JP2002539531A - 高度モバイル通信のためのシステム、方法、及び製造品 - Google Patents

高度モバイル通信のためのシステム、方法、及び製造品

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JP2002539531A JP2000604333A JP2000604333A JP2002539531A JP 2002539531 A JP2002539531 A JP 2002539531A JP 2000604333 A JP2000604333 A JP 2000604333A JP 2000604333 A JP2000604333 A JP 2000604333A JP 2002539531 A JP2002539531 A JP 2002539531A
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スワミナザン・キショア・サンダラム
マイヤーズ・ジェームズ・エル.
ファノ・アンドリュー・イー.
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Abstract

(57)【要約】 Webベース情報検索及び表示システムを促進するシステムを開示する。インターネットプロトコル機能が付いた無線電話又は同様のハンドヘルド型無線装置が、インターネットへのポータブルポータルを提供するために、他の周辺機器と統合される。この無線装置は、ユーザに、ユーザが関心を持っている情報を入力することを促す。この情報により、(Webサーバ上で実行される)サービスルーチンにクエリが伝送される。このサービスルーチンは、その後、Webに照会を行い、様々なWebサプライヤから価格、納品、及び入手可能性に関する情報を探す。この情報は、フォーマットされ、ハンドヘルド装置の表示画面に表示される。その後、ユーザは、インタラクティブに注文するためにハンドヘルド装置を使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エージェントベースのシステムに関し、特に、ユーザ用の情報を取
得するためにインターネットにアクセスするモバイルコンピューティング環境に
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
あらゆる環境におけるコンピュータ支援は、コンピュータ技術が社会に組み込
まれる度合いが高まるにつれ、不可欠となりつつある。モバイルコンピューティ
ング技術では、個人があらゆる時にあらゆる環境でコンピュータ関連情報にアク
セスできるようにすることで、この問題に取り組んでいる。
【0003】 モバイルコンピュータ技術における第一の大きな進歩の1つは、携帯情報端末
(PDA)である。PDAは、ユーザがコンピュータ関連情報にアクセスするこ
とを可能にし、更に手のひらのサイズである。PDAを使用することで、ユーザ
は、身辺雑事を整理し、メモを取り、方程式を計算し、住所録に連絡先の電話番
号を記録できる。加えて、PDAは通常、デスクトップコンピュータとの通信が
可能であり、これは一般的には有線接続を介して行われる。この接続により、P
DAは、デスクトップコンピュータとの間での情報のダウンロード及び情報のア
ップロードが可能となる。その後の開発によって、PDAに無線機能が与えられ
た。無線機能により、PDAは、そのPDAに物理的に接続されていない他のコ
ンピュータと対話することが可能になった。
【0004】 無線PDAは、ワールドワイドウェッブに接続されたコンピュータと通信する
ことが可能になり、これは間もなく、Webブラウジングが可能なPDAをもた
らした。PDAのWebブラウジング機能を開発した第一の企業の1つはインタ
ーコムだった。インターコムのFalcon Mobile Serverにより、Web機能付きP
DAは、ホストコンピュータと直接接続することができる。ソフトウェアをホス
トサーバにインストールするだけで、PDA端末はワールドワイドウェッブを通
じて情報にアクセスできるようになった。
【0005】 現在では、モバイルコンピューティングにおける更なる統合が望まれている。
テキサス州アービングの企業であるノキアは、Nokia 9000無線ボイス
電話を開発することで、この統合問題に部分的に取り組んだ。Nokia 90
00には、小型キーボードと、マイクロブラウザベンダであるアンワイヤードプ
ラネット社からの特別なWebブラウザと、小型VGAモニタが含まれる。ノキ
アは、エリクソン社、モトローラ社、及びアンワイヤードプラネット社と共同で
、標準化されたブラウザ技術及びサーバフォーマットであるワイヤレスアプリケ
ーションプロトコル(WAP)を確立した。WAPは、製造業者に、無線電話に
データ機能を搭載するための標準化された方法を提供し、これにより通信事業者
は無線通信による管理の度合いを高めることができる。例えば、通信事業者が新
しいデータサービスの実地試験を行いたい場合、この通信事業者はサーバ上でサ
ービスを実施し、マイクロブラウザを通じて、これを電話に伝達し、満足できな
いサービスであることが分かった場合には、このサービスを調整できる。
【0006】 従来技術の図1Aは、Webポータルネットワークに基づく従来技術のモバイ
ルコンピューティングソリューションの図である。従来技術において、ユーザ1
0は、ネットワークのそれぞれの参加者に個別に対処する必要があった。従来技
術のモバイルコンピューティングソリューションにおいて、ユーザ10は、イン
ターネットサービスプロバイダ(ISP)12を利用して、Webポータル14
へのアクセスを得る。Webポータル14は、ユーザ10に直接情報を提供する
サードパーティサービス16にアクセスする。しかしながら、インターネットサ
ービスプロバイダ12と取引することに加え、ユーザ10は装置製造業者又は小
売業者18から無線装置を購入する必要がある。ほとんどの場合では、ユーザ1
0は、ブラウザプロバイダ20からブラウザを購入する必要もある。一般に、ユ
ーザは、無線通信費用を支払う必要があり、これによりユーザが電話会社22と
取引する必要性が生じる。最後に、Webでの何らかの購入により、ユーザ10
がクレジットカード会社24と取引する必要性が生じる。統一されたパッケージ
サービスが理想的なモバイルコンピューティングソリューションであることは明
白である。更には、エージェントを使用する統一されたパッケージサービスが非
常に望ましい。
【0007】 エージェントベースの技術は、フォアグラウンド及びバックグラウンドモード
で様々なコンピュータベースのタスクを実行するためにユーザと対話するように
設計されたアプリケーションでの使用に関して、重要性が増している。エージェ
ントソフトウェアは、ルーチンであるタスク、冗長なタスク、及び時間のかかる
タスクを実行するために、ユーザの立場に立って設定されたコンピュータプログ
ラムを備える。個々のユーザによって有効となるように、エージェントは個々の
ユーザの目標、習慣、及び好みに合わせてパーソナライズする必要がある。その
ため、ユーザからユーザ固有の知識を効率的及び効果的に取得し、これを利用し
てユーザに代わってタスクを実行するために、エージェントには大きな要件が存
在する。
【0008】 エージェンシ又はエージェントのユーザという概念は定着している。エージェ
ントとは、通常は当事者と呼ばれる別の人間により、その当事者に代わって行動
することを認められた人間である。これにより、当事者はエージェントに対して
、当事者が実行したくないタスク又は実行できないタスクを実行する権限を与え
る。例えば、保険エージェントは当事者のために保険に関する要件を取り扱うこ
とが可能であり、或いはタレントエージェントは演奏者に代わって行動し、コン
サートの日程を手配できる。
【0009】 コンピュータの出現により、エージェントを利用する新しい領域が登場した。
エキスパートシステムの分野での大きな進歩により、コンピュータプログラムは
、コンピュータユーザに代わって行動し、ルーチンであるタスク、冗長なタスク
、及びその他の時間のかかるタスクを実行することができる。こうしたコンピュ
ータプログラムは、「ソフトウェアエージェント」と呼ばれる。
【0010】 更に、最近ではコンピュータ及び通信ネットワークが急増している。こうした
ネットワークにより、ユーザは、基本的には、地理的な制限をまったく受けずに
、膨大な量の情報及びサービスにアクセスすることができる。したがって、ソフ
トウェアエージェントは、ユーザに代わって多数のタスクを実行するための豊か
な環境を有している。例えば、現在では、エージェントにより、飛行機の予約を
行い、チケットを購入し、そのチケットをユーザに直接送ることが可能である。
同様に、エージェントは、インターネットをスキャンし、最新のスポーツ情報又
はニュースから応用物理の特定の卒業論文に至るまでの情報を取得することがで
きる。現在のソリューションでは、ユーザの来るべきイベントについて、的を絞
って情報を取得することにエージェント技術を応用することはできない。
【0011】
【発明の概要】
Webベース情報検索及び表示システムを促進するシステムを開示する。イン
ターネットプロトコル機能が付いた無線電話又は同様のハンドヘルド型無線装置
が、インターネットへのポータブルポータルを提供するために、他の周辺機器と
統合される。この無線装置は、ユーザに、ユーザが関心を持っている情報を入力
することを促す。この情報により、(Webサーバ上で実行される)サービスル
ーチンにクエリ(照会)が伝送される。このサービスルーチンは、その後、We
bにクエリを行い、様々なWebサプライヤから価格、納品、及び入手可能性に
関する情報を探す。この情報はフォーマットされ、ハンドヘルド型装置のスクリ
ーンに表示される。ユーザは、その後、このハンドヘルド型装置を使用して対話
式に注文を入れることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
前記及びその他の目的、態様、及び利点は、図面を参照して、以下の本発明の
好適な実施形態の詳細な説明からより良く理解される。
【0013】 本発明によるシステムの好適な実施形態は、好ましくは、IBM互換パーソナ
ルコンピュータ、Appleマッキントッシュコンピュータ、又はUNIX(登 録商標)ベースワークステーションといったパーソナルコンピュータのコンテキ ストにおいて実施される。代表的なハードウェア環境は図1に表されており、こ こでは、マイクロプロセッサ等の中央演算処理装置110と、システムバス11 2によって相互接続される他の多数のユニットとを有する好適な実施形態による ワークステーションの典型的なハードウェア構成を表している。図1に示すワー クステーションは、ランダムアクセスメモリ(RAM)114と、読み取り専用 メモリ(ROM)116と、ディスク記憶ユニット120等の周辺機器をバス1 12に接続するための入出力アダプタ118と、キーボード124、マウス12 6、スピーカ128、マイクロフォン132、及び又はタッチスクリーン(表示 なし)等のその他のユーザインタフェース装置をバス112に接続するためのユ ーザインタフェースアダプタ122と、ワークステーションを通信ネットワーク (例えばデータ処理ネットワーク)に接続するための通信アダプタ134と、バ ス112をディスプレイ装置138に接続するためのディスプレイアダプタ13 6とを含む。このワークステーションには通常、Microsoft Wind ows NT又はWindows/95オペレーティングシステム(OS)、I BM OS/2オペレーティングシステム、MAC OS、又はUNIXオペレ ーティングシステム等のオペレーティングシステムが常駐する。当業者には、こ うした前記のものとは異なるプラットフォーム及びオペレーティングシステム上 でも、本発明が実施可能であることが理解される。
【0014】 好適な実施形態は、Java(登録商標)、C、及びC++言語を使用し、オブ
ジェクト指向プログラミング方法論を利用して書かれる。オブジェクト指向プロ
グラミング(OOP)は、複雑なアプリケーションの開発に使用されることが増
えている。OOPがソフトウェアの設計及び開発の主流になるにつれ、様々なソ
フトウェアソリューションでは、OOPの恩恵を利用するための適応が求められ
る。メッセージングインタフェースのためのOOPクラス及びオブジェクトのセ
ットを提供できるように、こうしたOOPの原理を電子メッセージングシステム
のメッセージングインタフェースに適応させる必要性が存在する。
【0015】 OOPはオブジェクトを使用するコンピュータソフトウェアを開発するプロセ
スであり、問題を分析するステップと、システムを設計するステップと、プログ
ラムを構築するステップとを含む。オブジェクトとは、データと関連構造及び手
順の集合とを両方とも包含するソフトウェアパッケージである。データと関連構
造及び手順の集合とを両方とも包含するため、特定のタスクを実行するために他
の追加構造、手順、又はデータを必要としない自給自足型コンポーネントとして
イメージできる。そのため、OOPでは、コンピュータプログラムを、ほぼ自立
したコンポーネントの集合としてとらえ、これはオブジェクトと呼ばれ、それぞ
れが特定のタスクに関する責任を有する。こうしたデータ、構造、及び手順を1
コンポーネント又はモジュールにパッケージングする概念は、カプセル化と呼ば
れる。
【0016】 一般に、OOPコンポーネントは再使用可能なソフトウェアモジュールであり
、オブジェクトモデルと一致するインタフェースを提示し、コンポーネント統合
アーキテクチャを通じてランタイム時にアクセスされる。コンポーネント統合ア
ーキテクチャは、異なる処理空間にあるソフトウェアモジュールが、互いの能力
又は機能を利用することを可能にする一連のアーキテクチャメカニズムである。
これは一般に、このアーキテクチャを構築する共通コンポーネントオブジェクト
モデルを仮定することで実行される。
【0017】 この点において、オブジェクトとオブジェクトのクラスとを区別することには
価値がある。オブジェクトは、オブジェクトのクラスの単一のインスタンスであ
り、単にクラスと呼ばれる場合が多い。オブジェクトのクラスは、青写真と考え
ることが可能であり、ここから多くのオブジェクトを形成することができる。
【0018】 OOPによって、プログラマは、別のオブジェクトの一部であるオブジェクト
を作成することができる。例えば、ピストンエンジンを表すオブジェクトは、ピ
ストンを表すオブジェクトと複合関係を有すると言える。実際には、ピストンエ
ンジンは、ピストンと、バルブと、他の多くのコンポーネントとを備え、ピスト
ンがピストンエンジンの要素であるという事実は、OOPにおいて、2つのオブ
ジェクトによって、論理的及び意味的に表すことができる。
【0019】 OOPでは、他のオブジェクトに「ぶら下がる」オブジェクトを作成すること
もできる。2つのオブジェクトがあり、一方はピストンエンジンを表し、他方は
ピストンがセラミック製であるピストンエンジンを表す場合、2つのオブジェク
トの間の関係は複合関係ではない。セラミックピストンエンジンは、ピストンエ
ンジンを構成していない。むしろ単に、ピストンエンジンよりも1つ多くの制限
、つまりピストンがセラミック製であるという制限を有するピストンエンジンの
一種である。この場合、セラミックピストンエンジンを表すオブジェクトは派生
オブジェクトと呼ばれ、ピストンエンジンを表すオブジェクトのあらゆる態様を
継承し、更なる制限又は詳細が加わっている。セラミックピストンエンジンを表
すオブジェクトは、ピストンエンジンを表すオブジェクトに「ぶら下がって」い
る。こうしたオブジェクトの間の関係は継承と呼ばれる。
【0020】 セラミックピストンエンジンを表すオブジェクト又はクラスが、ピストンエン
ジンを表すオブジェクトのあらゆる態様を継承する時、これはピストンエンジン
クラスにおいて定められら標準的なピストンの熱特性を継承する。しかしながら
、セラミックピストンエンジンオブジェクトは、金属製ピストンに関連するもの
とは通常異なる、セラミック固有熱特性をオーバライドする。オリジナルをスキ
ップして、セラミックピストンに関連する新しい関数を使用する。異なる種類の
ピストンエンジンは異なる特性を有するが、ピストンエンジンに関連する同じ基
本関数を有する可能性がある(例えば、エンジン内のピストンの数、点火順序、
潤滑等)。任意のピストンエンジンオブジェクトにおいて、こうしたそれぞれの
関数にアクセスするために、プログラマは同じ関数を同じ名前で呼び出すが、そ
れぞれのタイプのピストンエンジンは、同じ名前の陰に異なる/オーバライドさ
れる関数の実施を有する可能性がある。異なる関数の実施を同じ名前の陰に隠す
こうした能力は多形性と呼ばれ、これによりオブジェクト間の通信は大幅に簡素
化される。
【0021】 複合関係、カプセル化、継承、及び多形性の概念により、オブジェクトは実世
界のほとんどあらゆるものを表すことが可能である。実際には、私達が有する現
実の論理的な認識は、オブジェクト指向ソフトウェアにおいてオブジェクトとな
ることが可能なものの種類を決定することに関する唯一の制限となる。いくつか
の代表的なカテゴリは次の通りである、 ●オブジェクトは、交通量シミュレーションの自動車、回路設計プログラムの
電気コンポーネント、経済モデルの国、又は航空管制プログラムの飛行機といっ
た物理的な物を表すことができる。 ●オブジェクトは、ウィンドウ、メニュー、又はグラフィックオブジェクトと
いったコンピュータユーザ環境の要素を表すことができる。 ●オブジェクトは、個人ファイル又は都市の緯度及び経度の表といった明細表
を表すことができる。 ●オブジェクトは、時間、角度、及び複素数、又は平面の点といったユーザ定
義データタイプを表すことができる。
【0022】 ほぼすべての論理的に分離可能な内容を表すオブジェクトの非常に大きな能力
を有するため、OOPによって、ソフトウェア開発者は、現実の一部の態様のモ
デルであるコンピュータプログラムを設計及び実施することが可能となり、その
現実は物理的な実体、プロセス、システム、又は合成物であっても構わない。オ
ブジェクトはいかなるもので表すことが可能であるため、ソフトウェア開発者は
、将来の大きなソフトウェアプロジェクトにおいてコンポーネントとして使用す
ることが可能なオブジェクトを作成できる。
【0023】 新しいソフトウェアプログラムの90%が、以前から存在する再使用可能なオ
ブジェクトから作られた、証明済みで既存のコンポーネントから構成される場合
、新しいソフトウェアプロジェクトの残りの10%のみを最初から書き、テスト
する必要がある。90%は、広範にテストされた再使用可能オブジェクトの評価
に由来するため、エラーが発生する可能性のある領域はプログラムの10%であ
る。その結果、OOPにより、ソフトウェア開発者は、他の既に構築されたオブ
ジェクトからオブジェクトを構築することができる。
【0024】 このプロセスは、アセンブリ及びサブアセンブリから構築される複雑な機械と
良く似ている。そのため、OOP技術では、オブジェクトとして開発者が利用可
能な既存のコンポーネントからソフトウェアが構築される点において、ソフトウ
ェアエンジニアはハードウェアエンジニアに近い存在となる。こうしたすべてが
1つにまとまり、ソフトウェアの品質改善、及び開発速度の増加につながる。
【0025】 プログラミング言語は、カプセル化、継承、多形性、及び複合関係といったO
OPの原理を完全にサポートし始めている。C++言語の登場により、多くの市
販ソフトウェア開発者はOOPを採用した。C++は、高速な機械実行可能コー
ドを提供するOOP言語である。更に、C++は、市販アプリケーションとシス
テムプログラミングプロジェクトとの両方に適している。今のところ、C++は
多くのOOPプログラマの中で最も人気の高い選択肢であるが、Smallta
lk、コモンリスプオブジェクトシステム(CLOS)、及びEiffelとい
ったその他の多数のOOP言語が存在する。加えて、OOP機能は、Pasca
l等の更に伝統的で人気の高いプログラミング言語にも追加されている。
【0026】 オブジェクトクラスの利点は以下のようにまとめることができる。 ●オブジェクトとそれに対応するクラスとは、複雑なプログラミング問題を多
くの小さく単純な問題に分割する。 ●カプセル化は、互いに通信可能な小さく独立したオブジェクトへのデータの
編成を通じて、データ抽象化を強制する。カプセル化は、オブジェクト内のデー
タを予想外のダメージから保護するが、オブジェクトのメンバ関数及び構造を呼
び出すことで、他のオブジェクトがそのデータと対話することを可能にする。 ●サブクラシング及び継承により、システム内で利用可能な標準クラスから新
しい種類のオブジェクトを派生させることを通じて、オブジェクトの拡張及び修
正が可能となる。したがって、最初から始める必要なく、新しい機能が作成され
る。 ●多形性及び多重継承により、複数のプログラマは、多くの異なるクラスの特
性を混合及び一致させ、依然として予測可能な形で関連するオブジェクトと協調
することが可能な特別なオブジェクトを作成できる。 ●クラス継承及びコンテインメント継承が、実世界のオブジェクトとそれらの
間の関係とのモデリングに関する柔軟なメカニズムを提供する。 ●再使用可能クラスのライブラリは、多くの状況で有効であるが、いくつかの
制限も有する。例えば、以下の通りである。 ●複雑性。複雑なシステムにおいて、関連するクラスのクラス継承は、数十又
は数百のクラスにより、極めて紛らわしくなる可能性がある。 ●制御フロー。クラスライブラリを利用して書かれたプログラムは、依然とし
て制御フローに責任を有する(つまり、特定のライブラリから作成されたすべて
のオブジェクトの間の対話を制御する必要がある)。プログラマは、どの種類の
オブジェクトに関して、どのタイミングで、どの関数を呼び出すかを判断する必
要がある。 ●作業の重複。クラスライブラリによって、プログラマは多くのコードの小さ
な断片を使用及び再使用できるが、それぞれのプログラマはこうした断片を異な
る方法で組み合わせる。二人のプログラマは、同じクラスライブラリのセットを
使用して、正確に同じことを行う2つのプログラムを書くことができるが、これ
らの内部構造(つまり設計)はまったく異なる可能性があり、これはそれぞれの
プログラマが途中で行った多数の小さな判断によって決まる。必然的に、同様の
コードの断片は、わずかに異なる方法で同様の事柄を行うことになり、行うべき
協調動作を行わない。
【0027】 クラスライブラリは非常に柔軟である。プログラムが複雑になるにつれ、更に
多くのプログラマは基本的な問題に対する基本的なソリューションを何度も再発
明することを強いられる。比較的新しいクラスライブラリの概念の拡張は、クラ
スライブラリのフレームワークを有することである。このフレームワークは更に
複雑で、小規模なパターンと、特定のアプリケーション領域での共通要件及び設
計を実施する大きなメカニズムとを記録した共同クラスの大きな集合で構成され
る。これは最初、メニュー、ウィンドウ、ダイアログボックス、及びその他のパ
ーソナルコンピュータ用の標準ユーザインタフェース要素を表示することに伴う
雑用から、フリーアプリケーションのプログラマによって開発された。
【0028】 フレームワークは更に、自分の書いたコードと他人の書いたコードとの対話に
関するプログラマの考え方の変化を表す。手続き型プログラミングの初期に、プ
ログラマは、特定のタスクを実行するために、オペレーティングシステムが提供
するライブラリを呼び出したが、基本的には、プログラムは最初から最後まで実
行され、プログラマのみが制御フローに責任を有した。これは、給与小切手を印
刷すること、数表を計算すること、又は1つの形のみで実行されるプログラムの
その他の問題を解決することには適していた。
【0029】 グラフィカルユーザインタフェースの開発は、こうした手続き的プログラミン
グの仕組みを完全に覆し始めた。こうしたインタフェースにより、ユーザは、プ
ログラムロジックではなく、プログラムを駆動し、一定の行動が実行されるべき
時期を判断できるようになる。現在、ほとんどのパーソナルコンピュータソフト
ウェアでは、マウス、キーボード、及びその他の外部イベントのソースをモニタ
するイベントループによって、これを達成し、ユーザが実行した行動に従ってプ
ログラマのコードの該当する部分を呼び出す。プログラマは、もはやイベントが
発生する順番を決定する必要はない。代わりに、プログラムは別個の断片に区分
され、これは予測できない時期に予測できない順序で呼び出される。このように
して制御をユーザに委ねることで、開発者は、より使いやすいプログラムを作成
する。にもかかわらず、開発者によって書かれたプログラムの個々の断片は、依
然として特定のタスクを達成するためにオペレーティングシステムが提供するラ
イブラリを呼び出し、プログラマは依然として、イベントループに呼び出された
後のそれぞれの断片内での制御フローを決定する必要がある。アプリケーション
コードは依然としてシステムの「頂上に居座って」いる。
【0030】 イベントループプログラムであっても、プログラマは、すべてのアプリケーシ
ョン毎に個別に書く必要がない多数のコードを書く必要がある。アプリケーショ
ンフレームワークの概念は、イベントループの概念を更に進める。基本メニュー
、ウィンドウ、及びダイアログボックスを構築し、その後これらをすべて一緒に
動作させるためのあらゆるナット及びボルトに対処する代わりに、アプリケーシ
ョンフレームワークを使用するプログラマは最初に、アプリケーションコードと
基本ユーザインタフェースを適所に配置する。その後、フレームワークの一般的
な能力を、意図するアプリケーションの特定の能力と置き換えることで、そこか
ら構築を行っていく。
【0031】 アプリケーションフレームワークは、プログラマが最初から書く必要のあるコ
ードの総量を減少させる。しかしながら、フレームワークは実際のところ、ウィ
ンドウの表示、コピー及びペーストのサポート、その他を行う一般的なアプリケ
ーションであるため、プログラマはイベントループプログラムで許されるよりも
大きな度合いの制御を放棄することもできる。フレームワークコードは、ほとん
どすべてのイベントハンドリング及び制御フローを管理し、プログラマのコード
は、フレームワークが必要とする時のみ(例えば、独自のデータ構造を作成又は
操作するために)呼び出される。
【0032】 フレームワークプログラムを書くプログラマは、制御をユーザに委ねる(イベ
ントループプログラムの場合も同じ)だけでなく、プログラム内の詳細な制御フ
ローもフレームワークに委ねる。このアプローチにより、興味深い方法で共に動
作する更に複雑なシステムの作成が可能となり、同様の問題のために何度も繰り
返し作成されたカスタムコードを有する個別のプログラムとは対照的である。
【0033】 したがって、上で説明したように、フレームワークは基本的には、一定の問題
領域に関する再使用可能な設計ソリューションを形作る協同クラスの集合である
。通常は、(例えばメニュー及びウィンドウに関する)デフォルトの行動を提供
するオブジェクトを含み、プログラマは、デフォルト行動の一部を継承させ、フ
レームワークが適切な時期にアプリケーションコードを呼び出すように、その他
の行動をオーバライドすることで、これを使用する。
【0034】 フレームワークとクラスライブラリとの間には主に3種類の相違点がある。 ●行動対プロトコル。クラスライブラリは基本的には、プログラムにおいて個
々の行動が求められる時に呼び出すことが可能な行動の集合である。一方、フレ
ームワークは、行動だけでなく、行動を統合可能な方法を管理するプロトコル又
は規則セットを提供し、これにはプログラマが提供するはずのものに対するフレ
ームワークが提供するものに関する規則が含まれる。 ●呼び出し対オーバライド。クラスライブラリでは、コードによりプログラマ
がオブジェクトのインスタンスを作成し、メンバ関数を呼び出す。フレームワー
クにより、同じようにオブジェクトのインスタンスを作成し、呼び出すことは可
能だが(つまり、フレームワークをクラスライブラリとして扱う)、フレームワ
ークの再使用可能設計の大きな利点を利用し、プログラマは通常、オーバライド
し、フレームワークによって呼び出されるコードを書く。フレームワークは、オ
ブジェクト内での制御フローを管理する。プログラムを書くことには、様々な断
片がどのように動作すべきかを指定することではなく、フレームワークによって
呼び出されるソフトウェアの様々な断片の中で責任を区分することが含まれる。 ●実施対設計。クラスライブラリでは、プログラマは実施のみを再使用するが
、フレームワークでは設計を再使用する。フレームワークは、関連プログラムの
ファミリ又はソフトウェアの断片が動作する方法を具現化する。これは一定の領
域の様々な特定の問題に適合可能な一般的な設計ソリューションを表す。例えば
、単一のフレームワークはユーザインタフェースが動作する方法を具現化可能で
あり、ただし、同じフレームワークで作成された2種類のユーザインタフェース
は、まったく異なるインタフェースの問題を解決する可能性がある。
【0035】 したがって、様々な問題及びプログラミングタスクに対するソリューションの
ためのフレームワークの開発を通じて、ソフトウェアの設計及び開発作業におけ
る大きな削減が達成できる。本発明の好適な実施形態では、HyperText Markup L
anguage(HTML)を利用して、クライアントとNewcoとの間で媒体を輸
送する汎用の安全な通信プロトコルと共に、ドキュメントをインターネット上で
実施する。HTTP又はその他のプロトコルは、過度の実験を行うことなく、容
易にHTMLの代用とすることができる。こうした製品の情報は、T・バーナー
ズ=リー、D・コノリの「RFC1866:Hypertext Markup Language−2.
0」(1995年11月)、及びR・フィールディング、H・フリスティック、
T・バーナーズ=リー、J・ゲティス、及びJ・C・モグルの「Hypertext Tran
sfer Protocol-HTTP/1.1:HTTP Working Group Internet Draft」(1996年5
月2日)において入手できる。HTMLは、1つのフォーマットから他のフォー
マットへ移動可能なハイパーテキストドキュメントを作成するのに使用される単
純なデータフォーマットである。HTMLドキュメントは、広範囲の領域からの
情報を表すのに最適な一般的なセマンティクスを有するSGMLドキュメントで
ある。HTMLは、1990年以降、ワールドワイドウェッブグローバル情報事
業によって使用されている。HTMLは、ISO規格8879:1986情報処
理テキスト及びオフィスシステム、Standard Generalized Markup Language(S
GML)のアプリケーションである。
【0036】 現在まで、Web開発ツールは、クライアントからサーバまでの範囲に渡り、
既存のコンピューティングリソースと相互運用する動的Webアプリケーション
を作成する能力において制限されている。最近まで、HTMLは、Webベース
のソリューションの開発において使用される支配的な技術だった。しかしながら
、HTMLは以下の領域において不適切であることが明らかにされている。 ●低い性能。 ●限られたユーザインタフェース能力。 ●静的Webページのみを作成可能。 ●既存のアプリケーション及びデータとの相互運用性の欠如。 ●基準化できないこと。
【0037】 サンマイクロシステムズのJava言語は、以下により、クライアント側の多
くの問題を解決する。 ●クライアント側の性能を改善すること。 ●動的なリアルタイムWebアプリケーションの作成を可能にすること。 ●幅広いユーザインタフェースコンポーネントを作成する能力を提供すること
【0038】 Java(登録商標)によって、開発者は堅牢なユーザインタフェース(UI)
コンポーネントを作成することができる。カスタム「ウィジェット」(例えば、
リアルタイム株価表示機、アニメーションアイコン等)を作成可能であり、クラ
イアント側の性能は改善される。HTMLとは違い、Java(登録商標)はクラ
イアント側の妥当性確認の概念をサポートし、性能の改善のためにクライアント
に適切な処理をオフロードする。動的なリアルタイムWebページが作成可能で
ある。前記カスタムUIコンポーネントを使用することで、動的Webページも
作成可能である。
【0039】 サンのJava言語は、「インターネットをプログラムする」ための業界で認
められた言語として出現した。サンではJava(登録商標)を、「シンプルで、
オブジェクト指向で、分散型で、インタープリタ型で、堅牢で、安全で、アーキ
テクチャニュートラルで、ポータブルで、高性能で、マルチスレッドで、動的で
、専門語準拠である汎用プログラミング言語」と定義している。Java(登録
商標)は、プラットフォーム独立Javaアプレットの形態において、インター
ネットのためのプログラミングをサポートする。Javaアプレットは、サンの
Javaアプリケーションプログラミングインタフェース(API)に準拠した
小さな特化したアプリケーションで、これにより開発者は、Webドキュメント
に「インタラクティブコンテンツ」を追加することができる(例えば、単純なア
ニメーション、ページ装飾、基本的なゲーム)。アプレットは、サーバからクラ
イアントへコードをコピーすることで、Java互換ブラウザ(例えば、Netsca
pe Navigator)内で実行される。言語の観点からは、Java(登録商標)の中核
機能セットはC++に基づいている。サンのJava(登録商標)に関する文献で
は、Java(登録商標)は基本的に「C++であり、更に動的なメソッドソリュ
ーションのためにObjectiveCの拡張子が付いている」と記載されてい
る。
【0040】 Java(登録商標)と同様の機能を提供する別の技術は、マイクロソフトとA
ctiveXテクノロジによって提供され、開発者及びWebデザイナに、イン
ターネット及びパーソナルコンピュータ用の動的コンテンツを構築するのに必要
な手段を与える。ActiveXは、アニメーションと、3Dバーチャルリアリ
ティと、ビデオと、その他のマルチメディアコンテンツとを開発するツールを含
む。このツールはインターネット規格を使用し、複数のプラットフォームで動作
し、100を超える企業によってサポートされている。このグループのビルディ
ングブロックは、ActiveXコントロールと呼ばれる小さな高速のコンポー
ネントで、これにより開発者はソフトウェアの一部をHypertext Markup Languag
e(HTML)のページに埋め込むことができる。ActiveXコントロール
は、様々なプログラミング言語と共に動作し、こうした言語にはMicrosoft Visu
al C++、 Borland Delphi、 Microsoft Visual Basicプログラミングシステムが
含まれ、将来的には、マイクロソフトのJava用開発ツール、コードネーム「
Jakarta」も含まれる。ActiveXテクノロジは更に、Active
Xサーバフレームワークを含み、これにより開発者はサーバアプリケーションを
作成することが可能になる。当業者は、本発明を実施するために、過度の実験を
行うことなく、ActiveXをJava(登録商標)の代用とすることができる
と容易に認識する。
【0041】 好適な実施形態によれば、個人が様々なソースからミーティングについての関
連情報を検索するのを支援することで、来るべきミーティングのための個人の準
備に責任を有するエージェントとして、バックグラウンドファインダ(BF)が
実施される。BFは対象となるミーティングを示す文字の形態で入力テキストを
受領する。この入力テキストは、ミーティングの時間を含むカレンダプログラム
によって、好適な実施形態に従って生成される。ミーティングの時間が近づくと
、カレンダプログラムは対象イベントのテキストを取得するためにクエリを受け
、その情報はエージェントへの入力として利用される。その後、エージェントは
、入力ミーティングテキストをパースし、タイトル、ボディ、参加者、場所、時
間等の様々なコンポーネントを抽出する。このシステムは、ミーティングテキス
トの特定のミーティングフィールドを特定するためにパターンマッチングも実行
する。この情報は、Web上の様々な情報源にクエリを行い、現在のミーティン
グについての関連する記事を取得してカレンダリングシステムに返送するために
利用される。例えば、個人がネットスケープとマイクロソフトとの紛争に関して
話し合うために、これら2社とのミーティングに出席する場合、この個人はカレ
ンダリングシステムから、こうした初期情報を取得することになる。このシステ
ムはその後テキストをパースし、ミーティングする企業が「ネットスケープ」及
び「マイクロソフト」であり、トピックが「紛争」であることを認識する。その
後、このシステムは、トピックについての関連情報をWebでクエリする。した
がって、本発明の目的によれば、このシステムはカレンダリングシステムを更新
し、最終的には、対象となるミーティングに関するユーザの準備をするために収
集できる最高の情報をユーザに与える。好適な実施形態によれば、この情報はカ
レンダシステムに組み込まれたリンクからの選択により取得されたファイルに格
納される。
【0042】 プログラム構成: 好適な実施形態によるコンピュータプログラムは、5つの個別のモジュール、
つまりBF.Main、BF.Parse、 Background Finder.Error、 BF.PatternMatching、
及びBF.Searchによって構成される。更に、デバッグの目的でのみ使用されるユ
ーザインタフェースを提供するfrmMainも存在する。好適な実施形態による実行
可能なプログラムは、このユーザインタフェースによって決して実行されず、マ
イクロソフトのWinsockコントロールを通じてのみカレンダリングシステ
ムに戻されるべきである。システムの好適な実施形態は、2種類のモードで実行
され、これはカレンダリングシステムによってシステムに送られるコマンドライ
ンの下で指定できる。このシステムは、シンプルモードで動作している時、キー
ワードクエリを実行し、外部のサーチエンジンに発信する。コンプレックスモー
ドで実行される時、このシステムは、サーチエンジンに送信するクエリを形成す
る前にパターンマッチングを実行する。
【0043】 データ構造: 好適な実施形態よるシステムは、3つのユーザ定義構造を利用する。 1.TMeetingRecord 2.TPatternElement 3.TPatternRecord ユーザ定義構造TMeetingRecordは、単一のミーティングに関するあらゆる関連情
報を格納するために使用される。この情報には、ユーザID、ミーティングの当
初の説明、ミーティングのタイトル及びボディからのキーワードの抽出リスト等
が含まれる。重要な注意点として、好適な実施形態によるシステムのインスタン
スにつき、1つのみのミーティングレコードが作成される。これは、来るべきミ
ーティングに関するサービスをおこなうためにシステムが生じる度に、1つのみ
のミーティングに関する情報を検索するタスクが割り当てられるためである。そ
のため、現在のミーティングに対応して作成されたミーティングレコードが調査
される。ParseMeetingTextは、このミーティングレコードを占有させ、その後こ
れはミーティングに関する情報を他の機能に提供するためにパースされる。GoPa
tternMatchが、特定のミーティングフィールドに任意の値を結びつけることが可
能である場合、ミーティングレコード内の対応するエントリも更新される。括弧
内で説明されるそれぞれのフィールドが付いたtMeetingRecordの構造を、好適な
実施形態に従って、以下に提示する。
【0044】 A.1.1.1.1.1 Public Type tMeetingRecord sUserID As String (Muninによって与えられるユーザID) sTitleOrig As String (Muninに送り返すために側に置く必要があるオリジ
ナルのノンストップリステッドタイトル) sTitleKW As String (キーワードのみを有するストップリステッドタイトル
) sBodyKW As String (キーワードのみを有するストップリステッドボディ) sCompany() As String (パターンマッチングを通じてタイトル又はボディに
おいて特定される会社) sTopic() As String (パターンマッチングを通じてタイトル又はボディにお
いて特定されるトピック) sPeople() As String (パターンマッチングを通じてタイトル又はボディに
おいて特定される人間) sWhen() As String (パターンマッチングを通じてタイトル又はボディにお
いて特定される時間) sWhere() As String (パターンマッチングを通じてタイトル又はボディにお
いて特定される場所) sLocation As String (Muninによって渡される場所) sTime As String (Muninによって渡される時間) sParticipants() As String (Muninによって渡される従事する全参加者) sMeetingText As String (ユーザIDのないオリジナルのミーティングテキ
スト) End Type
【0045】 パターンマッチングにおいて利用されるそれぞれの個別パターンを保持するた
めに作成される他の2つの構造が存在する。レコードtAPatternRecordは、パタ
ーンのすべてのコンポーネント/要素を含む配列である。タイプtAPatternEleme
ntは、パターン内の要素を表すストリングの配列である。それぞれの要素には多
くの「代替物」が存在する可能性があるため、すべての代替物が何かを追跡する
ストリングの配列が必要となる。tAPatternElement及びtAPatternRecordの構造
を、好適な実施形態に従って、以下に提示する。
【0046】 Public Type tAPatternElement elementArray() As String End Type Public Type tAPatternRecord patternArray() tAPatternElement End Type
【0047】 共通ユーザ定義定数: プログラムのそれぞれの宣言セクションでは多くの定数が定義されており、こ
れは好適な実施形態によるシステムを維持するプロセスの一部として定期的な更
新が必要な場合がある。この定数は、コードを維持するための更新として発生す
るシステムの動的な設定を可能にするためにアクセス可能である。
【0048】 以下の表に含まれるのは、時折修正される可能性が最も高いと私が考えるそれ
ぞれのモジュールからの定数のリストである。しかしながら、以下のリストに含
まれないが、コード内で使用される他のコードも存在する。これは、こうしたリ
ストに含まれない定数が、決して変更されないことを意味するものではない。変
更される頻度が少ないことを意味するものである。
【0049】 メインモジュール(BF.Main)について:
【0050】
【表1】
【0051】 サーチモジュール(BF.Search)について:
【0052】
【表2】
【0053】 パースモジュール(BF.Parse)について:
【0054】
【表3】
【0055】 パターンマッチングモジュール(BFPatternMatch)について:このモジュールに
は、頻繁に更新する必要のある定数は存在しない。
【0056】 一般的なプロセスフロー: プロセスフローとそれぞれの間の関数の調整とは、図2乃至6に例示した5つ
のフローチャートによって最も上手く表すことができる。図2は、好適な実施形
態による全体的なプロセスフローを表している。処理はチャートの最上部にある
関数ブロック200で開始され、これはプログラムがスタートした時に開始され
る。アプリケーションがスタートすると、関数ブロック210に示すように、コ
マンドラインがパースされ、適切なミーティングテキストが移動され、好適な実
施形態によるバックグラウンドファインド動作のターゲットが開始される。関数
ブロック220に示すように、ターゲットが決定された後、グローバルストップ
リストが生成される。その後、関数ブロック230に示すように、マッチング動
作に利用されるすべてのパターンが生成される。その後、チャートをトレースす
ることにより、関数ブロック200がGoBF240を呼び出し、これは特定のター
ゲットのサーチエンジンのために正しい検索クエリ情報をラップすることに関す
るロジック処理に責任を有する。例えば、関数ブロック240は関数ブロック2
50に続き、その後、関数ブロック260に示すようにGoPatternMatchを呼び出
す。GoPatternMatchのプロセスフローを見るためには、「BFのパターンマッチン
グユニットに関するプロセスフロー」というタイトルの図にスワップする。
【0057】 注意すべき重要な事柄の1つは、チャートの同じレベルで表された関数は、共
通する親関数によって、左から右(上から下)に連続して呼び出されることであ
る。例えば、Main200は、ProcessCommandLine210を呼び出し、その後Crea
teStopList220を呼び出し、その後CreatePattern230を呼び出し、その後G
oBackgroundFinder240を呼び出す。図3乃至6はそれぞれ、プログラム全体
、パーシングユニット、パターンマッチングユニット、及びサーチユニットに関
するロジックを詳細に表している。図6は、BackgroundFinderを通じた重要な情
報のデータフローを決定するロジックを詳細に表しており、こうした情報の作成
及び処理に責任を有する関数を示している。
【0058】 シンプルクエリモード下での詳細なサーチアーキテクチャ: Alta Vistaの検索:
【0059】 (図2の関数ブロック270) Alta Vistaサーチエンジンは、図2の関数ブロック270に示すよ
うに、識別情報を利用して、現在のミーティングに関連するトピックに関する全
般情報を戻す。好適な実施形態によるシステムは、オリジナルミーティングテキ
ストのタイトル部分からすべてのキーワードを取り出し、Alta Vista
に対して送る高度なクエリを構築する。このキーワードは、クエリにおいて論理
的に統合される。この結果も、同じキーワードのセットに基づいてランク付けさ
れる。検索したい項目に関して、データ制限又は発行者の基準を促進できること
を当業者は容易に理解する。上位ランクの記事のセットは、好適な実施形態によ
るカレンダリングシステムに戻される。
【0060】 NEWS PAGE: (図2の関数ブロック275) News Page検索システムは、ターゲットミーティングに関する最新の
ニューストピックを与えることに責任を有する。このシステムは、オリジナルミ
ーティングテキストのタイトル部分からすべてのキーワードを取り出し、New
s Pageサーチエンジンに対して送るクエリを構築する。このキーワードは
、クエリにおいて論理的に統合される。最近発行された項目のみが検索される。
News Page検索システムは、ユーザの好みに応じてユーザが設定可能な
データ制限基準を提供する。上位ランクの記事はカレンダリングシステムに戻さ
れる。
【0061】 図3は、好適な実施形態のユーザプロフィールデータモデルである。処理は関
数ブロック300で開始され、これはメインモジュールからプログラムを呼び出
すことに責任を有する。その後、関数ブロック310において、ラッパ関数が呼
び出され、関数ブロック320でのキーワード抽出処理が準備される。キーワー
ドが抽出された後、処理フローは関数ブロック330に続き、区切り文字が正確
に配置されているかどうかが判断される。その後、関数ブロック340において
、特定のストリング内のワード数が計算され、関数ブロック350において、特
定のフィールドの区切り文字と、ミーティングテキストからの特定のフィールド
とが検索される。その後、関数ブロック380において、ストリングの区切り文
字が再度チェックされ、適切に配置されていることが確認される。最後に、関数
ブロック360において、メッセージのタイトル及びボディからのそれぞれのワ
ードの抽出が一度に1ワードずつ実行され、入力語句において次に最も近いワー
ド区切り文字を見つける関数ブロック362と、ワードから不要なデータを取り
去る関数ブロック364と、ワードがストップリストにあるかどうかを判断し、
ワードがストップリストにある場合はエラーを戻す関数ブロック366とのロジ
ックが利用される。
【0062】 好適な実施形態によるパターンマッチング: シンプルサーチ方法に関連する制限には以下が含まれる。
【0063】 1.ミーティングテキストからキーワードのセットを抽出するために、不要な
ワードのストップリストに頼ることから、ストップリストがどのくらい包括的か
によって制限される。ミーティングテキストのどの部分を捨てるべきかを考える
よりも、ミーティングテキストのどの部分が必要かに注目するべきである。
【0064】 2.好適な実施形態によるシンプルサーチ方法では、ミーティングタイトルか
らのキーワードのみを使用して、Alta Vista及びNews Page
に送るクエリを形成する。これは、クエリの代替情報源、つまりミーティング通
知のボディを無視している。ミーティングボディからのキーワードをクエリの形
成に含めることは不可能であり、これは意味のある結果を得られないほど長く複
雑なクエリが生じることが多いためである。
【0065】 3.それぞれのキーワードが何を意味するかを伝える方法は存在しない。例え
ば、2つのキーワードとして「アンディ」と「グローブ」とが抽出される可能性
がある。しかしながら、シンプルサーチでは、「アンディ・グローブ」が実際は
人名であることを知る方法はない。「アンディ・グローブ」が人名であることを
何らかの方法で理知的に推測できる可能性を想像せよ。彼が雇用されている場所
及び現在住んでいる場所といった情報。
【0066】 4.まとめると、不必要なワードをパースして除外するためにストップリスト
のみに頼っていることから、「情報過多」に悩まされている。
【0067】 好適な実施形態に従って、パターンマッチングはこうした制限を克服する: ここでは、好適な実施形態に従って、上に対応するそれぞれの問題にパターン
マッチングがどのように対処できるかを示す。
【0068】 1.パターンマッチングを行うことで、ミーティングテキストの必要な部分の
みを一致させ、この部分を抽出する。
【0069】 2.ミーティングボディに関してパターンマッチングを実行し、ミーティング
ボディから必要な部分のみを抽出すること。これにより、ミーティングボディは
完全に無駄なものにはならない。
【0070】 3.パターンマッチングは、指定したテンプレートのセットに基づき、人名、
社名、及びその他の項目をミーティングテキストから特定することを可能にする
【0071】 4.まとめると、パターンマッチングにより、情報過多に悩まされることがな
くなる。当然ながら、大きな問題は、パターンマッチングがどの程度上手く動作
するかである。人工知能処理のみに頼る場合、100%のヒット率にはならない
。提示された全社名の約20%を特定することが可能である。
【0072】 パターン: 好適な実施形態のコンテキストにおけるパターンは、ミーティングテキスト内
で探している語句の構造を指定するテンプレートである。パターンは誰かのミー
ティングテキストの現れる高い可能性を有する語句のテンプレートであるため、
好適な実施形態によってサポートされるパターンは選択される。例えば、カレン
ダにミーティングを入力する時、多くの人は「Meet with Bob Dutton from Stan
ford University next Tuesday(来週の火曜日にスタンフォード大学のボブ・ダ
ットンと会う)」といった事柄を書き込むことになる。この場合、共通パターン
は、ワード「with」の後に人名(この例ではBob Dutton)が続き、その後にワー
ド「from」が続き、最後は団体名(この例ではStanford University)で終わる
といったものになる。
【0073】 パターンマッチングの用語: パターンマッチングに関連する共通用語を以下に提示する。 ◆パターン:パターンとは、ミーティングテキストを結びつけたい語句の構造
を指定するテンプレートである。これはサブユニットを含む。
【0074】 ◆要素:パターンは多くのサブユニットを含むことができる。こうしたサブユ
ニットは要素と呼ばれる。例えば、「with $PEOPLE$ from $COMPANY$」というパ
ターンにおいては、「with」、「$PEOPLE$」、「from」、「$COMPANY$」がすべ
ての要素である。
【0075】 ◆プレースホルダ:プレースホルダは、値を結びつける必要がある特別な種類
の要素である。上の例を使うと、「$PEOPLE$」はプレースホルダである。
【0076】 ◆インジケータ:インジケータは、ミーティングテキスト内で見つける必要が
あるが、値を結びつける必要がない別の種類の要素である。特定のパターンにお
いて、1つ以上のインジケータを探す場合が多い。そのためインジケータは「ア
トミック」タイプではない。
【0077】 ◆置換文字:置換文字は、互いにすべて同義語であるインジケータのセットで
ある。入力において、これらのいずれかを見つけるのは良いことである。
【0078】 それぞれのミーティングに関して特定される5つのフィールドが存在する。 ◆会社($COMPANY$) ◆人物($PEOPLE$) ◆場所($LOCATION$) ◆時間($TIME$) ◆トピック($TOPIC_UPPER$)又は($TOPIC_All$) 括弧内は、コード内で対応するミーティングフィールドを表すものとして私が
使用したプレースホルダである。
【0079】 それぞれのプレースホルダは以下の意味を有する。 ◆$COMPANY$:大文字で始まるワードのストリングを結びつける(例えば、Mee
t with Joe Carter of <Andersen Consulting>)。
【0080】 ◆$PEOPLE$:「,」、「and」、又は「&」によって結合される可能性があ
る大文字で始まる2つのワードのストリングの連続を結びつける(例えば、Meet
with <Joe Carter> of Andersen Consulting、Meet with <Joe Carter and Luk
e Hughes> of Andersen Consulting)。
【0081】 ◆$LOCATION$:大文字で始まるワードのストリングを結びつける(例えば、Me
et Susan at<Palo Alto Square>)。
【0082】 ◆$TIME$:フォーマット#:##を含むストリングを結びつける(例えば、Di
nner at <6:30pm>)。
【0083】 ◆$TOPIC_UPPER$:トピックに関する大文字で始まるワードのストリングを結
びつける(例えば<Stanford Engineering Recruting> Meeting to talk about n
ew hires)。
【0084】 ◆$TOPIC_All$:大文字で始まるかどうかにまったく関係なく、ワードのスト
リングを結びつける(例えば、Meet to talk about <ubiquitous computing>)
【0085】 以下はBFによってサポートされるすべてのパターンを示す表である。それぞ
れのパターンはパターングループに属する。パターングループ内のすべてのパタ
ーンは、同様のフォーマットを共有し、どのインジケータが置換文字として使用
されるかという点においてのみ、それぞれが異なる。注意点として、灰色のパタ
ーンはコードにおいてもコメントされている。BFは、こうしたパターンをサポ
ートする能力を有するが、私達はこれらのパターンをマッチングさせることがこ
の時点で不可欠ではないと判断した。
【0086】
【表4】
【0087】 図4は、好適な実施形態によるパターンマッチングの詳細なフローチャートで
ある。処理は関数ブロック400で開始され、ここでメインプログラムがパター
ンマッチングアプリケーションを呼び出し、制御を関数ブロック410に渡し、
パターンマッチング処理を開始する。次に、関数ブロック420において、ラッ
パ関数がループを続け、関数ブロック430に示すように、テキストストリング
の一部をパターンに結びつけることができるかどうかを判断することを含め、そ
れぞれのパターンを処理する。その後、関数ブロック440において、存在する
場合、様々なプレースホルダが値に結びつけられ、関数ブロック441において
、句読点によって分離された名前のリストが結びつけられ、関数ブロック442
において、大文字で始まる2つのワードをフルネームとして見つけ、大文字で始
まるかどうかを判断するためにワード後にあるスペース後の次の文字を捕らえる
ことでフルネームが処理される。次に、関数ブロック443において、時間がス
トリングから適切な方法でパースされ、関数ブロック444においてブランクス
ペース後の次のワードがパースされる。次に、関数ブロック445において、会
社、トピック、又は場所といった大文字で始まる連続する語句が結びつけられ、
関数ブロック446において、好適な実施形態による更なる処理のために、ブラ
ンク後の次のワードが取得される。マッチミーティングフィールド処理に続いて
、パターンの先頭であるインジケータの位置を特定するために関数ブロック45
0が利用され、ブランク後の次のワードが関数ブロック452に示すように取得
され、関数ブロック454に示すように、このワードがチェックされ、インジケ
ータかどうかが判断される。次に、関数ブロック460において、パターンの終
わりにないインジケータの位置を特定するためにストリングがパースされ、改行
又はキャリッジリターンに続くものといった不必要な余白後の次のワードが関数
ブロック462に示すように処理され、関数ブロック464に示すように、この
ワードが分析され、インジケータかどうかが判断される。次に、関数ブロック4
70において、次のストリングの処理に備えるために、一時レコードがヌルセッ
トにリセットされ、関数ブロック480において、ミーティングレコードが更新
され、関数ブロック482において、チェックが実行され、ミーティングレコー
ドをパースする前に、ミーティングレコードにエントリが既に行われたかどうか
が判断される。
【0088】 特定済みミーティングフィールドの使用: 重要と考えるミーティングテキスト内のフィールドを特定したため、これに対
して行える事柄は数多く存在する。最も重要なパターンマッチングの応用の1つ
は、当然ながら、最終的にはAlta Vista及びNews Pageに発
信する、私達が構築したクエリを改善することである。BFに追加することが可
能なパターンマッチングの結果を利用したオプション及び強化は他にも数多く存
在する。こうした他のオプションについては、次のセクションで説明する。本セ
クションの目的は、優れたサーチ結果の取得を支援するために、パターンマッチ
ングで得られた結果をどのように使用できるかに関する十分な理解を読者に与え
ることである。
【0089】 図5は、クエリを準備し、インターネットから情報を取得するための好適な実
施形態による詳細な処理のフローチャートである。処理は、関数ブロック500
で開始され、Webサーチエンジンを利用したインターネットサーチに備えるラ
ッパ関数を処理するために、直ちに関数ブロック510へと続く。このサーチが
、Alta Vistaサーチエンジンを利用する場合は、関数ブロック530
において、システムはミーティングレコードから情報を取り出し、関数ブロック
540乃至560において、このサーチエンジンに発信するクエリを形成する。
このサーチが、NewsPageサーチエンジンを利用する場合は、関数ブロッ
ク520において、システムはミーティングレコードから情報を取り出し、関数
ブロック521乃至528においてクエリを形成する。
【0090】 Alta Vistaサーチエンジン: Alta Vistaサーチエンジンの長所は、強化された柔軟性を提供する
ことである。高度なクエリ方法を使用することで、あらゆる種類のブールクエリ
を構築し、望み通りのサーチのランク付けが可能となる。しかしながら、Alt
a Vistaの最大の欠点の1つは、大きなクエリを取り扱うのに優れておら
ず、無関係な結果を返す可能性が高くなることである。ミーティングテキスト内
でトピック及び会社を特定可能である場合、優れた結果が期待される非常に短い
が包括的なクエリを形成することができる。更に、発見したトピックにも注目す
る必要がある。特にユーザが会社について既によく知っており、その会社と数多
くのミーティングを行っている場合、会社に関する情報を見つけることは、その
ユーザにとって大きなメリットではない可能性がある。こうしたユーザがリサー
チしたいのはトピックについてである。
【0091】 News Pageサーチエンジン: News Pageサーチエンジンの長所は、有効な社名を与えることが可能
である場合、最新のニュースのサーチにおいて優れた仕事を行うことである。そ
のため、ニュースページWebサイトにクエリを発信する時は、特定可能なあら
ゆる社名を送り、社名が発見できない場合のみ、発見したトピックをクエリの形
成に使用する。どちらも発見できない場合、サーチは実行されない。Alta
Vistaに発信するクエリの形成に利用されるアルゴリズムは図7に例示され
ている。News Pageに発信するのクエリの形成に使用するアルゴリズム
は図8に例示されている。
【0092】 以下の表では、好適な実施形態によるそれぞれの関数を詳細に説明している。
関数が登場する順番は、可能な限りプロセスフローに似せている。関数が数回呼
び出される状況が存在する時、この関数は、この関数を呼び出す第一の関数の後
に記述され、その説明は、この関数を呼び出すその後の関数の後には繰り返され
ない。
【0093】
【表5】
【0094】 図6は、好適な実施形態に従った、Alta Vista及びNews Pa
geサーチエンジンに対するサーチの準備及び発信に利用する実際のコードのフ
ローチャートである。処理は関数ブロック610で開始され、ここでコマンドラ
インが利用され、特定のカレンダ情報によってカレンダエントリが更新される。
このメッセージは関数ブロック620に従って次に掲示され、関数ブロック63
0に従って現在のミーティング情報を格納するためにミーティングレコードが作
成される。次に、関数ブロック640において、クエリがAlta Vista
サーチエンジンに発信され、関数ブロック650において、クエリがNews
Pageサーチエンジンに発信される。サーチエンジンからメッセージが戻され
ると、これは関数ブロック660に示すように結果データ構造に格納され、この
情報は関数ブロック670の記述のように、処理され、ミーティングの準備で使
用するファイル内においてサマリ形式で格納される。
【0095】 図7は、好適な実施形態によるクエリの作成に関する詳細を提示している。処
理は関数ブロック710で開始され、ここでミーティングレコードがパースされ
、会社、人物、トピック、場所、及び時間である可能性のあるものが取得される
。その後、関数ブロック720において、少なくとも1つのトピックが特定され
、関数ブロック730において、少なくとも1つの社名が特定され、最後に関数
ブロック740において、ユーザの最終的な消費のために、どのデータをファイ
ルに送信するかについて判断がなされる。
【0096】 図8は、図7で提示されたクエリのテーマのバリエーションである。ミーティ
ングレコードは関数ブロック800においてパースされ、会社が関数ブロック8
20において特定され、トピックが関数ブロック830において特定され、最後
に関数ブロック840において、クエリの策定にトピック及び又は社名が利用さ
れる。
【0097】 特定のユーザ要件のために様々な特定の特徴を追加する代替実施形態について
は以下で説明する。
【0098】 パターンマッチングのターゲット率強化: BFの性能を高めるためには、手続き「CreatePatterns」に、パターン/パター
ングループを追加する。パターンを宣言する既存のコードは、将来のパターンの
テンプレートとして使用することができる。すべてが動的配列として格納される
ため、カット及びペーストによってコードを再使用するのが便利である。値をプ
レースホルダに関連付けることに責任を有する関数BindName、 BindTime、 Bind
CompanyLocTopicは強化することができる。この強化は、結びつける値の数を増
やすために、特定のミーティングフィールドを結びつける基準のセットを増やす
ことで実現される。例えば、BindTimeは現在、##:##又は#:##の形式の
すべての値を受け入れて結びつける。結びつけることが可能な時間を増やすため
には、更に美的な時間用語「o'clock」が後に続く数字1乃至12を受け入れる
ようにすることができる。語彙に基づく認識アルゴリズムと、BFが行うそれぞれ
の推測に精度レートを割り当てることとにより、有効となる特定の閾値を満たす
唯一の推測が可能になる。
【0099】 パターンマッチングを通じてシステムがどの場所を特定したかに応じて、或い
はミーティング場所としてユーザがどの場所を示したかに応じて、好適な実施形
態によるシステムは、ランチ/ディナー/朝食というワードを検出した時には必
ず、複数の優れたレストランを提案する。更に、会社ファインダのようなサイト
を使用して、手元にあるものが本当に社名であることを確認可能であり、或いは
パターンマッチングで社名が特定できない場合は、会社ファインダのWebサイ
トを「辞書」として使用し、大文字で始まる特定のワードが社名を表すかどうか
を判断することができる。特定した会社の株価及び急報を表示することも可能で
ある。
【0100】 好適な実施形態による無線バーゲン特定: 図9は、従来の物理的な非Web小売環境においてWebベースの比較ショッ
ピングを可能にするために設計された装置及びソフトウェアのハードウェア及び
論理制御フローを表したフロー図である。インターネットプロトコル能力を有す
る無線電話又は同様のハンドヘルド型無線装置920は、小型バーコードリーダ
910(電話の内部又は短いケーブルで設置される)と統合され、書籍その他の
製品900の統一商品コード(UPC)バーコードをスキャンするのに使用され
る。この無線装置920は、アンテナ930を介して、バーコードをポケットバ
ーゲンファインダサービスモジュール(Webサーバで実行)940に送信し、
これがバーコードを(書籍の場合は)国際標準図書番号又は(他の製品の場合は
)適切な識別子に変換する。このサービスモジュールは、その後、適切なサード
パーティの(複数の)Webサイトにコンタクトし、様々なWebサプライヤ9
50からの製品に関する価格、出荷、及び入手可能性の情報を見つける。この情
報はフォーマットされ、ハンドヘルド型装置のスクリーンに表示される。IP無
線電話その他のハンドヘルド型装置920は、メトリコムのRicochet SE Wirel
ess Modem等の無線モデムを利用する。この装置を利用することで、ユーザは、
コーヒーショップでくつろぎながら、揺れ動いているラテを危険なほどキーボー
ドの近くに置き、古びた小さなテーブルの上に乗ったポータブルコンピュータに
より、電話回線による直接接続に匹敵する速さでインターネットにアクセスでき
る。
【0101】 8オンス(227g)のRicochet SE Wireless Modemは、タバコのパックほど
の大きさであり、セットアップは極めて単純で、付属のベルクロの部品によって
このモデムをポータブル機器の裏側に取り付け、ケーブルをシリアルポートに差
し込み、短く太いアンテナを起こし、送信するだけである。ソフトウェアのセッ
トアップも同様に容易であり、簡単なインストーラによって、Ricochetモデムド
ライバが追加され、接続アイコンがデスクトップに配置される。モデムの機能的
な態様は、従来の電話モデムと同一である。
【0102】 当然ながら、無線性能には、従来のダイヤルアップ接続と同様の信頼性はない
。サンフランシスコのいくつかの場所では、窓の近くにいる限り、強力な接続を
得ることができた。しかし、CNETの総レンガ造りの本社内では、Ricochetは
まったく接続できなかった。オンラインでつながっている時は、遅い速度へのゆ
っくりとした低下と共に28.8kbpsまでの性能が利用できる。しかし、遅
い速度でも失望はなかった。代替方法――セルラモデムによる接続――に比べ、
Ricochetは遥かに速く、信頼性があり、使用コストが少ない。当然ながら、この
SE Wirelessはバッテリ電源である。このモデムの連続バッテリ寿命は12時間
までである。好適な実施形態によれば、ポータブルコンピュータのデュアル電池
は、Ricochetの出力が弱まる前に切れる。
【0103】 したがって、この無線モデムを利用することで、ユーザは好適な実施形態に従
って、Webサーバソフトウェア940を利用して、適切な製品950を特定し
、次に、適切な装置の(複数の)キーを使用してサプライヤを選択し、注文を入
れることができる。バーゲンファインダサービスモジュールは、その後、適切な
サードパーティWebサプライヤ960により、注文を完了させる。
【0104】 mySite! パーソナルWebサイト及び意図価値ネットワークのプロト
タイプ: mySite!は、好適な実施形態によるインパクトの強いインターネットベ
ースのアプリケーションであり、買い手中心世界におけるパーソナルWebサイ
トを介して、それぞれの顧客にサービスを与え、パーソナライズされた体験を提
供するというテーマに注目したものである。このサービスは顧客の意図−基本的
な生活のニーズ又は広範なプランニングを要する判断と、財務プランニング、ヘ
ルスケア、個人的及び職業的成長、家族生活、その他の問題といったいくつかの
次元に渡る調整−を満足させることを中心に直観的に編成されている。それぞれ
のメンバーは自分自身のプロフィールを保有及び維持しており、これにより、自
分自身を限定的にターゲットとするシステムにおいてコンテンツを作成及びブラ
ウズすることが可能となる。製品又はサービスの要求を入力した時点から、支払
いの完了まで、インテリジェントエージェントを利用して、リサーチが実施され
、取引が実行され、アドバイスが提供される。高度なプロファイリング及びフィ
ルタリングを使用することで、インテリジェントエージェントはユーザについて
学び、提供するサービスを改善する。顧客の意図には、日常ロジスティックス管
理(例えば、電子メール、カレンダ、連絡先、予定リスト、請求書の支払、ショ
ッピング、及び旅行プランニング)と、新しいコミュニティへの移動(例えば、
新しい生活場所を見つけること、家族の所有物を移動させること、旅行に出かけ
ること及び保険担保を送ること、仕事及び個人の連絡先に通知すること、新しい
コミュニティについて学ぶこと)とが含まれる。消費者の観点から、mySit
e!は、ユーザが関連製品及びサービスにアクセスし、極めて容易かつ便利に日
常のタスクを達成することが可能な中心的場所を提供する。
【0105】 ビジネスの観点から、mySite!は、効果的に顧客を集め、サービスを提
供し、保持するための付加価値のある革新的な方法を意味する。意図価値ネット
ワークにより、ユーザは、パーソナライズされたサイトに入り、学習するインテ
リジェントエージェントの支援により、ネットワーク参加者とシームレスに対話
することができる。好適な実施形態による意図価値ネットワークは優れた価値を
提供する。カスタマイズされた情報、アドバイス、及び製品に対する、1日24
時間、週7日のアクセスが提供される。この情報はパーソナライズされているた
め、それぞれのユーザは、必要なターゲットユーザとの関連性を保証するために
高度にカスタマイズされたコンテンツを閲覧することになる。
【0106】 エゴセントリックインタフェース: エゴセントリックインタフェースは、特定のユーザのニーズ、好み、及び現在
のコンテキストを満足させるために作成されたユーザインタフェースである。こ
れは、中央プロフィールデータベースに格納されたユーザの個人情報を利用して
、インタフェースをカスタマイズする。ユーザは、セキュリティ許可をオンにし
、インタフェース要素及びコンテンツに関する好みを設定することができる。エ
ゴセントリックインタフェースに統合されるコンテンツは、ユーザについての関
連情報によってカスタマイズされる。コンテンツを表示する時、エゴセントリッ
クインタフェースには、コンテンツがどのようにユーザと関連するかを実証する
形で、コンテンツとユーザとの間の関係が含まれる。例えば、ユーザが契約済み
の来るべきスキー旅行に関する情報を表示する時、このインタフェースには、ス
キー旅行中に同じ地域にいる他の人物等、ユーザの個人カレンダ及び連絡先リス
トからのイベントに関する情報が含まれる。これは、個別のユーザがよく知って
いるコンテキストに新しい情報の断片を入れる役割を果たす。
【0107】 図10Aは、ワールドワイドウェッブでの意図価値ネットワークアーキテクチ
ャの実施を表している。簡略化の目的から、この図ではセキュリティ、スケーラ
ビリティ、及びプライバシに関する複雑性を無視している。顧客は、Netscape N
avigator又はMicrosoft Internet Explorer等、インターネットに接続されたパ
ーソナルコンピュータ上で実行されている任意のインターネットWebブラウザ
1010、或いは無線能力を有する携帯情報端末によって、意図価値ネットワー
クにアクセスできる。意図価値ネットワークにアクセスする複数の方法の詳細な
説明については図17を参照せよ。顧客は固有の名前又はインテグレータのWe
bサーバ1020に関連するIPアドレスによって意図価値ネットワークにアク
セスする。インテグレータは、意図データベース1030、コンテンツデータベ
ース1040、サプライヤプロフィールデータベース1050、及び顧客プロフ
ィールデータベース1060といったリソースの組み合わせを使用して、意図価
値ネットワークを作成する。
【0108】 意図データベース1030は、意図の構造と、意図を充足させるのに必要な製
品及びサービスのタイプとに関するすべての情報を格納する。このデータベース
の情報には、意図のステップ、関心のあるエリア、レイアウトテンプレート、及
びパーソナライゼーションテンプレートが含まれる。コンテンツデータベース1
040は、アドバイス、紹介情報、パーソナライズコンテンツ、満足度評価、製
品評価、及び進捗レポート等、意図に関連するすべての情報を格納する。
【0109】 サプライヤプロフィールデータベース1050には、意図に統合された製品及
びサービスのプロバイダに関する情報が含まれる。このデータベースに含まれる
情報は、意図フレームワークとサプライヤとの間のリンクを提供する。これには
、製品リストと、特徴及び説明と、サプライヤの製品Webサイトのアドレスと
が含まれる。顧客プロフィールデータベース1060には、名前と、住所と、社
会保障番号及びクレジットカード情報と、個人的嗜好と、行動情報と、履歴と、
Webサイトレイアウトの好みと等、顧客に関する個人情報が含まれる。サプラ
イヤのWebサーバ1070は、情報及び取引のサポートを顧客に提供するため
に必要なサプライヤのあらゆるデータベースへのアクセスを提供する。
【0110】 製品情報データベース1080は、特徴、入手可能性、及び価格等、あらゆる
製品関連情報を格納する。製品注文データベース1090は、あらゆる顧客の注
文を格納する。このデータベースとのインタフェースは、SAP、Baan、O
racleその他が提供している統合基幹業務アプリケーションを通じて行うこ
とが可能であり、或いはサプライヤのWebサーバ又はアプリケーションサーバ
を通じて直接アクセスすることができる。顧客情報データベース1091は、取
引を完了するため、或いは顧客レコードを維持するためにサプライヤが必要とす
るあらゆる顧客情報を格納する。
【0111】 図10Bは、エゴセントリックインタフェース内でWebページを作成するた
めに利用されるロジックを提示するフローチャートである。この環境では、パブ
リックインターネット又はプライベートイントラネット等のように、Webサー
バとWebブラウザとはTCP/IPネットワークによって接続されていると仮
定する。可能なWebサーバには、Microsoft Internet Information Server、N
etscape Enterprise Server、又はApacheが含まれる。可能なWebブラウザに
は、Microsoft Internet Explorer又はNetscape Navigatorが含まれる。クライ
アント(つまりWebブラウザ)は、サーバ(つまりWebサーバ)に対して、
特定のWebページを要求する1001。これは通常、ユーザがWebページ内
のボタン又はリンクをクリックすることで達成される。Webサーバは、クライ
アント(つまりWebブラウザ)に格納されるユーザIDを管理するデータベー
ス及びユーザプロフィールデータベース1003への要求によって、その特定の
ユーザに関するレイアウト及びコンテンツの好みを取得する1002。次に、W
ebサーバは、コンテンツデータベース1005から、要求されたページのコン
テンツを検索する1004。次に、カレンダ、電子メール、連絡先リスト、及び
タスクリストの項目等、関連するユーザ中心コンテンツが検索される1006(
このプロセスの詳細な説明については図11を参照)。データベースへのクエリ
は、ユーザプロフィールデータベース1003内のユーザプロフィールの一部と
して格納されているユーザのコンテンツの好みを利用して、戻されるコンテンツ
をフィルタリングする。戻されたコンテンツはその後、ユーザプロフィールにお
いて定義されたレイアウトの好みに従って、Webページにフォーマットされる
1007。このWebページはその後、クライアントに戻され、ユーザに対して
表示される1008。
【0112】 図11は、Webページに追加するユーザ中心コンテンツを検索するプロセス
を表している。このプロセスは、図10Bの1006を更に詳細な形で説明して
いる。ここではサーバが、ユーザプロフィールと、このページに統合されること
になる既存のコンテンツとを既に取得していると仮定する。このサーバは、フィ
ルタリングされたコンテンツをパースし1110、イベント、連絡先、名前、及
び電子メールアドレスのインスタンスを探す。これらのいずれかが見つかった場
合は、タグが付けられ、一時保有空間に格納される。次に、このサーバは、様々
なデータベースに格納された任意のユーザ中心コンテンツを見つけようと試みる
1120。これには、一時保存空間内のタグ付き項目を、カレンダデータベース
1140のカレンダ項目1130と、電子メールデータベース1114の電子メ
ール項目1115と、連絡先データベース1168の連絡先項目1117と、タ
スクリストデータベース1118のタスクリスト項目1119と、ニュースデー
タベース1120のニュース項目1121とにマッチングさせることが伴う。関
連するユーザ中心コンテンツを検索した後、これは共に編集され戻される112
22。
【0113】 ユーザペルソナ: このシステムでは、ユーザは、プロフィール情報を異なるコンテキストで有効
なセットに集合させる多数の異なるペルソナを作成することができる。ユーザは
、自宅用に購入を行う時、1つのペルソナを作成することができる。このペルソ
ナは、自宅の住所を含む可能性があり、このユーザがショッピング時に良質なバ
ーゲン品を探していることを示す可能性がある。同じユーザは、仕事のコンテキ
ストにいる時に使用することが可能な第二のペルソナを作成することができる。
このペルソナは、ユーザの職場の所在地を格納する可能性があり、このユーザが
特定のベンダを好むこと、或いは割引プログラムを設定している特定の企業のた
めに働いていることを示す可能性がある。仕事関連品目のショッピングの時、ユ
ーザは、このペルソナを使用することができる。ペルソナは規則や制限も含むこ
とができる。例えば、仕事のペルソナは、ユーザが一社のみの旅行代理店で飛行
機の予約を行い、雇用主が設定した手配規則を利用するように制限することがで
きる。
【0114】 図12は、ユーザと、複数のペルソナと、複数のプロフィールとの間の関係を
表している。ユーザレベルにあるのはユーザプロフィール1200である。この
プロフィールはユーザとユーザの口座情報を表す。データベースには、口座を有
するそれぞれのユーザに関する固有のレコードが1つ存在する。それぞれのユー
ザには複数のペルソナ1220、1230、及び1240が付属する。これらの
ペルソナは、複数のプロフィールを有効なコンテキストにグループ化するのに使
用される。例えば、ユーザがサンフランシスコに住み、パロアルトで働いている
が、タホ湖に山荘を所有しているとする。彼は、自分のサイトにアクセスする可
能性のある3種類のコンテキストを有している。1つのコンテキストは仕事関連
である。他の2つは家庭生活関連だが、場所が異なっている。このユーザは仕事
用ペルソナ1220と、自宅用ペルソナ1230と、山荘用ペルソナ1240と
を作成することができる。それぞれのペルソナは、異なる一般プロフィール12
50、1260、及び1270を参照し、これにはその場所の住所が含まれる。
したがって、3つの一般プロフィールが存在する。それぞれのペルソナは更に、
2つの旅行プロフィールの一方を参照する。このユーザは、仕事用旅行プロフィ
ール1280を維持しており、これにはチケットの手配及び予約の実行に関する
会社のあらゆる規則が含まれる。このプロフィールは、例えば、この人物がビジ
ネスクラス又はファーストクラスでのみ旅行すること、及び彼の好みの航空会社
がユナイテッド航空であることを指定できる。仕事用ペルソナは、この仕事用旅
行プロフィールを参照する。このユーザは更に、彼がエコノミクラスで旅行する
ことを好み、全般的に安いことから払い戻し不可のセールを求めていることを指
定する自宅用旅行プロフィール1290を維持することが可能である。自宅用ペ
ルソナ及び山荘用ペルソナの両方が自宅用旅行プロフィールを指し示す。
【0115】 図13は、ペルソナの概念をサポートするデータモデルを表している。ユーザ
表1310には、システム内に口座を有するそれぞれのユーザの記録が含まれる
。この表には、ユーザ名及びパスワード1320と、固有の識別子とが含まれる
。それぞれのユーザは複数のペルソナ1330を有することが可能であり、これ
はプロフィール1340と呼ばれる更に特化した構造のコンテナとして機能する
。プロフィールには、プロフィールフィールド1350レコード内の詳細な個人
情報が含まれる。それぞれのプロフィールには、プロフィール制限1360レコ
ードのセットが付属する。これらのそれぞれには、名前1370と規則1380
とが含まれ、これが制限を定義する。規則は、パターンに似た形式(もしxなら
ばy)で、これにより規則を特定の用途に制限することができる。プロフィール
制限の一例には、リストに含まれる特定の航空会社でユーザが飛行機を予約でき
ないことを定めた規則がある。このプロフィール制限は、例えばユーザの雇用主
によって設定された「仕事用」ペルソナの「旅行」プロフィールに含めることが
できる。それぞれのプロフィールフィールドには更に許可1390のセットが含
まれ、これはそのレコードに含まれる。こうした許可は、特定のプロフィールフ
ィールドの情報に対するどのようなアクセス権を誰が有しているかを定める。
【0116】 意図中心インタフェース: 退職又は移転のプランニングといった顧客の意図を満足させるには、特化した
インタフェースが必要である。顧客の意図は、例えば経済的安全性、住宅、及び
運搬手段から、ヘルスケア、個人的及び職業的成長、及び娯楽に至るまでの多数
のエリアに渡る広範なプランニング及び調整を必要とする。意図の満足させるに
は、消費者のニーズの充足を支援するために業界を超えて機能する相補的なビジ
ネスのネットワークが必要となる。
【0117】 意図中心インタフェースは、ユーザが個人の意図を管理するのを支援するため
に設計されたユーザインタフェースである。任意の一定の時点において、インタ
フェースのコンテンツはカスタマイズされ、こうした特定の意図に関連するコン
テンツのみが示される。意図中心インタフェースにより、ユーザは、こうした特
定の意図を満足させるプロセスを管理することができる。これには、一連の別個
のステップと、ユーザがアクセス可能なコンテンツエリアのセットとが関与する
。任意の時点において、ユーザは異なる意図を管理するインタフェースに切り替
えることも可能であり、この行為により、インタフェースのコンテンツは変化し
、新たに選択された意図を満足させることに関連するコンテンツのみが含まれる
ようになる。
【0118】 図14は、意図中心インタフェースをサポートするのに必要なデータモデルの
詳細な説明を提示している。それぞれのユーザペルソナ1410(ペルソナのデ
ータモデルの詳細な説明については図13を参照)は、任意の数のアクティブユ
ーザ意図1420を有する。それぞれのアクティブユーザ意図にはニックネーム
1430が与えられ、これはユーザがスクリーン上で見る表示名である。それぞ
れのアクティブユーザ意図は更に、多数のデータフィールド1440を含み、こ
れにはユーザとの対話全体を通じて収集された任意のユーザデータが含まれる。
例えば、ユーザがスクリーン上のフォームを埋め、そのフィールドの1つが社会
保障番号である場合、対応するデータフィールドは、名前=「SSN」1460
、値=「999−99−9999」1460を含むことになる。それぞれのユー
ザ意図は更に、意図ステップ1470完了ステータスを追跡する。完了1480
フィールドは、ユーザがステップを完了したかどうかを示す。すべてのユーザ意
図は、一般意図1490のユーザ固有バージョンであり、一般意図はあらゆるユ
ーザのための意図に関するデフォルトモデルである。一般意図は、意図のサブス
テップに付属するカスタム規則1411及び1412を通じてカスタマイズされ
る。こうしたカスタム規則は、システムが個々のユーザのプロフィール情報を使
用して、それぞれのユーザの意図をどのようにカスタマイズするかを表すパター
ンである。
【0119】 統計エージェント: エージェントは、それぞれのユーザの主要な統計値を追跡する。こうした統計
値は、ユーザに特定の行動を促すために仮想現実ペットのたまごっちと同様の形
で使用される。こうした記録される統計値は、ログインの頻度、ニュース記事等
のコンテンツの評価の頻度、及び特定の期間に実行したタスク数によって測定さ
れるエージェントの活動である。この情報は、感情的に訴えかけて特定の行動を
ユーザに促すために、システムによって使用される。
【0120】 図15は、エージェントの現在の統計値を表示するページを生成するプロセス
を表している。ユーザがクライアントブラウザによりエージェント統計ページを
要求した時1510、サーバはユーザのプロフィールデータベース1530から
ユーザの統計値を検索する1520。次に、このサーバは、標準化された統計値
セットを作成するために必要な数学的計算を実行する1540。次に、このサー
バは、コンテンツデータベース1560から、ユーザ中心統計値を計算するため
に使用する式を検索する1550。その後、一般式と、そのユーザの統計値とを
使用して、グラフが生成される1570。このグラフは、統計ページを作成する
ためのテンプレートに挿入される1580。その後、このページがユーザに戻さ
れる1590。
【0121】 パーソナライズ製品レポートサービス: このシステムは、ユーザプロフィールに基づいてユーザ毎にカスタマイズされ
た消費者レポートのようなサービスを提供する。このシステムは、製品の品質と
、多数の次元での望ましさとに関するユーザからの評価を記録及び提供する。こ
のシステムと従来の製品品質測定サービスとの違いは、ユーザに返ってくる評価
がパーソナライズされている点である。このサービスは、ユーザのプロフィール
とのマッチングが最も緊密であり、求められている製品をこれまでに評価したこ
とがある人物を見つけることで機能する。このアルゴリズムを使用することは、
ユーザに対して、そのユーザに似た人物からの統計値のみを含む製品レポートを
確実に送り返すのに役立つ。
【0122】 図16は、ユーザ向けパーソナライズ製品評価を決定するアルゴリズムを表し
ている。ユーザが製品Xに関する製品レポートを要求した時1610、このアル
ゴリズムは、その製品を以前に評価したことがあるユーザのプロフィールデータ
ベース1630(製品評価を含む)から、プロフィールを検索する1620。次
に、システムは、コンテンツデータベース1650からプロフィールマッチング
アルゴリズムのデフォルトの閾値を検索する1640。次に、プロフィールマッ
チングアルゴリズムにおいて指定されたいくつかの次元に、ユーザの選抜候補者
リストをすべてマップする1660。その後、最も近い近接者の上位n名(閾値
変数として事前に指定)を決定し、プロフィールマッチングアルゴリズムの結果
を使用して、この人達がセット内のユーザのプロフィールからの距離y(同じく
閾値変数として事前に指定)の中にあるかどうかを判断するテストを実行する1
670。この閾値の中にない場合は、閾値変数が緩和され1680、再度、テス
トが実行される。この処理は、テストで真が戻されるまで繰り返される。その後
、最も近い近接者n名の小さなセットからの製品評価を使用して、いくつかの次
元に沿った多数の製品統計値が決定される1690。こうした統計値は、製品レ
ポートのテンプレートに挿入され1695、製品レポートとしてユーザに戻され
る1697。
【0123】 個人プロフィール及びサービスの偏在: このシステムは、個人のプロフィールを1箇所で集中的に記憶する場所を提供
する。この記憶場所は、パブリックインターネットを通じて利用可能なサーバで
あり、インターネットに接続された適切なアクセス能力を有する任意の装置によ
ってアクセス可能である。至るところでプロフィールにアクセスできることから
、ユーザのプロフィールに基づいてユーザ向けのサービスをカスタマイズするた
めに、多数のアクセス装置を使用することができる。例えば、業者のWebサイ
トでは、このプロフィールを使用して、ユーザにパーソナライズされたコンテン
ツを提供することができる。インターネットにアクセス可能な携帯情報端末(P
DA)では、PDA上の個人のカレンダ、電子メール、連絡先リスト、タスクリ
スト、及びメモを、インターネットサイトに格納されているバージョンと同期さ
せることができる。これにより、個人は、必要な時期及び必要なフォーマットに
関係なくデータを利用可能にしておくために、このデータの1つのバージョンの
みを維持しておけばよい。
【0124】 図17は、こうした中央格納プロフィールにアクセスする多数の異なる方法に
関連する詳細なロジックを提示している。プロフィールデータベース1710は
、ユーザのプロフィール情報の中央記憶場所である。プロフィールゲートウェイ
サーバ1720は、ユーザ自身からのものか、或いはユーザにサービスを提供し
ようとしている業者からのものであるかに関係なく、プロフィール情報に関する
あらゆる要求を受領する。このプロフィールゲートウェイサーバは、プロフィー
ル所有者が明確に許可を与えた時のみ、情報を公表する状態を確保することに責
任を有する。TCP/IP(標準ネットワーク通信プロトコル)でパブリックイ
ンターネット1730にアクセス可能な任意の装置は、インテリジェントHTT
P要求によって、プロフィールデータベースからの情報を要求することができる
。消費者は、例えば、テレビ1740、携帯電話、スマートカード、ガスメータ
、水道メータ、台所用品、セキュリティシステム、デスクトップコンピュータ、
ラップトップ、ポケットオーガナイザ、PDA、及び自動車等の装置からサービ
スへのアクセスを得ることができる。同様に、業者1750も(それぞれのプロ
フィールを所有する消費者からの許可を受けて)こうしたプロフィールにアクセ
ス可能であり、これにより、カスタマイズ及びパーソナライズされたサービスを
消費者に提供することができる。
【0125】 この偏在プロフィールの潜在的な使用方法の1つは、ホテルチェーンに関する
。消費者は、自分を一意に特定するデジタル証明書が入ったスマートカードを携
帯することができる。このスマートカードのデジタル証明書は、システムによっ
て発行されたものであり、システムは消費者のプロフィール情報をプロフィール
データベースに記録している。消費者は、このカードをホテルチェーンに持って
いき、チェックインする。ホテルの雇用者はカードを読み取り機に通し、消費者
は暗証番号を入力し、デジタル証明書のロックを解除する。証明書は(安全な送
信プロトコルを使用して)プロフィールゲートウェイサーバに送られ、認証され
る。これにより、ホテルでは、消費者が以前に指定した消費者のプロフィールの
特定部分にアクセスできるようになる。ホテルでは、消費者のあらゆる請求情報
及びホテルの部屋の好みを検索することができる。更にホテルでは、消費者の映
画及び食事の好みにもアクセスし、この両方についてカスタマイズしたメニュー
を提供することができる。ホテルでは、消費者の配偶者に電子メールを送り、消
費者がホテルにチェックインしており無事であることを知らせるサービスを提供
できる。あらゆる取引情報は、ホテルにチェックインした後、消費者のプロフィ
ールにアップロードすることができる。これにより、ホテルのパートナーは(同
様に消費者からの許可を受けて)ホテルが収集した消費者に関する情報を利用す
ることができる。
【0126】 意図価値ネットワーク: 意図価値ネットワークにおいて、全体的なインテグレータシステムは、ユーザ
への製品及びサービスの納入を調整する。このインテグレータは、ユーザのプロ
フィールに反映されるユーザの好みに基づいて、ユーザに物理的及び仮想的に製
品及びサービスを提供する承認サプライヤのネットワークを管理する。このイン
テグレータは、サプライヤと消費者との間の関係を管理し、サプライヤによる消
費者の意図の充足を調整する。インテグレータは、例えば、消費者に製品及びサ
プライヤに関する情報を提供すること及び客観的なアドバイスを与えることによ
って、これを行う。
【0127】 図18では、消費者と1つのサプライヤが関与するインテグレータとの間の詳
細な対話を開示している。このユーザはWebブラウザ1810にアクセスし、
インテグレータに製品及び価格情報を要求する。この要求は、ユーザのWebブ
ラウザからインテグレータのWeb/アプリケーションサーバ1820に送られ
る。ユーザの好み及び個人情報がインテグレータの顧客プロフィールデータベー
ス1830から取得され、Web/アプリケーションサーバに戻される。要求さ
れた製品情報はサプライヤの製品データベース1840から抽出され、特定の顧
客向けにカスタマイズされる。Web/アプリケーションサーバは、顧客に関す
る質問情報により、サプライヤの顧客情報データベース1850を更新する。そ
の後、製品及び価格情報はWebページ1860にフォーマットされ、顧客のW
ebブラウザに戻される。
【0128】 サマリエージェント: アプリケーション及びWebサーバで実行されるソフトウェアエージェント一
式は、ユーザのための反復するタスク又は日常的なタスクを管理するようにプロ
グラムされる。このエージェントは、ユーザが設定した規則に従って動作し、ユ
ーザによって明示的に定義されたタスクのみを実行することができる。このエー
ジェントは、ユーザへの請求を支払うこと、コンテンツ及び電子メールをフィル
タリングすること、タスク及びエージェントの活動のサマリ表示を提供すること
を管理できる。エージェント用のユーザインタフェースは、特定のユーザに合わ
せて変更することができる。
【0129】 図19では、ユーザ向けの口頭サマリを生成するエージェントによる処理の好
適な実施形態に従ったロジックを開示している。ユーザがサマリページを要求し
た時1900、サーバは、ユーザプロフィールデータベース1930から、エー
ジェントのタイプ、規則、及びサマリレベルといったユーザのエージェントの好
みを取得する1920。サーバは、コンテンツデータベース1950から、電子
メール、予定リストの項目、ニュース、及び請求といったコンテンツを取得する
1940。エージェントは、プロフィールデータベースに格納された規則を使用
して、こうしたすべてのコンテンツをパースし、コンテンツのサマリを作成する
1960。コンテンツはテンプレートに従ってWebページにフォーマットされ
る1970。コンテンツデータベース1990のコンテンツとデータベースに格
納されるスピーチテンプレートとを使用して、エージェントのスピーチ用テキス
トが生成される1980。このスピーチテキストはWebページに挿入され19
95、このページはユーザに戻される1997。
【0130】 信頼される第三者: 上のシナリオでは、Webサイトは、公表されたポリシに従って、情報のプラ
イバシの保証を維持する必要がある。このシステムは、消費者の信頼される第三
者であり、あらゆる場合において、消費者に代わって行動し、商取引の機会のシ
ミュレーションではなく情報のプライバシに偏り過ぎる。この信頼される第三者
は、明言されたポリシにより特定の連座を保証する適切なプロセスのセットを有
する。
【0131】 「meコマース」: この言葉は「eコマース」という言葉を拡張したもので、「パーソナライズ電
子商取引」を意味する。図20は、好適な実施形態によるディスプレイログイン
を表している。このディスプレイは、エージェント2000を有するMicrosoft
Internet Explorerアプリケーションとして実施され、エージェントは、様々な
システムコンポーネントをカスタマイズ及びパーソナライズし、情報を集め、ユ
ーザの個人的要件と対話するために、システムとの対話のプロセスを通じて、ユ
ーザをガイドする。ユーザはユーザ名を2010に、パスワードを2020に入
力し、ボタン2040を選択して、ログイン手続きを開始する。ロゴ2030が
示すように、このシステムは電子商取引を、パーソナライズされた、いわゆる「
me」コマースに変える。
【0132】 図21は、好適な実施形態による日常ロジスティックス管理ディスプレイを表
している。ユーザはアニメーションエージェント2100にパーソナライズメッ
セージ2190によって迎えられる。ユーザは、旅行2110、家庭の雑用21
20、金融2130、及び市場活動2140を含め、要件に基づいて様々な活動
を選択できる。ある活動から別の活動への迅速なナビゲーションを促進するため
に、電子メール、カレンダリング、ドキュメント作成といったルーチンタスク用
のアイコン2142も提供される。ニュースその他の関心のある項目の転送を可
能にするために、ダイレクトリンク2146も提供される。ユーザがいる場所に
基づいて、様々なプロフィールを選択することができる。これは例えば、仕事、
自宅、又は休暇等である。このプロフィールは、ユーザが別の場所のための新し
いプロフィールを必要とする時に追加することができる2170。個人情報の様
々な項目2180は、様々な試みをサポートするためにユーザから収集される。
更に、情報がタイムリで現行のものであることを確認するために項目2180毎
に許可2150が設定される。
【0133】 図22は、好適な実施形態によるユーザメインディスプレイを表している。ユ
ーザの好みに基づいて、世界のニュース2200及びローカルニュース2210
が提供される。このユーザは、メインディスプレイに直接情報を提供する項目と
して不動産2230も選択している。更に、ユーザの好みに基づいて、異なるエ
ージェント2220が提供される。
【0134】 図23は、好適な実施形態によるエージェント対話を表している。エージェン
ト2310は、ユーザに情報2300を伝達し、ユーザの生命保険のニーズが変
化したことを示し、ユーザ向けの情報を最善の形でまとめたチャートをユーザに
示している。現在のユーザ統計値に基づいて、更に詳細な情報を促すために、特
定のヒント2395が提供される。ユーザの生命保険のニーズに関するチャート
2370も、ユーザが適切な行動を判断するのを支援するために、ディスプレイ
の中央で強調表示される。保険証書の変更を容易にするためにボタン2380が
提供され、ユーザの保険要件に関する様々な表示を選択するのを支援するために
ボタンのセット2390が提供される。
【0135】 イベントバックグラウンダ: イベントバックグラウンダは、来るべきイベントの短い説明で、イベントの直
前にユーザに送られる。イベントバックグラウンダは、このイベントに関連する
最新情報によって絶えず更新される。旅程及びロジスティックスといった関連情
報が含まれ、同じ場所にいる可能性のあるユーザの知人といった他の有効な情報
も提供される。イベントバックグラウンダの目的は、パブリックWebサイト及
びユーザのカレンダ及び連絡先リストといった多数のリソースから引き出した、
イベントに関する最も新しい情報を提供し、ユーザが一定の状況において適切に
反応するのを可能にすることである。
【0136】 ビシニティフレンドファインダ このソフトウェアは、友人、家族、又は知人がユーザと同じ周辺にいること、
或いは同じ周辺に来ることをユーザに伝える機会を探す。このソフトウェアは、
来るべきイベントについてユーザのカレンダをスキャンする。次に、地形マップ
を使用して、こうしたカレンダイベントを、連絡先に載っている人物のカレンダ
イベントと比較する。その後、ユーザに任意の一致を通知し、これにより、特定
の時間にユーザの近くにいる予定である人物がいることをユーザに伝える。
【0137】 情報過多: 情報過多という用語は、その定義と、意味及び結果との両方において、現在で
は比較的理解されるようになっている。人間が一度に利用可能な注意の量は限ら
れているが、こうした注意を求める量は毎日増え続けている。簡単に言えば、多
すぎる情報と少なすぎる時間こそが、今日の知識労働者の生活を複雑にする主な
要因である。
【0138】 情報過多に動的に対処する第一の試みでは、情報の量が減るように情報のイン
テリジェントフィルタリングを行うことに注目する。しかしながら、情報の小片
を単純にランダムに取り除くのではなく、こうしたアプローチのほとんどでは、
どの情報を最終的にユーザに提示するかについて知的になることを試みている。
これは、ユーザの関心に基づいてそれぞれのドキュメントを評価し、関連性の少
ないものを捨てることで達成される。そのため、結果として、質も向上する。
【0139】 情報のフィルタリングは、この新しい時代において情報に対処するための第一
のステップに過ぎない。おそらく間違いなく、ドキュメントの質と同じように重
要なのは、それに容易にアクセスできることである。ミーティングに出席してし
まえば、そのミーティングの題材について重要な情報を含んでいるドキュメント
が自分のオフィスに届けられても、価値はほとんどない。相互通信の技術に刺激
されビジネスの速度が高まるにつれ、どんな時でも、どんな場所にいても、質の
高い情報を受け取ることができる能力は不可欠になっている。この新しいアプロ
ーチは、インテリジェント情報伝達と呼ばれ、新しい情報自体の先駆けとなって
いる。
【0140】 好適な実施形態では、情報過多を減少させるだけでなく、高品質の情報をユー
ザが求める場所及び時間に伝達する試みにおいて、上で説明したインテリジェン
ト情報伝達の理論を実証している。言い換えれば、このシステムは、適切な情報
を、適切な人物へ、適切な時間に、適切な場所で伝達する。
【0141】 アクティブナレッジ管理システムの説明: 図24は、好適な実施形態によるアクティブナレッジ管理システムのブロック
図である。このシステムは以下の部分、つまり1つ以上のサーバとのバックエン
ド2400接続と、パーソナル移動無線クライアント(アウェアネスマシン)2
430、2436と、パブリッククライアント(マジックウォール)2410、
2420と、Webクライアント2446、2448と、電子メールクライアン
ト2450、2460とによって構成される。
【0142】 パックエンドサーバ(2400)プロセス: 図25は、好適な実施形態によるバックエンドサーバのブロック図である。こ
のバックエンド(図24の2400)は、以下のソフトウェア活動要素、つまり
インテリジェントエージェントコーディネータ(Munin)2580と、情報
優先度決定サブシステム2530、継続的及び断続的に実行される情報収集及び
処理用インテリジェントエージェント2500、2502、及び2504と、ユ
ーザプロフィールデータベース2542及びサポートソフトウェアと、情報チャ
ネルデータベース2542及びサポートソフトウェアと、通信ソフトウェア25
50と、情報変換ソフトウェア2560と、補助ソフトウェアとを有するコンピ
ュータシステムである。
【0143】 アウェアネスマシン(図24の2446及び2448): ●アウェアネスマシンは、ハードウェア装置とソフトウェアアプリケーション
との組み合わせである。ハードウェアはハンドヘルド型コンピュータと無線通信
装置とによって構成される。アウェアネスマシンは、無線の情報細流を継続的に
受領することで、絶えず更新される所有者の世界の状態を反映する。この情報は
、インテリジェントエージェント一式によって掘り出され処理されるものであり
、メールのメッセージ、それぞれのユーザの好みに合ったニュース、スケジュー
ルの更新、来るべきミーティング及びイベントの背景情報、更には天気情報及び
交通情報によって構成される。
【0144】 図25のインテリジェントエージェントコーディネータ2580も、システム
に対するユーザの「インタフェース」であり、ユーザがシステムと対話するとき
は常に、GUIその他のエンドユーザインタフェースに関係なく、これらは最終
的にはインテリジェントエージェントコーディネータとやり取りをする(質問を
行い、コマンドを送る)。インテリジェントエージェントコーディネータには主
に4つの責任があり、それは1)ユーザの活動を監視すること、2)情報要求を
処理すること、3)それぞれのユーザのプロフィールを維持すること、及び4)
ユーザ及びそれぞれのエージェントとの間でやり取りする情報の経路を定めるこ
とである。
【0145】 ユーザの活動の監視: ユーザがセンサを始動させた時は常に、インテリジェントエージェントコーデ
ィネータは「環境キュー」を受領する。このキューは、インテリジェントエージ
ェントコーディネータが、情報伝達の目的で、ユーザがいる場所の理解を得るこ
とを可能にするだけでなく、それぞれの人物の生活の標準パターン(到着時間、
出発時間等)を学習することも可能にする。こうしたパターンは、情報を伝達す
る時のシステムの知性を高める試みにおいて、絶えず更新され改良される。例え
ば、現在、1人の人物がいくつかの電子メールアカウント(仕事ベース、自宅ベ
ース、移動ベース等)を有することは珍しくなく、こうしたすべてのアカウント
に関する検索プロセスにいくつかの異なるコンピュータが関与することも珍しく
ない。したがって、インテリジェントエージェントコーディネータが正しい場所
への情報伝達を成功させるには、ユーザが情報を見る確率を最大にするために、
こうしたすべてのアカウントと、ユーザがこれらにアクセスする可能性のある時
間とを考慮する必要がある。これについては、別のセクションで更に説明する。
【0146】 情報要求の処理: インテリジェントエージェントコーディネータは、それぞれのユーザを意図し
て情報をパーソナライズし、ユーザが受け取る情報において、それぞれのユーザ
の関心を更に正確に反映させるために、他のエージェントからの情報要求を処理
する。こうした要求は一般に、ユーザのプロフィールに関連している。例えば、
エージェントは、ユーザのために交通レポートを作成している時、インテリジェ
ントエージェントコーディネータに、そのユーザの交通地域(サーチストリング
)を要求する可能性がある。ユーザのプロフィールデータに対するすべてのアク
セスは、この方法においてアクセスされる。
【0147】 ユーザプロフィールの維持: ユーザプロフィールにはユーザに関する広範な情報が含まれる。この情報は、
ユーザ指定データと、インテリジェントエージェントコーディネータがそれぞれ
のユーザの情報及び活動から学習及び推定した情報との混合物である。プロフィ
ールに含まれるデータを保護するために、インテリジェントエージェントコーデ
ィネータはすべての情報要求を処理する必要がある。インテリジェントエージェ
ントコーディネータは、更に多くのルーチンである日常的タスクを支援するため
に、ユーザの活動を観察し、その生活パターンの学習を試みることにより、こう
したプロフィールを絶えず修正及び更新する。インテリジェントエージェントコ
ーディネータは更に、それぞれのユーザの毎日の活動から意味を拾い集めるため
に、他のエージェントを利用する。これらのエージェントは、こうしたデータを
掘り出し、現在の関心事、長期的な関心事、更にはそれぞれのタイプの情報を伝
達する時間の好みを示すものを見つけようとする。インテリジェントエージェン
トコーディネータの観察に関する別の重要な態様は、経路指定の目的で、それぞ
れのユーザが1日を通じて物理的にどこに位置するのかを判断しようとすること
である。
【0148】 情報の経路指定: ほとんどの人間は1日を通じて移動する。インテリジェントエージェントコー
ディネータは、観察(監視されない学習)と環境からのキューとの両方により、
ユーザがどこに位置するか、或いはどこに位置する可能性が高いかを判断しよう
と試みることで、この事実に敏感になろうとする。これはユーザの情報をどこに
送るかを判断するためだけでなく、どのフォーマットで情報を送るかを判断する
ためにも間違いなく重要である。例えば、ユーザが机に向かっており、Webク
ライアントを使用しているばあい、インテリジェントエージェントコーディネー
タはユーザのPCから活動を示すものを受領し、任意の必要な情報をそこへ送る
べきであることが分かる。加えて、デスクトップPCは通常非常に強力であるた
め、機能をすべて使った画像の多いバージョンを送ることができる。しかしなが
ら、これに代わる状況、つまりインテリジェントエージェントコーディネータが
(出口の近くにあるキーカードリーダにより)あなたがビルを出たばかりである
ことを示すものを受領した状況も考えられる。その数分後、インテリジェントエ
ージェントコーディネータが、あなた宛の緊急メッセージを受領したとの通知を
受領したとする。インテリジェントエージェントコーディネータは、あなたがビ
ルを出たことを知っており、それ以外の行動を示すものを受領していないため、
ハンドヘルド型装置(その能力についても知っている)によって連絡できるとみ
なし、画像優先バージョンではなく、緊急メッセージのテキストをそこに送る。
【0149】 内在するイノベーション: アクティブナレッジ管理システムは、ナレッジ管理と人間及びコンピュータの
対話との世界において、いくつかの最も高度な思考を意味している。主なイノベ
ーションの一部には以下が含まれる。 ●上で例示したインテリジェントエージェントコーディネータ。 ●インテリジェント情報伝達の理論の開発、実証、及び実現。 ●すべてが共通のバックエンドを利用した情報伝達のいくつかのチャネルのサ
ポート。例えば、ユーザがマジックウォールの前にいる場合、情報はマルチメデ
ィア対応形式で提示される。ユーザは移動中であるとシステムが判断した場合、
情報は標準のテキストによってアウェアネスマシンに送られる。これにより、ユ
ーザが情報を求める時間及び場所に関係なく情報を伝達することを促進する。 ●静的なユーザプロフィールに基づくだけでなく、ユーザの対話履歴と、「人
、場所、及び時間」の認識を含む現在のリアルタイム状況とを考慮することによ
る情報のパーソナライズ。 ●インテリジェントエージェントコーディネータの意見、ユーザの好み、及び
ユーザの対話履歴を考慮する高速でスケーラブルな情報優先度決定サブシステム
の利用。インテリジェントエージェントの部分から日常的判断の負荷を取り去る
ことにより、システムのスケーラビリティを損なうことなく、エージェントを更
に精巧で精度の高いものにできる。 ●インテリジェントエージェントのアニメーション表示及び触覚入力と組み合
わせた音声認識及び音声合成により、効率的で、直観的で、感情的に満足感を与
えるシステムとの対話を提供する。
【0150】 クライアント報告サブシステムモデル: コンテキスト: 報告サブシステムは、レポート(読み出し、記録事項の作成)を行うためにク
ライアント上の他のサブシステムによって使用される。このサブシステムは、取
り扱うデータのタイプを想定しない―このデータは、(アーキテクチャサービス
の一環としての)誤ったレポート又は(アプリケーションデータサービスの一環
としての)リード管理情報である可能性がある。報告サブシステムは、この意味
において、インフラの一部であり、クライアント上のあらゆる場所で利用可能な
一連の基本サービスである。報告サブシステムは、通信サブシステムを使用して
、データの格納及び転送を行う。
【0151】 アーキテクチャの概要: 報告サブシステムはあらゆるクライアントサブシステムにサービスを提供する
。このサブシステムは、クライアントアプリケーション内と、クライアント及び
サーバ間とにおいてメッセージを伝えるメカニズムを備える。この報告メカニズ
ムは、通信サブシステムを使用して、データの格納及び転送を行う。例外は、こ
の報告メカニズムを使用して、エラーに関する情報のみをレポートする。
【0152】 役割: 報告メカニズムは、インフラサービスのセットを提供し、これによりアーキテ
クチャコンポーネントは、情報をレポートすることができる。このサブシステム
は、レポートされる情報について規定しないが、システム障害又は顧客対話情報
といった特定のタイプのレポート情報へのマッピングを行うコンポーネントを含
む。
【0153】 このサブシステムのコンポーネントの一部は、例外のセットとして提示され、
これにより、処理中に遭遇したエラー条件の自動レポートが可能になる。
【0154】 このサブシステムはデータを受け入れ、適切なフォーマットで通信サブシステ
ムに転送する。このサブシステムは、エラー条件の結果である処理中に生成され
た例外を捕捉しレポートする。このサブシステムは、エラーロギングから販売の
リードに至るまで、作成する必要のある任意のタイプのレポートに対処すること
が可能である。必要に応じて新しいタイプの情報を記録するのに十分な柔軟性を
有する。更に、必要に応じて新しいタイプのレポートを追加できる十分な柔軟性
を有する。加えて、ロギングプロセス中に特定の情報が利用できない状態に対処
することができる。
【0155】 責任: クライアント報告サブシステムは、アプリケーションのあらゆる部分で使用す
る例外のセットを提供することに責任を有する。このサブシステムは更に、ロギ
ング失敗レポートと、アプリケーションハートビートレポートと、メッセージ受
領証と、紹介又はリードと、管理情報システムのエントリとに責任を有する。
【0156】 免責: このサブシステムは、インタフェースでの対話その他の場所から情報を収集す
ることに責任を有しておらず、どのデータセットをレポートする必要があるかを
判断することにも責任を有していない。レポートすることには、レポートを印刷
することは含まれない。
【0157】 コンポーネントの仕様: クライアント例外報告コンポーネント これは例外クラスのセットであり、
クライアント報告コンポーネントの報告サービスを使用して、障害情報を格納及
び送信する。
【0158】 クライアント報告コンポーネント これはあらゆるレポートの情報を収集し
、フォーマットし、クライアント通信サブシステムに送信するメカニズムである
【0159】 作成、存続、及び管理: このサブシステムの重要な要素は、レポートオブジェクトの作成を管理する静
的なクラス−レポートファクトリである。このクラスは、通信サブシステム(ク
ライアントの構成を管理)によってインスタンスを作成され、常に利用可能であ
る。そうではない場合には深刻なエラーとなる。レポートは、必要に応じて、そ
の場限りで生成される。
【0160】 サイジング及び容量: クライアントアーキテクチャの要件がどんなものであっても、クライアント報
告サブシステムの「スループット」(一定の時間に要求されるレポート数、タイ
プの合計数として理解される)は、システムリソースに大きな負担をかけない。
レポートに関する容量要件のほとんどは、こうしたレポートの格納及び伝送用に
準備する必要がある通信サブシステムによって吸収される。
【0161】 それでもなお、このサブシステムはアーキテクチャによって要求されるあらゆ
るスループットに対処できる必要があり、その設計では、アーキテクチャのそれ
ぞれの部分で生成される推定仕事量を考慮に入れる。
【0162】 性能: クライアント報告サブシステムでは性能は重要ではない。レポートデータは、
僅かな例外を除き、伝送前に格納されるため、データが送信される前の遅延は予
期される。特定のタイプの深刻又はクリティカルな障害は一度に報告する必要が
あるが、こうした伝送に必要な低い帯域幅は性能の問題を提示しない。
【0163】 設計のガイドライン: アーキテクチャのレポートのニーズは変動するが、能力の中核セット(障害レ
ポート、リード管理、対話レポート)は常に要件として残る。このサブシステム
は、能力の拡張又は削減だけでなく、それぞれの能力のために記録するデータの
詳細度及び性質の調整を可能とする柔軟性を有する、 このシステムの実施はプロジェクトJavaコード化規格に従う。
【0164】 論理コンポーネント: クライアント例外報告コンポーネント内の例外はクライアント報告コンポーネ
ントを呼び出し、障害レポートを作成する。
【0165】 コンポーネントの説明: クライアント例外コンポーネント これは例外クラスの階層であり、例外の
処理と受け渡しを支援するために構築される。これらの例外は、それが表す例外
イベントに関する情報を受け入れる。こうした情報と、このクラスが自分のイベ
ントについて知っている他のすべての事柄とによって、このコンポーネントはク
ライアント報告コンポーネントを使用して障害レポートを作成する。
【0166】 クライアント報告コンポーネント 静的なレポートファクトリは、合図され
たイベントの形式で、他のコンポーネントからの要求を受け入れる。このイベン
トに基づいて、このファクトリは特定のタイプのレポートを作成する。このレポ
ートは、その後、呼び出しコンポーネント又はレポータによって供給された情報
に占有される。
【0167】 レポートの発信: コンポーネントAは、クライアント報告サブシステムに対して合図を送り、レ
ポートすべきイベントが発生したことを示す。次に、クライアント報告サブシス
テムは、イベントに関する情報を要求し、レポートを作成する。最後に、クライ
アント報告サブシステムは、クライアント通信サブシステムに、レポートを送る
準備ができたことを合図する。
【0168】 例外の投げ込み: 第一に、コンポーネントAは、適切な例外のインスタンスを作成することによ
り例外的なイベントが発生したことを合図する。第二に、コンポーネントAは、
レポートすべきイベントの関連情報を例外に渡す。第三に、コンポーネントAは
、例外を投げ込むことを要求する。第四に、クライアント例外報告コンポーネン
トは、上で概要を説明したクライアント報告コンポーネントを使用して、利用可
能な情報に基づき、送信されるレポートを発信する。最後に、クライアント例外
報告コンポーネントは例外を投げ込む。
【0169】 ローカルコンテンツサブシステムモデル: コンテキスト: ローカルコンテンツサブシステムは、アプリケーションによって求められるあ
らゆるコンテンツを提供する。これには静的コンテンツ及び動的コンテンツの両
方が含まれる。更に、アプリケーションが求めるビジネスサービスを提供する。
「格納及び検索」に基づいて動作し、ユーザ又は企業から取得したデータを格納
し、データを検索するメカニズムを提供する。ローカルコンテンツサブシステム
は、コンテンツを提供するためにISFサブシステムによって使用される。通信
サブシステムを使用して、ビジネスデータを受領する。
【0170】 アーキテクチャの概要: ローカルコンテンツサブシステムのオブジェクトは、アプリケーションアーキ
テクチャの初期化サブシステムによって作成される。ローカルコンテンツサブシ
ステムによって提供されるサービスは更に、アプリケーションアーキテクチャを
通じて、初期化サブシステム及びISFサブシステムを介してアクセスされる。
【0171】 ローカルコンテンツサブシステムのコンテンツの例は、アプリケーションによ
って求められる様々なタイプのビジネス知識及びプロセスを反映する。ユーザデ
ータ及びビジネスデータには、それぞれユーザ及び企業から収集したデータが関
与する。計算コンポーネントは複雑な計算を実行し、製品コンポーネントは企業
が使用する製品を表す。コンテンツプロバイダコンポーネントは静的媒体コンテ
ンツを定義する。
【0172】 役割: ローカルコンテンツサブシステムは、アプリケーションに静的及び動的コンテ
ンツを提供する。更に、アプリケーションによって求められる、あらゆるビジネ
ス固有サービスを提供する。
【0173】 責任: ローカルコンテンツサブシステムは、アプリケーションに静的及び動的媒体を
提供する。ローカルコンテンツサブシステムは更に、ユーザが入力した詳細、及
びビジネスデータを格納し、ビジネスに関する計算を実行する。
【0174】 免責: すべてのアプリケーション固有動作は、アプリケーションパーソナリティを通
じて提供される。この動作は、ハムレットスクリプトによって定義され、これは
スクリプト間のナビゲーションも定義する。このスクリプトはメタファに区分さ
れ、そのそれぞれは対話のスタイルの実施形態である。
【0175】 媒体へのアクセスは、このサブシステムに属するコンテンツプロバイダコンポ
ーネントを通じて提供される。しかしながら、このコンポーネントのオブジェク
トは、アプリケーションパーソナリティで定義されたコンテンツファイルから、
システムイニシャライザコンポーネントによって自動的に作成される。
【0176】 作成、存続、及び管理: ビジネスデータコンポーネントは、システム初期化の時期に作成及び初期化さ
れる。これはシステムの寿命に渡って存続する。
【0177】 ユーザデータコンポーネントは、顧客がシステムを使用している時間全体に渡
って利用できる。顧客のセッションが終了した時、ユーザデータコンポーネント
内のすべてのオブジェクトに対するリファレンスは、オブジェクトをガーベジコ
レクションできるようにリリースされる。
【0178】 ローカルコンテンツサブシステムのオブジェクトは(ビジネスデータコンポー
ネントを除き)、内部的に、或いは初期化サブシステムによって、作成及び初期
化される。こうしたオブジェクトに対するリファレンスは、ISFサブシステム
によって管理される。ビジネスデータオブジェクトは、通信サブシステムによっ
て作成、初期化、及び管理される。
【0179】 論理コンポーネント: ISFは、実際にはローカルコンテンツサブシステムに関する知識を持たない
。ローカルコンテンツサブシステムは、ISFによって定義されたインタフェー
スのセットを実施する。初期化サブシステムは、アプリケーションパーソナリテ
ィで定義されたスクリプトを使用して、コンテンツを検索するために、(こうし
たインタフェースを実施する)どのオブジェクトを使用する必要があるかを定義
する。ISFは初期化コンポーネントを使用して、こうしたオブジェクトを作成
し、その後、これらを管理する。
【0180】 アプリケーションパーソナリティの開発者は、ローカルコンテンツオブジェク
トを直接管理することとして、自分のスクリプトを容易にとらえることができる
。これにより、ローカルコンテンツオブジェクトは、アプリケーションアーキテ
クチャレイヤの知識を持たずに開発することができる。
【0181】 コンポーネントの説明: ユーザデータ ユーザによって入力されたデータを格納及び検索し、格納さ
れたデータに関する計算を開始する。 ビジネスデータ 企業によって提供されたデータを格納及び検索する。 計算 複雑な計算を実行する。 製品 特定のマーケティング製品に関連する情報へのアクセスを提供する。 コンテンツプロバイダ 静的媒体へのアクセスを提供する。これはインタフ
ェースの実施であり、別個のコンポーネントとしてドキュメントされない。
【0182】 インタフェースサポートフレームワークサブシステムモデル: コンテキスト: インタフェースサポートフレームワークサブシステムは、アプリケーションア
ーキテクチャレイヤの一部である。動的なマルチメディアインタフェースのあら
ゆる可能性を活用する豊かなインタラクティブ環境を提供する。このISFは、
すべてのオブジェクトが動的な動作を行うことが期待される劇場のメタファを中
心に構築される。
【0183】 ISF内のオブジェクトは、アプリケーションアーキテクチャレイヤ内のアプ
リケーション初期化サブシステムによって初期化され、テクニカルアーキテクチ
ャレイヤのコンテンツプレイヤ、印刷及び報告サブシステムを利用する。
【0184】 アーキテクチャの概要: ISF内のオブジェクトはアプリケーション初期化サブシステムによって初期
化される。報告及び取引インタフェースサービスは、テクニカルアーキテクチャ
レイヤのためにISFデータをログし、レポート又は印刷するために使用される
。テクニカルアーキテクチャ内のコンテンツプレイヤサブシステムは、ユーザに
媒体を提示するために、ISFによって使用される。
【0185】 ISFサブシステムは、モデル・ビュー・コントローラのパターンに従った階
層化アーキテクチャの上に構築される。事実コンポーネントは、ビジネスのオブ
ジェクトモデルと、ビジネス媒体コンテンツの定義とを含む。視覚コンポーネン
トは、ユーザにビジネスモデルのビューを提供するために媒体を表示及び操作す
る。動作コンポーネントは、視覚コンポーネントと事実コンポーネントとの間の
あらゆる対話を制御する。
【0186】 役割: ISFサブシステムは、マルチメディアコンテンツを制御された形で提示する
ために、アプリケーションにサービスを提供する。更に、ユーザの入力に反応し
、シーンの変化に影響を与える能力を提供する。
【0187】 責任: ISFサブシステムは、アプリケーションのそれぞれのシーンを表示し、表示
されている間にシーンのコンテンツを修正する。加えて、ISFサブシステムは
、シーン間のナビゲーションを可能にし、ユーザ対話に反応し、ビジネスコンテ
ンツを検索し、ビジネス関数及び計算を実行し、共通ユーザインタフェース構成
子を提供する。ISFのその他の責任には、印刷ジョブ及びビデオ会議セッショ
ンを開始することと、ユーザのエントリをシーンにレポートすることと、セッシ
ョンの持続時間と、役割とのユーザ対話と、ユーザのナビゲーションと、ISF
内で発生したエラーをレポートすることとが含まれる。最後に、ISFはユーザ
セッションを管理し、システムの起動及びシャットダウンといったシステムレベ
ルのイベント又はスクリーンペイント要求に反応する。
【0188】 設計のガイドライン: ISFサブシステムは、マルチメディアコンテンツを提示するためにアプリケ
ーションにサービスを提供する。アーキテクチャ的にはモデル・ビュー・コント
ローラパラダイムに対応する3つの別個のコンポーネントに階層化される。これ
により、コアビジネスオブジェクト及びそのデータ(モデル)は、この情報の視
覚表現(ビュー)から分離され、モデル又はビューを制御し、これらの変化に反
応するロジック(コントローラ)から分離される。このアーキテクチャは、シス
テムのグラフィック的スタイル(ステージ、役割、及びシーン)と、動作コード
(アクタ、シーンディレクタ、及びステージマネージャ)と、基盤となるコンテ
ンツプロバイダ(ビジネスオブジェクト)との間の境界を提供する。これらのセ
クションは、視覚、動作、及び事実コンポーネントとなる。
【0189】 事実レイヤは視覚レイヤを認識しない。これにより、基盤となるビジネス領域
モデルを混乱させることなく、視覚メタファは変化することができる。動作レベ
ルは、事実レイヤと視覚レイヤとの間を仲介し、いずれかのレイヤとの非常に複
雑な対話は避けるべきである。可能な場合は、レイヤ間の更なる相互依存性を回
避するために、パブリッシュ/サブスクライブパターンによる匿名通信を使用が
される。
【0190】 ステージはディスプレイコンテキストとして特定される。これは制御するロケ
ーションとのみ通信することができる。これはステージマネージャの影に隠れて
おり、ステージマネージャではあらゆる視覚要求が管理される必要がある。
【0191】 ISFは階層システムである。シーン内のすべての役割は一連の視覚シブリン
グを形成する。これらの役割は、実際には、他の役割を含みカプセル化する。こ
れにより、再帰を通じて、任意の数の別個の処理レイヤが可能となる。それぞれ
の子は直接の親とのみ通信し、その親を超えた通信の制御を放棄する。この封じ
込め関係は、視覚レイヤ及び動作レイヤの両方において可能である。
【0192】 ナビゲーションを支援するために、シーンサムネイルが維持される。ユーザは
シーンサムネイルに触れることで、以前訪れたシーンに戻ることができる。
【0193】 コンポーネントの説明: 視覚コンポーネント ユーザ対話及びマルチメディアコンテンツの提示。 動作コンポーネント アプリケーション動作及びマルチメディアコンテンツ
の検索。 事実コンポーネント マルチメディアコンテンツとビジネス関数サービス及
び計算を提供する。
【0194】 プロセス制御: この表ではISF内で実行される様々なキースレッドについて説明している。
【0195】
【表6】
【0196】 ユーザがステージ上のロケーションにタッチ: 説明: エンドユーザが、アプリケーションの可視ウィンドウ、ステージにタッチする
。これにより、アプリケーションからの応答が開始される。 アクタ:エンドユーザ 関与するコンポーネント:視覚 関与するキーオブジェクト:ステージ
【0197】 ステージがユーザタッチを処理: 説明: アプリケーションウィンドウは、タッチされたエリアによってどの位置が影響
されるかを判断し、対応するタッチの役割に通知する。このステージは、ウィン
ドウ上に表示される視覚キューも制御する。 アクタ:エンドユーザ 関与するコンポーネント:視覚 関与するキーオブジェクト:タイマ、ユーザ対話レポータ、ロケーション、メ
ディアプレイヤ
【0198】 役割がユーザタッチイベントを受け入れ: 説明: それぞれの役割がユーザタッチを通知される。これにより、役割は、対応する
媒体での媒体の変更を要求することを強制され、完了後、アクタにユーザ対話を
通知する。 アクタ:ステージ 関与するコンポーネント:ビジュアル、動作 関与するキーオブジェクト:アクタ、役割
【0199】 アクタがイベントキャスティングをアクティベイト: 説明: アクタはすべての登録済みキャスティングリストを循環し、特定のイベントに
関心を有するすべてのキャスティングをアクティブにする。キャスティングは多
形的に動作し、そのため、どのように反応するかの動作は、アクタではなくキャ
スティングに保持される。 アクタ:役割、実行キャスティング 関与するコンポーネント;動作 関与するキーオブジェクト:アクタ、キャスティング、ステージマネージャ、
シーンディレクタ
【0200】 ステージマネージャがシーンの移行を実行: 説明: ステージマネージャは、ナビゲーションキャスティングの情報に基づき、現在
アクティブであるシーンを新しいシーンに置き換える。どのように変化が発生す
るかを制御し、キオスクワールドの視覚的イリュージョンを持続することが重要
である。
【0201】 このシナリオは、アプリケーションの起動、又は再起動時にも呼び出される。
この場合、現在のシーンは存在しないが、アプリケーションはアプリケーション
の第一のシーンへ移行するように命令される。
【0202】 アクタ:ナビゲーションキャスティング、システムイニシャライザ 関与するコンポーネント:動作、視覚 関与するキーオブジェクト:ステージ、シーンディレクタ、セッションマネー
ジャ
【0203】 シーンディレクタがキャスト変更を実行: 説明: シーンディレクタは、すべてのタイミングのアクティブ化を調整し、ステージ
マネージャへの任意のメッセージが共にグループ化され、適切な時期に連動する
ようにする。これにより、シーン上で見ることができる役割のあらゆる変化が同
時に起こるようになる。
【0204】 アクタ:コンテンツキャスティング、スライドキャスティング 関与するコンポーネント:視覚、動作 関与するキーオブジェクト:シーンディレクタ、ステージマネージャ
【0205】 シーンディレクタがスライド効果によりキャスト変更を実行: 説明: シーンディレクタは、スライドしないすべての役割をステージに上げ、その後
、スライドキャスティングのコンテンツを、直線に沿って、最終的な目的地に表
示する必要がある。
【0206】 アクタ:スライドキャスティング 関与するコンポーネント:視覚、動作
【0207】 ビジネスオブジェクトによるビジネス関数の呼び出し: 説明: アプリケーションは、ビジネス領域モデルからのビジネス情報を要求すること
ができる(例えば、支払額を戻す)。このインタフェースは、ビジネスオブジェ
クトに値を入れることもサポートする(例えば、ローン期間の金額として格納す
る)。それぞれのビジネスオブジェクトには、動作を呼び出すために一般的なイ
ンタフェースが提供される。望ましい動作は、ビジネス関数キャスティングにお
いて指定され、これはビジネスオブジェクトに関連するアクタに情報を戻すこと
ができる。
【0208】 アクタ:ビジネス関数キャスティング 関与するコンポーネント:事実
【0209】 ステージマネージャがインアクティブ状態からタイムアウト: アプリケーションは、アトラクタシーンに戻る前にユーザがアプリケーション
から立ち去った場合に備え、タイムアウト機能をサポートする必要がある。これ
により、ユーザが入力した詳細のプライバシが守られる。 アクタ:ウェイトタイマ 関与するコンポーネント:動作
【0210】 セッションマネージャがアプリケーションをリセット: 説明: アプリケーションの実行中、ステージを第一のシーンにリセットし、セッショ
ンをクリアしなければならない可能性がある。これはシステムのインアクティブ
状態によって、或いはビジネスオブジェクトを通じてディスパッチされる直接的
なユーザの要求によってトリガすることができる。
【0211】 アクタ:ステージマネージャのウェイトタイマ、ビジネスオブジェクト 関与するコンポーネント:動作
【0212】 セッション情報をリセット: それぞれのセッションは、ユーザについて収集した情報を格納する。セッショ
ンの終わりにおいて、或いはユーザの要求により、すべての入力データを消去す
ることができる。これはプライバシをサポートする。
【0213】 アクタ:セッションマネージャ 関与するコンポーネント:動作
【0214】 反応媒体が媒体を表示: 説明: ISFの視覚コンポーネントは、あらゆる媒体(画像、音声、動画、テキスト
)をステージに表示することに責任を有する。これは、クライアントテクニカル
アーキテクチャ内の基盤となる媒体サブシステムと実際にインタフェースする。
それぞれのプレイヤは、ゲートキーパを通じて取得され、ユーザに媒体を提示す
るために必要なすべてのコードをサポートする。
【0215】 アクタ:役割 関与するコンポーネント:視覚、動作、事実、コンテンツプレイヤ 関与するキーオブジェクト:反応媒体、媒体プレイヤ、ステージ
【0216】 アプリケーションがハードコピーの印刷を要求: 説明: クライアントアプリケーションは、静的情報(チェックリスト)又は動的情報
(現在の利率と、製品、製品シミュレーション、及び又は線グラフのその他の動
的コンポーネントとを含む製品説明)の印刷を要求できる。これは、エンドユー
ザによって、印刷キャスティングを通じて開始される。
【0217】 アクタ:印刷キャスティング 関与するコンポーネント:動作、印刷 関与するキーオブジェクト:ビジネスオブジェクト 報告インタフェースサブシステムモデル
【0218】 コンテキスト: 報告インタフェースサブシステムは、アプリケーションアーキテクチャレイヤ
によってログされた情報を収集し、テクニカルアーキテクチャレイヤのクライア
ント報告サブシステムに送る。
【0219】 アーキテクチャの概要: 報告インタフェース情報は、アプリケーションアーキテクチャレイヤ内のコン
ポーネントによってログされ、テクニカルアーキテクチャレイヤのクライアント
報告サブシステムに送られる。
【0220】 役割: 報告インタフェースサブシステムは、キオスクとのユーザ対話をログするサー
ビスを提供し、アプリケーションアーキテクチャレイヤ内で発生したソフトウェ
ア及びハードウェア障害をレポートする。
【0221】 責任: 報告インタフェースサブシステムは、ユーザがシステムに行ったこと、例えば
、ユーザがどのシーンを訪れているか、どの視覚要素と対話しているかを捕らえ
ることで、キオスクとのユーザ対話を収集及びログすることに責任を有する。報
告インタフェースサブシステムは、顧客が関心を持っているビジネス製品と、顧
客が呼び出したビジネス関数の出力と、顧客が入力したビジネスデータとに関す
る情報も収集及びログする。最後に、報告インタフェースサブシステムは、キオ
スクのソフトウェア及びハードウェアの性能に関する情報を捕らえる。この情報
は、その後、エラー処理及び障害管理分析のために使用することができる。
【0222】 免責: 報告インタフェースサブシステムには、顧客の名前及び電話番号といった顧客
間連情報を収集及びログするサービスは含まれない。
【0223】 システム管理サブシステムモデル: コンテキスト: システム管理には、自動及び手動手続きの組み合わせの定義が関与する。自動
化は、主にSystem Management Server(SMS)の使用を通じて達成される。S
MSは、Microsoft Backoffceツールスイートのツールであり、分散環境でシス
テムソフトウェア及びハードウェアを集中的に管理することができる。
【0224】 システム管理サブシステムモデルのアーキテクチャ: システム管理サブシステムのアーキテクチャは、2つのコンポーネント、Syst
em Management Server(SMS)、及び障害監視によって構成される。
【0225】 System Management Server(SMS): System Management Server(SMS)はマイクロソフトのツールであり、ソフ
トウェア/コンテンツの配布、ソフトウェア監査の実施、障害診断の実行、及び
リモート制御の実施に使用することができる。SMSは、このアーキテクチャ用
に開発されたコンポーネント、つまりファイル転送ユーティリティによって補足
される。
【0226】 障害監視: キオスクは、ハートビートメッセージシステムを通じてリアルタイムで監視さ
れる。ハートビートパルスは、設定された割合(例えば1分毎)でキオスクから
送られ、キオスク監視アプリケーションを実行するコンソールで監視される。キ
オスクのステータスが変化して障害を示した場合、監視アプリケーションは適切
な行動を開始する。一部のエラーは、既存の運用センタによって処理される。こ
うしたエラーの経路指定は、アプリケーションサービスサブシステムによってカ
バーされる。
【0227】 役割: SMSは、中規模のソフトウェア配布(コード及びコンテンツの両方)及びリ
モートキオスクの障害診断に使用される。SMSを柔軟にする多数の特徴と、有
効なサポート機能とが存在する。障害診断は、それぞれのキオスクと関連する周
辺機器とのリアルタイムのステータスを見る手段を提供する。特定のキオスクで
問題(用紙切れ等)が発生した時、そのキオスクに運用担当者の注意が向けられ
る。問題の解決方法を検証するためにキオスクのステータスを観察することがで
きる。
【0228】 責任: SMSは、ソフトウェア配布と、ハードウェア障害管理及び診断と、クライア
ントのリモートリブートとに責任を有する。SMSは、ネットワーク内のあらゆ
るキオスクのステータスを選択的に見るためのユーザインタフェースも提供する
【0229】 作成、存続、及び管理: SMSは、好適な実施形態による専用サーバに常駐し、常に利用可能である。
【0230】 性能: MMT上での障害の発生と、その後の運用端末での障害の表示との間の経過時
間は、ハートビートの頻度、アプリケーションサーバがハートビートを処理する
能力、及び運用端末でのリフレッシュの頻度に応じて変化する。
【0231】 好適な実施形態による例を以下に提示する。
【0232】
【表7】
【0233】 ハートビートメッセージが5分以内にキオスクから受領されない場合(設定可
能)、障害監視はキオスクのステータスを未知に設定する。このタイムラグは、
実際の問題がハートビートメッセージの通常の処理時間よりも僅かに遅れて存在
する時に、MMTマシンを誤って未知としてレポートするのを避けるために必要
である。
【0234】 論理コンポーネント: SMSサイトは、2つのコンポーネント−一次サイト及びクライアントによっ
て構成される。一次サイトはSMS階層の最上レベルである。このサイトは、こ
のサイト自体と下にある二次サイトとに関するシステム及びインベントリ情報を
格納するための独自のSQLデータベースを含んでいる。クライアント(キオス
ク)は、一次サイトから管理される。クライアントは、SMSインベントリサー
ビスを通じて、SMSサーバにハードウェア/ソフトウェア情報を送る。
【0235】 障害監視: 設定可能な間隔の後、クライアントはマシン、プリンタ、及びアプリケーショ
ンのステータスチェックを行い、結果をハートビートメッセージによりサーバに
送る。次にサーバは、運用スタッフによって障害の監視が行われるキオスクステ
ータスデータベースにこのステータスを入れる。
【0236】 サーバ通信サブシステムモデル: コンテキスト: サーバ通信サブシステムモデルは、サーバテクニカルアーキテクチャの一部で
ある。
【0237】 サーバ通信サブシステムは、クライアントと、中央サーバと、メインフレーム
ホストとの間のあらゆる通信を処理する。
【0238】 アーキテクチャの概要: 非同期メッセージングコンポーネントは、標準インターネットメールプロトコ
ル、SMTP、及びPOP3を使用して、クライアントとサーバとの間の非同期
メッセージベースの通信を提供する。
【0239】 ビジネスプロセスアクセスモジュールコンポーネントは、MMTからの対話情
報を記録するといった事前に定められたビジネス機能を呼び出すための共通ポイ
ントを提供する。HTTPは、ワールドワイドウェッブ上のHTTPサーバと通
信するために使用されるプロトコルである。これは、起動時のクライアント設定
プロセス中、アプリケーションコンポーネント及びコンテンツの小さな更新を配
布するためにMMTで使用される。メインフレーム常駐データベースへのアクセ
スは、必要なデータベースの表を対応するサーバ常駐データベースの表に複製す
ることで行われる。逆のプロセスは、サーバで蓄積されたデータをメインフレー
ムデータベースの表で集中的に格納するために使用される。サーバからの一般的
な警告は、メインフレームのフロントエンドプロセッサとのインタフェースを通
じて、メインフレームへ伝送される。
【0240】 役割: サーバ通信サブシステムの役割は、サーバに、MMT(又はインターネット)
クライアントとネットワークサーバとの間、及びネットワークサーバとメインフ
レームシステムとの間の通信機能を提供することである。加えて、サーバ通信サ
ブシステムは、組織固有機能へのアクセスを分離及び提供する。
【0241】 責任: サーバ通信サブシステムは、標準インターネットプロトコルに従い、その伝達
チャネルへの容易な移植を可能とする。加えて、サーバ通信サブシステムは、ク
ライアントとアプリケーションサーバとの間の信頼性の高い非同期通信、及び組
織固有機能への制御された信頼性の高いアクセスを提供する。最後に、サーバ通
信サブシステムは、アプリケーションコンポーネント及びコンテンツ等のクライ
アントの設定に対する更新を伝達する機能を提供し、データベースの複製及び一
般的な警告のレポート等の事前に定められたプロセスを通じて組織のレガシシス
テムへのアクセスを提供する。
【0242】 免責: サーバ通信は、ACTメッセージングアーキテクチャに準拠するモジュールを
呼び出すことに限定される。別のプラットフォームとの通信が必要な場合、これ
は組織のメッセージング又はアクセス方法を使用する外部システムモジュールの
中に位置している必要がある。
【0243】 取引インタフェースサブシステムモデル: アーキテクチャの概要: 取引は、アプリケーションアーキテクチャレイヤ内のコンポーネントによって
開始され、テクニカルアーキテクチャレイヤ内のクライアント報告サブシステム
に送られる。
【0244】 このドキュメントにおいて特定される取引サービスは、それ自体では独立した
コンポーネントとして実施されないが、既存のアプリケーションアーキテクチャ
コンポーネントの拡張として実施される。
【0245】 役割: 取引インタフェースサブシステムは、エンドユーザに関するコンテンツ情報を
格納するために、アプリケーションにインタフェースを提供することに責任を有
する。これに含まれるのは、その一部として、ローンを完了するために必要な情
報、顧客の人口統計に関する調査ベースの情報、勘定残高の質問、ファンドトラ
ンスファである。
【0246】 顧客リード取引実行: 顧客リード取引実行アプリケーションは、インタフェースサポートフレームワ
ークを促進し、テクニカルアーキテクチャの報告サブシステムのサービスがエン
ドユーザに関する情報の収集及び格納をサポートすることを可能にする。
【0247】 免責: 取引インタフェースの現在の使用方法では、非同期通信のみが利用可能である
ことを仮定している。
【0248】 サーバアプリケーションサービスサブシステムモデル: アーキテクチャの概要: このアプリケーションサービスサブシステムは、MMTサーバアプリケーショ
ン及びアーキテクチャモジュールを構築するための定義のセットを含む。
【0249】 役割: サーバアプリケーションサービスサブシステムは、アプリケーション及びアー
キテクチャ機能にアクセスするためのサービス及び定義のセットを含む。このサ
ブシステムは、アプリケーションサーバ又は運用ワークステーション端末上でア
プリケーション及びモジュールを構築及び実行するための構造及びサポートサー
ビスを定義する。サポートされる機能には、MMTとの間の取引処理、例えば、
顧客紹介情報、顧客対話情報、MIS情報、障害情報、製品レート及び価格情報
、アプリケーション設定情報、メッセージ受領情報、及びハートビートステータ
ス情報が含まれる。
【0250】 責任: サーバアプリケーションサービスサブシステムは、基盤となるデータベース管
理システムから独立して、サーバ上のアプリケーションビジネスロジックを処理
する。このアプリケーションビジネスロジックには、顧客紹介情報、顧客対話情
報、MIS情報、障害情報、製品レート及び価格情報、アプリケーション設定情
報、メッセージ受領情報、及びハートビートステータス情報が含まれる。
【0251】 サーバアプリケーションサービスサブシステムは更に、エラーのログ、一定の
コードのデコード(例えば、「1」=NSW、「2」=QLD等)、及びそれぞ
れのマシンに位置するレジストリからの設定情報の検索を行うために、サーバ及
びクライアントアプリケーションが利用可能な共通サービスを提供する
【0252】 最後に、サーバアプリケーションサービスサブシステムは、一定のBPメッセ
ージに関するビジネスプロセス(BP)を呼び出す。
【0253】 論理コンポーネント: サーバアプリケーションサービスサブシステムは、共通サービスと、データア
クセスモジュールと、ビジネスプロセスと、ビジネスプロセスアクセスモジュー
ルとを含む。それぞれのコンポーネントの定義は下の通りである。
【0254】 コンポーネントの説明: 定義: 共通サービス。コード表のデコードと、レジストリからの設定情報の検索と、
メッセージ処理と、サーバアプリケーションのエラーのログ及び処理に関するサ
ポートとを含むアプリケーション機能の開発をサポートする共通サービス。
【0255】 データアクセスモジュール。データアクセスモジュール(DAM)は、アプリ
ケーションデータベース内のデータへのアクセスを提供する。DAMは、挿入、
削除、更新、選択、1つ以上の表の全選択といった特定のデータアクセスを実行
する。これは、基盤となるDBMSにアクセスするためにODBCを使用するレ
コードセットオブジェクトをカプセル化するMFC拡張DLLである。DAMの
定義は、こうしたモジュールがどのように使用及びコード化されるかの概略を表
す。
【0256】 ビジネスプロセス。ビジネスプロセス(BP)は、ビジネスプロセスアクセス
モジュールアーキテクチャによって呼び出すことが可能なアプリケーション又は
アーキテクチャ機能である。BPはメッセージタイプによって特定される。BP
は、BPによって定義された要求メッセージを受け入れ、同期メッセージに応答
メッセージを提供することができる。データベースアクセスは、DAMSによっ
てBPに提供される。BPは定義済みエントリポイントを有するMFC拡張DL
Lである。
【0257】 ビジネスプロセスアクセスモジュール。このコンポーネントは通信サブシステ
ムにおいて詳述されている。ビジネスプロセスアクセスモジュール(BPAM)
は、ビジネスプロセスへのアクセスを提供するアーキテクチャコンポーネントで
ある。BPAMは一定のメッセージタイプに関するBPを呼び出す。BPAMは
メッセージアドレス表にアクセスし、BPモジュールの詳細をルックアップする
。このコンポーネントは通信サブシステムにおいて詳述されている。
【0258】 好適な実施形態による無線電子バレット: 本発明の1実施形態は、モバイルポータル及び電子バレットを含むモバイルポ
ータルプラットフォームである。電子バレットは、シンクライアントソフトウェ
アを実行するハンドヘルド型無線コンピュータ装置である。電子バレットには、
GPS、バイオセンサ、及び環境センサといった様々なセンサが統合される。加
えて、カメラ及び音声レコーダ等の記録機器も電子バレットに統合される。モバ
イルポータルには、インターネット又はモバイルポータルエクストラネットを通
じて、様々なサードパーティのコンテンツ及びサービスプロバイダに接続される
モバイルポータルサーバが含まれる。
【0259】 図26は、本発明の1実施形態のハードウェア及びソフトウェアがどのように
動作するかを表したフローチャートである。電子バレット2602は、この無線
ハンドヘルド型装置に統合されたセンサ、GPS、カメラ、マイクロフォン、及
びその他のユーザ入力2600からの入力データを受領する。電子バレット26
02上で実行されるシンクライアントアプリケーションにより、下で詳しく説明
するように、電子バレット2602は、大量の内部メモリ及び記憶容量を必要と
せずに、多数の異なるソフトウェアアプリケーションを実行することができる。
電子バレット2602は、受領したデータ及びユーザ入力に基づいてメッセージ
を形成する。その後、電子バレット2602は、アンテナ2604を介して、モ
バイルポータル2606にメッセージを伝送する。モバイルポータル2606は
、電子バレット2602から受領したメッセージをパースし、受領したメッセー
ジに基づいて新しいメッセージを形成する。次に、モバイルポータル2606は
、無線ハンドヘルド型装置2602から受領したメッセージのコンテンツに基づ
いて、新しいメッセージを伝送するのに適切なサードパーティサービスプロバイ
ダ2608を判断し、その後、新しいメッセージを伝送する。次に、サードパー
ティサービスプロバイダは、適切なサービスを実行し、結果をモバイルポータル
2606に返送する。その後、モバイルポータルはサードパーティサービスプロ
バイダ2608から受領したデータに基づいてメッセージを形成し、このメッセ
ージを電子バレット2602に返送する。その後、電子バレットは受領したデー
タをフォーマット及び表示する。電子バレット2602は、メトリコムのRic
ochet SE Wireless Modem等の無線モデムを利用する。
【0260】 当然ながら、無線性能には、従来のダイヤルアップ接続と同様の信頼性はない
。サンフランシスコのいくつかの場所では、窓の近くにいる限り、強力な接続を
得ることができた。しかし、CNETの総レンガ造りの本社内では、Ricoc
hetはまったく接続できなかった。オンラインでつながっている時は、遅い速
度へのゆっくりとした低下と共に28.8kbpsまでの性能が利用できる。し
かし、遅い速度でも失望はなかった。代替方法――セルラモデムによる接続――
に比べ、Ricochetは遥かに速く、信頼性があり、使用コストが少ない。
当然ながら、このSE Wirelessはバッテリ電源である。このモデムの
連続バッテリ寿命は12時間までである。
【0261】 したがって、無線モデムを利用することで、ユーザは電子バレット2602を
介してモバイルポータル2606を利用することができる。適切な(複数の)キ
ーを使用することで、ユーザは、センサ、GPS、カメラ、マイクロフォン、及
びその他のユーザ入力2600から取得した適切なデータに呼応して、使用する
サービスを選択することができる。
【0262】 特定の状況においては、電子バレット2602から取得したデータのタイプ及
び値に基づいて選択したサービスにデータを自動的に送ることができる。例えば
、統合されたバイオセンサが特定の事前に定められたデータ値を取得した時、適
切な救急治療提供者が自動的に連絡を受ける。加えて、センサ、GPS、カメラ
、マイクロフォン、及びその他のユーザ入力2600から取得したデータは、適
切なサービスプロバイダへ送る前に組み合わせることもできる。例えば、上の例
では、GPS位置データをバイオセンサのデータと共に救急治療提供者に送るこ
とができる。救急治療提供者はこれにより、患者の生物学的データと患者の位置
とを知ることになる。その後、適切なサービスが提供される。
【0263】 モバイルポータルプラットフォーム: モバイルポータルプラットフォームは、好適な実施形態によるインパクトの強
いサーバベースのアプリケーションであり、サーバ上に位置するパーソナルサイ
トを通じて、それぞれの顧客にサービスを与え、パーソナライズされた体験を提
供するというテーマに注目したものである。直観的に編成されるこのサービスは
顧客の意図−基本的な生活のニーズ又は広範なプランニングを要する判断と、財
務プランニング、ヘルスケア、個人的及び職業的成長、家族生活、その他の問題
といったいくつかの次元に渡る調整を満足させることを中心に直観的に編成され
ている。それぞれのメンバーは自分自身のプロフィールを保有及び維持しており
、これにより、自分自身を限定的にターゲットとするシステムにおいてコンテン
ツを作成及びブラウズすることが可能となる。サービスの要求を入力した時点か
ら、インテリジェントエージェントを利用して、リサーチが実施され、取引が実
行され、アドバイスが提供される。高度なプロファイリング及びフィルタリング
を使用することで、インテリジェントエージェントはユーザについて学び、提供
するサービスを改善する。
【0264】 システムの好適な実施形態では、GPSレシーバ付きWindows CE
PDAを利用する。この実施形態は、複数の店舗を含むショッピングセンタ用に
構成されている。このシステムはGPSレシーバを使用して、ユーザの位置を判
断する。このシステムの利点の1つは、ショッピングセンタ自体での何らかの特
別な機器の存在に依存することなく、近くの店舗でデータを検索することが可能
になる点である。小型で安価なレシーバの精度は約75乃至100フィート(2
3乃至31m)に限られているが、これはこれまでのところ、近辺の店舗を正確
に特定するために必要なすべてであることが証明されている。このシステムは、
実際の店舗の広告及び価格ではなく、生成されたデータを使用する。十分に構造
化されたオンラインカタログが使用される。他の実施形態では、比較的小さな量
の知識を使用して一定の店舗で「止まることを学習する」エージェントを利用す
る。更に、小売店がオンラインカタログを使用するための標準パッケージを使用
し始めるにつれ、異なるフォーマットの数が減ることが予想され、結果として、
競合するフォーマットの数は対応が容易なものになる。電子商取引が進歩するに
つれ、商品の提供をどのように表すかの管理を発展させる標準を期待することも
不合理ではない。
【0265】 目的指定: 買い物に出かける前に、買い物客は、約85製品カテゴリ(男性用カジュアル
パンツ、女性用フォーマルシューズ、花、その他)の既存のセットから、購入す
る品目のリストを作成する。買い物客は更に、ショッピングセンタのリストから
、訪れるつもりの買い物場所を示す。
【0266】 初期の店舗選択: ショッピングセンタに到着した後、最初に、目的指定中にユーザが入力したタ
イプの品物を少なくとも1つ販売している最寄りの店舗を示す。店舗名と共に、
好適な実施形態のシステムは、購入可能な具体的な品目及びその価格のリストを
作成する。ショッピングセンタの地図では、店舗の正確な位置と、その買い物客
の現在の位置とを両方表示する。買い物客は、任意の時期に、現在の位置に基づ
いて店舗を示すように問い合わせる。
【0267】 ブラウジング: 全般的に特定の目的地を決めずにショッピングセンタを訪問又は買い物してい
る多くの買い物客のニーズに対処する。図27Aは、本発明の好適な実施形態に
よるディスプレイを表している。このディスプレイは、ショッピングセンタ内を
散策する時に買い物客が使用するブラウズモードで動作している。ブラウズモー
ドでは、システムは、現在買い物客に最も近い店舗において販売されている関心
のある品目を示す。品目は、目的スクリーンに入力されたカテゴリと一致する場
合、関心のあるものとみなされる。関心のある品目がない場合は、特定の品目で
はなく、その店舗で販売されている一般的な商品のタイプが表示される。買い物
客が歩くにつれ、地図では、その買い物客のショッピングセンタ内での正確な現
在の位置が表示される。ブラウジング中に表示された品目を買い物客が選択した
場合、システムは買い物客に対して、同じ製品をより安い価格で提供している現
地の小売店を警告するか、或いは現地の最安値を知らせる。このサーチは現地の
ショッピングモールに限定され、これは買い物客が移動する意志を有すると仮定
された区域となる。
【0268】 代案: 強調する価値がある点として、本発明のエージェントはショッピングタスクの
広範な態様をサポートし、例えば、双方向チャネルとして動作できる。つまり、
買い物客に情報を提供できるだけでなく、買い物客の裁量において、小売店に情
報を提供することもできる。この実施形態では、このシステムは買い物客の目的
と好みを小売店ベースのエージェントに示し、このエージェントは次に、製品に
サービスをバンドルしたカスタマイズされたオファーによって応答する。オファ
ーのカスタマイズを可能にすることは、価格のみで競合したくない小売店の協力
を得るために非常に重要であり、価格以外の基準に基づいて購入する顧客にとっ
て価値のあることである。好適な実施形態は、主にショッピングタスクのコンテ
キストにおける位置ベースのフィルタリングに注目しているが、本発明は、物理
世界において様々なタスクに従事する人に情報チャネルを提供する「物理的タス
クサポート」エージェントの基盤を提供する。
【0269】 位置の予測値: ユーザの物理的な位置は、ユーザのタスクを予測するのに非常に有効である場
合が多いため、本発明は位置ベースではないエージェントに比べて大きな利点が
ある。誰かがボウリング場又は郵便局にいることが分かったなら、現在の活動を
合理的に推測できる。ユーザの現在のタスクに関する知識は、そのユーザが有益
と思う可能性が高い情報のタイプをほぼ決定する。ボウリングをしている人が郵
便料金を、或いは切手を買っている人が最適なボウリングの球の重さを気にする
可能性は低い。加えて、特定の場所でのリソース及び障害に関する知識は、その
場所にいる人物にとって可能であり実行すると思われる行動の範囲を示す。ユー
ザにとって可能であり実行すると思われる行動に関するこうした認識は、ユーザ
が有益と思う可能性が高い情報のタイプに更に制約を加えるために使用できる。
例えば、レストランのワインリストの知識は、提示するワインのアドバイスに制
約を加えるために、推奨システムによって使用することができる。
【0270】 ショッピングセンタでの買い物客の正確な位置に関する知識は、買い物客の近
辺の店舗の特定を可能にするため価値がある。買い物客に最も近い店舗の提供内
容は、その買い物客がすぐに選択可能なものを意味する。その買い物客が、商品
を直接調べることを重視し、他のストアへ行くことに伴うコストがある場合、最
も近い周辺の店舗の商品は、その買い物客にとって最も可能性の高い当面の選択
肢となる。結果として、任意の一定の時間に提供される最も有益な情報は、周辺
の店舗における以前に述べた目的と一致する商品の入手可能性である。
【0271】 人間は自分の多くのタスクを実行する間に異なる場所へ移動する傾向がある。
これは、その人物の近辺が、入手できる可能性のあるあらゆる範囲の選択肢を完
全に捕らえていないことを示す。実際、ある場所を立ち去る大きな理由の1つは
、現在の場所では不可能な行動を実行することである。それにもかかわらず、人
間には比較的近くのエリア内でほとんどのタスクに対処する傾向がある。したが
って、自分の近辺は一定の時点で利用可能な選択肢を示し、更に広範な場所の観
点はタスクを行う過程で考慮する可能性の高い選択肢を捕らえている場合が多い
。ショッピングセンタでの買い物の場合、例えば、買い物客の近辺の店舗は、そ
の時点で利用可能な選択肢を表す。しかしながら、ショッピングセンタの買い物
客は、一般にショッピングセンタ内の任意の店舗に移動する意志を有する。その
ため、買い物全体での可能な選択肢には、ショッピング内のすべての店舗が含ま
れる。したがって、関心のある提供物に関する情報を近辺の店舗のみから提示す
るのは、これらがすぐに利用可能な選択肢となるためである。代案を求められた
時、システムはショッピングセンタ内のすべての店舗―つまり、ショッピングタ
スク全体が実行される可能性が高いエリアにシステム自体を限定する。数百又は
数千マイル離れた店舗が、最も安価な現地での代案よりも数ドル安く同じ商品を
販売していることを警告されても、買い物客が問題の商品を直接調べる必要があ
る場合、或いは出荷を待つ意志がない場合にはほとんど価値がない。
【0272】 物理的ショッピング対オンラインショッピング: 位置ベースではないエージェントに対する大きな利点に加えて、本発明はオン
ライン(又はWeb)ショッピングの欠点を克服する。更なるホームコンピュー
タの浸透、オンラインでの提供物の拡大、及び優れたオンラインショッピングツ
ールのみによって、やがてオンラインショッピングが支配的なショッピング形態
になるという主張は魅力的である。そのため、一見したところでは、後にバーチ
ャル化される活動をサポートするために場所を使用し始めるのは誤りのように思
える。既に、オンラインショッピングをサポートする多数のソフトウェアエージ
ェントが出現している。例えば、ユーザが音楽CDの最も安価なソースを特定す
ることを可能にするプログラムに名称が与えられている。同様のプログラムは、
BargainBot等、書籍の購入に関しても開発されている。こうしたシステムは、特
定の商品に関する完全な市場を創り出す電子商取引Webエージェントの可能性
を実証している。こうしたエージェントの成功は、更に多様な商品に関する同様
のWebショッピングエージェントの開発を促進する。
【0273】 オンラインショッピングの限界: 間違いなく、オンラインショッピングの成長は続き、更に強力なオンラインシ
ョッピングエージェントに向かう傾向は継続する。それにもかかわらず、Web
エージェントがどれだけ精巧になったとしても、予測可能な未来において、従来
の物理的ショッピングが市場を支配し続けることは明らかであると思える。オン
ラインショッピングに内在するいくつかの難点は、物理的ショッピングの継続的
な信頼を確かなものにする。
【0274】 代替不能物: Webベースのショッピングエージェントは通常、書籍及び音楽CDといった
代替可能製品に関する最も安い価格をユーザが特定することを可能にする。こう
した商品に関する「完全な市場」を創り出す能力は消費者にとって大きな恩恵だ
が、こうしたアプローチを任意の製品に応用することを複雑にするいくつかの難
点が存在する。
【0275】 商品がショッピングエージェントに特に最適なのは、競合するオファーとの間
での比較が容易なためである。商品は代替可能であるため、差異がある非常に数
少ない次元は価格となる。そのため、価格は、唯一ではないものの、購入の判断
を行う主要な基準となる。
【0276】 しかしながら、商品を超えて考えるとすぐに、他のいくつかの基準が重要にな
る。例えば、セータ、マットレス、又はテーブルといった品目をどのように比較
するだろう? 価格に加え、使用されている材質と、色と、フィット感及び使い
心地と、出来映えとに注意する。同様の問題は他のほとんどの製品に当てはまる
【0277】 不正確な目的指定: 第二に、関連する難点は、自分の欲求をエージェントに伝えることにある。シ
ョッピングエージェントは、自分の欲しい商品をユーザが正確に知っている場合
には素晴らしい働きをする。この場合、ユーザは製品の名前を単純に入力すれば
いい。残念ながら、買い物する時に特定の品目を思いついていない場合、何が欲
しいかをエージェントに伝える問題はもっと困難になる。例えば、ユーザは自分
の居間に置きたいランプの種類をエージェントにどのように伝えればいいだろう
【0278】 不明確な好み: 買い物客が、価格帯、色、オプション、ブランドその他といった特徴の説明を
含めることを可能にするインタフェースは、上の問題に対処するのに役立つが、
これは十分ではない。たいていの場合、買い物客は、ショッピングを開始し、目
的の製品の様々な例を調べる機会を持つまで、好みを確立していないか、或いは
欲しい物を正確に表現することができない。
【0279】 ショッピングは娯楽である: 人間は買い物が好きであり、特定の購入品が頭になくとも買い物をする。ある
研究では、消費者の42%は、レジャーとしてのウィンドウショッピング及び社
交活動のためにショッピングセンタを訪れた「目的のない買い物客」である。
【0280】 ショッピングは感覚的である: ユーザが、こうした詳細を効果的に提供できるとしても、大部分のユーザが購
入の決断をこうしたエージェントに任せる可能性は低い。結局、多くの人は、信
頼する配偶者であっても、自分の代わりに適切な購入を行うかどうかを不安に感
じる。ほとんどの人は、購入の決断をする前に、考慮しているものを直接目で見
て、手で触れたいと考える。エージェントに提供可能な僅かな好みを、この豊か
な直接的な体験に置き換えることはできない。こうした好みは、買い物客が考慮
する一連の候補を生成するのに使用できる程度のものである。
【0281】 瞬間的な満足感: ショッピングは往々にして非常に感情的な活動となる。人間は購入品に満足し
、家に帰って試してみるのが待ちきれない場合が多い。オンライン購入と受領と
の間の本質的な遅延は、確認後すぐに家へ持ち帰る必要がある人にとって大きな
問題となる。
【0282】 結局、消費者は上で挙げた限界から、物理的ショッピングに従事し続けること
になる。しかしながら、タスクを完全にソフトウェアエージェントに任せること
ができないという事実は、こうしたエージェントの役割を排除するものではない
。第一に、欲しい物が分かっている時、商品の購入に関して、エージェントはユ
ーザにとって有益である。しかしながら、第二の役割は、人間が物理的なショッ
ピングタスクに従事する時間全体を通じて、これ自体をサポートすることである
。これは当然ながら、ショッパーズアイプロジェクトにおいて用いられるアプロ
ーチである。
【0283】 ショッパーズアイ: 一見すると、本発明は、純粋なWebベースエージェントと同じ限界のいくつ
かによって影響を受けるように思える。結局のところ、自分の目的をPDAに伝
えることは、Webベースエージェントにつたえることよりも容易になるだろう
か? PDAシステムによってサポートされる購入では、Webベースエージェ
ントの場合よりも自分の好みは明確になるだろうか?
【0284】 純粋なWebベースエージェントと現在の「物理的タスクサポートエージェン
ト」(つまり、物理的な場面でタスクに従事するユーザをサポートするエージェ
ント)との間の主な違いは、Webベースエージェントが、ユーザによって考慮
されるあらゆる情報を伝えることに完全に責任を有する点にある。一方、好適な
実施形態による「物理的タスクサポート」エージェントは、ユーザの環境の態様
を参照することで、Webベースエージェントのアプローチを補強することがで
きる。例えば、30フィート(9m)離れた店舗に特定のセータがある場合、そ
のセータの使い心地を十分に伝えることは極度に重要な事柄とはならない。必要
なのは買い物客にそのセータを紹介することのみである。買い物客は、そのセー
タを試着してみることで、システムによって伝えることが可能ないかなる情報よ
りも遥かに優れたセータの認識を得ることができる。Webベースエージェント
で不正確に指定された目的に一致する製品が多すぎる時は、更に限定的なサーチ
を行う必要がある。しかしながら、多くの一致は単純に、買い物客が大きな関心
を持つ可能性が高い店舗が存在しているため訪問するべきであることを示してい
るに過ぎない。店舗に入ってしまえば、その人が関心を持つ商品の範囲を狭める
ことは、Webベースエージェント上で目的を精緻なものにすることより遥かに
容易である場合が多い。そのため、物理的タスクサポートエージェントは、タス
クの過程全体を通じて情報を伝達する手段として、物理的な環境の態様にユーザ
の注意を促すことで、ユーザが自分の好みを形にして、具体的な目的を特定する
のを支援することができる。
【0285】 物理的ショッピングエージェントの約束: 物理的なショッピングがエージェントのコミュニティによって無視されてきた
のは驚くべきことではない。結局、ごく最近になるまで、離れた場所にいる個々
の買い物客にカスタマイズされた情報を届けるための信頼性の高い方法はまった
く存在しなかった、しかしながら、PDAの爆発的な発展と、更に高度になる通
信能力とは、PDAがユーザの居場所に関係なく「ジャストインタイム」に情報
を伝える効果的なチャネルになることを約束している。本発明は、ショッピング
タスクのあらゆる段階をサポートするチャネルの発展の約束を活用して、物理的
ショッピングをサポートする直観的な新しいエージェントを提供し、以下を含む
前記の問題を解決する。
【0286】 目的の指定: 買い物客は最初に、関心を持っている商品の少なくとも一般的なカテゴリを示
す。ショッピングエージェントは、様々な特定性の度合いにおいて、目的の指定
を可能にする必要がある。本発明では、こうした目的はタスクの進捗と共に精緻
なものにすることができる。
【0287】 製品スペースの調査: 買い物客は、選択を行えるようになる前に、利用可能なものについて知識を得
る必要がある。ショッピングエージェントは、様々な提供内容のクラス、レビュ
ー、実演その他を提示することで、このタスクを支援できる。本発明の物理的シ
ョッピングエージェントは、現地で利用可能な提供内容のツアーを買い物客に提
供することで、これを補強することができる。
【0288】 好みの精緻化: 買い物客が利用可能なものを学習し、提供内容を吟味するにつれ、買い物客の
好みは発展していく。エージェントは、買い物客が経時的に好みを精緻化するの
を可能にする必要がある。本発明により、ユーザは好みを精緻化することができ
る。
【0289】 候補製品の特定及び比較: 買い物客は、自分の欲しいもの及び入手可能なものを理解し始めるにつれ、通
常、更に慎重に考慮する候補のリストを編集する。本発明のエージェントは、こ
うしたリストの構築及び維持をサポートし、様々な基準によるリスト内の候補の
比較を容易にする。
【0290】 オファーの交渉: 本ショッピングエージェントは、買い物客に情報を提供することに限定されな
い。小売店との価格及びサービスオプションの交渉が可能となる。
【0291】 製品の選択、購入、及び製品サポート: 本発明は、取引自体を促進し、製品サービスを提供可能なチャネルとして使用
することができる。
【0292】 図27Bは、モバイルポータル2412と電子バレット2713とを含むモバ
イルポータルプラットフォーム2710の図である。電子バレット2713は、
無線PDA等のサポートハードウェア装置2716と、シンクライアントオペレ
ーティングシステム2718の上で実行されるモバイルポータルシンクライアン
ト規格2714とを含む。モバイルポータルは、暗号化及び解読要素2720と
、インテリジェントエージェント2724を含むモバイルポータルサーバ272
2と、顧客インテリジェント要素2726と、顧客データベース2728とで構
成される。
【0293】 シンクライアントとは、削減されたハードウェアコストと、削減された維持及
びサポートコストと、削減されたLAN/WAN帯域幅要件と、短縮されたダウ
ンタイムと、改善された性能と、強化されたセキュリティとの組み合わせによっ
て、全体的な所有コストの削減を提供する、急速に現れつつあるテクノロジグル
ープを表すために使用される一般的な用語である。シンクライアントの「シン(
薄い)」という用語は、クライアントオペレーティングシステムの(非常に小さ
な)サイズを指す。対照的に、従来のPCオペレーティングシステム(DOS、
Windows95、その他)は、その大きなサイズ及びリソース要件から「フ
ァット(太い)」クライアントとみなされる。シンクライアントオペレーティン
グシステムがシンである事実にもかかわらず、シンクライアントの能力は堅牢で
ある。クライアントソリューションは現在、ミッションクリティカルな環境に配
備されており、無数のアプリケーションに信頼性及び反応性に優れたアクセスを
提供している。モバイルポータルシンクライアント2714は、処理の大部分が
モバイルポータルサーバ2722と、関連するサードパーティコンテンツ及びサ
ービスプロバイダ2730とで実行されるシンクライアントである。ユーザはモ
バイルポータルシンクライアントアプリケーション2714を利用して、モバイ
ルポータルプラットフォーム2710が提供するサービスを選択し、情報をレビ
ューする。モバイルポータルシンクライアントアプリケーション2714は、シ
ンクライアントオペレーティングシステム2718を使用して、多くの装置を独
立させる。シンクライアントオペレーティングシステム2718は、モバイルポ
ータルシンクライアントアプリケーション2714とサポートハードウェア27
16との間のメッセンジャとして働く。シンクライアントオペレーティングシス
テム2718により、モバイルポータルシンクライアント2714は、ディスプ
レイ呼び出し及びユーザ入力クエリといった低レベルなハードウェア動作に関し
て、シンクライアントオペレーティングシステム2718に対して関数呼び出し
を行うことができる。電子バレット2713用のサポートハードウェアとして使
用されるそれぞれのハードウェア装置2716に関して、別個のシンクライアン
トオペレーティングシステム2718を開発することができる。これにより、モ
バイルポータルシンクライアントアプリケーション2714は、低レベル設計の
修正を必要とせずに、異なるサポートハードウェア2716上で実行できる。
【0294】 モバイルポータル2712は、パケット交換無線ネットワーク2732を介し
て、電子バレット2713からデータを受領する。パケット交換無線ネットワー
クを通じて受領された情報は、その後、モバイルポータル2712の暗号化及び
解読要素2720によってデコードされる。データがデコードされると、モバイ
ルポータルサーバ2722はインテリジェントエージェント2724、顧客イン
テリジェンス2726、及び顧客データ2728を利用して、要求されたデータ
をサードパーティコンテンツ及びサービスプロバイダ2730から取得する。モ
バイルポータルサーバ2722は、インテリジェントソフトウェアエージェント
を利用して、顧客のニーズに応答する。ソフトウェアエージェント2722は、
顧客データ2728を利用して、個々のユーザの目的、習慣、及び好みに合わせ
てタスクをパーソナライズするための判断を行う。次に顧客データ2728は、
顧客及び顧客の行動によって通常通りに更新される。ユーザがモバイルポータル
2712を使用するたびに、ユーザによるクエリ及びその他のモバイルポータル
プラットフォーム2710の使用に関してログが記録される。これにより、ソフ
トウェアエージェント2724は、ユーザの過去の習慣を利用して、タスクをパ
ーソナライズすることができる。
【0295】 ソフトウェアエージェント2724に加え、モバイルポータルサーバ2722
は、顧客インテリジェンス2726を利用して、ユーザのニーズに応答する。ユ
ーザは、データの掘り出し及びパターン認識を利用して、望みの情報を見つける
ことができる。ここでも、顧客のデータ2728は更新され、ユーザによるデー
タの掘り出し及びパターン認識の使用が反映される。サードパーティコンテンツ
及びサービスプロバイダ2730は、ユーザによって要求されたサービス及び情
報を提供するために、モバイルポータル2712によって利用される。サードパ
ーティコンテンツ及びサービスプロバイダには、インターネット又はモバイルポ
ータルエクストラネットを通じてアクセスすることができる。インテリジェント
エージェントソフトウェア2712は、サードパーティプロバイダをサーチし、
顧客データ2728に含まれる顧客のプロフィールを考慮して、ユーザにとって
最適なものを判断する。これにより、ユーザはクエリにおける特定性を、ユーザ
プロフィールがない場合に行わなければならないものに比べて減らすことができ
る。例えば、ユーザはモバイルポータルプラットフォーム2710を利用してジ
ャケットを要求することができる。インテリジェントエージェントは、その後、
顧客データ2728を利用して、顧客が実際に望んでいるものを更に具体的に決
定する。この場合、顧客データ2728は、この特定のユーザがレザージャケッ
トではなくデニムジャケットを好むことを知らせる。インテリジェントエージェ
ント2724は、その後、デニムジャケットをサーチすることになる。当然なが
ら、ユーザプロフィールに格納されているものとは反対の情報を取得するために
、ユーザはユーザプロフィールを無効にすることができる。提供される代表的な
サービスの一部には、地理的位置情報、音声及び画像編集、個人向けニュース及
び娯楽、個人向けショッピング、個人向け健康及び安全、個人用オーガナイザ、
個人向け金融、及び個人用通信が含まれる。
【0296】 地理的位置サービスは通常、統合されたグローバルポジショニングシステムか
ら受領した情報に基づく。GPSデータは、ユーザに位置固有の情報を提供する
ために特定のユーザ要求データと組み合わせる。例えば、ユーザがサンフランシ
スコにおり、この都市での良質な食事の情報を取得したいとする。このユーザは
、電子バレット2713を利用して良質な食事の情報を要求する。統合されたG
PSレシーバから取得した位置データは、ユーザの良質な食事に関する要求と組
み合わされ、その後、この組み合わせ済みメッセージがモバイルポータル271
2に伝送される。受領したデータに基づき、モバイルポータルは適切なサービス
を選択し、この場合はサンフランシスコでの良質な食事について、要求を伝送す
る。モバイルポータルは次に、受領した応答を電子バレット2713に返送する
。その後、ユーザには要求した情報が提示され、電子バレット2713のディス
プレイ装置上でフォーマット及び表示される。
【0297】 音声及び画像編集サービスは通常、統合されたカメラ及びマイクロフォンから
受領したデータに基づく。ユーザは通常、統合されたデジタルカメラを利用して
、画像を取り込む。しかしながら、ユーザは、スキャナ、電子メール、及びWe
bページといった他のソースからデジタル画像を取得することもできる。加えて
、ユーザは通常、統合されたマイクロフォンを利用して音声ファイルを取り込む
。しかしながら、音声ファイルは、電子メール、Webページ、及びCDといっ
た他のソースから取得することもできる。画像及び又は音声データは、ユーザに
画像及び音声編集能力を提供するために、特定のユーザ要求と組み合わせる。例
えば、ユーザは、統合されたデジタルカメラによって画像を取り込み、その後、
特定の写真エディタを使用して画像を編集することを要求できる。統合されたデ
ジタルカメラによって取り込まれた画像は、次に、写真の編集に関するユーザの
要求と組み合わされ、その後、この組み合わせ済みメッセージがモバイルポータ
ル2712に伝送される。受領したデータに基づき、モバイルポータル2712
は適切なサービスを選択し、この場合は画像編集の要求を伝送する。モバイルポ
ータルは次に、受領した応答を電子バレット2713に返送する。その後、ユー
ザには要求した情報が提示され、電子バレット2713のディスプレイ装置上で
フォーマット及び表示される。この場合、ユーザは画像編集用のインタフェース
を受領することになる。ユーザはその後、この画像編集用ユーザインタフェース
を使用して画像を編集する。画像の変更は要求として扱われ、モバイルポータル
2712はこれを、ローカル又は独立したサーバで実行される画像編集アプリケ
ーションに渡す。
【0298】 好適な実施形態による生物医学センサの統合: 本発明の1実施形態は、圧力トランスデューサ、呼吸センサ、ボリュメトリッ
クセンサ、及び除細動器等の統合された生物医学センサを含む電子バレットであ
る。
【0299】 血圧を測定するために統合圧力トランデューサは、浸透性および非浸透性の2
つのタイプであり得る。浸透性統合圧力トランスデューサでは、ユーザは血流内
にユニットの一部を埋め込む必要があり、非浸透性統合圧力トランスデューサは
血流にアクセスする必要がない。圧力トランスデューサは、患者の血圧を測定し
、この場合は電子バレットである受信ユニットにこれをレポートする。その後、
電子バレットは、モバイルポータルシンクライアント及びモータルポータルサー
バを利用して、圧力トランスデューサから受領したデータを分析及び経路指定す
ることができる。
【0300】 歪みゲージ及びボリュメトリックセンサ等の呼吸センサも電子バレットに統合
することができる。胸部の周りに装着した歪みゲージは、呼吸中の胸の拡張及び
収縮によるゲージの拡張及び収縮に従ってインピーダンスを変化させる。ボリュ
メトリックセンサは、患者がボリュメトリックセンサに息を吹き込んだ時等に、
センサを通過する気圧の量を感知する。歪みゲージとボリュメトリックセンサと
は両方とも、対応するデータを電子バレットユニットに無線伝送することができ
るため、ユーザには活動における大きな自由が与えられる。圧力トランスデュー
サから受領したデータと同様に、歪みゲージ及びボリュメトリックセンサから受
領したデータは、モバイルポータルプラットフォームを利用して分析及び経路指
定することができる。
【0301】 電子バレットに統合された除細動器は、心臓機能を感知するために利用するこ
とができる。除細動器は、生理食塩水ベースのゲルを利用して患者に取り付けら
れ、R、T、及びP波によって鼓動を探知する。歪みゲージ及びボリュメトリッ
クセンサと同様に、除細動器はデータを電子バレットユニットに無線伝送するこ
とが可能であり、電子バレットユニットはその後、モバイルポータルプラットフ
ォームを利用してデータを分析及び経路指定する。
【0302】 前記の生物医学センサは、特定のユーザのニーズに応じて、個別に統合するこ
と、或いは環境センサ、他の生物医学センサ、又はGPSレシーバ等のその他の
センサと組み合わせて統合することが可能である。例えば、心臓の問題に関する
病歴を有する高齢のユーザは、統合された除細動器及びGPSレシーバを含む電
子バレットを有することができる。
【0303】 モバイルポータルプラットフォームを利用することで、ユーザは、有害である
恐れがある様々な食品及び薬品を含め、自分の状態に関する最新のニュース及び
情報を常に知ることができる。
【0304】 加えて、電子バレットは、ユーザの位置に関係なく、心臓の状態から発生する
恐れがある問題を感知することができる。公園を散歩中、ユーザが胸の痛みを感
じた場合、電子バレットは、ユーザの心臓の状態から発生した問題によって痛み
が生じていることを感知する。これは、統合された除細動器と電子バレットの分
析能力とを利用することで達成される。この場合、統合された除細動器から受領
したデータが事前に定められた安全な閾値を超えたため、電子バレットは緊急事
態が発生したことを警告される。モバイルポータルプラットフォームを利用する
ことで、電子バレットはその後、適切な救急対応ユニットに通知を行い、その心
臓に関するデータをユーザの医師に転送し、ユーザの家族に連絡する。
【0305】 加えて、電子バレットは、統合されたGPSレシーバから受領した位置座標を
、救急対応ユニットに転送し、ユーザの位置の特定及び救助を可能にする。病院
での治療の後、モバイルポータルプラットフォームは、ユーザの食事及び栄養摂
取、更には運動の日課及び投薬を含め、ユーザのアフターケアプログラムを調整
することができる。
【0306】 好適な実施形態によるサポートコード: 以下のコードは、好適な実施形態によるMicrosoft Active
Server Pages環境において書かれ実行される。これは主に、データ
ベースの情報のクエリ及び格納を行うためにコード内に埋め込まれたいくつかの
データベース呼び出しを有するMicrosoft Jscriptで構成され
る。
【0307】 意図中心インタフェース
【0308】 意図ASPページを作成する(「intention_create.asp」)
【0309】
【表8】
【0310】 意図リストASPページを検索する(「intention_list.asp」)
【0311】
【表9】
【0312】 ユーザ意図リストASPページを表示する(「navigation.asp」から抜粋)
【0313】
【表10】
【0314】 以上様々な実施形態を説明してきたが、これらの実施例は、限定のためではな
く例示のために説明されたものと理解されるべきである。したがって、好適な実
施形態の幅及び範囲は、上で説明した各実施形態例のいずれによっても制限され
ず、以下の請求項及びそれらの等価物によってのみ画定されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 好適な実施形態による代表的なハードウェア環境を示すブロック図である。
【図1A】 Webポータルネットワークに基づく従来技術のモバイルコンピューティング
ソリューションを示す図である。
【図2】 好適な実施形態によるシステムのフローチャートである。
【図3】 好適な実施形態によるシステムのパーシングユニットのフローチャートである
【図4】 好適な実施形態によるパターンマッチングに関するフローチャートである。
【図5】 好適な実施形態によるサーチユニットに関するフローチャートである。
【図6】 好適な実施形態による全体的なシステム処理に関するフローチャートである。
【図7】 好適な実施形態によるトピック処理のフローチャートである。
【図8】 好適な実施形態によるミーティングレコード処理のフローチャートである。
【図9】 好適な実施形態によるポケットバーゲンファインダのプロセスフローを示すブ
ロック図である。
【図10A】 好適な実施形態によるカスタマイズコンテンツWebページの作成に関連する
ロジックを示すブロック図及びフローチャートである。
【図10B】 好適な実施形態によるカスタマイズコンテンツWebページの作成に関連する
ロジックを示すブロック図及びフローチャートである。
【図11】 好適な実施形態によるユーザ中心コンテンツの検索に関連する詳細なロジック
を示すフローチャートである。
【図12】 好適な実施形態によるユーザプロフィールのデータモデルを示す図である。
【図13】 好適な実施形態によるペルソナデータモデルを示す図である。
【図14】 好適な実施形態によるインテンションデータモデルを示す図である。
【図15】 好適な実施形態によるエージェントの現行統計の作成に関する処理のフローチ
ャートである。
【図16】 好適な実施形態によるユーザのための個人化された製品評点を決定するロジッ
クのフローチャートである。
【図17】 好適な実施形態による中央で保存されたプロフィールにアクセスするロジック
のフローチャートである。
【図18】 好適な実施形態によるユーザと特定のサプライヤのインテグレータとの間の対
話ロジックのフローチャートである。
【図19】 好適な実施形態による口頭サマリを生成するエージェント処理のフローチャー
トである。
【図20】 好適な実施形態によるディスプレイログインを示す図である。
【図21】 好適な実施形態による日常ロジスティックス管理ディスプレイを示す図である
【図22】 好適な実施形態によるユーザメインディスプレイを示す図である。
【図23】 好適な実施形態によるエージェント対話ディスプレイを示す図である。
【図24】 好適な実施形態によるアクティブナレッジ管理システムを示すブロック図。
【図25】 好適な実施形態によるバックエンドサーバを示すブロック図である。
【図26】 本発明の1実施形態のハードウェア及びソフトウェアがどのように動作するか
を表すフローチャートである。
【図27A】 好適な実施形態によるブラウザモードのディスプレイを示す図である。
【図27B】 好適な実施形態によるモバイルポータルプラットフォームを示す図である。
【符号の説明】
110 … CPU 116 … ROM 114 … RAM 112 … バス 118 … 入出力アダプタ 120 … ディスク記憶ユニット 124 … キーボード 126 … マウス 128 … スピーカ 132 … マイクロフォン 134 … 通信アダプタ 135 … ネットワーク 136 … ディスプレイアダプタ 138 … ディスプレイ装置 1010 … 顧客のWebブラウザ 1020 … インテグレータのWebサーバ 1030 … 意図データベース 1040 … コンテンツデータベース 1050 … サプライヤプロフィールデータベース 1060 … 顧客プロフィールデータベース 1070 … サプライヤのWebサーバ 1080 … 製品情報データベース 1090 … 製品注文データベース 1091 … 顧客情報データベース 1710 … プロフィールデータベース 1720 … プロフィールゲートウェイサーバ 1730 … パブリックインターネット 1740 … テレビ 1750 … 業者 2000、2220、2310 … エージェント 2030 … ロゴ 2040 … ボタン 2100 … アニメーションエージェント 2110 … 旅行 2120 … 家庭の雑用 2130 … 金融 2140 … 市場活動 2142 … アイコン 2146 … ダイレクトリンク 2150 … 許可 2180 … 項目 2200 … 世界のニュース 2210 … ローカルニュース 2230 … 不動産 2300 … 情報 2370 … チャート 2380 … ボタン 2390 … ボタンのセット 2395 … ヒント 2400 … バックエンド 2410、2420 … マジックウォール 2430、2436 … アウェアネスマシン 2446、2448 … Webクライアント 2450、2460 … 電子メールクライアント 2710 … モバイルポータルプラットフォーム 2712 … モバイルポータル 2713 … 電子バレット 2714 … シンクライアント 2716 … ハードウェア装置 2718 … オペレーティングシステム 2720 … 暗号化及び解読要素 2722 … モバイルポータルサーバ 2724 … インテリジェントエージェント 2726 … 顧客インテリジェント要素 2728 … 顧客データベース 2730 … サードパーティコンテンツ及びサービスプロバイダ 2732 … パケット交換無線ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 スワミナザン・キショア・サンダラム アメリカ合衆国 イリノイ州60056 ダウ ナーズ・グローブ,ステア・ストリート, 6524 (72)発明者 マイヤーズ・ジェームズ・エル. アメリカ合衆国 イリノイ州60614 シカ ゴ,アパートメント #1,ウエスト・ラ イトウッド,1107 (72)発明者 ファノ・アンドリュー・イー. アメリカ合衆国 イリノイ州60202 エバ ンストン,アパートメント・1イー,メー プル・アベニュー,1137 Fターム(参考) 5B075 NK02 NK35 NS01 PQ02 5B082 GA08 HA08

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モバイルコンピューティング環境上で情報要約を作成する方
    法であって、 (a)ユーザ入力に部分的に基づきクエリを作成するステップと、 (b)無線通信デバイスを用いて情報のネットワークに照会するステップと、 (c)前記モバイルコンピューティング環境で前記クエリに対する応答を前記
    情報のネットワークから受け取るステップと、 (d)所定のフォーマット規則を用いてディスプレイに前記クエリへの前記応
    答を表示するステップと、 を含む、方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のモバイルコンピューティング環境上で情報
    要約を作成する方法であって、 カテゴリ検索を実行し、製品およびサービス情報のカテゴリを提供するステッ
    プを含む、方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のモバイルコンピューティング環境上で情報
    要約を作成する方法であって、 前記モバイルコンピューティング環境に近い販売業者のリストを提供するステ
    ップを含む、方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のモバイルコンピューティング環境上で情報
    要約を作成する方法であって、 前記モバイルコンピューティング環境に近いサービスのディレクトリを提供す
    るステップを含む、方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のモバイルコンピューティング環境上で情報
    要約を作成する方法であって、 前記モバイルコンピューティング環境で表示する1つ以上の広告を提供するス
    テップを含む、方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のモバイルコンピューティング環境上で情報
    要約を作成する方法であって、 前記無線通信デバイスを用いる前記モバイルコンピューティング環境を用いた
    支払い処理を容易にするために証明書を提供するステップを含む、方法。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のモバイルコンピューティング環境上で情報
    要約を作成する方法であって、 適切な情報を取得するためのインターネットへの照会をサポートするステップ
    を含む、方法。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のモバイルコンピューティング環境で情報要
    約を作成する方法であって、 ある特定の検索エンジンに対して前記クエリを最適化するステップを含む、方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載のモバイルコンピューティング環境で情報要
    約を作成する方法であって、 追加の適切な情報を取得するために製品IDの照会を行うステップを含む、方
    法。
  10. 【請求項10】 情報要約を作成する装置であって、 (a)プロセッサと (b)前記プロセッサの制御下で情報を格納するメモリと、 (a)ユーザ入力に部分的に基づきクエリを作成するロジックと、 (b)無線通信デバイスを用いて情報のネットワークを照会するロジックと、 (c)前記モバイルコンピューティング環境で前記クエリに対する応答を前記
    情報のネットワークから受け取るロジックと、 (d)所定のフォーマット規則を用いて前記クエリへの前記応答を表示するロ
    ジックと、 を含む、装置。
  11. 【請求項11】 コンピュータ読み取り可能な媒体上に組み込まれ、情報要
    約を作成する、コンピュータプログラムであって、 (a)ユーザ入力に部分的に基づきクエリを作成するコードセグメントと、 (b)無線通信デバイスを用いて情報のネットワークを照会するコードセグメ
    ントと、 (c)前記モバイルコンピューティング環境で前記クエリに対する応答を前記
    情報のネットワークから受け取るコードセグメントと、 (d)所定のフォーマット規則を用いてディスプレイに前記クエリへの前記応
    答を表示するコードセグメントと、 を含む、コンピュータプログラム。
  12. 【請求項12】 コンピュータ読み取り可能な媒体上に組み込まれ、情報要
    約を作成する、請求項11に記載のコンピュータプログラムであって、 カテゴリ検索を実行し、製品およびサービス情報のカテゴリを提供するコード
    セグメントを含む、コンピュータプログラム。
  13. 【請求項13】 コンピュータ読み取り可能な媒体上に組み込まれ、情報要
    約を作成する、請求項11に記載のコンピュータプログラムであって、 前記モバイルコンピューティング環境に近い販売業者のリストを表示するコー
    ドセグメントを含む、コンピュータプログラム。
  14. 【請求項14】 コンピュータ読み取り可能な媒体上に組み込まれ、情報要
    約を作成する、請求項11に記載のコンピュータプログラムであって、 前記モバイルコンピューティング環境に近いサービスのディレクトリを表示す
    るコードセグメントを含む、コンピュータプログラム。
  15. 【請求項15】 コンピュータ読み取り可能な媒体上に組み込まれ、情報要
    約を作成する、請求項11に記載のコンピュータプログラムであって、 前記モバイルコンピューティング環境で表示する1つ以上の広告を表示するコ
    ードセグメントを含む、コンピュータプログラム。
  16. 【請求項16】 コンピュータ読み取り可能な媒体上に組み込まれ、情報要
    約を作成する、請求項11に記載のコンピュータプログラムであって、 前記無線通信デバイスを用いる前記モバイルコンピューティング環境を用いた
    支払い処理を容易にするために証明書を管理するコードセグメントを含む、コン
    ピュータプログラム。
  17. 【請求項17】 コンピュータ読み取り可能な媒体上に組み込まれ、情報要
    約を作成する、請求項11に記載のコンピュータプログラムであって、 適切な情報を取得するためにインターネットに照会するコードセグメントを含
    む、コンピュータプログラム。
  18. 【請求項18】 コンピュータ読み取り可能な媒体上に組み込まれ、情報要
    約を作成する、請求項11に記載のコンピュータプログラムであって、 ある特定の検索エンジンに対して前記クエリを最適化するコードセグメントを
    含む、コンピュータプログラム。
  19. 【請求項19】 コンピュータ読み取り可能な媒体上に組み込まれ、情報要
    約を作成する、請求項11に記載のコンピュータプログラムであって、 追加の適切な情報を取得するために製品IDを促すコードセグメントを含む、
    コンピュータプログラム。
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