JP2002330278A - 情報記録媒体、情報記録装置及び情報記録方法、情報再生装置及び情報再生方法、並びに情報記録制御装置及び情報記録制御方法 - Google Patents

情報記録媒体、情報記録装置及び情報記録方法、情報再生装置及び情報再生方法、並びに情報記録制御装置及び情報記録制御方法

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JP2002330278A
JP2002330278A JP2001135421A JP2001135421A JP2002330278A JP 2002330278 A JP2002330278 A JP 2002330278A JP 2001135421 A JP2001135421 A JP 2001135421A JP 2001135421 A JP2001135421 A JP 2001135421A JP 2002330278 A JP2002330278 A JP 2002330278A
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English (en)
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Yoichiro Sako
曜一郎 佐古
Tatsuya Inoguchi
達也 猪口
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子著作物に対する著作権保護を適切に行う
ことができるデータ記録媒体の提供を目的とする。 【解決手段】 リニアコンテンツ記録領域3には、2種
類の形態のウォータマークが、コンテンツデータの付加
情報としてコンテンツデータに埋め込まれるように記録
されている。ウォータマークは、音楽情報や映像情報等
の著作物の著作権を保護するための著作権管理情報であ
る。2種類の形態のうち、一方の形態のウォータマーク
は、他方の形態のウォータマークに比して残存強度が強
い付加情報であり、この残存強度の強いウォータマーク
には前記他方の形態のウォータマークの存在の有無を示
す情報が入っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、著作権保護情報を
電子透かし技術によりウォータマークとして重畳した電
子著作物を情報信号として記録している情報記録媒体、
この情報記録媒体を生成するための情報記録装置及び情
報記録方法、前記情報記録媒体から前記ウォータマーク
に基づいて電子著作物の情報信号を再生する情報再生装
置及び情報再生方法、並びに前記情報記録媒体から再生
した前記電子著作物の情報信号を他の記録媒体に複写記
録する際に使われる情報記録制御装置及び情報記録制御
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、DVD(Digital Video Disc)、
インターネット、ディジタル衛星放送等の普及により、
いわゆるディジタル著作物についての不正なコピーが問
題となっている。
【0003】ディジタル著作物のコピーについては、例
えばCGMS(Copy Generation Management System)
等の方式でコピーの世代制御を行うことにより対応がは
かられていたが、このCGMS方式によるコピー制御情
報は容易に改変されやすいという問題があった。また、
不正コピーやいわゆる海賊行為の防止の徹底を図るため
には、記録時における記録(コピー)制限だけでなく、
再生時における再生制限をも行うことが必要となる。
【0004】そこで、例えば光ディスク等の記録媒体に
記録される音楽情報や映像情報等の著作物に対して、電
子透かし技術によりウォータマーク(Water Mark)を重
畳してその著作権の保護を図る方法が提案されてきた。
この方法は、前記著作物の中に電子透かし処理によりウ
ォータマークを、雑音として埋め込むものである。この
ウォータマークを埋め込む方式としては、スペクトラム
拡散により埋め込む方法と、例えば音楽情報において周
波数帯域15kHz以上の領域に埋め込む方法とがあ
る。前者の方法によって埋め込まれるウォータマーク
(第1のウォータマーク)は、圧縮に強いものである。
後者の方法によって埋め込まれるウォータマーク(第2
のウォータマーク)は、著作物データが圧縮されると消
去されてしまっていた。予め第2のウォータマークが埋
め込まれていることが分かっていれば、圧縮によりその
第2のウォータマークが消えるので、圧縮履歴が分か
る。しかし、予め第2のウォータマークが埋め込まれて
いることが分かっていなければ、元の著作物データが圧
縮であったか否かは分からない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記実情に
鑑みてなされたものであり、著作権が発生している電子
著作物に対する著作権保護を適切に行うことができる情
報記録媒体、情報記録装置及び情報記録方法、情報再生
装置及び情報再生方法、並びに情報記録制御装置及び情
報記録制御方法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る情報記録媒
体は、前記課題を解決するために、著作権を発生させる
電子著作物が情報信号として記録されている情報記録媒
体において、前記電子著作物の情報信号にはその電子著
作物の管理情報を含む付加情報が少なくとも2種類の形
態で埋め込まれ、前記少なくとも2種類の形態の内の一
方の形態の付加情報には他方の形態の付加情報の存在の
有無を示す情報も入っている。
【0007】本発明に係る情報記録媒体は、前記課題を
解決するために、圧縮率の異なる少なくとも2種類の電
子著作物の情報信号が記録されている情報記録媒体にお
いて、各々の電子著作物の管理情報を含む付加情報が前
記圧縮率に基づいて互いに異なった形態でそれぞれの電
子著作物に埋め込まれている。
【0008】本発明に係る情報記録媒体は、前記課題を
解決するために、圧縮率の異なる少なくとも2種類の電
子著作物の情報信号が記録されている情報記録媒体にお
いて、前記少なくとも2種類の電子著作物に関する管理
情報が異なった形態の付加情報としてそれぞれの電子著
作物に埋め込まれている。
【0009】本発明に係る情報記録装置は、前記課題を
解決するために、情報信号を記録している情報記録媒体
を作成するための情報記録装置において、著作権の管理
情報を含む付加情報を少なくとも2種類の形態で埋め込
んだ電子著作物を記録媒体に記録してなる。
【0010】そして、この情報記録装置は、前記付加情
報の内の一方の形態の付加情報を前記電子著作物の情報
信号に付加する第1の加算手段と、前記第1の加算手段
の加算出力に少なくとも他方の形態の付加情報を付加す
る第2の加算手段と、前記第2の加算手段の加算出力に
符号化及び変調処理を施す処理手段と、前記処理手段の
処理出力を記録媒体に記録する記録実行手段とを備え
る。
【0011】本発明に係る情報記録方法は、前記課題を
解決するために、情報信号を記録している情報記録媒体
を作成するための情報記録方法において、著作権の管理
情報を含む付加情報を少なくとも2種類の形態で埋め込
んだ電子著作物を記録媒体に記録してなる。
【0012】そして、この情報記録方法は、前記付加情
報の内の一方の形態の付加情報を前記電子著作物の情報
信号に付加する第1の加算工程、前記第1の加算工程の
加算出力に他方の形態の付加情報を付加する第2の加算
工程と、前記第2の加算工程の加算出力に少なくとも符
号化及び変調処理を施す処理工程と、前記処理工程の処
理出力を記録媒体に記録する記録実行工程とを備える。
【0013】本発明に係る情報記録装置は、前記課題を
解決するために、圧縮率の異なる少なくとも2種類の電
子著作物の情報信号を記録している情報記録媒体を作成
するための情報記録装置において、前記電子著作物の圧
縮率に基づいて前記電子著作物の管理情報を含む少なく
とも2種類の形態の付加情報を、前記少なくとも2種類
の電子著作物に埋め込んで前記情報記録媒体を作成す
る。
【0014】そして、この情報記録装置は、前記少なく
とも2種類の電子著作物の内の一方の電子著作物の情報
信号に前記一方の形態の付加情報を付加する第1の加算
手段と、前記第1の加算手段の加算出力に前記他方の形
態の付加情報を付加する第2の加算手段と、前記第2の
加算手段の加算出力に少なくとも符号化及び変調処理を
施す第1の処理手段と、前記少なくとも2種類の内の他
方の電子著作物の情報信号に前記一方の形態の付加情報
を付加する第3の加算手段と、前記第3の加算手段の加
算出力に少なくとも符号化及び変調処理を施す第2の処
理手段と、前記第1の処理手段の第1の処理出力と前記
第2の処理手段の第2の処理出力を切り換えて記録媒体
に記録する記録実行手段とを備える。
【0015】本発明に係る情報記録方法は、前記課題を
解決するために、圧縮率の異なる少なくとも2種類の電
子著作物の情報信号を記録して情報記録媒体を作成する
ための情報記録方法において、前記電子著作物の圧縮率
に基づいて前記電子著作物の管理情報を含む少なくとも
2種類の形態の付加情報を、前記少なくとも2種類の電
子著作物に埋め込んで前記情報記録媒体を作成する。
【0016】そして、この情報記録方法は、前記少なく
とも2種類の電子著作物の内の一方の電子著作物の情報
信号に前記一方の形態の付加情報を付加する第1の加算
工程と、前記第1の加算工程の加算出力に前記他方の形
態の付加情報を付加する第2の加算工程と、前記第2の
加算工程の加算出力に少なくとも符号化及び変調処理を
施す第1の処理工程と、前記少なくとも2種類の内の他
方の電子著作物の情報信号に前記一方の形態の付加情報
を付加する第3の加算工程と、前記第3の加算工程の加
算出力に少なくとも符号化及び変調処理を施す第2の処
理工程と、前記第1の処理工程の第1の処理出力を記録
媒体に記録する第1の記録実行工程と、前記第2の処理
工程の第2の処理出力を記録媒体に記録する第2の記録
実行工程とを備える。
【0017】本発明に係る情報記録装置は、前記課題を
解決するために、圧縮率の異なる少なくとも2種類の電
子著作物の情報信号を記録している情報記録媒体を作成
するための情報記録装置において、前記少なくとも2種
類の電子著作物に関する管理情報を異なった形態の付加
情報としてそれぞれの電子著作物に埋め込んだ情報記録
媒体を作成する。
【0018】そして、この情報記録装置は、一方の電子
著作物の情報信号に一方の形態の付加情報を付加する第
1の加算手段と、前記第1の加算手段の加算出力に他方
の形態の付加情報を付加する第2の加算手段と、前記第
2の加算手段の加算出力に少なくとも符号化及び変調処
理を施す第1の処理手段と、他方の電子著作物の情報信
号に前記一方の形態の付加情報を付加する第3の加算手
段と、前記第3の加算手段の加算出力に少なくとも符号
化及び変調処理を施す第2の処理手段と、前記第1の処
理手段の第1の処理出力と前記第2の処理手段の第2の
処理出力を切り換えて記録媒体に記録する記録実行手段
とを備える。
【0019】本発明に係る情報記録方法は、前記課題を
解決するために、圧縮率の異なる少なくとも2種類の電
子著作物の情報信号を記録している情報記録媒体を作成
するための情報記録方法において、前記少なくとも2種
類の電子著作物に関する管理情報を異なった形態の付加
情報としてそれぞれの電子著作物に埋め込んだ電子記録
媒体を作成する。
【0020】そして、この情報記録方法は、一方の電子
著作物の情報信号に一方の形態の付加情報を付加する第
1の加算工程と、前記第1の加算工程の加算出力に他方
の形態の付加情報を付加する第2の加算工程と、前記第
2の加算工程の加算出力に少なくとも符号化及び変調処
理を施す第1の処理工程と、前記他方の電子著作物の情
報信号に一方の形態の付加情報を付加する第3の加算工
程と、前記第3の加算工程の加算出力に少なくとも符号
化及び変調処理を施す第2の処理工程と、前記第1の処
理工程の第1の処理出力を記録媒体に記録する第1の記
録実行工程と、前記第2の処理工程の第2の処理出力を
記録媒体に記録する第2の記録実行工程とを備える。
【0021】本発明に係る情報再生装置は、前記課題を
解決するために、著作権を発生させる電子著作物の情報
信号を再生する情報再生装置において、前記電子著作物
の情報信号に埋め込まれている前記電子著作物に関する
少なくとも2種類の形態の付加情報を検出し、それら付
加情報の検出結果を判断して前記電子著作物の再生処理
を制御する。
【0022】そして、この情報再生装置は、前記少なく
とも2種類の形態の内の一方の形態の付加情報を検出す
る第1の付加情報検出手段と、前記少なくとも2種類の
形態の内の他方の形態の付加情報を検出する第2の付加
情報検出手段と、前記第1の付加情報検出手段からの付
加情報検出と、前記第2の付加情報検出手段からの付加
情報検出結果を判断し、前記電子著作物の情報信号の再
生処理を制御する判断手段とを備える。
【0023】本発明に係る情報再生方法は、前記課題を
解決するために、著作権を発生させる電子著作物の情報
信号を再生するための情報再生方法において、前記電子
著作物の情報信号に埋め込まれている前記電子著作物に
関する少なくとも2種類の形態の付加情報を検出し、そ
れら付加情報の検出結果に基づいて前記電子著作物の再
生制御を判断する。
【0024】そして、この情報再生方法は、前記少なく
とも2種類の形態の内の一方の形態の付加情報を検出す
る第1の付加情報検出工程と、前記少なくとも2種類の
形態の内の他方の形態の付加情報を検出する第2の付加
情報検出工程と、前記第1の付加情報検出工程からの付
加情報検出結果と、前記第2の付加情報検出工程からの
付加情報検出結果とを判断し、前記電子著作物の再生処
理を制御する判断工程とを備える。
【0025】本発明に係る情報再生装置は、前記課題を
解決するために、圧縮率の異なる少なくとも2種類の電
子著作物の情報信号をを再生する情報再生装置におい
て、前記電子著作物の圧縮率に基づいた前記電子著作物
の管理情報を含む少なくとも2種類の形態の付加情報
を、前記少なくとも2種類の電子著作物の情報信号から
検出し、それら付加情報の検出結果を判断して、前記電
子著作物の再生処理を制御する。
【0026】そして、この情報再生装置は、前記少なく
とも2種類の形態の内の一方の形態の付加情報を検出す
る第1の付加情報検出手段と、前記少なくとも2種類の
形態の内の他方の形態の付加情報を検出する第2の付加
情報検出手段と、前記第1の付加情報検出手段からの付
加情報検出結果と、前記第2の付加情報検出手段からの
付加情報検出結果とを判断し、前記電子著作物の再生処
理を制御する判断手段とを備える。
【0027】本発明に係る情報再生方法は、前記課題を
解決するために、相互に圧縮率の異なる少なくとも2種
類の電子著作物の情報信号を再生するための情報再生方
法において、前記電子著作物の圧縮率に基づいた前記電
子著作物の管理情報を含む少なくとも2種類の形態の付
加情報を、前記少なくとも2種類の電子著作物の情報信
号から検出し、それら付加情報の検出結果を判断して前
記電子著作物の再生処理を制御する。
【0028】そして、前記少なくとも2種類の形態の内
の一方の形態の付加情報を検出する第1の付加情報検出
工程と、前記少なくとも2種類の形態の内の他方の形態
の付加情報を検出する第2の付加情報検出工程と、前記
第1の付加情報検出工程からの付加情報検出結果と、前
記第2の付加情報検出工程からの付加情報検出結果とを
判断し、その判断結果から前記電子著作物の再生処理を
制御する判断工程とを備える。
【0029】本発明に係る情報再生装置は、前記課題を
解決するために、圧縮率の異なる少なくとも2種類の電
子著作物の情報信号を再生する情報再生装置において、
前記少なくとも2種類の電子著作物に関する、異なった
形態の管理情報を含む付加情報を、それぞれの電子著作
物から検出し、それら付加情報の検出結果を判断して前
記電子著作物の再生処理を制御する。
【0030】そして、情報再生装置は、一方の電子著作
物の圧縮率が、他方の電子著作物の圧縮率に比して低い
とき、前記一方の電子著作物には残存強度の相互に異な
った付加情報が2種類埋め込まれ、かつ前記他方の電子
著作物には前記残存強度の相互に異なる2種類の付加情
報の内の他方に比して残存強度の強い付加情報のみが埋
め込まれる少なくとも2種類の電子著作物の情報信号を
再生する。
【0031】このため、前記少なくとも2種類の形態の
内の一方の形態の付加情報を検出する第1の付加情報検
出手段と、前記少なくとも2種類の形態の内の他方の形
態の付加情報を検出する第2の付加情報検出手段と、前
記第1の付加情報検出手段からの付加情報検出結果と、
前記第2の付加情報検出手段からの付加情報検出結果と
を判断し、その判断結果に基づいて前記電子著作物の再
生処理を制御する判断手段とを備える。
【0032】本発明に係る情報再生方法は、前記課題を
解決するために、圧縮率の異なる少なくとも2種類の電
子著作物の情報信号を再生するための情報再生方法にお
いて、前記少なくとも2種類の電子著作物に関する、異
なった形態の管理情報を含む付加情報を、それぞれの電
子著作物から検出し、それら付加情報の検出結果を判断
して、前記電子著作物の再生処理を制御する。
【0033】そして、この情報再生方法は、一方の電子
著作物の圧縮率が、他方の電子著作物の圧縮率に比して
低いとき、前記一方の電子著作物には残存強度の相互に
異なった付加情報が2種類埋め込まれ、かつ前記他方の
電子著作物には前記残存強度の相互に異なる2種類の付
加情報の内の他方に比して残存強度の強い付加情報のみ
が埋め込まれる情報記録媒体から少なくとも2種類の電
子著作物の情報信号を再生する。
【0034】このため、前記少なくとも2種類の形態の
内の一方の形態の付加情報を検出する第1の付加情報検
出工程と、前記少なくとも2種類の形態の内の他方の形
態の付加情報を検出する第2の付加情報検出工程と、前
記第1の付加情報検出工程からの付加情報検出結果と、
前記第2の付加情報検出工程からの付加情報検出結果と
を判断し、この判断結果に基づいて前記電子著作物の再
生処理を制御する判断工程とを備える。
【0035】本発明に係る情報記録制御装置は、前記課
題を解決するために、著作権を発生させる電子著作物を
記録媒体に記録するための制御を行う情報記録制御装置
において、前記電子著作物に埋め込まれている前記電子
著作物に関する少なくとも2種類の形態の付加情報を検
出し、それら付加情報の検出結果に基づいて前記電子著
作物の記録処理を制御する。
【0036】このため、前記少なくとも2種類の形態の
内の一方の形態の付加情報を検出する第1の付加情報検
出手段と、前記少なくとも2種類の形態の内の他方の形
態の付加情報を検出する第2の付加情報検出手段と、前
記第1の付加情報検出手段からの付加情報検出結果と、
前記第2の付加情報検出手段からの付加情報検出結果を
判断し、その判断結果から前記電子著作物の記録処理を
制御する判断手段とを備える。
【0037】本発明に係る情報記録制御方法は、課題を
解決するために、著作権を発生させる電子著作物を記録
媒体に記録するための処理を制御する情報記録制御方法
において、前記電子著作物に埋め込まれている前記電子
著作物に関する少なくとも2種類の形態の付加情報を検
出し、それら付加情報の検出結果を判断して前記電子著
作物の記録処理を制御する。
【0038】このため、前記少なくとも2種類の形態の
内の一方の形態の付加情報を検出する第1の付加情報検
出工程と、前記少なくとも2種類の形態の内の他方の形
態の付加情報を検出する第2の付加情報検出工程と、前
記第1の付加情報検出工程からの付加情報検出結果と、
前記第2の付加情報検出工程からの付加情報検出結果と
を判断し、その判断結果から前記電子著作物の記録処理
を制御する判断工程とを備える。
【0039】本発明に係る情報記録制御装置は、前記課
題を解決するために、圧縮率の異なる少なくとも2種類
の電子著作物を記録媒体に記録するための処理を制御す
る情報記録制御装置において、前記電子著作物の圧縮率
に基づいた前記電子著作物の管理情報を含む少なくとも
2種類の形態の付加情報を、前記少なくとも2種類の電
子著作物から検出し、それら付加情報の検出結果を判断
し、その判断結果に基づいて前記電子著作物の記録処理
を制御する。
【0040】このため、前記少なくとも2種類の形態の
内の一方の形態の付加情報を検出する第1の付加情報検
出手段と、前記少なくとも2種類の形態の内の他方の形
態の付加情報を検出する第2の付加情報検出手段と、前
記第1の付加情報検出手段からの付加情報検出結果と、
前記第2の付加情報検出手段からの付加情報検出結果と
を判断し、その判断結果から前記電子著作物の記録処理
を制御する判断手段とを備える。
【0041】本発明に係る情報記録制御方法は、課題を
解決するために、圧縮率の異なる少なくとも2種類の電
子著作物を記録媒体に記録するために使われる情報記録
制御方法において、前記電子著作物の圧縮率に基づいた
前記電子著作物の管理情報を含む少なくとも2種類の形
態の付加情報を、前記少なくとも2種類の電子著作物か
ら検出し、それら付加情報の検出結果を判断し、その判
断結果に基づいて前記電子著作物の記録処理を制御す
る。
【0042】このため、前記少なくとも2種類の形態の
内の一方の形態の付加情報を検出する第1の付加情報検
出工程と、前記少なくとも2種類の形態の内の他方の形
態の付加情報を検出する第2の付加情報検出工程と、前
記第1の付加情報検出工程からの付加情報検出結果と、
前記第2の付加情報検出工程からの付加情報検出結果と
を判断し、その判断結果から前記電子著作物の記録処理
を制御する判断工程とを備える。
【0043】本発明に係る情報記録制御装置は、前記課
題を解決するために、圧縮率の異なる少なくとも2種類
の電子著作物を他の記録媒体に記録する処理を制御する
情報記録制御装置において、前記少なくとも2種類の電
子著作物に関する、異なった形態の管理情報を含む付加
情報を、それぞれの電子著作物から検出し、それら付加
情報の検出結果を判断し、その判断結果に基づいて前記
電子著作物の記録処理を制御する。
【0044】このため、一方の電子著作物の圧縮率が、
他方の電子著作物の圧縮率に比して低いとき、前記一方
の電子著作物には残存強度の相互に異なった付加情報が
2種類埋め込まれ、かつ前記他方の電子著作物には前記
残存強度の相互に異なる2種類の付加情報の内の他方に
比して残存強度の強い付加情報のみが埋め込まれる情報
記録媒体を再生し、再生した情報信号を他の記録媒体に
記録する処理を制御する。
【0045】本発明に係る情報記録制御方法は、前記課
題を解決するために、圧縮率の異なる少なくとも2種類
の電子著作物を記録媒体に記録する処理を制御する情報
記録制御方法において、前記少なくとも2種類の電子著
作物に関する、異なった形態の管理情報を含む付加情報
を、それぞれの電子著作物から検出し、それら付加情報
の検出結果を判断し、その判断結果に基づいて前記電子
著作物の記録処理を制御する。
【0046】ここで、一方の電子著作物の圧縮率が、他
方の電子著作物の圧縮率に比して低いとき、前記一方の
電子著作物には残存強度の相互に異なった付加情報が2
種類埋め込まれ、かつ前記他方の電子著作物には前記残
存強度の相互に異なる2種類の付加情報の内の他方に比
して残存強度の強い付加情報のみが埋め込まれる情報記
録媒体を再生し、再生した電子著作物の情報信号を他の
記録媒体に記録する処理を制御する。
【0047】このため、前記少なくとも2種類の形態の
内の一方の形態の付加情報を検出する第1の付加情報検
出工程と、前記少なくとも2種類の形態の内の他方の形
態の付加情報を検出する第2の付加情報検出工程と、前
記第1の付加情報検出工程からの付加情報検出結果と、
前記第2の付加情報検出工程からの付加情報検出結果と
を判断し、その判断結果に基づいて前記電子著作物の記
録処理を制御する判断工程とを備える。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。先ず、本発明に係る情
報記録媒体の実施の形態は、図1に一部を示す光ディス
ク1であって、著作権が発生している電子著作物の内
の、楽曲や映像等のディジタル著作物に基づくコンテン
ツデータが記録されている。実際の光ディスク1は後述
する図に示すようにディスク状であるのはもちろんであ
る。
【0049】特に、この光ディスク1は、内周側から外
周側に向かって、リードイン領域2、リニアコンテンツ
記録領域3、リードイン領域4、圧縮コンテンツ記録領
域5を備えている。
【0050】リニアコンテンツ記録領域3には、圧縮し
ていないリニアなPCM(Pulse Code Modulation)に
よる音楽コンテンツのデータが記録されている。リード
イン領域2にはこのリニアコンテンツ記録領域3のTO
C情報等が書き込まれている。
【0051】また、このリニアコンテンツ記録領域3に
は、2種類の形態のウォータマークが、コンテンツデー
タの付加情報としてコンテンツデータに埋め込まれるよ
うに記録されている。ウォータマークは、周知のように
音楽情報や映像情報等の著作物の著作権を保護するため
の著作権管理情報である。2種類の形態のうち、一方の
形態のウォータマークは、他方の形態のウォータマーク
に比して残存強度が強い付加情報であり、この残存強度
の強いウォータマークには前記他方の形態のウォータマ
ークの存在の有無を示す情報が入っている。
【0052】ここでいう残存強度とは、例えば前記音楽
コンテンツデータに対してある信号処理、例えば圧縮処
理が施されたときに、ウォータマークが処理後の音楽コ
ンテンツデータに残存しているか否かを示す指標となる
ものである。
【0053】前記一方の形態のウォータマークは、スペ
クトラム拡散信号の形態で、音楽コンテンツデータの平
均スペクトラムエネルギーの大きいところに埋め込まれ
る。具体的には、図示しないウォータマークエンコーダ
により、前記音楽コンテンツデータのサンプルブロック
毎の平均スペクトラムエネルギーが、特定区間のスペク
トラムエネルギーを反映しているレベル値よりも大きい
場合のみ前記音楽コンテンツデータにスペクトラム拡散
信号の形態で埋め込まれる。スペクトラム拡散信号は、
著作権を保護・管理するための情報をPN系列の乱数デ
ータPNによりスペクトラム拡散して生成される。この
著作権を保護・管理するための情報には、前述したよう
に他方の形態のウォータマークの存在の有無を示す情報
が含まれている。
【0054】ここで、前記スペクトラム拡散信号を生成
するためのエンコード部の具体例について説明してお
く。なお、このエンコード部は前記ウォータマークエン
コーダの一部を成すものである。例えば周波数3kHz
の正弦波信号による搬送波信号の位相を、前記著作権を
保護・管理するための情報の極性により反転させる。つ
まり、PSK変調する。このPSK変調信号に、PN系
列の乱数データPNを乗算する。これにより前記著作権
を保護・管理するための情報によるPSK変調信号をス
ペクトラム拡散したスペクトラム拡散信号が生成され
る。
【0055】このように生成されるスペクトラム拡散信
号を、前述したように、前記音楽コンテンツデータのサ
ンプルブロック毎の平均スペクトラムエネルギーが、特
定区間のスペクトラムエネルギーを反映しているレベル
値よりも大きい場合のみ前記音楽コンテンツデータに埋
め込む。したがって、前記一方の形態のウォータマーク
は、音質劣化を効果的に防止して解析困難に著作権の保
護・管理情報を前記コンテンツデータに重畳している。
【0056】これに対して他方の形態のウォータマーク
は、例えば前記音楽コンテンツの周波数帯域15kHz
以上、つまり人間の聴覚のあまり及ばないところに、オ
ーディオ信号の再生に影響を与えない程度の微小な信号
レベルで埋め込まれている。
【0057】ところで、前記リニアコンテンツ記録領域
3に記録されている、前記2種類のウォータマークが重
畳されている音楽コンテンツが、再生装置により再生さ
れ、圧縮されて他のデータ記録媒体に記録されたとき、
この圧縮音楽コンテンツには、前記残存強度の強い一方
の形態のウォータマークは残存するが、前記残存強度の
弱い他方の形態のウォータマークは消去されることがあ
る。
【0058】このとき、前記一方の形態ウォータマーク
に入っていた、前記他方の形態のウォータマークの存在
を示す情報(有り情報)を、読むことにより、他のデー
タ記録媒体に圧縮されて記録される前の音楽コンテンツ
データには他方の形態のウォータマークも重畳されてい
たことが判明する。ということは、元の音楽コンテンツ
はリニアなデータであり、圧縮されて他の記録媒体に記
録されたことが分かる。すなわち、他のデータ記録媒体
に記録された音楽コンテンツは元々圧縮されていなかっ
た事実が分かる。もし、何者かが不正な手段を使って、
著作権が保護された前記音楽コンテンツを圧縮して他の
データ記録媒体に記録したとしても、圧縮したという事
実は把握できる。
【0059】したがって、光ディスク1をもちい、圧縮
処理に対して残存強度の強い一方の形態のウォータマー
クに、圧縮処理に対して残存強度の弱い他方のウォータ
マークの有無情報をいれておけば、圧縮により他方の形
態のウォータマークが消されても、一方の形態のウォー
タマークに入れられた前記有無情報により他方の形態の
ウォータマークが有ったか否かが分かるので、圧縮の履
歴を知ることが出来る。
【0060】また、圧縮コンテンツ記録領域5には、M
PEG、ATRAC、AC3等の圧縮方式により圧縮さ
れたデータが記録されている。リードイン領域4にはこ
の圧縮コンテンツ記録領域5のTOC情報等が書き込ま
れている。この圧縮コンテンツ記録領域5には、前記一
方の形態のウォータマークのみが埋め込まれている。こ
こで、一方の形態のウォータマークには、前記他方の形
態のウォータマークの有無情報が入っているのは前述し
た通りである。
【0061】したがって、前記リニアコンテンツ記録領
域3に記録されている、前記2種類のウォータマークが
例えば圧縮処理等により消されたとしても、この圧縮コ
ンテンツ記録領域5には前記一方の形態のウォータマー
クが残っているので、前記リニアコンテンツ記録領域3
上の音楽コンテンツデータには他方の形態のウォータマ
ークが有ったことが分かるので、圧縮の履歴を知ること
が出来る。
【0062】次に、本発明の情報記録装置及び情報記録
方法の実施の形態となる、図2に示すデータ記録装置1
0について説明する。このデータ記録装置10は、デー
タ記録媒体である光ディスクを製造する手順の中の、カ
ッティング工程において使用されるカッティング装置の
具体例となる。
【0063】先ず、光ディスクを製造する手順の一例に
ついて説明しておく。研磨されたガラス原盤に対してレ
ジスト塗布工程でフォトレジストを塗布し、カッティン
グ工程でガラス原盤に塗布されたフォトレジストをカッ
ティングする。次に、現像・定着工程にて前記カッティ
ングされた原盤を現像処理、定着処理し、金属原盤作成
工程にて表面に電解メッキを施す。続いてスタンパ工
程、基板形成工程を経て、ポリカーボネート(PC)や
アクリル等の透明樹脂の基板を形成する。次に反射膜形
成工程により、上記透明樹脂の基板にスパッタリングに
より反射膜を形成する。次に保護膜塗布工程で、スピン
コートにより保護膜を塗布形成する。
【0064】以下に、前述したカッティング工程におい
てカッティング装置として用いるデータ記録装置10の
詳細について説明する。このデータ記録装置10は、入
力端子11から供給されるリニアコンテンツを前記光デ
ィスク1のリニアコンテンツ記録領域3に記録すると共
に、入力端子12から供給される圧縮コンテンツを前記
光ディスク1の圧縮コンテンツ記録領域5に記録する。
【0065】このとき、リニアコンテンツ記録領域3に
は、前記圧縮処理に対して残存強度の強い一方の形態の
ウォータマーク(以下では第1のウォータマークWM1
と記す)と、前記圧縮処理に対して残存強度の弱い他方
の形態のウォータマーク(以下では第2のウォータマー
クWM2と記す)とを重畳したリニアコンテンツが記録
される。また、圧縮コンテンツ記録領域5には第1のウ
ォータマークWM1のみを重畳した圧縮コンテンツが記
録される。
【0066】このため、データ記録装置10は、入力端
子11からのリニアコンテンツに入力端子13からの第
1のウォータマークWM1を重畳する加算器15と、さ
らにリニアコンテンツに入力端子14からの第2のウォ
ータマークWM2を重畳する加算器16とを備えてい
る。
【0067】加算器16からの加算出力は、第1のウォ
ータマークWM1及び第2のウォータマークWM2が重
畳されたリニアコンテンツであり、エラー訂正符号化回
路18、変調部19及び記録アンプ20からなるリニア
用記録処理系に供給される。
【0068】また、データ記録装置10は、入力端子1
2から供給される圧縮コンテンツに第1のウォータマー
クWM1を重畳する加算器17を備えている。
【0069】加算器17からの加算出力は、圧縮部21
にて圧縮された後、エラー訂正符号化回路22、変調部
23及び記録アンプ24からなる圧縮用記録処理系に供
給される。
【0070】このデータ記録装置10は、前記リニア用
記録処理系と前記圧縮用記録処理系の他、各記録処理系
の出力を切り換える切り換え部25と、切り換え部25
からの切換出力に応じた記録用レーザ光をガラス原盤1
00上に塗布されたフォトレジストに出射する光学ヘッ
ド26と、ガラス原盤100を回転するスピンドルモー
タ27とを備えている。また、光学ヘッド26とスピン
ドルモータ27の駆動を制御するサーボ回路28も備え
ている。
【0071】フォトレジストが塗布されたガラス原盤1
00は、サーボ回路28の制御によって駆動されるスピ
ンドルモータ27によって回転される。このとき、スピ
ンドルモータ27は、底部に設けられたFG信号発生器
により所定の回転角毎に信号レベルが立ち上がるFG信
号を出力する。サーボ回路28は前記FG信号が所定周
波数になるようにスピンドルモータ27を駆動する。こ
れによりディスク原盤100が例えば線速度一定の条件
により回転駆動する。
【0072】光学ヘッド26は、ガスレーザ等により構
成される記録用レーザを備え、所定光量のレーザビーム
を前記ガラス原盤100上のフォトレジストに照射す
る。
【0073】リニア用記録処理系のエラー訂正符号化回
路18は、前記加算出力にエラー訂正処理と符号化処理
を施す。この場合には、リニアPCMによる符号化処理
である。変調部19は、エラー訂正符号化回路18から
のエンコード出力を例えばEFM変調(8−14変調)
し、変調出力を記録アンプ20に供給する。記録アンプ
20は、EFM変調出力に所定の記録信号処理を施す。
最終的に記録アンプ20の出力は、切り換え部25の一
方の被選択端子(上側)に供給される。
【0074】圧縮用記録処理系の圧縮回路21は、前記
加算器17からの加算出力にAC3や、ATRAC、M
PEG等の圧縮処理を施し、圧縮出力をエラー訂正符号
化回路22に供給する。エラー訂正符号化回路22は、
前記圧縮出力にエラー訂正処理と符号化処理を施す。エ
ラー訂正符号化回路22からの符号化出力は変調部23
にて所定の形態で変調されたのち、記録アンプ24に供
給され、所定の記録信号処理が施された後、切り換え部
25の他方の被選択端子(下側)に供給される。
【0075】切換部25は、図示しない記録切換制御部
の制御に基づいて光学ヘッド26に供給する記録信号を
切り換える。例えば、光ディスク1の内周側記録領域
と、外周側記録領域で切り換える。
【0076】よって、ガラス原盤100上に塗布された
フォトレジストには、内周側領域にリニアコンテンツに
応じたマークが露光され、外周側領域には圧縮コンテン
ツに応じたマークが露光される。
【0077】この後、このデータ記録装置10(カッテ
ィング工程)によって露光されたガラス原盤100を現
像・定着工程で現像処理、定着処理し、金属原盤作成工
程にて表面に電解メッキを施しマザーディスクを作成
し、続いてスタンパ工程、基板形成工程を経て、ポリカ
ーボネート(PC)やアクリル等の透明樹脂の基板を形
成する。その後、反射膜形成工程、保護膜塗布工程を経
て光ディスク1が作成される。
【0078】ここで、第1のウォータマークWM1に
は、第2のウォータマークWM2が有るか否かを示す有
無情報が入っている。よって、このデータ記録再生装置
によって作成された光ディスク1では、圧縮により第2
のウォータマークが消されても、第1のウォータマーク
に入れられた前記有無情報により第2のウォータマーク
が有ったか否かが分かるので、圧縮の履歴を知ることが
出来る。
【0079】ところで、第1のウォータマークWM1
や、第2のウォータマークWM2としては、どのような
著作権保護・管理情報が入っているのか。ここでは、そ
の具体例について説明しておく。なお、前述している通
り第1のウォータマークWM1には、第2のウォータマ
ークWM2の存在の有無を示す情報も入っている。
【0080】ウォータマークとしては、例えば複製禁止
を示すウォータマークと、例えば1世代複製許可を示す
ウォータマークがある。複製禁止を示すウォータマーク
は、他の記録媒体への複製を全く禁止するものである。
1世代複製許可を示すウォータマークは他のデータ記録
媒体に1世代だけ複製を許可するものである。ウォータ
マークが1世代複製許可を示すものであるとき、他のデ
ータ記録媒体に1回だけ複製した後には、前記ウォータ
マークは複製禁止を示すものに書き換えられることにな
る。
【0081】さらに、ウォータマークとしては、光ディ
スク1を再生する再生装置を特定するためのウォータマ
ークも考えられる。光ディスク1の制作会社等によって
指定された識別番号を解読できるタイプの再生装置や、
あるいはユーザが入力できた再生装置にのみ、光ディス
ク1の再生を許可する場合である。このタイプの再生装
置については後述する。
【0082】次に、本発明の情報再生装置及び情報再生
方法の実施の形態となる、図3に示すデータ再生装置3
0について説明する。
【0083】このデータ再生装置30は、前記図1と共
に説明した光ディスクと同様の、内周側領域と外周側領
域に記録領域を分けてなる光ディスク1’を再生するも
のであり、光ディスク1’を回転するスピンドルモータ
45と、回転された光ディスク1’から記録信号を読み
出す光ピックアップ31と、スピンドルモータ45の回
転及び光ピックアップ31の光ディスク1’に対するフ
ォーカス、トラッキングを制御するサーボ回路44を備
えている。
【0084】また、このデータ再生装置30は、光ピッ
クアップ31により光学的に読み出された信号を増幅す
るRFアンプ32と、RFアンプ32からの増幅信号を
復調する復調回路33と、復調回路33からの復調出力
にエラー訂正復号処理を施すエラー訂正復号回路34
と、このエラー訂正復号回路34からの復号出力をリニ
アコンテンツ処理系又は圧縮コンテンツ処理系に切り換
える切換部35と、この切換部35からのリニアコンテ
ンツ出力に再生制御処理を施す再生制御処理部36と、
前記切換部35からの圧縮コンテンツ出力に伸張処理を
施す伸張回路41と、伸張回路41からの伸張出力に再
生制御処理を施す再生制御処理部42とを備える。
【0085】また、このデータ再生装置30は、切換部
35からのリニアコンテンツ出力、又は切換部35を介
して伸張回路41が前記圧縮コンテンツ出力を伸張して
得た伸張出力から、それぞれ第1のウォータマークWM
1を検出する第1のウォータマークWM1検出回路37
と、同じく第2のウォータマークWM2を検出する第2
のウォータマークWM2検出回路38と、第1のウォー
タマークWM1検出回路37が検出した第1のウォータ
マークWM1と第2のウォータマークWM2検出回路3
8が検出した第2のウォータマークWM2から前記再生
制御処理部41及び再生制御処理部42の前記リニアコ
ンテンツ及び伸張された前記圧縮コンテンツに対する処
理を判断する判断部39とを備えている。
【0086】以下、前記各部の詳細について説明する。
光ピックアップ31は、レーザダイオード等の光ビーム
の光源、コリメータレンズ、対物レンズ、偏光ビームス
プリッタ、シリンドリカルレンズなどの光学部品を備え
ている。また、フォトダイオードよりなる光検出器を備
えている。そして、光検出器にてRF信号を生成し、R
Fアンプ32に供給している。
【0087】RFアンプ32は、光ピックップ31から
のRF信号を2値化して光ディスク10に記録された信
号を取り出し、この2値化された信号を復調回路33に
送る。またRFアンプ32は、前記RF信号から同期信
号を分離し、さらにトラッキングエラー信号やフォーカ
スエラー信号等を取り出してサーボ回路44に送る。
【0088】復調回路33は、光ディスク1’にリニア
コンテンツ又は圧縮コンテンツを記録するときに施され
た変調を復調する処理、例えばEFM復調処理を施す。
復調回路33からのディジタルデータは、エラー訂正復
号回路34に送られる。
【0089】エラー訂正復号回路34は、光ディスク
1’にリニアコンテンツ又は圧縮コンテンツを記録する
ときに施された誤り訂正符号化の逆処理を前記ディジタ
ルデータに施す。
【0090】サーボ回路44は、RFアンプ32にて生
成された同期信号や、トラッキングエラー信号、フォー
カスエラー信号等に基づいてスピンドルモータ45の回
転制御及び光ピックアップ31のトラッキングサーボ、
フォーカスサーボ等を行う。
【0091】切換部35は、図示しない切換制御部によ
って切換が制御される。切換制御部は、ユーザの指示に
応じて例えばヘッダに記録されたデータを確認しながら
リニアコンテンツが記録された領域を再生するように切
換部35の切換を制御するか、あるいは圧縮コンテンツ
が記録された領域かを再生するように切換部35の切換
を制御する。
【0092】例えば、リニアコンテンツが記録された領
域を再生するように切換部35の切換片が上側の被選択
端子に接続するように制御されると、エラー訂正復号回
路34でエラー訂正され復号されたリニアコンテンツは
第1のウォータマークWM1検出回路37及び第2のウ
ォータマークWM2検出回路38に供給される。
【0093】第1のウォータマークWM1検出回路37
は、前記リニアコンテンツ中に第1のウォータマークW
M1が埋め込まれていれば、その第1のウォータマーク
WM1を検出し、検出結果についての情報を判断部39
に供給する。
【0094】第2のウォータマークWM2検出回路38
は、前記リニアコンテンツ中に第2のウォータマークW
M2が埋め込まれていれば、その第2のウォータマーク
WM2を検出し、検出結果についての情報を判断部39
に供給する。
【0095】判断部39は、第1のウォータマークWM
1検出回路37から供給される前記検出結果についての
情報と、第2のウォータマークWM2検出回路38から
供給される前記検出結果についての情報に基づいて再生
制御処理部36の動作を制御する。
【0096】また、例えば、圧縮コンテンツが記録され
た領域を再生するように切換部35の切換片が下側の被
選択端子に接続するように制御されると、エラー訂正復
号回路34でエラー訂正され復号された圧縮コンテンツ
は伸張回路41で伸張された後、第1のウォータマーク
WM1検出回路37及び第2のウォータマークWM2検
出回路38に供給される。
【0097】第1のウォータマークWM1検出回路37
は、前記圧縮コンテンツ中に第1のウォータマークWM
1が埋め込まれていれば、その第1のウォータマークW
M1を検出し、検出結果についての情報を判断部39に
供給する。
【0098】判断部39は、第1のウォータマークWM
1検出回路37から供給される前記検出結果についての
情報に基づいて再生制御処理部42の動作を制御する。
【0099】次に、以上の構成のデータ再生装置30の
動作例について図4のフローチャートを用いて説明す
る。光ピックアップ31、RFアンプ32、復調回路3
3、エラー訂正復号回路34及び切換部35による処理
は説明を省略する。主に判断部39での処理を説明する
ものであり、本発明のデータ再生方法の具体例である。
【0100】また、ここでの第1のウォータマークWM
1や第2のウォータマークWM2は、再生装置での再生
処理を制限するためのウォータマークである。例えば、
光ディスクの制作会社等によって指定された識別番号を
解読できるタイプの再生装置や、あるいはユーザが入力
できた再生装置にのみ、光ディスクの再生を許可する場
合である。このデータ再生装置30に装着される光ディ
スクは前記光ディスク1である場合もあるし、同様に内
周側領域と外周側領域に記録領域が分割された他の光デ
ィスク1’でもある場合もある。
【0101】先ず、ステップS1にてコンテンツデータ
が入力されると、第1のウォータマークWM1検出回路
37により第1のウォータマークWM1が検出できたか
否かをステップS2にて判断する。ここで第1のウォー
タマークWM1の検出を判断すれば(YES)ステップ
S3に進み、第1のウォータマークWM1中に第2のウ
ォータマークWM2の存在の有無を示す情報が入ってい
るか否かを判断する。
【0102】ステップS3にて第2のウォータマークW
M2の存在の有無を示す情報が入っているのであれば
(YES)、ステップS4に進んで第2のウォータマー
クWM2検出回路38が第2のウォータマークWM2を
検出したか否かを判断する。そして、ここで、第2のウ
ォータマークWM2の検出を判断した(YES)のであ
ればステップS5に進んで再生制御処理部36に前記リ
ニアコンテンツを再生させ、再生出力を出力端子40に
供給させる。また、そのどちらのウォータマークに応じ
た再生制御処理を再生制御処理部36に行わせてもよ
い。
【0103】ステップS3にて第1のウォータマークW
M1中に第2のウォータマークWM2が無い(NO)と
判断するか、あるいはステップS4にて第2のウォータ
マークWM2が検出できない(NO)となれば、ステッ
プS7に進んで、第1のウォータマークWM1による再
生制御処理を再生制御処理部36又は再生制御処理部4
2に行わせる。
【0104】ステップS2にて第1のウォータマークW
M1が検出できない(NO)と判断すれば、ステップS
8に進んで第2のウォータマークWM2を検出したか否
かを判断する。ここで、第2のウォータマークWM2を
検出できた(YES)のであればステップS9に進み、
WM2による再生制御処理を再生制御処理部36又は再
生制御処理部42に行わせる。
【0105】また、ステップS8にて第2のウォータマ
ークWM2を検出できない(NO)と判断すれば、ステ
ップS10に進んで、この光ディスクには再生を制御す
るためのウォータマークが重畳されていないので再生制
御処理部36又は再生制御処理部42にはフリーにコン
テンツを再生させる。
【0106】例えば、今、光ディスク1’が、前記光デ
ィスク1の前記リニアコンテンツ記録領域3に記録され
たリニアコンテンツの圧縮処理データを記録したもので
あり、第2のウォータマークWM2が圧縮処理により消
去されたものであるときには、ステップS2→ステップ
S3→ステップS4→ステップS7へと処理が分岐す
る。そして、第1のウォータマークWM1による再生制
御処理を再生制御処理部36に行わせる。また、判断部
39は、光ディスク1に記録されたリニアコンテンツが
圧縮されていることを把握することができる。
【0107】次に、データ再生装置30のさらに他の動
作例について図5のフローチャートを用いて説明する。
図4に示したステップS8の処理を無くし、ステップS
2にて第1のウォータマークWM1が検出されなかった
(NO)ときにはステップS11に進みフリー再生とす
るというものである。前記図1に示した光ディスク1に
は、第2のウォータマークWM2が単独でコンテンツに
重畳されていることが無いので、第1のウォータマーク
WM1が無ければフリー再生を行わせる。
【0108】次に、データ再生装置30のさらに他の動
作について図6のフローチャートを用いて説明する。こ
こでは、光ディスクに記録されているオリジナルデータ
がリニアデータか、又は圧縮データかにより再生制御処
理を異ならせる場合の動作例について説明する。光ディ
スクとしては、前述したような内側領域と外側領域に記
録領域を分割したもののほか、いわゆる出所が不明な任
意のものも対象としている。
【0109】先ず、ステップS21にてコンテンツデー
タが入力されると、第1のウォータマークWM1検出回
路37により第1のウォータマークWM1が検出できた
か否かをステップS22にて判断する。ここで第1のウ
ォータマークWM1の検出を判断すれば(YES)ステ
ップS23に進み、第1のウォータマークWM1中に第
2のウォータマークWM2の存在の有無を示す情報が入
っているか否かを判断する。
【0110】ステップS23にて第2のウォータマーク
WM2の存在の有無を示す情報が入っているのであれば
(YES)、ステップS24に進んでオリジナルのリニ
アコンテンツデータの再生制御処理を再生制御処理部3
6に行わせる。
【0111】ステップS23にて第2のウォータマーク
WM2の存在の有無を示す情報が入っていないのであれ
ば(NO)、ステップS25に進んでオリジナルの圧縮
コンテンツの再生制御処理を再生制御処理部42に行わ
せる。
【0112】また、ステップS22にて第1のウォータ
マークWM1を検出できない(NO)であれば、ステッ
プS26に進んで第2のウォータマークWM2を検出で
きたか否かを判断する。ここで、第2のウォータマーク
WM2が検出できたのであれば(YES)ステップS2
7に進んで第2のウォータマークWM2による再生制御
処理を再生制御処理部36又は再生制御処理部42に行
わせる。
【0113】ステップS26にて第2のウォータマーク
WM2を検出できないのであれば、ステップS28に進
みフリー再生制御処理を行わせる。
【0114】以上に説明したように、データ再生装置3
0は、圧縮処理等の信号処理に対して残存強度の強い第
1のウォータマークWM1やそれに比して残存強度の弱
い第2のウォータマークWM2を検出し、それら各ウォ
ータマークの検出結果に応じて再生制御処理を異ならせ
るので、適正な光ディスクの再生を行うことができ、不
正なコピーや圧縮の行われたコンテンツの再生を防止す
ることができる。また、オリジナルコンテンツがリニア
か圧縮かを補足でき、再生制御が適切にできる。
【0115】次に、本発明のデータ再生装置及びデータ
再生方法の他の実施の形態となる、図7に示すデータ再
生装置50について説明する。このデータ再生装置50
は、入力端子51を介して供給されたディジタルリニア
PCMデータや、入力端子52を介して供給されたアナ
ログI/Fからのアナログオーディオ信号を再生すると
きに、これらデータ、信号に付加された著作権を保護・
管理するための二種類のウォータマークの検出結果を判
断し、再生制御処理を制御する。
【0116】前記二種類のウォータマークは、前述した
ような圧縮処理等に対して残存強度の強い第1のウォー
タマークWM1と、それに比して残存強度の弱い第2の
ウォータマークWM2である。第1のウォータマークW
M1は、ディジタルリニアPCMデータとアナログオー
ディオ信号にそれぞれ重畳されている。第2のウォータ
マークWM2もディジタルPCMデータとアナログオー
ディオ信号にそれぞれ重畳されている。
【0117】第1のウォータマークWM1検出回路53
と第2のウォータマークWM2検出回路54は前記ディ
ジタルPCMデータとアナログオーディオ信号にそれぞ
れ重畳されている第1のウォータマークWM1と第2の
ウォータマークWM2を検出する。
【0118】判断部56は、第1のウォータマークWM
1検出回路37が検出した第1のウォータマークWM1
と第2のウォータマークWM2検出回路38が検出した
第2のウォータマークWM2を判断する。
【0119】再生制御部56は、判断部55の判断結果
に応じてディジタルPCMデータやアナログオーディオ
信号の再生制御処理を換える。
【0120】今、このデータ再生装置50には例えばイ
ンターネットやローカルエリアネットワークを介してデ
ィジタルリニアPCMデータが供給されているとする。
すると、第1のウォータマークWM1検出回路53と第
2のウォータマークWM2検出回路54はこのディジタ
ルPCMデータに重畳されている第1のウォータマーク
WM1と第2のウォータマークWM2を検出し、その検
出結果を判断部55に供給する。
【0121】判断部55は、前記検出結果を判断し、第
1のウォータマークWM1や第2のウォータマークWM
2に基づいた再生制御処理を再生制御処理部56に行わ
せる。出力端子57からは、再生制御処理部56での再
生制御処理に基づいたディジタルリニアPCM出力デー
タが導出される。
【0122】このデータ再生装置50にアナログオーデ
ィオ信号が供給されたときにも同様に動作する。
【0123】ここで、例えば入力端子51に、前記ディ
ジタルPCMデータを圧縮したデータが入ってきたとす
る。圧縮処理により第2のウォータマークWM2が消去
されていたとしても第1のウォータマークWM1には第
2のウォータマークWM2の存在の有無を示す情報が入
っているので、元はリニアなPCMデータで圧縮の履歴
を知ることができる。
【0124】なお、前記ディジタルPCMデータやアナ
ログオーディオ信号は、記録領域が内側領域と外側領域
に分割された光ディスクから読み出されてデータ再生装
置50に供給されることもある。
【0125】したがって、このデータ再生装置50によ
っても、圧縮処理等の信号処理に対して残存強度の強い
第1のウォータマークWM1やそれに比して残存強度の
弱い第2のウォータマークWM2を検出し、それら各ウ
ォータマークの検出結果に応じて再生制御処理を行うの
で、適正な光ディスクの再生を行うことができ、不正な
コピーや圧縮の行われたコンテンツの再生を防止するこ
とができる。また、オリジナルコンテンツがリニアか圧
縮かを補足でき、再生制御が適切にできる。
【0126】次に、本発明の情報記録制御装置及び情報
記録制御方法の実施の形態となる、図8に示すデータ記
録制御装置60について説明する。
【0127】このデータ記録制御装置60は、前記図1
と共に説明した光ディスク1から再生したコンテンツデ
ータを他の記録媒体にダビング記録する。前記図3に示
したデータ再生装置30とほぼ同様の構成であるが、再
生制御部36及び再生制御部42に代えてコピー制御部
61及びコピー制御部62を備えている点が異なる。以
下には、コピー制御部61及びコピー制御部62の構
成、動作について説明する。
【0128】コピー制御部61は、切換部35の切換出
力として供給されたリニアコンテンツデータに対する他
のデータ記録媒体へのコピー処理を判断部39の制御に
基づいて行う。コピー制御部62は、伸張部41で伸張
された切換部35の切換出力である圧縮コンテンツデー
タに対する他のデータ記録媒体へのコピー処理を判断部
39の制御に基づいて行う。
【0129】ウォータマークとしては、前述したよう
に、複製禁止を示すウォータマークと、1世代複製許可
を示すウォータマークがあった。ここでは第1のウォー
タマークWM1も第2のウォータマークWM2も1世代
複製許可を示すウォータマークであるとする。もちろ
ん、第1のウォータマークWM1には第2のウォータマ
ークWM2の存在を示す情報も入っている。
【0130】例えば、リニアコンテンツが記録された領
域を再生するように切換部35の切換片が上側の被選択
端子に接続するように制御されると、エラー訂正復号回
路34でエラー訂正され復号されたリニアコンテンツは
第1のウォータマークWM1検出回路37及び第2のウ
ォータマークWM2検出回路38に供給される。
【0131】そして、第1のウォータマークWM1検出
回路37は、前記リニアコンテンツ中に第1のウォータ
マークWM1が埋め込まれていれば、その第1のウォー
タマークWM1を検出し、検出結果についての情報を判
断部39に供給する。
【0132】第2のウォータマークWM2検出回路38
は、前記リニアコンテンツ中に第2のウォータマークW
M2が埋め込まれていれば、その第2のウォータマーク
WM2を検出し、検出結果についての情報を判断部39
に供給する。
【0133】判断部39は、第1のウォータマークWM
1検出回路37から供給される前記検出結果についての
情報と、第2のウォータマークWM2検出回路38から
供給される前記検出結果についての情報に基づいてコピ
ー制御部61の動作を制御する。
【0134】これによりコピー制御部61は、前記第1
のウォータマークWM1や第2のウォータマークWM2
を判断した判断部39の制御に基づいて他のデータ記録
媒体に対する1世代限りのコピー処理を行う。そして、
各ウォータマークを複製禁止に書き換える。
【0135】また、例えば、圧縮コンテンツが記録され
た領域をコピーするように切換部35の切換片が下側の
被選択端子に接続するように制御されると、エラー訂正
復号回路34でエラー訂正され復号された圧縮コンテン
ツは伸張回路41で伸張された後、第1のウォータマー
クWM1検出回路37及び第2のウォータマークWM2
検出回路38に供給される。
【0136】第1のウォータマークWM1検出回路37
は、前記圧縮コンテンツ中に第1のウォータマークWM
1が埋め込まれていれば、その第1のウォータマークW
M1を検出し、検出結果についての情報を判断部39に
供給する。
【0137】判断部39は、第1のウォータマークWM
1検出回路37から供給される前記検出結果についての
情報に基づいて再生制御処理部42の動作を制御する。
【0138】これによりコピー制御部62は、前記第1
のウォータマークWM1を判断した判断部39の制御に
基づいて他のデータ記録媒体に対する1世代限りのコピ
ー処理を行う。そして、第1のウォータマークWM1を
複製禁止に書き換える。
【0139】次に、以上の構成のデータ記録制御装置6
0の動作について図9のフローチャートを用いて説明す
る。ここでも光ピックアップ31、RFアンプ32、復
調回路33、エラー訂正復号回路34及び切換部35に
よる処理は説明を省略する。主に判断部39での処理を
説明するものであり、本発明のデータ記録再生方法の具
体例である。
【0140】また、ここでの第1のウォータマークWM
1や第2のウォータマークWM2は、コピー処理を制限
するためのウォータマークであり、共に1世代複製許可
を示すものである。このデータ記録制御装置60に装着
される光ディスクは前記光ディスク1である場合もある
し、同様に内周側領域と外周側領域に記録領域が分割さ
れた他の光ディスク1’でもある場合もある。
【0141】先ず、ステップS1にてコンテンツデータ
が入力されると、第1のウォータマークWM1検出回路
37により第1のウォータマークWM1が検出できたか
否かをステップS2にて判断する。ここで第1のウォー
タマークWM1の検出を判断すれば(YES)ステップ
S3に進み、第1のウォータマークWM1中に第2のウ
ォータマークWM2の存在の有無を示す情報が入ってい
るか否かを判断する。
【0142】ステップS3にて第2のウォータマークW
M2の存在の有無を示す情報が入っているのであれば
(YES)、ステップS4に進んで第2のウォータマー
クWM2検出回路38が第2のウォータマークWM2を
検出したか否かを判断する。そして、ここで、第2のウ
ォータマークWM2の検出を判断した(YES)のであ
ればステップS5に進んでコピー制御処理部61に前記
リニアコンテンツを他の記録媒体にコピーさせるため
に、複製出力を出力端子40に供給させる。また、その
どちらのウォータマークに応じたコピー制御処理をコピ
ー制御処理部61に行わせてもよい。
【0143】ステップS4にて第2のウォータマークW
M2が検出できない(NO)となれば、ステップS6に
進んで、コピー制御部61によるコピーを禁止する。
【0144】ステップS3にて第1のウォータマークW
M1中に第2のウォータマークWM2が無い(NO)と
判断すれば、ステップS7に進んで、第1のウォータマ
ークWM1によるコピー制御処理をコピー制御処理部6
1又はコピー制御処理部62に行わせる。
【0145】ステップS2にて第1のウォータマークW
M1が検出できない(NO)と判断すれば、ステップS
8に進んで第2のウォータマークWM2を検出したか否
かを判断する。ここで、第2のウォータマークWM2を
検出できた(YES)のであればステップS9に進み、
WM2によるコピー制御処理をコピー制御処理部61又
はコピー制御より部62に行わせる。
【0146】また、ステップS8にて第2のウォータマ
ークWM2を検出できない(NO)と判断すれば、ステ
ップS10に進んで、この光ディスクにはコピーを制御
するためのウォータマークが重畳されていないと判断し
コピー制御処理部61又はコピー制御処理部62にはフ
リーにコンテンツをコピーさせる。
【0147】例えば、今、光ディスク1’が、前記光デ
ィスク1の前記リニアコンテンツ記録領域3に記録され
たリニアコンテンツの圧縮処理データを記録したもので
あり、第2のウォータマークWM2が圧縮処理により消
去されたものであるときには、ステップS2→ステップ
S3→ステップS4→ステップS5へと処理が分岐す
る。そして、第1のウォータマークWM1及び/又は第
2のウォータマークWM2によるコピー制御処理をコピ
ー制御処理部61に行わせる。また、判断部39は、光
ディスク1に記録されたリニアコンテンツが圧縮されて
いることを把握することができる。
【0148】次に、データ記録制御装置60の他の動作
について図10のフローチャートを用いて説明する。図
9に示したステップS8の処理を無くし、ステップS2
にて第1のウォータマークWM1が検出されなかった
(NO)ときにはステップS11に進みフリーコピーと
するというものである。前記図1に示した光ディスク1
には、第2のウォータマークWM2が単独でコンテンツ
に重畳されていることが無いので、第1のウォータマー
クWM1が無ければフリーコピーを行わせる。
【0149】次に、データ記録制御装置60のさらに他
の動作について図11のフローチャートを用いて説明す
る。ここでは、光ディスクに記録されているオリジナル
データがリニアデータか、又は圧縮データかによりコピ
ー制御処理を異ならせる場合の動作例について説明す
る。光ディスクとしては、前述したような内側領域と外
側領域に記録領域を分割したもののほか、いわゆる出所
が不明な任意のものも対象としている。
【0150】先ず、ステップS21にてコンテンツデー
タが入力されると、第1のウォータマークWM1検出回
路37により第1のウォータマークWM1が検出できた
か否かをステップS22にて判断する。ここで第1のウ
ォータマークWM1の検出を判断すれば(YES)ステ
ップS23に進み、第1のウォータマークWM1中に第
2のウォータマークWM2の存在の有無を示す情報が入
っているか否かを判断する。
【0151】ステップS23にて第2のウォータマーク
WM2の存在の有無を示す情報が入っているのであれば
(YES)、ステップS24に進んでオリジナルのリニ
アコンテンツデータのコピー制御処理をコピー制御処理
部61に行わせる。
【0152】ステップS23にて第2のウォータマーク
WM2の存在の有無を示す情報が入っていないのであれ
ば(NO)、ステップS25に進んでオリジナルの圧縮
コンテンツのコピー制御処理をコピー制御処理部62に
行わせる。
【0153】また、ステップS22にて第1のウォータ
マークWM1を検出できない(NO)であれば、ステッ
プS26に進んで第2のウォータマークWM2を検出で
きたか否かを判断する。ここで、第2のウォータマーク
WM2が検出できたのであれば(YES)ステップS2
7に進んでコピー禁止か又は第2のウォータマークWM
2によるコピー制御処理をコピー制御処理部61又はコ
ピー制御処理部62に行わせる。
【0154】ステップS26にて第2のウォータマーク
WM2を検出できないのであれば、ステップS28に進
みフリーコピー制御処理を行わせる。
【0155】以上に説明したように、データ記録制御装
置60は、圧縮処理等の信号処理に対して残存強度の強
い第1のウォータマークWM1やそれに比して残存強度
の弱い第2のウォータマークWM2を検出し、それら各
ウォータマークの検出結果に応じてコピー制御処理を異
ならせるので、適正な光ディスクのコピーを行うことが
でき、不正なコピーや圧縮の行われたコンテンツのコピ
ーを防止することができる。また、オリジナルコンテン
ツがリニアか圧縮かを補足でき、コピー制御が適正にで
きる。
【0156】次に、本発明の情報記録制御装置及び情報
記録制御方法の他の実施の形態となる、図12に示すデ
ータ記録制御装置70について説明する。このデータ記
録制御装置70は、入力端子51を介して供給されたデ
ィジタルリニアPCMデータや、入力端子52を介して
供給されたアナログI/Fからのアナログオーディオ信
号を他の記録媒体にコピーするときに、これらデータ、
信号に付加された著作権を保護・管理するための二種類
のウォータマークの検出結果を判断し、コピー制御処理
を制御する。
【0157】前記二種類のウォータマークは、前述した
ような圧縮処理等に対して残存強度の強い第1のウォー
タマークWM1と、それに比して残存強度の弱い第2の
ウォータマークWM2である。第1のウォータマークW
M1は、ディジタルリニアPCMデータとアナログオー
ディオ信号にそれぞれ重畳されている。第2のウォータ
マークWM2もディジタルPCMデータとアナログオー
ディオ信号にそれぞれ重畳されている。そして、第1の
ウォータマークWM1も第2のウォータマークWM2も
1世代複製許可を示すウォータマークである。
【0158】第1のウォータマークWM1検出回路53
と第2のウォータマークWM2検出回路54は前記ディ
ジタルPCMデータとアナログオーディオ信号にそれぞ
れ重畳されている第1のウォータマークWM1と第2の
ウォータマークWM2を検出する。
【0159】判断部56は、第1のウォータマークWM
1検出回路37が検出した第1のウォータマークWM1
と第2のウォータマークWM2検出回路38が検出した
第2のウォータマークWM2を判断する。
【0160】コピー制御部71は、判断部55の判断結
果に応じてディジタルPCMデータやアナログオーディ
オ信号のコピー制御処理を換える。
【0161】今、このデータ記録制御装置70には例え
ばインターネットやローカルエリアネットワークを介し
てディジタルリニアPCMデータが供給されているとす
る。すると、第1のウォータマークWM1検出回路53
と第2のウォータマークWM2検出回路54はこのディ
ジタルPCMデータに重畳されている第1のウォータマ
ークWM1と第2のウォータマークWM2を検出し、そ
の検出結果を判断部55に供給する。
【0162】判断部55は、前記検出結果を判断し、第
1のウォータマークWM1や第2のウォータマークWM
2に基づいたコピー制御処理をコピー制御処理部71に
行わせる。出力端子57からは、コピー制御処理部71
でのコピー制御処理に基づいたディジタルリニアPCM
出力データが導出される。
【0163】このデータ記録制御装置70にアナログオ
ーディオ信号が供給されたときにも同様に動作する。
【0164】ここで、例えば入力端子51に、前記ディ
ジタルPCMデータを圧縮したデータが入ってきたとす
る。圧縮処理により第2のウォータマークWM2が消去
されていたとしても第1のウォータマークWM1には第
2のウォータマークWM2の存在の有無を示す情報が入
っているので、元はリニアなPCMデータで圧縮の履歴
を知ることができる。
【0165】なお、前記ディジタルPCMデータやアナ
ログオーディオ信号は、記録領域が内側領域と外側領域
に分割された光ディスクから読み出されてデータ記録再
生装置70に供給されることもある。
【0166】したがって、このデータ記録制御装置70
によっても、圧縮処理等の信号処理に対して残存強度の
強い第1のウォータマークWM1やそれに比して残存強
度の弱い第2のウォータマークWM2を検出し、それら
各ウォータマークの検出結果に応じてコピー制御処理を
行うので、適正な光ディスクの再生を行うことができ、
不正なコピーや圧縮の行われたコンテンツのコピーを防
止することができる。また、オリジナルコンテンツがリ
ニアか圧縮かを補足でき、コピー制御が適切にできる。
【0167】
【発明の効果】本発明によれば、適正な光ディスクの再
生を行うことができ、不正なコピーや圧縮の行われたコ
ンテンツのコピー、再生を防止することができる。ま
た、オリジナルコンテンツがリニアか圧縮かを補足で
き、コピー・再生制御が適切にできる。すなわち、電子
著作物に対する著作権保護を適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報記録媒体の実施の形態となる
光ディスクの一部を示す図である。
【図2】本発明の情報記録装置及び方法の実施の形態と
なる、データ記録装置の構成を示す図である。
【図3】本発明の情報再生装置及び方法の実施の形態と
なる、データ再生装置の構成を示す図である。
【図4】前記データ再生装置の動作例を説明するための
フローチャートである。
【図5】前記データ再生装置の他の動作例を説明するた
めのフローチャートである。
【図6】前記データ再生装置のさらに他の動作例を説明
するためのフローチャートである。
【図7】本発明の情報再生装置及び方法の他の実施の形
態となる、データ再生装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図8】本発明の情報記録制御装置及び方法の実施の形
態となる、データ記録制御装置の構成を示すブロック図
である。
【図9】前記データ記録制御装置の動作例を説明するた
めのフローチャートである。
【図10】前記データ記録制御装置の他の動作例を説明
するためのフローチャートである。
【図11】前記データ記録制御装置のさらに他の動作例
を説明するためのフローチャートである。
【図12】本発明の情報記録制御装置及び方法の他の実
施の形態となる、データ記録制御装置の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 光ディスク、3 リニアコンテンツ記録領域、5
圧縮コンテンツ記録領域、10 データ記録装置、1
5,16,17 加算器、30 データ再生装置、37
第1のウォータマークWM1検出回路、38 第2の
ウォータマークWM2検出回路、39 判断部、36,
42 再生制御処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/91 H04N 5/91 P 5J104 7/08 G10L 9/00 E 7/081 Fターム(参考) 5B057 CB19 CE08 CG01 CG07 5C053 FA15 FA23 GA11 GB37 JA30 KA22 5C063 CA11 CA23 CA40 DA20 5C076 AA14 BA06 5D044 AB05 BC03 CC06 DE50 DE53 DE73 EF05 FG18 GK08 GK12 GK20 HL08 HL09 5J104 AA14 AA15 PA14

Claims (80)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 著作権を発生させる電子著作物が情報信
    号として記録されている情報記録媒体において、 前記電子著作物の情報信号にはその電子著作物の管理情
    報を含む付加情報が少なくとも2種類の形態で埋め込ま
    れ、前記少なくとも2種類の形態の内の一方の形態の付
    加情報には他方の形態の付加情報の存在の有無を示す情
    報も入っていることを特徴とする情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記一方の形態の付加情報は他方の形態
    の付加情報に比して残存強度が強い付加情報であり、こ
    の残存強度の強い付加情報に前記他方の形態の付加情報
    の存在の有無を示す情報が入っていることを特徴とする
    請求項1記載の情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記残存強度の強い一方の形態の付加情
    報は、前記電子著作物の情報信号が読み出されて圧縮さ
    れても残存するが前記他方の形態の付加情報は消去され
    ることを特徴とする請求項2記載の情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 圧縮率の異なる少なくとも2種類の電子
    著作物の情報信号が記録されている情報記録媒体におい
    て、 各々の電子著作物の管理情報を含む付加情報が前記圧縮
    率に基づいて互いに異なった形態でそれぞれの電子著作
    物に埋め込まれていることを特徴とする情報記録媒体。
  5. 【請求項5】 一方の電子著作物の圧縮率が、他方の電
    子著作物の圧縮率に比して低いとき、前記一方の電子著
    作物には前記付加情報がn+1種(n≧1)の形態で埋
    め込まれ、かつ前記他方の電子著作物には前記付加情報
    がn種(n≧1)の形態で埋め込まれることを特徴とす
    る請求項4記載の情報記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記一方の電子著作物には残存強度の相
    互に異なる2種類の付加情報が埋め込まれ、前記他方の
    電子著作物には前記残存強度の相互に異なる2種類の付
    加情報の内の他方に比して残存強度の強い一方の付加情
    報のみが埋め込まれることを特徴とする請求項5記載の
    情報記録媒体。
  7. 【請求項7】 前記残存強度の相互に異なる2種類の付
    加情報のうち、残存強度の強い一方の付加情報は前記一
    方の電子著作物が圧縮されても残存するが前記残存強度
    の弱い他方の付加情報は消去されることを特徴とする請
    求項6記載の情報記録媒体。
  8. 【請求項8】 圧縮率の異なる少なくとも2種類の電子
    著作物の情報信号が記録されている情報記録媒体におい
    て、 前記少なくとも2種類の電子著作物に関する管理情報が
    異なった形態の付加情報としてそれぞれの電子著作物に
    埋め込まれていることを特徴とする情報記録媒体。
  9. 【請求項9】 一方の電子著作物の圧縮率が、他方の電
    子著作物の圧縮率に比して低いとき、前記一方の電子著
    作物には残存強度の相互に異なった付加情報が2種類埋
    め込まれ、前記他方の電子著作物には前記残存強度の相
    互に異なる2種類の付加情報の内の他方に比して残存強
    度の強い一方の付加情報のみが埋め込まれることを特徴
    とする請求項8記載の情報記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記残存強度の相互に異なる2種類の
    付加情報のうち、残存強度の強い一方の付加情報は前記
    一方の電子著作物が圧縮されても残存するが前記残存強
    度の弱い他方の付加情報は消去されることを特徴とする
    請求項9記載の情報記録媒体。
  11. 【請求項11】 情報信号を記録している情報記録媒体
    を作成するための情報記録装置において、 著作権の管理情報を含む付加情報を少なくとも2種類の
    形態で埋め込んだ電子著作物を記録媒体に記録してなる
    ことを特徴とする情報記録装置。
  12. 【請求項12】 前記付加情報の内の一方の形態の付加
    情報を前記電子著作物の情報信号に付加する第1の加算
    手段と、前記第1の加算手段の加算出力に少なくとも他
    方の形態の付加情報を付加する第2の加算手段と、前記
    第2の加算手段の加算出力に符号化及び変調処理を施す
    処理手段と、前記処理手段の処理出力を記録媒体に記録
    する記録実行手段とを備えることを特徴とする11記載
    の情報記録装置。
  13. 【請求項13】 前記少なくとも2種類の形態の内の一
    方の形態の付加情報には、他の形態の付加情報の存在の
    有無を示す情報を入れることを特徴とする請求項12記
    載の情報記録装置。
  14. 【請求項14】 前記一方の形態の付加情報は他方の形
    態の付加情報に比して残存強度が強い付加情報であり、
    この残存強度の強い付加情報に前記他方の形態の付加情
    報の存在の有無を示す情報を入れて前記電子著作物に埋
    め込んで前記記録媒体に記録することを特徴とする請求
    項13記載の情報記録装置。
  15. 【請求項15】 情報信号を記録している情報記録媒体
    を作成するための情報記録方法において、 著作権の管理情報を含む付加情報を少なくとも2種類の
    形態で埋め込んだ電子著作物を記録媒体に記録してなる
    ことを特徴とする情報記録方法。
  16. 【請求項16】 前記付加情報の内の一方の形態の付加
    情報を前記電子著作物の情報信号に付加する第1の加算
    工程、前記第1の加算工程の加算出力に他方の形態の付
    加情報を付加する第2の加算工程と、前記第2の加算工
    程の加算出力に少なくとも符号化及び変調処理を施す処
    理工程と、前記処理工程の処理出力を記録媒体に記録す
    る記録実行工程とを備えることを特徴とする15記載の
    情報記録方法。
  17. 【請求項17】 前記少なくとも2種類の形態の内の一
    方の形態の付加情報には、他の形態の付加情報の存在の
    有無を示す情報を入れることを特徴とする請求項16記
    載の情報記録方法。
  18. 【請求項18】 前記一方の形態の付加情報は他方の形
    態の付加情報に比して残存強度が強い付加情報であり、
    この残存強度の強い付加情報に前記他方の形態の付加情
    報の存在の有無を示す情報を入れて前記電子著作物に埋
    め込んで記録媒体に記録することを特徴とする請求項1
    7記載の情報記録方法。
  19. 【請求項19】 圧縮率の異なる少なくとも2種類の電
    子著作物の情報信号を記録している情報記録媒体を作成
    するための情報記録装置において、 前記電子著作物の圧縮率に基づいて前記電子著作物の管
    理情報を含む少なくとも2種類の形態の付加情報を、前
    記少なくとも2種類の電子著作物に埋め込んで前記情報
    記録媒体を作成することを特徴とする情報記録装置。
  20. 【請求項20】 前記少なくとも2種類の電子著作物の
    内の一方の電子著作物の情報信号に前記一方の形態の付
    加情報を付加する第1の加算手段と、前記第1の加算手
    段の加算出力に前記他方の形態の付加情報を付加する第
    2の加算手段と、前記第2の加算手段の加算出力に少な
    くとも符号化及び変調処理を施す第1の処理手段と、前
    記少なくとも2種類の内の他方の電子著作物の情報信号
    に前記一方の形態の付加情報を付加する第3の加算手段
    と、前記第3の加算手段の加算出力に少なくとも符号化
    及び変調処理を施す第2の処理手段と、前記第1の処理
    手段の第1の処理出力と前記第2の処理手段の第2の処
    理出力を切り換えて記録媒体に記録する記録実行手段と
    を備えることを特徴とする19記載の情報記録装置。
  21. 【請求項21】 前記少なくとも2種類の形態の内の一
    方の形態の付加情報には、他方の形態の付加情報の存在
    の有無を示す情報を入れることを特徴とする請求項20
    記載の情報記録装置。
  22. 【請求項22】 前記一方の形態の付加情報は他方の形
    態の付加情報に比して残存強度が強い付加情報であり、
    この残存強度の強い付加情報に前記他方の形態の付加情
    報の存在の有無を示す情報を入れて前記ディジタル著作
    物に埋め込んで前記情報記録媒体を作成することを特徴
    とする請求項21記載の情報記録装置。
  23. 【請求項23】 圧縮率の異なる少なくとも2種類の電
    子著作物の情報信号を記録して情報記録媒体を作成する
    ための情報記録方法において、 前記電子著作物の圧縮率に基づいて前記電子著作物の管
    理情報を含む少なくとも2種類の形態の付加情報を、前
    記少なくとも2種類の電子著作物に埋め込んで前記情報
    記録媒体を作成することを特徴とする情報記録方法。
  24. 【請求項24】 前記少なくとも2種類の電子著作物の
    内の一方の電子著作物の情報信号に前記一方の形態の付
    加情報を付加する第1の加算工程と、前記第1の加算工
    程の加算出力に前記他方の形態の付加情報を付加する第
    2の加算工程と、前記第2の加算工程の加算出力に少な
    くとも符号化及び変調処理を施す第1の処理工程と、前
    記少なくとも2種類の内の他方の電子著作物の情報信号
    に前記一方の形態の付加情報を付加する第3の加算工程
    と、前記第3の加算工程の加算出力に少なくとも符号化
    及び変調処理を施す第2の処理工程と、前記第1の処理
    工程の第1の処理出力を記録媒体に記録する第1の記録
    実行工程と、前記第2の処理工程の第2の処理出力を記
    録媒体に記録する第2の記録実行工程とを備えることを
    特徴とする請求項23記載の情報記録方法。
  25. 【請求項25】 前記少なくとも2種類の形態の内の一
    方の形態の付加情報には、他の形態の付加情報の存在の
    有無を示す情報を入れることを特徴とする請求項24記
    載の情報記録方法。
  26. 【請求項26】 前記一方の形態の付加情報は他方の形
    態の付加情報に比して残存強度が強い付加情報であり、
    この残存強度の強い付加情報に前記他方の形態の付加情
    報の存在の有無を示す情報を入れて前記電子著作物に埋
    め込んで前記情報記録媒体を作成することを特徴とする
    請求項25記載の情報記録方法。
  27. 【請求項27】 圧縮率の異なる少なくとも2種類の電
    子著作物の情報信号を記録している情報記録媒体を作成
    するための情報記録装置において、 前記少なくとも2種類の電子著作物に関する管理情報を
    異なった形態の付加情報としてそれぞれの電子著作物に
    埋め込んだ情報記録媒体を作成することを特徴とする情
    報記録装置。
  28. 【請求項28】 一方の電子著作物の情報信号に一方の
    形態の付加情報を付加する第1の加算手段と、前記第1
    の加算手段の加算出力に他方の形態の付加情報を付加す
    る第2の加算手段と、前記第2の加算手段の加算出力に
    少なくとも符号化及び変調処理を施す第1の処理手段
    と、他方の電子著作物の情報信号に前記一方の形態の付
    加情報を付加する第3の加算手段と、前記第3の加算手
    段の加算出力に少なくとも符号化及び変調処理を施す第
    2の処理手段と、前記第1の処理手段の第1の処理出力
    と前記第2の処理手段の第2の処理出力を切り換えて記
    録媒体に記録する記録実行手段とを備えることを特徴と
    する請求項27記載の情報記録装置。
  29. 【請求項29】 一方の電子著作物の圧縮率が、他方の
    電子著作物の圧縮率に比して低いとき、前記一方の電子
    著作物には残存強度の相互に異なった付加情報を2種類
    埋め込み、かつ前記他方の電子著作物には前記残存強度
    の相互に異なる2種類の付加情報の内の他方に比して残
    存強度の強い付加情報のみを埋め込んで情報記録媒体を
    作成することを特徴とする請求項28記載の情報記録装
    置。
  30. 【請求項30】 圧縮率の異なる少なくとも2種類の電
    子著作物の情報信号を記録している情報記録媒体を作成
    するための情報記録方法において、 前記少なくとも2種類の電子著作物に関する管理情報を
    異なった形態の付加情報としてそれぞれの電子著作物に
    埋め込んだ電子記録媒体を作成することを特徴とする情
    報記録方法。
  31. 【請求項31】 一方の電子著作物の情報信号に一方の
    形態の付加情報を付加する第1の加算工程と、前記第1
    の加算工程の加算出力に他方の形態の付加情報を付加す
    る第2の加算工程と、前記第2の加算工程の加算出力に
    少なくとも符号化及び変調処理を施す第1の処理工程
    と、前記他方の電子著作物の情報信号に一方の形態の付
    加情報を付加する第3の加算工程と、前記第3の加算工
    程の加算出力に少なくとも符号化及び変調処理を施す第
    2の処理工程と、前記第1の処理工程の第1の処理出力
    を記録媒体に記録する第1の記録実行工程と、前記第2
    の処理工程の第2の処理出力を記録媒体に記録する第2
    の記録実行工程とを備えることを特徴とする請求項30
    記載の情報記録方法。
  32. 【請求項32】 一方の電子著作物の圧縮率が、他方の
    電子著作物の圧縮率に比して低いとき、前記一方の電子
    著作物には残存強度の相互に異なった付加情報を2種類
    埋め込み、かつ前記他方の電子著作物には前記残存強度
    の相互に異なる2種類の付加情報の内の他方に比して残
    存強度の強い付加情報のみを埋め込んで情報記録媒体を
    作成することを特徴とする請求項31記載の情報記録方
    法。
  33. 【請求項33】 著作権を発生させる電子著作物の情報
    信号を再生する情報再生装置において、 前記電子著作物の情報信号に埋め込まれている前記電子
    著作物に関する少なくとも2種類の形態の付加情報を検
    出し、それら付加情報の検出結果を判断して前記電子著
    作物の再生処理を制御することを特徴とする情報再生装
    置。
  34. 【請求項34】 前記少なくとも2種類の形態の内の一
    方の形態の付加情報を検出する第1の付加情報検出手段
    と、 前記少なくとも2種類の形態の内の他方の形態の付加情
    報を検出する第2の付加情報検出手段と、 前記第1の付加情報検出手段からの付加情報検出と、前
    記第2の付加情報検出手段からの付加情報検出結果を判
    断し、前記電子著作物の情報信号の再生処理を制御する
    判断手段とを備えることを特徴とする請求項33記載の
    情報再生装置。
  35. 【請求項35】 前記一方の形態の付加情報は他方の形
    態の付加情報に比して残存強度が強い付加情報であり、
    この残存強度の強い付加情報に入っている前記他方の形
    態の付加情報の存在の有無に関する情報に基づいて前記
    電子著作物を再生することを特徴とする請求項34記載
    の情報再生装置。
  36. 【請求項36】 前記判断手段は、前記残存強度の強い
    付加情報に入っている前記他方の形態の付加情報の存在
    の有無を示す情報から、前記電子著作物の情報信号が圧
    縮されてか否かを判断することを特徴とする請求項35
    記載の情報再生装置。
  37. 【請求項37】 著作権を発生させる電子著作物の情報
    信号を再生するための情報再生方法において、 前記電子著作物の情報信号に埋め込まれている前記電子
    著作物に関する少なくとも2種類の形態の付加情報を検
    出し、それら付加情報の検出結果に基づいて前記電子著
    作物の再生制御を判断することを特徴とする情報再生方
    法。
  38. 【請求項38】 前記少なくとも2種類の形態の内の一
    方の形態の付加情報を検出する第1の付加情報検出工程
    と、 前記少なくとも2種類の形態の内の他方の形態の付加情
    報を検出する第2の付加情報検出工程と、 前記第1の付加情報検出工程からの付加情報検出結果
    と、前記第2の付加情報検出工程からの付加情報検出結
    果とを判断し、前記電子著作物の再生処理を制御する判
    断工程とを備えることを特徴とする請求項37記載の情
    報再生方法。
  39. 【請求項39】 前記一方の形態の付加情報は他方の形
    態の付加情報に比して残存強度が強い付加情報であり、
    この残存強度の強い付加情報に入っている前記他方の形
    態の付加情報の存在の有無を示す情報に基づいて前記電
    子著作物を再生することを特徴とする請求項38記載の
    情報再生方法。
  40. 【請求項40】 前記判断工程は、前記残存強度の強い
    付加情報に入っている前記他方の形態の付加情報の存在
    の有無を示す情報から、前記電子著作物が圧縮されてい
    たか否かを判断することを特徴とする請求項39記載の
    情報再生方法。
  41. 【請求項41】 圧縮率の異なる少なくとも2種類の電
    子著作物の情報信号をを再生する情報再生装置におい
    て、 前記電子著作物の圧縮率に基づいた前記電子著作物の管
    理情報を含む少なくとも2種類の形態の付加情報を、前
    記少なくとも2種類の電子著作物の情報信号から検出
    し、それら付加情報の検出結果を判断して、前記電子著
    作物の再生処理を制御することを特徴とする情報再生装
    置。
  42. 【請求項42】 前記少なくとも2種類の形態の内の一
    方の形態の付加情報を検出する第1の付加情報検出手段
    と、 前記少なくとも2種類の形態の内の他方の形態の付加情
    報を検出する第2の付加情報検出手段と、 前記第1の付加情報検出手段からの付加情報検出結果
    と、前記第2の付加情報検出手段からの付加情報検出結
    果とを判断し、前記電子著作物の再生処理を制御する判
    断手段とを備えることを特徴とする請求項41記載の情
    報再生装置。
  43. 【請求項43】 一方の電子著作物の圧縮率が、他方の
    電子著作物の圧縮率に比して低いとき、前記一方の電子
    著作物の情報信号には前記付加情報がn+1種(n≧
    1)の形態で埋め込まれ、かつ前記他方の電子著作物の
    情報信号には前記付加情報がn種(n≧1)の形態で埋
    め込まれている情報記録媒体から前記電子著作物の情報
    信号を再生することを特徴とする請求項41記載の情報
    再生装置。
  44. 【請求項44】 前記情報記録媒体上の前記一方の電子
    著作物の情報信号には残存強度の相互に異なる2種類の
    付加情報が埋め込まれ、前記他方の電子著作物の情報信
    号には前記残存強度の相互に異なる2種類の付加情報の
    内の他方に比して残存強度の強い付加情報が埋め込まれ
    ることを特徴とする請求項43記載の情報再生装置。
  45. 【請求項45】 一方の電子著作物の情報信号が圧縮さ
    れて入力されると、前記残存強度の相互に異なる2種類
    の付加情報のうち、残存強度の強い付加情報は残存する
    が残存強度の弱い付加情報は消去されていることを特徴
    とする請求項44記載の情報再生装置。
  46. 【請求項46】 相互に圧縮率の異なる少なくとも2種
    類の電子著作物の情報信号を再生するための情報再生方
    法において、 前記電子著作物の圧縮率に基づいた前記電子著作物の管
    理情報を含む少なくとも2種類の形態の付加情報を、前
    記少なくとも2種類の電子著作物の情報信号から検出
    し、それら付加情報の検出結果を判断して前記電子著作
    物の再生処理を制御することを特徴とする情報再生方
    法。
  47. 【請求項47】 前記少なくとも2種類の形態の内の一
    方の形態の付加情報を検出する第1の付加情報検出工程
    と、 前記少なくとも2種類の形態の内の他方の形態の付加情
    報を検出する第2の付加情報検出工程と、 前記第1の付加情報検出工程からの付加情報検出結果
    と、前記第2の付加情報検出工程からの付加情報検出結
    果とを判断し、その判断結果から前記電子著作物の再生
    処理を制御する判断工程とを備えることを特徴とする請
    求項46記載の情報再生方法。
  48. 【請求項48】 一方の電子著作物の圧縮率が、他方の
    電子著作物の圧縮率に比して低いとき、前記一方の電子
    著作物には前記付加情報がn+1種(n≧1)の形態で
    埋め込まれ、かつ前記他方の電子著作物には前記付加情
    報がn種(n≧1)の形態で埋め込まれている情報記録
    媒体から前記電子著作物の情報信号を再生することを特
    徴とする請求項46記載の情報再生方法。
  49. 【請求項49】 前記情報記録媒体上の前記一方の電子
    著作物には残存強度の相互に異なる2種類の付加情報が
    埋め込まれ、前記他方の電子著作物には前記残存強度の
    相互に異なる2種類の付加情報の内の他方に比して残存
    強度の強い付加情報が埋め込まれることを特徴とする請
    求項48記載の情報再生方法。
  50. 【請求項50】 一方の電子著作物の情報信号が圧縮さ
    れて入力されると、前記残存強度の相互に異なる2種類
    の付加情報のうち、残存強度の強い付加情報は残存する
    が残存強度の弱い付加情報は消去されていることを特徴
    とする請求項49記載の情報再生方法。
  51. 【請求項51】 圧縮率の異なる少なくとも2種類の電
    子著作物の情報信号を再生する情報再生装置において、 前記少なくとも2種類の電子著作物に関する、異なった
    形態の管理情報を含む付加情報を、それぞれの電子著作
    物から検出し、それら付加情報の検出結果を判断して前
    記電子著作物の再生処理を制御することを特徴とする情
    報再生装置。
  52. 【請求項52】 一方の電子著作物の圧縮率が、他方の
    電子著作物の圧縮率に比して低いとき、前記一方の電子
    著作物には残存強度の相互に異なった付加情報が2種類
    埋め込まれ、かつ前記他方の電子著作物には前記残存強
    度の相互に異なる2種類の付加情報の内の他方に比して
    残存強度の強い付加情報のみが埋め込まれる少なくとも
    2種類の電子著作物の情報信号を再生することを特徴と
    する請求項51記載の情報再生装置。
  53. 【請求項53】 前記少なくとも2種類の形態の内の一
    方の形態の付加情報を検出する第1の付加情報検出手段
    と、 前記少なくとも2種類の形態の内の他方の形態の付加情
    報を検出する第2の付加情報検出手段と、 前記第1の付加情報検出手段からの付加情報検出結果
    と、前記第2の付加情報検出手段からの付加情報検出結
    果とを判断し、その判断結果に基づいて前記電子著作物
    の再生処理を制御する判断手段とを備えることを特徴と
    する請求項52記載の情報再生装置。
  54. 【請求項54】 前記判断手段は、前記残存強度の強い
    付加情報に入っている前記他方の形態の付加情報の存在
    の有無を示す情報から、前記電子著作物が圧縮されたか
    否かを判断することを特徴とする請求項53記載の情報
    再生装置。
  55. 【請求項55】 圧縮率の異なる少なくとも2種類の電
    子著作物の情報信号を再生するための情報再生方法にお
    いて、 前記少なくとも2種類の電子著作物に関する、異なった
    形態の管理情報を含む付加情報を、それぞれの電子著作
    物から検出し、それら付加情報の検出結果を判断して、
    前記電子著作物の再生処理を制御することを特徴とする
    情報再生方法。
  56. 【請求項56】 一方の電子著作物の圧縮率が、他方の
    電子著作物の圧縮率に比して低いとき、前記一方の電子
    著作物には残存強度の相互に異なった付加情報が2種類
    埋め込まれ、かつ前記他方の電子著作物には前記残存強
    度の相互に異なる2種類の付加情報の内の他方に比して
    残存強度の強い付加情報のみが埋め込まれる情報記録媒
    体から少なくとも2種類の電子著作物の情報信号を再生
    することを特徴とする請求項55記載の情報再生方法。
  57. 【請求項57】 前記少なくとも2種類の形態の内の一
    方の形態の付加情報を検出する第1の付加情報検出工程
    と、 前記少なくとも2種類の形態の内の他方の形態の付加情
    報を検出する第2の付加情報検出工程と、 前記第1の付加情報検出工程からの付加情報検出結果
    と、前記第2の付加情報検出工程からの付加情報検出結
    果とを判断し、この判断結果に基づいて前記電子著作物
    の再生処理を制御する判断工程とを備えることを特徴と
    する請求項55記載の情報再生方法。
  58. 【請求項58】 前記判断工程は、前記残存強度の強い
    付加情報に入っている前記他方の形態の付加情報の存在
    の有無を示す情報から、前記電子著作物の情報信号が圧
    縮されたか否かを判断することを特徴とする請求項57
    記載の情報再生方法。
  59. 【請求項59】 著作権を発生させる電子著作物を記録
    媒体に記録するための制御を行う情報記録制御装置にお
    いて、 前記電子著作物に埋め込まれている前記電子著作物に関
    する少なくとも2種類の形態の付加情報を検出し、それ
    ら付加情報の検出結果に基づいて前記電子著作物の記録
    処理を制御することを特徴とする情報記録制御装置。
  60. 【請求項60】 前記少なくとも2種類の形態の内の一
    方の形態の付加情報を検出する第1の付加情報検出手段
    と、 前記少なくとも2種類の形態の内の他方の形態の付加情
    報を検出する第2の付加情報検出手段と、 前記第1の付加情報検出手段からの付加情報検出結果
    と、前記第2の付加情報検出手段からの付加情報検出結
    果を判断し、その判断結果から前記電子著作物の記録処
    理を制御する判断手段とを備えることを特徴とする請求
    項59記載の情報記録制御装置。
  61. 【請求項61】 前記一方の形態の付加情報は他方の形
    態の付加情報に比して残存強度が強い付加情報であり、
    この残存強度の強い付加情報に入っている前記他方の形
    態の付加情報の存在の有無を示す情報に基づいて前記電
    子著作物を他の記録媒体に記録するための処理を制御す
    る特徴とする請求項60記載の情報記録制御装置。
  62. 【請求項62】 前記判断手段は、前記残存強度の強い
    付加情報に入っている前記他方の形態の付加情報の存在
    の有無を示す情報から、前記電子著作物が圧縮されてい
    たか否かを判断することを特徴とする請求項61記載の
    情報記録制御装置。
  63. 【請求項63】 著作権を発生させる電子著作物を記録
    媒体に記録するための処理を制御する情報記録制御方法
    において、 前記電子著作物に埋め込まれている前記電子著作物に関
    する少なくとも2種類の形態の付加情報を検出し、それ
    ら付加情報の検出結果を判断して前記電子著作物の記録
    処理を制御することを特徴とする情報記録制御方法。
  64. 【請求項64】 前記少なくとも2種類の形態の内の一
    方の形態の付加情報を検出する第1の付加情報検出工程
    と、 前記少なくとも2種類の形態の内の他方の形態の付加情
    報を検出する第2の付加情報検出工程と、 前記第1の付加情報検出工程からの付加情報検出結果
    と、前記第2の付加情報検出工程からの付加情報検出結
    果とを判断し、その判断結果から前記電子著作物の記録
    処理を制御する判断工程とを備えることを特徴とする請
    求項63記載の情報記録制御方法。
  65. 【請求項65】 前記一方の形態の付加情報は他方の形
    態の付加情報に比して残存強度が強い付加情報であり、
    この残存強度の強い付加情報に入っている前記他方の形
    態の付加情報の存在の有無を示す情報に基づいて前記電
    子著作物を記録媒体に記録する処理を制御することを特
    徴とする請求項64記載の情報記録制御方法。
  66. 【請求項66】 前記判断工程は、前記残存強度の強い
    付加情報に入っている前記他方の形態の付加情報の存在
    の有無を示す情報から、前記電子著作物が圧縮されてか
    否かを判断することを特徴とする請求項65記載の情報
    記録制御方法。
  67. 【請求項67】 圧縮率の異なる少なくとも2種類の電
    子著作物を記録媒体に記録するための処理を制御する情
    報記録制御装置において、 前記電子著作物の圧縮率に基づいた前記電子著作物の管
    理情報を含む少なくとも2種類の形態の付加情報を、前
    記少なくとも2種類の電子著作物から検出し、それら付
    加情報の検出結果を判断し、その判断結果に基づいて前
    記電子著作物の記録処理を制御することを特徴とする情
    報記録制御装置。
  68. 【請求項68】 前記少なくとも2種類の形態の内の一
    方の形態の付加情報を検出する第1の付加情報検出手段
    と、 前記少なくとも2種類の形態の内の他方の形態の付加情
    報を検出する第2の付加情報検出手段と、 前記第1の付加情報検出手段からの付加情報検出結果
    と、前記第2の付加情報検出手段からの付加情報検出結
    果とを判断し、その判断結果から前記電子著作物の記録
    処理を制御する判断手段とを備えることを特徴とする請
    求項67記載の情報記録制御装置。
  69. 【請求項69】 一方の電子著作物の圧縮率が、他方の
    電子著作物の圧縮率に比して低いとき、前記一方の電子
    著作物には前記付加情報がn+1種(n≧1)の形態で
    埋め込まれ、かつ前記他方の電子著作物には前記付加情
    報がn種(n≧1)の形態で埋め込まれている情報記録
    媒体から前記電子著作物を再生し、再生した前記電子著
    作物を他の記録媒体に記録する処理を制御することを特
    徴とする請求項67記載の情報記録制御装置。
  70. 【請求項70】 圧縮率の異なる少なくとも2種類の電
    子著作物を記録媒体に記録するために使われる情報記録
    制御方法において、 前記電子著作物の圧縮率に基づいた前記電子著作物の管
    理情報を含む少なくとも2種類の形態の付加情報を、前
    記少なくとも2種類の電子著作物から検出し、それら付
    加情報の検出結果を判断し、その判断結果に基づいて前
    記電子著作物の記録処理を制御することを特徴とする情
    報記録制御方法。
  71. 【請求項71】 前記少なくとも2種類の形態の内の一
    方の形態の付加情報を検出する第1の付加情報検出工程
    と、 前記少なくとも2種類の形態の内の他方の形態の付加情
    報を検出する第2の付加情報検出工程と、 前記第1の付加情報検出工程からの付加情報検出結果
    と、前記第2の付加情報検出工程からの付加情報検出結
    果とを判断し、その判断結果から前記電子著作物の記録
    処理を制御する判断工程とを備えることを特徴とする請
    求項70記載の情報記録制御方法。
  72. 【請求項72】 一方の電子著作物の圧縮率が、他方の
    電子著作物の圧縮率に比して低いとき、前記一方の電子
    著作物には前記付加情報がn+1種(n≧1)の形態で
    埋め込まれ、かつ前記他方の電子著作物には前記付加情
    報がn種(n≧1)の形態で埋め込まれている情報記録
    媒体から前記電子著作物を再生し、再生した前記電子著
    作物を他の記録媒体に記録するために使われることを特
    徴とする請求項70記載の情報記録制御方法。
  73. 【請求項73】 圧縮率の異なる少なくとも2種類の電
    子著作物を他の記録媒体に記録する処理を制御する情報
    記録制御装置において、 前記少なくとも2種類の電子著作物に関する、異なった
    形態の管理情報を含む付加情報を、それぞれの電子著作
    物から検出し、それら付加情報の検出結果を判断し、そ
    の判断結果に基づいて前記電子著作物の記録処理を制御
    することを特徴とする情報記録制御装置。
  74. 【請求項74】 一方の電子著作物の圧縮率が、他方の
    電子著作物の圧縮率に比して低いとき、前記一方の電子
    著作物には残存強度の相互に異なった付加情報が2種類
    埋め込まれ、かつ前記他方の電子著作物には前記残存強
    度の相互に異なる2種類の付加情報の内の他方に比して
    残存強度の強い付加情報のみが埋め込まれる情報記録媒
    体を再生し、再生した情報信号を他の記録媒体に記録す
    る処理を制御することを特徴とする請求項73記載の情
    報記録制御装置。
  75. 【請求項75】 前記少なくとも2種類の形態の内の一
    方の形態の付加情報を検出する第1の付加情報検出手段
    と、 前記少なくとも2種類の形態の内の他方の形態の付加情
    報を検出する第2の付加情報検出手段と、 前記第1の付加情報検出手段からの付加情報検出結果
    と、前記第2の付加情報検出手段からの付加情報検出結
    果とを判断し、その判断結果から前記電子著作物記録処
    理を制御する判断手段とを備えることを特徴とする請求
    項73記載の情報記録制御装置。
  76. 【請求項76】 前記判断工程は、前記残存強度の強い
    付加情報に入っている前記他方の形態の付加情報の存在
    の有無を示す情報から、前記電子著作物が圧縮されたか
    否かを判断することを特徴とする請求項75記載の情報
    記録制御装置。
  77. 【請求項77】 圧縮率の異なる少なくとも2種類の電
    子著作物を記録媒体に記録する処理を制御する情報記録
    制御方法において、 前記少なくとも2種類の電子著作物に関する、異なった
    形態の管理情報を含む付加情報を、それぞれの電子著作
    物から検出し、それら付加情報の検出結果を判断し、そ
    の判断結果に基づいて前記電子著作物の記録処理を制御
    することを特徴とする情報記録制御方法。
  78. 【請求項78】 一方の電子著作物の圧縮率が、他方の
    電子著作物の圧縮率に比して低いとき、前記一方の電子
    著作物には残存強度の相互に異なった付加情報が2種類
    埋め込まれ、かつ前記他方の電子著作物には前記残存強
    度の相互に異なる2種類の付加情報の内の他方に比して
    残存強度の強い付加情報のみが埋め込まれる情報記録媒
    体を再生し、再生した電子著作物の情報信号を他の記録
    媒体に記録する処理を制御することを特徴とする請求項
    77記載の情報記録制御方法。
  79. 【請求項79】 前記少なくとも2種類の形態の内の一
    方の形態の付加情報を検出する第1の付加情報検出工程
    と、 前記少なくとも2種類の形態の内の他方の形態の付加情
    報を検出する第2の付加情報検出工程と、 前記第1の付加情報検出工程からの付加情報検出結果
    と、前記第2の付加情報検出工程からの付加情報検出結
    果とを判断し、その判断結果に基づいて前記電子著作物
    の記録処理を制御する判断工程とを備えることを特徴と
    する請求項77記載の情報記録制御方法。
  80. 【請求項80】 前記判断工程は、前記残存強度の強い
    付加情報に入っている前記他方の形態の付加情報の存在
    の有無を示す情報から、前記電子著作物が圧縮されたか
    否かを判断することを特徴とする請求項79記載の情報
    記録制御方法。
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