JP2003078763A - スクリーニング方法、スクリーニング装置、及び印刷物 - Google Patents

スクリーニング方法、スクリーニング装置、及び印刷物

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JP2003078763A JP2001268371A JP2001268371A JP2003078763A JP 2003078763 A JP2003078763 A JP 2003078763A JP 2001268371 A JP2001268371 A JP 2001268371A JP 2001268371 A JP2001268371 A JP 2001268371A JP 2003078763 A JP2003078763 A JP 2003078763A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カラー印刷を行う場合にも、モアレの発生を従
来よりも抑制することができるスクリーニング方法を提
供する。 【解決手段】画像入力手段3から印刷の対象である原稿
画像データを入力する。スクリーン画像生成手段2は、
入力手段1から入力されたパラメータ値に基づいて、あ
る一定の周波数以上の高周波成分のみからなる画像であ
って、且つ画素の階調値ヒストグラムが平坦化された多
階調の画像であるスクリーン画像を生成する。スクリー
ニング画像生成手段4は、スクリーン画像と原稿画像の
対応する位置の画素の階調値の比較を行い、原稿画像上
の画素の階調値がスクリーン画像上の画素の階調値以上
である場合には、スクリーニング画像上の対応する位置
の画素に、印刷の場合にインキが載るように定められた
所定の値を書き込み、そうでない場合にはスクリーニン
グ画像上の当該画素に、印刷の場合にインキが載らない
ように定められた所定の値を書き込むことによってスク
リーニング画像を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多値画像を面積変
調する際に用いるスクリーニング方法、及びスクリーニ
ング装置に係り、特にカラー印刷の場合にもモアレの発
生を抑制することができるスクリーニング方法、スクリ
ーニング装置、そして、その印刷物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】スクリ
ーニングは、印刷の対象となっている多階調画像(以
下、この印刷の対象となっている多階調画像を原稿画像
と記す)を面積変調して2値画像として表現する処理を
いうことは広く知られている。そして、スクリーニング
によって得られる2値画像をスクリーニング画像とい
う。
【0003】スクリーニングの方法としては種々のもの
が知られているが、モアレが発生する可能性があるとい
う問題がある。そこで、従来では、モアレの発生を少な
くするために、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ
ー(Y)、墨(K)の各色版毎にスクリーン線数と、及
びスクリーン角度を変える等の対策がとられているが、
モアレの発生を抑えることは難しいものであった。
【0004】そこで、本発明は、カラー印刷を行う場合
にも、モアレの発生を従来よりも抑制することができる
スクリーニング方法、スクリーニング装置、及びそのよ
うなスクリーニング方法によって得られたスクリーニン
グ画像に基づいて印刷された印刷物を提供することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係るスクリーニング方法は、請求項1記
載の通り、印刷の対象である原稿画像データを入力する
工程と、ある一定の周波数以上の高周波成分のみからな
る画像であって、且つ画素の階調値ヒストグラムが平坦
化された多階調の画像であるスクリーン画像を生成する
工程と、スクリーン画像と原稿画像の対応する位置の画
素の階調値の比較を行い、原稿画像上の画素の階調値が
スクリーン画像上の画素の階調値以上である場合には、
スクリーニング画像上の対応する位置の画素に、印刷の
場合にインキが載るように定められた所定の値を書き込
み、そうでない場合にはスクリーニング画像上の当該画
素に、印刷の場合にインキが載らないように定められた
所定の値を書き込むことによってスクリーニング画像を
生成する工程とを備えることを特徴とする。本発明に係
るスクリーニング装置は、請求項2記載の通り、印刷の
対象である原稿画像データを入力する画像入力手段と、
ある一定の周波数以上の高周波成分のみからなる画像で
あって、且つ画素の階調値ヒストグラムが平坦化された
多階調の画像であるスクリーン画像を生成するスクリー
ン画像生成手段と、スクリーン画像と原稿画像の対応す
る位置の画素の階調値の比較を行い、原稿画像上の画素
の階調値がスクリーン画像上の画素の階調値以上である
場合には、スクリーニング画像上の対応する位置の画素
に、印刷の場合にインキが載るように定められた所定の
値を書き込み、そうでない場合にはスクリーニング画像
上の当該画素に、印刷の場合にインキが載らないように
定められた所定の値を書き込むことによってスクリーニ
ング画像を生成するスクリーニング画像生成手段とを備
えることを特徴とする。本発明に係る印刷物は、請求項
3記載の通り、印刷の対象である原稿画像データを入力
し、ある一定の周波数以上の高周波成分のみからなる画
像であって、且つ画素の階調値ヒストグラムが平坦化さ
れた多階調の画像であるスクリーン画像を生成し、スク
リーン画像と原稿画像の対応する位置の画素の階調値の
比較を行い、原稿画像上の画素の階調値がスクリーン画
像上の画素の階調値以上である場合には、スクリーニン
グ画像上の対応する位置の画素に、印刷の場合にインキ
が載るように定められた所定の値を書き込み、そうでな
い場合にはスクリーニング画像上の当該画素に、印刷の
場合にインキが載らないように定められた所定の値を書
き込むことによってスクリーニング画像を生成し、その
スクリーニング画像に基づいて刷版を作成し、その刷版
を用いて印刷したことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明に係るスクリ
ーニング装置の一実施形態を示す図であり、図中、1は
入力手段、2はスクリーン画像生成手段、3は画像入力
手段、4はスクリーニング画像生成手段、5は画像出力
手段を示す。
【0007】この図1に示すスクリーニング装置は、コ
ンピュータシステムにより構成することができる。即
ち、入力手段1はキーボード、ポインティングデバイス
で構成することができ、スクリーン画像生成手段2、及
びスクリーニング画像生成手段4は、CPUを含む制御
装置に、以下に説明する処理を行うソフトウェアを搭載
することで構成することができる。
【0008】まず、図1に示すスクリーニング装置の各
部について概略説明する。入力手段1は、目的とするス
クリーニング画像を作成するための種々のパラメータ値
を入力するためのものである。入力手段1から入力する
パラメータとしては、例えば、最終的に作成するスクリ
ーニング画像のサイズ、解像度等がある。また、スクリ
ーン画像生成手段2でスクリーン画像を生成するために
必要なパラメータがあれば、それらのパラメータ値も入
力する。
【0009】スクリーン画像生成手段2は、入力手段1
で入力されたスクリーニング画像サイズのスクリーン画
像を生成するものである。スクリーン画像の生成方法に
ついては後述するが、本明細書においてスクリーン画像
とは、いわゆるノイズ画像、即ち、ある一定の周波数以
上の高周波成分のみからなる画像であって、且つ画素の
階調値ヒストグラムが平坦化された多階調の画像をい
う。以下では、スクリーン画像生成手段2で生成される
スクリーン画像の画素の階調値は 0〜255 の256段階で
あるとする。
【0010】従って、ここでは、スクリーン画像の階調
値ヒストグラムが平坦化されているとは、図2に示すよ
うに、全ての階調値の画素数が同一、あるいは略同一で
あることを意味している。スクリーン画像の画素数が 2
56の倍数であれば、スクリーン画像の階調値ヒストグラ
ムは図2に示すように横軸に平行な直線となるが、スク
リーン画像の画素数が 256の倍数でない場合には、全て
の階調値の画素数は同一にはならない。しかし、その場
合でも、画素数が多くなる階調値の画素数と、画素数が
少なくなる階調値の画素数との差は1にできる。例え
ば、いま、スクリーン画像の画素数がm×256+k(た
だし、mは自然数、1≦k≦255である自然数)であると
すると、余りとなるk個の画素を、例えば階調値 0から
順番に階調値(k−1)まで割り当てるようにすれば、
階調値が0 から(k−1)までの画素数は(m+1)個
となり、階調値がkから 255までの画素数はm個となっ
て、画素数の差は1となる。このような場合にも本明細
書では階調値ヒストグラムは平坦化されていると称す
る。なお、実際には階調値ヒストグラムは棒グラフとし
て表現されるが、図2では便宜的に直線で示している。
この点に関しては以下同じである。
【0011】画像入力手段3は、原稿画像データを入力
するためのものである。周知のように、モノクロ印刷を
行うのであれば、印刷を行う色の原稿画像データを一つ
だけ入力すればよく、CMYKの4色の印刷を行うので
あれば、原稿画像についてのCMYKの4色の画像デー
タを入力すればよい。原稿画像データがフレキシブルデ
ィスク等の適宜な記憶媒体に記憶されているのであれ
ば、画像入力手段3は当該記憶媒体から原稿画像データ
を読み取る手段で構成することができ、原稿画像データ
が他のコンピュータシステムに記憶されている場合に
は、画像入力手段3は、そのコンピュータシステムと通
信により原稿画像データを取り込むことができる手段で
構成することができる。ここでは、原稿画像の画素の階
調値は 0〜255 の256 段階であるとし、階調値0 が全
白、階調値255 が全黒であるとする。
【0012】スクリーニング画像生成手段4は、画像入
力手段3から入力された原稿画像データに対して、スク
リーン画像生成手段2で生成されたスクリーン画像の画
像データを用いてスクリーニングを施してスクリーニン
グ画像を生成するものである。その動作については後述
する。
【0013】画像出力手段5は、スクリーニング画像生
成手段4で得られたスクリーニング画像の画像データを
出力するものであり、表示装置やプリンタ、あるいはフ
ィルム出力装置、またはハードディスク装置等の外部記
憶装置で構成することができる。勿論、画像出力手段5
として、これらのものを全て備えてもよい。
【0014】以上、図1に示すスクリーニング装置の各
部について概略説明したが、次に、動作について、スク
リーニング方法の処理手順と共に説明する。なお、以下
では、モノクロ印刷の場合について説明する。
【0015】[パラメータの入力]まず、オペレータは
入力手段1により所定のパラメータの値を入力する。パ
ラメータについては上述したとおりである。なお、スク
リーニング画像のサイズは、原稿画像のサイズと同じと
するのが実用上便利であるが、原稿画像の各画素と、ス
クリーニング画像の各画素との一対一対応がとれれば任
意である。
【0016】[原稿画像データの入力]また、オペレー
タは、画像入力手段3により原稿画像データを入力す
る。ここでは、便宜的に、原稿画像は、図3に示すよう
に、左端の全黒(階調値は 255)から右端の全白(階調
値は 0)まで階調値が滑らかに変化するグラデーション
を有する画像であるとする。勿論、原稿画像として風景
や人物の画像を用いることができることは当然である
が、ここでは図3に示す画像を原稿画像とする。
【0017】[スクリーン画像の生成]スクリーン画像
生成手段2は、入力手段1から入力されたパラメータ値
が与えられると、そのパラメータ値に基づいて、指定さ
れたサイズのスクリーン画像を生成する。そして、生成
したスクリーン画像の画像データをスクリーニング画像
生成手段4に渡す。
【0018】スクリーン画像を生成する方法としては、
少なくとも次の2つの方法があり、何れの方法を採用し
てもよい。
【0019】(スクリーン画像生成方法1)スクリーン
画像は、上述した通り、いわゆるノイズ画像、即ち、あ
る一定の周波数以上の高周波成分のみからなる画像であ
って、且つ画素の階調値ヒストグラムが平坦化された多
階調の画像である。
【0020】そこで、先ずノイズ画像を生成して、その
ノイズ画像の階調値ヒストグラムを平坦化することによ
ってスクリーン画像を生成することができる。ここで、
ノイズ画像とは、ある一定の周波数以上の高周波成分の
みからなる画像であるが、所定の範囲の階調値、ここで
は 0〜 255までの階調値を有する画素が、ある法則に則
って画像領域内に配置された画像ということもできる。
【0021】このようなノイズ画像は、市販のノイズ画
像を生成できるソフトウェアを用いて生成することがで
きる。また、一定周波数以下の低周波成分を含まない2
次元スカラ場を生成して、その2次元スカラ場の各画素
の値に0 から 255までの階調値を割り当てて画像化する
ことによってもノイズ画像を生成することができ、この
ような方法によれば、ある一定の周波数以上の高周波成
分のみからなる画像が得られる。このように、ノイズ画
像は種々の方法で行うことができるが、何れの手段を用
いてもよい。
【0022】例えば、一定周波数以下の低周波成分を含
まない多階調の2次元スカラ場を生成するためには、例
えば本出願人が、特開平11−149561号公報、特
開2000−218719号公報で開示している方法を
用いることが可能である。即ち、上記公報掲載の方法に
よって一定周波数以下の低周波成分を含まない多階調の
2次元スカラ場を生成することができ、その2次元スカ
ラ場の各画素の値に、例えば 0から255 までの階調値を
割り当てて画像化すれば、ある一定の周波数以上の高周
波成分のみからなる画像、即ちノイズ画像を生成するこ
とができる。
【0023】以下、特開平11−149561号公報に
開示している2次元スカラ場の生成方法について概略説
明しておく。まず、次のようなスカラ値からなる揺らぎ
幅Zの数列を定義する。 Z20,Z21,…,Z2m,… …(1) ここで、各揺らぎ幅の値は任意に定めることができる。
この数列は、第0段階で定義される格子点に与えられる
スカラ値、第1段階で定義される格子点に与えるスカラ
値を計算する際に用いる揺らぎ幅となるスカラ値、…、
第n段階で定義される格子点に与えるスカラ値を計算す
る際に用いる揺らぎ幅となるスカラ値からなる数列であ
る。
【0024】従って、第0段階で図4に示すように正方
形の4頂点に格子点A,B,C,Dを定義したとする
と、例えば格子点Aには上記数列の初項のスカラ値Z20
(図4ではa)を与え、格子点Bには上記数列の第2項
のスカラ値Z21(図4ではb)を与え、格子点Cには上
記数列の第3項のスカラ値Z22(図4ではc)を与え、
格子点Dには上記数列の第4項のスカラ値Z23(図4で
はd)を与えるようにする。
【0025】次に、第1段階として図5に示すように、
格子点AB間、BC間、CD間、DA間のそれぞれの中
点に格子点E,F,G,Hを定義するとともに、4つの
格子点ABCDの2つの対角線の交点に、もうひとつの
第1段階の格子点Iを定義し、これらの格子点E〜Iに
対してスカラ値を計算する。この場合には揺らぎ幅とし
て上記数列の第5項〜第9項のスカラ値を与え、次の式
によって計算する。
【0026】 e=(Z20+Z21)/2+Z24・RND …(2) f=(Z21+Z22)/2+Z25・RND …(3) g=(Z22+Z23)/2+Z26・RND …(4) h=(Z23+Z20)/2+Z27・RND …(5) i=(Z20+Z21+Z22+Z23)/4+Z28・RND …(6) ここで、RNDは乱数である。乱数としては適宜な分布
を有するもの、例えば、−1≦RND≦+1となる範囲
の乱数を用いればよい。
【0027】以下、同様にして第2段階から第n段階ま
で計算を行っていけば、所望の周波数特性を有する2次
元スカラ場を生成することができる。なお、上記数列の
各項のスカラ値は所望の特性のスカラ場が得られるよう
な値となされることは当然である。
【0028】また、ある段階で複数の格子点が定義され
る場合には、上記数列の中から当該段階で定義される格
子点の数だけのスカラ値が揺らぎ幅として用いられるこ
とになるが、それらの各スカラ値をどの格子点に対応さ
せるか、その順序は予め任意に定めておけばよい。
【0029】以上のようであるので、従来用いられてい
た中点変位法では第1段階以降に定義される格子点のス
カラ値を計算する場合の揺らぎ幅は最大半振幅値によっ
て自動的に決定されてしまうのに対して、この2次元ス
カラ場の生成方法によれば、第1段階以降に定義される
各格子点のスカラ値を計算する場合の揺らぎ幅は任意に
定めることができるので、所望の周波数特性を持つ2次
元スカラ場を生成することができるのである。
【0030】例えば、第0段階で最初に定義される格子
点については適宜なスカラ値を与えるとして、第1段階
で定義される格子点に与えるスカラ値を計算する際に用
いる揺らぎ幅となるスカラ値としては任意の値αを与
え、第2段階で定義される格子点に与えるスカラ値を計
算する際に用いる揺らぎ幅となるスカラ値としてはα/
4を与え、第n段階で定義される格子点に与えるスカラ
値を計算する際に用いる揺らぎ幅となるスカラ値として
はα/nn を与えるというようにすると、図6のロで示
すように空間周波数の増加に伴って急速に揺らぎのパワ
ーが減少する特性のスカラ場を生成することができる。
【0031】また、第1段階〜第i段階までで定義され
る格子点に与えるスカラ値を計算する際に用いる揺らぎ
幅は 0とし、第(i+1)段階以降で定義される格子点
に与えるスカラ値を計算する際に用いる揺らぎ幅として
0でない適宜な値を与えれば、図6のハで示すような特
性を持つスカラ場を生成することができる。
【0032】なお、図6において、横軸は空間周波数
f、縦軸は揺らぎのパワーを示している。また、図6に
おいてイで示すものは、中点変位法によって生成された
フラクタルなスカラ場の特性であり、双曲線状の曲線で
ある。従って、図6のイに示すものは、1/fで表現さ
れるフラクタルなスカラ場の揺らぎパワースペクトルと
いうことができる。これに対して、図6のロで示すよう
に、揺らぎのパワースペクトルが空間周波数fの増加に
伴って急速に小さくなるような特性、及び図6のハで示
すように、ある空間周波数までは揺らぎのパワーを 0と
なる特性は、1/fで表現できないスカラ場であり、非
フラクタルなスカラ場ということができる。
【0033】このように、特開平11−149561号
公報に開示している2次元スカラ場の生成方法によれ
ば、揺らぎのパワースペクトルを所望のように制御でき
る、つまり、ノイズ画像に含む高周波成分を制御するこ
とができるので好ましいものである。
【0034】即ち、本発明者の研究によれば、ノイズ画
像に含まれる高周波成分をどの程度の周波数以上とする
かという、その下限の周波数を高く設定する程スクリー
ニング画像のドットが小さくなることが確認されている
が、上述した特開平11−149561号公報に開示し
ている2次元スカラ場の生成方法によれば、そのノイズ
画像に含まれる高周波数成分を制御できるので、スクリ
ーニング画像のドットの大きさを所望のように制御でき
るからである。
【0035】従って、上述した方法によって2次元スカ
ラ場を生成し、それを画像化してノイズ画像を生成する
場合には、ノイズ画像生成のためのパラメータとして、
(1)式に示すような揺らぎ幅Zの数列を入力することに
なる。
【0036】このようにして生成したノイズ画像の例を
図7に示す。さて、以上のような方法によってノイズ画
像が生成されるが、このようにして生成されたノイズ画
像の階調値ヒストグラムは平坦ではなく、概略図8に示
すように、中間の階調値を有する画素数が多くなってい
る。そこで、生成したノイズ画像に対して階調値ヒスト
グラムを平坦化する。これによってスクリーン画像を生
成することができる。
【0037】図7に示すノイズ画像に対して階調値ヒス
トグラム平坦化の処理を施して得られたスクリーン画像
の例を図9に示す。なお、この階調値ヒストグラムを平
坦化する処理は周知であるので詳細な説明は省略する
(例えば、「画像処理ハンドブック」(初版2刷)昭和
63年2月28日 昭晃堂発行 第264〜266頁、「アルゴリズ
ム辞典」(初版1刷)1994年9月1日 共立出版発行 第64
6〜647頁 参照)。画像の階調値ヒストグラムを平坦化
するとコントラストが強調されることが知られている
が、図7に示すノイズ画像と図9に示すスクリーン画像
を比較すると、スクリーン画像はノイズ画像よりコント
ラストが強調されていることが分かる。
【0038】(スクリーン画像生成方法2)次に、もう
一つのスクリーン画像生成方法について説明する。スク
リーン画像のサイズ、解像度はパラメータによって入力
されているからスクリーン画像の全画素数が分かり、各
画素の階調値の範囲も分かっているから、階調値ヒスト
グラムを平坦化するために各階調値の画素数をどれだけ
の個数にすればよいかが分かる。
【0039】従って、適宜な乱数を用いて、各階調値の
画素を、定められた個数ずつスクリーン画像上に配置し
ていけば、ある一定の周波数以上の高周波成分のみから
なり、且つ画素の階調値ヒストグラムが平坦化されたス
クリーン画像を生成することができる。
【0040】[スクリーニング画像の生成]スクリーニ
ング画像生成手段4は、スクリーン画像生成手段2から
スクリーン画像のデータが渡され、画像入力手段3から
原稿画像データが渡されると、スクリーン画像データと
原稿画像データに基づいてスクリーニング画像を生成す
る。
【0041】その動作は次のようである。スクリーニン
グ画像生成手段4は、まず、入力手段1から、入力され
たスクリーニング画像サイズ、解像度を取り込み、その
サイズ、解像度のスクリーニング画像を生成する。
【0042】そして、図10に示すように、スクリーニ
ング画像の一つの画素Pに着目し、当該スクリーニング
画像上の着目画素Pの位置に対応するスクリーン画像上
の画素Q、及び原稿画像上の画素Rを求め、スクリーン
画像上の当該画素Qの階調値と、原稿画像上の当該画素
Rの階調値とを比較し、原稿画像上の当該画素Rの階調
値がスクリーン画像上の当該画素Qの階調値以上である
場合には、スクリーニング画像上の当該着目画素Pに、
印刷の場合にインキが載るように定められた所定の値、
例えば0 を書き込み、そうでない場合にはスクリーニン
グ画像上の当該着目画素Pに、印刷の場合にインキが載
らないように定められた所定の値、例えば1 を書き込
む。
【0043】例えば、対応するスクリーン画像上の画素
Qの階調値をS、対応する原稿画像上の画素Rの階調値
をGとすると、 G≦S …(7) であれば、スクリーニング画像上の着目画素Qの値を 0
とし、 G>S …(8) であれば、スクリーニング画像上の着目画素Qの値を 1
とするのである。
【0044】以上の動作をスクリーニング画像の全ての
画素について行う。これによって、スクリーニング画像
が生成される。スクリーニング画像が2値画像であるこ
とは上記の説明から明らかである。
【0045】このようにして生成されたスクリーニング
画像の例を図11に示す。図11は、図3に示す原稿画
像を、図9に示すスクリーン画像によって、上記の方法
によりスクリーニングして得られたスクリーニング画像
であり、図11の黒で示す部分は値が 0の画素の集合で
あり、白で示す部分は値が 1の画素の集合である。
【0046】[画像出力]以上のようにしてスクリーニ
ング画像が作成されるが、その後はスクリーニング画像
を画像出力手段5の表示装置やプリンタに出力して、出
来映えを確認し、所望のようであれば外部記憶装置に記
憶するようにすればよい。そして、印刷を行う場合に
は、スクリーニング画像をフィルム出力装置によりフィ
ルム出力し、そのフィルムに基づいて刷版を作成して印
刷を行えばモノクロ印刷を行うことができる。あるいは
ダイレクト刷版装置を用いて、スクリーニング画像デー
タに基づいて刷版を直接作成して印刷を行うようにして
もよい。
【0047】以上、モノクロ印刷の場合について説明し
たが、CMYKの4色を用いてカラー印刷を行う場合に
は、CMYKの各色の原稿画像を画像入力手段3から入
力して、上記の工程を4回繰り返せばよい。これによ
り、CMYKの4色の刷版を作成することができ、それ
らを用いてカラー印刷を行うことができる。ただし、C
MYKの各色のスクリーニング画像を生成するに際して
用いるスクリーン画像は互いに異なるものとするのがよ
い。なぜなら、一つのスクリーン画像で4色についてス
クリーニングを行うと、そのスクリーン画像が持つ特性
が4色の全てのスクリーニング画像に同じように現れて
しまうので、好ましいものではないからである。
【0048】以上のように、このスクリーニング方法に
よれば、ある一定の周波数以上の高周波成分のみからな
る画像であって、且つ画素の階調値ヒストグラムが平坦
化された多階調の画像であるスクリーン画像を生成し、
スクリーン画像と原稿画像の対応する位置の画素の階調
値の比較を行い、原稿画像上の画素の階調値がスクリー
ン画像上の画素の階調値以上である場合には、スクリー
ニング画像上の対応する位置の画素に、印刷の場合にイ
ンキが載るように定められた所定の値を書き込み、そう
でない場合にはスクリーニング画像上の当該画素に、印
刷の場合にインキが載らないように定められた所定の値
を書き込むようにしてスクリーニング画像を生成するの
で、従来のように、特定のスクリーン角度を持たないド
ットによるスクリーニングが可能になるので、カラー印
刷を行った場合にもモアレが発生することはないもので
ある。
【0049】なお、このスクリーニング方法では、上述
したようにスクリーン画像と原稿画像とを用いてスクリ
ーニングを行うのであるが、スクリーン画像を生成する
基となるノイズ画像と原稿画像を用いてもスクリーニン
グを行うことができるようにも考えられる。このことに
ついて付言すると次のようである。
【0050】ノイズ画像の階調値ヒストグラムは図8に
示す通り、中間の階調値を有する画素数が多く、小さな
階調値、及び大きな階調値を有する画素は少ないという
特性がある。つまり、階調値によって画素数に偏りが見
られるのである。そのため、スクリーニングが、原稿画
像の画素の階調値に対してリニアに行われないのであ
る。
【0051】即ち、スクリーニングとは、階調を面積変
調することであるが、このことは階調を白黒の密度に変
換して表現するということである。従って、スクリーニ
ング画像においては、原稿画像の見た目の線形性が保た
れる必要があるが、ノイズ画像を用いたのでは、ノイズ
画像は階調値によって画素数に偏りが見られるために、
白黒の密度への変換がリニアに行われないのである。
【0052】実際、図3に示す原稿画像を、図7に示す
ノイズ画像によって、上記の方法によりスクリーニング
して得られたスクリーニング画像を図12に示すが、図
11と図12とを比較すると、図11に示すスクリーニ
ング画像の方が、原稿画像のグラデーションをより良好
に表現できていることが分かる。
【0053】以上のようであるので、このスクリーニン
グ方法では、原稿画像を、ある一定の周波数以上の高周
波成分のみからなる画像であって、且つ画素の階調値ヒ
ストグラムが平坦化されたスクリーン画像によりスクリ
ーニングを行うようにしているのである。
【0054】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は上記実施形態に限定されるものではな
く、種々の変形が可能であることは当業者に明らかであ
ろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスクリーニング装置の一実施形態
を示す図である。
【図2】階調値ヒストグラムが平坦化されているという
ことを説明するための図である。
【図3】原稿画像の例を示す図である。
【図4】特開平11−149561号公報に開示してい
る2次元スカラ場の生成方法を説明するための図であ
る。
【図5】特開平11−149561号公報に開示してい
る2次元スカラ場の生成方法を説明するための図であ
る。
【図6】特開平11−149561号公報に開示してい
る2次元スカラ場の生成方法によって、種々の所望の特
性を持つスカラ場を生成できることを説明するための図
である。
【図7】ノイズ画像の例を示す図である。
【図8】ノイズ画像の階調値ヒストグラムの例を示す図
である。
【図9】スクリーン画像の例を示す図である。
【図10】スクリーニング画像生成の動作を説明するた
めの図である。
【図11】スクリーニング画像の例を示す図である。
【図12】図11のスクリーニング画像との比較例を示
す図であり、図3に示す原稿画像を、図7に示すノイズ
画像によって、上記の方法によりスクリーニングして得
られたスクリーニング画像の例を示す図である。
【符号の説明】
1…入力手段、2…スクリーン画像生成手段、3…画像
入力手段、4…スクリーニング画像生成手段、5…画像
出力手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C262 AA24 AB01 BB01 BB15 BB22 BC11 BC13 DA11 EA04 GA19 5B057 AA11 CA01 CA02 CA08 CB01 CB02 CB07 CB12 CB16 CE13 CH08 5C077 LL19 MP01 MP08 NN04 PQ12 PQ20 PQ23 SS02 TT02 5C079 HB03 LC11 NA02 PA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷の対象である原稿画像データを入力す
    る工程と、 ある一定の周波数以上の高周波成分のみからなる画像で
    あって、且つ画素の階調値ヒストグラムが平坦化された
    多階調の画像であるスクリーン画像を生成する工程と、 スクリーン画像と原稿画像の対応する位置の画素の階調
    値の比較を行い、原稿画像上の画素の階調値がスクリー
    ン画像上の画素の階調値以上である場合には、スクリー
    ニング画像上の対応する位置の画素に、印刷の場合にイ
    ンキが載るように定められた所定の値を書き込み、そう
    でない場合にはスクリーニング画像上の当該画素に、印
    刷の場合にインキが載らないように定められた所定の値
    を書き込むことによってスクリーニング画像を生成する
    工程とを備えることを特徴とするスクリーニング方法。
  2. 【請求項2】印刷の対象である原稿画像データを入力す
    る画像入力手段と、 ある一定の周波数以上の高周波成分のみからなる画像で
    あって、且つ画素の階調値ヒストグラムが平坦化された
    多階調の画像であるスクリーン画像を生成するスクリー
    ン画像生成手段と、 スクリーン画像と原稿画像の対応する位置の画素の階調
    値の比較を行い、原稿画像上の画素の階調値がスクリー
    ン画像上の画素の階調値以上である場合には、スクリー
    ニング画像上の対応する位置の画素に、印刷の場合にイ
    ンキが載るように定められた所定の値を書き込み、そう
    でない場合にはスクリーニング画像上の当該画素に、印
    刷の場合にインキが載らないように定められた所定の値
    を書き込むことによってスクリーニング画像を生成する
    スクリーニング画像生成手段とを備えることを特徴とす
    るスクリーニング装置。
  3. 【請求項3】印刷の対象である原稿画像データを入力
    し、 ある一定の周波数以上の高周波成分のみからなる画像で
    あって、且つ画素の階調値ヒストグラムが平坦化された
    多階調の画像であるスクリーン画像を生成し、 スクリーン画像と原稿画像の対応する位置の画素の階調
    値の比較を行い、原稿画像上の画素の階調値がスクリー
    ン画像上の画素の階調値以上である場合には、スクリー
    ニング画像上の対応する位置の画素に、印刷の場合にイ
    ンキが載るように定められた所定の値を書き込み、そう
    でない場合にはスクリーニング画像上の当該画素に、印
    刷の場合にインキが載らないように定められた所定の値
    を書き込むことによってスクリーニング画像を生成し、 そのスクリーニング画像に基づいて刷版を作成し、 その刷版を用いて印刷したことを特徴とする印刷物。
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