JP2003078365A - オペアンプ回路、静電容量検出装置および指紋照合装置 - Google Patents

オペアンプ回路、静電容量検出装置および指紋照合装置

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JP2003078365A
JP2003078365A JP2001268288A JP2001268288A JP2003078365A JP 2003078365 A JP2003078365 A JP 2003078365A JP 2001268288 A JP2001268288 A JP 2001268288A JP 2001268288 A JP2001268288 A JP 2001268288A JP 2003078365 A JP2003078365 A JP 2003078365A
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circuit
switch
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雅樹 吉岡
Motoyasu Yano
元康 矢野
Keiichi Shinozaki
圭一 篠崎
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Sony Corp
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  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチドキャパシタアンプ等のオペアンプ
回路をCMOS半導体プロセスで実現した場合に、加工
精度や製造バラツキ等により、数mV〜数十mVのオフ
セットがオペアンプに生じる。 【解決手段】 出力端子と逆相入力端子との間に帰還容
量122が接続されたオペアンプ121を有するスイッ
チドキャパシタアンプにおいて、基準電圧Vrefを与
える基準電圧源16の正側端子とオペアンプ121の正
相(+)入力端子との間に接続されたスイッチ131
と、基準電圧源16の正側端子とオペアンプ121の逆
相入力端子との間に直列に接続されたスイッチ132,
133と、スイッチ131,132の各出力端子間に接
続されたキャンセル容量134とからなるオフセットキ
ャンセル回路13を設け、オペアンプ121のオフセッ
トをキャンセルするようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オペアンプ回路、
静電容量検出装置および指紋照合装置に関し、特に帰還
回路を有するオペアンプを用いた回路(以下、オペアン
プ回路と記す)およびこのオペアンプ回路を容量検出系
に用いた静電容量検出装置、並びにこの静電容量検出装
置を指紋検出装置として用いた指紋照合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図13に、オペアンプ回路の一例とし
て、スイッチドキャパシタアンプの回路構成を示す。図
13から明らかなように、本例に係るスイッチドキャパ
シタアンプは、サンプル&ホールド回路101および出
力アンプ102を有する構成となっている。サンプル&
ホールド回路101は、回路入力端子103に一端が接
続されたスイッチ104と、このスイッチ104の他端
とグランドとの間に接続されたホールド容量105と、
スイッチ104の他端に一端が接続されたスイッチ10
6とから構成されている。
【0003】出力アンプ102は、スイッチ106の他
端に逆相(−)入力端子が接続されたオペアンプ107
と、このオペアンプ107の出力端子と逆相入力端子と
の間に接続された帰還容量108と、この帰還容量10
8に対して並列に接続されたスイッチ109とからな
り、オペアンプ107の正相(+)入力端子に基準電圧
Vrefが印加され、その出力端子が回路出力端子11
0に接続された構成となっている。
【0004】次に、上記構成のスイッチドキャパシタア
ンプの回路動作について、図14のタイミングチャート
を用いて説明する。
【0005】時刻t1まではスイッチ104がオン、ス
イッチ106がオフ、スイッチ109がオンの状態にあ
る。これにより、入力電圧Viに応じた電荷がホールド
容量105にチャージされると同時に、帰還容量108
がリセットされる。そして、時刻t1でスイッチ104
がオフ状態となることで、ホールド容量106にチャー
ジされた電荷がホールドされる。このとき同時に、スイ
ッチ109もオフ状態となる。
【0006】その後、時刻t2でスイッチ106がオン
状態となることで、ホールド容量106のホールド電荷
に応じた電圧が出力アンプ102で増幅され、回路出力
端子110から出力電圧VOUTとして出力される。こ
の出力電圧VOUTは、ホールド容量105の容量値を
C1、帰還容量108の容量値をCfとすると、 VOUT=Vref−C1/Cf×(Vi−Vref) となり、入力電圧Vi、容量比C1/Cfの値に応じた
電圧値として得られる。ここで、この出力電圧VOUT
については、オペアンプ107のオフセットが考慮され
ていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たスイッチドキャパシタアンプ等のオペアンプ回路をC
MOS半導体プロセスで実現した場合に、加工精度や製
造バラツキ等により、数mV〜数十mVのオフセットが
オペアンプ107に生じる。今、オペアンプ107にΔ
Vのオフセット電圧が生じるものとすると、出力電圧V
OUTは、 VOUT=Vref+ΔV−C1/Cf×(Vi−Vr
ef−ΔV) となり、オフセットがない理想オペアンプを用いた場合
の出力電圧VOUTにΔV+C1/Cf×ΔVが重畳さ
れた電圧値となってしまう。
【0008】このように、出力電圧VOUTにオペアン
プのオフセット電圧ΔVに起因するバラツキが生じたと
しても、ある一つのオペアンプを使っていくつかの入力
電圧Viの相対比較をする上では、オフセット電圧ΔV
に起因するバラツキが各入力電圧に対して同じく生じる
ことになるため、オペアンプのオフセット電圧ΔVが特
に問題となることはない。
【0009】ところが、それぞれオペアンプを用いた複
数系統のオペアンプ回路を使ってそれぞれの出力電圧V
OUTを比較するような場合には、オフセット電圧ΔV
がオペアンプ個々でそれぞれ異なり、複数系統のオペア
ンプ回路間で出力電圧VOUTにオフセット電圧ΔVに
起因するバラツキが生じるため、出力電圧VOUT相互
の比較精度が大幅に悪化することになる。
【0010】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、オペアンプのオフセ
ットを実効上キャンセルすることが可能なオペアンプ回
路、これを容量検出系に用いた静電容量検出装置および
これを指紋検出装置として用いた指紋照合装置を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によるオペアンプ
回路は、帰還回路を有し、逆相入力端子に入力信号が与
えられるオペアンプと、基準電位点とオペアンプの正相
入力端子との間に接続された第1のスイッチと、基準電
位点とオペアンプの逆相入力端子との間に直列に接続さ
れた第2,第3のスイッチと、第1,第2のスイッチの
各出力端子間に接続されたキャンセル容量と、入力信号
がオペアンプの逆相入力端子に与えられる前に、第1,
第3のスイッチをオン、第2のスイッチをオフさせ、次
いで第1,第3のスイッチをオフさせ、しかる後第2の
スイッチをオンさせるタイミング制御手段とを備えた構
成となっている。
【0012】このオペアンプ回路は、検出電極を有する
センサーセルがアレイ状に配置されるとともに、各列ご
とにセンス線が配線されてなるセンサーアレイ部を具備
する静電容量検出装置において、検出電極に対する電荷
のチャージ後センス線を仮想接地し、このセンス線を介
して検出電極の電荷を検出することによって当該検出電
極との間に形成される静電容量を検出する検出回路とし
て用いられる。また、この静電容量検出装置は、指紋検
出手段によって取得された指紋情報を、あらかじめ格納
してある登録パターン情報と比較し、その比較結果を指
紋照合結果とする指紋照合装置において、その指紋検出
手段として用いられる。
【0013】上記構成のオペアンプ回路、これを容量検
出系に用いた静電容量検出装置またはこれを指紋検出手
段として用いた指紋照合装置において、入力信号がオペ
アンプの逆相入力端子に与えられる前に、先ず、第1,
第3のスイッチをオン、第2のスイッチをオフさせる。
これにより、オペアンプの出力電圧は理想的には基準電
位点の電圧となるのだが、オペアンプにオフセット電圧
があると、そのオフセット電圧分だけ出力電圧に加算さ
れ、またキャンセル容量の両端にはそのオフセット電圧
分の電位差が生じる。次に、第1,第3のスイッチをオ
フさせ、しかる後第2のスイッチをオンさせると、容量
の両端電圧が逆極性でオペアンプの逆相入力端子に接続
される。これにより、オペアンプのオフセット電圧がキ
ャンセルされる。その結果、オフセットがない理想オペ
アンプを用いたと同じ電圧値の出力電圧が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0015】[第1実施形態]図1は、本発明の第1実
施形態に係るオペアンプ回路の構成例を示す回路図であ
り、スイッチドキャパシタアンプに適用した回路例を示
している。
【0016】図1から明らかなように、本実施形態に係
るスイッチドキャパシタアンプは、サンプル&ホールド
回路11、出力アンプ12およびオフセットキャンセル
回路13を有する構成となっている。サンプル&ホール
ド回路11は、回路入力端子14に入力端子が接続され
たスイッチ111と、このスイッチ111の出力端子と
グランドとの間に接続されたホールド容量112と、ス
イッチ111の出力端子に入力端子が接続されたスイッ
チ113とから構成されている。スイッチ111,11
3としては、例えばMOSトランジスタが用いられる。
【0017】出力アンプ12は、スイッチ113の出力
端子に逆相(−)入力端子が接続されたオペアンプ12
1と、このオペアンプ121の出力端子と逆相入力端子
との間に接続された帰還容量122と、この帰還容量1
22に対して並列に接続されたスイッチ123とからな
り、オペアンプ121の出力端子が回路出力端子15に
接続された構成となっている。スイッチ123として
は、例えばMOSトランジスタが用いられる。
【0018】オフセットキャンセル回路13は、基準電
圧Vrefを与える基準電圧源16の正側端子(基準電
位点)とオペアンプ121の正相(+)入力端子との間
に接続されたスイッチ131と、基準電圧源16の正側
端子とオペアンプ121の逆相入力端子との間に直列に
接続されたスイッチ132,133と、スイッチ13
1,132の各出力端子間に接続されたキャンセル容量
134とから構成されている。スイッチ131,13
2,133としては、例えばMOSトランジスタが用い
られる。
【0019】次に、上記構成の第1実施形態に係るスイ
ッチドキャパシタアンプの回路動作について図2のタイ
ミングチャートを用いて説明する。なお、サンプル&ホ
ールド回路11のスイッチ111,113、出力アンプ
12のスイッチ123およびオフセットキャンセル回路
13のスイッチ131〜133の各オン(接続)/オフ
(切断)制御は、図示せぬタイミング制御回路によって
行われる。
【0020】先ず、オフセットキャンセル動作について
説明する。初期段階では、サンプル&ホールド回路11
のスイッチ111、出力アンプ12のスイッチ123お
よびオフセットキャンセル回路13のスイッチ131,
133をオン、サンプル&ホールド回路11のスイッチ
113およびオフセットキャンセル回路13のスイッチ
132をオフにする。これにより、出力電圧VOUTは
理想的には基準電圧Vrefとなるのだが、オペアンプ
121のオフセット電圧をΔVとすると、 VOUT=Vref+ΔV となり、またキャンセル容量134の両端にはΔVの電
位差が生じる。
【0021】次いで、時刻t1でオフセットキャンセル
回路13のスイッチ131,133をオフにする。この
状態では、各部の電圧は変わらず、キャンセル容量13
4の両端には電位差ΔVが保持されている。その後、時
刻t2でオフセットキャンセル回路13のスイッチ13
2をオンにする。これにより、オペアンプ121の正相
入力端子がキャンセル容量134を介して基準電圧源1
6の正側端子と接続される。
【0022】このとき、オペアンプ121の正相入力端
子がハイインピーダンスなので、キャンセル容量134
の両端電圧ΔVは保持されたままとなる。これにより、
オペアンプ121の正相入力電圧はVref−ΔVとな
る。また、オペアンプ121がΔVのオフセットを持っ
ているため、出力電圧VOUTは、 VOUT=Vref−ΔV+ΔV=Vref となる。つまり、上述した一連の動作により、オペアン
プ121のオフセット電圧ΔVがキャンセルされたこと
になる。
【0023】続いて、アンプ動作について説明する。時
刻t3まではサンプル&ホールド回路11のスイッチ1
11をオン、スイッチ113をオフ、出力アンプ12の
スイッチ123をオンにする。これにより、入力電圧V
iに応じた電荷がホールド容量112にチャージされる
と同時に、帰還容量122がリセットされる。そして、
時刻t3でスイッチ113をオフにすることで、ホール
ド容量112にチャージされた電荷がホールドされる。
このとき同時に、出力アンプ12のスイッチ123もオ
フにする。
【0024】その後、時刻t4でサンプル&ホールド回
路11のスイッチ113をオフにすることで、ホールド
容量112のホールド電荷に応じた電圧が出力アンプ1
2で増幅され、回路出力端子15から出力電圧VOUT
として出力される。この出力電圧VOUTは、ホールド
容量112の容量値をC1、帰還容量123の容量値を
Cfとすると、 VOUT=Vref−C1/Cf×(Vi−Vref) となり、入力電圧Vi、容量比C1/Cfの値に応じた
電圧値として得られる。すなわち、オペアンプ121の
オフセット電圧ΔVによらず、オフセットのない理想オ
ペアンプを用いた場合と同じ値の出力電圧VOUTとし
て得られる。
【0025】なお、本実施形態では、入力段にサンプル
&ホールド回路11を備えたスイッチドキャパシタアン
プを例に挙げて説明したが、サンプル&ホールド回路1
1は必須のものではない。サンプル&ホールド回路11
を持たないスイッチドキャパシタアンプの場合には、信
号が間歇的に途切れる期間を持つ連続系の信号を処理対
象とし、その途切れる期間に先述したオフセットキャン
セル動作を行うようにすれば良い。この種の連続系の信
号としては、ブランキング期間を持つビデオ信号などが
挙げられる。このビデオ信号の場合には、ブランキング
期間にオフセットキャンセル動作を行うようにすれば良
い。
【0026】また、スイッチドキャパシタアンプに適用
した場合を例に採って説明したが、この適用例に限られ
るものではなく、オペアンプ121の正相入力端子に一
定電圧(基準電圧)を与え、固定したまま動作するよう
なオペアンプ回路全般に適用可能である。具体的には、
図3に示すように、容量112,123に代えて抵抗1
14,124を用いた電圧増幅回路構成とすることも可
能である。
【0027】[第2実施形態]図4は、本発明の第2実
施形態に係るオペアンプ回路の構成例を示す回路図であ
り、多チャンネルの電圧ドライバに適用した回路例を示
している。
【0028】図4から明らかなように、本実施形態に係
る多チャンネルの電圧ドライバは、多チャンネル分の回
路入力端子21−1,21−2,21−3,…および回
路出力端子22−1,22−2,22−3,…を有し、
これら入出力端子間に電圧ドライバ23−1,23−
2,23−3,…がそれぞれ接続された構成となってい
る。電圧ドライバ23−1,23−2,23−3,…に
は、基準電圧源24から基準電圧Vrefが共通に与え
られる。
【0029】電圧ドライバ23−1,23−2,23−
3,…は各々全く同じ回路構成となっていることから、
以下では、電圧ドライバ23−1を例に採ってその具体
的な回路構成について説明するものとする。
【0030】電圧ドライバ23−1は、入力回路25、
出力アンプ26およびオフセットキャンセル回路27を
有する構成となっている。入力回路25は、回路入力端
子21−1に対して直列に接続されたスイッチ251お
よび抵抗252から構成されている。スイッチ251と
しては、例えばMOSトランジスタが用いられる。
【0031】出力アンプ26は、抵抗252の他端に逆
相入力端子が接続されたオペアンプ261と、このオペ
アンプ261の出力端子と逆相入力端子との間に接続さ
れた帰還抵抗262と、この帰還抵抗262に対して並
列に接続されたスイッチ263とからなり、オペアンプ
261の出力端子が回路出力端子22−1に接続された
構成となっている。スイッチ262としては、例えばM
OSトランジスタが用いられる。
【0032】オフセットキャンセル回路27は、基準電
圧源24の正側端子(基準電位点)とオペアンプ261
の正相入力端子との間に接続されたスイッチ271と、
基準電圧源24の正側端子とオペアンプ261の逆相入
力端子との間に直列に接続されたスイッチ272,27
3と、スイッチ271,272の各出力端子間に接続さ
れたキャンセル容量274とから構成されている。スイ
ッチ271〜273としては、例えばMOSトランジス
タが用いられる。
【0033】上記構成の第2実施形態に係る多チャンネ
ルの電圧ドライバにおいても、第1実施形態に係るスイ
ッチドキャパシタアンプの場合と同様に、オフセットキ
ャンセル回路27の作用により、オペアンプ261のオ
フセットによらず、オフセットのない理想オペアンプを
用いた場合と同じ値の出力電圧VOUT1が回路出力端
子22−1から導出される。
【0034】これにより、多チャンネルの電圧ドライバ
をCMOS半導体プロセスで実現した際に、加工精度や
製造バラツキ等により、数mV〜数十mVのオフセット
がオペアンプに生じ、そのオフセットが各チャンネルの
オペアンプ間でばらついたとしても、それらのオフセッ
トが各チャンネルごとにオフセットキャンセル回路27
でキャンセルされるため、出力電圧VOUT1,VOU
T2,VOUT3,…相互の精度を良好に保つことがで
きる。
【0035】[第3実施形態]図5は、本発明の第3実
施形態に係るオペアンプ回路の構成例を示す回路図であ
り、多チャンネルの電圧ドライバに適用した回路例を示
している。
【0036】図5から明らかなように、本実施形態に係
る多チャンネルの電圧ドライバは、多チャンネル分の回
路入力端子31−1,31−2,31−3,…および回
路出力端子32−1,32−2,32−3,…を有し、
これら入出力端子間に電圧ドライバ33−1,33−
2,33−3,…がそれぞれ接続された構成となってい
る。
【0037】電圧ドライバ33−1,33−2,33−
3,…は各々全く同じ回路構成となっていることから、
以下では、電圧ドライバ33−1を例に採ってその具体
的な回路構成について説明するものとする。電圧ドライ
バ33−1は、オフセットキャンセル回路34およびボ
ルテージフォロア35を有する構成となっている。
【0038】オフセットキャンセル回路34は、回路入
力端子31−1に各入力端子が接続されたスイッチ34
1,342と、スイッチ343の出力端子に入力端子が
接続されたスイッチ343と、スイッチ341,342
の各出力端子間にキャンセル容量344とから構成され
ている。スイッチ341〜343としては、例えばMO
Sトランジスタが用いられる。
【0039】ボルテージフォロア35は、正相入力端子
がスイッチ341の出力端子に、逆相入力端子がスイッ
チ343の出力端子にそれぞれ接続されたオペアンプ3
51によって構成されている。オペアンプ351の出力
端子と逆相入力端子とは短絡されている。
【0040】上記構成の第3実施形態に係る多チャンネ
ルの電圧ドライバにおいても、第1実施形態に係るスイ
ッチドキャパシタアンプの場合と同様に、オフセットキ
ャンセル回路34の作用により、オペアンプ351のオ
フセットによらず、オフセットのない理想オペアンプを
用いた場合と同じ値の出力電圧VOUT1が回路出力端
子32−1から導出される。
【0041】これにより、多チャンネルの電圧ドライバ
をCMOS半導体プロセスで実現した際に、加工精度や
製造バラツキ等により、数mV〜数十mVのオフセット
がオペアンプに生じ、そのオフセットが各チャンネルの
オペアンプ間でばらついたとしても、それらのオフセッ
トが各チャンネルごとにオフセットキャンセル回路34
でキャンセルされるため、出力電圧VOUT1,VOU
T2,VOUT3,…相互の精度を良好に保つことがで
きる。
【0042】[静電容量検出装置]図6は、本発明に係
る静電容量検出装置の構成を示す概略図あり、ここで
は、指紋検出装置(指紋センサー)として用いた場合を
例に採って示している。この静電容量検出装置では、後
述するように、先述した第1実施形態に係るオペアンプ
回路をその容量検出系に用いる。
【0043】図6から明らかなように、本静電容量検出
装置は、センサーセル40を形成する検出電極41が半
導体の表面にアレイ状に配置されるとともに、これら検
出電極41に対して行選択線…,42n−1,42n,
42n+1,…および列センス線…,43m−1,43
m,43m+1,…がマトリクス状に配線され、検出電
極41の各々と列センス線…,43m−1,43m,4
3m+1,…との間にセル選択スイッチSrが接続さ
れ、これらセル選択スイッチSrが行選択線…,42n
−1,42n,42n+1,…を介して行単位で選択さ
れる構成となっている。
【0044】この静電容量検出装置では、図7に示すよ
うに、検出電極41を覆うオーバーコート44の上に指
を載せたときに、検出電極41と指の表面との間に指紋
の凹凸に応じて形成される静電容量Csを検出すること
によって指紋の模様(指紋パターン)を取得する原理を
用いている。すなわち、検出電極41と指の表面との間
に形成される静電容量Csについて、指紋の尾根の部分
では検出電極41との間の距離が短くなるため容量値が
大きくなり、指紋の谷の部分では検出電極41との間の
距離が長くなるため容量値が小さくなることから、その
静電容量Csを検出することによって指紋の模様を取得
できるのである。なお、容量Cpは、検出電極41と半
導体基板との間の寄生容量である。
【0045】図8は、上記静電容量検出装置の回路系の
構成の一例を示す回路図であり、図中、図6と同等部分
には同一符号を付して示している。
【0046】図8から明らかなように、本静電容量検出
装置は、センサーアレイ部51、寄生容量キャンセル回
路52、検出回路53、パラレル−シリアル変換回路5
4および出力回路55を有する構成となっている。セン
サーアレイ部51には、図6と同様に、センサーセル4
0を形成する検出電極がm列×n行分だけアレイ状に配
置されている。ここでは、図面の簡略化のために、ある
1行分のセンサーセル40−1,…,40−k,…,4
0−mのみについてそのセルの回路構成を示している。
【0047】なお、センサーアレイ部51には、各列ご
とに列センス線43−1,43−k,43−mが配線さ
れているとともに、図6と同様に、各行ごとに行選択線
が配線され、また図示しないが、これら行選択線を駆動
する行駆動回路と、検出回路53を通してパラレル−シ
リアル変換回路54にパラレルに読み出された検出電圧
をシリアル変換して出力する際の駆動を行う列駆動回路
とが設けられているものとする。
【0048】以下の具体的な説明では、図9に示すk列
の回路系、即ちセンサーセル40−k、寄生容量キャン
セル回路52−k、検出回路53−kおよびパラレル−
シリアル変換回路54−kを例に採って説明するものと
する。
【0049】センサーセル40−kにおいて、容量Cs
は検出電極と指表面との間に形成される静電容量、容量
Cpは検出電極と半導体基板との間の寄生容量である。
このセンサーセル40−kは、静電容量Csの検出点X
と基準電位点、例えばグランドGNDとの間に接続され
た第1のスイッチSAと、検出点Xと列センス線43−
kとの間に接続された第2のスイッチSBとを有してい
る。これらスイッチSA,SBは、図6に示す行駆動回
路によって駆動制御され、選択された1行のみがアクテ
ィブ状態となり、非選択の行のセルについては、スイッ
チSAがオンの状態、スイッチSBがオフの状態で止ま
っているものとする。
【0050】寄生容量キャンセル回路52−kは、検出
電極と指表面との間に静電容量Csが形成されるのみな
らず、検出電極と半導体基板との間にも寄生容量Cpが
存在し、静電容量Csの検出時にこの寄生容量Cp分の
オフセットが発生することによって、検出回路53のダ
イナミックレンジを圧迫することになるので、この寄生
容量Cpに起因する不具合を解決するために設けられる
ものである。
【0051】そのために、寄生容量キャンセル回路52
−kはセンサーアレイ部51の領域外に、センサーアレ
イ部51の各検出電極と同様に形成されたダミーの検出
電極(以下、ダミー電極と略称する)を各列ごとに備え
ている。したがって、このダミー電極と半導体基板との
間にも、センサーアレイ部51の各検出電極の場合と同
様に寄生容量Cp′が付く。この寄生容量キャンセル回
路52−kにおいて、寄生容量Cp′の検出点Yと基準
電位点、例えば電源VDDとの間にはスイッチSCが接
続されている。また、検出点Yと列センス線43−kと
の間にはスイッチSDが接続されている。
【0052】検出回路53−kは、逆相入力端子が列セ
ンス線53−kの一端に接続されたオペアンプOP1
と、このオペアンプOP1の出力端子と逆相入力端子と
の間に接続された基準容量Cf1と、この基準容量Cf
1に対して並列に接続されたリセットスイッチSEとを
有する構成となっている。オペアンプOP1の正相入力
端子には、電源電圧VDDの1/2の電圧(VDD/
2)が与えられている。
【0053】検出回路53−kの出力端子には、パラレ
ル−シリアル変換回路54が接続されている。このパラ
レル−シリアル変換回路54は、検出回路53−kの出
力端子と出力信号線541との間に各列ごとに設けられ
た第1のサンプル&ホールド回路542−kと、出力信
号線541に入力端子が接続された出力アンプ543
と、この出力アンプ543の出力端子に入力端子が接続
された第2のサンプル&ホールド回路544とを有する
構成となっている。
【0054】第1のサンプル&ホールド回路542−k
は、検出回路53−kの出力端子と出力信号線541と
の間に直列に接続されたサンプリングスイッチSFおよ
び列選択スイッチSGと、これらスイッチSF,SGの
共通接続点とグランドとの間に接続されたホールド容量
Ch1とを有する構成となっている。出力アンプ543
は、基準電圧VOSを正相入力とし、サンプル&ホール
ド回路542−kを介して供給される検出回路53−k
の検出電圧Vsnsを逆相入力とするオペアンプOP2
と、このオペアンプOP2の逆相入力端子と出力端子と
の間に接続された基準容量Cf2と、この基準容量Cf
2に対して並列に接続されたリセットスイッチSHとを
有する構成となっている。
【0055】第2のサンプル&ホールド回路544は、
出力アンプ543の出力端子、即ちオペアンプOP2の
出力端子に入力端子が接続されたサンプリングスイッチ
SIと、このサンプリングスイッチSIの出力端子とグ
ランドとの間に接続されたホールド容量Ch2とを有す
る構成となっている。出力回路55は、第2のサンプル
&ホールド回路544におけるホールド容量Ch2のホ
ールド出力を正相入力とし、逆相入力端子と出力端子と
が短絡されたオペアンプOP3からなるバッファ構成と
なっている。
【0056】次に、上記構成の静電容量検出装置の回路
動作について、図9に示すk列の回路系を用いて図10
のタイミングチャートを参照して説明する。図10のタ
イミングチャートにおいて、スイッチSA〜SFについ
ては、“H”レベルがオン、“L”レベルがオフを意味
するものとする。また、初期状態のスイッチSA〜SF
は全てオフ状態とする。
【0057】先ず、時刻t1で検出回路53−kのリセ
ットスイッチSEをオンし、基準容量Cf1の電荷を0
にする。このとき、列センス線43−kはオペアンプO
P1の作用によってVDD/2に仮想接地されている。
また同時に、センサーセル40−kのスイッチSAをオ
ンし、検出電極の電位Vcellをグランドレベルにす
るとともに、寄生容量キャンセル回路52−kのスイッ
チSCをオンし、ダミー電極の電位VdmyをVDDレ
ベルにする。
【0058】このとき、センサーセル40−kのスイッ
チSBおよび寄生容量キャンセル回路52−kのスイッ
チSDは共にオフ状態となっている。その後、検出回路
53−kのリセットスイッチSE、センサーセル40−
kのスイッチSAおよび寄生容量キャンセル回路52−
kのスイッチSCを共にオフする。このとき、各ノード
は電荷が保持されているので電位の変化はない。
【0059】次いで、時刻t2でセンサーセル40−k
のスイッチSBをオンし、検出電極と列センス線43−
kとを短絡させる。このとき、列センス線43−kが検
出回路53−kによってVDD/2に仮想接地されてい
るので、検出電極の電位Vcelはグランドレベル→V
DD/2に変化する。この電位の変化により、検出電極
から検出回路53−kの基準容量Cf1に、−{(VD
D/2)×(Cs+Cp)}の電荷がスイッチSBを通
して移動する。
【0060】時刻t2ではさらに、寄生容量キャンセル
回路52−kのスイッチSDをオンし、ダミー電極と列
センス線43−kとを短絡させる。このとき、ダミー電
極の電位VdmyはVDD→VDD/2に変化するの
で、ダミー電極から検出回路53−kの基準容量Cf1
に、(VDD/2)×Cp′の電荷がスイッチSDを通
して移動する。
【0061】結局、基準容量Cf1には、−{(VDD
/2)×(Cs+Cp−Cp′)} の電荷が蓄積されるため、検出回路53−kの検出電圧
Vsnsは、 Vsns=(VDD/2)+{(VDD/2)×(Cs
+Cp−Cp′)}/Cf1 となる。このとき、Cp=Cp′となるようにダミー電
極を設計しておけば、 Vsns=(VDD/2)+{(VDD/2)×Cs}
/Cf1 となり、検出電極の寄生容量Cpによるオフセットをキ
ャンセルできる。
【0062】その後、センサーセル40−kのスイッチ
SBおよび寄生容量キャンセル回路52−kのスイッチ
SDを共にオフする。このとき、各ノードの電荷は保持
されるので電位の変化はない。
【0063】時刻t3で再び、センサーセル40−kの
スイッチSAおよび寄生容量キャンセル回路52−kの
スイッチSCを共にオンし、検出電極の電位Vcell
をグランドレベルに、ダミー電極の電位VdmyをVD
Dレベルにする。以降、スイッチSA,SCおよびスイ
ッチSB,SBのオン/オフ制御に基づく上述した一連
の動作、即ち時刻t1〜時刻t3の動作を、時刻t3〜
時刻t5,時刻t5〜時刻t7,…と順に繰り返す。
【0064】このサイクルを繰り返すごとに、検出回路
53−kの検出電圧Vsnsは、 ΔVsns={(VDD/2)×Cs}/Cf1 ={VDD/(2×Cf1)}×Cs ずつ増加する。このサイクルをトータルK回ほど繰り返
したとき、検出電圧Vsnsは、 Vsns=VDD/2+K×ΔVsns =VDD/2+K×{VDD/(2×Cf1)}×Cs となる。
【0065】時刻t1〜時刻t3のサイクルをK回繰り
返した後、センサーセル40−kのスイッチSBおよび
寄生容量キャンセル回路52−kのスイッチSCを共に
オフする。そして、時刻t8でパラレル−シリアル変換
回路54における第1のサンプル&ホールド回路542
−kのサンプリングスイッチSFをオンする。これによ
り、検出回路53−kの検出電圧Vsnsが第1のサン
プル&ホールド回路542−kにロードされ、ホールド
容量Ch1にホールドされる。
【0066】以上、k列の回路系を例に採ってその動作
について説明したが、ここまでの動作は全ての列で行単
位に同時に行われることになる。そして、パラレル−シ
リアル変換回路54において、各列毎に第1のサンプル
&ホールド回路542−1〜542−mの各ホールド容
量Ch1にホールドされた電圧は、列駆動回路(図示せ
ず)から順に出力される列駆動信号により、第1のサン
プル&ホールド回路542−1〜542−mの各列選択
スイッチSGが順次オン→オフされることによってシリ
アル変換され、出力信号線541、出力アンプ543お
よび第2のサンプル&ホールド回路544を経由して出
力される。
【0067】以上説明した静電容量検出装置において、
検出回路53−kはオペアンプOP1を用いた構成とな
っている。したがって、この検出回路53−kとして、
先述した第1実施形態に係るオペアンプ回路(図1参
照)を用いることができる。このように、検出回路53
−kとして第1実施形態に係るオペアンプ回路を用いる
場合には、図8および図9に示す検出回路53−1,
…,53−k,…,53−mにおいて、オペアンプOP
1の正相入力端子および逆相入力端子と基準電位点(本
例では、1/2VDD)との間に、図1のオフセットキ
ャンセル回路13が挿入されることになる。
【0068】また、センサーセル40−1,…,40−
k,…,40−mにおいて、第1のスイッチSAと静電
容量(被検出容量)Csとは基準電位(本例では、グラ
ンドレベル)をサンプルホールドする動作を行うことか
ら、サンプル&ホールド回路と等価とみなすことができ
る。したがって、図9のセンサーセル40−kと図1の
サンプル&ホールド回路11とを対比すると、第1,第
2のスイッチSA,SBがスイッチ111,113に、
静電容量Csがホールド容量112にそれぞれ対応する
ことになる。
【0069】このように、センサーセルがアレイ状に配
置されてなる静電容量検出装置において、各列ごとにセ
ンサーセル40の静電容量Csを検出すべく設けられた
検出回路53−1,…,53−k,…,53−mとし
て、先述した第1実施形態に係るオペアンプアンプ回
路、即ちスイッチドキャパシタアンプを用いることで、
オフセットキャンセル回路13(図1参照)の作用によ
り、オペアンプOP1のオフセットによらず、オフセッ
トのない理想オペアンプを用いた場合と同じ電圧値の検
出電圧を得ることができる。
【0070】これにより、検出回路53−1,…,53
−k,…,53−mをCMOS半導体プロセスで実現し
た際に、加工精度や製造バラツキ等により、数mV〜数
十mVのオフセットがオペアンプOP1に生じ、そのオ
フセットが各列のオペアンプOP1間でばらついたとし
ても、それらのオフセットが各列ごとにオフセットキャ
ンセル回路13でキャンセルされるため、センサーセル
アレイ部51における各列ごとの検出電圧相互の検出精
度を良好に保つことができる。
【0071】なお、本適用例では、第1実施形態に係る
オペアンプ回路を、静電容量検出装置の容量検出系に用
いた場合を例に採って説明したが、この適用例に限られ
るものではなく、例えばCMOSイメージセンサに代表
されるX−Yアドレス型固体撮像素子の信号処理系に適
用することも可能である。
【0072】[指紋照合装置]図11は、上記構成の静
電容量検出装置を指紋検出装置(指紋センサー)として
用いた本発明に係る指紋照合装置の構成の一例を示すブ
ロック図である。図11に示すように、本例に係る指紋
照合装置60は、指紋検出装置61、A/Dコンバータ
62、第1,第2のメモリ63,64、登録部65およ
び比較部66を有する構成となっている。
【0073】上記構成の指紋照合装置60において、指
紋検出装置61として、先述した静電容量検出装置が用
いられる。すなわち、指紋検出装置61は、センサーセ
ルの検出電極の電位を基準電位にした後、その電荷を検
出回路の基準容量に取り込む動作を繰り返して行うこと
により、検出電極と指の表面との間に指紋の応答に応じ
て形成される静電容量Csを高い検出感度にて検出して
指紋情報を取得する構成となっている。また、静電容量
Csを検出する検出回路として、オペアンプを用いると
ともに、そのオフセットをキャンセルする機能を備えた
第1実施形態に係るオペアンプ回路を用いている。
【0074】指紋検出装置61の出力電圧は、A/Dコ
ンバータ62でデジタル化された後第1のメモリ63に
格納される。登録部65は、照合対象となる指紋パター
ンを予め登録する際に使用されるものであり、その登録
の際に第1のメモリ63に格納された指紋情報から例え
ば特徴点だけを抽出し、この特徴点群の情報を登録パタ
ーン情報として第2のメモリ64に格納する。
【0075】比較部66は、指紋の照合の際に、指紋検
出装置61によって検出され、第1のメモリ61に格納
された検出指紋情報を、例えばその特徴点について第2
のメモリ64に予め格納されている登録パターン情報と
比較する。そして、検出指紋情報が登録パターン情報と
一致する場合には、比較部66は、指紋検出装置61に
よって検出された指紋が予め登録されている指紋である
と判断し、その旨の照合結果を外部へ出力する。
【0076】なお、本例に係る指紋照合装置60では、
指紋検出装置61によって検出された指紋情報を一旦第
1のメモリ63に格納するとしたが、信号処理上、その
必要がない場合には、第1のメモリ63を省略すること
ができる。
【0077】また、図12に示すように、指紋検出装置
61、A/Dコンバータ62および第1のメモリ63
(当該メモリ63については、点線で示すように省略す
ることも可能)を1つのユニット67として構成し、当
該ユニット67の出力をパーソナルコンピュータ68に
与えるようにし、このーソナルコンピュータ68に第2
のメモリ64、登録部65および比較部66の機能を持
ち、これらを総合して指紋照合装置60′とすることも
可能である。
【0078】このように、指紋照合装置60の指紋検出
装置61として、先述した静電容量検出装置を用いるこ
とにより、当該静電容量検出装置はその静電容量を検出
する回路として用いられるオペアンプ回路が、オペアン
プのオフセットをキャンセルする機能を備えていること
から、センサーセルアレイ部における各列ごとの検出電
圧相互の検出精度を良好に保つことができるため、指紋
の検出精度をより向上できることになる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
帰還回路を有し、逆相入力端子に入力信号が与えられる
オペアンプを用いたオペアンプ回路において、オフセッ
トキャンセル機能を付加したことにより、オペアンプの
オフセットを実効上キャンセルすることができるため、
絶対精度を向上できる。特に、オペアンプ回路を複数チ
ャンネル分設けた構成を採る場合、オペアンプのオフセ
ットに起因する各チャンネル間での出力電圧のバラツキ
を抑えることができる。また、オフセットによる出力電
圧のずれを解消できることで、ダイナミックレンジが狭
くなるのを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るオペアンプ回路の
構成例を示す回路図であり、スイッチドキャパシタアン
プに適用した回路例を示している。
【図2】第1実施形態に係るオペアンプ回路の回路動作
を説明するためのタイミングチャートである。
【図3】第1実施形態に係るオペアンプ回路の変形例を
示す回路図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係るオペアンプ回路の
構成例を示す回路図であり、多チャンネルの電圧ドライ
バに適用した回路例を示している。
【図5】本発明の第3実施形態に係るオペアンプ回路の
構成例を示す回路図であり、多チャンネルの電圧ドライ
バに適用した回路例を示している。
【図6】本発明に係る静電容量検出装置の構成を示す概
略図ある。
【図7】静電容量を検知する指紋検出装置の原理図であ
る。
【図8】静電容量検出装置の回路系の構成の一例を示す
回路図である。
【図9】k列の回路系の具体的な回路構成を示す回路図
である。
【図10】静電容量検出装置の回路動作を説明するため
のタイミングチャートである。
【図11】本発明に係る指紋照合装置の構成の一例を示
すブロック図である。
【図12】本発明に係る指紋照合装置の構成の他の例を
示すブロック図である。
【図13】オペアンプ回路の従来例を示す回路図であ
る。
【図14】従来例に係るオペアンプ回路の回路動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
11…サンプル&ホールド回路、12,26…出力アン
プ、13,27,34…オフセットキャンセル回路、2
3−1,23−2,23−3,33−1,33−2,3
3−3…電圧ドライバ、35…ボルテージフォロア、4
0,40−1〜40−m…センサーセル、41…検出電
極、43−1〜43−m…センス線、51…センサーセ
ルアレイ、52…寄生容量キャンセル回路、53,53
−1〜53−m…検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03H 19/00 A61B 5/10 322 5J091 5J500 (72)発明者 篠崎 圭一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 2G028 AA01 BD05 CG07 FK01 FK08 GL07 GL09 MS03 4C038 FF05 FG00 5B047 AA25 BB10 5J023 CA07 CB01 CB09 5J090 AA01 AA47 CA13 FA18 HA25 HA29 HA38 HA42 KA17 KA19 KA33 KA34 MA05 MA08 MA11 NN14 QA04 SA15 TA01 TA06 5J091 AA01 AA47 CA13 FA18 HA25 HA29 HA38 HA42 KA17 KA19 KA33 KA34 MA05 MA08 MA11 QA04 SA15 TA01 TA06 5J500 AA01 AA47 AC13 AF18 AH25 AH29 AH38 AH42 AK17 AK19 AK33 AK34 AM05 AM08 AM11 AQ04 AS15 AT01 AT06 NN14

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帰還回路を有し、逆相入力端子に入力信
    号が与えられるオペアンプと、 基準電位点と前記オペアンプの正相入力端子との間に接
    続された第1のスイッチと、 基準電位点と前記オペアンプの逆相入力端子との間に直
    列に接続された第2,第3のスイッチと、 前記第1,第2のスイッチの各出力端子間に接続された
    キャンセル容量と、 前記入力信号が前記オペアンプの逆相入力端子に与えら
    れる前に、前記第1,第3のスイッチをオン、前記第2
    のスイッチをオフさせ、次いで前記第1,第3のスイッ
    チをオフさせ、しかる後前記第2のスイッチをオンさせ
    るタイミング制御手段とを備えたことを特徴とするオペ
    アンプ回路。
  2. 【請求項2】 前記オペアンプは複数チャンネル分の入
    力信号にそれぞれ対応して設けられており、 前記第1〜第3のスイッチおよびキャンセル容量は、複
    数チャンネル分のオペアンプごとに設けられていること
    を特徴とする請求項1記載のオペアンプ回路。
  3. 【請求項3】 前記オペアンプは、出力端子と逆相入力
    端子との間に接続された帰還容量を有することを特徴と
    する請求項1記載のオペアンプ回路。
  4. 【請求項4】 検出電極を有するセンサーセルがアレイ
    状に配置されるとともに、各列ごとにセンス線が配線さ
    れてなるセンサーアレイ部と、 前記検出電極に対する電荷のチャージ後前記センス線を
    仮想接地し、このセンス線を介して前記検出電極の電荷
    を検出することによって当該検出電極との間に形成され
    る静電容量を検出する検出回路とを備え、 前記検出回路は、 出力端子と逆相入力端子との間に接続された帰還容量を
    有し、逆相入力端子に前記センサーセルから前記センス
    線を通して前記検出電極の検出信号が与えられるオペア
    ンプと、 基準電位点と前記オペアンプの正相入力端子との間に接
    続された第1のスイッチと、 基準電位点と前記オペアンプの逆相入力端子との間に直
    列に接続された第2,第3のスイッチと、 前記第1,第2のスイッチの各出力端子間に接続された
    キャンセル容量と、 前記検出信号が前記オペアンプの逆相入力端子に与えら
    れる前に、前記第1,第3のスイッチをオン、前記第2
    のスイッチをオフさせ、次いで前記第1,第3のスイッ
    チをオフさせ、しかる後前記第2のスイッチをオンさせ
    るタイミング制御手段とを有することを特徴とする静電
    容量検出装置。
  5. 【請求項5】 前記検出回路は、前記センサーセルから
    前記センス線に出力される電荷を前記帰還容量に取り込
    んで電圧信号に変換することを特徴とする請求項4記載
    の静電容量検出装置。
  6. 【請求項6】 前記センサーセルは、前記検出電極と基
    準電位との間に接続された第1のスイッチと、前記検出
    電極と前記センス線との間に接続された第2のスイッチ
    とを有し、 前記第1のスイッチをオンし、次いでこれをオフした後
    前記第2のスイッチをオンさせて前記センサーセルの電
    荷を前記帰還容量に供給する動作を繰り返して実行する
    ことを特徴とする請求項5記載の静電容量検出装置。
  7. 【請求項7】 検出電極を有するセンサーセルがアレイ
    状に配置されるとともに、各列ごとにセンス線が配線さ
    れてなるセンサーアレイ部と、前記検出電極に対する電
    荷のチャージ後前記センス線を仮想接地し、このセンス
    線を介して前記検出電極の電荷を検出することによって
    当該検出電極との間に形成される静電容量を検出して指
    紋情報を取得する検出回路とを有する指紋検出手段と、 予め登録された指紋のパターン情報を格納する格納手段
    と、 前記指紋検出手段によって取得された指紋情報を前記格
    納手段に格納されている登録パターン情報と比較し、そ
    の比較結果を指紋照合結果として出力する比較手段とを
    備え、 前記指紋検出手段における前記検出回路は、 出力端子と逆相入力端子との間に接続された帰還容量を
    有し、逆相入力端子に前記センサーセルから前記センス
    線を通して前記検出電極の検出信号が与えられるオペア
    ンプと、 基準電位点と前記オペアンプの正相入力端子との間に接
    続された第1のスイッチと、 基準電位点と前記オペアンプの逆相入力端子との間に直
    列に接続された第2,第3のスイッチと、 前記第1,第2のスイッチの各出力端子間に接続された
    キャンセル容量と、 前記検出信号が前記オペアンプの逆相入力端子に与えら
    れる前に、前記第1,第3のスイッチをオン、前記第2
    のスイッチをオフさせ、次いで前記第1,第3のスイッ
    チをオフさせ、しかる後前記第2のスイッチをオンさせ
    るタイミング制御手段とを有することを特徴とする指紋
    照合装置。
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