JP2003032476A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

Info

Publication number
JP2003032476A
JP2003032476A JP2001217305A JP2001217305A JP2003032476A JP 2003032476 A JP2003032476 A JP 2003032476A JP 2001217305 A JP2001217305 A JP 2001217305A JP 2001217305 A JP2001217305 A JP 2001217305A JP 2003032476 A JP2003032476 A JP 2003032476A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
transmission
booklet
recording
nin1
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001217305A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoto Kataoka
直人 片岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP2001217305A priority Critical patent/JP2003032476A/ja
Priority to US10/196,507 priority patent/US7233416B2/en
Publication of JP2003032476A publication Critical patent/JP2003032476A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/32Circuits or arrangements for control or supervision between transmitter and receiver or between image input and image output device, e.g. between a still-image camera and its memory or between a still-image camera and a printer device
    • H04N1/333Mode signalling or mode changing; Handshaking therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 Nin1や小冊子などの機能を指定してファ
クシミリ通信を行うことができる通信端末装置を提供す
る。 【解決手段】 主制御部11は、通信部16を介して相
手側機とファクシミリ通信手順により通信を行い、画像
を送受信する。Nin1送信や小冊子送信時には、相手
側機から受け取る受信能力に応じ、Nin1受信や小冊
子受信が可能であればそれらを指示し、各ページの画像
を送信する。そして相手側機において、受信した画像に
ついて指示されたNin1や小冊子などの処理を行って
記録出力する。相手側機がこれらの能力を有していない
場合、送信時にNin1や小冊子のための合成処理を行
ってから送信する。受信時にはNin1受信や小冊子受
信の能力を通知し、これらの機能が指示された場合に
は、受信した画像について指示されたNin1や小冊子
などの処理を行ってから記録部14で記録出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ通信
が可能な通信端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機やプリンタにおいては様々
な機能が付加され、例えば連続する複数ページ分の画像
を並べて1枚の記録紙に記録するNin1機能や、例え
ば記録後の記録紙を2つ折りにすれば小冊子が出来上が
るように複数ページの画像を記録紙の両面に記録する小
冊子機能などが搭載されている。
【0003】しかし、ファクシミリ通信においてはこの
ような機能が搭載されておらず、これらの機能を利用す
ることができなかった。そのため、ユーザはNin1送
信や小冊子送信を行いたい場合には、例えば複写機によ
ってNin1コピーや小冊子コピーを行い、コピーされ
た記録紙を原稿としてファクシミリ送信する必要があ
り、非常に煩雑であった。
【0004】このように一旦記録紙に記録出力してから
送信のために再度読み取る操作を省略し、それぞれのペ
ージの画像を読み取ってNin1に集約し、集約した画
像をそのままファクシミリ送信することも考えられてい
る。この場合、相手側機においてそのまま記録出力すれ
ばよいように画像を構成してから送信するため、例えば
縮小処理が必要な場合には縮小してから送信している。
例えばA4サイズ4ページの画像をA4サイズ1ページ
に記録出力する4in1の送信を行う場合、A4サイズ
4ページによって構成されるA2サイズの画像をA4サ
イズに縮小してから送信することになる。通信規約によ
って解像度はある程度決まっているため、受信側では通
信画質以上の画質は得られない。このとき、それぞれの
ページの画像を縮小しないで送信し、受信側において縮
小処理を行う場合には、通信画質以上の画質で記録出力
が可能な場合も多い。従って送信側ではNin1の指示
のみを行い、受信側において実際のNin1の画像処理
を行う方が高画質で画像を記録出力することが可能であ
る。しかし従来は、このようなNin1や小冊子などを
指示する機能を有しておらず、送信側で画像処理を行う
か、あるいはユーザがコピーなどを行ってから、送信す
るしかなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、Nin1や小冊子などの機
能を指定してファクシミリ通信を行うことができる通信
端末装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、送信側の通信
端末装置として、相手側機とファクシミリ通信が可能な
通信手段と、Nin1送信が指示されているとき前記通
信手段を介して受け取った相手側機の受信能力を判断し
相手側機がNin1の受信能力を有している場合に前記
通信手段から相手側機にNin1を指示して各ページの
画像をファクシミリ送信させる制御手段を有しているこ
とを特徴とするものである。また同様に受信側の通信端
末装置として、相手側機とファクシミリ通信が可能な通
信手段と、記録紙上に画像を記録する記録手段と、通信
プロトコル中でNin1の受信能力を有している旨を相
手側機に伝えるとともに相手側機からNin1の指示を
受け取った場合には受信したNページを1枚の記録紙に
収めて記録手段に記録させる制御手段を有することを特
徴とするものである。
【0007】また本発明は、送信側の通信端末装置とし
て、相手側機とファクシミリ通信が可能な通信手段と、
小冊子送信が指示されているとき前記通信手段を介して
受け取った相手側機の受信能力を判断し相手側機が小冊
子の受信能力を有している場合に前記通信手段から相手
側機に小冊子を指示して各ページの画像をファクシミリ
送信させる制御手段を有していることを特徴とするもの
である。また同様に受信側の通信端末装置として、相手
側機とファクシミリ通信が可能な通信手段と、記録紙上
に画像を記録する記録手段と、通信プロトコル中で小冊
子の受信能力を有している旨を相手側機に伝えるととも
に相手側機から小冊子の指示を受け取った場合には受信
した各ページの画像を小冊子となるように記録手段に記
録させる制御手段を有することを特徴とするものであ
る。
【0008】このように、受信側からNin1や小冊子
の受信能力を送信側に伝え、送信側ではNin1や小冊
子の受信能力を相手側機が有している場合には、その機
能を指示して各ページの画像を送信する。そして受信側
において、指示されたNin1あるいは小冊子への編集
を行って記録する。これによって、受信側の受信能力を
確かめてからNin1や小冊子などの機能を指示するこ
とが可能である。また、これらの機能を受信側が有して
いる場合には、その機能を指定して画像を送信し、受信
側において編集を行うので、例えば編集時に画像の縮小
を伴う場合でも、送信時の画質をなるべく維持して編集
処理を行うことができ、通信規約などに縛られずに高画
質の記録を行うことが可能である。
【0009】なお、小冊子を指定して送信する場合、記
録紙の両面に記録される4ページを単位として、その単
位ごとに小冊子を指示した送受信を行うとよい。小冊子
の場合、全ページ数の半分程度まで送信が完了しない
と、記録紙1枚に記録すべきページの画像が揃わないた
めに記録出力できない。従って、全ページ数の半分程度
で通信エラーが発生すると、1枚も記録出力できないで
通信が無駄になる場合が発生する。記録紙の両面に記録
される4ページを単位として送信することによって、通
信エラーが発生したときに無駄になるページ数を最大で
3ページに抑えることができる。
【0010】また、これらの機能を指定して送信する際
には、相手側機が両面通信可能であれば、通信手段で各
ページの画像を送信する際に両面手順で送信させること
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の通信端末装置の
実施の一形態を示すブロック図である。図中、11は主
制御部、12は操作部、13は読取部、14は記録部、
15はPCインタフェース、16は通信部、17はNC
U、18はモデム、19は画像メモリ、20はRAM、
21はROM、22はバスである。
【0012】主制御部11は、通信端末装置全体を制御
し、画像のファクシミリ送信動作および受信動作を行
う。このほか、コピー動作や、スキャナとしての動作や
プリンタとしての動作などが可能であってよい。ファク
シミリ送信動作においては、読取部13で読み取った画
像やPCインタフェース15を介して受け取った画像を
ファクシミリ送信することができる。ここで、Nin1
送信や小冊子送信の指定を操作部12やPCインタフェ
ース15から受け取っているときには、相手側機の受信
能力を判断し、相手側機がNin1や小冊子の受信能力
を有していることを確認してNin1や小冊子を相手側
機に指示し、通信部16に各ページの画像をファクシミ
リ送信させる。相手側機の受信能力を判断する際には、
通信プロトコル中で相手側機から受け取った受信能力の
情報から判断すればよく、例えばDIS信号やNSF信
号などによって相手側機から通知された受信能力を判断
すればよい。そしてこれらの機能を利用する際には、D
TC信号やNSC信号などによってNin1送信や小冊
子送信を指示すればよい。
【0013】なお、小冊子送信を行う場合には、受信側
の相手側機において画像を記録する際に、記録紙の両面
に記録される4ページを単位として、その単位ごとに小
冊子として送信する2枚合成送信を行うことができる。
これによって、通信エラーが発生したときでも不着とな
るページ数を最小限に抑えることができる。なお、これ
らの機能を利用してファクシミリ送信する際には、相手
側機が両面通信可能であれば、両面手順により各ページ
の画像を送信することもできる。両面手順であればペー
ジ番号などを指示できるため、例えば小冊子送信の場合
などでは、送信するページ順を変更して1枚の記録紙に
記録されるページを優先して送信することによって、通
信エラー時に不着となるページ数を減少させることが可
能である。
【0014】またファクシミリ受信動作においては、通
信プロトコル中でNin1や小冊子などの受信能力を送
信側の相手側機に対して伝える。例えばDIS信号やN
SF信号などによってこれらの受信機能を伝えることが
できる。そして相手側機からDTC信号やNSC信号な
どによってNin1送信や小冊子送信が指示された場合
には、その旨を記憶しておく。そして全ページの画像の
受信を終了したか、あるいは1枚の記録紙に記録するペ
ージの画像が揃った時点で、記録部14に対して1枚の
記録紙に記録させる。このとき、受信した各ページの画
像に対してNin1あるいは小冊子などの機能に対応し
た画像処理を施してから記録部14に記録させる。例え
ばNin1により合成した画像を用紙サイズに合わせて
縮小する場合でも、送信元において縮小してファクシミ
リ送信する場合に比べて、高画質で縮小した画像を記録
部14で記録出力することができる。
【0015】もちろん、Nin1や小冊子以外にも、例
えば両面通信など、各種の受信能力を相手側機に伝え、
指示された機能を行うことができる。なお、Nin1や
小冊子などの受信能力を相手側機に伝えても、相手側機
から指示されなければそれらの機能を実行しない。ま
た、あらかじめ設定しておいたり、相手側機あるいは外
部のコンピュータからの指示などに従い、受信した画像
をPCインタフェース15を介して外部のコンピュータ
に転送することもできる。
【0016】操作部12は、表示手段及び入力手段など
で構成され、表示手段は利用者に対するメッセージや装
置の状態、操作ガイダンスなど、種々の情報を表示する
ことができる。また入力手段は、利用者が各種の設定や
指示を行うことができる。例えばファクシミリ送信時に
Nin1送信や小冊子送信などを指示することができ
る。
【0017】読取部13は、主制御部11による制御に
従い、送信動作、コピー動作、スキャナ動作などにおい
て原稿上の画像を読み取る。読取方式としては、種々の
方法を採用可能である。
【0018】記録部14は、主制御部11の制御に従っ
て、受信動作において通信部16で受信した画像、コピ
ー動作において読取部13で読み取った画像、プリンタ
動作においてPCインタフェース15を介して受け取っ
た情報、さらには各種の設定情報や管理情報、利用者に
対するメッセージなどを記録紙上に記録する。記録方法
としては、例えば電子写真方式や、感熱方式、熱転写方
式、インクジェット方式など、種々の方式を採用するこ
とができる。もちろん、このような記録方式に限られる
ものではない。この例では、記録部14は両面記録の機
能を有しているものとする。例えば、主制御部11の制
御に従い、小冊子受信時には複数ページずつの画像を記
録紙の表裏に記録することができる。
【0019】PCインタフェース15は、外部のコンピ
ュータなどと接続するためのインタフェースである。例
えばスキャナ動作時には読取部13で読み取った画像
を、このPCインタフェース15から外部のコンピュー
タへ転送する。またプリンタ動作時には外部のコンピュ
ータから送られて来る情報を、このPCインタフェース
15を介して受け取り、記録部14で記録出力すること
ができる。もちろん、受信動作によって受信した情報を
外部のコンピュータへ転送したり、あるいは逆に、外部
のコンピュータから送られてきた情報を送信動作により
送信する際に用いてもよい。なお、インタフェースの規
格は任意であり、種々のシリアル、パラレルインタフェ
ースを用いることができる。もちろん、LANインタフ
ェースによりLANを経由して外部のコンピュータと接
続される構成であってもよい。
【0020】通信部16は、例えば公衆回線や専用線な
どを介して相手先の機器との通信を行う。NCU17
は、回線などの制御を行う。また、モデム18は、送受
信する画像等のデータの変復調を行う。
【0021】画像メモリ19は、送信する画像や受信し
た画像、読取部13で読み取った画像、PCインタフェ
ース15を介して転送する情報あるいは受け取った情
報、その他処理中の画像等を記憶する。画像を記憶する
場合、そのまま記憶してもよいし、より多くの画像を記
憶するため、符号化して記憶してもよい。
【0022】RAM20は、主制御部11や他の各部の
処理においてデータの保存が必要なときに用いられる。
ROM21は、主制御部11の動作を規定したプログラ
ムや、固定的なデータなどが格納されている。
【0023】バス22は、主制御部11、操作部12、
読取部13、記録部14、PCインタフェース15、通
信部16(NCU17、モデム18)、画像メモリ1
9、RAM20、ROM21等を相互に接続しており、
これらの間のデータ転送を可能にしている。これらのほ
か、外部記憶装置など、各種の機器がバス22に接続さ
れていてもよい。
【0024】次に、本発明の通信端末装置の実施の一形
態における動作の一例について説明する。図2は、Ni
n1送信および小冊子送信の具体例の説明図である。動
作を説明する前に、簡単にNin1送信および小冊子送
信について、具体例を用いて説明しておく。図2では8
ページの画像を送信する場合を示している。送信原稿と
しては図2(A)に示すように片面原稿の場合と、図2
(B)に示すように両面原稿の場合がある。両面原稿の
場合には、読取部13において両面読取を行うか、ある
いは一方の面の画像を読取後、ユーザが原稿を再セット
して他方の面を読み取ればよい。
【0025】このようにして片面原稿あるいは両面原稿
から読み取った画像を、設定に応じて次のように受信側
で記録出力させる。まずNin1送信の場合においてN
=2のとき、すなわち2in1送信の場合、片面記録を
行うときには図2(C)に示すように1,2ページが1
枚の記録紙に記録されるように、同様に3,4ページ、
5,6ページ、7,8ページが1枚の記録紙に記録され
るようにする。ここでは左綴じの場合を示しているが、
右綴じの場合には、左右に記録するページを逆にすれば
よい。両面記録を行うときには、図2(D)に示すよう
に、1,2ページが1枚の記録紙の片面に、3,4ペー
ジが同じ記録紙の他方の面に記録されるようにする。同
様に、5,6ページが1枚の記録紙の片面に、7,8ペ
ージが同じ記録紙の他方の面に記録されるようにすれば
よい。なお図2(D)には、綴じ位置を「○」で示した
ように上綴じの例を示しており、例えば左綴じにするの
であれば裏面の2ページの画像を180度回転させて記
録すればよい。
【0026】N=4、すなわち4in1送信の場合、片
面記録を行うときには図2(E)に示すように1,2,
3,4ページが1枚の記録紙に記録されるように、同様
に5,6,7,8ページが1枚の記録紙に記録されるよ
うにする。また両面記録を行うときには、図2(F)に
示すように、1,2,3,4ページが1枚の記録紙の片
面に、5,6,7,8ページが同じ記録紙の他方の面に
記録されるようにすればよい。この図2(F)に示した
例は、綴じ位置を「○」で示したように左綴じの例を示
している。もちろん、綴じ位置によって、例えば上綴じ
にするのであれば裏面の4ページ分の画像を180度回
転すればよい。
【0027】さらに小冊子送信の場合には、図2(G)
に示すように、1,8ページが1枚の記録紙の片面に、
2,7ページが同じ記録紙の他方の面に記録されるよう
にする。同様に、3,6ページが1枚の記録紙の片面
に、4,5ページが同じ記録紙の他方の面に記録される
ようにすればよい。これによって、図示するように記録
紙を重ねて中央で折り曲げることによって、小冊子を作
成することができる。
【0028】本発明では、小冊子送信の変形として、2
枚合成送信を行うことができる。この2枚合成送信は、
全ページを4ページずつに区切り、4ページごとに小冊
子として記録出力させる。すなわち、図2(H)に示す
ように、1,4ページが1枚の記録紙の片面に、2,3
ページが同じ記録紙の他方の面に記録されるようにす
る。同様に、5,8ページが1枚の記録紙の片面に、
6,7ページが同じ記録紙の他方の面に記録されるよう
にすればよい。これによって、図示するように記録紙を
折り曲げた後に重ねることによって、小冊子と同様に扱
うことができる。上述の通常の小冊子送信では、少なく
とも6ページ目の画像が正常に送信完了しないと、受信
側では1枚も記録紙への記録を正常に行うことができな
いため、例えば6ページ目の送信時に通信エラーが発生
するとそれまでに送信した5ページ分の画像は無駄にな
ってしまう。しかしこの2枚合成送信では、4ページ分
の画像が正常に送信できれば1枚目の記録紙への記録を
行うことができるため、通信エラーが発生したときに無
駄になるページ数を最大3ページに抑えることができ
る。
【0029】このようにNin1送信や小冊子送信の場
合には、複数ページの画像を記録紙の1面に集約して記
録させる必要がある。また、例えば2in1や小冊子の
ように2ページの画像を記録紙の1面に記録する場合、
記録する記録紙の大きさが原稿の大きさの2倍より小さ
い場合、縮小処理なども必要となる。4in1で、記録
する記録紙の大きさが原稿の大きさの4倍より小さい場
合も同様である。本発明では、受信側の通信端末装置が
このようなNin1あるいは小冊子の受信機能を備えて
いるか否かを判断し、機能を備えている場合には、上述
のような集約のための各種の処理を受信側において行
う。受信側がNin1や小冊子の受信機能を有していな
ければ、受信側で図2に示すような出力がなされるよう
に、送信側において集約のための各種の処理を行ってか
ら送信する。
【0030】図3は、本発明の通信端末装置の実施の一
形態における送信時の動作の一例を示すフローチャート
である。まず、各種の設定を行う。以下の各種の設定に
おいては、例えば操作部12から指示されたり、あるい
はPCインタフェース15を介して外部のコンピュータ
から送信指示を受けたときに指示されるものとする。こ
れらの指示を元にして各種の送信属性を設定する。
【0031】まず綴じ位置の設定を行う。S31におい
て、右綴じの指定か否かを判定する。右綴じの指定がな
されている場合には、S32において右綴じ属性を設定
し、それ以外の場合にはS33において左綴じ属性を設
定する。なおこのほかにも、上綴じ属性などがあっても
よい。もちろん、綴じ位置の設定を行わなくてもよい。
【0032】次に送信属性の設定を行う。まずS34に
おいて、小冊子送信が指示されているか否かを判定し、
小冊子送信が指示されていればS35において小冊子送
信属性を設定する。小冊子送信が指示されていない場合
には、さらにS36において2枚合成送信が指示されて
いるか否かを判定し、2枚合成送信が指示されていれば
S37において2枚合成送信属性を設定する。なお、S
34とS36の判定はいずれが先でもよい。小冊子送信
属性あるいは2枚合成送信属性を設定したら、送信属性
の設定を終了してS47へ進む。
【0033】小冊子送信あるいは2枚合成送信が指示さ
れていない場合には、S38において、両面送信が指示
されているか否かを判定する。両面送信が指示されてい
ればS39において両面送信属性を設定し、両面送信が
指示されていない場合にはS40において片面送信属性
を設定する。
【0034】両面送信属性あるいは片面送信属性を設定
した後、Nin1の設定を行う。ここではN=2,4,
8の場合を想定している。S41において8in1が指
定されたか否かを判定し、8in1が指定されている場
合にはS42において8in1属性を設定する。またS
43において4in1が指定されたか否かを判定し、4
in1が指定されている場合にはS44において4in
1属性を設定する。さらにS45において2in1が指
定されたか否かを判定し、2in1が指定されている場
合にはS46において2in1属性を設定する。これら
が指定されていない場合には、Nin1の属性は設定さ
れない。
【0035】このようにして小冊子送信の属性、両面送
信の属性、Nin1の属性が設定される。なお、以上の
各種の設定は、例えば操作部12においてユーザが指示
を行うたびにその指示に従ったり、あるいは、すべての
指示が終了してスタートが指示された後に、最終的な指
示に従って上述のような設定を行うことができる。ま
た、上述のような各種の指示とともに、送信相手先の電
話番号を指示したり、送信画質、送信濃度などの指示も
可能である。
【0036】上述のような各種の設定が終了したら、S
47において両面読取が指定されているか否かを判定
し、両面読取が指定されていればS48において読取部
13で原稿の両面をスキャンし、画像を読み取る。読取
方法は任意であり、読取部13が両面読取機構を有して
いれば自動的に原稿の両面の画像を読み取るし、片面し
か読み取れない構成の場合には、一方の面の画像を読み
取った後にユーザが原稿を再セットし、もう片面の画像
を読み取ればよい。片面読取が指定されている場合に
は、S49において、すべての原稿の片面のみをスキャ
ンして画像を読み取る。なお、読み取った画像は、画像
メモリ19などに一旦蓄積することができる。
【0037】読取が終了したら、S50において、上述
のようにして設定した各種の属性に従って、読み取った
画像を送信する処理を行う。この送信処理を次の図4お
よび図5を用いて説明する。
【0038】図4、図5は、送信処理の一例を示すフロ
ーチャートである。S51において、通信部16のNC
U17による自動ダイヤル機能によってダイヤルし、相
手側機と回線を接続する。そして、ファクシミリ通信手
順に従って相手側機と手順信号をやりとりする。その過
程において、S52で相手側機から送られてくる受信能
力に関する情報を取得する。例えばDIS信号やNSF
信号などによって取得することができる。そして、上述
の図3に示した処理で設定した属性と、S52で取得し
た相手側機の受信能力に従って、それぞれの機能に応じ
た送信処理を行うことになる。
【0039】S53において、小冊子属性が設定されて
いるか否かを判定し、小冊子属性が設定されている場合
には、さらにS54において、相手側機が小冊子受信能
力を有しているか否かを判定する。相手側機が小冊子受
信能力を有していれば、S55において、ファクシミリ
通信手順に従い、小冊子の受信を相手側機に指示し、全
ページの画像を送信する。相手側機への小冊子受信の指
示は、例えばDCS信号やNSS信号などによって行う
ことができる。また全ページの画像の送信は、片面手
順、あるいは相手側機が両面受信機能を有していれば両
面手順によって送信すればよい。送信の際には、各ペー
ジの画像に対しては、小冊子への画像処理を行わない。
【0040】相手側機が小冊子受信能力を有していない
場合には、そのまま送信しても相手側機で小冊子とはな
らない。そのため、S56において相手側機が両面受信
能力を有しているか否かを判定し、両面受信能力を有し
ていれば、S57において、送信側で小冊子となるよう
に画像処理を行ってから両面手順で送信する。すなわ
ち、図2(G)に示すようなページ構成の2in1画像
を送信側で生成し、2ページ分の画像を1ページの画像
として両面送信する。これによって、相手側機が小冊子
受信能力を有していない場合でも、相手側機では通常の
両面記録を行うだけで小冊子の記録出力を行うことがで
きる。この処理の詳細については後述する。
【0041】相手側機が両面受信能力を有していない場
合、相手側機において小冊子の記録出力を行うことがで
きない。例えば図2(G)に示した例のように1,8ペ
ージ、2,7ページを並べて2in1画像を送信して
も、片面記録を行ってしまうと、それぞれ1ページと8
ページが並べられた記録紙と、2ページと7ページが並
べられた別の記録紙とが排紙されてしまう。これでは参
照しづらいものとなってしまう。そのためここでは、相
手側機に小冊子として記録出力させるのをあきらめ、S
58において、2in1による片面送信を行う。なお、
この場合には、例えば操作部12に小冊子送信ができず
に2in1片面送信した旨を表示するなどして、ユーザ
に報知するとよい。
【0042】もちろんS58においては、2in1のほ
か、記録紙を半分に折り曲げれば小冊子となるように4
in1片面送信を行ったり、あるいは、すべて通常の片
面送信を行うなど、任意の送信方法が可能である。ま
た、このように設定された送信ができない場合の対処方
法をあらかじめ設定可能に構成しておいてもよい。
【0043】同様にS59において、小冊子送信の変形
である2枚合成送信を行う属性が設定されているか否か
を判定し、2枚合成属性が設定されている場合には、さ
らにS60において、相手側機が2枚合成受信能力を有
しているか否かを判定する。相手側機が2枚合成受信能
力を有していれば、S61において、ファクシミリ通信
手順に従い、2枚合成受信を相手側機に指示し、全ペー
ジの画像を送信する。相手側機への2枚合成受信の指示
は、例えばDCS信号やNSS信号などによって行うこ
とができる。また全ページの画像の送信は、片面手順、
あるいは相手側機が両面受信機能を有していれば両面手
順によって行うことができる。この場合には4ページを
単位として、この4ページの画像が離れることのないよ
うに送信するとよい。例えば両面手順の連続モードで送
信する場合でも、4ページ単位で送信することが望まし
い。そうしないと、2枚合成送信の利点である通信エラ
ー時の通信の無駄の低減効果が薄れてしまう。なお、各
ページの画像の送信の際には、各ページの画像に対して
2枚合成の処理を行う必要がない。
【0044】相手側機が2枚合成受信能力を有していな
い場合には、そのまま送信しても相手側機では各記録紙
ごとに小冊子とはならない。そのため、S62において
相手側機が両面受信能力を有しているか否かを判定し、
両面受信能力を有していれば、S63において、送信側
で2枚合成送信時と同様のページ構成となるように画像
処理を行ってから両面手順で送信する。すなわち、図2
(H)に示すようなページ構成の2in1画像を送信側
で生成し、2ページ分の画像を1ページの画像として両
面送信する。これによって、相手側機が2枚合成受信能
力を有していない場合でも、相手側機では通常の両面記
録を行うだけで2枚合成送信と同様の記録出力を行うこ
とができる。
【0045】相手側機が両面受信能力を有していない場
合、相手側機において2枚合成送信と同様の記録出力を
行うことができない。例えば図2(H)に示した例のよ
うに1,4ページ、2,3ページを並べて2in1画像
を送信しても、片面記録を行ってしまうと、2,3ペー
ジが並べられた記録紙はよいが、1ページと4ページが
並べられた記録紙は参照しづらいものとなってしまう。
そのためここでは、相手側機に2枚合成送信と同様に記
録出力させるのをあきらめ、S58において、2in1
による片面送信を行う。なお、この場合には、例えば操
作部12に2枚合成送信ができずに2in1片面送信し
た旨を表示するなどして、ユーザに報知するとよい。も
ちろんS58において他の送信方法を適用してもよいこ
とは小冊子送信の場合と同様である。
【0046】小冊子属性や2枚合成属性が設定されてい
ない場合、S64において、両面送信属性が設定されて
いるか否かを判定する。両面送信属性が設定されていれ
ば、さらにS65において相手側機が両面受信能力を有
しているか否かを判定する。相手側機が両面受信能力を
有している場合には、さらにS66において相手側機が
Nin1受信能力を有しているか否かを判定し、相手側
機がNin1受信能力を有している場合にはS67にお
いてNin1両面受信を相手側機に指示して全ページの
画像を送信する。相手側機がNin1受信能力を有して
いなければ、S68において、送信側でNin1合成処
理を行って送信するNin1両面送信処理を行う。な
お、通常の両面送信についても、S68において行う。
【0047】また、S64で両面送信属性が設定されて
いない場合や、S65で相手側機が両面受信能力を有し
ていないと判定された場合には、さらにS69において
相手側機がNin1受信能力を有しているか否かを判定
する。相手側機がNin1受信能力を有している場合に
は、S70においてNin1片面受信を相手側機に指示
して全ページの画像を送信する。相手側機がNin1受
信能力を有していなければ、S71において、送信側で
Nin1合成処理を行って送信するNin1片面送信処
理を行う。なお、通常の片面送信についてもS71にお
いて行う。
【0048】それぞれの送信処理が終了したら、S72
において回線を切断し、通信を終了する。このように本
発明では、送信側で設定した属性とともに、受信側の相
手側機の受信能力を勘案して送信を行うことができる。
これによって、例えば相手側機が受信能力を有している
機能については、相手側機で画像処理を行ってもらう。
これによって送信側での処理量を削減することができる
とともに、相手側機で画像処理を行うことによって、よ
り高画質で記録出力することが可能となる。
【0049】以下、図4及び図5に示したいくつかの送
信処理の詳細について説明する。図6は、Nin1片面
送信処理の一例を示すフローチャートである。図6に示
す処理は、図5におけるS71で行われる処理である。
まずS81において、原稿のページを示す変数nを1に
初期設定しておく。S82において8in1属性が設定
されているか否か、S83において4in1属性が設定
されているか否か、S84において、2in1属性が設
定されているか否かを判定する。これらの属性がいずれ
も設定されていなければ、S94において通常の片面送
信を行う。
【0050】いずれかの属性が設定されていれば、対応
する処理を行う。ここでは一例として、2in1属性が
設定されている場合の処理をS85以降で示している。
4in1、8in1の場合は、合成するページ数が4ペ
ージ、8ページとなるだけで、基本的な処理は2in1
の場合と同様であるのでここでは説明を省略する。
【0051】S85において、左綴じ属性が設定されて
いるか否かを判定する。左綴じ属性が設定されている場
合には、S86において、第(n+1)ページの画像が
存在するか否かを判定し、第(n+1)ページの画像が
存在する場合にはS87において、左側に第nページ、
右側に第(n+1)ページとなるように2in1合成
し、合成した画像を1ページの画像として送信する。そ
してS92へ進み、後続のページが存在するか否かをS
92で判定し、後続のページが存在すれば、S93でペ
ージを示す変数nを2だけ増加させ、S85へ戻る。S
92で後続のページが存在しない場合には、Nin1片
面送信処理を終了する。またS86で第(n+1)ペー
ジの画像が存在しない場合には、S88において、左側
に第nページ、右側は白紙となるように2in1合成
し、合成した画像を1ページの画像として送信してNi
n1片面送信処理を終了する。
【0052】同様にS85で右綴じ属性が設定されてい
ると判定された場合には、S89において、第(n+
1)ページの画像が存在するか否かを判定し、第(n+
1)ページの画像が存在する場合にはS90において、
右側に第nページ、左側に第(n+1)ページとなるよ
うに2in1合成し、合成した画像を1ページの画像と
して送信する。そしてS92へ進み、後続のページが存
在するか否かをS92で判定し、後続のページが存在す
れば、S93でページを示す変数nを2だけ増加させ、
S85へ戻る。S92で後続のページが存在しない場合
には、Nin1片面送信処理を終了する。またS89で
第(n+1)ページの画像が存在しない場合には、S9
1において、右側に第nページ、左側は白紙となるよう
に2in1合成し、合成した画像を1ページの画像とし
て送信してNin1片面送信処理を終了する。
【0053】上述の図6に示した例ではNin1片面送
信処理を示したが、合成した画像を表面画像、裏面画像
として交互に送信することによって、図5のS68にお
けるNin1両面送信処理を行うことができる。なお、
図4のS58で行われる2in1片面送信処理は、図6
におけるS81およびS85〜S93の処理により実現
することができる。
【0054】図7は、小冊子送信処理の一例を示すフロ
ーチャートである。図7に示す処理は、図4においてS
57で行われる処理である。まずS101において、送
信ページを示す変数Pを1に初期化する。また、仮想的
な最終ページを示す変数VLPを算出する。この仮想的
な最終ページは、1ページ目と隣り合うページを示すも
のである。4ページ分の画像によって1枚の記録紙の両
面の画像が構成されるため、送信するページ数によって
は最大で3ページの白紙ページが発生する可能性があ
る。従って、この仮想的な最終ページは、必ずしも送信
する最終ページと一致するとは限らない。S101で
は、このような白紙ページを含めて仮想的な最終ページ
を算出する。この仮想的な最終ページは、総送信ページ
数をTPとしたとき、(TP−1)を4で除し、その整
数値に1を加えた後、4倍すればよい。
【0055】S102において、後述する小冊子ページ
合成処理を行い、合成した画像をS103において表面
画像として送信する。S104において、変数Pに1を
加えて送信ページを次ページに進め、S105において
再び小冊子ページ合成処理を行い、合成した画像をS1
06において裏面画像として送信する。これによって、
1枚の記録紙に記録される表裏の画像を送信することが
できる。
【0056】S107において、全ページの送信が完了
したか否かを判定する。全ページの送信完了は、変数P
の値を2倍した値が変数VLP(仮想的な最終ページ)
と等しくなったことによって判定することができる。ま
だ未送信のページが残っている場合には、S108にお
いて変数Pに1を加え、S102へ戻って処理を続け
る。全ページの送信が完了したら、小冊子送信処理を終
了する。
【0057】図8は、小冊子ページ合成処理の一例を示
すフローチャートである。この処理は、図7に示した小
冊子送信処理中のS102およびS105において呼び
出される処理であり、記録紙の表面あるいは裏面に並べ
て記録される2ページ分の画像を合成する処理である。
まずS111において、変数Pで示されるページと並べ
て合成するページを示す変数PPの値を算出する。変数
Pで示されるページと並べて合成するページは、仮想的
な最終ページ(変数VLPの値)から、変数Pの値マイ
ナス1を減じればよい。
【0058】S112において、変数PPで示されるペ
ージが総ページ数TPより大きいか否かを判定する。上
述のように、総ページ数TPの値によっては、その後に
白紙ページを挿入しなければならない。変数PPで示さ
れるページが総ページ数TPより大きい場合には、S1
13において、変数PPで示されるページは白紙ページ
であるものとする。
【0059】S114において、変数Pの値が奇数か否
かを判定する。変数Pの値が奇数である場合には、記録
紙の表面に記録する画像を合成することを示し、また変
数Pの値が偶数である場合には、記録紙の裏面に記録す
る画像を合成することを示している。変数Pの値が奇数
である場合には、S115において、さらに右綴じの設
定か否かを判定し、右綴じの設定でない場合にはS11
7において変数Pで示されるページの画像を右側に、変
数PPで示されるページの画像を左側に、それぞれ合成
した画像を生成する。また、右綴じの設定の場合には、
S118において、変数Pで示されるページの画像を左
側に、変数PPで示されるページの画像を右側に、それ
ぞれ合成した画像を生成する。
【0060】さらにS114で変数Pの値が偶数である
場合には、表面とは左右のページは位置を逆にする。そ
のため、S116において右綴じの設定か否かを判定
し、右綴じの設定でない場合にはS118において変数
Pで示されるページの画像を左側に、変数PPで示され
るページの画像を右側に、それぞれ合成した画像を生成
する。また、右綴じの設定の場合には、S117におい
て、変数Pで示されるページの画像を右側に、変数PP
で示されるページの画像を左側に、それぞれ合成した画
像を生成する。
【0061】このようにして、小冊子の記録出力を行う
ためのページ合成処理を行うことができる。
【0062】図9は、2枚合成送信処理の一例を示すフ
ローチャートである。図9に示す処理は、図4において
S63で行われる処理である。まずS121において、
送信ページを示す変数Pを1に初期化する。S122に
おいて、合成すべきページを示す変数PPに変数P+3
をセットし、S123において2枚合成ページ合成処理
を行う。なお、2枚合成ページ合成処理は、図8に示し
た小冊子ページ合成処理のS112以降の処理を実行す
ればよい。そして、合成した画像をS124において表
面画像として送信する。
【0063】S125において、全ページ送信完了か否
かを判定し、全ページの送信が完了していなければ、S
126において変数Pに1を加えて送信ページを次ペー
ジに進める。そしてS127において、合成すべきペー
ジを示す変数PPに変数P+1をセットし、S128に
おいて2枚合成ページ合成処理を行う。なお、この2枚
合成ページ合成処理も、図8に示した小冊子ページ合成
処理のS112以降の処理を実行すればよい。そして、
合成した画像をS129において裏面画像として送信す
る。このようにして、4ページを単位として1枚の記録
紙に小冊子と同様に記録される表裏の画像を送信するこ
とができる。
【0064】S130において、全ページの送信が完了
したか否かを判定する。まだ未送信のページが残ってい
る場合には、S131において変数Pに3を加え、S1
22へ戻って処理を続ける。S125あるいはS130
において全ページの送信を確認したら、2枚合成送信処
理を終了する。
【0065】以上、ファクシミリ送信時の処理について
説明した。次に、相手側機からのファクシミリ通信を受
信する際の処理について説明する。図10は、本発明の
通信端末装置の実施の一形態における受信時の動作の一
例を示すフローチャートである。通信部16のNCU1
7が回線からの着信を検出すると、ファクシミリ通信手
順を実行するとともに図10に示す処理を開始する。S
141において、ファクシミリ通信手順の中で受信能力
に関する情報を送信する。このとき、小冊子受信や2枚
合成受信、Nin1受信、両面受信などが可能であれば
相手側機へこれらの受信能力を有している旨を伝える。
例えばDIS信号やNSF信号などによって相手側機へ
受信能力を伝えることができる。
【0066】この受信能力に関する情報を送信した後、
S142において、同じくファクシミリ通信手順におい
て送信側の相手側機から設定される通信機能の指示を受
け取る。この指示は、例えばDCS信号やNSS信号な
どによって行われる。この中で相手側機が希望すれば、
小冊子受信や2枚合成受信、Nin1受信、両面受信な
どの指示が行われているので、それらの指示に従って設
定を行う。そしてS143において、画像を受信する。
ここではメモリ受信を行うものとし、全ページの画像を
受信して画像メモリ19に蓄積しておき、受信終了後に
記録部14から記録出力する。もちろん、1ページの受
信が完了するごとに、各種の機能を勘案して記録可能で
あれば記録するようにしてもよい。
【0067】受信が完了したら、S144において回線
を切断し、受信下画像を記録部14で記録出力する処理
を行う。S145において、小冊子受信が指示されてい
たか否かを判定し、小冊子受信が指示されていた場合に
は、S146において、図2(G)に示すように小冊子
となるように、受信した画像を受信側で合成処理し、記
録部14で両面記録する。このときの処理は、図7,図
8に示した処理とほぼ同様であり、送信の代わりに記録
部14による記録出力を行えばよい。
【0068】また、S147において、2枚合成受信が
指示されているか否かを判定し、2枚合成受信が指示さ
れていた場合には、S148において、図2(H)に示
すように4ページ毎に小冊子となるように、受信した画
像を受信側で合成処理し、記録部14で両面記録する。
このときの処理は、図9(および図8)に示した処理と
ほぼ同様であり、送信の代わりに記録部14による記録
出力を行えばよい。
【0069】さらにS149において、Nin1受信が
指示されているか否かを判定する。Nin1受信が指示
されている場合には、さらにS150において、両面受
信が指示されているか否かを判定する。両面受信が指示
されていれば、S151において、受信側でNin1合
成処理を行い、記録部14により両面記録を行う。また
両面受信が指示されていない場合には、S152におい
て、受信側でNin1合成処理を行って、記録部14で
片面記録を行えばよい。いずれの場合も、例えば2in
1合成処理は図6のS85〜S93の処理を行えばよ
く、送信する代わりに記録部14で両面記録あるいは片
面記録を行えばよい。
【0070】S149でNin1受信が指示されていな
い場合には、通常の両面あるいは片面通信である。S1
53において両面受信が指示されているか否かを判定
し、両面受信が指示されていればS154において記録
部14で両面記録を行い、両面受信が指示されていなけ
れば、S155において記録部14で片面記録を行えば
よい。なお、例えば図4,図5のS57における小冊子
送信処理、S63における2枚合成送信処理、S68に
おけるNin1両面送信処理によって送信された画像を
受信した場合には、S154において両面記録を行うこ
とになる。また、例えば図4,図5のS58における2
in1片面送信処理、S71におけるNin1片面送信
処理によって送信された画像を受信した場合には、S1
55において片面記録を行うことになる。
【0071】なお、上述の受信時の動作では、通信端末
装置に記録部14が設けられていて、その記録部14に
おいて記録出力を行うものとして説明したが、これに限
らず、例えばPCインタフェース15を介して外部のプ
リンタを利用可能な場合には、外部のプリンタを利用し
て上述のような各種の記録出力を行ってもよい。
【0072】また、上述のような送信機能と受信機能の
両方を備えている必要はなく、例えば上述の送信機能の
みを備え、受信機能としては小冊子やNin1の受信機
能を有していなくてもよい。例えば記録部14が片面記
録しかできない場合には、送信機能として小冊子やNi
n1などを含む両面送信が可能であっても、受信能力と
して小冊子や両面受信ができない場合もある。もちろん
逆に、これらの受信機能を有しているが送信機能を有し
ていなくてもよい。
【0073】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、従来のように一旦Nin1や小冊子へのコピ
ーを行った記録紙を原稿として送信するといった煩雑な
操作が不要となり、容易にNin1送信や小冊子送信が
可能になる。また、相手側機の能力に応じて、小冊子や
Nin1への画像処理を送信側で行ったり、あるいは受
信側で行うことができる。受信側においてこれらの受信
処理が可能であれば、受信側において小冊子やNin1
などの画像処理を行うように指示するので、画像の劣化
を低減することが可能であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信端末装置の実施の一形態を示すブ
ロック図である。
【図2】Nin1送信および小冊子送信の具体例の説明
図である。
【図3】本発明の通信端末装置の実施の一形態における
送信時の動作の一例を示すフローチャートである。
【図4】送信処理の一例を示すフローチャートである。
【図5】送信処理の一例を示すフローチャート(続き)
である。
【図6】Nin1片面送信処理の一例を示すフローチャ
ートである。
【図7】小冊子送信処理の一例を示すフローチャートで
ある。
【図8】小冊子ページ合成処理の一例を示すフローチャ
ートである。
【図9】2枚合成送信処理の一例を示すフローチャート
である。
【図10】本発明の通信端末装置の実施の一形態におけ
る受信時の動作の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11…主制御部、12…操作部、13…読取部、14…
記録部、15…PCインタフェース、16…通信部、1
7…NCU、18…モデム、19…画像メモリ、20…
RAM、21…ROM、22…バス。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手側機とファクシミリ通信が可能な通
    信手段と、Nin1送信が指示されているとき前記通信
    手段を介して受け取った相手側機の受信能力を判断し相
    手側機がNin1の受信能力を有している場合に前記通
    信手段から相手側機にNin1を指示して各ページの画
    像をファクシミリ送信させる制御手段を有していること
    を特徴とする通信端末装置。
  2. 【請求項2】 相手側機とファクシミリ通信が可能な通
    信手段と、小冊子送信が指示されているとき前記通信手
    段を介して受け取った相手側機の受信能力を判断し相手
    側機が小冊子の受信能力を有している場合に前記通信手
    段から相手側機に小冊子を指示して各ページの画像をフ
    ァクシミリ送信させる制御手段を有していることを特徴
    とする通信端末装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、記録紙の両面に記録さ
    れる4ページを単位として該単位ごとに小冊子を指示し
    て送信させることを特徴とする請求項2に記載の通信端
    末装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、相手側機が両面通信可
    能であれば、前記通信手段で各ページの画像を送信する
    際に両面手順で送信させることを特徴とする請求項1な
    いし請求項3のいずれか1項に記載の通信端末装置。
  5. 【請求項5】 相手側機とファクシミリ通信が可能な通
    信手段と、記録紙上に画像を記録する記録手段と、通信
    プロトコル中でNin1の受信能力を有している旨を相
    手側機に伝えるとともに相手側機からNin1の指示を
    受け取った場合には受信したNページを1枚の記録紙に
    収めて記録手段に記録させる制御手段を有することを特
    徴とする通信端末装置。
  6. 【請求項6】 相手側機とファクシミリ通信が可能な通
    信手段と、記録紙上に画像を記録する記録手段と、通信
    プロトコル中で小冊子の受信能力を有している旨を相手
    側機に伝えるとともに相手側機から小冊子の指示を受け
    取った場合には受信した各ページの画像を小冊子となる
    ように記録手段に記録させる制御手段を有することを特
    徴とする通信端末装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、記録紙の両面に記録さ
    れる4ページを単位として該単位ごとに小冊子となるよ
    うに記録紙の両面に2ページずつの画像を記録手段に記
    録させることを特徴とする請求項6に記載の通信端末装
    置。
JP2001217305A 2001-07-17 2001-07-17 通信端末装置 Pending JP2003032476A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001217305A JP2003032476A (ja) 2001-07-17 2001-07-17 通信端末装置
US10/196,507 US7233416B2 (en) 2001-07-17 2002-07-15 Communication terminal device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001217305A JP2003032476A (ja) 2001-07-17 2001-07-17 通信端末装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003032476A true JP2003032476A (ja) 2003-01-31

Family

ID=19051653

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001217305A Pending JP2003032476A (ja) 2001-07-17 2001-07-17 通信端末装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7233416B2 (ja)
JP (1) JP2003032476A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7859695B2 (en) 2003-12-18 2010-12-28 Panasonic Corporation Remote copying method and computer program

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20050134941A1 (en) * 2003-12-18 2005-06-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Scanner apparatus, method for controlling scanner apparatus and multifuntion apparatus
DE102006045146A1 (de) * 2006-07-17 2008-01-31 Diehl Ako Stiftung & Co. Kg Antriebsvorrichtung für eine Waschmaschine
US20080239405A1 (en) * 2007-03-27 2008-10-02 Clarence Thornton Double sided fax machine
JP2013056472A (ja) * 2011-09-08 2013-03-28 Canon Inc 画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム、記録媒体

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07264385A (ja) 1994-03-23 1995-10-13 Toshiba Corp 画像形成記憶装置
JPH08265503A (ja) 1995-03-20 1996-10-11 Canon Inc ファクシミリ装置
JPH09130577A (ja) * 1995-10-30 1997-05-16 Minolta Co Ltd 画像形成装置
US6104505A (en) * 1997-04-30 2000-08-15 Ricoh Company, Ltd. Method and apparatus for routing data information conveyed in a facsimile message
JPH11252326A (ja) 1998-03-02 1999-09-17 Minolta Co Ltd 画像読み取り装置及びそれを用いた画像形成装置
JP2000124943A (ja) * 1998-10-13 2000-04-28 Canon Inc ファクシミリ装置及びその制御方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
US6559967B1 (en) 1998-10-29 2003-05-06 Canon Kabushiki Kaisha Image storage apparatus
JP2000175007A (ja) 1998-12-08 2000-06-23 Canon Inc 画像処理装置
JP2000184166A (ja) 1998-12-17 2000-06-30 Ricoh Co Ltd ファクシミリ装置
JP3170492B2 (ja) * 1999-03-30 2001-05-28 松下電送システム株式会社 画像通信装置及びサーバ装置並びに能力登録方法
JP3593676B2 (ja) 1999-06-28 2004-11-24 村田機械株式会社 原稿読取記録装置
JP4672909B2 (ja) * 2001-06-07 2011-04-20 キヤノン株式会社 画像形成装置および画像形成制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7859695B2 (en) 2003-12-18 2010-12-28 Panasonic Corporation Remote copying method and computer program

Also Published As

Publication number Publication date
US7233416B2 (en) 2007-06-19
US20030016392A1 (en) 2003-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4125208B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2003032476A (ja) 通信端末装置
US6982806B2 (en) Facsimile apparatus, control method for facsimile apparatus, and computer-readable storage medium storing control program for facsimile apparatus
JP3700761B2 (ja) 通信端末装置
JP3570328B2 (ja) 通信端末装置
JP3572019B2 (ja) ファクシミリ通信を行なう電子機器、ファクシミリ通信を行なう電子機器の制御方法、およびファクシミリ通信を行なう電子機器の制御プログラム
JP3581671B2 (ja) ファクシミリ装置、ファクシミリ装置の制御方法、およびファクシミリ装置の制御プログラム
JP3524512B2 (ja) ファクシミリ装置、ファクシミリ装置の制御方法、およびファクシミリ装置の制御プログラム
JP3619163B2 (ja) ファクシミリ装置、ファクシミリ装置の制御方法、およびファクシミリ装置の制御プログラム
JP3690213B2 (ja) 画像形成装置および画像形成システム
JP3564070B2 (ja) ファクシミリ通信を行なう電子機器、ファクシミリ通信を行なう電子機器の制御方法、ファクシミリ通信を行なう電子機器の制御プログラムを格納したコンピュータ読取可能な記憶媒体、およびファクシミリ通信を行なう電子機器の制御プログラム
JP4458317B2 (ja) ファクシミリ装置、ファクシミリ装置の制御方法、およびファクシミリ装置の制御プログラムを格納したコンピュータ読取可能な記憶媒体
JP3771197B2 (ja) 画像送信装置
JP3995674B2 (ja) 画像データ送信装置
JP2001245080A (ja) 通信端末装置
JP2007081689A (ja) 画像処理装置
JPH11177730A (ja) 画像通信装置
JPH08163301A (ja) 画像通信装置
JP2005094816A (ja) 通信端末装置
JPH10294815A (ja) ファクシミリ装置
JPH10304147A (ja) ファクシミリ装置
JP2003032461A (ja) 画像通信装置
JP2001245125A (ja) 画像通信装置
JP2004088708A (ja) ファクシミリ装置
JP2002077577A (ja) 通信端末装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050413

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050810