JP2003054753A - 物流センター内商品情報管理システム - Google Patents

物流センター内商品情報管理システム

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JP2003054753A
JP2003054753A JP2001245037A JP2001245037A JP2003054753A JP 2003054753 A JP2003054753 A JP 2003054753A JP 2001245037 A JP2001245037 A JP 2001245037A JP 2001245037 A JP2001245037 A JP 2001245037A JP 2003054753 A JP2003054753 A JP 2003054753A
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JP
Japan
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product
distribution center
physical quantity
wireless communication
transportation
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Application number
JP2001245037A
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English (en)
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Kenji Yano
賢司 矢野
Kazuhito Takahashi
一仁 高橋
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Fuji Electric Co Ltd
Fuji Denki Reiki KK
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Fuji Denki Reiki KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物流センターにおける入出庫作業時間の短縮
を図ることができ、かつ、迅速かつ正確な商品流通量を
把握することのできるシステム等を提供することを課題
とする。 【解決手段】 本発明にかかるシステムは、概略的に、
物流センターにおける商品に関する情報を処理する商品
情報処理装置であるサーバ装置100と、無線通信装置
2を設けた輸送用カート10と、物流センターにおける
担当者の携帯情報端末装置であるハンディ端末装置20
0とを、ネットワーク300を介して通信可能に接続し
て構成されている。輸送用カート10の無線通信装置2
は、輸送用カート10により輸送される被輸送物の商品
コードを読込み、読込まれた商品コードを記憶し、記憶
された商品コードを無線を介して外部に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物流センター内商
品情報管理システムに関し、特に、無線通信を用いて商
品の出荷処理や鮮度管理等を輸送用カート毎に自動的に
行うことができる物流センター内商品情報管理システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、商品の物流システムにおける
物流拠点である物流センターでは、商品ごとに人手によ
り入荷処理や、商品のピッキングや、出荷処理を行って
いる。また、従来の商品の物流システムにおいて、生鮮
食料品等のように商品の鮮度を維持しながら流通する必
要がある場合には、保冷庫や保冷車を用いて流通してい
る。また、従来の流通システムにおいては、各拠点間を
輸送用カートに商品を載せて商品を移動させる場合が多
い。
【0003】また、近年、オゾンの持つ殺菌力や脱臭力
が注目されており、商品の鮮度を保持するためにオゾン
の利用が行われている。ここで、オゾンは、ガス状のま
ま単独で使用するよりも、水に吸収させてオゾン水とし
て利用した方が、扱いやすく且つ効果が高い。また、オ
ゾン水の持つ効果をより高めるためにはオゾン水を霧化
した方がよいことも知られている。そのため、オゾン水
を霧化し、オゾンフォグを発生させるオゾンフォグ発生
装置が存在している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、物流セ
ンター内における商品の出荷時において、輸送用カート
に収容された被輸送物が、出荷情報と一致しているか否
かのチェックや、商品が納入先の店舗を行き先とする輸
送用車両に適切な温度等を保持した状態で確実に移載さ
れたか否かのチェックを個別に人手を介して行うこと
は、非常に手間とコストがかかるという問題点を有して
いた。また、生鮮食料品等のように鮮度を維持しながら
各流通拠点間を移動する場合においては商品ごとに流通
時の温度を微妙に変更する必要が生ずるところ、大型の
保冷庫や保冷車等による画一的な温度管理設備において
は商品ごとの木目細かな温度管理等ができないというシ
ステム構造上の問題点を有していた。
【0005】すなわち、従来は、流通される商品の一部
に保冷が必要な商品がある場合であっても、その商品の
流通時の温度に対応する保冷庫や保冷車を確保する必要
があった。そのため、流通時の温度が異なる多種の商品
を一度に流通させる場合には、温度設定の異なる保冷庫
や保冷車を多数揃える必要があるため不経済であり、少
量多品種の商品をより効率的に流通させるための簡易な
保冷方式が望まれていた。
【0006】また、流通段階でオゾンフォグによる鮮度
保持を行うためには、専用のオゾンフォグ発生装置を備
えた保冷車等の大型設備が必要になり、簡易な方法によ
り流通時に特定の商品ごとにオゾンフォグを噴霧するこ
とができないという問題点を有していた。
【0007】また、無線タグ等の無線通信装置を各商品
に付することにより、各種の無線通信手段で自動的に商
品ごとに流通管理を行う流通システムも考えられるが、
無線タグを全ての商品ごとに取り付けることは費用対効
果の点から実現性が薄かった。
【0008】また、輸送用カートに専用の保冷装置等を
取り付けた場合には、その輸送用カートの重量が重くな
り作業者の作業効率が悪くなるという問題点を有してい
た。
【0009】このように、従来のシステム等は数々の問
題点を有しており、その結果、流通システムの利用者お
よび管理者のいずれにとっても、利便性が悪く、また、
利用効率が悪いものであった。
【0010】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、物流センターにおける入出庫作業時間の短縮を図る
ことができ、かつ、迅速かつ正確な商品流通量を把握す
ることのできる物流センター内商品情報管理システムを
提供することを目的としている。また本発明は、商品の
鮮度を維持したまま流通することができる物流センター
内商品情報管理システムを提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、請求項1に記載の物流センター内商品情報管理
システムは、物流センターにおける商品に関する情報を
処理する商品情報処理装置と、無線通信装置を設けた輸
送用カートと、物流センターにおける担当者の携帯情報
端末装置とを、ネットワークを介して通信可能に接続し
て構成された物流センター内商品情報管理システムであ
って、上記輸送用カートの上記無線通信装置は、上記輸
送用カートにより輸送される被輸送物の商品コードを読
込む商品コード読込手段と、上記商品コード読込手段に
より読込まれた上記商品コードを記憶する商品コード記
憶手段と、上記商品コード記憶手段にて記憶された上記
商品コードを無線を介して外部に送信する商品コード無
線通信手段とを備え、上記商品情報処理装置は、上記携
帯情報端末装置に対して、上記輸送用カートにより輸送
される上記被輸送物の上記商品コードを含む出荷情報を
送信する出荷情報送信手段と、上記商品コード無線通信
手段にて上記無線通信装置から送信された上記商品コー
ドを受信し、上記出荷情報と比較して出荷実績をチェッ
クするチェック手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】このシステムによれば、輸送用カートの無
線通信装置は、輸送用カートにより輸送される被輸送物
の商品コードを読込み、読込まれた商品コードを記憶
し、記憶された商品コードを無線を介して外部に送信す
る。また、商品情報処理装置は、携帯情報端末装置に対
して、輸送用カートにより輸送される被輸送物の商品コ
ードを含む出荷情報を送信し、無線通信装置から送信さ
れた商品コードを受信し、出荷情報と比較して出荷実績
をチェックするので、輸送用カートに収容された被輸送
物が、出荷情報と一致しているかを自動的にチェックす
ることができるようになる。これにより、物流センター
における入出庫作業時間の短縮を図ることができ、か
つ、迅速かつ正確な商品流通量を把握することができる
ようになる。
【0013】すなわち、物流センターにおいて、無線通
信装置から発信される商品コードを受信するサーバ装置
を設けることにより、各輸送カートごとに商品の流通管
理を一括して行うことが可能になる。また、事前に輸送
される商品に関する情報を入手することにより、物流セ
ンターによる迅速かつ正確な商品流通量の把握ができる
ようになる。
【0014】また、請求項2に記載の物流センター内商
品情報管理システムは、請求項1に記載の物流センター
内商品情報管理システムにおいて、上記商品コードはバ
ーコードであり、上記商品コード読込手段はバーコード
リーダ装置により上記被輸送物の上記商品コードを読込
むことを特徴とする。
【0015】この物流センター内商品情報管理システム
によれば、商品コードはバーコードであり、商品コード
読込手段はバーコードリーダ装置により被輸送物の商品
コードを読込むので、一般的に商品に付加されているバ
ーコードのJANコード等を用いた商品管理や流通管理
を行うことができる。
【0016】また、既存のJANコードを用いた受発注
システムや決算システムや流通管理システムとの連携・
連動を図ることが可能となり、既存システムとの親和性
をより高めることができる。
【0017】また、各商品に無線タグを設ける場合と比
較して、本発明のシステムにおいては各輸送用カートご
とに無線タグを設けるため、費用対効果の高いシステム
を構築することができるようになる。
【0018】また、商品コードとして、商品の製造日
や、商品数量や、賞味期限や、温度情報や、オゾン濃度
情報や、出荷日に関する情報を商品に付与されるバーコ
ードの情報に付加し、当該無線通信装置のバーコードリ
ーダ装置により読込むことにより、入荷、出荷、保管、
回収等についても本発明のシステムにおいて自動的に管
理することが可能となる。
【0019】また、請求項3に記載の物流センター内商
品情報管理システムは、請求項1または2に記載の物流
センター内商品情報管理システムにおいて、上記無線通
信装置は、上記輸送用カート本体内で希望される物理量
である希望物理量を設定する希望物理量設定手段と、上
記希望物理量設定手段にて設定された上記希望物理量を
記憶する希望物理量記憶手段と、上記輸送用カート本体
内の物理量を感知する物理量感知手段と、上記物理量感
知手段にて感知された物理量と上記希望物理量記憶手段
にて記憶された上記希望物理量とを比較する比較手段
と、上記比較手段の比較結果に従って、当該比較結果を
無線を介して外部に送信する無線通信手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0020】この物流センター内商品情報管理システム
によれば、無線通信装置は、輸送用カート本体内で希望
される物理量である希望物理量を設定し、設定された希
望物理量を記憶し、輸送用カート本体内の物理量を感知
し、感知された物理量と記憶された希望物理量とを比較
し、比較結果に従って、比較結果を無線を介して外部に
送信するので、各流通拠点において輸送カートごとに商
品の物理量を管理することができるようになる。
【0021】また、物理量が希望していた値より上昇ま
たは下降した場合には、外部に対して警告等のメッセー
ジを各種の無線通信により送信することができるように
なる。すなわち、物流センターにおいて、当該無線通信
装置から発信されるメッセージを受信するサーバ装置を
設けることにより、各輸送カートごとの物理量の管理を
一括して行うことが可能になる。
【0022】また、請求項4に記載の物流センター内商
品情報管理システムは、請求項1から3のいずれか一つ
に記載の物流センター内商品情報管理システムにおい
て、上記物理量は、温度、オゾン濃度または有効塩素濃
度のうち少なくとも一つであることを特徴とする。
【0023】この物流センター内商品情報管理システム
によれば、物理量は、温度、オゾン濃度または有効塩素
濃度(殺菌成分である次亜塩素酸濃度)のうち少なくと
も一つであるので、各流通拠点において輸送カートごと
に商品の温度やオゾン濃度や有効塩素濃度を管理するこ
とができるようになる。
【0024】また、温度やオゾン濃度や有効塩素濃度が
希望していた値より上昇または下降した場合には、外部
に対して警告等のメッセージを各種の無線通信により送
信することができるようになる。すなわち、各拠点にお
いて、当該無線通信装置から発信されるメッセージを受
信するサーバ装置を設けることにより、各輸送カートご
との温度やオゾン濃度や有効塩素濃度の管理を一括して
行うことが可能になる。
【0025】また、請求項5に記載の物流センター内商
品情報管理システムは、請求項1から4のいずれか一つ
に記載の物流センター内商品情報管理システムにおい
て、上記無線通信装置は、上記輸送用カート本体に当該
無線通信装置を脱着可能に取着するための取着部をさら
に備えたことを特徴とする。
【0026】この物流センター内商品情報管理システム
によれば、無線通信装置は、輸送用カート本体に当該無
線通信装置を脱着可能に取着するための取着部をさらに
備えたので、この無線通信装置を輸送用カート本体に自
由に取り外したり、取り付けたりすることができるよう
になるため、温度等の管理が必要な商品を移動するため
の輸送用カートを作業員が自由に選択し、任意に無線通
信装置を取り付けることが可能となる。
【0027】また、無線通信装置を自由に輸送用カート
から取り外すことができるようになるため、無線通信装
置のメンテナンス等の作業が簡単になる。さらに、無線
通信装置を再利用することが容易となる。
【0028】また、請求項6に記載の物流センター内商
品情報管理システムは、請求項1から5のいずれか一つ
に記載の物流センター内商品情報管理システムにおい
て、上記被輸送物を保冷するための保冷装置を上記輸送
用カート本体に脱着可能に取着したことを特徴とする。
【0029】この物流センター内商品情報管理システム
によれば、被輸送物を保冷するための保冷装置を輸送用
カート本体に脱着可能に取着したので、各輸送用カート
ごとに希望の温度を維持することが可能になる。
【0030】また、保冷装置は輸送用カート本体に自由
に取り外したり、取り付けたりすることができるように
なるため、温度の管理が必要な商品を移動するための輸
送用カートを作業員が自由に選択し、任意に保冷装置を
取り付けることが可能となる。
【0031】また、保冷装置を自由に輸送用カートから
取り外すことができるようになるため、保冷装置のメン
テナンス等の作業が簡単になる。
【0032】また、請求項7に記載の物流センター内商
品情報管理システムは、請求項1から6のいずれか一つ
に記載の物流センター内商品情報管理システムにおい
て、上記被輸送物にオゾンガスまたは次亜塩素酸を噴霧
するためのオゾンまたは次亜塩素酸霧化装置を上記輸送
用カート本体に脱着可能に取着したことを特徴とする。
【0033】この物流センター内商品情報管理システム
によれば、被輸送物にオゾンガスまたは次亜塩素酸を噴
霧するためのオゾンまたは次亜塩素酸霧化装置を輸送用
カート本体に脱着可能に取着したので、各輸送用カート
ごとに希望のオゾン濃度または有効塩素濃度を維持する
ことが可能になる。
【0034】また、オゾンまたは次亜塩素酸霧化装置は
輸送用カート本体に自由に取り外したり、取り付けたり
することができるようになるため、オゾン濃度の管理が
必要な商品を移動するための輸送用カートを作業員が自
由に選択し、任意にオゾンまたは次亜塩素酸霧化装置を
取り付けることが可能となる。
【0035】また、オゾンまたは次亜塩素酸霧化装置を
自由に輸送用カートから取り外すことができるようにな
るため、オゾンまたは次亜塩素酸霧化装置のメンテナン
ス等の作業が簡単になる。
【0036】また、請求項8に記載の物流センター内商
品情報管理システムは、請求項1から7のいずれか一つ
に記載の物流センター内商品情報管理システムにおい
て、上記輸送用カート本体の下部に挿入する輸送機構を
備え、上記輸送機構は、当該輸送用カートの移動を感知
する移動感知手段と、当該輸送機構に設けた車輪を駆動
させる駆動手段と、上記移動感知手段にて移動を感知し
た場合に上記駆動手段を駆動させる制御手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0037】この物流センター内商品情報管理システム
によれば、輸送用カート本体の下部に挿入する輸送機構
を備え、輸送機構は、当該輸送用カートの移動を感知
し、移動を感知した場合に輸送機構に設けた車輪を駆動
させるので、作業員が輸送用カートを移動する時にアシ
ストすることができるようになる。
【0038】特に、保冷装置やオゾンまたは次亜塩素酸
霧化装置を輸送用カート本体に取り付けた場合には、相
当の重量が加算されるため、作業員の作業効率が低下す
る恐れがあるが、本輸送機構を採用することにより、こ
の場合においても作業効率の低下を防止することができ
る。
【0039】また、請求項9に記載の物流センター内商
品情報管理システムは、請求項8に記載の物流センター
内商品情報管理システムにおいて、上記輸送機構は、上
記輸送用カート本体を上記輸送機構に固定するための固
定手段をさらに備え、上記輸送機構を上記輸送用カート
本体に脱着可能に構成したことを特徴とする。
【0040】この物流センター内商品情報管理システム
によれば、輸送機構は、輸送用カート本体を輸送機構に
固定するための固定手段をさらに備え、輸送機構を輸送
用カート本体に脱着可能に構成したので、輸送機構を輸
送用カート本体に自由に取り外したり、取り付けたりす
ることができるようになるため、作業員がパワーアシス
トの必要な輸送用カートを自由に選択し、任意に輸送機
構を輸送用カート本体に固定して取り付けることが可能
となる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる物流セン
ター内商品情報管理システムの実施の形態を図面に基づ
いて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの
発明が限定されるものではない。
【0042】(本システムの概要)以下、本システムの
概要について説明し、その後、本システムの構成および
処理等について詳細に説明する。図1は本システムの全
体構成の一例を示すブロック図であり、該システム構成
のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示してい
る。本システムは、概略的に、物流センターにおける商
品に関する情報を処理する商品情報処理装置であるサー
バ装置100と、無線通信装置2を設けた輸送用カート
10と、物流センターにおける担当者の携帯情報端末装
置であるハンディ端末装置200とを、ネットワーク3
00を介して通信可能に接続して構成されている。
【0043】このシステムは、概略的に、以下の基本的
特徴を有する。すなわち、輸送用カート10の無線通信
装置2は、輸送用カート10により輸送される被輸送物
の商品コードを読込み、読込まれた商品コードを記憶
し、記憶された商品コードを無線を介して外部に送信す
る。また、サーバ装置100は、ハンディ端末装置20
0に対して、輸送用カート10により輸送される被輸送
物の商品コードを含む出荷情報を送信し、無線通信装置
2から送信された商品コードを受信し、出荷情報と比較
して出荷実績をチェックする。
【0044】また、無線通信装置2は、輸送用カート1
0の本体内で希望される物理量である希望物理量を設定
し、設定された希望物理量を記憶し、輸送用カート本体
内の物理量を感知し、感知された物理量と記憶された希
望物理量とを比較し、比較結果に従って、比較結果を無
線を介して外部に送信する。
【0045】また、輸送用カート10は、被輸送物を保
冷するための保冷装置や、被輸送物にオゾンガスまたは
次亜塩素酸を噴霧するためのオゾンまたは次亜塩素酸霧
化装置を輸送用カート本体に脱着可能に取着できる。
【0046】また、輸送用カート10は、輸送用カート
本体の下部に挿入する輸送機構を備え、輸送機構は、当
該輸送用カートの移動を感知し、移動を感知した場合に
輸送機構に設けた車輪を駆動させることができる。
【0047】(システム構成)以下、このような基本的
特徴を具現化するための、本システムの構成について説
明する。
【0048】(システム構成―サーバ装置100)ま
ず、サーバ装置100の構成について説明する。図2
は、本発明が適用されるサーバ装置100の構成の一例
を示すブロック図であり、該構成のうち本発明に関係す
る部分のみを概念的に示している。図2においてサーバ
装置100は、概略的に、サーバ装置100の全体を統
括的に制御するCPU等の制御部102、通信回線等に
接続されるルータ等の通信装置(図示せず)に接続され
る通信制御インターフェース部104、および、各種の
データベース(商品管理データベース106a等)を格
納する記憶部106を備えて構成されており、これら各
部は任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
さらに、このサーバ装置は、ルータ等の通信装置および
専用線等の有線または無線の通信回線を介して、ネット
ワーク300に通信可能に接続されている。
【0049】記憶部106に格納される各種のデータベ
ースは、固定ディスク装置等のストレージ手段であり、
各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム
やテーブルやファイルやデータベースやウェブページ用
ファイル等を格納する。
【0050】これら記憶部106の各構成要素のうち、
商品管理データベース106aは、物流センターにおい
て管理される商品に関する情報等を格納する商品情報格
納手段である。図3は、商品管理データベース106a
に格納される商品情報の一例を示す図である。図3に示
すように、この商品管理データベース106aに格納さ
れる情報は、商品を一意に識別するための商品コード、
数量、製造ロット、製造日、賞味期限、輸送・保管時の
希望物理量、入荷情報、出荷情報、ピッキング情報、輸
送時の輸送用カートのカートコード、輸送時の輸送用車
両の車両コード等を相互に関連付けて構成されている。
【0051】ここで、希望物理量は、例えば、温度やオ
ゾン濃度や有効塩素濃度であり、その商品の品質を適正
に保持しながら保存または輸送する際の物理量である適
正物理量と、その商品の品質を適正に保持することが困
難になる物理量である危険物理量とを含んで構成され
る。
【0052】また、入荷情報は、入荷の予定の日時であ
る予定日時、入荷元、入荷された日時である入荷日時、
物流センターにおける保管場所、入荷を担当した担当者
の担当者コード等を含んで構成される。
【0053】また、出荷情報は、出荷された日時である
出荷日時、出荷先、出荷を担当した担当者の担当者コー
ド等を含んで構成される。
【0054】また、ピッキング情報は、ピッキングされ
た日時であるピッキング日時、ピッキングを担当した担
当者の担当者コード等を含んで構成される。
【0055】また、その他の情報として、サーバ装置1
00の記憶部106には、ウェブサイトをハンディ端末
装置200に提供するための各種のWebデータやCG
Iプログラム等が記録されている。
【0056】また、図2において、通信制御インターフ
ェース部104は、サーバ装置100とネットワーク3
00(またはルータ等の通信装置)との間における通信
制御を行う。すなわち、通信制御インターフェース部1
04は、他の端末と通信回線を介してデータを通信する
機能を有する。
【0057】また、図2において、制御部102は、O
S(Operating System)等の制御プロ
グラム、各種の処理手順等を規定したプログラム、およ
び所要データを格納するための内部メモリを有し、これ
らのプログラム等により、種々の処理を実行するための
情報処理を行う。制御部102は、機能概念的に、入荷
処理部102a、ピッキング処理部102b、および、
出荷処理部102cを備えて構成されている。
【0058】このうち、入荷処理部102aは、物流セ
ンターにおける商品の入荷処理を行う入荷処理手段であ
る。また、ピッキング処理部102bは、物流センター
における商品のピッキング処理を行うピッキング処理手
段であり、ハンディ端末装置200に対して、輸送用カ
ートにより輸送される被輸送物の商品コードを含む出荷
情報を送信する出荷情報送信手段として機能する。ま
た、出荷処理部102cは、物流センターにおける商品
の出荷処理を行う出荷処理手段であり、無線通信装置か
ら送信された商品コードを受信し、出荷情報と比較して
出荷実績をチェックするチェック手段として機能する。
なお、これら各部によって行なわれる処理の詳細につい
ては、後述する。
【0059】(システム構成−ハンディ端末装置20
0)次に、ハンディ端末装置200の構成について説明
する。図4は、本発明が適用されるハンディ端末装置2
00の構成の一例を示すブロック図であり、該構成のう
ち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。こ
の図4に示すように、ハンディ端末装置200は、概略
的には、制御部210、ROM220、HD230、R
AM240、入力装置250、出力装置260、入出力
制御IF270、および、通信制御IF280を備えて
構成されており、これら各部がバスを介してデータ通信
可能に接続されている。
【0060】このハンディ端末装置200の制御部21
0は、Webブラウザ211および電子メーラ212を
備えて構成されている。このうち、Webブラウザ21
1は、基本的には、Webデータを解釈して、後述する
モニタ261に表示させる表示制御(ブラウズ処理)を
行うものである。また、Webブラウザ211は、スト
リーム映像の受信、表示、フィードバック等を行う機能
を備えたストリームプレイヤ等の各種のソフトウェアを
プラグインしてもよい。また、電子メーラ212は、所
定の通信規約(例えば、SMTP(Simple Ma
il Transfer Protocol)やPOP
3(Post Office Protocol ve
rsion 3)等)に従って、電子メールの送受信を
行う。
【0061】また、入力装置250としては、キーボー
ド、マウス、および、マイク等を用いることができる。
また、後述するモニタ261も、マウスと協働してポイ
ンティングデバイス機能を実現する。
【0062】また、出力装置260としては、モニタ
(液晶モニタを含む)261、および、プリンタ262
が設けられている。この他、出力装置260としては、
スピーカ等を用いることができる。出力装置260は、
通信制御IF280を介して受信された情報を出力する
出力手段である。
【0063】また、通信制御IF280は、ハンディ端
末装置200とネットワーク300(またはルータ等の
通信装置)との間における通信制御を行う。この通信制
御IF280は、サーバ装置100から送信された情報
を受信する受信手段である。
【0064】このように構成されたハンディ端末装置2
00は、モデム、TA、ルータ等の通信装置と電話回線
を介して、あるいは、専用線を介して、ネットワーク3
00に接続されており、所定の通信規約(たとえば、T
CP/IPインターネットプロトコル)に従ってサーバ
装置100にアクセスすることができる。
【0065】(システム構成−ネットワーク300)次
に、ネットワーク300の構成について説明する。ネッ
トワーク300は、サーバ装置100とハンディ端末装
置200と無線通信装置2とを相互に接続する機能を有
し、例えば、無線または有線のLAN、Bluetoo
th等の短距離無線、イントラネット、インターネット
等である。
【0066】(システム構成−輸送用カート10)次
に、輸送用カート10の構成について説明する。図5は
この発明にかかる輸送用カートの全体斜視図、図6
(a)は図5の無線通信装置2の正面図、図6(b)は
無線通信装置2の側面図、図6(c)は無線通信装置2
の背面図、図7は、本無線通信装置2の構成の一例を示
すブロック図である。また、図8は輸送用カートに輸送
機構を備えた場合の側面図、図9は保冷装置(拡張ユニ
ット)の全体斜視図、図10はオゾン霧化装置(拡張ユ
ニット)の全体斜視図である。
【0067】本実施の形態は、概略的に、無線タグ等の
無線通信装置2と、保冷装置やオゾン霧化装置等の拡張
ユニット40と、電動カート等の輸送機構50とを輸送
用カート本体1に設けた輸送用カート10に関するもの
である。
【0068】図5〜10に示すように、本輸送用カート
10は、輸送用カート本体1と、無線通信装置2と、保
冷装置やオゾン霧化装置等の拡張ユニット40と、輸送
用カート本体1の下部に挿入する輸送機構50とを備え
て構成される。
【0069】また、本輸送用カート10は、図5に示す
ように、断熱シート49を上から覆うように装着するよ
う構成してもよい。ここで、断熱シート49は、発砲ポ
リエチレン等の断熱性の優れた素材から作成されてもよ
く、また、図5に示すように当該断熱シート49を輸送
用カート本体1に装着する際の便宜のためにファスナー
等の開閉部を備えてもよく、さらに、装着時に無線通信
装置2に当たる部分には、開閉可能な窓(図示せず)を
断熱シート49上に設けてもよい。
【0070】この拡張ユニット40は、図5に示すよう
に、当該拡張ユニット40を輸送用カート本体1に脱着
可能に取着するための取付部48を備える。
【0071】また、輸送用カート本体1に、図5に示す
ように、拡張ユニット40を支持するための支持スロッ
ト6を設けてもよい。
【0072】このうち、無線通信装置2は、図6(a)
〜(c)に示すように、無線通信を行うためのアンテナ
部3と、輸送用カート本体1内の物理量を感知する物理
量感知手段である温度センサやオゾン濃度センサ等のセ
ンサ部5と、輸送用カート本体1に当該無線通信装置2
を脱着可能に取着するための取付部4と、各種の情報
(現在の温度やオゾン濃度や有効塩素濃度、希望温度や
希望オゾン濃度や希望有効塩素濃度等)を表示する表示
部21と、希望の物理量を指定するための物理量設定ボ
タン22と、設定した希望物理量を取り消すための取消
ボタン23と、無線通信の状態を表示する通信状態表示
部24と、テンキー部25と、バーコードリーダ装置2
6とを備えて構成される。
【0073】ここで、バーコードリーダ装置26は、輸
送用カート10により輸送される被輸送物の商品コード
を読込む商品コード読込手段であるバーコード読込部2
7と、バーコード読込部27の電源のオン・オフを選択
するための電源ボタン28とを備えて構成される。
【0074】次に、このような本無線通信装置2の具体
的な電気的構成について説明する。図7は、本無線通信
装置2の構成の一例を示すブロック図であり、該構成の
うち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。
【0075】図7において本無線通信装置2は、概略的
に、本無線通信装置2の全体を統括的に制御するCPU
等の制御部30と、無線通信を行うアンテナ部3に接続
され無線通信を制御する無線通信部34と、テンキー部
25やバーコードリーダ装置26や表示部21等の入出
力装置に接続される入出力インターフェース部31と、
輸送用カート本体1内の物理量を感知する物理量感知手
段である温度やオゾン濃度や有効塩素濃度等のセンサ部
5と、各種のデータを格納する記憶部33とを備えて構
成されており、これら各部は任意の通信路を介して通信
可能に接続されている。さらに、この本無線通信装置2
は、無線の通信回線を介して、各流通拠点の管理センタ
ー(図示せず)と通信可能に接続されている。
【0076】ここで、図7において、記憶部33は、固
定ディスク装置等のストレージ手段であり、各種処理に
用いる各種のプログラムやテーブルやファイルやデータ
ベースやウェブページ用ファイル等を格納する。すなわ
ち、記憶部33は、希望物理量設定手段にて設定された
希望物理量を記憶する希望物理量記憶手段や、読込手段
により読込まれた商品コードを記憶する商品コード記憶
手段として機能する。
【0077】また、図7において、入出力インターフェ
ース部31は、入力装置や出力装置の制御を行う。ここ
で、出力装置としては、液晶ディスプレイ等のモニタの
他、スピーカを用いることができる(なお、以下におい
ては出力装置をモニタとして記載する)。また、入力装
置としては、テンキー等のキーボード、ポインティング
デバイス、および、マイク等を用いることができる。
【0078】また、図7において、制御部30は、OS
(Operating System)等の制御プログ
ラム、各種の処理手順等を規定したプログラム、および
所要データを格納するための内部メモリを有し、これら
のプログラム等により、種々の処理を実行するための情
報処理を行う。制御部30は、機能概念的に、希望物理
量設定部35および比較部36とを備えて構成されてい
る。
【0079】このうち、希望物理量設定部35は、輸送
用カート本体内で希望される物理量である希望物理量を
設定する希望物理量設定手段である。また、比較部36
は、物理量感知手段にて感知された物理量と希望物理量
記憶手段にて記憶された希望物理量とを比較する比較手
段である。なお、これら各部によって行なわれる処理の
詳細については、後述する。
【0080】また、図7において、無線通信部34は、
本無線通信装置2と各流通拠点の管理センターとの間に
おける通信制御を行う。すなわち、無線通信部34は、
他の通信端末と無線通信回線を介してデータを通信する
機能を有し、比較手段の比較結果に従って、当該比較結
果を無線を介して外部に送信する無線通信手段や、商品
コード記憶手段にて記憶された商品コードを無線を介し
て外部に送信する商品コード無線通信手段として機能す
る。
【0081】上述のように構成された本無線通信装置2
では、まず、各流通拠点における作業者が電源ボタン2
8を押下してバーコードリーダ装置26の電源をオンに
した後、バーコード読込部27により輸送用カート本体
1に収納される各被輸送物の商品コードを読込むと、記
憶部33に各商品コードが格納される。
【0082】そして、作業者が物理量設定ボタン22を
押下すると、希望物理量設定部35の処理により、作業
者がテンキー部25を用いて所望の希望物理量を設定す
るよう表示部21に所定の情報を表示する。そして、作
業者により指定された希望物理量は記憶部33に格納さ
れる。
【0083】そして、センサ部5は、輸送用カート本体
1内の物理量を感知し、その現在の物理量を制御部30
に送信すると、制御部30は、比較部36の処理によ
り、記憶部33に格納された希望物理量と現在の物理量
とを比較し、比較結果を無線通信部34に対して送信す
る。
【0084】そして、無線通信部34は、現在の物理量
が希望物理量より上昇または下降した場合には、外部の
管理センター等に対して警告等のメッセージを各種の無
線通信により送信する。
【0085】また、無線通信部34は、各流通拠点から
の商品問合せメッセージ等を受信した際には、記憶部3
3に格納された商品コードを管理センターに対して送信
する。
【0086】また、保冷装置(拡張ユニット40)は、
図9に示すように、交換可能な蓄冷材42と、蓄冷材4
2を支持するための支持スロット43と、空気の吸い込
み口46と、保冷装置の筐体内で循環した冷気を吹き出
すための電動ファン45と、電動ファンに電力を供給す
るためのバッテリー44と、開閉可能な上パネル47
と、保冷装置を輸送用カート本体1に脱着可能に取着す
るための取付部48とを備えて構成される。
【0087】また、オゾン霧化装置(拡張ユニット4
0)は、図10に示すように、オゾン霧を発生されるオ
ゾンフォグ発生装置61と、オゾン水給水口63からオ
ゾン水を補給しオゾンフォグ発生装置61にオゾン水を
供給するためのオゾン水タンク62と、オゾン霧化装置
を輸送用カート本体1に脱着可能に取着するための取付
部48とを備えて構成される。
【0088】ここで、オゾンフォグ発生装置61は、例
えば、特開平11−114390号公報に記載されたオ
ゾンフォグ発生装置のように、オゾン霧を発生させるい
ずれの装置を適用することができる。
【0089】また、オゾン水以外に、例えば、塩素イオ
ンが含まれる水を電気分解して得た次亜塩素酸を含んだ
電解水等の殺菌性や防臭性や防酸化性等を有する機能水
を霧化してもよい。
【0090】さらに、オゾン霧化装置(拡張ユニット4
0)は、冷却したオゾン水または次亜塩素酸を含んだ水
を使用することにより(例えば、オゾン水または次亜塩
素酸を含んだ水を氷にして使用する等)、冷却されたオ
ゾンフォグを発生させて、被輸送物に対する保冷効果を
さらに奏するように構成してもよい。
【0091】また、輸送用カート本体1の下部に挿入す
る輸送機構50は、図8に示すように、輸送機構50を
輸送用カート本体1に脱着可能に固定するための固定手
段である固定部51と、当該輸送機構50に設けた車輪
52を駆動させる駆動手段(図示せず)とを備えて構成
される。
【0092】ここで、固定部51は、図8に示すよう
に、水平位置と垂直位置の2点間で回転可能であり、水
平位置のときに輸送機構50は輸送用カート本体1の下
部に挿入され、また、垂直位置のときに輸送用カート本
体1を固定する機能を有する。また、固定部51には、
感圧センサ等が設けられており輸送用カートの移動を感
知する移動感知手段としても機能する。
【0093】そして、固定部51に設けられた感圧セン
サ等の移動感知手段にて輸送用カート本体1の移動を感
知した場合には、輸送機構50の制御手段(図示せず)
の処理により駆動手段を駆動させる。
【0094】(システムの処理)次に、このように構成
された本実施の形態における本システムの処理の一例に
ついて、以下に図11〜図14を参照して詳細に説明す
る。
【0095】(物流センターにおけるメイン処理)ま
ず、このように構成された本システムを用いて行なわれ
る本方法としての物流センターにおけるメイン処理の詳
細について図11を参照して説明する。図11は、本実
施形態における本システムの物流センターにおけるメイ
ン処理の一例を示すフローチャートである。
【0096】まず、物流センターに入荷した商品につい
て図12を用いて後述する入荷処理を行う(ステップS
A−1)。
【0097】ついで、出荷指示に従って、物流センター
内に保管された商品について図13を用いて後述するピ
ッキング処理を行う(ステップSA−2)。
【0098】最後に、出荷伝票に従って図14を用いて
後述する商品の出荷処理を行う(ステップSA−3)。
これにて、物流センターにおけるメイン処理が終了す
る。
【0099】(入荷処理)次に、入荷処理の詳細につい
て図12を参照して説明する。図12は、本実施形態に
おける本システムの入荷処理の一例を示すフローチャー
トである。
【0100】まず、サーバ装置100は、入荷処理部1
02aの処理により、商品管理データベース106aを
参照して各商品情報について入荷情報の予定日時を取得
し、入庫予定の商品があるか否かを判断する(ステップ
SB−1)。
【0101】入庫予定の商品がある場合には、サーバ装
置100は、入荷処理部102aの処理により、当該商
品情報をハンディ端末装置200に対してダウンロード
する(ステップSB−2)。
【0102】ついで、物流システムの担当者は、ハンデ
ィ端末装置200を用いて、入庫した商品の検品を行う
(ステップSB−3)。
【0103】ついで、検品した商品を物流センター内の
特定のロケーションに保管する(ステップSB−4)。
【0104】ついで、担当者のハンディ端末装置200
から、入庫元、入庫日時、保管場所、担当者コード等の
入荷実績情報をサーバ装置100に対して送信する。サ
ーバ装置100は、入荷処理部102aの処理により、
受信した入荷実績情報を商品管理データベース106a
の所定の記憶領域に登録する(ステップSB−5)。こ
れにて、入荷処理が終了する。
【0105】(ピッキング処理)次に、ピッキング処理
の詳細について図13を参照して説明する。図13は、
本実施形態における本システムのピッキング処理の一例
を示すフローチャートである。
【0106】まず、サーバ装置100において、店舗に
設置されているPOS端末等から商品の売上情報や自動
補充命令等の出荷指示を受信すると(ステップSC−
1)、ピッキング処理部102bの処理により、物流セ
ンターの担当者のハンディ端末装置200に対して、商
品コード、保管場所、出荷日付、出荷先等の情報を含む
出荷情報をダウンロードする(ステップSC−2)。
【0107】ついで、物流センターの担当者は、ハンデ
ィ端末装置200のモニタ261に表示される出荷情報
に基づいて、所定の保管場所から商品をピッキングする
(ステップSC−3)。
【0108】ついで、ピッキング日付、ピッキングを行
った担当者の担当者コード等のピッキング実績情報をハ
ンディ端末装置200からサーバ装置100に対して送
信する。そして、サーバ装置100は、ピッキング処理
部102bの処理により、受信したピッキング実績情報
を商品管理データベース106aの所定の記憶領域に登
録する(ステップSC−4)。これにて、ピッキング処
理が終了する。
【0109】(出荷処理)次に、出荷処理の詳細につい
て図14を参照して説明する。図14は、本実施形態に
おける本システムの出荷処理の一例を示すフローチャー
トである。
【0110】まず、サーバ装置100は、出荷処理部1
02cの処理により、商品管理データベース106aを
参照して、出荷伝票を作成し、物流センターの担当者の
ハンディ端末装置200に対して送信する(ステップS
D−1)。
【0111】ついで、物流センターの担当者は、ハンデ
ィ端末装置200のモニタ261に表示される出荷伝票
に基づいて、上述のようにピッキングされた商品を、輸
送用カート10に移載する(ステップSD−2)。すな
わち、担当者が電源ボタン28を押下してバーコードリ
ーダ装置26の電源をオンにした後、バーコード読込部
27により輸送用カート本体1に収納される各被輸送物
となる商品の商品コードを読込むと、記憶部33に各商
品コードが格納される。
【0112】そして、担当者が物理量設定ボタン22を
押下すると、希望物理量設定部35の処理により、作業
者がテンキー部25を用いて所望の希望物理量を設定す
るよう表示部21に所定の情報を表示する。そして、担
当者が希望物理量(適正物理量の上限および下限、なら
びに、危険物理量の上限および下限)を指定すると、指
定された希望物理量は記憶部33に格納される。
【0113】ついで、担当者が、商品を収容した輸送用
カート10を、出荷先に対応する輸送用車両(例えばト
ラック等)に積み込むと(ステップSD−3)、当該輸
送用カート10の無線通信装置2は、記憶部33に記憶
された被輸送物の商品コード、収容した輸送用カートの
カードコード、輸送用カートを輸送する輸送用車両の車
両コード等の情報をサーバ装置100に対して送信す
る。
【0114】また、サーバ装置100は、出荷処理部1
02cの処理により、担当者のハンディ端末装置200
から、出荷日付、出荷先、出荷を行った担当者の担当者
コード、収容した輸送用カートのカードコード、輸送用
カートを輸送する輸送用車両の車両コード等の情報を含
む出荷実績情報を受信し、当該出荷実績情報を商品管理
データベース106aの所定の記憶領域に登録する(ス
テップSD−4)。
【0115】ついで、サーバ装置100は、出荷処理部
102cの処理により、輸送用車両に積み込まれた輸送
用カート10の無線通信装置2から受信した商品コード
等の情報と、ハンディ端末装置200から受信した出荷
実績情報とを比較して、出荷実績を自動的にチェックす
る(ステップSD−5)。これにて、出荷処理が終了す
る。
【0116】(実施例1−物流センターにおける入荷時
の業務処理)次に、物流センターにおける入荷時の業務
処理の詳細について図15を参照して説明する。図15
は、実施例1における本システムの物流センターにおけ
る入荷時の業務処理の一例を示すフローチャートであ
る。本図に示すように、入庫予定がある場合であって
も、入庫予定がない場合であっても、上述した如く担当
者のハンディ端末装置200を用いて簡易に入荷処理を
実行することができる。
【0117】(実施例2−物流センターにおける出荷時
の業務処理)次に、物流センターにおける出荷時の業務
処理の詳細について図16を参照して説明する。図16
は、実施例2における本システムの物流センターにおけ
る出荷時の業務処理の一例を示すフローチャートであ
る。本図に示すように、出荷時のチェック作業を輸送用
カートに設けた無線通信装置から送信される被輸送物の
商品コードを用いて簡易に実行することができる。
【0118】(他の実施の形態)さて、これまで本発明
の実施の形態について説明したが、本発明は、上述した
実施の形態以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技
術的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて
実施されてよいものである。
【0119】例えば、上述した実施例において、ハンデ
ィ端末装置200のモニタに表示される各種の画面情報
は、特記しない限りサーバ装置100が作成してハンデ
ィ端末装置200に送信している場合を一例に説明する
が、本発明はこの場合に限定されるものではなく、ハン
ディ端末装置200の記憶部に予め画面情報を格納して
おき、ハンディ端末装置200の制御部の制御により必
要な画面情報を適宜読み出して表示してもよい。
【0120】また、実施形態において説明した各処理の
うち、自動的に行なわれるものとして説明した処理の全
部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手
動的に行なわれるものとして説明した処理の全部または
一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この
他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、
具体的名称、各種の登録データや検索条件等のパラメー
タを含む情報、画面例、データベース構成については、
特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0121】また、サーバ装置100に関して、図示の
各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的
に図示の如く構成されていることを要しない。例えば、
サーバ装置100の各サーバが備える処理機能、特に制
御部にて行なわれる各処理機能については、その全部ま
たは任意の一部を、CPU(Central Proc
essing Unit)および当該CPUにて解釈実
行されるプログラムにて実現することができ、あるい
は、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現
することも可能である。なお、プログラムは、後述する
記録媒体に記録されており、必要に応じてサーバ装置1
00に機械的に読み取られる。
【0122】また、サーバ装置100は、さらなる構成
要素として、マウス等の各種ポインティングデバイスや
キーボードやイメージスキャナやデジタイザ等から成る
入力装置(図示せず)、入力データのモニタに用いる表
示装置(図示せず)、システムクロックを発生させるク
ロック発生部(図示せず)、および、各種処理結果その
他のデータを出力するプリンタ等の出力装置(図示せ
ず)を備えてもよく、また、入力装置、表示装置および
出力装置は、それぞれ入出力インターフェースを介して
制御部102に接続されてもよい。
【0123】記憶部に格納される各種のデータベース
(商品管理データベース106a)は、RAM、ROM
等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装
置、フレキシブルディスク、光ディスク等のストレージ
手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種
のプログラムやテーブルやファイルやデータベースやウ
ェブページ用ファイル等を格納する。
【0124】また、サーバ装置100は、既知のパーソ
ナルコンピュータ、ワークステーション等の情報処理端
末等の情報処理装置にプリンタやモニタやイメージスキ
ャナ等の周辺装置を接続し、該情報処理装置に本発明の
方法を実現させるソフトウェア(プログラム、データ等
を含む)を実装することにより実現してもよい。
【0125】さらに、サーバ装置100の分散・統合の
具合的形態は図示のものに限られず、その全部または一
部を、各種の負荷等に応じた任意の単位で、機能的また
は物理的に分散・統合して構成することができる。例え
ば、各データベースを独立したデータベース装置として
独立に構成してもよく、また、処理の一部をCGI(C
ommon Gateway Interface)を
用いて実現してもよい。
【0126】また、ハンディ端末装置200は、既知の
携帯型パーソナルコンピュータ、家庭用ゲーム装置、イ
ンターネットTV、PHS端末、携帯端末、移動体通信
端末またはPDA等の情報処理端末等の情報処理装置に
プリンタやモニタやイメージスキャナ等の周辺装置を必
要に応じて接続し、該情報処理装置にウェブ情報のブラ
ウジング機能や電子メール機能を実現させるソフトウェ
ア(プログラム、データ等を含む)を実装することによ
り実現してもよい。
【0127】このハンディ端末装置200の制御部は、
その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPU
にて解釈実行されるプログラムにて実現することができ
る。すなわち、ROMまたはHDには、OS(Oper
ating System)と協働してCPUに命令を
与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが
記録されている。このコンピュータプログラムは、RA
Mにロードされることによって実行され、CPUと協働
して制御部を構成する。
【0128】しかしながら、このコンピュータプログラ
ムは、ハンディ端末装置200に対して任意のネットワ
ークを介して接続されたアプリケーションプログラムサ
ーバに記録されてもよく、必要に応じてその全部または
一部をダウンロードすることも可能である。このあるい
は、各制御部の全部または任意の一部を、ワイヤードロ
ジック等によるハードウェアとして実現することも可能
である。
【0129】また、本発明にかかるプログラムを、コン
ピュータ読み取り可能な記録媒体に格納することもでき
る。ここで、この「記録媒体」とは、フロッピー(登録
商標)ディスク、光磁気ディスク、ROM、EPRO
M、EEPROM、CD−ROM、MO、DVD等の任
意の「可搬用の物理媒体」や、各種コンピュータシステ
ムに内蔵されるROM、RAM、HD等の任意の「固定
用の物理媒体」、あるいは、LAN、WAN、インター
ネットに代表されるネットワークを介してプログラムを
送信する場合の通信回線や搬送波のように、短期にプロ
グラムを保持する「通信媒体」を含むものとする。
【0130】また、「プログラム」とは、任意の言語や
記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソース
コードやバイナリコード等の形式を問わない。なお、
「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限
られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成
されるものや、OS(Operating Syste
m)に代表される別個のプログラムと協働してその機能
を達成するものをも含む。なお、実施の形態に示した各
装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成、
読み取り手順、あるいは、読み取り後のインストール手
順等については、周知の構成や手順を用いることができ
る。
【0131】また、ネットワーク300は、サーバ装置
100とハンディ端末装置200と無線通信装置2とを
相互に接続する機能を有し、例えば、インターネット
や、イントラネットや、LAN(有線/無線の双方を含
む)や、VANや、パソコン通信網や、公衆電話網(ア
ナログ/デジタルの双方を含む)や、専用回線網(アナ
ログ/デジタルの双方を含む)や、CATV網や、IM
T2000方式、GSM方式またはPDC/PDC―P
方式等の携帯回線交換網/携帯パケット交換網や、無線
呼出網や、Bluetooth等の局所無線網や、PH
S網や、CS、BSまたはISDB等の衛星通信網等の
うちいずれかを含んでもよい。すなわち、本システム
は、有線・無線を問わず任意のネットワークを介して、
各種データを送受信することができる。
【0132】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、輸送用カートの無線通信装置は、輸送用カートに
より輸送される被輸送物の商品コードを読込み、読込ま
れた商品コードを記憶し、記憶された商品コードを無線
を介して外部に送信する。また、商品情報処理装置は、
携帯情報端末装置に対して、輸送用カートにより輸送さ
れる被輸送物の商品コードを含む出荷情報を送信し、無
線通信装置から送信された商品コードを受信し、出荷情
報と比較して出荷実績をチェックするので、輸送用カー
トに収容された被輸送物が、出荷情報と一致しているか
を自動的にチェックすることができる物流センター内商
品情報管理システムを提供することができる。
【0133】また、これにより、物流センターにおける
入出庫作業時間の短縮を図ることができ、かつ、迅速か
つ正確な商品流通量を把握することができるようにな
る。
【0134】すなわち、物流センターにおいて、無線通
信装置から発信される商品コードを受信するサーバ装置
を設けることにより、各輸送カートごとに商品の流通管
理を一括して行うことが可能になる。また、事前に輸送
される商品に関する情報を入手することにより、物流セ
ンターによる迅速かつ正確な商品流通量の把握ができる
ようになる。
【0135】また、本発明によれば、商品コードはバー
コードであり、商品コード読込手段はバーコードリーダ
装置により被輸送物の商品コードを読込むので、一般的
に商品に付加されているバーコードのJANコード等を
用いた商品管理や流通管理を行うことができる。
【0136】また、既存のJANコードを用いた受発注
システムや決算システムや流通管理システムとの連携・
連動を図ることが可能となり、既存システムとの親和性
をより高めることができる。
【0137】また、各商品に無線タグを設ける場合と比
較して、本発明のシステムにおいては各輸送用カートご
とに無線タグを設けるため、費用対効果の高いシステム
を構築することができるようになる。
【0138】また、商品コードとして、商品の製造日
や、商品数量や、賞味期限や、温度情報や、オゾン濃度
情報や、出荷日に関する情報を商品に付与されるバーコ
ードの情報に付加し、当該無線通信装置のバーコードリ
ーダ装置により読込むことにより、入荷、出荷、保管、
回収等についても本発明のシステムにおいて自動的に管
理することが可能となる。
【0139】また、本発明によれば、無線通信装置は、
輸送用カート本体内で希望される物理量である希望物理
量を設定し、設定された希望物理量を記憶し、輸送用カ
ート本体内の物理量を感知し、感知された物理量と記憶
された希望物理量とを比較し、比較結果に従って、比較
結果を無線を介して外部に送信するので、各流通拠点に
おいて輸送カートごとに商品の物理量を管理することが
できるようになる。
【0140】また、物理量が希望していた値より上昇ま
たは下降した場合には、外部に対して警告等のメッセー
ジを各種の無線通信により送信することができるように
なる。すなわち、物流センターにおいて、当該無線通信
装置から発信されるメッセージを受信するサーバ装置を
設けることにより、各輸送カートごとの物理量の管理を
一括して行うことが可能になる。
【0141】また、本発明によれば、物理量は、温度、
オゾン濃度または有効塩素濃度のうち少なくとも一つで
あるので、各流通拠点において輸送カートごとに商品の
温度やオゾン濃度や有効塩素濃度を管理することができ
るようになる。
【0142】また、温度やオゾン濃度や有効塩素濃度が
希望していた値より上昇または下降した場合には、外部
に対して警告等のメッセージを各種の無線通信により送
信することができるようになる。すなわち、各拠点にお
いて、当該無線通信装置から発信されるメッセージを受
信するサーバ装置を設けることにより、各輸送カートご
との温度やオゾン濃度や有効塩素濃度の管理を一括して
行うことが可能になる。
【0143】また、本発明によれば、無線通信装置は、
輸送用カート本体に当該無線通信装置を脱着可能に取着
するための取着部をさらに備えたので、この無線通信装
置を輸送用カート本体に自由に取り外したり、取り付け
たりすることができるようになるため、温度等の管理が
必要な商品を移動するための輸送用カートを作業員が自
由に選択し、任意に無線通信装置を取り付けることが可
能となる。
【0144】また、無線通信装置を自由に輸送用カート
から取り外すことができるようになるため、無線通信装
置のメンテナンス等の作業が簡単になる。さらに、無線
通信装置を再利用することが容易となる。
【0145】また、本発明によれば、被輸送物を保冷す
るための保冷装置を輸送用カート本体に脱着可能に取着
したので、各輸送用カートごとに希望の温度を維持する
ことが可能になる。
【0146】また、保冷装置は輸送用カート本体に自由
に取り外したり、取り付けたりすることができるように
なるため、温度の管理が必要な商品を移動するための輸
送用カートを作業員が自由に選択し、任意に保冷装置を
取り付けることが可能となる。
【0147】また、保冷装置を自由に輸送用カートから
取り外すことができるようになるため、保冷装置のメン
テナンス等の作業が簡単になる。
【0148】また、本発明によれば、被輸送物にオゾン
ガスまたは次亜塩素酸を噴霧するためのオゾンまたは次
亜塩素酸霧化装置を輸送用カート本体に脱着可能に取着
したので、各輸送用カートごとに希望のオゾン濃度また
は有効塩素濃度を維持することが可能になる。
【0149】また、オゾンまたは次亜塩素酸霧化装置は
輸送用カート本体に自由に取り外したり、取り付けたり
することができるようになるため、オゾン濃度の管理が
必要な商品を移動するための輸送用カートを作業員が自
由に選択し、任意にオゾンまたは次亜塩素酸霧化装置を
取り付けることが可能となる。
【0150】また、オゾンまたは次亜塩素酸霧化装置を
自由に輸送用カートから取り外すことができるようにな
るため、オゾンまたは次亜塩素酸霧化装置のメンテナン
ス等の作業が簡単になる。
【0151】また、本発明によれば、輸送用カート本体
の下部に挿入する輸送機構を備え、輸送機構は、当該輸
送用カートの移動を感知し、移動を感知した場合に輸送
機構に設けた車輪を駆動させるので、作業員が輸送用カ
ートを移動する時にアシストすることができるようにな
る。
【0152】特に、保冷装置やオゾンまたは次亜塩素酸
霧化装置を輸送用カート本体に取り付けた場合には、相
当の重量が加算されるため、作業員の作業効率が低下す
る恐れがあるが、本輸送機構を採用することにより、こ
の場合においても作業効率の低下を防止することができ
る。
【0153】また、本発明によれば、輸送機構は、輸送
用カート本体を輸送機構に固定するための固定手段をさ
らに備え、輸送機構を輸送用カート本体に脱着可能に構
成したので、輸送機構を輸送用カート本体に自由に取り
外したり、取り付けたりすることができるようになるた
め、作業員がパワーアシストの必要な輸送用カートを自
由に選択し、任意に輸送機構を輸送用カート本体に固定
して取り付けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本システムの全体構成の一例を示すブロック図
である。
【図2】本発明が適用されるサーバ装置100の構成の
一例を示すブロック図である。
【図3】商品管理データベース106aに格納される商
品情報の一例を示す図である。
【図4】本発明が適用されるハンディ端末装置200の
構成の一例を示すブロック図である。
【図5】この発明にかかる輸送用カートの全体斜視図で
ある。
【図6】(a)は、図5の無線通信装置2の正面図であ
り、(b)は、無線通信装置2の側面図であり、(c)
は、無線通信装置2の背面図である。
【図7】本無線通信装置2の構成の一例を示すブロック
図である。
【図8】輸送用カートに輸送機構を備えた場合の側面図
である。
【図9】保冷装置(拡張ユニット)の全体斜視図であ
る。
【図10】オゾン霧化装置(拡張ユニット)の全体斜視
図である。
【図11】本実施形態における本システムの物流センタ
ーにおけるメイン処理の一例を示すフローチャートであ
る。
【図12】本実施形態における本システムの入荷処理の
一例を示すフローチャートである。
【図13】本実施形態における本システムのピッキング
処理の一例を示すフローチャートである。
【図14】本実施形態における本システムの出荷処理の
一例を示すフローチャートである。
【図15】実施例1における本システムの物流センター
における入荷時の業務処理の一例を示すフローチャート
である。
【図16】実施例2における本システムの物流センター
における出荷時の業務処理の一例を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 輸送用カート本体 2 無線通信装置 3 アンテナ部 4 取付部 5 センサ部 6 支持スロット 10 輸送用カート 21 表示部 22 物理量設定ボタン 23 取消ボタン 24 通信状態表示部 25 テンキー部 26 バーコードリーダ装置 27 バーコード読込部 28 電源ボタン 30 制御部 31 入出力インターフェース部 33 記憶部 34 無線通信部 40 拡張ユニット(保冷装置、オゾン霧化装置) 42 蓄冷材 43 支持スロット 44 バッテリー 45 電動ファン 46 空気の吸い込み口 47 上パネル 48 取付部 49 断熱シート 50 輸送機構 51 固定部 52 車輪 61 オゾンフォグ発生装置 62 オゾン水タンク 63 オゾン水給水口 100 サーバ装置 102 制御部 102a 入荷処理部 102b ピッキング処理部 102c 出荷処理部 104 通信制御インターフェース部 106 記憶部 106a 商品管理データベース 200 ハンディ端末装置 210 制御部 211 Webブラウザ 212 電子メーラ 220 ROM 230 HD 240 RAM 250 入力装置 260 出力装置 270 入出力制御インターフェース 280 通信制御インターフェース 300 ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 7/00 G06K 7/00 U (72)発明者 高橋 一仁 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 Fターム(参考) 3F022 AA15 BB02 BB10 LL02 MM08 MM13 MM22 MM32 MM35 MM36 PP04 QQ00 QQ07 5B072 BB00 CC24 DD02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物流センターにおける商品に関する情報
    を処理する商品情報処理装置と、無線通信装置を設けた
    輸送用カートと、物流センターにおける担当者の携帯情
    報端末装置とを、ネットワークを介して通信可能に接続
    して構成された物流センター内商品情報管理システムで
    あって、 上記輸送用カートの上記無線通信装置は、 上記輸送用カートにより輸送される被輸送物の商品コー
    ドを読込む商品コード読込手段と、 上記商品コード読込手段により読込まれた上記商品コー
    ドを記憶する商品コード記憶手段と、 上記商品コード記憶手段にて記憶された上記商品コード
    を無線を介して外部に送信する商品コード無線通信手段
    と、 を備え、 上記商品情報処理装置は、 上記携帯情報端末装置に対して、上記輸送用カートによ
    り輸送される上記被輸送物の上記商品コードを含む出荷
    情報を送信する出荷情報送信手段と、 上記商品コード無線通信手段にて上記無線通信装置から
    送信された上記商品コードを受信し、上記出荷情報と比
    較して出荷実績をチェックするチェック手段と、 を備えたことを特徴とする物流センター内商品情報管理
    システム。
  2. 【請求項2】 上記商品コードはバーコードであり、上
    記商品コード読込手段はバーコードリーダ装置により上
    記被輸送物の上記商品コードを読込むことを特徴とする
    請求項1に記載の物流センター内商品情報管理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 上記無線通信装置は、 上記輸送用カート本体内で希望される物理量である希望
    物理量を設定する希望物理量設定手段と、 上記希望物理量設定手段にて設定された上記希望物理量
    を記憶する希望物理量記憶手段と、 上記輸送用カート本体内の物理量を感知する物理量感知
    手段と、 上記物理量感知手段にて感知された物理量と上記希望物
    理量記憶手段にて記憶された上記希望物理量とを比較す
    る比較手段と、 上記比較手段の比較結果に従って、当該比較結果を無線
    を介して外部に送信する無線通信手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の物
    流センター内商品情報管理システム。
  4. 【請求項4】 上記物理量は、温度、オゾン濃度または
    有効塩素濃度のうち少なくとも一つであること、 を特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の物
    流センター内商品情報管理システム。
  5. 【請求項5】 上記無線通信装置は、 上記輸送用カート本体に当該無線通信装置を脱着可能に
    取着するための取着部、 をさらに備えたことを特徴とする請求項1から4のいず
    れか一つに記載の物流センター内商品情報管理システ
    ム。
  6. 【請求項6】 上記被輸送物を保冷するための保冷装置
    を上記輸送用カート本体に脱着可能に取着したことを特
    徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の物流セ
    ンター内商品情報管理システム。
  7. 【請求項7】 上記被輸送物にオゾンガスまたは次亜塩
    素酸を噴霧するためのオゾンまたは次亜塩素酸霧化装置
    を上記輸送用カート本体に脱着可能に取着したことを特
    徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の物流セ
    ンター内商品情報管理システム。
  8. 【請求項8】 上記輸送用カート本体の下部に挿入する
    輸送機構を備え、 上記輸送機構は、 当該輸送用カートの移動を感知する移動感知手段と、 当該輸送機構に設けた車輪を駆動させる駆動手段と、 上記移動感知手段にて移動を感知した場合に上記駆動手
    段を駆動させる制御手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1から7のいずれか一
    つに記載の物流センター内商品情報管理システム。
  9. 【請求項9】 上記輸送機構は、上記輸送用カート本体
    を上記輸送機構に固定するための固定手段、 をさらに備え、上記輸送機構を上記輸送用カート本体に
    脱着可能に構成したことを特徴とする請求項8に記載の
    物流センター内商品情報管理システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101379320B1 (ko) 2012-05-15 2014-03-28 한국기계연구원 무선 송수신기능을 구비한 원자력 발전소용 카트
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