JP2003084899A - キーボードにおける通常文字キーのみの同時打鍵によって制御信号を含む別の文字を入力する方法 - Google Patents

キーボードにおける通常文字キーのみの同時打鍵によって制御信号を含む別の文字を入力する方法

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JP2003084899A
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浩和 前田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】文字入力用キーボードについて、特殊キーに指
を伸ばす機会を抑えたり日本語における拗音の入力を定
義したりすることで文字入力にかかる負担を軽減する。 【解決手段】複数の通常文字キーの同時打鍵を用いて、
同時打鍵されたどのキーの単独入力時とも異なる別の文
字もしくは別の文字列(いずれも制御信号を含めた広義
の文字)を入力できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパソコンなど情報処理装
置の入力手段として使用するキーボードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のキーボードにおける文字入力位置
の移動、文字削除、改行などの制御信号の入力は、タイ
プライター時代のものそのままに一般文字キーの周辺に
独立して配置されている。これらのキーは、文字入力に
おける手のホームポジションから離れて指を伸ばす必要
があることが多く、特にすばやく入力したいときに手の
行き戻りの発生が不便である。
【0003】その一方で、コンピュータ時代となり通常
文字キーの同時打鍵の判定も困難ではなくなった現代に
おいても、通常文字キーを同時打鍵して何らかの文字を
入力しようとした例はほとんど無く、制御信号入力に至
っては専ら周辺キーの配置の並べ替えの案ばかりが提唱
されてきた。
【0004】制御キーと通常文字キーの組み合わせによ
る多彩な制御信号入力の例は比較的古くからあるが、あ
くまで制御キーの併用が前提であり、通常文字キーだけ
の同時打鍵によるものは無い。
【0005】また、周辺キーの配置を並べ替えたものは
優秀であったとしてもその普及が難しく、成功といえる
ような普及例は数えるほどしか無い。将来も利用し続け
ることができるか、という不安もまた、普及に困難をき
たす一因である。
【0006】ところで通常文字キーの同時打鍵を制御信
号入力のみのために利用するのでは、やはり手をあまり
動かさずに入力できる組み合わせが大量に放置されてし
まうことになる。そこで、多数の案が出されながら今ひ
とつ決定的な方法が見出されていない日本語の仮名入力
にも着目してみる。
【0007】日本語の仮名文字は原則として一音節を一
文字で表現することができる。このことから、理想の入
力法の一つとして、音節数と入力のための打鍵数を一致
させることにより、発音によって入力に必要な打鍵数が
違うことによる入力リズムの崩れをなくすことが考えら
れる。
【0008】ところが、実際には二字で一音節を表記す
る「しゃ」「ぎゅ」「ぴょ」といった拗音があり、この
理想は事実上現在まで実現されないでいた。具体的に
は、ローマ字表現を利用した方法の場合は母音、促音な
ど一部を除いて二打鍵もしくは三打鍵を必要としたし、
キーとかな文字を対応させる入力方法の場合において
も、拗音までを一打鍵で入力する方法は一つの例外を除
いて存在しない。
【0009】その一つの例外とは、特開平8−1375
94号公報にみられる原則三つのキーの同時打鍵によっ
て拗音を入力する案である。しかし、一度に三つを押す
のはやや負担が大きく、またキーボード設計の簡素化に
大きく寄与しているキーボードマトリクスといわれる技
術の事情で、普通のキーボードにおける三つ以上のキー
の同時打鍵は、押されていないキーの誤検出や押されて
いるキーの検出不能を招くことがある。従って独自設計
のキーボードが必要となり普及は困難といえる。同時打
鍵数を二つまでに絞らないと、現在広く普及しているキ
ーボードには適用できない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上に述べたように、
文字入力に関する困難が今なお実在する一方で、現在使
用されているキーボードにおいても有効に活用されてい
ない指の動きが存在するものと考えられる。本発明の目
的は、ともに特殊キーではない二つのキーの同時打鍵を
積極的に活用し、現在普及しているキーボードを活用し
たままで文字入力時の負荷を軽減することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による入力手段
は、通常文字キーの同時打鍵を検出でき、かつその検出
によって各々単独で打鍵された時の場合のいずれとも違
う入力結果を得られる状態にあるキーボードを前提とし
て構成される。この入力結果とは、目に見える一般の文
字に限らず、コンピュータ用語に言う制御文字をも含
む。
【0012】
【実施例】図1は日本で一般的に利用されているキーボ
ードの文字配置の一例である。説明の便宜上、英字配列
における文字と、特殊キーの中でもキーボード毎の位置
のぶれの少ないBackSpace(BS)キーとEn
terキーの位置を示した。
【0013】図1において、一般的にホームポジション
と呼ばれる手の基本位置はFの位置に左手の人差し指、
Jの位置に右手の人差し指を置いている状態である。さ
らに具体的には、D、S、A、の順に左手中指、同薬
指、同小指を、また、K、L、;(セミコロン記号)の
順に右手中指、同薬指、同小指を置くものとされる。
【0014】図2は、通常文字キーの同時打鍵による制
御信号の定義例を示している。これは、EとFの同時打
鍵でBackSpaceを、またWとFの同時打鍵でE
nterを入力されるように設計することを表す。この
定義により、従来右手を大きく動かして入力する必要の
あったBackSpaceとEnterが、ホームポジ
ションからほとんど手を動かすことなく中指あるいは薬
指のわずかな上移動だけで入力できることになる。
【0015】同様にIとJの同時打鍵でBackSpa
ceを、またOとJの同時打鍵でEnterを入力され
るように設計すると、最後に入力した文字が右手による
ものか左手によるものかでこれらを使い分け、より素早
い入力が可能となる。
【0016】さらに図2の定義に重ねて例として図3の
ように定義すれば、より多くの制御入力を少ない手の動
きで実現することが可能となる。Up,Down,Le
ft,Rightなどは方向キー、矢印キー、カーソル
キーなどと呼ばれているものを指す。
【0017】次に、通常文字キーの同時打鍵を用いて拗
音を含む大半の日本語の一音節の仮名を全て一打で入力
する方法を説明する。図4はその概要を示す。この例で
は、仮名文字入力に最上段のキーは使用しない。
【0018】各キーの上部に示された文字(た、こ、
さ、せ、へ、ち、く、つ、ひ…)は、単独のキー入力で
その文字が入力される。また、これらの文字は、図5に
示すように最下段の空白キー(図中最下段の横長のキ
ー)と同時に打鍵することでその濁音が入力される。た
だし一部の濁音が定義できない文字については、この濁
音操作に対して該当キー中段左側に記された半濁音や記
号が入力される。
【0019】次に図6に示すように、各キーの中段に示
された文字(ろ、め、を、や、ゆ、れ、る、ま、ぺ…中
段に二つの文字が記されているキーは右側の文字)は、
反対側の手の中指ホームポジションキーと同時に打鍵す
ることで入力される。なお、この仮名入力における左手
の担当範囲はキーに「清」もしくは「濁」が記されてい
るキーおよび「そ」のキーである。右手担当範囲にはこ
の三段目の記述がない。両手とも中指ホームポジション
キーを打鍵した場合は「ら」が入力される。
【0020】以上を除く通常文字キーの同時打鍵は、図
7に示すように右手キーの原則イ段の文字に対して、左
手キーの拗音表記用文字、キーによっては濁点あるいは
半濁点をさらに付したものが入力される。すなわち、右
手の「し」と左手の「清ゃ」を同時に打鍵すると「し」
を清音のままにした「しゃ」が入力され、左手が「清
ゃ」でなく「濁ゃ」であったならば「し」を濁音化した
うえで小さい「ゃ」を付した「じゃ」が入力される。な
お、本明細書にいう拗音表記用文字とは、小さい「ゃゅ
ょ」のみならず、小さい「ぁぃぅぇぉゎ」も含まれる。
【0021】また、図7における「ふゅ」「ふぃ」「ふ
ぉ」の例にみるように、拗音表記用文字を従える文字は
五十音表におけるイ段のには限られない。また、イ段の
文字のなかに濁点がそもそも付かない文字があるし、
「ぴ」に関しては清音でも濁音でもないが拗音表記用文
字を従える文字である。このような文字に付いては、適
宜組み合わせ、または未定義のままにすることなどで半
例外的に解決することができる。図7においては、一例
として「ぴ」は半濁音であるが濁音の扱いで拗音表記用
文字を従えて「ぴゅ」を入力できることを示す。
【0022】ここまでの説明では、特に単独で小さい
「ぁぃぅぇぉ」を入力したいときに困難を生じることに
なるが、これは片手で押下できる隣接した二つのキーを
同時打鍵する手法を導入することで解決できる。図8は
これを示したもので、例えば左手中段の小指と薬指を同
時に打鍵すると小さい「ぃ」が入力されるように定義し
た例である。またこの例では、中段の隣接キーが比較的
入力しやすい位置にあることから、促音を表す小さい
「っ」や、撥音を表す「ん」、また句読点記号を入力で
きるように定義したことを示している。
【0023】さらに、片手で同時打鍵するキーは必ず隣
接しているという必要は無く、図9ではそのような同時
打鍵でここまでの選にもれた「とぅ」「てゅ」や、括弧
類を入力できるように定義した例を示している。また、
同時打鍵されるキーが同じ段にある必要も無く、図3ま
でに示したような異なる段の同時打鍵の未定義部を活用
することもできる。そのことに関する図は省略するが、
実際に入力法が用意されるべき拗音の種類と数は、
「い」「ゐ」を除くイ段の後に続く小さい「ゃ」「ぃ」
「ゅ」「ぇ」「ょ」によるものの外は、平成3年6月2
8日内閣告示第二号『外来語の表記』第一表・第二表が
よりどころとなる。これによると、二つのキーにより実
現できる組み合わせの数が、一般に使用される拗音の種
類を一通り含むに足ることが理解できる。
【0024】同時打鍵の検出方法については、特開平5
−158603号公報や特開平8−241155号公報
に従来の技術、あるいは各々の請求項として取り上げら
れ、すでに特定の文字配列あるいは入力法と一体化した
技術としてではなく、同時打鍵を利用する入力法に対す
る一般的な技術の議論と考えられるため、あらためての
具体的検出方法の議論は省略する。
【0025】
【発明の効果】本発明の第一義は複数の通常文字キーの
同時打鍵による、編集を含めた文字入力の困難さの緩和
にある。しかし同種の発明ではしばしば従来の装置を破
棄もしくは改造の要求があったものを、本発明において
は従来装置を物理的に破棄することなく移行が可能であ
る点において、大きな利点をもつと言えよう。従って、
古くからその困難さが指摘されていながら一向に解決を
みなかった日本語の仮名文字入力の改善に大きく寄与す
ることが期待される。また、その他の文字入力において
も、ホームポジションから指をほとんど動かさずに編集
のための制御信号の入力ができることから、タッチタイ
プ(ブラインドタッチともいう)技能の促進に大きく寄
与できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般の日本語用キーボードにおけるキー配置例
図である。
【図2】通常文字キーの同時打鍵による制御信号キー割
り当ての例を示した図である。
【図3】通常文字キーの同時打鍵による制御信号キー割
り当ての例を示した図である。図2の例と併用できる。
【図4】通常文字キーの同時打鍵による日本語の一音節
を一打で入力するために考案された手法の基本を表す図
である。
【図5】空白キーと通常文字キーとの同時打鍵によって
濁音を入力する事を表した図である。
【図6】ある通常文字キーと、それを押下していない側
の手の中指ホームポジションキーの同時打鍵で、押下さ
れた二つのキーのどちらとも違う文字を入力することを
表す図である。
【図7】右手側のキーの文字一字と、左手側のキーの指
示する後続拗音表記文字および濁音の有無の指示によっ
て、一打で拗音を入力することを表す図である。
【図8】隣接した二つの通常文字キーの同時打鍵で、押
下された二つのキーのどちらとも違う文字や記号を入力
することを表す図である。
【図9】隣接していないが片手の範囲で同時打鍵できる
二つの通常文字キーの同時打鍵で、押下された二つのキ
ーのどちらとも違う文字や記号を入力することを表す図
である。
【図10】本発明の概略となる要素をまとめた図であ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワードプロセッサやコンピュータなどの文
    字入力端末において、単独で押して何らかの文字または
    文字列を入力できるキーを、少なくとも二つ同時打鍵す
    ることにより、一般用途に言う文字ではなく、編集や文
    字入力補助のための制御信号を入力する文字入力端末利
    用方法。
  2. 【請求項2】ワードプロセッサやコンピュータなどの日
    本語の仮名文字を入力できる端末において、単独で押し
    て何らかの文字または文字列を入力できるキーを二つ同
    時打鍵することにより他の文字または文字列を入力する
    手法を用い、一方の手(例えば右手)の担当するキー群
    にはしばしば拗音表記用文字を従える非拗音表記用文字
    が定義され、他方の手(例えば左手)の担当する各キー
    には第一の手(ここまでの例に従うなら右手)と同時に
    打鍵された場合に第一の手で押下したキーが指示する文
    字の後に添えるべき拗音表記用文字の指定と第一の手の
    担当範囲からもれた非拗音表記用文字との必要な限り少
    なくとも二種を定義されている入力端末上の文字配置に
    より、拗音の過半数種を含む日本語の一音節の大半を二
    つのキーの同時打鍵の場合を含む一打鍵で入力できるこ
    とを特徴とした文字入力端末利用方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012078708A (ja) * 2010-10-05 2012-04-19 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 音声合成装置および音声合成プログラム

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JP2012078708A (ja) * 2010-10-05 2012-04-19 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 音声合成装置および音声合成プログラム

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