JP2002342897A - 駐車場管理システム及び駐車場管理システム用車両端末装置 - Google Patents

駐車場管理システム及び駐車場管理システム用車両端末装置

Info

Publication number
JP2002342897A
JP2002342897A JP2001148799A JP2001148799A JP2002342897A JP 2002342897 A JP2002342897 A JP 2002342897A JP 2001148799 A JP2001148799 A JP 2001148799A JP 2001148799 A JP2001148799 A JP 2001148799A JP 2002342897 A JP2002342897 A JP 2002342897A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
communication means
theft
parking lot
parking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001148799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3732114B2 (ja
Inventor
Yoshiharu Morihiro
義晴 森廣
Tsuyoshi Moriyasu
堅 守安
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2001148799A priority Critical patent/JP3732114B2/ja
Publication of JP2002342897A publication Critical patent/JP2002342897A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3732114B2 publication Critical patent/JP3732114B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Emergency Alarm Devices (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の駐車開始及び終了を確実に検知でき、
さらに駐車場からの車両の盗難及び検知手段の不正な解
除も確実に検出できる駐車場管理システム及び駐車場管
理システム用車両端末装置を得る。 【解決手段】 路上通信手段36は車載通信手段35と
の間で、車両利用者の個人識別情報を無線送信し、駐車
エリアへの駐車車両の有無とその車両の個人識別情報を
検知する。センター制御手段34は複数の路上通信手段
36が検知した情報を受信して駐車場の管理を行う。車
載通信手段35へのIDカードの着脱で車両の駐車開始
及び終了を検知する。また、識別情報記録媒体が装着さ
れていない状態又は不正なIDカードが装着された状態
で、車載通信手段35と路上通信手段36との定期的な
通信が遮断された場合に車両盗難を検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、駐車場管理シス
テム及び駐車場管理システム用車両端末装置に係わり、
特に駐車場における駐車車両の有無の検知、駐車場から
の車両盗難検知、又は車両盗難検知時の通報や措置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の駐車場管理システムとして、駐車
場の空きスペースを検知し、それを表示することによっ
て、駐車し易い便宜をはかるものがある。例えば、特開
平6−223299号公報に示された駐車場管理装置で
は、複数の駐車エリアに対して1台の車両検出手段が設
置され、車両の有無を監視して、その有無を表示してい
る。この装置で車両スペースの車両の有無を検知するセ
ンサは管理する4台分の駐車エリアに対応して各方向に
向けた4つのセンサを備え、超音波や赤外線などを利用
したものである。即ち、超音波や赤外線を車両で遮断さ
れたことで駐車車両を検知している。
【0003】また、特開平10−40430号公報に示
されるような駐車料金自動課金収受決済システムもあ
る。このシステムでは、車または運転者の識別情報を車
上通信装置が読み取り、入口装置と出口装置において車
上通信装置と路上通信装置が通信することにより、路上
通信装置が車の入庫、出庫時刻を把握でき、駐車料金を
計算し、課金するものである。
【0004】また、特開平9−240431号公報に示
される車両盗難防止装置のように、車両の機器の破壊を
検出し、車両の盗難を防ぐものもある。図9は特開平9
−240431号公報に示された従来の車両盗難防止装
置を示すブロック図であり、図において、71がエンジ
ンコントローラ(ECCS)、72がイモビライザユニ
ット(IMMC/U)、73が車載通信装置(IVC
S:In Vehicle Communication System )、74が自車
位置をモニターするGPS(Global Positioning Syste
m )、75がオペレーションセンター、76が自動車電
話である。
【0005】GPS74がモニターしている自車位置情
報を車載通信装置73が自動車電話76によってオペレ
ーションセンター75に自動通報する。エンジンの始動
は車両のキーから発信されるキーID番号の照合が成立
した場合に行うことで、不正なキーによる盗難を防止し
ている。また、イモビライザユニット72がGPS74
と車載通信装置73との異常有無の診断を行い、異常診
断した時に車内にウォーニングを行う。さらにウォーニ
ングの後、所定時間が経過するまでの間に所定の解除コ
ードを受信しない時には、イモビライザユニット72が
エンジンコントローラ71にエンジン停止指令を与えて
車両のエンジンを強制的に停止させる。こうして、GP
S74や車載通信装置73が不正に取外されたり破壊さ
れた時には、本来の車両利用者なら当然知っているはず
の解除コードを受信しない限り車両の自走ができないよ
うにして盗難防止する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の駐車場管理シス
テムでは、車両の有無の判定は駐車場に配置されている
超音波センサや赤外線センサによって行われており、車
両ではなく他の物体が超音波や赤外線を遮断してセンサ
が誤動作するという問題点があった。また、駐車場から
の車両の盗難を検出するものはなく、また、車両の有無
の判定だけでは、車両が盗難されたのか利用者が自分で
出庫したのかの区別がつかないという問題点もあった。
【0007】また、従来の車両盗難防止装置において
は、車両内の装置で盗難を検出していたため、車両本体
ごと盗難される場合や、診断を行っているイモビライザ
ユニットなどの検出装置自体が解除された場合や、検出
装置自体が破壊された場合には、盗難を防止できないと
いう問題点があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、車両が駐車していることを確実
に検知でき、駐車場からの車両の盗難を確実に検出し、
検出手段の不正な解除も確実に検出できる駐車場管理シ
ステム及び駐車場管理システム用車両端末装置を得るこ
とを目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる駐車場
管理システムは、車両利用者の識別情報記録媒体に記録
されている個人識別情報を入力する識別情報入力手段と
この個人識別情報を無線送信する無線通信手段とを有す
る車載通信手段と、上記車載通信手段との間で無線通信
することにより、管轄する駐車エリアの車両の有無とそ
の車両の個人識別情報を検知する路上通信手段と、複数
の上記路上通信手段が検知した情報を受信して駐車場の
管理を行うセンター制御手段とを備え、上記車載通信手
段は上記識別情報記録媒体の着脱情報を上記路上通信手
段に送信し、上記路上通信手段は上記着脱情報から、上
記識別情報記録媒体が離脱されたときその車両の駐車開
始を検知し、装着されたときその車両の駐車終了を検知
するように構成したものである。
【0010】また、この発明に係わる駐車場管理システ
ムは、路上通信手段を、車両の駐車開始から駐車終了ま
での間に、識別情報記録媒体が装着されていない状態、
または異なる個人識別情報の識別情報記録媒体が装着さ
れた状態で、車載通信手段との通信が遮断された場合
に、上記車両の盗難を検知し、センター制御手段へ通報
するように構成したものである
【0011】また、この発明に係わる駐車場管理システ
ムは、車載通信手段を、盗難監視設定手段を有し、車両
利用者が上記盗難監視設定手段で盗難監視を設定した場
合、その設定情報を路上通信手段に送信し、上記路上通
信手段は盗難監視設定時に車両盗難の検知を行うように
構成したものである。
【0012】また、この発明に係わる駐車場管理システ
ムは、センター制御手段を、路上通信手段から車両盗難
が通報されたとき、駐車場のゲートを閉鎖すると共に、
通信回線を通して外部に連絡するように構成したもので
ある。
【0013】また、この発明に係わる駐車場管理システ
ムは、センター制御手段を、路上通信手段と通信するこ
とにより上記路上通信手段の動作を確認し、上記路上通
信手段が正常に動作しなくなったことで車両の盗難を検
知し、通信回線を介して外部に連絡するように構成した
ものである。
【0014】また、この発明に係わる駐車場管理システ
ムは、路上通信手段を、複数のアンテナを有し、管轄す
る駐車エリアに駐車した車両の車載通信手段の位置によ
って最適なアンテナを選択して受信するように構成した
ものである。
【0015】また、この発明に係わる駐車場管理システ
ムは、路上通信手段を、管轄する駐車エリアに駐車する
車両の車載通信手段の位置に依存しない広い通信エリア
をもつアンテナを有するように構成したものである。
【0016】また、この発明に係わる駐車場管理システ
ムは、路上通信手段を、複数のビームを持つアンテナを
有し、管轄する駐車エリアに駐車した車両の車載通信手
段の位置によって最適なビームを選択して受信するよう
に構成したものである。
【0017】また、この発明に係わる駐車場管理システ
ムは、車載通信手段に車両の盗難を検知する盗難監視手
段を備え、この盗難監視手段が上記車両の盗難を検知し
た場合、その盗難情報を路上通信手段に送信するように
構成したものである。
【0018】また、この発明に係わる駐車場管理システ
ムは、車両内に車両識別情報を送信する車両識別情報送
信手段を備え、盗難監視手段は、上記車両識別情報を定
期的に監視し、上記車両識別情報が受信不能となること
で上記車両の盗難を検知するように構成したものであ
る。
【0019】また、この発明に係わる駐車場管理システ
ムは、車載通信手段を車両と機械的に勘合するものと
し、盗難監視手段を、上記勘合の着脱状態を定期的に監
視し、上記車載通信手段が上記車両から離脱することで
上記車両の盗難を検知するように構成したものである。
【0020】また、この発明に係わる駐車場管理システ
ム用車両端末装置は、車両の盗難を検知する盗難監視手
段と、警報報知手段または車両不動作手段とを備え、上
記盗難監視手段は、上記車両の状態を定期的に監視し、
上記車両が異常状態となった場合に、上記警報報知手段
または上記車両不動作手段に作動指令を送信するように
構成したものである。
【0021】また、この発明に係わる駐車場管理システ
ム用車両端末装置は、車両の盗難を検知する盗難監視手
段と、駐車場に設けられた路上通信手段との間で定期的
に通信する車載通信手段と、警報報知手段または車両不
動作手段とを備え、上記盗難監視手段は上記車載通信手
段と上記路上通信手段との通信が遮断されたことで上記
車両の盗難を検知し、上記警報報知手段または上記車両
不動作手段に作動指令を送信するように構成したもので
ある。
【0022】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1における駐車場管理システムの概要を示す
平面図である。図において、1a、1bは車両で、車両
1aは駐車しており、車両1bはこれから駐車場へ入ろ
うとしている状態である。33は駐車場の出入口に設け
られているゲート手段、34は例えば駐車場の管理室な
どに設置されているセンター制御手段、35はそれぞれ
の車両に搭載されている車載通信手段、36は路上通信
手段でこの駐車場管理システムには例えば2台設置され
ており、それぞれ4箇所の駐車エリアを管轄している。
2台の路上通信手段36、ゲート手段33、センター制
御手段34は相互に有線または無線の通信回線で接続さ
れている。車両1a、1bには車載通信手段35が搭載
されており、路上通信手段36と無線通信を行うことが
できる。
【0023】図2は実施の形態1における駐車場管理シ
ステムの構成を示すブロック図である。図において、2
1〜27は車載通信手段35を構成するもので、20は
識別情報記録媒体で、車両利用者の個人識別情報(I
D)が例えば磁気的に所定のフォーマットに従って記録
されているカード(以下、IDカードと記す)である。
21は識別情報入力手段で例えばカード読取手段、22
はカード着脱検知手段、23は盗難監視設定手段、24
は制御手段、25は機器識別情報(以下、機器IDと記
す)、26は無線通信手段、27はアンテナである。ま
た、28〜32は路上通信手段36を構成するもので、
28はネットワーク通信手段、29はID照合手段、3
0は制御手段、31は無線通信手段、32はアンテナで
ある。
【0024】以下、各機器について、詳しく説明する。
車載通信手段35におけるカード読取手段21は、装着
されているIDカード20の個人情報を読み取り、制御
手段24に送る。カード着脱検知手段22はIDカード
の着脱の状態を制御手段24に知らせる。盗難監視設定
手段23は例えばスイッチで構成され、このスイッチを
車両利用者がON/OFF操作することで、駐車してい
る間に盗難監視機能を稼動させるかどうかを選択するこ
とができる。機器ID25はそれぞれの車載通信手段3
5の識別コードを記憶している。無線通信手段26は無
線通信する際の通信相互間におけるデータと内部処理デ
ータとの変換を行う。制御手段24は車載通信手段35
の全制御を包括的に担うものである。また、路上通信手
段36におけるネットワーク通信手段28は、センター
制御手段34との通信データ変換をおこなう。ID照合
手段29は車載通信手段35から送信される機器ID2
5の内容の変化を監視する。制御手段30は路上通信手
段36の全制御を包括的に担うものである。無線通信手
段31は無線通信する際の通信相互間におけるデータと
内部処理データとの変換を行う。また、ゲート手段33
はセンター制御手段34からの指令によりゲートの開閉
駆動を行う。センター制御手段34は路上通信手段36
が検知した情報を受信して全体的な駐車場の管理を行っ
ており、具体的には例えば車載通信手段35と路上通信
手段36とゲート手段33の状態監視、ゲート手段33
への指示及び通信回線を通じて外部、例えば警察や警備
会社への通報、駐車料金の計算などを行う。
【0025】以下、実施の形態1による駐車場管理シス
テムの動作について説明する。今、車両1aが駐車場エ
リアに駐車したとする。図3は車両が駐車エリアに入っ
て来てから車両盗難監視開始または駐車開始までの手順
の一例を示すフローチャートである。この動作は主に車
載通信手段35と路上通信手段36によって行われる。
車両1aが駐車エリアに入った時点では車両利用者のI
Dカード20は車載通信手段35に装着されている。カ
ード読取手段21はIDカード20の個人IDを読み取
り、制御手段24に通知する。図3において、S31で
路上通信手段36が管轄している駐車エリアの車載通信
手段35を捕捉したかどうかを判断し、路上通信手段3
6と車載通信手段35との通信が確立した場合(S31
の判断でYとなった場合)、S32でその車両の車載通
信手段35に対して個人IDと機器ID25を送信する
ように要求する。その結果、車載通信手段35から路上
通信手段36に個人IDと機器IDが送信される。S3
3では、この送信された個人IDと機器ID25を路上
通信手段36が記憶し、S34で路上通信手段36が車
両盗難監視機能稼動可能であることを車載通信手段35
へ通知する。車両利用者は車両盗難監視機能稼動可能で
あることを、例えば盗難監視設定手段23に表示される
ことにより知る。そして、車両利用者は盗難監視設定手
段23のスイッチをON/OFF操作することで、駐車
している間に車両盗難監視機能を稼動させるかどうかを
選択する(S35)。S36では車両盗難監視設定の有
無を車載通信手段35から路上通信手段36に送信す
る。S37で車両利用者が車載通信手段35からIDカ
ード20を抜き出し、このS38でIDカードが離脱し
たことをカード着脱検知手段22が検出して路上通信手
段36に送信する。この時点で車両1aが駐車開始とな
り、さらに車両盗難監視設定をありとした車両に対して
は、車両盗難監視を開始する。この駐車エリアの駐車開
始または車両盗難監視開始と、駐車した車両に関する個
人IDおよび機器IDの情報は、路上通信手段36から
センター制御手段34に通知されて状態監視される。
【0026】図4は車両盗難監視開始または駐車開始の
後の動作を示すフローチャートである。S41で車両盗
難監視の設定の有無を判断し、設定されている場合はS
42で車両盗難監視を行う。車両盗難監視の動作につい
ては後で図5に基いて詳しく説明する。S41の判断で
車両盗難監視が設定されていない場合には、S43で車
両利用者が再びIDカード20を車載通信手段35に装
着するまで待機状態となる。IDカードが装着されたこ
とをカード着脱検知手段22で検知し、車載通信手段3
5はIDカードの装着を路上通信手段36に通知して
(S44)、駐車終了であることを認識する。この駐車
終了の情報がセンター制御手段34に送信され、駐車料
金の計算(S45)や、ゲートの開閉などの出庫処理
(S46)を行い、車両1aに関する一連の駐車処理が
終了する。この実施の形態では車両利用者が駐車中の車
両盗難監視機能の稼動の有無を選択でき、車両利用者の
都合に応じて対応ができる。
【0027】図5は車両利用者が車両盗難監視を設定し
た時の車両盗難監視の動作を示すフローチャートであ
る。盗難監視機能が稼動開始となると、車載通信手段3
5と路上通信手段36は定期的、例えば数秒毎に機器I
Dなどを通信する。この状態で車両窃盗のため車両をア
ンテナ32の通信エリアの範囲外に移動すると、車載通
信手段35と路上通信手段36の通信が遮断されるの
で、路上通信手段36で盗難を検出できる。このため、
S51で車載通信手段35と路上通信手段36の通信が
遮断されたかどうかを判断し、遮断された場合にはS5
7の車両盗難措置を行う。車載通信手段35を破壊して
車両の窃盗を試みようとした場合にも、車載通信手段3
5と路上通信手段36の通信が遮断されるので、S51
の判断でYとなり、車両盗難措置を行う。
【0028】また、異なる車載通信手段35を持ってき
て路上通信手段36との通信を継続させた状態で、車両
を盗難しようとした場合、車載通信手段35が固有の値
として機器IDを持たせることで盗難を検知できる。そ
こで、定期的に通信している際に車載通信手段35から
送信された機器IDが、駐車開始時に路上通信手段36
が記憶した機器IDと異なるかどうかをID照合手段2
9で判断し(S52)、異なる機器IDを確認した場合
にはS57の車両盗難措置を行う。
【0029】また、異なるIDカード20を用いて車両
の盗難を試みようとした場合には、S53〜S55で検
出できる。即ち、S53で車載通信手段35に再度ID
カード20が装着されたかどうか判断する。IDカード
が装着された場合、カード着脱検知手段22でIDカー
ドの装着を検知し、車載通信手段35はIDカードの装
着情報とそのカードの個人IDを路上通信手段36に通
知する(S54)。S53の判断でIDカードが装着さ
れるまではS51,S52を繰り返すことで、車両の盗
難を監視している。
【0030】S55の判断で駐車開始時に記憶した個人
IDと再度装着された個人IDが一致しない場合には、
車両の盗難であると認識してS57の車両盗難措置を行
う。S55の判断で駐車開始時と同じ個人IDの場合に
は、正規の車両利用者による駐車終了であると認識す
る。そして、路上通信手段36は車両盗難監視機能を解
除し、これを車載通信手段35に通知し(S56)、車
両利用者がこの解除を確認してから発車させる。その
後、図4のS45の処理に移る。車両盗難措置(S5
7)は、具体的には例えばセンター制御手段34によっ
てゲート手段33に指令することで駐車場のゲートを閉
鎖して車両が出庫できなくしたり、警報を鳴らしたり、
通信回線を介して警察などの外部への通報するなどであ
る。
【0031】この実施の形態では、車両利用者がIDカ
ードを着脱することで駐車開始、終了を認識するので、
超音波センサや赤外線センサで車両の駐車を認識するの
に比べ、駐車開始及び駐車終了を確実に検知できる。ま
た、駐車車両の鍵をこじ開けてIDカードを装着せずに
窃盗しようとする場合、不正な車載通信手段を用いたり
車載通信手段を破壊して窃盗しようとする場合、及び不
正なIDカードを用いて窃盗しようとする場合に、確実
に車両の盗難を検出できる。特に盗難検知を車両だけで
行うのではなく、車両の外の路上通信手段でも行ってい
るので、車両内の盗難検知部分を破壊するような盗難に
対しても確実に盗難検知を行うことができる。
【0032】また、センター制御手段34は、路上通信
手段36と定期的、例えば数秒毎に通信することで路上
通信手段36の動作を確認している。路上通信手段36
が破壊された場合、路上通信手段36が正常に動作しな
くなるのでこれを検知することで車両の盗難を検知でき
る。また、路上通信手段36が破壊されるような盗難は
周囲の目がある白昼よりも夜間に発生しやすいので、夜
間に限って路上通信手段36を定期的に監視するように
構成してもよい。
【0033】実施の形態2.図6(a)〜(c)は、こ
の発明の実施の形態2における路上通信手段36のアン
テナの通信エリアを示す説明図である。なお、駐車場管
理システムの他の各部及び動作は、実施の形態1と同様
である。実施の形態1で説明したように、路上通信手段
36は車両の車載通信手段35と無線通信することで情
報の送受を行っている。この際の路上通信手段36の無
線通信手段としては狭域無線通信を使う。狭域無線通信
では、管轄する駐車エリアに対応してビームパターンが
考えられる。図6(a)、(b)、(c)はそれぞれ路
上通信手段36のアンテナ32とそのアンテナから放射
するビームで通信できる通信エリア2、2a〜2dを示
している。
【0034】図6(a)では1つの路上通信手段36は
複数、例えば4箇所の駐車エリアを管轄しており、アン
テナ32を駐車エリアの隣接する4箇所の中心に敷設す
る。そして複数本、例えば4本のビームを周囲4箇所2
a〜2dに向けて放射する。車両が駐車し、その車両に
搭載されている車載通信手段35と通信する場合には、
駐車した車両の車載通信手段35の位置に応じて最適な
ビームを選択して受信する。例えば、図に示す様に車両
1aが駐車エリアに入ってきたとする。この時アンテナ
32の通信エリア2aに向けて放射していたビームによ
って車載通信手段35を捕捉する。この後、路上通信手
段36は車両1aの車載通信手段35と通信する場合に
は通信エリア2aのビームを選択する。このような複数
のビームを持つアンテナ32を有する路上通信手段36
を用いると、1つの駐車エリア毎にアンテナを敷設する
ことに比べ、駐車場システムの設備費用を低減できる。
【0035】図6(b)は1つの広い範囲のビームを放
射するアンテナ32によって、複数箇所、この場合は4
箇所の駐車エリアを管轄する。このアンテナ32は、管
轄する駐車エリアに駐車する車両の車載通信手段の位置
に依存しないくらい広い通信エリアをもつアンテナ32
である。このようなアンテナ32を有する路上通信手段
36を用いると、図6(a)のアンテナ32を用いるの
に比べ、より一層、費用を節約できる。
【0036】図6(c)において、路上通信手段36
は、1つの駐車エリアに複数、例えば2本のアンテナ3
2a、32bを設置し、駐車した車両の車載通信手段3
5の位置によって最適なアンテナを選択して通信するよ
うに構成している。1本のアンテナ32a、32bの通
信エリアは狭い範囲のものであり、駐車エリアの車両位
置の前側と後側に向けて放射する。例えば車両1aが存
在する駐車エリアへの通信エリアは、アンテナ32aで
は通信エリア2aとし、アンテナ32bでは通信エリア
2bとなるように放射する。車両1aが図のように駐車
してある場合には、車載通信手段35の設置位置は通信
エリア2aの範囲にあるので、路上通信手段36は車両
1aとの通信にはアンテナ32aを選択する。このよう
に構成すれば、より狭域の通信エリアを持つアンテナを
用いることもできる。なお、路上通信手段36はアンテ
ナ2本を有し、1箇所の駐車エリアを管轄するものとし
ているが、複数箇所の駐車エリアを管轄するように構成
することもできる。例えば4箇所の駐車エリアを管轄す
るように構成する場合には、2本で1箇所の駐車エリア
で、計8本のアンテナを有するように構成してもよい。
【0037】上記(a)〜(c)ではさまざまな通信エ
リアのアンテナ32を用いて路上通信手段36を構成し
ているが、いずれの場合にも車載通信手段35の車両内
の設置位置によらずに、常に最適な通信状態のビームに
より通信することができる。
【0038】実施の形態3.図7はこの発明の実施の形
態3における車載通信手段35と車両1との構成を示す
ブロック図である。図において、車載通信手段35はカ
ード読取手段21、カード着脱検知手段22、盗難監視
設定手段23、制御手段24、機器ID25、無線通信
手段26、アンテナ27、盗難監視手段55、勘合部5
1aで構成される。車両1は、車両識別情報送信手段
(以下、車両ID送信手段)52、警報報知手段53、
車両不動作手段54、勘合部51bで構成される。な
お、路上通信手段36や他の各部の構成や動作は、実施
の形態1または実施の形態2と同様である。
【0039】車載通信手段35の勘合部51aは車両の
勘合部51bと機械的に勘合し、勘合部51a、51b
の接続状態は電気信号に変換されて盗難監視手段55に
伝達される。車両ID送信手段52は車両固有のIDを
データ通信にて盗難監視手段55に定期的に送信する。
盗難監視手段55は、車両1の状態を定期的に監視して
おり、車両1が異常状態となった場合に車両盗難が発生
したとする。具体的には車両の状態を勘合部51a、5
1bの勘合と車両IDを監視しており、勘合部51a、
51bの離脱及び車両IDの受信不能で車両が異常状態
になったと認識している。即ち車両IDが受信不能にな
った場合及び勘合部51a、51bからの離脱信号を得
た場合、またこれに加えて制御手段24を介して駐車場
側からの盗難検出信号を得た場合に、警報報知手段53
及び車両不動作手段54へ動作指示信号を送出して作動
指令を行う。警報報知手段53は車内・車外へ音や光で
発信する手段を有する。車両不動作手段54はエンジン
停止信号を車両1のエンジン制御ユニットへ送信する。
【0040】次に実施の形態3に係る駐車場管理システ
ムの動作について説明する。図8は盗難監視手段55の
動作を示すフローチャートである。この動作は、車両1
が駐車中で、盗難監視設定手段23の車両盗難監視設定
をONとした場合のものである。盗難監視手段55は勘
合部51a、51bの着脱情報を定期的、例えば数秒毎
に監視しており、車載通信手段35の勘合部51aと車
両の勘合部51bが離脱した場合、車両1の盗難を認識
する。そこでS81で勘合部の離脱信号を検出し、S8
3で制御手段24、無線通信手段26を介して路上通信
手段36へ車両盗難の発生を通知する。さらにS85の
車両側での車両盗難措置を行う。また、盗難監視手段5
5は車両ID送信手段52から車両固有のIDをデータ
通信にて定期的、例えば数秒毎に受信しており、S82
で車両IDの受信が不能な状態になった場合(S82の
Y)、S83で路上通信手段36へ通知し、S85の車
両側での車両盗難措置を行う。さらに、S83で車両盗
難の発生が路上通信手段36に送信された後、駐車場側
の車両盗難措置(S57)で、外部への通報やゲート閉
鎖などを行う。
【0041】さらに、実施の形態1で示したように、車
両盗難監視時に路上通信手段36やセンター制御手段3
4で車両盗難を検出し、その盗難検出結果が通知された
場合、または車載通信手段35と路上通信手段36との
通信が遮断された場合、車載通信手段35はこれを盗難
と判断し、その盗難検出結果を制御手段22を経由して
盗難監視手段55に通知する。S84の判定で車両盗難
検出信号ありとなった場合(S84のY)、S85で車
両側での車両盗難措置へ移行する。なお、ここで盗難検
出の判断を車載通信手段35で行なうように述べている
が、これに限るものではなく、制御手段22で行なって
もよい。ここで、車両盗難措置としては、車両内の警報
報知手段53、例えば光や音による外部への通知、及び
車両不動作手段54によるエンジン停止などを行う。
【0042】この実施の形態では、車載通信手段35に
盗難監視手段55を設けて盗難を監視することにより、
車載通信手段35を車両の勘合部51a、51bの勘合
を離脱することで取り外したり、車載通信手段35を別
に設けたバッテリー駆動により取り外して、その場に置
いて車両のみの盗難を試みようとした場合にも、その盗
難を検知して対処することができる。また、車両内に警
報報知手段53と車両不動作手段54を設けることで、
車両側でも盗難時の対処ができ、盗難を未然に防ぐこと
ができる。
【0043】なお、実施の形態1、実施の形態2におい
て、盗難の検出を路上通信手段36で行っているが、セ
ンター制御手段34で行なってもよい。また、車載通信
手段35と路上通信手段36の無線通信手段として狭域
無線通信の場合を説明したが、これに限るものではな
く、車両と路上間の通信を行う他の車載通信手段、例え
ばBluetooth通信などでもまったく同様であ
る。
【0044】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように、車両
利用者の識別情報記録媒体に記録されている個人識別情
報を入力する識別情報入力手段とこの個人識別情報を無
線送信する無線通信手段とを有する車載通信手段と、上
記車載通信手段との間で無線通信することにより、管轄
する駐車エリアの車両の有無とその車両の個人識別情報
を検知する路上通信手段と、複数の上記路上通信手段が
検知した情報を受信して駐車場の管理を行うセンター制
御手段とを備え、上記車載通信手段は上記識別情報記録
媒体の着脱情報を上記路上通信手段に送信し、上記路上
通信手段は上記着脱情報から、上記識別情報記録媒体が
離脱されたときその車両の駐車開始を検知し、装着され
たときその車両の駐車終了を検知するように構成したこ
とにより、駐車開始及び駐車終了を確実に検知できる駐
車場管理システムが得られる。
【0045】また、路上通信手段を、車両の駐車開始か
ら駐車終了までの間に、識別情報記録媒体が装着されて
いない状態、または異なる個人識別情報の識別情報記録
媒体が装着された状態で、車載通信手段との通信が遮断
された場合に、上記車両の盗難を検知し、センター制御
手段へ通報するように構成したことにより、不正な個人
識別情報を用いたり、車載通信手段を破壊するような車
両の盗難を確実に検知できる駐車場管理システムが得ら
れる。
【0046】また、車載通信手段を、盗難監視設定手段
を有し、車両利用者が上記盗難監視設定手段で盗難監視
を設定した場合、その設定情報を路上通信手段に送信
し、上記路上通信手段は盗難監視設定時に車両盗難の検
知を行うように構成したことにより、車両利用者が車両
盗難監視機能の稼動の有無を選択でき、車両利用者の都
合に応じた処理ができる駐車場管理システムが得られ
る。
【0047】また、センター制御手段を、路上通信手段
から車両盗難が通報されたとき、駐車場のゲートを閉鎖
すると共に、通信回線を介して外部に連絡するように構
成したことにより、車両が盗難されるのを未然に防ぐと
共に車両盗難時にスムーズに対処できる駐車場管理シス
テムが得られる。
【0048】また、センター制御手段を、路上通信手段
と通信することにより上記路上通信手段の動作を確認
し、上記路上通信手段が正常に動作しなくなったことで
車両の盗難を検知し、通信回線を通して外部に連絡する
ように構成したことにより、路上通信手段の破壊行為に
ついても車両盗難と判断でき、車両盗難時にスムーズに
対処できる駐車場管理システムが得られる。
【0049】また、路上通信手段を、複数のアンテナを
有し、管轄する駐車エリアに駐車した車両の車載通信手
段の位置によって最適なアンテナを選択して受信するよ
うに構成したことにより、車載通信手段の車両における
位置によらず、常に最適な通信状態のアンテナを選択し
通信することができる駐車場管理システムが得られる。
【0050】また、路上通信手段は、管轄する駐車エリ
アに駐車する車両の車載通信手段の位置に依存しない広
い通信エリアをもつアンテナを有することにより、車載
通信手段の車両における位置によらず常に最適な通信状
態を得ることができる駐車場管理システムが得られる。
【0051】また、路上通信手段を、複数のビームを持
つアンテナを有し、管轄する駐車エリアに駐車した車両
の車載通信手段の位置によって最適なビームを選択して
受信するように構成したことにより、車載通信手段の車
両における位置によらず常に最適な通信状態のビームに
より通信することができる駐車場管理システムが得られ
る。
【0052】また、車載通信手段に車両の盗難を検知す
る盗難監視手段を備え、この盗難監視手段が上記車両の
盗難を検知した場合、その盗難情報を路上通信手段に送
信するように構成したことにより、車両側で検知できる
盗難に対処することができる駐車場管理システムが得ら
れる。
【0053】また、車両内に車両識別情報を送信する車
両識別情報送信手段を備え、盗難監視手段は、上記車両
識別情報を定期的に監視し、上記車両識別情報が受信不
能となることで上記車両の盗難を検知するように構成し
たことにより、車載通信手段を不当な手段で外して車両
が盗難された場合にも車両盗難を検知することができる
駐車場管理システムが得られる。
【0054】また、車載通信手段は車両と機械的に勘合
するものとし、盗難監視手段は、上記勘合の着脱状態を
定期的に監視し、上記車載通信手段が上記車両から離脱
することで上記車両の盗難を検知するように構成したこ
とにより、車載通信手段を勘合部で外して車両が盗難さ
れた場合にも車両盗難を検知することができる駐車場管
理システムが得られる。
【0055】また、車両の盗難を検知する盗難監視手段
と、警報報知手段または車両不動作手段とを備え、上記
盗難監視手段は、上記車両の状態を定期的に監視し、上
記車両が異常状態となった場合に、上記警報報知手段ま
たは上記車両不動作手段に作動指令を送信するように構
成したことにより、車両盗難検知時に警報報知または車
両の停止をすることができる駐車場管理システム用車両
端末装置が得られる。
【0056】また、車両の盗難を検知する盗難監視手段
と、駐車場に設けられた路上通信手段との間で定期的に
通信する車載通信手段と、警報報知手段または車両不動
作手段とを備え、上記盗難監視手段は上記車載通信手段
と上記路上通信手段との通信が遮断されたことで上記車
両の盗難を検知し、上記警報報知手段または上記車両不
動作手段に作動指令を送信するように構成したことによ
り、路上通信手段と車載通信手段の通信が途絶えた場合
を車両盗難と判断し、警報報知手段と車両不動作手段に
作動指令を送ることができる駐車場管理システム用車両
端末装置が得られる。
【0057】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による駐車場管理シ
ステムの概要を示す平面図である。
【図2】 実施の形態1による駐車場管理システムの構
成を示すブロック図である。
【図3】 実施の形態1における駐車開始または車両盗
難監視開始までの動作を示すフローチャートである。
【図4】 実施の形態1における駐車開始から駐車終了
までの動作を示すフローチャートである。
【図5】 実施の形態1における車両盗難監視動作を示
すフローチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態2による駐車場管理シ
ステムのアンテナの通信エリアを示す説明図である。
【図7】 この発明の実施の形態3による駐車場管理シ
ステムの一部の構成を示すブロック図である。
【図8】 実施の形態3における車両側の車両盗難監視
動作を示すフローチャートである。
【図9】 従来の車両盗難防止装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 車両、20 IDカード、21 カード読取手段、
22 カード着脱検知手段、23 盗難監視設定手段、
25 機器ID、26 無線通信手段、29ID照合手
段、33 ゲート手段、32 アンテナ、34 センタ
ー制御手段、35 車載通信手段、36 路上通信手
段、51a、51b 勘合部、52 車両ID送信手
段、53 警報報知手段、54 車両不動作手段、55
盗難監視手段。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 510 G06F 17/60 510 512 512 G08B 21/00 G08B 21/00 U Fターム(参考) 5C086 AA28 BA22 CA08 CB27 CB37 DA08 DA14 EA41 EA45 FA06 GA04 5H180 AA01 BB04 BB12 EE10 KK01 KK06

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両利用者の識別情報記録媒体に記録さ
    れている個人識別情報を入力する識別情報入力手段とこ
    の個人識別情報を無線送信する無線通信手段とを有する
    車載通信手段と、上記車載通信手段との間で無線通信す
    ることにより、管轄する駐車エリアの車両の有無とその
    車両の個人識別情報を検知する路上通信手段と、複数の
    上記路上通信手段が検知した情報を受信して駐車場の管
    理を行うセンター制御手段とを備え、上記車載通信手段
    は上記識別情報記録媒体の着脱情報を上記路上通信手段
    に送信し、上記路上通信手段は上記着脱情報から、上記
    識別情報記録媒体が離脱されたときその車両の駐車開始
    を検知し、装着されたときその車両の駐車終了を検知す
    るように構成したことを特徴とする駐車場管理システ
    ム。
  2. 【請求項2】 路上通信手段は、車両の駐車開始から駐
    車終了までの間に、識別情報記録媒体が装着されていな
    い状態、または異なる個人識別情報の識別情報記録媒体
    が装着された状態で、車載通信手段との通信が遮断され
    た場合に、上記車両の盗難を検知し、センター制御手段
    へ通報するように構成したことを特徴とする請求項1記
    載の駐車場管理システム。
  3. 【請求項3】 車載通信手段は、盗難監視設定手段を有
    し、車両利用者が上記盗難監視設定手段で盗難監視を設
    定した場合、その設定情報を路上通信手段に送信し、上
    記路上通信手段は盗難監視設定時に車両盗難の検知を行
    うように構成したことを特徴とする請求項2記載の駐車
    場管理システム。
  4. 【請求項4】 センター制御手段は、路上通信手段から
    車両盗難が通報されたとき、駐車場のゲートを閉鎖する
    と共に、通信回線を介して外部に連絡するように構成し
    たことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の駐
    車場管理システム。
  5. 【請求項5】 センター制御手段は、路上通信手段と通
    信することにより上記路上通信手段の動作を確認し、上
    記路上通信手段が正常に動作しなくなったことで車両の
    盗難を検知し、通信回線を通して外部に連絡するように
    構成したことを特徴とする請求項1ないし請求項4のい
    ずれか1項に記載の駐車場管理システム。
  6. 【請求項6】 路上通信手段は、複数のアンテナを有
    し、管轄する駐車エリアに駐車した車両の車載通信手段
    の位置によって最適なアンテナを選択して受信するよう
    に構成したことを特徴とする請求項1ないし請求項5の
    いずれか1項に記載の駐車場管理システム。
  7. 【請求項7】 路上通信手段は、管轄する駐車エリアに
    駐車する車両の車載通信手段の位置に依存しない広い通
    信エリアをもつアンテナを有することを特徴とする請求
    項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の駐車場管理
    システム。
  8. 【請求項8】 路上通信手段は、複数のビームを持つア
    ンテナを有し、管轄する駐車エリアに駐車した車両の車
    載通信手段の位置によって最適なビームを選択して受信
    するように構成したことを特徴とする請求項1ないし請
    求項5のいずれか1項に記載の駐車場管理システム。
  9. 【請求項9】 車載通信手段に車両の盗難を検知する盗
    難監視手段を備え、この盗難監視手段が上記車両の盗難
    を検知した場合、その盗難情報を路上通信手段に送信す
    るように構成したことを特徴とする請求項1ないし請求
    項8のいずれか1項に記載の駐車場管理システム。
  10. 【請求項10】 車両内に車両識別情報を送信する車両
    識別情報送信手段を備え、盗難監視手段は、上記車両識
    別情報を定期的に監視し、上記車両識別情報が受信不能
    となることで上記車両の盗難を検知するように構成した
    ことを特徴とする請求項9記載の駐車場管理システム。
  11. 【請求項11】 車載通信手段は車両と機械的に勘合す
    るものとし、盗難監視手段は、上記勘合の着脱状態を定
    期的に監視し、上記車載通信手段が上記車両から離脱す
    ることで上記車両の盗難を検知するように構成したこと
    を特徴とする請求項9または請求項10記載の駐車場管
    理システム。
  12. 【請求項12】 車両の盗難を検知する盗難監視手段
    と、警報報知手段または車両不動作手段とを備え、上記
    盗難監視手段は、上記車両の状態を定期的に監視し、上
    記車両が異常状態となった場合に、上記警報報知手段ま
    たは上記車両不動作手段に作動指令を送信するように構
    成したことを特徴とする駐車場管理システム用車両端末
    装置。
  13. 【請求項13】 車両の盗難を検知する盗難監視手段
    と、駐車場に設けられた路上通信手段との間で定期的に
    通信する車載通信手段と、警報報知手段または車両不動
    作手段とを備え、上記盗難監視手段は上記車載通信手段
    と上記路上通信手段との通信が遮断されたことで上記車
    両の盗難を検知し、上記警報報知手段または上記車両不
    動作手段に作動指令を送信するように構成したことを特
    徴とする駐車場管理システム用車両端末装置。
JP2001148799A 2001-05-18 2001-05-18 駐車場管理システム Expired - Fee Related JP3732114B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001148799A JP3732114B2 (ja) 2001-05-18 2001-05-18 駐車場管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001148799A JP3732114B2 (ja) 2001-05-18 2001-05-18 駐車場管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002342897A true JP2002342897A (ja) 2002-11-29
JP3732114B2 JP3732114B2 (ja) 2006-01-05

Family

ID=18994052

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001148799A Expired - Fee Related JP3732114B2 (ja) 2001-05-18 2001-05-18 駐車場管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3732114B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006023796A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 Asti Corp 防犯装置
US7154384B2 (en) 2003-01-21 2006-12-26 Nec Corporation Vehicle theft protection system, a method of protecting a vehicle from theft, a vehicle-onboard device, a management station, and a program for protecting a vehicle from theft
JP2007034902A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Toshiba Corp 車両異常通知装置、車両異常通知システム、車両異常通知方法、駐車場管理装置、駐車場管理システム、および駐車場管理方法
JP2007183827A (ja) * 2006-01-06 2007-07-19 Toshiba Corp 駐車場の車両管理システム
JP2007261315A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Fujitsu Ltd アンテナ、車両用ドア、車両及び通信システム
JP2008165591A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Mitsubishi Electric Corp 車両監視装置
JP2008305321A (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Denso Corp 車両用電波異常報知システム
JP2009015578A (ja) * 2007-07-04 2009-01-22 Toshiba Corp セキュリティシステム及びエリア監視方法
JP2009251971A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 車両監視システム
JP2012146075A (ja) * 2011-01-11 2012-08-02 Nippon Signal Co Ltd:The 駐車スペース監視システム
JP2013541455A (ja) * 2010-09-22 2013-11-14 クアルコム,インコーポレイテッド 車両の盗難を検出するための装置および方法
CN112509378A (zh) * 2020-11-16 2021-03-16 安徽科微智能科技有限公司 一种无人船智能停泊系统及其控制方法

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7154384B2 (en) 2003-01-21 2006-12-26 Nec Corporation Vehicle theft protection system, a method of protecting a vehicle from theft, a vehicle-onboard device, a management station, and a program for protecting a vehicle from theft
DE102004002928B4 (de) 2003-01-21 2020-07-16 Nec Corp. Diebstahlschutzsystem, Verfahren zum Schutz eines Fahrzeugs vor Diebstahl, Fahrzeug-Bordgerät, Managementstation und Programm zum Schutz eines Fahrzeugs vor Diebstahl
JP4531464B2 (ja) * 2004-07-06 2010-08-25 Asti株式会社 防犯装置
JP2006023796A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 Asti Corp 防犯装置
JP2007034902A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Toshiba Corp 車両異常通知装置、車両異常通知システム、車両異常通知方法、駐車場管理装置、駐車場管理システム、および駐車場管理方法
JP2007183827A (ja) * 2006-01-06 2007-07-19 Toshiba Corp 駐車場の車両管理システム
JP2007261315A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Fujitsu Ltd アンテナ、車両用ドア、車両及び通信システム
JP2008165591A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Mitsubishi Electric Corp 車両監視装置
JP2008305321A (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Denso Corp 車両用電波異常報知システム
JP2009015578A (ja) * 2007-07-04 2009-01-22 Toshiba Corp セキュリティシステム及びエリア監視方法
JP2009251971A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 車両監視システム
JP2013541455A (ja) * 2010-09-22 2013-11-14 クアルコム,インコーポレイテッド 車両の盗難を検出するための装置および方法
JP2012146075A (ja) * 2011-01-11 2012-08-02 Nippon Signal Co Ltd:The 駐車スペース監視システム
CN112509378A (zh) * 2020-11-16 2021-03-16 安徽科微智能科技有限公司 一种无人船智能停泊系统及其控制方法
CN112509378B (zh) * 2020-11-16 2023-07-14 安徽科微智能科技有限公司 一种无人船智能停泊系统及其控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3732114B2 (ja) 2006-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1720745B1 (en) Anti-theft system and anti-theft device for vehicle detecting radio wave jamming
US6337621B1 (en) Security and emergency communication service coordination system and notification control method therefor
KR102145139B1 (ko) 차량 원격 제어 시스템
US7154384B2 (en) Vehicle theft protection system, a method of protecting a vehicle from theft, a vehicle-onboard device, a management station, and a program for protecting a vehicle from theft
US20060284476A1 (en) System and method for authorizing a person to drive a vehicle
WO2018235275A1 (ja) 車両ドアロック施錠及び解錠用車載器、この車載器を備えた車両、この車載器を備えた車両ドアロック施錠及び解錠用システム
US20090042518A1 (en) Information processing system, information processing apparatus and method, and program
JP2002342897A (ja) 駐車場管理システム及び駐車場管理システム用車両端末装置
KR101745443B1 (ko) 운전자 인증 시스템
CN102376141A (zh) 基于rfid双卡认证的自行车防盗系统
JPH09240431A (ja) 車両盗難防止装置
JP2003182525A (ja) 自動車用盗難防止装置
JP2002197595A (ja) 車輛位置情報システム及び緊急情報報知方法
JP2007034902A (ja) 車両異常通知装置、車両異常通知システム、車両異常通知方法、駐車場管理装置、駐車場管理システム、および駐車場管理方法
JP2006315462A (ja) 遠隔操作システム
JP2004237814A (ja) 電子ナンバープレート認識システム
JP2006070454A (ja) 車両盗難・無断駐車防止装置
JP4161816B2 (ja) 盗難検知システム、その盗難検知システムに利用可能な盗難検知装置、盗難判定装置、および盗難検知方法
EP1298614A1 (en) System for reporting abnormal connection of on-board device and on-board device
US6127924A (en) Security system capable of locating a stolen car
EP0919442B1 (en) Security system
WO2005115811A1 (en) Antitheft system for trailers
JP2009093591A (ja) 車両盗難抑止システム、車両盗難抑止装置、車両盗難抑止方法およびプログラム
JP2006065590A (ja) 車両の監視システム
JP3646664B2 (ja) 車両管理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050301

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050411

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051011

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091021

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091021

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101021

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111021

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121021

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131021

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees