判断するプログラムを作成し
なくてはならない。
【0015】本発明は,上記問題点の解決を図り,ユー
ザのシステムプログラムに多数のバージョンが存在する
場合においても,メーカは一つのバージョンアップファ
イルを作成すればよく,かつ,ユーザにとっても現在の
バージョンを調べたり,バージョンアップを一度に複数
回行ったりするような手間が発生しないシステムプログ
ラムのバージョンアップ手段を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は,上記課題を解
決するため,情報機器の記憶装置上に現在起動している
システムプログラムとは別に,初期バージョンのシステ
ムプログラムを常に保持しておき,バージョンアップを
行うときには,初期バージョンのシステムプログラムの
複製を記憶装置上の別の領域に作成し,その複製された
初期バージョンのシステムプログラムに対してバージョ
ンアップを行う。バージョンアップに成功した場合にの
み,そのバージョンアップ後のシステムプログラムで起
動するように起動用のシステムプログラムを切り替え
る。以上により,初期から最新へのバージョンアップを
行うことで,メーカが作成するバージョンアップファイ
ルは常に一つで済むことになる。また,ユーザは現在起
動しているシステムプログラムのバージョンを意識する
必要がない。
【0017】すなわち,本発明は,現在起動しているシ
ステムプログラムとは別に,初期バージョンのシステム
プログラムを記憶装置に格納しておき,システムプログ
ラムのバージョンアップを行う際には,システムプログ
ラムを初期バージョンから最新バージョンへバージョン
アップするためのデータが格納されたバージョンアップ
ファイルを取得し,前記記憶装置の空き領域に前記初期
バージョンのシステムプログラムの複製を作成し,前記
初期バージョンのシステムプログラムの複製を,前記バ
ージョンアップファイルを用いて最新バージョンのシス
テムプログラムに更新し,起動するシステムプログラム
を最新バージョンのシステムプログラムに切り替えるこ
とを特徴とする。
【0018】現在起動しているシステムプログラムから
新しいバージョンのシステムプログラムに引き継ぐ必要
があるユーザの設定値がある場合には,前記記憶装置に
記憶されている現在起動しているシステムプログラムか
らユーザの設定値を抽出し,抽出した設定値を最新バー
ジョンにバージョンアップしたシステムプログラムに反
映する。
【0019】初期バージョンのシステムプログラムを記
憶装置に圧縮して格納しておき,初期バージョンのシス
テムプログラムの複製を作成する際には,圧縮された初
期バージョンのシステムプログラムを解凍して複製を作
成することにより,記憶装置における初期バージョンの
システムプログラムを記憶する領域を節減することがで
きる。
【0020】以上の方法をコンピュータに実行させるた
めのプログラムを,バージョンアップファイルととも
に,またはバージョンアップファイルとは別に,バージ
ョンアッププログラムとしてコンピュータが読み取り可
能な記録媒体に格納して提供したり,通信回線を介して
提供することにより,簡易なシステムプログラムのバー
ジョンアップを実現することが可能になる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は,本発明の構成例を示すブ
ロック図である。処理装置1は,CPUおよびメモリか
らなる情報機器であり,記憶装置2は,処理装置1を制
御するシステムプログラム等が格納されているハードデ
ィスク装置などの装置である。
【0022】処理装置1は,現在の起動用システムプロ
グラムをバージョンアップファイル3に従って最新バー
ジョンにバージョンアップするためのバージョンアップ
プログラム10を動作させる。バージョンアッププログ
ラム10は,バージョンアップファイル取得部11,イ
ンストール先判定部12,システム領域操作部13,イ
ンストール処理部14,システム切替部17の処理機能
を実現する命令群によって作成されている。
【0023】記憶装置2には,初期バージョンのシステ
ムプログラム(以下,システムAと記す)と,現在の起
動用システムプログラム(以下,システムBと記す)が
記憶されている。本発明のバージョンアップ処理中に作
成されるシステムAの複製(以下,システムCと記す)
は,記憶装置2上の空き領域に作成される。
【0024】バージョンアップファイル取得部11は,
初期バージョンV1 から最新バージョンVN+1 へのバー
ジョンアップを行うためのバージョンアップファイル
(V1→VN+1 )3を取得する。インストール先判定部
12は,システムCを作成するための記憶装置2上の連
続した空き領域を検出する。システム領域操作部13
は,インストール先判定部12が検出した領域にシステ
ムAを複製し,バージョンアップ前のシステムCを作成
する。インストール処理部14は,バージョンアップフ
ァイル取得部11が取得したバージョンアップファイル
(V1 →VN+1 )3を用いてシステムCをバージョンア
ップする。システム切替部17は,システムBからバー
ジョンアップされたシステムCへ起動用システムプログ
ラムを切り替え,その後システムの再起動を行う。
【0025】図2は,図1に示すバージョンアッププロ
グラム10の処理フローチャートである。図3は,本発
明における記憶装置のシステム格納状態の遷移例を示す
図である。以下,図2および図3に従って,バージョン
アッププログラム10の処理を説明する。なお,図3に
おいて,太枠で示される領域は起動用に設定されている
システムプログラムの領域を示している。この例では,
現在起動中のシステムBのバージョンがVN であるが,
現在起動中のシステムBのバージョンが,どの段階のバ
ージョンVN-i (0≦i≦N−1)であってもよい。
【0026】図3(a)に示すように,記憶装置2に
は,初期バージョンV1 のシステムAと,現在起動中の
バージョンVN のシステムBとが格納されており,これ
を最新バージョンVN+1 にバージョンアップするものと
する。
【0027】まず,ステップS1では,バージョンアッ
プファイル取得部11によって,初期バージョンV1
システムプログラムを最新バージョンVN+1 に更新する
ためのデータが格納されているバージョンアップファイ
ル(V1 →VN+1 )3を外部から取得する。
【0028】ステップS2では,インストール先判定部
12によって,記憶装置2上の連続する空き領域を検出
して,その領域をシステム領域操作部13に通知する。
ステップS3では,システム領域操作部13が,その空
き領域にシステムAを複製してシステムCを作成する。
図3(b)は,システムA(V1 )を記憶装置2の空き
領域に複製して,システムC(V1 )を作成した状態を
示している。
【0029】次に,ステップS4では,インストール処
理部14が,バージョンアップファイル取得部11が取
得したバージョンアップファイル(V1 →VN+1 )3を
用いて,システムC(V1 )をバージョンアップする。
初期バージョンV1 のシステムCは,図3(c)に示す
ように,最新バージョンVN+1 にバージョンアップされ
ることになる。
【0030】ステップS5では,システム切替部17に
よって,起動用システムプログラムを,現在起動してい
るバージョンVN のシステムBからバージョンアップさ
れた最新バージョンVN+1 のシステムCへ切り替える。
これによって,記憶装置2の格納状態は,図3(d)に
示すようになる。記憶装置2において起動用システムプ
ログラムを切り替える方法については,種々の方法が知
られているので,ここでの詳細な説明は省略する。その
後,ステップS6でシステムを再起動すれば,処理装置
1は,最新バージョンVN+1 のシステムCで起動される
ことになる。
【0031】以上のように,システムプログラムのバー
ジョンアップ処理が正常に終了した場合には,システム
切替部17において,起動用システムプログラムがシス
テムBからバージョンアップされたシステムCへ切り替
えられるため,以降,起動されるシステムは最新バージ
ョンVN+1 となる。一方,例えばステップS4でバージ
ョンアップの最中に,ハードウェアトラブルが発生し,
バージョンアップ処理が途中で終了した場合,起動用シ
ステムプログラムは,まだ切り替えられていないので,
その後のシステムの再起動では,バージョンアップ前と
同様にシステムBが用いられる。
【0032】常に記憶装置2上に初期バージョンV1
システムAを保持しておき,バージョンアップの際に
は,システムAを複製したシステムCをバージョンアッ
プすることで,メーカが作成するバージョンアップファ
イル3は,初期バージョンV1から最新バージョンV
N+1 への1種類でよいことになる。また,特開平11−
306007号公報に示されている方法と同様に,現在
の起動用システムプログラム(システムB)のバージョ
ンアップを行うのではなく,別のシステムプログラム
(システムC)のバージョンアップを行い,それが正常
に終了した場合にのみ起動用システムプログラムを切り
替えるので,バージョンアップ中にハードウェアトラブ
ルが発生しても,システムBで起動することができる。
ここでいうハードウェアトラブルとは,機器の電源切
断,機器と記憶装置を接続するケーブルの切断,機器の
故障などである。
【0033】図4は,現在起動中のシステムBで設定さ
れているシステムパラメータ等の設定値を,新しいバー
ジョンのシステムCに反映するための方法を説明する図
である。システム設定部16は,図1では図示を省略し
ているが,必要な場合にはインストール処理部14とシ
ステム切替部17との間に設けられる。システム設定部
16は,図1のインストール処理部14でシステムCの
バージョンアップが行われた後,現在の起動用システム
プログラムであるシステムBからユーザの設定値を抽出
し,バージョンアップされたシステムCへ抽出された設
定値を書き込んで反映する。設定値の抽出方法として
は,あらかじめ定められたアドレスから抽出する方法,
特定のファイル名で定義されたファイルから読み出す方
法などがある。
【0034】本発明では,初期バージョンのシステムプ
ログラム(システムA)を,記憶装置2に常に保持し続
ける。このシステムAは,バージョンアップのときの更
新の基準システムとして利用し,起動用としては使うこ
とはない。そこで,このシステムプログラムを圧縮して
記憶装置2に格納することで,記憶装置2の領域の無駄
を削減することができる。
【0035】図5は,本発明におけるシステムAの圧縮
の効果を説明する図である。図中,太枠で示される領域
は起動用に設定されているシステムプログラムの領域を
示している。
【0036】図5(a)は,システムAが圧縮されてい
ない場合の記憶装置2のシステム格納状態の遷移例を示
しているが,システムAを圧縮しないで保持する場合に
は,システムAの領域として,ほぼ現在の起動用システ
ムBの領域と同じ大きさの領域が使われることになる。
【0037】これに対し,図5(b)に示すように,シ
ステムAのファイルを圧縮して記憶装置2に格納してお
き,バージョンアップのためにシステムAを複製する際
には,インストール先判定部12によって検出した空き
領域に,圧縮されているシステムAをシステム領域操作
部13によって解凍し,圧縮前のシステムAと同じ状態
になるように複製(システムC)を作成する。このよう
にシステムAを圧縮して保持すると,バージョンアップ
時にシステムAを解凍する必要があるため,システムA
を単純にコピーするだけの場合より時間がかかるが,常
時,小さい領域でシステムAを保持することができる。
実際には,システムプログラムのバージョンアップなど
が頻繁に行われることはなく,解凍時間が問題となるこ
とは考えられない。常時,記憶領域2の空き領域を多く
確保できるほうが有用である。
【0038】図6は,本発明における不要なシステム削
除の効果を説明する図である。図中,太枠で示される領
域は,起動用に設定されているシステムプログラムの領
域を示している。
【0039】図6(a)は,不要なシステム削除を行わ
ない場合の記憶装置のシステム格納状態の遷移例を示
す。本発明では,システムAの複製を作成してバージョ
ンアップを行っていくため,バージョンアップを繰り返
すごとに,図6(a)に示すように記憶装置2に格納さ
れるシステムプログラム数が増加する。
【0040】そこで,図6(b)に示すように,バージ
ョンVN からバージョンVN+1 にバージョンアップし,
起動するシステムプログラムを切り替えて再起動した後
に,システム領域操作部13によって元のバージョンV
N のシステムを記憶装置2から削除する。こうすること
によって,使用しないシステムプログラムを記憶装置2
からなくし,システム領域の増大を避けることができ
る。つまり,バージョンアップごとに初期バージョン
(V1 )と最新のバージョンのシステムプログラム以外
のシステムプログラムを削除するため,記憶装置2にお
けるシステム領域率がほとんど変化しない。
【0041】図7は,本発明の他の実施の形態のバージ
ョンアップ処理フローチャート(2)である。図7の処
理は,図2の処理にバージョンアップが成功したか否か
を確認する処理を加えたものである。
【0042】バージョンアップ取得部11がバージョン
アップファイル(V1 →VN+1 )3を外部から取得する
と(ステップS10),インストール先判定部12は,
記憶装置2上の連続する空き領域を検出し(ステップS
11),システム領域操作部13は,その空き領域にシ
ステムAを複製してシステムCを作成する(ステップS
12)。
【0043】次に,インストール処理部14は,システ
ムCをステップS10で取得したバージョンアップファ
イル(V1 →VN+1 )3でバージョンアップし(ステッ
プS13),バージョンアップが成功したかどうかを確
認する(ステップS14)。成功しなければ,システム
Cを削除し(ステップS17),記憶装置2におけるシ
ステムCの領域を解放して処理を終了する。成功した場
合には,システム切替部17は,起動用システムプログ
ラムをシステムBからバージョンアップしたシステムC
へ切り替え(ステップS15),システムを再起動する
(ステップS16)。
【0044】この処理では,インストール処理部14で
バージョンアップファイル3を用いてシステムCのバー
ジョンアップを行った後に,バージョンアップが正常に
行われたかどうかを判定し,誤ったバージョンアップフ
ァイルを用いたため処理を途中で中止していないかを確
認する。誤ったファイルとは,インストール済みのバー
ジョンアップファイル,本機器バージョンアップ以外の
用途のファイル,バグが存在するバージョンアップファ
イルなど,正常なバージョンアップが行われないファイ
ルを指す。起動するシステムプログラムを切り替える前
にバージョンアップが正常に行われたかを判定すること
で,正常に動作しないシステムプログラムで再起動する
ことを避けることができる。確認の方法として,例えば
チェックサムによる確認,システム切り替え前のテスト
走行による確認,オペレータへの問い合わせによる確認
などの方法を用いることもできる。
【0045】
【実施例】図8は,本発明の一実施例を示すブロック図
である。処理装置1は,CPUおよびメモリからなる情
報機器(コンピュータ)であり,この処理装置1で動作
するシステムプログラムのバージョンアップのためのバ
ージョンアッププログラム100は,バージョンアップ
ファイル取得部101,インストール先判定部102,
システム領域操作部103,インストール処理部10
4,バージョンアップ終了判定部105,システム設定
部106,システム切替部107を備えている。
【0046】処理装置1には,バージョンアップファイ
ル3を外部記憶媒体や通信回線を介して入力するための
入力インタフェース4が接続され,また,記憶装置2が
接続されている。記憶装置2には,圧縮されている初期
バージョンV1 のシステムプログラム(システムA)
と,現在の起動用システムプログラム(システムB)が
格納されている。
【0047】バージョンアップファイル取得部101
は,V1 →VN+1 のバージョンアップを行うためのバー
ジョンアップファイル(V1 →VN+1 )3を,入力イン
タフェース4を通して取得する。インストール先判定部
102は,システムCを作成するための記憶装置2上の
連続した空き領域を検出する。システム領域操作部10
3は,インストール先判定部102が検出した領域にシ
ステムAを解凍してシステムCを作成する。インストー
ル処理部104は,バージョンアップファイル取得部1
01が取得したバージョンアップファイル(V1 →V
N+1 )3を用いてシステムCをバージョンアップする。
バージョンアップ終了判定部105は,システムCのバ
ージョンアップが成功したか否かを確認する。システム
設定部106は,現在の起動用システムプログラムであ
るシステムBからユーザの設定値を抽出し,バージョン
アップされたシステムCへ抽出された設定値を反映す
る。システム切替部107は,システムBからバージョ
ンアップされたシステムCへ起動するシステムプログラ
ムを切り替え,その後システムの再起動を行う。
【0048】図9は,本実施例におけるバージョンアッ
ププログラムの処理フローチャートである。バージョン
アップの指示により,バージョンアップファイル(V1
→V N+1 )3を外部から取得すると(ステップS2
0),記憶装置2上の連続する空き領域を検出して(ス
テップS21),その空き領域にシステムAを解凍する
ことにより,初期バージョンのシステムAを複製したシ
ステムCを作成する(ステップS22)。
【0049】次に,システムCをステップS20で取得
したバージョンアップファイル(V 1 →VN+1 )3を用
いてバージョンアップし(ステップS23),バージョ
ンアップが成功したかどうかを確認する(ステップS2
4)。不成功であればステップS29へ進み,システム
Aを複製したシステムCを記憶装置2から削除し,処理
を終了する。
【0050】バージョンアップ成功であれば,システム
BからシステムCに引き継ぐためのユーザの設定値を抽
出してシステムCに反映し(ステップS25),起動用
システムプログラムをシステムBからバージョンアップ
されたシステムCへ切り替える(ステップS26)。そ
の後,システムを最新バージョンVN+1 のシステムCで
再起動し(ステップS27),システムBを記憶装置2
から削除する(ステップS28)。なお,システムBの
削除は,バージョンアップごとに行うのではなく,記憶
装置2の空き領域の様子を見て,適宜行うようにしても
よい。
【0051】本発明の実施例における記憶装置のシステ
ム格納状態の遷移例を,図10に従って説明する。図
中,太枠で示される領域は起動用に設定されているシス
テムプログラムの領域を示している。バージョンアップ
の処理に伴って,システムプログラムの格納状態は,図
10(a)〜(e)に示すように変化する。
【0052】図10(a)は,バージョンアップ前の記
憶装置2のシステムプログラムの格納状態を示す。圧縮
されたシステムA(V1 )と,システムB(VN )の二
つのシステムが格納されている。図10(b)は,圧縮
されたシステムA(V1 )を解凍してシステムC
(V1 )を作成した状態を示す。図10(c)は,シス
テムC(V1 )をバージョンアップし,バージョンアッ
プされたシステムC(VN+1)となった状態を示す。図
10(d)は,システムB(VN )からバージョンアッ
プされたシステムC(VN+1 )へ,起動用システムプロ
グラムが切り替えられた状態を示す。図10(e)は,
システムB(VN )を削除し,バージョンアップ処理を
終了した状態を示す。
【0053】上記バージョンアップファイル3を用いて
バージョンアップするバージョンアッププログラム10
0は,どの段階のバージョンアップであっても共通のも
のを用いることができる。
【0054】以上の説明において,初期バージョンV1
とは,最初に提供されたシステムプログラムのバージョ
ンであり,その後のバージョンアップファイル作成の基
準となるバージョンであるが,厳密な意味での最初のバ
ージョンでなくてもよく,例えばシステムプログラムの
大きな改変があった場合には,その改変後に最初に提供
されたシステムプログラムのバージョンを初期バージョ
ンとして扱うこともできる。
【0055】本実施例の特徴を列挙すると,以下のとお
りである。
【0056】(付記1)コンピュータのシステムプログ
ラムをバージョンアップする方法であって,現在起動し
ているシステムプログラムとは別に,初期バージョンの
システムプログラムを記憶装置に格納しておき,システ
ムプログラムのバージョンアップを行う際には,システ
ムプログラムを初期バージョンから最新バージョンへバ
ージョンアップするためのデータが格納されたバージョ
ンアップファイルを取得し,前記記憶装置の空き領域に
前記初期バージョンのシステムプログラムの複製を作成
し,前記初期バージョンのシステムプログラムの複製
を,前記バージョンアップファイルを用いて最新バージ
ョンのシステムプログラムに更新し,起動するシステム
プログラムを最新バージョンのシステムプログラムに切
り替えることを特徴とするシステムプログラムのバージ
ョンアップ方法。
【0057】(付記2)付記1に記載のシステムプログ
ラムのバージョンアップ方法において,前記記憶装置に
記憶されている現在起動しているシステムプログラムか
らユーザの設定値を抽出し,抽出した設定値に基づいて
最新バージョンにバージョンアップしたシステムプログ
ラムを設定する過程を有することを特徴とするシステム
プログラムのバージョンアップ方法。
【0058】(付記3)付記1に記載のシステムプログ
ラムのバージョンアップ方法において,前記初期バージ
ョンのシステムプログラムを前記記憶装置に圧縮して格
納しておき,前記初期バージョンのシステムプログラム
の複製を作成する際には,圧縮された初期バージョンの
システムプログラムを解凍して複製を作成することを特
徴とするシステムプログラムのバージョンアップ方法。
【0059】(付記4)付記1に記載のシステムプログ
ラムのバージョンアップ方法において,バージョンアッ
プ前に起動していたシステムプログラムを,バージョン
アップ後に前記記憶装置から削除する過程を有すること
を特徴とするシステムプログラムのバージョンアップ方
法。
【0060】(付記5)付記1に記載のシステムプログ
ラムのバージョンアップ方法において,システムプログ
ラムのバージョンアップが成功したか否かを判定し,成
功しなかった場合には前記最新バージョンのシステムプ
ログラムへの切り替えを行わないことを特徴とするシス
テムプログラムのバージョンアップ方法。
【0061】(付記6) 機器のシステムプログラムを
バージョンアップする方式において,現バージョンと初
期バージョンを含めた複数のシステムプログラムを格納
する手段と,前記初期バージョンのシステムプログラム
を複製する手段と,バージョンアップ用のデータを用い
て,初期バージョンのシステムプログラムを最新バージ
ョンに変更する手段と,起動するシステムプログラムを
最新バージョンのシステムプログラムに切り替える手段
とを具備することを特徴とするシステムバージョンアッ
プ方式。
【0062】(付記7)現在起動しているシステムプロ
グラムとは別に,初期バージョンのシステムプログラム
を格納している記憶装置を備えるコンピュータのシステ
ムプログラムをバージョンアップするためのプログラム
であって,前記記憶装置の空き領域に前記初期バージョ
ンのシステムプログラムの複製を作成する処理と,シス
テムプログラムを初期バージョンから最新バージョンへ
バージョンアップするためのデータが格納されたバージ
ョンアップファイルを用いて,前記初期バージョンのシ
ステムプログラムの複製を,最新バージョンのシステム
プログラムに更新する処理と,起動するシステムプログ
ラムを最新バージョンのシステムプログラムに切り替え
る処理とを,コンピュータに実行させるためのシステム
プログラムのバージョンアップ用プログラム。
【0063】(付記8)現在起動しているシステムプロ
グラムとは別に,初期バージョンのシステムプログラム
を格納している記憶装置を備えるコンピュータのシステ
ムプログラムをバージョンアップするためのプログラム
を記録した記録媒体であって,前記記憶装置の空き領域
に前記初期バージョンのシステムプログラムの複製を作
成する処理と,システムプログラムを初期バージョンか
ら最新バージョンへバージョンアップするためのデータ
が格納されたバージョンアップファイルを用いて,前記
初期バージョンのシステムプログラムの複製を,最新バ
ージョンのシステムプログラムに更新する処理と,起動
するシステムプログラムを最新バージョンのシステムプ
ログラムに切り替える処理とを,コンピュータに実行さ
せるためのプログラムを記録したことを特徴とするシス
テムプログラムのバージョンアップ用プログラム記録媒
体。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
システムプログラムをバージョンアップするときには,
常に初期バージョンV1 から最新バージョンVN+1 へバ
ージョンアップすることにより,メーカが作成するバー
ジョンアップファイルは,初期バージョンV1 から最新
バージョンVN+1 へバージョンアップするデータが格納
されたファイルの1種類でよくなり,バージョンアップ
ファイルの作成および配布が簡易になる。また,ユーザ
にとっても,バージョンアップ時にどのバージョンアッ
プファイルを適用するかを判断する必要がなくなり,簡
単に最新バージョンへのバージョンアップを行うことが
できるようになる。特に,バージョンの確認がしにくい
アプライアンスサーバ等の情報機器では,効果が大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明によるシステムプログラムバージョンア
ップ処理フローチャート(1)である。
【図3】本発明における記憶装置のシステム格納状態の
遷移例を示す図である。
【図4】本発明における設定値反映方法を説明する図で
ある。
【図5】本発明におけるシステムAの圧縮の効果を説明
する図である。
【図6】本発明における不要なシステム削除の効果を説
明する図である。
【図7】本発明によるシステムプログラムバージョンア
ップ処理フローチャート(2)である。
【図8】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図9】本実施例におけるシステムプログラムバージョ
ンアップ処理フローチャートである。
【図10】本発明の実施例における記憶装置のシステム
格納状態の遷移例を示す図である。
【図11】アプライアンスサーバを利用したシステムの
例を示す図である。
【図12】従来の技術(1)において提供されるバック
アップファイルの例を示す図である。
【図13】従来の技術(2)において提供されるバック
アップファイルの例を示す図である。
【図14】従来の技術(3)において提供されるバック
アップファイルの例を示す図である。
【符号の説明】
1 処理装置 10 バージョンアッププログラム 11 バージョンアップファイル取得部 12 インストール先判定部 13 システム領域操作部 14 インストール処理部 16 システム設定部 17 システム切替部 2 記憶装置 3 バージョンアップファイル 4 入力インタフェース 100 バージョンアッププログラム 101 バージョンアップファイル取得部 102 インストール先判定部 103 システム領域操作部 104 インストール処理部 105 バージョンアップ終了判定部 106 システム設定部 107 システム切替部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村下 君孝 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 松田 高弘 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 烏谷 彰 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5B076 AC01 AC03 BB06 EA18

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータのシステムプログラムをバ
    ージョンアップする方法であって,現在起動しているシ
    ステムプログラムとは別に,初期バージョンのシステム
    プログラムを記憶装置に格納しておき,システムプログ
    ラムのバージョンアップを行う際に,前記記憶装置の空
    き領域に前記初期バージョンのシステムプログラムの複
    製を作成し,システムプログラムを初期バージョンから
    最新バージョンへバージョンアップするためのデータが
    格納されたバージョンアップファイルを用いて,前記初
    期バージョンのシステムプログラムの複製を,最新バー
    ジョンのシステムプログラムに更新し,起動するシステ
    ムプログラムを最新バージョンのシステムプログラムに
    切り替えることを特徴とするシステムプログラムのバー
    ジョンアップ方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシステムプログラムの
    バージョンアップ方法において,前記記憶装置に記憶さ
    れている現在起動しているシステムプログラムからユー
    ザの設定値を抽出し,抽出した設定値に基づいて最新バ
    ージョンにバージョンアップしたシステムプログラムを
    設定する過程を有することを特徴とするシステムプログ
    ラムのバージョンアップ方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のシステムプログラムの
    バージョンアップ方法において,前記初期バージョンの
    システムプログラムを前記記憶装置に圧縮して格納して
    おき,前記初期バージョンのシステムプログラムの複製
    を作成する際には,圧縮された初期バージョンのシステ
    ムプログラムを解凍して複製を作成することを特徴とす
    るシステムプログラムのバージョンアップ方法。
  4. 【請求項4】 現在起動しているシステムプログラムと
    は別に,初期バージョンのシステムプログラムを格納し
    ている記憶装置を備えるコンピュータのシステムプログ
    ラムをバージョンアップするためのプログラムであっ
    て,前記記憶装置の空き領域に前記初期バージョンのシ
    ステムプログラムの複製を作成する処理と,システムプ
    ログラムを初期バージョンから最新バージョンへバージ
    ョンアップするためのデータが格納されたバージョンア
    ップファイルを用いて,前記初期バージョンのシステム
    プログラムの複製を,最新バージョンのシステムプログ
    ラムに更新する処理と,起動するシステムプログラムを
    最新バージョンのシステムプログラムに切り替える処理
    とを,コンピュータに実行させるためのシステムプログ
    ラムのバージョンアップ用プログラム。
  5. 【請求項5】 現在起動しているシステムプログラムと
    は別に,初期バージョンのシステムプログラムを格納し
    ている記憶装置を備えるコンピュータのシステムプログ
    ラムをバージョンアップするためのプログラムを記録し
    た記録媒体であって,前記記憶装置の空き領域に前記初
    期バージョンのシステムプログラムの複製を作成する処
    理と,システムプログラムを初期バージョンから最新バ
    ージョンへバージョンアップするためのデータが格納さ
    れたバージョンアップファイルを用いて,前記初期バー
    ジョンのシステムプログラムの複製を,最新バージョン
    のシステムプログラムに更新する処理と,起動するシス
    テムプログラムを最新バージョンのシステムプログラム
    に切り替える処理とを,コンピュータに実行させるため
    のプログラムを記録したことを特徴とするシステムプロ
    グラムのバージョンアップ用プログラム記録媒体。
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