JP2003106194A - 車両用の内燃機関の制御装置 - Google Patents

車両用の内燃機関の制御装置

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JP2003106194A
JP2003106194A JP2001302140A JP2001302140A JP2003106194A JP 2003106194 A JP2003106194 A JP 2003106194A JP 2001302140 A JP2001302140 A JP 2001302140A JP 2001302140 A JP2001302140 A JP 2001302140A JP 2003106194 A JP2003106194 A JP 2003106194A
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internal combustion
combustion engine
fuel injection
electric motor
control device
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Hidekazu Otsu
英一 大津
Hiroo Goto
広生 後藤
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関の始動時において、該内燃機関の騒
音の発生を抑えて、内燃機関の完爆を容易に判定するこ
とができる共に、バッテリの容量が残り少ないときでも
内燃機関の始動を可能とする車両用、特にハイブリッド
車両用の内燃機関の制御装置を提供する。 【解決手段】 燃料噴射手段を有する内燃機関と、該内
燃機関と連動連結される電動機と、該電動機と電気的に
接続される電池と、を備えた車両用の前記内燃機関の制
御装置であって、該制御装置は、前記内燃機関の燃料噴
射手段に噴射する燃料の供給量と燃料噴射タイミングと
を決定する燃料噴射制御手段と、前記内燃機関の暖機状
態を検出する暖機状態検出手段とを備え、前記暖機状態
検出手段の検出に基づいて内燃機関のアイドリング回転
数を設定するアイドリング回転数設定手段とを備え、前
記燃料噴射制御手段は、前記電動機の駆動による前記内
燃機関の始動時、前記内燃機関の回転数が前記設定され
たアイドリング回転数になったら燃料の噴射を開始して
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用の内燃機関
の制御装置に係り、特に、内燃機関の始動時におけるモ
ータ(モータジェネレータを含む)による内燃機関の回
転駆動制御に好適なハイブリッド車両用の内燃機関の制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、車両に内燃機関とモータ(モータ
ジェネレータを含む)とを備え、該内燃機関とモータと
を連動連結することにより、該モータにより内燃機関を
始動すると共に、該内燃機関とモータとにより車両の車
輪を駆動する、属に云うハイブリッド車両が種々提案さ
れている。
【0003】例えば、特開平11−153075号公報
に所載の技術は、内燃機関とモータとにより車両の車輪
を駆動するハイブリッド車両の始動時の制御において、
内燃機関の冷却時にモータにより内燃機関をクランキン
グして始動させようとすると、内燃機関の回転数がなか
なか上昇せずに始動性が悪く、モータの電源であるバッ
テリに過分の負担をかけてしまうことを防ぐべく開発さ
れたものであり、内燃機関の始動時には、モータの目標
トルクを開ループ制御により除々に増大し、その大きさ
をエンジン冷却水温により定まる最大トルクに制限する
ことで、ハイブリッド車両の内燃機関の始動には、バッ
テリへの負荷を考慮して、内燃機関の暖機状態に関連し
ているエンジン冷却水温が低いほど、内燃機関の始動に
用いるモータへ与える最大トルクを低く抑えて、無駄な
電力の消費を防止し、内燃機関への燃料噴射の開始を許
可する回転数を冷却時には低くして内燃機関の自立運転
を早めてモータによる電力消費を抑えたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記技術
は、内燃機関が暖機状態にあるほど始動し易く、しかも
始動後のアイドル回転数も低くなる。むしろ、内燃機関
が暖機状態にあるときは、モータにより内燃機関を高回
転まで回してから燃料噴射を開始することとなる。この
ように、内燃機関を高回転まで回してから燃料噴射を開
始すると、高い回転数で回すことによる騒音が発生して
しまう虞があると共に、始動後、内燃機関はアイドル回
転数に下がるために、内燃機関が完爆したか否かを判定
するための吹き上がり現象の検出が困難になる可能性が
ある。
【0005】また、内燃機関は、始動に多くの燃料を必
要とする該内燃機関が冷機の領域でこそ、モータにより
エンジンを高回転まで回してから燃料噴射を開始するこ
とが、排気性能の改善効果が大きいものであるが、前記
技術はそのような制御となっていないし、バッテリの容
量が残り少ないときには、モータにより内燃機関を燃料
噴射開始回転数まで回せず、内燃機関を始動できないと
の問題が生じる虞がある。
【0006】本発明は、前記点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、内燃機関の始動時に
おいて、該内燃機関の騒音の発生を抑えて、内燃機関の
完爆を容易に判定することができる共に、バッテリの容
量が残り少ないときでも内燃機関の始動を可能とする車
両用、特にハイブリッド車両用の内燃機関の制御装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の内燃機関の制御装置は、基本的には、燃料
噴射手段を有する内燃機関と、該内燃機関と連動連結さ
れる電動機と、該電動機と電気的に接続される電池と、
を備えた車両用の前記内燃機関の制御装置であって、該
制御装置は、前記内燃機関の燃料噴射手段に噴射する燃
料の供給量と燃料噴射タイミングとを決定する燃料噴射
制御手段と、前記内燃機関の暖機状態を検出する暖機状
態検出手段とを備え、前記暖機状態検出手段の検出に基
づいて内燃機関のアイドリング回転数を設定するアイド
リング回転数設定手段とを備え、前記燃料噴射制御手段
は、前記電動機の駆動による前記内燃機関の始動時、前
記内燃機関の回転数が前記設定されたアイドリング回転
数になったら燃料の噴射を開始することを特徴としてい
る。
【0008】そして、本発明の内燃機関の制御装置の他
の態様は、前記燃料噴射手段が、前記電動機による前記
内燃機関の始動時、前記暖気状態検出手段の検出に基づ
いて前記内燃機関が暖機状態にあるほど該内燃機関回転
数が低い状態で燃料の噴射を開始することを特徴として
いる。
【0009】本願の発明の内燃機関の制御装置は、前記
構成によって、内燃機関が暖機状態で始動を始めた場合
には、電動機によるエンジン回転を、始動後のアイドル
回転数程度にしたため、無駄な電気エネルギー使わず、
回転を上げることによる騒音も抑えることができるとと
もに、内燃機関の吹き上がり、あるいは、それに伴う電
動機の回転数制御におけるトルク指令低下にもとづいて
内燃機関の完爆判定を容易にできる。
【0010】また、本発明の内燃機関の制御装置の他の
具体的対応においては、前記燃料噴射制御手段は、前記
電動機による前記内燃機関の始動開始後、所定時間経過
しても前記内燃機関へ燃料噴射を開始するための内燃機
関回転数にならない場合には、前記内燃機関への燃料噴
射を開始することを特徴とし、前記燃料噴射制御手段
は、前記電動機による前記内燃機関の始動開始後、前記
電池の充填量が始動可能な残量の下限値よりも低く、か
つ前記内燃機関が燃料噴射を開始するための内燃機関回
転数にならない場合には、前記内燃機関への燃料噴射を
開始することを特徴としている。
【0011】更に、本発明の内燃機関の制御装置の他の
具体的態様においては、前記制御装置は、前記内燃機関
を始動回転駆動させるために、前記暖機状態検出手段の
検出に基づいて前記電動機の駆動回転数を設定する手段
を備えていることを特徴としている。更にまた、本発明
の内燃機関の制御装置の他の具体的な具体的態様におい
ては、前記電動機がモータジェネレータであり、前記車
両がハイブリッド車両であることを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
発明の車両用内燃機関の制御装置の一実施形態について
説明する。
【0013】図1は、本実施形態の内燃機関の制御装置
を組み込んだハイブリッド車両(ハイブリッド車両制御
システム)100の主要構成を示したものである。本実
施形態のハイブリッド車両100は、内燃機関1と電動
機機能と発電機機能とを有する回転電気機械であるモー
タジェネレータ(以下、MGと云う)2とを有し、前記
内燃機関とMG2とは、動力源として車輪5を駆動する
もので、連動連結されている。前記MG2は、一体の変
速機2a及びベルト3を介して前記駆動力を伝達するも
のであり、前記内燃機関1及びMG2の駆動力は、自動
変速機4を介して車輪5に伝達される。
【0014】車両の制御装置であるハイブリッド制御装
置(HCU)6は、キースイッチ7の信号によりハイブ
リッド車両システムの起動および停止を行い、アクセル
8、ブレーキ9の操作信号に応じて車輪5に必要なトル
クが与えられるように、内燃機関1の制御装置(EC
U)10とMG2を制御するインバータ(制御装置MC
U)11に指令を出力する。
【0015】バッテリ12は、ぞの電気エネルギーをイ
ンバータ11で交流に変換して、MG2に与えること
で、MG2に駆動力を発生させ、ベルト3を介してつな
がる内燃機関1の始動や車輪5の駆動制御を行う。バッ
テリ12は、HCU6などの電源である12Vバッテリ
とは別のもので、本実施形態では、42Vであり、車輪
5の運動エネルギーあるいは内燃機関の駆動力によりM
G2を回転させて発電し、インバータ11で直流に変換
して充電する。
【0016】MG2と一体の変速機2aは、大きなMG
出力を必要とする内燃機関始動前に「減速」位置(本実
施形態ではギア比10:1)に制御する。エンジン始動
後は、変速機2aを「減速」位置から「中立」位置にし
て、変速機2aが「等速」位置(本実施形態ではギア比
2:1)におけるエンジン回転数に見合うMG2の回転
数に下げた後、変速機2aを「中立」位置から「等速」
位置にする。
【0017】内燃機関1は、ECU10で制御し、該E
CU10は、内燃機関1の回転数と前記HCU6のトル
ク指令より求めるスロットル13の目標開度を、スロッ
トル開度制御装置14に指令し、空気流量を制御する。
さらに水温センサ15が検出するエンジン冷却水温(T
w)や排気側にある酸素濃度センサ16の検出信号など
により、燃料噴射装置(燃料噴射手段)17の燃料噴射
幅を制御する。
【0018】燃料と空気の混合気は、吸気弁18からシ
リンダ19へ吸込まれ、点火装置20で着火する。その
爆発エネルギーでピストン21を動かし、車輪5やMG
2を駆動する。燃焼ガスは、排気弁22から外に排出さ
れ、触媒23で浄化した後、大気中へ排出される。
【0019】内燃機関の制御装置(ECU)10は、図
示は省略するが、内燃機関1の燃料噴射手段17に噴射
する燃料の供給量と燃料噴射タイミングとを決定する燃
料噴射制御手段と、水温センサ15からの信号により内
燃機関の暖機状態を検出する暖機状態検出手段と、前記
暖機状態検出手段の検出に基づいて内燃機関のアイドリ
ング回転数を設定するアイドリング回転数設定手段と、
内燃機関1を始動回転駆動させるために前記暖機状態検
出手段の検出に基づいて前記モータジェネレータMG2
の駆動回転数を設定する手段と、を備えている。
【0020】図2は、ハイブリッド車両制御システム1
00の動作の制御フローチャートである。ハイブリッド
車両制御システム100の動作は、前記HCU6に組込
まれたソフトウェアにより実施されるものであり、本制
御処理は、10ms毎に実行される。
【0021】ステップ101では、キースイッチ7およ
びアクセル8、ブレーキ9の操作信号を入力する。ステ
ップ102では、ECU10やインバータ11に対して
トルク指令や運転モードなどのデータを送信し、インバ
ータ11からはMG2の回転数やバッテリ12の残量
(SOC)を、ECU10からはエンジン回転数(N
e)、エンジン冷却水温(Tw)、及び完爆判定情報を
受信する。
【0022】ステップ103では、キースイッチ7、ア
クセル8、及び、ブレーキ9の操作信号、エンジン冷却
水温Tw、及び完爆判定情報より、運転モードを決定す
る。内燃機関1が完爆していなくて、エンジン冷却水温
Twが低い、あるいはアクセルを踏んでいる、あるいは
ブレーキを離している場合には、運転モードを「エンジ
ン始動モード」とする。エンジン冷却水温Twが高く、
アクセルを離していて、しかも、ブレーキを踏んでいる
場合は、「アイドル停止モード」とする。それ以外の場
合は、「走行・発電モード」とする。
【0023】ステップ104では、「エンジン始動モー
ド」か否かを判定し、「エンジン始動モード」と判定し
た場合は、ステップ105に進む。ステップ105の詳
細は、図3において後述する。ステップ104で「エン
ジン始動モード」でないと判定した場合には、ステップ
106に進み、ステップ106では、「アイドル停止モ
ード」か否かを判定し、真(YES)の場合には、ステ
ップ107に進み、ステップ107では、燃料噴射フラ
グをクリアして内燃機関1を停止させる。
【0024】ステップ106で「アイドル停止モード」
でないと判定した場合には、ステップ108に進み、ス
テップ108では、アクセル8の開度およびエンジン回
転数Neから目標トルクToを決める。ステップ109
では、目標トルクToをMG2の目標駆動トルク(Tm
o)と内燃機関の目標駆動トルク(Teo)に配分す
る。
【0025】図3は、図2のステップ15のエンジン始
動制御の詳細な制御フローチャートである。ステップ2
01で、MG2に対する回転数指令値(本実施形態で
は、毎分1200回転(rpm))を設定する。ステッ
プ202では、燃料噴射の開始を許可するエンジン回転
数(Ns)を演算する。本実施形態では、エンジン回転
数Nsは、600rpmから1000rpmの値を取
り、エンジン冷却水温Tw=50℃で、エンジン回転数
Ns=1000rpm、エンジン冷却水温Tw=80℃
で、エンジン回転数Ns=600rpmの一次関数であ
る。
【0026】ステップ203では、Ne>Nsか判定
し、真(YES)の場合は、ステップ204で燃料噴射
を許可すると共に後述する「エンジン始動モード」に入
ってからの経過時間(Ts)のカウンタ(リセット時も
クリア)をクリアする。偽(NO)の場合は、ステップ
205へ進み、バッテリ12の残量SOCが始動可能な
残量の下限値(SOCi)より大きいか否かを判定し、
偽(NO)の場合は、前記ステップ204で燃料噴射を
許可する。真(YES)の場合は、ステップ206で前
記「エンジン始動モード」に入ってからの経過時間Ts
が所定時間(Tso)を越えたか否かを判断し、真(Y
ES)の場合は、ステップ204で燃料噴射を許可す
る。偽(NO)の場合は、ステップ207へ進んで、前
記経過時間Tsの計数をし、さらに、ステップ208で
燃料噴射を禁止する。
【0027】図4は、内燃機関の制御装置(ECU)1
0の制御フローチャートである。ECU10は、該EC
U10に組込んだソフトウェアにより燃料噴射などの内
燃機関の制御するもので、該制御を前記図4の制御フロ
ーチャートに基づいて説明する。本処理は、10ms毎
に実行する。
【0028】ステップ301では、エンジン回転センサ
24、水温センサ15、及び、酸素濃度センサ16の各
信号を入力する。ステップ302では、HCU6に対し
てエンジン回転数Ne、エンジン冷却水温Tw、及び完
爆判定情報などのデータを送信し、運転モードや燃料噴
射の許可/禁止フラグなどのデータを受信する。
【0029】ステップ303では、HCU5から与えら
れた情報及び検出したエンジン回転数(Ne)から必要
な空気量(Qa)を算出し、該空気量Qaが得られるよ
う前記スロットル開度制御装置14を介して前記スロッ
トル13を制御する。ステップ304では、燃料噴射装
置17の燃料噴射幅を制御し、ステップ305では、吸
気弁18および排気弁22を制御する。
【0030】図5は、本実施形態の内燃機関の制御装置
の始動時のエンジン水温に基づくMG回転数、エンジン
回転数、及び、MGトルクの状態を示したものである。
図5において破線は、エンジンが冷機状態のエンジン水
温Tw=25℃で始動を始めた場合で、実線は、エンジ
ンが暖機状態のエンジン水温Tw=80℃で始動を始め
た場合である。
【0031】エンジン水温Tw=25℃で始動を始めた
場合、変速機2aを「減速」位置にし、MG2を120
00rpmで回転数制御して、内燃機関1を1000r
pmまで回した所で、燃料噴射の許可フラグをセット
し、内燃機関1が始動すると「走行・発電モード」に移
行して、MG2に対して負のトルク指令を出して発電制
御をする。この発電制御は、内燃機関1にとって負荷に
なり、排気ガス温度が上がり触媒23を早期に活性化で
きる。そして、発電制御が終了すると、変速機2aを
「中立」位置にしてMG2を減速して回転数合わせした
後、変速機2aを「等速」位置に切替える。
【0032】エンジン水温Tw=80℃で始動を始めた
場合、変速機2aを「減速」位置にし、MG2を120
00rpmで回転数制御して、内燃機関1を700rp
mまで回した所で、燃料噴射の許可フラグをセットし、
内燃機関1が始動すると「走行・発電モード」に移行す
る。エンジン回転数は、変速機2aを「中立」位置にし
てMG2を減速して回転数合わせした後、変速機2aを
「等速」位置に切替える。
【0033】本実施形態によれば、内燃機関1が暖機状
態(Tw=80℃)で始動を始めた場合に、その後のア
イドル回転数程度までしか回転数を上げない。そのた
め、無駄なエネルギー使わず、騒音も抑えることができ
る。さらに、1000rpmまで回してからエンジンを
始動すると、暖機状態(Tw=80℃)で始動を始めた
場合、エンジン回転数が完爆で吹き上がるところか逆に
アイドルの700rpmまで下がる。そのため、エンジ
ン回転数やMG2の回転数制御におけるトルク指令によ
るエンジンの完爆判定が困難になる。しかし、アイドル
回転数並みの700rpmまでMG2で内燃機関1を回
してから燃料を噴射すれば、内燃機関1の吹き上がり、
あるいは、それに伴うMG2の回転数制御におけるトル
ク指令低下により完爆判定が容易にできる。
【0034】また、バッテリ12の残量不足のため、M
G2により内燃機関1を燃料噴射開始回転数まで回せな
くても、Tsタイマ機能により回せた回転数に見合う燃
料噴射をするため、エンジン始動が可能である。以上、
本発明の一実施形態について詳述したが、本発明は、前
記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲
に記載した発明の精神を逸脱することなく、設計におい
て種々の変更ができるものである。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、本発
明の内燃機関の制御装置は、内燃機関が暖機状態で始動
を始めた場合に、モータジェネレータMGによるエンジ
ン回転を、始動後のアイドル回転数程度にしたため、無
駄な電気エネルギー使わず、回転を上げることによる騒
音も抑えることができ、内燃機関の吹き上がり、あるい
は、それに伴うモータジェネレータMGの回転数制御に
おけるトルク指令低下により完爆判定が容易にできる。
また、バッテリの残量不足のため、モータジェネレータ
MGにより内燃機関を燃料噴射開始回転数まで回せなく
ても、回すことができたエンジン回転数に見合う燃料噴
射をして、エンジンの始動ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の内燃機関の制御装置を組
み込んだハイブリッド車両システムの主要構成図。
【図2】図1のハイブリッド車両システムに組込まれた
内燃機関の制御装置の始動時の制御フローチャート。
【図3】図2のステップ105の内燃機関の始動制御の
詳細な制御フローチャート。
【図4】図1のエンジンの制御装置の一般の制御フロー
チャート。
【図5】図3の内燃機関の始動制御におけるエンジン水
温に基づくMG回転数、エンジン回転数、及び、MGト
ルクの状態図。
【符号の説明】
1…内燃機関 2…モータジェネレータ(MG) 2a…変速機 3…ベルト 4…自動変速機 5…車輪 6…ハイブリッド制御装置(HCU) 7…キースイッチ 8…アクセル 9…ブレーキ 10…エンジンの制御装置(ECU) 11…インバータ(MCU) 12…バッテリ 13…スロットル 14…スロットル開度制御装置 15…水温センサ 16…酸素濃度センサ 17…燃料噴射装置 18…吸気弁 19…シリンダ 20…点火装置 21…ピストン 22…排気弁 23…触媒 24…エンジン回転センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02N 11/04 B60K 9/00 E Fターム(参考) 3G084 BA13 BA15 BA28 CA01 CA03 DA09 DA39 EA07 EB24 FA06 FA10 FA19 FA20 FA29 FA32 FA33 FA36 3G093 AA07 BA32 CA01 CA04 DA01 DA04 DA06 DA11 DA12 DB15 DB23 EA05 3G301 JA37 KA01 KA07 MA11 MA18 NC08 NE19 NE23 PA11Z PC10Z PD03A PE01Z PE06Z PE08Z PF03Z PF05Z PF16Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料噴射手段を有する内燃機関と、該内
    燃機関と連動連結される電動機と、該電動機と電気的に
    接続される電池と、を備えた車両用の前記内燃機関の制
    御装置であって、 該制御装置は、前記内燃機関の燃料噴射手段に噴射する
    燃料の供給量と燃料噴射タイミングとを決定する燃料噴
    射制御手段と、前記内燃機関の暖機状態を検出する暖機
    状態検出手段とを備え、前記暖機状態検出手段の検出に
    基づいて内燃機関のアイドリング回転数を設定するアイ
    ドリング回転数設定手段とを備え、 前記燃料噴射制御手段は、前記電動機の駆動による前記
    内燃機関の始動時、前記内燃機関の回転数が前記設定さ
    れたアイドリング回転数になったら燃料の噴射を開始す
    ることを特徴とする車両用の内燃機関の制御装置。
  2. 【請求項2】 燃料噴射手段を有する内燃機関と、該内
    燃機関と連動連結される電動機と、該電動機と電気的に
    接続される電池と、を備えた車両用の前記内燃機関の制
    御装置であって、 該制御装置は、前記内燃機関の燃料噴射手段に噴射する
    燃料の供給量と燃料噴射タイミングとを決定する燃料噴
    射制御手段と、前記内燃機関の暖機状態を検出する暖機
    状態検出手段とを備え、 前記燃料噴射制御手段は、前記電動機の駆動による前記
    内燃機関の始動時、前記暖機状態検出手段の検出に基づ
    いて前記内燃機関が暖機状態にあるほど該内燃機関回転
    数が低い状態で燃料の噴射を開始することを特徴とする
    車両用の内燃機関の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記燃料噴射制御手段は、前記電動機に
    よる前記内燃機関の始動開始後、所定時間経過しても前
    記内燃機関へ燃料噴射を開始するための内燃機関回転数
    にならない場合には、前記内燃機関への燃料噴射を開始
    することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用の
    内燃機関の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記燃料噴射制御手段は、前記電動機に
    よる前記内燃機関の始動開始後、前記電池の充填量が始
    動可能な残量の下限値よりも低く、かつ前記内燃機関が
    燃料噴射を開始するための内燃機関回転数にならない場
    合には、前記内燃機関への燃料噴射を開始することを特
    徴とする請求項1又は2に記載の車両用の内燃機関の制
    御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御装置は、前記内燃機関を始動回
    転駆動させるために、前記暖機状態検出手段の検出に基
    づいて前記電動機の駆動回転数を設定する手段を備えて
    いることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に
    記載の車両の制御装置。
  6. 【請求項6】 前記電動機がモータジェネレータであ
    り、前記車両がハイブリッド車両であることを特徴とす
    る請求項1乃至5のいずれか一項に記載の車両用の内燃
    機関の制御装置。
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