JP2003085283A - 処方薬手配システム、処方薬手配方法、及び処方薬手配装置 - Google Patents

処方薬手配システム、処方薬手配方法、及び処方薬手配装置

Info

Publication number
JP2003085283A
JP2003085283A JP2001279453A JP2001279453A JP2003085283A JP 2003085283 A JP2003085283 A JP 2003085283A JP 2001279453 A JP2001279453 A JP 2001279453A JP 2001279453 A JP2001279453 A JP 2001279453A JP 2003085283 A JP2003085283 A JP 2003085283A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
prescription
patient
pharmacy
delivery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001279453A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Busujima
弘樹 毒島
Yuichi Tamaoki
裕一 玉置
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2001279453A priority Critical patent/JP2003085283A/ja
Publication of JP2003085283A publication Critical patent/JP2003085283A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 患者に対する処方薬入手のための負担を軽減
することができる処方薬手配システム、処方薬手配方
法、及び処方薬手配装置を得る。 【解決手段】 患者を示す患者情報、当該患者の住所を
示す住所情報、及び当該患者に対する処方薬の処方箋を
示す処方箋情報を複数の患者についてハードディスク2
6に記憶しておき、端末装置30により、処方薬を手配
する薬局を示す薬局情報及び当該処方薬を要求した患者
を示す要求患者情報を入力し、サーバ20により、要求
患者情報に対応する住所情報及び処方箋情報をハードデ
ィスク26から読み出し、当該処方箋情報と、当該処方
箋情報による処方薬の、読み出した住所情報が示す住所
への配達を指示する配達指示情報と、を薬局情報が示す
薬局に送信し、端末装置40により、サーバ20から送
信された処方箋情報及び配達指示情報を受信し、これら
の情報によって示される処方箋及び配達指示を表示す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、処方薬手配システ
ム、処方薬手配方法、及び処方薬手配装置に係り、より
詳しくは、患者に対する処方薬入手のための負担を軽減
することができる処方薬手配システム、処方薬手配方
法、及び処方薬手配装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、病院において医師により作成された処方箋による処
方薬を入手するには、処方箋が記載された専用用紙を患
者自身が病院指定の薬局に持参し、当該薬局に対して処
方箋に応じた処方薬を用意させて入手する、という方法
が一般的であり、病気や怪我等に苦しむ患者にとっては
大きな負担となっていた。
【0003】一方、このような患者に対する処方薬入手
の際の負担を軽減するために、病院から処方箋を示す情
報をファクシミリ装置によって病院指定の薬局に事前に
送信することにより、患者の当該薬局での待ち時間を短
縮する方法が採られている場合もあるが、いずれにして
も患者自身が薬局に出向くことに変わりはなく、患者に
とって大きな負担となっていた。
【0004】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、患者に対する処方薬入手のための負担を軽減する
ことができる処方薬手配システム、処方薬手配方法、及
び処方薬手配装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の処方薬手配システムは、患者を示す
患者情報、当該患者の住所を示す住所情報、及び当該患
者に対する処方薬の処方箋を示す処方箋情報を関連付け
て複数の患者について記憶した記憶手段と、処方薬を手
配する薬局を示す薬局情報及び当該処方薬を要求した患
者を示す要求患者情報を入力する入力装置と、前記要求
患者情報に対応する前記住所情報及び前記処方箋情報を
前記記憶手段から読み出す読出手段、及び前記読出手段
によって読み出された前記処方箋情報と当該処方箋情報
による処方薬の前記読出手段によって読み出された前記
住所情報によって示される住所への配達を指示する配達
指示情報とを前記薬局情報によって示される薬局に送信
する送信手段を備えた処方薬手配装置と、各々複数の薬
局に設けられると共に、前記送信手段によって送信され
た前記処方箋情報及び前記配達指示情報を受信する受信
手段、及び前記受信手段によって受信された前記処方箋
情報及び前記配達指示情報によって各々示される処方箋
及び配達指示を提示する提示手段を備えた複数の処方箋
提示装置と、を含むものである。
【0006】請求項1記載の処方薬手配システムによれ
ば、記憶手段により、患者を示す患者情報、当該患者の
住所を示す住所情報、及び当該患者に対する処方薬の処
方箋を示す処方箋情報が関連付けられて複数の患者につ
いて記憶される。
【0007】なお、上記記憶手段としては、RAM(Ra
ndom Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、
EEPROM(Electrically Erasable and Programmab
le Read Only Memory)、フラッシュEEPROM(Fla
sh EEPROM)等の記憶素子、フロッピィディスク、CD
−R(Compact Disc-Recordable)、CD−RW(Compa
ct Disc-ReWritable)、光磁気ディスク、磁気テープ等
の可搬記録媒体やハードディスク等の固定記録媒体、或
いはネットワークに接続されたサーバ・コンピュータ等
に設けられた外部記憶装置等を用いることができる。
【0008】また、上記患者情報には、患者の名前の
他、患者毎に異なる情報として割り振られたID(Iden
tification)番号等の識別情報等が含まれ、上記処方箋
情報には、処方する薬の名称、処方する薬の分量、服用
時期、及び服用期間等の情報が含まれる。
【0009】また、本発明では、処方薬を手配する薬局
を示す薬局情報及び当該処方薬を要求した患者を示す要
求患者情報が入力装置によって入力される。
【0010】なお、上記薬局情報には、薬局名の他、薬
局毎に異なる情報として割り振られたID番号等の識別
情報が含まれ、上記要求患者情報には、患者の名前の
他、患者毎に異なる情報として割り振られたID番号等
の識別情報等が含まれる。また、上記入力装置には、キ
ーボード、マウス、タブレット等の各種情報入力のため
の装置を備えたパーソナル・コンピュータ、PDA(Pe
rsonal Digital Assistant;携帯情報端末)等の情報端
末装置が含まれる。
【0011】ここで、本発明では、処方薬手配装置によ
り、読出手段によって上記要求患者情報に対応する上記
住所情報及び処方箋情報が記憶手段から読み出され、読
出手段によって読み出された処方箋情報と、当該処方箋
情報による処方薬の読出手段によって読み出された住所
情報によって示される住所への配達を指示する配達指示
情報と、が送信手段によって薬局情報により示される薬
局に送信される。なお、上記送信手段による処方箋情報
及び配達指示情報の送信としては、インターネット、公
衆電話網等を利用した有線による送信や、電波、赤外線
等を利用した無線による送信等を適用することができ
る。
【0012】一方、本発明では、各々複数の薬局に設け
られた複数の処方箋提示装置により、送信手段によって
送信された処方箋情報及び配達指示情報が受信手段によ
り受信され、受信された処方箋情報及び配達指示情報に
よって各々示される処方箋及び配達指示が提示手段によ
って提示される。なお、上記提示手段には、CRTディ
スプレイ、液晶ディスプレイ等の表示装置の他、受信さ
れた処方箋情報及び配達指示情報によって各々示される
処方箋及び配達指示を印刷する画像形成装置(プリン
タ)等が含まれる。
【0013】提示手段によって処方箋及び配達指示が提
示された薬局では、当該処方箋による処方薬を薬剤師が
用意すると共に、当該薬局に所属する薬剤師や局員等が
上記住宅情報によって示される住所に用意した処方薬を
配達する。
【0014】なお、上記配達指示情報としては、処方薬
の上記住所情報によって示される住所への配達を指示す
る旨のメッセージ情報の他、上記住所情報が受信された
ときに当該住所情報によって示される住所に処方薬を配
達するものと事前に取り決められている場合には、単に
上記住所情報のみを適用することもできる。
【0015】すなわち、本発明では、患者からの要求に
応じて当該患者に対する処方薬の処方箋情報を薬局に送
信すると共に、当該処方箋情報による処方薬の当該患者
の自宅への配達を指示する配達指示情報を、処方箋情報
を送信した薬局に送信することによって処方薬を患者の
自宅まで配達するようにしており、これによって、患者
が当該薬局に出向くことなく処方薬を入手することがで
き、この結果として、患者に対する処方薬入手のための
負担を軽減することができる。
【0016】また、本発明では、患者自身によって処方
薬を手配する薬局を選択することも可能であるので、当
該薬局として患者の自宅に最も近い薬局を選択すること
により、短時間に処方薬を入手することができ、処方薬
の入手時間の遅延による処方薬投与時間の遅延を最小限
に抑えることができ、この結果として患者に対する処方
薬投与時間の遅延に起因する肉体的な負担も軽減するこ
とができる。また、当該薬局として処方薬の価格が低い
薬局を選択することにより、患者に対する経済的な負担
を軽減することもできる。
【0017】このように請求項1に記載の処方薬手配シ
ステムによれば、患者を示す患者情報、当該患者の住所
を示す住所情報、及び当該患者に対する処方薬の処方箋
を示す処方箋情報を関連付けて複数の患者について記憶
手段に記憶しておき、入力装置により、処方薬を手配す
る薬局を示す薬局情報及び当該処方薬を要求した患者を
示す要求患者情報を入力し、処方薬手配装置により、要
求患者情報に対応する住所情報及び処方箋情報を記憶手
段から読み出し、読み出した処方箋情報と、当該処方箋
情報による処方薬の、読み出した住所情報によって示さ
れる住所への配達を指示する配達指示情報と、を薬局情
報によって示される薬局に送信し、各々複数の薬局に設
けられた複数の処方箋提示装置により、処方薬手配装置
によって送信された処方箋情報及び配達指示情報を受信
し、受信した処方箋情報及び配達指示情報によって各々
示される処方箋及び配達指示を提示しているので、患者
に対する処方薬入手のための負担を軽減することができ
る。
【0018】一方、請求項2記載の処方薬手配システム
は、請求項1記載の発明において、前記記憶手段に、処
方薬の配達を手配する宅配業者を示す宅配業者情報を更
に記憶し、前記送信手段は、前記読出手段によって読み
出された前記処方箋情報を前記薬局情報によって示され
る薬局に送信すると共に、前記配達指示情報を前記薬局
に代えて前記宅配業者情報によって示される宅配業者に
送信するものである。
【0019】請求項2記載の処方薬手配システムによれ
ば、記憶手段によって処方薬の配達を手配する宅配業者
を示す宅配業者情報が更に記憶され、処方薬手配装置に
おける送信手段により、読出手段によって読み出された
処方箋情報が薬局情報によって示される薬局に送信され
ると共に、上記配達指示情報が宅配業者情報によって示
される宅配業者に送信される。
【0020】上記配達指示情報を受信した宅配業者で
は、上記薬局情報によって示される薬局に用意された処
方薬を受け取りに行き、受け取った処方薬を上記住宅情
報によって示される住所に配達する。従って、上記配達
指示情報には上記薬局情報も含める必要がある。
【0021】このように請求項2に記載の処方薬手配シ
ステムによれば、請求項1記載の発明と同様の効果を奏
することができると共に、配達指示情報を宅配業者に送
信しているので、薬局の局員が処方薬を患者宅に配達す
る場合に比較して、薬局に対する負担を軽減することが
できる。
【0022】また、請求項3記載の処方薬手配システム
は、請求項1又は請求項2記載の発明において、前記配
達指示情報による指示に応じて処方薬を配達する配達者
により所持されると共に、前記処方薬の配達先への配達
が完了したときに処方薬の受取人が前記要求患者情報に
よって示される患者であることを確認するための確認情
報を送信する確認情報送信装置を更に含み、前記処方薬
手配装置に、前記確認情報を受信する確認情報受信手
段、及び前記確認情報受信手段によって受信された前記
確認情報に基づいて前記処方薬の受取人が前記要求患者
情報によって示される患者であることを確認する確認手
段を更に設けたものである。
【0023】請求項3記載の処方薬手配システムによれ
ば、配達指示情報による指示に応じて処方薬を配達する
配達者により所持された確認情報送信装置により、処方
薬の配達先への配達が完了したときに処方薬の受取人が
上記要求患者情報によって示される患者であることを確
認するための確認情報が送信され、処方薬手配装置によ
り、確認情報が確認情報受信手段によって受信され、受
信された確認情報に基づいて処方薬の受取人が上記要求
患者情報によって示される患者であることが確認手段に
よって確認される。
【0024】このように請求項3に記載の処方薬手配シ
ステムによれば、請求項1又は請求項2記載の発明と同
様の効果を奏することができると共に、配達指示情報に
よる指示に応じて処方薬を配達する配達者により所持さ
れた確認情報送信装置により、処方薬の配達先への配達
が完了したときに処方薬の受取人が要求患者情報によっ
て示される患者であることを確認するための確認情報を
送信し、処方薬手配装置により、確認情報を受信し、受
信した確認情報に基づいて処方薬の受取人が要求患者情
報によって示される患者であることを確認しているの
で、処方薬を要求した患者に対して確実に当該処方薬を
配達することができる。
【0025】なお、請求項4記載の発明のように、請求
項3記載の発明における前記確認情報を、前記受取人の
サインを示す画像情報、前記受取人の押印による印影を
示す画像情報、及び前記受取人の指紋を示す画像情報の
少なくとも1つとすることが好ましい。
【0026】上記確認情報を受取人のサインを示す画像
情報、及び受取人の押印による印影を示す画像情報の少
なくとも一方とした場合は、現状の宅配サービス等にお
ける受取人確認の際と同様の行為によって受取人を確認
することができるので、受取人の抵抗感を少なくするこ
とができる。また、上記確認情報を受取人の指紋を示す
画像情報とした場合には、受取人の確認を高精度で行な
うことができる。
【0027】また、請求項5記載の処方薬手配システム
は、請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の発明にお
いて、前記入力装置を、前記複数の患者の各々に所持さ
れ、かつ所持している患者を特定できる患者特定情報を
記憶した記憶媒体に記憶されている前記患者特定情報を
前記要求患者情報として読み取って入力するものとした
ものである。
【0028】請求項5記載の処方薬手配システムによれ
ば、入力装置により、上記複数の患者の各々に所持さ
れ、かつ所持している患者を特定できる患者特定情報を
記憶した記憶媒体に記憶されている患者特定情報が上記
要求患者情報として読み取られて入力される。なお、上
記記憶媒体には、磁気カード、IC(Integrated Circu
it)カード等が含まれる。
【0029】このように請求項5に記載の処方薬手配シ
ステムによれば、請求項1乃至請求項4の何れか1項記
載の発明と同様の効果を奏することができると共に、複
数の患者の各々に所持され、かつ所持している患者を特
定できる患者特定情報を記憶した記憶媒体に記憶されて
いる患者特定情報を要求患者情報として読み取って入力
しているので、要求患者情報を入力する際の負担を軽減
することができる。
【0030】更に、請求項6記載の処方薬手配システム
は、請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の発明にお
いて、前記薬局への前記処方箋情報の送信に対する課金
処理、及び前記患者への処方薬の配達に対する課金処理
の少なくとも一方の処理を行う課金処理手段を更に含む
ものである。
【0031】請求項6記載の発明によれば、課金処理手
段によって薬局への処方箋情報の送信に対する課金処
理、及び患者への処方薬の配達に対する課金処理の少な
くとも一方の処理が行われる。
【0032】このように、請求項6記載の処方薬手配シ
ステムによれば、請求項1乃至請求項5の何れか1項記
載の発明と同様の効果を奏することができると共に、薬
局への処方箋情報の送信に対する課金処理、及び患者へ
の処方薬の配達に対する課金処理の少なくとも一方の処
理を行っているので、薬局への処方箋情報の送信、及び
患者への処方薬の配達の少なくとも一方に対する対価を
得ることができる。
【0033】一方、上記目的を達成するために、請求項
7記載の処方薬手配方法は、患者を示す患者情報、当該
患者の住所を示す住所情報、及び当該患者に対する処方
薬の処方箋を示す処方箋情報を関連付けて複数の患者に
ついて記憶手段に記憶しておき、入力装置により、処方
薬を手配する薬局を示す薬局情報及び当該処方薬を要求
した患者を示す要求患者情報を入力し、処方薬手配装置
により、前記要求患者情報に対応する前記住所情報及び
前記処方箋情報を前記記憶手段から読み出し、読み出し
た前記処方箋情報と当該処方箋情報による処方薬の、読
み出した前記住所情報によって示される住所への配達を
指示する配達指示情報とを前記薬局情報によって示され
る薬局に送信し、各々複数の薬局に設けられた複数の処
方箋提示装置により、前記処方薬手配装置によって送信
された前記処方箋情報及び前記配達指示情報を受信し、
受信した前記処方箋情報及び前記配達指示情報によって
各々示される処方箋及び配達指示を提示するものであ
る。
【0034】処方箋及び配達指示が提示された薬局で
は、当該処方箋による処方薬を薬剤師が用意すると共
に、当該薬局に所属する薬剤師や局員等が上記住宅情報
によって示される住所に用意した処方薬を配達する。
【0035】なお、上記記憶手段としては、RAM、R
OM、EEPROM、フラッシュEEPROM等の記憶
素子、フロッピィディスク、CD−R、CD−RW、光
磁気ディスク、磁気テープ等の可搬記録媒体やハードデ
ィスク等の固定記録媒体、或いはネットワークに接続さ
れたサーバ・コンピュータ等に設けられた外部記憶装置
等を用いることができる。また、上記患者情報には、患
者の名前の他、患者毎に異なる情報として割り振られた
ID番号等の識別情報等が含まれ、上記処方箋情報に
は、処方する薬の名称、処方する薬の分量、服用時期、
服用期間等が含まれる。また、上記薬局情報には、薬局
名の他、薬局毎に異なる情報として割り振られたID番
号等の識別情報が含まれ、上記要求患者情報には、患者
の名前の他、患者毎に異なる情報として割り振られたI
D番号等の識別情報等が含まれる。
【0036】また、上記入力装置には、キーボード、マ
ウス、タブレット等の各種情報入力のための装置を備え
たパーソナル・コンピュータ、PDA等の情報端末装置
が含まれる。
【0037】また、上記配達指示情報としては、処方薬
の上記住所情報によって示される住所への配達を指示す
る旨のメッセージ情報の他、上記住所情報が受信された
ときに当該住所情報によって示される住所に処方薬を配
達するものと事前に取り決められている場合には、単に
上記住所情報のみを適用することもできる。
【0038】また、上記処方箋情報及び上記配達指示情
報の送信としては、インターネット、公衆電話網等を利
用した有線による送信や、電波、赤外線等を利用した無
線による送信を適用することができる。
【0039】更に、上記処方箋提示装置による処方箋及
び配達指示の提示は、CRTディスプレイ、液晶ディス
プレイ等の表示装置の表示による提示の他、受信された
処方箋情報及び配達指示情報によって各々示される処方
箋及び配達指示を印刷する画像形成装置の印刷による提
示が含まれる。
【0040】このように請求項7に記載の処方薬手配方
法によれば、請求項1記載の発明と同様に作用するの
で、請求項1記載の発明と同様に、患者に対する処方薬
入手のための負担を軽減することができる。
【0041】また、請求項8記載の処方薬手配方法は、
請求項7記載の発明において、前記記憶手段に、処方薬
の配達を手配する宅配業者を示す宅配業者情報を更に記
憶し、前記処方薬手配装置は、前記読み出した前記処方
箋情報を前記薬局情報によって示される薬局に送信する
と共に、前記配達指示情報を前記薬局に代えて前記宅配
業者情報によって示される宅配業者に送信するものであ
る。
【0042】なお、上記配達指示情報を受信した宅配業
者では、上記薬局情報によって示される薬局に用意され
た処方薬を受け取りに行き、受け取った処方薬を上記住
宅情報によって示される住所に配達する。従って、上記
配達指示情報には上記薬局情報も含める必要がある。
【0043】このように請求項8に記載の処方薬手配方
法によれば、請求項7記載の発明と同様の効果を奏する
ことができると共に、請求項2記載の発明と同様に作用
するので、請求項2記載の発明と同様に、薬局の局員が
処方薬を患者宅に配達する場合に比較して、薬局に対す
る負担を軽減することができる。
【0044】また、請求項9記載の処方薬手配方法は、
請求項7又は請求項8記載の発明において、前記配達指
示情報による指示に応じて処方薬を配達する配達者によ
り所持された確認情報送信装置により、前記処方薬の配
達先への配達が完了したときに処方薬の受取人が前記要
求患者情報によって示される患者であることを確認する
ための確認情報を送信し、前記処方薬手配装置により、
前記確認情報を受信し、受信した前記確認情報に基づい
て前記処方薬の受取人が前記要求患者情報によって示さ
れる患者であることを確認するものである。
【0045】このように請求項9に記載の処方薬手配方
法によれば、請求項7又は請求項8記載の発明と同様の
効果を奏することができると共に、請求項3記載の発明
と同様に作用するので、請求項3記載の発明と同様に、
処方薬を要求した患者に対して確実に当該処方薬を配達
することができる。
【0046】なお、請求項10記載の発明のように、請
求項9記載の発明における前記確認情報を、前記受取人
のサインを示す画像情報、前記受取人の押印による印影
を示す画像情報、及び前記受取人の指紋を示す画像情報
の少なくとも1つとすることが好ましい。上記確認情報
を受取人のサインを示す画像情報、及び受取人の押印に
よる印影を示す画像情報の少なくとも一方とした場合
は、現状の宅配サービス等における受取人確認の際と同
様の行為によって受取人を確認することができるので、
受取人の抵抗感を少なくすることができる。また、上記
確認情報を受取人の指紋を示す画像情報とした場合に
は、受取人の確認を高精度で行なうことができる。
【0047】また、請求項11記載の処方薬手配方法
は、請求項7乃至請求項10の何れか1項記載の発明の
前記入力装置を、前記複数の患者の各々に所持され、か
つ所持している患者を特定できる患者特定情報を記憶し
た記憶媒体に記憶されている前記患者特定情報を前記要
求患者情報として読み取って入力するものとしたもので
ある。なお、上記記憶媒体には、磁気カード、ICカー
ド等が含まれる。
【0048】このように請求項11に記載の処方薬手配
方法によれば、請求項7乃至請求項10の何れか1項記
載の発明と同様の効果を奏することができると共に、請
求項5記載の発明と同様に作用するので、請求項5記載
の発明と同様に、要求患者情報を入力する際の負担を軽
減することができる。
【0049】更に、請求項12記載の処方薬手配方法
は、請求項7乃至請求項11の何れか1項記載の発明に
おいて、前記薬局への前記処方箋情報の送信に対する課
金処理、及び前記患者への処方薬の配達に対する課金処
理の少なくとも一方の処理を行うものである。
【0050】このように、請求項12記載の処方薬手配
方法によれば、請求項7乃至請求項11の何れか1項記
載の発明と同様の効果を奏することができると共に、請
求項6記載の発明と同様に作用するので、請求項6記載
の発明と同様に、薬局への処方箋情報の送信、及び患者
への処方薬の配達の少なくとも一方に対する対価を得る
ことができる。
【0051】一方、上記目的を達成するために、請求項
13記載の処方薬手配装置は、患者を示す患者情報、当
該患者の住所を示す住所情報、及び当該患者に対する処
方薬の処方箋を示す処方箋情報を関連付けて複数の患者
について記憶した記憶手段と、処方薬を要求した患者を
示す要求患者情報によって示される患者を示す前記患者
情報に対応する前記住所情報及び前記処方箋情報を前記
記憶手段から読み出す読出手段と、前記読出手段によっ
て読み出された前記処方箋情報と当該処方箋情報による
処方薬の前記読出手段によって読み出された前記住所情
報によって示される住所への配達を指示する配達指示情
報とを処方薬を手配する薬局を示す薬局情報によって示
される薬局に送信する送信手段と、を備えている。
【0052】請求項13記載の処方薬手配装置によれ
ば、記憶手段により、患者を示す患者情報、当該患者の
住所を示す住所情報、及び当該患者に対する処方薬の処
方箋を示す処方箋情報が関連付けられて複数の患者につ
いて記憶される。
【0053】なお、上記記憶手段としては、RAM、R
OM、EEPROM、フラッシュEEPROM等の記憶
素子、フロッピィディスク、CD−R、CD−RW、光
磁気ディスク、磁気テープ等の可搬記録媒体やハードデ
ィスク等の固定記録媒体、或いはネットワークに接続さ
れたサーバ・コンピュータ等に設けられた外部記憶装置
等を用いることができる。
【0054】また、上記患者情報には、患者の名前の
他、患者毎に異なる情報として割り振られたID番号等
の識別情報等が含まれ、上記処方箋情報には、処方する
薬の名称、処方する薬の分量、服用時期、服用期間等が
含まれる。
【0055】また、本発明では、処方薬を要求した患者
を示す要求患者情報によって示される患者を示す上記患
者情報に対応する上記住所情報及び上記処方箋情報が読
出手段によって記憶手段から読み出され、読出手段によ
って読み出された処方箋情報と、当該処方箋情報による
処方薬の、読出手段によって読み出された住所情報によ
って示される住所への配達を指示する配達指示情報と、
が処方薬を手配する薬局を示す薬局情報によって示され
る薬局に送信手段によって送信される。
【0056】なお、上記薬局情報には、薬局名の他、薬
局毎に異なる情報として割り振られたID番号等の識別
情報が含まれ、上記要求患者情報には、患者の名前の
他、患者毎に異なる情報として割り振られたID番号等
の識別情報が含まれる。
【0057】また、上記送信手段による処方箋情報及び
配達指示情報の送信としては、インターネット、公衆電
話網等を利用した有線による送信や、電波、赤外線等を
利用した無線による送信を適用することができる。
【0058】処方箋情報及び配達指示情報が送信された
薬局では、当該処方箋情報による処方薬を薬剤師が用意
すると共に、当該薬局に所属する薬剤師や局員等が上記
住宅情報によって示される住所に用意した処方薬を配達
する。
【0059】なお、上記配達指示情報としては、処方薬
の上記住所情報によって示される住所への配達を指示す
る旨のメッセージ情報の他、上記住所情報が受信された
ときに当該住所情報によって示される住所に処方薬を配
達するものと事前に取り決められている場合には、単に
上記住所情報のみを適用することもできる。
【0060】すなわち、本発明では、患者からの要求に
応じて当該患者に対する処方薬の処方箋情報を薬局に送
信すると共に、当該処方箋情報による処方薬の当該患者
の自宅への配達を指示する配達指示情報を、処方箋情報
を送信した薬局に送信することによって処方薬を患者の
自宅まで配達するようにしており、これによって、患者
が当該薬局に出向くことなく処方薬を入手することがで
き、この結果として、患者に対する処方薬入手のための
負担を軽減することができる。
【0061】また、本発明では、患者自身によって処方
薬を手配する薬局を選択することも可能であるので、当
該薬局として患者の自宅に最も近い薬局を選択すること
により、短時間に処方薬を入手することができ、処方薬
の入手時間の遅延による処方薬投与時間の遅延を最小限
に抑えることができ、この結果として患者に対する処方
薬投与時間の遅延に起因する肉体的な負担も軽減するこ
とができる。また、当該薬局として処方薬の価格が低い
薬局を選択することにより、患者に対する経済的な負担
を軽減することもできる。
【0062】このように請求項13に記載の処方薬手配
装置によれば、患者を示す患者情報、当該患者の住所を
示す住所情報、及び当該患者に対する処方薬の処方箋を
示す処方箋情報を関連付けて複数の患者について記憶手
段に記憶しておき、処方薬を要求した患者を示す要求患
者情報によって示される患者を示す患者情報に対応する
住所情報及び処方箋情報を記憶手段から読み出し、読み
出した処方箋情報と、当該処方箋情報による処方薬の、
読み出した住所情報によって示される住所への配達を指
示する配達指示情報と、を処方薬を手配する薬局を示す
薬局情報によって示される薬局に送信しているので、患
者に対する処方薬入手のための負担を軽減することがで
きる。
【0063】一方、請求項14記載の処方薬手配装置
は、請求項13記載の発明において、前記記憶手段に、
処方薬の配達を手配する宅配業者を示す宅配業者情報を
更に記憶し、前記送信手段は、前記読出手段によって読
み出された前記処方箋情報を前記薬局情報によって示さ
れる薬局に送信すると共に、前記配達指示情報を前記薬
局に代えて前記宅配業者情報によって示される宅配業者
に送信するものである。
【0064】請求項14記載の処方薬手配装置によれ
ば、記憶手段によって処方薬の配達を手配する宅配業者
を示す宅配業者情報が更に記憶され、送信手段により、
読出手段によって読み出された処方箋情報が薬局情報に
よって示される薬局に送信されると共に、上記配達指示
情報が上記宅配業者情報によって示される宅配業者に送
信される。
【0065】上記配達指示情報を受信した宅配業者で
は、上記薬局情報によって示される薬局に用意された処
方薬を受け取りに行き、受け取った処方薬を上記住宅情
報によって示される住所に配達する。従って、上記配達
指示情報には上記薬局情報も含める必要がある。
【0066】このように請求項14に記載の処方薬手配
装置によれば、請求項13記載の発明と同様の効果を奏
することができると共に、配達指示情報を宅配業者に送
信しているので、薬局の局員が処方薬を患者宅に配達す
る場合に比較して、薬局に対する負担を軽減することが
できる。
【0067】また、請求項15記載の処方薬手配装置
は、請求項13又は請求項14記載の発明において、前
記配達指示情報による指示に応じて処方薬を配達する配
達者により前記処方薬の配達先への配達が完了したとき
に当該配達者により送信された、処方薬の受取人が前記
要求患者情報によって示される患者であることを確認す
るための確認情報を受信する確認情報受信手段と、前記
確認情報受信手段によって受信された前記確認情報に基
づいて前記処方薬の受取人が前記要求患者情報によって
示される患者であることを確認する確認手段と、を更に
備えたものである。
【0068】請求項15記載の処方薬手配装置によれ
ば、上記配達指示情報による指示に応じて処方薬を配達
する配達者により処方薬の配達先への配達が完了したと
きに当該配達者により送信された、処方薬の受取人が上
記要求患者情報によって示される患者であることを確認
するための確認情報が確認情報受信手段によって受信さ
れ、受信された確認情報に基づいて処方薬の受取人が上
記要求患者情報によって示される患者であることが確認
手段によって確認される。
【0069】このように請求項15に記載の処方薬手配
装置によれば、請求項13又は請求項14記載の発明と
同様の効果を奏することができると共に、配達指示情報
による指示に応じて処方薬を配達する配達者により処方
薬の配達先への配達が完了したときに当該配達者により
送信された、処方薬の受取人が要求患者情報によって示
される患者であることを確認するための確認情報を受信
し、受信した確認情報に基づいて処方薬の受取人が要求
患者情報によって示される患者であることを確認してい
るので、処方薬を要求した患者に対して確実に当該処方
薬を配達することができる。
【0070】なお、請求項16記載の発明のように、請
求項15記載の発明における前記確認情報を、前記受取
人のサインを示す画像情報、前記受取人の押印による印
影を示す画像情報、及び前記受取人の指紋を示す画像情
報の少なくとも1つとすることが好ましい。
【0071】上記確認情報を受取人のサインを示す画像
情報、及び受取人の押印による印影を示す画像情報の少
なくとも一方とした場合は、現状の宅配サービス等にお
ける受取人確認の際と同様の行為によって受取人を確認
することができるので、受取人の抵抗感を少なくするこ
とができる。また、上記確認情報を受取人の指紋を示す
画像情報とした場合には、受取人の確認を高精度で行な
うことができる。
【0072】更に、請求項17記載の処方薬手配装置
は、請求項13乃至請求項16の何れか1項記載の発明
において、前記薬局への前記処方箋情報の送信に対する
課金処理、及び前記患者への処方薬の配達に対する課金
処理の少なくとも一方の処理を行う課金処理手段を更に
備えたものである。
【0073】請求項17記載の発明によれば、課金処理
手段によって薬局への処方箋情報の送信に対する課金処
理、及び患者への処方薬の配達に対する課金処理の少な
くとも一方の処理が行われる。
【0074】このように、請求項17記載の処方薬手配
装置によれば、請求項13乃至請求項16の何れか1項
記載の発明と同様の効果を奏することができると共に、
薬局への処方箋情報の送信に対する課金処理、及び患者
への処方薬の配達に対する課金処理の少なくとも一方の
処理を行っているので、薬局への処方箋情報の送信、及
び患者への処方薬の配達の少なくとも一方に対する対価
を得ることができる。
【0075】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
【0076】〔第1実施形態〕まず、図1を参照して、
本実施の形態に係る処方薬手配システム10の構成を説
明する。
【0077】同図に示すように、本実施の形態に係る処
方薬手配システム10は、処方薬手配システム10を管
理するシステム管理センタが所有するサーバ20と、処
方薬手配システム10を利用すべくシステム管理センタ
と所定の契約を締結した複数の病院が各々所有する複数
の端末装置30と、処方薬手配システム10を利用すべ
くシステム管理センタと所定の契約を締結した複数の薬
局が各々所有する複数の端末装置40と、処方薬手配シ
ステム10を利用すべくシステム管理センタと所定の契
約を締結した複数の患者が各々所有する複数の端末装置
50と、処方薬手配システム10における課金処理のた
めにシステム管理センタと提携した銀行が所有する端末
装置70と、が各々モデム、ルータ、TA(Terminal A
dapter)等の接続装置12を介してネットワーク14に
接続されると共に、上記複数の薬局において処方された
処方薬を患者の自宅まで配達する複数の宅配者の各々に
よって所持される複数の無線端末装置60を含んで構成
されている。
【0078】なお、以下の説明では、ネットワーク14
としてインターネットを適用した場合について説明す
る。この場合、サーバ20はWWW(World Wide Web)
サーバとして機能し、端末装置30、端末装置40、端
末装置50、及び端末装置70はWWWクライアントと
して機能する。
【0079】すなわち、端末装置30、40、50、及
び70はWWWブラウザがインストールされており、こ
のWWWブラウザを起動することにより、ネットワーク
14を介してサーバ20に任意にアクセスすることがで
きる。このとき、アクセス位置はURL(Uniform Reso
urce Locator)で指定される。
【0080】なお、端末装置30、40、50、及び7
0の識別には、IP(Internet Protocol)アドレスが
用いられるが、URL等の他の位置指定のコードを用い
てもよい。
【0081】サーバ20、端末装置30、40、50、
及び70の各々には、各種情報を入力するためのキーボ
ード、マウス等の入力装置、各種メニュー画面や処理結
果等を表示するためのディスプレイ、及び各種情報を印
刷するプリンタが備えられている。なお、このハードウ
ェア構成は、一般的なものであるので、ここでの詳細な
説明は省略する。
【0082】一方、ネットワーク14には、各国又は各
地域の電話会社が構築・提供する公衆電話網16がゲー
トウェイ・システム80によって相互接続されている。
なお、公衆電話網16には、例えば、PSTN(Public
Switched Telephone Network)やISDN(Integrate
d Services Digital Network)が含まれる。
【0083】また、電話網として、さらに、PDC(Pe
rsonal Digital Cellular)やPHS(Personal Handy-
phone System)など各種形式の無線電話網16Aを含ん
でいる。なお、無線電話網16Aは、不図示の携帯電話
機や、無線端末装置60に対するデータの送受信機能、
発信番号の認証機能等の機能サービスを提供できる。す
なわち、本実施の形態に係る無線端末装置60は、携帯
電話機と同様の通信プロトコルで無線電話網16Aを介
してのデータ通信が可能なように構成されており、各無
線端末装置60毎に固有の番号が予め付与されている。
【0084】図2には、サーバ20における本発明に特
に関係する部分の電気系の構成が示されている。同図に
示すように、サーバ20は、サーバ20全体の動作を司
る制御部22と、ネットワーク14を介して外部との間
で各種情報の授受を行う入出力ポート24と、各種デー
タベースやプログラム等を記憶するためのハードディス
ク26と、がバスBus1を介して相互に接続されて構
成されている。従って、制御部22は、入出力ポート2
4を介してネットワーク14に接続された装置との間で
各種情報の授受を行うことができると共に、ハードディ
スク26に対する各種情報の書き込み及びハードディス
ク26に書き込まれている各種情報の読み出しを行うこ
とができる。
【0085】図3には、サーバ20に備えられたハード
ディスク26の主な記憶内容が模式的に示されている。
同図に示すように、ハードディスク26には、各種デー
タベースを記憶するためのデータベース領域DBと、サ
ーバ20を制御するための制御プログラムや各種処理を
行うためのプログラム等を記憶するための領域であるプ
ログラム領域PGと、が設けられている。
【0086】また、データベース領域DBには、上記複
数の薬局に関する情報を記憶するための薬局管理データ
ベースDB1、上記複数の患者に関する情報を記憶する
ための患者管理データベースDB2、処方薬手配システ
ム10によって行なわれるサービスの代償として行われ
る課金に関する情報を記憶するための課金データベース
DB3、及び上記複数の患者についての処方箋に関する
情報を記憶するための処方箋データベースDB4が含ま
れている。以下、これらのデータベースの構成について
詳細に説明する。
【0087】図4に示すように、本実施の形態に係る薬
局管理データベースDB1は、薬局名、ID番号、薬局
に設けられた端末装置40の電子メールのメールアドレ
ス、当該薬局の住所及び銀行口座番号の各情報が、薬局
毎に記憶されるように構成されている。
【0088】なお、上記ID番号は、薬局が処方薬手配
システム10を利用すべくシステム管理センタと契約を
締結したときに、システム管理センタによって各薬局毎
に異なるデータ(本実施の形態では、数値データ)とし
て付与されて薬局管理データベースDB1に記憶される
ものである。
【0089】また、薬局管理データベースDB1の他の
情報(薬局名、メールアドレス、住所、及び銀行口座番
号)も、薬局が処方薬手配システム10を利用すべくシ
ステム管理センタと契約を締結したときに、当該薬局か
ら提示された情報がシステム管理センタによって記憶さ
れるものである。
【0090】また、図5に示すように、本実施の形態に
係る患者管理データベースDB2は、患者名、ID番
号、パスワード、住所、サイン、及び銀行口座番号の各
情報が、患者毎に記憶されるように構成されている。
【0091】なお、上記ID番号は、患者が処方薬手配
システム10を利用すべくシステム管理センタと契約を
締結したときにシステム管理センタによって各患者毎に
異なるデータ(本実施の形態では、数値データ)として
付与されて患者管理データベースDB2に記憶されるも
のである。なお、本実施の形態では、患者毎のID番号
を、前述の薬局毎のID番号とは異なるデータとして付
与している。
【0092】また、上記パスワードは、システム管理セ
ンタによって各患者毎に異なるランダムなデータ(本実
施の形態では、文字データ)として付与されて患者管理
データベースDB2に記憶されるものであり、システム
管理センタによって定期的に更新されると共に、更新さ
れる毎に更新後のパスワードが当該患者に通達される。
このように、パスワードをランダムなデータにすると共
に、定期的に更新することによって、所謂なりすまし等
による不正行為を防止することができる。
【0093】また、上記サイン情報は、対応する患者自
身のサインを示す画像情報であり、当該患者が上記契約
を締結する際に収集されて記憶されるものである。
【0094】更に、これら以外の患者管理データベース
DB2の各情報(患者名、住所、及び銀行口座番号)
も、患者が処方薬手配システム10を利用すべくシステ
ム管理センタと契約を締結したときに、当該患者から提
示された情報がシステム管理センタによって記憶される
ものである。
【0095】患者管理データベースDB2のID番号を
示す情報が本発明の患者情報に相当する。
【0096】なお、本実施の形態に係る処方薬手配シス
テム10では、上記複数の患者に対して、サーバ20へ
のアクセスを行う際に用いられるURLと、当該患者の
ID番号(本発明の「患者特定情報」に相当。)と、が
記憶されたICカード(図示省略)が予め配布されてい
る。
【0097】一方、図6に示すように、本実施の形態に
係る課金データベースDB3は、薬局管理データベース
DB1及び患者管理データベースDB2と同様のID番
号、及び当該ID番号に対応する薬局又は患者に対して
課金する際の課金金額の各情報が、ID番号毎に記憶さ
れるように構成されている。なお、本実施の形態では、
薬局に対して後述する処方箋情報をダウンロードしたと
き、1回のダウンロードにつき所定の固定料金(ここで
は、50円/ダウンロード)を課金すると共に、患者の
自宅まで処方薬を配達するように手配したとき、1回の
手配につき所定の固定料金(ここでは、50円/手配)
を課金するようにしている。また、課金データベースD
B3における「課金金額」欄には、初期設定として0
(零)が記憶される。
【0098】一方、図7に示すように、本実施の形態に
係る処方箋データベースDB4は、患者を示すID番
号、及び当該ID番号によって示される患者に対する処
方箋の各情報が、ID番号毎に記憶されるように構成さ
れている。
【0099】更に、上記処方箋情報は、当該処方箋にお
いて適用される処方薬の名称(薬名)、当該処方薬の1
服用当りの分量(薬量)、服用時期(服用タイミン
グ)、及び服用期間の各情報が、処方薬毎に記憶される
ように構成されている。
【0100】なお、処方箋データベースDB4における
処方箋情報は、上記複数の病院の各々において、対応す
るID番号によって示される患者を医師が診察したとき
に、当該医師自身によって記憶されるものである。
【0101】この際の処方箋情報の記憶は、上記医師に
より、患者の診察を行なった病院内に設けられた端末装
置30を用いて、システム管理センタが提供する図示し
ないホームページがアクセスされると共に、当該ホーム
ページ上で処方箋情報を処方箋データベースDB4に記
憶するための処理が実行されることにより行なわれる。
なお、この際の患者のID番号は、当該患者が所持して
いるICカードに記憶されているID番号を、端末装置
30に接続されたICカードリーダ39によって読み取
ることにより、自動的に処方箋データベースDB4に記
憶されるように構成されている。
【0102】また、処方箋データベースDB4の各情報
の記憶(更新)が、対応する患者の担当医師以外の者に
は行なえないようにするために、当該担当医師専用のパ
スワードが設定されて用いられる。
【0103】一方、図8には、各病院に設けられた端末
装置30における本発明に特に関係する部分の電気系の
構成が示されている。
【0104】同図に示すように、端末装置30は、端末
装置30全体の動作を司る制御部32と、ネットワーク
14を介して外部との間で各種情報の授受を行う入出力
ポート34と、各種情報を表示するためのディスプレイ
36と、各種情報を入力するためのキーボード37及び
マウス38と、ICカードに記録された情報を読み取る
ためのICカードリーダ39と、がバスBus2を介し
て相互に接続されて構成されている。従って、制御部3
2は、入出力ポート34を介してネットワーク14に接
続された装置との間で各種情報の授受を行うことができ
ると共に、ディスプレイ36への各種情報の表示、キー
ボード37及びマウス38を介した各種情報の入力、I
Cカードリーダ39を介したICカードに記憶されてい
る情報の入力、を各々行なうことができる。
【0105】また、図9には、各薬局に設けられた端末
装置40における本発明に特に関係する部分の電気系の
構成が示されている。
【0106】同図に示すように、端末装置40は、端末
装置40全体の動作を司る制御部42と、ネットワーク
14を介して外部との間で各種情報の授受を行う入出力
ポート44と、各種情報を表示するためのディスプレイ
46と、各種情報を入力するためのキーボード48と、
がバスBus3を介して相互に接続されて構成されてい
る。従って、制御部42は、入出力ポート44を介して
ネットワーク14に接続された装置との間で各種情報の
授受を行うことができると共に、ディスプレイ46への
各種情報の表示、及びキーボード48を介した各種情報
の入力、を各々行なうことができる。
【0107】また、図10には、各患者宅に設けられた
端末装置50における本発明に特に関係する部分の電気
系の構成が示されている。
【0108】同図に示すように、端末装置50は、端末
装置50全体の動作を司る制御部52と、ネットワーク
14を介して外部との間で各種情報の授受を行う入出力
ポート54と、各種情報を表示するためのディスプレイ
56と、各種情報を入力するためのキーボード57及び
マウス58と、ICカードに記録された情報を読み取る
ためのICカードリーダ59と、がバスBus4を介し
て相互に接続されて構成されている。従って、制御部5
2は、入出力ポート54を介してネットワーク14に接
続された装置との間で各種情報の授受を行うことができ
ると共に、ディスプレイ56への各種情報の表示、キー
ボード57及びマウス58を介した各種情報の入力、及
びICカードリーダ59を介したICカードに記憶され
ている情報の入力、を各々行なうことができる。
【0109】更に、図11には、無線端末装置60にお
ける本発明に特に関係する部分の電気系の構成が示され
ている。
【0110】同図に示すように、無線端末装置60は、
無線端末装置60全体の動作を司る制御部62と、無線
電話網16Aとの間で各種データの送受信を行うデータ
通信(本実施の形態ではパケット交換による通信)の通
信プロトコルに対応した通信制御を行う通信制御部64
と、必要に応じて鳴動されるブザー67と、各種情報を
表示するための液晶ディスプレイ68と、液晶ディスプ
レイ68の表面に実装された感圧式のタッチパネル69
と、がバスBus5によって相互に接続されて構成され
ている。
【0111】なお、通信制御部64には、通信制御部6
4の制御下で送信用のパケットデータによって搬送波を
変調し、これを無線信号としてアンテナより送信する一
方、アンテナより受信された無線信号を復調してパケッ
トデータを復元する送受信器66が接続されている。
【0112】従って、制御部62は、無線電話網16A
との間の相互通信により、ネットワーク14に接続され
た装置との間で各種情報の授受を行なうことができると
共に、ブサー67の鳴動、液晶ディスプレイ68への各
種情報の表示、及びタッチパネル69に対する押圧位置
情報の取得を、各々行なうことができる。
【0113】ハードディスク26が本発明の記憶手段
に、端末装置30、50及びICカードリーダ39、5
9が本発明の入力装置に、サーバ20が本発明の処方薬
手配装置に、端末装置40が本発明の処方箋提示装置
に、入出力ポート44が本発明の受信手段に、ディスプ
レイ46が本発明の提示手段に、無線端末装置60が本
発明の確認情報送信装置に、入出力ポート24が本発明
の確認情報受信手段に、各々相当する。
【0114】次に、本実施の形態に係る処方薬手配シス
テム10の作用を説明する。まず、図12を参照して、
サーバ20によって実行される処方薬手配処理について
説明する。なお、図12は、処方薬の手配を要求する患
者による操作によって、各病院に設けられた端末装置3
0に接続されたICカードリーダ39により当該患者が
所持するICカードに記憶されている情報が読み取ら
れ、当該情報に含まれるサーバ20へのアクセスを行う
際に用いられるURLを用いてシステム管理センタが提
供する図示しないホームページがアクセスされると共
に、当該ホームページ上で処方薬手配処理の実行が要求
された際に、サーバ20の制御部22により実行される
処方薬手配処理プログラムの処理の流れを示すフローチ
ャートであり、該プログラムは予めハードディスク26
のプログラム領域PGに記憶されている。また、ここ
で、上記ホームページがアクセスされた際には、ICカ
ードリーダ39によって読み取られた情報に含まれる上
記患者のID番号を示す情報(本発明の「要求患者情
報」に相当。)がサーバ20に送信される。
【0115】同図のステップ300では、処方薬手配画
面を示す画面データをアクセス元の端末装置30に対し
て送信し、次のステップ302で当該端末装置30から
の所定情報の受信待ちを行う。
【0116】図13には、上記ステップ300の処理に
よって、アクセス元の端末装置30に備えられたディス
プレイ36に表示される処方薬手配画面が示されてい
る。
【0117】同図に示すように、本実施の形態に係る処
方薬手配画面では、ICカードリーダ39によって読み
取られたID番号、すなわち、処方薬の手配を要求する
患者自身のID番号が表示されている。また、同画面で
は、パスワード、及び処方薬を手配する薬局の名称(希
望薬局名)の入力を促す旨のメッセージが表示されると
共に、上記パスワード及び上記希望薬局名の各々の入力
領域を示す矩形枠が表示されている。更に、同画面で
は、処方薬の宅配を希望するか否かを問う旨のメッセー
ジが表示されると共に、これに対する返答の選択肢とし
て「はい/いいえ」という表示がなされている。
【0118】当該処方薬手配画面上で、アクセス元の端
末装置30の操作者(本実施の形態では、患者。)は、
システム管理センタから事前に通達されたパスワードと
希望薬局名を、対応する矩形枠内にキーボード37及び
マウス38を介して入力すると共に、処方薬の宅配を希
望する場合は、「はい」の表示領域を、希望しない場合
には「いいえ」の表示領域を、各々マウス38によって
ポインティング指定した後、当該処方薬手配画面の最下
段に表示された「入力終了」ボタンをマウス38にてポ
インティング指定する。これによって、サーバ20に
は、「入力終了」ボタンが指定された旨を示す情報と、
操作者によって入力されたパスワード、希望薬局名、及
び宅配を希望するか否かの各々を示す情報がネットワー
ク14を介して送信される。上記希望薬局名を示す情報
が、本発明の「薬局情報」に相当する。
【0119】なお、同画面における「キャンセル」ボタ
ンは、処方薬手配処理プログラムを中止する際に指定す
るものであり、これが指定されることによってサーバ2
0には「キャンセル」ボタンが指定された旨を示す情報
がネットワーク14を介して送信される。
【0120】アクセス元の端末装置30において「入力
終了」ボタン、又は「キャンセル」ボタンが指定される
と上記ステップ302が肯定判定となってステップ30
4へ移行する。
【0121】ステップ304では、上記ステップ302
で受信した情報が「キャンセル」ボタンが指定された旨
を示すものであったか否かを判定し、肯定判定の場合は
処方薬手配処理プログラムを終了し、否定判定の場合に
は「入力終了」ボタンが指定されたものと見なしてステ
ップ306へ移行する。
【0122】ステップ306では、本処方薬手配処理の
実行に先立ってアクセス元の端末装置30から受信した
ID番号に対応する患者名、パスワード、及び住所の各
情報を患者管理データベースDB2から読み出すと共
に、当該ID番号に対応する処方箋情報を処方箋データ
ベースDB4から読み出し、更に上記ステップ302に
おいて受信した希望薬局名情報によって示される薬局名
に対応するメールアドレスを薬局管理データベースDB
1から読み出す。
【0123】次のステップ308では、上記ステップ3
02において受信したパスワードが、上記ステップ30
6において読み出したパスワードと一致しているか否か
を判定することにより、患者によって入力されたパスワ
ードに間違いがないか否かを判定し、肯定判定の場合は
ステップ310へ移行し、否定判定の場合には本処方薬
手配処理プログラムを終了する。このパスワードの照合
により、所謂なりすまし等による不正行為を防止するこ
とができる。
【0124】ステップ310では、上記ステップ306
において読み出したメールアドレスに対する電子メール
により、上記ステップ306において読み出した患者名
情報及び処方箋情報を送信する。
【0125】送信された電子メールは、患者によって処
方薬の手配が希望された薬局に設けられた端末装置40
により入出力ポート44を介して受信され、ディスプレ
イ46に表示される。そして、当該薬局では、ディスプ
レイ46に表示された処方箋に従った処方薬を薬剤師が
用意する。
【0126】次のステップ312では、上記ステップ3
02において受信した宅配を希望するか否かを示す情報
が宅配を希望することを示すもの(本実施の形態では、
「はい」を示す情報。)であったか否かを判定し、肯定
判定の場合はステップ314へ移行して、上記ステップ
306において読み出したメールアドレスに対する電子
メールにより、上記ステップ306において読み出した
住所情報によって示される住所への処方薬の配達を指示
する旨のメッセージ(一例として、「用意した処方薬
を、〇〇市□□町1−2−5の〇野□子様のご自宅まで
配達して下さい。」というメッセージ。)によって構成
された配達指示情報を送信した後、ステップ316へ移
行する。
【0127】送信された電子メールは、患者によって処
方薬の手配が希望された薬局に設けられた端末装置40
により入出力ポート44を介して受信され、ディスプレ
イ46に表示される。そして、当該薬局では、ディスプ
レイ46に表示された配達指示情報に基づいて、用意し
た処方薬を薬剤師がディスプレイ46に表示された住所
まで配達する。
【0128】一方、上記ステップ312において否定判
定された場合は、上記ステップ314の処理を実行する
ことなくステップ316へ移行する。
【0129】ステップ316では、上記ステップ310
において処方箋情報を送信した薬局に対応するID番号
を薬局管理データベースDB1から読み出し、当該ID
番号に対応する課金データベースDB3の「課金金額」
欄に記憶されている情報によって示される課金金額を所
定金額(本実施の形態では、50円)だけ増額すること
によって課金処理を行い、その後に本処方薬手配処理を
終了する。なお、上記ステップ316の課金処理の際
に、制御部22は、データベース領域DBに予め用意さ
れた図示しない課金詳細データベースに、薬局管理デー
タベースDB1から読み出したID番号、この時点の日
付、上記ステップ310において薬局に送信した処方箋
情報、及び課金した金額(本実施の形態では、50円)
を記憶する。
【0130】本処方薬手配処理により、患者が希望する
薬局に対して当該患者の処方薬を手配することができる
と共に、処方薬の宅配を希望する場合には当該宅配も手
配することができる。従って、処方薬の宅配を希望した
場合には、患者は薬局に出向くことなく当該処方薬を入
手することができる。なお、処方薬の宅配を希望しない
場合には、患者が薬局まで処方薬を受け取りに行くこと
になるが、この場合でも、処方薬の手配は病院から薬局
に直接行なわれているので、患者の当該薬局での待ち時
間を最小限に抑えることができる。
【0131】次に、図14を参照して、サーバ20によ
って実行される処方薬宅配処理について説明する。な
お、図14は、処方薬の宅配を要求する患者による操作
によって、当該患者の自宅内に設けられた端末装置50
に接続されたICカードリーダ59により当該患者が所
持するICカードに記憶されている情報が読み取られ、
当該情報に含まれるサーバ20へのアクセスを行う際に
用いられるURLを用いてシステム管理センタが提供す
る図示しないホームページがアクセスされると共に、当
該ホームページ上で処方薬宅配処理の実行が要求された
際に、サーバ20の制御部22により実行される処方薬
宅配処理プログラムの処理の流れを示すフローチャート
であり、該プログラムも予めハードディスク26のプロ
グラム領域PGに記憶されている。また、ここで、上記
ホームページがアクセスされた際には、ICカードリー
ダ59によって読み取られた情報に含まれる上記患者の
ID番号を示す情報(本発明の「要求患者情報」に相
当。)がサーバ20に送信される。
【0132】同図のステップ400では、処方薬宅配画
面を示す画面データをアクセス元の端末装置50に対し
て送信し、次のステップ402で当該端末装置50から
の所定情報の受信待ちを行う。
【0133】図15には、上記ステップ400の処理に
よって、アクセス元の端末装置50に備えられたディス
プレイ56に表示される処方薬宅配画面が示されてい
る。
【0134】同図に示すように、本実施の形態に係る処
方薬宅配画面では、ICカードリーダ59によって読み
取られたID番号、すなわち、処方薬の宅配を要求する
患者自身のID番号が表示されている。また、同画面で
は、パスワード、及び処方薬を手配する薬局の名称(希
望薬局名)の入力を促す旨のメッセージが表示されると
共に、上記パスワード及び上記希望薬局名の各々の入力
領域を示す矩形枠が表示されている。
【0135】当該処方薬宅配画面上で、アクセス元の端
末装置50の操作者(本実施の形態では、患者。)は、
システム管理センタから事前に通達されたパスワードと
希望薬局名を、対応する矩形枠内にキーボード57及び
マウス58を介して入力した後、当該処方薬宅配画面の
最下段に表示された「入力終了」ボタンをマウス58に
てポインティング指定する。これによって、サーバ20
には、「入力終了」ボタンが指定された旨を示す情報
と、操作者によって入力されたパスワード、及び希望薬
局名の各々を示す情報がネットワーク14を介して送信
される。
【0136】なお、同画面における「キャンセル」ボタ
ンは、処方薬宅配処理プログラムを中止する際に指定す
るものであり、これが指定されることによってサーバ2
0には「キャンセル」ボタンが指定された旨を示す情報
がネットワーク14を介して送信される。
【0137】アクセス元の端末装置50において「入力
終了」ボタン、又は「キャンセル」ボタンが指定される
と上記ステップ402が肯定判定となってステップ40
4へ移行する。
【0138】ステップ404では、上記ステップ402
で受信した情報が「キャンセル」ボタンが指定された旨
を示すものであったか否かを判定し、肯定判定の場合は
処方薬宅配処理プログラムを終了し、否定判定の場合に
は「入力終了」ボタンが指定されたものと見なしてステ
ップ406へ移行する。
【0139】ステップ406では、本処方薬宅配処理の
実行に先立ってアクセス元の端末装置50から受信した
ID番号に対応する患者名、パスワード、及び住所の各
情報を患者管理データベースDB2から読み出すと共
に、当該ID番号に対応する処方箋情報を処方箋データ
ベースDB4から読み出し、更に上記ステップ402に
おいて受信した希望薬局名情報によって示される薬局名
に対応するメールアドレスを薬局管理データベースDB
1から読み出す。
【0140】次のステップ408では、上記ステップ4
02において受信したパスワードが、上記ステップ40
6において読み出したパスワードと一致しているか否か
を判定することにより、患者によって入力されたパスワ
ードに間違いがないか否かを判定し、肯定判定の場合は
ステップ410へ移行し、否定判定の場合には本処方薬
宅配処理プログラムを終了する。このパスワードの照合
により、所謂なりすまし等による不正行為を防止するこ
とができる。
【0141】ステップ410では、上記ステップ406
において読み出したメールアドレスに対する電子メール
により、上記ステップ406において読み出した患者名
情報及び処方箋情報と、上記ステップ406において読
み出した住所情報によって示される住所への処方薬の配
達を指示する旨のメッセージ(一例として、「用意した
処方薬を、〇〇市□□町1−2−5の〇野□子様のご自
宅まで配達して下さい。」というメッセージ。)によっ
て構成された配達指示情報とを送信する。
【0142】送信された電子メールは、患者によって処
方薬の手配が希望された薬局に設けられた端末装置40
により入出力ポート44を介して受信され、ディスプレ
イ46に表示される。そして、当該薬局では、ディスプ
レイ46に表示された処方箋に従った処方薬を薬剤師が
用意した後、当該処方薬を薬剤師がディスプレイ46に
表示された住所まで配達する。
【0143】次のステップ412では、上記ステップ4
10において処方箋情報を送信した薬局に対応するID
番号を薬局管理データベースDB1から読み出し、当該
ID番号に対応する課金データベースDB3の「課金金
額」欄に記憶されている情報によって示される課金金額
を所定金額(本実施の形態では、50円)だけ増額する
ことによって課金処理を行い、その後に本処方薬宅配処
理を終了する。なお、上記ステップ412の課金処理の
際に、制御部22は、データベース領域DBに予め用意
された図示しない課金詳細データベースに、薬局管理デ
ータベースDB1から読み出したID番号、この時点の
日付、上記ステップ410において薬局に送信した処方
箋情報、及び課金した金額(本実施の形態では、50
円)を記憶する。
【0144】本処方薬宅配処理により、患者が希望する
薬局に対して当該患者の処方薬を手配することができる
と共に、当該処方薬の宅配も手配することができる。従
って、患者は、薬局に出向くことなく自宅に居ながらに
して当該処方薬を入手することができる。
【0145】上記処方薬手配処理(図12参照)におけ
るステップ306及び上記処方薬宅配処理(図14参
照)におけるステップ406の各処理が本発明の読出手
段に、処方薬手配処理におけるステップ310及びステ
ップ314と、処方薬宅配処理におけるステップ410
の各処理が本発明の送信手段に、各々相当する。
【0146】ところで、本実施の形態に係る処方薬手配
システム10では、処方薬を患者宅まで配達した際に、
宅配者は、処方薬の受取人が当該処方薬の配達を要求し
た患者であることを確認するために、所持している無線
端末装置60により、当該患者名を示す文字情報をサー
バ20に送信すると共に、受取人のサインを示す画像情
報を取得してサーバ20に送信する。
【0147】なお、上記患者名を示す文字情報は、宅配
者自身により液晶ディスプレイ68の表面に実装された
タッチパネル69にタッチペンを用いて上記患者名を記
入するように操作し、これによって得られた時系列の押
圧位置情報に基づき制御部62によって手書き文字認識
技術により生成され、通信制御部64及び送受信器66
を用い、かつ無線電話網16A、ネットワーク14を介
してサーバ20に送信される。
【0148】また、上記受取人のサインを示す画像情報
は、受取人に対してタッチパネル69にタッチペンを用
いてサインを行なわせ、これによって得られた時系列の
押圧位置情報に基づいて制御部62によって作成され、
通信制御部64及び送受信器66を用い、かつ無線電話
網16A、ネットワーク14を介してサーバ20に送信
される。
【0149】次に、図16を参照して、サーバ20によ
って実行される宅配確認処理について説明する。なお、
図16は、上記患者名を示す文字情報及び上記サインを
示す画像情報が何れかの無線端末装置60から受信され
た際に、サーバ20の制御部22により割込み処理とし
て実行される宅配確認処理プログラムの処理の流れを示
すフローチャートであり、該プログラムも予めハードデ
ィスク26のプログラム領域PGに記憶されている。
【0150】同図のステップ500では、無線端末装置
60から受信した情報によって示される患者名に対応す
るサイン情報を患者管理データベースDB2から読み出
し、次のステップ502では、読み出したサイン情報
と、無線端末装置60から受信したサインを示す画像情
報とのパターン・マッチングを行ない、次のステップ5
04で、受信した画像情報によって示されるサインが処
方薬を手配した患者自身のサインであると見なすことが
できるか否かを判定し、肯定判定の場合はステップ50
6へ移行する。
【0151】ステップ506では、受信した文字情報に
よって示される患者に対する処方薬の宅配が完了した旨
を示す情報をハードディスク26の所定領域に記憶し、
次のステップ508では、受信した文字情報によって示
される患者名に対応するID番号を患者管理データベー
スDB2から読み出し、当該ID番号に対応する課金デ
ータベースDB3の「課金金額」欄に記憶されている情
報によって示される課金金額を所定金額(本実施の形態
では、50円)だけ増額することによって課金処理を行
い、その後に本宅配確認処理を終了する。なお、上記ス
テップ508の課金処理の際に、制御部22は、データ
ベース領域DBに予め用意された図示しない課金詳細デ
ータベースに、患者管理データベースDB2から読み出
したID番号、この時点の日付、無線端末装置60から
受信したサインを示す画像情報、及び課金した金額(本
実施の形態では、50円)を記憶する。
【0152】一方、上記ステップ504において否定判
定された場合、すなわち、受取人が処方薬を手配した患
者でないものと見なされた場合にはステップ510へ移
行し、アクセス元の無線端末装置60に内蔵されたブザ
ー67の鳴動を指示する指示情報を送信した後に本宅配
確認処理を終了する。当該指示情報を受信した無線端末
装置60の制御部62は、所定時間だけブザー67を鳴
動させる。これによって、宅配者は受取人が処方薬を要
求した患者でない可能性が高いことを認知することがで
きる。
【0153】本宅配確認処理により、処方薬が当該処方
薬を要求した患者の手元に届いたことを確認することが
できる。
【0154】本宅配確認処理におけるステップ504の
処理が本発明の確認手段に、本宅配確認処理におけるス
テップ508、上記処方薬手配処理(図12参照)にお
けるステップ316、及び上記処方薬宅配処理(図14
参照)におけるステップ412の各処理が本発明の課金
処理手段に、各々相当する。
【0155】次に、図17を参照して、サーバ20によ
って実行される集金処理について説明する。なお、図1
7は、所定期間(本実施の形態では、1ヶ月)毎にサー
バ20の制御部22によって実行される集金処理プログ
ラムの処理の流れを示すフローチャートであり、該プロ
グラムも予めハードディスク26のプログラム領域PG
に記憶されている。
【0156】同図のステップ600では、課金データベ
ースDB3における1つのID番号分の「課金金額」欄
の情報を取得し、次のステップ602で、処理対象する
ID番号の銀行口座番号を薬局管理データベースDB1
又は患者管理データベースDB2から読み出して、この
銀行口座番号が示す口座からの上記ステップ600によ
って得られた情報が示す課金金額の引き落としを、端末
装置70を介して提携銀行に対して手配し、次のステッ
プ604で、課金データベースDB3の処理対象とする
ID番号に対応する「課金金額」欄のデータを0(零)
とする。
【0157】次のステップ606では、全てのID番号
について上記ステップ600〜ステップ604の処理が
終了したか否かを判定し、終了していない場合(否定判
定の場合)は上記ステップ600へ戻り、終了した時点
(肯定判定となった時点)で集金処理プログラムを終了
する。なお、上記ステップ600〜ステップ606の繰
り返し処理を行う際には、それまでに処理対象としてい
ないID番号を処理対象とするようにする。
【0158】以上詳細に説明したように、本実施の形態
に係る処方薬手配システム10では、患者を示す患者情
報、当該患者の住所を示す住所情報、及び当該患者に対
する処方薬の処方箋を示す処方箋情報を関連付けて複数
の患者についてハードディスク26に記憶しておき、端
末装置30又は端末装置50により、処方薬を手配する
薬局を示す薬局情報及び当該処方薬を要求した患者を示
す要求患者情報を入力し、サーバ20により、要求患者
情報に対応する住所情報及び処方箋情報をハードディス
ク26から読み出し、読み出した処方箋情報と、当該処
方箋情報による処方薬の、読み出した住所情報によって
示される住所への配達を指示する配達指示情報と、を薬
局情報によって示される薬局に送信し、薬局に設けられ
た端末装置40により、サーバ20によって送信された
処方箋情報及び配達指示情報を受信し、受信した処方箋
情報及び配達指示情報によって各々示される処方箋及び
配達指示をディスプレイ46に表示しているので、患者
に対する処方薬入手のための負担を軽減することができ
る。
【0159】また、本実施の形態に係る処方薬手配シス
テム10では、配達指示情報による指示に応じて処方薬
を配達する配達者(本実施の形態では、宅配者)により
所持された無線端末装置60により、処方薬の配達先へ
の配達が完了したときに処方薬の受取人が要求患者情報
によって示される患者であることを確認するための確認
情報(本実施の形態では、受取人のサインを示す画像情
報)を送信し、サーバ20により、上記確認情報を受信
し、受信した確認情報に基づいて処方薬の受取人が要求
患者情報によって示される患者であることを確認してい
るので、処方薬を要求した患者に対して確実に当該処方
薬を配達することができる。
【0160】また、本実施の形態に係る処方薬手配シス
テム10及びサーバ20では、本発明における確認情報
として、受取人のサインを示す画像情報を適用している
ので、現状の宅配サービス等における受取人確認の際と
同様の行為によって受取人を確認することができ、受取
人の抵抗感を少なくすることができる。
【0161】また、本実施の形態に係る処方薬手配シス
テム10では、複数の患者の各々に所持されたICカー
ドに記憶されているID番号を要求患者情報として読み
取って入力しているので、要求患者情報を入力する際の
負担を軽減することができる。
【0162】更に、本実施の形態に係る処方薬手配シス
テム10及びサーバ20では、薬局への処方箋情報の送
信に対する課金処理、及び患者への処方薬の配達に対す
る課金処理の双方を行っているので、薬局への処方箋情
報の送信、及び患者への処方薬の配達の双方に対する対
価を得ることができる。
【0163】一方、本実施の形態に係るサーバ20で
は、患者を示す患者情報、当該患者の住所を示す住所情
報、及び当該患者に対する処方薬の処方箋を示す処方箋
情報を関連付けて複数の患者についてハードディスク2
6に記憶しておき、処方薬を要求した患者を示す要求患
者情報によって示される患者を示す患者情報に対応する
住所情報及び処方箋情報をハードディスク26から読み
出し、読み出した処方箋情報と、当該処方箋情報による
処方薬の、読み出した住所情報によって示される住所へ
の配達を指示する配達指示情報と、を処方薬を手配する
薬局を示す薬局情報によって示される薬局に送信してい
るので、患者に対する処方薬入手のための負担を軽減す
ることができる。
【0164】また、本実施の形態に係るサーバ20で
は、配達指示情報による指示に応じて処方薬を配達する
配達者により処方薬の配達先への配達が完了したときに
当該配達者により送信された、処方薬の受取人が要求患
者情報によって示される患者であることを確認するため
の確認情報を受信し、受信した確認情報に基づいて処方
薬の受取人が要求患者情報によって示される患者である
ことを確認しているので、処方薬を要求した患者に対し
て確実に当該処方薬を配達することができる。
【0165】なお、本実施の形態では、無線端末装置6
0による無線通信によって本発明の確認情報(本実施の
形態では、受取人のサインを示す画像情報)をサーバ2
0に送信する場合について説明したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、例えば、本発明の確認情報を
有線通信により送信する形態とすることもできる。この
場合は、モバイル条件下での送信が困難になるものの、
確認情報の品質を向上できる。
【0166】また、本実施の形態では、本発明の確認情
報として受取人のサインを示す画像情報を適用した場合
について説明したが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、受取人の押印による印影を示す画像情報や、受
取人の指紋を示す画像情報を各々単独で適用する形態
や、これらの画像情報を複数組み合わせて適用する形態
とすることができることは言うまでもない。
【0167】更に、本実施の形態では、処方薬を用意し
た薬局の薬剤師が処方薬を配達する場合について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、当該薬
局の他の局員が配達する形態とすることもできる。この
場合は、薬剤師に対する宅配の負担をなくすることがで
きる。
【0168】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
薬局の局員(薬剤師)が処方薬を患者宅まで配達する場
合の一形態について説明したが、本第2実施形態では、
宅配業者が処方薬を配達する場合の一形態について説明
する。
【0169】まず、図18を参照して、本実施の形態に
係る処方薬手配システム10’の構成を説明する。な
お、同図における図1と同様の構成要素については図1
と同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0170】同図に示すように、本第2実施形態に係る
処方薬手配システム10’は、無線端末装置60に代え
て、処方薬の宅配を受任するためにシステム管理センタ
と提携した複数の宅配業者が各々所有する複数の端末装
置90が含まれている点が、上記第1実施形態に係る処
方薬手配システム10と異なっている。
【0171】なお、上記複数の端末装置90は接続装置
12を介してネットワーク14に接続されており、各端
末装置90はWWWクライアントとして機能する。すな
わち、各端末装置90はWWWブラウザがインストール
されており、このWWWブラウザを起動することによ
り、ネットワーク14を介してサーバ20に任意にアク
セスすることができる。このとき、アクセス位置はUR
Lで指定される。なお、端末装置90の識別には、IP
アドレスが用いられるが、URL等の他の位置指定のコ
ードを用いてもよい。
【0172】各端末装置90には、各種情報を入力する
ためのキーボード、マウス等の入力装置、各種メニュー
画面や処理結果等を表示するためのディスプレイ、及び
各種情報を印刷するプリンタが備えられている。
【0173】一方、本第2実施形態に係るハードディス
ク26のデータベース領域DBには、前述の4つのデー
タベースDB1〜DB4に加えて、上記複数の宅配業者
に関する情報を記憶するための宅配業者管理データベー
スDB5が記憶されている。
【0174】図19に示すように、本実施の形態に係る
宅配業者管理データベースDB5は、宅配業者名、ID
番号、端末装置90の電子メールのメールアドレス、及
び住所の各情報が、宅配業者毎に記憶されるように構成
されている。
【0175】なお、上記ID番号は、宅配業者がシステ
ム管理センタと提携したときに、システム管理センタに
よって各宅配業者毎に異なるデータ(本実施の形態で
は、数値データ)として付与されて宅配業者管理データ
ベースDB5に記憶されるものである。
【0176】また、宅配業者管理データベースDB5の
他の情報(宅配業者名、メールアドレス、及び住所の各
情報)も、宅配業者がシステム管理センタと提携したと
きに、当該宅配業者から提示された情報がシステム管理
センタによって記憶されるものである。
【0177】以下、本第2実施形態に係る処方薬手配シ
ステム10’の作用を説明する。まず、図20を参照し
て、サーバ20によって実行される処方薬手配処理につ
いて説明する。なお、図20は、第1実施形態における
処方薬手配処理プログラム(図12参照)と同様のタイ
ミングで第2実施形態に係るサーバ20の制御部22に
より実行される処方薬手配処理プログラムの処理の流れ
を示すフローチャートであり、該プログラムは予めハー
ドディスク26のプログラム領域PGに記憶されてい
る。また、同図における図12と同様の処理を行なうス
テップには図12と同一のステップ番号を付して、その
説明を省略する。
【0178】同図のステップ306’では、本処方薬手
配処理の実行に先立ってアクセス元の端末装置30から
受信したID番号に対応する患者名、パスワード、及び
住所の各情報を患者管理データベースDB2から読み出
すと共に、当該ID番号に対応する処方箋情報を処方箋
データベースDB4から読み出し、更に上記ステップ3
02において受信した希望薬局名情報によって示される
薬局名に対応するメールアドレス及び住所の各情報を薬
局管理データベースDB1から読み出す。
【0179】そして、ステップ314’では、上記ステ
ップ306’において薬局管理データベースDB1から
読み出した情報によって示される薬局の住所に最も近い
位置に位置する宅配業者を宅配業者管理データベースD
B5から住所情報に基づいて検索し、これによって得ら
れた宅配業者が所有する端末装置90に対し、電子メー
ルにより、上記ステップ306’において読み出した情
報によって示される薬局から患者宅への処方薬の配達を
指示する旨のメッセージ(一例として、「〇〇市□□町
1−2−3の〇〇薬局から、〇〇市□□町1−2−5の
〇野□子様のご自宅まで、処方薬を配達して下さい。」
というメッセージ。)によって構成された配達指示情報
を送信した後、ステップ316へ移行する。
【0180】送信された電子メールは、患者によって処
方薬の手配が希望された薬局に最寄りの宅配業者に設け
られた端末装置90によって受信され、端末装置90に
設けられた不図示のディスプレイによって表示される。
そして、当該宅配業者は、ディスプレイに表示された電
子メールに基づいて、上記薬局まで処方薬を受け取りに
行き、受け取った処方薬を上記患者の自宅まで配達す
る。
【0181】なお、宅配業者による宅配費用は、宅配を
依頼した患者から徴収されて当該宅配業者に支払われ
る。
【0182】次に、図21を参照して、サーバ20によ
って実行される処方薬宅配処理について説明する。な
お、図21は、第1実施形態における処方薬宅配処理プ
ログラム(図14参照)と同様のタイミングで本第2実
施形態に係るサーバ20の制御部22により実行される
処方薬宅配処理プログラムの処理の流れを示すフローチ
ャートであり、該プログラムも予めハードディスク26
のプログラム領域PGに記憶されている。また、同図に
おける図14と同様の処理を行なうステップには図14
と同一のステップ番号を付して、その説明を省略する。
【0183】同図のステップ406’では、本処方薬宅
配処理の実行に先立ってアクセス元の端末装置50から
受信したID番号に対応する患者名、パスワード、及び
住所の各情報を患者管理データベースDB2から読み出
すと共に、当該ID番号に対応する処方箋情報を処方箋
データベースDB4から読み出し、更に上記ステップ4
02において受信した希望薬局名情報によって示される
薬局名に対応するメールアドレス及び住所の各情報を薬
局管理データベースDB1から読み出す。
【0184】また、ステップ410’では、上記ステッ
プ406’において読み出したメールアドレスに対する
電子メールにより、上記ステップ406’において読み
出した患者名情報及び処方箋情報を送信する。
【0185】送信された電子メールは、患者によって処
方薬の手配が希望された薬局に設けられた端末装置40
の入出力ポート44により受信され、ディスプレイ46
によって表示される。そして、当該薬局では、表示され
た処方箋に従った処方薬を薬剤師が用意する。
【0186】更に、次のステップ411では、上記ステ
ップ406’において薬局管理データベースDB1から
読み出した情報によって示される薬局の住所に最も近い
位置に位置する宅配業者を宅配業者管理データベースD
B5から住所情報に基づいて検索し、これによって得ら
れた宅配業者が所有する端末装置90に対し、電子メー
ルにより、上記ステップ406’において読み出した情
報によって示される薬局から患者宅への処方薬の配達を
指示する旨のメッセージによって構成された配達指示情
報を送信した後、ステップ412へ移行する。
【0187】送信された電子メールは、患者によって処
方薬の手配が希望された薬局に最寄りの宅配業者に設け
られた端末装置90によって受信され、端末装置90に
設けられた不図示のディスプレイによって表示される。
そして、当該宅配業者は、ディスプレイに表示された電
子メールに基づいて、上記薬局まで処方薬を受け取りに
行き、受け取った処方薬を上記患者の自宅まで配達す
る。
【0188】なお、宅配業者による宅配費用は、この場
合も宅配を依頼した患者から徴収されて当該宅配業者に
支払われる。
【0189】なお、本第2実施形態に係る処方薬手配シ
ステム10’においても、上記第1実施形態に係る処方
薬手配システム10と同様に、宅配確認処理及び集金処
理が行なわれる。
【0190】以上詳細に説明したように、本実施の形態
に係る処方薬手配システム10’及びサーバ20では、
各々上記第1実施形態に係る処方薬手配システム10及
びサーバ20と同様の効果を奏することができると共
に、配達指示情報を宅配業者に送信しているので、薬局
の局員が処方薬を患者宅に配達する場合に比較して、薬
局に対する負担を軽減することができる。
【0191】なお、本第2実施形態では、処方薬を患者
宅へ配達する宅配業者を、当該処方薬を手配した薬局に
最寄りの宅配業者とした場合について説明したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、例えば、宅配料金
が最も安価な宅配業者とする形態とすることもできる。
この場合は、患者の宅配料金に対する負担を軽減するこ
とができる。
【0192】また、上記各実施形態では、患者がICカ
ードを所持し、URL及びID番号をICカードリーダ
によって読み取ることにより、システム管理センタが提
供するホームページへのアクセス及び患者のID番号の
入力を行なう場合について説明したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、例えば、キーボードやマウス
等の入力装置を用いて直接にURL及びID番号を入力
する形態とすることもできる。この場合は、ICカード
を用いる場合に比較して、URL及びID番号入力のた
めの負担が増加するものの、ICカードの紛失時や盗難
時等における処方薬手配システムの不正利用の発生を防
止することができる。
【0193】また、上記各実施形態では、病院から処方
薬を手配する場合に患者自身によって端末装置30を操
作する場合について説明したが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、例えば、医師、看護婦、事務員等の
病院のスタッフがこれを実施する形態とすることもでき
る。この場合は、パスワードのみを患者自身によって入
力するようにし、希望薬局名については患者自身が入力
しても、患者から告げられた希望薬局名を病院のスタッ
フが入力してもよい。この場合は、患者による端末装置
30の操作を最小限とすることができるので、患者に対
する負担を軽減することができる。
【0194】また、上記各実施形態では、サーバ20に
おいて宅配確認処理(図16参照)を実行する際に無線
端末装置60から受信する処方薬の配達を要求した患者
の名前を示す文字情報を、無線端末装置60により手書
き文字認識技術によって生成する場合について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、無線端末
装置60にキーボードを設けておき、これを用いて患者
名を入力する形態とすることもできる。この場合は、手
書き文字認識技術を適用する場合に比較して、高い精度
で患者名を示す文字情報を入力することができる。
【0195】また、上記各実施形態で示した図4〜図
7、図19の各データベースの構成は一例であり、これ
らのデータベースに対し必要に応じて各種パラメータを
追加したり、一部のパラメータを削除することができる
ことは言うまでもない。
【0196】更に、上記各実施形態において説明した各
処理プログラムの処理の流れ(図12、図14、図1
6、図17、図20、及び図21参照)も一例であり、
本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能
であることは言うまでもない。
【0197】
【発明の効果】本発明に係る処方薬手配システム及び処
方薬手配方法によれば、患者を示す患者情報、当該患者
の住所を示す住所情報、及び当該患者に対する処方薬の
処方箋を示す処方箋情報を関連付けて複数の患者につい
て記憶手段に記憶しておき、入力装置により、処方薬を
手配する薬局を示す薬局情報及び当該処方薬を要求した
患者を示す要求患者情報を入力し、処方薬手配装置によ
り、要求患者情報に対応する住所情報及び処方箋情報を
記憶手段から読み出し、読み出した処方箋情報と、当該
処方箋情報による処方薬の、読み出した住所情報によっ
て示される住所への配達を指示する配達指示情報と、を
薬局情報によって示される薬局に送信し、各々複数の薬
局に設けられた複数の処方箋提示装置により、処方薬手
配装置によって送信された処方箋情報及び配達指示情報
を受信し、受信した処方箋情報及び配達指示情報によっ
て各々示される処方箋及び配達指示を提示しているの
で、患者に対する処方薬入手のための負担を軽減するこ
とができる、という効果が得られる。
【0198】また、本発明に係る処方薬手配装置によれ
ば、患者を示す患者情報、当該患者の住所を示す住所情
報、及び当該患者に対する処方薬の処方箋を示す処方箋
情報を関連付けて複数の患者について記憶手段に記憶し
ておき、処方薬を要求した患者を示す要求患者情報によ
って示される患者を示す患者情報に対応する住所情報及
び処方箋情報を記憶手段から読み出し、読み出した処方
箋情報と、当該処方箋情報による処方薬の、読み出した
住所情報によって示される住所への配達を指示する配達
指示情報と、を処方薬を手配する薬局を示す薬局情報に
よって示される薬局に送信しているので、患者に対する
処方薬入手のための負担を軽減することができる、とい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る処方薬手配システム10の
全体構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態に係るサーバ20の電気系の構成を
示すブロック図である。
【図3】実施の形態に係るサーバ20に備えられたハー
ドディスク26の記憶内容を示す模式図である。
【図4】実施の形態に係る薬局管理データベースDB1
の構成を示す模式図である。
【図5】実施の形態に係る患者管理データベースDB2
の構成を示す模式図である。
【図6】実施の形態に係る課金データベースDB3の構
成を示す模式図である。
【図7】実施の形態に係る処方箋データベースDB4の
構成を示す模式図である。
【図8】実施の形態に係る端末装置30の電気系の構成
を示すブロック図である。
【図9】実施の形態に係る端末装置40の電気系の構成
を示すブロック図である。
【図10】実施の形態に係る端末装置50の電気系の構
成を示すブロック図である。
【図11】実施の形態に係る無線端末装置60の電気系
の構成を示すブロック図である。
【図12】第1実施形態に係る処方薬手配処理プログラ
ムの処理の流れを示すフローチャートである。
【図13】実施の形態に係る処方薬手配画面を示す概略
図である。
【図14】第1実施形態に係る処方薬宅配処理プログラ
ムの処理の流れを示すフローチャートである。
【図15】実施の形態に係る処方薬宅配画面を示す概略
図である。
【図16】実施の形態に係る宅配確認処理プログラムの
処理の流れを示すフローチャートである。
【図17】実施の形態に係る集金処理プログラムの処理
の流れを示すフローチャートである。
【図18】第2実施形態に係る処方薬手配システム1
0’の全体構成を示すブロック図である。
【図19】実施の形態に係る宅配業者管理データベース
DB5の構成を示す模式図である。
【図20】第2実施形態に係る処方薬手配処理プログラ
ムの処理の流れを示すフローチャートである。
【図21】第2実施形態に係る処方薬宅配処理プログラ
ムの処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10、10’ 処方薬手配システム 14 ネットワーク 20 サーバ(処方薬手配装置) 24 入出力ポート(確認情報受信手段) 26 ハードディスク(記憶手段) 30 端末装置(入力装置) 39 ICカードリーダ(入力装置) 40 端末装置(処方箋提示装置) 44 入出力ポート(受信手段) 46 ディスプレイ(提示手段) 50 端末装置(入力装置) 59 ICカードリーダ(入力装置) 60 無線端末装置(確認情報送信装置) DB1 薬局管理データベース DB2 患者管理データベース DB3 課金データベース DB4 処方箋データベース DB5 宅配業者管理データベース

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者を示す患者情報、当該患者の住所を
    示す住所情報、及び当該患者に対する処方薬の処方箋を
    示す処方箋情報を関連付けて複数の患者について記憶し
    た記憶手段と、 処方薬を手配する薬局を示す薬局情報及び当該処方薬を
    要求した患者を示す要求患者情報を入力する入力装置
    と、 前記要求患者情報に対応する前記住所情報及び前記処方
    箋情報を前記記憶手段から読み出す読出手段、及び前記
    読出手段によって読み出された前記処方箋情報と当該処
    方箋情報による処方薬の前記読出手段によって読み出さ
    れた前記住所情報によって示される住所への配達を指示
    する配達指示情報とを前記薬局情報によって示される薬
    局に送信する送信手段を備えた処方薬手配装置と、 各々複数の薬局に設けられると共に、前記送信手段によ
    って送信された前記処方箋情報及び前記配達指示情報を
    受信する受信手段、及び前記受信手段によって受信され
    た前記処方箋情報及び前記配達指示情報によって各々示
    される処方箋及び配達指示を提示する提示手段を備えた
    複数の処方箋提示装置と、 を含む処方薬手配システム。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段に、処方薬の配達を手配す
    る宅配業者を示す宅配業者情報を更に記憶し、 前記送信手段は、前記読出手段によって読み出された前
    記処方箋情報を前記薬局情報によって示される薬局に送
    信すると共に、前記配達指示情報を前記薬局に代えて前
    記宅配業者情報によって示される宅配業者に送信する請
    求項1記載の処方薬手配システム。
  3. 【請求項3】 前記配達指示情報による指示に応じて処
    方薬を配達する配達者により所持されると共に、前記処
    方薬の配達先への配達が完了したときに処方薬の受取人
    が前記要求患者情報によって示される患者であることを
    確認するための確認情報を送信する確認情報送信装置を
    更に含み、 前記処方薬手配装置に、前記確認情報を受信する確認情
    報受信手段、及び前記確認情報受信手段によって受信さ
    れた前記確認情報に基づいて前記処方薬の受取人が前記
    要求患者情報によって示される患者であることを確認す
    る確認手段を更に設けた請求項1又は請求項2記載の処
    方薬手配システム。
  4. 【請求項4】 前記確認情報を、前記受取人のサインを
    示す画像情報、前記受取人の押印による印影を示す画像
    情報、及び前記受取人の指紋を示す画像情報の少なくと
    も1つとした請求項3記載の処方薬手配システム。
  5. 【請求項5】 前記入力装置は、前記複数の患者の各々
    に所持され、かつ所持している患者を特定できる患者特
    定情報を記憶した記憶媒体に記憶されている前記患者特
    定情報を前記要求患者情報として読み取って入力する請
    求項1乃至請求項4の何れか1項記載の処方薬手配シス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記薬局への前記処方箋情報の送信に対
    する課金処理、及び前記患者への処方薬の配達に対する
    課金処理の少なくとも一方の処理を行う課金処理手段を
    更に含む請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の処方
    薬手配システム。
  7. 【請求項7】 患者を示す患者情報、当該患者の住所を
    示す住所情報、及び当該患者に対する処方薬の処方箋を
    示す処方箋情報を関連付けて複数の患者について記憶手
    段に記憶しておき、 入力装置により、処方薬を手配する薬局を示す薬局情報
    及び当該処方薬を要求した患者を示す要求患者情報を入
    力し、 処方薬手配装置により、前記要求患者情報に対応する前
    記住所情報及び前記処方箋情報を前記記憶手段から読み
    出し、読み出した前記処方箋情報と当該処方箋情報によ
    る処方薬の、読み出した前記住所情報によって示される
    住所への配達を指示する配達指示情報とを前記薬局情報
    によって示される薬局に送信し、 各々複数の薬局に設けられた複数の処方箋提示装置によ
    り、前記処方薬手配装置によって送信された前記処方箋
    情報及び前記配達指示情報を受信し、受信した前記処方
    箋情報及び前記配達指示情報によって各々示される処方
    箋及び配達指示を提示する処方薬手配方法。
  8. 【請求項8】 前記記憶手段に、処方薬の配達を手配す
    る宅配業者を示す宅配業者情報を更に記憶し、 前記処方薬手配装置は、前記読み出した前記処方箋情報
    を前記薬局情報によって示される薬局に送信すると共
    に、前記配達指示情報を前記薬局に代えて前記宅配業者
    情報によって示される宅配業者に送信する請求項7記載
    の処方薬手配方法。
  9. 【請求項9】 前記配達指示情報による指示に応じて処
    方薬を配達する配達者により所持された確認情報送信装
    置により、前記処方薬の配達先への配達が完了したとき
    に処方薬の受取人が前記要求患者情報によって示される
    患者であることを確認するための確認情報を送信し、 前記処方薬手配装置により、前記確認情報を受信し、受
    信した前記確認情報に基づいて前記処方薬の受取人が前
    記要求患者情報によって示される患者であることを確認
    する請求項7又は請求項8記載の処方薬手配方法。
  10. 【請求項10】 前記確認情報を、前記受取人のサイン
    を示す画像情報、前記受取人の押印による印影を示す画
    像情報、及び前記受取人の指紋を示す画像情報の少なく
    とも1つとした請求項9記載の処方薬手配方法。
  11. 【請求項11】 前記入力装置は、前記複数の患者の各
    々に所持され、かつ所持している患者を特定できる患者
    特定情報を記憶した記憶媒体に記憶されている前記患者
    特定情報を前記要求患者情報として読み取って入力する
    請求項7乃至請求項10の何れか1項記載の処方薬手配
    方法。
  12. 【請求項12】 前記薬局への前記処方箋情報の送信に
    対する課金処理、及び前記患者への処方薬の配達に対す
    る課金処理の少なくとも一方の処理を行う請求項7乃至
    請求項11の何れか1項記載の処方薬手配方法。
  13. 【請求項13】 患者を示す患者情報、当該患者の住所
    を示す住所情報、及び当該患者に対する処方薬の処方箋
    を示す処方箋情報を関連付けて複数の患者について記憶
    した記憶手段と、 処方薬を要求した患者を示す要求患者情報によって示さ
    れる患者を示す前記患者情報に対応する前記住所情報及
    び前記処方箋情報を前記記憶手段から読み出す読出手段
    と、 前記読出手段によって読み出された前記処方箋情報と当
    該処方箋情報による処方薬の前記読出手段によって読み
    出された前記住所情報によって示される住所への配達を
    指示する配達指示情報とを処方薬を手配する薬局を示す
    薬局情報によって示される薬局に送信する送信手段と、 を備えた処方薬手配装置。
  14. 【請求項14】 前記記憶手段に、処方薬の配達を手配
    する宅配業者を示す宅配業者情報を更に記憶し、 前記送信手段は、前記読出手段によって読み出された前
    記処方箋情報を前記薬局情報によって示される薬局に送
    信すると共に、前記配達指示情報を前記薬局に代えて前
    記宅配業者情報によって示される宅配業者に送信する請
    求項13記載の処方薬手配装置。
  15. 【請求項15】 前記配達指示情報による指示に応じて
    処方薬を配達する配達者により前記処方薬の配達先への
    配達が完了したときに当該配達者により送信された、処
    方薬の受取人が前記要求患者情報によって示される患者
    であることを確認するための確認情報を受信する確認情
    報受信手段と、 前記確認情報受信手段によって受信された前記確認情報
    に基づいて前記処方薬の受取人が前記要求患者情報によ
    って示される患者であることを確認する確認手段と、 を更に備えた請求項13又は請求項14記載の処方薬手
    配装置。
  16. 【請求項16】 前記確認情報を、前記受取人のサイン
    を示す画像情報、前記受取人の押印による印影を示す画
    像情報、及び前記受取人の指紋を示す画像情報の少なく
    とも1つとした請求項15記載の処方薬手配装置。
  17. 【請求項17】 前記薬局への前記処方箋情報の送信に
    対する課金処理、及び前記患者への処方薬の配達に対す
    る課金処理の少なくとも一方の処理を行う課金処理手段
    を更に備えた請求項13乃至請求項16の何れか1項記
    載の処方薬手配装置。
JP2001279453A 2001-09-14 2001-09-14 処方薬手配システム、処方薬手配方法、及び処方薬手配装置 Pending JP2003085283A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001279453A JP2003085283A (ja) 2001-09-14 2001-09-14 処方薬手配システム、処方薬手配方法、及び処方薬手配装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001279453A JP2003085283A (ja) 2001-09-14 2001-09-14 処方薬手配システム、処方薬手配方法、及び処方薬手配装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003085283A true JP2003085283A (ja) 2003-03-20

Family

ID=19103643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001279453A Pending JP2003085283A (ja) 2001-09-14 2001-09-14 処方薬手配システム、処方薬手配方法、及び処方薬手配装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003085283A (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011221623A (ja) * 2010-04-06 2011-11-04 Kakimori Suri 在宅診療支援システム及び方法
JP2012094064A (ja) * 2010-10-28 2012-05-17 Planning Of Healthcare And Environmental Wellbeing Corp 処方判断システム
JP2013238971A (ja) * 2012-05-14 2013-11-28 Secom Co Ltd 処方薬提供システム及び処方薬提供方法
WO2014189797A1 (en) * 2013-05-23 2014-11-27 Carefusion 303, Inc. Medication preparation queue
US9307907B2 (en) 2004-08-25 2016-04-12 CareFusion 303,Inc. System and method for dynamically adjusting patient therapy
JP2016148940A (ja) * 2015-02-10 2016-08-18 ビリングシステム株式会社 決済サーバ、窓口効率化システム、窓口効率化方法、および、プログラム
US9427520B2 (en) 2005-02-11 2016-08-30 Carefusion 303, Inc. Management of pending medication orders
US9600633B2 (en) 2000-05-18 2017-03-21 Carefusion 303, Inc. Distributed remote asset and medication management drug delivery system
US9741001B2 (en) 2000-05-18 2017-08-22 Carefusion 303, Inc. Predictive medication safety
US10029047B2 (en) 2013-03-13 2018-07-24 Carefusion 303, Inc. Patient-specific medication management system
US10062457B2 (en) 2012-07-26 2018-08-28 Carefusion 303, Inc. Predictive notifications for adverse patient events
US10353856B2 (en) 2011-03-17 2019-07-16 Carefusion 303, Inc. Scalable communication system
US10867265B2 (en) 2013-03-13 2020-12-15 Carefusion 303, Inc. Predictive medication safety
US11087873B2 (en) 2000-05-18 2021-08-10 Carefusion 303, Inc. Context-aware healthcare notification system
US11182728B2 (en) 2013-01-30 2021-11-23 Carefusion 303, Inc. Medication workflow management
WO2023095310A1 (ja) * 2021-11-26 2023-06-01 株式会社ヘルスケアシステムズ 検査支援装置、検査支援方法、およびプログラム

Cited By (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9600633B2 (en) 2000-05-18 2017-03-21 Carefusion 303, Inc. Distributed remote asset and medication management drug delivery system
US11823791B2 (en) 2000-05-18 2023-11-21 Carefusion 303, Inc. Context-aware healthcare notification system
US9741001B2 (en) 2000-05-18 2017-08-22 Carefusion 303, Inc. Predictive medication safety
US11087873B2 (en) 2000-05-18 2021-08-10 Carefusion 303, Inc. Context-aware healthcare notification system
US10275571B2 (en) 2000-05-18 2019-04-30 Carefusion 303, Inc. Distributed remote asset and medication management drug delivery system
US10064579B2 (en) 2004-08-25 2018-09-04 Carefusion 303, Inc. System and method for dynamically adjusting patient therapy
US9307907B2 (en) 2004-08-25 2016-04-12 CareFusion 303,Inc. System and method for dynamically adjusting patient therapy
US9427520B2 (en) 2005-02-11 2016-08-30 Carefusion 303, Inc. Management of pending medication orders
US11590281B2 (en) 2005-02-11 2023-02-28 Carefusion 303, Inc. Management of pending medication orders
US9981085B2 (en) 2005-02-11 2018-05-29 Carefusion, 303, Inc. Management of pending medication orders
US10668211B2 (en) 2005-02-11 2020-06-02 Carefusion 303, Inc. Management of pending medication orders
JP2011221623A (ja) * 2010-04-06 2011-11-04 Kakimori Suri 在宅診療支援システム及び方法
JP2012094064A (ja) * 2010-10-28 2012-05-17 Planning Of Healthcare And Environmental Wellbeing Corp 処方判断システム
US10353856B2 (en) 2011-03-17 2019-07-16 Carefusion 303, Inc. Scalable communication system
US10983946B2 (en) 2011-03-17 2021-04-20 Carefusion 303, Inc. Scalable communication system
US11734222B2 (en) 2011-03-17 2023-08-22 Carefusion 303, Inc. Scalable communication system
US11366781B2 (en) 2011-03-17 2022-06-21 Carefusion 303, Inc. Scalable communication system
JP2013238971A (ja) * 2012-05-14 2013-11-28 Secom Co Ltd 処方薬提供システム及び処方薬提供方法
US10062457B2 (en) 2012-07-26 2018-08-28 Carefusion 303, Inc. Predictive notifications for adverse patient events
US11182728B2 (en) 2013-01-30 2021-11-23 Carefusion 303, Inc. Medication workflow management
US11615871B2 (en) 2013-03-13 2023-03-28 Carefusion 303, Inc. Patient-specific medication management system
US10029047B2 (en) 2013-03-13 2018-07-24 Carefusion 303, Inc. Patient-specific medication management system
US10867265B2 (en) 2013-03-13 2020-12-15 Carefusion 303, Inc. Predictive medication safety
US10937530B2 (en) 2013-03-13 2021-03-02 Carefusion 303, Inc. Patient-specific medication management system
WO2014189797A1 (en) * 2013-05-23 2014-11-27 Carefusion 303, Inc. Medication preparation queue
US10430554B2 (en) 2013-05-23 2019-10-01 Carefusion 303, Inc. Medication preparation queue
JP2016148940A (ja) * 2015-02-10 2016-08-18 ビリングシステム株式会社 決済サーバ、窓口効率化システム、窓口効率化方法、および、プログラム
WO2023095310A1 (ja) * 2021-11-26 2023-06-01 株式会社ヘルスケアシステムズ 検査支援装置、検査支援方法、およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5967408B2 (ja) 情報取得端末装置および情報取得方法、並びにプログラム
US6628766B1 (en) Apparatus for delivery of prepaid telecommunication services and method therefor
JP2003085283A (ja) 処方薬手配システム、処方薬手配方法、及び処方薬手配装置
US20060122870A1 (en) Techniques for accessing healthcare records and processing healthcare transactions via a network
CN101094143A (zh) 实现跨医院电子病历的系统和方法
US20030154106A1 (en) System and method for renewing prescriptions
JP2011039674A (ja) 医療データベースセンターシステム
KR20040053269A (ko) 처방조치 시스템 및 방법
JP6350658B2 (ja) 薬歴情報管理装置および方法、並びにプログラム
JP2003016185A (ja) 医薬品服用督促通知システムおよび方法、管理センタ、及びプログラム
JP2018032283A (ja) 医療費管理システム
KR20120046908A (ko) 전자 처방전 시스템과 장치, 단말기 및 방법
CN111653329A (zh) 一种居民电子健康卡外联服务平台系统
US10025907B1 (en) Pharmaceutical prescription transfer system
JP2004258763A (ja) 電子請求書発行装置およびプログラム
JP4558142B2 (ja) 電子薬歴管理システム
US20020069087A1 (en) System and method for accessing medical or consulting services
JP2002222258A (ja) 調剤薬局システム
JP2003263499A (ja) 調剤薬局処方箋送信システム
JP2004246821A (ja) 情報システム
JP6202152B2 (ja) 情報取得端末装置および方法、情報管理装置および方法、並びにプログラム
JP2004152182A (ja) 医療情報処理システム及び医療情報処理サーバ
JP2004054738A (ja) バーチャルカードシステム
JP2002183307A (ja) 院外処方箋による調剤薬の受取りシステム
JP2003108675A (ja) 医療機関の受付システム及び受付方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070530

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090821

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090901

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100105