JP2002305538A - 通信品質制御方法、サーバ及びネットワークシステム - Google Patents

通信品質制御方法、サーバ及びネットワークシステム

Info

Publication number
JP2002305538A
JP2002305538A JP2001104785A JP2001104785A JP2002305538A JP 2002305538 A JP2002305538 A JP 2002305538A JP 2001104785 A JP2001104785 A JP 2001104785A JP 2001104785 A JP2001104785 A JP 2001104785A JP 2002305538 A JP2002305538 A JP 2002305538A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication quality
service
information
quality control
router
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001104785A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoko Hirashima
陽子 平島
Futoshi Haga
太 羽賀
Atsushi Aoki
篤 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2001104785A priority Critical patent/JP2002305538A/ja
Publication of JP2002305538A publication Critical patent/JP2002305538A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信品質、ネットワーク構成情報、及びネッ
トワークにおいて使用されるルータ機種、サービスオー
ダ情報に応じた通信品質の保証制御を行う。 【解決手段】 QoSポリシーサーバ101は、ルータ
機種毎に、特定の通信品質保証サービスを実現する通信
品質制御情報を1つまたは複数保持し、指定された通信
品質保証サービスの種類、ルータ機種、ネットワーク構
成情報、サービスオーダ情報に基づいてQoSポリシー
を生成し、QoSポリシーを制御命令としてルータへ送
信する。ルータは、この制御命令を受信し、通信サービ
ス品質保証のための制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信品質制御方
法、サーバ及びネットワークシステムに係り、特に、ネ
ットワーク内に、サーバとルータとを含み、サーバから
出力された情報に従ってルータが通信品質の制御を行う
ことにより、通信のサービス品質(QoS:Quality of
Service)を保証することを可能にした通信品質制御方
法、サーバ及びネットワークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インターネット上の通信サービス
は、通信サービスの帯域、遅延時間等が保証されないも
のである。しかし、インターネットやイントラネットを
VoIPやTV会議等のリアルタイム・マルチメディアストリ
ーム等の様々なアプリケーションで共有する場合、各通
信に必要な品質を確保する必要がある。この通信品質を
保証するための技術は、QoS制御技術と呼ばれてお
り、QoS制御技術としては、ネットワーク機器レベル
でフレームやパケットの転送優先度を操作するものや、
TCPのフロー制御、データ圧縮等のユーザ端末上のア
プリケーション間で制御するものが知られている。
【0003】この種のQoS制御技術に関する従来技術
として、例えば、特開平11−27316号公報等に記
載された技術が知られている。この従来技術は、リソー
スを監視してアプリケーションの通信品質制御を行うと
いうものである。
【0004】また、サービスを提供する側である通信事
業者は、サービスをより安価に提供するため、QoS制
御のコストを削減しようとしており、このため、QoS
制御情報を一元管理し、複数のネットワーク機器やアプ
リケーションに対し一括してQoS制御命令を配布する
QoSポリシーサーバを利用している。QoSポリシー
サーバは、QoSポリシーと呼ばれる運用ルールに基づ
いてネットワークの管理を行う。QoSポリシーは、1
または複数のルールから構成される。ルールは、コンデ
ィションと呼ばれるQoS制御実行の条件と、アクショ
ンと呼ばれる具体的な制御内容とによって構成される。
【0005】一般に、要求される通信品質保証サービス
には、一定の帯域での転送を保証するものや、遅延を一
定値以下となるように保証するものがある。サービスを
ユーザに提供する通信事業者は、ユーザとの契約に基づ
いて提供するサービスを決定し、サービスを実現するQ
oSポリシーを生成する。そして、通信事業者は、Qo
Sポリシーサーバを利用して、QoSポリシーに基づく
QoS制御命令をネットワーク機器やアプリケーション
に配布、通信サービス品質の制御を指示している。
【0006】一方、インターネットの標準化団体である
IETF(Internet Engineering Task Force)では、Q
oSポリシーサーバからルータを一元的に制御するた
め、また、異機種ルータで同品質のサービスを提供する
ため、ルータのQoS制御機能を抽象化し、抽象化した
ルータにおける特定のサービスを実現するパケットの取
り扱いを定義している(RFC2597、RFC259
8)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、通信
事業者は、サービス開始の前に、どのような通信品質を
提供するか、各サービスにどれだけのネットワーク資源
を使用するかを決定している。しかし、前述したRFC
2597及びRFC2598による定義は、ルータのQ
oS制御機能に対する要件定義に限られており、具体的
な設定項目は、ルータのQoS制御機能に依存してい
る。また、それらの設定項目に対する設定値は、通信事
業者が所有するネットワークの構成(ネットワーク資源
を含む)、サービスオーダと呼ばれるサービス要求の数
によって決まる。
【0008】このため、要求される通信品質を満たし、
かつ、通信事業者のネットワークを有効に利用した適切
なQoS制御を行うためには、ネットワーク構成やサー
ビスオーダを考慮してQoSポリシーを作成し、ネット
ワーク構成及びサービスオーダの変動時に、QoSポリ
シーを見直す必要がある。
【0009】しかし、ネットワーク構成やサービスオー
ダからQoSポリシーを生成する手法やツールが確立さ
れておらず、このため、通信事業者は、サービスの開始
前に、適当なQoSポリシーを設定して、ネットワーク
を流れるフローの帯域や遅延等を計測し、契約したサー
ビス品質と比べ違反があればQoSポリシーを修正する
といった調整作業を行っているのが現状である。従っ
て、従来のQoSポリシーサーバを導入しても、QoS
制御の負荷が大幅に軽減するとは言えない。
【0010】また、ネットワークに対してサービスを割
り当てる際に統計多重度という指標がある。統計多重度
とは、サービス全体で利用することができる帯域に対す
るサービスを契約した全ユーザの要求帯域の比率であ
る。統計多重度が1に近い程、ユーザは、サービスを確
実に利用することができるが、ネットワーク資源の利用
率は落ちることになる。通信事業者は、ユーザ要求を満
たしつつネットワークの利用率を上げるため、意図した
統計多重度を実現するQoSポリシーを作成し、統計多
重度を制御する必要がある。しかし、現在統計多重度を
反映したQoSポリシーを作成する仕組みが知られてい
ない。
【0011】本発明の目的は、通信品質保証サービスの
種類、ネットワーク構成情報、及び、サービスオーダ情
報に基づいて、自動的にサービスを実現するQoSポリ
シーを生成してルータへ配布することにより通信品質の
制御を行う通信品質制御方法、該制御方法を用いたサー
バ及びネットワークシステムを提供することにある。
【0012】また、本発明の他の目的は、通信品質保証
サービスの種類によって決まる統計多重度と、ネットワ
ーク構成情報、及び、サービスオーダ情報に基づいて、
自動的にサービスを実現するQoSポリシーを生成して
ルータへ配布することにより通信品質の制御を行う通信
品質制御方法、該制御方法を用いたサーバ及びネットワ
ークシステムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、通信の状況を制御する情報を出力するサーバと、前
記サーバから出力された情報に従って通信を制御するル
ータとがネットワークに接続されて、前記サーバとルー
タとによりネットワーク内に伝送される通信の品質を制
御する通信品質制御方法において、前記サーバが、ルー
タ機種毎に特定の通信品質保証サービスを実現する制御
項目の一覧を通信品質制御情報テンプレートとして保持
し、通信品質保証サービスの種類とルータ機種とが指定
されると、前記通信品質制御情報テンプレートに基づい
て制御項目を決定し、決定した制御項目から通信品質制
御情報を生成して前記ルータに送信し、前記ルータが、
受け取った情報に基づいて通信の品質を制御することに
より達成される。
【0014】また、前記目的は、ネットワークに接続さ
れ、通信の品質を制御する情報を出力するサーバにおい
て、ルータ機種毎に特定の通信品質保証サービスを実現
する制御項目の一覧を保持する通信品質制御情報テンプ
レート保持手段と、通信品質保証サービスの種類とルー
タ機種とが指定されると、前記通信品質制御情報テンプ
レートに基づいて制御項目を決定する通信品質制御情報
テンプレート決定手段と、決定した制御項目から通信品
質制御情報を生成する手段と、生成した通信品質制御情
報をルータに送信する手段とを備えることにより達成さ
れる。
【0015】さらに、前記目的は、通信の状況を制御す
る情報を出力するサーバと、前記サーバから出力された
情報に従って通信を制御するルータとがネットワークに
接続されて構成されるネットワークシステムにおいて、
前記サーバが、ルータ機種毎に特定の通信品質保証サー
ビスを実現する制御項目の一覧を通信品質制御情報テン
プレートとして保持する手段と、通信品質保証サービス
の種類とルータ機種とが指定されると、前記通信品質制
御情報テンプレートに基づいて制御項目を決定する通信
品質制御情報テンプレート決定手段と、決定した制御項
目から通信品質制御情報を生成する手段と、生成した通
信品質制御情報を前記ルータに送信する手段とを備え、
前記ルータが、受け取った通信品質制御情報に基づいて
通信の品質を制御手段を備えることにより達成される。
【0016】具体的にいえば、本発明による通信品質制
御は、ネットワーク管理のための運用ルールの集合であ
るQoSポリシーを保持し、当該QoSポリシーに基づ
いて、ルータ等のネットワーク機器に対しQoS制御情
報を発行するQoSポリシーサーバと、QoS制御命令
を受信し、通信サービス品質保証のための制御を行うネ
ットワーク機器としてのルータを備えて構成され、前記
QoSポリシーサーバが、ルータ機種毎、通信品質保証
サービスの種類毎に、サービスを実現するQoS設定項
目の一覧を、1つまたは複数保持するQoSテンプレー
ト保持部と、当該QoSテンプレート保持部を参照する
ことにより、ネットワーク管理者によって指定された通
信品質保証サービス種類とルータ機種からQoS設定項
目を決定するテンプレート決定手段と、通信品質保証サ
ービス種類、ネットワーク構成情報およびサービスオー
ダ情報に基づき、前記通信品質制御の設定項目に対する
設定値を決定するパラメータ決定手段と備えて実施され
ることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明による通信品質制御
方法、該制御方法を用いたネットワークシステム及びサ
ーバの実施形態を図面により詳細に制御する。
【0018】図1は本発明の一実施形態によるネットワ
ークシステムの構成例を示すブロック図である。図1に
おいて、101はQoSポリシーサーバ、102はルー
タ、103は情報処理端末、104はLAN(Local Are
a Network)、105はWAN(Wide Area Network)であ
る。
【0019】図示本発明の一実施形態によるネットワー
クシステムは、1台以上のQoSポリシーサーバ101
がLAN104に接続され、ルータ102によりWAN
105に接続されて構成されている。QoSポリシーサ
ーバ101は、制御ルールを保持しており、ネットワー
クを介して接続される情報処理端末103の相互間に、
様々な通信サービスを提供している。QoSポリシーサ
ーバ101は、一般の情報提供サーバで機能の1つとし
てネットワーク制御機能を持って構成されたものでもよ
いし、また、ネットワーク制御専用のサーバであっても
よい。
【0020】図2はQoSポリシーサーバの機能構成を
示すブロック図、図3はQoSポリシーサーバのハード
ウェア構成を示すブロック図であり、次に、QoSポリ
シーサーバについて説明する。図2、図3において、2
01はポリシー配布部、202はポリシー生成部、20
3はパラメータ決定部、204はテンプレート決定部、
205はQoSテンプレート、206はネットワーク構
成情報取得部、207はサービスオーダ情報取得部、2
08はネットワーク構成DB、209はサービスオーダ
DB、210はサービスクラステーブル、301はCP
U、302はメモリ、303は2次記憶装置、304は
ネットワークインタフェース、900はルータテーブ
ル、905はリンクテーブル、1100はサービスオー
ダテーブルである。
【0021】図2に示すように、QoSポリシーサーバ
101は、特定の通信品質保証サービスの一覧であるサ
ービスクラステーブル210と、各サービスを実現する
ため必要となるルータ機種毎のQoS設定項目を保持す
るQoSテンプレート205と、オペレータによるサー
ビスクラス、ルータ機種指定を受け付け、指定されたサ
ービスクラス及びルータ機種に基づいて、前記QoSテ
ンプレートから適切なQoS設定項目を決定するテンプ
レート決定部204と、ネットワーク構成情報を保持す
るネットワーク構成DB208からネットワーク構成情
報を読み込むネットワーク構成情報取得部206と、当
該システムに対する通信品質保証サービス要求であるサ
ービスオーダ情報を保持するサービスオーダDB209
からサービスオーダ情報を読み込むサービスオーダ情報
取得部207、前記ネットワーク構成情報及び前記サー
ビスオーダ情報からQoS設定項目に対する設定値を決
定するパラメータ決定部203と、QoS設定項目及び
設定値からQoSポリシーを生成するQoSポリシー生
成部202と、生成したポリシーを前記ルータに送るQ
oSポリシー配布部201とから構成される。
【0022】前述において、特定の通信保証サービスと
は、一般に、ニーズの高い通信サービスの代表であり、
音声通信のため一定帯域、遅延を一定値以下に保証する
サービスや、業務アプリケーション通信を大量データの
一括転送と区別して、相対的な優先転送を保証するサー
ビス等である。
【0023】QoSポリシーサーバ101のハードウェ
ア構成は、図3に示すように、CPU301とメモリ3
02と2次記憶装置303とネットワークインタフェー
ス304を備えた情報処理装置である。そして、サーバ
としての働きは、2次記憶装置303に格納されている
プログラムをメモリ302上にロードして実行すること
により実現させることができる。
【0024】図4はルータの機能構成を示すブロック
図、図5はルータのハードウェア構成を示すブロック図
であり、次に、ルータについて説明する。図4、図5に
おいて、401は制御命令受信部、402は経路制御
部、403はQoS制御部、404は受信部、405は
スイッチ、406は送信部、501、504はCPU、
502、505はメモリ、503は2次記憶装置、50
6はパケットバッファである。
【0025】図4に示すルータ102の機能構成におい
て、制御指示受信部401は、QoSポリシーサーバ1
01からの制御指示を受信し、経路制御部402または
QoS制御部403に制御指示を出力する。受信部40
4は、情報処理端末103からのパケットをネットワー
クを介して受信する。受信したパケットは、スイッチ4
05により経路制御部402の中継指示に従って宛先毎
に振り分けられ、送信部406からネットワークに送信
される。QoS制御部403は、パケットの中継の際に
受信部404と送信部406とにおけるQoS制御指示
を行う。すなわち、QoS制御部403は、パケットを
中継するフローを、後述するどのキューに割り当てるか
を制御指示する。
【0026】ルータのハードウェアは、図5に示すよう
に、CPU501と、メモリ502と、2次記憶装置5
03とを備えると共に、出力インタフェース毎に設けら
れるCPU504、メモリ505、パケットバッファ5
06を備えて構成される。
【0027】図6はルータ内に設けられる出力キューに
おけるQoS制御の仕組みを説明する図であり、以下、
これたついて説明する。
【0028】図6には、QoS制御の例として、図6
(a)に帯域制御の場合、図6(b)に優先度制御の場
合を示している。図6(a)に示す帯域制御の場合、ル
ータ102は、パケットの中継時、ネットワークへの出
力キュー601に帯域を割り当てて、出力量を調節する
ことにより帯域の制御を行う。図示例の場合、4つの出
力キューに、2Mbps、3Mbps、3Mbps、2Mbpsの帯域が
割り当てられており、中継されるパケットA、F、C、
X、Fのそれぞれは、各パケットが要求している帯域を
持つキューに接続される。これにより、一定の帯域での
データの転送を保証するサービスを行うことができる。
【0029】また、図6(b)に示す優先度制御の場
合、ルータ102は、パケットの中継時、ネットワーク
への出力キュー602に優先度(レベル1が最高とす
る)を割り当てて、出力順を制御している。図示例の場
合、4つの出力キューにレベル1〜レベル3の優先度が
与えられており、中継されるパケットの優先度の高いパ
ケットCがレベル1のキューに接続されている。これに
より、遅延が一定値以下となるようなサービスを行うこ
とができる。
【0030】前述したように、具体的なQoS制御の実
行時には、ルータ102は、出力キュー毎に、帯域ある
いは優先度を指定する必要がある。
【0031】図7はQoSポリシーについて説明する図
であり、以下、これについて説明する。
【0032】QoSポリシー700は、複数のルール、
すなわち、コンディション702、アクション703か
ら構成される。コンディション702は、アクションに
記述されたQoS制御を適用する条件であり、パケット
の送信元IPアドレス、送信先IPアドレス、ポート番
号等のフロー識別条件、または、時間帯の指定からな
る。アクションは、ルータへのQoS制御命令であり、
出力キューで適用するキュー制御アルゴリズム、廃棄制
御アルゴリズム、コンディションに該当するパケットを
割り当てる出力キューを指定する。図7に示す例は、キ
ュー制御アルゴリズムが優先制御とされており、コンデ
ィションに該当するパケットを割り当てる出力キューの
指定は、優先度となっている。
【0033】廃棄制御アルゴリズムは、出力キューに溜
まるパケットを処理せずに廃棄するための規則である。
パケットが廃棄されると、送信元は、その廃棄を検出
し、パケット送出量を調節するため、パケットの過剰な
流入を避けることができる。一般に、ルータに実装され
ている廃棄アルゴリズムとして、単純に指定されたキュ
ー長を超えたパケットを廃棄する Tail Drop、指定され
たキュー長を超えたパケットをキュー長に基づいた割合
で廃棄する Deterministic、指定されたキュー長を超え
たパケットをランダムに捨てる Random Drop等がある。
但し、判断可能なコンディション、実行可能なアクショ
ンは、ルータ機種に依存する。図7に示す例では、キュ
ー制御アルゴリズムとして前記優先制御が指定され、廃
棄制御アルゴリズムとして Deterministicが指定されて
いる。そして、パケットは、送信元のIPポート番号に
よって異なるプライオリティとキュー長を持つキューへ
と割り当てられる。また、どのコンディションにも当て
はまらない場合のルールとしてデフォルトのルールが用
意されている。
【0034】図8はQoSテンプレートについて説明す
る図であり、次に、これについて説明する。
【0035】QoSテンプレート205は、ルータ機種
801と、サービスクラス802と、前記ルータ機種及
び前記サービスクラスに対応するQoS設定項目803
とからなり、各サービスクラスを実現するため設定すべ
きQoS設定項目を示している。一般に、通信事業者の
持つネットワークは、複数のベンダの通信機器を含み、
各通信機器が異なるQoS機能、制御コマンドを持つ。
従って、QoSテンプレート205は、ルータ機種毎に
異なり、前記QoSポリシーサーバ101は、ルータ機
種毎にQoSテンプレート205を持つ必要がある。Q
oSテンプレート205は、ルータを提供するネットワ
ーク機器ベンダにより提供されるか、QoSポリシーサ
ーバ101の提供元がルータのQoS機能を分析した上
で作成して提供される。前述のQoS設定項目の中で、
サービスオーダ情報やネットワーク構成情報に基づいて
値を設定すべき項目には○印が付けられており、サービ
スオーダ情報やネットワーク構成情報に関わらず具体的
な設定値が決定している項目には、決定している値が書
かれている。
【0036】図8に示す例のQoSテンプレート205
は、相対的な優先サービスであるGold、Silver、Bronze
の3種類のクラスを作成するため、キュー制御アルゴリ
ズムとして帯域制御を用い、廃棄制御アルゴリズムとし
ては Deterministicを用いるべきことを示している。ま
た、図示QoSテンプレート205は、帯域制御適用
時、各クラスに対し帯域割合を指定すべきであり、廃棄
制御のためには各クラスに対し廃棄を開始するキューの
長さを指定すべきことも示している。
【0037】図9はネットワーク構成情報について説明
する図である。ネットワーク構成情報は、ネットワーク
構成DB208内に格納されており、図9(a)に示す
リンクテーブル905と、図9(b)に示すルータテー
ブル900からなる。前記リンクテーブル905は、ル
ータの持つネットワークインタフェースの接続関係を表
しており、リンク番号901、始点IPアドレス90
2、前記始点IPアドレスを持つネットワークインタフ
ェースと物理的な通信路によって接続されるネットワー
クインタフェースのIPアドレスである終点IPアドレ
ス903、当該リンクの情報転送能力である上限帯域9
04からなる。また、前記ルータテーブル900は、同
一ルータ筐体に含まれるネットワークインタフェースを
表し、ルータの管理用IPアドレス906と、当該ルー
タに含まれるネットワークインタフェースのIPアドレ
ス907とからなる。
【0038】図15は図9に示すネットワーク構成を持
つ場合の具体的なネットワークの構成を示す図である。
図示のようなネットワークの構成図は、前記リンクテー
ブル905と前記ルータテーブル900とに示されるネ
ットワーク構成情報を元に作成することができる。図1
5に示すネットワークにおいて、ER1(1511)〜
ER8(1518)は、ネットワークの外側に位置する
エッジ・ルータであり、ユーザの情報処理端末103
は、これらのエッジ・ルータに接続される。また、R1
(1504)〜R4(1507)は、ネットワークの基
幹部分を構成するルータであり、コア・ルータと呼ばれ
る。前記リンクテーブル905におけるリンク番号L1
を持つリンクは、L1(1501)であり、リンク番号
としてL2、L3を持つリンクは、L2(1502)、
L3(1503)として図15に示されている。前記ル
ータテーブル900におけるIPアドレス133.144.12.1
を持つルータは、R1(1504)として図15に示さ
れている。
【0039】図10はサービスクラステーブルの構成を
説明する図である。サービスクラステーブル210は、
サービスクラス名1001と、統計多重度1002と、
優先度1003とから構成される。図10に示す例の場
合、相対的に優先度の異なるGold、Silver、Bronzeの3
種類のクラスが定義されている。各クラスの統計多重度
によれば、Goldクラスのユーザは、常に契約帯域での通
信が可能であるが、Silver、Bronzeクラスのユーザは、
ネットワークが混雑していないときにのみ、契約帯域で
の通信が可能である。また、前記優先度は、各サービス
クラスにネットワーク資源を割り当てる際の優先度(1
が最高とする)であり、優先度が高いクラスを先に処理
する。ユーザは、当該サービスクラステーブル中のサー
ビスクラスから、要求する通信品質に応じたサービスク
ラスを選択する。
【0040】サービスオーダテーブル1100は、サー
ビスオーダ情報を持ってサービスオーダDB209内入
力格納されている。サービスオーダテーブル1100内
の情報は、サービスオーダを一意に識別するための番号
であるサービスオーダID1101と、通信品質保証の
対象となるフローをそれ以外のフローと区別するための
フロー識別条件1102と、当該サービスオーダが要求
するサービスクラスを示すサービスクラス名1103
と、当該サービスオーダで要求する保証帯域である要求
帯域1104と、当該サービスオーダのフローが経由す
る経路1105とからなる。前記経路1105は、ネッ
トワーク構成情報の前記リンク番号901の配列で表現
される。図11に示すオーダID1を持つサービスオー
ダの経路は、図15に示す例では破線で示すSO#1
(1508)として示すことができる。
【0041】図12はQoSポリシーサーバが実行する
QoS設定の処理動作を説明するフローチャートであ
り、以下、これについて説明する。通信事業者は、サー
ビス開始の前に、QoSポリシーサーバを利用してネッ
トワークに対しQoS設定を行い、通信品質を保証した
サービスの提供を可能にする。このとき、QoSポリシ
ーサーバが持つ前記ネットワーク構成DB208には、
通信事業者がサービスを提供するために利用することが
できるネットワーク構成情報が格納されており、サービ
スオーダDB209には、サービスオーダ情報が格納さ
れていることが前提である。一旦QoS設定を行ってサ
ービスを開始した後、ネットワーク構成情報やサービス
オーダ情報が変更された場合、QoS設定の処理を再度
実行することにより、適切なQoS制御を行うことがで
きる。
【0042】(1)QoS設定の処理が開始されると、
まず、QoSポリシーサーバのテンプレート決定部20
4は、通信事業者がユーザに対して提供する1つ以上の
サービスクラス、使用するルータ機種を読込む。これら
の情報は、オペレータにより与えられる(ステップ12
01)。
【0043】(2)次に、テンプレート決定部204
は、前述のサービスクラス、ルータ機種に基づいて、Q
oSテンプレート205から適切なQoS設定項目80
3を選択する。例えば、図8に示すQoSテンプレート
の場合、ルータ機種としてルータAが指定され、サービ
スクラスとしてGold、Silver、Bronzeのクラスが指定さ
れた場合、設定すべきQoS設定項目としては、キュー
制御アルゴリズムと、帯域割合と、廃棄制御アルゴリズ
ムとキュー長とが選択される。さらに、キュー制御アル
ゴリズムの設定値は帯域制御であり、廃棄制御アルゴリ
ズムは、Deterministic となる。帯域制御とは、図6
(a)に示すルータ内の出力キューに対する制御であ
る。すなわち、選択したサービスクラス毎に出力キュー
を分け、各キューは、指定された帯域割合に基づいて、
ネットワークインタフェースの帯域を使用する。具体的
な値が指定されていない帯域割合は、前記パラメータ決
定部203が決定する(ステップ1202)。
【0044】(3)続いて、QoSポリシーサーバのネ
ットワーク構成情報取得部206は、前述で説明したリ
ンクテーブル905から任意のリンクを1つ選択する
(ステップ1203)。
【0045】(4)次に、パラメータ決定部203は、
前述で選択したQoS設定項目803に設定すべき値
を、前記選択されたリンクを経由するサービスオーダに
基づいて決定する。この値が、オペレータから要求され
たサービスオーダを実現するため、選択したリンクの両
端のネットワークインタフェースに設定すべき値である
(ステップ1204)。
【0046】(5)ポリシー生成部202は、決定した
帯域に基づいてQoSポリシーを生成する。その後、ポ
リシー配布部201は、ルータテーブル900から選択
したリンクの両端であるネットワークインタフェースの
属するルータの管理IPアドレスを取得して、生成した
QoSポリシーをリンクの両端のネットワークインタフ
ェースに配布する。配布操作は、QoSポリシーサーバ
が、各ネットワークインタフェースの管理用IPアドレ
スに接続してログインし、QoSポリシーをルータ毎の
コマンドに変換して入力することにより実現することが
できる(ステップ1205〜1207)。
【0047】(6)ネットワーク構成情報取得部206
は、未処理のリンクがあるか否かチェックし、なければ
処理を終了し、あれば、ステップ1203からの処理に
戻って、処理を繰り返す(ステップ1208)。
【0048】図14はパラメータ決定部203の処理動
作を説明するフローチャートであり、以下、これについ
て説明する。
【0049】(1)前記パラメータ決定部203は、指
定されたサービスクラスの内で、自パラメータ決定部に
よってまだ処理されておらず、優先度の高いサービスク
ラスを選択する(ステップ1401)。
【0050】(2)そして、サービスオーダテーブル1
100を検索し、選択されたリンクを経由し、かつ、そ
のサービスクラスに属するサービスオーダを取得する
(ステップ1402)。
【0051】(3)取得したサービスオーダが要求する
帯域の総和を求め、求めた総和をそのサービスクラスの
統計多重度で除算する。この結果により得られた値が、
当該リンクに対し、そのサービスクラスのサービスを実
現するために必要な帯域となるため、そのサービスクラ
スと対応づけて、得られた値を保存する(ステップ42
03〜1405)。
【0052】(4)最後に、未処理のサービスクラスが
存在するか否かを確認し、未処理のものがなければ、こ
こでの処理を終了し、未処理のサービスクラスが存在す
れば、再度サービスクラスの選択を行うステップ140
1からの処理に戻って処理を繰り返して、要求されたサ
ービスクラス毎に割り当てるべき帯域を決定する(ステ
ップ1406)。
【0053】前述の処理において、サービスクラスが、
例えば、図10に示すサービスクラステーブルのような
内容を持つ場合、Goldクラスは、統計多重度が1である
ので、各ユーザの要求帯域の和がこのサービスクラスに
割り当てるべき帯域になる。また、Silverクラスは、統
計多重度が1.2であるので、各ユーザの要求帯域を、
1.2で割った値の和がそのサービスクラスに割り当て
るべき帯域となる。同様に、Bronzeクラスは、1.5で
割った値の和がそのサービスクラスに割り当てるべき帯
域となる。
【0054】次に、100Mbpsの上限帯域を持つリ
ンクL1を取り上げ、具体的なサービスオーダ情報の例
により要求されたサービスクラス毎に割り当てるべき帯
域について説明する。いま、サービスオーダ情報とし
て、要求帯域3MbpsのGoldクラスのサービスオーダ
が10件、要求帯域3MbpsのSilverクラスのサービ
スオーダが16件、要求帯域3Mbpsのクラスのサー
ビスオーダが10件あるものとする。
【0055】前述の場合、Goldクラスに対し、3×10
÷1=30Mbps、Silverクラスに対し、3×16÷
1.2=40Mbps、Bronzeクラスに対し、3×10
÷1.5=20Mbps必要であり、全帯域の100M
bpsから上記必要帯域を引いた余りの10Mbps
が、どのクラスにも属さないフローが使用することがで
きる帯域となる。従って、リンクL1の帯域は、4つの
キューに対して30%、40%、20%、10%の比で
割り振られことになる。前述したようにして、選択した
サービスクラスに対して割り当てるべき帯域がリンク毎
に決定される。
【0056】図13は前述した具体例によって生成され
るQoSポリシー1300を示す図である。図示QoS
ポリシー1300のコンディション1301は、サービ
スクラスの識別条件を示す。図13に示す例では、送信
元IPアドレスがコンディションで指定された値と一致
するパケットがそのサービスクラスとして扱われる。コ
ンディション1301は、サービスクラスのフロー識別
条件の和集合であり、送信元IPアドレスやポート番号
などから構成される。
【0057】アクション1302は、出力キューを4つ
のクラスに分け、キュー制御アルゴリズムとして帯域制
御を用いることを指示する。そして、第1のキューに
は、30Mbpsを割り当ててGoldクラス用のキューと
し、第2のキューには、40Mbpsを割り当ててSilv
erクラス用のキューとし、第3のキューには、20Mb
psを割り当ててBronzeクラス用のキューとし、第4の
キューには、10Mbpsを割り当ててどのクラスにも
属さないパケット用のキューとする。また、送信元IP
アドレスが133.144.32.98から133.144.33.12であるパケ
ットは、Goldクラスのパケットとして第1のキューに、
送信元IPアドレスが133.144.36.98から133.144.38.12
であるパケットは、Silverクラスのパケットとして第2
のキューに、送信元IPアドレスが133.144.38.98から1
33.144.39.12であるパケットは、Bronzeクラスのパケッ
トとして第3のキューに、前述の何れのフロー識別条件
にも合致しないパケットは、第4のキューに入れること
を指示する。
【0058】前述した本発明の実施形態によれば、以上
説明した処理により、サーバが通信品質保証サービスの
種類、ネットワーク構成情報及びサービスオーダ情報に
基づいて、自動的にサービスを実現するQoSポリシー
を生成し、生成したQoSポリシーをルータへ配布する
ことが可能になる。
【0059】また、本発明の実施形態によれば、通信品
質保証サービスの属性の1つとして統計多重度を指定し
て、ネットワーク構成情報及びサービスオーダ情報に基
づいて、自動的にサービスを実現するQoSポリシーを
生成し、ルータへ配布することが可能になる。
【0060】さらに、本発明の実施形態は、前述の帯域
割当てを、図10に示すサービスクラステーブル210
における優先度1003の高いクラスから先に行い、各
クラスの要求帯域の総和が上限帯域を超過した場合、対
象ネットワークに要求されたサービスオーダを全て処理
する能力がないとして、オペレータに警告を出すことが
できる。オペレータは、この警告を受けることにより、
回線増設の必要性を判断できるという効果もある。
【0061】前述した本発明の実施形態によれば、通信
品質保証サービスの種類、ネットワーク構成情報及びサ
ービスオーダ情報に基づいて、自動的にサービスを実現
するQoSポリシーを生成し、QoSポリシーに基づい
たQoS制御をルータへ配布することができるので、通
信品質保証制御の運用コストの削減を図ることができ
る。
【0062】また、前述した本発明の実施形態によれ
ば、統計多重度を属性として持つ通信品質保証サービス
クラス、ネットワーク構成情報及びサービスオーダ情報
に基づいて、サービスを実現するQoSポリシーを生成
しているので、具体的な統計多重度の値指定に基づいて
通信品質保証を実現することができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、自
動的にサービスを実現するQoSポリシーを生成し、生
成したQoSポリシーに基づいたQoS制御をルータに
行わせることができるので、通信品質保証制御の運用コ
ストの削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるネットワークシステ
ムの構成例を示すブロック図である。
【図2】QoSポリシーサーバの機能構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】QoSポリシーサーバのハードウェア構成を示
すブロック図である。
【図4】ルータの機能構成を示すブロック図である。
【図5】ルータのハードウェア構成を示すブロック図で
ある。
【図6】ルータ内に設けられる出力キューにおけるQo
S制御の仕組みを説明する図である。
【図7】QoSポリシーについて説明する図である。
【図8】QoSテンプレートについて説明する図であ
る。
【図9】ネットワーク構成情報について説明する図であ
る。
【図10】サービスクラステーブルの構成を説明する図
である。
【図11】サービスオーダテーブルの構成を説明する図
である。
【図12】QoSポリシーサーバが実行するQoS設定
の処理動作を説明するフローチャートである。
【図13】QoSポリシーの具体例を示す図である。
【図14】パラメータ決定部203の処理動作を説明す
るフローチャートである。
【図15】図9に示すネットワーク構成を持つ場合の具
体的なネットワークの構成を示す図である。
【符号の説明】
101 QoSポリシーサーバ 102 ルータ 103 情報処理端末 104 LAN(Local Area Network) 105 WAN(Wide Area Network) 201 ポリシー配布部 202 ポリシー生成部 203 パラメータ決定部 204 テンプレート決定部 205 QoSテンプレート 206 ネットワーク構成情報取得部 207 サービスオーダ情報取得部 208 ネットワーク構成DB 209 サービスオーダDB 210 サービスクラステーブル 301、501、504 CPU 302、502、505 メモリ 303 2次記憶装置 304 ネットワークインタフェース 401 制御命令受信部 402 経路制御部 403 QoS制御部 404 受信部 405 スイッチ 406 送信部 503 2次記憶装置 506 パケットバッファ 900 ルータテーブル 905 リンクテーブル 1100 サービスオーダテーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 篤 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア事業部内 Fターム(参考) 5K030 GA11 HA08 KA01 KA05 KA07 KA13 LB05 MB04 5K033 AA07 BA08 DA01 DB19 EA07

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信の状況を制御する情報を出力するサ
    ーバと、前記サーバから出力された情報に従って通信を
    制御するルータとがネットワークに接続されて、前記サ
    ーバとルータとによりネットワーク内に伝送される通信
    の品質を制御する通信品質制御方法において、前記サー
    バは、ルータ機種毎に特定の通信品質保証サービスを実
    現する制御項目の一覧を通信品質制御情報テンプレート
    として保持し、通信品質保証サービスの種類とルータ機
    種とが指定されると、前記通信品質制御情報テンプレー
    トに基づいて制御項目を決定し、決定した制御項目から
    通信品質制御情報を生成して前記ルータに送信し、前記
    ルータは、受け取った情報に基づいて通信の品質を制御
    することを特徴とする通信品質制御方法。
  2. 【請求項2】 前記サーバは、ネットワーク構成情報を
    取得すると共に、当該ネットワークに対する通信品質保
    証サービス要求であるサービスオーダ情報を取得し、前
    記ネットワーク構成情報及びサービスオーダ情報をも含
    めて前記通信品質制御情報を生成することを特徴とする
    請求項1記載の通信品質制御方法。
  3. 【請求項3】 前記サーバが取得するネットワーク構成
    情報が、ネットワークインタフェース間の物理的及びI
    P的な接続関係からなる情報であることを特徴とする請
    求項2記載の通信品質制御方法。
  4. 【請求項4】 前記サーバが取得するサービスオーダ情
    報が、前記特定の通信品質保証サービスについての各サ
    ービスの要求数量と、各サービスの要求帯域とから構成
    されることを特徴とする請求項2または3記載の通信品
    質制御方法。
  5. 【請求項5】 前記サーバは、前記特定の通信品質保証
    サービスの定義する統計多重度をも含めて前記通信品質
    制御情報を生成することを特徴とする請求項1ないし4
    のうちいずれか1記載の通信品質制御方法。
  6. 【請求項6】 前記ルータは、前記サービス品質を制御
    する通信品質制御情報を受け取り、前記受け取った制御
    情報に基づいて、要求されたサービス品質を満たすよう
    に、帯域割り当て制御が可能な複数のキューの1つに指
    定された通信データを接続することを特徴とする請求項
    1ないし5のうちいずれか1記載の通信品質制御方法。
  7. 【請求項7】 ネットワークに接続され、通信の品質を
    制御する情報を出力するサーバにおいて、ルータ機種毎
    に特定の通信品質保証サービスを実現する制御項目の一
    覧を保持する通信品質制御情報テンプレート保持手段
    と、通信品質保証サービスの種類とルータ機種とが指定
    されると、前記通信品質制御情報テンプレートに基づい
    て制御項目を決定する通信品質制御情報テンプレート決
    定手段と、決定した制御項目から通信品質制御情報を生
    成する手段と、生成した通信品質制御情報をルータに送
    信する手段とを備えることを特徴とするサーバ。
  8. 【請求項8】 ネットワーク構成情報を取得する手段
    と、当該ネットワークに対する通信品質保証サービス要
    求であるサービスオーダ情報を取得する手段とをさらに
    備え、前記通信品質制御情報を生成する手段は、取得し
    たネットワーク構成情報及びサービスオーダ情報をも含
    めて前記通信品質制御情報を生成することを特徴とする
    請求項7記載のサーバ。
  9. 【請求項9】 前記取得するネットワーク構成情報が、
    ネットワークインタフェース間の物理的及びIP的な接
    続関係からなる情報であることを特徴とする請求項8記
    載のサーバ。
  10. 【請求項10】 前記取得するサービスオーダ情報が、
    前記特定の通信品質保証サービスについての各サービス
    の要求数量と、各サービスの要求帯域とから構成される
    ことを特徴とする請求項8または9記載のサーバ。
  11. 【請求項11】 前記前記通信品質制御情報を生成する
    手段は、前記特定の通信品質保証サービスの定義する統
    計多重度をも含めて前記通信品質制御情報を生成するこ
    とを特徴とする請求項7ないし10のうちいずれか1記
    載のサーバ。
  12. 【請求項12】 通信の状況を制御する情報を出力する
    サーバと、前記サーバから出力された情報に従って通信
    を制御するルータとがネットワークに接続されて構成さ
    れるネットワークシステムにおいて、前記サーバは、ル
    ータ機種毎に特定の通信品質保証サービスを実現する制
    御項目の一覧を通信品質制御情報テンプレートとして保
    持する手段と、通信品質保証サービスの種類とルータ機
    種とが指定されると、前記通信品質制御情報テンプレー
    トに基づいて制御項目を決定する通信品質制御情報テン
    プレート決定手段と、決定した制御項目から通信品質制
    御情報を生成する手段と、生成した通信品質制御情報を
    前記ルータに送信する手段とを備え、前記ルータは、受
    け取った通信品質制御情報に基づいて通信の品質を制御
    手段を備えることを特徴とするネットワークシステム。
  13. 【請求項13】 前記サーバは、ネットワーク構成情報
    を取得する手段と、当該ネットワークに対する通信品質
    保証サービス要求であるサービスオーダ情報を取得する
    手段とを備え、前記通信品質制御情報を生成する手段
    は、取得したネットワーク構成情報及びサービスオーダ
    情報をも含めて前記通信品質制御情報を生成することを
    特徴とする請求項12記載のネットワークシステム。
  14. 【請求項14】 前記サーバが取得するネットワーク構
    成情報が、ネットワークインタフェース間の物理的及び
    IP的な接続関係からなる情報であることを特徴とする
    請求項13記載のネットワークシステム。
  15. 【請求項15】 前記サーバが取得するサービスオーダ
    情報が、前記特定の通信品質保証サービスについての各
    サービスの要求数量と、各サービスの要求帯域とから構
    成されることを特徴とする請求項13または14記載の
    ネットワークシステム。
  16. 【請求項16】 前記通信品質制御情報を生成する手段
    は、前記特定の通信品質保証サービスの定義する統計多
    重度をも含めて前記通信品質制御情報を生成することを
    特徴とする請求項12ないし15のうちいずれか1記載
    のネットワークシステム。
  17. 【請求項17】 前記ルータは、前記通信品質制御情報
    を受け取る手段と、前記受け取った通信品質制御情報に
    基づいて、要求されたサービス品質を満たすように、帯
    域割り当て制御が可能な複数のキューの1つに指定され
    た通信データを接続する手段とを備えることを特徴とす
    る請求項12ないし16のうちいずれか1記載のネット
    ワークシステム。
JP2001104785A 2001-04-03 2001-04-03 通信品質制御方法、サーバ及びネットワークシステム Pending JP2002305538A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001104785A JP2002305538A (ja) 2001-04-03 2001-04-03 通信品質制御方法、サーバ及びネットワークシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001104785A JP2002305538A (ja) 2001-04-03 2001-04-03 通信品質制御方法、サーバ及びネットワークシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002305538A true JP2002305538A (ja) 2002-10-18

Family

ID=18957595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001104785A Pending JP2002305538A (ja) 2001-04-03 2001-04-03 通信品質制御方法、サーバ及びネットワークシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002305538A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004093394A1 (ja) * 2003-04-14 2004-10-28 Fujitsu Limited データ中継装置、データ中継方法、データ中継プログラム、サービス選択装置、サービス選択方法、及びサービス選択プログラム
JP2006521061A (ja) * 2003-03-20 2006-09-14 ザ・ボーイング・カンパニー 配信ポリシーツール
JP2006246278A (ja) * 2005-03-07 2006-09-14 Oki Electric Ind Co Ltd 通信品質制御方法及び通信品質制御システム
JP2009055327A (ja) * 2007-08-27 2009-03-12 Hitachi Ltd ネットワークシステム
JP2014154925A (ja) * 2013-02-05 2014-08-25 Nomura Research Institute Ltd ネットワーク検証システム
JP7487316B2 (ja) 2020-01-21 2024-05-20 華為技術有限公司 サービスレベル構成方法および装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006521061A (ja) * 2003-03-20 2006-09-14 ザ・ボーイング・カンパニー 配信ポリシーツール
WO2004093394A1 (ja) * 2003-04-14 2004-10-28 Fujitsu Limited データ中継装置、データ中継方法、データ中継プログラム、サービス選択装置、サービス選択方法、及びサービス選択プログラム
JP2006246278A (ja) * 2005-03-07 2006-09-14 Oki Electric Ind Co Ltd 通信品質制御方法及び通信品質制御システム
JP4595591B2 (ja) * 2005-03-07 2010-12-08 沖電気工業株式会社 通信品質制御方法及び通信品質制御システム
JP2009055327A (ja) * 2007-08-27 2009-03-12 Hitachi Ltd ネットワークシステム
JP2014154925A (ja) * 2013-02-05 2014-08-25 Nomura Research Institute Ltd ネットワーク検証システム
JP7487316B2 (ja) 2020-01-21 2024-05-20 華為技術有限公司 サービスレベル構成方法および装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Zhao et al. Internet quality of service: An overview
US6744767B1 (en) Method and apparatus for provisioning and monitoring internet protocol quality of service
US8773998B2 (en) Technique for reducing resources allocated to an existing reservation in a data network
US20030033467A1 (en) Method and apparatus for resource allocation in network router and switch
JP2006325275A (ja) ポリシー・ベースのサービス品質
JP2005513917A (ja) 異なる品質を有するアプリケーションのデータの伝送方法
JP2008529398A (ja) 電気通信ネットワークの帯域幅割り当て
KR20060064661A (ko) 통신 네트워크 내의 상이한 트래픽 클래스에 대한 플렉시블승인 제어
AU2002339309B2 (en) Traffic restriction by means of reliability check for a packet-oriented connectionless network with QoS transmission
Mao et al. PQWRR scheduling algorithm in supporting of DiffServ
US6999420B1 (en) Method and apparatus for an architecture and design of internet protocol quality of service provisioning
WO2007022789A1 (en) Aggregated resource reservation for data flows
KR100458915B1 (ko) 무선 통신망에서 인터넷 서비스 품질 지원을 위한 패킷스케쥴링 방법
JP2013510464A (ja) ネットワークリソース管理の方法および配置構成
EP1949597A2 (en) Use of negative classifiers for internet traffic
US20040064582A1 (en) Apparatus and method for enabling intserv quality of service using diffserv building blocks
Mahajan et al. Managing QoS for multimedia applications in the differentiated services environment
JP2002305538A (ja) 通信品質制御方法、サーバ及びネットワークシステム
JP2002374286A (ja) 通信品質制御システムおよび通信品質制御方法
Zhang et al. End-to-end QoS guarantees over diffserv networks
Pinto et al. Lightweight admission control and traffic management with SDN
Cisco Cisco IOS Quality of Service Solutions Configuration Guide Release 12.1
JP2003511976A (ja) スループット・ブロッキング最適化のためのリンク容量共有化
US6778523B1 (en) Connectionless oriented communications network
Cisco Quality of Service for Voice over IP