JP2002268874A - 乱数シード生成回路及びこれを備えたドライバ、並びに、sdメモリカードシステム - Google Patents

乱数シード生成回路及びこれを備えたドライバ、並びに、sdメモリカードシステム

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JP2002268874A
JP2002268874A JP2001063988A JP2001063988A JP2002268874A JP 2002268874 A JP2002268874 A JP 2002268874A JP 2001063988 A JP2001063988 A JP 2001063988A JP 2001063988 A JP2001063988 A JP 2001063988A JP 2002268874 A JP2002268874 A JP 2002268874A
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Yoshihisa Arai
欣久 新居
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Toshiba Corp
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    • G06F7/588Random number generators, i.e. based on natural stochastic processes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不揮発性メモリなしに、起動の度に、乱数シ
ードを変化させる。 【解決手段】 発振器14は、電源投入直後から動作
し、高速クロックを発生する。カウンタ15は、この高
速クロックにより動作し、カウント値を高速に変える。
一方、電源が投入されてから十分な時間が経過した後、
パワーオンリセット回路10は、内部電源が安定したこ
とを示すパワーオンリセット信号を出力する。パワーオ
ンリセット信号は、高速クロックよりも十分に遅く、ま
た、ラッチ回路16に入力される時期も、まちまちとな
るため、ラッチ回路16にラッチされるカウント値(乱
数シード)は、電源が投入される度に異なるものとな
る。この乱数シードを用いて、乱数が生成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乱数を生成すると
きの初期値(シード)を決める乱数シード生成回路に関
し、特に、デジタル信号処理回路に使用される。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタル信号処理回路などのLS
Iに乱数生成回路が搭載される場合、この乱数生成回路
は、シフトレジスタや演算器などから構成される。乱数
を生成する手法としては、従来より多種多様な手法が提
案されているが、乱数を生成する元となる初期値(シー
ド)については、システムの特性などを考慮して決めな
ければならないため、難しい問題の一つとなっている。
【0003】例えば、乱数生成回路により生成される乱
数が適当な周期で変化していればよい(初期値はどうで
もよい)システムの場合には、乱数シード(乱数の
種)、即ち、初期値が、乱数を生成する度に、同じ値又
は高い確率でほぼ同じ値になっても問題はない。このよ
うなシステムとしては、例えば、乱数を用いてホワイト
ノイズを発生させるデジタルオーディオシステムなどが
考えられる。
【0004】しかし、乱数生成回路により生成される乱
数が、適当な周期で変化するだけでなく、その初期値が
起動の度に異なる値となることが必要なシステムの場合
には、乱数シード、即ち、初期値を、乱数を生成する度
に、異なる値に設定しなければならない。このようなシ
ステムとしては、図13に示すように、乱数を用いてセ
キュリティに関する処理を行うシステム、例えば、SD
メモリカード( SD memory card )とそのドライバ(プ
レーヤ)との間で転送データを暗号化して秘匿するシス
テムが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、乱数生
成回路により生成される乱数が、適当な周期で変化する
だけでなく、その初期値が起動の度に異なる値となるこ
とが必要なシステムの場合には、乱数シード、即ち、乱
数の生成の元となる初期値を、乱数を生成する度に、異
なる値に設定しなければならない。
【0006】しかし、従来の乱数生成回路では、乱数シ
ードを、毎回、異なる値に設定することが非常に難しく
なっている。
【0007】例えば、乱数生成回路がシフトレジスタか
ら構成される場合を考えると、図14に示すように、通
常、電源が投入される度(乱数を生成する度)に、パワ
ーオンリセット回路10により、乱数生成回路(シフト
レジスタ)11の値がリセットされる。つまり、乱数生
成回路11のリセット動作により、その初期値は、常
に、同じ値となってしまう。
【0008】また、このような事態を回避するため、パ
ワーオンリセット回路10により乱数生成回路11の値
がリセットされないようにしても、乱数生成回路11の
初期値は、チップごとに、高い確率で、同じ値となって
しまう。
【0009】そこで、例えば、図15に示すように、L
SIに不揮発性メモリ12を搭載し、電源を切った後に
は、この不揮発性メモリ12に乱数生成回路(シフトレ
ジスタ)11の値を保持し、かつ、次の電源投入時に
は、この不揮発性メモリ12に記憶された値を初期値と
して用いる、という技術がある。
【0010】しかし、一般的に、LSIに不揮発性メモ
リを搭載すると、LSIの製造コストが増大する、とい
う問題が発生する。また、LSIによっては、製造プロ
セス上の理由から、不揮発性メモリを搭載することが非
常に困難な場合がある。
【0011】本発明は、上述の問題を解決するためにな
されたもので、その目的は、不揮発性メモリを必要とす
ることなく、かつ、簡易な構成により、乱数シード(乱
数生成回路に与える初期値)を起動の度にランダムに異
ならせることができる乱数シード生成回路を提案するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】(1) 本発明の乱数シー
ド生成回路は、クロックを生成する発振器と、前記クロ
ックに同期して動作するカウンタとを備え、前記カウン
タのカウント値は、前記クロックと非同期の信号に応答
して出力され、その出力された前記カウント値が乱数を
作成するための初期値として使用される。
【0013】本発明の乱数シード生成回路は、クロック
を生成する発振器と、前記クロックに同期して動作する
カウンタとを備え、前記カウンタのカウント値を出力す
るタイミングは、信号に応じて一定範囲内でランダムに
変化し、その出力された前記カウント値が乱数を作成す
るための初期値として使用される。
【0014】前記信号は、電源が投入され、電源電位が
安定したことを検知したパワーオンリセット回路から出
力される信号である。
【0015】前記信号は、コントローラから出力される
動作開始信号である。前記動作開始信号は、例えば、電
源が投入されたことを前記コントローラが認識したとき
に出力される信号、又は、機器利用者による所定の操作
が行われたことを前記コントローラが認識したときに出
力される信号である。
【0016】前記発振器は、前記信号に応答して前記カ
ウント値が出力された後に、非動作状態又は前記クロッ
クの周波数を低くした状態となる。
【0017】前記発振器は、外部端子を持つ電圧制御可
能な発振器であり、前記カウント値が出力される前は、
前記外部端子と前記発振器が電気的に切断され、前記カ
ウント値が出力された後は、前記外部端子と前記発振器
が電気的に接続される。
【0018】前記発振器と前記外部端子の間には、前記
信号により制御されるスイッチ回路が接続される。
【0019】前記カウント値が出力された後は、前記ク
ロックは、システムクロックとして使用される。
【0020】前記カウント値を出力するタイミングは、
前記カウント値を出力する度に、前記クロックの周期よ
りも長い時間の範囲内で変化する。
【0021】前記信号に基づいて前記カウント値をラッ
チするラッチ回路をさらに備え、前記ラッチ回路にラッ
チされた前記カウント値が前記初期値として使用され
る。
【0022】前記信号が入力される乱数生成回路が動作
状態となると同時に、前記カウント値が前記初期値とし
て前記乱数生成回路に取り込まれる。
【0023】(2) 本発明のドライバは、クロックを生
成する発振器及び前記クロックに同期して動作するカウ
ンタを有する乱数シード生成回路と、前記乱数シード生
成回路により生成された初期値を用いて乱数を生成する
乱数生成回路とを備える。前記カウンタのカウント値
は、前記クロックと非同期の信号に応答して出力され、
その出力された前記カウント値が前記初期値として使用
され、前記乱数を用いて転送データの秘匿が行われる。
【0024】本発明のドライバは、クロックを生成する
発振器及び前記クロックに同期して動作するカウンタを
有する乱数シード生成回路と、前記乱数シード生成回路
により生成された初期値を用いて乱数を生成する乱数生
成回路とを備える。前記カウンタのカウント値を出力す
るタイミングは、信号に応答して一定範囲内でランダム
に変化し、その出力された前記カウント値が前記初期値
として使用され、前記乱数を用いて転送データの秘匿が
行われる。
【0025】前記乱数は、電源が投入される度、前記デ
ータの書き込み若しくは読み出しを行う度、又は、機器
利用者による所定の操作が行われる度に、作成される。
【0026】(3) 本発明のSDメモリカードシステム
は、クロックを生成する発振器及び前記クロックに同期
して動作するカウンタを有する乱数シード生成回路と、
前記乱数シード生成回路により生成された初期値を用い
て乱数を生成する乱数生成回路とから構成されるドライ
バとを備える。さらに、本発明のSDメモリカードシス
テムは、前記ドライバにより駆動されるデータ保護機能
を有するSDメモリカードを備える。
【0027】前記カウンタのカウント値は、前記クロッ
クと非同期の信号に応答して出力され、その出力された
前記カウント値が前記初期値として使用され、前記乱数
を用いて転送データの秘匿が行われる。
【0028】本発明のSDメモリカードシステムは、ク
ロックを生成する発振器及び前記クロックに同期して動
作するカウンタを有する乱数シード生成回路と、前記乱
数シード生成回路により生成された初期値を用いて乱数
を生成する乱数生成回路とから構成されるドライバとを
備える。さらに、本発明のSDメモリカードシステム
は、前記ドライバにより駆動されるデータ保護機能を有
するSDメモリカードを備える。
【0029】前記カウンタのカウント値を出力するタイ
ミングは、信号に応答して一定範囲内でランダムに変化
し、その出力された前記カウント値が前記初期値として
使用され、前記乱数を用いて転送データの秘匿が行われ
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の乱数シード生成回路について詳細に説明する。
【0031】本発明の乱数シード生成回路は、不揮発性
メモリを用いることなく、かつ、簡易な構成により乱数
シードをランダムに生成することができる点に特徴を有
する。以下では、まず、乱数シードをランダムに生成す
るための実施の形態を説明し、その後、本発明の乱数シ
ード生成回路を用いたシステムの一例(応用例)につい
て説明する。
【0032】[第1実施の形態]図1は、本発明の第1
実施の形態に関わる乱数シード生成回路について示して
いる。
【0033】乱数生成回路11は、乱数シード生成回路
13から出力される乱数シード(初期値)に基づいて乱
数を生成する。
【0034】乱数シード生成回路13は、電源投入直後
からクロックを生成し始める発振器14と、この発振器
14から出力されるクロックに基づいて、カウント値
を、順次、増加(又は減少)していくカウンタ15と、
取り込み信号に基づいてカウンタ15のカウント値を取
り込むラッチ回路16とから構成される。
【0035】発振器14は、電源が投入されると直ちに
自己発振し、各機能ブロックや各回路などに発振出力を
供給しなければならない。各機能ブロックや各回路など
を動作可能状態にするためである。言い換えれば、電源
が投入されると、発振器14が最も先に動作し始めなけ
ればならない。また、発振器14は、周期が数ns(例
えば、5ns程度)の高速クロックを生成する。
【0036】なお、LSI(例えば、デジタル信号処理
回路)内に、十分に高い周波数(例えば、200メガH
z程度)のクロックを生成する発振器(例えば、リング
オシレータ)が内蔵されている場合には、この発振器に
より生成したクロックをカウンタ15に与えてもよい。
【0037】カウンタ15は、このような高速クロック
に基づいて動作するため、カウンタ15から出力される
カウント値も高速に変化する。
【0038】一方、取り込み信号は、発振器14により
生成される高速クロックとは非同期であり、かつ、電源
が投入されてから取り込み信号がラッチ回路16に入力
されるまでの時間は、一定の範囲(例えば、数μs〜数
百ms)内で変化しており、この範囲は、発振器14に
より生成されるクロックの周期(数ns)に対して十分
に広くなっている。
【0039】つまり、電源が投入されてから取り込み信
号がラッチ回路16に入力されるまでの時間は、数μs
〜数百msの範囲でランダムに変化する一方、カウント
値は、この範囲内で、数nsの単位で高速に変化してい
るため、ラッチ回路16にラッチされるカウント値は、
電源投入の度に、ランダムに変化することになる。
【0040】また、ラッチ回路16にラッチされたカウ
ント値は、乱数シード(初期値)となるため、結果とし
て、乱数シードを、電源投入の度に、ランダムに変化さ
せることができる。
【0041】なお、取り込み信号としては、例えば、パ
ワーオンリセット回路10の出力信号とすることができ
る。この場合、パワーオンリセット回路10は、電源が
投入され、かつ、LSI内部で使用する電源が安定状態
となった後に、パワーオンリセット信号(取り込み信
号)を出力する。
【0042】ここで、パワーオンリセット信号は、発振
器14により生成されるクロックとは非同期であり、か
つ、電源が投入されてからLSI内部で使用する電源が
安定状態となるまでの時間は、通常、数μs〜数百ms
であるため、パワーオンリセット回路10の出力信号を
取り込み信号として用いることは、本発明にとって好都
合である。
【0043】このように、本実施の形態では、例えば、
図2の波形図に示すように、電源が投入されてから取り
込み信号がラッチ回路16に入力されるまでの時間の範
囲を、カウント値が変化する時間(クロックの周期)よ
りも十分に大きくしており、また、電源が投入されてか
ら取り込み信号がラッチ回路16に入力されるまでの時
間は、この範囲内でランダムに変化するため、乱数シー
ドを、電源投入の度に、ランダムに変化させることがで
きる。
【0044】[第2実施の形態]本実施の形態に関わる
乱数シード生成回路は、上述の第1実施の形態に関わる
乱数シード生成回路の変形例である。
【0045】本実施の形態の乱数シード生成回路は、上
述の第1実施の形態に関わる乱数シード生成回路と比べ
ると、 カウント値をラッチするラッチ回路を省略
し、パワーオンリセット回路の出力信号を、乱数生成
回路の動作開始信号として、直接、乱数生成回路に入力
した点に特徴を有する。
【0046】この場合、パワーオンリセット回路の出力
信号(動作開始信号)は、従来のように、乱数シード
(初期値)をリセットしない。即ち、本実施の形態で
は、パワーオンリセット回路の出力信号が乱数生成回路
に入力された時点で、乱数シード生成回路内のカウンタ
のカウント値に基づいて乱数シードが決定され、かつ、
乱数生成回路において乱数を生成する動作が開始する。
【0047】以下、本実施の形態に関わる乱数シード生
成回路について詳細に説明する。
【0048】図3は、本発明の第2実施の形態に関わる
乱数シード生成回路について示している。
【0049】乱数生成回路11は、乱数シード生成回路
13から出力される乱数シード(初期値)に基づいて乱
数を生成する。乱数シード生成回路13は、電源投入直
後からクロックを生成し始める発振器14と、この発振
器14から出力されるクロックに基づいて、カウント値
を、順次、増加(又は減少)していくカウンタ15とか
ら構成される。
【0050】発振器14は、電源が投入されると直ちに
自己発振し、各機能ブロックや各回路などに発振出力を
供給しなければならない。各機能ブロックや各回路など
を動作可能状態にするためである。言い換えれば、電源
が投入されると、発振器14が最も先に動作し始めなけ
ればならない。また、発振器14は、周期が数ns(例
えば、5ns程度)の高速クロックを生成する。
【0051】なお、上述の第1実施の形態と同様に、L
SI内に設けられる別の発振器(例えば、リングオシレ
ータ)を利用して、カウンタ15に与えるクロックを生
成してもよい。
【0052】カウンタ15は、このような高速クロック
に基づいて動作するため、カウンタ15から出力される
カウント値も高速に変化する。
【0053】一方、動作開始信号は、発振器14により
生成される高速クロックとは非同期であり、かつ、電源
が投入されてからLSI内部で使用する電源が安定状態
となるまでの時間、具体的には、電源が投入された後、
パワーオンリセット回路10から動作開始信号が出力さ
れるまでの時間は、一定の範囲(例えば、数μs〜数百
ms)内で変化しており、この範囲は、発振器14によ
り生成されるクロックの周期(数ns)に対して十分に
広くなっている。
【0054】つまり、電源が投入されてから動作開始信
号が乱数生成回路11に入力されるまでの時間は、数μ
s〜数百msの範囲でランダムに変化する一方、カウン
ト値は、この範囲内で、数nsの単位で高速に変化して
いるため、乱数生成回路11が動作を開始するときの乱
数シード(カウント値)は、電源投入の度に、ランダム
に変化する。
【0055】このように、本実施の形態では、電源が投
入されてから、動作開始信号が乱数生成回路11に入力
されるまでの時間の範囲を、カウント値が変化する時間
(クロックの周期)よりも十分に大きくしている。この
ため、電源が投入されてから動作開始信号が乱数生成回
路11に入力されるまでの時間が、この範囲内でランダ
ムに変化することにより、乱数シードを、電源投入の度
に、ランダムに変化させることができる。
【0056】また、本実施の形態では、カウンタ15の
カウント値が、直接、乱数生成回路11に入力される。
そして、動作開始信号が乱数生成回路に入力された時点
で、乱数シードが決定され、同時に、乱数生成回路にお
いて乱数を生成する動作が開始される。このため、乱数
シード生成回路の面積縮小、設計容易化、製造コストの
低下などの独自の効果を得ることができる。
【0057】[第3実施の形態]図4は、本発明の第3
実施の形態に関わる乱数シード生成回路について示して
いる。
【0058】乱数生成回路11は、乱数シード生成回路
13から出力される乱数シード(初期値)に基づいて乱
数を生成する。
【0059】乱数シード生成回路13は、電源投入直後
からクロックを生成し始める発振器14と、この発振器
14から出力されるクロックに基づいて、カウント値
を、順次、増加(又は減少)していくカウンタ15と、
コントローラ21からの動作開始信号(取り込み信号)
に基づいてカウンタ15のカウント値を取り込むラッチ
回路16とから構成される。
【0060】発振器14は、電源が投入されると直ちに
自己発振し、各機能ブロックや各回路などに発振出力を
供給しなければならない。各機能ブロックや各回路など
を動作可能状態にするためである。言い換えれば、電源
が投入されると、発振器14が最も先に動作し始めなけ
ればならない。また、発振器14は、周期が数ns(例
えば、5ns程度)の高速クロックを生成する。
【0061】なお、上述の第1実施の形態と同様に、L
SI内に設けられる別の発振器(例えば、リングオシレ
ータ)を利用して、カウンタ15に与えるクロックを生
成してもよい。
【0062】カウンタ15は、このような高速クロック
に基づいて動作するため、カウンタ15から出力される
カウント値も高速に変化する。
【0063】一方、カウンタ15のカウント値をラッチ
回路16に取り込むタイミングは、コントローラ(ホス
トマイコン)21からの動作開始信号により決定され
る。
【0064】コントローラ21からの動作開始信号と
は、何らかの処理を行うために乱数が必要になったとき
に、コントローラ21が乱数生成回路11を動作させる
ために出力する信号のことであり、発振器14により生
成されるクロックとは非同期である。
【0065】例えば、SDカードを使ったシステム(図
12)では、システムコントロール用CPU(コントロ
ーラ)21、SDカードインターフェイス回路22や、
その他のデジタル信号処理回路(DSP)23などを用
いて、SDカード24にデータを書き込んだり、又は、
SDカード24からデータを読み出したりする。
【0066】ここで、SDカード24に対してデータの
書き込み又は読み出しを行う際には、システムコントロ
ール用CPU21は、SDカード24へのアクセスを指
示する信号を出力することになる。
【0067】そこで、このSDカード24に対するアク
セスを指示する信号を、動作開始信号としてラッチ回路
16に供給し、乱数シードの取り込みに利用する。
【0068】一般に、システムコントロール用CPU2
1の動作クロックは、SDカードインターフェイス回路
22の動作を制御するクロックに対して非同期であり、
さらに、システムコントロール用CPU21から出力さ
れる動作開始信号の周期は、数μs程度となっている。
つまり、カウンタ15の動作速度(カウント値が変化す
る速度)は、この動作開始信号の動作速度(周波数)よ
りも十分に速くなっているため、ラッチ回路16にラッ
チされるカウント値は、動作開始信号が出力される度
に、ランダムに変化することになる。
【0069】また、ラッチ回路16にラッチされたカウ
ント値は、乱数シード(初期値)となるため、結果とし
て、乱数シードを、動作開始信号が出力される度に、ラ
ンダムに変化させることができる。
【0070】このように、本実施の形態では、システム
コントローラ21からの動作開始信号に基づいて、カウ
ント値を取り込むタイミング、即ち、乱数シードを決定
している。従って、乱数シードを、動作開始信号を出力
する度に、ランダムに変化させることができる。
【0071】なお、本実施の形態においては、システム
コントローラ21からの動作開始信号を、機器利用者
(又はシステム利用者)の操作によるタイミングとする
ことができる。例えば、SDカードを使ったオーディオ
プレーヤであれば、機器利用者が再生ボタンを押したタ
イミングや、SDカードをプレーヤ内に挿入したタイミ
ングで、動作開始信号が出力されるようにしてもよい。
【0072】[第4実施の形態]本実施の形態に関わる
乱数シード生成回路は、上述の第3実施の形態に関わる
乱数シード生成回路の変形例である。
【0073】本実施の形態の乱数シード生成回路は、上
述の第3実施の形態の乱数シード生成回路と比べると、
カウント値をラッチするラッチ回路を省略し、
コントローラ21からの動作開始信号を、直接、乱数生
成回路に入力した点に特徴を有する。
【0074】この場合、コントローラ21からの動作開
始信号が乱数生成回路に入力された時点で、乱数シード
生成回路内のカウンタのカウント値に基づいて乱数シー
ドが決定され、かつ、乱数生成回路において乱数を生成
する動作が開始する。
【0075】以下、本実施の形態に関わる乱数シード生
成回路について詳細に説明する。
【0076】図5は、本発明の第4実施の形態に関わる
乱数シード生成回路について示している。
【0077】乱数生成回路11は、乱数シード生成回路
13から出力される乱数シード(初期値)に基づいて乱
数を生成する。乱数シード生成回路13は、電源投入直
後からクロックを生成し始める発振器14と、この発振
器14から出力されるクロックに基づいて、カウント値
を、順次、増加(又は減少)していくカウンタ15とか
ら構成される。
【0078】発振器14は、電源が投入されると直ちに
自己発振し、各機能ブロックや各回路などに発振出力を
供給しなければならない。各機能ブロックや各回路など
を動作可能状態にするためである。言い換えれば、電源
が投入されると、発振器14が最も先に動作し始めなけ
ればならない。また、発振器14は、周期が数ns(例
えば、5ns程度)の高速クロックを生成する。
【0079】なお、上述の第1実施の形態と同様に、L
SI内に設けられる別の発振器(例えば、リングオシレ
ータ)を利用して、カウンタ15に与えるクロックを生
成してもよい。
【0080】カウンタ15は、このような高速クロック
に基づいて動作するため、カウンタ15から出力される
カウント値も高速に変化する。
【0081】一方、カウンタ15のカウント値が乱数シ
ードとして乱数生成回路11に入力されるタイミング
は、コントローラ(ホストマイコン)21からの動作開
始信号により決定される。
【0082】コントローラ21からの動作開始信号と
は、何らかの処理を行うために乱数が必要になったとき
に、コントローラ21が乱数生成回路11を動作させる
ために出力する信号のことであり、発振器14により生
成されるクロックとは非同期である。
【0083】なお、コントローラ21から動作開始信号
が出力されるタイミングとしては、機器利用者(又はシ
ステム利用者)の操作によるタイミングを利用すること
ができる。例えば、SDカードを使ったオーディオプレ
ーヤであれば、システム利用者が再生ボタンを押したタ
イミングや、SDカードをシステム内に挿入したタイミ
ングで、動作開始信号が出力されるようにしてもよい。
【0084】このように、本実施の形態では、コントロ
ーラ21からの動作開始信号に基づいて、カウント値を
取り込むタイミング、即ち、乱数シードを決定してい
る。従って、乱数シードを、動作開始信号を出力する度
に、ランダムに変化させることができる。
【0085】また、本実施の形態では、カウンタ15の
カウント値が、直接、乱数生成回路11に入力され、動
作開始信号に基づいて乱数シードが決定される。このた
め、乱数シード生成回路の面積縮小、設計容易化、製造
コストの低下などの独自の効果を得ることができる。
【0086】[第5実施の形態]本実施の形態に関わる
乱数シード生成回路は、上述の第3実施の形態に関わる
乱数シード生成回路の変形例である。
【0087】図6は、本発明の第5実施の形態に関わる
乱数シード生成回路について示している。
【0088】本実施の形態の乱数シード生成回路13
は、上述の第3実施の形態の乱数シード生成回路と比べ
ると、コントローラ21からの動作開始信号を、発振器
14の動作を停止させる発振停止信号として、発振器1
4にも入力した点に特徴を有する。その他の構成につい
ては、上述の第3実施の形態に関わる乱数シード生成回
路と全く同一である。
【0089】本発明の乱数シード生成回路13では、乱
数シード(初期値)が決定された後には、乱数シード生
成回路13を動作させておく必要がない。
【0090】そこで、本実施の形態では、コントローラ
21からの動作開始信号により、乱数シードをラッチ回
路16にラッチすると同時に、発振器14の動作を停止
させて、消費電力の削減を図っている。
【0091】なお、本実施の形態では、乱数シードが決
定された後に、発振器14を非動作状態にしたが、例え
ば、これに代えて、発振器14により生成されるクロッ
クの周波数を十分に低くしても、消費電力の削減を実現
できる。
【0092】[第6実施の形態]本実施の形態に関わる
乱数シード生成回路は、上述の第4実施の形態に関わる
乱数シード生成回路の変形例である。
【0093】図7は、本発明の第6実施の形態に関わる
乱数シード生成回路について示している。
【0094】本実施の形態の乱数シード生成回路13
は、上述の第4実施の形態の乱数シード生成回路と比べ
ると、コントローラ21からの動作開始信号を、発振器
14の動作を停止させる発振停止信号として、発振器1
4にも入力した点に特徴を有する。その他の構成につい
ては、上述の第4実施の形態に関わる乱数シード生成回
路と全く同一である。
【0095】上述の第5実施の形態で説明したように、
本発明の乱数シード生成回路では、コントローラ21か
らの動作開始信号により、乱数シード(初期値)が決定
された後には、乱数シード生成回路13を動作させてお
く必要がない。
【0096】そこで、本実施の形態では、コントローラ
21からの動作開始信号により、乱数生成回路11が動
作し、乱数シードが決定されると同時に、発振器14の
動作を停止させて、消費電力の削減を図っている。
【0097】なお、本実施の形態においても、発振器1
4に関しては、乱数生成回路11を動作状態にした後に
は、発振周波数を十分に低くして、消費電力の削減を図
ってもよい。
【0098】[第7実施の形態]本実施の形態に関わる
乱数シード生成回路は、悪意を持って本発明の集積回路
を解析する、という行為を防止すべく、電源が投入され
てから乱数シードの取り込みが完了するまでは、LSI
の外部から乱数シード生成回路内の発振器を制御できな
いようにした点、及び、乱数シード生成回路内の発振器
から出力されるクロックを、乱数を用いて動作するシス
テムの動作クロックとして使用した点に特徴を有する。
【0099】図8は、本発明の第7実施の形態に関わる
乱数シード生成回路について示している。
【0100】乱数生成回路11は、乱数シード生成回路
13から出力される乱数シード(初期値)に基づいて乱
数を生成する。
【0101】乱数シード生成回路13は、電源投入直後
からクロックを生成し始める電圧制御可能な発振器(V
CO: Voltage Controlled Oscillator )14Aと、
この発振器14Aから出力されるクロックに基づいて、
カウント値を、順次、増加(又は減少)していくカウン
タ15と、コントローラ21からの動作開始信号(取り
込み信号)に基づいてカウンタ15のカウント値を取り
込むラッチ回路16とを有する。
【0102】また、本実施の形態では、発振器14Aか
ら出力されるクロックをシステム動作クロックとしても
使用している。このため、乱数シード生成回路13は、
さらに、発振器14Aから出力されるクロックの周波数
を一定値に安定させるためのPLL( Phase Locked Lo
op )回路を備えている。
【0103】PLL回路は、基準クロックの周波数を分
周する分周器17Aと、発振器14Aから出力されるク
ロックを分周する分周器17Bと、分周器17Aから出
力されるクロックと分周器17Bから出力されるクロッ
クの位相を比較する位相比較器18と、抵抗及びキャパ
シタからなるLPF(ローパスフィルタ)19と、コン
トローラ21からの動作開始信号により制御されるスイ
ッチ回路24とから構成される。
【0104】発振器14Aは、電源が投入されると直ち
に自己発振し、各機能ブロックや各回路などに発振出力
を供給しなければならない。各機能ブロックや各回路な
どを動作可能状態にするためである。言い換えれば、電
源が投入されると、発振器14Aが最も先に動作し始め
なければならない。
【0105】また、発振器14Aは、周期が数ns(例
えば、5ns程度)の高速クロックを生成する。この
時、スイッチ回路24は、オフ状態となっており、PL
L回路は、機能していない。LSIの外部から発振器1
4Aの周波数を制御できないようにするためである。
【0106】なお、カウンタ15は、このような高速ク
ロックに基づいて動作するため、カウンタ15から出力
されるカウント値も高速に変化する。
【0107】一方、電源が投入されてから数μs〜数百
msが経過した後に、コントローラ21からの動作開始
信号がラッチ回路16及びスイッチ回路24に入力され
る。この範囲は、発振器14Aにより生成されるクロッ
クの周期(数ns)に対して十分に広くなっており、ま
た、動作開始信号は、発振器14により生成されるクロ
ックとは非同期である。
【0108】つまり、電源が投入されてからコントロー
ラ21からの動作開始信号がラッチ回路16に入力され
るまでの時間は、数μs〜数百msの範囲でランダムに
変化する一方、カウント値は、この範囲内で、数nsの
単位で高速に変化するため、ラッチ回路16にラッチさ
れるカウント値は、電源投入の度に、ランダムに変化す
ることになる。
【0109】また、ラッチ回路16にラッチされたカウ
ント値は、乱数シード(初期値)となるため、結果とし
て、乱数シードを、電源投入の度に、ランダムに変化さ
せることができる。
【0110】ところで、本実施の形態では、コントロー
ラ21からの動作開始信号がラッチ回路16に入力さ
れ、乱数シードが決定されると同時に、スイッチ回路2
4がオン状態となり、PLL回路が機能し始める。そし
て、乱数シード生成回路13内の発振器14Aから出力
されるクロックを、乱数を用いて動作するシステムの動
作クロックとしても使用する。
【0111】例えば、図12に示すようなシステムにお
いては、インターフェイス回路22を動作させるため
に、20メガHz程度の動作クロックが必要となるが、
この動作クロックとして、図8の乱数シード生成回路1
3内の発振器14Aから出力されるクロックを使用す
る。
【0112】通常のLSIでは、多くの場合、発振器
(VCO)から出力されるクロックの周波数を一定値に
安定させるためには、PLL回路による制御が必要とな
る。ここで、PLL回路は、LPF(ローパスフィル
タ)19を備えているが、このLPF19は、LSIの
外部に、いわゆる外付け部品として接続される。
【0113】しかし、このことは、発振器(VCO)か
ら出力されるクロックの周波数(発振周波数)を、LS
Iの外部から制御できることを意味するため、乱数シー
ドが自由にコントロールされ、悪意の解析者からデータ
を保護することができなくなる、という問題が生じる。
【0114】即ち、外付け部品を取り除き、発振器(V
CO)14Aを制御する電圧を自由に制御できるように
すれば、例えば、発振器14Aの発振周波数を十分に低
くして(カウンタ15のカウント値がほとんど変わらな
いようにして)、電源投入の度に、乱数シードをほぼ同
じ値又は全く同じ値にすることも可能である。
【0115】そこで、本実施の形態では、電源が投入さ
れてから乱数シードが決定されるまでは、スイッチ回路
24をオフ状態にし、発振器(VCO)14AがPLL
回路(又はLSI外部の悪意の解析者)により制御され
ないようにしている。
【0116】なお、コントローラ21からの動作開始信
号により、カウンタ値がラッチ回路16に取り込まれ、
かつ、乱数シードが決定された後には、スイッチ回路2
4がオン状態となり、PLL回路による発振器(VC
O)14Aの制御が開始される。
【0117】スイッチ回路24がオン状態になると、例
えば、LSIの外部からの制御により、発振器14Aの
発振周波数を極端に低く又は停止させることも可能にな
るが、本実施の形態では、発振器14Aから出力される
クロックをシステムの動作クロックとしても使用してい
るため、LSIの動作を解析される恐れはない。
【0118】つまり、発振器14Aの発振周波数を極端
に低く又は停止させると、システム自体が動作しなくな
る。
【0119】このように、本実施の形態では、第一に、
電源が投入されてからコントローラ21からの動作開始
信号(取り込み信号)がラッチ回路16に入力されるま
での時間の範囲を、カウント値が変化する時間(クロッ
クの周期)よりも十分に大きくしており、また、電源が
投入されてからこの動作開始信号がラッチ回路16に入
力されるまでの時間は、この範囲内でランダムに変化す
るため、乱数シードを、電源投入の度に、ランダムに変
化させることができる。
【0120】また、第二に、乱数シード生成回路内の発
振器から出力されるクロックを、乱数を用いて動作する
システムの動作クロックとして使用し、かつ、PLL回
路により動作クロックの周波数の安定化を図った場合に
おいて、電源が投入されてから乱数シードの取り込みが
完了するまでは、LSIの外部から乱数シード生成回路
内の発振器を制御できないようにしているため、悪意を
持った解析者からデータを保護することができる。
【0121】[第8実施の形態]図9は、本発明の第8
実施の形態に関わる乱数シード生成回路について示して
いる。
【0122】本実施の形態に関わる乱数シード生成回路
は、上述の第7実施の形態に関わる乱数シード生成回路
の変形例である。
【0123】本実施の形態の乱数シード生成回路は、上
述の第7実施の形態に関わる乱数シード生成回路と比べ
ると、 カウント値をラッチするラッチ回路を省略
し、コントローラ21からの動作開始信号を、乱数生
成回路11の動作開始信号として、直接、乱数生成回路
11に入力した点に特徴を有する。
【0124】この場合、コントローラ21からの動作開
始信号が乱数生成回路11に入力された時点で、乱数シ
ード生成回路13内のカウンタ15のカウント値に基づ
いて乱数シードが決定され、かつ、乱数生成回路11に
おいて乱数を生成する動作が開始する。
【0125】このように、本実施の形態では、コントロ
ーラ21からの動作開始信号に基づいて、カウント値を
取り込むタイミング、即ち、乱数シードを決定してい
る。従って、乱数シードを、動作開始信号を出力する度
に、ランダムに変化させることができる。
【0126】また、乱数シード生成回路内の発振器から
出力されるクロックを、乱数を用いて動作するシステム
の動作クロックとして使用し、電源が投入されてから乱
数シードの取り込みが完了するまでは、LSIの外部か
ら乱数シード生成回路内の発振器を制御できないように
しているため、悪意を持った解析者からデータを保護で
きる。
【0127】さらに、本実施の形態では、カウンタ15
のカウント値が、直接、乱数生成回路11に入力され、
動作開始信号に基づいて乱数シードが決定される。この
ため、乱数シード生成回路の面積縮小、設計容易化、製
造コストの低下などの独自の効果を得ることができる。
【0128】[応用例]以下、上述の第1乃至第8実施
の形態に関わる乱数シード生成回路を、SDメモリカー
ド( Secure Digital Memory Card )を使ったシステム
に適用した応用例について説明する。
【0129】図10及び図11は、SDメモリカードシ
ステムの概要を示している。
【0130】SDメモリカードとは、強力な著作権保護
機能を有する点を一つの特徴とするメモリカードのこと
である。
【0131】SDメモリカード24内のメモリ領域は、
普通にアクセスできるユーザデータエリアと、ドライバ
(プレーヤ)20とカード24の間で相互認証が認めら
れた場合にのみアクセスできるプロテクトエリアとから
構成される。
【0132】例えば、SDメモリカードに音楽データを
書き込む場合、図10に示すように、まず、相互認証が
行われる。相互認証が成功した場合には、例えば、コン
トローラから動作開始信号が出力され、本発明に関わる
乱数シード生成回路により乱数シードが生成される。ま
た、この乱数シードを用いて乱数が生成され、プロテク
トエリアにアクセスするためのテンポラリーの鍵(セッ
ション鍵)A1が作成される。
【0133】音楽データは、ドライバ(プレーヤ)20
内で鍵Bにより暗号化され、暗号化された音楽データが
SDメモリカード24内のユーザデータエリアに保存さ
れる。また、鍵Bは、SDメモリカード24内のプロテ
クトエリアに保存される。ここで鍵Bは、音楽データを
暗号化するために使用したものであり、これが漏洩する
と、音楽データの不正なコピーを発生させる危険性があ
る。
【0134】そこで、ドライバ20側においては、乱数
を使って生成された鍵A1を用いて、セキュリティ部に
て鍵Bを暗号化し、これを、SDメモリカード24に転
送する。これにより、ホストマイコンとSDメモリカー
ドの間のバス情報の解析が行われないようにしている。
【0135】なお、鍵A1は、テンポラリーの鍵であ
り、プロテクトエリアにアクセスする度(又は電源投入
の度)に、本発明に関わる乱数を使って作成され、か
つ、プロテクトエリアにアクセスする度(又は電源投入
の度)に、異なるものとなる。
【0136】また、SDメモリカードから音楽データを
読み出す場合には、図11に示すように、まず、相互認
証が行われる。相互認証が成功した場合には、例えば、
コントローラから動作開始信号が出力され、本発明に関
わる乱数シード生成回路により乱数シードが生成され
る。また、この乱数シードを用いて乱数が生成され、プ
ロテクトエリアにアクセスするためのテンポラリーの鍵
(セッション鍵)A2が作成される。
【0137】暗号化された音楽データは、SDメモリカ
ード24のユーザデータエリアから読み出され、鍵B
は、SDメモリカード24のプロテクトエリアから読み
出される。ここで、SDメモリカード24側において
は、鍵Bを読み出すに当たって、乱数を使って生成され
た鍵A2を用いて、セキュリティ部で鍵Bを暗号化し、
これを、ホストマイコンに転送する。これにより、ホス
トマイコンとSDメモリカードの間のバス情報の解析が
行われないようにしている。
【0138】鍵Bは、SDメモリカード24側におい
て、鍵A2により復号される。また、この鍵Bを用い
て、暗号化された音楽データが復号される。その結果、
音楽データが再生される。
【0139】なお、鍵A2も、テンポラリーの鍵であ
り、当然に、プロテクトエリアにアクセスする度(又は
電源投入の度)に、本発明に関わる乱数を使って生成さ
れ、かつ、プロテクトエリアにアクセスする度(又は電
源投入の度)に、異なるものとなる。
【0140】ところで、SDメモリカード24から音楽
データを読み出す場合において、相互認証が失敗したと
きには、例えば、コントローラ(ホストマイコン)は、
動作開始信号を出力しないため、本発明に関わる乱数は
生成させず、結果として、テンポラリーの鍵(セッショ
ン鍵)A2も、作成されない。
【0141】従って、この場合、暗号化された音楽デー
タについては読み出すことができるが、鍵Bを読み出す
ことができないため、結局、音楽データを再生すること
ができず、音楽データの不正な読み出し又は不正なコピ
ーが防止される。
【0142】図12は、本発明の乱数シード生成回路を
有するドライバとSDメモリカードからなるシステムの
具体例を示している。
【0143】23は、デジタル信号処理回路(DSP)
であり、乱数生成回路11と、本発明に関わる乱数シー
ド生成回路13とを有している。乱数シード生成回路1
3は、上述の第1乃至第8実施の形態に関わる乱数シー
ド生成回路のいずれか1つに相当する。
【0144】インターフェイス回路22は、SDメモリ
カード24とデータのやりとりを行うための回路であ
る。インターフェイス回路22は、例えば、20メガH
z程度の動作クロックで制御される。この動作クロック
は、例えば、上述の第7及び第8実施の形態に関わる乱
数シード生成回路を採用する場合、乱数シード生成回路
内の発振器で生成される。
【0145】パワーオンリセット回路10は、LSIで
使用する電源電位が安定した後に、リセット信号を出力
する。このリセット信号は、コントローラ(ホストマイ
コン)21に供給されると共に、上述の第1及び第2実
施の形態に関わる乱数シード生成回路の場合には、デジ
タル信号処理回路23にも供給される。
【0146】また、上述の第3乃至第6実施の形態に関
わる乱数シード生成回路の場合には、コントローラ21
は、パワーオンリセット回路10からリセット信号を受
けたときに、乱数シード生成回路13に対して動作開始
信号を出力する。また、コントローラ21は、機器利用
者の操作タイミング(例えば、再生ボタンを押したタイ
ミングや、SDメモリカードをドライバに挿入したタイ
ミングなど)に合わせて、動作開始信号を出力してもよ
い。
【0147】なお、このシステムにおいて、例えば、イ
ンターフェイス回路22とデジタル信号処理回路23
は、1チップ内に形成される。また、コントローラ(C
PU)21、インターフェイス回路22及びデジタル信
号処理回路23を、1チップ化しても構わない。
【0148】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の乱数シ
ード生成回路によれば、次のような効果を奏することが
できる。
【0149】 不揮発性メモリを必要とすることな
く、高速クロックを発生する発振器とこれよりも遅い取
り込み信号(動作開始信号)とを用いることにより、電
源投入の度に、乱数シードをランダムに変えることがで
きる。
【0150】 取り込み信号としては、パワーオンリ
セット回路の出力信号又はコントローラからの動作開始
信号を用いることができ、簡易な構成により、乱数シー
ドをランダムに変えることができる。
【0151】 機器利用者の操作タイミングを利用し
て、乱数シード生成回路を動作させることにより、電源
投入の度に、乱数シードを確実に変えることができる。
【0152】 乱数シード生成回路により乱数シード
を決定した後には、発振器を停止状態にすることによ
り、LSIの消費電力を小さくすることができる。
【0153】 乱数シード生成回路内の発振器をVC
Oとし、その出力クロックをシステムの動作クロックと
して使用する場合に、電源を投入してから乱数シードが
決定されるまでは、LSI外部からこの発振器を制御で
きないようにすることで、悪意をもってLSIの動作を
解析することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に関わる乱数シード生
成回路を示す図。
【図2】図1の乱数シード生成回路の動作を示す波形
図。
【図3】本発明の第2実施の形態に関わる乱数シード生
成回路を示す図。
【図4】本発明の第3実施の形態に関わる乱数シード生
成回路を示す図。
【図5】本発明の第4実施の形態に関わる乱数シード生
成回路を示す図。
【図6】本発明の第5実施の形態に関わる乱数シード生
成回路を示す図。
【図7】本発明の第6実施の形態に関わる乱数シード生
成回路を示す図。
【図8】本発明の第7実施の形態に関わる乱数シード生
成回路を示す図。
【図9】本発明の第8実施の形態に関わる乱数シード生
成回路を示す図。
【図10】SDメモリカードを使用したシステムの概要
を示す図。
【図11】SDメモリカードを使用したシステムの概要
を示す図。
【図12】SDメモリカードとそのドライバからなるシ
ステムを示す図。
【図13】従来の乱数生成回路の一例を示す図。
【図14】従来の乱数生成回路の一例を示す図。
【図15】従来の乱数を使用したシステムの一例を示す
図。
【符号の説明】
11 :乱数生成回路、 12 :不揮発性メモリ、 13 :乱数シード生成回
路、 14 :発振器、 14A :電圧制御可能な発振
器(VCO)、 15 :カウンタ、 16 :ラッチ回路、 17A,17B :分周器、 18 :位相比較器、 19 :ローパスフィルタ
(LPF)、 20 :ドライバ(プレー
ヤ)、 21 :コントローラ、 22 :インターフェイス回
路、 23 :デジタル信号処理回
路、 24 :スイッチ回路。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロックを生成する発振器と、前記クロ
    ックに同期して動作するカウンタとを具備し、前記カウ
    ンタのカウント値は、前記クロックと非同期の信号に応
    答して出力され、その出力された前記カウント値が乱数
    を作成するための初期値として使用されることを特徴と
    する乱数シード生成回路。
  2. 【請求項2】 クロックを生成する発振器と、前記クロ
    ックに同期して動作するカウンタとを具備し、前記カウ
    ンタのカウント値を出力するタイミングは、信号に応答
    して一定範囲内でランダムに変化し、その出力された前
    記カウント値が乱数を作成するための初期値として使用
    されることを特徴とする乱数シード生成回路。
  3. 【請求項3】 前記信号は、電源が投入され、電源電位
    が安定したことを検知したパワーオンリセット回路から
    出力される信号であることを特徴とする請求項1又は2
    記載の乱数シード生成回路。
  4. 【請求項4】 前記信号は、コントローラから出力され
    る動作開始信号であることを特徴とする請求項1又は2
    記載の乱数シード生成回路。
  5. 【請求項5】 前記動作開始信号は、電源が投入された
    ことを前記コントローラが認識したときに出力されるこ
    とを特徴とする請求項4記載の乱数シード生成回路。
  6. 【請求項6】 前記動作開始信号は、機器利用者による
    所定の操作が行われたことを前記コントローラが認識し
    たときに出力されることを特徴とする請求項4記載の乱
    数シード生成回路。
  7. 【請求項7】 前記発振器は、前記信号に応答して前記
    カウント値が出力された後に、非動作状態又は前記クロ
    ックの周波数を低くした状態となることを特徴とする請
    求項1又は2記載の乱数シード生成回路。
  8. 【請求項8】 前記発振器は、外部端子を持つ電圧制御
    可能な発振器であり、前記カウント値が出力される前
    は、前記外部端子と前記発振器が電気的に切断され、前
    記カウント値が出力された後は、前記外部端子と前記発
    振器が電気的に接続されることを特徴とする請求項1又
    は2記載の乱数シード生成回路。
  9. 【請求項9】 前記発振器と前記外部端子の間には、前
    記信号により制御されるスイッチ回路が接続されること
    を特徴とする請求項8記載の乱数シード生成回路。
  10. 【請求項10】 前記カウント値が出力された後は、前
    記クロックは、システムクロックとして使用されること
    を特徴とする請求項8記載の乱数シード生成回路。
  11. 【請求項11】 前記カウント値を出力するタイミング
    は、前記カウント値を出力する度に、前記クロックの周
    期よりも長い時間の範囲内で変化することを特徴とする
    請求項1又は2記載の乱数シード生成回路。
  12. 【請求項12】 前記信号に基づいて前記カウント値を
    ラッチするラッチ回路をさらに具備し、前記ラッチ回路
    にラッチされた前記カウント値が前記初期値として使用
    されることを特徴とする請求項1又は2記載の乱数シー
    ド生成回路。
  13. 【請求項13】 前記信号が入力される乱数生成回路が
    動作状態となると同時に、前記カウント値が前記初期値
    として前記乱数生成回路に取り込まれることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の乱数シード生成回路。
  14. 【請求項14】 クロックを生成する発振器及び前記ク
    ロックに同期して動作するカウンタを有する乱数シード
    生成回路と、前記乱数シード生成回路により生成された
    初期値を用いて乱数を生成する乱数生成回路とを具備
    し、前記カウンタのカウント値は、前記クロックと非同
    期の信号に応答して出力され、その出力された前記カウ
    ント値が前記初期値として使用され、前記乱数を用いて
    転送データの秘匿を行うことを特徴とするドライバ。
  15. 【請求項15】 クロックを生成する発振器及び前記ク
    ロックに同期して動作するカウンタを有する乱数シード
    生成回路と、前記乱数シード生成回路により生成された
    初期値を用いて乱数を生成する乱数生成回路とを具備
    し、前記カウンタのカウント値を出力するタイミング
    は、信号に応答して一定範囲内でランダムに変化し、そ
    の出力された前記カウント値が前記初期値として使用さ
    れ、前記乱数を用いて転送データの秘匿を行うことを特
    徴とするドライバ。
  16. 【請求項16】 前記乱数は、電源が投入される度、前
    記データの書き込み若しくは読み出しを行う度、又は、
    機器利用者による所定の操作が行われる度に、作成され
    ることを特徴とする請求項14又は15記載のドライ
    バ。
  17. 【請求項17】 クロックを生成する発振器及び前記ク
    ロックに同期して動作するカウンタを有する乱数シード
    生成回路と、前記乱数シード生成回路により生成された
    初期値を用いて乱数を生成する乱数生成回路とから構成
    されるドライバと、 前記ドライバにより駆動されるデータ保護機能を有する
    SDメモリカードとを具備し、 前記カウンタのカウント値は、前記クロックと非同期の
    信号に応答して出力され、その出力された前記カウント
    値が前記初期値として使用され、前記乱数を用いて転送
    データの秘匿を行うことを特徴とするSDメモリカード
    システム。
  18. 【請求項18】 クロックを生成する発振器及び前記ク
    ロックに同期して動作するカウンタを有する乱数シード
    生成回路と、前記乱数シード生成回路により生成された
    初期値を用いて乱数を生成する乱数生成回路とから構成
    されるドライバと、 前記ドライバにより駆動されるデータ保護機能を有する
    SDメモリカードとを具備し、 前記カウンタのカウント値を出力するタイミングは、信
    号に応答して一定範囲内でランダムに変化し、その出力
    された前記カウント値が前記初期値として使用され、前
    記乱数を用いて転送データの秘匿を行うことを特徴とす
    るSDメモリカードシステム。
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