JP2003102734A - 超音波受信方法及び超音波受信装置、並びに、超音波診断装置 - Google Patents

超音波受信方法及び超音波受信装置、並びに、超音波診断装置

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JP2003102734A
JP2003102734A JP2001299504A JP2001299504A JP2003102734A JP 2003102734 A JP2003102734 A JP 2003102734A JP 2001299504 A JP2001299504 A JP 2001299504A JP 2001299504 A JP2001299504 A JP 2001299504A JP 2003102734 A JP2003102734 A JP 2003102734A
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Eiji Ogawa
英二 小川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の画素を包含する超音波受信面を有する
光検出方式の2次元超音波センサを用いて、光学的クロ
ストークの影響を低減することができる超音波受信方法
等を提供する。 【解決手段】 この超音波受信方法は、超音波を受信す
るための受信面と、超音波を検出するために用いられる
光ビームを入射する光入射面とを有する超音波検出素子
を用いて超音波を受信する方法であって、超音波検出素
子の光入射面に、所定の間隔を有する複数の光ビームを
入射させるステップ(a)と、超音波検出素子の受信面
の各位置に印加される超音波に基づいて変調された複数
の光ビームを検出して検出信号を出力するステップ
(b)と、超音波検出素子の光入射面における複数の光
ビームの照射位置に対応する検出信号に基づいて画像デ
ータを構成するステップ(c)とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波を受信する
方法及び装置に関し、さらに、そのような方法を用いて
超音波を受信することにより医療診断を行うための超音
波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、超音波診断装置においては、超音
波の送信手段及び受信手段には同じ方式を用いており、
超音波の送信及び受信を行う素子(振動子)としては、
PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)に代表される圧電セラ
ミックや、PVDF(ポリフッ化ビニリデン:poly
vinyl difluoride)等の高分子圧電素
子を用いた1次元センサアレイが一般的であった。さら
に、そのような1次元センサアレイをスキャンさせるこ
とにより2次元画像を取得し、複数の2次元画像を合成
することにより3次元画像を得ていた。
【0003】しかしながら、この手法によれば、1次元
センサアレイのスキャン方向にタイムラグがあるため、
異なる時刻における断面像を合成することになるので、
合成画像がぼけたものとなってしまう。従って、超音波
診断装置を用いて超音波エコー観察等を行う場合のよう
に、生体を対象とする被写体には適していない。
【0004】超音波を用いて高品位な3次元画像を取得
するためには、センサアレイをスキャンさせることなく
2次元画像を取得できる2次元センサアレイが必要であ
る。このため、上記PZTやPVDFを用いて2次元セ
ンサアレイを作製する手法が検討された。上記PZTや
PVDFを用いる場合には、素子の微細加工と、多数の
微細素子への配線が必要であり、現状以上の微細化と素
子集積は困難である。また、それらが解決されたとして
も、素子間のクロストークが増大したり、微細配線によ
る電気的インピーダンスの上昇によりSN比が劣化した
り、微細素子の電極部が破壊し易くなるといった問題が
あるので、PZTやPVDFを用いた2次元センサアレ
イの実現は困難である。
【0005】一方、PZTのような圧電材料を用いない
超音波センサとして、光ファイバを利用し、超音波信号
を光信号に変換して検出する方式(以下、光検出方式と
いう)のセンサも知られている。このような光検出方式
の超音波センサとして、ファイバブラッググレーティン
グ(FBGと略称)を用いるもの(防衛大のTAKAH
ASHIらによる「Underwater Acous
tic Sensorwith Fiber Brag
g Grating」OPTICAL REVIEW
Vol.4,No.6 (1997)p.691−69
4参照)や、ファブリーペロー共振器(FPRと略称)
構造を用いるもの(東工大のUNOらによる「Fabr
ication and Performance o
f aFiber Optic Micro−Prob
e for Megahertz Ultrasoni
c Field Measurements」T.IE
E Japan, Vol.118−E,No.1
1,’98参照)が報告されている。
【0006】また、圧電材料を用いない超音波センサと
して、超音波受信面を有する2次元センサも研究されて
いる。例えば、James D.Hamiltonらに
よる「High Frequency Optoaco
ustic ArraysUsing Etalon
Detection」には、エタロンを用いた超音波の
受信方法が記載されている。エタロンとは、所定の反射
率を有する2枚の基板を、空隙を挟んで向かい合わせた
もので、ファブリーペロー干渉計としても知られている
光共振器である。エタロンに入射した光は、エタロンの
空隙で反射を繰り返し、空隙の長さに応じて特定の波長
を有する光のみが共振して増幅され、その後、入射方向
又はその反対側に向かって出射する。このようなエタロ
ンの一方の基板に超音波を印加し、他方の基板に特定の
波長を有する光を入射すると、基板の振動によって空隙
の長さが変化し、それに応じて、エタロンから出射する
光の強度が変化する。この光の強度を測定することによ
り、高反射ミラーの各位置に印加された超音波の強度を
検出することができる。
【0007】このような面検出型のセンサを用いること
により、例えば、光ファイバーを用いた1次元センサを
アレイ化するといった手間やコストを削減することがで
きる。しかしながら、上記文献には、エタロンの歪みに
よって反射光が散乱するため、光学的なクロストークが
発生する恐れがあるとも述べられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、上記の点に鑑
み、本発明は、複数の画素を包含する超音波受信面を有
する光検出方式の2次元超音波センサを用いて、光学的
クロストークの影響を低減することができる超音波受信
方法及び超音波受信装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、そのような超音波受信方法を用いた超
音波診断装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、本発明に係る超音波受信方法は、超音波を受信する
ための受信面と、超音波を検出するために用いられる光
ビームを入射する光入射面とを有する超音波検出素子を
用いて超音波を受信する方法であって、超音波検出素子
の光入射面に、所定の間隔を有する複数の光ビームを入
射させるステップ(a)と、超音波検出素子の受信面の
各位置に印加される超音波に基づいて変調された複数の
光ビームを検出して検出信号を出力するステップ(b)
と、超音波検出素子の光入射面における複数の光ビーム
の照射位置に対応する検出信号に基づいて画像データを
構成するステップ(c)とを具備する。
【0010】また、本発明に係る超音波受信装置は、所
定の間隔を有する複数の光ビームを生成するマルチビー
ム生成手段と、超音波を受信するための受信面と、マル
チビーム生成手段が生成した光ビームを入射する光入射
面とを有し、該受信面の各位置に印加される超音波に基
づいて該光入射面に入射する光ビームを変調する超音波
検出素子と、複数の画素を有する光検出器であって、超
音波検出素子の光入射面の対応する位置から出力される
光ビームを検出して検出信号を出力する光検出器と、光
検出器から出力される検出信号を取り込んで処理する信
号処理手段と、信号処理手段の出力信号に基づいて画像
データを構成する画像処理手段と、超音波検出素子の光
入射面における複数の光ビームの照射位置に対応する検
出信号を取り込むように信号処理手段を制御する制御手
段とを具備する。
【0011】さらに、本発明に係る超音波診断装置は、
駆動信号に従って超音波を送信する超音波送信部と、超
音波送信部に印加する駆動信号を発生する駆動信号発生
回路と、所定の間隔を有する複数の光ビームを生成する
マルチビーム生成手段と、超音波を受信するための受信
面と、マルチビーム生成手段が生成した光ビームを入射
する光入射面とを有し、該受信面の各位置に印加される
超音波に基づいて該光入射面に入射する光ビームを変調
する超音波検出素子を含む超音波検出部と、複数の画素
を有する光検出器であって、超音波検出素子の光入射面
の対応する位置から出力される光ビームを検出して検出
信号を出力する光検出器と、光検出器から出力される検
出信号を取り込んで処理する信号処理手段と、駆動信号
の発生タイミングと検出信号の取込みタイミングとを制
御すると共に、超音波検出素子の光入射面における複数
の光ビームの照射位置に対応する検出信号を取り込むよ
うに信号処理手段を制御する制御手段と、信号処理手段
の出力信号に基づいて画像データを構成する画像処理手
段と、画像データに基づいて画像を表示する画像表示部
とを具備する。
【0012】本発明によれば、複数の画素を包含する超
音波受信面を有する光検出方式の2次元超音波センサを
用いて、光学的クロストークの影響の少ない2次元画像
データを得ることができる。従って、そのような2次元
画像データを用いて、良質な2次元又は3次元の超音波
画像を得ることが可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、同一の構
成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る超音波受信装置を概
略的に示している。この超音波受信装置は、マルチビー
ム生成手段10と、分波器14と、超音波検出素子20
と、光検出器15と、信号処理部60と、制御部70
と、フレームメモリ80と、信号処理部90と、画像処
理部100とを含んでいる。この内で、信号処理部60
と、フレームメモリ80と、信号処理部90は、光検出
器15から出力される検出信号の処理を行うので、これ
らをまとめて信号処理手段と呼ぶことができる。
【0014】マルチビーム生成手段10は、例えば、5
00〜1600nmの単波長を有するシングルモードレ
ーザ光を発生する光源11と、マルチビーム生成部12
と、駆動部13とを含んでおり、複数の光ビーム(マル
チビーム)を生成する。マルチビーム生成部12は、例
えば、コリメーターレンズアレイを有し、光源11から
発生した光を複数のビームに分割する。駆動部13は、
制御部70の制御に従って、マルチビームの照射位置が
変更されるように、マルチビーム生成部12を駆動す
る。
【0015】分波器14は、ハーフミラー又は光サーキ
ュレータ又は偏光ビームスプリッター等によって構成さ
れ、第1の方向から入射した入射光を第2の方向に通過
させると共に、第2の方向から戻ってくる反射光を第1
の方向とは別の第3の方向に通過させる。本実施形態に
おいては、分波器14としてハーフミラーを用いてい
る。ハーフミラーは、入射光を透過して、入射方向と反
対の方向から戻ってくる反射光を、入射方向とほぼ90
°の角度をなす方向に反射する。
【0016】超音波検出素子20は、超音波を受信する
受信面と、超音波を検出するために用いる光を入射する
光入射面とを有する光検出方式の2次元センサである。
超音波検出素子20としては、例えば、ブラッググレー
ティング構造を有する多層膜センサや、エタロンセンサ
等を用いることができる。超音波検出素子20の構造や
超音波の検出原理等については、後で詳しく述べる。超
音波検出素子20は、マルチビーム生成手段10から、
分波器14を通過して入射面の各位置に入射したマルチ
ビームを、受信面の各位置に印加される超音波に基づい
て変調して反射する。超音波検出素子20から反射され
た光は、分波器14によって反射され、複数の画素を有
する光検出器15に入射する。
【0017】光検出器15は、CCDや、MOS型セン
サや、複数のPD(フォトダイオード)等で構成される
2次元アレイ検出器である。本実施形態においては、C
CDを用いている。光検出器15は、超音波検出素子2
0から分波器14を介して入射した光を複数の画素ごと
に検出し、それぞれの画素における光強度に応じた検出
信号を出力する。
【0018】信号処理部60は、増幅器61と、A/D
変換器62と、ラインメモリ63とを有している。光検
出器15から出力された検出信号は、画素ごとに処理さ
れる。即ち、各画素における検出信号は、増幅及びA/
D変換され、ラインメモリ63に順次記憶される。フレ
ームメモリ80は、制御部70の制御に従って、ライン
メモリ63に記憶された検出信号を1フレーム分蓄積す
る。
【0019】制御部70は、超音波検出素子20の光入
射面の所定の位置にマルチビームが照射するように、マ
ルチビーム生成手段10を制御すると共に、マルチビー
ムが照射した光入射面の各位置に対応する画素から出力
された検出信号のみを取り込むように、ラインメモリ6
3及び/又はフレームメモリ80を制御する。即ち、制
御部70は、光検出器15におけるマルチビームの照射
位置に対応する画素から出力された検出信号のみを取り
込んでラインメモリ63に記憶させ、さらに、フレーム
メモリに記憶させる。又は、制御部70は、ラインメモ
リ63に全ての画素からの検出信号を記憶させ、ライン
メモリ63に記憶された検出信号の中から、光検出器1
5におけるマルチビームの照射位置に対応する画素から
出力された検出信号のみを取り込んでフレームメモリに
記憶させる。
【0020】信号処理部90は、位相調整部91と、加
算部92と、対数増幅器93と、検波器94と、TGC
(time gain compensation)増
幅器95とを含んでいる。信号処理部90は、フレーム
メモリ80から読み出された検出信号に対し、位相調整
及び加算を行うことにより焦点合わせを行い、さらに、
対数増幅、検波、TGC等の信号処理を行う。
【0021】画像処理部100は、信号処理部90の出
力信号に基づいて、画像処理を行う。即ち、超音波の送
信方向に並行する縦方向の断層像(Cスキャン像)や、
超音波の送信方向に直交する横方向の断層像(Bスキャ
ン像)等の2次元画像データを構成したり、ボリューム
レンダリングやサーフェスレンダリング表示の処理を行
うことにより、3次元画像データを構成する。さらに、
画像処理部100は、構成された画像データに対して補
間、レスポンス変調処理、階調処理等の処理を行う。
【0022】次に、図2及び図3を参照しながら、本実
施形態において用いられる2次元センサの構造及び超音
波の検出原理について詳しく説明する。図2は、ブラッ
ググレーティング構造を有する多層膜センサの構造を示
している。図2に示すように、超音波検出素子20は、
基板21と、該基板の上に積層された多層膜22とを含
んでいる。
【0023】基板21は、超音波を受信することによっ
て歪みを生じる膜状の基板であり、例えば、直径2cm
程度の円か、それ以上の面積を有している。基板21に
は、異なる屈折率を有する2種類の材料層を交互に積層
することにより、ブラッググレーティング構造を有する
多層膜22が形成されている。図2には、屈折率n1
有する材料層Aと、屈折率n2を有する材料層Bとが示
されている。
【0024】多層膜22の周期構造のピッチ(間隔)を
dとし、入射光の波長をλとすると、ブラッグの反射条
件は次の式で表される。ただし、mは任意の整数であ
る。 2d・sinθ=mλ ・・・(1) ここで、θは入射面から測った入射角であり、θ=π/
2とすると次の式のようになる。 2d=mλ ・・・(2) ブラッググレーティングは、ブラッグの反射条件を満た
す特定の波長の光を選択的に反射し、その他の波長の光
を透過させる。
【0025】超音波検出素子20の一方の面(受信面)
に超音波を伝搬させると、超音波の伝搬に伴い超音波検
出素子20が歪み、多層膜22の各位置において周期構
造のピッチdが変化するので、選択的に反射する光の波
長λが変化する。ブラッググレーティングの反射特性に
おいては、最も反射率の高い(透過率の低い)中心波長
の前後に反射率の変化する傾斜帯域があり、この傾斜帯
域の範囲に中心波長を有する検出光を、超音波検出素子
20の他方の面(光入射面)に入射させながら超音波を
加える。すると、受信面の各位置における超音波の強さ
に応じた反射光(又は透過光)の強度変化を観測でき
る。この光の強度変化を超音波の強度に換算することに
より、超音波の2次元強度分布情報を取得できる。
【0026】基板21の材料としては、石英ガラス(S
iO2)やBK7(ショット社の製品)等の光学ガラス
等が用いられる。また、材料層A及びBに用いられる物
質としては、屈折率が互いに10%以上異なる物質の組
み合わせが望ましい。即ち、n1<n2のとき、n1×
1.1≦n2を満たす物質を選択する。これは、材料層
Aと材料層Bとの境界面において、高い反射率を得るた
めである。また、材料層A及びBは、伸縮しやすい物質
であることが望ましい。これは、超音波が印加された際
の歪み量を増大し、結果的にシステムの感度を高めるた
めである。このような条件を満たす物質の組み合わせと
して、SiO2と酸化チタン(Ti23)との組み合わ
せや、SiO2と酸化タンタル(Ta25)との組み合
わせ等が挙げられる。例えば、前者の場合に、1520
nmのレーザ光に対するSiO2の屈折率は約1.4
5、Ti23の屈折率は約2.0であり、これは、屈折
率が10%以上異なるという上記の条件を十分に満たし
ている。
【0027】材料層A及びBの層厚(膜厚)は、多層膜
22に入射する光の波長λの概ね1/4程度であること
が望ましい。ここで、膜厚とは、材料層の屈折率(n)
と材料層の厚さ(t)との積で表される光学距離であ
る。即ち、nt=λ/4が条件となる。これにより、多
層膜22の周期構造のピッチが入射光の波長の概ね1/
2程度となり、ブラッグの反射条件の式(2)を満たす
波長の光を選択的に反射し、その他の波長の光を透過さ
せるようになる。或いは、層厚λ/4を有する材料層A
及びBを交互に積層し、所々に層厚λ/2を有する材料
層A又はBのいずれか一方を積層しても良い。
【0028】このような材料層A及びBが、基板21上
に、真空蒸着やスパッタリング等の方法によって多層
(例えば、各100層)形成されている。ここで、基板
にSiO2、材料層にSiO2及びTi23を用いて層数
を各層100層ずつ、計200層として作製した多層膜
センサを用い、レーザ光を入射するシミュレーションを
行ったところ、次のような結果が得られた。即ち、入射
光の波長の変化に対する反射率の傾斜は、反射率25%
において、2.8dB/0.01nmであった。このよ
うに、多層膜22の層数を増やすことにより、反射率が
高くなると共に、波長の変化に対して反射率は急峻な変
化を示すようになり、センサの感度を上げることができ
る。
【0029】あるいは、図2に示す超音波検出素子(多
層膜センサ)20の替わりに、図3に示す超音波検出素
子(エタロンセンサ)25を用いることもできる。図3
に示す超音波検出素子25において、基板26は、超音
波によって変形する膜状の基板であり、例えば、直径2
cm程度の円か、それ以上の面積を有している。基板2
6と対向して、基板27が配置されており、これらはエ
タロンと同様の構造を形成している。
【0030】基板26及び27の反射率をR、これらの
基板の間隔をdとし、入射光の波長をλとすると、エタ
ロンの透過率Tは次のように表される。ただし、nは任
意の整数である。 T=[1+4R/(1−R)2・sin2(φ/2)]-1 ・・・(3) φ=2π/λ・2nd・cosθ ・・・(4) ここで、θは出射面の垂線から測った出射角であり、θ
=0とすると次の式のようになる。 φ=4πnd/λ ・・・(5) エタロンは、波長λの光を透過率Tで透過し、反射率
(1−T)で反射する。
【0031】超音波検出素子25に超音波を伝搬させる
と、基板26が歪み、受信面の各位置において基板26
及び27の間隔dが変化するので、波長λの光の反射率
が変化する。エタロンの反射特性は、波長変化に対して
周期的に変化する。従って、反射特性の変化率の大きい
領域に中心波長を有する検出光を基板27に入射させな
がら超音波を加えると、受信面の各位置における超音波
の強さに応じた反射光の強度変化を観測できる。この反
射光の強度変化を超音波の強度に換算することにより、
超音波の強度を2次元的に計測することができる。
【0032】ところで、このような超音波受信面が画素
分割されていない超音波検出素子においては、超音波に
よって光の反射面が歪むので、光が散乱することがあ
る。図4には、超音波検出素子の反射面に対して所定の
太さ(照射面積)を有するビームが入射し、超音波検出
素子の歪みによって光が散乱している様子が、模式的に
示されている。図4に示すように、超音波検出素子に含
まれる1つの反射面23において、反射光の内、光が入
射する方向へ反射する成分は、有効な信号成分である。
しかしながら、反射面23においては、光が入射する方
向以外の方向へ反射する成分も生じており、これらの成
分は、クロストーク成分となる。そこで、本実施形態に
おいては、このようなクロストークの影響を避けるた
め、マルチビームを超音波検出素子に照射している。
【0033】ここで、図1、図5、図6を参照しなが
ら、本実施形態に係る超音波受信方法について説明す
る。図5は、超音波受信方法を示すフローチャートであ
り、図6は、マルチビームを照射して検出信号を取得す
る画素の位置を説明するための図である。まず、ステッ
プS101において、マルチビーム生成手段10は、マ
ルチビームを生成して出射する。出射されたマルチビー
ムは、分波器14を通過し、超音波検出素子20に入射
する。このとき、マルチビームは、図6に示す超音波検
出素子20の光入射面24において、例えば、(a)に
示すような複数の位置を照射する。ここで、それぞれの
照射位置の間隔は、隣接する照射位置における光の散乱
による影響を受けない程度に、互いに十分離れている。
【0034】次に、ステップS102において、光検出
器15は、超音波検出素子20によって反射されたマル
チビームを検出する。超音波検出素子20から反射され
たマルチビームは、分波器14により反射されて光検出
器15に入射する。このとき、マルチビームに含まれる
それぞれのビームは、図6の(b)に示すように、光検
出器が有する複数の画素の内、光入射面24における照
射位置に対応する画素に入射して検出される。なお、こ
のときに、マルチビームが入射した画素の周辺の画素に
は、光反射面24における散乱によるクロストーク成分
が入射している可能性があるが、周辺の画素におけるこ
の時点の検出信号は使用されないので問題はない。
【0035】ステップS103において、さらに超音波
の検出を続けるか否かを判断する。超音波の検出を続け
る場合には、ステップS104に移行し、制御部70
が、マルチビーム生成手段10と、ラインメモリ63又
はフレームメモリ80とを制御して、マルチビームの照
射位置と検出信号の取り込みアドレスとを変更する。こ
のとき、次のマルチビームの照射位置は、先のマルチビ
ームの照射位置と重ならないようにすることが望まし
い。なお、1回のマルチビームの照射で、超音波の検出
を終了しても良い。この場合には、最終的に蓄積された
データの密度は、マルチビームを複数回照射する場合に
比較して疎となるが、光のクロストーク成分をカットで
きるという効果はある。
【0036】通常は、ステップS101〜S104を繰
り返す。例えば、図6の(c)に示すような位置にマル
チビームを出射し、(d)に示すように、マルチビーム
の照射位置に対応する画素からの検出信号がフレームメ
モリ80に記憶される。図6の(a)及び(c)のよう
にマルチビームを照射した場合には、フレームメモリ8
0には、図6の(e)に示す画素からの検出信号が蓄積
される。このようにステップS101〜S104を複数
回繰り返すことにより、複数回に渡って検出された検出
信号がフレームメモリ80に蓄積される。
【0037】ステップS103において、超音波の検出
を終了すると判断された場合には、ステップS105に
移行し、信号処理部90が、フレームメモリ80に記憶
された検出信号の処理を行う。さらに、ステップS10
6において、画像処理部100が、信号処理部90の出
力信号に基づいて2次元又は3次元の画像データを構成
する。
【0038】ここで、マルチビームの照射位置は、先に
述べたように、隣接する照射位置における光の散乱によ
る影響を受けない程度に離れていれば、図6に示すよう
な規則的な配置であっても、図7に示すような不規則的
な配置であっても良い。図7においては、(a)及び
(c)に示すように、マルチビームの照射位置を不規則
な配置とし、(b)及び(d)に示すように、対応する
画素からの検出信号を複数回にわたって記憶することに
より、(e)に示すような画素からの検出信号が蓄積さ
れている。
【0039】次に、本発明の一実施形態に係る超音波診
断装置について、図8を参照しながら説明する。図8
は、本実施形態に係る超音波診断装置を示すブロック図
である。この超音波診断装置は、本発明の一実施形態に
係る超音波受信装置を適用したものである。超音波検出
部50において、図2に示すような超音波検出素子20
を用いている。あるいは、図2に示す超音波検出素子2
0の替わりに、図3に示すような超音波検出素子25を
用いても良い。
【0040】図8に示すように、この超音波診断装置
は、駆動信号発生回路30と超音波送信部40とを含ん
でいる。超音波送信部40は、駆動信号発生回路30か
ら発生する駆動信号に基づいて超音波を送信する。超音
波送信部40は、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)に代
表される圧電セラミックや、PVDF(ポリフッ化ビニ
リデン:polyvinyl difluoride)
等の高分子圧電素子に代表される圧電性を有する材料
(圧電素子)等によって構成される。この圧電素子に、
駆動信号発生回路30からパルス状の電気信号或いは連
続波電気信号を送って電圧を印加すると、圧電素子は微
少な機械的振動を生じる。このような機械的振動によ
り、超音波パルス或いは連続波超音波が発生し、伝播媒
質中を超音波ビームとして伝わる。
【0041】超音波送信部40から送信された超音波
は、診断対象によって反射され、超音波検出部50に受
信される。超音波検出部50には、マルチビーム生成手
段10から発生し、分波器14を通過したマルチビーム
が入射しており、このマルチビームは、超音波検出部5
0に印加される超音波に基づいて変調されて反射され
る。反射された光は、分波器14を介して光検出器15
に入射し、2次元的に検出される。
【0042】また、この超音波診断装置は、信号処理部
60と、制御部70と、フレームメモリ80と、信号処
理部90と、画像処理部100と、画像表示部110
と、記憶部120とを含んでいる。光検出器15から出
力される検出信号は、複数のラインを有する信号処理部
60において増幅及びA/D変換され、フレームメモリ
80に記憶される。
【0043】信号処理部90は、フレームメモリ80に
記憶されたデータに基づいて位相調整や検波等の処理を
行い、画像信号を生成する。画像処理部100は、それ
らの信号に基づいて、2次元画像データ又は3次元画像
データを構成すると共に、補間、レスポンス変調処理、
階調処理等の処理を施す。画像表示部110は、例え
ば、CRTやLCD等のディスプレイ装置であり、これ
らの処理を施された画像データに基づいて画像を表示す
る。さらに、記憶部120は、画像処理部100におい
て処理された画像データを記憶する。
【0044】制御部70は、所定のタイミングで駆動信
号を発生するように駆動信号発生回路30を制御すると
共に、送信時刻から一定時間経過後に光検出器15から
出力される検出信号を取り込んで記憶するように、信号
処理部60又はフレームメモリ80又は信号処理部90
を制御する。このように、駆動信号の発生タイミング
と、検出信号の取り込みタイミングとをコントロールす
ることにより、被写体の特定の深さからの超音波の反射
を検出することができる。さらに、制御部70は、マル
チビームが照射される位置を変更するようにマルチビー
ム生成手段10を制御し、検出信号が取り込まれるアド
レスを変更するようにラインメモリ63及び/又はフレ
ームメモリ80を制御する。このように、マルチビーム
の照射位置と、検出信号の取り込みアドレスとをコント
ロールすることにより、クロストーク成分を含まない光
によって超音波を検出することができる。
【0045】次に、図9を参照しながら、本実施形態に
係る超音波診断装置の変形例について説明する。図9に
示すように、この超音波診断装置は、超音波検出部50
と超音波送信部40とを一体化させることにより、超音
波用探触子130を形成したものである。光検出方式の
超音波受信装置は、超音波を送信する機能を持たないの
で、圧電素子等を用いた超音波送信部を別途設けること
が必要である。図9に示す変形例は、異なる方式を用い
た超音波送信部と超音波検出部とを一つの探触子にまと
めることにより、従来の送受同一方式を用いた超音波用
探触子と同様の操作感で超音波診断を行うことができる
ようにしたものである。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、複数の画素を包含する
超音波受信面を有する光検出方式の2次元超音波センサ
を用いて、光学的クロストークの影響の少ない2次元画
像データを得ることができる。従って、そのような2次
元画像データを用いて、良質な2次元又は3次元の超音
波画像を得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る超音波受信装置の構
成を示す図である。
【図2】図1の超音波検出素子(多層膜センサ)を拡大
して示す図である。
【図3】エタロンセンサを拡大して示す図である。
【図4】光のクロストークを説明するための図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る超音波受信方法を示
すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態に係る超音波受信方法にお
いて、マルチビームを照射して検出信号を取得する画素
の位置を説明するための図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る超音波受信方法にお
いて、マルチビームを照射して検出信号を取得する画素
の位置を説明するための図である。
【図8】本発明の一実施形態に係る超音波診断装置を示
すブロック図である。
【図9】図8の超音波診断装置の変形例を示す図であ
る。
【符号の説明】 10 マルチビーム生成手段 11 光源 12 マルチビーム生成部 13 駆動部 14 分波器 15 光検出器 20 超音波検出素子(多層膜センサ) 21 基板 22 多層膜 23 反射面 24 光入射面 25 超音波検出素子(エタロンセンサ) 26、27 基板 30 駆動信号発生回路 40 超音波送信部 50 超音波検出部 60、90 信号処理部 61 増幅器 62 A/D変換器 63 ラインメモリ 70 制御部 80 フレームメモリ 91 位相調整部 92 加算部 93 対数増幅器 94 検波器 95 TGC増幅器 100 画像処理部 110 表示部 120 記憶部 130 超音波用探触子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H041 AA05 AA07 AB38 AC02 AZ00 AZ05 AZ08 4C301 AA03 CC02 CC06 EE04 GB09 GB14 GB40 HH27 HH37 HH51 JB03 JB11 JB13 JB29 JC01 JC20 KK03 KK17 LL02 LL06 4C601 EE02 GB01 GB03 GB06 GB14 GB50 JB01 JB11 JB13 JB19 JB21 JB34 JB45 JC01 JC25 JC26 KK03 KK12 KK15 KK21 KK22 LL01 LL02 LL05 LL06 5D019 BB19 FF04 GG00

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波を受信するための受信面と、超音
    波を検出するために用いられる光ビームを入射する光入
    射面とを有する超音波検出素子を用いて超音波を受信す
    る方法であって、 前記超音波検出素子の光入射面に、所定の間隔を有する
    複数の光ビームを入射させるステップ(a)と、 前記超音波検出素子の受信面の各位置に印加される超音
    波に基づいて変調された複数の光ビームを検出して検出
    信号を出力するステップ(b)と、 前記超音波検出素子の光入射面における複数の光ビーム
    の照射位置に対応する検出信号に基づいて画像データを
    構成するステップ(c)と、を具備する超音波受信方
    法。
  2. 【請求項2】 ステップ(b)が、CCD、MOS型セ
    ンサ、又は、複数のフォトダイオードを含む複数の画素
    を有する光検出器を用いて光ビームを検出することを含
    む、請求項1記載の超音波受信方法。
  3. 【請求項3】 ステップ(a)及びステップ(b)を、
    前記超音波検出素子の光入射面における複数の光ビーム
    の照射位置を変更させながら繰り返すステップをさらに
    具備する請求項1又は2記載の超音波受信方法。
  4. 【請求項4】 所定の間隔を有する複数の光ビームを生
    成するマルチビーム生成手段と、 超音波を受信するための受信面と、前記マルチビーム生
    成手段が生成した光ビームを入射する光入射面とを有
    し、該受信面の各位置に印加される超音波に基づいて該
    光入射面に入射する光ビームを変調する前記超音波検出
    素子と、 複数の画素を有する光検出器であって、前記超音波検出
    素子の光入射面の対応する位置から出力される光ビーム
    を検出して検出信号を出力する前記光検出器と、 前記光検出器から出力される検出信号を取り込んで処理
    する信号処理手段と、 前記信号処理手段の出力信号に基づいて画像データを構
    成する画像処理手段と、 前記超音波検出素子の光入射面における複数の光ビーム
    の照射位置に対応する検出信号を取り込むように前記信
    号処理手段を制御する制御手段と、を具備する超音波受
    信装置。
  5. 【請求項5】 前記マルチビーム生成手段が、前記超音
    波検出素子の光入射面における複数の光ビームの照射位
    置を変更する手段を含み、 前記制御手段が、変更された照射位置に対応して、前記
    信号処理手段が取り込む検出信号を変更するように制御
    する、請求項4記載の超音波受信装置。
  6. 【請求項6】 前記画像処理手段が、前記超音波検出素
    子の光入射面における複数の光ビームの照射位置を変更
    しながら光ビームの検出を繰り返すことにより得られる
    検出信号を蓄積するメモリを有する、請求項5記載の超
    音波受信装置。
  7. 【請求項7】 前記マルチビーム生成手段が、光源と、
    コリメータレンズアレイとを含む、請求項4〜6のいず
    れか1項記載の超音波受信装置。
  8. 【請求項8】 前記光検出器が、CCD、MOS型セン
    サ、又は、複数のフォトダイオードを含む、請求項4〜
    7のいずれか1項記載の超音波受信装置。
  9. 【請求項9】 前記超音波検出素子が、異なる屈折率を
    有する2種類の材料を交互に積層することにより形成さ
    れる多層膜を含む、請求項4〜8のいずれか1項記載の
    超音波受信装置。
  10. 【請求項10】 前記異なる屈折率を有する2種類の材
    料が、互いに10%以上異なる屈折率を有する、請求項
    9記載の超音波受信装置。
  11. 【請求項11】 前記多層膜を形成する各材料の層が、
    該多層膜に入射する光の波長の概1/4の膜厚を有する
    層を含む、請求項9又は10記載の超音波受信装置。
  12. 【請求項12】 前記多層膜を形成する各材料の層が、
    該多層膜に入射する光の波長の概ね1/2の膜厚を有す
    る層をさらに含む、請求項11記載の超音波受信装置。
  13. 【請求項13】 前記超音波検出素子が、エタロンセン
    サを含む、請求項4〜8のいずれか1項記載の超音波受
    信装置。
  14. 【請求項14】 駆動信号に従って超音波を送信する超
    音波送信部と、 前記超音波送信部に印加する駆動信号を発生する駆動信
    号発生回路と、 所定の間隔を有する複数の光ビームを生成するマルチビ
    ーム生成手段と、 超音波を受信するための受信面と、前記マルチビーム生
    成手段が生成した光ビームを入射する光入射面とを有
    し、該受信面の各位置に印加される超音波に基づいて該
    光入射面に入射する光ビームを変調する超音波検出素子
    を含む超音波検出部と、 複数の画素を有する光検出器であって、前記超音波検出
    素子の光入射面の対応する位置から出力される光ビーム
    を検出して検出信号を出力する前記光検出器と、 前記光検出器から出力される検出信号を取り込んで処理
    する信号処理手段と、 前記駆動信号の発生タイミングと前記検出信号の取込み
    タイミングとを制御すると共に、前記超音波検出素子の
    光入射面における複数の光ビームの照射位置に対応する
    検出信号を取り込むように前記信号処理手段を制御する
    制御手段と、 前記信号処理手段の出力信号に基づいて画像データを構
    成する画像処理手段と、 前記画像データに基づいて画像を表示する画像表示部
    と、を具備する超音波診断装置。
  15. 【請求項15】 前記超音波送信部が、印加される電圧
    に応答して超音波を発生する圧電方式に基づくものであ
    る、請求項14記載の超音波診断装置。
  16. 【請求項16】 前記超音波送信部と前記超音波検出部
    とが、一体となって超音波用探触子を形成する、請求項
    14又は15記載の超音波診断装置。
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