JP2003108417A - データ共有およびデータ配信方法 - Google Patents

データ共有およびデータ配信方法

Info

Publication number
JP2003108417A
JP2003108417A JP2001305859A JP2001305859A JP2003108417A JP 2003108417 A JP2003108417 A JP 2003108417A JP 2001305859 A JP2001305859 A JP 2001305859A JP 2001305859 A JP2001305859 A JP 2001305859A JP 2003108417 A JP2003108417 A JP 2003108417A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
client
server
unit
update
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001305859A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidemitsu Saito
秀充 齋藤
Yasunori Onishi
康教 大西
Yoshiyuki Yamagata
義幸 山形
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2001305859A priority Critical patent/JP2003108417A/ja
Priority to US10/252,059 priority patent/US20030065717A1/en
Priority to KR1020020059081A priority patent/KR20030028410A/ko
Priority to CNB02144224XA priority patent/CN1215420C/zh
Priority to EP02256840A priority patent/EP1298546A3/en
Publication of JP2003108417A publication Critical patent/JP2003108417A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F15/00Digital computers in general; Data processing equipment in general
    • G06F15/16Combinations of two or more digital computers each having at least an arithmetic unit, a program unit and a register, e.g. for a simultaneous processing of several programs
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/20Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of structured data, e.g. relational data
    • G06F16/27Replication, distribution or synchronisation of data between databases or within a distributed database system; Distributed database system architectures therefor
    • G06F16/275Synchronous replication

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クライアントとサーバ間のリアルタイムのデ
ータ更新を可能とし、ネットワーク負荷を軽減させる。 【解決手段】 クライアントデータ管理部1は、クライ
アントデータ操作部11と、クライアントデータ通信部
12と、ユーザのデータ取得要求を受付けるユーザイン
ターフェース部13と、クライアント側のクライアント
側データベース14を備えている。サーバデータ管理部
2は、サーバデータ操作部21と、サーバデータ通信部
22と、データ監視の動作を制御するデータ監視制御部
23と、サーバ側のデータベース24を備えている。サ
ーバは、クライアントからの要求を必要とせず、サーバ
のデータ更新に同期してクライアントにデータ送信を行
う。サーバの持っているデータの中で必要なデータのみ
をクライアントに持たせ、クライアントで表示している
範囲のデータについてのみサーバで更新されたデータを
クライアントに送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット/
イントラネットで接続された複数のコンピュータ間で、
部分データの供給を行う仕組みに関するものであって、
特に、データの共有に加えて、データの更新に同期して
データが配信されるプッシュ配信機能を持ち、インター
ネット/イントラネット上に構築されるアプリケーショ
ンシステムをサポートするのに適したデータ共有および
配信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のサーバ・クライアントシステムに
よるDBMSアプリケーションにおいては、サーバ・ク
ライアント間でデータを共有する際に、クライアントか
らの問い合わせによりデータの配信を行い、クライアン
ト・サーバ間のデータの同期を取る「プル−プッシュ型
配信」が使われている。
【0003】しかし、この「プル−プッシュ型配信」で
は、サーバに問い合わせを行う分、通信に要する時間が
増えてしまうという欠点があった。また、「プル−プッ
シュ型配信」で配信されるデータは、クライアントから
範囲を指定することができず、その結果、大量のデータ
がクライアントに送信されていた。しかし、インターネ
ット等の広帯域ネットワークでのデータ配信は、データ
をできるだけ少なくすることが重要となり、「プル−プ
ッシュ型配信」のように大量のデータが送信されるのは
好ましくない。これらの理由から、「プル−プッシュ型
配信」は広帯域ネットワークでのリアルタイムデータ配
信には適さないと言うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のDBMSアプリケーションにおいて、ネットワークで
接続されたコンピュータ間のデータ同期を取るための仕
組みである「プル−プッシュ型配信」には、具体的には
次のような問題点があった。 (a)データの同期を取るときに、クライアントからサ
ーバへの問い合わせが必要となるため、問い合わせが必
要な分、データ更新時に要する通信時間が増える。 (b)クライアントからサーバにデータ更新の有無を問
い合わせる際、クライアントからデータ範囲を指定する
ことが不可能であるため、サーバからクライアントに送
信されるデータ量をクライアント側で把握することが不
可能で、大量のデータが送信される場合があった。
【0005】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
クライアントからの要求を必要とせずに、サーバのデー
タ更新に同期してクライアントにデータ送信を行うこと
により、リアルタイムのデータ更新を可能にした複数コ
ンピュータ間でのデータ共有およびデータ配信方法を提
供することにある。また、本発明の他の目的は、サーバ
の持っているデータの中で必要なデータのみをクライア
ントに持たせ、クライアントで使用中のデータ(例え
ば、クライアントが表示している範囲のデータ)につい
てのみサーバで更新されたデータをクライアントに送信
することにより、クライアント側で、送信されるデータ
量を把握すると共に、ネットワーク負荷を軽減させた複
数コンピュータ間でのデータ共有およびデータ配信方法
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、データベースを配置したサ
ーバにおいて、そのデータが更新された場合に、この更
新データを直ちにクライアントに配信するプッシュ型配
信方法であって、前記サーバにクライアントが使用中の
データ範囲を含むクライアント管理情報を格納してお
き、サーバはデータを送信する前にクライアント管理情
報を参照することにより、クライアントに送信するデー
タを特定することを特徴とする。
【0007】このような構成を有する請求項1記載の発
明によれば、更新されたデータについてはサーバから自
動配信されるので、クライアントがサーバに問い合わせ
要求を出す必要が無くなり、データ更新がなされるとリ
アルタイムでそれがクライアントに反映されると共に、
クライアント側の問い合わせ要求が無い分ネットワーク
負荷が軽減される。また、サーバがクライアントの使用
するデータについての情報をクライアント管理情報とし
て所有しているので、更新されたデータのすべてをクラ
イアントに送信する必要が無く、更新された情報のなか
でクライアントが必要とする情報のみを送信するので、
データの送信量も格段に低減される。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
発明において、クライアント側に送信されるデータが、
サーバ側で更新された差分データであることを特徴とす
る。このような構成を有する請求項2記載の発明によれ
ば、クライアントが必要とする更新データの中で、さら
にその差分だけを送信するので、データの送信量がより
低減される。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1に記載の
発明において、クライアント管理情報にクライアントの
使用中のデータ範囲と共にサーバからクライアントに対
するデータ配信可否の情報が含まれ、送信前にクライア
ント管理情報を参照することにより、プッシュ配信を行
わないクライアントに対してはデータを送信しないよう
に設定することを特徴とする。このような構成を有する
請求項3記載の発明によれば、サーバ側のデータ更新を
反映させる必要のないクライアントについては、データ
の送信を停止することができ、しかもそれが管理情報と
してサーバ側に格納されているので、サーバはデータ更
新の都度クライアントに送信の可否を問い合わせる必要
も無い。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1に記載の
発明において、サーバの起動時において、クライアント
からのデータ送信要求を受け付けるための準備を行うと
共に、サーバ側でデータ更新が行われた時にクライアン
トにデータ配信を行うために、サーバ側のデータ更新の
監視を開始することを特徴とする。このような構成を有
する請求項4記載の発明によれば、サーバの起動と同時
にデータ更新の監視が開始されるので、サーバ側におけ
るデータ更新を洩れなくクライアント側のデータに反映
させることが可能になる。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項1に記載の
発明において、クライアント起動時において、サーバ
は、クライアントが取得したいデータについてのデータ
送信要求を受信し、クライアントが必要なデータを自己
のデータベースから取り出し、これをクライアントにそ
の初期データとして送信することを特徴とする。このよ
うな構成を有する請求項5記載の発明によれば、クライ
アントは、その起動時にサーバから初期データを取得す
るので、サーバ側のデータ更新をクライアントの起動時
に反映することができ、常に更新されたデータを利用す
ることが可能となる。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項1に記載の
発明において、クライアント動作中において、クライア
ントが要求するデータがクライアントに格納されていな
い場合に、サーバは、それらのデータについてのデータ
送信要求をクライアントから受信し、要求されたデータ
をサーバ側のデータベースから取得し、これをクライア
ントに送信することにより、クライアントに格納されて
いないデータをサーバから送信して使用させることを特
徴とする。このような構成を有する請求項6記載の発明
によれば、クライアントがその起動時に取得した初期デ
ータ内に使用したいデータが含まれていない場合でも、
クライアントはその動作中においても、サーバから最新
の更新済みデータを取得して使用することが可能にな
る。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項1に記載の
発明において、クライアント側で使用中のデータの範囲
が変更された場合、サーバは、クライアントからその使
用中のデータの範囲の変更通知を受信すると、変更後の
使用中データの範囲をサーバ側データベースのクライア
ント管理情報に登録し、この状態でサーバ側のデータが
更新されると、クライアントが使用中のデータ範囲に対
応する更新データをクライアントに送信することを特徴
とする。
【0014】このような構成を有する請求項7記載の発
明によれば、クライアントにおける使用中データの範囲
変更がサーバの管理情報に反映されるので、サーバから
クライアントに送信する更新データをクライアント側の
使用中のデータの範囲に合わせて自動的に変更すること
ができる。その結果、不要な更新データを送信したり、
必要とする更新データを送信できない不都合が無くな
り、サーバとクライアント間のデータを常に同期させる
ことができる。
【0015】請求項8記載の発明は、請求項1に記載の
発明において、サーバからクライアントに対するデータ
の自動配信を停止する場合、サーバはクライアントから
のデータ配信拒否要求を受信して、クライアント管理情
報に含まれるデータ配信設定を「非配信」に設定するこ
とにより、設定変更後はサーバでデータ更新が行われて
もクライアントにデータを送信しないようにしたことを
特徴とする。このような構成を有する請求項8記載の発
明によれば、クライアント側からサーバに対するデータ
配信の停止を自由に設定できるので、クライアントが使
用するデータの種類や内容によって使用中にデータの更
新を行うことが不適当な場合を考慮しながら、サーバ側
からの「プッシュ型配信」が可能となる。
【0016】請求項9記載の発明は、請求項1に記載の
発明において、サーバからクライアントに対するデータ
の自動配信を行う場合、サーバはクライアントからの配
信要求を受信して、クライアント管理情報に含まれるデ
ータ配信設定を「配信」に設定することにより、設定変
更後はサーバでデータ更新が行われるとクライアントに
更新データを送信するようにしたことを特徴とする。こ
のような構成を有する請求項9記載の発明によれば、一
旦停止したサーバ側からの更新データの配信をクライア
ント側から自由に開始することができ、クライアント側
におけるデータ使用に関する自由度が高い。
【0017】請求項10記載の発明は、請求項8または
請求項9に記載の発明において、クライアントにおいて
現在使用中のデータがサーバ側で更新された場合に、サ
ーバは、そのデータベースに格納されているクライアン
ト管理情報からクライアントの更新通知設定を取り出
し、通知設定になっている場合は、サーバ側の変更をク
ライアントに反映させるために、クライアントで使用中
のデータに対応する更新データを取り出し、取り出した
更新データをクライアントに送信し、非通知設定になっ
ている場合は、通知処理を終了し、サーバ側データの更
新に関する監視を続けることを特徴とする。
【0018】このような構成を有する請求項10記載の
発明によれば、クライアントがその使用中のデータに関
する更新データの通知あるいは非通知を自由に設定する
ことが可能であるから、クライアントの作業が、更新さ
れた最新のデータを使用したい場合にも、また、使用中
のデータの更新を希望しない場合にも対応可能である。
しかも、更新データの通知を受理する場合は、使用中の
データに対応する更新データのみをサーバから取得する
ことができ、使用中のデータに関する更新データの入れ
替えなどの処理が小さくて済み、クライアントが使用中
のデータ処理に与える影響も少なくて済む。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して具体的に説明する。なお、本実施の形
態のうち情報処理に関する部分は、典型的には、コンピ
ュータをソフトウェアで制御することで実現される。こ
の場合のソフトウェアは、コンピュータのハードウェア
を物理的に活用することで本発明の作用効果を実現する
もので、また、従来技術との共通部分には従来技術も適
用される。但し、この場合のハードウェアやソフトウェ
アの種類や構成、ソフトウェアで処理する範囲などは各
種変更可能であるため、以下の説明では、本発明及び実
施形態の各機能を実現する仮想的回路ブロックを用い
る。
【0020】また、本実施の形態では、クライアントが
使用中のデータとして、クライアントがそのディスプレ
イの画面に表示中のデータを例にとって説明したが、使
用中のデータは必ずしもこれに限定されるものではな
く、ディスプレイに表示されることなく、バックグラウ
ンドで実行されているプログラムが使用するデータであ
っても良い。
【0021】[1.構成]本実施形態は、ネットワーク
で接続されたサーバとクライアントのそれぞれに備えら
れたデータベースを、適切且つ効率良く管理するための
データ共有・配信方法に関するものである。図1は、本
実施形態に係るデータ共有・配信方法の全体構成を示す
図であって、ネットワークで接続されたクライアント側
に設けられたクライアントデータ管理部1と、サーバ側
に設けられたサーバデータ管理部2と、サーバデータメ
ンテナンス用アプリケーション3とから構成されてい
る。
【0022】[1−1.クライアントデータ管理部の構
成…図1の上部]図1に示すように、クライアントデー
タ管理部1は、クライアント内のデータを管理するクラ
イアントデータ操作部11と、サーバとの間でデータの
やり取りを行うクライアントデータ通信部12と、ユー
ザのデータ取得要求を受付け、その結果としてデータ表
示を行うユーザインターフェース部13と、クライアン
ト側データベース14を備えている。
【0023】[1−1−1.クライアント側データベー
ス]クライアント側データベース14には、一般データ
141、表示範囲データ142及び全範囲データ143
が含まれる。この一般データ141は、データの種類を
表すキーと、このキーと1対1に対応している実データ
から構成されている。なお、データの取得、更新、格納
の一般データ操作は、必ずキーを指定して行われる。
【0024】また、全範囲データ143は、サーバが所
持している全データ範囲に対するキーを持っている。な
お、データ取得時には、この全範囲データの範囲内から
指定したある範囲に対するキーを取得することができ
る。さらに、表示範囲データ142は、クライアントが
データを表示している範囲を持っている。クライアント
の表示範囲が変わると表示範囲データ142は更新さ
れ、更新されたデータはサーバに送信される。なお、表
示範囲データ142として表示されているデータは、実
際に表示されている範囲より大きめに確保してあり、表
示範囲データが頻繁に更新されないようになっている。
【0025】[1−1−2.クライアントデータ操作
部]クライアントデータ操作部11には、既にクライア
ント側データベース14内にあるデータを更新するクラ
イアントデータ更新部111、新規にクライアント側デ
ータベース14にデータを追加するクライアントデータ
格納部112、表示するためのデータをクライアント側
データベース14から取得するクライアントデータ取得
部113、クライアント側のデータ表示範囲を修正する
データ範囲更新部114及びクライアント側のデータ表
示範囲を取り出すデータ範囲取得部115が設けられて
いる。
【0026】クライアントデータ更新部111は、後述
するクライアントデータ通信部12に設けられたクライ
アントデータ送受信部122が取得し、クライアント通
信制御部121に渡されたデータを用いて、データベー
ス内の一般データ141を更新するものである。なお、
このクライアントデータ更新部111は、更新すべきデ
ータのキーを一般データ141より探し、キーが見つか
った場合に、そのキーに対応する実データを更新する。
【0027】クライアントデータ格納部112は、クラ
イアントデータ送受信部122が取得し、クライアント
通信制御部121に渡されたデータを、データベース内
の一般データ141に格納するものである。なお、この
場合、クライアントデータ格納部112は、キーとそれ
に対応する実データを一般データ141に格納する。
【0028】クライアントデータ取得部113は、ユー
ザインターフェース部13のデータ要求部132から要
求されたデータを、一般データ141より取得するもの
である。このクライアントデータ取得部113は、デー
タ要求部132から渡された「データ範囲」に基づい
て、データベース内の全範囲データ143よりキーを取
得し、取得したキーを一般データ141より探し、キー
が見つかった場合にはキーに対する実データを取得し、
取得したデータはデータ要求部132に渡される。一
方、データが取得できなかったキーは、データ要求部1
32に渡される。
【0029】データ範囲更新部114は、ユーザインタ
ーフェース部13のデータ表示部131が表示している
範囲が変化した場合に、表示範囲データを更新するもの
である。このデータ範囲更新部114は、データ要求部
132から修正後の表示範囲を受け取り、その範囲を用
いて、データベース内の表示範囲データ142を更新す
る。
【0030】データ範囲取得部115は、クライアント
の表示範囲が更新された場合に、サーバに対してクライ
アントの表示範囲の変更を通知するために、更新された
新たな表示範囲を取得するものである。このデータ範囲
取得部115は、クライアント通信制御部121からの
データ範囲取得要求に対して、表示範囲データ142か
ら現在の表示範囲を取得し、クライアント通信制御部1
21に渡す。
【0031】[1−1−3.クライアントデータ通信
部]前記クライアントデータ通信部12には、クライア
ント側のデータ管理とサーバに対するデータの送受信を
制御するクライアント通信制御部121と、サーバとの
データ通信処理を行うクライアントデータ送受信部12
2が設けられている。
【0032】クライアント通信制御部121は、サーバ
から送信されたデータを前記クライアントデータ操作部
11に渡し、クライアントの表示範囲が変化した場合に
は、新しい表示範囲をデータ範囲取得部115より取得
して、サーバへ送信するものである。また、クライアン
ト通信制御部121は、データ要求部132からの自動
更新設定修正要求により、サーバに自動更新設定修正要
求を出すものである。
【0033】このクライアント通信制御部121は、サ
ーバから更新されたデータが送られてきた場合、クライ
アントデータ送受信部122を介してデータを受け取
り、そのデータをクライアントデータ更新部111に渡
し、一般データ141を更新させる。また、クライアン
ト通信制御部121は、データ要求部132から一般デ
ータ141に含まれていないデータが要求された場合、
クライアントデータ送受信部122にサーバへのデータ
送信要求を送るよう指示し、その結果として、クライア
ントデータ送受信部122を介して、サーバから送信さ
れたデータを受け取る。受け取ったデータはクライアン
トデータ格納部112に渡され、一般データ141に新
規データを更新すると共に、データ要求部132に渡
し、データ表示にそのまま使う。
【0034】また、クライアント通信制御部121は、
クライアントの表示範囲が変わった場合、データ要求部
132からサーバへの表示範囲送信要求を受け取り、デ
ータ範囲取得部115から新規表示範囲を取得する。そ
して、取得した範囲をクライアントデータ送受信部12
2に渡し、サーバに表示範囲の送信を行うよう指示す
る。また、クライアント通信制御部121は、データ要
求部132から自動更新設定情報を受け取ると、その設
定情報をクライアントデータ送受信部122に渡し、サ
ーバに自動更新設定修正要求を出す。
【0035】一方、クライアントデータ送受信部122
は、クライアント通信制御部121からのデータ送信要
求によりデータ送信を行い、その結果としてサーバから
送信されてきたデータを受信し、そのデータをクライア
ント通信制御部121に渡すものである。
【0036】[1−1−4.ユーザインターフェース
部]前記ユーザインタフェース部13には、ユーザから
の操作によりデータ表示を行うデータ表示部131と、
このデータ表示部131からのデータ要求に対して該当
データの取得を行うデータ要求部132が設けられてい
る。
【0037】データ表示部131は、ユーザからの操作
によりデータ取得操作が生じた場合に、データ要求部1
32に対してデータ取得要求を行い、取得したデータを
受け取り、表示するものである。また、データ表示部1
31は、ユーザの操作によりデータ自動更新設定が修正
された場合に、データ要求部132に対して自動更新設
定修正要求を行う。さらに、データ表示部131は、デ
ータ要求部132に取得すべきデータ範囲を渡し、デー
タ取得要求を行う。その結果、データ要求部132が取
得したデータを受け取り、データ表示を行う。また、デ
ータ表示部131は、データ要求部132にデータ自動
更新設定情報を渡し、自動更新設定修正要求を行う。
【0038】一方、データ要求部132は、データ表示
部131からのデータ取得要求により、クライアントデ
ータ取得部113およびクライアント通信制御部121
から該当データを受け取り、データ表示部131に渡す
ものである。また、このデータ要求部132は、データ
表示部131からの自動更新設定修正要求により、クラ
イアント通信制御部121に自動更新設定を渡し、自動
更新設定修正要求を行う。さらに、データ要求部132
は、データ表示部131からデータ取得範囲を受け取る
と、その範囲内に存在するデータをクライアントデータ
取得部113から取得する。
【0039】そして、一般データ141の中に取得範囲
内のデータが存在しなかった場合には、データ要求部1
32は取得できなかったデータのキーをクライアント通
信制御部121に渡し、その結果、クライアント通信制
御部121がサーバから取得したデータを受け取る。ま
た、データ要求部132は、クライアントデータ取得部
113およびクライアント通信制御部121から取得し
たデータをデータ表示部131に渡す。さらに、データ
要求部132は、データ表示部131からの要求により
表示範囲が変わったと判断した場合に、修正後の表示範
囲をデータ範囲更新部114に渡し、表示範囲データを
更新すると同時に、クライアント通信制御部121に修
正後の表示範囲を渡し、サーバにデータ表示範囲変更を
通知する。また、データ要求部132は、データ表示部
131から自動更新設定情報を受け取ると、クライアン
ト通信制御部121にその設定情報を渡す。
【0040】[1−2.サーバデータ管理部の構成…図
1の下部]図1に示すように、サーバデータ管理部2
は、サーバ内のデータを管理するサーバデータ操作部2
1と、クライアントとのデータのやり取りを行うサーバ
データ通信部22と、データ監視の動作を制御するデー
タ監視制御部23と、サーバ側データベース24を備え
ている。
【0041】[1−2−1.サーバ側データベース]サ
ーバ側データベース24には、一般データ241、クラ
イアント管理データ242、全範囲データ243及び更
新履歴データ244が含まれる。この一般データ241
は、データの種類を表すキーと、このキーと1対1に対
応している実データから構成されている。なお、データ
の取得、更新、格納の一般データ操作は、必ずキーを指
定して行われる。
【0042】また、全範囲データ243は、サーバが所
持している全データ範囲に対するキーを持っている。な
お、データ取得時には、この全範囲データの範囲内から
指定した範囲に対するキーを取得することができる。さ
らに、クライアント管理データ242は、クライアント
別のデータ表示範囲および自動更新有無に関する情報を
持っている。そして、サーバでデータ更新が行われた場
合、このクライアント管理データ242より、更新デー
タの送信が制御される。また、更新履歴データ244
は、後述するサーバデータ更新部211によりデータベ
ース内のデータが更新された場合に、更新されたデータ
に対するキーを持っている。
【0043】[1−2−2.サーバデータ操作部]サー
バデータ操作部21には、既にデータベース内にあるデ
ータを更新するサーバデータ更新部211、新規にデー
タベースにデータを追加するサーバデータ格納部21
2、クライアントに送信するためのデータをデータベー
スから取得するサーバデータ取得部213、サーバ側の
データ更新を監視するデータ監視部214、クライアン
ト管理情報(クライアント側のデータ範囲、自動更新情
報)を更新する管理データ更新部215、クライアント
管理情報を取得する管理データ取得部216及びサーバ
側データの更新履歴データを取得する更新履歴データ取
得部217が設けられている。
【0044】サーバデータ更新部211は、サーバデー
タのメンテナンス用アプリケーション3からデータ更新
要求があった場合に、データベース内のデータ更新を行
うものである。なお、このサーバデータ更新部211
は、上記アプリケーション3よりキーと実データを受け
取り、データベース内のキーに対応する実データを更新
すると共に、更新したデータのキーを更新履歴データ2
44に格納する。サーバデータ格納部212は、サーバ
データのメンテナンス用アプリケーション3からデータ
格納要求があった場合に、データベースにデータを格納
するものである。なお、このサーバデータ格納部212
は、上記アプリケーション3よりキーと実データを受け
取り、キーと実データをデータベースに格納する。
【0045】サーバデータ取得部213は、サーバ通信
制御部221から要求されたデータを、データベース内
の一般データ241から取得するものである。このサー
バデータ取得部213は、サーバ通信制御部221から
クライアントが送信したキーを受け取り、それに対する
実データを取得する。また、データ監視部214がデー
タ更新を検出した場合、サーバデータ取得部213は、
サーバ通信制御部221からデータ範囲を受け取り、全
範囲データ243より受け取ったデータ範囲のキーを取
得する。そして、取得したキーの中でデータ更新が行わ
れたものについて実データを取得する。
【0046】データ監視部214は、サーバの一般デー
タ241が更新されるのを監視するものである。このデ
ータ監視部214は、データ監視開始部231からの監
視開始要求により監視を開始し、データ監視停止部23
2からの監視停止要求により監視を停止する。データ監
視部214は、一般データ241が更新されるとその更
新を検出する。その際、更新されたデータに対するキー
を同時に取得し、サーバ通信制御部221にキーを渡す
ことでデータ更新通知を行う。
【0047】管理データ更新部215は、サーバ通信制
御部221からクライアント管理データ242の更新要
求があった場合に、クライアント管理データ242を更
新するものである。管理データ更新部215は、サーバ
通信制御部221よりクライアント名、新しいデータ表
示範囲および自動更新の有無の情報を受け取り、受け取
った情報をクライアント管理データ242に反映させ
る。
【0048】管理データ取得部216は、サーバ通信制
御部221からクライアント管理データ242の取得要
求があった場合に、クライアント管理データ242から
必要な情報を取得するものである。この管理データ取得
部216は、クライアント名によりデータ表示範囲およ
び自動更新の有無の情報をクライアント管理データ24
2より取得し、サーバ通信制御部221に渡す。
【0049】更新履歴データ取得部217は、サーバ通
信制御部221から更新履歴データ244の取得要求が
あった場合に、更新履歴データ244から更新されたデ
ータに対するキーを取得するものである。この更新履歴
データ取得部217は、更新履歴データ244から更新
されたデータに対するキーを取得し、サーバ通信制御部
221に渡す。また、この更新履歴データ取得部217
は、キーを取得した後、そのキーを更新履歴データ24
4から削除する。
【0050】[1−2−3.データ監視制御部]前記デ
ータ監視制御部23には、データ監視を開始するデータ
監視開始部231と、データ監視を停止するデータ監視
停止部232が設けられている。データ監視開始部23
1は、サーバ通信制御部221からのデータ監視開始要
求によりデータ監視部214の動作を開始するものであ
る。なお、このデータ監視開始部231は、サーバ通信
制御部221からのデータ監視開始要求を受け取ると、
データ監視部214を実行させ、データ監視を開始す
る。
【0051】データ監視停止部232は、サーバ通信制
御部221からのデータ監視停止要求によりデータ監視
部214の動作を停止するものである。なお、このデー
タ監視停止部232は、サーバ通信制御部221からの
データ監視停止要求を受け取ると、データ監視部214
の実行を停止し、データ監視を停止する。
【0052】[1−2−4.サーバデータ通信部]サー
バデータ通信部22には、サーバ側のデータ管理および
クライアントに対するデータの送受信を制御するための
サーバ通信制御部221と、クライアントとのデータ通
信処理を行うサーバデータ送受信部222が設けられて
いる。
【0053】サーバ通信制御部221は、クライアント
からの送信要求および送信されたデータを受け取り、サ
ーバデータ操作部21にデータを渡し、必要に応じてサ
ーバデータ操作部21より取得したデータをクライアン
トに送信するものである。このサーバ通信制御部221
は、クライアントからクライアントに格納されてないデ
ータに対するキーが送信された場合、サーバデータ送受
信部222からデータを受け取り、サーバデータ取得部
213に渡してキーに対するデータを取得し、取得した
データをサーバデータ送受信部222に渡し、渡したデ
ータをクライアントに送信するよう指示する。
【0054】サーバ通信制御部221は、クライアント
からクライアントでの表示範囲および自動更新の有無に
関する情報が送信された場合、そのデータをサーバデー
タ送受信部222から受け取り、管理データ更新部21
5に渡し、クライアント管理データ242を更新させ
る。サーバ通信制御部221は、自身が実行開始される
と、まず最初にクライアントとのデータ送受信が可能な
状態にし、データ監視開始部231にデータ監視開始要
求を出す。
【0055】サーバ通信制御部221は、自身が終了す
る際には、クライアントからのデータ送受信が不可能な
状態にし、データ監視停止部232にデータ監視停止要
求を出す。サーバ通信制御部221は、データ監視部2
14からデータ更新通知を受け取ると、クライアント管
理データ242からクライアント表示範囲及び自動更新
の有無に関する情報を取得し、自動更新「有」の場合に
は、更新履歴データ取得部217により、更新されたキ
ーを更新履歴データ244から取得し、サーバデータ取
得部213にクライアント表示範囲及び更新データのキ
ーを渡し、更新データの取得要求を行う。取得した更新
データをサーバデータ送受信部222に渡し、渡したデ
ータをクライアントに送信するよう指示する。
【0056】サーバデータ送受信部222は、クライア
ントからの送信要求および送信データの受信待ちを行
い、受信された送信要求および送信データをサーバ通信
制御部221に渡し、その結果として必要に応じてサー
バ通信制御部221からクライアントに送信するデータ
を受け取り、データ送信を行うものである。
【0057】[2.作用]次に、前記のような構成を有
する本実施の形態の作用を説明する。この場合、まず、
クライアントデータ管理部とサーバデータ管理部の各作
用の概略を述べ、つぎに両者間のデータの処理に付いて
フローチャートを用いて説明する。
【0058】[2−1.クライアントデータ管理部の作
用] (a)クライアントデータ管理部1においては、表示範
囲データをクライアントで管理することにより、表示範
囲データが更新され、これがサーバに表示範囲を送信す
るための条件になっている。表示範囲を更新するタイミ
ングとしては、データ要求部132で要求した範囲のデ
ータをクライアントデータ取得部113から全て取得で
きなかった場合、すなわち、サーバにデータ送信要求を
送信するタイミングで、表示範囲データの更新およびサ
ーバへの表示範囲送信を行うことにより、クライアント
の表示範囲とサーバから送信する更新データの範囲を常
に同じにすることが可能である。
【0059】また、表示範囲外のデータが一般データ1
41として格納されている場合は、データ要求部132
でデータ取得要求がされる度に表示範囲のチェックを行
い、表示範囲が変化したタイミングでデータ範囲更新部
114により新しい範囲を表示範囲データ142に反映
させ、サーバにデータ範囲を送信させればよい。
【0060】(b)クライアントの表示範囲をサーバに
送信し、サーバで管理させることで、クライアントデー
タ管理部1では表示範囲の管理のみを行えばよく、サー
バから送信された更新データはそのままクライアントデ
ータ更新部111に渡してデータ更新処理をさせればよ
い。
【0061】(c)クライアントは、サーバにデータ取
得要求を出す時、データ範囲送信を行う時、および自動
更新設定修正要求を出す時以外は更新データの送信を監
視し、サーバにデータ取得要求を出す時は更新データの
受付を一時停止することにより、上記の作用(a)の表
示範囲データの管理による作用と組み合わせると、クラ
イアントの表示範囲変更後は常に変更後の表示範囲に対
する更新データを受信することが可能である。
【0062】(d)上記の作用(a)(c)により、サ
ーバから送信される更新データはクライアントの表示範
囲と同期しているため、クライアントはサーバに対して
定期的なデータ送信要求を行うことなく、サーバから送
信された更新データを受信することができる。これは、
従来の「プル−プッシュ型データ配信」ではなく、「プ
ッシュ型データ配信」が実現されていることを示す。
【0063】[2−2.サーバデータ管理部の作用] (a)クライアント管理データ、すなわちクライアント
での表示範囲および自動更新設定をサーバで管理するこ
とにより、自動更新処理を行う際の条件を定めている。
すなわち、クライアント管理データにクライアントの表
示範囲を記憶しておくことにより、表示範囲に対応する
データの更新があったことを検出しこれをクライアント
に送信するか否かを判定し、また、クライアントに対す
る更新データの「通知」「非通知」という設定にしたが
って、サーバ側データの更新があった場合にクライアン
トに通知するか否かの判定を行っている。
【0064】データ監視部214は、データ更新があっ
たことをサーバ通信制御部221に通知すると、サーバ
通信制御部221は管理データ取得部216より現在デ
ータのやり取りを行っているクライアントに関する情報
を取得する。ここで、自動更新を行わない設定になって
いるクライアントに対しては、サーバデータ取得部21
3からのデータ取得処理を行わなくてもよい。
【0065】一方、自動更新を行う設定になっている場
合には、データ監視部214は更新されたデータのキー
を返すため、自動更新設定と共に取得したクライアント
側の表示範囲とデータ監視部214より取得したキーを
サーバデータ取得部213に与える。すると、サーバデ
ータ取得部213が、全範囲データ243から取得した
キーとサーバデータ取得部213に与えたキーを比較
し、クライアントの表示範囲内で更新されたデータのキ
ーのみを取得することが可能である。キーが特定できれ
ば、それに対するデータも取得できるため、サーバデー
タ取得部213はクライアントの表示範囲内の更新デー
タのみを取得することが可能である。よって、サーバ通
信制御部221は表示範囲内の更新データのみをクライ
アントに送信することが可能となり、これによりネット
ワーク負荷が軽減し、クライアントでの自動更新速度が
向上する。
【0066】(b)サーバ通信制御部221は、クライ
アントからのデータ送信要求がある時、データ範囲変更
要求がある時、および自動更新設定修正要求がある時以
外は、データ監視結果をクライアントに送信するだけで
ある。クライアントからデータ送信要求またはデータ範
囲変更要求が行われると、更新データの取得、送信は一
時停止する。サーバ通信制御部221は、サーバデータ
取得部213からクライアントから送られてきたキーに
対するデータを取得し、クライアントに送信する。
【0067】次に、データ送信要求の直後に送信されて
くる、もしくはデータ範囲変更要求の際に送信されてく
るクライアントの新しい表示範囲、または自動更新設定
修正要求の際に送信されてくる自動更新設定情報を管理
データ更新部215に渡して、クライアント管理データ
を更新する。クライアント管理データ242の更新が終
わってから更新データの取得、送信を行うことで、クラ
イアントでの表示範囲とサーバから送信する更新データ
に対する範囲を同期させることが可能となる。
【0068】(c)データ監視部214の働きにより、
サーバからの更新データの送信はサーバのデータ更新に
同期して行われる。また、送信するデータの範囲は、作
用(b)によりクライアント・サーバ間で同期が取れて
いるため、サーバはクライアントからの定期的なデータ
取得要求を必要とせずに、更新データをクライアントに
送信することが可能である。これは従来の「プル−プッ
シュ型データ配信」でなく、「プッシュ型データ配信」
が実現されていることを示す。
【0069】[2−3.クライアントデータ管理部とサ
ーバデータ管理部の処理] [2−3−1.サーバ起動とクライアントの初期データ
の取得…図2]サーバを起動すると、まず最初に、サー
バ通信制御部221はクライアントからのデータ送信要
求を受け付け可能にする(S201)。次に、サーバ通
信制御部221は、データ監視開始部231に対してデ
ータ監視開始要求を出す(S202)。そして、データ
監視開始部231は、データ監視部214を実行しデー
タ監視を開始する(S203)。
【0070】このようにしてサーバが立ち上がった状態
で、クライアントを起動すると、クライアントはクライ
アントデータ通信制御部122がクライアントデータ送
受信部121に対して、取得したいデータについてのデ
ータ送信要求を発行する(S204)。この送信要求を
受けて、クライアントデータ送受信部121は、サーバ
に初期データ取得要求を送信する(S205)。サーバ
データ送受信部222において、クライアントからの初
期データの取得要求を受信したサーバは、サーバデータ
取得部213の指令により、必要なデータをデータベー
ス24から取り出す(S206,S207)。このよう
にして、取り出されたデータは、サーバのレスポンスと
してサーバデータ通信部22を介してクライアントに送
信される(S208)。クライアントのクライアントデ
ータ通信部12は、サーバから送信された初期データを
受信し(S209)、この受信したデータはクライアン
トデータ操作部11のデータ格納部112によりクライ
アント側のデータベース14に格納される(S21
0)。
【0071】[2−3−2.サーバ終了…図3]サーバ
を終了する際、サーバ通信制御部221はデータ監視停
止部232に対してデータ監視停止要求を出す(S30
1)。データ監視停止部232は、データ監視部214
の実行を停止し、データ監視を停止する(S302)。
最後に、サーバ通信制御部221は、クライアントとの
データ通信およびクライアントからのデータ送信要求を
受け付け不可能にする(S303)。
【0072】[2−3−3.表示範囲が変更されない場
合のデータ自動更新…図4]クライアントデータ送受信
部122は、サーバからのデータ変更通知を待つ(S4
01)。サーバデータメンテナンス用アプリケーション
3は、サーバの一般データ241に対して更新処理を行
う(S402)。サーバデータメンテナンス用アプリケ
ーション3は、サーバデータ更新部211に更新するデ
ータのキーと実データを渡す(S403)。サーバデー
タ更新部211は受け取ったデータにより一般データ2
41の更新を行う(S404)。
【0073】データ監視部214はデータ更新を検出
し、更新されたデータに対するキーをサーバ通信制御部
221に渡す(S405)。サーバ通信制御部221は
キーを受け取ると、管理データ取得部216から現在の
表示範囲を取得する(S406)。サーバ通信制御部2
21は、データ監視部214から取得したキーと管理デ
ータ取得部216から取得した表示範囲をサーバデータ
取得部213に与える(S407)。サーバデータ取得
部213はキーと表示範囲より範囲内の更新データを取
得し(S408)、取得したデータをサーバ通信制御部
221に渡す(S409)。
【0074】サーバ通信制御部221は、サーバデータ
取得部213から取得したデータをサーバデータ送受信
部222に渡し、更新データをクライアントに送信する
(S410)。クライアントデータ送受信部122は、
送信された更新データを受信し(S411)、受信した
データをクライアント通信制御部121に渡す。クライ
アント通信制御部121は、受け取ったデータをクライ
アントデータ更新部111に渡し、一般データ141の
更新を行う(S412)。
【0075】[2−3−4.表示範囲内のデータ取得…
図5]データ表示部131は、表示範囲データの範囲内
についてデータを画面上に表示させようとする。する
と、データ表示部131は、データ要求部132にデー
タ取得要求を出す(S501)。データ要求部132は
データ表示部131より与えられた表示範囲をクライア
ントデータ取得部113に渡す(S502)。クライア
ントデータ取得部113は、データ要求部132より与
えられた表示範囲について、全範囲データ143より表
示範囲内のキーを取得する(S503)。次に、取得し
たキーについて、一般データ141よりキーに対するデ
ータを検索する(S504)。全てのキーについてデー
タが取得できたため、取得したデータをデータ表示部1
31に渡す(S505)。
【0076】[2−3−5.表示範囲外のデータ取得お
よびデータ取得後のデータ自動更新] [2−3−5−1.要求した範囲のデータが一般データ
に格納されていない場合…図6]データ表示部131
は、表示されていないデータを画面上に表示させようと
する。すると、データ表示部131はデータ要求部13
2にデータ取得要求を出す(S601)。データ要求部
132はデータ表示部131より与えられた表示範囲を
クライアントデータ取得部113に渡す(S602)。
クライアントデータ取得部113は、データ要求部13
2より与えられた表示範囲について、全範囲データ14
3より表示範囲内のキーを取得する(S603)。次
に、取得したキーについて、一般データ141よりキー
に対するデータを検索する(S604)。すると、クラ
イアントデータ取得部113から未取得のキーが戻って
くる(S605)。
【0077】データ要求部132は、要求された範囲よ
り大き目の範囲を新しい表示範囲とし、データ範囲更新
部114に対してデータ範囲更新要求を出す(S60
6)。データ範囲更新部114は、受け取った範囲デー
タを表示範囲データ142に反映させる(S607)。
データ要求部132は、クライアントデータ取得部11
3から受け取ったキーおよび新しいデータ範囲をクライ
アント通信制御部121に渡し(S608)、データ取
得要求を出す(S609)。クライアント通信制御部1
21は、受け取った未取得キーをクライアントデータ送
受信部122に渡し、サーバに対してデータ送信要求を
出す(S610)。データ送信要求を出した直後に、新
しいデータ範囲、未取得キーの順でサーバにデータを送
信する(S611)。
【0078】サーバデータ送受信部222は、クライア
ントから送信されてきたデータ取得要求、新しいデータ
範囲および未取得キーを受信し(S612)、サーバ通
信制御部221に渡す。サーバ通信制御部221は、更
新データ取得および送信処理を一時中断する(S61
3)。サーバ通信制御部221は、受け取った未取得キ
ーをサーバデータ取得部213に与え、データ取得要求
を出す(S614)。サーバデータ取得部213は、受
け取ったキーに対するデータを取得し(S615)、サ
ーバ通信制御部221に返す。サーバ通信制御部221
は、戻ってきた未取得キーに対するデータをサーバデー
タ送受信部222に渡し、クライアントへデータを送信
する(S616)。
【0079】データ送信が終わると、サーバ通信制御部
221は、未取得キーと共に取得していた新しいデータ
範囲を管理データ更新部215に渡し、クライアント管
理データ242を更新する(S617)。クライアント
データ送受信部122は、サーバから送信されたデータ
を受信し(S618)、クライアント通信制御部121
に渡す。クライアント通信制御部121は、受け取った
データをクライアントデータ格納部112に渡し、一般
データ141の更新を行う(S619)。データ格納
後、受信したデータをデータ要求部132に渡し、デー
タ要求部132は、受け取ったデータをデータ表示部1
31に渡す(S620)。
【0080】サーバ通信制御部221は、一時停止して
いた更新データの取得および送信を再開する(S62
1)。サーバ通信制御部221は、管理データ取得部2
16から新しいデータ範囲を取得し、更新履歴データ取
得部217からサーバからデータ送信を行っていた間の
更新履歴を読み出し(S622)、更新履歴に対応する
キーと取得したデータ範囲をサーバデータ取得部213
に渡し、その結果取得したデータをサーバデータ送受信
部222に渡し、更新データの送信を行う(S62
3)。
【0081】クライアントデータ送受信部122は、送
信された更新データを受信し、受信したデータをクライ
アント通信制御部121に渡す(S624)。クライア
ント通信制御部121は、受け取ったデータをクライア
ントデータ更新部111に渡し、一般データ141の更
新を行う(S625)。
【0082】[2−3−5−2.要求した範囲のデータ
が全て一般データに格納されている場合…図7]データ
表示部131は、表示されていないデータを画面上に表
示させようとする。すると、データ表示部131は、デ
ータ要求部132にデータ取得要求を出す(S70
1)。データ要求部132はデータ表示部131より与
えられた表示範囲をクライアントデータ取得部113に
渡す(S702)。クライアントデータ取得部113
は、データ要求部132より与えられた表示範囲につい
て、全範囲データ143より表示範囲内のキーを取得す
る(S703)。次に、取得したキーについて、一般デ
ータ141よりキーに対するデータを検索する(S70
4)。全てのキーについてデータが取得できたため、取
得したデータをデータ表示部131に渡す(S70
5)。
【0083】データ要求部132は、要求された範囲が
表示範囲データ142で管理されている範囲と違うこと
を検出する(S706)。データ要求部132は、要求
された範囲より大き目の範囲を新しい表示範囲とし、デ
ータ範囲更新部114に対してデータ範囲変更要求を出
す(S707)。データ範囲更新部114は、受け取っ
た範囲データを表示範囲データ142に反映させる(S
708)。データ要求部132は、新しいデータ範囲を
クライアント通信制御部121に渡し、データ範囲変更
要求を出す。クライアント通信制御部121は、受け取
ったデータ範囲をクライアントデータ送受信部122に
渡し、サーバに対してデータ範囲変更要求を出す(S7
09)。
【0084】サーバデータ送受信部222は、クライア
ントから送信されてきた新しいデータ範囲を受信し、サ
ーバ通信制御部221に渡す。サーバ通信制御部221
は、更新データ取得および送信処理を一時中断する(S
710)。サーバ通信制御部221は、受け取った新し
いデータ範囲を管理データ更新部215に渡し、クライ
アント管理データ242を更新する(S711)。サー
バ通信制御部221は、一時停止していた更新データの
取得および送信を再開する(S712)。サーバ通信制
御部221は、管理データ取得部216から新しいデー
タ範囲を取得し、サーバがデータ範囲の更新を行ってい
た間の更新履歴を読み出す(S713)。更新履歴に対
応するキーと取得したデータ範囲をサーバデータ取得部
213に渡し、その結果取得したデータをサーバデータ
送受信部222に渡し、更新データの送信を行う(S7
14)。
【0085】クライアントデータ送受信部122は、送
信された更新データを受信し、受信したデータをクライ
アント通信制御部121に渡す。クライアント通信制御
部121は、受け取ったデータをクライアントデータ更
新部111に渡し、一般データ141の更新を行う(S
715)。
【0086】[2−3−6.クライアントの自動更新設
定をOn → Offにする場合…図8]クライアントの自動
更新設定がOnになっている場合、データ表示部131よ
り自動更新設定をOffに設定する(S801)。データ
表示部131は、データ要求部132に自動更新設定情
報を渡し、自動更新設定修正要求を出す(S802)。
データ要求部132は、受け取った自動更新設定情報を
クライアント通信制御部121に渡し、自動更新設定修
正要求を出す。クライアント通信制御部121は、受け
取った自動更新設定情報をクライアントデータ送受信部
122に渡し、サーバに対して自動更新設定修正要求を
出す(S803)。
【0087】サーバデータ送受信部222は、クライア
ントから送信されてきた自動更新設定情報を受信し(S
804)、サーバ通信制御部221に渡す。サーバ通信
制御部221は、更新データ取得および送信処理を一時
中断する(S805)。サーバ通信制御部221は受け
取った自動更新設定情報を管理データ更新部215に渡
し、クライアント管理データ242を更新する(S80
6)。サーバ通信制御部221は、一時停止していた更
新データの取得および送信を再開する(S807)。し
かし、自動更新設定がOffになったため、更新データの
取得は行われない。
【0088】[2−3−7.クライアントの自動更新設
定をOff → Onにする場合…図9]クライアントの自動
更新設定がOffになっている場合、データ表示部131
より自動更新設定をOnに設定する(S901)。データ
表示部131はデータ要求部132に自動更新設定情報
を渡し、自動更新設定修正要求を出す(S902)。デ
ータ要求部132は、受け取った自動更新設定情報をク
ライアント通信制御部121に渡し、自動更新設定修正
要求を出す。クライアント通信制御部121は、受け取
った自動更新設定情報をクライアントデータ送受信部1
22に渡し、サーバに対して自動更新設定修正要求を出
す(S903)。
【0089】サーバデータ送受信部222は、クライア
ントから送信されてきた自動更新設定情報を受信し、サ
ーバ通信制御部221に渡す(S904)。サーバ通信
制御部221は、更新データ取得および送信処理を一時
中断するが(S905)、現在の設定がOffになってい
るため、実際には更新データ取得は行われていない。サ
ーバ通信制御部221は受け取った自動更新設定情報を
管理データ更新部215に渡し、クライアント管理デー
タ242を更新する(S906)。サーバ通信制御部2
21は、一時停止していた更新データの取得および送信
を再開する(S907)。前段落により自動更新設定が
Onに変わったため、再開した後にデータが更新される
と、通常の自動更新処理が行われる(S908)。
【0090】[2−3−8.実施形態の効果]以上のよ
うな構成を有する本実施の形態においては、サーバのデ
ータの中で、必要なデータのみクライアント上で持たせ
ることができるため、クライアント側のリソース管理が
容易である。また、サーバ側でデータが更新された場
合、クライアントの問い合わせがなくてもクライアント
に更新されたデータを送信することができ、クライアン
トの問い合わせの分、データ更新に要する時間を減らす
ことが可能である。
【0091】また、クライアントへのデータ配信の際、
サーバ側で更新された差分データのみが送られるため、
最低限のデータのみを送信することが可能である。通信
回数が少なく、送信データが少ないのは、一度のデータ
更新が高速に行われることを示す。このため、インター
ネット等の広帯域ネットワーク上でもリアルタイムデー
タ更新が可能となる。
【0092】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、複数のコ
ンピュータ間において、リアルタイムのデータ更新を可
能とし、しかもネットワーク負荷を軽減させたデータ共
有およびデータ配信方法を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ共有・配信方法の全体構成を示
す機能ブロック図。
【図2】本発明のデータ共有・配信方法における「サー
バ起動処理」を示すフローチャート。
【図3】本発明のデータ共有・配信方法における「サー
バ終了処理」を示すフローチャート。
【図4】本発明のデータ共有・配信方法における「表示
範囲が変更されない場合のデータ自動更新処理」を示す
フローチャート。
【図5】本発明のデータ共有・配信方法における「表示
範囲内のデータ取得処理」を示すフローチャート。
【図6】本発明のデータ共有・配信方法における「表示
範囲外のデータ取得およびデータ取得後のデータ自動更
新処理に当たり、要求した範囲のデータが一般データに
格納されていない場合の処理」を示すフローチャート。
【図7】本発明のデータ共有・配信方法における「表示
範囲外のデータ取得およびデータ取得後のデータ自動更
新処理に当たり、要求した範囲のデータが全て一般デー
タに格納されている場合の処理」を示すフローチャー
ト。
【図8】本発明のデータ共有・配信方法における「クラ
イアントの自動更新設定をOn→ Offにする場合の処理」
を示すフローチャート。
【図9】本発明のデータ共有・配信方法における「クラ
イアントの自動更新設定をOff→ Onにする場合の処理」
を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…クライアントデータ管理部 2…サーバデータ管理部 3…サーバデータメンテナンス用アプリケーション 11…クライアントデータ操作部 111…クライアントデータ更新部 112…クライアントデータ格納部 113…クライアントデータ取得部 114…データ範囲更新部 115…データ範囲取得部 12…クライアントデータ通信部 121…クライアント通信制御部 122…クライアントデータ送受信部 13…ユーザインターフェース部 131…データ表示部 132…データ要求部 14…クライアント側データベース 141…一般データ 142…表示範囲データ 143…全範囲データ 21…サーバデータ操作部 211…サーバデータ更新部 212…サーバデータ格納部 213…サーバデータ取得部 214…データ監視部 215…管理データ更新部 216…管理データ取得部 217…更新履歴データ取得部 22…サーバデータ通信部 221…サーバ通信制御部 222…サーバデータ送受信部 23…データ監視制御部 231…データ監視開始部 232…データ監視停止部 24…サーバ側データベース 241…一般データ 242…クライアント管理データ 243…全範囲データ 244…更新履歴データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山形 義幸 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 Fターム(参考) 5B082 GA04 GA14 HA05 5B085 BG04 BG07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データベースを配置したサーバにおい
    て、そのデータが更新された場合に、この更新データを
    直ちにクライアントに配信するプッシュ型配信方法であ
    って、 前記サーバにクライアントが使用中のデータ範囲を含む
    クライアント管理情報を格納しておき、サーバはデータ
    を送信する前にクライアント管理情報を参照することに
    より、クライアントに送信するデータを特定することを
    特徴とするデータ共有およびデータ配信方法。
  2. 【請求項2】 クライアント側に送信されるデータが、
    サーバ側で更新されたデータの更新前後の差分データで
    あることを特徴とする請求項1に記載のデータ共有およ
    びデータ配信方法。
  3. 【請求項3】 クライアント管理情報にクライアントの
    使用中のデータ範囲と共にサーバからクライアントに対
    するデータ配信可否の情報が含まれ、送信前にクライア
    ント管理情報を参照することにより、プッシュ配信を行
    わないクライアントに対してはデータを送信しないよう
    に設定することを特徴とする請求項1に記載のデータ共
    有およびデータ配信方法。
  4. 【請求項4】 サーバの起動時において、クライアント
    からのデータ送信要求を受け付けるための準備を行うと
    共に、サーバ側でデータ更新が行われた時にクライアン
    トにデータ配信を行うために、サーバ側のデータ更新の
    監視を開始することを特徴とする請求項1に記載のデー
    タ共有およびデータ配信方法。
  5. 【請求項5】 クライアント起動時において、サーバ
    は、クライアントが取得したいデータについてのデータ
    送信要求を受信し、クライアントが必要なデータを自己
    のデータベースから取り出し、これをクライアントにそ
    の初期データとして送信することを特徴とする請求項1
    に記載のデータ共有およびデータ配信方法。
  6. 【請求項6】 クライアント動作中において、クライア
    ントが要求するデータがクライアントに格納されていな
    い場合に、サーバは、それらのデータについてのデータ
    送信要求をクライアントから受信し、要求されたデータ
    をサーバ側のデータベースから取得し、これをクライア
    ントに送信することにより、 クライアントに格納されていないデータをサーバから送
    信して使用させることを特徴とする請求項1に記載のデ
    ータ共有およびデータ配信方法。
  7. 【請求項7】 クライアント側で使用中のデータの範囲
    が変更された場合、サーバは、クライアントからその使
    用中のデータの範囲の変更通知を受信すると、変更後の
    使用中データの範囲をサーバ側データベースのクライア
    ント管理情報に登録し、 この状態でサーバ側のデータが更新されると、クライア
    ントが使用中のデータの範囲に対応する更新データをク
    ライアントに送信することを特徴とする請求項1に記載
    のデータ共有およびデータ配信方法。
  8. 【請求項8】 サーバからクライアントに対するデータ
    の自動配信を停止する場合、サーバはクライアントから
    のデータ配信拒否要求を受信して、クライアント管理情
    報に含まれるデータ配信設定を「非配信」に設定するこ
    とにより、設定変更後はサーバでデータ更新が行われて
    もクライアントにデータを送信しないようにしたことを
    特徴とする請求項1に記載のデータ共有およびデータ配
    信方法。
  9. 【請求項9】 サーバからクライアントに対するデータ
    の自動配信を行う場合、サーバはクライアントからの配
    信要求を受信して、クライアント管理情報に含まれるデ
    ータ配信設定を「配信」に設定することにより、設定変
    更後はサーバでデータ更新が行われるとクライアントに
    更新データを送信するようにしたことを特徴とする請求
    項1に記載のデータ共有およびデータ配信方法。
  10. 【請求項10】 クライアントにおいて現在使用中のデ
    ータがサーバ側で更新された場合に、サーバは、そのデ
    ータベースに格納されているクライアント管理情報から
    クライアントの更新通知設定を取り出し、 通知設定になっている場合は、サーバ側の変更をクライ
    アントに反映させるために、クライアントで使用中のデ
    ータに対応する更新データを取り出し、取り出した更新
    データをクライアントに送信し、 非通知設定になっている場合は、通知処理を終了し、サ
    ーバ側データの更新に関する監視を続けることを特徴と
    する請求項8または請求項9に記載のデータ共有および
    データ配信方法。
JP2001305859A 2001-10-01 2001-10-01 データ共有およびデータ配信方法 Pending JP2003108417A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001305859A JP2003108417A (ja) 2001-10-01 2001-10-01 データ共有およびデータ配信方法
US10/252,059 US20030065717A1 (en) 2001-10-01 2002-09-23 Data distributing method
KR1020020059081A KR20030028410A (ko) 2001-10-01 2002-09-28 데이터 분배방법 및 데이터 분배 프로그램을 포함하는컴퓨터 독출가능 매체
CNB02144224XA CN1215420C (zh) 2001-10-01 2002-09-29 数据分配方法
EP02256840A EP1298546A3 (en) 2001-10-01 2002-10-01 Data distributing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001305859A JP2003108417A (ja) 2001-10-01 2001-10-01 データ共有およびデータ配信方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003108417A true JP2003108417A (ja) 2003-04-11

Family

ID=19125584

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001305859A Pending JP2003108417A (ja) 2001-10-01 2001-10-01 データ共有およびデータ配信方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20030065717A1 (ja)
EP (1) EP1298546A3 (ja)
JP (1) JP2003108417A (ja)
KR (1) KR20030028410A (ja)
CN (1) CN1215420C (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008521348A (ja) * 2004-11-16 2008-06-19 クゥアルコム・インコーポレイテッド クローンデバイスを識別するために動的な信用証明を使用するシステム及び方法
JP2008146416A (ja) * 2006-12-11 2008-06-26 Canon Inc 管理装置及び管理方法
JP2009512947A (ja) * 2005-10-18 2009-03-26 ザ・マクレガー・グループ・インコーポレーテッド シンクライアント上にデータを表示するためのシステムおよび方法
JP5363668B1 (ja) * 2013-03-11 2013-12-11 春佳 西守 コンピュータプログラム
JP2014178985A (ja) * 2013-03-15 2014-09-25 Brother Ind Ltd サーバ、及びネットワークシステム
US9053168B2 (en) 2007-10-04 2015-06-09 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. Database system and program
US10698899B2 (en) 2016-08-22 2020-06-30 Kabushiki Kaisha Toshiba Data processing method, data processing device, storage system, and method for controlling storage system

Families Citing this family (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001053785A (ja) * 1999-08-09 2001-02-23 Mitsubishi Materials Corp 情報送信装置、情報保管装置、情報受信装置、及びその使用方法ならびにその記録媒体
US8161411B2 (en) 2003-04-25 2012-04-17 Apple Inc. Graphical user interface for browsing, searching and presenting media items
US9406068B2 (en) 2003-04-25 2016-08-02 Apple Inc. Method and system for submitting media for network-based purchase and distribution
US7844548B2 (en) * 2003-10-15 2010-11-30 Apple Inc. Techniques and systems for electronic submission of media for network-based distribution
US20070014277A1 (en) * 2005-07-14 2007-01-18 Yahoo! Inc. Content router repository
US7849199B2 (en) * 2005-07-14 2010-12-07 Yahoo ! Inc. Content router
US7631045B2 (en) * 2005-07-14 2009-12-08 Yahoo! Inc. Content router asynchronous exchange
US20070014307A1 (en) * 2005-07-14 2007-01-18 Yahoo! Inc. Content router forwarding
US7623515B2 (en) * 2005-07-14 2009-11-24 Yahoo! Inc. Content router notification
US20070038703A1 (en) * 2005-07-14 2007-02-15 Yahoo! Inc. Content router gateway
US20070016636A1 (en) * 2005-07-14 2007-01-18 Yahoo! Inc. Methods and systems for data transfer and notification mechanisms
CN100343814C (zh) * 2005-08-02 2007-10-17 上海华为技术有限公司 一种数据管理系统及方法
US8024290B2 (en) 2005-11-14 2011-09-20 Yahoo! Inc. Data synchronization and device handling
US8065680B2 (en) * 2005-11-15 2011-11-22 Yahoo! Inc. Data gateway for jobs management based on a persistent job table and a server table
US9367832B2 (en) * 2006-01-04 2016-06-14 Yahoo! Inc. Synchronizing image data among applications and devices
WO2007096802A2 (en) * 2006-02-20 2007-08-30 Philips Intellectual Property & Standards Gmbh A method of deriving a graphical representation of domain-specific display objects on an external display
US7962634B2 (en) * 2006-05-15 2011-06-14 Apple Inc. Submission of metadata content and media content to a media distribution system
US7827162B2 (en) * 2006-05-15 2010-11-02 Apple Inc. Media package format for submission to a media distribution system
US8015237B2 (en) 2006-05-15 2011-09-06 Apple Inc. Processing of metadata content and media content received by a media distribution system
US20080034008A1 (en) * 2006-08-03 2008-02-07 Yahoo! Inc. User side database
US20080270629A1 (en) * 2007-04-27 2008-10-30 Yahoo! Inc. Data snychronization and device handling using sequence numbers
US7756920B2 (en) * 2007-11-28 2010-07-13 Apple Inc. Resubmission of media for network-based distribution
US20090276333A1 (en) * 2008-05-05 2009-11-05 Cortes Ricardo D Electronic submission and management of digital products for network-based distribution
US9342287B2 (en) 2008-05-05 2016-05-17 Apple Inc. Software program ratings
US9076176B2 (en) 2008-05-05 2015-07-07 Apple Inc. Electronic submission of application programs for network-based distribution
US20090307682A1 (en) * 2008-06-08 2009-12-10 Sam Gharabally Techniques for Acquiring Updates for Application Programs
US20100235889A1 (en) * 2009-03-16 2010-09-16 Michael Kuohao Chu Application products with in-application subsequent feature access using network-based distribution system
US20100299219A1 (en) * 2009-05-25 2010-11-25 Cortes Ricardo D Configuration and Management of Add-ons to Digital Application Programs for Network-Based Distribution
US9729609B2 (en) * 2009-08-07 2017-08-08 Apple Inc. Automatic transport discovery for media submission
US8935217B2 (en) 2009-09-08 2015-01-13 Apple Inc. Digital asset validation prior to submission for network-based distribution
US20110137977A1 (en) * 2009-12-07 2011-06-09 Sap Ag Method and system for generating rich client applications for administrators and translators
JP5782937B2 (ja) * 2011-09-08 2015-09-24 富士通株式会社 タグ管理装置、タグ管理システムおよびタグ管理プログラム
CN102739632A (zh) * 2011-10-19 2012-10-17 新奥特(北京)视频技术有限公司 一种打分系统实时比分播放的方法及系统
US9203624B2 (en) 2012-06-04 2015-12-01 Apple Inc. Authentication and notification heuristics
CN102915362B (zh) * 2012-10-18 2015-09-23 浪潮(北京)电子信息产业有限公司 存储虚拟化系统中资源信息的管理方法和系统
US8990188B2 (en) 2012-11-30 2015-03-24 Apple Inc. Managed assessment of submitted digital content
US9087341B2 (en) 2013-01-11 2015-07-21 Apple Inc. Migration of feedback data to equivalent digital assets
CN104239505B (zh) * 2014-09-12 2015-10-07 何苗 情境化定向实时双向推送同步处理系统

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5873096A (en) * 1997-10-08 1999-02-16 Siebel Systems, Inc. Method of maintaining a network of partially replicated database system
US5758337A (en) * 1996-08-08 1998-05-26 Microsoft Corporation Database partial replica generation system
WO1998038587A1 (en) * 1997-02-26 1998-09-03 Siebel Systems, Inc. Method of using a cache to determine the visibility to a remote database client of a plurality of database transactions
JP4187302B2 (ja) * 1998-03-25 2008-11-26 富士通株式会社 リレーショナルデータベース同期方法およびそのプログラムを記録した記録媒体
US6131096A (en) * 1998-10-05 2000-10-10 Visto Corporation System and method for updating a remote database in a network

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008521348A (ja) * 2004-11-16 2008-06-19 クゥアルコム・インコーポレイテッド クローンデバイスを識別するために動的な信用証明を使用するシステム及び方法
JP2009512947A (ja) * 2005-10-18 2009-03-26 ザ・マクレガー・グループ・インコーポレーテッド シンクライアント上にデータを表示するためのシステムおよび方法
JP2008146416A (ja) * 2006-12-11 2008-06-26 Canon Inc 管理装置及び管理方法
US8078720B2 (en) 2006-12-11 2011-12-13 Canon Kabushiki Kaisha Management of networked devices
US9053168B2 (en) 2007-10-04 2015-06-09 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. Database system and program
JP5363668B1 (ja) * 2013-03-11 2013-12-11 春佳 西守 コンピュータプログラム
JP2014174853A (ja) * 2013-03-11 2014-09-22 Haruka Nishimori コンピュータプログラム
JP2014178985A (ja) * 2013-03-15 2014-09-25 Brother Ind Ltd サーバ、及びネットワークシステム
US10698899B2 (en) 2016-08-22 2020-06-30 Kabushiki Kaisha Toshiba Data processing method, data processing device, storage system, and method for controlling storage system

Also Published As

Publication number Publication date
EP1298546A2 (en) 2003-04-02
CN1215420C (zh) 2005-08-17
US20030065717A1 (en) 2003-04-03
EP1298546A3 (en) 2004-10-20
CN1410900A (zh) 2003-04-16
KR20030028410A (ko) 2003-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003108417A (ja) データ共有およびデータ配信方法
KR20040062888A (ko) 네트워크에서 프린트할 수 있는 문서의 클라이언트 측렌더링
JP6055201B2 (ja) サーバー装置、システム及びその制御方法
US8972500B2 (en) Data share system, data process apparatus, and computer-readable recording medium
US20140289428A1 (en) Dynamic Intervals for Synchronizing Data
JP2013114590A (ja) サーバ
JP2019032686A (ja) 管理装置、管理装置の制御方法、及びプログラム
JP6442230B2 (ja) 情報処理装置、同期制御方法、及びプログラム
JP2016046551A (ja) 画像処理装置、その制御方法及びプログラム
US8166199B2 (en) Communication apparatus, network system, communication method and program
JP6929582B1 (ja) 情報システム、サービスサーバ、管理サーバ、情報処理方法、およびプログラム
US10652157B2 (en) Systems and methods of receiving informational content based on transmitted application information
JP2002261800A (ja) サービス品質動的制御装置および制御方法
CN107277099B (zh) 信息处理装置及信息处理装置的控制方法
JP2011141695A (ja) メッセージ処理装置およびメッセージ処理方法
JP7051507B2 (ja) システムおよびシステムにおける方法
JP2016016579A (ja) 情報処理装置及びその制御方法、情報処理システム
JP5982436B2 (ja) 画面転送サーバ装置、および画面転送方法
JP5068278B2 (ja) キャッシュ保持期間よりもブラウザ保持期間を長く設定するデータ配信装置及びキャッシュサーバ及び方法
JP2018160720A (ja) 通信方法及び通信プログラム
JP2021056998A (ja) コンテナポートに基づく転送方法
KR102067860B1 (ko) 정보 처리기들 사이에 정보를 동기화하는 서버, 정보 처리 시스템, 정보 처리 장치, 서버의 제어 방법, 정보 처리 시스템의 제어 방법, 정보 처리 장치의 제어 방법, 및 컴퓨터 프로그램
JP7077604B2 (ja) 操作受付装置、制御システム、制御方法、及び、制御プログラム
JP2015041146A (ja) サーバ装置、クライアント装置、システム、情報処理方法及びプログラム
JP2014164566A (ja) アプリケーション管理装置、アプリケーション管理方法およびアプリケーション管理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061128

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070129

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070417