JP2002230256A - リース取引支援装置、リース取引支援方法、リース取引支援装置を実行させるためのプログラムを記録した記録媒体、並びにリース取引支援方法を実行するプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

リース取引支援装置、リース取引支援方法、リース取引支援装置を実行させるためのプログラムを記録した記録媒体、並びにリース取引支援方法を実行するプログラムを記録した記録媒体

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JP2002230256A
JP2002230256A JP2001021409A JP2001021409A JP2002230256A JP 2002230256 A JP2002230256 A JP 2002230256A JP 2001021409 A JP2001021409 A JP 2001021409A JP 2001021409 A JP2001021409 A JP 2001021409A JP 2002230256 A JP2002230256 A JP 2002230256A
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lease
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勝敬 堀本
Kunihiro Takeda
邦裕 武田
Hitomi Nemoto
仁美 根本
Mitsuyoshi Uchida
光義 内田
Osamu Kawabata
修 川畑
Toru Endo
徹 遠藤
Yoshihisa Tsuji
喜久 辻
Shuji Shimada
修司 嶋田
Masayuki Enari
正幸 江成
Hironori Kato
浩典 加藤
Yoko Toyoda
洋子 豊田
Hisato Gondo
久人 権藤
Kiyuugo Nakagome
久剛 中込
Aritomo Sakamoto
有友 坂本
Hideyasu Kokubu
秀康 國分
Toshiaki Nagai
俊明 永井
Kiyotaka Iwamoto
清隆 岩本
Kazuo Hotta
和男 堀田
Yutaka Okazaki
裕 岡崎
Hisao Naga
比佐雄 名賀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リース会社、メンテナンス会社などの業務提
携によりメンテナンス情報、製品情報、市場情報を集積
し、これら情報に基づいて機器ごとの品質管理と適正な
リース料金を算定することができるようにして、顧客に
品質の高い機器をオペレーティングリースにより安価に
供給する。 【解決手段】 リース取引に関与する新品機器販売会社
側端末(3)、中古機器販売会社側端末(4)、リース
会社側端末(5)、メンテナンス会社側端末(6)から
最新の情報を収集し、該最新の情報に基づいて物件毎の
品質管理と適正な期間販売価格算定を行うことによっ
て、顧客側端末(2)へ適正なリース取引情報を供給
し、品質の高い物件を安くリースすることを可能にする
リース取引支援装置(1)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リース取引支援装
置、リース取引支援方法、リース取引支援装置を実行さ
せるためのプログラムを記録した記録媒体、並びにリー
ス取引支援方法を実行するプログラムを記録した記録媒
体に関する。より詳しくは、リース取引に関与する新品
機器販売会社、中古機器販売会社、リース会社、メンテ
ナンス会社から最新の情報を収集し、該最新の情報に基
づいて物件毎の品質管理と適正な期間販売価格算定を行
うことによって、顧客へ品質の高い物件を安くリースす
ることを可能にするリース取引支援装置、リース取引支
援方法、リース取引支援装置を実行させるためのプログ
ラムを記録した記録媒体、並びにリース取引支援方法を
実行するプログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】顧客が機器・設備を使用する態様として
は、買取り、ファイナンスリース、オペレーティングリ
ース、レンタルなどがあるが、業務用機器(除く自動
車)は高価にも関わらず近年の技術進歩により耐用年数
を待たずに時代遅れとなり事実上使用できないものにな
るおそれがあるため、その購入には慎重な検討がなされ
ることが多い。
【0003】かかる機器を買い取らずに使用する契約形
態としてリースがあるが、ファイナンスリースはリース
期間が5年前後のため、ライフサイクルが短い機器につ
いては、買い取りと同様の問題がある。
【0004】一方、短期間の機器の使用を可能とする契
約形態にはレンタルがあるが、レンタルの場合は単位時
間当たりの使用料が、買い取りやファイナンスリースと
比べて非常に割高である。
【0005】この点オペレーティングリースは、両者の
問題を解決できる契約形態であるため、業務用機器で比
較的高価かつライフサイクルの短い物件に適している。
技術の進歩が著しい昨今、特に企業用設備の導入におい
て、オペレーティングリース、とりわけ中期間(リース
期間を1〜3年程度とするものをいう)のオペレーティ
ングリースの需要が高まっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】オペレーティングリー
ス、とりわけ中期間オペレーティングリースが成立する
条件としては、中古機器がたえず流通しうる確実な中古
物件マーケットが存在することと、販売会社(新品販売
会社と中古販売会社)とリース会社の業務協力あること
が不可欠である。しかし、確実な中古物件マーケットは
形成されておらず、また販売会社(新品販売会社と中古
販売会社)とリース会社の業務協力が計られていないの
が現状のため、オペレーティングリースを多くの顧客が
利用できるようにはなっていないという問題点がある。
【0007】本発明は、メンテナンス会社のもつ「メン
テナンス情報」を機器の生涯において管理し得る製品に
おいて、その「メンテナンス情報」と「製品情報(価
格、機能、仕様など)」「マーケット情報」を記録した
データベース上で共有化することで、機器毎の品質管理
と適正価格算定を行い、顧客へ品質の高い商品を安くオ
ペレーティングリースできるようにすることを目的とす
る。なお、本発明は、中期間オペレーティングリースに
適しているが、他の形態のリース(リース期間が5,6
年のオペレーティングリースやファイナンスリース、レ
ンタルなど)に適用することも可能である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる発明
は、リース取引情報生成データを受け取り、該リース取
引情報生成データを用いて期間販売価格を生成するとい
う特徴によって、上記課題を解決せんとするものであ
る。なお、「期間販売」とは、本発明によって実施され
るリース契約をいい、また期間販売価格とは、期間販売
の対価をいい、いわゆるリース料に相当する。
【0009】請求項1にかかる発明は、最新かつ様々な
要素を含むリース取引情報生成データをたとえば、新品
機器販売会社、中古機器販売会社、リース会社、メンテ
ナンス会社から収集することによって、物件毎の品質管
理と適正な期間販売価格算定を行うように作用する。
【0010】また、請求項3にかかる発明は、顧客該価
格妥当性確認部がある物件をいわゆる売り切りによる売
却をしたときに得られるであろう粗利益と、当該物件を
期間販売した場合に得られる粗利益を算出し、後者の粗
利益が前者粗利益より大きいか否かを確認し、当該物件
の同一機種群を期間販売した場合に得られる利益および
期間販売導入による販売台数増加により得られる利益の
合計とそれら同一機種群のうち廃棄されるものにかかる
廃棄コストとを算出し、該合計が該廃棄コストより大き
いか否かを確認し、第2の粗利益が第1の粗利益より大
きくかつ該利益が該廃棄コストより大きい場合に価格妥
当性有りと判定する価格妥当性確認部を有することを特
徴とすることにより、上記課題を解決しようとするもの
である。
【0011】請求項3にかかる発明は、本発明により算
出された期間販売価格等が適正であるかどうかを粗利益
および廃棄コストとの比較の点から確認し、適正な場合
にのみ顧客やその他リース関与会社に提供するので、こ
れらの者にリースによる不測の損害を回避させる機能を
有する。
【0012】また、請求項4にかかる発明は、物件識別
情報と関連づけたリース期間を用いて顧客側端末に将来
リース可能となる物件およびリース可能となる時期を提
供することを特徴とすることにより、上記課題の解決を
図らんとするものである。
【0013】請求4にかかる発明は、顧客に将来リース
契約可能な物件を提示する機能を有し、これにより顧客
は自己の使用したい物件のリース期間が終了すれば、直
ちに当該物件をリースにより使用できるので、その結
果、物件を遊休在庫とするリスクを低下させるように機
能する。
【0014】また、請求項5に記載の発明は、物件識別
情報と関連づけたリース期間を用いて、リース期間を用
いてある物件のリース期間終了後に当該物件のリース契
約を希望すると予想される顧客の情報を顧客側端末に提
供することを特徴とすることにより、上記課題の解決を
図らんとする。
【0015】請求5にかかる発明は、顧客に自己のリー
ス契約期間が満了した時点で当該物件を直ちに必要とす
るであろう他の顧客を知らせることができるので、その
結果、物件を遊休在庫とするリスクを低下させるように
機能する。
【0016】また、請求項6にかかる発明は、個々の顧
客の取引履歴、与信情報などに基づいて顧客を複数の階
層に分け、顧客の階層に応じて該顧客に差別化されたサ
ービスを提供することを特徴とすることにより課題の解
決を図らんとするものである。
【0017】請求項6にかかる発明によれば、好ましい
取引履歴、与信情報が好ましい顧客に対してより高度な
サービスを提供できるので、より好ましい顧客の獲得・
維持が容易となるように機能する。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の説明に先立
って、本発明により扱われるオペレーティングリース
(以下、期間販売という)について説明する。
【0019】一般に、製品の「価値」は、それが売買さ
れる際の金額による一次元的評価方法と、それがもたら
す「使用価値」と「使用期間」の積分による二次元的評
価方法の2種類に分けることができ、経済効果的観点か
らは後者のほうがより正確な評価方法といえる。そし
て、実際の経済場面においては前者と後者の差が著しく
異なるものも少なくない。
【0020】本発明にかかる期間販売は、この「差」に
目をつけ、顧客を変えて「期間販売」を行う事により、
より新たな収益構造を導き出すものである。
【0021】物件の「価値」を決定する際の決め手とな
る「製品情報(機能、仕様を含む)」「マーケット情
報」「メンテナンス情報」の中で、特に「メンテナンス
情報」を機器の生涯において管理し得る製品において、
これらの情報を統合させることにより精度の高い販売価
格・買取価格を導き出すスキームを開発し、そして、同
じ商品を、メンテナンスを付保させて複数のお客様にレ
ンタルよりも長く、ファイナンスリースよりも短い「期
間販売」を行い、売り切り販売やファイナンスリース、
レンタル販売に比して多くの利益の獲得を実現する。ま
た、所有権を常に確保することにより、市場でのライフ
コントロールを可能とし、売上げ台数の増大や、より戦
略的なマーケティングを可能とする。
【0022】(期間販売の形態)まず、本発明の実施の
形態が提供可能な、リース取引の形態について説明す
る。図16は、本発明の実施の形態が提供可能な、リー
ス取引の形態を説明するための図である。このリース形
態は、リース会社P1(賃貸人)と顧客・甲P2(賃借
人)とのリース契約CT1、リース会社P1と新品機器
販売会社P3との売買契約CT2、リース会社P1とメ
ンテナンス会社P4とのメンテナンス契約CT3と、リ
ース会社P1と損害保険会社P5との保険契約CT4と
から構成される。
【0023】顧客・甲P2は、まず新品機器販売会社P
3との間で自分が希望する物件を選択、決定し物件価
格、納期、搬入場所等を取り決める。
【0024】つぎに、顧客・甲P2がリースによる物件
の導入を希望すると、顧客・甲P2はリース会社P1に
リースの申込みを行う。リース会社P1がリースの申込
みを受けることを決定すると、リース契約の諸条件の確
認後に、リース会社P1(賃貸人)は顧客・甲P2(賃
借人)とリース契約CT1を締結する。
【0025】つぎに、締結されたリース契約CT1に基
づいて、リース会社P1はただちに新品機器販売会社P
3との間で、顧客・甲P2が希望した物件の売買契約C
T2を締結する。
【0026】つぎに、新品機器販売会社P3は、当該売
買契約CT2に基づいて、当該物件を顧客・甲P2が指
定した搬入場所に直接搬入する(物件の搬入CRY
1)。顧客・甲P2からリース会社P1に発行される物
件借受け証に記載された借受け日から、顧客・甲P2の
物件の借受けが開始し、開始の日から顧客・甲P2は当
該物件を使用できるとともに、リース会社へのリース料
の支払債務を負う。
【0027】一方、売買契約CT2により、前記借受け
日をもって新品機器販売会社P3からリース会社P1に
物件が引き渡されたものとなり、リース会社P1は新品
機器販売会社P3に物件の売買代金を支払う。
【0028】上記リース契約CT1では、一般にリース
会社P1が物件の保守・修繕義務を負うこととされ、リ
ース会社P1はメンテナンス会社P4とメンテナンス契
約CT3を締結し、このメンテナンス契約CT3に基づ
いて顧客・甲P2はメンテナンス会社P4から直接メン
テナンスサービスの提供を受ける。
【0029】また、上記に加えて、リース契約では物件
に保険をつけることが一般的であり、リース会社P1
は、リース開始と同時に損害保険会社P5に通知して保
険契約CT4を成立させ、保険料を損害保険会社P5に
支払うほか、リース期間中物件にかかる固定資産税の申
告・納付TXを地方公共団体LGに行う。
【0030】図17は、上記リース会社P1と顧客・甲
P2とのリース契約CT1が終了し若しくは途中解約さ
れた後に、顧客・乙P6が、前記物件のリースを受ける
場合のリース取引の形態を説明するための図である。
【0031】まず、中古機器販売会社P7は、リース会
社P1よりリース終了後の物件を買取り(売買契約CT
5)、顧客に提示する。なお、顧客・乙P6が自己が所
有している中古機器を下取りに出す場合には中古機器販
売会社P7と顧客・乙P6との売買契約となる(CT1
0)。
【0032】顧客・乙P6は、中古機器販売会社P7と
の間で自分が希望する物件を選択、決定し物件価格、納
期、搬入場所等を取り決める。
【0033】つぎに、顧客・乙P6は、リースによる物
件の導入を希望すると、顧客・乙P6はリース会社P1
にリースの申込みを行う。リース会社P1がリースの申
込みを受けることを決定すると、リース契約CT6の諸
条件の確認後に、リース会社P1(賃貸人)は顧客・乙
P6(賃借人)とのリース契約CT6を締結する。
【0034】つぎに、締結されたリース契約CT6に基
づいて、リース会社P1は中古機器販売会社P7との間
で、顧客・乙P6が希望した物件の売買契約CT7を締
結する。
【0035】つぎに、中古機器販売会社P7は、当該売
買契約CT7に基づいて、当該物件を顧客・乙P6が指
定した搬入場所に直接搬入する(物件の搬入CRY
2)。顧客・乙P6からリース会社P1に発行される物
件借受け証に記載された借受け日から、顧客・乙P6の
物件の借受けが開始し、開始の日から顧客・乙P6は当
該物件を使用できるとともに、リース会社P1へのリー
ス料の支払債務を負う。
【0036】一方、売買契約CT7により、前記借受け
日をもって中古機器販売会社P7からリース会社P1に
物件が引き渡されたものとなり、リース会社P1は中古
機器販売会社P7に物件の売買代金を支払う。
【0037】上記リース契約では、一般にリース会社P
1が物件の保守・修繕義務を負うこととされ、リース会
社P1はメンテナンス会社P4とメンテナンス契約CT
8を締結し、このメンテナンス契約CT8に基づいて顧
客・乙P6はメンテナンス会社P4から直接メンテナン
スサービスの提供を受ける。
【0038】また、上記に加えて、リース契約では物件
に保険をつけることが一般的であり、リース会社P1
は、リース開始と同時に損害保険会社P5に通知して保
険契約CT9を成立させ、保険料を損害保険会社P5に
支払うほか、リース期間中物件にかかる固定資産税の申
告・納付TXを地方公共団体LGに行う。
【0039】なお、上記顧客・乙P6のリースが終了し
た後、さらに別の顧客・丙(図示略)に当該物件をリー
スすることも可能であり、この場合は、上記リース会社
P1と顧客・丙とのリース契約、リース会社P1と中古
機器販売会社P7との売買契約、リース会社P1とメン
テナンス会社P4とのメンテナンス契約と、リース会社
P1と損害保険会社P5との保険契約などが、上記と同
様に行われる。
【0040】(中古機器販売会社のメリット)上記リー
ス取引形態における中古機器販売会社のメリットを以下
に列記する。
【0041】新製品からのリースの販売は、中古機器販
売会社がリース満了時に設定した残価にて買い取る約束
予約をすることにより成立するが、リース会社自身は、
残価のついたリースアップ品を販売する能力を有さない
ので、市場価格より安価に設定されるのが一般的であ
る。これにより、中古機器販売会社は確定した時期に市
場価格よりも安くリースアップ品を購入することができ
る。
【0042】新品機器販売会社から「製品情報(価格、
機能、仕様など)」「同商品の価格下落情報」「実質耐
用年数」「将来商品計画」「その他マーケット情報」、
メンテナンス会社から「メンテナンス費用情報」「メン
テナンス履歴」の提供により、リスクの少ない確実な販
売価格、買取価格、期間販売価格の設定が行える。
【0043】中古機器販売会社が一貫してメンテナンス
を請け負う(自らメンテナンスを行ってもよいが、この
モデルではメンテナンスはメンテナンス会社に委託し、
DB上で管理を行う)ことにより、所有者、使用者の移転
に関わらず管理を行うことで品質保持を確実に実現し、
その機能を有さない他の中古販売会社に対して大きな競
争力がもてる。
【0044】また、レンタルに比べて「足」が長いため
に遊休在庫になるリスクが少なく、回転数が少ないため
に小さい販売コストで運営が可能である。また、レンタ
ル会社がレンタル物件を長期に賃貸する時の価格よりも
はるかに安い料金設定が可能であるため、それだけ大き
な収益率が期待できる。
【0045】リース会社を経由した賃貸を行うことによ
り、顧客信用確認機能を託し、貸倒れなどの金融リスク
の少ない取引が可能となる。
【0046】市場における速やかなる次期モデルへの切
り換えを図るために、商品サイクルのコントロールを販
売会社が行うことにより、売上げ台数の増大と、より戦
略的なマーケティング展開を実現する。
【0047】将来「リサイクル文化」が発展した際の先
駆的モデルと成り得る。
【0048】(リース会社のメリット)中古機器販売会
社が残価による買取予約を行うことにより、商品力のあ
るリースが実現でき、取扱高が増大する。
【0049】(新品機器販売会社のメリット)魅力的な
商品であるリースの実現により、売上高が増大する。
【0050】新製品ではリースといった違う切り口から
の対抗を実現し、また、新品であることが問われない場
合は、中古機器にて対抗することにより、トータルでの
商品力の向上に貢献する。
【0051】中古機器の市場からの買上げを中古機器販
売会社に委託することで、市場における流通台数をコン
トロールし、販売機会を増大させることを可能とする。
【0052】複数機器の乗換えプログラムの投入によ
り、売上げの一時的な落ち込みを最小限に抑える速やか
なるSwitch overを実現する。
【0053】(1.第1の実施の形態)つぎに、本発明
の実施の形態について図面を参照しながら以下に説明す
る。
【0054】図1は、本発明にかかる第1の実施の形態
にかかるリース取引支援装置及びそれに接続される装置
を示すブロック図である。ここで、リース取引支援装置
とは、リース取引に関与する者を支援することを目的と
して、リース取引に関する情報(以下、「リース取引情
報」という)を提供する装置をいう。
【0055】リース取引支援装置1は、通信網N1を介
して顧客側端末2と接続されているとともに、通信網N
2を介して新品機器販売会社側端末3、中古機器販売会
社側端末4、リース会社側端末5,メンテナンス会社側
端末6と接続されている。
【0056】(1.1.通信網N1、N2)上記通信網
N1、N2は、有線・無線を問わず、これに接続されて
いる装置が、それぞれ目的とする装置に対しセッション
を確立したときにその間で情報の送受ができるように作
用する。このため、図1中、通信網1は一本の基幹線に
よって接続されるように表示してあるが、これはインタ
ーネットのように、ゲートウエイを介して複数のネット
ワークが組み合わされて実現しても構わない。また、そ
の接続についてもいわゆるバックボーンといわれる基幹
線に直接接続せずとも、PPP接続などによって一時的
に接続してあっても、セッションを確立したときにその
間で情報の送受ができるようになっていれば構わない。
【0057】また、通信網N1、N2は別の通信網でな
くともよく、同一の通信網を通信網N1およびN2とし
て使用する構成であってもかまわない。また、リース取
引情報の漏洩等をできる限り回避するという点から、通
信網N2は新品機器販売会社側端末3、中古機器販売会
社側端末4、リース会社側端末5,メンテナンス会社の
みが接続可能な専用回線網としてもよい。
【0058】(1.2.顧客側端末)顧客側端末2は、
通信網N1に接続され、リース取引支援装置1にリース
情報の提供を要求することが可能であり、かつ該リース
取引支援装置1から提供されるリース取引情報を受け取
り可能な情報処理装置であって、たとえばパーソナルコ
ンピュータ、ワークステーション、携帯端末などであ
る。その接続の態様は、直接的に有線で接続されていて
いも、無線などによって接続されていても構わない。
たとえば、顧客側端末2は、操作者がキーボード、ポイ
ンティングデバイス等の入力装置により所定の操作をお
こなうことによって、あるリース取引情報を要求するメ
ッセージをリース取引支援装置1に宛てて送信するため
の情報送信手段と、たとえばWeb文書の形式で構成さ
れたリース取引情報を受け取り、それを操作者に視認も
しくは視聴可能な形態で提供するための情報閲覧手段と
有しているのが好ましい。たとえば、その情報処理装置
がオペレーティング・システムとしてマイクロソフト社
製のウインドウズ(登録商標)を搭載している場合に
は、同社製のインターネット・エクスプローラ(商標)
や、ネットスケープ社製のネットスケープ・コミュニケ
ータ(商標)等のいわゆるブラウザソフトが前記情報閲
覧手段および情報送信手段として使用可能である。
【0059】(1.3.新品機器販売会社側端末、中古
機器販売会社側端末、リース会社側端末,メンテナンス
会社側端末)新品機器販売会社側端末、中古機器販売会
社側端末、リース会社側端末,メンテナンス会社側端末
(以下、これらをまとめて「関与会社側端末」という)
は、それぞれ通信網N2に接続され、リース取引支援装
置1にリース取引情報を生成するためのデータ(以下、
「リース取引情報生成データ」という)を提供すること
が可能であり、かつ該リース取引支援装置1から提供さ
れるリース取引情報を受け取り可能な情報処理装置であ
って、たとえばパーソナルコンピュータ、ワークステー
ション、端末装置などである。
【0060】上記関与会社側端末は、操作者がキーボー
ド、ポインティングデバイス等の入力装置により所定の
操作をおこなうことによって、あるリース取引情報生成
データをリース取引支援装置1に宛てて送信するための
情報送信手段と、たとえばWeb文書の形式で構成され
たリース取引情報を受け取り、それを操作者に視認もし
くは視聴可能な形態で提供するための情報閲覧手段と有
しているのが好ましい。また、たとえば、その情報処理
装置がオペレーティング・システムとしてマイクロソフ
ト社製のウインドウズ(登録商標)を搭載している場合
には、同社製のインターネット・エクスプローラ(商
標)や、ネットスケープ社製のネットスケープ・コミュ
ニケータ(商標)等のいわゆるブラウザソフトが前記情
報閲覧手段および情報送信手段として使用可能である。
【0061】(1.4.リース取引支援装置)リース取
引支援装置1は、例えばコンピュータなどの情報処理装
置であって、通信網N1及び通信網N2に接続され、顧
客側端末2や関与会社側端末と情報の授受が可能となっ
ている。すなわち、顧客側端末2からリース取引情報の
提供要求があったときは、その要求に応答して必要な情
報を送信し、また、関与会社側端末からリース取引情報
生成データを受信した場合はこれらを蓄積するととも
に、蓄積されたリース取引情報生成データに基づいて、
期間販売価格データを生成し蓄積するようになってい
る。なお、リース取引支援装置1は、顧客側端末2や関
与会社側端末と情報の授受が可能となっていればよく、
その接続態様は直線的に有線で接続されていても無線な
どによって接続されていても構わない。
【0062】(1.4.1.リース取引支援装置の構成
例)図2は、本実施の形態にかかるリース取引支援装置
の構成例を示すブロック図である。図に示す構成例にお
いて、リース取引支援装置1は、リース取引情報生成デ
ータを読み書き可能に蓄積するデータベース部24と、
該リース取引情報生成データに基づいて期間販売価格デ
ータを生成する期間販売価格生成部21と、顧客側端末
2からのリース取引情報要求を受け取り該要求に基づい
て要求に適したリース取引情報をデータベース部24か
ら抽出しこれを該顧客側端末2に送るリース取引情報提
供部22と、関与会社側端末から送られたリース取引情
報生成データを受け取りこれをデータベース部24に書
き込むとともに関与会社側端末からの要求を受け取り該
要求に基づいて要求に適したリース取引情報をデータベ
ース部24から抽出しこれを該要求を発した関与会社側
端末に送るリース取引情報生成データ管理部23とを有
する。
【0063】また、該データベース部24は、リース対
象物件に関する情報を物件識別子(物件ID)と関連づ
けて記録している物件情報テーブル25と、各顧客に関
する情報を顧客識別子(顧客ID)と関連づけて記録し
ている顧客情報テーブル26と、前記期間販売価格部2
1により生成された期間販売価格情報を物件IDと関連
づけて記録している期間販売価格情報テーブル27と、
物件の査定価格を算出するための情報を記録している査
定価格情報テーブル28と、リース取引に関する諸費用
(たとえば、保険料、固定資産税など)を記録している
費用テーブル29とを有している。
【0064】(1.4.1.1.期間販売価格生成部の
構成例)図3は、本実施の形態にかかる期間販売価格生
成部21の構成例を示すブロック図である。図に示す構
成例において、期間販売価格生成部21は、データベー
ス部24から物件ID若しくは機種名に関連づけられた
「X年後同商品価格予測」「実用耐用年数」などのデー
タを取得して、当該物件若しくは機種のX年後販売価格
・買取価格を生成する販売価格・買取価格データ生成部
31と、該販売価格・買取価格データ生成部31からX
年後販売価格・買取価格を受け取り、これに基づいて当
該物件若しくは機種の期間販売価格を生成する期間販売
価格算出部32と、前記X年後販売価格、買取価格、期
間販売価格を受け取りこれらに基づいて該販売価格・買
取価格の妥当性を確認し、妥当性を確認した場合は、当
該販売価格、買取価格、期間販売価格をデータベース部
24の期間販売価格テーブルに物件ID若しくは機種名
に関連づけて記録し、一方妥当性を確認できない場合
は、販売価格、買取価格、期間販売価格の修正を求める
リクエストを発する価格妥当性確認部33と、該リクエ
ストを受け取った場合、販売価格、買取価格、期間販売
価格を生成するために用いたデータを自動若しくは手動
に調整する調整部34とを有する。
【0065】(1.4.1.2.期間販売価格生成部の
動作例)つぎに、期間販売価格生成部21の動作例につ
いて説明する。
【0066】図4は、期間販売価格生成部21の動作例
を示したフローチャートである。
【0067】まず、期間販売価格等の生成に必要なデー
タをデータベース部から読み出す(S1)。具体的に
は、販売価格・買取価格データ生成部31は「X年後同
商品価格予測」「実用耐用年数」などのデータを査定価
格テーブル28から取得し、期間販売価格算出部32
は、「期間保守料金」「整備料金」「金利」「固定資産
税」「動産保険料」「手数料」などのデータを査定価格
テーブル28から取得して、一時保持する。
【0068】つぎに、販売価格および買取価格を算出す
る(S2)。これらの算出は以下のように行われる。販
売価格をf(X)とする。Xは当該物件が生産されてか
ら経過した年数を示す。このf(X)は以下の式(1)
により定まる。
【0069】
【数1】 ここで、式(1)において、s(X)は、X年後の当該
物件と同一商品の予測販売価格、Tは償却率、Yは、当
該物品の法定耐用年数、Lはその商品の実質耐用年数、
e(X)は、その他の外部要因を示すものであって、た
とえば同一商品の新型モデルの投入による価格下落であ
る。一般に業務用ビデオカメラなどの電子機器の法定耐
用年数は6年(Y=6)であり、この場合の償却率は
0.681(T=0.681)が用いられる。
【0070】また、販売価格をf’(X)とすると、
f’(X)は以下の式(2)により定まる。
【0071】
【数2】 ここで、式(2)において、kは利益を定めるための係
数を表し、たとえば0.8の値が用いられる。この利益
係数は先に述べた調整部による変数の調整の対象の一つ
とされてよい。
【0072】上記式(1)(2)を用いて0≦X≦Yの
範囲で、販売価格および買取価格をすべて算出する。図
5は、このようにして算出された販売価格および買取価
格を示すグラフである。
【0073】ふたたび図4に戻ると、販売価格および買
取価格を算出した後、期間販売価格の算出を行う(S
3)。期間販売価格をF(X1、X2)とする。X1は
該物件が生産されてから当該期間販売の期間(リース期
間)の始期までの年数を表し、X2は該物件が生産され
てから当該期間販売の期間(リース期間)の終期までの
年数を表す。たとえば、1年落ちの物件を2年間のリー
スを受ける場合は、X1=1,X2=3となる。このF
(X1、X2)は以下の式(3)により定まる。
【0074】
【数3】 ここで、m(X1,X2)は当該リース期間(X1年目
からX2年目まで)において発生する保守料を表し、h
(X1,X2)は当該リース期間において発生する保険
料を表し、r(X1,X2)は当該リース期間において
かかる整備料を表し、p(X1,X2)は当該リース期
間において発生する金利分支払額を表し、q(X1,X
2)は当該リース期間において発生するリース会社手数
料を表している。すなわち、X1年目における物件販売
価格からX2年目における買い取り価格(=残存価格)
を引いたものに金利・保険料・手数料などを付加するこ
とによって、期間販売価格を算出する。なお、期間販売
価格生成部は、0≦X1≦Yかつ0≦X2≦YかつX1
<X2の条件を満たすすべてのX1、X2の組み合わせ
においてF(X1、X2)を行い、F(0,1)、F
(0,2)、…、F(Y−1,Y)を生成する。
【0075】つぎに、価格妥当性確認部33が上記生成
されたf(x)、f’(x)を用いて算出された価格が
当該期間販売が実際に利益を生むような値に設定されて
いるか否かを確認する(S4)。価格妥当性は以下の2
つのチェックによって行われる。
【0076】まず第1は、新製品を単に売却したときに
得られる粗利益P1より、当該物件を期間販売した場合
に得られる粗利益P2が大きいことをチェックする。こ
れにより単に売却する場合より利益の得られない期間販
売価格を設定することを防止することができる。具体的
には、以下の式(4)から(6)を価格妥当性確認部3
3が実行することによって第1のチェックが行われる。
【0077】
【数4】 なお、式(6)においてNは年単位でN年間のリース期
間をしめし、Kabは当該物件にかかる製品が新品製品
として販売されたa年後からb年後までリースされる割
合をしめす。また、「期間販売のための原価コスト」
は、期間販売において中古品を仕入れて、次の顧客にリ
ースするためにある程度の商品整備が必要となるために
生ずる費用(材料費、労務費、経費、減価償却費など)
をしめす。
【0078】第2のチェックとして、当該物件にかかる
機種全体として見た場合に当該期間販売が実際に利益を
生むような値に設定されているか否かを確認するための
チェックを行う。
【0079】期間販売の対象となる物件はその同一機種
が多数市場に出回っている。これら物件は新製品若しく
は新製品販促用品がリース対象となったのち、さらに中
古品としてリースの対象となる。この場合新製品若しく
は新製品販促用品としてリース市場に流通する物件台数
をN1、これらN1個の物件のうちさらに中古品のみ購
入する購買層などによってリース対象とされる物件台数
をN2とする。このN2個の物件は1個当たり上記式
(4)から(6)にて算出したP2の利益を生み出すの
で、その同一機種全体では「P2―P1」のN2倍の利
益が得られることになる。また、リース(期間販売)導
入による効果で増加すると見込まれる販売台数をαとす
ると、α×P1という利益も生み出される。一方、すべ
てのN1台がさらにリース対象となることはなく(N1
−N2)個の物件は残るためこれを廃棄するコストが発
生する。このとき、期間販売導入により生み出される同
一機種全体の利益が廃棄コストより大きくなる必要があ
る。
【0080】具体的には、以下の式(7)が成立するか
否かをチェックする。
【0081】
【数5】 上記第1及び第2のチェックがともにクリアされれば価
格妥当性有りと確認され、前記算出された販売価格、買
取価格、期間販売価格は価格妥当性確認部33からデー
タベース部24に渡され、記憶される(S5)。一方上
記第1及び第2の少なくとも一方がクリアされなけれ
ば、さらに価格調整が可能かどうかを検討する(S
6)。具体的には、価格妥当性確認部33が、調整部3
4に妥当性がない旨の通知を送ると、調整部34は価格
調整処理を行う。この価格調整処理はいろいろな方法が
考えられる。一例としては、調整部34は各式の定数や
係数を自動的に所定の刻み幅で増減させ、この増減後の
値があらかじめ定められた許容値範囲内であれば調整可
能としそうでなければ調整不可とするようにしてもよ
い。また別の例では、調整部34はリース取引支援装置
1の端末等に価格妥当性がない旨及びその際の諸数値
(利益率kなど)を表示しオペレータに決定を促す。オ
ペレータが変更した数値を入力した場合は、調整可能で
あると判断し、そうでない場合(たとえば中止コマンド
を入力した場合)は、調整不可とするようにしてもよ
い。その他の調整方式を用いることも可能である。
【0082】調整可能である場合は、定数、係数などの
置換処理による微調整処理を行い(S7)、微調整後の
数値を用いてさらに販売価格および買取価格の算出(S
2)、期間販売価格の算出(S3)、価格妥当性の確認
(S4)が行われる。
【0083】一方、調整不可とする場合は、算出された
販売価格等は不適合なものとして棄却され(S8)、デ
ータベース部24に記憶されることはない。
【0084】上記のような処理を行うことにより、適切
な販売価格、買取価格、期間販売価格のみが本発明にか
かるリース取引支援装置1に蓄積されることとなり、当
該装置1を利用する者すべてに適正なリース取引情報を
提供することが可能となる。
【0085】なお、価格妥当性の確認に併せて市場性を
チェックするようにしてもよい。車の売買と異なり、情
報機器の場合は同じ機能の商品の価格が短い期間に大き
く下がる場合が多々あるため、「新品機器販売会社」よ
り、期間販売の価格の値頃感を知るのに必要な情報とし
て、現状同様の商品の新品の市場価格と、将来の同様の
商品の新品の市場価格と、同上商品の機能・性能の詳細
と、当該商品と同種の商品(後継商品)の開発計画をで
き得る限り収集し、これらの情報を元にしての値頃感の
算定を人的判断にて行い、値頃感と、その値段で将来に
わたってどれくらい販売できそうかを予想し、その際の
利益を計算することにより、算出された販売価格、買取
価格、期間販売価格の市場性から見た妥当性を検討する
ようにしてもよい。
【0086】(1.4.2.リース取引情報生成データ
管理部の構成例)つぎに、リース取引情報提供部23の
構成例について説明する。
【0087】図6は、本実施の形態にかかるリース取引
情報生成データ管理部22の構成例を示すブロック図で
ある。図に示す構成例において、リース取引情報生成デ
ータ管理部22は、関与会社側端末に接続されたインタ
フェース部61と、該インタフェース部61に接続され
るとともにデータベース部24に接続されたデータベー
ス管理システム部62とを有する。
【0088】データベース管理システム部62は、関与
会社側端末からの命令及びデータに基づいて、データベ
ース部24の記憶管理、アクセス制御、問い合わせ処
理、トランザクション処理を行う機能を有する。
【0089】インタフェース部61は、関与会社側端末
からの命令及びデータをデータベース管理システム部6
2が受け取り処理可能な型式にするとともに、データベ
ース部24から抽出されたデータを、関与会社側端末が
受け取り可能な型式(たとえば、HTML文書)に加工
して送信する機能を有する。
【0090】(1.4.3.データベース部の構成例)
つぎに、データベース部24の構成例について説明す
る。図2に示したように物件情報テーブル25と、顧客
情報テーブル26と、期間販売価格情報テーブル27
と、査定価格情報テーブル28と、費用テーブル29と
を有している。以下に各テーブルの構成例について説明
する。
【0091】[物件情報テーブル25]図7は、物件情
報テーブル25のレコード構成例を示す図である。物件
情報テーブル25は、物件ごとに1のレコードを有し、
各レコードは図7に示す内容を有する。1のレコードに
は物件を一意に特定するための物件ID71と、先に述
べた期間販売価格生成部21で生成されたデータ72
(販売価格、買取価格)と、主にリース契約内容に関す
る項目群73と、主にメンテナンスに関する項目群74
とを有している。項目群73はリース会社側端末5から
データベース部24に送られ、項目群74はメンテナン
ス会社側端末5からデータベース部24に送られるのが
一般的であるが、その他の関与会社側端末から入力され
てもよい。物件IDと他の項目は一対一の関係で物件情
報テーブル25に記録されるため、物件IDを特定する
ことによりその物件の買い取り価格、リース期間、保守
履歴などすべての項目を任意に抽出することが可能であ
り、逆に項目の条件を設定することにより当該条件を満
たす物件IDを検索する事により、任意に定められた条
件に合致する物件のリストを抽出することもできる。
【0092】[顧客情報テーブル26]図8は、顧客情
報テーブル26のレコード構成例を示す図である。顧客
情報テーブル26は、顧客ごとに1のレコードを有し、
各レコードは図8に示す内容を有する。1のレコードに
は顧客を一意に特定するための顧客ID81と、主にリ
ース契約に得られる項目群82とを有している。項目群
82はリース会社側端末5からデータベース部24に送
られるのが一般的であるが、その他の関与会社側端末か
ら入力されてもよい。顧客IDと他の項目は一対一の関
係で顧客情報テーブル26に記録されるため、顧客ID
を特定することによりすべての項目を任意に抽出するこ
とが可能であり、逆に項目の条件を設定し当該条件を満
たす顧客IDを検索する事により、任意に定められた条
件に合致する顧客を抽出することもできる。
【0093】[期間販売価格テーブル27]図9は、期
間販売価格テーブル27のレコード構成例を示す図であ
る。期間販売価格テーブル27は、物件ごとに1のレコ
ードを有し、各レコードは図9に示す内容を有する。1
のレコードには、期間販売価格生成部21により生成さ
れた販売価格f(X)、買取価格f’(X)、および期
間販売価格F(X1、X2)とが物件IDと関連づけら
れて記憶されている。なお本図に示す例はXが0から5
までの場合である。なお、図中領域91は、国内での値
であり、領域92は海外特約があるものに関する。な
お、本構成例は海外持ち出しなど適用範囲により金額が
代わる例であって、期間販売価格テーブル27がかかる
構成例に限定されることを意味するものではない。
【0094】[査定価格テーブル28]図10は、査定
価格テーブル28のレコード構成例を示す図である。査
定価格テーブル28は、機種名ごとに1のレコードを有
し、各レコードは図10に示す内容を有する。1のレコ
ードには機種名101と、主に新品機器販売会社が保有
する情報に関する項目群102とを有している。項目群
102は新品機器販売会社側端末3からデータベース部
24に送られるのが一般的であるが、その他の関与会社
側端末から入力されてもよい。これら項目は販売価格の
算出等に用いられるものである。期間販売価格F(X
1、X2)を生成する際に用いられる。
【0095】[費用テーブル29]図11は、費用テー
ブル29のレコード構成例を示す図である。費用テーブ
ル29は、機種名ごとに1のレコードを有し、各レコー
ドは図11に示す内容を有する。1のレコードには機種
名と、主に新品機器販売会社が保有する販売価格に関す
る領域111と、主にメンテナンス会社が保有するメン
テナンスに関する費用に関する領域112と、主にリー
ス会社が保有する保険料等に関する領域113を有して
いる。領域111に格納されるデータについては新品機
器販売会社側端末3からデータベース部24に、項目1
12に格納されるデータについてはメンテナンス会社側
端末6からデータベース部24に、項目113に格納さ
れるデータについてはリース会社側端末5からデータベ
ース部24に送られるのが一般的であるが、それぞれそ
の他の関与会社側端末から入力されてもよい。これらは
主に期間販売価格の算出等に用いられるものである。
【0096】(1.4.4.リース取引情報提供部の構
成例)つぎに、リース取引情報提供部22の構成例につ
いて説明する。
【0097】図12は、本実施の形態にかかるリース取
引情報提供部22の構成例を示すブロック図である。図
に示す構成例において、図に示す構成例において、リー
ス取引情報提供部22は、顧客側端末に接続されたイン
タフェース部1202と、該インタフェース部1202
に接続されるとともにデータベース部24に接続された
データベース管理システム部1201とを有する。
【0098】データベース管理システム部1201は、
顧客側端末からの要求に基づいて、データベース部24
の記憶管理、アクセス制御、問い合わせ処理、トランザ
クション処理を行う機能を有する。
【0099】インタフェース部1202は、顧客側端末
2からの要求をデータベース管理システム部1201が
受け取り処理可能な型式にするとともに、データベース
部24からの抽出されたデータを、顧客側端末が受け取
り可能な型式(たとえば、HTML文書)に加工して送
信する機能を有する。
【0100】(1.4.5.リース取引支援装置の動作
例)つぎに、リース取引支援装置1の動作例として、顧
客が本リース取引支援装置1を利用して物件の検索を行
う場合を説明する。
【0101】図13は、顧客側端末から物件検索の要求
がリース取引支援装置1に送られた場合のリース取引支
援装置による処理を示すフローチャートである。
【0102】まず、顧客側端末2から物件検索の要求が
リース取引支援装置1に送られる。検索の条件としては
機種名による検索、価格による検索など顧客の都合に応
じて任意の検索条件が定められ得るのが好ましい。
【0103】該要求を受けたリース取引支援装置1は、
データベース部24およびリース取引情報提供部22に
より、該要求に含まれる条件に合致した物件を検索・抽
出する(S1301)。たとえば、販売価格について条
件が指定された場合は、物件情報テーブル25を検索し
て販売価格の項目で条件に合致するレコードの物件ID
を取得する。
【0104】検索の結果条件に合致するレコードが存在
する場合は、先に取得した物件IDに基づいて、該物件
IDに対応する基本的情報(たとえば、機種名、使用時
間)を対象物件リストとして顧客側端末に送る(S13
02)。合致するレコードが存在しない場合は、「該当
データ無し」を顧客側端末2に通知して(S130
3)、その後処理を終了する。
【0105】対象物件リストが顧客側端末2に表示さ
れ、個々の物件についてさらに詳細な情報を要求できる
ように、該リストに詳細要求手段が備えられている(た
とえば、対象物件リスト表示ページ中に、クリックされ
ると詳細要求メッセージをリース取引支援装置1に送る
ボタンオブジェクトを配するなど)。顧客が詳細情報を
希望する物件の表示をポインティングデバイスにより選
択する等して指定した後、この詳細要求手段により詳細
表示要求を発すると、当該物件の物件IDと詳細要求メ
ッセージが顧客側端末2からリース取引支援装置1に送
られ、リース取引支援装置1は該選択された物件につい
ての詳細情報(たとえば、期間販売価格、保守履歴、利
用可能時期等)を送り返し、顧客側端末2はこの詳細情
報を表示する(S1304)。
【0106】詳細情報が顧客側端末2に表示されると、
個々の物件について見積情報を要求できるように、見積
要求手段が備えてある(たとえば、対象物件詳細情報表
示ページ中に、クリックされると見積要求メッセージを
リース取引支援装置1に送るボタンオブジェクトを配す
るなど)。顧客が見積情報を希望する物件の表示をポイ
ンティングデバイスにより選択する等して指定した後、
この見積要求手段により当該物件の物件IDと見積要求
メッセージがリース取引支援装置1に送られる。リース
取引支援装置1は該選択された物件について見積依頼が
あった旨をリース会社に自動的に通知する(S130
5)のが好ましい。該通知は、リース取引支援装置1に
備えられた図示しない電子メール生成手段により行われ
てもよいし、リース取引支援装置1に備えられた図示し
ないファクス送信手段手段によりリース会社にファクス
を送るようにしてもよい。
【0107】ところで、本実施の形態によれば、前記物
件リストに表示される物件には、現在はある顧客の使用
下にあるが、たとえばリース期間が終了することにより
将来他の顧客にリース可能となる、いわば見込み物件も
含ませることができる。これは、物件情報テーブルにリ
ース期間を項目として含ませていることにより可能とな
る。見込み物件を対象物件リストに含ませることによっ
て、同一の物件について切れ目のないリース契約を得る
ことが可能となり、物件の残価を最大限に利用すること
ができる。これによれば物件の遊休期間が生じないので
期間販売価格をより低価に抑制することも可能となり、
他のリース事業に対する競争力を向上させられるという
メリットを有する。
【0108】また、本実施の形態にかかるリース取引支
援装置1によれば、顧客自らがリース期間終了後にその
物件をリース契約して使用を希望すると予想される第2
の顧客を検索することも可能である。たとえば、現在自
社で使っている機種のより古い物件を使用している顧客
を、前記物件検索処理(S1301)により抽出するこ
とも可能となる。顧客がこの第2の顧客をリース会社に
斡旋して契約に結びついた場合、斡旋した顧客は価格上
のメリットを享受できるという、サービス形態を提供す
る事が可能となり、その結果顧客吸引力を向上させるこ
とが可能となるというメリットが生ずる。
【0109】(1.5.本実施の形態の利点)本実施の
形態は、メンテナンス会社のもつ「メンテナンス履歴情
報」を機器の生涯において管理し得る製品において、そ
の「メンテナンス履歴情報」と新品機器販売会社の有す
る「製品情報(価格、機能、仕様など)」「査定価格情
報」をデータベース上で共有化することで、物件毎の品
質管理と適正な期間販売価格算定を行うことによって、
顧客へ品質の高い物件を安くリースすることを可能にす
るという利点を有する。
【0110】また、以下のような利点もある。
【0111】リース会社、新製品販売会社、中古機器販
売会社は、新製品、中古製品を問わずウェブサイト上か
ら検索、見積り、注文ができるので、的確なタイミング
での業務判断ができる。
【0112】リース会社は、新製品販売会社、中古機器
販売会社とのデータベースを介したシステマチックな連
携により、より的確な残価設定とリース価格設定が可能
なので、その機能を有さない他のリース会社に対し競争
優位に立てる(残価設定の精度に自信がないと、残価を
低く設定せざるを得ず、その分リース料金が高くなって
しまう)。
【0113】リース会社は、メンテナンス履歴情報をリ
ース取引情報として取得することが可能なので、中古機
器販売会社から品質の高い中古機器を取得可能となり、
高い顧客Royaltyを獲得できる。
【0114】(2.第2の実施の形態)つぎに、本発明
にかかる第2の実施の形態について説明する。
【0115】本実施の形態は、顧客を複数の階層に分
け、リース取引支援装置1は階層に応じた内容のリース
取引情報を提供するものである。たとえば個々の顧客の
取引履歴、与信情報などに応じて、顧客をたとえばプレ
ミアム顧客、準プレミアム顧客、および一般顧客という
複数の階層に分け、上位の階層に属する顧客により有利
な情報若しくはサービスを提供するものである。一例と
しては、プレミアム顧客、準プレミアム顧客はウェブサ
イト上で機器・設備のプロファイルを確認でき、品質の
保証された機器・設備を安心して賃借できるようにし、
一般顧客はプロファイルサンプルのみ確認できるように
する。
【0116】本実施の形態にかかるリース取引支援装置
の構成は、図2に示す構成とほぼ同様であるが、図14
に示すように、リース取引情報提供部22において、イ
ンタフェース部1202とデータベース管理システム部
1201との間に接続された階層別サービス提供部14
01が設けられており、かつデータベース部24はさら
にサービス内容テーブル1405を有し、かつ顧客情報
テーブル26は、各レコードに当該顧客の属する階層を
特定するための階層コードをさらに含んでいる点が異な
っている。
【0117】図14を参照しながら説明する。本実施の
形態にかかるリース取引支援装置1のリース取引情報提
供部22において、インタフェース部1202とデータ
ベース管理システム部1201との間に、顧客の属する
階層に応じて、階層ごとに異なるリース取引情報を提供
する機能を有する階層別サービス提供部1401が設け
られている。
【0118】階層別サービス提供部1401は、顧客側
端末2から送られてくる顧客IDを受け取ると、データ
ベース部24の顧客情報テーブル26を検索し、当該顧
客IDに対応するレコードに含まれる階層コードを読み
取り、この階層コードをサービス内容決定部1403に
わたす。
【0119】階層コードを受け取ったサービス内容決定
部1403は、データベース部24のサービス内容テー
ブル1405を検索して、当該顧客コードに対応するサ
ービス内容を読み取る。図15に、サービス内容テーブ
ルの構成例を示す。この例では、サービス内容テーブル
は、階層名を格納したクラス名称フィールド1501
と、階層コードを格納する階層コードフィールド150
2と、複数のサービス内容サブフィールド(本例では、
「物件入替特権」サブフィールド1504,「One to O
ne Special Price」サブフィールド1505,および
「物件検索照会」サブフィールド1506の3つのサブ
フィールドを有するが、サブフィールド数は3に限られ
ず、複数であればいずれでもよい)を有している。各サ
ブフィールドには階層コードと対応づけられて該サブフ
ィールドに対応するサービス提供の可否を示すデータ
(本例では、可は「1」、否は「0」)をもって記録さ
れている。この例では、クラス「プレミア」に属する顧
客は「物件入替特権」,「One toOne Special Pric
e」,および「物件検索照会」の3つすべてのサービス
を受けることが可能であり、クラス「準プレミア」に属
する顧客は「One to One Special Price」および「物件
検索照会」の2つのみサービスを受けることが可能であ
り、クラス「一般」に属する顧客は「物件検索照会」の
みサービスを受けることが可能であることが記録されて
いる。
【0120】階層コードを受け取ったサービス内容決定
部1403は、データベース部24のサービス内容テー
ブル1405を検索して、当該顧客コードに対応するサ
ービス内容を読み取ると、その結果提供可能なサービス
内容をサービス内容生成部1404に通知する。
【0121】サービス内容生成部1404は、通知され
た提供可能なサービス内容を利用可能な態様で顧客側端
末に応答する。たとえば、顧客IDからその顧客はクラ
ス「一般」に属することが検索された場合、サービス内
容生成部1404は「物件検索照会」のみ利用可能なW
ebページを顧客側端末2に送り、また、その顧客はク
ラス「プレミア」に属することが検索された場合、サー
ビス内容生成部1404は「物件入替特権」,「One to
One Special Price」,および「物件検索照会」の3つ
すべてのサービスを利用可能なWebページを顧客側端
末2に送る。
【0122】このような構成により、本実施の形態にか
かるリース取引支援装置1は階層化された顧客の階層に
応じて異なるリース取引情報を提供することが可能とな
る。
【0123】本実施の形態によれば、顧客がより良いリ
ース取引情報の提供を受けようとして、継続的なリース
取引や支払いの滞りを起こさないよう安定したリース取
引を維持しようとするので、優良な顧客を長期間に渡り
取引対象とすることが可能となる。
【0124】(3.その他)本発明の実施の形態とし
て、以下のような構成を用いることも可能である。
【0125】リース取引支援装置1に接続されたウェブ
サイトを開設し、顧客は該ウェブサイトにアクセスし
て、物件の検索、照会、見積り及び注文をオンラインで
行うことが可能となるようにしてもよい。
【0126】また、顧客は、小額取引において電子決済
が可能となるように、リース取引支援装置1に電子決済
手段を設けてもよい。
【0127】また、リースを行う物件にはICシール等
で物件ID情報をもたせ、リース履歴情報、資産管理情
報、メンテナンス情報、顧客情報などとのリンクをはか
り、確実かつ効率的な管理を実現するようにしてもよ
い。
【0128】
【発明の効果】物件毎のメンテナンス情報と適正な期間
販売価格算定を行うことによって、顧客へ品質の高い物
件を安くリースすることを可能にするという利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1の実施の形態にかかるリー
ス取引支援装置及びそれに接続される装置を示すブロッ
ク図である。
【図2】第1の実施の形態にかかるリース取引支援装置
の構成例を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態にかかる期間販売価格生成部の構
成例を示すブロック図である。
【図4】期間販売価格生成部の動作例を示したフローチ
ャートである。
【図5】算出された販売価格および買取価格を示すグラ
フである。
【図6】第1の実施の形態にかかるリース取引情報生成
データ管理部の構成例を示すブロック図である。
【図7】物件情報テーブルのレコード構成例を示す図で
ある。
【図8】顧客情報テーブルのレコード構成例を示す図で
ある。
【図9】期間販売価格テーブルのレコード構成例を示す
図である。
【図10】査定価格テーブルのレコード構成例を示す図
である。
【図11】費用テーブルのレコード構成例を示す図であ
る。
【図12】第2の実施の形態にかかるリース取引情報提
供部22の構成例を示すブロック図である。
【図13】顧客側端末から物件検索の要求がリース取引
支援装置に送られた場合のリース取引支援装置による処
理を示すフローチャートである。
【図14】第2の実施の形態におけるリース取引情報提
供部の構成例を示すブロック図である。
【図15】サービス内容テーブルの構成例を示す図であ
る。
【図16】本発明の実施の形態が提供可能な、リース取
引の形態を説明するための図である。
【図17】本発明の実施の形態が提供可能な、リース取
引の形態を説明するための図である。
【符号の説明】
1 … リース取引支援装置 2 … 顧客側端末 3 … 新品機器販売会社側端末 4 … 中古機器販売会社側端末 5 … リース会社側端末 6 … メンテナンス会社側端末 N1、N2 … 通信網 21 … 期間販売価格生成部 22 … リース取引情報提供部 23 … リース取引情報生成データ管理部 24 … データベース部 25 … 物件情報テーブル 26 … 顧客情報テーブル 27 … 期間販売価格テーブル 28 … 査定価格テーブル 29 … 費用テーブル 31 … 販売価格・買取価格データ生成部 32 … 期間販売価格算出部 33 … 価格妥当性確認部 34 … 調整部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 根本 仁美 東京都港区高輪4−10−8 ソニーマーケ ティング株式会社内 (72)発明者 内田 光義 東京都港区高輪4−10−8 ソニーマーケ ティング株式会社内 (72)発明者 川畑 修 東京都港区高輪4−10−8 ソニーマーケ ティング株式会社内 (72)発明者 遠藤 徹 東京都港区高輪4−10−8 ソニーマーケ ティング株式会社内 (72)発明者 辻 喜久 東京都港区高輪4−10−8 ソニーマーケ ティング株式会社内 (72)発明者 嶋田 修司 東京都港区高輪4−10−8 ソニーマーケ ティング株式会社内 (72)発明者 江成 正幸 東京都港区高輪4−10−8 ソニーマーケ ティング株式会社内 (72)発明者 加藤 浩典 東京都港区高輪4−10−8 ソニーマーケ ティング株式会社内 (72)発明者 豊田 洋子 東京都港区高輪4−10−8 ソニーマーケ ティング株式会社内 (72)発明者 権藤 久人 東京都港区高輪4−10−8 ソニーマーケ ティング株式会社内 (72)発明者 中込 久剛 東京都港区南青山1−1−1 株式会社ソ ニーファイナンスインターナショナル内 (72)発明者 坂本 有友 東京都港区南青山1−1−1 株式会社ソ ニーファイナンスインターナショナル内 (72)発明者 國分 秀康 東京都港区南青山1−1−1 株式会社ソ ニーファイナンスインターナショナル内 (72)発明者 永井 俊明 東京都港区南青山1−1−1 株式会社ソ ニーファイナンスインターナショナル内 (72)発明者 岩本 清隆 東京都港区南青山1−1−1 株式会社ソ ニーファイナンスインターナショナル内 (72)発明者 堀田 和男 東京都港区南青山1−1−1 株式会社ソ ニーファイナンスインターナショナル内 (72)発明者 岡崎 裕 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 名賀 比佐雄 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顧客側端末に接続されるとともに、リー
    ス取引情報生成データを蓄積しているリース取引支援装
    置であって、該リース取引情報生成データを用いて期間
    販売価格を生成し、顧客側端末からの要求に応じてある
    物件の期間販売価格を含むリース取引情報を該顧客側端
    末に供給することを特徴とするリース取引支援装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、 該装置は、期間販売価格を生成する期間販売価格生成部
    を有し、 該期間販売価格生成部は:前記リース取引情報生成デー
    タのうち予測販売価格、償却率、法定耐用年数、および
    実質耐用年数を用いてある物件の販売価格および買取価
    格を生成する販売価格・買取価格データ生成部と;前記
    販売価格および買取価格を受け取り、これらを用いて、
    期間販売価格を生成する期間販売価格算出部とを具備す
    ることを特徴とするリース取引支援装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の装置において、 該期間販売価格生成部は、前記期間販売価格を期間販売
    価格算出部から受け取る価格妥当性確認部を有し、 該価格妥当性確認部は:ある物件を単に売却したときに
    得られる第1の粗利益と当該物件を期間販売した場合に
    得られる第2の粗利益を算出し、第2の粗利益が第1の
    粗利益より大きいか否かを確認し、 当該物件の同一機種群を期間販売した場合に得られる利
    益および期間販売により増加する販売台数増加による利
    益の合計とそれら同一機種群のうち廃棄されるものにか
    かる廃棄コストとを算出し、該合計が該廃棄コストより
    大きいか否かを確認し、 第2の粗利益が第1の粗利益より大きくかつ該合計が該
    廃棄コストより大きい場合に価格妥当性有りと判定する
    価格妥当性確認部を有することを特徴とするリース取引
    支援装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の装置において、 該リース取引支援装置は物件識別情報と関連づけたリー
    ス期間を項目として含む物件情報テーブルを有してお
    り、 該リース取引支援装置は、顧客側端末に将来リース可能
    となる物件のリストを含むリース取引情報を提供するこ
    とを特徴とするリース取引支援装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の装置において、 該リース取引支援装置は物件識別情報と関連づけたリー
    ス期間を項目として含む物件情報テーブルを有してお
    り、 該リース取引支援装置は、リース期間を用いてある物件
    のリース期間終了後に当該物件のリース契約を希望する
    と予想される顧客の情報を顧客側端末に提供することを
    特徴とするリース取引支援装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の装置において、 個々の顧客の取引履歴もしくは与信情報の少なくとも一
    方に基づいて顧客を複数の階層に分け、顧客の階層に応
    じて該顧客に対応する顧客側端末に異なるリース取引情
    報を提供することを特徴とするリース取引支援装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の装置において、 該装置は:顧客側端末から送られてくる顧客IDに対応
    する階層コードを取得する階層識別部と、 該階層識別部から当該顧客コードを受け取り、これに対
    応するサービス内容を取得するサービス内容決定部と、 該取得されたサービス内容に基づいたリース取引情報を
    生成し、当該顧客側端末に提供するサービス内容生成部
    と、を具備することを特徴とするリース取引支援装置。
  8. 【請求項8】 顧客側端末からの要求に応じてある物件
    の期間販売価格を含むリース取引情報を該顧客側端末に
    供給するリース取引支援方法において、 予測販売価格、償却率、法定耐用年数、および実質耐用
    年数を用いてある物件の販売価格および買取価格を生成
    する工程と;前記販売価格および買取価格を受け取り、
    これらを用いて、期間販売価格を生成する工程と、を具
    備することを特徴とするリース取引支援方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の方法において、 前記方法はさらに:ある物件を売却したときに得られる
    第1の粗利益と当該物件を期間販売した場合に得られる
    第2の粗利益を算出し、第2の粗利益が第1の粗利益よ
    り大きいか否かを確認し、 当該物件の同一機種群を期間販売した場合に得られる利
    益とそれら同一機種群のうち廃棄されるものにより発生
    する廃棄コストとを算出し、該利益が該廃棄コストより
    大きいか否かを確認し、 第2の粗利益が第1の粗利益より大きくかつ該利益が該
    廃棄コストより大きい場合に価格妥当性有りと判定する
    工程をさらに具備することを特徴とするリース取引支援
    方法。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の装置を実行させるた
    めのプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
  11. 【請求項11】 請求項2に記載の装置を実行させるた
    めのプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
  12. 【請求項12】 請求項3に記載の装置を実行させるた
    めのプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
  13. 【請求項13】 請求項4に記載の装置を実行させるた
    めのプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
  14. 【請求項14】 請求項5に記載の装置を実行させるた
    めのプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
  15. 【請求項15】 請求項6に記載の装置を実行させるた
    めのプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
  16. 【請求項16】 請求項7に記載の装置を実行させるた
    めのプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
  17. 【請求項17】 請求項8に記載の方法をコンピュータ
    に実行させるためのプログラムを記録した、コンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
  18. 【請求項18】 請求項9に記載の方法をコンピュータ
    に実行させるためのプログラムを記録した、コンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
JP2001021409A 2001-01-30 2001-01-30 リース取引支援装置、リース取引支援方法、リース取引支援装置を実行させるためのプログラムを記録した記録媒体、並びにリース取引支援方法を実行するプログラムを記録した記録媒体 Pending JP2002230256A (ja)

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