JP2002314749A - ネットワークデバイス制御装置及び文書入力装置及び分散処理システム - Google Patents

ネットワークデバイス制御装置及び文書入力装置及び分散処理システム

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JP2002314749A
JP2002314749A JP2001117368A JP2001117368A JP2002314749A JP 2002314749 A JP2002314749 A JP 2002314749A JP 2001117368 A JP2001117368 A JP 2001117368A JP 2001117368 A JP2001117368 A JP 2001117368A JP 2002314749 A JP2002314749 A JP 2002314749A
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JP2001117368A
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Jun Miyajima
純 宮嶋
Masahito Yamamoto
雅仁 山本
Katsuhiko Hara
勝彦 原
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ネットワークデバイスを利用してリモートコピ
ーを行う場合に、ネットワークトラフィックを低減させ
る。 【解決手段】コンピュータ13は、画像入出力装置12
−1にドキュメントスタブドライバを要求し(S160
5)、獲得したドキュメントスタブドライバを画像入出
力装置12−2から使用可能にさせる(S1610)。
画像入出力装置12−2は、ドキュメントスタブドライ
バにより文書を読み込ませ(S1611)、それを送信
させる(S1615)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば通信ネット
ワークなどにより接続されて複合機能を提供する、例え
ば画像入力デバイスと画像出力デバイス等のネットワー
クデバイス制御装置及び画像等を入力する文書入力装置
及び分散処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、イメージスキャナやデジタルカメ
ラ、ファクシミリ受信装置等の入力装置とプリンタやフ
ァクシミリ送信装置等の出力装置などの単機能装置を互
いにネットワーク接続し、これら単機能装置の機能を組
み合わせた複合機能を提供する分散型の文書処理システ
ムの開発研究が盛んに行なわれている。また、単一の筐
体内に複数の上記単機能装置の機能を統合したいわゆる
マルチファンクションプロダクト(MFP)においても
同様に、その内部の単機能を切り出してネットワークを
介し、他の装置の機能と組み合わせることで、種々の複
合機能を適宜実現することが求められ、分散型文書処理
システムの開発研究が盛んに行なわれている。ネットワ
ークに分散した情報処理装置間に跨った機能の提供を容
易にするためのプログラミングモデルとしてリモートプ
ロシージャコール(RPC)や分散オブジェクトの技術
が広く知られている。分散オブジェクトは、オブジェク
ト指向のソフトウェアモデルを分散システムに拡張した
ものであり、あるネットワークノード上のオブジェクト
が同一ノード上のオブジェクトの操作を呼び出す手順と
同等の手順によって(透過に)他のネットワークノード
上のオブジェクトの操作の呼び出しを可能とするもので
ある。
【0003】文書入力や文書出力を含む文書処理におい
ても、分散オブジェクト技術を適用することで複数の機
能の柔軟な連係を達成することが期待されている。純粋
な計算などの情報処理の分散処理以外も視野におさめた
分散オブジェクトに基づくシステムの提案は、例えばS
unによるJavaの応用であるJINIやObjec
t Management Group(OMG)によ
るCORBAの一環としての提案等の中に見ることがで
きる。ネットワークに接続された文書処理のための各種
装置群が分散オブジェクトにより制御可能となれば、所
定のインタフェースに基づくオブジェクトを提供する各
種装置を可換に組み合わせる柔軟なクライアントアプリ
ケーションを容易に記述することが可能となる。また、
オブジェクトを操作するためのインタフェースを動的に
問い合わせることや、あるいは、遠隔地にあり実際にサ
ービスを提供するサーバオブジェクトとの通信を隠蔽す
るスタブオブジェクト(あるいは代理オブジェクト)を
動的にダウンロードすることで、装置の拡張等に伴う制
御インタフェースの変更に対応可能なクライアントアプ
リケーションを容易に記述することもできる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例は、クライアントアプリケーションの動作環境上で文
書処理装置の動作を組合せるために以下に述べるような
問題があった。
【0005】すなわち、ネットワーク接続された単機能
および複合機能の文書処理装置を組み合わせて必要な組
合せ機能を実現するクライアントアプリケーションを記
述する場合であって、例えば文書入力装置である画像ス
キャナと文書出力装置である画像プリンタとを組み合わ
せてネットワーク分散型の複写装置を実現する場合、ク
ライアントアプリケーションは、画像スキャナのスキャ
ン操作を呼び出して一般に大量のデータ量となる原稿画
像の画像データを取得し、次に画像プリンタのプリント
操作を呼び出して、スキャナから取得した画像データを
プリンタに渡す手続きをとることになる。これは様々な
文書処理装置を汎用的に組み合わせることを実現するた
めに必要であるが、次のような場合には冗長な処理であ
る。
【0006】すなわち、プリンタのエラーやプリンタへ
の出力権限が認められなかった場合などのように、原稿
画像データが実際には使われなかった場合にはネットワ
ーク上に無駄なトラフィックを増やし、またクライアン
トの動作環境の記憶領域を無駄に占有するという問題が
あった。またすなわち、クライアントアプリケーション
から見るとオブジェクトがどのネットワークノードに存
在するかを意識せずにアプリケーションを記述できるこ
とは長所である反面、たとえひとつの複合装置のスキャ
ナとプリンタを組み合わせて動作させる場合であって
も、複合装置からクライアントアプリケーションへ、ま
た、クライアントアプリケーションから複合装置への2
回、画像データの転送を行なうことになる。一般に同一
筐体にスキャナとプリンタを内蔵する装置では、原稿画
像を複写するコピー機能に関してローカルな専用バスを
持つなど、極めて高度な最適化が行なわれているが、こ
の性能が発揮されないという性能的な問題がある。
【0007】また、多大なネットワークトラフィックを
発生する大容量の画像データ転送を行なうことになり、
さらにクライアントの動作環境の大量の記憶領域を一定
時間、画像データの蓄積のために無駄に占有するという
問題があった。
【0008】また、同一筐体にスキャナとプリンタを内
蔵する装置、あるいはあらかじめ帯域保証されたネット
ワークを介して同期的に動作するように設計されたスキ
ャナ装置とプリンタ装置では、さらに原稿画像を複写す
るコピー機能に関して原稿読み取り部と画像出力部の同
期処理を行なうことにより、読みとった原稿画像データ
を一時格納するために必要な装置上の記憶容量を削減し
ている場合があるが、クライアントアプリケーションが
装置に統一的にアクセスするためのインタフェースにお
いてはこのメモリ効率の最適化を活用することはでき
ず、文書処理装置に大容量の記憶領域を確保しなければ
ならないというコスト的な問題があった。
【0009】本発明は上記の問題を解決するためになさ
れたものであり、本発明の第1の目的は、大量のデータ
転送を可能な限り避け、通信トラフィックを下げて効率
的なネットワーク利用を可能とするネットワークデバイ
ス及び画像入出力システム及びそれらの制御方法を提供
することにある。
【0010】また本発明の第2の目的は、同一ネットワ
ークデバイスにより提供される入力機能と出力機能とを
組み合わせて画像入出力を行う場合には、同一デバイス
ゆえに実現可能な最適化処理を、そのデバイスの利用
者、例えばクライアントアプリケーションなどによる特
別な操作なしに、ネットワークデバイスにより提供され
る機能の組み合わせの柔軟性や拡張性などを損ねずに達
成するネットワークデバイス及び画像入出力システム及
びそれらの制御方法を提供することにある。
【0011】また本発明の第3の目的は、帯域保証型の
ネットワークを介してデータの同期転送が可能な画像入
力装置と画像出力装置とを組合せた場合、そのデバイス
の利用者、例えばクライアントアプリケーションなどに
よる特別な操作なしに、同期処理による最適化を実現す
るネットワークデバイス及び画像入出力システム及びそ
れらの制御方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は次のような構成からなる。
【0013】文書を読み込んで指定された宛先に送信す
る文書サービスモジュールを有する第1のデバイスと、
前記文書サービスモジュールを前記第1のデバイスから
獲得し、前記第1のデバイスを使用する第2のデバイス
に前記文書サービスモジュールを送信する制御手段とを
備え、前記第2のデバイスは、前記文書サービスモジュ
ールを実行することで前記第1のデバイスにより文書を
読み込ませ、当該第2のデバイスに送信させる。
【0014】さらに好ましくは、前記第1のデバイスは
文書入力デバイスであり、前記第2のデバイスは文書出
力デバイスであり、ともに前記制御手段とネットワーク
で接続される。
【0015】さらに好ましくは、前記第1のデバイスが
有するドライバモジュールに関する情報を管理する管理
手段をさらに備え、前記制御手段は、前記管理手段によ
り管理される情報を参照して、前記第1のデバイスから
そのドライバモジュールを獲得する。
【0016】さらに好ましくは、前記第1のデバイス
は、それが前記管理手段と接続された場合に、前記管理
手段に対してそれが有するドライバモジュールに関する
情報を送信する。
【0017】あるいは文書データを入力するデータ入力
手段と、文書データの入力を指示する入力要求を受信す
る文書データ入力要求受信手段と、入力した文書データ
を送信する文書データ送信手段を有するネットワーク接
続された文書入力装置において、前記受信した文書デー
タ入力処理要求を一意に特定し再現するのに十分な識別
情報を記憶し、前記要求によって入力されるべき文書に
適用できる文書制御操作を実装した文書サービスオブジ
ェクトを生成する文書サービスオブジェクト生成手段
と、生成した前記文書サービスオブジェクトと相互通信
し遠隔地から前記文書サービスへの文書制御操作要求を
仲介する代理文書サービスオブジェクトを生成する代理
文書サービスオブジェクト生成手段と、生成した前気代
理文書サービスオブジェクトを前記入力要求の要求元に
送信する代理文書サービスオブジェクト送信手段と、代
理文書サービスオブジェクトからの通信によって伝えら
れる文書サービスへの一連の文書制御操作要求を文書サ
ービスオブジェクトに対する一連の文書制御操作に変換
するオブジェクト要求ブローカ手段とを備え、前記文書
サービスオブジェクトは、前記文書サービスオブジェク
トが備える前記文書制御操作のうち、実際に文書データ
の入力処理を行なわなければ実現不能な操作が要求され
るまで実際の文書データ入力処理を遅延し、実データが
必須な操作を初めて実現する際に文書の入力を行なう。
【0018】さらに好ましくは、さらに前記文書データ
送信手段は帯域保証型のネットワークを介し、文書デー
タを必要とする宛先に対して文書データのストリーミン
グ送信を行ない、前記文書サービスオブジェクトは、前
記文書サービスオブジェクトが備える前記文書制御操作
のうち、文書データの送信要求を受信した際に、文書の
入力処理と前記ストリーミングによるデータ送信とを同
期的に行なう。
【0019】さらに好ましくは、さらに文書データを出
力する文書データ出力手段と、前記文書データ入力から
文書データ出力装置への最適化されたデータ転送を行な
う直結データ転送手段とを備え、前記文書サービスオブ
ジェクトは、前記文書サービスオブジェクトが備える前
記文書制御操作のうち、実際に文書データの入力処理を
行なわなければ実現不能な操作が初めて要求された際
に、該要求が前記文書データ出力手段へのデータ送信で
ある場合には、前記直結データ転送手段を用いたデータ
転送を行なう。
【0020】さらに好ましくは、前記文書データ入力手
段は画像スキャナであり、入力文書の実データが必要と
されるまで画像読み取り動作を遅延する。
【0021】さらに好ましくは、前記文書データ出力手
段は画像プリンタである。
【0022】さらに好ましくは、前記文書データ入力手
段は画像スキャナであり、前記文書データ出力手段は画
像プリンタであり、前記直結データ転送手段は前記画像
スキャナと前記画像プリンタの間でクロック同期したロ
ーカルバスである。
【0023】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]図1は本発明
の第1の実施形態のネットワークシステムを示す図であ
る。
【0024】同図において、ネットワーク11にはJa
vaやCORBAといった分散オブジェクト環境に対応
している2台の画像入出力装置12−1、12−2とク
ライアントコンピュータ13、サービスドライバサーバ
コンピュータ14が接続されている。
【0025】分散オブジェクト環境対応画像入出力装置
12−1と12−2はそれぞれのデータをネットワーク
11を介して転送することができる。また、クライアン
トコンピュータ13から分散オブジェクト環境対応画像
入出力装置12−1と12−2をそれぞれ遠隔操作を行
えるようになっている。
【0026】ドライバサーバー14はクライアントコン
ピュータ13から分散オブジェクト環境対応画像入出力
装置12を遠隔操作するために必要なドライバが登録さ
れている。
【0027】図2は図1の分散オブジェクト環境対応画
像入出力装置12の構成を示すブロック図である。
【0028】同図において、リーダ部1は原稿の画像を
読み取り、原稿画像に応じた画像データを画像入出力制
御部3へ出力する。プリンタ部2は画像入出力制御部3
からの画像データに応じた画像を記録紙上に記録する。
画像入出力制御部3はリーダ部1およびプリンタ部2に
接続されており、ファクシミリ部4、ストレージ部5、
コンピュータインターフェイス部7、RIP(Rast
er Image Processor)部8、操作部
9、コア部10などからなる。
【0029】ファクシミリ部4は電話回線を介して受信
した圧縮画像データを伸長して、伸長された画像データ
をコア部10へ転送し、又、コア部10から転送された
画像データを圧縮して、圧縮された圧縮画像データを電
話回線を介して送信する。送受信する画像データは、ス
トレージ部5に接続されたハードディスク6中に一時的
に保存することができる。
【0030】ストレージ部5にはハードディスク6が接
続されており、ストレージ部5はコア部10から転送さ
れた画像データを圧縮し、その画像データを検索するた
めのID番号とともにハードディスク6に記憶させる。
又、ストレージ部5はコア部10を介して転送されたコ
ードデータに基づいてハードディスク6に記憶されてい
る圧縮画像データを検索し、検索された圧縮画像データ
を読み出して伸長し、伸長された画像データをコア部1
0へ転送する。
【0031】コンピュータインターフェイス部7は、ネ
ットワーク11とコア部10の間のインターフェイスで
あり、クライアントコンピュータ13や他の分散オブジ
ェクト環境対応画像入出力装置12とのデータのやり取
りを行う。
【0032】RIP部8はネットワーク11から転送さ
れた画像を表すコードデータ(PDL)をプリンタ部2
で記録できる画像データに展開するものである。
【0033】操作部9はタッチパネルディスプレイとハ
ードキーを備え、ユーザーインターフェースにより、本
分散オブジェクト環境対応画像入出力装置への動作指示
や動作設定等を行うものである。
【0034】コア部10については後述するが、コア部
10はリーダ部1、プリンタ部2、ファクシミリ部4、
ストレージ部5、コンピュータインターフェイス部7、
RIP部8、操作部9のそれぞれの間のデータの流れを
制御するものである。
【0035】図3はリーダ部1及びプリンタ部2の断面
図である。リーダ部1の原稿給送装置101は原稿を先
頭順に1枚ずつプラテンガラス102上へ給送し、原稿
の読み取り動作終了後、プラテンガラス102上の原稿
を排出するものである。原稿がプラテンガラス102上
に搬送されると、ランプ103を点灯し、そしてスキャ
ナユニット104の移動を開始させて、原稿を露光走査
する。この時の原稿からの反射光は、ミラー105、1
06、107、及びレンズ108によってCCDイメー
ジセンサ(以下CCDという)109へ導かれる。この
ように、走査された原稿の画像はCCD109によって
読み取られる。CCD109から出力される画像データ
は、所定の処理が施された後、画像入出力制御部3のコ
ア部10へ転送される。
【0036】プリンタ部2のレーザドライバ221はレ
ーザ発光部201を駆動するものであり、画像入出力制
御部3のコア部10から出力された画像データに応じた
レーザ光をレーザ発光部201に発光させる。このレー
ザ光は感光ドラム202に照射され、感光ドラム202
にはレーザ光に応じた潜像が形成される。この感光ドラ
ム202の潜像の部分には現像器203によって現像剤
が付着される。そして、レーザ光の照射開始と同期した
タイミングで、カセット204及びカセット205のい
ずれかから記録紙を給紙して転写部206へ搬送し、感
光ドラム202に付着された現像剤を記録紙に転写す
る。現像剤の乗った記録紙は定着部207に搬送され、
定着部207の熱と圧力により現像剤は記像紙に定着さ
れる。定着部207を通過した記録紙は排出ローラ20
8によって排出され、フィニッシャー220は排出され
た記録紙を束ねて記録紙の仕分けをしたり、仕分けされ
た記録紙のステイプルを行う。また、両面記録が設定さ
れている場合は、排出ローラ208のところまで記録紙
を搬送した後、排出ローラ208の回転方向を逆転さ
せ、フラッパ209によって再給紙搬送路210へ導
く。再給紙搬送路210へ導かれた記録紙は上述したタ
イミングで転写部206へ給紙される。
【0037】図4はコア部10のブロック図である。
【0038】リーダ部1からの画像データはインターフ
ェース122を介して、データ処理部121へ転送され
る。データ処理部121は画像の回転処理や変倍処理な
どの画像処理や画像データの圧縮、伸長を行うものであ
り、内部にA4/Letterサイズ相当の画像データ
複数ページ分のページメモリを有する。リーダ部1から
データ処理部121へ転送された画像データは、ページ
メモリに一時的に記憶された後、圧縮されてインターフ
ェイス120を介してストレージ部5へ転送される。
【0039】また、コンピュータインターフェイス部7
を介して入力された画像を表すコードデータ(PDL)
は、インターフェース120を介してデータ処理部12
1に転送された後RIP部8へ転送されて画像データに
展開され、この画像データはデータ処理部121に転送
された後、ページメモリに一時的に記憶された後、圧縮
されてストレージ部5へ転送される。
【0040】ファクシミリ部4からの画像データは、デ
ータ処理部121へ転送された後、ページメモリに一時
的に記憶された後、圧縮されてストレージ部5へ転送さ
れる。
【0041】また、ストレージ部5からの画像データ
は、データ処理部121へ転送された後、伸長されてペ
ージメモリに一時的に記憶された後、プリンタ部2やフ
ァクシミリ部4、コンピュータインターフェイス部7へ
転送される。
【0042】尚、前述したデータ処理部121へ各種画
像データを入力し、ページメモリに一時的に記憶した
後、ストレージ部5へ画像データを転送する前に、プリ
ンタ部2やファクシミリ部4、コンピュータインターフ
ェイス部7へ転送することも内部のセレクタを切り替え
て転送することができる。
【0043】CPU123はメモリ124に記憶されて
いる制御プログラム、及び操作部9から転送された制御
コマンドに従ってこのような制御を行う。また、メモリ
124はCPU123の作業領域としても使われる。
【0044】このように、コア部10を中心に、データ
処理部121およびストレージ部5を介して、原稿画像
の読み取り、画像のプリント、画像の送受信、画像の保
存、コンピュータからのデータの入出力などの機能を複
合させた処理を行うことが可能である。
【0045】次に、本実施形態に係る分散オブジェクト
環境対応画像入出力装置におけるジョブ制御について、
図5を用いて説明する。図5はジョブ制御の単位を論理
的に示したものである。ジョブ制御の単位は複数ページ
を含む画像データひとまとまりに対する入力および出力
処理である。これにより制御されるジョブは画像入力ジ
ョブと画像出力ジョブに大別される。画像入力ジョブは
リーダー部で読み取った画像データを順次ストレージ部
5へ記録する画像入力ジョブ411、RIP部で展開さ
れた画像データを順次ストレージ部5へ記録する画像入
力ジョブ412、ファクシミリ部で受信された画像デー
タを順次ストレージ部5へ記録する画像入力ジョブ41
3、コンピュータインターフェース部から入力された画
像データを順次ストレージ部5へ記録する画像入力ジョ
ブ414にさらに分類される。
【0046】また、画像出力ジョブは、ストレージ部5
から読み出した画像データを順次プリンタ部へ出力する
画像出力ジョブ401、ストレージ部5から読み出した
画像データを順次ファクシミリ部へ出力する画像出力ジ
ョブ403、ストレージ部5から読み出した画像データ
を順次コンピュータインターフェース部へ出力する画像
出力ジョブ404に分類される。
【0047】図6は、複数のジョブを組み合わせた単位
(以下セッションと呼ぶ)の一例を示したものである。
501はコピーセッションであり、画像入力ジョブ41
1と画像出力ジョブ401を組み合わせてセッションと
して制御するものである。502はPDLプリントセッ
ションであり、画像入力ジョブ412と画像出力ジョブ
401を組み合わせてセッションとして制御するもので
ある。503はファクシミリ受信セッションであり、画
像入力ジョブ413と画像出力ジョブ401を組み合わ
せてセッションとして制御するものである。504はプ
リンタセッションであり、画像入力ジョブ414と画像
出力ジョブ401を組み合わせてセッションとして制御
するものである。505はファクシミリ送信セッション
であり、画像入力ジョブ411と画像出力ジョブ403
を組み合わせてセッションとして制御するものである。
506はスキャンセッションであり、画像入力ジョブ4
11と画像出力ジョブ404を組み合わせてセッション
として制御するものである。507はFAXモデム受信
セッションであり、画像入力ジョブ413と画像出力ジ
ョブ404を組み合わせてセッションとして制御するも
のである。508はFAXモデム送信セッションであ
り、画像入力ジョブ414と画像出力ジョブ403を組
み合わせてセッションとして制御するものである。
【0048】尚、セッションは1つ以上のジョブを含む
制御単位であり、例えば画像入力ジョブ412を1セッ
ションとして扱ったり、また、画像出力ジョブ401を
セッションとして扱ったり、画像入力ジョブ412と画
像出力ジョブ401と、画像出力ジョブ403を組み合
わせて1セッションとして扱っても良い。
【0049】図7はコンピュータインターフェース部7
のブロック図である。
【0050】コンピュータインターフェース部7には各
セッションに対応するサービスドライバ群601が登録
されている。ここではコンピュータインターフェース部
6がデータの転送経路となる画像入力ジョブ414、あ
るいは画像出力ジョブ404を含むセッションが対象と
なる。また、例外的にRIP部8からの画像入力ジョブ
412はRIP部8へPDLデータが転送する経路とし
てコンピュータインターフェース部7が含まれるので、
画像入力ジョブ412が含まれるセッションも対象とな
る。
【0051】つまり図6におけるセッションにおいて、
PDLプリントセッション502、プリンタセッション
504、スキャンセッション506、FAXモデム受信
セッション507、FAXモデム送信セッション508
が対象となり、それぞれ対応するPDLプリントサービ
スドライバ602、プリンタサービスドライバ603、
スキャンサービスドライバ604、FAXモデム受信サ
ービスドライバ605、FAXモデム送信サービスドラ
イバ606らのサービスドライバがコンピュータインタ
ーフェース部7に登録されている。
【0052】また画像入力ジョブ、画像出力ジョブが含
まれるセッション以外のサービス、例えば課金情報取得
サービスやステータス通知サービスなどの画像入出力と
直接関係しないサービスもサービスドライバの対象とな
る。
【0053】さらにサービスドライバはスケルトンサー
ビスドライバとスタブサービスドライバとに分けられ
る。例えばPDLプリントサービスドライバ602にお
いては、PDLプリントサービススケルトンドライバ6
07とPDLプリントサービススタブドライバ608に
分けられる。他のサービスドライバも同様にプリンタサ
ービススケルトンドライバ609とプリンタサービスス
タブドライバ610、スキャンサービススケルトンドラ
イバ611とスキャンサービススタブドライバ612、
FAXモデム受信サービススケルトンドライバ613と
FAXモデム受信サービススタブドライバ614、FA
Xモデム送信サービススケルトンドライバ615とFA
Xモデム送信サービススタブドライバのようにスケルト
ンドライバとスタブドライバが一組となって構成されて
いる。
【0054】さらに各スタブドライバの一群を607と
しておく。
【0055】図21を用いてスケルトンドライバとスタ
ブドライバの関係を示す。これらスケルトンドライバ、
スタブドライバの関係は、すでに分散オブジェクト環境
のリモートプロシージャコールとして、公知の技術とし
てさまざまな場面で利用されている。例えば、Java
言語のRMIやCORBAのORBなどである。
【0056】スケルトンドライバ、スタブドライバの例
としてPDLプリントサービススケルトンドライバ60
7とPDLプリントサービススタブドライバ608を用
いて説明する。PDLプリントサービススケルトンドラ
イバ607はそのサービスを提供する分散オブジェクト
環境対応画像入出力装置12に留まるソフトウェア部品
である。それに対しPDLプリントスタブドライバ60
8は、そのサービスを利用したい装置(ここではクライ
アントコンピュータ13)から呼ばれる。
【0057】PDLプリントサービススケルトンドライ
バ607に「印刷」というサービス2001がある場
合、そのサービスを呼ぶためのインターフェース200
2をPDLプリントサービススタブドライバ608は持
っている。
【0058】分散オブジェクト環境対応画像入出力装置
12の「印刷」というサービスを利用したいクライアン
トコンピュータ13はPDLプリントサービススタブド
ライバ608のインターフェース2002を呼ぶことに
よって、PDLプリントサービススケルトンドライバ6
07のある分散オブジェクト環境対応画像入出力装置1
2に印刷を行うことが可能となる。
【0059】<PDLプリントサービス>図8を用いて
本実施形態に係わるスケルトンドライバ、スタブドライ
バを持つ分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12
がPDLプリントを行なう手順を説明する。
【0060】ネットワーク11上にクライアントコンピ
ュータ13と分散オブジェクト環境対応画像入出力装置
12が接続されている。
【0061】クライアントコンピュータ13から分散オ
ブジェクト環境対応画像入出力装置12へPDLプリン
トを行なうには、クライアントコンピュータ13は分散
オブジェクト環境対応画像入出力装置12からコンピュ
ータインターフェース部7に登録されているサービスド
ライバ群601のうち、PDLプリントサービスドライ
バ602のPDLプリントサービススタブドライバ60
8をダウンロードする必要がある。クライアントコンピ
ュータ13には仮想マシン801が備わっている。PD
Lプリントサービススタブドライバ608はこの仮想マ
シン801上で動作する中間言語(たとえばJava言
語)で記述されており、クライアントコンピュータ13
のCPUやオペレーティングシステムを問わずに動作可
能である。
【0062】PDLプリントサービススタブドライバ6
08の構造は図9に示すようにユーザーインターフェー
ス部901とプログラムインターフェース部902の2
つに分けることができる。ユーザーインターフェース部
901はユーザーがPDLプリントサービスをどのよう
に使いたいか、例えば出力する用紙のサイズや、部数な
どといったサービスとの対話部分を担当するプログラム
である。
【0063】これらユーザーインターフェース部901
の一例を図10に示す。
【0064】プログラムインターフェース部902はP
DLプリントサービススケルトンドライバ607との分
散オブジェクト環境のリモートプロシージャコールのイ
ンターフェースである。プログラムインターフェースを
呼び出すと、それに対応するPDLプリントサービスス
ケルトンドライバ607のインターフェースが呼び出さ
れる。プログラムインターフェース部902には最低限
のインターフェースとして受信(pull)903、送
信(push)904の2つが必要である。
【0065】さらにこれらインターフェースはドキュメ
ントと呼ばれるソフトウェア部品を引数として持ち、こ
のドキュメントを通信することによって、通信路を確立
する。
【0066】図11にこのドキュメントの構造を示す。
図21で説明したスタブ、スケルトンドライバと同様に
ドキュメントもドキュメントスタブドライバ1101、
ドキュメントスケルトンドライバ1102というソフト
ウェア部品に分けることができる。
【0067】図9で説明したPDLプリントサービスと
ここで述べているドキュメントは同じようにスケルトン
ドライバ、スタブドライバという構造になっているが、
2つは別のものである。ドキュメントスタブドライバ1
101は図9で説明したPDLプリントサービススタブ
ドライバ608の構造のようにユーザインターフェース
部901を持ってはいない。
【0068】先にドキュメントを通信し合うと述べた
が、実際にはドキュメントのスタブドライバ1101を
図9で述べたサービスドライバのスタブドライバのイン
ターフェース903、904は伝え合う。このドキュメ
ントの構造を図11に示す。ドキュメントのスタブドラ
イバ1101は読み込み(read)1103’、書き
込み(write)1104’というインターフェース
を持つ。ドキュメントのスケルトンドライバ1102も
同様に読み込み(read)1103、書き込み(wr
ite)1104というスタブドライバのインターフェ
ース1103’と1104’の実体が存在する。更にド
キュメントのスケルトンドライバ1102には入力元デ
バイス1105と出力先デバイス1106が用意されて
いる。ドキュメントのスタブドライバ1101のインタ
ーフェース1103’から呼ばれたスケルトンドライバ
1102のインターフェース読み出し(read)11
03は入力元デバイス1105を参照し、どのデバイス
からデータを引き出すかを判断する。同様にドキュメン
トのスタブドライバ1101のインターフェース110
4’から呼ばれたドキュメントのスケルトンドライバ1
102のインターフェース読み出し(read)110
4は出力先デバイス1106を参照し、どのデバイスへ
データを書き込むかを判断する。
【0069】さらにスケルトンドライバ1102は読み
込み開始時に実行する関数のポインタ1107、書き込
み開始時に実行する関数のポインタ1108を確保する
ための領域も持っている。
【0070】クライアントコンピュータ13から分散オ
ブジェクト環境対応画像入出力装置12へPDLプリン
トを行なう手順を図12のイベントトレース図を用いて
説明する。なお、図12は、クライアントコンピュータ
内の印刷制御プロセス(あるいはアプリケーションプロ
グラム)によりPDLプリントが行われる際の手順であ
る。
【0071】ステップ(S1201)では、クライアン
トコンピュータ13が分散オブジェクト環境対応画像入
出力装置12に対してPDLプリントを行うために、P
DLプリントサービススタブドライバ608を分散オブ
ジェクト環境対応画像入出力装置12に要求する。
【0072】ステップ(S1202)では、分散オブジ
ェクト環境対応画像入出力装置12がクライアントコン
ピュータ13からの要求(S1201)に応え、PDL
プリントサービススタブドライバ608をクライアント
コンピュータ13に渡す。
【0073】ステップ(S1203)では、クライアン
トコンピュータ13がドキュメントスタブドライバ11
01とスケルトンドライバ1102を生成する。その
際、生成されるドキュメントスケルトンドライバ110
2の入力元デバイス1105にはクライアントコンピュ
ータ13であることを示す識別IDが割り当てられる。
これら識別IDはデバイスごとに割り当てられた固有な
ものである。ここではクライアントコンピュータ13の
識別IDを「1」とする。
【0074】また出力先デバイス1106も同様に識別
IDが割り当てられる。ここでは分散オブジェクト環境
対応画像入出力装置12のPDLプリントの識別IDを
「2」とする。ここでは抽象的な識別IDというのを用
いて説明したが、実際には分散オブジェクト環境では一
般的に知られているOSF/DEC RPCなどで定め
られたUUID(Universal Unique
Identifier)が用いられる。
【0075】ステップ(S1204)では、ドキュメン
トスタブドライバ1101がクライアントコンピュータ
13の印刷制御プロセスに渡される。
【0076】ステップ(S1205)では、S1204
で得たドキュメントスタブドライバ1101を引数と
し、PDLプリントサービススタブドライバ608のプ
ログラムインターフェース部の送信命令(904)を呼
び出す。これにより分散オブジェクト環境対応画像入出
力装置12はドキュメントスタブドライバ1101を知
ることができる。
【0077】ステップ(S1206)では、分散オブジ
ェクト環境対応画像入出力装置12が(S1205)で
得たドキュメントスタブドライバ1101の読み込み命
令(1103’)を呼び出す。この際分散オブジェクト
環境対応画像入出力装置12はどこからデータを呼び出
すのかは意識しなくてよい。これはドキュメントスケル
トンドライバ1102内部の入力元デバイス1105に
各デバイス固有の識別IDが記述されており、このID
より読み出し元を判断できるためである。さらにこのI
Dはドキュメントスケルトンドライバ1102に隠蔽さ
れているため、分散オブジェクト環境対応画像入出力装
置12はまったくどこから読み出すのかを意識する必要
はなくなる。ここではS1203においてドキュメント
スタブドライバ1101の入力元デバイス1105にク
ライアントコンピュータ13であることを示す識別ID
を与えたので、ドキュメントスケルトンドライバ110
2は入力デバイスがクライアントコンピュータ13であ
ることがわかる。
【0078】ステップ(S1207)では、S1203
で登録したドキュメントスケルトンドライバ1102の
読み込み開始時に実行する関数のポインタ1107に登
録されている関数を、クライアントコンピュータ13の
ドキュメントスタブドライバは実行する。
【0079】ステップ(S1208)では、S1207
で起動する関数内でドキュメントスタブドライバ110
1の書き込み命令1106をクライアントコンピュータ
13の印刷制御プロセスは起動する。
【0080】ステップ(S1209)では、クライアン
トコンピュータ13の印刷制御プロセスからドキュメン
トスタブドライバ1101への書き込み、および、ドキ
ュメントスタブドライバ1101から分散オブジェクト
環境対応画像入出力装置12への読み込みという指示が
されたため、クライアントコンピュータ12と分散オブ
ジェクト環境対応画像入出力装置13には通信路が確立
される。そして、確立された通信路を用いてデータ転送
をする。
【0081】ステップ(S1210)では、データ転送
が終わった後、クライアントコンピュータ13の印刷制
御プロセスは生成したドキュメントスタブドライバ11
01を削除する。
【0082】これにより一連の作業を終了する。
【0083】<スキャンサービス>次に図13のように
本実施形態に係わる分散オブジェクト環境対応画像入出
力装置12のスキャンサービスを利用する方法について
説明する。
【0084】クライアントコンピュータ13は分散オブ
ジェクト環境対応画像入出力装置12のスキャンサービ
スを利用するために、スキャンサービススタブドライバ
612を分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12
から取り込む。実際の動作の流れを図14を用いて説明
する。なお、図14においては、画像入出力装置12内
のスキャン制御プロセスによりスキャンが制御される。
【0085】ステップ(S1401)では、クライアン
トコンピュータ13が分散オブジェクト環境対応画像入
出力装置12に対してスキャンを行うために、スキャン
サービススタブドライバ612を分散オブジェクト環境
対応画像入出力装置12に要求する。
【0086】ステップ(S1402)では、分散オブジ
ェクト環境対応画像入出力装置12がクライアントコン
ピュータ13からの要求(S1401)に応え、スキャ
ンサービススタブドライバ612をクライアントコンピ
ュータ13に渡す。
【0087】ステップ(S1403)では、クライアン
トコンピュータ13が分散オブジェクト環境対応画像入
出力装置12に対してドキュメントスタブドライバ11
01を要求する。
【0088】ステップ(S1404)では、分散オブジ
ェクト環境対応画像入出力装置12がクライアントコン
ピュータ13からの要求(S1403)に応え、ドキュ
メントスタブドライバ1101とドキュメントスケルト
ンドライバ1102を生成する。その際、生成されるド
キュメントスケルトンドライバ1102の入力元デバイ
ス1105には分散オブジェクト環境対応画像入出力装
置12であることを示す識別IDが割り当てられる。こ
れら識別IDはデバイスごとに割り当てられた固有なも
のである。ここでは分散オブジェクト環境対応画像入出
力装置12のスキャンサービスの識別IDを「3」とす
る。また出力先デバイス1106も同様に識別IDが割
り当てられる。ここではクライアントコンピュータ13
の識別IDを「1」とする。ここでは抽象的な識別ID
というのを用いて説明したが、実際には分散オブジェク
ト環境では一般的に知られているOSF/DEC RP
Cなどで定められたUUID(Universal U
nique Identifier)が用いられる。
【0089】ステップ(S1405)では、分散オブジ
ェクト環境対応画像入出力装置12のスキャン制御プロ
セスが、生成したドキュメントスタブドライバ1101
の値を知る。
【0090】ステップ(S1406)では、S1407
で得たドキュメントスタブドライバ1101の値をクラ
イアントコンピュータ13に渡す。
【0091】ステップ(S1407)では、クライアン
トコンピュータ13はS1407で得たドキュメントス
タブドライバ1101に対して読み込み命令(110
3’)を呼び出す。この際クライアントコンピュータ1
3はどこからデータを呼び出すのかは意識しなくてよ
い。これはドキュメントスケルトンドライバ1102内
部の入力元デバイス1105に各デバイス固有の識別I
Dが記述されており、このIDより読み出し元を判断で
きるためである。さらにこのIDはドキュメントスケル
トンドライバ1102に隠蔽されているため、分散オブ
ジェクト環境対応画像入出力装置12はまったくどこか
ら読み出すのかを意識する必要はなくなる。ここではS
1404においてドキュメントスケルトンドライバ11
02の入力元デバイス1105に分散オブジェクト環境
対応画像入出力装置12のスキャンサービスであること
を示す識別IDを与えたので、ドキュメントスケルトン
ドライバ1102は入力デバイスが分散オブジェクト環
境対応画像入出力装置12のスキャンサービスであるこ
とがわかる。
【0092】ステップ(S1408)では、S1404
で登録したドキュメントスケルトンドライバ1102の
読み込み開始時に実行する関数のポインタ1107に登
録されている関数を分散オブジェクト環境対応画像入出
力装置12は実行する。
【0093】ステップ(S1409)では、S1408
で起動する関数内でドキュメントスタブドライバ110
2の書き込み命令1104を分散オブジェクト環境対応
画像入出力装置12のスキャン制御プロセスは起動す
る。
【0094】ステップ(S1410)では、分散オブジ
ェクト環境対応画像入出力装置12のスキャン制御プロ
セスからドキュメントスタブドライバ1101への書き
込み、および、ドキュメントスタブドライバ1101か
らクライアントコンピュータ13への読み込みという指
示がされたため、分散オブジェクト環境対応画像入出力
装置13とクライアントコンピュータ12には通信路が
確立される。そして、確立された通信路を用いてデータ
転送をする。
【0095】ステップ(S1411)では、データ転送
が終わった後、分散オブジェクト環境対応画像入出力装
置13は生成したドキュメントスタブドライバ1101
を削除する。これにより一連の作業を終了する。
【0096】<リモートコピーサービス>次に、図15
のようにネットワーク11上に分散オブジェクト環境対
応画像入出力装置12が2台(それぞれ分散オブジェク
ト環境対応画像入出力装置12−1、分散オブジェクト
環境対応画像入出力装置12−2とする)、クライアン
トコンピュータ13が接続されている環境でのリモート
コピーについて説明する。クライアントコンピュータ1
3は、分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−
1のスキャンサービスを利用し、そして分散オブジェク
ト環境対応画像入出力装置12−2のプリントサービス
を利用し、分散オブジェクト環境対応画像入出力装置1
2−1から分散オブジェクト環境対応画像入出力装置1
2−2へのリモートコピーを行なう。
【0097】クライアントコンピュータ13は分散オブ
ジェクト環境対応画像入出力装置12−1のスキャンサ
ービスを利用するために、スキャンサービススタブドラ
イバ612を分散オブジェクト環境対応画像入出力装置
12−1から取り込む。また分散オブジェクト環境対応
画像入出力装置12−2のプリントサービスを利用する
ためにプリントサービススタブドライバ610を分散オ
ブジェクト環境対応画像入出力装置12−2から取り込
む。実際の動作の流れを図16を用いて説明する。な
お、図16においては、画像入出力装置12−1内に
は、リモートコピージョブを制御するためのスキャン制
御プロセスが存在し、そのプロセスによって原稿画像の
スキャン等の制御が行われるものとしている。
【0098】ステップ(S1601)では、クライアン
トコンピュータ13が分散オブジェクト環境対応画像入
出力装置12−1に対してスキャンを行うために、スキ
ャンサービススタブドライバ612を分散オブジェクト
環境対応画像入出力装置12−1に要求する。
【0099】ステップ(S1602)では、分散オブジ
ェクト環境対応画像入出力装置12−1がクライアント
コンピュータ13からの要求(S1401)に応え、ス
キャンサービススタブドライバ612をクライアントコ
ンピュータ13に渡す。
【0100】ステップ(S1603)では、クライアン
トコンピュータ13が分散オブジェクト環境対応画像入
出力装置12−2に対してプリントを行なうために、プ
リントサービススタブドライバ610を分散オブジェク
ト環境対応画像入出力装置12−2に要求する。
【0101】ステップ(S1604)では、分散オブジ
ェクト環境対応画像入出力装置12−2がクライアント
コンピュータ13からの要求(S1603)に応え、ス
キャンサービススタブドライバ610をクライアントコ
ンピュータ13に渡す。
【0102】ステップ(S1605)では、クライアン
トコンピュータ13が分散オブジェクト環境対応画像入
出力装置12−1に対してドキュメントスタブドライバ
1101を要求する。
【0103】ステップ(S1606)では、S1605
のドキュメント生成要求時の引数より、分散オブジェク
ト環境対応画像入出力装置12−1から分散オブジェク
ト環境対応画像入出力装置12−2へのリモートコピー
であることがわかる。分散オブジェクト環境対応画像入
出力装置12−1は自機と分散オブジェクト環境対応画
像入出力装置12−2とのネットワークを介して同期コ
ピーができるほどのネットワークの帯域を確保できるか
どうか調べる。TCP/IPにおいて帯域保証をするプ
ロトコルRSVP(resource reserva
tion protocol)を使うのが一般的であ
る。同期コピーができるほどのネットワーク帯域を確保
できる場合には、その帯域を予約しておく。
【0104】ステップ(S1607)では、分散オブジ
ェクト環境対応画像入出力装置12−1がクライアント
コンピュータ13からの要求(S1605)に応え、ド
キュメントスタブドライバ1101とドキュメントスケ
ルトンドライバ1102を生成する。その際、生成され
るドキュメントの入力元デバイス1105には分散オブ
ジェクト環境対応画像入出力装置12−1のスキャンサ
ービスであることを示す識別IDが割り当てられる。こ
れら識別IDはデバイスごとに割り当てられた固有なも
のである。ここでは分散オブジェクト環境対応画像入出
力装置12−1のスキャンサービスの識別IDを「3」
とする。
【0105】また出力先デバイス1106も同様に識別
IDが割り当てられる。出力先デバイス1103の識別
IDを分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−
2のプリントサービスであることを示す識別IDが割り
当てられる。ここでは識別IDを「2」とする。
【0106】ここでは抽象的な識別IDというのを用い
て説明したが、実際には分散オブジェクト環境では一般
的に知られているOSF/DEC RPCなどで定めら
れたUUID(Universal Unique I
dentifier)が用いられる。
【0107】さらに読み込み時に起動したい関数のポイ
ンタを1107に指定する。
【0108】ステップ(S1608)では、分散オブジ
ェクト環境対応画像入出力装置12−1のスキャン制御
プロセスは生成されたドキュメントスタブドライバ11
01の値を知る。
【0109】ステップ(S1609)では、分散オブジ
ェクト環境対応画像入出力装置12−1が生成したドキ
ュメントスタブドライバ1101の値を、クライアント
コンピュータ13が知る。
【0110】ステップ(S1610)では、まず、S1
609で得たドキュメントスタブドライバ1101を引
数とし、分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12
−2から得たプリントサービスドライバ610のプログ
ラムインターフェース部の送信命令(904)を呼び出
す。これにより分散オブジェクト環境対応画像入出力装
置12−2はドキュメントスタブドライバ1101を知
ることができる。
【0111】ステップ(S1611)では、分散オブジ
ェクト環境対応画像入出力装置12−2がステップ(S
1610)で得たドキュメントスタブドライバ1101
の読み込み命令(1103’)を呼び出す。この際、分
散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−2はどこ
からデータを呼び出すのかは意識しなくてよい。これは
ドキュメントスケルトンドライバ1102内部の入力元
デバイス1105に各デバイス固有の識別IDが記述さ
れており、このIDより読み出し元を判断できるためで
ある。さらにこのIDはドキュメントスケルトンドライ
バ1102に隠蔽されているため、分散オブジェクト環
境対応画像入出力装置12はまったくどこから読み出す
のかを意識する必要はなくなる。ここではS1606に
おいてドキュメントスケルトンドライバ1102の入力
元デバイス1105に分散オブジェクト環境対応画像入
出力装置12−1のスキャンサービスであることを示す
識別ID「3」を与えたので、ドキュメント1101は
入力デバイスが分散オブジェクト環境対応画像入出力装
置12−1のスキャンサービスであることがわかる。
【0112】ステップ(S1611)では、S1606
で登録したドキュメントスケルトンドライバ1102の
読み込み開始時に実行する関数のポインタ1107に登
録されている関数を分散オブジェクト環境対応画像入出
力装置12−1は実行する。
【0113】この際、分散オブジェクト環境対応画像入
出力装置12−1のスキャン開始命令が発行され、分散
オブジェクト環境対応画像入出力装置12−1はスキャ
ンし始める。
【0114】ステップ(S1612)では、S1611
で起動する関数内でドキュメントスタブドライバ110
2の書き込み命令1104’を分散オブジェクト環境対
応画像入出力装置12−1は起動する。
【0115】ステップ(S1613)では、分散オブジ
ェクト環境対応画像入出力装置12−1のスキャンサー
ビスからドキュメント1101への書き込み、ドキュメ
ント1101から分散オブジェクト環境対応画像入出力
装置12−2のプリントサービスへの読み込みという指
示がされたため、分散オブジェクト環境対応画像入出力
装置12−1と分散オブジェクト環境対応画像入出力装
置12−2には通信路が確立される。そして、確立され
た通信路を用いてデータ転送をする。確立された通信路
はS1609で確保したネットワークの帯域を利用す
る。これにより分散オブジェクト環境対応画像入出力装
置12−1から、分散オブジェクト環境対応画像入出力
装置12−2への同期コピーが可能となる。
【0116】ステップ(S1614)では、データ転送
が終わった後、分散オブジェクト環境対応画像入出力装
置12−1は生成したドキュメント1101を削除す
る。またS1609で予約したネットワークの帯域を開
放する。これにより一連の作業を終了する。
【0117】(帯域の保証)このリモートコピーの一連
の作業のうちクライアントコンピュータ13から分散オ
ブジェクト環境対応画像入出力装置12−1へドキュメ
ントスタブドライバ1101を要求するステップS16
05からネットワーク11上に帯域保証を行うステップ
S1609までの分散オブジェクト環境対応画像入出力
装置12−1の動きのフローチャートを図22に図示す
る。
【0118】さらにドキュメントスタブドライバ110
1から分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−
1へ読み込み時に起動する関数を呼び出すステップS1
612からドキュメントスタブドライバ1101を削除
するステップS1615までの画像入出力装置12−1
の動作のフローチャートを図23に図示する。
【0119】図22において、クライアントコンピュー
タ13から分散オブジェクト環境対応画像入出力装置1
2−1へドキュメントスタブドライバ1101を要求す
るステップS1605の後、分散オブジェクト環境対応
画像入出力装置12−1は自機と分散オブジェクト環境
対応画像入出力装置12−2間で同期コピーに必要な帯
域が確保できるかチェックする(2201)。これは図
16のS1606に対応する。
【0120】もし帯域が確保できなかった場合は、ドキ
ュメントを生成せずに、クライアントコンピュータ13
にエラー通知を行う(2204)。
【0121】帯域が確保できた場合、ドキュメントスタ
ブドライバ1101とドキュメントスケルトンドライバ
1102を生成する。これは図16のS1607に対応
する。
【0122】生成されたドキュメントスタブドライバ1
101を画像入出力装置1201は生成要求のあったク
ライアントコンピュータ13に通知する(2203)。
こうしてクライアントコンピュータ13はドキュメント
スタブドライバ1101の値を知ることができる。
【0123】図23において、ドキュメントスタブドラ
イバ1101から分散オブジェクト環境対応画像入出力
装置12−1へ読み込み時に起動する関数を呼び出すス
テップS1612の後、分散オブジェクト環境対応画像
入出力装置12−1は自機のリーダー部1に対して、ス
キャン命令を発行し、スキャンを開始する(230
1)。
【0124】その後スキャンしたデータの最終データを
検出するまで、分散オブジェクト環境対応画像入出力装
置12−1は分散オブジェクト環境対応画像入出力装置
12−2にスキャンしたデータを転送しつづける(23
02,2303)。転送し終わった後、分散オブジェク
ト対応画像入出力装置12−1は2202で生成したド
キュメントスタブドライバ1101とドキュメントスケ
ルトンドライバ1102を削除する(2304)。
【0125】以上の構成・手順により、画像データの入
力元と出力先を指定するクライアントコンピュータ装置
が画像データの中継を行わずに、直接入力元と出力先の
分散オブジェクト環境対応画像入出力装置間にて画像デ
ータの通信を行ない、ストリーミングによる同期コピー
が可能となる。このため、無駄なネットワークトランザ
クションを発生することはない。更に画像データの入力
元と出力先を指定するコンピュータ装置自身と入力元で
ある分散オブジェクト環境対応画像入出力装置に大容量
記憶装置を持たなくても良いという利点もある。
【0126】また、画像入出力装置間で帯域保証手順が
遂行されるために、クライアントコンピュータは帯域保
証の手順について全く関知する必要が無く、手順の簡易
化を図ることができる。
【0127】[第2の実施の形態]図12、図14、図
16のS1201、S1401、S1601、S160
3において、分散オブジェクト環境対応画像入出力装置
12のスキャンサービスやPDLプリントサービス、そ
してプリントサービスを利用するために、それぞれの分
散オブジェクト環境対応画像入出力装置12からスタブ
ドライバをダウンロードしていた。しかし、この方法で
はネットワーク11上にあらかじめ分散オブジェクト環
境対応画像入出力装置12が存在していることをクライ
アントコンピュータ13を利用するユーザーは知ってい
なければならない。本実施形態では、クライアントコン
ピュータ13を利用するユーザーが、ネットワーク11
の構成を知らなくても、自分の利用したい周辺機器のサ
ービスに対応したスタブドライバをダウンロードできる
仕組みを図17を用いて説明する。図15の構成と異な
り、ネットワーク上にはドライバサーバー14が存在し
ている。
【0128】まず、ネットワークに接続された分散オブ
ジェクト環境対応画像入出力装置12−1と12−2は
スタブドライバ群617−1、617−2をそれぞれド
ライバサーバー14に登録する。ドライバサーバ14内
では、登録されたスタブドライバは図18のように、登
録された日時とサービスの内容と周辺機器名で管理され
ている。
【0129】クライアントコンピュータ13は「プリン
トサービスを受けたい」「スキャンサービスを受けた
い」という要求がある場合には、まずドライバサーバ1
4の管理テーブル1801をクライアントコンピュータ
13は見て、どのようなサービスが登録されているのか
を確認し、自分が要求するサービスをドライバサーバ1
4からダウンロードする。
【0130】図19に周辺機器からスタブドライバをド
ライバサーバ14へアップロードするまでの過程と、図
20にドライバサーバ14からクライアントコンピュー
タ13へドライバをダウンロードするまでの過程を図示
する。
【0131】図19において、まず分散オブジェクト環
境対応画像入出力装置12がネットワーク11に接続さ
れた瞬間に、ネットワーク11上に対してドライバサー
バーが存在するかどうかのブロードキャストパケットを
投げる(1)。そのパケットを受け取ったドライバサー
バ14は、分散オブジェクト環境対応画像入出力装置1
2に対して、ドライバサーバ14の存在を通知する
(2)。その後、分散オブジェクト環境対応画像入出力
装置12は発見したドライバサーバ14に対してドライ
バ617を登録する(3)。
【0132】図20において、クライアントコンピュー
タ13が分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12
を利用する場合、まずドライバサーバ14に対して、ど
のようなサービスに対応しているドライバが存在してい
るかどうか検索する(1)。そしてクライアントコンピ
ュータ13が必要だと思われるドライバをドライバサー
バーからダウンロードし(2)、目的のサービスを提供
する分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12と通
信を行う(3)。なお、このステップ(1)と(2)に
おいては、クライアントが管理テーブル1801をサー
バ14からダウンロードしてその内容を検索し、必要な
ドライバプログラムをサーバ14に要求するという手順
であっても良いし、クライアントが必要なデバイスの識
別子(周辺機器名)と必要なサービス内容とをサーバ1
4に送信し、ドライバサーバ14が条件に適合するスタ
ブドライバを管理テーブル1801から検索してクライ
アントに送信しても良い。
【0133】以上のようにして、ネットワークに接続さ
れたデバイスのスタブドライバをドライバサーバの管理
テーブルにより一元的に管理することにより、この管理
テーブルを参照することで使用可能なスタブドライバを
知ることができ、ユーザがネットワーク資源に関してド
ライバサーバ14以外の知識が無くても、ネットワーク
資源を利用することができる。
【0134】[第3の実施形態]本実施形態では、第1
の実施形態と同じ構成の装置及びシステムを用いた、図
15のようにネットワーク11上に分散オブジェクト環
境対応画像入出力装置12が2台(それぞれ分散オブジ
ェクト環境対応画像入出力装置12−1、分散オブジェ
クト環境対応画像入出力装置12−2とする)、クライ
アントコンピュータ13が接続されている環境でのリモ
ートコピーについて説明する。クライアントコンピュー
タ13は、分散オブジェクト環境対応画像入出力装置1
2−1のスキャンサービスを利用し、そして分散オブジ
ェクト環境対応画像入出力装置12−2のプリントサー
ビスを利用し、分散オブジェクト環境対応画像入出力装
置12−1から分散オブジェクト環境対応画像入出力装
置12−2へのリモートコピーを行なう。なお、分散オ
ブジェクト環境対応画像入出力装置12−1は、スキャ
ナ制御プロセスを実行してリモートコピーを行うものと
する。
【0135】クライアントコンピュータ13は分散オブ
ジェクト環境対応画像入出力装置12−1のスキャンサ
ービスを利用するために、スキャンサービススタブドラ
イバ612を分散オブジェクト環境対応画像入出力装置
12−1から取り込む。また分散オブジェクト環境対応
画像入出力装置12−2のプリントサービスを利用する
ためにプリントサービススタブドライバ610を分散オ
ブジェクト環境対応画像入出力装置12−2から取り込
む。実際の動作の流れを図24を用いて説明する。
【0136】ステップ(S2401)では、クライアン
トコンピュータ13が分散オブジェクト環境対応画像入
出力装置12−1に対してスキャンを行うために、スキ
ャンサービススタブドライバ612を分散オブジェクト
環境対応画像入出力装置12−1に要求する。
【0137】ステップ(S2402)では、分散オブジ
ェクト環境対応画像入出力装置12−1がクライアント
コンピュータ13からの要求(S1401)に応え、ス
キャンサービススタブドライバ612をクライアントコ
ンピュータ13に渡す。
【0138】ステップ(S2403)では、クライアン
トコンピュータ13が分散オブジェクト環境対応画像入
出力装置12−2に対してプリントを行なうために、プ
リントサービススタブドライバ610を分散オブジェク
ト環境対応画像入出力装置12−2に要求する。
【0139】ステップ(S2404)では、分散オブジ
ェクト環境対応画像入出力装置12−2がクライアント
コンピュータ13からの要求(S2403)に応え、ス
キャンサービススタブドライバ610をクライアントコ
ンピュータ13に渡す。
【0140】ステップ(S2405)では、クライアン
トコンピュータ13が分散オブジェクト環境対応画像入
出力装置12−1に対してドキュメントスタブドライバ
1101を要求する。
【0141】ステップ(S2406)では、分散オブジ
ェクト環境対応画像入出力装置12−1がクライアント
コンピュータ13からの要求(S2405)に応え、ド
キュメントスタブドライバ1101とドキュメントスケ
ルトンドライバ1102を生成する。その際、生成され
るドキュメントの入力元デバイス1105には分散オブ
ジェクト環境対応画像入出力装置12−1のスキャンサ
ービスであることを示す識別IDが割り当てられる。こ
れら識別IDはデバイスごとに割り当てられた固有なも
のである。ここでは分散オブジェクト環境対応画像入出
力装置12−1のスキャンサービスの識別IDを「3」
とする。また出力先デバイス1106も同様に識別ID
が割り当てられる。出力先デバイス1103の識別ID
を分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−2の
プリントサービスであることを示す識別IDが割り当て
られる。ここでは識別IDを「2」とする。
【0142】ここでは抽象的な識別IDというのを用い
て説明したが、実際には分散オブジェクト環境では一般
的に知られているOSF/DEC RPCなどで定めら
れたUUID(Universal Unique I
dentifier)が用いられる。
【0143】さらに読み込み時に起動したい関数のポイ
ンタを1107に指定する。
【0144】ステップ(S2407)では、分散オブジ
ェクト環境対応画像入出力装置12−1のスキャナ制御
プログラムは、生成されたドキュメントスタブドライバ
1101の値を知る。
【0145】さらに、(S2406)にてドキュメント
スタブドライバ1101の生成要求をし、S2407に
て生成できたため、画像入出力装置12−1はスキャン
サービスが利用されたことがわかる。画像入出力装置1
2−1はこのタイミングで自機のリーダー部1にスキャ
ン命令を発行し、スキャンを開始する。その際得られた
スキャンした画像データは記憶媒体に保存する。
【0146】ステップ(S2408)では、分散オブジ
ェクト環境対応画像入出力装置12−1が生成したドキ
ュメントスタブドライバ1101の値を、クライアント
コンピュータ13が知る。
【0147】ステップ(S2409)では、まず、S2
408で得たドキュメントスタブドライバ1101を引
数とし、分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12
−2から得たプリントサービスドライバ610のプログ
ラムインターフェース部の送信命令(904)を呼び出
す。これにより分散オブジェクト環境対応画像入出力装
置12−2はドキュメントスタブドライバ1101を知
ることができる。
【0148】ステップ(S2410)では、分散オブジ
ェクト環境対応画像入出力装置12−2が(S240
9)で得たドキュメントスタブドライバ1101の読み
込み命令(1103’)を呼び出す。この際分散オブジ
ェクト環境対応画像入出力装置12−2はどこからデー
タを呼び出すのかは意識しなくてよい。これはドキュメ
ントスケルトンドライバ1102内部の入力元デバイス
1105に各デバイス固有の識別IDが記述されてお
り、このIDより読み出し元を判断できるためである。
さらにこのIDはドキュメントスケルトンドライバ11
02に隠蔽されているため、分散オブジェクト環境対応
画像入出力装置12はまったくどこから読み出すのかを
意識する必要はなくなる。ここではS2406において
ドキュメントスケルトンドライバ1102の入力元デバ
イス1105に分散オブジェクト環境対応画像入出力装
置12−1のスキャンサービスであることを示す識別I
D「3」を与えたので、ドキュメント1101は入力デ
バイスが分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12
−1のスキャンサービスであることがわかる。
【0149】ステップ(S2411)では、S2406
で登録したドキュメントスケルトンドライバ1102の
読み込み開始時に実行する関数のポインタ1107に登
録されている関数を分散オブジェクト環境対応画像入出
力装置12−1は実行する。
【0150】ステップ(S2412)では、S2411
で起動された関数内で指定されているドキュメントスタ
ブドライバ1102の書き込み命令1104’を分散オ
ブジェクト環境対応画像入出力装置12−1は起動す
る。
【0151】ステップ(S2413)では、S2407
にて分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−1
のスキャンデータを保存した記憶媒体からドキュメント
1101への書き込み、ドキュメント1101から分散
オブジェクト環境対応画像入出力装置12−2のプリン
トサービスへの読み込みという指示がされたため、分散
オブジェクト環境対応画像入出力装置12−1と分散オ
ブジェクト環境対応画像入出力装置12−2には通信路
が確立される。そして、確立された通信路を用いてデー
タ転送をする。これにより分散オブジェクト環境対応画
像入出力装置12−1から、分散オブジェクト環境対応
画像入出力装置12−2へのリモートコピーが可能とな
る。
【0152】ステップ(S2414)では、データ転送
が終わった後、分散オブジェクト環境対応画像入出力装
置12−1は生成したドキュメント1101を削除す
る。これにより一連の作業を終了する。
【0153】このリモートコピーの一連の作業のうちク
ライアントコンピュータ13から分散オブジェクト環境
対応画像入出力装置12−1へドキュメントスタブドラ
イバ1101を要求するステップS2405からドキュ
メントスタブドライバ1101が返却されるS2409
までの分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−
1の動きのフローチャートを図25に図示する。
【0154】さらにドキュメントスタブドライバ110
1から分散オブジェクト環境対応画像入出力装置12−
1へ読み込み時に起動する関数を呼び出すステップS2
412からドキュメントスタブドライバ1101を削除
するステップS2414までの画像入出力装置12−1
の動作のフローチャートを図26に図示する。
【0155】図25において、クライアントコンピュー
タ13から分散オブジェクト環境対応画像入出力装置1
2−1へドキュメントスタブドライバ1101を要求す
るステップS2405の後、ドキュメントスタブドライ
バ1101とドキュメントスケルトンドライバ1102
を生成する(S2501)。これは図24のS2406
に対応する。
【0156】次に分散オブジェクト環境対応画像入出力
装置12−1は自機のリーダー部1にスキャン命令を出
し、スキャンを開始する。その際にスキャン時に得た画
像データは記憶媒体に保存しておく(S2502)。
【0157】生成されたドキュメントスタブドライバ1
101を画像入出力装置1201−1は生成要求のあっ
たクライアントコンピュータ13に通知する(S250
3)。こうしてクライアントコンピュータ13はドキュ
メントスタブドライバ1101の値を知ることができ
る。
【0158】図26において、ドキュメントスタブドラ
イバ1101から分散オブジェクト環境対応画像入出力
装置12−1へ読み込み時に起動する関数を呼び出すス
テップS2411の後、分散オブジェクト環境対応画像
入出力装置12−1はS2602で記憶媒体に保存した
スキャンした画像データをドキュメントスタブドライバ
1101へ書き込む(S2601)。これは図24のS
2412に対応している。
【0159】画像データを転送し終わった後、分散オブ
ジェクト対応画像入出力装置12−1はS2601で生
成したドキュメントスタブドライバ1101とドキュメ
ントスケルトンドライバ1102を削除する(S260
2)。
【0160】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、画像データの入力元と出力先を指定するコンピュー
タ装置が画像データの中継を行わずに、直接入力元と出
力先の分散オブジェクト環境対応画像入出力装置間にて
画像データの通信を行ない、ストリーミングによる同期
コピーが可能なため、無駄なネットワークトランザクシ
ョンを発生することはない。更に画像データの入力元と
出力先を指定するコンピュータ装置自身と入力元である
分散オブジェクト環境対応画像入出力装置に大容量記憶
装置を持たなくても良いという利点もある。
【0161】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0162】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現する、図22,23あるいは図25,26
の手順のソフトウェアのプログラムコードを記録した記
憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に
供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(ま
たはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコー
ドを読み出し実行することによっても達成される。
【0163】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。また、コンピュータが
読み出したプログラムコードを実行することにより、前
述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプ
ログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働
しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処
理の一部または全部を行い、その処理によって前述した
実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0164】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれる。
【0165】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
大量のデータ転送を可能な限り避け、通信トラフィック
を下げて効率的なネットワーク利用を可能とする。
【0166】また、同一ネットワークデバイスにより提
供される入力機能と出力機能とを組み合わせて画像入出
力を行う場合には、同一デバイスゆえに実現可能な最適
化処理を、そのデバイスの利用者、例えばクライアント
アプリケーションなどによる特別な操作なしに、ネット
ワークデバイスにより提供される機能の組み合わせの柔
軟性や拡張性などを損ねずに達成することができる。
【0167】また、帯域保証型のネットワークを介して
データの同期転送が可能な画像入力装置と画像出力装置
とを組合せた場合、そのデバイスの利用者、例えばクラ
イアントアプリケーションなどによる特別な操作なし
に、同期処理による最適化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のネットワーク構成の図である。
【図2】本発明の実施形態の分散オブジェクト環境対応
画像入出力装置のブロック図である。
【図3】リーダ部及びプリンタ部の断面図である。
【図4】コア部のブロック図である。
【図5】画像入力ジョブと画像出力ジョブのブロック図
である。
【図6】セッションの構成例を示す図である。
【図7】コンピュータインターフェース部の構成を示す
図である。
【図8】ネットワークの構成を示す図である。
【図9】スタブドライバの構成を示す図である。
【図10】スタブドライバのユーザーインターフェース
の例を示す図である。
【図11】ドキュメントの構成を示す図である
【図12】スキャン時のイベントトレース図である。
【図13】ネットワークの構成を示す図である。
【図14】プリント時のイベントトレース図である。
【図15】ネットワークを示す図である。
【図16】第1実施形態におけるリモートコピー時のイ
ベントトレース図である。
【図17】画像入出力装置内のスタブドライバの取得法
を示す図である。
【図18】第2実施形態におけるドライバサーバー内の
管理テーブルの構成を示す図である。
【図19】第2実施形態におけるドライバサーバーに周
辺機器がドライバを登録する方法を示した図である。
【図20】第2実施形態におけるクライアントコンピュ
ータがドライバサーバーよりドライバを取得する方法を
示した図である。
【図21】スタブドライバ、スケルトンドライバとの関
係を示す図である。
【図22】第1実施形態における画像入出力装置の動き
を示したフローチャートである。
【図23】第1実施形態における画像入出力装置の動き
を示したフローチャートである。
【図24】第3実施形態におけるリモートコピー時のイ
ベントトレース図である。
【図25】第3実施形態における画像入出力装置の動き
を示したフローチャートである。
【図26】第3実施形態における画像入出力装置の動き
を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 リーダ部 2 プリンタ部 3 画像入出力制御部 4 ファクシミリ部 5 ストレージ部 7 コンピュータインターフェイス部 8 RIP部 9 操作部 10 コア部 11 ネットワーク 12−1 分散オブジェクト環境対応画像入出力装置1 12−2 分散オブジェクト環境対応画像入出力装置2 13 クライアントコンピュータ 14 ドライバサーバー 601 サービスドライバ 607、609、611、613、615 サービスス
ケルトンドライバ 608、610、612、614、616 サービスス
タブドライバ 617 サービススケルトンドライバ群 1101 ドキュメントスタブドライバ 1102 ドキュメントスケルトンドライバ
フロントページの続き (72)発明者 原 勝彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AP07 AQ06 AR03 HJ06 HJ07 HQ12 HQ17 2C087 AA03 AA09 AC08 BA03 BA06 BB10 BD40 2C187 AC07 AD03 5B021 AA01 BB01 BB04 CC05 EE04 5C062 AA05 AA13 AB17 AB22 AB38 AC38 AC41 AC43 AE16 BA00

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書を読み込んで指定された宛先に送信
    する文書サービスモジュールを有する第1のデバイス
    と、 前記文書サービスモジュールを前記第1のデバイスから
    獲得し、前記第1のデバイスを使用する第2のデバイス
    に前記文書サービスモジュールを送信する制御手段とを
    備え、 前記第2のデバイスは、前記文書サービスモジュールを
    実行することで前記第1のデバイスにより文書を読み込
    ませ、当該第2のデバイスに送信させることを特徴とす
    る分散処理システム。
  2. 【請求項2】 前記第1のデバイスは文書入力デバイス
    であり、前記第2のデバイスは文書出力デバイスであ
    り、ともに前記制御手段とネットワークで接続されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の分散処理システム。
  3. 【請求項3】 前記第1のデバイスが有するドライバモ
    ジュールに関する情報を管理する管理手段をさらに備
    え、前記制御手段は、前記管理手段により管理される情
    報を参照して、前記第1のデバイスからそのドライバモ
    ジュールを獲得することを特徴とする請求項1乃至2の
    いずれか1項に記載の分散処理システム。
  4. 【請求項4】 前記第1のデバイスは、それが前記管理
    手段と接続された場合に、前記管理手段に対してそれが
    有するドライバモジュールに関する情報を送信すること
    を特徴とする請求項3に記載の分散処理システム。
  5. 【請求項5】 文書を読み込んで指定された宛先に送信
    する文書サービスモジュールを有する第1のデバイスか
    ら、前記文書サービスモジュールを獲得する獲得工程
    と、 前記第1のデバイスを使用する第2のデバイスに前記文
    書サービスモジュールを送信する送信工程とを備え、 前記第2のデバイスは、前記文書サービスモジュールを
    実行することで前記第1のデバイスを駆動させることに
    より文書を読み込ませ、当該第2のデバイスに送信させ
    ることを特徴とする分散処理システムの制御方法。
  6. 【請求項6】 前記第1のデバイスは文書入力デバイス
    であり、前記第2のデバイスは文書出力デバイスであ
    り、ともに前記制御手段とネットワークで接続されるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の分散処理システムの制
    御方法。
  7. 【請求項7】 前記獲得工程においては、前記第1のデ
    バイスが有するドライバモジュールに関する情報を管理
    する管理手段により管理される情報を参照して、前記第
    1のデバイスからそのドライバモジュールを獲得するこ
    とを特徴とする請求項5または6に記載の分散処理シス
    テムの制御方法。
  8. 【請求項8】 前記第1のデバイスが前記管理手段と接
    続された場合に、前記管理手段に対してそれが有するド
    ライバモジュールに関する情報を送信する工程をさらに
    備えることを特徴とする請求項7に記載の分散処理シス
    テムの制御方法。
  9. 【請求項9】 ネットワークに接続されたデバイスを制
    御するネットワークデバイス制御装置であって、 文書を読み込んで指定された宛先に送信する文書サービ
    スモジュールを有する第1のデバイスから前記文書サー
    ビスモジュールを獲得する獲得手段と、 前記第1のデバイスを使用する第2のデバイスに前記文
    書サービスモジュールを送信する制御手段とを備え、 前記第2のデバイスにより、前記文書サービスモジュー
    ルを実行させることで前記第1のデバイスにより文書を
    読み込ませ、前記第2のデバイスに送信させることを特
    徴とするネットワークデバイス制御装置。
  10. 【請求項10】 前記第1のデバイスは文書入力デバイ
    スであり、前記第2のデバイスは文書出力デバイスであ
    ることを特徴とする請求項9に記載のネットワークデバ
    イス制御装置。
  11. 【請求項11】 前記第1のデバイスが有するドライバ
    モジュールに関する情報を管理する管理手段をさらに備
    え、前記獲得手段は、前記管理手段により管理される情
    報を参照して、前記第1のデバイスからそのドライバモ
    ジュールを獲得することを特徴とする請求項9または1
    0に記載のネットワークデバイス制御装置。
  12. 【請求項12】 前記第1のデバイスが前記ネットワー
    クに接続された場合に、前記管理手段は前記第1のデバ
    イスが有するドライバモジュールに関する情報を受信す
    ることを特徴とする請求項11に記載のネットワークデ
    バイス制御装置。
  13. 【請求項13】 ネットワークに接続されたデバイスを
    制御するネットワークデバイス制御方法であって、 文書を読み込んで指定された宛先に送信する文書サービ
    スモジュールを有する第1のデバイスから前記文書サー
    ビスモジュールを獲得する獲得工程と、 前記第1のデバイスを使用する第2のデバイスに前記文
    書サービスモジュールを送信する更新工程とを備え、 前記第2のデバイスにより、前記文書サービスモジュー
    ルを実行させることで前記第1のデバイスにより文書を
    読み込ませ、前記第2のデバイスに送信させることを特
    徴とするネットワークデバイス制御方法。
  14. 【請求項14】 前記第1のデバイスは文書入力デバイ
    スであり、前記第2のデバイスは文書出力デバイスであ
    ることを特徴とする請求項13に記載のネットワークデ
    バイス制御方法。
  15. 【請求項15】 前記各工程においては、前記第1のデ
    バイスが有するドライバモジュールに関する情報を管理
    する管理手段により管理される情報を参照して、前記第
    1のデバイスからそのドライバモジュールを獲得するこ
    とを特徴とする請求項13または14に記載のネットワ
    ークデバイス制御方法。
  16. 【請求項16】 前記第1のデバイスが前記ネットワー
    クと接続された場合に、前記第1のデバイスからそのド
    ライバモジュールに関する情報を受信する工程をさらに
    備えることを特徴とする請求項15に記載のネットワー
    クデバイス制御装置。
  17. 【請求項17】 請求項13乃至16のいずれか1項に
    記載のネットワークデバイス制御方法を実現するための
    コンピュータプログラムを格納することを特徴とするコ
    ンピュータ可読の記憶媒体。
  18. 【請求項18】 文書データを入力するデータ入力手段
    と、 文書データの入力を指示する入力要求を受信する文書デ
    ータ入力要求受信手段と、 入力した文書データを送信する文書データ送信手段を有
    するネットワーク接続された文書入力装置において、 前記受信した文書データ入力処理要求を一意に特定し再
    現するのに十分な識別情報を記憶し、前記要求によって
    入力されるべき文書に適用できる文書制御操作を実装し
    た文書サービスオブジェクトを生成する文書サービスオ
    ブジェクト生成手段と、 生成した前記文書サービスオブジェクトと相互通信し遠
    隔地から前記文書サービスへの文書制御操作要求を仲介
    する代理文書サービスオブジェクトを生成する代理文書
    サービスオブジェクト生成手段と、 生成した前気代理文書サービスオブジェクトを前記入力
    要求の要求元に送信する代理文書サービスオブジェクト
    送信手段と、 代理文書サービスオブジェクトからの通信によって伝え
    られる文書サービスへの一連の文書制御操作要求を文書
    サービスオブジェクトに対する一連の文書制御操作に変
    換するオブジェクト要求ブローカ手段とを備え、 前記文書サービスオブジェクトは、前記文書サービスオ
    ブジェクトが備える前記文書制御操作のうち、実際に文
    書データの入力処理を行なわなければ実現不能な操作が
    要求されるまで実際の文書データ入力処理を遅延し、実
    データが必須な操作を初めて実現する際に文書の入力を
    行なうことを特徴とする文書入力装置。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の文書入力装置におい
    て、さらに前記文書データ送信手段は帯域保証型のネッ
    トワークを介し、文書データを必要とする宛先に対して
    文書データのストリーミング送信を行ない、前記文書サ
    ービスオブジェクトは、前記文書サービスオブジェクト
    が備える前記文書制御操作のうち、文書データの送信要
    求を受信した際に、文書の入力処理と前記ストリーミン
    グによるデータ送信とを同期的に行なうことを特徴とす
    る文書入力装置。
  20. 【請求項20】 請求項18記載の文書入力装置におい
    て、さらに文書データを出力する文書データ出力手段
    と、 前記文書データ入力から文書データ出力装置への最適化
    されたデータ転送を行なう直結データ転送手段とを備
    え、 前記文書サービスオブジェクトは、前記文書サービスオ
    ブジェクトが備える前記文書制御操作のうち、実際に文
    書データの入力処理を行なわなければ実現不能な操作が
    初めて要求された際に、該要求が前記文書データ出力手
    段へのデータ送信である場合には、前記直結データ転送
    手段を用いたデータ転送を行なうことを特徴とする文書
    入力装置。
  21. 【請求項21】 前記文書データ入力手段は画像スキャ
    ナであり、入力文書の実データが必要とされるまで画像
    読み取り動作を遅延することを特徴とする請求項18記
    載の文書入力装置。
  22. 【請求項22】 前記文書データ出力手段は画像プリン
    タであることを特徴とする請求項20記載の文書入力装
    置。
  23. 【請求項23】 前記文書データ入力手段は画像スキャ
    ナであり、前記文書データ出力手段は画像プリンタであ
    り、前記直結データ転送手段は前記画像スキャナと前記
    画像プリンタの間でクロック同期したローカルバスであ
    ることを特徴とする請求項20記載の文書入力装置。
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