JP2002263200A - 多重刺激式干渉低周波治療器 - Google Patents

多重刺激式干渉低周波治療器

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JP2002263200A JP2001067085A JP2001067085A JP2002263200A JP 2002263200 A JP2002263200 A JP 2002263200A JP 2001067085 A JP2001067085 A JP 2001067085A JP 2001067085 A JP2001067085 A JP 2001067085A JP 2002263200 A JP2002263200 A JP 2002263200A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人体患部に継続的な心地よい新鮮な干渉波刺
激を広範囲に渡って付与し、更に、3Hz以下のような
ゆっくりとした通電刺激の変化を活用でき、安全で満足
のいく通電治療ができる多重刺激式干渉低周波治療器を
提供すること。 【構成】 干渉低周波治療器(17)において、二対以
上のCh1・Ch2導子(6)・(14)から出力され
る搬送波の周波数を互いに異なる周波数とし、搬送波の
周波数の差に相当する干渉刺激を体内に生じさせ、更
に、前記搬送波に振幅変調を行い、振幅変調による刺激
も体内に生じさせ、前記振幅変調に係る各変調波の周波
数を互いに異なる周波数に設定する多重刺激式干渉低周
波治療器である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人体患部に互いに交叉
させた二つ又は複数の中周波電流通電を行ない、二つの
中周波電流の周波数の差に相当する刺激(=干渉刺激)
を二つの中周波電流の交叉部位に生じさせ、当該干渉刺
激を付加する干渉低周波治療器に関する。
【0002】干渉低周波治療器は、複数の周波数1KHz
乃至10KHz程度の電流を体内に流し、この周波数の
差によって体内に生じる干渉電流を刺激に応用したもの
であり、通常は2組の導子によって実施される。この干
渉電流の周波数を3Hz〜100Hz程度とすること
で、人が知覚し得る低周波刺激を患部(=人体内)に与
えることが出来る。
【0003】干渉刺激は、複数組の中周波電流の差によ
り生じ、複数組の電流が交叉する部位で干渉刺激を発生
する。従来の低周波治療器が電極直下で刺激を生じさせ
る点に対し、干渉低周波治療器は体内へ干渉刺激を与え
ることが出来るという特長を持つ。この特長は特に膝関
節など深部刺激が必要とされる部位への治療に適する。
【0004】更に、周波数1KHz乃至10KHz程度の
中周波電流を用いるため、皮膚インピーダンスの影響を
受けにくく、電流が体内に流れ易く、電極部での不快感
が少ないという特長も併せ持つ。
【0005】
【従来の技術】従来技術の特開平8−112362号公
報には、制御部は周波数設定機能を備え、搬送波設定ツ
マミ、ディスタンス設定ツマミ及びバランス調整ツマミ
が設けられて成る「干渉低周波治療器」が開示されてい
る。該干渉低周波治療器は、搬送波の周波数の任意な変
更により人体患部における干渉波発生位置の深さを変更
できるものである。
【0006】また、従来技術の特開平10−85342
号公報には、ベクトル移動機能(=甲乙出力回路の電流
値を増減させることにより体内に生じるベクトルを移動
させる機能)、ベクトル移動時間設定器、及び、ベクト
ル角度設定器を設けて成る「ベクトル干渉波治療器」が
開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前掲の特開平8−11
2362号公報のものは、前述のような干渉低周波治療
器の一般的特長を有している反面、2組または複数組の
中周波電流の交叉部位でのみ干渉刺激が生じるため、刺
激部位は局所的なものとなり、又、干渉刺激が単調とな
り、快適な治療を得ることは期待できないという欠点も
有している。
【0008】又、前記特開平10−85342号公報に
は、単調さに対する一解決法として、ベクトル移動時間
設定器とベクトル角度設定器により甲乙回路の電流を規
則的に増減させる構成作用を挙げ、この構成作用によれ
ば体内に生じる刺激強度分布を調節できるとしている
が、刺激となる周波数は甲乙回路による干渉刺激のみで
あり、単調な刺激であることには変わりなく、不都合で
あった。
【0009】更に、甲乙回路のベクトル移動のためには
電流をゆっくり増減させなければならないが、一方の電
流が減少すると全体の刺激感が低下するという問題が発
生する。これを防ぐために他方の電流値を増加させる等
の手段を講じる必要があり、電極から出力される電流密
度の増加により、皮膚に損傷を与えることが懸念され、
不都合であった。
【0010】本発明の目的は、人体患部に継続的に、心
地よく新鮮な干渉刺激を広範囲に付与でき、安全且つ快
適で満足のいく干渉刺激のできる多重刺激式干渉低周波
治療器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、干渉低周
波治療器(17)において、二対以上のCh1・Ch2
導子(6)・(14)から出力される搬送波の周波数を
互いに異なる周波数とし、搬送波の周波数の差に相当す
る干渉刺激を体内に生じさせ、更に、前記搬送波に振幅
変調を行い、振幅変調による刺激も体内に生じさせるこ
とを特徴とする多重刺激式干渉低周波治療器である。
又、二対以上のCh1・Ch2導子(6)・(14)か
ら出力される搬送波の周波数の差と、前記搬送波に係る
各振幅変調の変調周波数とを異なる周波数に設定する。
更に、複数の各振幅変調波の変調周波数を互いに異なる
周波数に設定する。或いは、二対以上のCh1・Ch2
導子(6)・(14)から出力される搬送波に振幅変調
を行い、振幅変調による刺激を体内に生じさせる干渉低
周波治療器(17)において、前記振幅変調の変調周波
数を二対以上のCh1・Ch2導子(6)・(14)で
互いに異なる周波数に設定する。
【0012】
【作用】干渉低周波治療器17において、人体表面に装
着した二対以上の導子6・14から出力する複数の搬送
波の周波数に差を設け、患部に干渉刺激を付与する。更
に、複数の前記搬送波に振幅変調を加え、当該振幅変調
による刺激を体内に生じさせ、併せ付与する。
【0013】人体表面に装着する二対以上の導子6・1
4から出力する一つの搬送波に振幅変調を加え、当該振
幅変調による刺激を前記導子6・14を介して患部に付
与する。前記各振幅変調波の周波数を互いに異なった周
波数に設定する。
【0014】前記導子6・14から出力する複数の搬送
波の差の周波数と、複数の前記搬送波に係る振幅変調の
変調周波数とを異なる周波数に設定する。
【0015】前記の各搬送波に係る振幅変調の周波数を
互いに異なる周波数に設定する。
【0016】
【実施例】本発明実施例の干渉低周波治療器17は、互
いに別個の電源であるCh1電源19とCh2電源20
とによって、人体に患部で交叉する様に中周波電流A、
Bを流す。中周波電流AとBは周波数が異なるため、そ
の周波数の差の干渉電流が患部に生じ、これが干渉刺激
となる。
【0017】実施例の干渉低周波治療器17のCh1電
源19は、Ch1搬送波発振周波数設定ツマミ1と、C
h1搬送波発振器2と、Ch1掛算回路3と、Ch1増
幅回路4と、Ch1出力トランス5と、Ch1導子6と
が順次接続されて構成される。前記Ch1掛算回路3に
は、Ch1変調用発振周波数設定ツマミ7が接続された
Ch1振幅変調用発振器8が追加して接続される。
【0018】Ch2電源20は、Ch2搬送波発振周波
数設定ツマミ9と、Ch2搬送波発振器10と、Ch2
掛算回路11と、Ch2増幅回路12と、Ch2出力ト
ランス13と、Ch2導子14とが順次接続されて構成
される。前記Ch2掛算回路11には、Ch2変調用発
振周波数設定ツマミ15が接続されたCh2振幅変調用
発振器16が追加して接続される。
【0019】Ch1・Ch2搬送波発振器2・10は、
搬送波を発振するものである。Ch1・Ch2搬送波発
振器2・10の発振周波数はCh1・Ch2搬送波発振
周波数設定ツマミ1・9で決められる。
【0020】Ch1・Ch2振幅変調用発振器8・16
は、振幅変調用の振幅変調波を発振するものである。C
h1・Ch2振幅変調用発振器8・16の発振周波数は
Ch1・Ch2変調用発振周波数設定ツマミ7・15で
決められる。
【0021】Ch1・Ch2掛算回路3・11は、前記
した各搬送波をそれぞれに前記振幅変調波で変調するも
のである。Ch1・Ch2増幅回路4・12は、変調さ
れた搬送波を電力増幅するものである。
【0022】Ch1・Ch2出力トランス5・13は、
電力増幅された搬送波を電圧変換すると共に1次側(=
入力側)と2次側(=出力側)の電気絶縁を図るもので
ある。
【0023】一対のCh1導子6と、一対のCh2導子
14は、人体患部における通電路が互いに交差するよう
に該人体表面に装着し、患部に変調された搬送波を通電
するものである。
【0024】使用に際しては、Ch1の一方・他方導子
6a・6bを、患部をはさむよう互いに間隔をあけて装
着し一つ目の通電経路を作り、次に、Ch2の一方・他
方導子14a・14bを、一つ目の通電経路と交叉させ
且つ患部をはさむように装着し、二つ目の通電経路を作
る。
【0025】実施例の干渉低周波治療器17を作動させ
上述の二つの経路に通電する。図2は、干渉による刺激
発生状態を説明する図であり、あるインピーダンスを有
す平面(=人体表面)に2組の導子(ch1の導子6a
・6b、ch2の導子14a・14b)を装着し電流を
流している状態を示す。この図2では、ch1の導子6
a・6b、ch2の導子14a・14bのいずれの導子
も+導子から−導子に電流が流れている場合を想定して
おり、図2の二個通電経路の電流が互いに直交する部分
(患部)はその直交のため、二つのチャンネル(=ch
1、ch2)の電流が影響し合う程度は低い。
【0026】しかし、他の部分(=図2中〜で示す
楕円形点線で囲まれた部分)ではch1とch2の電流
の成す角度が直角でないため、影響し合うことになる。
図2中、で示す楕円形点線で囲まれた部分では、お
互いの電流を打ち消す方向に電流のベクトルが向いてい
るため、電流が流れやすい部位となる。図2中、で
示す楕円形点線で囲まれた部分では電流を強める方向に
電流のベクトルが向いているため、電流が流れにくい部
位となる。
【0027】従ってch1とch2の各チャンネルから
出力される搬送波(=正弦波)の周波数が互いに異なる
と、電流の流れ易い部位と流れ難い部位がその搬送波周
波数の差の周波数で入れ替わるため、この変化が刺激と
して感じられる。図2中で示す楕円形点線で囲
まれた部位で刺激が最も強くなる。
【0028】又、図3は、振幅変調した搬送波による刺
激発生状態を説明する図であり、あるインピーダンスを
有す平面に2組の導子(ch1の導子6a・6b、ch
2の導子14a・14b)を装着し電流を流している時
の電流密度分布状態を示す。導子に近い部位は電流密度
が高い状態となる。
【0029】図2の〜で示す楕円形点線で囲まれた
部位では電流の成す角度の違いが生じると述べたが、図
3でも図2同様に同部位に電流の成す角度の違いが生じ
るが、ここで、ch1とch2の電流が全く同一波形
(=同期した同一周波数)である場合を考えると、図2
の〜で示す楕円形点線で囲まれた部位に前述した電
流の変化は生じないため、刺激となることは無い。即
ち、図2の〜の部位に刺激は発生しない。しかし、
導子周辺の電流密度の高い部位には振幅変調による刺激
を感じる。
【0030】前記二つの経路に通電する際には各ツマミ
を以下のように設定する。第1具体例では、先ず、Ch
1搬送波発振周波数設定ツマミ1を4000Hzに設定
し、続いて、Ch1変調用発振周波数設定ツマミ7を5
0Hzに設定する。
【0031】搬送波は1000Hz乃至10000Hz
の間の、任意の周波数に設定でき、振幅変調波は1乃至
100Hzの間の任意の周波数に設定できる。Ch1掛
算回路3で4000Hzの搬送波を50Hzの振幅変調
波をもって変調し、振幅変調された4000Hzの搬送
波を作る。
【0032】次に、Ch2搬送波発振周波数設定ツマミ
を3950Hzに設定し、続いて、Ch2変調用発振周
波数設定ツマミを50Hzに設定する。Ch2掛算回路
11で3950Hzの搬送波を50Hzの振幅変調波で
変調し、振幅変調された3950Hzの搬送波を作る。
この場合、ch2振幅変調用発振器16はch1振幅変
調用発振器8と共通することもできる。
【0033】変調された4000Hzの搬送波を、Ch
1増幅回路4で増幅し、Ch1出力トランス5で電圧変
換し、Ch1導子6を介して患部へ付与し通電する。他
方、変調された3950Hzの搬送波を、Ch2増幅回
路12で増幅し、Ch2出力トランス13で電圧変換
し、前記Ch1電源19による通電とは患部にあって交
差するように、Ch2導子14を介して付与し通電す
る。
【0034】二つの変調された搬送波を人体患部に付与
通電して、該人体患部に差の周波数50Hzの干渉波を
発生させ干渉刺激を与えるとともに、振幅変調による5
0Hzの変調刺激も、導子装着部位に与える。(図4参
照)
【0035】上述のように各搬送波を変調して通電し、
干渉による刺激と、搬送波の振幅変調による刺激とを患
部と導子装着部位に併せ与える。干渉刺激は二つの電流
の交叉部位(=図4中、で示す楕円形点線で囲
まれた部位)に生じ、振幅変調による刺激は各導子周囲
(=図4中、導子の周りに記載の楕円形点線で囲まれた
部位)に生じるため、広範囲な面積を同時に治療するこ
とが出来る。
【0036】第2具体例では、先ず、Ch1搬送波発振
周波数設定ツマミ1を4000Hzに設定し、続いて、
Ch1変調用発振周波数設定ツマミ7を50Hzに設定
し、Ch1掛算回路3で50Hzの振幅変調波をもって
前記搬送波を変調し、4000Hzの変調された搬送波
を作る。
【0037】次に、Ch2搬送波発振周波数設定ツマミ
9を4000Hzに設定し、続いて、Ch2変調用発振
周波数設定ツマミ15を45Hzに設定し、Ch2掛算
回路11で45Hzの振幅変調波をもって前記搬送波を
変調し、4000Hzの変調された搬送波を作る。
【0038】Ch1電源19は、変調された4000H
zの搬送波を増幅及び昇圧し、人体へ通電し、Ch2電
源20は、変調された4000Hzの搬送波を増幅及び
昇圧し、人体へ前記通電経路とは交差させて通電する。
【0039】2個電源19・20による二つの変調され
た搬送波を人体患部へ通電し、且つ、振幅変調の周波数
を50Hz及び45Hzに設定したことにより、約50
Hzの干渉刺激が二つの電流の交叉部位に生じ、振幅変
調による刺激は各導子周囲に生じ、更に二つの電流の交
叉部位(=図5中、で示す楕円形点線で囲まれ
た部)には振幅変調周波数の50Hz、45Hz及びそ
の差である5Hzの変化が生じる。(図5参照)
【0040】そのため、広範囲な面積を同時に治療する
ことが出来ると共に、5Hzという別の周波数の刺激が
生じ、心地よさが向上し、刺激に対する慣れが起こりに
くくなる。
【0041】第3具体例では、先ず、Ch1搬送波発振
周波数設定ツマミ1を4000Hzに設定し、続いて、
Ch1変調用発振周波数設定ツマミ7を50Hzに設定
する。
【0042】Ch1掛算回路3で4000Hzの搬送波
を50Hzの振幅変調波をもって変調し、振幅変調され
た4000Hzの搬送波を作る。
【0043】次に、Ch2搬送波発振周波数設定ツマミ
を3999.5Hzに設定し、続いて、Ch2変調用発
振周波数設定ツマミを50Hzに設定する。Ch2掛算
回路11で3999.5Hzの搬送波を50Hzの振幅
変調波で変調し、振幅変調された3999.5Hzの搬
送波を作る。この場合、ch2振幅変調用発振器16は
ch1振幅変調用発振器8と共通することもできる。
【0044】変調された4000Hzの搬送波を、Ch
1増幅回路4で増幅し、Ch1出力トランス5で電圧変
換し、人体へ付与し通電する。他方、変調された399
9.5Hzの搬送波を、Ch2増幅回路12で増幅し、
Ch2出力トランス13で電圧変換し、前記Ch1電源
19による通電とは患部にあって交差するように付与し
通電する。
【0045】二つの変調された搬送波を人体患部に付与
通電して、該患部に差の周波数0.5Hzの干渉刺激を
発生させるとともに、振幅変調による50Hzの変調刺
激も、導子装着部に与える。(図6参照)
【0046】この設定の場合、振幅変調による刺激は各
導子周囲に生じ、更に搬送波の周波数差が0.5Hzあ
るため、電流の交叉部位(=図6中、で示す楕
円形点線で囲まれた部位)を中心に刺激がゆっくりと移
動する感じを得ることが出来る。
【0047】第4具体例では、先ず、Ch1搬送波発振
周波数設定ツマミ1を4000Hzに設定し、続いて、
Ch1変調用発振周波数設定ツマミ7を50Hzに設定
する。
【0048】Ch1掛算回路3で4000Hzの搬送波
を50Hzの振幅変調波をもって変調し、振幅変調され
た4000Hzの搬送波を作る。
【0049】次に、Ch2搬送波発振周波数設定ツマミ
を3970Hzに設定し、続いて、Ch2変調用発振周
波数設定ツマミを51Hzに設定する。Ch2掛算回路
11で3970Hzの搬送波を51Hzの振幅変調波で
変調し、振幅変調された3970Hzの搬送波を作る。
【0050】変調された4000Hzの搬送波を、Ch
1増幅回路4で増幅し、Ch1出力トランス5で電圧変
換し、人体へ付与し通電する。他方、変調された397
0Hzの搬送波を、Ch2増幅回路12で増幅し、Ch
2出力トランス13で電圧変換し、前記Ch1電源19
による通電とは患部にあって交差するように付与し通電
する。
【0051】二つの変調された搬送波を人体に付与通電
して、該患部に差の周波数30Hzの干渉刺激を発生さ
せるとともに、振幅変調による50Hzと51Hzの変
調刺激も、導子装着部に与える。(図7参照)
【0052】この設定の場合、振幅変調による刺激は各
導子周囲に生じ、更に搬送波の周波数差が30Hzある
ため、電流の交叉部位(=図7中、で示す楕円
形点線で囲まれた部位)にも刺激が生じる。その上、振
幅変調の周波数が1Hz異なることによるゆっくりと移
動する刺激(=図7中、で示す楕円形点線で囲
まれた部位)も付与出来る。
【0053】
【発明の効果】本発明は、二対以上のCh1・Ch2導
子6・14から出力される搬送波の周波数を異なる周波
数とし体内に干渉刺激を与え、更に、この搬送波に振幅
変調を行い、変調による刺激も併せ付与するものであ
る。前記干渉刺激は二つの電流の交叉部位に生じ、振幅
変調による刺激は各導子周囲に生じるため、広範囲な面
積を同時に治療することが出来、好都合である。
【0054】本発明は、二対以上のCh1・Ch2導子
6・14から振幅変調された搬送波を出力し、各変調周
波数をそれそれ異なる周波数に設定するものであるか
ら、振幅変調による刺激が各導子周囲に生じる。
【0055】更に、二つの電流の交叉部位には振幅変調
周波数の互いの差である「差の周波数」の変化が生じる
ため、広範囲な面積を同時に治療することが出来ると共
に、「差の周波数」という別の周波数の刺激が生じ、通
電刺激による心地よさが向上し、刺激に対する慣れが起
こりにくくなり、好都合である。
【0056】例えば、振幅変調波に係る約50Hzの干
渉刺激が二つの電流の交叉部位に生じ、50Hz及び4
5Hzの振幅変調による刺激は各導子周囲に生じ、広範
囲な面積を同時に治療することが出来る。更に、前述治
療が出来ると共に、二つの電流の交叉部位には両振幅変
調周波数(50Hz、45Hz)の差である5Hzの変
化が生じるるため、5Hzという別の周波数の刺激が生
じ、心地よさが向上し、刺激に対する慣れが起こりにく
くなる。
【0057】本発明は、二対以上の導子6・14から出
力される搬送波の差の周波数と、前記搬送波に係る振幅
変調波の周波数とを異なる周波数に設定するものであ
る。干渉波の周波数と振幅変調波の周波数を個別に設定
できるため、同時に複数の周波数(=干渉波の周波数
と、振幅変調波の周波数)による通電刺激を人体に与え
ることができ、通電刺激に対する慣れを防止し通電刺激
を継続付与でき、好都合である。
【0058】更に、本発明によれば、従来装置では十分
な通電刺激が得られないため採用されていなかった3H
z以下の低い周波数の干渉刺激に、人体に感じる刺激を
与えることのできる振幅変調による刺激を併用させるよ
うに設定できる。
【0059】上記設定による電流を人体患部へ付与通電
すれば、Ch1・Ch2導子6・14周辺に生じる振幅
変調波刺激が、干渉波の周波数で変化し、刺激部位がゆ
っくり回転移動した感覚(刺激位置の移動感)を生じさ
せ、従来技術の機器による刺激感覚より、慣れが生じに
くく気持ちの良い刺激を人体患部に付与でき、更に、通
電電流の増減が無いため、導子部での電流密度上昇によ
る火傷の心配がなく、好都合である。
【0060】本発明は、複数の振幅変調波を互いに異な
る周波数に設定するものであるから、Ch1・Ch2導
子6・14より出力される各振幅変調波の差の周波数
が、患部において干渉刺激に回転ベクトルを生じさせ、
通電刺激の変化として感じることができ新たな刺激感を
生み出すことができ、好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】本発明の実施例の患部における干渉電流による
刺激発生状態を示す図である。
【図3】本発明の実施例の患部における振幅変調した搬
送波による刺激発生状態を示す図である。
【図4】本発明の実施例の患部における干渉刺激と振幅
変調刺激を併用した状態を示す図である。
【図5】本発明の実施例の患部における二個振幅変調波
の周波数を互いに異なる数値に設定した刺激状態を示す
図である。
【図6】本発明の実施例の患部における二個搬送波の差
の周波数と振幅変調波の周波数とが異なる場合の刺激状
態を示す図である。
【図7】本発明の実施例の患部における二個振幅変調波
の周波数が互いに異なる場合の刺激状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
6 Ch1導子 14 Ch2導子 17 干渉低周波治療器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 干渉低周波治療器(17)において、二
    対以上のCh1・Ch2導子(6)・(14)から出力
    される搬送波の周波数を互いに異なる周波数とし、搬送
    波の周波数の差に相当する干渉刺激を体内に生じさせ、 更に、前記搬送波に振幅変調を行い、振幅変調による刺
    激も体内に生じさせることを特徴とする多重刺激式干渉
    低周波治療器。
  2. 【請求項2】 二対以上のCh1・Ch2導子(6)・
    (14)から出力される搬送波に振幅変調を行い、振幅
    変調による刺激を体内に生じさせる干渉低周波治療器
    (17)において、前記振幅変調の変調周波数を二対以
    上のCh1・Ch2導子(6)・(14)で互いに異な
    る周波数に設定することを特徴とする多重刺激式干渉低
    周波治療器。
  3. 【請求項3】 二対以上のCh1・Ch2導子(6)・
    (14)から出力される搬送波の周波数の差と、前記搬
    送波に係る各振幅変調の変調周波数とを異なる周波数に
    設定することを特徴とする請求項1記載の多重刺激式干
    渉低周波治療器。
  4. 【請求項4】 複数の各振幅変調波の変調周波数を互い
    に異なる周波数に設定したことを特徴とする請求項3記
    載の多重刺激式干渉低周波治療器。
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