JP2002245264A - Xmlのdtd管理システムと方法およびxmlのdtd流通システムと方法ならびにプログラム - Google Patents

Xmlのdtd管理システムと方法およびxmlのdtd流通システムと方法ならびにプログラム

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JP2002245264A
JP2002245264A JP2001041990A JP2001041990A JP2002245264A JP 2002245264 A JP2002245264 A JP 2002245264A JP 2001041990 A JP2001041990 A JP 2001041990A JP 2001041990 A JP2001041990 A JP 2001041990A JP 2002245264 A JP2002245264 A JP 2002245264A
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Kazutoshi Kojima
和敏 小嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 XMLのDTDを効率的に配信することを可
能とし、XMLの電子商取引への利用を促進し、インタ
ーネットでの電子商取引の普及を促進させる。 【解決手段】 DTD管理・配信装置1において、DT
Dインデックスルール11およびDTD収集エージェン
ト12によりDTD管理におけるメタデータ(DTDの
属性)をXML化して、DTDの収集と管理を行ない、
管理プログラムの複雑化を避け、修正を容易とし、ま
た、DTDを配信する際には、DTD配信エージェント
14により、その差分のみを配信して配信に要する時間
を短縮し、また、配信先の認証チェックを行ないセキュ
リティを高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、XML(eXtensib
le Markup Language)のDTD(文書型定義:Document
Type Definition)の管理技術に係わり、特に、EC
(電子商取引:Electronic Commerce)等において、D
TD配信を効率良く行うと共にセキュリティを考慮した
交換を行うのに好適なXMLのDTD管理システムと方
法およびXMLのDTD流通システムと方法ならびにプ
ログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットの普及により、W
eb(World Wide Web)を利用したデータ検索・交換が
普及している。該当情報を検索する技術としては、We
bに検索データを入力し、Webのバックエンド(配
下)にあるDB(データベース)のインデックス項目を
利用した検索や内容データの全文検索を繰返し、該当デ
ータを抽出するケースが一般的である。
【0003】また、インターネットによる電子商取引で
交換するビジネスメッセージ(業務データ)や文書デー
タのメタデータ(属性)は、従来型のコンピュータ処理
を考慮し、ファイルレイアウトを厳密に規定する技術が
採られており、最初のファイルレイアウト設計が先々の
検索等の処理を左右している。また、メタデータの項目
が不足している場合には、人間による判断に基づく追加
と検索等のプログラム修正が発生する場合がある。
【0004】このようなインターネットにおける情報の
やり取りにXMLを用いることが、例えば、「日経ソフ
トウェア 2000年9月号」(2000年、日経BP
社発行)の第91〜119頁(「これから始める人のX
MLガイド」)などに記載のように、近年注目されてい
る。
【0005】XMLは、ISO(International Standa
rd Organization、国際標準化機構)が開発した言語S
GML(Standard Generalized Markup Language)をイ
ンターネットに対応させた言語であり、W3C(World
Wide Web Consortium)が標準化を行っている。
【0006】このXMLでは、「タグ」を自由に設定
し、情報に意味を与えることができるとの特徴があり、
XML文書では、ユーザが自由にタグを設定できるの
で、その文書の中でどのようなタグが使われているかが
予め分っていなければ、文書交換やデータ交換ができな
い。
【0007】これに対応するために、DTD(文書型定
義:Document Type Definition)が用意されている。こ
のDTDにより、当該XML文書が、どのようなタグ
(要素)を使い、どのような属性があって、当該XML
文書の中でどのような使われ方をするのか等が定義され
る。
【0008】このようにDTDは、XML文書の書き方
のルールを、曖昧さ無く表現するためのものであり、こ
のDTDにより、あるXML文書が正しい意図通りに記
述されているかを、中立公平に判定することができ、例
えば、企業A社と企業B社といった異なる組織間で、円
滑にXML文書を交換するために必要なものである。
【0009】すなわち、B2B(Business to Busines
s)やB2G(Business to Government)などの異なる
組織間でデータのやり取りにXML文書を利用する際に
は、送り手と受け手とで共通のDTDを決めておくこと
により、共通のDTDに従ったデータ構造に曖昧さのな
いXML文書を作ることができる。そして、送り手と受
け手のアプリケーションは、決まった形式のXML文書
に対応すれば良く、処理が容易になり、且つ、間違いも
少なくなる。
【0010】このように、B2BやB2G等、異なる組
織間においてXML文書を交換するためには、DTDの
相互配信が必要となる。
【0011】インターネットにおいては、各社・団体等
で設けたWebフォーム(ページ)のURL(Uniform
Resource Locator)や情報を自動的に収集するシステム
があり、また、XMLのDTDに関しても、予め決めら
れた特定の分野のDTDを電子商取引の主催者や取り纏
め業界団体等のWeb公開で行なうといった、特定業界
単位でのDTD配信はあるが、広範な企業やグループ固
有のDTDをも対象として配信することはできない。
【0012】また、DTDのメタデータ(属性)を管理
する場合、従来のテキストデータのみで管理する技術を
採用すると下記のような問題が発生する。
【0013】(イ)管理項目の柔軟な追加・更新に対応
させるためには、人間が検討・判断するハンドリング対
応プロセスが発生する。
【0014】(ロ)メタデータの管理プログラムの変更
に時間とコストを要し、尚かつ管理システムが複雑にな
る。
【0015】(ハ)Web上でDTDを公開し、利用者
がWeb検索で該当するDTDを探す場合、フィット率
が低いために時間がかかり、また、ピンポイント検索に
向いておらず、効率が低下する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の技術では、XMLのDTDを効率的に配信
することができない点である。
【0017】本発明の目的は、これら従来技術の課題を
解決し、XMLの電子商取引への利用を促進し、インタ
ーネットでの電子商取引を普及させることを可能とする
XMLのDTD管理システムと方法およびXMLのDT
D流通システムと方法ならびにプログラムを提供するこ
とである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のXMLのDTD管理システムと方法および
XMLのDTD流通システムと方法ならびにプログラム
は、DTD管理におけるメタデータ(DTDの属性)を
XML化して、DTDの収集と管理を行ない、管理プロ
グラムの複雑化を避け、修正や配信を容易とし、また、
DTDを配信する際には、その差分のみを配信して配信
に要する時間を短縮し、また、配信先の認証チェックを
行ないセキュリティを高める。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明に係るXMLのDTD管理
システムおよびDTD流通システムの構成例を示すブロ
ック図であり、図8は、図1におけるDTD管理・配信
装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
【0021】図8において、81はCRT(Cathode Ra
y Tube)やLCD(Liquid CrystalDisplay)等からな
る表示装置、82はキーボードやマウス等からなる入力
装置、83はHDD(Hard Disk Drive)等からなる外
部記憶装置、84はCPU(Central Processing Uni
t)84aや主メモリ84bおよび入出力インタフェー
ス84c等を具備して蓄積プログラム方式によるコンピ
ュータ処理を行なう情報処理装置、85は本発明に係わ
るプログラムやデータを記録したCD−ROM(Compac
t Disc-Read Only Memory)もしくはDVD(Digital V
ideo Disc/DigitalVersatile Disc)等からなる光ディ
スク、86は光ディスク85に記録されたプログラムお
よびデータを読み出すための駆動装置、87はLAN
(Local Area Network)カードやモデム等からなる通信
装置である。
【0022】光ディスク85に格納されたプログラムお
よびデータを情報処理装置84により駆動装置86を介
して外部記憶装置83内にインストールした後、外部記
憶装置83から主メモリ84bに読み込みCPU84a
で処理することにより、情報処理装置84内に図1に示
すDTD管理・配信装置が構成される。
【0023】図1において、1はDTD管理・配信装置
(図中、「DTD管理・配信装置(X)」と記載)、2
は業界・業種団体コンピュータ(図中、「業界・業種団
体COM」と記載)、3は企業・グループコンピュータ
(図中、「企業・グループCOM」と記載)、4は各種
フォームページ(図中、「Home Page」と記載)、5は
配信業者コンピュータ(図中、「配信業者COM
(Y)」と記載)、6,7は企業・団体コンピュータ
(図中、「企業・団体COM(Z)」と記載)である。
【0024】DTD管理・配信装置1には、DTDイン
デックスルール11と、DTD収集エージェント(ロボ
ット)12、マスタディレクトリ13、DTD配信エー
ジェント(ロボット)14が設けらている。
【0025】DTDインデックスルール11は、ルール
エンジン11aとルールデータベース(図中、「ルール
DB」と記載)11bを有し、DTD収集エージェント
(ロボット)12は、エージェントエンジン12aとエ
ージェント定義データベース(図中、「エージェント定
義DB」と記載)12bを有している。
【0026】また、DTD配信エージェント(ロボッ
ト)14は、リクエストID発行・チェック14aと認
証書発行・チェック14b、および、差分解析エンジン
14cと差分データベース(図中、「差分DB」と記
載)14dを有している。
【0027】このような構成のDTD管理・配信装置1
を用いて、本例のDTD管理システムおよびDTD流通
システムでは、DTD管理におけるメタデータ(DTD
の属性)をXML化して、DTDの収集と管理を行な
い、管理プログラムの複雑化を避け、修正や配信を容易
とし、また、DTDを配信する際には、その差分のみを
配信して配信に要する時間を短縮し、また、配信先の認
証チェックを行ないセキュリティを高めることができ
る。
【0028】すなわち、XMLを利用した本格的な電子
商取引は、これから普及して行く段階であるが、業界・
業種標準から企業・グループ固有標準のDTDも含めた
広範囲に管理・配信する技術はなく、従来は、業界標準
EDIビジネスメッセージのファイルレイアウトや申請
書のフォーマット管理と配布を、電子商取引の主催者側
が閉じた世界で管理し、取引先からのリクエストに対
し、マニュアル、CD―ROMあるいは一部でWeb配
信対応しているレベルである。
【0029】一部でWebを用いてDTDの配信を行う
動きがあるが、特定の業界で標準化されたレベルで限定
されており、B2B(Business to Business)やB2G
(Business to Government)間のコンピュータ処理範囲
(自動化)は特定業務部分に限定され、スピードアップ
を図る意味では限界がある。
【0030】従って、業務システム等のコンピュータ処
理連携を図る意味では、文書や帳票等も含めたあらゆる
デジタル情報のDTD交換が必要となるが、この場合、
DTDバーションやデータ量を意識した交換、セキュリ
ティを考慮(企業・グループ固有標準において)した配
信が必要となる。このようなDTDの交換や配信技術
が、今後の電子商取引促進の上で重要となるが、従来、
そのようなDTDの交換や配信技術の確立はなされてい
ない。
【0031】本例では、DTDインデックスルール11
とDTD収集エージェント12およびDTD配信エージ
ェント14を具備したDTD管理・配信装置1により、
このようなDTDの交換や収集、配信を効率的に行うこ
とができる。
【0032】以下、DTD管理・配信装置1のDTDイ
ンデックスルール11とDTD収集エージェント12に
よる処理動作を図3および図4を用いて説明する。
【0033】図3は、図1におけるDTD管理システム
およびDTD流通システムのネットワーク構成例を示す
ブロック図であり、図4は、図1におけるDTD管理・
配信装置のDTDインデックスルールとDTD収集エー
ジェントによる処理動作例を示すフローチャートであ
る。
【0034】図3に示すように、図1のDTD管理・配
信装置1は、Webサーバ31,メールサーバ(図中、
「mailサーバ」と記載)32、端末装置33を有し、W
ebサーバ31とメールサーバ32により、インターネ
ット30を介して業界・業種団体コンピュータ2や企業
・グループコンピュータ3と接続され、ルールエンジン
11aにより、ルールデータベース11bでのDTD情
報の登録と管理を行う。
【0035】この際、ルールエンジン11aでは、DT
D管理におけるメタデータ(DTDの属性)のXML化
を行う。尚、インターネット30を介さず、紙やFDあ
るいはMO等の媒体34を介して端末装置33で入力す
ることでも良い。
【0036】ルールエンジン11aのもとで利用するテ
ーブルには、DTDメタデータテーブル1(基本1)3
5およびDTDメタデータテーブル2(基本2)36が
ある。これらのテーブルは、登録されるメタデータの項
目チェック処理の判定に利用する。
【0037】DTDメタデータテーブル1(基本1)3
5は、業界や企業そのものの属性を定義したもので、D
TDメタデータテーブル2(基本2)36は、業界や企
業が登録するDTDデータ(実体)のドキュメント分類
毎の属性項目を定義したものである。尚、これらのテー
ブルの項目は、全てXMLのデータ形式で表現されてい
る。しかし、Web表示上は、業界団体・企業や利用者
のブラウザのXMLサポート可否があるためHTMLベ
ースの表示も可能とする
【0038】このようなテーブルの生成動作と、DTD
情報の収集動作を、図4に基づき説明する。
【0039】まず、図1のDTD管理・配信装置1は、
管理上必要な項目や企業・団体コンピュータ6,7が検
索出来る項目としてDTDメタデータテーブル(基本
1、2)35,36を作成する(ステップ401)。
尚、各業界、企業側が追加するメタデータ項目は、各業
界、企業毎にオプションテーブル項目を追加し(DTD
メタデータテーブル(基本2)36をコピーし項目追
加)、DTDメタデータテーブル(基本1、2)35,
36とは、別管理される。
【0040】そして、DTD管理・配信装置1は、DT
Dメタデータ項目をWeb上で公開して(ステップ40
2)、DTDデータの受付けを行う(ステップ40
3)。このDTDデータの受付けは、業界団体・企業よ
りDTDデータ(実体)の送付をメールまたは、FTP
によるファイル転送とする。
【0041】またDTDメタデータについては、DTD
管理・配信装置1のWebフォームに書込みとフォーマ
ットをダウンロードして記述後FTPにてファイル転送
する形態をサポート。その際、DTDデータ(実体)と
DTDメタデータをリンクづけるため、DTD管理・配
信装置1は、Web上で事前に識別コード(DTDデー
タ単位にユニーク)を業界団体・企業に発行する。
【0042】業界団体・企業は、登録の際に必ず識別コ
ードが自動セットされる仕組みでDTD管理・配信装置
1と送受信する仕掛けを利用する。その仕掛けは、業界
団体・企業が登録する際に必ずDTD管理・配信装置1
のWebのメールまたはフォームを利用する仕掛けと
し、上述した識別コードが機械的に発行セットされる。
【0043】DTD管理・配信装置1は、受付したDT
DメタデータをDTDメタデータテーブル1、2(基本
1,2)35,36と突合わせ、項目漏れ(必須)のチ
ェックを行い(ステップ404)、漏れがあった場合に
は、不足項目を自動抽出し電子メールにて再登録依頼を
発行する(ステップ405)。電子メールアドレスは、
登録されたアドレスまたは、DTDメタデータ項目より
自動取り出して自動送付する。
【0044】再登録依頼を受けた業界団体・企業は、再
度、ステップ403で登録処理を行う。
【0045】ステップ404のチェックで、項目がOK
(必須項目に不備無し)の場合、DTD管理・配信装置
1は、さらに、DTDメタデータ項目の追加(必須以
外)があるかを判定し(ステップ406)、無い場合に
は、ステップ416でのメタデータ項目のXML化処理
を行う。
【0046】メタデータ項目の追加がある場合には、D
TDデータ(実体)の記述内容をサーチし(ステップ4
07)、DTDデータ(実体)と同一な記述を抽出する
処理を行う(ステップ408)。
【0047】DTDデータ項目に同一な記述が無い場合
には、項目無しのフラグを発行してステップ410での
マスタディレクトリ処理に回す。DTDデータ項目に同
一な記述が有る場合には、該当のXMLタグ定義を抽出
し、項目有りのフラグを発行し(ステップ409)、ス
テップ410でのマスタディレクトリ処理に回す。
【0048】このマスタディレクトリ処理では、ステッ
プ416〜419の処理で発行されたフラグをみて、フ
ラグ無しの場合には、同一の文字列と類似文字列を抽出
する処理を行う。類似文字列は、XMLタグで囲まれた
(最階層の開始タグ−終了タグの括り)文字の並び順を
次のように洗い出す。
【0049】洗い出す順序は、先頭から同一文字列を含
む>2文字列目から同一文字列を含む>…n文字列目か
ら同一文字列を含む>文字列の一部を含む(同一の文字
数の多い順)で抽出する。また、フラグ有りの場合に
は、同一XMLタグを抽出する。同一XMLタグが無い
場合には、フラグ無しの処理を行う。
【0050】このステップ410でのマスタディレクト
リ処理において、抽出無しの場合には(ステップ41
1)、ステップ416でのメタデータ項目のXML化処
理を行う。また、抽出有り(チェック可能)の場合に
は、該当する(既に登録)業界団体・企業に意味確認
(内容定義)の依頼メールを通知する(ステップ412
〜414)。
【0051】その際、業界団体・企業からの回答は、メ
ール(+Web連携)やフォームをダウンロードして内
容定義を記述してFTPにてファイル転送して登録でき
る。内容定義の情報は、XML化されマスタディレクト
リ13に格納され、企業・団体(コンピュータ7)が選
択する場合の判断情報として利用される。
【0052】尚、ステップ413,414で通知する依
頼メールは、公開条件を見て判定し、登録者以外に送付
する前に確認メール(+Web連携)の結果で自動処理
される。
【0053】メタデータ項目が決まると、ステップ41
6での処理において、登録案件(業界団体・企業>登録
案件(DTDデータ(実体)))ごとにDTDメタデー
タテーブル1,2(基本1,2)35,36からの項目
とメタデータ追加項目を併せXMLとタグセット付与処
理を行う。
【0054】この段階で、最終確認として、DTD管理
・配信装置1は、登録者に自動メール通知(+Web連
携)し確認させることが出来る。この確認には、DTD
管理・配信装置1から発行したIDでログインすること
により、自登録分に限定する。
【0055】メタデータ項目に追加があった場合には
(ステップ417)、DTDメタデータテーブル2(基
本2)36のオプション項目として該当分類に登録さ
れ、次の登録案件の項目チェック処理に使われる(ステ
ップ418)。また、追加があっても無くても、マスタ
ディレクトリ13にDTDデータ(実体)とDTDメタ
データ併せて格納して管理する(ステップ419)。こ
の情報を一部限定付きで公開し、電子商取引の相手に併
せたビジネス取引等に利用する仕組みを提供することが
できる。
【0056】このように、本例では、DTD管理におけ
るメタデータ(DTDの属性)のXML化を行うことに
より、例えば、電子商取引のビジネスルール(コンピュ
ータが解釈できるビジネスプロトコル)の内容と、その
メタデータ(属性)を従来のテキストベースで管理する
場合の問題(管理のハンドリンク゛作業が多々発生し、
管理コスト高を招きかつスピーディに対応できない)に
対処できる。
【0057】すなわち、本例のように、DTDメタデー
タのXML化した管理を行うことにより、管理プログラ
ムの複雑化と修正が楽になる。よって管理コストの削減
とスピーディな登録・更新に繋がり尚かつ、ビジネスル
ールを人間が理解できるレベルとコンピュータが解釈可
能となることを一気に解決する。それにより一層の管理
の自動化と公開時の利用者側の検索性(早くかつピンポ
イント的な検索)が飛躍的に向上する。
【0058】次に、このようにしてマスタディレクトリ
13に格納・管理している情報を一部限定付きで公開
し、電子商取引の相手に併せたビジネス取引等に、効率
的に、かつ、高信頼(セキュリティ)に利用する仕組み
について、図5〜図7を用いて説明する。
【0059】従来は、例えば、電子商取引で行うコンピ
ュータ処理上のビジネスルールは、大部分のケースがハ
ンドリンク゛による入手であり、また、ある特定な業界
や企業に限定してWeb上でコンピュータ処理を行うビ
ジネスルールを公開しダウンロードして利用できるケー
スがあるが、コンピュータ上に電子商取引を始めるまで
のハンドリンク゛によるセッティングに時間と手間が発
生していた。また、そのダウンロードは、内容の一部が
更新されたケースでも、全てのデータを受取る形態であ
り、今後、電子商取引の範囲が広がった場合、ネットワ
ーク上での配信時間が問題となる。
【0060】本例のXMLのDTD管理システムおよび
DTD流通システムにおいては、図1におけるDTD管
理・配信装置1による以下の図5〜図7で説明する処理
動作により、このような従来技術の問題を解決し且つ、
利用者側の管理を自動化し、広範囲に亘った電子商取引
を早く、安く実現することができる。
【0061】図5は、図1におけるDTD管理・配信装
置のDTD配信エージェントで取り扱うリクエストID
の構成例を示す説明図であり、図6は、図1におけるD
TD管理・配信装置の差分解析エンジンによる処理動作
例を示す説明図、図7は、図1におけるDTD管理・配
信装置のDTD配信エージェント(ロボット)による処
理動作例を示すフローチャートである。
【0062】図1に示すように、DTD管理・配信装置
1におけるDTD配信エージェント(ロボット)14
は、「リクエストID発行・チェック14a」「認証書
発行・チェック(失効等管理も含む)14b」「差分チ
ェック(差分解析エンジン)14c」の各機能で構成さ
れている。但し「認証書発行・チェック(失効等管理も
含む)14b」機能は、既知の製品を利用してカセッタ
ブルに取り替えできる。
【0063】尚、リクエストIDのチェックは、入力の
都度行うが下記の説明からは省略した。また、マスタデ
ィレクトリのDTDデータ(実体)とDTDメタデータ
は、一部更新された場合には、異なるバーションで管理
される。
【0064】図7は、図6における処理動作の詳細を示
すものであり、以下、図7を用いて図6で示す処理動作
を合わせて説明する。図7に示すように、DTD管理・
配信装置1は、DTD配信エージェント14において、
配信業者コンピュータ5が、DTD管理・配信装置1の
Webサイトにアクセスすると、リクエストIDの有無
を問い(ステップ701)、リクエストIDが有る場合
は、変動文字列のリクエストIDの発行を受け(ステッ
プ703)、リクエストIDが無い場合は、配信業者コ
ンピュータ5において企業属性等が登録された後(ステ
ップ702)、リクエストID(固定文字列+変動文字
列)を発行し(ステップ703)、リクエストIDと検
索要求等によりマスタディレクトリ13に対するアクセ
スを行う(ステップ704)。
【0065】このリクエストIDは、図5に示すよう
に、固定文字列と変動文字列およびオブジェクト文字列
からなり、固定文字列は、DTD管理・配信装置1(図
中、「X」と記載)が配信業者コンピュータ5(図中、
「Y」と記載)に発行する企業・団体を識別するユニー
ク文字列で一度だけ発行される。
【0066】また、変動文字列は、配信業者コンピュー
タ5(図中、「Y」と記載)が固定文字列にてDTD管
理・配信装置1(図中、「X」と記載)のシステムにア
クセスする際に、DTD管理・配信装置1がその都度発
行するワンタイム文字列であり、システムを利用する場
合は、Webに固定文字列でアクセスした後、発行され
た変動文字列を入力してDTDデータの検索等が可能で
あり、ある程度セキュリティが考慮されている。
【0067】また、オプション文字列は、DTD登録者
の利用・配信承認を得た場合に、DTD管理・配信装置
1が配信業者コンピュータ5に登録者にリンクして発行
するユニークな文字列である。
【0068】図7において、ステップ704発行したリ
クエストIDと検索要求をもとに、マスタディレクトリ
(配信向け)13から登録者側が登録した公開・利用条
件を参照し、この公開・利用条件をもとに、DTD内容
の閲覧・配信の承認判定をする(ステップ705)。
【0069】承認不要の場合は、ステップ413におけ
る配信要求判定処理を行い、承認が必要な場合は、登録
者(業界・業種団体コンピュータ2)へメール(+We
b連携)を送り(ステップ706)、DTD管理・配信
装置1のWebに、登録者(業界・業種団体コンピュー
タ2)からの承認可否を登録する(ステップ707)。
【0070】ここで、登録者側が、利用・配信者(Y)
の認証をより高度に行うことが必要と回答した場合には
(ステップ708)、登録者と利用・配信者(Y)間
で、業界・業種団体コンピュータ2と配信業者コンピュ
ータ5を介して情報提供の調整を行い、登録者側から利
用・配信者(Y)の認証書の発行をDTD管理・配信装
置1に依頼する。
【0071】この依頼に基づき、DTD管理・配信装置
1は、認証発行・チェック14aにおいて、利用・配信
者(Y)の配信業者コンピュータ5に対して認証書発行
を通知し(ステップ709)、認証書の発行処理を行い
(ステップ710)、ステップ711の処理に移る。
【0072】また、ステップ708において認証(書)
不要の場合には、DTD管理・配信装置1から利用・配
信者(Y)の配信業者コンピュータ5にリクエストID
オプションを発行し(ステップ712)、ステップ71
1の処理に移る。
【0073】ステップ711の処理では、リクエストI
D+検索要求+(認証書)で該当DTDデータを検索す
る(ステップ711)。尚、認証書を利用する場合は、
ディレクトリサーバによる認証書チェックを行う。
【0074】DTD管理・配信装置1(DTD配信エー
ジェント14)は、利用・配信者(Y)の配信業者コン
ピュータ5に対し配信要求がある場合には(ステップ7
13)、過去の配信履歴62よりDTDバーションも加
味した情報を抽出し(ステップ714)、内容的に新規
配信または一部異なるバーションか否かの判定を行う
(ステップ715)。
【0075】新規の場合には、ステップ717のall
(全て配信)の処理に繋ぎ、また、過去に配信履歴有り
(DTD定義内容の一部異なるバーション)の場合は、
マスタディレクトリ13における比較するDTDデータ
をタグベースでマッチングし、異なる部分(差分)を抽
出し、抽出した異なる部分の配信データ量をカウント
し、利用・配信者(Y)の配信業者コンピュータ5に対
し、全て配信(all)と異なる部分の配信のデータ量を
提示する(ステップ716)。
【0076】利用・配信者(Y)は、配信業者コンピュ
ータ5において、全て配信(all)か異なる部分(差
分)の配信かを選択し(ステップ717)、次に、今
後、今回該当したDTDデータを更新の都度、自動配信
するか否かの選択を行う(ステップ718)。
【0077】DTD管理・配信装置1は、利用・配信者
(Y)が、配信業者コンピュータ5により今回選択した
パターンで配信をする(ステップ719,720)。
【0078】尚、マスタディレクトリ13の内容が更新
された都度、マスタディレクトリ13側は、配信履歴6
2で継続自動配信の該当利用・配信者(Y)を見付け、
メール通知(+Web連携)を行い、利用・配信者
(Y)は、配信業者コンピュータ5においてWebよ
り、ステップ717での処理と同様な配信選択(all or
差分)の選択を行いDTD管理・配信装置1より配信
を受ける。
【0079】このようなDTD配信により、本例のXM
LのDTD管理システムおよびDTD流通システムで
は、利用者側の管理を自動化し、広範囲に亘った電子商
取引を早く、安く実現することができる。
【0080】この電子商取引においては、従来は、広く
あまねく電子商取引を行う相手を探し、かつ、それに関
係する電子的なビジネスルールを入手するポータルサイ
トが存在していない。よって時間と手間を掛けて探すが
フィットする情報を得られなかったが、本例のDTD管
理システムおよびDTD流通システムによれば、XML
の特性であるコンピュータに依存しない稼働環境を利用
して、情報のアクセスや取り出しを従来のようにデータ
の配列を意識した無駄な処理を無くすことが可能であ
り、従来の限られた世界での電子商取引から、実社会で
のビジネスを網羅するビジネスルールを入手でき、スピ
ーディで、かつ、フレキシブルに変化する電子商取引の
実現支援に貢献出来る。
【0081】以下、このようなXMLでのDTD管理に
基づくDTD流通システムについて、その動作を図2に
基づき説明する。
【0082】図2は、図1におけるDTD流通システム
での処理動作例を示す説明図である。
【0083】DTD管理・配信装置1は、広くDTD情
報を収集・管理・配信する企業や機関で用いられ、配信
業者コンピュータ5や企業・団体コンピュータ6,7を
介して、配信業者や、商取引を行うエンドユーザ企業・
団体へ必要なDTD情報(実体データ)とDTDメタデ
ータの配信(検索参照も含む)を行う。
【0084】すなわち、広くDTD情報を収集・管理・
配信する企業や機関では、まず、図中のの処理とし
て、DTD管理・配信装置1により、業界・業種団体コ
ンピュータ2や企業・グループコンピュータ3等を介し
て、業界・業種団体及び企業・グループから、DTD実
体及びDTDのメタデータについて入手し登録する。
【0085】この入手技術としては、業界・業種団体及
び企業・グループが、業界・業種団体コンピュータ2や
企業・グループコンピュータ3等を介して、DTD管理
・配信装置1で提供されるフォームページにアクセスす
るか、または、各種の記録媒体(FD、MO、紙等)を
利用して、DTD管理・配信者に、DTDデータを提出
する。
【0086】DTD管理・配信者は、DTD管理・配信
装置1を用いて、予めDTDのメタデータ項目につい
て、DTDの分野(受発注データ等業務メッセージ単
位、帳票、マニュアル、カタログ等)毎に決めたものを
公表、あるいは、登録を依頼する業界・業種団体及び企
業・グループの業界・業種団体コンピュータ2や企業・
グループコンピュータ3に、電子メールにより、項目を
送付する。
【0087】次に、,の処理として、DTD管理・
配信装置1のルールエンジン11aにおいて、業界・業
種団体及び企業・グループから入手した、DTDメタデ
ータ(ドキュメント名、バーションNo、作成日付、有
効期限、公開条件、利用者条件、問合先等)をもとに、
XMLタグを自動生成する。その際、DTD管理・配信
装置1で指定したDTDメタ項目以外に追加登録された
場合には、新たに項目を追加してXMLタグを自動生成
する。
【0088】の処理として、DTD管理・配信装置1
において、DTDメタデータのXMLタグ付与確認及び
提供者側管理の意味で、DTDメタデータを、業界・業
種団体及び企業・グループ宛てに、業界・業種団体コン
ピュータ2や企業・グループコンピュータ3を介してメ
ールを送付する。
【0089】業界・業種団体及び企業・グループは、内
容に問題があればメールにより、その内容をDTD管理
・配信装置1に返信する。尚、企業・グループ固有のも
のについては、商取引関係の成立した企業間に限定した
情報公開のものも想定されるため、メールはセキュウア
メール(S/MIME)を利用する。
【0090】の処理では、DTD管理・配信装置1の
ルールエンジン11aにおいて、確定したDTDメタデ
ータの情報をルールデータベース11bに登録し、類似
DTDの項目発行とXMLタグ発行の重複を避ける。
【0091】の処理では、DTD管理・配信装置1
(DTDインデックスルール11)において、確定した
DTDデータ(実体)とDTDメタデータをマスタディ
レクトリ13に登録する。
【0092】の処理では、企業・団体コンピュータ7
から、DTD管理・配信装置1のDTD収集エージェン
ト12に、要望するフォームページやDTD項目を登録
し収集依頼をする。
【0093】の処理において、DTD管理・配信装置
1のDTD収集エージェント12は、予め設定した時間
に、該当Webを巡回(パトロール)し、DTDを収集
する。該当のDTDが見つかれば、DTD管理・配信装
置1は、企業・団体コンピュータ6,7にメール通知す
る。
【0094】−1の処理では、企業・団体コンピュー
タ6,7及び配信業者コンピュータ5において、DTD
情報の配信サービスを受けるために、DTD管理・配信
装置1から(DTD配信エージェント14のリクエスト
ID発行・チェック14aから)のリクエストIDの発
行を受ける。このリクエストIDは、DTD管理・配信
装置1のDTD配信エージェント14において、企業・
団体コンピュータ6,7及び配信業者コンピュータ5に
おける配信管理、特に過去の配信履歴管理に利用し、
「要望により、配信データ量削減の意味で、差分配信の
実施(企業・団体コンピュータ6,7からDTD管理・
配信装置1側に設定可)」と「課金」に利用する。
【0095】−2および−3の処理では、企業・団
体は、企業・団体コンピュータ6,7において、企業・
グループ固有のDTDの配信を受けるために、DTD管
理・配信装置1におけるDTD配信エージェント14の
認証書発行・チェック14bから認証書の発行を受け
る。
【0096】発行の手順は、企業・団体コンピュータ
6,7において、DTD管理・配信装置1の仕組みにあ
る該当企業・グループDTD入手申込システムにて手続
きを行い、その情報を企業・グループ(DTD管理・配
信装置1)に送信し、DTD管理・配信装置1が、企業
・グループ承認を得た段階でDTD管理・配信装置1が
認証書を企業・団体コンピュータ6,7に発行する。企
業・グループに送信する際には、DTD管理・配信装置
1において、DTDメタデータの問合先を参照しセキュ
ウアメール接続して発信する。
【0097】企業・団体は、企業・団体コンピュータ
6,7により、DTD管理・配信装置1にアクセス(W
eb)し、リクエストIDを入力後、DTDメタデータ
の情報より回答するDTDを検索する。
【0098】このDTDメタデータは、XMLで記述さ
れているので、メタテータの項目やその内容から、該当
する情報の一覧加工が簡易に行なえる。尚、この検索時
に、DTDデータ(実体)も併せて閲覧可能とする。
【0099】その際、DTD管理・配信装置1では、D
TDデータ(実体)のデータボリュム(量)を「圧縮」
および「圧縮なし」の両方を表示し、企業・団体コンピ
ュータ6,7での、配信時間の目安や差分データ配信の
選択に利用させる
【0100】但しDTDデータ(実体)の閲覧可否の設
定は、DTD管理・配信装置1において自動設定を事前
に行なう。この設定は、での処理のDTD業界・業種
のDTDメタデータをマスタディレクトリ13に登録し
た項目「公開条件」より、DTD管理・配信装置1がX
MLタグを解析し自動設定で行う。
【0101】(10)、(11)(図中は丸付き数字)の処理で
は、DTD管理・配信装置1は、DTD配信エージェン
ト(ロボット)14において、企業・団体や配信業者
が、企業・団体コンピュータ6,7および配信業者コン
ピュータ5を介して入力したリクエストID、選択した
配信要求DTDデータ(DTDメタデータのドキュメン
ト名、バーションNo)及び差分配信要求をもとに自動
配信を実施する。
【0102】DTD管理・配信装置1のDTD配信エー
ジェント(ロボット)14では、差分要求がある場合、
差分チェック(差分解析エンジン14c)において、差
分データベース14dにおける過去の配信履歴を参照
し、変更等の送信該当部分を切出して配信する。
【0103】尚、配信業者コンピュータ5とDTD管理
・配信装置1間は、Web系のシステム以外に、配信の
完全自動化対応を行うため、予めDTD管理・配信装置
1に配信業者コンピュータ5から配信要求をセットでき
(随時変更可能)、該当のDTDデータ(実体)とDT
Dメタデータを随時発信する。
【0104】このようにして、XMLのDTD管理とD
TD流通を行うことにより、従来の限られた世界での電
子商取引から、実社会でのビジネスを網羅するビジネス
ルールを入手でき、スピーディで、かつ、フレキシブル
に変化する電子商取引の実現が可能となる。また、XM
Lの特性であるコンピュータに依存しない稼働環境によ
り、情報のアクセスや取り出しにおいて、従来のように
データの配列を意識した無駄な処理を無くすことが可能
である。
【0105】以上、図1〜図8を用いて説明したよう
に、本例のXMLのDTD管理システムとDTD流通シ
ステムおよび方法では、 DTD管理におけるメタデー
タ(DTDの属性)のXML化を行う。そして、DTD
管理・配信装置1で管理するメタデータの項目とその項
目のタグ情報は、メタデータのインデックスルールによ
り自動生成し公開する。また項目の追加が必要な場合
は、登録者(業界・業種団体、企業・企業グループ)か
ら項目の追加申請とタグ情報付与を行な得る。
【0106】また、DTD収集と管理に関して、DTD
管理・配信装置1では、業界・業種DTD(公開)及び
企業・グループ固有DTD(公開/非公開)の管理以外
に、予め設定したWeb系フォームページに対し、DT
D収集エージェント(ロボット)12が定期的にアクセ
スしDTD情報を収集し、DTDインデックスルール1
1にてインデックスを付与し、マスタディレクトリ13
とチェックを行い最新のDTD情報として配信DTDと
して管理する。
【0107】このように、本例では、XMLを利用して
DTDメタデータの管理を行い、管理処理(マッチン
グ)の簡素化、利用者の検索性の向上を図ることがで
き、また、XMLを利用したメタデータは自動生成して
処理のスピードアップすることができ、従来技術におけ
る問題(「(イ)管理項目の柔軟な追加・更新に対応さ
せるためには、人間が検討・判断するハンドリング対応
プロセスが発生する」、「(ロ)メタデータの管理プロ
グラムの変更に時間とコストを要し、尚かつ管理システ
ムが複雑になる」、「(ハ)Web上でDTDを公開
し、利用者がWeb検索で該当するDTDを探す場合、
フィット率が低いために時間がかかり、また、ピンポイ
ント検索に向いておらず、効率が低下する」を解決する
ことができる。
【0108】また、DTD配信においては、配信業者
(Y)及び企業・団体(Z)が、DTD管理・配信装置
1に対しDTD配信要求を行う場合、DTD管理・配信
装置1が予め発行したリクエストID(識別文字列)と
認証書(既存デジタル認証技術の利用)を利用して、過
去の配信履歴のチェックにより変更分の差分を配信と配
信先の認証を行う。但し、運用ベースでは、差分または
全て配信の選択を配信業者(Y)及び企業・団体(Z)
が選択可能である。また、企業及びグループ固有のDT
Dに関しては、企業機密の観点から、企業及びグループ
の了解を得た且つ認証ができた配信業者(Y)及び企業
・団体(Z)のみに配信可能としている。
【0109】このように、DTD配信リクエスト者を管
理する仕組みを取入れ、変更部分のみの配信等の考慮を
行い、配信データ量を削減し、また企業・グループ固有
のDTD配信では、認証及び取引企業の承認を簡易に出
来る仕組み取入れ、セキュリティを組み入れることによ
り、XMLを利用する範囲が広がると(広い範囲でのD
TD情報交換)発生する問題、すなわち、「配信DTD
のデータ量が膨大になり、ネットワーク利用上のネック
に繋がる(時間がかかる)」「DTD全てにガードをか
けずオープンに公開すると取引を行わない悪意を持った
者より、不正利用の可能性か発生する」、「DTDの管
理に手間がかかる(電子商取引の相手先や自社のビジネ
スルールの版管理が必要)」を解決することができる。
【0110】さらに、本例のDTD流通システムでは、
XMLデータの特性を用いることにより、オープンな取
引等を行う場合にも、コンピュータ処理を意識し(コン
ピュータによる自動処理)、お互いのビジネス効率およ
び早期な取引処理を実施することができる。
【0111】すなわち、DTD管理・配信装置1を有す
るDTD管理・配信業者(機関)を、各種DTDを収集
管理し、要求者に対して該当するDTD情報を提供する
一次プロバイダとし(但し、DTD管理・配信装置1に
エンドユーザ(Z)がアクセスしてDTDを入手するこ
とも可能とする)、DTD管理・配信装置1からDTD
情報を入手し、エンドユーザ等利用者に配信する配信業
者を二次プロバイダ(Y)とする。この配信業者(Y)
は、DTD流通を促進する意味で存在し、例えば、IS
P(インターネット・サービス・プロバイダ)等が該当
する。そして、実際の取引等にDTD情報を利用するユ
ーザが企業・団体(エンドユーザ)(Z)とする。
【0112】このようなシステム構成において、DTD
管理・配信装置1は、「業界・業種単位で標準化された
XMLのDTD」と「企業やグループ固有の標準化され
たDTD」の収集・管理を行う。その際、DTDの管理
性と利用者の利便性を考慮し、DTDに関連するメタデ
ータ(作成者、作成年月日、バーション、問合せ先等)
をXMLのインデックスで管理公開する。
【0113】DTD管理・配信装置1は、収集したDT
DにXMLインデックスを付与し、過去蓄積したマスタ
ディレクトリと突合わせ、内容の差違をチェックした上
で、配信向けのDTDとして管理する。
【0114】また、DTD管理・配信装置1は、配信業
者(Y)および企業・団体(Z)からのDTD情報の配
信要求に対し、「認証チェック(企業やグループ固有で
標準化されたDTDの場合のみ)」を実施して、「差分
配信チェック」を実施し、該当DTD情報を配信する。
【0115】このように、本例では、業界標準DTD以
外に、Webで公開されているDTDに関連する情報
を、DTDエージェントを利用して収集し、広い範囲で
のDTD管理・配信情報を可能にする。このことによ
り、従来の「業界標準のDTD等限られた範囲でのDT
D管理・配信」での問題(「電子商取引の範囲が広がら
ず、産業育成・強化に繋がらない」、「情報システム投
資(コンピュータ、ネットワーク、コンテンツ等)の割
に、有効な利用価値(処理の自動化、業務システム連
携、情報の分析・加工)が見出せない」)を解決するこ
とができる。
【0116】また、インターネットをベースとした電子
商取引の促進と業務システム連携(自動化)・処理のス
ピードアップを促進することができ、従来の電子商取引
における問題、すなわち、例えばインターネットを介し
ての電子商取引ビジネスを加速させるためには、従来の
技術では、「DTDのメタデータを管理・公開する概念
が一般的に無く、業界・業種の標準(業務範囲は限られ
た範疇)以外に、ある企業・グループと取引する際、X
ML及びDTDバーション、添付情報のデータ形式、圧
縮・セキュリティ方法等の調整で時間がかかる」、「広
くあまねくDTD情報を管理し、インターネットプロバ
イダ等を通じ配信する仕組みが無いため商取引等の普及
にブレーキ作用が働く」、「電子化の進展により、商取
引等の業務範囲が広がると、DTD情報量の増大、ある
意味で企業・グループDTD情報は、システム化レベル
が明らかになり、また部外者からの不正使用も想定され
る」との問題があったが、本例のDTD流通システムで
は、これらを容易に解決することができる。
【0117】尚、本発明は、図1〜図8を用いて説明し
た例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲において種々変更可能である。例えば、本例では、
DTD管理・配信装置1の構成として図8のコンピュー
タ構成例を示したが、キーボードや光ディスクの駆動装
置の無いコンピュータ構成としても良い。また、本例で
は、光ディスクを記録媒体として用いているが、FDを
記録媒体として用いることでも良い。また、プログラム
のインストールに関しても、通信装置を介してネットワ
ーク経由でプログラムをダウンロードしてインストール
することでも良い。
【0118】
【発明の効果】本発明によれば、XMLのDTDを効率
的に配信することができ、XMLの電子商取引への利用
を促進し、インターネットでの電子商取引の普及を促進
させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るXMLのDTD管理システムおよ
びDTD流通システムの構成例を示すブロック図であ
る。
【図2】図1におけるDTD流通システムでの処理動作
例を示す説明図である。
【図3】図1におけるDTD管理システムおよびDTD
流通システムのネットワーク構成例を示すブロック図で
ある。
【図4】図1におけるDTD管理・配信装置のDTDイ
ンデックスルールとDTD収集エージェントによる処理
動作例を示すフローチャートである。
【図5】図1におけるDTD管理・配信装置のDTD配
信エージェントで取り扱うリクエストIDの構成例を示
す説明図である。
【図6】図1におけるDTD管理・配信装置の差分解析
エンジンによる処理動作例を示す説明図である。
【図7】図1におけるDTD管理・配信装置のDTD配
信エージェント(ロボット)による処理動作例を示すフ
ローチャートである。
【図8】図1におけるDTD管理・配信装置のハードウ
ェア構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1:DTD管理・配信装置、2:業界・業種団体コンピ
ュータ(「業界・業種団体COM」)、3:企業・グル
ープコンピュータ(「企業・グループCOM」)、4:
各種フォームページ(「Home Page」)、5:配信業者
コンピュータ(「配信業者COM」)、6,7:企業・
団体コンピュータ(「企業・団体COM」)、11:D
TDインデックスルール、11a:ルールエンジン、1
1b:ルールデータベース(「ルールDB」)、12:
DTD収集エージェント(ロボット)、12a:エージ
ェントエンジン、12b:エージェント定義データベー
ス(「エージェント定義DB」)、13:マスタディレ
クトリ、14:DTD配信エージェント(ロボット)、
14a:リクエストID発行・チェック、14b:認証
書発行・チェック、14c:差分解析エンジン、14
d:差分データベース(「差分DB」)、30:インタ
ーネット、31: Webサーバ、32:メールサーバ
(「mailサーバ」)、33:端末装置、34:媒体、3
5:DTDメタデータテーブル1(基本1)、36:D
TDメタデータテーブル2(基本2)、62:配信履
歴、81:表示装置、82:入力装置、83:外部記憶
装置、84:情報処理装置、84a:CPU、84b:
主メモリ、84c:入出力インタフェース、85:光デ
ィスク、86:駆動装置、87:通信装置。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 XMLのDTDを収集して登録するDT
    D管理システムであって、収集した上記XMLのDTD
    の属性情報(DTDメタデータ)をXMLのデータ形式
    で登録する手段を有することを特徴とするXMLのDT
    D管理システム。
  2. 【請求項2】 XMLのDTDの属性情報(DTDメタ
    データ)をXMLのデータ形式で登録する手段と、上記
    XMLのデータ形式のDTDメタデータをネットワーク
    を介して配信する手段とを有することを特徴とするXM
    LのDTD管理システム。
  3. 【請求項3】 XMLのDTDの収集とネットワークを
    介しての配信を行うシステムのDTD管理方法であっ
    て、収集した上記XMLのDTDの属性情報(DTDメ
    タデータ)をXMLのデータ形式で登録する手順と、上
    記XMLのデータ形式のDTDメタデータをネットワー
    クを介して配信する手順とを有することを特徴とするX
    MLのDTD管理方法。
  4. 【請求項4】 業界・業種単位で標準化されたXMLの
    DTDおよび企業を含む特定のグループ固有の標準化さ
    れたXMLのDTDを収集し、該DTDの属性情報(D
    TDメタデータ)をXMLのデータ形式で登録する手段
    と、該XMLのデータ形式のDTDをネットワークを介
    して公開する手段と、ネットワークを介してのDTD情
    報の配信要求に対応して当該DTD情報を配信する手段
    とを有することを特徴とするXMLのDTD流通システ
    ム。
  5. 【請求項5】 XMLのDTDのネットワークを介して
    の配信を行うシステムのDTD流通方法であって、業界
    ・業種単位で標準化されたXMLのDTDおよび企業を
    含む特定のグループ固有の標準化されたXMLのDTD
    を収集し、該DTDの属性情報(DTDメタデータ)を
    XMLのデータ形式で登録手順と、該XMLのデータ形
    式のDTDをネットワークを介して公開する手順と、ネ
    ットワークを介してのDTD情報の配信要求に対応して
    当該DTD情報を配信する手順とを有することを特徴と
    するXMLのDTD流通方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のXMLのDTD流通方
    法であって、上記ネットワークを介してのDTD情報の
    配信要求に対応して当該DTD情報を配信する際、要求
    元に過去配信した履歴情報に基づき、差分のみを配信す
    る手順を有することを特徴とするXMLのDTD流通方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項5、もしくは、請求項6のいずれ
    かに記載のXMLのDTD流通方法であって、上記ネッ
    トワークを介してのDTD情報の配信要求に対応して当
    該DTD情報を配信する際、該配信対象のDTD情報が
    企業を含むグループ固有で標準化されたDTD情報であ
    れば、要求元に対して認証チェックを行う手順を有する
    ことを特徴とするXMLのDTD流通方法。
  8. 【請求項8】 請求項5から請求項7のいずれかに記載
    のXMLのDTD流通方法における各手順をコンピュー
    タに実行させることを特徴としたプログラム。
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