JP2003022377A - ライセンス管理システム、ライセンス管理装置、中継装置及び端末装置 - Google Patents

ライセンス管理システム、ライセンス管理装置、中継装置及び端末装置

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JP2003022377A JP2002105644A JP2002105644A JP2003022377A JP 2003022377 A JP2003022377 A JP 2003022377A JP 2002105644 A JP2002105644 A JP 2002105644A JP 2002105644 A JP2002105644 A JP 2002105644A JP 2003022377 A JP2003022377 A JP 2003022377A
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吾紀男 東
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徹 中原
Hironori Murakami
弘規 村上
Masanori Nakanishi
正典 中西
Yasushi Kamisaka
靖 上坂
Yasushi Miura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端末装置に発行されたライセンス情報が中継
装置によって影響を受けてしまうことを回避することが
できるライセンス管理システムを提供する。 【解決手段】 ライセンス管理システム1の管理装置1
0は、SDカード40からのコンテンツの利用要求を中
継装置30を介して取得し、取得した利用要求を解析
し、SDカード40の利用環境情報を中継装置30から
取得し、取得した利用環境情報を解析し、利用要求及び
利用環境情報の解析結果に応じた利用条件を含むライセ
ンス情報を生成し、利用環境情報の解析結果に基づいて
中継装置30におけるライセンス情報の取り扱いを指示
する指示情報を生成し生成された指示情報をライセンス
情報に埋め込み、中継装置30に送信する。中継装置3
0は、受信したライセンス情報に埋め込まれた指示情報
に従って、そのライセンス情報に何の処理も施すことな
く、そのライセンス情報をSDカード40に転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテンツの利用
を要求したユーザの端末装置に対して、一定の利用条件
下でコンテンツの利用を可能にするライセンス情報を、
管理装置から通信ネットワーク及び中継装置を介して配
信するライセンス管理システム等に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、音楽や映像、ゲームなどのデジタ
ル著作物をインターネットやデジタル放送などで配信す
るシステムが開発され、その一部は、実用化の段階を迎
えている。また、これらのコンテンツの配信に当たり、
著作権保護等の観点から、配信したコンテンツの再生回
数や移動、複製などを制限するコンテンツの権利管理及
び利用制御の方式(DRM:Digital Righ
ts Management)が併せて検討されてい
る。
【0003】従来のライセンス管理システムでは、特開
2000−48076号公報や、特開2000−293
439号公報にみられるように、各ユーザのコンテンツ
に対するライセンス情報を、コンテンツと共に受信側に
配信して、ユーザ端末側で全て管理するようにモデル化
されている。
【0004】例えば、あるユーザが、コンテンツ(例え
ば、映画)について3回視聴する権利を購入する場合に
は、ユーザ端末は、配信サーバから通信経由で、コンテ
ンツとともに、「映画を3回視聴可能」であることを示
すライセンス情報を受信し、コンテンツの再生をライセ
ンス情報に含まれる利用条件に従って管理する。配信サ
ーバは、ユーザ端末に上記ライセンス情報を配信した以
降は、ユーザのライセンス情報に関与しない。
【0005】ところが、このシステムでは、ユーザのラ
イセンス情報をユーザ端末で全て管理しているので、ユ
ーザ端末の機能が肥大化し、煩雑な権利処理作業が発生
する。この結果、高価なCPU等を用いる必要が生じ、
ユーザ端末が高価になるという問題がある。また、ライ
センス情報を格納しているユーザ端末のハードディスク
がクラッシュしたような場合、購入済みのライセンス情
報が全て失われてしまうという問題もある。
【0006】そこで、このような問題を解決するため、
コンテンツを購入したユーザに対して付与されるコンテ
ンツ毎の利用権利(ライセンス)を管理装置が主体とな
って動的に管理し、コンテンツを利用するための利用条
件を含むライセンス情報をユーザ端末からの要求に基づ
いて配信し、ライセンス情報に含まれる利用条件の範囲
内でコンテンツを利用できるようにすることで、コンテ
ンツの著作権を保護するシステムが考案されている。こ
のような考案は、特開平10−63364号公報に開示
されている。
【0007】このようなシステムによれば、利用条件の
範囲内でコンテンツを利用できるようにする簡単な処理
ですみ、ユーザ端末を安価に構成することができる。ま
た、管理装置がライセンス情報を動的に管理しているた
め、即ち、コンテンツを購入したユーザに対して付与さ
れるコンテンツ毎の利用権利(ライセンス情報)を動的
に管理しているため、ユーザ端末は未要求のライセンス
情報を取得できる。このような利点を有するシステムで
は、配信されるコンテンツの増加や、そのコンテンツの
高機能な著作権保護の要求と相まって、様々なコンテン
ツの著作権保護機能を有する端末装置が日増しに出現し
つつある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、著作権保護
機能を有する端末装置の中には、ネットワークに直接接
続されないものもある。例えば、SDカードのような蓄
積メディアや、プリンタ等がこの種の端末装置に該当す
る。この種の端末装置がライセンス情報を取得するため
には、ライセンス情報を中継してもらう必要が生じる。
このような場合には、ネットワークに接続された端末装
置に蓄積メディアや、プリンタを接続し、ネットワーク
に接続された端末装置にライセンス情報を中継してもら
うことが考えられる。なお、ライセンス情報を中継する
ネットワークに接続された端末装置を以下、中継装置と
も記す。
【0009】しかしながら、ライセンス情報を管理装置
から蓄積メディアやプリンタへ中継する過程において、
中継装置は、著作権保護の観点からライセンス情報を解
釈する。この結果、中継装置は、ライセンス情報に含ま
れる利用条件を蓄積メディアやプリンタの機能に依存し
た利用条件に変換する必要がある。このため、中継装置
のライセンス情報の処理機能が、蓄積メディア又はプリ
ンタより低い場合に、中継装置でライセンス情報の利用
条件が制限され、端末装置で本来利用できるライセンス
情報を取得できない場合や又は利用条件が制限されると
いう問題がある。このような問題は、中継装置のバージ
ョン等が端末装置よりも古い場合に多発する。
【0010】具体的には、中継装置では、ライセンス情
報に含まれる利用条件として、最小単位の利用条件、す
なわち1回の再生権のみ処理可能で、端末装置では、中
継装置より高機能の複数回の再生権を処理可能な場合で
ある。この場合には、中継装置は、例えば管理装置から
1回再生の再生権を1つずつ配信してもらい、中継装置
でこの再生権を複数蓄積し、蓄積し終わってから1回再
生の再生権を1つずつ端末装置に配信しなければならな
い。この場合には、非効率な通信が発生する。
【0011】一方、管理装置が複数回再生の再生権を中
継装置に送信した場合、中継装置が、複数回の再生権を
最小単位の1回再生の再生権に小分けし、小分けした1
回再生の再生権を1つずつ端末装置に配信することが考
えられるが、この場合でも、非効率な通信が発生し、端
末装置は、複数回の再生権を一度に取得できない。
【0012】他方、中継装置が複数回の再生権を最小単
位の1回再生の再生権と解釈し、残りの回数の再生権を
廃棄する場合があり、この場合には、せっかく購入した
ライセンス情報が無駄になる。さらに、将来的に高度化
及び拡張していく著作権情報処理において、中継装置以
上の処理機能をもった端末装置が開発された場合、中継
装置が対応できない。
【0013】本発明は、中継装置と端末装置との間にラ
イセンス情報の処理機能差があっても、管理装置から中
継装置経由で端末装置に発行されたライセンス情報が中
継装置によって影響を受けてしまうことを回避すること
ができるライセンス管理システム、ライセンス管理装
置、中継装置及び端末装置を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るライセンス管理システムは、コンテン
ツの利用を要求したユーザの端末装置に対して、一定の
利用条件下でコンテンツの利用を可能にするライセンス
情報を、管理装置から通信ネットワーク及び中継装置を
介して配信するライセンス管理システムであって、前記
管理装置は、前記端末装置からのコンテンツの利用要求
を前記中継装置を介して取得し、取得した利用要求を解
析する利用要求解析手段と、前記端末装置における利用
条件の処理能力を表す利用環境情報を前記中継装置から
取得し、取得した利用環境情報を解析する利用環境情報
解析手段と、前記利用要求及び前記利用環境情報の解析
結果に応じた利用条件を含むライセンス情報を生成する
ライセンス情報生成手段と、前記利用環境情報の解析結
果に基づいて中継装置におけるライセンス情報の取り扱
いを指示する指示情報を生成する指示情報生成手段と、
生成された指示情報を前記ライセンス情報に埋め込み、
前記中継装置に送信するライセンス情報送信手段とを備
え、前記中継装置は、前記指示情報が埋め込まれたライ
センス情報を受信するライセンス情報受信手段と、受信
したライセンス情報に埋め込まれた指示情報に従って、
そのライセンス情報に一定の処理を施すか又は何の処理
も施すことなく、そのライセンス情報を端末装置に転送
する転送手段とを備えることを特徴とする。
【0015】また、前記中継装置は、さらに前記端末装
置の利用環境情報を予め保持する利用環境情報保持手段
と、前記利用環境情報保持手段から読み出した前記端末
装置の利用環境情報を前記管理装置に通知する通知手段
とを備えてもよい。
【0016】また、前記利用環境情報保持手段は、さら
に、自装置の利用環境情報を予め保持し、前記通知手段
は、前記利用環境情報保持手段から読み出した自装置及
び前記端末装置の利用環境情報を前記管理装置に通知
し、前記利用環境情報解析手段は、前記中継装置及び前
記端末装置の利用環境情報を解析し、前記指示情報生成
手段は、前記中継装置及び前記端末装置の利用環境情報
を比較し、比較の結果、端末装置における利用条件の処
理能力の方が中継装置よりも高い場合に、中継装置がラ
イセンス情報をスルーするようにさせるための第1の指
示情報を生成し、前記転送手段は、ライセンス情報に埋
め込まれた第1の指示情報に従って、何の処理も施すこ
となく、そのライセンス情報を端末装置に転送してもよ
い。
【0017】なお、前記中継装置及び前記端末装置の利
用環境情報には、その装置のバージョンが含まれてお
り、前記指示情報生成手段は、前記中継装置及び前記端
末装置のバージョンを比較し、比較の結果、端末装置の
バージョンの方が中継装置よりも新しい場合に、前記第
1の指示情報を生成してもよいし、前記中継装置及び前
記端末装置の利用環境情報には、その装置において取り
扱われるコンテンツ利用の種類及びその種類おける利用
回数が含まれており、前記指示情報生成手段は、前記中
継装置及び前記端末装置のコンテンツ利用の種類及びそ
の種類おける利用回数を比較し、比較の結果、端末装置
のコンテンツ利用の種類を中継装置がサポートしていな
い場合、又は端末装置の利用回数の方が中継装置のサポ
ートしている利用回数よりも多い場合に、前記第1の指
示情報を生成してもよい。
【0018】また、前記ライセンス情報生成手段は、前
記端末装置の利用環境情報が不明の場合、同一内容で利
用形態の異なる複数の利用条件を束にしたライセンス情
報を生成し、前記指示情報生成手段は、前記端末装置の
利用環境情報が不明の場合、前記中継装置が前記複数の
利用条件の束から1つの利用条件を選択するようにさせ
るための第2の指示情報を生成し、前記転送手段は、ラ
イセンス情報に埋め込まれた第2の指示情報に従って、
前記複数の利用条件の束から1つの利用条件を選択し、
選択した利用条件を埋め込んだライセンス情報を端末装
置に転送してもよい。
【0019】また、前記端末装置は、自装置の利用環境
情報を予め保持する利用環境情報保持手段と、前記利用
環境情報保持手段から読み出した自装置の利用環境情報
を前記中継装置に通知する通知手段とを備え、前記中継
装置は、さらに前記端末装置から通知された利用環境情
報を保持する利用環境情報保持手段と、前記利用環境情
報保持手段から読み出した前記端末装置の利用環境情報
を前記管理装置に通知する通知手段とを備えてもよい。
【0020】なお、前記管理装置は、さらに前記ライセ
ンス情報の少なくとも一部を暗号化する暗号化手段を備
え、前記端末装置は、さらに前記ライセンス情報の暗号
化されている部分を復号化する復号化手段を備えてもよ
い。
【0021】具体的には、前記暗号化手段は、前記ライ
センス情報を電子透かしデータとしてコンテンツに埋め
込んでもよいし、前記中継装置は、さらに受信したライ
センス情報の暗号化されている部分を復号化する復号化
手段と、復号化されたライセンス情報の利用条件に利用
制限のないことを表すフリーの情報が含まれるか否かを
判断する判断手段と、前記判断手段がフリーの情報が含
まれると判断した場合に、利用条件の部分を再暗号化す
る暗号化手段と、前記暗号化手段が暗号化した利用条件
を含むライセンス情報を蓄積する蓄積手段とを備えても
よい。さらに、前記ライセンス情報は、バイナリデータ
であってもよいし、マークアップ言語で記述されたデー
タであってもよい。
【0022】なお、本発明は、ライセンス管理システム
として実現することができるだけでなく、上記ライセン
ス管理システムにおける管理装置、中継装置、端末装置
それぞれ単体として実現したり、それら装置が備える手
段をステップとする方法として実現したり、それら装置
が備える手段をコンピュータに機能させるプログラムと
して実現することもできる。そして、そのプログラムを
CD−ROM等の記録媒体やインターネット等の伝送媒
体を介して流通させることできるのはいうまでもない。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
ライセンス管理システムについて、図面を用いて詳細に
説明する。図1は、本実施の形態に係るライセンス管理
システム1の全体構成を示す図である。
【0024】このライセンス管理システム1は、音楽
や、静止画、映画、書籍などのような映像、音声、デー
タのいずれかを含むデジタル化されたコンテンツを購入
したユーザに対して付与されるコンテンツ毎の利用権利
(ライセンス)をセンタ側が主体となって動的に管理
し、コンテンツを利用するための利用条件を含むライセ
ンス情報(以下、ライセンスチケット(「LT」とも記
す。))をユーザの要求に基づいて配信し、LTに含ま
れる利用条件の範囲内でコンテンツを利用できるように
することで、コンテンツの著作権を保護するシステムで
あり、センタに配設され、送受信部110、著作権情報
管理部120及び著作権情報変換部130からなる管理
装置10と、コンテンツを利用するユーザが使用するユ
ーザ端末20〜50と、管理装置10とユーザ端末20
及びユーザ端末30とを通信可能に接続し、利用要求及
び利用環境情報や、LTを伝送するネットワーク60と
から構成される。
【0025】なお、ライセンス情報(LT)には、コン
テンツの頒布権をもつユーザ(最も典型的なのは原著作
者、コンテンツホルダである)が頒布する際の利用制限
情報(利用条件)及びコンテンツを利用するために必要
な各種情報(暗号化されコンテンツを復号するためのコ
ンテンツ鍵等)が含まれる。
【0026】管理装置10は、BS/CSデジタル放送
局、インターネット放送局、著作権情報管理団体が管理
する装置等、装置著作権保護機能を有するワークステー
ション等のコンピュータ装置であり、ライセンス管理サ
ーバ等として機能する。具体的には、管理装置10は、
本システム1に加入したユーザや、そのユーザが所有す
る端末を管理したり、ユーザ端末などからコンテンツの
購入を受け付けたり、ユーザ端末等からのコンテンツの
利用要求や、ユーザ端末の利用条件の処理能力を表す利
用環境情報を受け付けたり、ユーザ端末からのコンテン
ツ購入要求に応じて課金し、暗号化されたコンテンツを
ユーザ端末に配信したり、利用要求に応じて暗号化され
たコンテンツをユーザ端末で利用するためのLTを配信
したりする。このLTは、暗号化されたコンテンツを復
号化するためのコンテンツ鍵等と、コンテンツについて
ユーザに付与された利用権利(ライセンス)の中からそ
の一部を切り出した切り出し利用条件と、LTの中継処
理を制御するための指示情報(ノーマルモード:N、ス
ルーモード:T、バルクモード:B)を含む。
【0027】ユーザ端末20,30,40,45,50
は、コンテンツ購入要求を送信してコンテンツの配信を
受けたり、コンテンツの利用に当たって利用要求や利用
環境情報を送信してLTを受け取り、LTの切り出し利
用条件の範囲でコンテンツを再生したりする著作権保護
機能を有するコンピュータ装置であり、管理装置10に
対するクライアントとして機能する。
【0028】具体的には、ユーザ端末20は受信機内蔵
のデジタルテレビ等であり、ユーザ端末30は自端末に
ユーザ端末40やユーザ端末50を接続することがで
き、これらの端末の利用要求やLTを中継したりするこ
とができる受信機、すなわちセット・トップ・ボックス
(STB)や、家庭用パーソナルコンピュータ等であ
り、ユーザ端末40はSDメモリカードのような蓄積メ
ディアや、D−VHS録画再生機であり、ユーザ端末4
5はユーザ端末40を接続し、ユーザ端末40に格納さ
れた利用条件の範囲でコンテンツを利用することができ
るSDプレーヤであり、ユーザ端末50はプリンタであ
る。なお、各ユーザ端末の区別の明確化等のため、以下
ユーザ端末20をデジタルテレビ20と、ユーザ端末3
0を中継装置30と、ユーザ端末40をSDカード40
と、ユーザ端末45をSDプレーヤ45と、ユーザ端末
50をプリンタ50とも記す。
【0029】ネットワーク60は、インターネット、C
ATV等の有線によるブロードバンドの通信媒体や、デ
ジタル放送等の無線による通信媒体である。
【0030】デジタルテレビ20のユーザが、このデジ
タルテレビ20で所定のコンテンツをトータルで5回再
生(Playback)したい場合、デジタルテレビ2
0の操作キー(不図示)を操作して、コンテンツを5回
再生するための権利を管理装置10から購入する。管理
装置10は、ユーザが購入したコンテンツについて、著
作権情報管理部120の著作権関連情報DB124にお
いて5回再生分のPlayback権を管理する。この
ユーザがデジタルテレビ20においてコンテンツを1回
再生(Playback)する場合、デジタルテレビ2
0の操作キー(不図示)を操作して1回再生(Play
back)を入力すると、デジタルテレビ20は、1回
再生(Playback)の利用要求(図中の参照)
と、このデジタルテレビ20の利用環境情報αとをネッ
トワーク60を介して管理装置10に送信する。
【0031】管理装置10の送受信部110が1回再生
する利用要求と利用環境情報αを受信すると、管理装置
10の著作権情報管理部120は、送受信部110を介
して受信した利用環境情報がデジタルテレビ20のもの
αだけであるか判断する。判断の結果、デジタルテレビ
20のものだけである場合、著作権情報管理部120
は、デジタルテレビ20からの利用要求に対して送信す
るLTに埋め込む指示情報(以下、「制御モード」とも
記す。)をノーマルモードと決定する。そして、著作権
情報管理部120は、利用要求に基づいて、購入した5
回の内の1回再生するためのPlayback権を切り
出して、ノーマルモードの指示情報(図中に示すN)を
埋め込んだLTを生成し、生成したLTを送受信部11
0及びネットワーク60を介してデジタルテレビ20に
送信する。ここで、著作権情報管理部120は、5回の
再生権利を全てデジタルテレビ20に配信するわけでは
なく、1回分を切り出した残り、4回分のPlayba
ck権を管理する。2回目以降の利用要求の際にも同様
の処理が行われる。デジタルテレビ20は、受信したL
Tに含まれる利用条件等を解釈し、利用条件等に基づい
てコンテンツを利用(Playback)することがで
きる。
【0032】SDプレーヤ45(SDカード40)のユ
ーザが、購入したコンテンツを3回再生する場合、例え
ばSDカード40を中継装置30に接続し、中継装置3
0の操作キー(不図示)を操作して3回再生(Play
back)を入力すると、中継装置30は、3回再生
(Playback)の利用要求(図中の参照)と、
このSDカード40の利用環境情報βと、中継装置30
の利用環境情報γとをネットワーク60を介して管理装
置10に送信する。
【0033】管理装置10の送受信部110が3回再生
する利用要求と利用環境情報β,γを受信すると、管理
装置10の著作権情報管理部120は、SDカード40
の利用環境情報βと中継装置30の利用環境情報γとを
比較し、SDカード40の方がインテリジェントである
場合、すなわち、SDカード40の方が中継装置30よ
りもLTの処理能力が高い場合、著作権情報管理部12
0は、SDカード40の利用要求に対して送信するLT
に埋め込む指示情報をスルーモードと決定する。そし
て、著作権情報管理部120は、3回分のPlayba
ck権を全部、一度にSDメモリカードに配信するため
に、管理装置10内の著作権情報変換部130で、権利
情報(利用条件)をSDカード40が利用可能な1つの
フォーマットに変換して、スルーモードの指示情報(図
中に示すT)を埋め込んだLTを生成し、生成したLT
を送受信部110及びネットワーク60を介して中継装
置30に送信する。中継装置30は、LTを受信すると
LTの指示情報を解析し、スルーモードのLTであるこ
とがわかると、利用条件等を解釈することなくLTをそ
のままSDカード40にスルーさせる。この結果、SD
プレーヤ45は、SDカード40が受信したLTに含ま
れる利用条件等に基づいてコンテンツを3回利用(Pl
ayback)することができる。
【0034】プリンタ50のユーザが、購入したコンテ
ンツを100枚印刷(Print)する場合、プリンタ
50の操作キー(不図示)を操作して100枚印刷を入
力すると、中継装置30は、100枚印刷の利用要求
(図中の参照)と、このプリンタ50の利用環境情報
δと、中継装置30の利用環境情報γとをネットワーク
60を介して管理装置10に送信する。
【0035】管理装置10の送受信部110が100枚
印刷する利用要求と利用環境情報δ,γを受信すると、
管理装置10の著作権情報管理部120は、プリンタ5
0の利用環境情報δが不明であるか否か判断し、プリン
タ50の利用環境情報δが不明である場合、著作権情報
管理部120は、プリンタ50の利用要求に対して送信
するLTに埋め込む指示情報をバルクモードと決定す
る。そして、著作権情報管理部120は、100枚印刷
と同一内容で利用形態の異なる複数の利用条件のバルク
の束を全部、一度にプリンタ50に配信するために、管
理装置10内の著作権情報変換部130で、権利情報
(利用条件)をSDカード40が利用可能な複数のフォ
ーマットに変換して、バルクモードの指示情報(図中に
示すB)を埋め込んだLTを生成し、生成したLTを送
受信部110及びネットワーク60を介して中継装置3
0に送信する。なお、バルクの束中には、「100枚印
刷が1個」、「1枚印刷が100個」等が含まれる。
【0036】中継装置30は、LTを受信するとLTの
指示情報を解析し、バルクモードのLTであることがわ
かると、バルクの束から中継装置30が解釈可能な1つ
の利用条件(例えば、「1枚印刷が100個」)を選択
し、選択した利用条件を含むLTをプリンタ50に送信
する。この結果、プリンタ50は、受信したLTに含ま
れる利用条件等に基づいてコンテンツを100枚印刷
(Print)することができる。なお、SDカード4
0の利用環境情報が不明の場合には、このプリンタ50
の場合と同様に、管理装置10はバルクモードのLTを
生成し、中継装置30は、束の中か利用条件を1つ選択
し、選択した利用条件を含むLTをSDカード40に送
信する。また、プリンタ50の利用環境情報が明瞭で、
プリンタ50の方がインテリジェントである場合には、
上記のSDカード40の場合と同様な処理が行われる。
【0037】ここで、プリンタが100枚印刷の利用要
求をした場合において、低機能の中継装置に合わせる方
式と、本願発明の場合の方式とを比較して説明する。な
お、図2(a)はこのシステムを構成する装置の各能力
をそれぞれ示す図であり、図2(b)は低機能の中継装
置に合わせる方式を表した図であり、図2(c)は本願
発明の場合のスルーモード方式を表した図である。
【0038】プリンタが100枚印刷の利用要求をした
場合、利用権利を複数分切り出し処理(印刷権N回分、
等)することができる管理装置は、100枚印刷の利用
条件を含むLTを通常通りに生成する。LTの利用条件
を最小単位で処理(印刷権1回分、等)する処理能力が
低い端末装置は、LTの利用条件を解釈し、100枚印
刷を例えば、自己の能力である1枚印刷に合わせ、1枚
印刷ずつの100個に分割し、1枚印刷の利用条件を含
む100個のLTを順次プリンタに送信する(図2
(b))。この場合には、中継装置及びプリンタの処理
負荷や通信遅延が問題となる。
【0039】これに対して、本願発明の方式によれば、
管理装置は、100枚印刷の利用条件を含むLTを生成
するが、スルーモードの指示情報を埋め込んで転送す
る。LTの利用条件を最小単位で処理(印刷権1回分、
等)する処理能力が低い端末装置は、LTの指示情報
(スルーモード)をみて、100枚印刷の利用条件を何
ら解釈することなく、そのLTをそのままスルーさせる
(図2(c))。このため、中継装置がコンテンツ利用
端末よりも低機能である場合であっても、中継装置及び
プリンタの処理負荷や通信遅延の問題を解消することが
できる。
【0040】次いで、SDカードへの3回コピーの利用
要求をした場合において、低機能の中継装置に合わせる
方式と、本願発明の場合の方式とを比較して説明する。
なお、図3(a)はこのシステムを構成する装置の各能
力をそれぞれ示す図であり、図3(b)は低機能の中継
装置に合わせる方式を表した図であり、図3(c)は本
願発明の場合のバルクモード方式を表した図である。
【0041】SDカードへの3回コピーの利用要求をし
た場合、利用権利を複数分切り出し処理(コピー権N回
分、等)することができる管理装置は、3回コピーの利
用条件を含むLTを通常通りに生成する。LTの利用条
件を最小単位で処理(1回かつOneGenerati
onのコピー権等)する処理能力が低い端末装置は、L
Tの利用条件を解釈し、3回コピーを例えば、自己の能
力(1回かつOneGenerationのコピー権)
に合わせて、1回かつOneGenerationのコ
ピー権を表す利用条件に変更し、変更したコピー権、1
回かつOneGenerationの利用条件を含むL
Tを1個SDカードに送信する(図3(b))。この場
合には、3回コピーの利用条件が取得できるはずである
のに、1回のコピーしかできなくなるという問題が生じ
る。
【0042】これに対して、本願発明の方式によれば、
管理装置は、SDカードの利用環境情報が不明の場合、
3回コピーと同一内容で利用形態の異なる複数の利用条
件のバルクの束(「3回コピーが1個」、「1回コピー
が3個」等)と、指示情報(バルクモード)とを含んだ
LTを生成し、中継装置に送信する。LTの利用条件を
最小単位で処理(コピー権1回分、等)する処理能力が
低い端末装置は、LTの指示情報(バルクモード)をみ
て、束の中から利用条件を1つ選択し、選択した利用条
件(例えば「1回コピーが3個」)を含むLTをSDカ
ードに転送する(図3(c))。
【0043】このため、中継装置がコンテンツ利用端末
よりも低機能である場合であっても、端末装置の著作権
管理方式が不明の場合には管理装置は同一内容で利用形
態の異なる複数の利用条件であるバルクの束と指示情報
(バルクモード)とを含めたLTを生成する。この結
果、中継装置30がバルクの束の中からどれを選んで
も、実質的に3回コピーの利用条件を利用することがで
きる。従って、端末装置がもつ著作権管理機能を最大に
発揮でき、1回のコピーしかできなくなるという問題を
解消することができる。
【0044】次いで、ライセンス管理システム1を構成
する各装置の機能構成を説明する。図4は図1に示され
る各装置の具体的な機能構成を示すブロック図であり、
図5は図1に示されるSDカード40、プリンタ50及
び中継装置30の詳細な機能構成を示すブロック図であ
り、図6は図1に示される管理装置10の詳細な機能構
成を示すブロック図である。
【0045】ライセンス管理システム1は、管理装置1
0、デジタルテレビ20、中継装置30、SDカード4
0、SDプレーヤ45、プリンタ50等から構成され
る。中継装置30は、SDカード40や、プリンタ50
を接続し、SDカード40や、プリンタ50からのコン
テンツの利用を要求するメッセージやこの利用要求に対
するLTを中継可能な装置であり、放送及び通信による
ネットワーク60を介して利用要求、利用環境情報、L
Tを配信する。
【0046】なお、コンテンツとこのコンテンツについ
ての利用要求や、LTとは、コンテンツIDと呼ばれる
コンテンツを特定するためのユニークな識別子で対応付
けられるが、コンテンツと利用要求や、LTとは、独立
に管理可能である。また、管理装置10は、放送のネッ
トワーク60でLTを送信する場合には、利用要求がな
くともLTを予め送信したりする。また、ライセンス管
理システム1では、管理装置10がコンテンツを管理し
たり、管理装置10の近隣地や、遠隔地に配設されたコ
ンテンツ管理装置で管理し、このコンテンツ管理装置か
らコンテンツの購入を受け付けたり、コンテンツを配信
してもよい。また、駅の売店などに配設される端末装置
でコンテンツの購入を受け付けて、コンテンツを記録し
た記録媒体を配布するようにしてもよく、コンテンツを
記録した記録媒体を雑誌の付録として配布し、気に入っ
たコンテンツの購入をコンテンツ管理装置で受け付ける
ようにしてもよい。なお、コンテンツそのものの配信に
ついては、本発明の主眼ではないので、コンテンツの配
信元及びコンテンツ配信方法については、説明を省略す
る。
【0047】デジタルテレビ20は、ユーザ・インタフ
ェース部210と、利用環境情報管理部230と、送受
信部240と、著作権情報処理部220を含む。ユーザ
・インタフェース部210は、映像・音声及びデータ等
のコンテンツを利用するために、ユーザによる操作を受
け付けたり、各種情報を表示したりするGUI(Gra
phical User Interface)であ
る。
【0048】著作権情報処理部220は、コンテンツを
利用するための利用要求を受け付けたり、LT(著作権
関連情報とも記す。)を保持したり、LTの利用条件に
基づいた利用制御処理を行うための処理部である。
【0049】利用環境情報管理部230は、自端末(デ
ジタルテレビ20)の利用環境情報を管理するための処
理部である。そして利用環境情報管理部230は、著作
権情報処理部520から利用要求があると、この利用要
求と共に、あるいは別個に利用環境情報を送受信部24
0に転送する。このデジタルテレビ20の利用環境情報
は、具体的には、図7に示されるように、デジタルテレ
ビ20におけるコンテンツ利用者に付与されたユニーク
な識別子、コンテンツ利用者ID「0×1」と、このデ
ジタルテレビ20に付与されたユニークな識別子、端末
ID「0×20」と、デジタルテレビ20の著作権保護
機能種別(デジタルテレビ20のバージョンと、コンテ
ンツの利用の種類、例えば再生及び移動と、この種類の
回数(例えば、1回毎)と、利用履歴などを格納できる
ように予約されている領域、予約とが含まれる。
【0050】送受信部240は、利用環境情報や利用要
求のメッセージを管理装置10に送信したり、管理装置
10から送信されたLTを受信する通信インタフェース
である。なお、デジタルテレビ20は、実際にはこれ以
外にも機器認証及び個人認証を行うための認証機能、各
機能処理を安全に行うための耐タンパ機能、電源管理機
能を実現するための種々の構成要素を必要とするが、本
発明の主眼ではないのでこれらの構成要素の図示及び説
明を省略する。
【0051】SDカード40は、著作権情報処理部41
0と、送受信部420とを含む。著作権情報処理部41
0は、LTに基づいた利用制御処理を行うためのもので
あり、著作権要求処理部411と、著作権判定部412
とからなる。SDプレーヤ45のユーザ・インタフェー
ス部451からの利用要求を受け付けて、この利用要求
を著作権判定部412に送信する。
【0052】著作権判定部412は、送受信部420を
介して受信したLTを一時的に蓄積する蓄積部4121
を有し、著作権要求処理部411から利用要求がある
と、要求に対応するLTが蓄積部4121にあるか否か
判定し、判定結果をユーザ・インタフェース部451に
表示させたり、送受信部420からLTを受信すると、
そのLTを蓄積部4121に蓄積し、コンテンツを利用
できる旨をユーザ・インタフェース部451に送り、そ
の旨を表示させる。
【0053】送受信部420は、中継装置30から配信
されてきたLTを受信したりするための通信インタフェ
ースである。なお、SDカード40は、実際にはこれ以
外にも各機能処理を安全に行うための耐タンパ機能、S
Dプレーヤ45とのインタフェース機能など、種々の構
成要素を必要とするが、本発明の主眼ではないのでこれ
らの構成要素の図示及び説明を省略する。
【0054】SDプレーヤ45は、ユーザ・インタフェ
ース部451を含む。ユーザ・インタフェース部451
は、映像・音声及びデータ等のコンテンツを利用する際
に、ユーザによる操作を受け付けたり、メッセージ等を
表示したりするGUIである。
【0055】なお、SDプレーヤ45は、実際にはこれ
以外にもコンテンツを利用するための再生機能、SDカ
ード40とのインタフェース機能など、種々の構成要素
を必要とするが、本発明の主眼ではないのでこれらの構
成要素の図示及び説明を省略する。
【0056】プリンタ50は、ユーザ・インタフェース
部510と、著作権情報処理部520と、送受信部53
0とを含む。ユーザ・インタフェース部510は、映像
・音声及びデータ等のコンテンツを利用する際に、ユー
ザによる操作を受け付けたり、メッセージ等を表示した
りするGUIである。
【0057】著作権情報処理部520は、LTに基づい
た利用制御処理を行うためのものであり、著作権要求処
理部521、著作権判定部522からなる。著作権要求
処理部521は、利用要求の対象となるコンテンツとそ
のコンテンツのLTとを対応させるユニークなコンテン
ツIDを特定したり、著作権要求処理部521の蓄積部
5211に利用要求に対応するLTが蓄積されているか
著作権要求処理部521に問い合わせしたり、問い合わ
せの結果、蓄積部5211に対応するLTが蓄積されて
いない場合には利用要求を送受信部530に送信したり
する。
【0058】著作権判定部522は、送受信部530か
ら配信されてきたLTを一時的に蓄積する蓄積部521
1を有し、そのLTを解析したり、LTを基にユーザ・
インタフェース部510を経由して、コンテンツ利用者
に利用の許諾が得られたことを通知したりする。送受信
部530は、中継装置30に対して利用要求を送信した
り、中継装置30から配信されてきたLTを受信したり
する通信インタフェースである。
【0059】なお、プリンタ50は、実際にはこれ以外
にも機器認証及び個人認証を行うための認証機能、各機
能処理を安全に行うための耐タンパ機能、電源管理機能
を実現するための種々の構成要素を必要とするが、本発
明の主眼ではないのでこれらの構成要素の図示及び説明
を省略する。
【0060】中継装置30は、ユーザ・インタフェース
部310と、装置インタフェース処理部320と、著作
権情報処理部330と、利用環境情報管理部340と、
送受信部350等とから構成される。ユーザ・インタフ
ェース部310は、ユーザによるコンテンツ利用要求の
操作を受け付けたりするGUIである。
【0061】装置インタフェース処理部320は、SD
カード40や、プリンタ50を接続したり、プリンタ5
0からの利用要求を受け付けたり、SDカード40やプ
リンタ50にLTを送信したりするインタフェースであ
り、要求受付部321と、中継装置30よりも高機能な
端末装置を接続するための高機能型装置接続部322
と、中継装置30と同等あるいは低機能な端末装置を接
続するための低機能型装置接続部323とからなる。
【0062】要求受付部321は、端末装置(プリンタ
50)や、ユーザ・インタフェース部310からの利用
要求を受け付ける。高機能型装置接続部322は、スル
ーモードのLTを端末装置(例えば、SDカード40)
に配信する。低機能型装置接続部323は、ノーマルモ
ードのLTや、バルクモードのLT等を端末装置(例え
ば、プリンタ50)に配信する。
【0063】著作権情報処理部330は、装置インタフ
ェース処理部320を介する利用要求を受け付けたり、
管理装置10から配信されてきたLTをその制御モード
に基づいた処理を行った後に、装置インタフェース処理
部320を介して配信先装置に配信させるためのもので
あって、著作権要求処理部331と、著作権蓄積処理部
332と、著作権処理モード判定部333と、復号部3
34と、著作権情報変換部335等とからなる。
【0064】著作権要求処理部331は、要求受付部3
21で受け付けた利用要求の内容を解析したり、解析の
結果、利用要求が正常に解析可能である場合、利用要求
に対応するLTが管理装置10から既にもらっているか
否か確認するために、解析した利用要求を著作権蓄積処
理部332に転送したりする。また、利用要求に異常が
ある場合、著作権要求処理部331は、利用要求を廃棄
し、要求元に利用要求を拒否した旨を通知する。
【0065】著作権蓄積処理部332は、送受信部35
0から配信されてきたLTの内、未購入(コンテンツが
未配信で、未購入のLTのみ先に配信)のものや、買い
取り(コンテンツもLTも配信済みで、自由に使えるF
ree)のものを蓄積する蓄積部3321を有し、著作
権要求処理部331から転送されてきた利用要求に対応
するLTが蓄積部3321にない場合、利用要求を利用
環境情報管理部340に送信する。また、著作権蓄積処
理部332は、利用要求に対応するLTが蓄積部332
1に蓄積されている場合は、送受信部350から配信さ
れてきたLTを著作権処理モード判定部333に転送し
たりする。
【0066】なお、蓄積部3321に未購入のLTを蓄
積するのは、ネットワークとして一方向通信の放送を利
用しており、放送ではコンテンツそのものよりも早い時
点でLTを受信する場合があることを考慮したものであ
る。ネットワークとして双方向の通信を利用する場合
は、通常、コンテンツ購入後にLTを配信するため、こ
こでの処理は、購入済みコンテンツに対応するLTのみ
を受信する場合である。よって、通常の場合には、LT
を蓄積部3321に蓄積せず、Freeの条件が含まれ
るLTの復号及び再暗号処理の後で蓄積する。
【0067】著作権処理モード判定部333は、LT内
のパラメータである制御モードを参照し、スルーモード
である場合、Black Box部823(図16)内
の権利情報に暗号化が施されている場合であっても、こ
のLTを高機能型装置接続部322にそのまま配信す
る。また、LT内のパラメータである制御モードがノー
マルモードである場合や、バルクモードである場合、著
作権処理モード判定部333は、このLTを復号部33
4に送信する。復号部334は、暗号化されたノーマル
モードやバルクモードのLTを復号化し、復号化したL
Tを著作権情報変換部335に送信する。
【0068】著作権情報変換部335は、制御モードが
ノーマルモードである場合、このノーマルモードのLT
を低機能型装置接続部323を経由してSDカード40
又はプリンタ50に配信する。また、著作権情報変換部
335は、制御モードがバルクモードである場合、複数
の利用条件(Bulk部824(図17))の中から、
プリンタ50において解釈可能なフォーマットの利用条
件(権利情報)を1つ選択し、選択した利用条件を1つ
だけを含むLTを低機能型装置接続部323を介してプ
リンタ50に配信する。なお、著作権情報変換部335
は、復号後のLTにFreeの条件が含まれる場合は、
著作権蓄積処理部332において権利を再利用するため
に、Freeの条件のみ再暗号化の上、蓄積部3321
に蓄積させる。その他の場合は、中継装置30上から廃
棄する。
【0069】利用環境情報管理部340は、中継装置3
0自身や、この中継装置30に接続される端末装置(S
Dカード40、プリンタ50)の利用環境情報を管理す
るための処理部である。そして利用環境情報管理部34
0は、著作権蓄積処理部332から利用要求があると、
この利用要求と共に、あるいは別個に利用環境情報を送
受信部350に転送する。
【0070】なお、利用環境情報管理部340で管理さ
れる利用環境情報は、具体的には、図8に示されるよう
に、中継装置30自身については、コンテンツ利用者に
付与されたユニークな識別子、コンテンツ利用者ID
(中継装置30でコンテンツを利用する場合は「0×
2」、中継の場合はヌル「−」)と、この中継装置30
に付与されたユニークな識別子、端末ID「0×30」
と、中継装置30の著作権保護機能種別(中継装置30
のバージョンと、コンテンツの利用の種類、例えば再生
及び移動と、この種類の回数(例えば、1回毎)と、利
用履歴などを格納できるように予約されている領域、予
約とが含まれる。また、SDカード40については、コ
ンテンツID「0×3」、端末ID「0×40」、著作
権保護種別(バージョン、利用の種類(再生、移動)、
回数(複数回可))、予約が含まれる。また、プリンタ
50については、コンテンツID「0×4」、端末ID
「0×50」、著作権保護種別(バージョン、利用の種
類(印刷)、回数(複数回可))、予約が含まれる。な
お、SDカード40や、プリンタ50の著作権保護機能
種別を取得できなかったり、理解できないような場合に
は不明としておく。また、SDカード40や、プリンタ
50の著作権情報種別は、これらの接続時に中継装置3
0からの問い合わせ等により予め取得して保持される。
また、SDカード40や、プリンタ50が、自己の利用
環境情報を管理する利用環境情報管理部と、この利用環
境情報を送信する送信部とを備えている場合には、利用
環境情報管理部340は、SDカード40やプリンタ5
0から送信されてきた利用環境情報を保持すればよい。
【0071】送受信部350は、利用環境情報や、利用
要求、これら両者を組み合せたメッセージをネットワー
ク60を介して管理装置10に通知したり、ネットワー
ク60を介して管理装置10から配信されてきたコンテ
ンツのLTを受信したりする通信インタフェースであ
る。
【0072】なお、中継装置30は、実際にはこれ以外
にも機器認証及び個人認証を行うための認証機能、各機
能処理を安全に行うための耐タンパ機能、電源管理機能
を実現するための種々の構成要素を必要とするが、本発
明の主眼ではないのでこれらの構成要素の図示及び説明
を省略する。
【0073】管理装置10は、送受信部110と、著作
権情報管理部120と、著作権情報変換部130を含
む。著作権情報管理部120は、利用要求解析部121
と、利用環境情報解析部122と、著作権情報生成部1
23と、著作権関連情報DB124と、暗号化部125
等とから構成される。なお、著作権情報変換部130に
ついては上述したので、その説明を省略する。
【0074】送受信部110は、デジタルテレビ20
と、SDカード40や、プリンタ50を接続した中継装
置30とから、利用要求や利用環境情報のメッセージを
受信したり、利用環境情報に基づいて利用要求に応じた
未変換又は変換済の著作権関連情報(LT)をデジタル
テレビ20又は中継装置30に配信する通信インタフェ
ースである。
【0075】著作権情報管理部120は、映像・音声及
びデータ等のコンテンツの利用条件や、暗号/復号用鍵
等の著作権関連情報を管理するものであり、著作権関連
情報DB124と、利用要求解析部121と、利用環境
情報解析部122と、著作権情報生成部123と、暗号
化部125等とからなる。
【0076】著作権関連情報DB124は、端末ID、
ユーザID、コンテンツID、コンテンツ鍵、プレビュ
ー鍵、この管理装置10で管理する各ユーザの利用条件
等を対応付けて管理する。利用要求解析部121は、デ
ジタルテレビ20や、中継装置30から受け取ったメッ
セージ(電文)が利用環境情報であるか、利用要求であ
るか、これらの両方を含むものであるかの解析を行う。
【0077】図9は、上記メッセージ(利用環境情報
や、利用要求)のフォーマット構成を示す図である。こ
のメッセージ(利用環境情報通知)70は、利用要求
や、端末IDにより示されるデジタルテレビ20、中継
装置30、SDカード40、プリンタ50の種別、著作
権保護機能種別により示される著作権関連情報処理機能
(バージョン、利用の種別、種別毎の回数(1回、複数
回))等の利用環境情報を通知するためのものであり、
暗号の対象とならないヘッダ71と、暗号の対象となる
ペイロード72及びトレイラ73とから構成される。
【0078】ヘッダ71には、バージョン711と、長
さ712と、電文ID713と、暗号タイプ714等と
の各パラメータが含められる。バージョン711のパラ
メータは、利用要求及び利用環境情報通知の将来拡張・
改良対応用のものであり、「0」〜「255」等、最新
のものほど大きな数値で表される。長さ712のパラメ
ータは、可変長の暗号部(ペイロード72及びトレイラ
73)の全長を表すものであり、暗号/復号対象サイズ
の把握用に設けられている。
【0079】電文ID713のパラメータは、この利用
環境情報70に利用環境情報の通知だけが格納されてい
るのか、利用環境情報の通知と利用要求との両情報が格
納されているのかを表すものである。利用環境情報の通
知だけが格納されている場合には「0×0010」の数
値が、両情報が格納されている場合には「0×003
0」の数値が格納される。
【0080】暗号タイプ714のパラメータは、暗号部
(ペイロード72及びトレイラ73)が暗号化されてい
るか否か及び暗号化されている場合にその暗号の種類を
表すものである。非暗号の場合には「0」の数値が、暗
号化された場合にはその暗号の種類に応じた数値「1」
〜「255」が格納される。ペイロード72には、利用
環境情報数721と、利用環境情報長722と、利用環
境情報723と、コンテンツID724と、利用要求7
25等との各パラメータが含められる。
【0081】利用環境情報数721のパラメータは、利
用環境情報長722と利用環境情報723との組み合せ
の数を「0」〜「65535」の数値で表したものであ
る。なお、電文ID713に利用環境情報と利用要求の
両方の情報が格納されていることを表す「0×003
0」を格納し、利用環境情報数721に「0」を格納す
ると、このメッセージが利用要求だけであることを表
す。従って、この電文で、利用環境情報だけ、利用要求
だけ、利用環境情報と利用要求との両方との3パターン
でメッセージを伝送することができる。
【0082】利用環境情報長722は、利用環境情報7
23の長さをバイト単位で表したものである。利用環境
情報723のパラメータには、上述したコンテンツ利用
者ID7231、端末ID7232、著作権保護機能種
別7233、予約7234等の各パラメータが含められ
る。
【0083】なお、SDカード40での利用要求を通知
する場合における利用環境情報は、図10(a)に示さ
れるように、SDカード40が先に、中継装置30がそ
の後に格納される。また、プリンタ50から利用要求通
知をする場合における利用環境情報は、図10(b)に
示されるように、プリンタ50が先に、中継装置30が
その後に格納される。これにより、中継装置が複数存在
している場合であっても、要求もと端末装置及びこの要
求元からの中継装置の接続順を明確に理解することがで
きる。
【0084】利用環境情報長722のパラメータは、利
用環境情報723の長さを(バイト単位)で表したもの
である。コンテンツID724は、利用要求の対象とな
るコンテンツを特定するためのユニークな識別子を表
す。
【0085】利用要求725は、Playback/M
ove/Copy/Print/Modifiy/…等
の利用の種類(アクションの種類)を表すディスクリプ
タ番号(上位1バイト)と、そのアクション毎の権利許
諾(利用しない:Never=0/1回利用:Once
=1/利用し放題:Free=2)(下位1バイト)と
の計2バイトを必要数連結して構成される。
【0086】トレイラ73には、改竄検出731のパラ
メータが含まれ、この改竄検出731にはヘッダ71と
ペイロード72を対象範囲とするSHA−1等による暗
号処理により得られたハッシュ値が格納される。
【0087】利用環境情報解析部122は、デジタルテ
レビ20や、端末装置(SDカード40又はプリンタ5
0)及び中継装置30の利用環境情報を解析したり、各
機器の利用環境情報を比較したりし、LTに埋め込む指
示情報(制御モード)を決定する。より詳しくは、SD
カード40又はプリンタ50の著作権情報処理機能の方
が、中継装置30の著作権情報処理機能よりインテリジ
ェントである場合、具体的には、SDカード40又はプ
リンタ50のバージョンの方が中継装置30よりも新し
い(数値が大きい)場合や、SDカード40又はプリン
タ50のサポートしている利用回数が中継装置30より
も多い場合のように、中継装置30に接続される端末装
置の方が機能的に高度な処理を行うことが可能な場合、
制御モードとしてスルーモードを指定する。利用環境情
報が不明の場合は、具体的には、中継装置30に接続さ
れる端末装置の利用環境情報(バージョン、利用の種
類、種類毎の回数)を管理装置10が得ることができな
い場合、制御モードとしてバルクモードを指定する。そ
の他の場合、すなわち中継装置30とその端末装置とが
同等か、中継装置30の方がインテリジェントである場
合は、通常時とみなし、制御モードとしてノーマルモー
ドを指定する。そして、利用環境情報解析部122は、
著作権情報生成部123に決定した制御モードを指示
し、指示に従うLTの生成を要求する。
【0088】著作権情報生成部123は、利用環境情報
解析部122の指示に従い、著作権情報変換部130と
協働して、制御モード(ノーマルモード、スルーモー
ド、バルクモード)に応じたフォーマットでLTを生成
する。暗号化部125は、不正防止のため、著作権情報
生成部123において生成されたLTを暗号化する。な
お、スルーモード時には、端末装置の著作権保護機能で
規定された独自の暗号化方式で暗号化する。
【0089】なお、管理装置10は、実際にはこれ以外
にも機器認証及び個人認証を行うための認証機能、各機
能処理を安全に行うための耐タンパ機能、LTの購入に
伴う課金管理機能、原著作者や、コンテンツホルダによ
る利用条件の登録及び変更処理機能、電源管理機能を実
現するための種々の構成要素を必要とするが、本発明の
主眼ではないのでこれらの構成要素の図示及び説明を省
略する。
【0090】図11は、管理装置10から配信されるノ
ーマルモード時におけるLTのフォーマット構成を示す
図である。このLT80は、暗号の対象とならないヘッ
ダ81と、暗号の対象となるペイロード82及びトレイ
ラ83とから構成される。ヘッダ81には、バージョン
811、長さ812、制御モード813、暗号タイプ8
14、有効期間815、コンテンツID816などが含
まれる。
【0091】バージョン811のパラメータは、LTの
将来拡張・改良対応用できるように、メジャー(フォー
マット変更)を示す部分(上位1バイト)と、マイナー
(ディスクリプタ追加)を示す部分(下位1バイト)と
から構成される。長さ812のパラメータは、暗号や復
号の対象サイズを把握するために設けられており、LT
の暗号部(ペイロード82及びトレイラ83)の全長を
表す。
【0092】制御モード813は、複数の著作権管理機
構に対応できるように、端末装置におけるLTの取り扱
いを表すものであり、このノーマルモードでは「1」が
格納される。なお、スルーモードでは「0」が、バルク
モードでは「2」が格納される。また、この図に示され
るペイロード82は、ノーマルモード時(=1)のフォ
ーマットである。
【0093】暗号タイプ814のパラメータは、暗号種
類判別用のために設けられ、LTペイロードの暗号型
(非暗号=0、暗号=1〜255)等が格納される。有
効期間815のパラメータは、LTの蓄積期限管理用の
ものであり、LTの有効期間(相対期間、又は絶対期
間)を、2進化10進法(BCD:(Binary Coded Decima
l))と、準ユリウス日(MJD:Modified Julian Dat
e)との両方で、年月日時分秒単位で表したものであ
り、「購入時刻 + 相対期間」又は「絶対期間」経過
後、LTが廃棄される。なお、購入時刻は、LT以外か
らの情報から取得される。
【0094】コンテンツID816のパラメータは、利
用対象のコンテンツを特定するためのユニークな識別子
である。ペイロード82には、利用条件ID821と、
ディスクリプタ部822とが含まれる。利用条件ID8
21のパラメータは、利用条件を特定するためのユニー
クな識別子であり、暗号化時の乱数部の機能も兼ねてお
り、不法複製防止用にも利用できる。
【0095】ディスクリプタ部822のパラメータは、
コンテンツ暗号タイプを含むコンテンツ鍵ディスクリプ
タ8221と、プレビュー暗号タイプを含むプレビュー
鍵ディスクリプタ8222と、コンテンツの属性に応じ
た各種権利(アクション)を追加したり削除できる可変
長のディスクリプタであるアクションディスクリプタ8
223とから構成される。
【0096】図12は、図11に示されるコンテンツ鍵
ディスクリプタ8221のフォーマット構成を示す図で
ある。同図に示されるように、コンテンツ鍵ディスクリ
プタ8221は、ディスクリプタ番号82211と、デ
ィスクリプタ長82212と、コンテンツ暗号タイプ8
2213とコンテンツ鍵82214等のパラメータを含
む基本部から構成される。
【0097】ディスクリプタ番号82211のパラメー
タには、ディスクリプタの種類がコンテンツ鍵ディスク
リプタであることを示す「0」が格納される。ディスク
リプタ長82212のパラメータには、本ディスクリプ
タ8221の長さを示す値、「0」〜「65535」が
格納される。コンテンツ鍵の長さはこのディスクリプタ
長82212から算出される。
【0098】コンテンツ暗号タイプ82213のパラメ
ータには、コンテンツの暗号型等(0:非暗号、1〜2
55:暗号)が格納される。コンテンツ鍵82214の
パラメータには、暗号化されたコンテンツを復号化する
ための可変長の鍵が格納される。
【0099】図13は、図11に示されるプレビュー鍵
ディスクリプタ8222のフォーマット構成を示す図で
ある。同図に示されるように、プレビュー鍵ディスクリ
プタ8222は、ディスクリプタ番号82221と、デ
ィスクリプタ長82222と、プレビュー暗号タイプ8
2223と、プレビュー鍵82224等のパラメータを
含む基本部から構成される。
【0100】ディスクリプタ番号82221のパラメー
タには、ディスクリプタの種類がプレビュー鍵ディスク
リプタであることを示す「1」が格納される。ディスク
リプタ長82222には、本ディスクリプタ8222の
長さを示す値、「0」〜「65535」が格納される。
プレビュー鍵の長さはこのディスクリプタ長82222
から算出される。
【0101】プレビュー暗号タイプ82223のパラメ
ータには、プレビューコンテンツの暗号型等(0:非暗
号、1〜255:暗号)が格納される。プレビュー鍵8
2224のパラメータには、暗号化されたプレビューコ
ンテンツを復号化するための可変長の鍵が格納される。
【0102】図14は、図11に示されるアクションデ
ィスクリプタ8223のフォーマット構成を示す図であ
る。同図に示されるように、アクションディスクリプタ
8223は、ディスクリプタ番号822311、ディス
クリプタ長822312及び権利許諾822313を含
む必須の基本部82231と、所定の利用条件について
必要に応じて付加される最短利用時間822321、最
長利用時間822322及び品質制限822323を含
むオプション部82232とからなる。
【0103】ディスクリプタ番号822311のパラメ
ータには、アクションの種類に応じた数値が格納され
る。具体的には、Playback権ディスクリプタで
は「2」が、Move権ディスクリプタでは「3」が、
Copy権ディスクリプタでは「4」が、Print権
ディスクリプタでは「5」が、Modifiy権ディス
クリプタでは「6」が、それぞれ格納される。なお、7
〜255については他のアクションに対応できるように
予約されている。ディスクリプタ長822312のパラ
メータには、本ディスクリプタ8223の長さを示す
値、「0」〜「65535」が格納される。
【0104】権利許諾822313のパラメータには、
利用禁止(Never=0×0)、1回利用可(Onc
e=0×1)、指定した複数の回数の利用可(「0×2
(2回)」〜「0×FFFFFFFD(4294967
293回)」、回数の制限なし、すなわち好きなだけ自
由に利用可(Free=0×FFFFFFFE)、管理
装置10に問い合わせて、利用権の中から切り出された
最小限の回数、1回(Ask=0×FFFFFFFF)
のいずれかが格納される。
【0105】最短利用時間822321は、Playb
ack権の場合にのみ設定可能で、コンテンツの1回の
利用と判定される利用開始時からの時間をBCDとMJ
Dとの両方で指定される年月日時分秒を表す。例えば、
3分の音楽を視聴する場合に、最短利用時間に30秒が
指定されているとき、再生開始から30秒経過すると、
1回の利用とカウントされる。
【0106】最長利用時間822322は、Playb
ack権の場合にのみ設定可能で、コンテンツの利用開
始から連続して利用可能な時間をBCDとMJDとの両
方で指定される年月日時分秒を表す。例えば、1時間の
映画を視聴する場合に、トイレのために一時再生を中断
(ポーズ)するようなときでも、映画を最後までみるこ
とができるように、通常の視聴に必要な1時間よりも長
い値(例えば3時間)が設定され、再生開始から3時間
経過すると、コンテンツの再生が終了される。
【0107】品質制限822323のパラメータは、P
layback権や、Copy権、Print権の内の
いずれかの場合にのみ設定可能であり、この品質制限8
22323には、例えば、白黒(階調)、カラー(標
準、高精細)等のクオリティが指定される。
【0108】トレイラ83には、改竄検出831のパラ
メータが含まれ、この改竄検出831にはヘッダ81と
ペイロード82を対象範囲とするSHA−1等による暗
号処理により得られたハッシュ値が格納される。なお、
LTを構成する各パラメータの内容及びサイズは、例と
して示したものであり、記述した内容及びサイズに限定
するものではない。
【0109】ここで、図11に示される有効期間815
と、図14に示される最短利用時間と、最長利用時間と
の関係を、図15を用いて説明する。例えば、視聴した
いコンテンツを番組表などで知った場合、そのコンテン
ツを番組表の時間通りに配信を受け、ハードディスク等
の蓄積部に蓄積する。そして、コンテンツの視聴する権
利の購入手続きを行い、利用要求してLTの配信を受け
る。LTが配信されると、このLTの有効期限の時間計
時が開始される。そして、コンテンツの再生を開始する
と、最短利用時間及び最長利用時間の時間計時が開始さ
れる。そして、最短利用時間が経過すると、1回の利用
と判定される。この最短利用時間が経過しても、連続再
生(途中でのポーズも含む)している間には、最長利用
時間とLTの有効期限の満了とのいずれか早い方が経過
するまでは、継続してコンテンツを視聴することができ
る。そして、最短利用時間の経過後、最長利用時間とL
Tの有効期限の満了とのいずれか早い方が経過すると、
1回の利用条件が消滅され、他に利用条件が残っていな
ければ、LTが消滅される。このような精度の高い時間
管理は、ノーマルモードの他、スルーモード、バルクモ
ードの場合でも、利用することができる。
【0110】従って、蓄積メディアやプリンタで管理で
きる時間の精度の方が、中継装置よりも精度が高い場
合、中継装置の低機能に起因する時間情報の管理精度の
低下が防止されるという効果を得ることができる。
【0111】図16は、スルーモード時におけるLTの
フォーマット構成を示す図である。なお、ノーマルモー
ド時におけるLTのフォーマットと対応する部分に同じ
番号を付し、その説明を省略する。
【0112】このスルーモード時のLTにおいては、制
御モード813に指示情報(0=スルーモード)が埋め
込まれる他、ディスクリプタ部822に代えて、Bla
ckBox部823が格納される。このBlack B
ox部823には、著作権情報変換部130が端末装置
の利用環境情報に基づいて蓄積メディアや、プリンタ等
の端末装置に依存する著作権保護機構に合わせて設定し
たコンテンツの制御情報(Playback/Move
/Copy/Print/Modifiy/…)と利用
条件(N回分利用権)、利用可能開始時間、使用可能終
了時間などが格納される。また、著作権情報変換部13
0は、上記した最短利用時間、最長利用時間も設定する
ことができ、その他、その著作権保護機構に合わせた種
々のパラメータを自由に設定することができ、設定され
たこれらはBlack Box部823に格納される。
このBlack Box部823は、中継装置において
は、カプセル化されたBlack Box部分とみなさ
れ、何ら解釈されることがない。
【0113】図17は、バルクモード時におけるLTの
フォーマット構成を示す図である。なお、ノーマルモー
ド時におけるLTのフォーマットと対応する部分に同じ
番号を付し、その説明を省略する。
【0114】このバルクモード時のLTにおいては、制
御モード813に指示情報(2=バルクモード)が埋め
込まれる他、ディスクリプタ部822に代えて、Bul
k部824が格納される。このBulk部824には、
著作権情報変換部130が蓄積メディア等の端末装置に
依存する著作権保護機構に合わせて設定したコンテンツ
の制御情報(Playback/Move/Copy/
Print/Modifiy/…)と利用条件(コンテ
ンツ鍵、プレビュー鍵、回数等)が同一内容で利用形態
(フォーマット)を変えたものが複数格納される。ま
た、著作権情報変換部130は、上記した最短利用時
間、最長利用時間も設定することができ、その他、その
著作権保護機構に合わせた種々のパラメータを自由に設
定することができ、設定されたこれらはBulk部82
4に格納される。
【0115】中継機器においては、このBulk部82
4に格納されている複数フォーマットの束の中から処理
可能なフォーマットを判定し、最初に見つけたものを1
つ選択する処理を行う。選択されなかった残りの利用条
件は廃棄される。なお、LTを構成する各パラメータの
内容及びサイズは、例として示したものであり、記述し
た内容及びサイズに限定するものではない。
【0116】また、図16及び図17に含まれるパラメ
ータの内容を図16及び図17に示す利用条件フォーマ
ット以外でスルーしたり、束にしたりして配信する場合
も、本発明の実施の形態の変形例に含まれる。
【0117】さらに、管理装置10内で蓄積管理してい
る著作権関連情報のフォーマットをそのまま配信して、
中継装置30の装置インタフェース処理部320でSD
カード40又はプリンタ50の著作権情報処理可能なフ
ォーマットに変換する場合も、本発明の実施の形態の変
形例に含まれる。
【0118】図18は、管理装置10や、中継装置30
から配信される利用拒否通知90のフォーマット構成を
示す図である。この利用拒否通知90は、暗号の対象と
ならないヘッダ91と、暗号の対象となるペイロード9
2及びトレイラ93からなる。
【0119】ヘッダ91は、バージョン911、長さ9
12、電文ID913、暗号タイプ914とからなる。
バージョン911は、利用要求及び利用環境情報通知の
将来拡張・改良対応用に対応した利用拒否を通知するた
めのものであり、「0」〜「255」の数値が格納され
る。長さ912は、暗号/復号対象サイズの把握用のた
め。可変長の暗号部の全長を示す。
【0120】電文ID913は、電文が利用拒否通知等
であることを示すものであり、利用拒否通知では「0×
1030」が、拒否フラグでは「0×1000」が格納
される。暗号タイプ914は、暗号種類判別用のもので
あり、電文暗号部の暗号型(非暗号=0、暗号=1〜2
55)を示す。ペイロード92は、コンテンツID92
1と、エラーコード922とから構成される。
【0121】コンテンツID921は、コンテンツを特
定するためのユニークな識別子であり、利用要求時のコ
ンテンツIDに対応する。エラーコード922は、拒否
理由を明示するものであり、未契約では「0×0」、未
購入では「0×1」が、年齢や地域などに起因する利用
資格がない場合には「0×2」が、非サポートバージョ
ンでは「0×3」が、機器異常等に起因するタイムアウ
トでは「0×4」が格納される。
【0122】トレイラ93には、改竄検出のため改竄検
出931が格納され、この改竄検出931には、ヘッダ
91及びペイロード92を対象範囲とした、SHA−1
等によるハッシュ値が格納される。なお、図12、図1
3、図14に示したディスクリプタを構成する各パラメ
ータの内容及びサイズは、例として示したものであり、
記述した内容及びサイズに限定するものではない。
【0123】また、図11、図12、図13、図14、
図16及び図17では、バイナリデータを想定してデー
タフォーマットを記述しているが、XML(eXten
sible Mark−up Language)のよ
うなテキストデータや、電子透かしによる配信について
も同様に実現可能である。
【0124】次いで、各装置における処理を順次説明す
る。図19は、プリンタ50等の処理を示すフローチャ
ートである。なお、デジタルテレビ20の処理や、中継
装置30自身がコンテンツを利用する場合の処理、SD
カード40を装着したSDプレーヤ45での処理が、プ
リンタ50の処理と略同一であるので、プリンタ50に
おける処理をその代表例として説明する。
【0125】コンテンツ利用者は、まず、プリンタ50
を、中継装置30に接続する。ユーザ・インタフェース
部510は、コンテンツ利用者による種々の要求を待
ち、受け付けた要求が利用要求であると(S501でY
es)、この利用要求を著作権情報処理部520の著作
権要求処理部521に転送する。この利用要求は、例え
ば図1に示された100枚印刷権を有するLTを取得す
るためのPrint要求に該当する。著作権要求処理部
521は、ユーザ・インタフェース部510から転送さ
れてきた利用要求の対象であるコンテンツのコンテンツ
IDを特定し(S502)、このコンテンツIDに対応す
るLTを著作権判定部522の蓄積部5221が取得
(保持)しているか否か問い合わせる(S503)。
【0126】問い合わせの結果、著作権判定部522の
蓄積部5221がLTを取得していない場合(S503
でYes)、著作権要求処理部521は利用要求だけ
(利用環境情報数=0)のメッセージを利用環境情報7
0のフォーマットで生成し、送受信部530は生成され
た利用要求のメッセージを中継装置30に送信する(S
504)。そして、送受信部530は、中継装置30か
らLTが所定の時間内に配信されるのを待つ(S505
でNo,S506でNo)。
【0127】送受信部530は、所定の時間内に中継装
置30から配信されてきたコンテンツのLTを受信する
と(S509でNo,S505でYes)、受信したL
Tを著作権情報処理部520内の著作権判定部522に
転送し、著作権判定部522は転送されてきたLTを蓄
積部5221に格納した後、そのLTの内容(利用条件
等)を解析する(S506)。
【0128】そして、著作権判定部522は、取得した
LTの利用条件に基づいてユーザ・インタフェース部5
10を経由して、コンテンツ利用者に利用の許諾が得ら
れたこと、すなわちコンテンツを利用できることを通知
する(S507)。これにより、コンテンツ利用の許諾
処理が完了し、利用条件の範囲内でコンテンツを利用
(100枚Print)することができる。
【0129】一方、利用要求後、所定時間経過しても中
継装置30から応答が得られない場合(S505でN
o、S509でYes)、送受信部530は、タイムア
ウト処理として、ユーザ・インタフェース部510を介
してコンテンツ利用者にコンテンツを利用できないこと
を利用拒否通知90のフォーマットで通知する(S51
0)。
【0130】他方、ステップS503で著作権判定部5
22の蓄積部5221が利用要求に対応するLTを取得
済みである場合(S503でYes)、著作権要求処理
部521は中継装置30に利用要求することなく、利用
要求を著作権判定部522に転送する。利用要求を受け
た著作権判定部522は、ユーザ・インタフェース部5
10を介してコンテンツの利用ができることをユーザに
通知する(S507)。
【0131】そして、ユーザ・インタフェース部510
は、コンテンツ利用者からサービス終了要求がない場合
には(S508でNo)、コンテンツ利用者から所定の
コンテンツに対する利用要求を待ち、処理を続行し、コ
ンテンツ利用者からサービス終了要求があった場合には
(S508でYes)、コンテンツ利用サービスを終了
する。
【0132】このような処理を繰り返すことにより、所
望のLTを取得することができる。なお、コンテンツの
利用の際には、暗号化されたLTが復号化した後、復号
化されたコンテンツ鍵で暗号化されたコンテンツを復号
化したり、復号化されたプレビュー鍵で暗号化されたプ
レビューコンテンツを復号化したりし、利用条件の範囲
内でコンテンツを利用することができる。そして、利用
条件の範囲を超えると、著作権判定部522はLTを消
滅させる。
【0133】なお、デジタルテレビ20でコンテンツの
利用要求する場合や、中継装置30が自装置でコンテン
ツを利用する場合、このデジタルテレビ20や、中継装
置30の各部は、上記したプリンタ50の各部の動作と
略同一の動作を実行する。但し、デジタルテレビ20や
中継装置30は、利用環境情報管理部230,340を
さらに備えているので、図19に示されるステップS5
04において、利用要求と共に、あるいは別個に利用環
境情報を送信する点が、プリンタ50の場合と異なって
いる。
【0134】SDカード40を装着したSDプレーヤ4
5での処理については、プリンタ50の場合と同様であ
るが、この場合には、SDカード40から中継装置30
への利用要求や、中継装置30からSDカード40への
LTが無線等で転送される。
【0135】次いで、中継装置30において実行される
端末装置(SDカード40及びプリンタ50)の利用要
求受付処理について説明する。図20は、中継装置30
において実行される端末装置の利用要求受付処理を示す
フローチャートである。
【0136】なお、SDカード40については、これを
中継装置30に接続し、中継装置30においてSDカー
ド40に代わって利用要求の受付処理を行えるので、S
Dカード40から中継装置30への利用要求の受付等に
ついては、中継装置30にSDカード40を接続した場
合の受付処理について説明する。
【0137】コンテンツ利用者は、SDカード40での
利用を行う場合は、まず、SDカード40を中継装置3
0の装置インタフェース処理部320に接続する。そし
て、ユーザ・インタフェース部310を操作して、利用
要求を入力する。この利用要求は、図1における、中継
装置30に接続したSDメモリカードへの3回再生権の
要求に該当する。この利用要求は、ユーザ・インタフェ
ース部310から装置インタフェース処理部320に転
送される。なお、プリンタ50からの利用要求は、装置
インタフェース処理部320に転送される。
【0138】装置インタフェース処理部320内の要求
受付部321は、SDカード40に対するユーザ・イン
タフェース部310を介して、プリンタ50から直接
に、利用要求を受信すると(S301でYes)、この
要求を著作権情報処理部330の著作権要求処理部33
1に送信する。そして、著作権要求処理部331は、受
信した利用要求の内容を解析し(S302)、利用要求
が正常であるか否か判断する(S303)。
【0139】著作権要求処理部331は、利用要求が正
常に解析可能である場合(S303でYes)、利用要
求に対応するLTが著作権蓄積処理部332の蓄積部3
321に取得(保持)されていないかどうか確認するた
めに、解析した利用要求を著作権蓄積処理部332に転
送する。著作権蓄積処理部332は、利用要求に合致す
るLTを蓄積部3321に取得していない場合(S30
4でYes)、利用要求を利用環境情報管理部340に
転送する。
【0140】利用環境情報管理部340は利用要求と利
用環境情報とを格納したメッセージを作成してこのメッ
セージを送受信部350に送信し、送受信部350は受
信した利用環境情報と、利用要求とを格納したメッセー
ジをネットワーク60を経由して管理装置10に送信す
る(S305)。そして、送受信部350は、所定の時
間内に管理装置10からLTが届くのを待つ(S306
でNo,313でNo)。
【0141】なお、利用環境情報管理部340は、自端
末の利用環境情報と、自端末に接続されている機器、プ
リンタ50の利用環境情報と、SDカード40の利用環
境情報とを管理している。そして、SDカード40に対
する利用要求の場合には、利用環境情報管理部340
は、メッセージに格納する利用環境情報として、SDカ
ード40の利用環境情報(コンテンツ利用者ID「0×
3」、端末ID「0×40」、著作権保護機能種別(バ
ージョン、再生(複数回可)、移動)、予約(利用履歴
など))と、自端末の利用環境情報(コンテンツ利用者
ID「−」、端末ID「0×30」、著作権保護機能種
別(バージョン、再生(1回毎)、移動)、予約(利用
履歴など))とをこの順番で格納する。
【0142】また、プリンタ50からの利用要求の場合
には、利用環境情報管理部340は、メッセージに格納
する利用環境情報として、プリンタ50の利用環境情報
(コンテンツ利用者ID「0×4」、端末ID「0×5
0」、著作権保護機能種別(不明)、予約(利用履歴な
ど))と自端末の利用環境情報とをこの順番で格納す
る。
【0143】送受信部350は、所定の時間内にLTを
受信すると(S313でNo、S306でYes)、受
信したLTを著作権蓄積処理部332に転送する。著作
権蓄積処理部332は、受信したLTが端末装置からの
利用要求に対応していない、すなわち未購入であるか否
か判断する(S307a)。LTが未購入の場合には
(S307aでYes)、著作権蓄積処理部332は、
このLTを蓄積部3321に蓄積した後(S307
b)、利用条件が購入済みの場合には(S307aでN
o)直ちに、制御モード判定処理(S308)を実行す
る。
【0144】なお、この処理(S307a,S307
b)はネットワークとして一方向の放送を利用し、コン
テンツそのものよりも早い時点でLTを中継装置30に
配信する場合を考慮して設けられている。中継装置30
にLTを予め配信した場合には、コンテンツのライセン
ス購入等の手続きを終えたユーザの端末装置から利用要
求があった場合に、管理装置10に利用要求を転送しな
くても、中継装置30から端末装置に直ちにLTを配信
することができる。
【0145】ネットワークとして高速な双方向通信を利
用する場合は、通常、コンテンツ購入後にLTを配信す
るため、ここでの処理は、購入済みコンテンツに対応す
るLTのみを受信する場合である。よって、通常の場合
には、LTを蓄積せず、フリーであるLTの場合に、そ
のLTを復号及び再暗号処理した後、蓄積する。
【0146】ステップS308の制御モード判定処理に
おいては、著作権処理モード判定部333は、LTのパ
ラメータである制御モードを参照し、制御モードがスル
ーモード、ノーマルモード、バルクモードのいずれであ
るかを判定する。
【0147】制御モードがスルーモードである場合、著
作権処理モード判定部333は、このLTをそのまま高
機能型装置接続部322に配信し、高機能型装置接続部
322はLTを端末装置(SDカード40(又はプリン
タ50))に配信する(S310)。すなわち、著作権
処理モード判定部333は、図16に示されるLTのB
lack Box部823内の権利情報が暗号化されて
いる場合であっても、何らの処理をすることもなくその
まま配信する。
【0148】ノーマルモードである場合、著作権蓄積処
理部332は、LTを復号部334に転送する。復号部
334は、暗号化されたLT(ペイロード82及びトレ
イラ83)を復号化し、著作権情報変換部335に転送
する。著作権情報変換部335は、復号化されたLTを
低機能型装置接続部323を経由して接続された端末装
置(SDカード40又はプリンタ50)に、LTを図1
1〜図14のフォーマットに従いそれぞれ配信する(S
309)。
【0149】なお、著作権情報変換部335は、LTの
配信後、復号された利用条件(LT)の権利許諾を参照
し、Freeの条件が含まれているか否か判断する。F
reeの条件が含まれている場合は、著作権蓄積処理部
332において権利を再利用するために、著作権情報変
換部335は、Freeの条件のみ再暗号化の上、著作
権蓄積処理部332の蓄積部3321に蓄積させる。そ
の他の場合は、著作権情報変換部335は、残りのLT
を廃棄する。
【0150】制御モードがバルクモードである場合、著
作権処理モード判定部333は、バルクモードのLTを
復号部334に転送する。復号部334は、暗号化され
たLT(ペイロード82及びトレイラ83)を復号化
し、著作権情報変換部335は、中継装置30に接続さ
れたプリンタ50において解釈可能なフォーマットの利
用条件を図17のBulk部の権利情報の1つ以上の権
利情報フォーマットの束の中から1つ選択した権利情報
を含むLTを再暗号化した後、低機能型装置接続部32
3に転送し、端末装置(プリンタ50)に配信する(S
311)。この際、LTは図17のフォーマットに従い
配信される。
【0151】なお、SDカード40又はプリンタ50か
ら受信した利用要求に異常がある場合(S303でN
o)、著作権要求処理部331は、異常な利用要求を廃
棄すると共に、要求元に拒否した旨を通知し、要求がく
るのを待つ(S312、S301)。
【0152】また、著作権蓄積処理部332は、利用要
求に対応するLTを既に蓄積している場合(S304で
No)、蓄積しているLT(未購入 Free)を著作
権処理モード判定部333に転送し、著作権処理モード
判定部333において制御モードを判定する(S30
8)。
【0153】一方、中継装置30が利用要求後、一定時
間経過しても応答が得られない場合は(S313でYe
s)、送受信部350におけるタイムアウト処理とし
て、著作権蓄積処理部332は、装置インタフェース処
理部320を介して利用不可であることを、プリンタ5
0に通知する(S314)。この際、図18のフォーマ
ットに従い、利用拒否通知の拒否理由にタイムアウトで
あることを示す拒否コードを設定する。
【0154】そして、コンテンツ利用者からサービス終
了要求がない場合には(S312でNo)、要求受付部
321は、コンテンツ利用者から所定のコンテンツに対
する利用要求を待つ。コンテンツ利用者からサービス終
了要求があった場合には(S312でYes)、コンテ
ンツ利用サービスを終了する。このような処理を繰り返
すことにより、端末装置からの利用要求を受け付け、こ
の利用要求に対応し、端末装置に適したモードのLTを
配信することができる。
【0155】図21及び図22は、管理装置10の処理
の流れを示したフローチャートである。管理装置10の
送受信部110は、ネットワーク60を介して図18に
示されるフォーマットのメッセージで、利用要求が含ま
れているものを受信すると(S101でYes)、利用
要求解析部121は、利用要求を解析する(S10
2)。なお、ステップS101で利用要求が含まれてい
ない場合、このメッセージは廃棄される。
【0156】利用要求の解析が終わると、上記メッセー
ジに利用環境情報が含まれているか否か判断する(S1
03)。利用環境情報が含まれている場合(S103で
Yes)、その利用環境情報の解析結果に基づいて生成
するLTの制御モードを決定する(S104)。なお、
ステップS103で利用環境情報が含まれていない場
合、このメッセージは廃棄される。
【0157】図22は、図21に示される制御モード決
定処理(S104)の詳細を示すフローチャートであ
る。同図に示されるように、利用環境情報解析部122
は、まず、利用環境情報が1つか否か、すなわちネット
ワーク60に接続された装置(デジタルテレビ20又は
中継装置30)の利用環境情報だけであるか否か判断す
る(S1041)。1つだけである場合(S1041で
Yes)、利用環境情報解析部122は、生成するLT
の制御モードをノーマルモードと決定する(S104
2)。利用環境情報か2以上である場合(S1041で
No)、利用環境情報解析部122は、中継装置30の
接続機器(SDカード40又はプリンタ50)における
利用環境情報の著作権保護機能種別7233(図9参
照)が不明であるか否か判断する(S1043)。この
不明は、具体的には、著作権保護機能種別7233に対
応する情報を中継装置30が取得できない場合や、中継
装置30が取得しても管理装置10が理解できない場合
等に生じる。
【0158】不明である場合(S1043でYes)、
利用環境情報解析部122は、生成するLTの制御モー
ドをバルクモードと決定する(S1044)。不明でな
い場合(S1043でNo)、利用環境情報解析部12
2は、中継装置30の利用環境情報と接続装置の利用環
境情報とのLTに対する処理能力を比較する(S104
5)。
【0159】比較の結果、LTに対する処理能力につい
て中継装置30の方が接続装置よりも高い場合や、同等
である場合には、利用環境情報解析部122は、生成す
るLTの制御モードをノーマルモードと決定する(S1
046,S1047)。
【0160】これに対して、中継装置の方が接続機器よ
りも低い場合、利用環境情報解析部122は、生成する
LTの制御モードをスルーモードと決定する(S104
8)。すなわち、端末装置(SDカード40又はプリン
タ50)の著作権情報処理機能の方が、中継装置30の
著作権情報処理機能よりインテリジェントである場合、
具体的には、再生機能の利用条件について1回毎しかサ
ポートしていない中継装置30よりも、再生機能の利用
条件について複数回をサポートしている端末装置の方が
機能的に高度な処理を行うことが可能な場合に、スルー
モードと決定する。
【0161】制御モードを決定し終わると、利用環境情
報解析部122は、著作権情報生成部123へLTの生
成を要求し、著作権情報生成部123は、利用環境情報
解析部122からの指示に従い、ノーマルモードのフォ
ーマットでLTの生成を開始し(ステップS105)、
著作権関連情報DB124において管理する利用要求し
た機器IDの利用条件や、コンテンツを復号するための
コンテンツ鍵、プレビューコンテンツを復号するための
プレビュー鍵を読み出してノーマルモードのLTを準備
する。なお、著作権関連情報DB124で管理される利
用条件は、読み出された分だけ減算される。
【0162】ノーマルモードフォーマットによるLTの
準備が終わると、著作権情報生成部123は、利用環境
情報解析部122が決定した制御モードに基づいて利用
条件等、すなわち権利情報であるディスクリプタ部82
2のフォーマット変換が必要か否か判断する(S10
6)。
【0163】フォーマット変換が必要な場合(S106
でYes)、すなわち、利用環境情報解析部122が決
定した制御モードが例えばスルーモードである場合、著
作権情報生成部123は、権利情報であるディスクリプ
タ部822を著作権情報変換部130に転送し、スルー
モード時の権利情報、Black Box部823に変
換してもらう(S107)。変換が終わると、著作権情
報生成部123は、LTのディスクリプタ部822をB
lack Box部823に交換すると共に、制御モー
ド813の「1」を「0」に書き換えることによりスル
ーモードのLTを生成し(図23(a)参照)、そのL
Tを暗号化部125に転送する。
【0164】また、フォーマット変換が必要な場合(S
106でYes)で、利用環境情報解析部122が決定
した制御モードがバルクモードである場合、著作権情報
生成部123は、権利情報であるディスクリプタ部82
2を著作権情報変換部130に転送し、バルクモード時
のBulk部824に変換してもらう(S107)。変
換が終わると、著作権情報生成部123は、LTのディ
スクリプタ部822をBulk部824に交換すると共
に、制御モード813の「1」を「2」に書き換えるこ
とによりバルクモードのLTを生成し(図23(b)参
照)、そのLTを暗号化部125に転送する。フォーマ
ット変換が不要の場合には(S106でNo)、著作権
情報生成部123は、準備していたノーマルモードのL
Tを暗号化部125に転送する。
【0165】なお、著作権情報変換部130は、スルー
モード時には、具体的には、Black Box部82
3に格納する情報として接続機器(例えば、SDカード
40)の著作権保護機構に合わせたフォーマットの権利
情報(例えば、「3回Playback権」)に変換す
る。また、バルクモード時には、著作権情報変換部13
0は、Bulk部824に格納する情報として接続機器
(例えば、プリンタ50)の著作権保護機構が処理可能
性のある全てのフォーマットの同一の内容の権利情報
(例えば、100枚Print権に相当する全てのフォ
ーマット、「100枚Print権」、「1枚Prin
t権×100」、…)の束に変換する。
【0166】暗号化部125は、著作権情報生成部12
3から転送されてきたLTのペイロード72及びトレイ
ラ73を、不正防止のため、暗号化する(S108)。
なお、スルーモード時には、SDカード40の著作権保
護機能で規定された独自の暗号化方式で暗号化する。
【0167】送受信部110は、暗号化部125により
暗号化されたLTを、ネットワーク60を介して、利用
要求を送信した端末装置(デジタルテレビ又は20中継
装置30)に配信する(S109)。そして、送受信部
110は、サービス終了要求があったか否か判断する
(S110)。サービス終了要求がなければ(S110
でNo)、次の利用要求のメッセージの受付処理に戻
り、サービス終了要求があれば(S110でYes)、
利用条件配信サービスを終了する。
【0168】このような処理を繰り返すことにより、端
末装置からの利用要求や、中継装置30を介する端末装
置からの利用要求を受け付け、中継装置30の処理機能
が低い場合であっても、この中継装置30の処理機能に
阻害されることなく、この利用要求に対応し、端末装置
に適したモードのLTを配信することができる。
【0169】次いで、ライセンス管理システム1のSD
カード40、プリンタ50、中継装置30、管理装置1
0間で行われる通信のやりとりを説明する。図24
(a)及び(b)は、ライセンス管理システム1を構成
するSDカード40、プリンタ50、中継装置30、管
理装置10での通信のやりとりを示すシーケンス図であ
る。
【0170】まず、図24(a)に示されるSDカード
40、中継装置30、管理装置10での通信のやりとり
から説明する。中継装置30は、SDカード40が接続
されると、SDカード40の利用環境情報βを取得する
(S1)。また、中継装置30は、SDカード40から
の利用要求を受け付ける(S2)。中継装置30は、利
用要求があると、SDカード40の利用環境情報βと中
継装置30の利用環境情報γとを、利用要求と共に、あ
るいは個別に管理装置10に送信する(S3)。
【0171】利用要求を受信すると、管理装置10は、
SDカード40の利用環境情報βと、中継装置30の利
用環境情報δと、利用要求とに基づいてスルーモードの
LTを生成し(S4、図23(a)参照)、生成したス
ルーモードのLTを中継装置30に転送する(S5)。
【0172】中継装置30は、LTを受信すると、LT
の制御モードをみて、スルーモード(T)であることを
確認すると、このLTに何の処理も施すことなくスルー
させ(S6)、LTをSDカード40に転送する(S
7)。これによって、管理装置が発行したライセンス情
報は、そのままの形態で端末装置に転送されるので、ラ
イセンス情報が示すコンテンツの利用条件が中継装置に
よって制限されてしまうという不具合の発生が回避され
る。
【0173】次いで、図24(b)に示されるプリンタ
50、中継装置30、管理装置10での通信のやりとり
から説明する。中継装置30は、プリンタ50が接続さ
れると、プリンタ50の利用環境情報δ(バージョン等
が不明)を取得する(S11)。また、中継装置30
は、プリンタ50からの利用要求を受け付ける(S1
2)。中継装置30は、利用要求があると、プリンタ5
0の利用環境情報δと中継装置30の利用環境情報γと
を、利用要求と共に、あるいは個別に管理装置10に送
信する(S13)。
【0174】利用要求を受信すると、管理装置10は、
プリンタ50の利用環境情報δと、中継装置30の利用
環境情報γと、利用要求とに基づいて多数の利用条件を
含むバルクモードのLTを生成し(S14、図23
(b)参照)、生成したバルクモードのLTを中継装置
30に転送する(S15)。
【0175】中継装置30は、LTを受信すると、LT
の制御モードをみて、バルクモード(B)であることを
確認すると、多数の利用条件の束から利用条件を1つ選
択し(S16)、選択した利用条件を含むLTをSDカ
ード40に転送する(S17)。
【0176】これによって、管理装置が端末装置の利用
環境情報を知ることができない状況であっても、可能性
のある様々な利用形態の複数の利用条件を示すライセン
ス情報が中継装置に配信され、その中から端末装置に好
適な利用条件が選択され、ライセンス情報として端末装
置に転送されるので、端末装置の高機能性が損なわれる
ことが避けられ得る。
【0177】なお、デジタルテレビ20のように、ネッ
トワークに接続された端末装置については、要求に基づ
いて管理装置10から配信されたLTを、中継なしに直
接利用することも可能である。
【0178】なお、本ライセンス管理システム1では、
管理装置10が発行したLTを中継装置30を介して端
末装置に配信したが、フリーのLTの場合のように中継
装置がLTを端末装置に配信してもよい。すなわち、中
継装置がLTの発行機能を有するようにしてもよい。
【0179】さらに、上記実施の形態では端末装置をデ
ジタルテレビ20や、中継装置30、プリンタ50のよ
うな可搬型のレンダリング装置に適用したが、駅構内の
売店や、コンビニエンスストア等に配置されている固定
型の端末等にも適用することができる。
【0180】一方、前記ネットワーク60をデジタル放
送/通信衛星網やブロードバンドネットワークに適用し
たが、ネットワークをこれらに限定されるものでなく、
家庭内や、企業内LANやWANに適用できることはい
うまでもない。
【0181】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るライセンス管理システムは、コンテンツの利用を
要求したユーザの端末装置に対して、一定の利用条件下
でコンテンツの利用を可能にするライセンス情報を、管
理装置から通信ネットワーク及び中継装置を介して配信
するライセンス管理システムであって、前記管理装置
は、前記端末装置からのコンテンツの利用要求を前記中
継装置を介して取得し、取得した利用要求を解析する利
用要求解析手段と、前記端末装置における利用条件の処
理能力を表す利用環境情報を前記中継装置から取得し、
取得した利用環境情報を解析する利用環境情報解析手段
と、前記利用要求及び前記利用環境情報の解析結果に応
じた利用条件を含むライセンス情報を生成するライセン
ス情報生成手段と、前記利用環境情報の解析結果に基づ
いて中継装置におけるライセンス情報の取り扱いを指示
する指示情報を生成する指示情報生成手段と、生成され
た指示情報を前記ライセンス情報に埋め込み、前記中継
装置に送信するライセンス情報送信手段とを備え、前記
中継装置は、前記指示情報が埋め込まれたライセンス情
報を受信するライセンス情報受信手段と、受信したライ
センス情報に埋め込まれた指示情報に従って、そのライ
センス情報に一定の処理を施すか又は何の処理も施すこ
となく、そのライセンス情報を端末装置に転送する転送
手段とを備えることを特徴とする。
【0182】従って、管理装置は、端末装置の利用環境
情報に基づいて、中継装置でのライセンス情報の取り扱
いをコントロールすることができるので、管理装置から
中継装置経由で端末装置に発行されたライセンス情報が
中継装置によって影響を受けてしまうことが回避され、
端末装置が本来備える著作権保護機能が有効に発揮され
る。
【0183】例えば、ライセンス情報の取り扱いに関す
る能力について、端末装置よりも劣る中継装置が使用さ
れている場合であっても、そのような中継装置が管理装
置と端末装置との間に介在しない場合と同様にして、管
理装置が発行したライセンス情報が端末装置に伝達され
る。従って、中継装置の処理能力に依存することなく、
端末装置が有する高機能な著作権保護や様々なコンテン
ツの利用が確保され、将来的に高度化及び拡張していく
著作権情報処理において、中継装置が処理可能な以上の
機能をもった蓄積メディアやコンテンツ利用端末が開発
された場合に、その機能が損なわれてしまうことがな
い。
【0184】また、前記中継装置は、さらに前記端末装
置の利用環境情報を予め保持する利用環境情報保持手段
と、前記利用環境情報保持手段から読み出した前記端末
装置の利用環境情報を前記管理装置に通知する通知手段
とを備えてもよい。
【0185】これによって、端末装置の利用環境情報は
予め中継装置に保持されているので、端末装置が中継装
置に自装置の利用環境情報を伝送する必要がない。従っ
て、端末装置は、利用環境情報の提供という義務から解
放され、処理負荷が軽減される。
【0186】また、前記利用環境情報保持手段は、さら
に、自装置の利用環境情報を予め保持し、前記通知手段
は、前記利用環境情報保持手段から読み出した自装置及
び前記端末装置の利用環境情報を前記管理装置に通知
し、前記利用環境情報解析手段は、前記中継装置及び前
記端末装置の利用環境情報を解析し、前記指示情報生成
手段は、前記中継装置及び前記端末装置の利用環境情報
を比較し、比較の結果、端末装置における利用条件の処
理能力の方が中継装置よりも高い場合に、中継装置がラ
イセンス情報をスルーするようにさせるための第1の指
示情報を生成し、前記転送手段は、ライセンス情報に埋
め込まれた第1の指示情報に従って、何の処理も施すこ
となく、そのライセンス情報を端末装置に転送してもよ
い。
【0187】従って、管理装置が発行したライセンス情
報は、そのままの形態で端末装置に転送されるので、ラ
イセンス情報が示すコンテンツの利用条件が中継装置に
よって制限されてしまうという不具合の発生が回避され
る。
【0188】また、前記ライセンス情報生成手段は、前
記端末装置の利用環境情報が不明の場合、同一内容で利
用形態の異なる複数の利用条件を束にしたライセンス情
報を生成し、前記指示情報生成手段は、前記端末装置の
利用環境情報が不明の場合、前記中継装置が前記複数の
利用条件の束から1つの利用条件を選択するようにさせ
るための第2の指示情報を生成し、前記転送手段は、ラ
イセンス情報に埋め込まれた第2の指示情報に従って、
前記複数の利用条件の束から1つの利用条件を選択し、
選択した利用条件を埋め込んだライセンス情報を端末装
置に転送してもよい。
【0189】従って、管理装置が端末装置の利用環境を
知ることができない状況であっても、可能性のある様々
な利用形態の複数の利用条件を示すライセンス情報が中
継装置に配信され、その中から端末装置に好適な利用条
件が選択され、ライセンス情報として端末装置に転送さ
れるので、端末装置の高機能性が損なわれることが避け
られ得る。
【0190】また、前記端末装置は、自装置の利用環境
情報を予め保持する利用環境情報保持手段と、前記利用
環境情報保持手段から読み出した自装置の利用環境情報
を前記中継装置に通知する通知手段とを備え、前記中継
装置は、さらに前記端末装置から通知された利用環境情
報を保持する利用環境情報保持手段と、前記利用環境情
報保持手段から読み出した前記端末装置の利用環境情報
を前記管理装置に通知する通知手段とを備えてもよい。
【0191】従って、端末装置の利用環境情報は、端末
装置自身から提供されるので、端末装置の機能変更等に
伴って利用環境情報を更新しておく等が可能となり、端
末装置の著作権保護機能を的確に反映したコンテンツ配
信システムが実現される。
【0192】以上のように、本発明により、種別、機
能、利用形態の異なるコンテンツ利用端末において、著
作権保護を行いつつ、同一コンテンツの再生・印刷等の
サービスを利用可能とし、1つのコンテンツを複数の目
的又は再利用可能とするワンソース・マルチユースが可
能となり、ブロードバンドの普及に伴うコンテンツ配信
が盛んになってきた今日における本発明の意義は極めて
高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るライセンス管理システム1
の全体構成を示す図である。
【図2】図2(a)はこのシステムを構成する装置の各
能力をそれぞれ示す図であり、図2(b)は低機能の中
継装置に合わせる方式を表した図であり、図2(c)は
本願発明の場合のスルーモード方式を表した図である。
【図3】図3(a)はこのシステムを構成する装置の各
能力をそれぞれ示す図であり、図3(b)は低機能の中
継装置に合わせる方式を表した図であり、図3(c)は
本願発明の場合のバルクモード方式を表した図である。
【図4】図1に示される各装置の具体的な機能構成を示
すブロック図である。
【図5】図1に示されるSDカード40、プリンタ50
及び中継装置30の詳細な機能構成を示すブロック図で
ある。
【図6】図1に示される管理装置10の詳細な機能構成
を示すブロック図である。
【図7】利用環境情報管理部230に保持されるデジタ
ルテレビ20の利用環境情報の例を示す図である。
【図8】利用環境情報管理部340で保持される中継装
置30、SDカード40及びプリンタ50の利用環境情
報の例を示す図である。
【図9】利用環境情報のメッセージのフォーマット構成
を示す図である。
【図10】図10(a)はSDカード40から利用要求
通知をする場合における利用環境情報を示す図であり、
図10(b)はプリンタ50から利用要求通知をする場
合における利用環境情報を示す図である。
【図11】ノーマルモード時におけるLTのフォーマッ
ト構成を示す図である。
【図12】図11に示されるコンテンツ鍵ディスクリプ
タ8221のフォーマット構成を示す図である。
【図13】図11に示されるプレビュー鍵ディスクリプ
タ8222のフォーマット構成を示す図である。
【図14】図11に示されるアクションディスクリプタ
8223のフォーマット構成を示す図である。
【図15】有効期間と、最短利用時間と、最長利用時間
との関係を示す図である。
【図16】スルーモード時におけるLTのフォーマット
構成を示す図である。
【図17】バルクモード時におけるLTのフォーマット
構成を示す図である。
【図18】利用拒否通知のフォーマット構成を示す図で
ある。
【図19】プリンタ50が実行するコンテンツ利用受け
付けサービス処理のフローチャートである。
【図20】中継装置30が実行するコンテンツ利用中継
サービス処理のフローチャートである。
【図21】管理装置10が実行するコンテンツ利用条件
配信サービス処理のフローチャートである。
【図22】図21に示される制御モード決定処理の詳細
を示すフローチャートである。
【図23】図23(a)は図21に示されるステップS
107により生成されるスルーモードのLTを示す図で
あり、図23(b)は図21に示されるステップS10
7により生成されるバルクモードのLTを示す図であ
る。
【図24】図24(a)はライセンス管理システム1を
構成するSDカード40、中継装置30、管理装置10
での通信のやりとりを示すシーケンス図であり、図24
(b)はライセンス管理システム1を構成するプリンタ
50、中継装置30、管理装置10での通信のやりとり
を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1 ライセンス
管理システム 10 管理装置 20 デジタルテ
レビ(ユーザ端末) 30 中継装置
(ユーザ端末) 40 SDカード
(蓄積メディア) 45 SDプレー
ヤ(利用装置) 50 プリンタ
(ユーザ端末) 60 ネットワー
ク 110,240,350,420,530 送受信部 120 著作権情報
管理部 121 利用要求解
析部 122 利用環境情
報解析部 123 著作権情報
生成部 124 著作権関連
情報DB 125 暗号化部 130,335 著作権情報
変換部 210,310,451,510 ユーザ・イ
ンタフェース部 220,330,410,520 著作権情報
処理部 230,340 利用環境情
報管理部 320 装置インタ
フェース処理部 321 要求受付部 322 高機能型装
置接続部 323 低機能型装
置接続部 331,411,521 著作権要求
処理部 332 著作権蓄積
処理部 333 著作権処理
モード判定部 334 復号部 412,522 著作権判定
部 LT ライセンス
情報(ライセンスチケット)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 15/00 330 G06F 15/00 330Z (72)発明者 東 吾紀男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中原 徹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 村上 弘規 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中西 正典 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 上坂 靖 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 三浦 康史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B017 AA07 BA06 BB10 CA16 5B082 EA11 GA13 5B085 AC03 BA07 BE04 BG01 BG02 BG07 CA02 CA04

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテンツの利用を要求したユーザの端
    末装置に対して、一定の利用条件下でコンテンツの利用
    を可能にするライセンス情報を、管理装置から通信ネッ
    トワーク及び中継装置を介して配信するライセンス管理
    システムであって、 前記管理装置は、 前記端末装置からのコンテンツの利用要求を前記中継装
    置を介して取得し、取得した利用要求を解析する利用要
    求解析手段と、 前記端末装置における利用条件の処理能力を表す利用環
    境情報を前記中継装置から取得し、取得した利用環境情
    報を解析する利用環境情報解析手段と、 前記利用要求及び前記利用環境情報の解析結果に応じた
    利用条件を含むライセンス情報を生成するライセンス情
    報生成手段と、 前記利用環境情報の解析結果に基づいて中継装置におけ
    るライセンス情報の取り扱いを指示する指示情報を生成
    する指示情報生成手段と、 生成された指示情報を前記ライセンス情報に埋め込み、
    前記中継装置に送信するライセンス情報送信手段とを備
    え、 前記中継装置は、 前記指示情報が埋め込まれたライセンス情報を受信する
    ライセンス情報受信手段と、 受信したライセンス情報に埋め込まれた指示情報に従っ
    て、そのライセンス情報に一定の処理を施すか又は何の
    処理も施すことなく、そのライセンス情報を端末装置に
    転送する転送手段とを備えることを特徴とするライセン
    ス管理システム。
  2. 【請求項2】 前記中継装置は、さらに前記端末装置の
    利用環境情報を予め保持する利用環境情報保持手段と、 前記利用環境情報保持手段から読み出した前記端末装置
    の利用環境情報を前記管理装置に通知する通知手段とを
    備えることを特徴とする請求項1記載のライセンス管理
    システム。
  3. 【請求項3】 前記利用環境情報保持手段は、さらに、
    自装置の利用環境情報を予め保持し、 前記通知手段は、前記利用環境情報保持手段から読み出
    した自装置及び前記端末装置の利用環境情報を前記管理
    装置に通知し、 前記利用環境情報解析手段は、前記中継装置及び前記端
    末装置の利用環境情報を解析し、 前記指示情報生成手段は、前記中継装置及び前記端末装
    置の利用環境情報を比較し、比較の結果、端末装置にお
    ける利用条件の処理能力の方が中継装置よりも高い場合
    に、中継装置がライセンス情報をスルーするようにさせ
    るための第1の指示情報を生成し、 前記転送手段は、ライセンス情報に埋め込まれた第1の
    指示情報に従って、何の処理も施すことなく、そのライ
    センス情報を端末装置に転送することを特徴とする請求
    項2記載のライセンス管理システム。
  4. 【請求項4】 前記中継装置及び前記端末装置の利用環
    境情報には、その装置のバージョンが含まれており、 前記指示情報生成手段は、前記中継装置及び前記端末装
    置のバージョンを比較し、比較の結果、端末装置のバー
    ジョンの方が中継装置よりも新しい場合に、前記第1の
    指示情報を生成することを特徴とする請求項3記載のラ
    イセンス管理システム。
  5. 【請求項5】 前記中継装置及び前記端末装置の利用環
    境情報には、その装置において取り扱われるコンテンツ
    利用の種類及びその種類おける利用回数が含まれてお
    り、 前記指示情報生成手段は、前記中継装置及び前記端末装
    置のコンテンツ利用の種類及びその種類おける利用回数
    を比較し、比較の結果、端末装置のコンテンツ利用の種
    類を中継装置がサポートしていない場合、又は端末装置
    の利用回数の方が中継装置のサポートしている利用回数
    よりも多い場合に、前記第1の指示情報を生成すること
    を特徴とする請求項3記載のライセンス管理システム。
  6. 【請求項6】 前記ライセンス情報生成手段は、前記端
    末装置の利用環境情報が不明の場合、同一内容で利用形
    態の異なる複数の利用条件を束にしたライセンス情報を
    生成し、 前記指示情報生成手段は、前記端末装置の利用環境情報
    が不明の場合、前記中継装置が前記複数の利用条件の束
    から1つの利用条件を選択するようにさせるための第2
    の指示情報を生成し、 前記転送手段は、ライセンス情報に埋め込まれた第2の
    指示情報に従って、前記複数の利用条件の束から1つの
    利用条件を選択し、選択した利用条件を埋め込んだライ
    センス情報を端末装置に転送することを特徴とする請求
    項2記載のライセンス管理システム。
  7. 【請求項7】 前記端末装置は、 自装置の利用環境情報を予め保持する利用環境情報保持
    手段と、 前記利用環境情報保持手段から読み出した自装置の利用
    環境情報を前記中継装置に通知する通知手段とを備え、 前記中継装置は、さらに前記端末装置から通知された利
    用環境情報を保持する利用環境情報保持手段と、 前記利用環境情報保持手段から読み出した前記端末装置
    の利用環境情報を前記管理装置に通知する通知手段とを
    備えることを特徴とする請求項1記載のライセンス管理
    システム。
  8. 【請求項8】 前記利用環境情報保持手段は、さらに、
    自装置の利用環境情報を予め保持し、 前記通知手段は、前記利用環境情報保持手段から読み出
    した自装置及び前記端末装置の利用環境情報を前記管理
    装置に通知し、 前記利用環境情報解析手段は、前記中継装置及び前記端
    末装置の利用環境情報を解析し、 前記指示情報生成手段は、前記中継装置及び前記端末装
    置の利用環境情報を比較し、比較の結果、端末装置にお
    ける利用条件の処理能力の方が中継装置よりも高い場合
    に、中継装置がライセンス情報をスルーするようにさせ
    るための第1の指示情報を生成し、 前記転送手段は、ライセンス情報に埋め込まれた第1の
    指示情報に従って、何の処理も施すことなく、そのライ
    センス情報を端末装置に転送することを特徴とする請求
    項7記載のライセンス管理システム。
  9. 【請求項9】 前記中継装置及び前記端末装置の利用環
    境情報には、その装置のバージョンが含まれており、 前記指示情報生成手段は、前記中継装置及び前記端末装
    置のバージョンを比較し、比較の結果、端末装置のバー
    ジョンの方が中継装置よりも新しい場合に、前記第1の
    指示情報を生成することを特徴とする請求項8記載のラ
    イセンス管理システム。
  10. 【請求項10】 前記中継装置及び前記端末装置の利用
    環境情報には、その装置において取り扱われるコンテン
    ツ利用の種類及びその種類おける利用回数が含まれてお
    り、 前記指示情報生成手段は、前記中継装置及び前記端末装
    置のコンテンツ利用の種類及びその種類おける利用回数
    を比較し、比較の結果、端末装置のコンテンツ利用の種
    類を中継装置がサポートしていない場合、又は端末装置
    の利用回数の方が中継装置のサポートしている利用回数
    よりも多い場合に、前記第1の指示情報を生成すること
    を特徴とする請求項8記載のライセンス管理システム。
  11. 【請求項11】 前記ライセンス情報生成手段は、前記
    端末装置の利用環境情報が不明の場合、同一内容を表す
    複数の利用条件を束にしたライセンス情報を生成し、 前記指示情報生成手段は、前記端末装置の利用環境情報
    が不明の場合、前記中継装置が前記複数の利用条件の束
    から1つの利用条件を選択するようにさせるための第2
    の指示情報を生成し、 前記転送手段は、ライセンス情報に埋め込まれた第2の
    指示情報に従って、前記複数の利用条件の束から1つの
    利用条件を選択し、選択した利用条件を埋め込んだライ
    センス情報を端末装置に転送することを特徴とする請求
    項7記載のライセンス管理システム。
  12. 【請求項12】 前記管理装置は、さらに前記ライセン
    ス情報の少なくとも一部を暗号化する暗号化手段を備
    え、 前記端末装置は、さらに前記ライセンス情報の暗号化さ
    れている部分を復号化する復号化手段を備えることを特
    徴とする請求項1に記載のライセンス管理システム。
  13. 【請求項13】 前記暗号化手段は、前記ライセンス情
    報を電子透かしデータとしてコンテンツに埋め込むこと
    を特徴とする請求項12に記載のライセンス管理システ
    ム。
  14. 【請求項14】 前記中継装置は、さらに受信したライ
    センス情報の暗号化されている部分を復号化する復号化
    手段と、 復号化されたライセンス情報の利用条件に利用制限のな
    いことを表すフリーの情報が含まれるか否かを判断する
    判断手段と、 前記判断手段がフリーの情報が含まれると判断した場合
    に、利用条件の部分を再暗号化する暗号化手段と、 前記暗号化手段が暗号化した利用条件を含むライセンス
    情報を蓄積する蓄積手段とを備えることを特徴とする請
    求項12に記載のライセンス管理システム。
  15. 【請求項15】 前記ライセンス情報は、バイナリデー
    タであることを特徴とする請求項1記載のライセンス管
    理システム。
  16. 【請求項16】 前記ライセンス情報は、マークアップ
    言語で記述されたデータであることを特徴とする請求項
    1記載のライセンス管理システム。
  17. 【請求項17】 コンテンツの利用を要求したユーザの
    端末装置に対して、一定の利用条件下でコンテンツの利
    用を可能にするライセンス情報を通信ネットワーク及び
    中継装置を介して配信するライセンス管理装置であっ
    て、 前記端末装置からのコンテンツの利用要求を前記中継装
    置を介して取得し、取得した利用要求を解析する利用要
    求解析手段と、 前記端末装置における利用条件の処理能力を表す利用環
    境情報を前記中継装置から取得し、取得した利用環境情
    報を解析する利用環境情報解析手段と、 前記利用要求及び前記利用環境情報の解析結果に応じた
    利用条件を含むライセンス情報を生成するライセンス情
    報生成手段と、 前記利用環境情報の解析結果に基づいて中継装置におけ
    るライセンス情報の取り扱いを指示する指示情報を生成
    する指示情報生成手段と、 生成された指示情報を前記ライセンス情報に埋め込み、
    前記中継装置に送信するライセンス情報送信手段とを備
    え、 前記中継装置は、 送信されてきたライセンス情報に埋め込まれた指示情報
    に従って、そのライセンス情報に一定の処理を施すか又
    は何の処理も施すことなく、そのライセンス情報を端末
    装置に転送することを特徴とするライセンス管理装置。
  18. 【請求項18】 前記中継装置は、前記端末装置の利用
    環境情報に加えて、自装置の利用環境情報を前記ライセ
    ンス管理装置に送信し、 前記利用環境情報解析手段は、前記中継装置及び前記端
    末装置の利用環境情報を解析し、 前記指示情報生成手段は、前記中継装置及び前記端末装
    置の利用環境情報を比較し、比較の結果、端末装置にお
    ける利用条件の処理能力の方が中継装置よりも高い場合
    に、中継装置がライセンス情報をスルーするようにさせ
    るための第1の指示情報を生成し、 前記中継装置は、ライセンス情報に埋め込まれた第1の
    指示情報に従って、何の処理も施すことなく、そのライ
    センス情報を端末装置に転送することを特徴とする請求
    項17記載のライセンス管理装置。
  19. 【請求項19】 前記中継装置及び前記端末装置の利用
    環境情報には、その装置のバージョンが含まれており、 前記指示情報生成手段は、前記中継装置及び前記端末装
    置のバージョンを比較し、比較の結果、端末装置のバー
    ジョンの方が中継装置よりも新しい場合に、前記第1の
    指示情報を生成することを特徴とする請求項18記載の
    ライセンス管理装置。
  20. 【請求項20】 前記中継装置及び前記端末装置の利用
    環境情報には、その装置において取り扱われるコンテン
    ツ利用の種類及びその種類おける利用回数が含まれてお
    り、 前記指示情報生成手段は、前記中継装置及び前記端末装
    置のコンテンツ利用の種類及びその種類おける利用回数
    を比較し、比較の結果、端末装置のコンテンツ利用の種
    類を中継装置がサポートしていない場合、又は端末装置
    の利用回数の方が中継装置のサポートしている利用回数
    よりも多い場合に、前記第1の指示情報を生成すること
    を特徴とする請求項19記載のライセンス管理装置。
  21. 【請求項21】 前記ライセンス情報生成手段は、前記
    端末装置の利用環境情報が不明の場合、同一内容で利用
    形態の異なる複数の利用条件を束にしたライセンス情報
    を生成し、 前記指示情報生成手段は、前記端末装置の利用環境情報
    が不明の場合、前記中継装置が前記複数の利用条件の束
    から1つの利用条件を選択するようにさせるための第2
    の指示情報を生成し、 前記中継装置は、ライセンス情報に埋め込まれた第2の
    指示情報に従って、前記複数の利用条件の束から1つの
    利用条件を選択し、選択した利用条件を埋め込んだライ
    センス情報を端末装置に転送することを特徴とする請求
    項17記載のライセンス管理装置。
  22. 【請求項22】 通信ネットワークを介して、コンテン
    ツを利用する端末装置と一定の利用条件下でコンテンツ
    の利用を可能にするライセンス情報を発行する管理装置
    との間に接続される中継装置であって、 前記端末装置からコンテンツの利用要求を受け取り、前
    記管理装置に送る利用要求中継手段と、 指示情報が埋め込まれたライセンス情報を受信するライ
    センス情報受信手段と、 受信したライセンス情報に埋め込まれた指示情報に従っ
    て、そのライセンス情報に一定の処理を施すか又は何の
    処理も施すことなく、そのライセンス情報を端末装置に
    転送する転送手段とを備え、 前記管理装置は、 前記利用要求を前記中継装置を介して取得し、取得した
    利用要求を解析する利用要求解析手段と、 前記端末装置における利用条件の処理能力を表す利用環
    境情報を前記中継装置から取得し、取得した利用環境情
    報を解析する利用環境情報解析手段と、 前記利用要求及び前記利用環境情報の解析結果に応じた
    利用条件を含むライセンス情報を生成するライセンス情
    報生成手段と、 前記利用環境情報の解析結果に基づいて中継装置におけ
    るライセンス情報の取り扱いを指示する指示情報を生成
    する指示情報生成手段と、 生成された指示情報を前記ライセンス情報に埋め込み、
    前記中継装置に送信するライセンス情報送信手段とを備
    えることを特徴とする中継装置。
  23. 【請求項23】 前記中継装置は、さらに前記端末装置
    の利用環境情報を予め保持する利用環境情報保持手段
    と、 前記利用環境情報保持手段から読み出した前記端末装置
    の利用環境情報を前記管理装置に通知する通知手段とを
    備えることを特徴とする請求項22記載の中継装置。
  24. 【請求項24】 前記利用環境情報保持手段は、さら
    に、自装置の利用環境情報を予め保持し、 前記通知手段は、前記利用環境情報保持手段から読み出
    した自装置及び前記端末装置の利用環境情報を前記管理
    装置に通知し、 前記利用環境情報解析手段は、前記中継装置及び前記端
    末装置の利用環境情報を解析し、 前記指示情報生成手段は、前記中継装置及び前記端末装
    置の利用環境情報を比較し、比較の結果、端末装置にお
    ける利用条件の処理能力の方が中継装置よりも高い場合
    に、中継装置がライセンス情報をスルーするようにさせ
    るための第1の指示情報を生成し、 前記転送手段は、ライセンス情報に埋め込まれた第1の
    指示情報に従って、何の処理も施すことなく、そのライ
    センス情報を端末装置に転送することを特徴とする請求
    項23記載の中継装置。
  25. 【請求項25】 前記ライセンス情報生成手段は、前記
    端末装置の利用環境情報が不明の場合、同一内容で利用
    形態の異なる複数の利用条件を束にしたライセンス情報
    を生成し、 前記指示情報生成手段は、前記端末装置の利用環境情報
    が不明の場合、前記中継装置が前記複数の利用条件の束
    から1つの利用条件を選択するようにさせるための第2
    の指示情報を生成し、 前記転送手段は、ライセンス情報に埋め込まれた第2の
    指示情報に従って、前記複数の利用条件の束から1つの
    利用条件を選択し、選択した利用条件を埋め込んだライ
    センス情報を端末装置に転送することを特徴とする請求
    項23記載の中継装置。
  26. 【請求項26】 前記端末装置は、 自装置の利用環境情報を予め保持する利用環境情報保持
    手段と、 前記利用環境情報保持手段から読み出した自装置の利用
    環境情報を前記中継装置に通知する通知手段とを備え、 前記中継装置は、さらに前記端末装置から通知された利
    用環境情報を保持する利用環境情報保持手段と、 前記利用環境情報保持手段から読み出した前記端末装置
    の利用環境情報を前記管理装置に通知する通知手段とを
    備えることを特徴とする請求項22記載の中継装置。
  27. 【請求項27】 コンテンツの利用を要求したユーザの
    端末装置に対して、 一定の利用条件下でコンテンツの利用を可能にするライ
    センス情報を、管理装置から通信ネットワーク及び中継
    装置を介して配信するライセンス管理システムにおける
    端末装置であって、 自装置の利用環境情報を予め保持する利用環境情報保持
    手段と、 前記利用環境情報保持手段から読み出した自装置の利用
    環境情報を前記中継装置に通知する通知手段とを備え、 前記管理装置は、 前記端末装置からのコンテンツの利用要求を前記中継装
    置を介して取得し、取得した利用要求を解析する利用要
    求解析手段と、 前記端末装置における利用条件の処理能力を表す利用環
    境情報を前記中継装置から取得し、取得した利用環境情
    報を解析する利用環境情報解析手段と、 前記利用要求及び前記利用環境情報の解析結果に応じた
    利用条件を含むライセンス情報を生成するライセンス情
    報生成手段と、 前記利用環境情報の解析結果に基づいて中継装置におけ
    るライセンス情報の取り扱いを指示する指示情報を生成
    する指示情報生成手段と、 生成された指示情報を前記ライセンス情報に埋め込み、
    前記中継装置に送信するライセンス情報送信手段とを備
    え、 前記中継装置は、 前記指示情報が埋め込まれたライセンス情報を受信する
    ライセンス情報受信手段と、 受信したライセンス情報に埋め込まれた指示情報に従っ
    て、そのライセンス情報に一定の処理を施すか又は何の
    処理も施すことなく、そのライセンス情報を端末装置に
    転送する転送手段とを備えることを特徴とする端末装
    置。
  28. 【請求項28】 コンテンツの利用を要求したユーザの
    端末装置に対して、一定の利用条件下でコンテンツの利
    用を可能にするライセンス情報を、管理装置から通信ネ
    ットワーク及び中継装置を介して配信するシステムにお
    けるライセンス管理方法であって、 前記管理装置によって実行されるステップと、 前記中継装置によって実行されるステップとを含み、 前記管理装置によって実行されるステップは、 前記端末装置からのコンテンツの利用要求を前記中継装
    置を介して取得し、取得した利用要求を解析する利用要
    求解析ステップと、 前記端末装置における利用条件の処理能力を表す利用環
    境情報を前記中継装置から取得し、取得した利用環境情
    報を解析する利用環境情報解析ステップと、 前記利用要求及び前記利用環境情報の解析結果に応じた
    利用条件を含むライセンス情報を生成するライセンス情
    報生成ステップと、 前記利用環境情報の解析結果に基づいて中継装置におけ
    るライセンス情報の取り扱いを指示する指示情報を生成
    する指示情報生成ステップと、 生成された指示情報を前記ライセンス情報に埋め込み、
    前記中継装置に送信するライセンス情報送信ステップと
    を含み、 前記中継装置によって実行されるステップは、 前記指示情報が埋め込まれたライセンス情報を受信する
    ライセンス情報受信ステップと、 受信したライセンス情報に埋め込まれた指示情報に従っ
    て、そのライセンス情報に一定の処理を施すか又は何の
    処理も施すことなく、そのライセンス情報を端末装置に
    転送する転送ステップとを含むことを特徴とするライセ
    ンス管理方法。
  29. 【請求項29】 前記中継装置によって実行されるステ
    ップは、さらに利用環境情報保持手段に前記端末装置の
    利用環境情報を予め保持する保持ステップと、 前記利用環境情報保持手段から読み出した前記端末装置
    の利用環境情報を前記管理装置に通知する通知ステップ
    を含むことを特徴とする請求項28記載のライセンス管
    理方法。
  30. 【請求項30】 前記保持ステップでは、自装置の利用
    環境情報が予め保持され、 前記通知ステップでは、前記利用環境情報保持手段から
    読み出した自装置及び前記端末装置の利用環境情報が前
    記管理装置に通知され、 前記利用環境情報解析ステップでは、前記中継装置及び
    前記端末装置の利用環境情報が解析され、 前記指示情報生成ステップでは、前記中継装置及び前記
    端末装置の利用環境情報が比較され、比較の結果、端末
    装置における利用条件の処理能力の方が中継装置よりも
    高い場合に、中継装置がライセンス情報をスルーするよ
    うにさせるための第1の指示情報が生成され、 前記転送ステップでは、ライセンス情報に埋め込まれた
    第1の指示情報に従って、何の処理も施すことなく、そ
    のライセンス情報が端末装置に転送されることを特徴と
    する請求項29記載のライセンス管理方法。
  31. 【請求項31】 前記ライセンス情報生成ステップで
    は、前記端末装置の利用環境情報が不明の場合、同一内
    容で利用形態の異なる複数の利用条件を束にしたライセ
    ンス情報が生成され、 前記指示情報生成ステップでは、前記端末装置の利用環
    境情報が不明の場合、前記中継装置が前記複数の利用条
    件の束から1つの利用条件を選択するようにさせるため
    の第2の指示情報が生成され、 前記転送ステップでは、ライセンス情報に埋め込まれた
    第2の指示情報に従って、前記複数の利用条件の束から
    1つの利用条件が選択され、選択された利用条件を埋め
    込んだライセンス情報が端末装置に転送されることを特
    徴とする請求項29記載のライセンス管理方法。
  32. 【請求項32】 前記ライセンス管理方法は、さらに前
    記端末装置によって実行されるステップを含み、 前記端末装置によって実行されるステップは、 自装置の利用環境情報を利用環境情報保持手段に予め保
    持する保持ステップと、 前記利用環境情報保持手段から読み出した自装置の利用
    環境情報を前記中継装置に通知する通知ステップとを含
    み、 前記中継装置によって実行されるステップは、さらに前
    記端末装置から通知された利用環境情報を利用環境情報
    保持手段に保持する保持ステップと、 前記利用環境情報保持手段から読み出した前記端末装置
    の利用環境情報を前記管理装置に通知する通知ステップ
    とを含むことを特徴とする請求項28記載のライセンス
    管理方法。
  33. 【請求項33】 コンテンツの利用を要求したユーザの
    端末装置に対して、 一定の利用条件下でコンテンツの利用を可能にするライ
    センス情報を通信ネットワーク及び中継装置を介して配
    信するライセンス管理装置のためのプログラムであっ
    て、 前記端末装置からのコンテンツの利用要求を前記中継装
    置を介して取得し、取得した利用要求を解析する利用要
    求解析手段と、 前記端末装置における利用条件の処理能力を表す利用環
    境情報を前記中継装置から取得し、取得した利用環境情
    報を解析する利用環境情報解析手段と、 前記利用要求及び前記利用環境情報の解析結果に応じた
    利用条件を含むライセンス情報を生成するライセンス情
    報生成手段と、 前記利用環境情報の解析結果に基づいて中継装置におけ
    るライセンス情報の取り扱いを指示する指示情報を生成
    する指示情報生成手段と、 生成された指示情報を前記ライセンス情報に埋め込み、
    前記中継装置に送信するライセンス情報送信手段として
    コンピュータを機能させ、 前記中継装置は、 送信されてきたライセンス情報に埋め込まれた指示情報
    に従って、そのライセンス情報に一定の処理を施すか又
    は何の処理も施すことなく、そのライセンス情報を端末
    装置に転送することを特徴とするプログラム。
  34. 【請求項34】 通信ネットワークを介して、コンテン
    ツを利用する端末装置と一定の利用条件下でコンテンツ
    の利用を可能にするライセンス情報を発行する管理装置
    との間に接続される中継装置のためのプログラムであっ
    て、 前記端末装置からコンテンツの利用要求を受け取り、前
    記管理装置に送る利用要求中継手段と、 指示情報が埋め込まれたライセンス情報を受信するライ
    センス情報受信手段と、 受信したライセンス情報に埋め込まれた指示情報に従っ
    て、そのライセンス情報に一定の処理を施すか又は何の
    処理も施すことなく、そのライセンス情報を端末装置に
    転送する転送手段としてコンピュータを機能させ、 前記管理装置は、 前記利用要求を前記中継装置を介して取得し、取得した
    利用要求を解析する利用要求解析手段と、 前記端末装置における利用条件の処理能力を表す利用環
    境情報を前記中継装置から取得し、取得した利用環境情
    報を解析する利用環境情報解析手段と、 前記利用要求及び前記利用環境情報の解析結果に応じた
    利用条件を含むライセンス情報を生成するライセンス情
    報生成手段と、 前記利用環境情報の解析結果に基づいて中継装置におけ
    るライセンス情報の取り扱いを指示する指示情報を生成
    する指示情報生成手段と、 生成された指示情報を前記ライセンス情報に埋め込み、
    前記中継装置に送信するライセンス情報送信手段とを備
    えることを特徴とするプログラム。
  35. 【請求項35】 コンテンツの利用を要求したユーザの
    端末装置に対して、 一定の利用条件下でコンテンツの利用を可能にするライ
    センス情報を、管理装置から通信ネットワーク及び中継
    装置を介して配信するライセンス管理システムにおける
    端末装置のためのプログラムであって、 自装置の利用環境情報を予め保持する利用環境情報保持
    手段と、 前記利用環境情報保持手段から読み出した自装置の利用
    環境情報を前記中継装置に通知する通知手段としてコン
    ピュータを機能させ、 前記管理装置は、 前記端末装置からのコンテンツの利用要求を前記中継装
    置を介して取得し、 取得した利用要求を解析する利用要求解析手段と、 前記端末装置における利用条件の処理能力を表す利用環
    境情報を前記中継装置から取得し、取得した利用環境情
    報を解析する利用環境情報解析手段と、 前記利用要求及び前記利用環境情報の解析結果に応じた
    利用条件を含むライセンス情報を生成するライセンス情
    報生成手段と、 前記利用環境情報の解析結果に基づいて中継装置におけ
    るライセンス情報の取り扱いを指示する指示情報を生成
    する指示情報生成手段と、 生成された指示情報を前記ライセンス情報に埋め込み、
    前記中継装置に送信するライセンス情報送信手段とを備
    え、 前記中継装置は、 前記指示情報が埋め込まれたライセンス情報を受信する
    ライセンス情報受信手段と、 受信したライセンス情報に埋め込まれた指示情報に従っ
    て、そのライセンス情報に一定の処理を施すか又は何の
    処理も施すことなく、そのライセンス情報を端末装置に
    転送する転送手段とを備えることを特徴とするプログラ
    ム。
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