JP2003111311A - 電力コスト低減装置及び電力コスト低減方法 - Google Patents

電力コスト低減装置及び電力コスト低減方法

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JP2003111311A
JP2003111311A JP2001294121A JP2001294121A JP2003111311A JP 2003111311 A JP2003111311 A JP 2003111311A JP 2001294121 A JP2001294121 A JP 2001294121A JP 2001294121 A JP2001294121 A JP 2001294121A JP 2003111311 A JP2003111311 A JP 2003111311A
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power
charge
electricity
electric
load
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Teruji Fukuda
輝士 福田
Hidetoshi Suzuki
秀年 鈴木
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Toyota Industries Corp
Toyota Motor Corp
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Toyota Industries Corp
Toyota Motor Corp
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気に必要な料金コストを低減できる電力コ
スト低減装置及び電力コスト低減方法を提供する。 【解決手段】 電力コスト低減装置7は料金情報処理装
置12と電力制御装置13と負荷電力センサ14とを備
えている。料金情報処理装置12は情報伝送線5を通じ
て電力会社2から電気料金データ(電力量料金単価)
と、負荷電力センサ14から負荷電力データ(負荷電力
量)とを入力し、これらデータを基に電気料金を演算す
る。電気料金演算処理後、電力制御装置13は演算によ
り求まった電気料金が、操作パネル11で入力された設
定料金から決まる設定値(基準レベル)を超えるか否か
を判断する。そして、電気料金が設定値を超える場合、
電力制御装置13は機器制御線18を通じて電気機器8
〜10に制御信号を送信し、優先順位の低い順で電気機
器8〜10の運転を抑制或いは停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力コスト低減装
置及び電力コスト低減方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、特開平9−1170
64号公報には負荷遮断装置が開示されている。この負
荷遮断装置は発電機と複数の負荷とを備え、これら負荷
は発電機により発電された電力を基に稼動する。また、
負荷遮断装置はCPUを内蔵し、このCPUは発電機か
ら発電電力量を入力し、発電電力量が所定の許容電力量
を超えているか否かを判定している。
【0003】ところで、負荷にかかる負荷電力量の増大
が著しい場合にはその負荷系統に過負荷が発生し、負荷
電力量が運転中の発電機の過負荷許容量を超えると、発
電機が停止してしまう。これを解消するために、CPU
は発電電力量が所定の許容電力量を超える場合に、複数
の負荷のうち所定のものへの電力供給を遮断し、過負荷
に起因する発電機の停止を防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この過負荷
遮断装置は過負荷時の発電機の停止を防止するためのも
のであり、発電電力量が許容電力量を超える場合に負荷
を遮断しても、電気料金のコスト低減化に対しては殆ど
効果がないという問題があった。従って、上記の過負荷
遮断装置ではコスト低減化に対して対応できないという
問題があった。
【0005】また、例えば夏場にオフィスや家庭でエア
コンを高負荷状態で稼動させるとその分だけ消費電力が
多くなり、電力会社が供給しなければならない供給電力
も多くなって、その時間帯が消費電力のピークとなって
しまう。電力会社側としては消費電力のピークを抑え、
1日、1月または1年を通じて消費電力を平準化したい
要望があるため、ピーク時間帯の消費電力を抑える必要
もあった。
【0006】一方、他の従来の技術として特開2000
−274778号公報には電力コスト低減装置が開示さ
れている。この電力コスト低減装置は空調負荷演算部、
照明負荷演算部、コスト演算部を備え、空調負荷演算部
が空調負荷を演算し、照明負荷演算部が照明負荷を演算
する。そして、コスト演算部は空調負荷と照明負荷にか
かる設備運転コスト(電気料金)を演算し、それを表示
部に表示させる。
【0007】しかし、この電力コスト低減装置では設備
運転コストを演算するものの、その設備運転コストを低
減させる方法としては消費者のコスト意識により、コス
トが高いと思ったときに各負荷の操作器を操作して空調
負荷や照明負荷の運転を抑制させる。このため、消費者
にとっては操作器の操作が面倒であり、その面倒さから
操作を行わなくなる問題もあった。
【0008】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、電気に必要な料金コストを低
減できる電力コスト低減装置及び電力コスト低減方法を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、外部の料金情報発信
源からオンラインで送信された電気料金情報を取得する
料金情報取得手段と、負荷機器の稼動状態を検出する検
出手段と、前記検出手段により検出された稼動状態検出
情報と前記電気料金情報とに基づき、予め電気料金を低
く抑えるべく設定された電気料金管理条件を満たす消費
電力となるように前記負荷機器の稼動状態を制御する機
器制御手段とを備えた。
【0010】この発明によれば、料金情報取得手段によ
り電気料金情報が取得され、検出手段により負荷機器の
稼動状態が検出される。そして、検出手段により検出さ
れた稼動状態検出情報と電気料金情報とに基づき、予め
電気料金を低く抑えるべく設定された電気料金管理条件
を満たす消費電力となるように、機器制御手段によって
負荷機器の稼動状態が制御される。従って、負荷機器を
稼動する際にかかる電気料金が電気料金管理条件を満た
す料金になり、電気に必要な料金コストが低く抑えられ
る。
【0011】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記検出手段は、前記稼動状態検出
情報として前記負荷機器の消費電力を検出する消費電力
検出手段であって、前記消費電力検出手段により検出さ
れた前記消費電力情報と前記電気料金情報とを基に電気
料金を算出する電気料金算出手段を備え、前記機器制御
手段は、前記電気料金算出手段から求まる電気料金が前
記電気料金管理条件を満たすように前記負荷機器の稼動
状態を制御する。
【0012】この発明によれば、請求項1に記載の発明
の作用に加え、消費電力検出手段によって負荷機器の消
費電力が検出され、その消費電力情報と電気料金情報に
基づき電気料金算出手段によって電気料金が算出され
る。そして、電気料金が電気料金管理情報を満たすよう
に機器制御手段によって負荷機器の稼動状態が制御さ
れ、その結果として電気に必要な料金コストが低く抑え
られる。
【0013】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
2に記載の発明において、前記料金情報取得手段が取得
する前記電気料金情報は前記料金情報発信源からリアル
タイムで送信される。
【0014】この発明によれば、請求項1又は2に記載
の発明の作用に加え、電気料金情報は料金情報発信源か
らリアルタイムで送信されるので、電気料金管理条件を
満たす消費電力となるように機器制御手段により負荷機
器の稼動状態を制御する際に、タイムラグのない最新の
電気料金情報が使用可能となる。
【0015】請求項4に記載の発明では、請求項1〜3
のうちいずれか一項に記載の発明において、前記電気料
金情報は、電力需要者側で使用される総使用電力量が多
くなるに連れて段階的又は連続的に高い料金になるよう
に設定されている。
【0016】この発明によれば、請求項1〜3のうちい
ずれか一項に記載の発明の作用に加え、電気料金情報は
電力需要者側で使用される総使用電力量が多くなるに連
れて段階的又は連続的に高い料金になるように設定され
ているので、総使用電力量が多くなるに連れて負荷機器
を稼動する際にかかる電気料金が高くなり、電気料金管
理条件を満たさない頻度が多くなる。従って、電力需要
者側の総使用電力量が多いときに負荷機器の稼動状態が
制御されることになり、総使用電力量が低く抑えられ、
総使用電力量の平準化が図れる。
【0017】請求項5に記載の発明では、請求項1〜4
のうちいずれか一項に記載の発明において、前記負荷機
器の稼動を維持する優先順情報を取得する優先順情報取
得手段を備え、前記機器制御手段は、前記電気料金管理
条件を満たすべく前記優先順情報取得手段により取得さ
れた前記優先順情報に従って前記負荷機器のうち優先順
の低い負荷機器から順にその消費電力を抑制するように
制御する。
【0018】この発明によれば、請求項1〜4のうちい
ずれか一項に記載の発明の作用に加え、優先順情報取得
手段により取得された優先順情報に従って、負荷機器の
うち機器制御手段によって優先順の低い負荷機器から順
にその消費電力を抑制するように制御される。従って、
負荷機器の消費電力が抑制されるように制御される構成
としても、消費電力を抑制したくない負荷機器について
は通常通りに稼動される。なお、定義として消費電力を
抑制するとは、負荷機器を停止させることも含むものと
する。
【0019】請求項6に記載の発明では、請求項1〜5
のうちいずれか一項に記載の発明において、前記負荷機
器の稼動を維持する優先順情報を取得する優先順情報取
得手段を備え、前記機器制御手段は、前記電気料金管理
条件を満たすべく前記優先順情報取得手段により取得さ
れた前記優先順情報に従って、前記負荷機器のうち前記
優先順の低い負荷機器から順に、稼働時間を購入電力の
安い時間帯にシフトさせるように制御する。
【0020】この発明によれば、請求項1〜5のうちい
ずれか一項に記載の発明の作用に加え、優先順情報取得
手段により取得された優先順情報に従って、負荷機器の
うち機器制御手段によって優先順の低い負荷機器から順
に稼働時間が購入電力の安い時間帯にシフトされる。従
って、負荷機器が購入電力の安い時間帯に稼動されるの
で、電気に必要な料金コストが一層低減される。
【0021】請求項7に記載の発明では、請求項5又は
6に記載の発明において、 前記負荷機器は前記機器制
御手段と双方向通信可能に構成され、前記機器制御手段
は前記負荷機器との通信で得た稼動状態情報を基に決定
された優先順に従って消費電力を抑制するように前記負
荷機器を制御する。
【0022】この発明によれば、請求項5又は6に記載
の発明の作用に加え、負荷機器との双方向通信で得た稼
動状態情報を基に決定された優先順に従い、機器制御手
段によって消費電力を抑制するように負荷機器が制御さ
れる。従って、消費者が優先順を設定する必要がなくな
り、運転抑制対象として負荷機器の稼動状態に合わせた
最も適するものが選定される。
【0023】請求項8に記載の発明では、請求項1〜7
のうちいずれか一項に記載の発明において、操作者によ
ってデータ入力可能な入力手段を備え、前記電気料金管
理条件及び優先順情報のうち少なくとも一方は前記入力
手段を介して前記操作者によって入力されたデータを基
に設定される。
【0024】この発明によれば、請求項1〜7のうちい
ずれか一項に記載の発明の作用に加え、操作者によって
入力されたデータを基に電気料金管理条件及び優先順情
報のうち少なくとも一方が設定され、操作者の要望に応
じた電気料金管理条件及び優先順情報が設定される。
【0025】請求項9に記載の発明では、請求項1〜8
のうちいずれか一項に記載の発明において、電力供給事
業体から送電される商用電力と、自家発電装置とが前記
負荷機器の電力源として使用され、前記商用電力と自家
発電電力のうちコストの安い方を電力源として選択する
電力源選択手段を備えた。
【0026】この発明によれば、請求項1〜8のうちい
ずれか一項に記載の発明の作用に加え、商用電力と自家
発電装置とが電力源として使用され、これら2つのうち
電力源選択手段によってコストの安い方が電力源として
選択される。従って、電気にかかるコストがより一層低
く抑えられる。
【0027】請求項10に記載の発明では、自家発電装
置での発電に要する燃料の燃料料金情報をオンラインで
取得する料金情報取得手段と、負荷機器の稼動状態を検
出する検出手段と、前記検出手段により検出された稼動
状態検出情報と前記燃料料金情報とに基づき、予め燃料
料金を低く抑えるべく設定された燃料料金管理条件を満
たす消費電力となるように前記負荷機器の稼動状態を制
御する機器制御手段とを備えた。
【0028】この発明によれば、料金情報取得手段によ
り燃料料金情報が取得され、検出手段により負荷機器の
稼動状態が検出される。そして、検出手段により検出さ
れた稼動状態検出情報と燃料料金情報とに基づき、予め
燃料料金を低く抑えるべく設定された燃料料金管理条件
を満たす消費電力となるように、機器制御手段によって
負荷機器の稼動状態が制御される。従って、負荷機器を
稼動する際にかかる燃料料金が電気料金管理条件を満た
す料金になり、電気にかかる料金コストが低く抑えられ
る。
【0029】請求項11に記載の発明では、負荷機器の
電気料金を低減する電力コスト低減方法であって、外部
の電気料金情報発信源からオンラインで送信された電気
料金情報を料金情報取得手段により取得し、前記負荷機
器の稼動状態が検出手段により検出され、前記検出手段
により検出された稼動状態検出情報と前記電気料金情報
とに基づき、予め設定された電気料金管理条件を満たす
消費電力となるように機器制御手段が前記負荷機器の稼
動状態を制御する。
【0030】この発明によれば、料金情報取得手段によ
り電気料金情報が取得され、検出手段により負荷機器の
稼動状態が検出される。そして、検出手段により検出さ
れた稼動状態検出情報と電気料金情報とに基づき、予め
電気料金を低く抑えるべく設定された電気料金管理条件
を満たす消費電力となるように、機器制御手段によって
負荷機器の稼動状態が制御される。従って、負荷機器を
稼動する際にかかる電気料金が電気料金管理条件を満た
す料金になり、電気にかかる料金コストが低く抑えられ
る。
【0031】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
具体化した電力コスト低減装置及び電気料金コスト低減
方法の第1実施形態を図1〜図3に従って説明する。
【0032】図1は、電力コスト低減装置とその周辺装
置を示す概略構成図である。各住宅1は電気を使用する
際に料金情報発信源及び電力供給事業体としての電力会
社2と使用契約を結び、その契約先の電力会社から各住
宅1に商用電力(AC)が供給される。電力会社2に対
する電気料金の支払い形式としては、各住宅1ごとでニ
ーズに応じた使用契約を結び、その契約内容に沿って消
費電力に対する電気料金を計算し、その電気料金を電力
会社2に支払うシステムが一般的に採用されている。
【0033】電力会社2は電気料金情報設定装置3と系
統電源4とを備えている。このうちの電気料金情報設定
装置3は情報伝送線5を通じてオンラインで電気料金デ
ータ(電気料金情報)を住宅1にリアルタイムで送信し
ており、本例では電気料金データとして電力量料金単価
Xが送信される。この電力量料金単価Xとは1(kW
h)の電力量を消費する際にかかる料金(円)である。
また、電力会社2からは系統電源4で生じた電力が電力
線6を介して各住宅1に供給される。なお、情報伝送線
5は光ファイバー、電話線、電力線、ケーブルテレビの
伝送線などの有線系や、セルラーフォン、デジタルテレ
ビ放送チャンネルなどの無線系のうちどれを採用しても
よい。
【0034】住宅1は電力コスト低減装置7を備え、電
力会社2からの電気料金データを基に電力コスト低減装
置7によって電気料金のコスト管理が行われる。また、
電力コスト低減装置7は住宅1に備え付けられた負荷機
器としての各電気機器8,9,10に電力会社2から送
られた電力を供給するとともに、電気料金がコスト管理
に基づく所定料金となるように各電気機器8〜10を制
御している。
【0035】住宅1には操作パネル11が設置され、操
作者がこの操作パネル11を操作して設定条件データと
して各電気機器8〜10に関する運転条件、優先順位
(優先順情報)、設定料金(電気料金管理条件)などが
入力される。この運転条件とは例えばエアコンであれば
設定温度やその許容可変幅に相当する電気機器の稼動状
態に関する条件であり、優先順位とは複数の電気機器8
〜10のうち運転を止めたくない順に電気機器をランク
付けしたものである。また、設定料金とは電気料金の目
標金額(許容金額)として操作者によって設定されるも
ので、電気機器8〜10を稼動した際にかかる電気料金
の比較対象となる。
【0036】電力コスト低減装置7は、料金情報取得手
段、電気料金算出手段、優先順情報取得手段を構成する
料金情報処理装置12と、機器制御手段としての電力制
御装置13と、検出手段及び消費電力検出手段を構成す
る負荷電力センサ14とを備えている。料金情報処理装
置12は操作パネル11上で入力された設定条件データ
を信号伝送線15を通じて入力する。また、料金情報処
理装置12は電気機器8〜10の稼動時に負荷電力セン
サ14から負荷電力データ(稼動状態検出情報)として
負荷電力量を信号伝送線16を通じて入力する。
【0037】電力制御装置13は制御指令線17を介し
て料金情報処理装置12と接続され、操作パネル11上
で設定された設定条件データを料金情報処理装置12か
ら入力する。電力制御装置13は機器制御線18を介し
て各電気機器8〜10と接続され、操作パネル11上で
設定した運転条件で稼動するように各電気機器8〜10
を制御する。例えば、各電気機器8〜10は機器ごとに
各々の機器制御線18で電力制御装置13に接続され、
電力制御装置13はそれぞれの制御線を介して制御信号
を出力して電気機器8〜10を制御する。また、電力制
御装置13には電気機器8〜10が電力線19を介して
接続され、電力会社2から送られた電力が電力線19を
通じて電気機器8〜10に供給される。電力線19上に
は負荷電力センサ14が配設されている。
【0038】料金情報処理装置12は情報伝送線5を通
じて電力会社2から電気料金データ(電力量料金単価)
と、負荷電力センサ14から負荷電力データ(負荷電力
量)とを入力し、これらデータを基に電気料金を演算す
る。ちなみに、電気料金は住宅1内全体でかかる負荷電
力量に電力量料金単価Xを乗算することで算出される。
また、電気料金の算出間隔はCPUのプログラム処理実
行サイクルの間隔、5分や10分ごとの所定の間隔など
自由に設定してよい。
【0039】電気料金演算処理後、料金情報処理装置1
2はその演算結果を制御指令線17を通じて電力制御装
置13に送信し、電力制御装置13は演算により求まっ
た電気料金が、操作パネル11で入力された設定料金か
ら決まる設定値(基準レベル)を超えるか否かを判断す
る。そして、電気料金が設定値を超える場合、電力制御
装置13は機器制御線18を通じて電気機器8〜10に
制御信号を送信し、優先順位の低い順で電気機器8〜1
0の運転を抑制或いは停止させる。また、優先順位の低
い電気機器8〜10に対し、稼働時間を他の時間帯(例
えば深夜等)にシフトして、燃料電池や深夜電力により
稼動させてもよい。
【0040】図2は、消費者全体でかかる総消費電力量
(総使用電力量)の計時変化を示すグラフである。グラ
フG1は縦軸を消費者全体の総消費電力量W(kW
h)、横軸を時間t(h)としており、1日の消費電力
量Wの推移を示している。ところで、電力会社2はこの
総消費電力量Wのピークを超える電力を発電して、消費
者に供給する必要がある。現在の消費電力量Wの推移と
しては、夜半から明け方にかけて低い状態を保ち、夜が
明けるに従い各住宅1(オフィスや工場も含む)で使用
される電気機器数の増加、高負荷状態での使用等により
消費電力量Wが徐々に増加する。そして、消費電力量W
は日中にピークを迎え、そのピークを境にして電力消費
は減少していく傾向をとる。
【0041】電力会社2は電力の需要と供給のバランス
をよくするために、消費電力量Wを平準化、つまり消費
電力量Wを1日を通じてほぼ一定にしたい要望がある。
このため、電力会社2は消費電力量Wの値に応じて電力
量料金単価Xを変える料金システムを採用している。即
ち、図3(a)に示すように、図2において消費電力量
Wが0〜W1のときには係数「1」、W1〜W2のときに
は係数k1(>1)、W 2〜のときには係数k2(>k1
を基準料金X0に乗算して電力量料金単価Xを変えてい
る。
【0042】図4は、家庭で消費される電力(使用電
流)の計時変化を示すグラフである。グラフG2は縦軸
を家庭で使用された使用電流I(A)、横軸を時間t
(h)としている。このグラフG2で示すように、電気
機器8〜10が多く使用されたり、高負荷状態で使用さ
れた時間帯では使用電流Iが多くなる。特に、夏場の日
中にエアコンを稼動させたときには、その時間帯に使用
電流Iがピークをとる。
【0043】電力会社2は消費電力量Wの平準化を狙っ
て、各家庭の使用電流Iに応じて電力量料金単価Xを変
える料金システムも採用している。即ち、図3(b)に
示すように使用電流Iが0〜I1のときには係数
「1」、I1〜I2のときには係数h1(>1)、I2〜の
ときには係数h2(>h1)を基準料金X0に乗算して電
力量料金単価Xを変えている。従って、図5に示すよう
に電力量料金単価Xは、基準料金X0に消費電力量Wと
使用電流Iの値に応じた係数1,k1,k2,h1,h2
乗算した値が使用される。
【0044】次に、前記のように構成された電力コスト
低減装置7の作用を説明する。消費電力量Wが少ない0
〜W1のときには、電力会社2から電力量料金単価Xと
して基準料金X0の電気料金データが各住宅1に送信さ
れる。料金情報処理装置12は負荷電力センサ14から
求まる負荷電力データを基に、電気料金データとして入
力する基準料金X0で電気料金を演算し、演算結果とし
てそのときにかかった電気料金を電力制御装置13に送
信する。電力制御装置13は電力料金が設定値を超えた
か否かを判断し、基準料金X0で演算された電気料金は
比較的安く設定値を超えない場合には、各住宅1に備え
付けられた電気機器8〜10は通常通りに稼動される。
【0045】一方、午後に向かうに従い徐々に消費電力
量Wが多くなっていき、電力量料金単価Xは消費電力量
Wや使用電流Iが多くなるに連れて高額になっていく。
このとき、電気機器を多く、かつ高負荷で稼動させた場
合には、電力量料金単価Xが高いことからその分だけ電
気料金も高くなり、設定値を超え易くなる。そして、電
力制御装置13は電気料金が設定値を超えると判断した
とき、その電気料金が設定値の範囲内に収まるように優
先順位に従って各電気機器8〜10の運転を抑制或いは
停止する。例えば、エアコンの設定温度を低くし、自動
乾燥機の稼働時間を深夜帯にシフトさせたりする。
【0046】以上により、料金情報処理装置12によっ
て算出された電気料金が設定値を超える場合には、電力
制御装置13により各電気機器8〜10が優先順位に従
って抑制或いは停止される。よって、電気料金が高くな
る場合には、電気機器8〜10のうち優先順位の低いも
のの稼動状態が抑えられて各家庭ごとの消費電力が低く
抑えられるので、その分だけ電気料金のコスト低減化が
図れ、省エネルギー化にも寄与する。
【0047】また、総消費電力量Wや使用電流Iが多く
なるに連れて電力量料金単価Xを高くする料金システム
を採用し、その料金システムに基づき電力料金が設定値
を超える場合に各電気機器8〜10の稼動状態を抑える
ようにしている。これにより、消費電力量Wや使用電流
Iが多いときには各住宅1でかかる電気料金は相対的に
高額になり、電気料金が設定値を超え易くなる。従っ
て、消費電力量Wのピーク時に電気機器8〜10の稼動
状態が抑えられるため、各家庭の消費電力が低く抑えら
れ、消費電力量Wの平準化にも寄与する。
【0048】従って、この実施形態では以下のような効
果を得ることができる。 (1)電力量料金単価Xと電気機器8〜10の消費電力
量とにより電気料金が算出され、その電気料金が設定値
を超える場合には、予め設定された優先順位に従って電
気機器8〜10の運転が抑制又は停止される。よって、
電気機器8〜10の稼動状態を抑制(停止)した分だけ
消費電力を抑えることができ、電気料金にかかるコスト
を低減化することができる。
【0049】(2)電力会社2から供給される供給電
力、つまり全体の消費電力量Wが多くなるに連れて電力
量料金単価Xが高額になる料金システムを採用してい
る。このため、消費電力量Wが多くなるに連れて電気料
金は相対的に高額になり、その結果として消費電力の多
い時間帯において電気料金が設定値を超えた場合、電気
機器8〜10の運転が抑制又は停止される。よって、消
費電力が多い時間帯で各家庭の消費電力量を低く抑える
ことができ、消費電力量Wの平準化に効果をもたらす。
【0050】(3)電力会社2からリアルタイムで逐次
送信される電気料金データを基に電気料金を算出するの
で、タイムラグなく最新の電力量料金単価Xに基づき電
気料金を算出できる。
【0051】(4)消費電力量Wがほぼピークの時間帯
に電力量料金単価Xが最高ランクとなるので、その時間
帯で消費電力が低く抑えられることになり、電力会社2
の発電量を低く抑えることができる。
【0052】(5)複数の電気機器8〜10のうち稼動
状態を抑制或いは停止したくない順に優先順位を設定
し、電気料金が設定値を超えた際にはその優先順位に従
って電気機器の運転を抑制或いは停止する。従って、電
気機器8〜10の稼動状態を抑制或いは停止する構成と
しても、出力を下げたくない電気機器は通常通りに稼動
することができる。
【0053】(6)電気料金が設定値を超えた場合に、
電気機器8〜10のうち所定の電気機器の稼働時間を他
の時間帯にシフトさせる機能を設けたので、シフト先の
時間帯を電気料金の安い深夜帯にすれば深夜料金で電気
機器8〜10を稼動でき、その分だけ電気料金のコスト
低減効果が増す。
【0054】(7)操作パネル11上で消費者によって
入力された設定条件データを基に設定値が設定されるの
で、設定値を消費者のニーズに応じたものにすることが
できる。
【0055】(第2実施形態)次に、第2実施形態を図
6及び図7に従って説明する。この実施形態は自家発電
を用いた点が第1実施形態と異なっており、他の構成は
同じである。よって、この実施形態では同一部分に関し
ては同一符号を付して詳しい説明を省略し、異なる部分
についてのみ説明する。
【0056】図6は、電力コスト低減装置とその周辺装
置を示す概略構成図である。各住宅1は自家発電装置と
しての燃料電池21と太陽光発電装置22とを備えてい
る。このように複数の電力供給源を備えた住宅1では、
電力会社2から電力を購入するだけでなく、燃料電池2
1、太陽光発電装置22を用いた発電による電力によっ
ても電気機器8〜10を稼動している。
【0057】ガス会社23は供給路24を介して住宅1
の燃料電池21に燃料(ガス)を供給し、燃料電池21
はそのガスを燃料として発電する。燃料電池21や太陽
光発電装置22で発電された電力(DC)は、電力線2
5,26を通じて電力コスト低減装置7に供給される。
また、ガス会社23はガス料金情報設定装置27を備
え、このガス料金情報設定装置27で設定されたガス料
金データが情報伝送線28を通じて料金情報処理装置1
2に送信される。
【0058】電力制御装置13は主制御装置29とイン
バータ30とを備えている。主制御装置29は操作パネ
ル11上で入力された設定条件データを料金情報処理装
置12から入力する。主制御装置29は機器制御線18
を介して各電気機器8〜10と接続され、操作パネル1
1上で設定した運転条件で稼動するように各電気機器8
〜10を制御する。また、主制御装置29は燃料電池2
1とインバータ30とを各々の信号伝送線31,32を
通じて運転状態を制御する。
【0059】インバータ30は燃料電池21と太陽光発
電装置22から送られた電力を直流から交流に変換す
る。また、インバータ30は電力源選択手段としての系
統連系装置33を備え、電力会社2、燃料電池21、太
陽光発電装置22の間の電気機器8〜10との接続状態
が系統連系装置33によって切替えられる。インバータ
30には電気機器8〜10が電力線19を介して接続さ
れ、電力会社2、燃料電池21および太陽光発電装置2
2のうち系統連系装置33によって選択された電力が電
力線19を通じて電気機器8〜10に供給される。
【0060】主制御装置29は、メインの電力供給源と
して日中は太陽光発電装置22、日没後は燃料電池2
1、燃料電池21で電力が補えないときは電力会社2か
ら電力を購入するようにしている。電力会社2から電力
供給を受ける場合、主制御装置29は料金情報処理装置
12により求められた電気料金が、操作パネル11で入
力された設定料金から決まる設定値(基準レベル)を超
えるか否かを判断する。そして、電気料金が設定値を超
える場合、主制御装置29は機器制御線18を通じて電
気機器8〜10に制御信号を送信し、優先順位の低い順
で電気機器8〜10の運転を抑制或いは停止させる。
【0061】また、主制御装置29は燃料電池21の使
用状況下であっても、燃料電池21よりも電力会社2か
らの電力の方が料金コストが低い場合には、電力供給源
として電力会社2を使用する機能も備えている。つま
り、料金情報処理装置12は電気料金を算出する以外
に、情報伝送線28を通じてガス会社23からのガス料
金データと、負荷電力センサ14から負荷電力データ
(負荷電力量)とを入力し、これらデータを基に所定の
サイクル時間でガス料金も演算する。そして、主制御装
置29はガス料金と電気料金とを比較し、燃料電池21
よりも電力会社2の方が料金が安い場合には電力供給源
として電力会社2からの電力を使用する。
【0062】次に、前記のように構成された電力コスト
低減装置7の作用を説明する。図7は、一般的な家庭で
一日に消費される電力量と、その消費電力量に対して各
装置が発電する電力量および電力会社2から購入する電
力量を示したグラフである。グラフ34は縦軸を電力量
Wt(kWh)、横軸を時間t(h)としており、縦軸
は「0」を基準として上側が各住宅1で発電される電力
量および各家庭で消費される電力量、下側が電力会社2
から購入する電力量である。また、細実線が家庭で消費
される消費電力線35、破線が燃料電池21による発電
電力線36、二点鎖線が太陽光発電装置22による発電
電力線37、一点鎖線が太陽光発電装置22による余剰
電力線38、太実線が電力会社2から購入する購入電力
線39である。
【0063】まず、未明から7時頃までの間は発電電力
線37に示すように、太陽光発電装置22の発電電力が
ゼロまたは僅かである。このため、同図に示すように家
庭で使用される電気機器8〜10の消費電力は燃料電池
21の最大出力範囲内であるため、主制御装置29は燃
料電池21を始動し、その燃料電池21による電力が各
電気機器8〜10に供給される。なお、例えばこの時間
帯において電気料金とガス料金とを比較して、発電にか
かるガス料金よりも電気料金の方が安いときには、電力
供給源として電力会社2を選択する。
【0064】続いて、7時を過ぎると太陽光発電装置2
2の発電電力が徐々に増大し、太陽光発電装置22から
はこの装置一つで住宅1内の電気機器8〜10を稼動さ
せ得るに充分な電力が発電される。よって、主制御装置
29は8時頃に燃料電池21による発電を停止し、電気
機器8〜10への電力供給源として太陽光発電装置22
の電力を使用する。そして、8〜17時に至る時間帯は
余剰電力線38に示すように、太陽光発電装置22によ
る余剰電力が生じており、この間は余剰電力を電力会社
2に売却する。
【0065】17時以降では太陽光発電装置22の出力
が低下し、発電できない状態になると主制御装置29は
再び燃料電池21を始動する。この時間帯では、電気機
器8〜10の稼働台数が多くなり、しかも高負荷状態で
使用され、発電電力線36に示すように燃料電池21に
よる発電能力には限界があるため、燃料電池21を最大
に稼動させても電力が不足してしまう。よって、主制御
装置29は購入電力線39に示すように不足分の電力
(商用電力)を電力会社2から購入し、燃料電池21と
電力会社2の両方からの電力により電気機器8〜10を
稼動している。
【0066】また、電力会社2から電力供給を受ける場
合、電気機器8〜10を多く、かつ高負荷で稼動させた
場合にはその分だけ電気料金が高額になる。このとき、
主制御装置29はその電気料金が設定値を超えると判断
したとき、その電力料金が設定値の範囲内に納まるよう
に優先順位に従って各電気機器8〜10の運転を抑制或
いは停止する。従って、電気料金が高くなる場合には電
気機器8〜10の稼動状態が抑えられて各家庭ごとの消
費電力が低く抑えられるため、その分だけ電気料金のコ
スト低減が図れ、省エネルギー化にも寄与する。
【0067】また、電力供給源として電力会社2、燃料
電池21、太陽光発電装置22を用いた分散発電を利用
している。よって、電力会社2から商用電力のみを電力
供給源とする場合に比べて、自家発電をした分だけ電気
料金のコストが一層低減される。また、本例のように自
家発電を用いても、電力会社から電力を受けるときにそ
の電気料金が設定値を超える場合には、電気機器8〜1
0の運転を抑制或いは停止するので、電気料金の低コス
ト化や省エネルギー化が図れる。
【0068】この構成においても前記実施形態の(1)
〜(7)と同様な効果が得られる他に、次の効果が得ら
れる。 (8)燃料電池21および太陽光発電装置22を住宅1
に設置し、その燃料電池21および太陽光発電装置22
により発電された電力を使用するので、自家発電した分
だけ電力会社2から電力を購入しなくて済み、電気料金
のコストを一層低減することができる。
【0069】(9)燃料電池21および太陽光発電装置
22により発電された電力を優先的に使用し、不足分を
電力会社2から購入するようにしたので、電力会社2に
支払う電気料金を必要最低限の料金で済ますことができ
る。
【0070】(10)燃料電池21を使用する時間帯で
あっても、燃料電池21を稼動する際に必要なガス料金
よりも電気料金が安いときには、電力会社2から電気を
購入するので、電気を得る際に必要な料金コストの低減
化に一層寄与できる。
【0071】(11)太陽光発電装置22が稼動してい
る際に生じる余剰電力を電力会社2に売却するので、電
気料金のコストをさらに低減することができる。 (第3実施形態)次に、第3実施形態を図8に従って説
明する。この実施形態は電気機器に通信機能を持たせた
点が前記各実施形態と異なっており、その異なる部分に
ついてのみ説明する。
【0072】図8は、電力コスト低減装置とその周辺装
置を示す概略構成図である。各電気機器8〜10は各機
器ごとにIPアドレスが付与され、電力制御装置13に
対し双方向通信(ネットワーク通信)可能となってい
る。即ち、各電気機器8〜10は制御部40と通信部4
1とを備え、通信部41が電力制御装置13との通信の
やり取りをする。一方、各制御部40は各々の電気機器
8〜10を稼動させ、その稼動状態に応じた稼動状態情
報を通信部41に送信させる。
【0073】ところで、電力制御装置13は料金情報処
理装置12により求まった電気料金が、操作パネル11
で入力された設定料金から決まる設定値(基準レベル)
を超えるか否かを判断する。そして、電気料金が設定値
を超える場合、電力制御装置13は通信部41から送信
された稼動状態情報を基に、各電気機器8〜10につい
て運転を抑制してよいかを判断し、運転を抑制する優先
順位を決定する。その決定後、電力制御装置13は運転
を抑制してよい電気機器に対して制御信号を送信し、そ
の電気機器の運転を抑制する。
【0074】例えば、電気炊飯器を例にとると、御飯炊
き時に電気炊飯器の運転を抑制することは好ましくない
ため、この御飯炊き時には運転を抑制せず、他の電気機
器(例えばエアコン、暖房器具等)の運転を抑制させて
電気機器にかかる消費電力を抑制する。また、電気炊飯
器は御飯炊き時に運転を抑制するとよくないが、保温時
であるなら若干運転を抑制してもよいので、保温時であ
るときには保温温度を若干下げて運転を抑制する。
【0075】従って、各電気機器8〜10において、運
転を抑制することが好ましくない状態のときにはその電
気機器の運転を抑制せずに他の電気機器の運転を抑制
し、運転を抑制してもよいときに運転が抑制される。こ
れにより、各電気機器8〜10は稼動状態に合わせて運
転の抑制が行われ、運転抑制の対象として最も適するも
のについて運転が抑制される。また、操作パネル11を
用いて優先順位を設定する必要もなくなる。
【0076】この構成においても前記実施形態の(1)
〜(11)と同様な効果が得られる他に、次の効果が得
られる。 (12)電力制御装置13と電気機器8〜10とを双方
向通信可能とし、対話形式で情報通信を行う構成として
いる。従って、電気機器8〜10に対し稼動状態に合わ
せて運転の抑制ができ、運転抑制の対象として最も適す
るものの運転を抑制することができる。また、操作パネ
ル11を用いて電気機器8〜10の優先順位を設定しな
くても済む。
【0077】(13)電力制御装置13と電気機器8〜
10とが無線で接続されるので、電力制御装置13と電
気機器8〜10とを繋ぐ配線をなくすことができる。な
お、実施形態は前記に限定されず、例えば、次の態様に
変更してもよい。
【0078】○ 燃料電池21の廃熱や太陽光発電装置
22の太陽光を用いて給湯する給湯システムを採用して
もよい。即ち、図9に示すように住宅1に貯湯タンク5
0を設け、燃料電池21の廃熱および太陽熱集熱装置5
1からの太陽熱を各熱伝達路52,53を通じて集熱
し、その熱で湯を沸かすとともに湯を貯湯タンク50に
貯留するようにしてもよい。このとき、貯湯タンク50
は電力線54を介してインバータ30に接続され、信号
伝送線55を通じて貯湯タンク50の湯量、湯温等の情
報を主制御装置29とやり取りする。そして、主制御装
置29は湯量の減少や湯温の低下等の貯湯条件を満たさ
ない場合に、燃料電池21の発電状態、太陽光発電の発
電状態、電気機器8〜10の負荷電力、電力料金、ガス
料金等の情報に基づき、最も低コストな方法で貯湯タン
ク50に給湯させる。この場合、給湯の際に必要な料金
コストを低減することができる。
【0079】○ 前記各実施形態において、電気機器8
〜10の運転を抑制或いは停止の判断方式は電気料金を
算出して設定値と比較する方式に限定されない。例え
ば、電気料金情報として「高い」、「普通」、「安い」
にランク分けされた情報を入力し、「高い」ランクの電
気料金のときに電気機器8〜10の負荷電力量が相対的
に大きい場合には、電気料金が所定レベル(電気料金管
理条件)を超えていると判断して、電気機器の運転を抑
制或いは停止させてもよい。
【0080】○ 前記各実施形態において、負荷電力セ
ンサ14により電気機器8〜10の負荷電力量を求める
ことに限定されない。例えば、大きな負荷電力量で稼動
する電気機器を操作パネル11上で予め登録しておき、
電力量料金単価Xが高い場合にその電気機器が稼動され
ていると判断されたとき、負荷電力量を求めることなく
その電気機器の運転を抑制或いは停止するようにしても
よい。
【0081】○ 前記各実施形態において、電力会社2
からの購入電力(商用電力)にかかる電気料金コストを
低減させることに限定されない。即ち、電力会社2から
は電力を購入せず、燃料電池21の発電のみで家庭に電
力を供給する場合に、発電の際にかかるガス料金を低減
させるために、ガス料金(燃料料金情報)が設定値(燃
料料金管理条件)を超えたとき電気機器8〜10の運転
を抑制或いは停止するようにしてもよい。
【0082】○ 前記各実施形態において、機器制御線
18はより対線や同軸ケーブルを用いてもよいし、電力
線19と一体ものであってもよい。また、機器制御線1
8は有線に限らず、無線LANなどを用いた無線系とし
てもよい。
【0083】○ 前記各実施形態において、電力料金情
報として電気料金データは電力量料金単価Xに限らず、
電力料金を計算する際に必要な料金単価であればその内
容は特に限定されない。また、負荷電力データは電気機
器8〜10にかかる負荷電力量に限らず、電気機器にか
かる消費電力量を算出できるものであれば特にその内容
は問わない。
【0084】○ 前記各実施形態において、電力量料金
単価Xを決める際の消費電力量W、使用電流Iの範囲、
そのときの係数k,h、電力量料金単価Xの値は、ニー
ズや環境条件等に応じて自由に設定してもよい。また、
電力料金単価Xの値は連続的に変化してもよい。
【0085】○ 前記各実施形態において、電力量料金
単価Xは消費電力量Wから決まる係数kと使用電流Iか
ら決まる係数hの両方を用いて求められることに限定さ
れず、一方のみであってもよい。
【0086】○ 前記各実施形態において、設定値は操
作パネル11上で消費者によって入力された設定料金を
基に決まることに限定されない。例えば、操作パネル1
1はなくてもよく、電力会社2から送られるDSM(De
mand-Side Management)情報により決まるものでもよ
い。また、一般的に標準とされる設定値が電力コスト低
減装置7内のメモリに予め登録されていてもよい。
【0087】○ 前記各実施形態において、設定値を決
めるために操作パネル11上で入力する設定料金は、例
えば年額、月額、日割り単位の金額などのように設定値
を求めるために必要な金額であればどのような形式でも
よい。
【0088】○ 前記各実施形態において、操作パネル
11上で設定される設定料金を基にして電気料金の管理
が行われることに限定されず、例えば過去の電気料金に
基づき電気機器8〜10の稼動状態が制御されるもので
もよい。つまり、今現在の電気料金が過去の同時期の電
気料金よりも高い場合に、電気機器8〜10の運転を抑
制又は停止するようにしてもよい。
【0089】○ 前記各実施形態において、電気料金デ
ータはリアルタイムで逐次送信されるものに限らず、所
定の間隔(例えば1時間等)をもって送られるものでも
よい。
【0090】○ 前記各実施形態において、電力料金デ
ータを供給する料金情報提供者と、商用電力を供給する
電力供給事業者とは同一の機関(電力会社2)であるこ
とに限定されず、これらを別々としてもよい。
【0091】○ 前記各実施形態において、電気機器8
〜10の運転が抑制或いは停止される条件は電気料金が
高い場合に限定されない。例えば、消費電力量が過大に
多くなって停電するおそれのあるときに、電力会社2か
ら送信された緊急信号に基づき電気機器8〜10の運転
を抑止或いは停止させてもよい。
【0092】○ 前記各実施形態において、住宅1には
3つの電気機器8〜10が設置されているが、電気機器
は3つに限らず、2つ、或いは3つ以上でもよく、その
個数は自由に選択できる。
【0093】○ 前記各実施形態において、運転条件の
設定方式として、各電気機器8〜10に操作部(つま
み、レバー等)を設け、それを操作することで設定して
もよい。
【0094】○ 前記各実施形態において、料金情報処
理装置12と電力制御装置13は別々の装置であること
に限定されず、一体の装置としてもよい。 ○ 負荷機器である電気機器8〜10はエアコン、照
明、炊飯器、洗濯機、自動乾燥機、テレビ、オーディ
オ、暖房器具等、電気機器に関連するものであればよ
い。
【0095】○ 前記各実施形態において、本例の電力
コスト低減装置7は住宅1に設置されることに限定され
ず、例えばオフィス、工場等、電力を必要とする建物で
あれば設置場所を自由に選択してもよい。
【0096】○ 前記第2及び第3実施形態において、
燃料電池21の電力が不足したときにのみ電力会社2か
ら電力を購入することに限定されない。例えば、天気が
悪く太陽光発電装置22を稼動できないときには、日中
に燃料電池21を稼動させたり、電力会社2から電力を
購入してもよい。
【0097】○ 前記第2及び第3実施形態において、
燃料電池21の燃料はガスに限らず、水素や灯油などで
あってもよい。 ○ 前記第2及び第3実施形態において、自家発電装置
は燃料電池21や太陽光発電装置22に限らず、自家発
電できるものであれば特に装置の内容は問わない。ま
た、燃料電池21はリン酸型、溶融炭酸塩型、固定酸化
物型、固体高分子型等のうちどれを用いてもよい。
【0098】○ 前記第2実施形態において、電気料金
データから求まる電気料金と、ガス料金データから求ま
るガス料金とを比較して安い方の電力を使用することに
限らず、電気量料金単価Xとガス料金を比較するように
してもよい。
【0099】○ 前記第2実施形態において、電気料金
データおよびガス料金データはともにオンラインで送信
されているが、どちらか一方についてはオンライン送信
でなくてもよく、例えばガス料金データについては操作
パネル11から操作者が入力するようにしてもよい。
【0100】○ 前記第3実施形態において、電気機器
8〜10の運転を抑制してもよいか否かの判断は電力制
御装置13が行うことに限定されない。例えば、各電気
機器8〜10に備えられた制御部40が運転を抑制して
もよいか否かを判断し、その判断結果を電力制御装置1
3に送信する。そして、電力制御装置13はその判断結
果に基づき優先順位を決定し、運転を抑制してもよい信
号を出力した電気機器に対し運転を抑制するようにして
もよい。
【0101】○ 前記第3実施形態において、電力制御
装置13と電気機器8〜9との通信を無線により行うこ
とに限定されず、これらを有線により双方向通信しても
よい。
【0102】前記実施形態及び別例から把握できる技術
的思想について、以下にその効果とともに記載する。 (1)請求項1〜9において、前記電気料金情報は、電
力供給事業者による電力供給が停止しないように消費電
力のピーク時に料金単価が最高ランクに設定される。こ
の場合、ピーク時に電力供給事業者の発電量を低く抑え
ることができる。
【0103】(2)請求項9において、前記機器制御手
段は、前記商用電力よりも自家発電電力を優先的に使用
し、前記自家発電電力の電力量が足らないときに前記商
用電力を使用する。この場合、電気に必要なコストを一
層低減できる。
【0104】(3)請求項9において、前記機器制御手
段は、前記自家発電装置を稼動するときにかかる料金よ
りも前記電気料金の方が安いときには、前記電力供給事
業者からの商用電力を使用する。この場合、電気に必要
なコストを一層低減できる。
【0105】(4)請求項9において、前記機器制御手
段は前記自家発電電力を使用した際の熱を利用すること
で水を給湯させ、その湯がタンク内に貯留される。この
場合、給湯する際にかかるコストを低く抑えることがで
きる。
【0106】(5)請求項9において、前記自家発電装
置は、ガスを燃料として電力を発電する燃料電池と、太
陽光を利用して発電する太陽光発電装置のうち少なくと
も一つを構成要件としている。この場合、燃料電池又は
太陽光発電装置により自家発電できる。
【0107】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、電
気料金を低く抑えるべく設定された電気料金管理条件を
満たす消費電力となるように、前記負荷機器の稼動状態
が制御されるので、電気に必要な料金コストを低減でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態における電力コスト低減装置と
その周辺装置を示す概略構成図。
【図2】 消費電力量の計時変化を示すグラフ。
【図3】 (a),(b)は消費電力量及び使用電流に
対する係数との関係を示す表。
【図4】 庭で消費される電力(使用電流)の計時変化
を示すグラフ。
【図5】 係数と電力量料金単価の関係を示す表。
【図6】 第2実施形態における電力コスト低減装置と
その周辺装置を示す概略構成図。
【図7】 一般的な家庭で一日に消費される電力量と、
その消費電力量に対して各装置が発電する電力量を示し
たグラフ。
【図8】 第3実施形態おける電力コスト低減装置とそ
の周辺装置を示す概略構成図。
【図9】 別例おける電力コスト低減装置とその周辺装
置を示す概略構成図。
【符号の説明】
2…料金情報発信源及び電力供給事業体としての電力会
社、7…電力コスト低減装置、8〜10…負荷機器とし
ての電気機器、11…優先順情報取得手段を構成すると
ともに入力手段としての操作パネル、12…料金情報取
得手段、電気料金算出手段、優先順情報取得手段を構成
する料金情報処理装置、13…機器制御手段としての電
力制御装置、14…検出手段及び消費電力検出手段を構
成する負荷電力センサ、21…自家発電装置を構成する
燃料電池、22…自家発電装置を構成する太陽光発電装
置、33…電力源選択装置としての系統連系装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 秀年 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車 株式会社内 Fターム(参考) 5G064 AA04 AA07 AB03 AB05 AC06 AC09 CB08 CB11 DA07

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部の料金情報発信源からオンラインで
    送信された電気料金情報を取得する料金情報取得手段
    と、 負荷機器の稼動状態を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された稼動状態検出情報と前記
    電気料金情報とに基づき、予め電気料金を低く抑えるべ
    く設定された電気料金管理条件を満たす消費電力となる
    ように前記負荷機器の稼動状態を制御する機器制御手段
    とを備えた電力コスト低減装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記稼動状態検出情報
    として前記負荷機器の消費電力を検出する消費電力検出
    手段であって、 前記消費電力検出手段により検出された前記消費電力情
    報と前記電気料金情報とを基に電気料金を算出する電気
    料金算出手段を備え、 前記機器制御手段は、前記電気料金算出手段から求まる
    電気料金が前記電気料金管理条件を満たすように前記負
    荷機器の稼動状態を制御する請求項1に記載の電力コス
    ト低減装置。
  3. 【請求項3】 前記料金情報取得手段が取得する前記電
    気料金情報は前記料金情報発信源からリアルタイムで送
    信される請求項1又は2に記載の電力コスト低減装置。
  4. 【請求項4】 前記電気料金情報は、電力需要者側で使
    用される総使用電力量が多くなるに連れて段階的又は連
    続的に高い料金になるように設定されている請求項1〜
    3のうちいずれか一項に記載の電力コスト低減装置。
  5. 【請求項5】 前記負荷機器の稼動を維持する優先順情
    報を取得する優先順情報取得手段を備え、 前記機器制御手段は、前記電気料金管理条件を満たすべ
    く前記優先順情報取得手段により取得された前記優先順
    情報に従って前記負荷機器のうち優先順の低い負荷機器
    から順にその消費電力を抑制するように制御する請求項
    1〜4のうちいずれか一項に記載の電力コスト低減装
    置。
  6. 【請求項6】 前記負荷機器の稼動を維持する優先順情
    報を取得する優先順情報取得手段を備え、 前記機器制御手段は、前記電気料金管理条件を満たすべ
    く前記優先順情報取得手段により取得された前記優先順
    情報に従って、前記負荷機器のうち前記優先順の低い負
    荷機器から順に、稼働時間を購入電力の安い時間帯にシ
    フトさせるように制御する請求項1〜5のうちいずれか
    一項に記載の電力コスト低減装置。
  7. 【請求項7】 前記負荷機器は前記機器制御手段と双方
    向通信可能に構成され、前記機器制御手段は前記負荷機
    器との通信で得た稼動状態情報を基に決定された優先順
    に従って消費電力を抑制するように前記負荷機器を制御
    する請求項5又は6に記載の電力コスト低減装置。
  8. 【請求項8】 操作者によってデータ入力可能な入力手
    段を備え、前記電気料金管理条件及び優先順情報のうち
    少なくとも一方は前記入力手段を介して前記操作者によ
    って入力されたデータを基に設定される請求項1〜7の
    うちいずれか一項に記載の電力コスト低減装置。
  9. 【請求項9】 電力供給事業体から送電される商用電力
    と、自家発電装置とが前記負荷機器の電力源として使用
    され、前記商用電力と自家発電電力のうちコストの安い
    方を電力源として選択する電力源選択手段を備えた請求
    項1〜8のうちいずれか一項に記載の電力コスト低減装
    置。
  10. 【請求項10】 自家発電装置での発電に要する燃料の
    燃料料金情報をオンラインで取得する料金情報取得手段
    と、 負荷機器の稼動状態を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された稼動状態検出情報と前記
    燃料料金情報とに基づき、予め燃料料金を低く抑えるべ
    く設定された燃料料金管理条件を満たす消費電力となる
    ように前記負荷機器の稼動状態を制御する機器制御手段
    とを備えた電力コスト低減装置。
  11. 【請求項11】 負荷機器の電気料金を低減する電力コ
    スト低減方法であって、 外部の電気料金情報発信源からオンラインで送信された
    電気料金情報を料金情報取得手段により取得し、前記負
    荷機器の稼動状態が検出手段により検出され、前記検出
    手段により検出された稼動状態検出情報と前記電気料金
    情報とに基づき、予め設定された電気料金管理条件を満
    たす消費電力となるように機器制御手段が前記負荷機器
    の稼動状態を制御する電力コスト低減方法。
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