JP2003101617A - 電話発信システム - Google Patents

電話発信システム

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JP2003101617A
JP2003101617A JP2001288201A JP2001288201A JP2003101617A JP 2003101617 A JP2003101617 A JP 2003101617A JP 2001288201 A JP2001288201 A JP 2001288201A JP 2001288201 A JP2001288201 A JP 2001288201A JP 2003101617 A JP2003101617 A JP 2003101617A
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JP
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conversation
telephone
call
calling
transmission
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JP2001288201A
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English (en)
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Norio Ono
則雄 小野
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TOYO SYSTEM GIJUTSU KK
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TOYO SYSTEM GIJUTSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】責任者への定時報告や異常報告等を通常の電話
を通じて音声で自動的に行うことのできる電話発信シス
テムを提供する。 【解決手段】時刻の到来や事象の発生などの発信条件と
発信先と接続後に行うべき会話処理とを特定する発信予
定情報を発信予定情報部110に登録し、スケジュール
処理部120は発信条件の成立を監視し、発信条件が成
立すると、発信処理部150は、発信予定情報に従い、
指定された発信先に電話して指定の会話処理を実行す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動発呼する電話
発信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の工場等では、たとえば、各種装置
の稼働状態を監視する監視装置を設けて当該装置の表示
盤を監視員に監視させ、責任者への定時報告や異常報告
を、監視員に電話で行わせるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】責任者への定時報告や
異常報告を監視員が電話で行う場合には、監視員を常駐
させなければならず、人件費が嵩むという問題があっ
た。
【0004】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、責任者への定時報告
や異常報告等を通常の電話を通じて音声で自動的に行う
ことのできる電話発信システムを提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]自動発呼する電話発信システムにおいて、発信条
件と発信先と接続後に行うべき会話処理とを特定する発
信予定情報を登録する発信予定登録手段(110)と、
前記発信予定登録手段(110)に登録されている発信
予定情報の示す発信条件が成立したとき前記発信予定情
報の示す発信先に電話し、前記発信予定情報の示す会話
処理を実行する発信処理手段(120、150)とを有
することを特徴とする電話発信システム。
【0006】[2]前記発信条件の1つに、発信予定時
刻が含まれることを特徴とする[1]に記載の電話発信
システム。
【0007】[3]前記発信条件の1つに、所定のシス
テムの状態が特定状態になることが含まれることを特徴
とする[1]または[2]に記載の電話発信システム。
【0008】[4]前記発信条件は、複数の事象または
条件値を論理演算子でつないだ演算式からなり、前記発
信条件の設定操作を受け付ける発信条件設定手段(11
0、180)を有し、前記発信条件設定手段(110、
180)は、前記事象または条件値の選択操作と、選択
した事象または条件値同士を接続する論理演算子の選択
操作とを所定の条件登録画面を通じて受け付けるもので
あることを特徴とする[1]から[3]の何れかに記載
の電話発信システム。
【0009】[5]前記会話処理が、1または2以上の
会話要素の組み合わせで構成されていることを特徴とす
る[1]から[4]の何れかに記載の電話発信システ
ム。
【0010】[6]会話処理を構成する1または2以上
の会話要素とこれらの処理順序とを表した会話パターン
を登録する会話パターン登録手段(140)と、前記会
話パターンの指定と当該会話パターンに含まれる会話要
素に対するパラメータの指定とを受け付け、これらに基
づいて前記会話処理を定義する会話処理定義手段(14
0)と、会話処理定義手段(140)によって定義され
た会話処理を登録する会話処理登録手段(140)とを
有することを特徴とする[5]に記載の電話発信システ
ム。
【0011】[7]前記発信予定登録手段(110)
は、登録する発信予定情報に含まれる会話処理が起動時
にパラメータの設定可能な会話要素を含むとき、前記パ
ラメータの指定を受け付けて実行用の会話処理を特定す
ることを特徴とする[6]に記載の電話発信システム。
【0012】[8]前記会話要素として、予め登録され
た音声データに基づいて相手方に音声メッセージを送る
会話要素と、相手方からの返事を判定する会話要素と、
会話を録音する会話要素と、指定された事象の状態を相
手方に音声で通知する会話要素の中の何れか1または2
種以上のものを有することを特徴とする[5]から
[7]の何れかに記載の電話発信システム。
【0013】[9]留守番電話手段と転送手段とをさら
に有し、前記留守番電話手段は、相手方との会話を録音
するとともに、録音した会話の転送予定時刻と転送先の
電話番号とを含む転送予約を受け付けるものであり、前
記転送手段は、前記留守番電話手段の録音した会話をそ
の会話に対応する前記転送予約に基づいて、指定された
転送予定時刻に指定された転送先に転送するものである
ことを特徴とする[1]から[8]の何れかに記載の電
話発信システム。
【0014】[10]留守番電話手段をさらに有し、前
記留守番電話手段は、相手方との会話を録音するととも
に、録音した会話の転送予定時刻と転送先の電話番号と
を含む転送予約を受け付け、前記電話番号を前記発信先
に、前記転送予定時刻を前記発信予定時刻に、かつ録音
した会話の再生を前記会話処理に規定した前記発信予約
情報を登録するものであることを特徴とする[1]から
[8]の何れかに記載の電話発信システム。
【0015】[11]電話網に接続可能なコンピュータ
を、[1]から[10]の何れかに記載の電話発信シス
テムとして機能させるためのプログラム。
【0016】前記本発明は次のように作用する。発信予
定登録手段(110)は、発信条件と発信先と接続後に
行うべき会話処理とを特定する発信予定情報を記憶して
おり、発信処理手段(120、150)は、発信予定登
録手段(110)に登録されている発信予定情報の示す
発信条件が成立したときその発信予定情報の示す発信先
に電話しかつその発信予定情報の示す会話処理を実行す
る。発信条件には、発信予定時刻や、所定のシステムの
状態が特定状態になること等が含まれる。
【0017】このように、発信予定時刻の到来やシステ
ムが特定状態になるなどの発信条件の成立により、予め
定められた発信先に電話をし、所定の会話処理を実行す
るので、音声による定時報告や異常報告等を自動で行う
ことが可能になる。
【0018】発信条件を演算式で表し、発信条件設定手
段(110、180)が、この演算式を各項を構成する
事象または条件値の選択操作と、これらの事象や条件値
同士を接続する論理演算子の選択操作とを所定の条件登
録画面を通じて受け付けるように構成したものでは、複
雑な発信条件の設定を簡易な操作で行うことが可能にな
る。
【0019】会話処理を、1または2以上の会話要素の
組み合わせで構成したものでは、一連の会話処理を複数
の会話要素の組み合わせで容易に定義することが可能に
なる。会話要素は、たとえば、予め登録された音声デー
タに基づいて相手方に音声メッセージを送るもの、相手
方からの返事を判定するもの、会話を録音するもの、指
定された事象の状態を相手方に音声で通知するものなど
からなる。
【0020】会話処理の内容設定は、たとえば、次のよ
うにして行う。会話パターン登録手段(140)に、会
話要素とこれらの処理順序とを表した会話パターンを登
録しておく。会話処理定義手段(140)は、会話パタ
ーンの指定とこれに含まれる会話要素のパラメータ指定
とを受け付け、これらに基づいて会話処理を定義し、会
話処理登録手段(140)は、定義された会話処理を登
録する。
【0021】このように、雛型となる会話パターンをい
くつか登録しておき、会話パターンの指定とこれに含ま
れる会話要素に対するパラメータ指定とを受け付けるこ
とによって会話処理を定義するので、複雑な会話処理を
容易に定義することが可能になる。
【0022】さらに、発信予定情報を登録する際に、こ
れに含まれる会話処理が起動時にパラメータの設定可能
な会話要素を含むとき、これらパラメータの指定を受け
付けて実行用の会話処理を生成するものでは、会話処理
の内容を発信毎に個別対応させることを容易に行うこと
が可能になる。
【0023】上記電話発信システムは、装置として提供
のほか、電話網に接続可能なコンピュータを、電話発信
システムとして機能させるためのプログラムとして提供
してもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態にかか
る電話発信システム100の機能構成を示している。電
話発信システム100は、電話回線を使用して、電話連
絡を自動的に行うシステムであり、発信を行う機能、着
信を受け付ける機能、デジタル信号やアナログ信号を入
力して外部の事象やデータを取り込む機能、電話からの
指定に基づいてデジタル信号やアナログ信号を外界に出
力する機能、画面操作によって発信の内容や発信の条件
の定義を受け付ける機能および電話発信システム100
自身を管理する機能を備えている。
【0025】電話発信システム100は、たとえば発信
時において、発呼、接続手順を経て、相手を確認した
後、相手に伝えるべき本文を発声し、終了時の確認処理
をし、終了アナウンスを流して接続を断するという一連
の処理を行うようになっている。発信の種類としては、
手動による発信と、時刻到来による発信と、条件成立に
よる発信とがある。
【0026】かかる電話発信システム100は、電話網
10に接続して発呼、着呼、会話の録音再生機能や各種
周辺機器との間でデジタル信号やアナログ信号を入出力
する機能を備えたコンピュータシステムにより構成され
る。電話発信システム100は、発信予定情報部110
と、スケジュール処理部120と、システム状態情報部
130と、会話内容定義情報部140と、発信処理部1
50と、発信先定義情報部160と、会話内容録音部1
70と、条件情報部180の各機能を有している。
【0027】これらのうち発信予定情報部110は、電
話を発信すべき予定時刻等に関する発信予定情報を記憶
するデータベースとしての機能を果たす部分である。発
信予定情報は、次回の発信時刻、繰り返し回数および繰
り返しの時間間隔、最終の発信時刻、実際に発信を行う
か否かを判定する条件などからなる発信条件と、発信先
や接続後に自動で行う会話処理を特定するための情報で
構成される。
【0028】発信予定情報における発信先は、発信先と
なる電話番号の集合であるグループに割り当てたグルー
プIDにより特定する。会話処理は、会話処理の内容等
を定義した発信アプリケーションの番号とこの発信アプ
リケーションに与えるいくつかのパラメータによって特
定するようになっている。発信予定情報部110には、
所定の登録画面を通じて発信予定情報の登録操作を受け
付け、データベースに書き込む処理の実行機能も含まれ
る。
【0029】スケジュール処理部120は、電話を発信
する予定時刻かどうかを調べたり、指定された条件(シ
ステム状態)の成立状況を調べ、予定時刻が到来したり
条件が成立するなど、指定の発信条件が成立していると
き、発信処理部150に対して電話の発信を要求する等
の処理を行う機能を有している。なお、発信を繰り返す
場合には、新しい次回発信予定時刻を作成して発信予定
にエントリーする。また全ての発信が完了したら、発信
予定情報に完了マークを付けるようになっている。
【0030】システム状態情報部130は、プロセス機
器やシステムの状態を記憶するデータベースとしての機
能を果たすものである。システム状態情報部130は、
デジタル機器やアナログ機器の状態を示す各種信号を入
力してその値を登録したり、自分または他のソフトウェ
アによって作り出される状態を示す情報を登録する機能
を有している。
【0031】会話内容定義情報部140は、発信処理部
150が電話をかけて、どのような会話を行うかを定義
するデータベースとして機能するものである。会話内容
定義情報部140には、たとえば、会話する挨拶、発生
する会話内容、伝達するシステムの状態(指定があれ
ば)、相手からの期待する返事、録音するか否かの指定
等を記憶するようになっている。
【0032】発信処理部150は、指定された相手の集
合に電話を順次かける処理を行う機能を果たす。またス
ケジュール処理部120から受け取った発信要求に従っ
て、指定された相手に電話をかけた後、指定された会話
を行う機能を果たす。なお電話網10は、国内電話、国
際電話、携帯電話などに接続する網である。
【0033】発信先定義情報部160は、電話をかける
相手を定義するデータベースとして機能するものであ
る。発信先定義情報部160は、電話をかける相手(電
話番号の集合)および相手の集合(グループ)の定義操
作を所定の画面を通じて受け付け、定義された内容(発
信者定義)をデータベースに登録する機能も果たすよう
になっている。
【0034】会話内容録音部170は、いつ、どの電話
番号の誰に電話をかけて、どういう要件の電話をかけ
て、相手がどのような対応をしたかを記録するデータベ
ースとして機能する。また会話内容録音部170は、会
話内容の定義をデータベースに設定する処理を行う機能
も備えている。
【0035】条件情報部180は、システム状態に応じ
て発信する場合の条件を表す条件情報の設定を受け付
け、これを登録する機能を果たすものである。
【0036】電話発信システム100では、各種の操作
画面を表示するようになっており、利用者や管理者は、
これらの画面を通じて各種の登録操作や設定操作あるい
は動作状態の確認などを行うようになっている。操作画
面には、メインパネル画面、システム管理画面、相手登
録画面、グループ登録画面、予定登録画面、条件登録画
面、事象登録画面、アナログ登録画面、音声登録画面、
管理画面、手動発信画面、事象監視画面、条件監視画
面、アナログ監視画面、通話実績画面、アプリケーショ
ン登録画面がある。また動作状態を表示する画面とし
て、実行制御画面、発信処理画面、事象検出画面、スケ
ジュール画面などがある。
【0037】これらのうち、メインパネル画面は、本シ
ステムのメインメニューを示す画面である。システム管
理画面は、システムの管理定数を設定するための画面で
ある。相手登録画面は、電話をかける相手の電話番号等
を登録するための画面である。グループ登録画面は、発
信相手の集合であるグループを登録するための画面であ
る。予定登録画面は、発信予定の登録・監視を行うため
の画面である。条件登録画面は、発信条件の登録を行う
ための画面である。事象登録画面は、条件成立の判断対
象等になる事象(デジタル・ポイント)の登録を行うた
めの画面である。アナログ登録画面は、条件成立の判断
対象等になるアナログ・ポイントの登録を行うための画
面である。
【0038】音声登録画面は、電話の相手に流す音声情
報の登録操作を行うための画面である。管理画面は、シ
ステムの状態をモニタするための画面である。手動発信
画面は、手動による発信処理を行うための画面である。
事象監視画面は、事象データの監視を行うための画面で
ある。条件監視画面は、条件データの監視を行うための
画面である。アナログ監視画面は、アナログ・ポイント
の監視を行うための画面である。通話実績画面は、通話
実施の表示・管理を行うための画面である。アプリケー
ション登録画面は、会話処理の内容を示す発信アプリケ
ーションを定義し登録するための画面である。
【0039】次に、これらの画面を用いた各種の登録に
ついて説明する。発信先は、相手登録画面およびグルー
プ登録画面を通じて登録するようになっている。発信先
は、手動による発信、時刻到来による発信、条件成立に
よる発信のいずれにおいても、N人の相手の集合である
グループを単位に特定するようになっている。
【0040】発信先のグループは、グループ登録データ
ベースに記憶され、発信相手の電話番号や氏名などは、
発信相手を一意に特定するための識別情報である相手番
号に対応付けて相手登録データベースに登録される。グ
ループ登録データベースには、グループを一意に特定す
るためのグループ番号に対応付けて、そのグループの構
成員の相手番号を登録するようになっている。なお、グ
ループ登録データベースおよび相手登録データベースは
発信先定義情報部160に含まれる。
【0041】また、一人の相手に対して、最大3個まで
の電話番号が登録可能になっている。また本システムで
は、特定のグループのメンバ(N人)のうち、ある条件
に従ってM人(M≦N)に電話をかけて、指定された通
話を行い得るようになっている。ある1人にかける電話
は、登録されているP個(P≦3)の電話番号に、順に
電話をかけ、相手との通話ができた時点で、その人との
通話ができたものとするようになっている。
【0042】グループの中でM人を選択する方法は、
(a)AND型と(b)OR型とがあり、AND型では
グループ全員に電話し、OR型では、各優先度の人から
1人を選択するようになっている。
【0043】システム状態等の条件成立にかかわる発信
条件は、条件登録画面を通じて行われ、図2の(1)式
に示すように、複数の事象値または条件値を論理演算子
でつないだ演算式により定義するようになっている。こ
こで、(1)式におけるA、B、Cは条件値、X、Y、
Zは事象値を示している。なおこれらはNOTで指定す
ることも可能になっている。発信条件を示す演算式は、
条件情報部180の有する条件データベースに登録され
る。条件の登録は条件登録画面を通じて行うようになっ
ている。条件データベースには、条件番号、条件名称、
演算式、条件成立時の動作が定義され登録される。
【0044】次に会話処理の登録等について説明する。
一般に、発信時には、接続が確立した後、相手に伝える
べき通話内容を発声し、相手からの応答を受け付け、終
了時の確認処理をし、終了の挨拶をする等の一連の会話
処理が行われる。電話発信システム100では、一連の
会話処理を予め定めた複数の会話要素の組み合わせによ
り構成するようになっている。会話要素として、録音、
結果受取、挨拶、固定メッセージ、事象値、条件値、ア
ナログ値、個人別アナログ値発声の各要素を設けてあ
る。
【0045】録音の会話要素は、会話を録音する処理で
ある。録音を指定する時は、録音の案内音声と、録音の
最大時間を指定するようになっている。録音の会話要素
においては、案内音声を発生する(但し、案内音声が
定義されている場合に限る)、録音を行う、何かキ
ーが押されたら録音を終了する、「これでよろしけれ
ば1、録音をし直す場合は2を押してください。」と述
べる、1が入力されたら録音を終了し、2が入力され
たら録音済みファイルを削除しへ戻る、無音時間が
T1秒続く場合には、録音を終了し、切断する、回線
が断したら、録音は終了し切断する、という一連の処理
が行われる。
【0046】結果受取の会話要素は、発信したメッセー
ジへの回答を受け取る処理であり、ここではキー入力を
受け付けるようになっている。結果受取の会話要素に
は、「了承」と「セールス」と「問合せ」の3種類があ
り、これらの中のいずれか1つを指定するようになって
いる。「了承」は、肯定、否定の応答を要求する終了手
順であり、「了解された場合は1、了解されない場合は
2、もう一度お聞きになりたい場合はそれ以外のキーを
押してください。」というメッセージを流し、キーの押
下を受け付けて、1または2の場合には押されたキーを
記録する処理を行うようになっている。
【0047】「セールス」は、興味の有無を問合せる終
了手順であり、「興味がお有りの場合は1、興味が無い
場合は2、もう一度お聞きになりたい場合はそれ以外の
キーを押してください。」というメッセージを流し、キ
ーの押下を受け付けて、1または2の場合には押された
キーを記録する処理を行うようになっている。「問合
せ」は、Yes/Noを問合せる終了手順である。「は
いのご回答の場合は1、いいえのご回答の場合は2、も
う一度お聞きになりたい場合はそれ以外のキーを押して
ください。」というメッセージを流し、キーの押下を受
け付けて、1または2の場合には押されたキーを記録す
る処理を行うようになっている。
【0048】挨拶の会話要素は、時間によって決まる挨
拶を述べる処理である。発信時刻によって「おはようご
ざいます。」、「こんにちは」、「こんばんは」、「夜
分に遅くすみません」のいずれかの挨拶メッセージを発
声するようになっている。
【0049】固定メッセージの会話要素は、指定された
音声ファイルを再生する処理である。事象値の会話要素
は、指定された録音データとN個の事象値(事象値の現
在値)を発声する処理である。すなわち、<事象名>+
「の状態は」+<状態>+「です。」と発声する。条件
値の会話要素は、指定された録音データとN個の条件の
現在値を発声する処理である。すなわち、<条件名>+
「の状態は」+<状態>+「です。」と発声する。
【0050】アナログ値の会話要素は、指定された録音
データとN個のアナログ値(アナログ・ポイントの現在
値)を発声する処理である。すなわち、<ポイント名>
+「の値は」+<値>+<単位>+「です。」と発声す
る。個人別アナログ値発声の会話要素は、指定された録
音データと、相手毎に1個のアナログ値を発声する処理
であり、指定されたアナログ配列ポイントの現在値を発
声する。すなわち、<ポイント名>+「の値は」+<値
>+<単位>+「です。」と発声する。
【0051】図3に示すように、発信するアプリケーシ
ョン内容の特定は、アプリケーション・パターン301
にパラメータを与えて発信アプリケーション302を定
義し、この発信アプリケーション302にいくつかのパ
ラメータを起動時に与えることで行うようになってい
る。
【0052】アプリケーション・パターンは、1または
2以上の任意の会話要素を一連の順に並べて、各会話要
素の入力値(パラメータ)を変数または定数で規定する
ものである。ここでは、アプリケーション・パターン
は、コードで実現してあり、アプリケーション・パター
ンの構成をユーザが変えることはできないようになって
いる。なお、アプリケーション・パターン自体は、開発
者向けに用意したアプリケーション・パターン登録画面
を通じて、各会話要素を組み合わせ、それらのパラメー
タの中で固定とすべきものを設定したり可変のパラメー
タのデフォルト値を設定したりすることで作成するよう
になっている。
【0053】発信アプリケーションは、1つのアプリケ
ーション・パターンの指定とこれに対してN個のパラメ
ータを与えることで定義される。発信アプリケーション
は、アプリケーション定義画面で定義し、定義内容は、
会話内容定義情報部140の中の発信アプリケーション
定義データベースに保存される。
【0054】発信アプリケーションでは、アプリケーシ
ョン番号と名称、挨拶および相手確認に関する定義、ア
プリケーション・パターン番号、アプリケーション・パ
ターンに与えるパラメータのうちアプリケーション定義
で与えるべきもの等が定義される。この段階でまだ与え
ていないパラメータ(アプリケーション定義の際にさら
に可変に設定したパラメータ)については、アプリケー
ションの起動時に定義される。すなわち、手動による発
信を行うとき、時刻指定での発信を登録するとき、条件
指定での発信を登録するときに、残りのパラメータ値を
与えるようになっている。
【0055】たとえば、以下の会話は典型的な通知の会
話である。 (1)「おはようございます」 (2)「こちらは、株式会社○○です。」 (3)「熊沢さんですね?」 (4)「そうであれば1、そうでなければ、それ以外の
キーを押してください。」 (5)「今日はグループミーティングがありますから、
8時に出社してください。」 (6)「了解の場合は1、そうでなければ2を押してく
ださい。」 (7)「連絡事項があれば、伝言を録音してくださ
い。」+録音+「これでよろしければ1、録音をし直す
場合は2を押してください。」 (8)「どうも、有難うございました。」 この会話処理は、(1)挨拶、(2)固定メッセージ、
(3)固定メッセージ、(4)結果受取、(5)固定メ
ッセージ、(6)結果受取、(7)録音、(8)固定メ
ッセージの順にこれらの会話要素を並べることで構成さ
れる。
【0056】ここで、発声内容等を固定的に定めても様
々なアプリケーションで共通に使用可能な会話要素につ
いては、そのパラメータをアプリケーション・パターン
において固定的に定める。上述の例では、(1)、
(6)、(7)については、発声するメッセージの内容
を含めてアプリケーション・パターンで定義してしま
う。
【0057】このアプリケーション・パターンを用いて
発信アプリケーションを定義する際には、アプリケーシ
ョン・パターンの番号と可変になっている残りのパラメ
ータを指定する。しかし、上記の(3)、(5)の会話
要素において発声するメッセージの内容は、相手方の名
前などでありアプリケーションの実行毎に変更すべきも
のである。そこで、発信アプリケーションを定義する段
階では、(2)と(4)の発声内容を特定するためのパ
ラメータを与え、(3)、(5)の会話要素に対するパ
ラメータは起動時に可変なものである旨を登録する。
【0058】なお、音声ファイルは、番号を付して予め
登録してあり、アプリケーション・パターンや発信アプ
リケーションの定義時や起動時においては、音声ファイ
ルの番号をパラメータとして与えることで発声内容を特
定するようになっている。
【0059】電話発信システム100では、既定のアプ
リケーション・パターンとして、図4〜図6に示すもの
を予め登録してある。図4は、指定された音声ファイル
を再生することを、指定されたグループ内の全員に行う
通知のアプリケーション・パターン(アプリケーション
・パターン番号=1)である。想定される用途には、た
とえば、(1)「課長へのお知らせです。」(2)「今
日はグループミーティングが有りますから、8時に出社
してください。」(3)「了解の場合は1、そうでなけ
れば2を押してください。」(4)「連絡事項があれ
ば、伝言を録音してください。」(5)録音(6)「こ
れでよろしければ1、録音をし直す場合は2を押してく
ださい。」(7)「どうも有難うございました。」とい
う内容を、指定グループ全員に電話する場合等である。
このアプリケーション・パターンを用いて発信アプリケ
ーションを定義する際には(2)以外の会話要素につい
てはパラメータを与え、(2)の会話要素については起
動時にパラメータを指定するように可変のファイル名に
するとよい。
【0060】図5は、指定された音声ファイルを再生
し、指定されたプロセス値(事象、条件、アナログ)の
値を、指定されたグループ内の全員に報告する状況報告
のアプリケーション・パターン(アプリケーション・パ
ターン番号=2)である。想定される用途には、たとえ
ば、(1)「状況報告を行います。」(2)「事務所の
状況を報告します。」(3)「[入口の扉]は[開いて
います]です。[人]は「居ません]です。[温度]は
[24][度]です。(4)「了解の場合は1、そうで
なければ2を押してください。」(5)「連絡事項があ
れば、伝言を録音してください。」(6)録音(7)
「これでよろしければ1、録音をし直す場合は2を押し
てください。」(8)「どうも有難うございました。」
という内容を、指定グループ全員に毎日、定刻に電話す
る場合等である。大括弧[]で囲まれた部分は、事象や
条件の現在値に応じて、実行時に同時的に変更される部
分である。
【0061】図6は、指定された音声ファイルを再生
し、指定されたプロセス値(事象、条件、アナログ)の
値を報告する個人別値通知のアプリケーション・パター
ン(アプリケーション・パターン番号=3)である。こ
のアプリケーション・パターンでは、指定されたグルー
プ内の全員に同じ本文と、相手毎に異なるポイントの値
を通知することができるようになっている。想定される
用途には、たとえば、(1)「報告を行います。」
(2)「あなたの勤務時間の状況を報告します。」
(3)「[実働時間]は[36.5][時間]でした。
(4)「了解の場合は1、そうでなければ2を押してく
ださい。」(5)「連絡事項があれば、伝言を録音して
ください。」(6)録音(7)「これでよろしければ
1、録音をし直す場合は2を押してください。」(8)
「どうも有難うございました。」という内容を、毎日、
または毎金曜日に行う場合等である。
【0062】また電話発信システム100には、図7に
示すような既定の発信アプリケーションを既定のアプリ
ケーション・パターンを利用して定義し、登録してあ
る。このうち、紹介の発信アプリケーションは、商品の
紹介を行うための会話処理であり、AppNo(アプリ
ケーション・パターン番号)が1のアプリケーション・
パターンを用いて定義したものである。
【0063】紹介の発信アプリケーションは、図8に示
すように定義されており、(1)「おはようございま
す」(2)「株式会社○○です。」と発声し、(3)
「当社では××を可能とするシステムを開発いたしまし
た。」と発声し、(4)「ご興味がお有りの場合は1、
ご興味がない場合は2、もう一度お聞きになりたい場合
はそれ以外のキーを押してください。」と発声して回答
の入力を受付け、(5)「当社へのメッセージがあれ
ば、録音してください。」と発声して、録音を実行し、
さらに「これでよろしければ1、録音をし直す場合は2
を押してください。」と発声し、入力が1であれば
(6)「有難うございました。」と発声して終了し、2
であれば録音の実行へ戻る、という会話処理が実行され
る。ここで(3)の本文の内容(音声ファイル)の指定
は、発信アプリケーションの起動時に受付けるようにな
っている。
【0064】指定ファイル再生の発信アプリケーション
は、図9に示すように定義されており、(1)「おはよ
うございます」(2)「株式会社○○です。」と発声
し、(3)「テスト音声です。」と発声し、(4)「了
解の場合は1、了解されない場合は2、もう一度お聞き
になりたい場合はそれ以外のキーを押してください。」
と発声して回答の入力を受付け、(5)「伝言があれ
ば、録音してください。」と発声して、録音を実行し、
さらに「これでよろしければ1、メッセージを再度録音
をし直したい場合は2を押してください。」と発声し、
入力が1であれば(6)「有難うございました。」と発
声して終了し、2であれば録音の実行へ戻る、という会
話処理が実行される。ここで(3)の本文の内容(音声
ファイル)の指定は、発信アプリケーションの起動時に
受付けるようになっている。
【0065】システム正常報告の発信アプリケーション
は、図10に示すように定義されており、(1)「おは
ようございます」(2)「株式会社○○です。」と発声
し、(3)「システムの状態を報告します。」と発声
し、(4)「[コンピュータヘルシ]は、[オン/オ
フ」です。[事象2]は、[オン/オフ]です。」と発
声し、(6)「[アナログ1]の値は、[120件]で
す。」と発声し、(7)「了解の場合は1、了解されな
い場合は2、もう一度お聞きになりたい場合はそれ以外
のキーを押してください。」と発声して回答の入力を受
付け、(8)「伝言があれば、録音してください。」と
発声して、録音を実行し、さらに「これでよろしければ
1、メッセージを再度録音をし直したい場合は2を押し
てください。」と発声し、入力が1であれば(9)「報
告を終わります。」と発声して終了し、2であれば録音
の実行へ戻る、という会話処理が実行される。ここで、
図10において条件値の報告のパラメータが「0」に設
定されているので、これに対応する処理はスキップされ
ている。なお録音に対するパラメータとして「無」を指
定すると録音の会話要素はスキップされるようになって
いる。
【0066】事務所状況報告の発信アプリケーション
は、図11に示すように定義されており、(1)「おは
ようございます」(2)「株式会社○○です。」と発声
し、(3)「事務所の状態を報告します。」と発声し、
(4)「[入口のドア]は[開/閉]です。[人間]は
「居ます/居ません]です。(6)[室温]の値は、
[23][度]です。(7)「了解の場合は1、了解さ
れない場合は2、もう一度お聞きになりたい場合はそれ
以外のキーを押してください。」と発声して回答の入力
を受付け、(9)入力が1であれば「報告を終わりま
す。」と発声して終了し、2であれば(3)の実行へ戻
る、という会話処理が実行される。大括弧[]で囲まれ
た発声内容は、ポイントの構成やそのときの状態によっ
て異なるものになる。
【0067】報告問合せの発信アプリケーションは、図
12に示すように定義されており、(1)「おはようご
ざいます」(2)「株式会社○○です。」と発声し、
(3)「現在の状況を報告してください。」と発声し、
(4)「了解の場合は1、了解されない場合は2、もう
一度お聞きになりたい場合はそれ以外のキーを押してく
ださい。」と発声して回答の入力を受付け、(5)「伝
言があれば、録音してください。」と発声して、録音を
実行し、さらに「これでよろしければ1、メッセージを
再度録音をし直したい場合は2を押してください。」と
発声し、入力が1であれば(6)「有難うございまし
た。」と発声して終了し、2であれば録音の実行へ戻
る、という会話処理が実行される。
【0068】次に、アプリケーション・パターン、発信
アプリケーション等へのパラメータ指定について説明す
る。アプリケーション・パターンは、実際には、図13
に示すように定義される。この例では、パラメータは、
整数パラメータが4個、実数パラメータが1個、文字パ
ラメータが無しになっている。変数欄は、「0」が未定
義を、「1」が固定を、「2」が可変を示している。
【0069】整数パラメータNo1は、音声ファイルを
指定するものであり、音声登録DBの音声番号で音声フ
ァイルを特定している。この場合、音声番号100のフ
ァイルは「システムの状況を報告します」という発声を
しているものとする。このデータは可変なので、アプリ
ケーション登録操作で変更でき、アプリケーション・パ
ターンに登録されている音声番号100は、デフォルト
値を示している。
【0070】整数パラメータNo2も同様で、音声番号
351のファイルを特定している。ここでは、音声番号
351のファイルは「システムは変です」という発声を
しているものとする。このデータは可変なので、アプリ
ケーション登録操作で変更でき、アプリケーション・パ
ターンに登録されている音声番号351は、デフォルト
値を示している。
【0071】整数パラメータNo3は、通話結果を受け
取る方法を指定するもので、結果受取=1で行うことを
表している。結果受取=1は、「了解された場合は1、
了解されない場合は2、もう一度お聞きになりたい場合
はそれ以外のキーを押してください。」と述べて、キー
入力を受付ける方法である。このとき受け取った値を、
この通話の結果として保存するようになっている。
【0072】整数パラメータNo4は、最後に、相手の
会話を録音するかどうかを表している。この場合には、
「0」が指定されているので、「録音しない」の設定に
なっている。なお、この値をどう解釈するかは、アプリ
ケーション・パターンを実行するプログラムに依存す
る。
【0073】整数パラメータNo5は、事象Noの1を
表す。ここでは、コンピュータが正常かどうかを、事象
1のデジタル値(デジタル・ポイント)に保存している
ものと想定している。このデータは可変なので、アプリ
ケーション登録操作で変更でき、アプリケーション・パ
ターンに登録されている事象1は、デフォルト値を示し
ている。
【0074】このようにアプリケーション・パターンで
は、すべてのパラメータの値を示しているが、変数が可
変のものについてはデフォルト値に過ぎず、発信アプリ
ケーションを定義する際や起動時にこれらの値を設定し
得るようになっている。
【0075】図13に示したアプリケーション・パター
ンの定義では、可変となっているパラメータは、整数値
の番号1、2、5と実数値の番号1の合計4個であるの
で、発信アプリケーションの定義では、これらに関して
パラメータの値を指定することになる。図14は、アプ
リケーション登録画面の表示内容およびアプリケーショ
ン定義DB(データベース)の登録内容を示したもので
ある。発信アプリケーションを定義するには、アプリケ
ーション・パターンの番号と名称とアプリケーション・
パターンで可変とされたパラメータを指定することにな
る。図14において、可変の欄が「Y」のものは、アプ
リケーションの起動時に値を設定することができるもの
であり、「N」のものは起動時に値を変更することはで
きないものである。
【0076】No1のパラメータは、音声Noで、アプ
リケーション・パターンのデフォルト値は100番であ
るが、発信アプリケーション定義では、これを「0」に
設定している。すなわち、このアプリケーションでは前
口上は述べないことになる。No2のパラメータは、音
声Noで、アプリケーション・パターンのデフォルト値
は351番であるが、発信アプリケーション定義では3
55番に設定し直してある。
【0077】整数パラメータNo6は、事象Noの1を
表す。ここでは、コンピュータが正常かどうかを、事象
1のデジタル値に保存しているものと想定している。こ
のデータは可変なので、アプリケーション登録操作で変
更でき、アプリケーション・パターンに登録されている
事象1は、デフォルト値を示している。
【0078】システムが正常である事を示すデジタル値
は、デフォルトでは、事象No=1であるが、この発信
アプリケーションでは、事象No=10を参照するよう
に設定してある。たとえば、事象No=10の事象名の
音声は「コンピュータ」である。また室温は、アナログ
No=1がデフォルトであるが、この発信アプリケーシ
ョンでは、アナログNo=5を参照するように変更して
ある。なお、このアナログ・ポイントのポイント名の音
声が「室温」になっている必要がある。
【0079】次に、アプリケーションを起動する際のパ
ラメータ設定について説明する。例えば予定登録で、起
動アプリケーションに、図14に示したNo10を選ぶ
と、画面に図15に示すような表示が行われ、本文につ
いての音声ファイルの番号を指定することができる。実
際には、ここで指定した音声(例では260)が本文の
データとして発声されることになる。このようにアプリ
ケーション・パターンで既定した可変のデフォルト値
は、発信アプリケーションの定義でさらには起動時のパ
ラメータ設定で変更されて最終的に特定されるようにな
っている。
【0080】次に作用を説明する。電話発信システム1
00を作動させる手順としては、まず、開発者や管理者
によりアプリケーション・パターンの登録を行う。この
とき、必要な音声ファイルの登録も行われる。次に、ア
プリケーションを用いて発信アプリケーションの定義が
行われる。また各種の音声ファイルの登録が行われる。
さらに、事象Noや条件Noの割り当て・定義が行われ
る。さらに発信者およびグループの登録を行う。これら
の前準備が終了すると、アプリケーションを登録するこ
とが可能になる。
【0081】手動発信の要求時、予定登録完了後(厳密
には、スケジュール監視開始時)、条件成立時には、発
信アプリケーションを実行するためのインスタンスが生
成される。インスタンスには、発信アプリケーションを
特定するためのアプリケーション番号と、起動時に設定
されたパラメータが記憶される。さらにインスタンスに
は通話相手を指定するためのグループが指定される。
【0082】インスタンスは、空きバッファキュー、時
刻到来待ちキュー、発信待ちキュー、発信中キュー、削
除待ちキューのいずれかのキューに挿入される。これら
5つのキューでキュー要素を持ち回ることで、インスタ
ンスを管理するようになっている。図16は、インスタ
ンスが生成されて発信処理が行われる様子を示してい
る。手動発信では、手動発信画面で、発信先のグループ
や発信アプリケーションを指定して発信要求が行われる
と、空きバッファキューから1つのインスタンス用のエ
リアを取得してグループ・インスタンスが生成され、こ
のインスタンスが直ちに、発信待ちキューに挿入され
る。回線が空くと、発信中になり、発信中キューに挿入
される。発信に成功すると、指定された会話処理を実行
し、これが完了すると回線を切断し、そのインスタンス
は削除待ちキューに入れられ、一定時間経過後に削除キ
ューから外され空きバッファキューに挿入される。
【0083】条件発生による発信の場合は、ある条件が
成立した時に、その条件によって発信するグループ・イ
ンスタンスが生成される。このインスタンスが、直ちに
発信待ちの状態になり、回線が空いていれば、発信中に
なる。発信に成功し会話処理の実行が終了して発信処理
が完了すると、インスタンスは削除待ちになり、一定時
間経過後、削除される。
【0084】時刻監視による発信の場合には、スケジュ
ールプロセスの開始時に、発信予定を記憶するデータベ
ースを調べて、データベースに存在する発信予定のう
ち、発信済みのものと、発信予定時刻を大幅に経過して
いるものを除いて、全てのグループのインスタンスを生
成する。すなわち、空きバッファキューからインスタン
ス用のエリアを取得してはインスタンスを生成して、時
刻到来待ちキューに挿入する。これらのインスタンス
は、未来の発信予定時刻を記憶しており、発信すべき時
刻が到来すると、時刻到来待ちキューから外されて発信
待ちキューに挿入される。
【0085】ここで繰り返しの発信が指定され、かつ繰
り返しの残り回数が存する場合には、発信待ちとなった
インスタンスを元に、新たに次の予定時刻を持ったイン
スタンスを生成し、これを時刻到来待ちキューに挿入す
る処理が行われる。繰り返しの残り回数が「0」の場合
には、新たなインスタンスを作成しない。
【0086】空き回線を確保して発信可能な状態になる
と、1つのインスタンスが発信待ちキューから外されて
発信中キューに挿入される。そして発信に成功すると、
指定された会話処理を実行する。こうして発信処理が完
了すると、インスタンスは削除待ちキューに挿入され、
一定時間経過後に削除され、空きバッファキューに挿入
される。
【0087】発信処理は、発信先のグループがAND型
で指定されている場合には、構成員全員に電話をし、O
R型の場合は、相手毎に定義された優先度に属する相手
一人以上について発信する。なお、ある一人の相手につ
いて登録されている1つの電話番号への発信がエラーで
終了すると、その相手について登録されている次の電話
番号に対する発信を試み、登録されている全ての電話番
号でエラーが生じると、その相手への発信がエラーとし
て扱われる。
【0088】本電話発信システム100では、複数の回
線を同時に使用して発信することが可能になっている。
あるインスタンスの発信先がAND型である場合には、
登録されているグループの構成員を順次取り出して、空
いている回線を全て順次割り当てる。OR型の場合は、
1つのインスタンスに対して、最大で優先度の数だけの
回線を同時に割り当てる。たとえば、図17に示すよう
に、3つの優先度に分けてグループ登録されている場合
には、最大で3本の回線を同時に割り当てることにな
る。
【0089】次に、着信処理について説明する。着信時
は、「株式会社○○でごさいます。ご用件に従ってメニ
ュー番号を入力してください。1は……、2は……、3
は……です。最後は#です。」のようなメッセージを出
力して、キー入力を待つ。そして入力された値に応じた
受信アプリケーション処理を実行するようになってい
る。そして、該当するアプリケーションの終了後、「ど
うもありがとうございました。」などの終了のメッセー
ジを流して切断するように動作する。
【0090】着信に行う受信アプリケーションには、
(1)デジタル・ポイントの値の応答と、(2)デジタ
ル・ポイントの値の設定と、(3)アナログ・データの
値の応答と、(4)アナログ・データの値の設定と、
(5)単純な留守番電話と、(6)伝言の録音と、
(7)伝言の変更と、(8)別の電話に通知する伝言の
録音と、(9)発信予定の変更と、(10)伝言を聞く
とがある。
【0091】(1)デジタル・ポイントの値の応答は、
指定したデジタル・ポイントのデジタル値を応答するも
のである。本処理では、事象番号の入力を受付け、入力
された事象番号に値を音声で相手方に返すようになって
いる。(2)デジタル・ポイントの値の設定は、遠隔か
ら電話を通じてデジタル・ポイントのデジタル値を設定
するものである。事象番号の選択を受付け、その事象の
現在値を調べて返答し、変更を要するか否かを問合せ、
変更する場合にはその値の入力を受付け、入力された値
に変更するという一連の処理を行うものである。
【0092】(3)アナログ・データの値の応答および
(4)アナログ・データの値の設定についは、デジタル
・ポイント値に代えてアナログ・ポイント値に対し、
(1)(2)と同様の処理が行われる。
【0093】(5)単純な留守番電話は、案内メッセー
ジを流し、録音をし、メッセージの内容がこれで良いか
否かの確認をとり、必要な場合には、再録音する等の処
理を行うものである。
【0094】(6)伝言の録音は、指定時刻に再生する
伝言を録音する処理である。案内情報を流した後、会話
を録音する。その後、再生時刻の指定を促す案内メッセ
ージを流し、再生時刻の指定を受付ける。再生時刻とし
ては、年月日および時分を受付ける場合と、時分のみを
受付ける場合がある。時分のみ受付けた場合には、最も
近いその時分が登録した際に再生処理が行われる。その
後、受付けた伝言の再生日時を音声で相手に流してその
確認を取るようになっている。(7)伝言の変更は、登
録済みの伝言を訂正するものである。
【0095】(8)別の電話に通知する伝言の録音で
は、案内情報を流した後、会話を録音する。その後、録
音内容を再生する日時の入力を受付け、さらに相手を指
定するか否かを問合せ、相手を指定する場合には、相手
の電話番号の入力を求めるようになっている。相手を複
数人指定することも可能になっている。そして、指定さ
れた日時に指定された相手に電話をし、先に録音した伝
言を流すようになっている。
【0096】たとえば、録音完了後、「録音内容を再生
する日付と時刻を指定してください。年、月、日を#で
区切って入力してください。時刻は4桁の数字で入力し
てください。一番近い時刻は、最初に#を付けて4桁の
数字で指定してください。日時を指定しない場合は、こ
のまま電話をお切りください」と述べる。たとえば、入
力されたものが、2#3#4#0823であれば、20
02年3月4日、8時23分を指定したことになる。ま
た#0940の場合には、一番近い9時40分を指定し
たことになる。
【0097】その後、「伝言は××年××月××日、×
×時××分に再生されます。これでよろしければ1、再
度日付を設定する場合は2を入力してください」のメッ
セージを流す。そして1が入力されたら「伝言をお伝え
する相手の電話番号を入力してください。最後に#を押
してください。」と発声する。
【0098】電話番号の入力が行われたら、「あなたの
指定した番号は×××××××です。電話番号を再度入
力する場合は9、同じ内容を別の方にも伝言する場合は
2、別の方が居ない場合には1を押してください。」と
述べる。別の方にも伝言すると指定された場合には、
「続けて電話番号を入力し、最後に#を押してくださ
い。」と述べ、必要な相手方全てについての電話番号の
入力を受付ける。
【0099】最後に、「この伝言を識別するキーは××
×××××です。この番号は忘れないように記録してく
ださい。識別キーを再度お聞きになりたい場合は1を押
してください。よろしければ、電話をお切りくださ
い。」とメッセージを流す。そして1が押されたら再
度、識別キーを通知し、タイムアウトの場合には通話を
切断する。その後、録音した伝言を指定の時刻に指定の
相手に電話して再生し、伝えるようになっている。
【0100】(9)発信予定の変更は、登録済みの発信
予定を変更する処理である。(10)伝言を聞くは、識
別キーの入力を問合せて該当する伝言を再生する処理で
ある。
【0101】以上説明した実施の形態では、アプリケー
ション・パターンに基づいて発信アプリケーションを定
義し、さらに起動時にパラメータの変更を受付けるよう
にしたが、複数の会話要素を組み合わせて会話処理を構
成するものであれば、会話処理の内容の特定方法は例示
したものに限定されない。たとえば、会話要素毎にオブ
ジェクトを用意し、これらのオブジェクトを組み合わせ
ることでアプリケーション・パターンやアプリケーショ
ンを構成するようにしてもよい。
【0102】また上記電話発信システムは、装置として
提供のほか、電話網に接続可能なコンピュータを、電話
発信システムとして機能させるためのプログラムとして
提供してもよい。
【0103】
【発明の効果】本発明にかかる電話発信システムによれ
ば、発信予定時刻の到来やシステムが特定状態になるな
どの発信条件の成立により、予め定められた発信先に電
話をし、所定の会話処理を実行するので、音声による定
時報告や異常報告等を自動で行うことが可能になる。
【0104】発信条件を演算式で表し、発信条件設定手
段が、この演算式を各項を構成する事象または条件値の
選択操作と、これらの事象や条件値同士を接続する論理
演算子の選択操作とを所定の条件登録画面を通じて受け
付けるように構成したものでは、複雑な発信条件の設定
を簡易な操作で行うことが可能になる。
【0105】会話処理を、1または2以上の会話要素の
組み合わせで構成したものでは、一連の会話処理を複数
の会話要素の組み合わせで容易に定義することが可能に
なる。雛型となる会話パターンをいくつか登録してお
き、会話パターンの指定とこれに含まれる会話要素に対
するパラメータ指定とを受け付けることによって会話処
理を定義するものでは、複雑な会話処理を容易に定義す
ることが可能になる。
【0106】さらに、発信予定情報を登録する際に、こ
れに含まれる会話処理が起動時にパラメータの設定可能
な会話要素を含むとき、これらパラメータの指定を受け
付けて実行用の会話処理を生成するものでは、会話処理
の内容を発信毎に個別対応させることを容易に行うこと
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電話発信システムの
機能構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る電話発信システムに
おける発信条件を指定するための演算式の一般式を示す
説明図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る電話発信システムに
おける発信アプリケーションの特定構造を示す説明図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態に係る電話発信システムに
おける既定のアプリケーション・パターンを示す説明図
である。
【図5】本発明の実施の形態に係る電話発信システムに
おける既定のアプリケーション・パターンを示す説明図
である。
【図6】本発明の実施の形態に係る電話発信システムに
おける既定のアプリケーション・パターンを示す説明図
である。
【図7】本発明の実施の形態に係る電話発信システムに
おける既定の発信アプリケーションを示す説明図であ
る。
【図8】本発明の実施の形態に係る電話発信システムに
おける既定の発信アプリケーションを示す説明図であ
る。
【図9】本発明の実施の形態に係る電話発信システムに
おける既定の発信アプリケーションを示す説明図であ
る。
【図10】本発明の実施の形態に係る電話発信システム
における既定の発信アプリケーションを示す説明図であ
る。
【図11】本発明の実施の形態に係る電話発信システム
における既定の発信アプリケーションを示す説明図であ
る。
【図12】本発明の実施の形態に係る電話発信システム
における既定の発信アプリケーションを示す説明図であ
る。
【図13】本発明の実施の形態に係る電話発信システム
におけるアプリケーション・パターンの構成を示す説明
図である。
【図14】本発明の実施の形態に係る電話発信システム
における発信アプリケーションの構成を示す説明図であ
る。
【図15】本発明の実施の形態に係る電話発信システム
における発信アプリケーションに与える起動時パラメー
タの一例を示す説明図である。
【図16】本発明の実施の形態に係る電話発信システム
におけるインスタンスの遷移を示す説明図である。
【図17】本発明の実施の形態に係る電話発信システム
におけるグループの登録状況の一例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
10…電話網 100…電話発信システム 110…発信予定情報部 120…スケジュール処理部 130…システム状態情報部 140…会話内容定義情報部 150…発信処理部 160…発信先定義情報部 170…会話内容録音部 180…条件情報部 301…アプリケーション・パターン 302…発信アプリケーション

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動発呼する電話発信システムにおいて、 発信条件と発信先と接続後に行うべき会話処理とを特定
    する発信予定情報を登録する発信予定登録手段と、 前記発信予定登録手段に登録されている発信予定情報の
    示す発信条件が成立したとき前記発信予定情報の示す発
    信先に電話し、前記発信予定情報の示す会話処理を実行
    する発信処理手段とを有することを特徴とする電話発信
    システム。
  2. 【請求項2】前記発信条件の1つに、発信予定時刻が含
    まれることを特徴とする請求項1に記載の電話発信シス
    テム。
  3. 【請求項3】前記発信条件の1つに、所定のシステムの
    状態が特定状態になることが含まれることを特徴とする
    請求項1または2に記載の電話発信システム。
  4. 【請求項4】前記発信条件は、複数の事象または条件値
    を論理演算子でつないだ演算式からなり、 前記発信条件の設定操作を受け付ける発信条件設定手段
    を有し、 前記発信条件設定手段は、前記事象または条件値の選択
    操作と、選択した事象または条件値同士を接続する論理
    演算子の選択操作とを所定の条件登録画面を通じて受け
    付けるものであることを特徴とする請求項1から3の何
    れかに記載の電話発信システム。
  5. 【請求項5】前記会話処理が、1または2以上の会話要
    素の組み合わせで構成されていることを特徴とする請求
    項1から4の何れかに記載の電話発信システム。
  6. 【請求項6】会話処理を構成する1または2以上の会話
    要素とこれらの処理順序とを表した会話パターンを登録
    する会話パターン登録手段と、 前記会話パターンの指定と当該会話パターンに含まれる
    会話要素に対するパラメータの指定とを受け付け、これ
    らに基づいて前記会話処理を定義する会話処理定義手段
    と、 会話処理定義手段によって定義された会話処理を登録す
    る会話処理登録手段とを有することを特徴とする請求項
    5に記載の電話発信システム。
  7. 【請求項7】前記発信予定登録手段は、登録する発信予
    定情報に含まれる会話処理が起動時にパラメータの設定
    可能な会話要素を含むとき、前記パラメータの指定を受
    け付けて実行用の会話処理を特定することを特徴とする
    請求項6に記載の電話発信システム。
  8. 【請求項8】前記会話要素として、予め登録された音声
    データに基づいて相手方に音声メッセージを送る会話要
    素と、相手方からの返事を判定する会話要素と、会話を
    録音する会話要素と、指定された事象の状態を相手方に
    音声で通知する会話要素の中の何れか1または2種以上
    のものを有することを特徴とする請求項5から7の何れ
    かに記載の電話発信システム。
  9. 【請求項9】留守番電話手段と転送手段とをさらに有
    し、 前記留守番電話手段は、相手方との会話を録音するとと
    もに、録音した会話の転送予定時刻と転送先の電話番号
    とを含む転送予約を受け付けるものであり、 前記転送手段は、前記留守番電話手段の録音した会話を
    その会話に対応する前記転送予約に基づいて、指定され
    た転送予定時刻に指定された転送先に転送するものであ
    ることを特徴とする請求項1から8の何れかに記載の電
    話発信システム。
  10. 【請求項10】留守番電話手段をさらに有し、 前記留守番電話手段は、相手方との会話を録音するとと
    もに、録音した会話の転送予定時刻と転送先の電話番号
    とを含む転送予約を受け付け、前記電話番号を前記発信
    先に、前記転送予定時刻を前記発信予定時刻に、かつ録
    音した会話の再生を前記会話処理に規定した前記発信予
    約情報を登録するものであることを特徴とする請求項1
    から8の何れかに記載の電話発信システム。
  11. 【請求項11】電話網に接続可能なコンピュータを、請
    求項1から10の何れかに記載の電話発信システムとし
    て機能させるためのプログラム。
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