JP2003058660A - コンテンツ利用管理システム及びこれに用いられるサーバ - Google Patents

コンテンツ利用管理システム及びこれに用いられるサーバ

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JP2003058660A
JP2003058660A JP2002152255A JP2002152255A JP2003058660A JP 2003058660 A JP2003058660 A JP 2003058660A JP 2002152255 A JP2002152255 A JP 2002152255A JP 2002152255 A JP2002152255 A JP 2002152255A JP 2003058660 A JP2003058660 A JP 2003058660A
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Katsumi Tokuda
克己 徳田
Yasushi Miura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配信サーバが、ユーザ端末でのコンテンツの
利用を確実且つ最適に制御し、ユーザ端末の負担を軽減
することが可能であるコンテンツ利用管理システムを提
供する。 【解決手段】 ユーザ端末4a、…、4nは、ユーザの
指示に従って、利用条件管理サーバ3にコンテンツの利
用を要求(LT発行要求)する。LT発行要求には、要
求するコンテンツと当該コンテンツの利用量とを示す期
待情報(ELI)が含められる。利用条件管理サーバ3
は、ユーザ毎のコンテンツの利用条件を示すライセンス
情報を保持し、ユーザからの要求に基づいて、当該ユー
ザに対応する前記ライセンス情報が示す利用条件の一部
又は全部をLT発行要求に含まれる期待情報(ELI)
に従って切り出し、切り出した権利情報(UR−Uc)
を含むライセンスチケット(LT)を生成し、ユーザ端
末4a、…、4nに送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテンツの利用
を要求したユーザの端末装置に対して、一定の利用条件
下でコンテンツの利用を可能にするライセンス情報を、
管理装置から通信ネットワークを介して配信するコンテ
ンツ利用管理システム等に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、音楽や映像、ゲームなどのデジタ
ル著作物をインターネットやデジタル放送などで配信す
るシステムが開発され、その一部は、実用化の段階を迎
えている。また、これらのコンテンツの配信に当り、著
作権保護の観点から、配信したコンテンツの再生回数、
コンテンツの移動、複製などを制限するコンテンツ利用
制御の方式が併せて検討されている。従来のデジタルコ
ンテンツ配信システムでは、特開2000−48076
号公報や特開2000−293439号公報に開示され
ているように、各ユーザのコンテンツに対する利用条件
を、コンテンツと共に受信側に配信して、全てユーザ端
末で管理するようにモデル化されている。
【0003】例えば、あるユーザが、映画”Matri
x”について3回視聴する権利を購入する場合には、ユ
ーザ端末は、配信サーバから通信経由で、映画”Mat
rix”のコンテンツと共に、「Matrixを3回視
聴可能」であることを示す利用条件を受信し、コンテン
ツの再生を利用条件に従って管理する。配信サーバは、
ユーザ端末に上記利用条件を配信した以降は、ユーザの
利用条件に関与しない。
【0004】ユーザ端末が蓄積したコンテンツを再生し
て”Matrix”を視聴する場合には、1回視聴する
毎にユーザ端末で管理している利用条件の視聴可能回数
を1ずつ減じる処理が行われ、視聴可能回数が0になっ
た時点で、視聴を不許可とする処理が行われる。
【0005】図52は、従来のデジタルコンテンツ配信
システムの構成を示している。配信サーバ110は、会
員登録したユーザのID情報などを蓄積するユーザ管理
データベース111と、コンテンツの利用条件を蓄積す
るコンテンツ情報データベース116と、コンテンツを
蓄積するコンテンツデータベース119と、ユーザ認証
を行うユーザ認証部112と、コンテンツの利用条件や
暗号鍵の情報を含むコンテンツ情報を生成するコンテン
ツ情報生成部117と、コンテンツ情報を暗号化するコ
ンテンツ情報暗号化部118と、コンテンツデータベー
ス119から指定されたコンテンツを取得するコンテン
ツ取得部120と、コンテンツを暗号化するコンテンツ
暗号化部121と、ユーザ端末130との通信を行う通
信部122とを備えている。
【0006】一方、ユーザ端末130は、配信サーバ1
10との間で通信を行う通信部131と、ID情報を蓄
積するID情報蓄積部132と、暗号化されたコンテン
ツを蓄積する蓄積部133と、受信したコンテンツ情報
から暗号鍵と利用条件を復号するコンテンツ情報復号部
137と、コンテンツの利用条件及び暗号鍵を管理する
利用条件管理部138と、コンテンツ再生時に利用条件
を満たすかどうかの判定処理を行う利用条件処理部13
9と、利用条件を満たすときに利用条件処理部139か
ら取得した暗号鍵でコンテンツを復号するコンテンツ復
号部135とを備えている。
【0007】図53は、このデジタルコンテンツ配信シ
ステムにおいて、ユーザ端末130が配信サーバ110
からコンテンツを購入するときの処理フローを示してい
る。
【0008】ユーザのコンテンツ購入要求があると、配
信サーバ110及びユーザ端末130は以下の処理を行
う。 S201:ユーザ端末130の通信部131は、ID情
報蓄積部132に蓄積されたユーザ端末130のID情
報を取得し、このID情報とコンテンツ購入要求とを配
信サーバ110に送信する。
【0009】S202:この情報を配信サーバ110の
通信部122を通じて受信したユーザ認証部112は、
受信したID情報をユーザ管理データベース111に蓄
積されているID情報と照合してユーザ認証を行った
後、コンテンツ購入要求をコンテンツ情報生成部117
に渡す。
【0010】S203:コンテンツ情報生成部117
は、コンテンツ購入に対する課金処理を行い、コンテン
ツ情報データベース116から購入コンテンツの利用条
件やコンテンツ鍵の情報を取得し、コンテンツ鍵を購入
コンテンツの情報と共にコンテンツ取得部120に渡
す。また、コンテンツ情報生成部117は、利用条件と
コンテンツ鍵の情報とを含むコンテンツ情報を生成して
コンテンツ情報暗号化部118に渡し、コンテンツ情報
暗号化部118は、コンテンツ情報を暗号化する。
【0011】S204:コンテンツ取得部120は、コ
ンテンツデータベース119から該当するコンテンツを
取得し、コンテンツ暗号化部121は、このコンテンツ
をコンテンツ鍵で暗号化する。配信サーバ110の通信
部122は、暗号化されたコンテンツと、暗号化された
コンテンツ情報とをユーザ端末130に送信する。
【0012】S205:ユーザ端末130の通信部13
1は、(1)暗号化されたコンテンツと、(2)コンテ
ンツ鍵及び利用条件の情報を含む暗号化されたコンテン
ツ情報とを受信し、 S206:コンテンツを蓄積部133に送って蓄積す
る。 S207:また、コンテンツ情報をコンテンツ情報復号
部137に送る。コンテンツ情報復号部137は、暗号
化されているコンテンツ情報を復号し、利用条件とコン
テンツ鍵とを取り出して利用条件管理部138に蓄積す
る。
【0013】図54は、このデジタルコンテンツ配信シ
ステムにおいて、ユーザ端末130がコンテンツを再生
するときの処理フローを示している。ユーザのコンテン
ツ再生要求があると、ユーザ端末130は以下の処理を
行う。
【0014】S301:利用条件処理部139は、利用
条件管理部138で管理されている該当するコンテンツ
の利用条件及びコンテンツ鍵を取得し、 S302:利用条件の再生回数(再生を許容する回数)
をチェックする。 S303:再生回数が0より大きいと判断したときは、 S304:利用条件の再生回数をデクリメントして、 S305:利用条件を利用条件管理部138に蓄積す
る。 S306:コンテンツ復号部135は、蓄積部133か
ら該当するコンテンツを取得し、 S307:利用条件処理部139から渡されたコンテン
ツ鍵を用いてコンテンツを復号し、コンテンツを再生す
る。
【0015】また、S303において、再生回数が0よ
り大きくないときは、再生は行わず処理を終了する。な
お、秘密情報の漏洩を防止するため、秘密情報を扱うI
D情報蓄積部132、コンテンツ情報復号部137及び
利用条件管理部138は、通常、例えばICカード等、
セキュリティモジュールに設置され、このセキュリティ
モジュールがユーザ端末130に装着される。この場
合、利用条件管理部138から利用条件処理部139に
利用条件やコンテンツ鍵の情報を送るとき、これらの情
報は暗号化されてセキュリティモジュールから出力さ
れ、利用条件処理部139が更新した利用条件を利用条
件管理部138に蓄積する際にも、再暗号化されてセキ
ュリティモジュールに送出される。従来のデジタルコン
テンツ配信システムでは、こうした方式で、各ユーザの
コンテンツに対する利用条件がユーザ端末で管理されて
いる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各ユー
ザの利用条件を全てユーザ端末で管理する場合には、ユ
ーザ端末での複雑な利用条件管理が必須である。このよ
うな機能を実装することは、PCのような複雑な処理を
容易に行うことが可能なユーザ端末においては大きな負
担とはならないが、携帯電話等のポータブル機器や、家
電機器などにおいては大きな負担となり得る。
【0017】そこで、本発明は、こうした従来の技術の
問題点を解決するものであり、配信サーバが、ユーザ端
末でのコンテンツの利用を確実且つ最適に制御し、ユー
ザ端末の負担を軽減することが可能であるコンテンツ利
用管理システム及びこれに用いられるサーバ等を提供す
ることを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係るコンテンツ利用管理システムは、デジタ
ル著作物であるコンテンツを利用する端末装置と前記コ
ンテンツの前記端末装置における利用を管理するサーバ
装置とからなるコンテンツ利用管理システムであって、
前記サーバ装置は、前記端末装置を使用するユーザ毎の
コンテンツの利用条件を示すライセンス情報を記憶する
ライセンス情報記憶手段と、ユーザからの要求に基づい
て、当該ユーザに対応する前記ライセンス情報が示す利
用条件の一部又は全部を示す権利情報であるライセンス
チケットを生成し、前記端末装置に送信するライセンス
チケット発行手段とを備え、前記端末装置は、ユーザの
指示に従って、前記サーバ装置にコンテンツの利用を要
求する要求手段と、前記サーバ装置から送信されてきた
ライセンスチケットを受信する受信手段と、受信された
ライセンスチケットが示す利用条件に従って、コンテン
ツの利用を制御するコンテンツ利用制御手段とを備え、
前記要求手段は、要求するコンテンツと当該コンテンツ
の利用量とを示す期待情報を前記サーバ装置に送信する
ことによって前記要求をし、前記ライセンスチケット発
行手段は、前記要求手段から送信されてきた期待情報に
従ってライセンスチケットを生成し、前記端末装置に送
信することを特徴とする。
【0019】なお、本明細書において、コンテンツの
「利用」は、コンテンツの「再生」、「移動」、「複
製」や、電子書籍等のコンテンツの「印刷」等、コンテ
ンツを使用する全ての操作を含むものとして使用する。
【0020】また、端末装置と端末装置におけるデジタ
ルコンテンツの利用を管理するサーバ装置とから構成さ
れるコンテンツ利用管理システムであって、前記サーバ
装置は、動的にユーザの利用条件を管理し、前記利用条
件の一部又は全部をライセンス情報として生成し、前記
端末装置に配信し、前記端末装置は、受信した前記ライ
センス情報に基づいて、コンテンツの利用を制御するこ
とを特徴とする構成としてもよい。
【0021】なお、本発明は、上記コンテンツ利用管理
システムを構成するサーバ装置及び端末装置として実現
したり、それらサーバ装置及び端末装置を構成する特徴
的な手段をステップとするコンテンツ利用管理方法とし
て実現したり、それらステップをパーソナルコンピュー
タ等に実行させるプログラムとして実現したりすること
もできる。そして、そのプログラムをDVD等の記録媒
体やインターネット等の伝送媒体を介して広く流通させ
ることができるのは言うまでもない。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態のデジ
タルコンテンツ配信システムについて、説明する。 (実施の形態1)本発明の実施の形態1におけるデジタ
ルコンテンツ配信システムは、図1に示すように、配信
サーバ410とユーザ端末430とからなり、配信サー
バ410は、会員登録したユーザのID情報などを蓄積
するユーザ管理データベース411と、コンテンツに対
するユーザの権利情報を蓄積するユーザ権利情報データ
ベース413と、コンテンツの関連情報(コンテンツ鍵
など)を蓄積するコンテンツ情報データベース416
と、コンテンツを蓄積するコンテンツデータベース41
9と、ユーザ認証を行うユーザ認証部412と、コンテ
ンツに対するユーザの権利情報の登録や更新を行うユー
ザ権利処理部414と、リクエストされたコンテンツの
ライセンス情報を生成するライセンス情報生成部415
と、ライセンス情報やコンテンツ鍵の情報を含むコンテ
ンツ情報を生成するコンテンツ情報生成部417と、コ
ンテンツ情報を暗号化するコンテンツ情報暗号化部41
8と、コンテンツデータベース419から指定されたコ
ンテンツを取得するコンテンツ取得部420と、コンテ
ンツを暗号化するコンテンツ暗号化部421と、ユーザ
端末430との通信を行う通信部422とを備えてい
る。
【0023】一方、ユーザ端末430は、配信サーバ4
10との間で通信を行う通信部431と、ID情報を蓄
積するID情報蓄積部432と、ユーザ端末の能力を示
す端末能力情報を蓄積する端末能力情報蓄積部439
と、暗号化されたコンテンツを蓄積する蓄積部433
と、暗号化されたコンテンツ情報を蓄積するコンテンツ
情報データベース438と、コンテンツ情報データベー
ス438からコンテンツ情報を取得し、コンテンツ鍵と
ライセンス情報とを復号するコンテンツ情報復号部43
7と、ライセンス情報に基づいてコンテンツ鍵の使用の
可否を判定するライセンス情報処理部436と、ライセ
ンス情報処理部436から取得したコンテンツ鍵でコン
テンツを復号するコンテンツ復号部435と、半導体メ
モリカードなどの外部メディア450にコンテンツを出
力する外部メディアアクセス部434とを備えている。
【0024】このシステムでは、各ユーザのコンテンツ
に対する権利情報が、基本的には配信サーバ410で管
理される。ユーザが購入(あるいは事前契約)したコン
テンツは、暗号化された状態でユーザ端末430の蓄積
部433に蓄積され、このコンテンツを利用する場合に
は、ユーザ端末430から配信サーバ410にリクエス
トが出される。配信サーバ410は、ユーザがリクエス
トしたコンテンツに対する利用条件(あるいは契約条
件、以下「UR−Us」とも記す。)を確認し、ユーザ
の利用権が存在するときは、ユーザに対してコンテンツ
情報(ライセンス情報(以下、「UR−Uc」とも記
す。)とコンテンツ鍵とを含む情報(以下、「LT」と
も記す。))を配信する。
【0025】ライセンス情報は、コンテンツの再生や、
移動、複製などの利用に対する条件情報によって構成さ
れ、ユーザ端末430は、このライセンス情報に基づい
てコンテンツの利用を制御する。
【0026】図2は、本実施の形態におけるデジタルコ
ンテンツ配信システムにおいて、ユーザ端末430が配
信サーバ410からコンテンツを購入するときの処理フ
ローを示している。
【0027】ユーザからのコンテンツ購入要求がある
と、配信サーバ410及びユーザ端末430は以下の処
理を行う。 S501:ユーザ端末430の通信部431は、ID情
報蓄積部432に蓄積されたユーザ端末430のIDを
取得し、このID情報とコンテンツの購入要求とを配信
サーバ410に送信する。
【0028】S502:この情報を配信サーバ410の
通信部422を通じて受信したユーザ認証部412は、
受信したID情報をユーザ管理データベース411に蓄
積されているID情報と照合してユーザ認証を行った
後、コンテンツ購入要求をユーザ権利処理部414に渡
す。 S503:ユーザ権利処理部414は、コンテンツ購入
の課金処理を行い、ユーザ権利情報データベース413
に、購入コンテンツに対するユーザの権利情報(UR−
Us)を登録する。
【0029】S504:コンテンツ情報生成部417
は、コンテンツ情報データベース416から該当コンテ
ンツの関連情報(コンテンツ鍵など)を取得してコンテ
ンツ取得部420に渡す。 S505:コンテンツ取得部420は、コンテンツデー
タベース419から該当コンテンツを取得し、コンテン
ツ暗号化部421は、このコンテンツをコンテンツ鍵で
暗号化する。配信サーバ410の通信部422は、暗号
化されたコンテンツをユーザ端末430に送信する。
【0030】S506:ユーザ端末430の通信部43
1は、暗号化されたコンテンツを受信すると、 S507:コンテンツを蓄積部433に送って蓄積す
る。 次に、図3を用いて本実施の形態のデジタルコンテンツ
配信システムにおけるユーザ端末430が、コンテンツ
を再生するためにコンテンツ情報を取得する場合の処理
(コンテンツ情報取得プロセス)について説明する。
【0031】ユーザからコンテンツ再生のためのコンテ
ンツ情報の取得要求があると、配信サーバ410及びユ
ーザ端末430は以下の処理を行う。 S601:ユーザ端末430の通信部431は、ID情
報蓄積部432に蓄積されたユーザ端末430のID情
報と、端末能力情報蓄積部439に蓄積された端末能力
情報とを取得し、これらの情報とコンテンツ情報取得要
求(以下、「LT発行要求」とも記す。)とを配信サー
バ410に送信する。
【0032】なお、本実施の形態において、端末能力情
報とは、ユーザ端末430が、どのようなライセンス情
報を処理可能かということを表すものであり、より具体
的には、ライセンス情報に記述される再生可能回数の値
について、どのような値ならば処理可能かを示す情報で
あるとする。例えば、『再生可能回数が1回と記述され
たライセンス情報のみ処理可能』という情報である。
【0033】S602:ID情報を配信サーバ410の
通信部422を通じて受信したユーザ認証部412は、
受信した情報をユーザ管理データベース411に蓄積さ
れているID情報と照合してユーザ認証を行った後、ユ
ーザ情報とコンテンツ情報取得要求とをユーザ権利処理
部414に渡す。また、配信サーバ410の通信部42
2は、受信した端末能力情報をライセンス情報生成部4
15に渡す。
【0034】S603:ユーザ権利処理部414は、S
602で渡されたユーザ情報によって特定されるユーザ
の権利情報であって、且つ、コンテンツ情報取得要求の
あったコンテンツに対する権利情報を、ユーザ権利情報
データベース413を参照して確認する。
【0035】S604:S603で確認した権利情報の
中に、再生権利が含まれている場合、ユーザ権利処理部
414は、その再生権利の内容をライセンス情報生成部
415に伝える。ここで、再生権利の内容は、再生可能
回数が何回かを表す情報であり、例えば、『N回再生可
能である』といった情報である。その後、 S605:後述するライセンス情報生成プロセスが実行
される。 S606:コンテンツ情報生成部417は、コンテンツ
情報データベース416から該当コンテンツのコンテン
ツ鍵を読み出し、このコンテンツ鍵とライセンス情報生
成プロセスによって生成されたライセンス情報とを含む
コンテンツ情報(LT)を生成する。コンテンツ情報暗
号化部418は、このコンテンツ情報を暗号化する。
【0036】S607:配信サーバ410の通信部42
2は、暗号化されたコンテンツ情報をユーザ端末430
に送信する。なお、S604において、ユーザの権利情
報の中に、該当コンテンツの再生権利が含まれていない
ときには、再生不可の通知が配信サーバ410からユー
ザ端末430に送信される(S608)。
【0037】一方、ユーザ端末430では、 S609:ユーザ端末430の通信部431は、コンテ
ンツ情報を受信すると、 S610:コンテンツ情報をコンテンツ情報データベー
ス438に送って蓄積する。図4は、本実施の形態のデ
ジタルコンテンツ配信システムにおいて、配信サーバ4
10がライセンス情報(UR−Uc/LT)を生成する
際(ライセンス情報生成プロセス)の処理フローを示し
ている。
【0038】ライセンス情報の生成要求があると、配信
サーバ410は以下の処理を行う。 S701:ライセンス情報生成部415は、S602で
受信した端末能力情報とS604で受信した再生権利の
内容をもとに、ライセンス情報の生成規則を記したライ
センス情報生成ルール(図5にその一例を示す。)に従
って、ライセンス情報を生成し、コンテンツ情報生成部
417に渡す。
【0039】図5に示すルールは、再生権利の内容と端
末能力情報の内容とから、生成するライセンス情報の内
容を決定するものである。 S702:ユーザ権利処理部414は、ユーザ権利情報
データベース413に格納されている権利情報内の再生
権利の内容を更新(S701で生成されたライセンス情
報に記述された再生可能回数の値分、再生権利に記述さ
れている再生可能回数の値をデクリメント)する。な
お、再生権利中、再生可能回数が無限大となっている場
合には、この更新は行われないものとする。
【0040】ここで、図5のライセンス情報生成ルール
について詳しく説明する。図5に示す通り、端末能力情
報として、『再生可能回数1回と記述されたライセンス
情報のみ処理可能』、『再生可能回数1回と記述された
ライセンス情報及び再生可能回数∞と記述されたライセ
ンス情報のみ処理可能』、『再生可能回数N回と記述さ
れたライセンス情報及び再生可能回数∞と記述されたラ
イセンス情報』の3つが定義されているものとする。
【0041】例えば、S604で受信した再生権利の内
容が、『∞回再生可能』という内容で、S602で受信
した端末能力情報が、『再生可能回数1回と記述された
ライセンス情報のみ処理可能』という情報である場合、
再生可能回数1回と記述されたライセンス情報が生成さ
れることを意味する。また、S604で受信した再生権
利の内容が、『∞回再生可能』という内容で、S602
で受信した端末能力情報が、『再生可能回数1回と記述
されたライセンス情報及び再生可能回数∞と記述された
ライセンス情報のみ処理可能』という情報である場合、
再生可能回数∞と記述されたライセンス情報が生成され
ることを意味する。さらに、S604で受信した再生権
利の内容が、『∞回再生可能』という内容で、S602
で受信した端末能力情報が、『再生可能回数N回と記述
されたライセンス情報及び再生可能回数∞と記述された
ライセンス情報のみ処理可能』という情報である場合、
再生可能回数∞と記述されたライセンス情報が生成され
ることを意味する。なお、Nは2以上の有限な整数値と
する。
【0042】次に、例えば、S604で受信した再生権
利の内容が、『複数回再生可能』という内容で、S60
2で受信した端末能力情報が、『再生可能回数1回と記
述されたライセンス情報のみ処理可能』という情報であ
る場合、再生可能回数1回と記述されたライセンス情報
が生成されることを意味する。また、S604で受信し
た再生権利の内容が、『複数回再生可能』という内容
で、S602で受信した端末能力情報が、『再生可能回
数1回と記述されたライセンス情報及び再生可能回数∞
と記述されたライセンス情報のみ処理可能』という情報
である場合、再生可能回数1回と記述されたライセンス
情報が生成されることを意味する。さらに、S604で
受信した再生権利の内容が、『複数回再生可能』という
内容で、S602で受信した端末能力情報が、『再生可
能回数N回と記述されたライセンス情報及び再生可能回
数∞と記述されたライセンス情報のみ処理可能』という
情報である場合、再生可能回数N回と記述されたライセ
ンス情報が生成されることを意味する。なお、Nは2以
上の有限な整数値とする。
【0043】また、例えば、S604で受信した再生権
利の内容が、『1回再生可能』という内容に対しては、
図5に示す例では、再生可能回数1回と記述されたライ
センス情報が生成されることを表している。
【0044】図6は、本実施の形態におけるデジタルコ
ンテンツ配信システムにおいて、ユーザ端末430がコ
ンテンツを再生するときの処理フローを示している。ユ
ーザからのコンテンツ要求があると、ユーザ端末430
は以下の処理を行う。 S901:コンテンツ情報復号部437は、再生を要求
されているコンテンツに対応するコンテンツ情報が、コ
ンテンツ情報データベース438に存在するかどうかを
調べる。コンテンツ情報が、存在する場合は、S90
2、S903の処理は行わず、S904に進む。
【0045】S902:S901でコンテンツ情報が存
在しない場合、前述のコンテンツ情報取得プロセスが実
行される。 S903:コンテンツ情報取得プロセスを実行した結
果、コンテンツ情報を取得することができると、 S904:コンテンツ情報復号部437は、コンテンツ
情報を復号して、ライセンス情報とコンテンツ鍵とを取
り出し、これらをライセンス情報処理部436に渡す。
【0046】S905:ライセンス情報処理部436
は、ライセンス情報に記述された再生条件をチェック
し、 S906:再生可能回数が1以上の場合には、 S907:蓄積部433からコンテンツを取得して、 S908:コンテンツ鍵でコンテンツを復号して再生を
行う。 S909〜S911:コンテンツの再生後、コンテンツ
情報データベース438に蓄積されているコンテンツ情
報の更新を行う。
【0047】ここで、再生前の再生可能回数が2以上で
有限であった場合には、コンテンツ情報内のライセンス
情報に記述されている再生可能回数を1デクリメントす
る。また、再生前の再生可能回数が1であった場合に
は、コンテンツ情報を削除、もしくは無効化する処理を
行う。再生前の再生可能回数が無限大であった場合に
は、更新は行われない。
【0048】また、S903で配信サーバ410からコ
ンテンツ情報を取得できなかった場合、及び、S906
で再生不可と判定された場合には、コンテンツを再生す
ることなく処理を終了する。なお、本実施の形態では、
コンテンツの『利用』の一形態として『再生』を例に説
明を行ったが、利用とは、再生に限るものでなく、例え
ば外部メディア450への複製や、印刷など、その他い
かなる動作であってもよいものとする。
【0049】また、本実施の形態において、端末能力情
報は、ライセンス情報に記述される再生可能回数の値に
ついて、どのような値ならば処理可能かを示す情報であ
るとして説明を行ったが、それに限るものではなく、例
えば、再生有効期限などの時間的な管理が行えるかどう
か、配信サーバへの接続頻度はどれくらいか、配信サー
バへの接続コストはどれくらいかといった情報であって
もよいものとする。
【0050】また、ライセンス情報生成ルールも、端末
能力情報の内容に応じて変化するものとし、例えば、端
末能力情報が配信サーバへの接続頻度を示す情報である
場合には、図7に示すようなルール(例)となり、ま
た、端末能力情報が配信サーバへの接続コストを示す情
報である場合には、図8に示すようなルール(例)とな
る。
【0051】ここで、図7に示す接続頻度に関するライ
センス情報生成ルールについて説明する。図7に示す通
り、接続頻度として、『常時接続』、『1回/Da
y』、『1回/Week』の3つが定義されているもの
とする。図7において、再生権利の内容が『∞再生可
能』であり、接続頻度が『常時接続』であるときには、
『再生可能回数1回』と記述されたライセンス情報を生
成する。即ち、再生の度にライセンス情報を発行するこ
とを意味する。また、再生権利の内容が『∞再生可能』
であり、接続頻度が『1回/Day』、つまり1日に1
回程度接続するときには、『再生可能回数N回』と記述
されたライセンス情報を発行することを意味する。な
お、Nは2以上の有限な整数とする。さらに、再生権利
の内容が『∞再生可能』であり、接続頻度が『1回/W
eek』、つまり1週間に1回程度接続するときには、
『再生可能回数∞』と記述されたライセンス情報を発行
することを意味する。
【0052】また、図7において、再生権利の内容が
『複数回再生可能』であり、接続頻度が『常時接続』で
あるときには、『再生可能回数1回』と記述されたライ
センス情報を生成する。即ち、再生の度にライセンス情
報を発行することを意味する。また、再生権利の内容が
『複数回再生可能』であり、接続頻度が『1回/Da
y』、つまり1日に1回程度接続するときには、『再生
可能回数1回』と記述されたライセンス情報を発行する
ことを意味する。さらに、再生権利の内容が『複数回再
生可能』であり、接続頻度が『1回/Week』、つま
り1週間に1回程度接続するときには、『再生可能回数
N回』と記述されたライセンス情報を発行することを意
味する。なお、Nは2以上の有限な整数とする。
【0053】さらに、図7において、再生権利の内容が
『複数回再生可能』であるときには、いずれの接続頻度
に対しても、『再生可能回数1回』と記述されたライセ
ンス情報を発行することを意味する。このようにして、
ユーザ端末430の接続頻度に応じて、ライセンス情報
を柔軟に変更し、発行することが可能となる。
【0054】ここで、図8に示す接続コストに関するラ
イセンス情報生成ルールについて説明する。図8におい
て、再生権利の内容が『∞再生可能』であり、接続コス
トが『〜xxx円』、即ちxxx円以下の場合、『再生
可能回数1回』と記述されたライセンス情報を生成する
ことを意味する。一方、再生権利の内容が『∞再生可
能』であり、接続コストが『xxx円〜』即ちxxx円
より大きい場合、『再生可能回数∞』と記述されたライ
センス情報を生成することを意味する。なお、xxxは
0以上の整数とする。
【0055】また、図8において、再生権利の内容が
『複数回再生可能』であり、接続コストが『〜xxx
円』、即ちxxx円以下の場合、『再生可能回数1回』
と記述されたライセンス情報を生成することを意味す
る。一方、再生権利の内容が『複数回再生可能』であ
り、接続コストが『xxx円〜』即ちxxx円より大き
い場合、『再生可能回数N回』と記述されたライセンス
情報を生成することを意味する。なお、xxxは0以上
の整数とし、Nは2以上の有限な整数とする。さらに、
図8において、再生権利の内容が『1回再生可能』であ
る場合は、接続コストによらず、『再生可能回数1回』
と記述されたライセンス情報を生成することを意味す
る。このようにして、ユーザ端末430の接続コストに
応じて、ライセンス情報を柔軟に変更し、発行すること
が可能となる。
【0056】以上のように、本実施の形態1のデジタル
コンテンツ配信システムにおいては、配信サーバは、ユ
ーザ端末に対し、ユーザ端末の能力に応じた最適なライ
センス情報を配信することが可能となる。
【0057】例えば、N回再生可能と記述された利用条
件』からライセンス情報を生成し配信する場合、携帯電
話のように、配信サーバに頻繁に接続することが可能
で、且つ、端末内での処理を軽くしたいといった機器に
は、1回再生可と記述したライセンス情報を配信し、逆
に、PCのように、配信サーバに頻繁に接続することは
難しいが、端末内で複雑な処理が可能といった機器に
は、N回分の再生権利を記述したライセンス情報を配信
するといったことが可能となる。
【0058】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
おけるデジタルコンテンツ配信システムは、図9に示す
ように、配信サーバ1210とユーザ端末1230とか
らなり、配信サーバ1210は、会員登録したユーザの
ID情報などを蓄積するユーザ管理データベース121
1と、コンテンツに対するユーザの権利情報を蓄積する
ユーザ権利情報データベース1213と、コンテンツの
関連情報(コンテンツ鍵、コンテンツが属するサービス
内容など)を蓄積するコンテンツ情報データベース12
16と、コンテンツを蓄積するコンテンツデータベース
1219と、ユーザ認証を行うユーザ認証部1212
と、コンテンツに対するユーザの権利情報の登録や更新
を行うユーザ権利処理部1214と、リクエストされた
コンテンツのライセンス情報を生成するライセンス情報
生成部1215と、ライセンス情報やコンテンツ鍵の情
報を含むコンテンツ情報を生成するコンテンツ情報生成
部1217と、コンテンツ情報を暗号化するコンテンツ
情報暗号化部1218と、コンテンツデータベース12
19から指定されたコンテンツを取得するコンテンツ取
得部1220と、コンテンツを暗号化するコンテンツ暗
号化部1221と、ユーザ端末1230との通信を行う
通信部1222とを備えている。
【0059】一方、ユーザ端末1230は、配信サーバ
1210との間で通信を行う通信部1231と、ID情
報を蓄積するID情報蓄積部1232と、暗号化された
コンテンツを蓄積する蓄積部1233と、暗号化された
コンテンツ情報を蓄積するコンテンツ情報データベース
1238と、コンテンツ情報データベース1238から
コンテンツ情報を取得し、コンテンツ鍵とライセンス情
報とを復号するコンテンツ情報復号部1237と、ライ
センス情報に基づいてコンテンツ鍵の使用の可否を判定
するライセンス情報処理部1236と、ライセンス情報
処理部1236から取得したコンテンツ鍵でコンテンツ
を復号するコンテンツ復号部1235と、外部メディア
1250にコンテンツを出力する外部メディアアクセス
部1234とを備えている。
【0060】このシステムでは、各ユーザのコンテンツ
に対する権利情報が、基本的には配信サーバ1210で
管理される。ユーザが購入(あるいは事前契約)したコ
ンテンツは、暗号化された状態でユーザ端末1230の
蓄積部1233に蓄積され、このコンテンツを利用する
場合には、ユーザ端末1230から配信サーバ1210
にリクエストが出される。配信サーバ1210は、ユー
ザがリクエストしたコンテンツに対する利用条件』(あ
るいは契約条件)を確認し、ユーザの利用権が存在する
ときは、ユーザに対してコンテンツ情報(ライセンス情
報とコンテンツ鍵とを含む情報)を配信する。ライセン
ス情報は、コンテンツの再生や、移動、複製などの利用
に対する条件情報によって構成され、ユーザ端末123
0は、このライセンス情報に基づいてコンテンツの利用
を制御する。
【0061】図10は、本実施の形態におけるデジタル
コンテンツ配信システムにおいて、ユーザ端末1230
が配信サーバ1210からコンテンツを購入するときの
処理フローを示している。ユーザからのコンテンツ要求
があると、配信サーバ1210及びユーザ端末1230
は以下の処理を行う。
【0062】S1301:ユーザ端末1230の通信部
1231は、ID情報蓄積部1232に蓄積されたユー
ザ端末1230のIDを取得し、このID情報とコンテ
ンツの購入要求とを配信サーバ1210に送信する。
【0063】S1302:この情報を配信サーバ121
0の通信部1222を通じて受信したユーザ認証部12
12は、受信したID情報をユーザ管理データベース1
211に蓄積されているID情報と照合してユーザ認証
を行った後、コンテンツ購入要求をユーザ権利処理部1
214に渡す。 S1303:ユーザ権利処理部1214は、コンテンツ
購入の課金処理を行い、ユーザ権利情報データベース1
213に、購入コンテンツに対するユーザの権利情報を
登録する。
【0064】S1304:コンテンツ情報生成部121
7は、コンテンツ情報データベース1216から該当コ
ンテンツの関連情報(コンテンツ鍵など)を取得してコ
ンテンツ取得部1220に渡す。 S1305:コンテンツ取得部1220は、コンテンツ
データベース1219から該当コンテンツを取得し、コ
ンテンツ暗号化部1221は、このコンテンツをコンテ
ンツ鍵で暗号化する。配信サーバ1210の通信部12
22は、暗号化されたコンテンツをユーザ端末1230
に送信する。
【0065】S1306:ユーザ端末1230の通信部
1231は、暗号化されたコンテンツを受信すると、 S1307:コンテンツを蓄積部1233に送って蓄積
する。 次に、図11を用いて本実施の形態のデジタルコンテン
ツ配信システムにおいて、ユーザ端末1230が、コン
テンツを再生するためにコンテンツ情報を取得する場合
の処理(コンテンツ情報取得プロセス)について説明す
る。
【0066】ユーザからコンテンツ再生のためのコンテ
ンツ情報の取得要求があると、
【0067】S1401:ユーザ端末1230の通信部
1231は、ID情報蓄積部1232に蓄積されたユー
ザ端末1230のID情報を取得し、これらの情報とコ
ンテンツ情報取得要求とを配信サーバ1210に送信す
る。 S1402:ID情報を配信サーバ1210の通信部1
222を通じて受信したユーザ認証部1212は、受信
した情報をユーザ管理データベース1211に蓄積され
ているID情報と照合してユーザ認証を行った後、ユー
ザ情報とコンテンツ情報取得要求とをユーザ権利処理部
1214に渡す。
【0068】S1403:ユーザ権利処理部1214
は、S1402で渡されたユーザ情報によって特定され
るユーザの権利情報であって、且つ、コンテンツ情報取
得要求のあったコンテンツに対する権利情報を、ユーザ
権利情報データベース1213を参照して確認する。 S1404:S1403で確認した権利情報の中に、再
生権利が含まれている場合、ユーザ権利処理部1214
は、その再生権利の内容をライセンス情報生成部121
5に伝える。ここで、再生権利の内容は、再生可能回数
が何回かを表す情報であり、例えば、『N回再生可能で
ある』といった情報である。その後、
【0069】S1405:後述するライセンス情報生成
プロセスが実行される。 S1406:コンテンツ情報生成部1217は、コンテ
ンツ情報データベース1216から該当コンテンツのコ
ンテンツ鍵を読み出し、このコンテンツ鍵とライセンス
情報生成プロセスによって生成されたライセンス情報と
を含むコンテンツ情報を生成する。コンテンツ情報暗号
化部1218は、このコンテンツ情報を暗号化する。
【0070】S1407:配信サーバ1210の通信部
1222は、暗号化されたコンテンツ情報をユーザ端末
1230に送信する。なお、S1404において、ユー
ザの権利情報の中に、該当コンテンツの再生権利が含ま
れていないときには、再生不可の通知が配信サーバ12
10からユーザ端末1230に送信される(S140
8)。
【0071】一方、ユーザ端末1230では、 S1409:ユーザ端末1230の通信部1231は、
コンテンツ情報(LT)を受信すると、 S1410:コンテンツ情報(LT)をコンテンツ情報
データベース1238に送って蓄積する。
【0072】図12は、本実施の形態のデジタルコンテ
ンツ配信システムにおいて、配信サーバ1210がライ
センス情報を生成する際(ライセンス情報生成プロセ
ス)の処理フローを示している。ライセンス情報の生成
要求があると、 S1501:ライセンス情報生成部1215は、コンテ
ンツ情報取得要求のあったコンテンツが属するサービス
内容に関する情報を、コンテンツ情報データベース12
16から入手する。
【0073】本実施の形態では、サービス内容とは、例
えば、音楽配信、映画配信などといったコンテンツの種
類に関する情報であるとする。S1502:ライセンス
情報生成部1215は、S1404で受信した再生権利
の内容とS1501で入手したサービス内容に関する情
報をもとに、ライセンス情報の生成規則を記したライセ
ンス情報生成ルール(図13にその一例を示す。)に従
って、ライセンス情報を生成し、コンテンツ情報生成部
1217に渡す。
【0074】S1503:ユーザ権利処理部1214
は、ユーザ権利情報データベース1213に格納されて
いる権利情報内の再生権利の内容を更新(S1502で
生成されたライセンス情報に記述された再生可能回数の
値分、再生権利に記述されている再生可能回数の値をデ
クリメント)する。なお、再生権利中、再生可能回数が
無限大となっている場合には、この更新は行われないも
のとする。
【0075】ここで、図13に示すライセンス情報生成
ルールについて説明する。図13に示すルールは、再生
権利の内容とサービスの内容に関する情報とから、生成
するライセンス情報の内容を決定するものである。サー
ビスの内容としては、『映画配信サービス』、『音楽配
信サービス』の2つが定義されているものとする。
【0076】図13のライセンス情報生成ルールに従っ
た場合、例えば、S1404で受信した再生権利の内容
が、『∞回再生可能』という内容で、S1501で入手
したサービスの内容に関する情報が、『映画配信サービ
ス』という情報である場合、『再生可能回数1回』と記
述されたライセンス情報が生成されることになる。
【0077】一方、S1404で受信した再生権利の内
容が、『∞回再生可能』という内容で、S1501で入
手したサービスの内容に関する情報が、『音楽配信サー
ビス』という情報である場合、『再生可能回数∞』と記
述されたライセンス情報が生成されることになる。
【0078】また、S1404で受信した再生権利の内
容が、『複数回再生可能』という内容で、S1501で
入手したサービスの内容に関する情報が、『映画配信サ
ービス』という情報である場合、『再生可能回数1回』
と記述されたライセンス情報が生成されることになる。
【0079】一方、S1404で受信した再生権利の内
容が、『複数回再生可能』という内容で、S1501で
入手したサービスの内容に関する情報が、『音楽配信サ
ービス』という情報である場合、『再生可能回数N回』
と記述されたライセンス情報が生成されることになる。
なお、Nは2以上の有限な整数とする。
【0080】さらに、S1404で受信した再生権利の
内容が、『1回再生可能』という内容の場合は、サービ
スの内容に関する情報がいずれの場合でも『再生可能回
数1回』と記述されたライセンス情報が生成されること
になる。このように、サービス内容、即ちコンテンツの
種類毎に柔軟にライセンス情報を生成することが可能と
なる。
【0081】図14は、本実施の形態におけるデジタル
コンテンツ配信システムにおいて、ユーザ端末1230
がコンテンツを再生するときの処理フローを示してい
る。ユーザからのコンテンツ要求があると、
【0082】S1701:コンテンツ情報復号部123
7は、再生を要求されているコンテンツに対応するコン
テンツ情報が、コンテンツ情報データベース1238に
存在するかどうかを調べる。コンテンツ情報が、存在す
る場合は、S1702、S1703の処理は行わず、S
1704に進む。
【0083】S1702:S1701でコンテンツ情報
が存在しない場合、前述のコンテンツ情報取得プロセス
が実行される。 S1703:コンテンツ情報取得プロセスを実行した結
果、コンテンツ情報を取得することができると、
【0084】S1704:コンテンツ情報復号部123
7は、コンテンツ情報を復号して、ライセンス情報とコ
ンテンツ鍵とを取り出し、これらをライセンス情報処理
部1236に渡す。 S1705:ライセンス情報処理部1236は、ライセ
ンス情報に記述された再生条件をチェックし、 S1706:再生可能回数が1以上の場合には、 S1707:蓄積部1233からコンテンツを取得し
て、
【0085】S1708:コンテンツ鍵でコンテンツを
復号して再生を行う。 S1709〜S1711:コンテンツの再生後、コンテ
ンツ情報データベース1238に蓄積されているコンテ
ンツ情報の更新を行う。 ここで、再生前の再生可能回数が2以上で有限であった
場合には、コンテンツ情報内のライセンス情報に記述さ
れている再生可能回数を1デクリメントする。また、再
生前の再生可能回数が1であった場合には、コンテンツ
情報を削除、もしくは無効化する処理を行う。再生前の
再生可能回数が無限大であった場合には、更新は行われ
ない。
【0086】また、S1703で配信サーバ1210か
らコンテンツ情報を取得できなかった場合、及び、S1
706で再生不可と判定された場合には、コンテンツを
再生することなく処理を終了する。
【0087】なお、本実施の形態では、コンテンツの
『利用』の1形態として『再生』を例に説明を行った
が、利用とは、再生に限るものでなく、例えば、外部メ
ディア1250への複製や、印刷など、その他いかなる
動作であってもよいものとする。
【0088】また、本実施の形態において、サービスの
内容として、コンテンツの種類を例にして説明を行った
が、それに限るものではなく、例えば、新作や旧作など
といったコンテンツのプレミア度などの情報であっても
よいものとする。
【0089】また、ライセンス情報生成ルールも、上記
サービスの内容が表す情報に応じて変化するものとし、
例えば、サービスの内容がコンテンツのプレミア度を示
す情報である場合には、図15に示すようなルール
(例)となる。
【0090】図15において、コンテンツのプレミア度
として、『新作』、『準新作』、『旧作』の3つが定義
されている。再生権利が『∞回再生可能』であり、コン
テンツのプレミア度が『新作』である場合は、『再生可
能回数1回』と記述されたライセンス情報を生成するこ
とを意味する。また、再生権利が『∞回再生可能』であ
り、コンテンツのプレミア度が『準新作』である場合
は、『再生可能回数N回』と記述されたライセンス情報
を生成することを意味する。さらに、再生権利が『∞回
再生可能』であり、コンテンツのプレミア度が『旧作』
である場合は、『再生可能回数∞』と記述されたライセ
ンス情報を生成することを意味する。なお、ここでNは
2以上で有限の整数とする。
【0091】また、図15において、再生権利が『複数
回再生可能』であり、コンテンツのプレミア度が『新
作』である場合は、『再生可能回数1回』と記述された
ライセンス情報を生成することを意味する。
【0092】また、再生権利が『複数回再生可能』であ
り、コンテンツのプレミア度が『準新作』である場合
は、『再生可能回数N回』と記述されたライセンス情報
を生成することを意味する。
【0093】さらに、再生権利が『複数回再生可能』で
あり、コンテンツのプレミア度が『旧作』である場合
は、『再生可能回数N回』と記述されたライセンス情報
を生成することを意味する。
【0094】さらに、図15において、再生権利が『1
回再生可能』であるときは、コンテンツのプレミア度に
かかわらず、『再生可能回数1回』と記述されたライセ
ンス情報を生成することを意味している。
【0095】このように、本実施の形態2のデジタルコ
ンテンツ配信システムにおいては、配信サーバは、ユー
ザ端末に対し、サービス内容に応じた最適なライセンス
情報を配信することが可能となる。例えば、N回再生可
能と記述された利用条件からライセンス情報を生成し配
信する場合、新作映画のように、コンテンツ価値の高い
ものに関しては、再生時には毎回、ユーザ端末が配信サ
ーバと通信を行うように、1回再生可と記述したライセ
ンス情報を配信し、逆に、旧作映画のように、コンテン
ツ価値が低いコンテンツに関しては、N回分(Nは2以
上の有限な整数)の再生権利を記述したライセンス情報
を配信するといったことが可能となる。
【0096】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
おけるデジタルコンテンツ配信システムは、図16に示
すように、配信サーバ1910とユーザ端末1930と
からなり、配信サーバ1910は、会員登録したユーザ
のID情報や、ユーザがコンテンツ対価を支払う場合の
支払い方法に関する情報などを蓄積するユーザ管理デー
タベース1911と、コンテンツに対するユーザの権利
情報を蓄積するユーザ権利情報データベース1913
と、コンテンツの関連情報(コンテンツ鍵など)を蓄積
するコンテンツ情報データベース1916と、コンテン
ツを蓄積するコンテンツデータベース1919と、ユー
ザ認証を行うユーザ認証部1912と、コンテンツに対
するユーザの権利情報の登録や更新を行うユーザ権利処
理部1914と、リクエストされたコンテンツのライセ
ンス情報を生成するライセンス情報生成部1915と、
ライセンス情報やコンテンツ鍵の情報を含むコンテンツ
情報を生成するコンテンツ情報生成部1917と、コン
テンツ情報を暗号化するコンテンツ情報暗号化部191
8と、コンテンツデータベース1919から指定された
コンテンツを取得するコンテンツ取得部1920と、コ
ンテンツを暗号化するコンテンツ暗号化部1921と、
ユーザ端末1930との通信を行う通信部1922とを
備えている。
【0097】一方、ユーザ端末1930は、配信サーバ
1910との間で通信を行う通信部1931と、ID情
報を蓄積するID情報蓄積部1932と、暗号化された
コンテンツを蓄積する蓄積部1933と、暗号化された
コンテンツ情報を蓄積するコンテンツ情報データベース
1938と、コンテンツ情報データベース1938から
コンテンツ情報を取得し、コンテンツ鍵とライセンス情
報とを復号するコンテンツ情報復号部1937と、ライ
センス情報に基づいてコンテンツ鍵の使用の可否を判定
するライセンス情報処理部1936と、ライセンス情報
処理部1936から取得したコンテンツ鍵でコンテンツ
を復号するコンテンツ復号部1935と、外部メディア
1950にコンテンツを出力する外部メディアアクセス
部1934とを備えている。
【0098】このシステムでは、各ユーザのコンテンツ
に対する権利情報が、基本的には配信サーバ1910で
管理される。ユーザが購入(あるいは事前契約)したコ
ンテンツは、暗号化された状態でユーザ端末1930の
蓄積部1933に蓄積され、このコンテンツを利用する
場合には、ユーザ端末1930から配信サーバ1910
にリクエストが出される。
【0099】配信サーバ1910は、ユーザがリクエス
トしたコンテンツに対する利用条件(あるいは契約条
件)を確認し、ユーザの利用権が存在するときは、ユー
ザに対してコンテンツ情報(ライセンス情報とコンテン
ツ鍵とを含む情報)(LT)を配信する。
【0100】ライセンス情報は、コンテンツの再生や、
移動、複製などの利用に対する条件情報によって構成さ
れ、ユーザ端末1930は、このライセンス情報に基づ
いてコンテンツの利用を制御する。
【0101】図17は、本実施の形態におけるデジタル
コンテンツ配信システムにおいて、ユーザ端末1930
が配信サーバ1910からコンテンツを購入するときの
処理フローを示している。
【0102】ユーザからのコンテンツ要求があると、 S2001:ユーザ端末1930の通信部1931は、
ID情報蓄積部1932に蓄積されたユーザ端末193
0のIDを取得し、このID情報とコンテンツの購入要
求とを配信サーバ1910に送信する。
【0103】S2002:この情報を配信サーバ191
0の通信部1922を通じて受信したユーザ認証部19
12は、受信したID情報をユーザ管理データベース1
911に蓄積されているID情報と照合してユーザ認証
を行った後、コンテンツ購入要求をユーザ権利処理部1
914に渡す。
【0104】S2003:ユーザ権利処理部1914
は、コンテンツ購入の課金処理を行い、ユーザ権利情報
データベース1913に、購入コンテンツに対するユー
ザの権利情報を登録する。 S2004:コンテンツ情報生成部1917は、コンテ
ンツ情報データベース1916から該当コンテンツの関
連情報(コンテンツ鍵など)を取得してコンテンツ取得
部1920に渡す。
【0105】S2005:コンテンツ取得部1920
は、コンテンツデータベース1919から該当コンテン
ツを取得し、コンテンツ暗号化部1921は、このコン
テンツをコンテンツ鍵で暗号化する。配信サーバ191
0の通信部1922は、暗号化されたコンテンツをユー
ザ端末1930に送信する。 S2006:ユーザ端末1930の通信部1931は、
暗号化されたコンテンツを受信すると、 S2007:コンテンツを蓄積部1933に送って蓄積
する。
【0106】次に、図18を用いて本実施の形態のデジ
タルコンテンツ配信システムにおいて、ユーザ端末19
30が、コンテンツを再生するためにコンテンツ情報
(LT)を取得する場合の処理(コンテンツ情報取得プ
ロセス)について説明する。
【0107】ユーザからコンテンツ再生のためのコンテ
ンツ情報の取得要求(LT発行要求/ELI)がある
と、 S2101:ユーザ端末1930の通信部1931は、
ID情報蓄積部1932に蓄積されたユーザ端末193
0のID情報を取得し、これらの情報とコンテンツ情報
取得要求(LT発行要求/ELI)とを配信サーバ19
10に送信する。
【0108】S2102:ID情報を配信サーバ191
0の通信部1922を通じて受信したユーザ認証部19
12は、受信した情報をユーザ管理データベース191
1に蓄積されているID情報と照合してユーザ認証を行
った後、ユーザ情報とコンテンツ情報取得要求(LT発
行要求/ELI)とをユーザ権利処理部1914に渡
す。 S2103:ユーザ権利処理部1914は、S2102
で渡されたユーザ情報によって特定されるユーザの権利
情報であって、且つ、コンテンツ情報取得要求のあった
コンテンツに対する権利情報を、ユーザ権利情報データ
ベース1913を参照して確認する。
【0109】S2104:S2103で確認した権利情
報の中に、再生権利が含まれている場合、ユーザ権利処
理部1914は、その再生権利の内容をライセンス情報
生成部1915に伝える。ここで、再生権利の内容は、
例えば、『N回再生可能である』といった情報である。
その後、 S2105:後述するライセンス情報生成プロセスが実
行される。 S2106:コンテンツ情報生成部1917は、コンテ
ンツ情報データベース1916から該当コンテンツのコ
ンテンツ鍵を読み出し、このコンテンツ鍵とライセンス
情報生成プロセスによって生成されたライセンス情報と
を含むコンテンツ情報を生成する。コンテンツ情報暗号
化部1918は、このコンテンツ情報を暗号化する。
【0110】S2107:配信サーバ1910の通信部
1922は、暗号化されたコンテンツ情報をユーザ端末
1930に送信する。なお、S2104において、ユー
ザの権利情報の中に、該当コンテンツの再生権利が含ま
れていないときには、再生不可の通知が配信サーバ19
10からユーザ端末1930に送信される(S210
8)。
【0111】一方、ユーザ端末1930では、 S2109:ユーザ端末1930の通信部1931は、
コンテンツ情報(LT)を受信すると、 S2110:コンテンツ情報(LT)をコンテンツ情報
データベース1938に送って蓄積する。
【0112】図19は、本実施の形態のデジタルコンテ
ンツ配信システムにおいて、配信サーバ1910がライ
センス情報を生成する際(ライセンス情報生成プロセ
ス)の処理フローを示している。ライセンス情報の生成
要求があると、S2201:ライセンス情報生成部19
15は、コンテンツ情報をリクエストしているユーザの
信頼度に関する情報を、ユーザ管理データベース191
1から入手する。
【0113】本実施の形態では、信頼度に関する情報と
は、例えば、クレジットカード、請求書現金払いなどと
いったコンテンツ対価に対する支払い方法に関する情報
であるとする。 S2202:ライセンス情報生成部1915は、S21
04で受信した再生権利の内容とS2201で入手した
ユーザの信頼度に関する情報をもとに、ライセンス情報
の生成規則を記したライセンス情報生成ルール(図20
にその一例を示す。)に従って、ライセンス情報を生成
し、コンテンツ情報生成部1917に渡す。
【0114】S2203:ユーザ権利処理部1914
は、ユーザ権利情報データベース1913に格納されて
いる権利情報内の再生権利の内容を更新(S2202で
生成されたライセンス情報に記述された再生可能回数の
値分、再生権利に記述されている再生可能回数の値をデ
クリメント)する。なお、再生権利中、再生可能回数が
無限大となっている場合には、この更新は行われないも
のとする。
【0115】ここで、図20に示すライセンス情報生成
ルールについて詳しく説明する。図20に示すルール
は、再生権利の内容とユーザの信頼度に関する情報とか
ら、生成するライセンス情報の内容を決定するものであ
り、ユーザの信頼度として、『支払い方法:請求書現金
払い』と、『支払い方法:クレジットカード』の2つを
定義している。
【0116】図20のライセンス情報生成ルールに従っ
た場合、例えば、S2104で受信した再生権利の内容
が、『∞回再生可能』という内容で、S2201で入手
したユーザの信頼度に関する情報が、『支払い方法:請
求書現金払い』という情報である場合、『再生可能回数
1回』と記述されたライセンス情報が生成されることに
なる。また、S2104で受信した再生権利の内容が、
『∞回再生可能』という内容で、S2201で入手した
ユーザの信頼度に関する情報が、『支払い方法:クレジ
ットカード』という情報である場合、『再生可能回数
∞』と記述されたライセンス情報が生成されることにな
る。
【0117】また、図20のライセンス情報生成ルール
に従った場合、例えば、S2104で受信した再生権利
の内容が、『複数回再生可能』という内容で、S220
1で入手したユーザの信頼度に関する情報が、『支払い
方法:請求書現金払い』という情報である場合、『再生
可能回数1回』と記述されたライセンス情報が生成され
ることになる。また、S2104で受信した再生権利の
内容が、『複数回再生可能』という内容で、S2201
で入手したユーザの信頼度に関する情報が、『支払い方
法:クレジットカード』という情報である場合、『再生
可能回数N回』と記述されたライセンス情報が生成され
ることになる。ここで、Nは2以上の有限な整数とす
る。
【0118】また、図20のライセンス情報生成ルール
に従った場合、例えば、S2104で受信した再生権利
の内容が、『1回再生可能』という内容に対しては、い
ずれのユーザ信頼度に対しても『再生可能回数1回』と
記述されたライセンス情報が生成されることになる。こ
のようにして、ライセンス情報生成ルールは、ユーザの
信頼度に応じて柔軟に設定することも可能となる。
【0119】図21は、本実施の形態におけるデジタル
コンテンツ配信システムにおいて、ユーザ端末1930
がコンテンツを再生するときの処理フローを示してい
る。ユーザからのコンテンツ要求があると、 S2401:コンテンツ情報復号部1937は、再生を
要求されているコンテンツに対応するコンテンツ情報
が、コンテンツ情報データベース1938に存在するか
どうかを調べる。コンテンツ情報が、存在する場合は、
S2402、S2403の処理は行わず、S2404に
進む。
【0120】S2402:S2401でコンテンツ情報
が存在しない場合、前述のコンテンツ情報取得プロセス
が実行される。 S2403:コンテンツ情報取得プロセスを実行した結
果、コンテンツ情報を取得することができると、 S2404:コンテンツ情報復号部1937は、コンテ
ンツ情報を復号して、ライセンス情報とコンテンツ鍵と
を取り出し、これらをライセンス情報処理部1936に
渡す。
【0121】S2405:ライセンス情報処理部193
6は、ライセンス情報に記述された再生条件をチェック
し、 S2406:再生可能回数が1以上の場合には、 S2407:蓄積部1933からコンテンツを取得し
て、 S2408:コンテンツ鍵でコンテンツを復号して再生
を行う。 S2409〜S2411:コンテンツの再生後、コンテ
ンツ情報データベース1938に蓄積されているコンテ
ンツ情報の更新を行う。ここで、再生前の再生可能回数
が2以上で有限であった場合には、コンテンツ情報内の
ライセンス情報に記述されている再生可能回数を1デク
リメントする。また、再生前の再生可能回数が1であっ
た場合には、コンテンツ情報を削除、もしくは無効化す
る処理を行う。再生前の再生可能回数が無限大であった
場合には、更新は行われない。
【0122】また、S2403で配信サーバ1910か
らコンテンツ情報を取得できなかった場合、及び、S2
406で再生不可と判定された場合には、コンテンツを
再生することなく処理を終了する。なお、本実施の形態
では、コンテンツの『利用』の1形態として『再生』を
例に説明を行ったが、利用とは、再生に限るものでな
く、例えば、外部メディアへの複製や、印刷など、その
他いかなる動作であってもよいものとする。
【0123】また、本実施の形態において、ユーザの信
頼度に関する情報として、支払い方法を例にして説明を
行ったが、それに限るものではなく、例えば、プラチナ
会員、一般会員などといったユーザのステータスに関す
る情報などであってもよいものとする。ここで、ユーザ
のステータスとは、過去に購入したコンテンツの総計、
支払い実績などによって決定されるものであるとする。
【0124】また、ライセンス情報生成ルールも、ユー
ザの信頼度に関する情報に応じて変化するものとし、例
えば、ユーザの信頼度に関する情報がユーザのステータ
スを表す情報である場合には、図22に示すようなルー
ル(例)となる。
【0125】図22に示す例では、ユーザのステータス
をプラチナ、シルバー、一般の3つに分類しており、プ
ラチナが最もステータスが高く、次いでシルバー、一般
の順でステータスを定義している。
【0126】再生権利が『∞回再生可能』であるとき、
『プラチナ会員』に対しては、『再生可能回数∞』と記
述されたライセンス情報が発行されることを意味してい
る。また、再生権利が『∞回再生可能』であるとき、
『シルバー会員』に対しては、『再生可能回数N回』と
記述されたライセンス情報が発行されることを意味して
いる。さらに、再生権利が『∞回再生可能』であると
き、『一般会員』に対しては、『再生可能回数1回』と
記述されたライセンス情報が発行されることを意味して
いる。ここで、Nは2以上の有限な整数とする。
【0127】また、再生権利が『複数回再生可能』であ
るとき、『プラチナ会員』に対しては、『再生可能回数
N回』と記述されたライセンス情報が発行されることを
意味している。また、再生権利が『複数回再生可能』で
あるとき、『シルバー会員』に対しては、『再生可能回
数1回』と記述されたライセンス情報が発行されること
を意味している。さらに、再生権利が『複数回再生可
能』であるとき、『一般会員』に対しては、『再生可能
回数1回』と記述されたライセンス情報が発行されるこ
とを意味している。ここで、Nは2以上の有限な整数と
する。
【0128】さらに、再生権利が『1回再生可能』であ
るときは、いずれのステータスのユーザに対しても、
『再生可能回数1回』と記述されたライセンス情報が発
行されることを意味している。このように、ユーザのス
テータスに応じて、ライセンス情報を柔軟に設定し、発
行することが可能となる。
【0129】以上のように、本実施の形態3のデジタル
コンテンツ配信システムにおいては、配信サーバは、ユ
ーザ端末に対し、ユーザの信頼度に応じた最適なライセ
ンス情報を配信することが可能となる。例えば、N回再
生可能と記述された利用条件からライセンス情報を生成
し配信する場合、信頼度の高いユーザには、N回分の再
生権利を記述したライセンス情報を配信し、信頼度の低
いユーザには、1回再生可と記述したライセンス情報を
配信するといったことが可能となる。
【0130】(実施の形態4)以下、本発明の実施の形
態4について、図面を用いて詳細に説明する。図23
は、本実施の形態4に係るコンテンツ利用管理システム
(NetDRMシステムとも記す。)1の全体の構成を
示す図である。このNetDRMシステム1は、音楽
や、映画、書籍など、デジタル化されたコンテンツを配
信したり、コンテンツを購入したユーザに対して付与さ
れるコンテンツ毎の利用権利(ライセンス)を事業者側
が主体となって動的に管理し、コンテンツを利用するた
めのライセンスチケット(以下、「LT」とも記す。)
をユーザの要求(LT発行要求)に基づいて配信し、L
Tに含まれる利用条件(UR−Uc)の範囲内でコンテ
ンツを利用できるようにすることで、コンテンツの著作
権を保護するシステムであり、コンテンツ利用を管理し
たりする事業者が所有するコンテンツ配信サーバ2及び
利用条件管理サーバ3と、このNetDRMシステム1
に加入したユーザが所有するユーザ端末4a、…、4n
と、これらを接続する通信ネットワーク5とから構成さ
れる。なお、ユーザ端末4a、…、4nなどの不特定な
NetDRM端末の1台を指す場合には、ユーザ端末4
と記す。
【0131】コンテンツ配信サーバ2は、ワークステー
ション等のコンピュータであり、コンテンツ配信サーバ
として機能する。具体的には、コンテンツ配信の要求を
受け付けるWebページを持ち、ユーザ端末4からのコ
ンテンツ配信要求に応じて、暗号化されたコンテンツを
ユーザ端末4に配信したりする。
【0132】利用条件管理サーバ3は、ワークステーシ
ョン等のコンピュータであり、ユーザ管理サーバ、課金
サーバ、ライセンス管理サーバとして機能する。具体的
には、利用条件管理サーバ3は、本システム1に加入し
たユーザや、そのユーザが所有する端末を管理したり、
ユーザ端末4などからコンテンツの利用権購入を受け付
けたり、ユーザ端末4a等からのライセンスチケット発
行要求(以下、「LT発行要求」とも記す。)を受け付
けるWebページを持ち、ユーザ端末4からのコンテン
ツの利用権購入要求に応じて課金したり、LT発行要求
に応じて暗号化されたコンテンツをユーザ端末4で利用
するためのLTを配信したりする。
【0133】このLTは、暗号化されたコンテンツを復
号化するためのコンテンツ鍵と、コンテンツについてユ
ーザに付与された利用権利(ライセンス)の中からその
一部を切り出した切り出し利用条件(UR−Uc)とを
含む。
【0134】ユーザ端末4は、パーソナルコンピュー
タ、携帯情報端末、デジタルテレビ等のコンピュータ装
置であり、利用条件管理サーバ3に対するクライアント
として機能する。具体的には、ユーザ端末4は、ユーザ
の操作に応じて、インターネットブラウザソフト等のツ
ールを用いて利用条件管理サーバ3のWebページにア
クセスし、コンテンツ購入要求を送信してコンテンツの
配信を受けたり、コンテンツの利用に当たってLT発行
要求を送信してLTを受け取り、LTの切り出し利用条
件の範囲でコンテンツを再生したりする。
【0135】なお、ユーザ端末4には、他のユーザ端末
用の外部メディア44(例えば、SDカード等)を装着
することができ、ユーザ端末4が保持するコンテンツや
LTを外部メディア44に複写したり、移動したりし、
他のユーザ端末でコンテンツを再生することができるよ
うに構成されている。通信ネットワーク5は、インター
ネット、CATV等の有線や、デジタル放送等の無線に
よる通信媒体である。
【0136】図24は、図23に示されるコンテンツ配
信サーバ2及び利用条件管理サーバ3の構成を示す機能
ブロック図である。なお、本図には通信ネットワーク5
も併せて示されている。
【0137】コンテンツ配信サーバ2は、コンテンツデ
ータベース21と、通信部22とを備える。コンテンツ
データベース21は、暗号化されたコンテンツと、この
コンテンツに対して付与されるユニークな識別子である
コンテンツIDなどとを関連付けて保持する。なお、通
信部22は、ユーザ端末4からのコンテンツ配信要求を
受け付けて、要求されたコンテンツを配信する。
【0138】利用条件管理サーバ3は、大きく分けて、
ハードディスク等に格納されたデータファイル等によっ
て実現されるデータ部(ユーザ情報データベース31、
利用権利データベース32、コンテンツ鍵データベース
33)と、CPU、RAM、ROM等のハードウェア及
びCPUにより実行されるプログラム等によって実現さ
れる処理部(ユーザ特定部34、LT生成部35、LT
解析部36、利用権利更新部37、通信部38)とから
なる。
【0139】ユーザ情報データベース31は、ユーザ端
末4の端末IDを用いてそのユーザ端末を購入し、この
コンテンツ利用管理システム1に会員登録したユーザの
ユーザID、ユーザ名等を記憶する。利用権利データベ
ース32は、コンテンツブロバイダが決定したコンテン
ツ毎の利用権(UR−C)と、コンテンツに対するユー
ザの権利情報(ライセンス)を蓄積する。具体的には、
利用権利データベース32は、ユーザが購入したコンテ
ンツや、そのコンテンツに対してユーザが有する利用権
(ライセンス)の残存情報を利用の態様(例えば、再
生、印刷等)毎に複数記憶する記憶部である。コンテン
ツ鍵データベース33は、コンテンツの関連情報(コン
テンツ鍵など)を蓄積する。具体的には、コンテンツを
暗号化するための複数のコンテンツ鍵と、コンテンツI
Dとを対応付けて記憶する。
【0140】ユーザ特定部34は、ユーザ端末4の端末
IDを用いてこの端末IDに対応したユーザID等を特
定する。LT生成部35は、ユーザ端末4から送られて
きたLT発行要求に含まれるELIに基づいて対応した
LTを生成したりする。LT解析部36は、ユーザ端末
4から送られてきたLTを解析し、解析結果に応じてU
R−Usの内容を更新したりする。利用権利更新部37
は、LT生成部35がLTをユーザ端末4に送信した場
合に、利用権利データベース32に格納されたUR−U
sの内容を更新する。
【0141】通信部38は、ユーザ端末4と通信する。
具体的には、通信部38は、通信ネットワーク5を介し
てユーザ端末4と通信するWebページに記述されるス
クリプトやプログラム等によって実現される通信インタ
フェースであって、ユーザ端末4から送信されてきたコ
マンドやメッセージを解析したり、その結果に応じてユ
ーザ特定部34及びLT解析部36に処理を依頼した
り、LT生成部35から渡されたLTをユーザ端末4に
配信したり、端末との間でSACを形成したりする。な
お、通信部38は、ユーザ端末4からの要求に応じて利
用権利データベース32のUR−Usに関する情報や、
コンテンツデータベース21のコンテンツに関する情報
をバスを介して取得し、要求を発したユーザ端末4にこ
れらの情報を送信し、LTの購入や、LT発行要求のた
めのGUI(GraphicalUser Inter
face)を提供する。
【0142】図25は、図23に示されるユーザ端末4
の構成を示す機能ブロック図である。なお、本図には通
信ネットワーク5も併せて示されている。ユーザ端末4
は、大きく分けて、LTの発行を要求したり、取得した
LTを統括的に管理するクライアント41と、音楽、映
画等のコンテンツを再生するレンダリングプラグイン4
2と、取得したコンテンツやLTを外部へ書き出すスト
レージプラグイン43と、書き出されたコンテンツやL
Tを格納するSDカード等の外部メディア44とから構
成される。
【0143】クライアント41は、通信部410Aと、
モニタ411aと、操作部411bと、コンテンツデー
タベース412Aと、LTデータベース413Aと、端
末ID蓄積部414Aと、LT取得部415Aと、LT
返却部416Aと、LT管理・更新部417Aと、コン
テンツ利用可否判定部418Aと、プラグイン制御部4
19Aとからなる。レンダリングプラグイン42は、再
生条件判定部421Aと、コンテンツ復号部422A
と、コンテンツ再生部423Aとからなる。また、スト
レージプラグイン43は、書き出し条件判定部431A
と、書き込み用データ生成部432Aと、メディアアク
セス部433Aとからなる。
【0144】クライアント41の通信部410Aは、コ
ンテンツ配信サーバ2及び利用条件管理サーバ3との間
で通信を行う。具体的には、通信部410Aは、ブラウ
ザソフト等に従って通信ネットワーク5を介してコンテ
ンツ配信サーバ2及び利用条件管理サーバ3と通信する
通信インタフェースであり、操作部411bからの依頼
に応じてコンテンツ配信サーバ2から送信されてきたコ
ンテンツをコンテンツデータベース412Aに格納した
り、利用条件管理サーバ3の通信部38との間でSAC
(Secure Authenticated Cha
nnel:認証付き安全な通信路)を形成し、コンテン
ツの利用権利購入要求や、LT発行要求のメッセージを
利用条件管理サーバ3に送信したり、利用条件管理サー
バ3から送信されてきたLTをLTデータベース413
Aに格納したりする。
【0145】モニタ411aは、利用条件管理サーバ3
が提供するWebページを表示したり、LTの購入や、
LT発行要求のためのGUIを表示する。操作部411
bは、ユーザの操作を受け付けるユーザインタフェース
である。コンテンツデータベース412Aは、例えば、
HDD等で構成され、暗号化されたコンテンツを蓄積す
る。LTデータベース413Aは、通信部410Aから
送られてきたLTをセキュアに蓄積する。端末ID蓄積
部414Aは、その端末の端末ID等を蓄積する。
【0146】LT取得部415Aは、LT発行要求を生
成し、通信部410Aを介して利用条件管理サーバ3に
送信したり、利用条件管理サーバ3から送信されてきた
LTを取得してLTデータベース413Aに格納したり
する。LT返却部416Aは、所定の場合にLTを通信
部410Aを介して利用条件管理サーバ3に返却する。
LT管理・更新部417Aは、LTデータベース413
Aに格納されているLTを管理したり、LTに含まれる
利用条件を更新したりする。コンテンツ利用可否判定部
418Aは、LTの利用条件に基づいてそのLTが利用
できるか否かの可否を判定する。プラグイン制御部41
9Aは、セキュアなクロック機構を備え、レンダリング
プラグイン42におけるコンテンツ再生の時間を計測
し、計測時間に基づいて再生回数を制御したりする。
【0147】レンダリングプラグイン42の再生条件判
定部421Aは、クライアント41から送られてきたレ
ンダリングプラグイン42における条件(P条件)に基
づく再生条件を判定する。コンテンツ復号部422A
は、クライアント41から送られてきたコンテンツ鍵で
コンテンツデータベース412Aから取得したコンテン
ツを復号化する。コンテンツ再生部423Aは、復号化
されたコンテンツを再生する。
【0148】ストレージプラグイン43の書き出し条件
判定部431Aは、クライアント41から送られてきた
ストレージプラグイン43における条件(P条件)に基
づく書き出し条件を判定する。書き込み用データ生成部
432Aは、受信したLTや、コンテンツデータベース
412Aから取得したコンテンツを外部メディア44用
のフォーマットのデータに変換する。メディアアクセス
部433Aは、フォーマット変換されたデータを外部メ
ディア44に書き出す。
【0149】なお、このNetDRMシステム1におい
ては、利用条件(UR)は、コンテンツブロバイダが指
定し、ユーザの購入対象となる利用条件UR−Cと、利
用条件管理サーバで管理され、ユーザが購入し、現在所
持している利用条件UR−Usと、UR−Usから一部
を切り出され、ユーザ端末において管理される利用条件
UR−Ucとに分けて構成される。UR−Usは、LT
発行要求に含まれるELIに対応したLTの発行によ
り、UR−Cから回数などが減少する。なお、UR−U
sはあるユーザが購入した複数のコンテンツをまとめて
対象とすることができる一方、UR−Ucは1つのコン
テンツだけを対象とする。ELIは、どのコンテンツを
どういう条件で使いたいかというLT発行要求に埋め込
まれる情報である。また、LTは、指定されたコンテン
ツのコンテンツ鍵とUR−Ucが一緒になった情報であ
る。また、LT発行要求があった場合などには、Net
DRMサーバで管理している情報(S条件、例えば同時
に利用できる端末数)に基づいてLTを発行してよいか
否か判定される。NetDRMクライアントでは、クラ
イアント条件(C条件、例えば、有効期間、利用回数、
累積利用時間)に基づいてアクションを開始してもよい
か否かを判定する。また、プラグインでは、プラグイン
条件(P条件、例えば2ch再生等)に基づいて再生を
制御する。
【0150】図26は、図24に示されるコンテンツデ
ータベース21が保持するコンテンツのデータフォーマ
ットの構成例を示す図である。コンテンツ10は、その
コンテンツに付与されたユニークな識別子であるコンテ
ンツID11と、単一又は複数のキャラクタコード12
#1,…,#Nと、このキャラクタコード12#1〜#
Nで表される内容メタデータ13#1,…,#Nと、暗
号化コンテンツデータ14とからなる。
【0151】例えば、そのコンテンツが、音楽「波乗り
ジョージ」である場合、コンテンツID11には「ri
derjogi」が記述される。また、キャラクタコー
ド12#1,…,#Nには、例えば、EUC(Exte
nded Unix(R)Code)や、junetコ
ード(iso−2022−jpコード)等である旨が記
述される。また、メタデータ13#1,…,#Nには、
例えば、「曲」名、「歌手」名、「バックバンド」名、
「作詞家」名、「作曲家」名等が記述される。さらに、
暗号化コンテンツデータ14には、コンテンツ自体(こ
の例では、音楽「波乗りジョージ」)が所定の鍵で暗号
化された上で格納される。
【0152】なお、このコンテンツ10の暗号化コンテ
ンツデータ14は、コンテンツID11で対応付けられ
たコンテンツ鍵を手に入れて復号化しないと、視聴する
ことができない。このため、このシステムに加入してい
ない一般ユーザの端末からもコンテンツ10を自由にダ
ウンロードできるようになっている。
【0153】図27は、図24に示されるユーザ情報デ
ータベース31が保持するユーザ情報テーブルの構成例
を示す図である。ユーザ情報テーブル50は、ユーザが
購入し、利用条件管理サーバ3に登録したユーザ端末の
端末IDでユーザを特定するためのテーブルであって、
このシステムにおけるユーザ端末に特有のユニークな識
別子「端末ID」51、このユーザ端末を購入したこの
システムにおけるユーザに特有のユニークな識別子「ユ
ーザID」52と、ユーザ名等、住所、電話番号(不図
示)等とのフィールドが設けられている。
【0154】例えば、2台のユーザ端末を購入し、この
ユーザ端末をシステムに登録したユーザ、岡本の場合、
この2台のユーザ端末にそれぞれ付与された端末ID
「×××111」及び「×××222」と、岡本に付与
されたユーザID「×××AAA」と、そのユーザ名
等、住所、電話番号等とが2つのレコードを用いて格納
される。1台のユーザ端末を購入し、このユーザ端末を
システムに登録したユーザ、東の場合、このユーザ端末
に付与された端末ID「×××333」と、東に付与さ
れたユーザID「×××BBB」と、そのユーザ名等、
住所、電話番号等とが1つのレコードに格納される。
【0155】図28は、図24に示される利用権利デー
タベース32が保持する利用権利管理テーブルの構成例
を示す図である。利用権利管理テーブル60は、ユーザ
IDでこのユーザが購入した各コンテンツに対する利用
権(UR−Us)を管理するためのテーブルであって、
「ユーザID」60Aと、この利用条件管理サーバ3で
管理される利用権の内容「UR−Us」60Bのフィー
ルドから構成される。
【0156】例えば、ユーザ岡本(ユーザID「×××
AAA」)の場合、曲「波乗りジョージ」と、電子書籍
「狭辞苑」との2つのコンテンツに対する利用権を購入
しているときには、UR−Us60Bにはこの波乗りジ
ョージの利用権と、狭辞苑の利用権とがレコードを変え
て格納される。またユーザ東(ユーザID「×××BB
B」)の場合、映画「蜘蛛娘」の1つのコンテンツに対
する利用権を購入しているときには、UR−Us60B
にはこの蜘蛛娘の利用権が1つのレコードに格納され
る。
【0157】図29は、図28に示されるUR−Us6
0Bの詳細な構成例を示す図である。UR−Us60B
は、大きく分けて、利用の基本内容を管理するためのU
R−Usヘッダ61と、利用権の具体的内容(再生、プ
リント、移動等のアクション)を管理するための単一又
は複数のアクション情報62#1〜62#nとから構成
される。この、利用権の内容は、コンテンツ提供者やサ
ーバの管理者がコンテンツの属性に応じてコンテンツ毎
に初期値(UR−C)が予め定められており、コンテン
ツ購入時にUR−Cと同内容の利用権がユーザに付与さ
れる。
【0158】UR−Usヘッダ61は、UR−Usヘッ
ダ61のサイズを示すUR−Usヘッダサイズ611
と、このユーザが購入したコンテンツ毎の利用権に対し
て付与されたこのシステムにおける特有のユニークな識
別子UR−UsID612と、有効期間の開始時刻61
3と、有効期間の終了時刻614と、移動許可フラグ6
15と、同時利用可能数616と、発行状態LT数61
7と、アクション情報62#1〜62#nの数を表すア
クション情報数618とからなる。
【0159】有効期間の開始時刻613及び有効期間の
終了時刻614は、利用条件管理サーバ3が管理するユ
ーザの利用権の有効期間の始期及び終期をそれぞれ示す
る。但し、例えば、UR−Usは1月有効だが、LTは
常に1日だけ有効とする場合のように、LTにUR−U
sより短い有効期間を指定することができる。また、有
効期限を設けない場合には、両時刻613,614に制
限なし(unlimited)を格納することができ
る。このLTに指定される有効期間は、NetDRMシ
ステム1のクライアントでアクションを開始してもよい
か否かを判定する条件(以下、「C条件」とも記す。)
として用いられる。
【0160】移動許可フラグ615は、このUR−Us
60Bに基づいて発行されたLTを発行先の端末から他
の端末及び外部メディアに移動(Move−out、E
xport)できるか否かを表す。
【0161】同時利用可能数616及び発行状態LT数
617は、複数のユーザ端末を所持しているユーザ(例
えば、岡本)が、電子書籍のようなコンテンツをこれら
のユーザ端末で台数制限付きで共同利用するような場合
に対処するために設けられたものである。同時利用可能
数616には、同時に、何枚のLTを発行できるかを示
す枚数が格納される。また、発行状態LT数617に
は、その時点で何枚のLTを発行されているかを表す枚
数が格納される。なお、この発行状態LT数617の枚
数は、LTを発行する毎にインクリメントされ、同時利
用可能数に達するとLTの発行が停止される。これに対
して、発行したLTがユーザ端末から戻されると発行状
態LT数617の枚数がデクリメントされる。これによ
り、同時にコンテンツを利用できる端末数を制限するこ
とができる。なお、この同時利用可能数616及び発行
状態LT数617は、NetDRMシステム1のサーバ
で判定される条件(以下、「S条件」とも記す。)とし
て用いられる。
【0162】また、各アクション情報62#1〜62#
nは、アクション情報62#1〜62#nのサイズを表
すアクション情報サイズ621と、アクションID62
2と、最長利用時間623と、1回判定しきい値・回数
カウンタ/累積利用時間624と、P条件625#1〜
625#nとからなる。
【0163】アクションID622には、再生(Pla
yBack)、印刷(Print)等、コンテンツの利
用の態様(アクション)を表す識別子が格納される。こ
のアクションID622は、例えば、再生(PlayB
ack)の場合には「2」が、印刷(Print)の場
合には「5」が格納される。
【0164】最長利用時間623には、再生処理などに
おいてコンテンツを連続して利用できる最大時間が格納
される。1回判定しきい値・回数カウンタ/累積利用時
間624に格納される、1回判定しきい値はコンテンツ
の利用を1回と判断する時間を示し、回数カウンタはコ
ンテンツを利用することができる残りの回数を示し、累
積利用時間はコンテンツを利用できる累積時間を示して
いる。なお、1回判定しきい値・回数カウンタと累積利
用時間とは排他的な関係にあり、両方が同時に指定され
ることはない。
【0165】ここで、回数カウンタの値は、ユーザのL
T発行要求に応じて切り出される利用条件、ライセンス
情報の分ずつ、初期値から順次デクリメントされたり、
コンテンツ提供者のサービス提供要求に応じてインクリ
メントされたりする。
【0166】P条件625#1〜625#nには、ユー
ザ端末のプラグインにおいてコンテンツ毎にそのコンテ
ンツのアクションを実行するため制御条件が格納され
る。例えばプリント用のコンテンツの場合にあっては白
黒で印刷しなければならないであり、音楽再生用のコン
テンツの場合、2チャンネルステレオで再生しなければ
ならない等が該当する。
【0167】なお、コンテンツが複数のコンテンツから
なるアルバムや全集である場合には、このアルバムや全
集に含まれるコンテンツの数、コンテンツ数631と、
このアルバムや全集に含まれるコンテンツの識別子、コ
ンテンツID632#1〜632#nとをこのUR−U
s60Bに付加することで対応される。
【0168】図30は、図23〜図25に示されるLT
発行要求70のデータフォーマット構成例を示す図であ
る。LT発行要求70は、大きく分けて、この要求がL
T発行要求であることを示すユニークな識別子であるL
T発行要求識別子71と、LT発行要求70を発するユ
ーザ端末の端末ID72と、どのコンテンツをどういう
条件で使いたいかを示す期待LT情報(Expecte
d LT Information、以下「ELI」と
も記す。)73とからなる。
【0169】ELI73は、発行要求の基本内容を示す
ELIヘッダ730と、発行要求の具体的内容を示す単
一又は複数の期待アクションタグブロック740#1〜
740#nとからなる。
【0170】ELIヘッダ730は、このELI73が
ELIであることを示すELI識別子731と、このN
etDRMシステム1で定められる仕様において定めら
れるユーザ端末のバージョンを示す NetDRMバー
ジョン番号732と、ELI73のサイズを示すELI
サイズ733と、発行要求を希望するLTの対象となる
コンテンツのコンテンツID734と、利用権の切り出
し対象となる利用条件管理サーバ3が管理する利用権の
識別子、UR−UsID735と、ユーザ端末のクライ
アントが、LT格納用のセキュアなDBを持つか、時間
管理用のセキュアなクロックを持つか否か表す、クライ
アント能力フラグ736と、ELIで希望する条件(例
えば、回数)のLTを発行できない場合、サーバがLT
を発行しないことを望むか、条件が縮小された回数のL
Tでも発行することを望むかを表すフラグ、LT発行拒
否フラグ737とからなる。なお、LT発行拒否フラグ
737には、発行拒否の場合には「ON」が、縮小を許
容する場合には「OFF」が格納される。
【0171】期待アクションタグブロック740#1〜
740#nは、LTに格納して欲しいアクションの識別
子、アクションID741と、発行するLTに設定を望
む回数を示す回数カウンタ、又はLTに設定を望む累積
利用時間を示す期待回数/期待累積利用時間742とか
らなる。
【0172】図31は、図23〜図25に示されるLT
のデータフォーマット構成例を示す図である。LT80
は、大きく分けて、利用の基本内容を管理するためのL
Tヘッダ81と、利用権の具体的内容(再生、プリント
等のアクション)を管理するための単一又は複数のアク
ションタグブロック82と、コンテンツ鍵83と、オプ
ションで付加可能なLTフッタ84とからなり、コンテ
ンツIDと、アクションIDによるC条件及びP条件の
束とコンテンツ鍵等とで示される。
【0173】LTヘッダ81は、LT識別子810と、
NetDRMバージョン番号811と、LTサイズ81
2と、コンテンツID813と、UR−UsID814
と、LT状態フラグ(LT即時消費フラグ/LT自動返
却フラグ)815と、LT有効期間の開始時刻816
と、LT有効期間の終了時刻817と、LT移動許可フ
ラグ818と、LT暗号化法819とが格納される。
【0174】LT識別子810は、このデータがこのコ
ンテンツ利用管理システム1で扱われるライセンスチケ
ットであることを表す。NetDRMバージョン番号8
11は、このシステムで定められるサーバが提供する仕
様のバージョンを示す。LTサイズ812は、LT全体
のデータサイズを示す。コンテンツID813は、この
LTの対象であるコンテンツのIDを示す。UR−Us
ID814は、このLTの発行の元であるUR−Usの
IDを示す。
【0175】LT状態フラグ(LT即時消費フラグ/L
T自動返却フラグ)815は、このLTは記録媒体に書
き込めず、即座に消費しなければならないかを表すフラ
グ、LT即時消費フラグと、このLTに含まれる権利が
消失した時、サーバに自動的に返却しなければならない
かを表すフラグ、LT自動返却フラグとを示す。なお、
LT自動返却フラグは、UR−Usの同時利用可能数が
有限の場合に「ON」に設定され、UR−Usの同時利
用可能数が無限の場合に「OFF」に設定される。LT
即時消費フラグは、クライアントにセキュアなLTデー
タベースがない場合と、UR−Usに有効期限が設定さ
れており、且つクライアントにセキュアな時計機能がな
い場合に「ON」に設定され、これ以外の場合に「OF
F」に設定される。
【0176】LT有効期間の開始時刻816は、このL
Tが有効になる日時を示す。LT有効期間の終了時刻8
17は、LTが無効になる日時を示す。LT移動許可フ
ラグ818は、このLTを移動できるか、Move−o
utできるか、Exportできるかを表す。LT暗号
化法819は、コンテンツ鍵83及びオプションで付加
されうるLTフッタ84に適用される暗号方式(DE
S,AES等)を示す。
【0177】アクションタグブロック82#1〜82#
nは、アクションID821と、最長利用時間822
と、1回判定しきい値・回数カウンタ/累積利用時間8
23と、P条件824#1〜824#nとからなる。
【0178】アクションID821は、コンテンツに対
するアクション内容を特定するIDを示す。最長利用時
間822は、コンテンツを連続して操作できる最大時間
を示す。1回判定しきい値・回数カウンタ/累積利用時
間823の1回判定しきい値は、コンテンツの操作を1
回と判断する時間を示す。回数カウンタは、このLTで
コンテンツを操作できる回数を示す。累積利用時間は、
コンテンツを操作できる累積の操作時間を示す。なお、
最長利用時間822ではポーズ等の間も時間のカウント
が継続され、これに対して累積利用時間ではポーズ等の
間、時間のカウントが停止される。
【0179】ここで、図32を用いて回数カウンタの1
回と、最長利用時間、1回判定しきい値、累積利用時間
との関係を説明する。累積利用時間は、最長利用時間よ
りも厳密な利用制御を行う場合に用いられ、通常のコン
テンツ再生に必要な時間(例えば、10日、最大約5年
222日まで)が設定される。LT有効期間の開始日が
7月1日でLT有効期間の終了日が8月31日の場合、
この間であれば、5日、2日、3日のような細切れの日
時のコンテンツ利用をすることができ、この累積時間が
累積利用時間に達するとそのLTでのコンテンツ利用が
できなくなる。
【0180】回数カウンタには任意の回数(例えば5
回、最大で16383回まで)を設定することができ
る。また、最長利用時間には任意の時間(例えば3分、
最大で約18時間まで)を設定することができる。ま
た、1回判定しきい値には任意の値(例えば30秒、最
大で18時間まで)が設定される。ここで、ユーザ端末
4においてコンテンツ操作(利用)を開始すると開始か
ら20秒経過した時点で再生を停止すると、この再生は
1回とみなされない。これに対して開始から1回判定し
きい値30秒経過すると1回と判定され、最長利用時間
が経過するまで、その間のポーズ等を含めてコンテンツ
を再生することができる。なお、回数カウンタの値は、
1回判定しきい値を超えた時点で1デクリメントされ
る。
【0181】図31に戻り、コンテンツ鍵83は、この
LTに関連付けられたコンテンツの暗号を解く復号鍵、
コンテンツ鍵が暗号化されたまま格納される。なお、オ
プションとしてコンテンツ鍵83の次にLTフッタ84
を付加することができる。このLTフッタ84には、L
Tヘッダ81からコンテンツ鍵83のSHA−1アルゴ
リズムによるハッシュ値が暗号化されて格納され、LT
が信頼できない経路で配信された場合、この値で改ざん
チェックを行うことができるようになっている。
【0182】次いで、LT取得動作及びコンテンツ再生
動作を説明する。このようなLT取得動作及びコンテン
ツ再生動作を行うユーザ端末においては、その端末のモ
ニタに図33に示される画面が表示される。
【0183】本図に示されるように、画面中には、ユー
ザ端末やサーバに保持されるコンテンツや、LT、UR
−Us、P条件等をリスト表示するリストボックス90
1、リストボックス901でカーソルが合わせられたコ
ンテンツの概要等の説明を表示するコンテンツ説明ボッ
クス902、リストボックス901でカーソルが合わせ
られたコンテンツの再生画像等を表示するためのコンテ
ンツ再生ボックス903のほか、コンテンツの利用権利
を購入の際にクリックされる利用権利購入ボタン90
4、LT取得の際に押下されるLT取得ボタン905、
この画面の表示データを更新する場合に押下される更新
ボタン907、再生スタート、停止、ストップ、早戻
し、早送り等の再生操作をするための再生操作ボタン9
08、再生時間等を表示する時間表示ボックス909等
が設けられる。
【0184】リストボックス901には、コンテンツの
タイトル(図示例では、「波乗りジョージ」、「狭辞
苑」、「突入せよ!!赤城山荘」)や、そのコンテンツ
の再生可能回数(図示例では、「再生9回」、「制限な
し」)、有効期限(図示例では、「制限なし」、「20
02/10/31」)、P条件(図示例では、「2ch
再生」、「白黒印刷」)等が表示される。なお、コンテ
ンツ「突入せよ!!赤城山荘」は、このコンテンツの販
売促進のためにコンテンツ配信サーバ2から送られてき
たプレビュー版であり、このコンテンツにカーソルが合
わせられている状態が示されている。
【0185】このリストボックス901の左端には、ア
イコン901a〜901e等が表示される。アイコン9
01aは、この端末にコンテンツに対応したLTを保持
しており、且つサーバにUR−Usがあることを示して
いる。アイコン901bは、この端末にはコンテンツに
対応したLTがないが、サーバにはUR−Usがあるこ
とを示している。アイコン901cは、この端末にLT
がなく、且つサーバにもUR−Usがないことを示して
いる。アイコン901dは、この端末にコンテンツを保
持していることを示している。アイコン901eは、こ
の端末にコンテンツを保持していないことを示してい
る。これらのアイコン901a〜901eでUR−U
s、LT及びコンテンツのありなしの状態を全て表すこ
とができる。
【0186】コンテンツ再生ボックス903には、リス
トボックス901でカーソルが合わせられたコンテンツ
の再生画面が表示される。
【0187】コンテンツ再生ボックス903の上部に
は、音楽、ビデオ、移動、電子書籍の再生等の各種アク
ションを選択するためのタブが設けられており、図示例
ではリストボックス901でカーソルが合わせられたコ
ンテンツを再生するためのビデオ用のタブが選択された
状態が示されている。この状態で再生用の再生操作ボタ
ン908がクリックされると、コンテンツ配信サーバ2
から送られてきたコンテンツ、突入せよ!!赤城山荘事
件のプレビュー画面が表示される。
【0188】なお、ビデオ再生用のタブなどに設けられ
たアイコン903aは、そのコンテンツ再生用のプラグ
インを保持していることを示す。コンテンツ移動用のタ
ブに設けられたアイコン903bは、コンテンツ再生
(ここでは移動)用のプラグインがないことを示す。こ
のようにプラグインがない場合には、例えば外部メディ
ア44を装着する装置がない等のハード的な不備がない
限り、プラグインがないことを示すタブが選択された際
に、不足するプラグイン(ここでは、移動用のプラグイ
ン)を提供するサーバにアクセスし、不足のプラグイン
をダウンロードし、アイコン903aが表示されるよう
になっている。
【0189】ここで、リストボックス901の表示内容
やコンテンツ説明ボックス902の表示内容は、この画
面の表示の際にコンテンツデータベース412Aに格納
されたコンテンツのメタデータを取得したり、LTデー
タベース413Aに格納されたLTの権利内容を取得し
たり、利用条件管理サーバ3に対してGetUR−U
s,GetP条件テキスト,Getメタデータなどコマ
ンドを送り、サーバ内にある権利UR−Usの内容(P
条件も含む)を取得したり、端末にはないが、利用権利
を保持するコンテンツのメタデータを取得し、取得した
情報に基づいて作成される。
【0190】図34は、サーバにある権利内容を取得す
る場合に、クライアント41から利用条件管理サーバ3
に送信されるGetUR−Usの構成を示す図である。
このGetUR−Us91は、GetUR−Usである
ことを示す識別子GetUR−Us識別子911と、こ
のGetUR−Us91を送信したユーザ端末を識別す
る端末ID912と、取得するデータをどのような文字
コードで表示する記を指定するためのキャラクタコード
913とからなる。このキャラクタコード913には、
通常、EUCや、junetコード、シフトJISコー
ド等が格納される。このようなGetUR−Us91を
送ることにより、端末ID912に対応したユーザID
で管理されるサーバにあるUR−Usの一覧を取得する
ことができる。なお、その際、キャラクタコードで指定
した文字コードでUR−UsName(利用権利管理テ
ーブル60の図示しないフィールドに格納されるコンテ
ンツのジャンルや、60年代のロック等、権利の内容
名)も同時に取得する。また、GetUR−Us91を
送る際に、GetP条件テキストをクライアント41か
ら利用条件管理サーバ3に送信する。
【0191】図35は、GetP条件テキストの構成例
を示す図である。GetP条件テキスト92は、P条件
の表示内容を、キャラクタコードで指定した文字コード
で取得するためのものであって、送信した情報がGet
P条件テキストであることを示す識別子、GetP条件
テキスト識別子921と、GetP条件テキスト92を
送信したユーザ端末を識別するための端末ID922
と、P条件を表示する文字コードを指定するためのキャ
ラクタコード923と、単一又は複数のP条件ID92
4#1〜924#Nとからなる。このように構成された
GetP条件テキスト92を送信することにより、Ge
tUR−Us91で得られた各UR−Usに含まれるP
条件の表示用情報(例えば、再生条件の指定(2ch再
生、白黒印刷など)や、再生する際の出力インタフェー
スの指定(例えば、アナログ、Protectedデジ
タル、Non−Protectedデジタルなど))を
取得することができる。
【0192】図36は、上記GetP条件テキスト92
により利用条件管理サーバ3から取得されるP条件の表
示用情報の構成例である。P条件の表示用情報93は、
複数のP条件931#1〜931#Nからなる。
【0193】P条件931#1は、図示例ではレンダリ
ング用のP条件であり、モノラル再生でしかもアナログ
出力の場合だけが許可(図中に示される「○」)されて
おり、Protectedデジタル出力(例えば、暗号
化されたデジタル出力)も、Non−Protecte
dデジタル出力(例えば、暗号化されていない状態での
デジタル出力)も禁止(図中に示される「×」)されて
いる。P条件931#2は、図示例ではストレージ用の
P条件であり、SDカードへのコンテンツ転送につい
て、Protectedデジタル出力は許可されている
が、アナログ出力及びNon−Protectedデジ
タル出力は禁止されていることが示されている。P条件
931#Nは、図示例ではストレージ用のP条件であ
り、メモリスティックへのコンテンツ転送について、P
rotectedデジタル出力は許可されているが、ア
ナログ出力及びNon−Protectedデジタル出
力は禁止されていることが示されている。
【0194】図37は、Getメタデータの構成例を示
す図である。Getメタデータ94は、この情報がGe
tメタデータであることを示す識別子、Getメタデー
タ識別子941と、このGetメタデータ94を送信し
たユーザ端末を識別する端末ID942と、コンテンツ
のメタデータを、指定した文字コードで取得するための
キャラクタコード943と、メタデータを得る対象のコ
ンテンツを識別するコンテンツID944#1〜944
#Nとから構成される。このGetメタデータ94を受
信した利用条件管理サーバ3の通信部38は、コンテン
ツ配信サーバ2のコンテンツデータベース21にアクセ
スし、コンテンツID944#1〜944#Nで指定さ
れたコンテンツのメタデータ(図26参照)を取り出し
て、ユーザ端末4に送信する。これにより、ユーザ端末
4は、端末内にないコンテンツのメタデータを取得する
ことができる。
【0195】このようなGetUR−Us91、Get
P条件テキスト92、Getメタデータ94等を送信
し、必要な情報を取得して画面用のデータに再構成する
ことにより図33に示される画面が作成される。
【0196】そして、リストボックス901に表示され
たコンテンツ(例えば、狭辞苑)のLTを取得する場
合、狭辞苑の欄にカーソルを合わせ、LT取得ボタン9
05をクリックする。これにより、LT取得プロセスが
開始される。なお、コンテンツ「波乗りジョージ」につ
いてさらにLTを取得するような場合には、このコンテ
ンツにカーソルを合わせ、取得したい再生回数を入力
し、LT取得ボタン905をクリックすればよい。
【0197】このようなLT取得ボタン905がクリッ
クされると、ユーザ端末4のクライアント41及び利用
条件管理サーバ3においてLT取得プロセスが行われ
る。
【0198】図38は、ユーザ端末4のクライアント4
1及び利用条件管理サーバ3によって行われるLT取得
プロセスの動作を示すフローチャートである。LT取得
ボタン905がクリックされると、クライアント41の
LT取得部415Aは、LT発行要求の本体、即ちEL
Iを生成するELI生成プロセスを実行する(S1
1)。そして、LT取得部415Aは、生成したELI
に、LT発行要求識別子71と、端末ID蓄積部414
Aから読み出した端末ID72とを付加することより図
30に示されるフォーマット構成に従うLT発行要求を
生成し、生成したLT発行要求を利用条件管理サーバ3
に送信する(S12)。
【0199】一方、利用条件管理サーバ3のユーザ特定
部34は、通信部38を介してユーザ端末4からLT発
行要求を受信すると、ユーザ情報データベース31を参
照し、LT発行要求70に含まれる端末ID72からユ
ーザ(ユーザID)を特定する(S21)。
【0200】ユーザ特定部34がユーザを特定できた場
合(S22でYES)、LT生成部35は、利用権利デ
ータベース32に保持され、ユーザ特定部34によって
特定されたユーザIDに対応するUR−Usに基づい
て、LTを発行できるか否かを判定するLT発行可否判
定プロセスを実行する(S23)。実行の結果、LT生
成することが可能であれば(S24でYES)、LT生
成部35は、LTを生成するLT生成プロセスを実行し
(S25)、生成したLTをユーザ端末4に送信する
(S26)。
【0201】なお、ステップS22においてユーザを特
定できなかった場合(S22でNO)、あるいはステッ
プS24においてLTを生成できなかった場合(S24
でNO)、LT生成部35は、LT発行不可通知を生成
し、送信する(S27)。このLT発行不可通知は、例
えば、LT発行不可通知であることを特定するためのユ
ニークな識別子の他、拒否の対象となったコンテンツの
コンテンツID、未購入等の拒否理由を示すエラーコー
ドなどからなる。
【0202】クライアント41のLT取得部415A
は、通信部410Aを介してLTを取得すると(S1
3)、取得したLTに含まれるLT状態フラグ(LT即
時消費フラグ/LT自動返却フラグ)815を参照し、
即時消費フラグが「OFF」(蓄積)であるか否かを判
断する(S14)。判断の結果、即時消費フラグが「O
N」(即時消費)である場合(S14でNO)、LT取
得部415Aは、LTをLTデータベース413Aに格
納(登録)せずにLT取得プロセスを終了する。この場
合には、LTを即時消費するため、このLTを用いたコ
ンテンツ再生が直ちに実行される。これに対して、即時
消費フラグが「OFF」である場合(S14でYE
S)、LT取得部415Aは、取得したLTをLTデー
タベース413Aへ登録(格納)し(S15)、LT取
得プロセスを終了する。
【0203】また、LT取得部415Aは、通信部41
0Aを介してLT発行不可通知を受信すると(S1
6)、通信部410Aを介してモニタ411aに拒否理
由等を表示させ、LT取得プロセスを終了する。
【0204】図39は、図38に示されるELI生成プ
ロセス(S11)のサブルーチンを示すフローチャート
である。このELI生成プロセスのサブルーチンでは、
LT取得部415Aは、先ず、これから作成するELI
ヘッダのELI識別子、NetDRMバージョン番号に
規定の値を設定する(S111)。次いで、LT取得部
415Aは、ELIサイズを計算し、得られたELIサ
イズをELIヘッダに設定する(S112)。そして、
LT取得部415Aは、要求するLTの対象となるコン
テンツのコンテンツIDをELIヘッダに設定し(S1
13)、LTの元となるUR−UsのUR−UsIDを
ELIヘッダに設定し(S114)、このユーザ端末で
サポートするクライアントの能力に合ったクライアント
能力フラグをELIヘッダ730に設定し(S11
5)、ユーザから指定された値(発行拒否の場合には
「ON」、縮小を許容する場合には「OFF」)をLT
発行拒否フラグ737に設定する(S116)。
【0205】ELIヘッダへの設定が終わると、LT取
得部415Aは、ユーザから指定されたアクションの値
(例えば、再生の場合、「2」)を期待アクションタグ
ブロック740のアクションID741に設定する(S
117)。次いで、通信部410A(LT取得部415
A)は、ユーザから指定された回数を期待回数/期待累
積利用時間742に設定し(S118)、図38に示さ
れるメインルーチンにリターンする。これにより、ユー
ザが期待するELIが生成される。
【0206】なお、アクションが複数である場合には、
このアクションの数だけステップS117,S118が
繰り返される。また、ステップS116〜S118で設
定される値は、予め定められたデフォルト値であっても
よい。
【0207】図40は、図38に示されるLT発行可否
判定プロセス(S22)のサブルーチンを示すフローチ
ャートである。このLT発行可否判定プロセスのサブル
ーチンにおいては、LT生成部35は、先ず、LT発行
要求のELIで指定された利用条件UR−Usが利用権
利DBに存在するか否か判断する(S221)。利用条
件UR−Usが存在する場合(S221でYES)、L
T生成部35は、UR−Usヘッダ61の有効期間の終
了時刻614を参照し、そのUR−Usの有効期間は過
ぎているか否か判断する(S222)。有効期間内であ
る場合(S222でNO)、LT生成部35は、同時利
用可能数616と、発行状態LT数617とに基づいて
UR−Usの発行状態LT数が同時利用可能数未満か否
か判断する(S223)。同時利用可能数未満である場
合(S223でYES)、LT生成部35は、1回判定
しきい値・回数カウンタ/累積利用時間624を参照
し、UR−Usの回数カウンタは「0」であるか否か判
断する(S224)。回数カウンタが「0」でない、即
ち回数カウンタが1以上である場合(S224でN
O)、LT生成部35は、UR−Usの回数カウンタが
ELIの期待回数以上持っているか否か判断する(S2
25)。
【0208】期待回数以上持っていない場合(S225
でNO)、LT生成部35は、ELIのLT発行拒否フ
ラグが「OFF」か否か判断する(S226)。期待回
数以上持っている場合(S225でYES)、LT生成
部35は、LT発行可と判定し(S227)、このサブ
ルーチンを終了し、図38に示されるメインルーチンに
リターンする。また、期待回数以上持っていないけれど
も(S225でNO)、ELIのLT発行拒否フラグが
「OFF」である場合、即ち期待回数よりも少なくても
よい場合には(S226でYES)、LT生成部35
は、LT発行可と判定し(S227)、このサブルーチ
ンを終了し、図38に示されるメインルーチンにリター
ンする。
【0209】これに対して、利用権利データベースに利
用条件UR−Usが存在しない場合(S221でN
O)、有効期間が過ぎている場合(S222でYE
S)、同時利用可能数以上である場合(S223でN
O)、回数カウンタが「0」である場合(S224でY
ES)、回数カウンタが「1」以上で(S225でN
O)且つLT発行拒否フラグが「OFF」(S226で
NO)である場合のいずれかの場合には、LT生成部3
5は、LT発行不可と判定し(S228)、このサブル
ーチンを終了し、図38に示されるメインルーチンにリ
ターンする。これにより、利用条件管理サーバ3が管理
するUR−Usの範囲内で適切なLT発行の可否を判定
することができる。
【0210】図41は、図38に示されるLT生成プロ
セス(S25)のサブルーチンを示すフローチャートで
ある。このLT生成プロセスのサブルーチンはLT生成
可(S24でYES)の場合に行われ、このルーチンに
おいては、LT生成部35は、先ず、LTのLT識別
子、NetDRMバージョン番号及びLT暗号化法に規
定の値をLTヘッダ81に設定する(S251)。次い
で、LT生成部35は、生成するLTのサイズを計算
し、計算により求められたLTサイズをLTヘッダ81
に設定する(S252)。そして、LT生成部35は、
UR−UsID、LT有効期間、LT移動許可フラグに
UR−Usの値と同一のものを設定し、コンテンツID
にELIに記述されているものと同一のものを設定する
(S253)。
【0211】そして、LT生成部35は、生成するLT
を即時に消費するか否かを表すLT即時消費フラグを設
定するLT即時消費フラグ設定プロセス(S254)、
このLTでコンテンツ利用後サーバに自動的に返却する
か否かを表すLT自動返却フラグを設定するLT自動返
却フラグ設定プロセス(S255)を実行し、LTヘッ
ダ81の生成を終える。
【0212】LTヘッダ81の生成が終わると、LT生
成部35は、利用要求に合致したアクション毎のタグブ
ロックを設定するアクションタグブロック設定プロセス
(S256)を実行し、コンテンツに対応するコンテン
ツ鍵をコンテンツ鍵データベースから読み出して設定す
る(S257)。LT生成部35によるLTの生成が終
わると、利用権利更新部37は、LTに切り出した分の
利用条件を元の利用条件から減算し、UR−Usを減算
結果に更新する(S258)。UR−Usの更新が終わ
ると、このサブルーチンを終了し、図38に示されるメ
インルーチンにリターンする。これにより、利用条件管
理サーバ3が管理するUR−Usから利用権を一部切り
出したユーザのLT発行要求に合致したLTを送信する
ことができる。
【0213】図42は、図41に示されるLT即時消費
フラグ設定プロセス(S254)のサブルーチンを示す
フローチャートである。このLT即時消費フラグ設定プ
ロセスのサブルーチンにおいては、LT生成部35は、
先ずLT発行要求のELIヘッダ730に含まれるクラ
イアント能力フラグ736を参照し、クライアントがセ
キュアなLTDBを持つか否か判断する(S254
1)。セキュアなLTDBを持っている場合(S254
1でYES)、LT生成部35は、UR−Usの有効期
限が設定されているか否かを判断する(S2542)。
有効期限が設定されている場合(S2542でYE
S)、LT生成部35はクライアントがセキュアな時計
機能を持つか否か判断する(S2543)。
【0214】有効期限が設定されていない場合、即ち、
期間限定がない場合(S2542でNO)と、有効期限
が設定されている、即ち、期間限定があり(S2542
でYES)、且つクライアントがセキュアな時計機構を
持っている場合(S2543でYES)とのいずれかの
場合、LT生成部35は、LT即時消費フラグをOFF
に設定、即ちLTを即時に消費しなくてもよい旨を設定
し(S2544)、このサブルーチンが終了し、図41
に示されるサブルーチンにリターンする。
【0215】これに対して、クライアントがセキュアな
LTデータベースを持っていない場合(S2541でN
O)や、期間限定があり(S2542でYES)、且つ
クライアントがセキュアな時計機構を持っていない場合
(S2543でNO)のいずれかの場合には、LT生成
部35は、LT即時消費フラグをON、即ちLTを即時
に消費すべき旨を設定し(S2545)、このサブルー
チンが終了し、図41に示されるサブルーチンにリター
ンする。これにより、クライアントがセキュアなLTD
Bを持っているか否か、セキュアなクロック機構を持っ
ているか否かのクライアント能力に応じてユーザ端末4
においてLTを即時に消費させたり、保管させたりする
といった制御をすることができる。
【0216】図43は、図41に示されるLT自動返却
フラグ設定プロセス(S255)のサブルーチンを示す
フローチャートである。
【0217】このLT自動返却フラグ設定プロセスのサ
ブルーチンにおいては、LT生成部35は、UR−Us
の同時利用可能数が有限か否か判断する(S255
1)。判断の結果、同時利用可能数が有限である場合
(S2551でYES)、LT生成部35は、LT自動
返却フラグを「ON」に設定し(S2552)、このサ
ブルーチンを終了し、図41に示されるサブルーチンに
リターンする。これにより、ユーザ端末4がこのLTを
用いてコンテンツを再生後、消費したLTをユーザ端末
4から利用条件管理サーバ3に戻させてコンテンツの共
同利用数の空きを作るといった制御を行うことができ
る。
【0218】これに対して、同時利用可能数が有限でな
い場合(S2551でNO)、具体的には同時利用可能
数が「∞」である場合、LT生成部35は、LT自動返
却フラグを「OFF」に設定し(S2553)、このサ
ブルーチンを終了し、図41に示されるサブルーチンに
リターンする。
【0219】図44は、図41に示されるアクションタ
グブロック設定プロセス(S256)のサブルーチンを
示すフローチャートである。このアクションタグブロッ
ク設定プロセスのサブルーチンにおいては、LT生成部
35は、先ず最長利用時間、P条件にUR−Usと同一
のものを設定し(S2561)、UR−Usの回数カウ
ンタがLT発行要求のELIに含まれる期待値回数以上
か否か判断する(S2562)。判断の結果、期待回数
以上であれば(S2562でYES)、LT生成部35
は、アクションタグブロックの回数カウンタにELIの
期待値回数の値を設定し(S2563)、このサブルー
チンを終了し、図41に示されるサブルーチンにリター
ンする。これにより、ユーザの要求通りの回数をLTに
設定することができる。
【0220】これに対して、期待回数未満であれば(S
2562でNO)、回数カウンタにUR−Usの回数カ
ウンタの値、即ちUR−Usに残っている期待回数より
も少ない全回数を設定し(S2564)、このサブルー
チンを終了し、図41に示されるサブルーチンにリター
ンする。これにより、ユーザの要求には足りないが、L
T発行拒否フラグによる指示(OFF)通りの回数をL
Tに設定することができる。
【0221】このような図38〜図44に示される処理
により適切なLT取得処理が実行される。
【0222】次いで、ユーザ端末4においてコンテンツ
を利用する場合、このユーザ端末4のクライアント41
とレンダリングプラグイン42とで行われる処理(コン
テンツ再生プロセス)及びクライアント41とストレー
ジプラグイン43とで行われる処理(メディアへの書き
出しプロセス)をこの順序で説明する。
【0223】図45は、クライアント41とレンダリン
グプラグイン42とで行われるコンテンツ再生プロセス
を示すフローチャートである。この再生プロセスは、図
33に示される画面において、再生を希望するコンテン
ツ(例えば、コンテンツ波乗りジョージ)にカーソルを
合わせPlayの再生操作ボタン908をクリックする
ことにより開始される。
【0224】このような再生操作ボタン908のクリッ
クによるコンテンツ再生の指示があると、プラグイン制
御部419Aは、ユーザが再生希望したコンテンツを対
象としたLTがLTデータベース413Aにあるか否か
判断する(S31)。なお、ここではセキュアなLTD
B、即ちLTデータベース413Aを持ち、コンテンツ
利用可否判定部418Aがセキュアなクロック機構を有
する場合について説明する。
【0225】判断の結果、LTデータベース413Aに
対象のLTが格納されている場合(S31でYES)、
コンテンツ利用可否判定部418Aは、対象のLTでコ
ンテンツを再生できるか否かを判定する再生可否判断プ
ロセス(S34)を実行する。
【0226】これに対して、LTデータベース413A
に対象のLTがない場合には(S31でNO)、LT取
得部415Aに指示し、上記と同じLT取得プロセス
(S32)を実行させ、LTを取得できたか否か判断す
る(S33)。なお、この場合には、連続複数回再生の
指定がされない限り、通常再生に必要な最小単位、1回
のLT発行要求がなされる。そして、LTを取得できた
場合(S33でYES)、コンテンツ利用可否判定部4
18Aは、再生可否判断プロセス(S34)を実行す
る。
【0227】再生可否判断プロセス(S34)の実行が
終わると、プラグイン制御部419Aは、コンテンツ利
用可否判定部418Aによる可否判断結果に基づいてそ
のLTで再生可か否か判断する(S35)。判断の結
果、再生可の場合(S35でYES)、プラグイン制御
部419Aは、LTに含まれるコンテンツ鍵とP条件
(2ch再生等)をレンダリングプラグイン42へ渡す
(S36)。
【0228】これに対して、LTを取得できなかった場
合(S33でNO)や、再生不可と判断した場合(S3
5でNO)には、プラグイン制御部419Aは、コンテ
ンツ再生処理を終了する。
【0229】一方、レンダリングプラグイン42の再生
条件判定部421Aは、コンテンツ復号鍵とP条件を受
信すると(S41)、P条件判断プロセス(レンダリン
グ)を実行し(S42)、実行の結果に基づいて再生可
か否か判断する(S43)。
【0230】判断の結果、再生可能であれば(S43で
YES)、コンテンツ復号部422Aは、コンテンツデ
ータベース412Aからコンテンツを取得し、取得した
コンテンツをコンテンツ鍵で復号化する(S44)。そ
して、コンテンツ再生部423Aは、P条件で指定され
た条件で再生する(S45)。これに対して、再生可で
なければ(S43でNO)、その旨をプラグイン制御部
419Aに通知する。
【0231】レンダリングプラグイン42で再生が行わ
れると、プラグイン制御部419Aはタイマを起動し、
最長利用時間や、1回判定しきい値、累積利用時間によ
る1回の管理を行い、プラグイン制御部419Aが1回
とカウントすると、LT管理・更新部417Aは、LT
の内容(回数)を更新し(S37)、コンテンツ再生処
理を終了する。なお、再生時間の計測は、クライアント
ではなく、プラグイン側で行ってもよい。また、レンダ
リングプラグイン42で再生可でない場合(S43でN
O)、LT管理・更新部417Aは、コンテンツ再生プ
ロセスを終了する。
【0232】なお、コンテンツ再生プロセス終了の際、
LT返却部416AはLTのLT状態フラグ(LT自動
返却フラグ)815を参照し、LT自動返却フラグがO
Nで、LTの権利が全て消費されていると、そのLTを
通信部410Aを介して利用条件管理サーバ3に返却す
る。
【0233】図46は、LTを返却するためのLT返却
要求95の構成例を示す図である。このLT返却要求9
5は、この要求がLT返却要求であることを表すユニー
クな識別子、LT返却要求識別子951と、LTを返却
するユーザ端末の端末ID952と、返却されるLT9
53とからなる。この要求を受け取った利用条件管理サ
ーバ3のLT解析部36は、端末ID952に対応する
UR−Usに戻し、そのUR−Usの回数や同時利用可
能数を更新する。これによりLTを利用条件管理サーバ
3にバックアップさせたり、発行状態LT数617を減
らすことができる。発行状態LT数617を減らした場
合には、他の端末でのコンテンツ共同利用が可能とな
る。
【0234】図47は、図45に示される再生可否判定
プロセス((S34)のサブルーチンを示すフローチャ
ートである。この再生可否判定プロセスのサブルーチン
においては、コンテンツ利用可否判定部418Aは、先
ず、LTが有効期間内か否か判断する(S341)。有
効期間内である場合(S341でYES)、コンテンツ
利用可否判定部418Aは、ユーザが指定したアクショ
ンIDのアクションタグブロックがあるか否か判断する
(S342)。判断の結果、アクションタグブロックが
ある場合(S342でYES)、コンテンツ利用可否判
定部418Aは、そのアクションタグブロックの回数カ
ウンタは「0」であるか否か判断する(S343)。回
数カウンタが「0」でない場合(S343でNO)、コ
ンテンツ利用可否判定部418Aは、再生可と判定し
(S344)、この再生可否判定プロセスを終了し、図
45に示されるメインルーチンにリターンする。
【0235】これに対して、有効期間外である場合(S
341でNO)、ユーザが指定したアクションIDのア
クションタグブロックがない場合(S342でNO)、
回数カウンタが「0」である場合(S343でYES)
の内のいずれかの場合、コンテンツ利用可否判定部41
8Aは、再生不可と判定し(S345)、この再生可否
判定プロセスを終了し、図45に示されるメインルーチ
ンにリターンする。これにより、適切な再生可否を判定
することができる。
【0236】図48は、図45に示されるP条件判定プ
ロセス(レンダリング)(S42)のサブルーチンを示
すフローチャートである。このP条件判定プロセスのサ
ブルーチンでは、再生条件判定部421Aは、P条件
(例えば、モノラルで、アナログ出力で再生する。)を
参照し、再生条件を判定する(S421)。判定の結
果、P条件で指定された条件で再生できる場合(S42
2でYES)、再生条件判定部421Aは、再生可と判
定し(S423)、このP条件判定プロセスを終了し、
図45に示されるメインルーチンにリターンする。これ
により、P条件に従う再生条件で、コンテンツの再生が
行われる。
【0237】これに対して、P条件で指定された条件で
再生できない場合(S422でNO)、再生条件判定部
421Aは、再生不可と判定し(S424)、このP条
件判定プロセスを終了し、図45に示されるメインルー
チンにリターンする。このような図45〜図48の処理
により、適切なコンテンツ再生プロセスが実行される。
【0238】次いで、クライアント41とストレージプ
ラグイン43とで行われる処理(メディアへの書き出し
プロセス)を説明する。図49は、クライアント41と
ストレージプラグイン43とで行われるコンテンツ書き
出し処理を示すフローチャートである。このコンテンツ
書き出し処理は、図33に示される画面の移動タブを選
択し、この移動タブを選択した場合にコンテンツ再生ボ
ックス903中に表示される移動元と移動先とを表す画
面(図示せず)において、移動元については書き出し処
理が許容され、書き出し処理(移動)を希望するコンテ
ンツ(図示せず)を選択し、移動先については所望の外
部メディアを選択し、書き出しボタン(図示せず)をク
リックすることにより開始される。
【0239】このような書き出しボタンのクリックによ
るコンテンツ書き出し指示があると、プラグイン制御部
419Aは、ユーザが書き出し希望したコンテンツを対
象としたLTがLTデータベース413Aにあるか否か
判断する(S51)。なお、ここでは、上記再生処理の
場合と同様に、セキュアなLTDB、即ちLTデータベ
ース413Aを持ち、コンテンツ利用可否判定部418
Aがセキュアなクロック機構を有する場合について説明
する。
【0240】判断の結果、LTデータベース413Aに
対象のLTが格納されている場合(S51でYES)、
コンテンツ利用可否判定部418Aは、対象のLTを書
き出しできるか否かを判定する書き出し可否判断プロセ
ス(S54)を実行する。
【0241】これに対して、LTデータベース413A
に対象のLTがない場合には(S51でNO)、プラグ
イン制御部419Aは、LT取得部415Aに指示し、
上記と同じ内容のLT取得プロセス(S52)を実行さ
せ、LTを取得できたか否か判断する(S53)。そし
て、LTデータベース413AにLTがあった場合(S
51でYES)、あるいはLTを取得できた場合(S5
3でYES)、コンテンツ利用可否判定部418Aは、
書き出し可否判断プロセス(S54)を実行する。
【0242】書き出し可否判断プロセス(S54)の実
行が終わると、プラグイン制御部419Aは、コンテン
ツ利用可否判定部418Aによる可否判断プロセスの結
果の基づいて、そのLTで書き出し可か否か判断する
(S55)。判断の結果、書き出し可の場合(S55で
YES)、プラグイン制御部419Aは、対象のLTを
ストレージプラグイン43へ渡す(S56)。これに対
して、LTを取得できなかった場合(S53でNO)
や、書き出し不可と判断した場合(S55でNO)、プ
ラグイン制御部419Aは、コンテンツ書き出し処理を
終了する。
【0243】一方、ストレージプラグイン43の書き出
し条件判定部431Aは、LTを受信すると(S6
1)、P条件判断プロセス(ストレージ)を実行し(S
62)、実行の結果に基づいて書き出し可か否か判断す
る(S63)。判断の結果、書き出し可能であれば(S
63でYES)、書き込み用データ生成部432Aは、
コンテンツデータベース412Aからコンテンツを取得
し(S64)、取得したコンテンツをメディア用コンテ
ンツフォーマットに変換する(S65)。次いで、書き
込み用データ生成部432Aは、LTに含まれる利用権
利をメディア用利用権利フォーマットに変換する(S6
6)。そして、フォーマット変換が終わると、書き込み
用データ生成部432Aは、フォーマット変換されたコ
ンテンツと利用権利とをP条件で指定された条件で外部
メディアに書き込む(S67)。これに対して、書き出
し可でなければ(S63でNO)、その旨をプラグイン
制御部419Aに通知する。
【0244】ストレージプラグイン43による書き込み
処理が終わると、LT管理・更新部418は、LTを削
除し(S57)、書き出し処理を終了する。また、スト
レージプラグイン43で書き出し不可である場合(S6
3でNO)、プラグイン制御部419Aは、コンテンツ
書き出し処理を終了する。
【0245】図50は、図49に示される書き出し可否
判定プロセス(S54)のサブルーチンを示すフローチ
ャートである。この再生可否判定プロセスのサブルーチ
ンにおいては、コンテンツ利用可否判定部418Aは、
先ず、LTが有効期間内か否か判断する(S541)。
有効期間内である場合(S541でYES)、コンテン
ツ利用可否判定部418Aは、ユーザが指定したLTの
LT移動許可フラグがONか否か判断する(S54
2)。判断の結果、LT移動許可フラグがONである場
合(S542でYES)、コンテンツ利用可否判定部4
18Aは、書き出し可と判定し(S543)、この再生
可否判定プロセスを終了し、図49に示されるメインル
ーチンにリターンする。
【0246】これに対して、有効期間内でない場合(S
541でNO)や、LT移動許可フラグがONでない場
合(S542でNO)、コンテンツ利用可否判定部41
8Aは、書き出し不可と判定し(S544)、この再生
可否判定プロセスを終了し、図49に示されるメインル
ーチンにリターンする。これにより、適切な書き出し可
否を判定することができる。
【0247】図51は、図49に示されるP条件判定プ
ロセス(ストレージ)(S62)のサブルーチンを示す
フローチャートである。このP条件判定プロセスのサブ
ルーチンでは、書き出し条件判定部431Aは、先ず、
P条件(例えば、SDカードに書き出そうとしている場
合、SDカード用のP条件がある。)を参照し、書き出
そうとしているメディアに対するP条件があるかを判定
する(S621)。P条件がある場合(S622でYE
S)、書き出し条件判定部431Aは、P条件(例え
ば、プロテクトされたデジタル出力)で指定された出力
インタフェースあるか否か判断する(S623)。判断
の結果、指定された出力インタフェースがある場合(S
623でYES)、書き出し条件判定部431Aは、L
Tに含まれる利用権利がメディア用の利用権利に変換で
きるか否か判断する(S624)。例えば、外部メディ
アでは∞しかサポートしていないような場合に、LT内
の権利が有限回である場合、それは書き出し不可と判断
される。利用権を変換できる場合(S624でYE
S)、書き出し条件判定部431Aは、コンテンツを、
メディア用のコンテンツフォーマットに変換できるか否
か判断する(S625)。
【0248】コンテンツをフォーマット変換できる場合
(S625でYES)、書き出し条件判定部431A
は、書き出し可と判定し(S626)、このP条件判定
プロセスを終了し、図49に示されるメインルーチンに
リターンする。これに対して、P条件がない場合(S6
22でNO)や、P条件で指定された出力インタフェー
スがない場合(S623でNO)、利用条件をメディア
用の利用権利に変換できない場合(S624でNO)、
コンテンツをメディア用のコンテンツフォーマットに変
換できない場合(S625でNO)、書き出し条件判定
部431Aは、書き出し不可と判定し(S627)、こ
のP条件判定プロセスを終了し、図49に示されるメイ
ンルーチンにリターンする。
【0249】このような図49〜図51の処理により、
適切なコンテンツ書き出し処理を行うことができる。な
お、この実施の形態4では、LT発行要求70におい
て、クライアント能力を知らせるようにしたが、この変
形例として、ユーザ端末の購入時などの際にユーザ情報
データベースにクライアント能力を予め登録しておい
て、LT発行要求があった場合にユーザ情報データベー
スに予め登録されたクライアント能力を用いてLT即時
消費フラグを設定してもよい。
【0250】また、サーバとのアクセス時にSACを形
成し、このSAC形成の際にユーザ端末の端末IDとク
ライアント能力等とを記載した証明書をサーバに送信
し、LT発行要求があった場合に証明書に記載されたク
ライアント能力を用いてLT即時消費フラグを設定して
もよい。
【0251】さらに、この実施の形態4では、コンテン
ツはコンテンツ配信サーバから配信を行ったが、利用条
件管理サーバから行ってもよい。つまり、コンテンツ配
信サーバと利用条件管理サーバは同一であってもよい。
【0252】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るコンテンツ利用管理システムは、デジタル著作物
であるコンテンツを利用する端末装置と前記コンテンツ
の前記端末装置における利用を管理するサーバ装置とか
らなるコンテンツ利用管理システムであって、前記サー
バ装置は、前記端末装置を使用するユーザ毎のコンテン
ツの利用条件を示すライセンス情報を記憶するライセン
ス情報記憶手段と、ユーザからの要求に基づいて、当該
ユーザに対応する前記ライセンス情報が示す利用条件の
一部又は全部を示す権利情報であるライセンスチケット
を生成し、前記端末装置に送信するライセンスチケット
発行手段とを備え、前記端末装置は、ユーザの指示に従
って、前記サーバ装置にコンテンツの利用を要求する要
求手段と、前記サーバ装置から送信されてきたライセン
スチケットを受信する受信手段と、受信されたライセン
スチケットが示す利用条件に従って、コンテンツの利用
を制御するコンテンツ利用制御手段とを備え、前記要求
手段は、要求するコンテンツと当該コンテンツの利用量
とを示す期待情報を前記サーバ装置に送信することによ
って前記要求をし、前記ライセンスチケット発行手段
は、前記要求手段から送信されてきた期待情報に従って
ライセンスチケットを生成し、前記端末装置に送信する
ことを特徴とする。
【0253】この構成によると、配信サーバ装置からユ
ーザ端末に対し送信するライセンス情報の内容を、ユー
ザの指示通りの利用量に最適化することが可能となり、
ユーザ端末でのコンテンツの利用を確実且つ最適に制御
し、ユーザ端末の負担を軽減することが可能となる。
【0254】また、端末装置と端末装置におけるデジタ
ルコンテンツの利用を管理するサーバ装置とから構成さ
れるコンテンツ利用管理システムであって、前記サーバ
装置は、動的にユーザの利用条件を管理し、前記利用条
件の一部又は全部をライセンス情報として生成し、前記
端末装置に配信し、前記端末装置は、受信した前記ライ
センス情報に基づいて、コンテンツの利用を制御するこ
とを特徴とする構成としてもよい。
【0255】この構成によると、配信サーバ装置からユ
ーザ端末に対し送信するライセンス情報の内容を、ユー
ザ端末の能力やサービス内容、ユーザの信頼度などに応
じ、配信サーバで最適化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1のデジタルコンテンツ配信システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図2】図2(a)及び(b)は実施の形態1のデジタ
ルコンテンツ配信システムのコンテンツ購入時の処理を
示すフローチャートである。
【図3】図3(a)及び(b)は実施の形態1のデジタ
ルコンテンツ配信システムのコンテンツ情報取得時の処
理を示すフローチャートである。
【図4】図4(a)及び(b)は実施の形態1のデジタ
ルコンテンツ配信システムのライセンス情報生成時の処
理を示すフローチャートである。
【図5】実施の形態1のデジタルコンテンツ配信システ
ムでの、ライセンス情報生成ルールの一例を示す図であ
る。
【図6】図6(a)及び(b)は実施の形態1のデジタ
ルコンテンツ配信システムのコンテンツ再生時の処理を
示すフローチャートである。
【図7】実施の形態1のデジタルコンテンツ配信システ
ムでの、ライセンス情報生成ルールの一例を示す図であ
る。
【図8】実施の形態1のデジタルコンテンツ配信システ
ムでの、ライセンス情報生成ルールの一例を示す図であ
る。
【図9】実施の形態2のデジタルコンテンツ配信システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図10】図10(a)及び(b)は実施の形態2のデ
ジタルコンテンツ配信システムのコンテンツ購入時の処
理を示すフローチャートである。
【図11】図11(a)及び(b)は実施の形態2のデ
ジタルコンテンツ配信システムのコンテンツ情報取得時
の処理を示すフローチャートである。
【図12】図12(a)及び(b)は実施の形態2のデ
ジタルコンテンツ配信システムのライセンス情報生成時
の処理を示すフローチャートである。
【図13】実施の形態2のデジタルコンテンツ配信シス
テムでの、ライセンス情報生成ルールの一例を示す図で
ある。
【図14】図14(a)及び(b)は実施の形態2のデ
ジタルコンテンツ配信システムのコンテンツ再生時の処
理を示すフローチャートである。
【図15】実施の形態2のデジタルコンテンツ配信シス
テムでの、ライセンス情報生成ルールの一例を示す図で
ある。
【図16】実施の形態3のデジタルコンテンツ配信シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図17】図17(a)及び(b)は実施の形態3のデ
ジタルコンテンツ配信システムのコンテンツ購入時の処
理を示すフローチャートである。
【図18】図18(a)及び(b)は実施の形態3のデ
ジタルコンテンツ配信システムのコンテンツ情報取得時
の処理を示すフローチャートである。
【図19】図19(a)及び(b)は実施の形態3のデ
ジタルコンテンツ配信システムのライセンス情報生成時
の処理を示すフローチャートである。
【図20】実施の形態3のデジタルコンテンツ配信シス
テムでの、ライセンス情報生成ルールの一例を示す図で
ある。
【図21】図21(a)及び(b)は実施の形態3のデ
ジタルコンテンツ配信システムのコンテンツ再生時の処
理を示すフローチャートである。
【図22】実施の形態3のデジタルコンテンツ配信シス
テムでの、ライセンス情報生成ルールの一例を示す図で
ある。
【図23】本実施の形態4に係るコンテンツ利用管理シ
ステムの全体の構成を示す図である。
【図24】図23に示されるコンテンツ配信サーバ2及
び利用条件管理サーバ3の構成を示す機能ブロック図で
ある。
【図25】図23に示されるユーザ端末4の構成を示す
機能ブロック図である。
【図26】図24に示されるコンテンツのデータフォー
マットの構成例を示す図である。
【図27】、図24に示されるユーザ情報データベース
31が保持するユーザ情報テーブルの構成例を示す図で
ある。
【図28】図24に示される利用権利データベースが保
持する利用権利管理テーブルの構成例を示す図である。
【図29】図28に示されるUR−Us60Bの詳細な
構成例を示す図である。
【図30】LT発行要求のデータフォーマット構成例を
示す図である。
【図31】LTのデータフォーマット構成例を示す図で
ある。
【図32】回数カウンタの1回と、最長利用時間、1回
判定しきい値、累積利用時間との関係を示す図である。
【図33】図3に示されるモニタに表示される画面の構
成例を示す図である。
【図34】サーバにある権利内容を取得する場合に、用
いられるGetUR−Usの構成を示す図である。
【図35】GetP条件テキストの構成例を示す図であ
る。
【図36】上記GetP条件テキストにより取得される
P条件の表示用情報の構成例である。
【図37】Getメタデータの構成例を示す図である。
【図38】図38(a)及び(b)はLT取得プロセス
の動作を示すフローチャートである。
【図39】ELI生成プロセスのサブルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図40】LT発行可否判定プロセスのサブルーチンを
示すフローチャートである。
【図41】LT生成プロセスのサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図42】LT即時消費フラグ設定プロセスのサブルー
チンを示すフローチャートである。
【図43】LT自動返却フラグ設定プロセスのサブルー
チンを示すフローチャートである。
【図44】アクションタグブロック設定プロセスのサブ
ルーチンを示すフローチャートである。
【図45】図45(a)及び(b)はコンテンツ再生プ
ロセスを示すフローチャートである。
【図46】LTを返却するためのLT返却要求の構成例
を示す図である。
【図47】再生可否判定プロセスのサブルーチンを示す
フローチャートである。
【図48】P条件判定プロセス(レンダリング)のサブ
ルーチンを示すフローチャートである。
【図49】図49(a)及び(b)はコンテンツ書き出
し処理を示すフローチャートである。
【図50】書き出し可否判定プロセスのサブルーチンを
示すフローチャートである。
【図51】P条件判定プロセス(ストレージ)のサブル
ーチンを示すフローチャートである。
【図52】従来のデジタルコンテンツ配信システムの構
成を示すブロック図である。
【図53】図53(a)及び(b)は従来のデジタルコ
ンテンツ配信システムのコンテンツ購入時の処理を示す
フローチャートである。
【図54】図54(a)及び(b)は従来のデジタルコ
ンテンツ配信システムのコンテンツ再生時の処理を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 コンテンツ利用管理システム 2 コンテンツ配信サーバ 3 利用条件管理サーバ 4,4a、…、4n ユーザ端末 5 通信ネットワーク 21.412A,419,1219,1919 コンテ
ンツデータベース 22,38,410A,422,431,1222,1
231,1922,1931 通信部 31 ユーザ情報データベース 32 利用権利データベース 33 コンテンツ鍵データベース 34 ユーザ特定部 35 LT生成部 36 LT解析部 37 利用権利更新部 41 クライアント 42 レンダリングプラグイン 43 ストレージプラグイン 44,450,1250,1950 外部メディア 60B UR−Us 61 UR−Usヘッダ 62#1〜62#n アクション情報 70 LT発行要求 73 ELT 80 LT 410,1210,1910 配信サーバ 411,1211,1911 ユーザ管理データベース 412,1212,1912 ユーザ認証部 413,1213,1913 ユーザ権利情報データベ
ース 413A LTデータベース 414,1214,1914 ユーザ権利処理部 414A 端末ID蓄積部 415,1215,1915 ライセンス情報生成部 415A LT取得部 416A LT返却部 417,1217,1917 コンテンツ情報生成部 417A LT管理・更新部 418A コンテンツ利用可否判定部 419A プラグイン制御部 420,1220,1920 コンテンツ取得部 421,1221,1921 コンテンツ暗号化部 421A 再生条件判定部 423A コンテンツ再生部 430,1230,1930 ユーザ端末 431A 書き出し条件判定部 432,1232,1932 ID情報蓄積部 432A 書き込み用データ生成部 433,1233,1933 蓄積部 433A メディアアクセス部 434,1234,1934 外部メディアアクセス部 422A,435,1235,1935 コンテンツ復
号部 436,1236,1936 ライセンス情報処理部 437,1237,1937 コンテンツ情報復号部 438,1238,1938 コンテンツ情報データベ
ース 439 端末能力情報蓄積部 615,818 移動許可フラグ 616 同時利用可能数 617 発行状態LT数 622,741 アクションID 624,823 1回判定しきい値・回数カウンタ/累
積利用時間 736 クライアント能力フラグ 737 LT発行拒否フラグ 742 期待回数/期待累積利用時間 815 LT状態フラグ(LT即時消費フラグ/LT自
動返却フラグ) 821 アクションID
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 康史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル著作物であるコンテンツを利用
    する端末装置と前記コンテンツの前記端末装置における
    利用を管理するサーバ装置とからなるコンテンツ利用管
    理システムであって、 前記サーバ装置は、 前記端末装置を使用するユーザ毎のコンテンツの利用条
    件を示すライセンス情報を記憶するライセンス情報記憶
    手段と、 ユーザからの要求に基づいて、当該ユーザに対応する前
    記ライセンス情報が示す利用条件の一部又は全部を示す
    権利情報であるライセンスチケットを生成し、前記端末
    装置に送信するライセンスチケット発行手段とを備え、 前記端末装置は、 ユーザの指示に従って、前記サーバ装置にコンテンツの
    利用を要求する要求手段と、 前記サーバ装置から送信されてきたライセンスチケット
    を受信する受信手段と、 受信されたライセンスチケットが示す利用条件に従っ
    て、コンテンツの利用を制御するコンテンツ利用制御手
    段とを備え、 前記要求手段は、要求するコンテンツと当該コンテンツ
    の利用量とを示す期待情報を前記サーバ装置に送信する
    ことによって前記要求をし、 前記ライセンスチケット発行手段は、前記要求手段から
    送信されてきた期待情報に従ってライセンスチケットを
    生成し、前記端末装置に送信することを特徴とするコン
    テンツ利用管理システム。
  2. 【請求項2】 前記コンテンツの利用量には、当該コン
    テンツの利用回数が含まれることを特徴とする請求項1
    記載のコンテンツ利用管理システム。
  3. 【請求項3】 前記コンテンツの利用量には、当該コン
    テンツの累積利用時間が含まれることを特徴とする請求
    項1記載のコンテンツ利用管理システム。
  4. 【請求項4】 前記コンテンツは、前記端末装置におい
    て複数の利用態様で利用され得るデジタル著作物であ
    り、 前記期待情報には、前記複数の利用態様のうちの1つを
    指定する情報が含まれることを特徴とする請求項1記載
    のコンテンツ利用管理システム。
  5. 【請求項5】 前記期待情報には、要求するコンテンツ
    と当該コンテンツの利用態様と当該利用態様での利用回
    数又は累積利用時間とを示す情報が含まれることを特徴
    とする請求項4記載のコンテンツ利用管理システム。
  6. 【請求項6】 前記サーバ装置は、コンテンツの利用制
    御に関する端末装置の能力を示す能力情報を予め記憶す
    る能力情報記憶手段を備え、 前記ライセンスチケット発行手段は、前記能力情報記憶
    手段に記憶された対応する端末装置の能力情報に従っ
    て、前記ライセンスチケットを生成し、当該端末装置に
    送信することを特徴とする請求項1記載のコンテンツ利
    用管理システム。
  7. 【請求項7】 前記端末装置は、前記要求手段による要
    求に先立ち、コンテンツの利用制御に関する当該端末装
    置の能力を示す能力情報を前記サーバ装置に送信し、 前記ライセンスチケット発行手段は、前記要求手段から
    送信されてきた能力情報に従って、前記ライセンスチケ
    ットを生成し、前記端末装置に送信することを特徴とす
    る請求項1記載のコンテンツ利用管理システム。
  8. 【請求項8】 前記要求手段は、前記期待情報ととも
    に、コンテンツの利用制御に関する当該端末装置の能力
    を示す能力情報を前記サーバ装置に送信し、 前記ライセンスチケット発行手段は、前記要求手段から
    送信されてきた能力情報に従って、前記ライセンスチケ
    ットを生成し、前記端末装置に送信することを特徴とす
    る請求項1記載のコンテンツ利用管理システム。
  9. 【請求項9】 前記能力情報には、前記端末装置がセキ
    ュアなクロックを備えるか否かを示すフラグが含まれる
    ことを特徴とする請求項8記載のコンテンツ利用管理シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 前記能力情報には、前記端末装置がセ
    キュアな記録媒体への格納手段を備えるか否かを示すフ
    ラグが含まれることを特徴とする請求項8記載のコンテ
    ンツ利用管理システム。
  11. 【請求項11】 前記要求手段は、前記能力情報ととも
    に、前記サーバ装置が当該能力情報に対応したライセン
    スチケットを発行することができない場合の対処方法と
    して「ライセンスチケットを発行しない」か「利用条件
    が縮小されたライセンスチケットを発行する」か指定し
    た発行許否フラグを前記サーバ装置に送信し、 前記ライセンスチケット発行手段は、前記要求手段から
    送信されてきた能力情報と発行許否フラグに従って、前
    記ライセンスチケットを生成する、又は、生成しないこ
    とを特徴とする請求項8記載のコンテンツ利用管理シス
    テム。
  12. 【請求項12】 前記ライセンスチケット発行手段は、
    前記要求手段から能力情報を受け取った場合に、その能
    力情報が示す能力に対応させて、端末装置でのライセン
    スチケットの取り扱いを指示したライセンスチケット状
    態情報を当該ライセンスチケットに含ませて前記端末装
    置に送信することを特徴とする請求項8記載のコンテン
    ツ利用管理システム。
  13. 【請求項13】 前記ライセンスチケット状態情報に
    は、当該ライセンスチケットを記録媒体に書き込まずに
    即座に消費しなければならない旨のフラグが含まれるこ
    とを特徴とする請求項12記載のコンテンツ利用管理シ
    ステム。
  14. 【請求項14】 前記ライセンスチケット状態情報に
    は、当該ライセンスチケットの権利が消失したときに前
    記サーバ装置に返却されなければならない旨のフラグが
    含まれることを特徴とする請求項12記載のコンテンツ
    利用管理システム。
  15. 【請求項15】 デジタル著作物であるコンテンツを利
    用する端末装置と前記コンテンツの前記端末装置におけ
    る利用を管理するサーバ装置とからなるコンテンツ利用
    管理システムにおける端末装置であって、 前記サーバ装置は、 前記端末装置を使用するユーザ毎のコンテンツの利用条
    件を示すライセンス情報を記憶するライセンス情報記憶
    手段と、 ユーザからの要求に基づいて、当該ユーザに対応する前
    記ライセンス情報が示す利用条件の一部又は全部を示す
    権利情報であるライセンスチケットを生成し、前記端末
    装置に送信するライセンスチケット発行手段とを備え、 前記端末装置は、 ユーザの指示に従って、前記サーバ装置にコンテンツの
    利用を要求する要求手段と、 前記サーバ装置から送信されてきたライセンスチケット
    を受信する受信手段と、 受信されたライセンスチケットが示す利用条件に従っ
    て、コンテンツの利用を制御するコンテンツ利用制御手
    段とを備え、 前記要求手段は、要求するコンテンツと当該コンテンツ
    の利用量とを示す期待情報を前記サーバ装置に送信する
    ことによって前記要求をし、 前記ライセンスチケット発行手段は、前記要求手段から
    送信されてきた期待情報に従ってライセンスチケットを
    生成し、前記端末装置に送信することを特徴とする端末
    装置。
  16. 【請求項16】 デジタル著作物であるコンテンツを利
    用する端末装置と前記コンテンツの前記端末装置におけ
    る利用を管理するサーバ装置とからなるコンテンツ利用
    管理システムにおける端末装置のためのプログラムであ
    って、 前記サーバ装置は、 前記端末装置を使用するユーザ毎のコンテンツの利用条
    件を示すライセンス情報を記憶するライセンス情報記憶
    手段と、 ユーザからの要求に基づいて、当該ユーザに対応する前
    記ライセンス情報が示す利用条件の一部又は全部を示す
    権利情報であるライセンスチケットを生成し、前記端末
    装置に送信するライセンスチケット発行手段とを備え、 前記プログラムは、 ユーザの指示に従って、前記サーバ装置にコンテンツの
    利用を要求する要求手段と、 前記サーバ装置から送信されてきたライセンスチケット
    を受信する受信手段と、 受信されたライセンスチケットが示す利用条件に従っ
    て、コンテンツの利用を制御するコンテンツ利用制御手
    段としてコンピュータを機能させ、 前記要求手段は、要求するコンテンツと当該コンテンツ
    の利用量とを示す期待情報を前記サーバ装置に送信する
    ことによって前記要求をし、 前記ライセンスチケット発行手段は、前記要求手段から
    送信されてきた期待情報に従ってライセンスチケットを
    生成し、前記端末装置に送信することを特徴とするプロ
    グラム。
  17. 【請求項17】 デジタル著作物であるコンテンツを利
    用する端末装置と前記コンテンツの前記端末装置におけ
    る利用を管理するサーバ装置とからなるコンテンツ利用
    管理システムにおけるサーバ装置であって、 前記サーバ装置は、 前記端末装置を使用するユーザ毎のコンテンツの利用条
    件を示すライセンス情報を記憶するライセンス情報記憶
    手段と、 ユーザからの要求に基づいて、当該ユーザに対応する前
    記ライセンス情報が示す利用条件の一部又は全部を示す
    権利情報であるライセンスチケットを生成し、前記端末
    装置に送信するライセンスチケット発行手段とを備え、 前記端末装置は、 ユーザの指示に従って、前記サーバ装置にコンテンツの
    利用を要求する要求手段と、 前記サーバ装置から送信されてきたライセンスチケット
    を受信する受信手段と、 受信されたライセンスチケットが示す利用条件に従っ
    て、コンテンツの利用を制御するコンテンツ利用制御手
    段とを備え、 前記要求手段は、要求するコンテンツと当該コンテンツ
    の利用量とを示す期待情報を前記サーバ装置に送信する
    ことによって前記要求をし、 前記ライセンスチケット発行手段は、前記要求手段から
    送信されてきた期待情報に従ってライセンスチケットを
    生成し、前記端末装置に送信することを特徴とするサー
    バ装置。
  18. 【請求項18】 デジタル著作物であるコンテンツを利
    用する端末装置と前記コンテンツの前記端末装置におけ
    る利用を管理するサーバ装置とからなるコンテンツ利用
    管理システムにおけるサーバ装置のためのプログラムで
    あって、 前記端末装置を使用するユーザ毎のコンテンツの利用条
    件を示すライセンス情報をライセンス情報記憶手段に格
    納する格納手段と、 ユーザからの要求に基づいて、当該ユーザに対応する前
    記ライセンス情報が示す利用条件の一部又は全部を示す
    権利情報であるライセンスチケットを生成し、前記端末
    装置に送信するライセンスチケット発行手段としてコン
    ピュータを機能させ、 前記端末装置は、 ユーザの指示に従って、前記サーバ装置にコンテンツの
    利用を要求する要求手段と、 前記サーバ装置から送信されてきたライセンスチケット
    を受信する受信手段と、 受信されたライセンスチケットが示す利用条件に従っ
    て、コンテンツの利用を制御するコンテンツ利用制御手
    段とを備え、 前記要求手段は、要求するコンテンツと当該コンテンツ
    の利用量とを示す期待情報を前記サーバ装置に送信する
    ことによって前記要求をし、 前記ライセンスチケット発行手段は、前記要求手段から
    送信されてきた期待情報に従ってライセンスチケットを
    生成し、前記端末装置に送信することを特徴とするプロ
    グラム。
  19. 【請求項19】 デジタル著作物であるコンテンツを利
    用する端末装置と前記コンテンツの前記端末装置におけ
    る利用を管理するサーバ装置とからなるシステムにおけ
    るコンテンツ利用管理方法であって、 前記サーバ装置において、 前記端末装置を使用するユーザ毎のコンテンツの利用条
    件を示すライセンス情報をライセンス情報記憶手段に格
    納する格納ステップと、 ユーザからの要求に基づいて、当該ユーザに対応する前
    記ライセンス情報が示す利用条件の一部又は全部を示す
    権利情報であるライセンスチケットを生成し、前記端末
    装置に送信するライセンスチケット発行ステップとを含
    み、 前記端末装置において、 ユーザの指示に従って、前記サーバ装置にコンテンツの
    利用を要求する要求ステップと、 前記サーバ装置から送信されてきたライセンスチケット
    を受信する受信ステップと、 受信されたライセンスチケットが示す利用条件に従っ
    て、コンテンツの利用を制御するコンテンツ利用制御ス
    テップとを含み、 前記要求ステップでは、要求するコンテンツと当該コン
    テンツの利用量とを示す期待情報を前記サーバ装置に送
    信することによって前記要求をし、 前記ライセンスチケット発行ステップでは、前記要求ス
    テップから送信されてきた期待情報に従ってライセンス
    チケットを生成し、前記端末装置に送信することを特徴
    とするコンテンツ利用管理方法。
  20. 【請求項20】 端末装置と端末装置におけるデジタル
    コンテンツの利用を管理するサーバ装置とから構成され
    るコンテンツ利用管理システムであって、 前記サーバ装置は、動的にユーザの利用条件を管理し、
    前記利用条件の一部又は全部をライセンス情報として生
    成し、前記端末装置に配信し、 前記端末装置は、受信した前記ライセンス情報に基づい
    て、コンテンツの利用を制御することを特徴とするコン
    テンツ利用管理システム。
  21. 【請求項21】 前記端末装置は、前記ライセンス情報
    を自らが有する場合には、前記自らが有するライセンス
    情報に基づいてコンテンツの利用を制御し、前記ライセ
    ンス情報を自らが有しない場合には、前記サーバ装置に
    前記ライセンス情報を配信するよう要求することを特徴
    とする請求項20記載のコンテンツ利用管理システム。
  22. 【請求項22】 前記サーバ装置は、前記ライセンス情
    報の生成を制御するライセンス情報生成制御情報に基づ
    いて、同一の利用条件からであっても異なるライセンス
    情報を生成し、前記端末装置に配信することを特徴とす
    る請求項20記載のコンテンツ利用管理システム。
  23. 【請求項23】 前記ライセンス情報生成制御情報は、
    前記端末装置の能力に関するものであることを特徴とす
    る請求項22記載のコンテンツ利用管理システム。
  24. 【請求項24】 前記ライセンス情報生成制御情報は、
    前記サーバ装置と前記端末装置との接続頻度に関するも
    のであることを特徴とする請求項22記載のコンテンツ
    利用管理システム。
  25. 【請求項25】 前記ライセンス情報生成制御情報は、
    前記端末装置が前記サーバ装置に接続する際の接続コス
    トに関するものであることを特徴とする請求項22記載
    のコンテンツ利用管理システム。
  26. 【請求項26】 前記ライセンス情報生成制御情報は、
    前記サーバ装置が提供するサービスの内容に関するもの
    であることを特徴とする請求項22記載のコンテンツ利
    用管理システム。
  27. 【請求項27】 前記ライセンス情報生成制御情報は、
    前記端末装置を所有するユーザのコンテンツ対価に対す
    る支払い実績に関するものであることを特徴とする請求
    項22記載のコンテンツ利用管理システム。
  28. 【請求項28】 前記ライセンス情報生成制御情報は、
    前記端末装置を所有するユーザがコンテンツ対価を支払
    う際の支払い方法に関するものであることを特徴とする
    請求項22記載のコンテンツ利用管理システム。
  29. 【請求項29】 端末装置と端末装置におけるデジタル
    コンテンツの利用を管理するサーバ装置とから構成され
    るシステムにおけるコンテンツ利用管理方法であって、 前記サーバ装置は、動的にユーザの利用条件を管理し、
    前記利用条件の一部又は全部をライセンス情報として生
    成し、前記端末装置に配信し、 前記端末装置は、受信した前記ライセンス情報に基づい
    て、コンテンツの利用を制御することを特徴とするコン
    テンツ利用管理方法。
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