JP2002183176A - データベースシステム、金融データ処理システム、データ処理装置、データ抽出方法、キャッシュフローの計算方法、記憶媒体及びコンピュータプログラム - Google Patents

データベースシステム、金融データ処理システム、データ処理装置、データ抽出方法、キャッシュフローの計算方法、記憶媒体及びコンピュータプログラム

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JP2002183176A
JP2002183176A JP2000380198A JP2000380198A JP2002183176A JP 2002183176 A JP2002183176 A JP 2002183176A JP 2000380198 A JP2000380198 A JP 2000380198A JP 2000380198 A JP2000380198 A JP 2000380198A JP 2002183176 A JP2002183176 A JP 2002183176A
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JP2000380198A
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Yoshiyuki Kaniwa
義之 鹿庭
Kazuhisa Takeuchi
一寿 竹内
Kazuyori Yamamori
一頼 山森
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DAIWA BANK Ltd
IBM Japan Ltd
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DAIWA BANK Ltd
IBM Japan Ltd
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    • G06Q40/00Finance; Insurance; Tax strategies; Processing of corporate or income taxes
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多項目のデータを多角的に分析し、種々の条
件に対して細かく対応した集計を得ることができるデー
タベースシステムを提供する。 【解決手段】 データを管理し、所定の条件に基づいて
このデータの集計及び加工を行うデータベースシステム
において、データを格納するデータ格納部50と、この
データ格納部50に対するデータの入出力を管理するデ
ータベース管理部30と、このデータベース管理部30
を制御してデータ格納部50から所望のデータを取得
し、処理を行うデータ処理部20と、データを分類する
ためのフィールド値を定義するストアドファンクション
40とを備え、データ処理部20は、データ処理におい
て使用するストアドファンクション40を指定した実行
指示を入力し、この実行指示において指定されたストア
ドファンクション40にて定義されたフィールド値に基
づいてデータを集計する処理を前記データベース管理部
30に実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、債権管理データベ
ースのような多項目のデータを多角的に分析し、分析結
果を出力する方法及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】住宅ローンなどの債権の分析は、リレー
ショナル・データベース(RDB)を中心とする情報系
システムを構築して債権に関する情報を蓄積し、当該シ
ステムに対してSQL(Structured Query Language)
にて記述した問合せ(以下、SQL問合せと称す)を行
うことにより集計、分析する方法が知られている。
【0003】高度な分析を行うための複雑なSQL問合
せを組み立てるには、一般に、SQL問合せに対する高
度な知識が要求される。そこで、SQL問合せの作成を
支援するために、SQL問合せ文の作成を誘導する対話
式のガイダンス機構が用いられている。
【0004】また、データ集計を行う場合、データを分
類するキーの分類(グルーピング)をいかに行うかとい
うことが重要である。少量のコードから成るフィールド
をキーとするデータ集計の場合、SQL問合せのGROUP
BY文により、直接集計が可能である。しかし、データ集
計においては、地域コードや金額などの条件に基づいて
集計しなければ意味を成さないものがある。このような
所定の条件に基づく集計を行う方法としては、当該条件
に対する新しいフィールドを再定義し、その新フィール
ドをキーとしてSQL問合せを実行する方法がある。そ
して従来、この種のデータ集計を実現するため、データ
集計の条件を階層化した多次元データベース(多次元D
B)が実現されている。
【0005】また、住宅ローンなどの債権管理におい
て、所定の債権グループ(所定の基準で集められた債権
の集合)の将来におけるキャッシュフロー(将来キャッ
シュフロー)を予測することが行われているが、この方
法として、債権の返済方法及び変動金利を予測すること
により返済シミュレーションを行う方法が知られてい
る。また、債務不履行(デフォルト)や期限前返済の予
想率を加味してシミュレーションを行う方法も知られて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、債権流動化
における流動化商品の選定のために優良債権の特性につ
いて分析する場合のような多角的分析においては、与え
られた条件に対して細かく対応した集計を取得すること
が要求される。例えば、ある集計においては残高を20
0万円単位で集計し、別の集計においては500万円単
位で集計する場合や、地域特性に基づいて所定の地域の
み細かく分類する場合等である。
【0007】また、集計する対象についても、特定フィ
ールドの統計値のみではなく、ある集計においては延滞
xヶ月以上のものを債務不履行と見做し、別の集計にお
いては延滞yヶ月以上のものを債務不履行と見做して、
その割合を求めるといった処理が要求される場合があ
る。
【0008】このような場合、従来の多次元DBのよう
な新しいフィールドを再定義してSQL問合せを行う方
法では、目的の新フィールドやデータの階層構造を予め
決定しておく必要があった。このため、上記のような集
計を行うためには、データベースを再構築しなければな
らず、多大な労力と作業時間を要していた。
【0009】また、従来の技術において上述したガイダ
ンス機構は、SQL問合せ文の作成を支援する手段に過
ぎず、集計単位の再定義を行うことはできない。
【0010】さらに、債権グループの将来キャッシュフ
ローを予測する方法においても、上記従来のシミュレー
ション技術では、地域性や債権の特性といった詳細な条
件に対応して債務不履行、期限前返済の予想率が異なる
点を加味することができなかった。
【0011】そこで、本発明は、多項目のデータを多角
的に分析し、種々の条件に対して細かく対応した集計を
得ることができるデータベースシステムを提供すること
を目的とする。
【0012】また、本発明は、得られた集計における分
類ごとのデータの特性を加味したキャッシュフローシミ
ュレーションを行うことが可能なデータベースシステム
を提供することを他の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、データを管理し、所定の条件に基づいて
このデータの集計及び加工を行うデータベースシステム
において、データを格納するデータ格納部と、このデー
タ格納部に対するデータの入出力を管理するデータベー
ス管理部と、このデータベース管理部を制御してデータ
格納部から所望のデータを取得し、処理を行うデータ処
理部と、データを分類するためのフィールド値を定義す
る分類用ストアドファンクションとを備え、データ処理
部は、データ処理において使用する分類用ストアドファ
ンクションを指定した実行指示を入力し、この実行指示
において指定された分類用ストアドファンクションにて
定義されたフィールド値に基づいてデータを集計する処
理を前記データベース管理部に実行させることを特徴と
する。これにより、データベースの再構築によってフィ
ールド値を再定義することなく、ストアドファンクショ
ンにより所望の分類に基づいてデータを抽出することが
可能となる。
【0014】また、本発明のデータベースシステムは、
データを集計するための条件及び集計方法を設定した集
計用ストアドファンクションをさらに備え、データ処理
部は、分類用ストアドファンクション及び集計用ストア
ドファンクションを組み合わせて指定した実行指示を入
力し、この分類用ストアドファンクションにて定義され
たフィールド値に基づき、この集計用ストアドファンク
ションにて設定された条件及び集計方法によってデータ
を集計する処理をデータベース管理部に実行させる構成
とすることができる。
【0015】ここで、このデータ処理部は、バックグラ
ウンドで動作する非同期サーバを備え、この非同期サー
バにより、分類用ストアドファンクション及び集計用ス
トアドファンクションの使用手順を含むSQL文を作成
し、このSQL文を前記データベース管理部に実行させ
る構成とすることができる。
【0016】さらに、本発明のデータベースシステム
は、分類用ストアドファンクションによるフィールド値
の定義に関する情報を入力する入力手段をさらに備え、
データ処理部は、この入力手段により入力された情報に
基づいて、分類用ストアドファンクションを作成するS
QL文を生成し、このSQL文をデータベース管理部に
実行させる構成とすることができる。
【0017】また、本発明は、金融データを管理し、所
定の条件に基づいて当該金融データを分析する金融デー
タ処理システムにおいて、金融データを格納するデータ
格納部と、このデータ格納部に対する金融データの入出
力を管理するデータベース管理部と、このデータベース
管理部を制御してデータ格納部から所望の金融データを
取得し、処理を行うデータ処理部と、金融データを分類
するためのフィールド値を定義する複数の分類用ストア
ドファンクションと、金融データを集計するための条件
及び集計方法を設定した複数の集計用ストアドファンク
ションとを備え、このデータ処理部は、複数の分類用ス
トアドファンクションの中からデータ処理において使用
する分類用ストアドファンクションを指定し、かつ複数
の集計用ストアドファンクションの中からデータ処理に
おいて使用する集計用ストアドファンクションを指定し
た実行指示を入力し、分類用ストアドファンクションに
て定義されたフィールド値に基づき、集計用ストアドフ
ァンクションにて設定された条件及び集計方法によって
データを集計する処理をデータベース管理部に実行させ
ることを特徴とする。
【0018】この金融データ処理システムは、さらに、
分類用ストアドファンクションによるフィールド値の定
義に関する情報を入力する第1の入力手段と、集計用ス
トアドファンクションによる条件及び集計方法に関する
情報を入力する第2の入力手段とをさらに備え、データ
処理部は、第1の入力手段により入力された情報に基づ
いて、分類用ストアドファンクションを作成するSQL
文を生成し、第2の入力手段により入力された情報に基
づいて、集計用ストアドファンクションを作成するSQ
L文を生成し、生成されたSQL文をデータベース管理
部に実行させる構成とすることができる。
【0019】さらにまた、本発明は、金融データに基づ
いてキャッシュフローを計算する金融データ処理システ
ムにおいて、金融データを格納するデータ格納部と、こ
のデータ格納部に対する金融データの入出力を管理する
データベース管理部と、このデータベース管理部を制御
してデータ格納部から所望の金融データを取得し、キャ
ッシュフローを算出するデータ処理部と、金融データを
分類するためのフィールド値を定義するストアドファン
クションとを備え、このデータ処理部は、ストアドファ
ンクションにより定義されたフィールド値による分類ご
との金融データの特性に基づいて、算出したキャッシュ
フローの計算結果を補正することを特徴とする。
【0020】この金融データ処理システムは、さらに、
所定のストアドファンクションにおけるフィールド値ご
とに該当する金融データの特性情報を入力する特性情報
入力手段を備え、データ処理部は、キャッシュフローの
補正に使用する金融データの特性情報をこの特性情報入
力手段から入力し、キャッシュフローの補正に使用する
金融データの特性情報に対応するストアドファンクショ
ンを指定した実行指示を入力し、特性情報入力手段から
入力され、実行指示において指定されたストアドファン
クションに対応する特性情報に基づいて、キャッシュフ
ローの計算結果を補正する構成とすることができる。こ
の特性情報入力手段は、所定の設定期間を定め、この設
定期間ごとに特性情報を入力可能とすることもできる。
【0021】また、本発明は、次のように構成されたデ
ータ処理装置を提供することができる。すなわち、この
データ処理装置は、分析母体データベースにおけるデー
タの分類を行う原フィールド式と、このデータを新たに
分類するための新フィールド値の定義と、この新フィー
ルド値が及ぶ範囲とを含む定義情報を入力する入力部
と、分析母体データベースのデータベース管理装置に接
続され、この入力部により入力された定義情報に基づい
て、データベース管理装置がデータを抽出する場合にこ
の定義情報に対応するフィールド値を設定するストアド
ファンクションをこのデータベース管理装置に作成させ
るためのSQL文を生成するデータ処理部とを備えたこ
とを特徴とする。
【0022】さらに、本発明は、次のように構成された
データ処理装置を提供することができる。すなわち、こ
のデータ処理装置は、所定のデータ群における統計情報
を得るための統計式と、抽出するデータの分類を特定す
る対象フィールド式とを含む定義情報を入力する入力部
と、分析母体データベースのデータベース管理部に接続
され、この入力部により入力された定義情報に基づい
て、データベース管理部がデータを抽出する場合に抽出
データを制限するストアドファンクションをこのデータ
ベース管理部に作成させるためのSQL文を生成するデ
ータ処理部とを備えたことを特徴とする。
【0023】さらにまた、本発明は、次のように構成さ
れたデータ処理装置を提供することができる。すなわ
ち、このデータ処理装置は、金融データを格納した分析
母体データベースから所定の金融データを取得してキャ
ッシュフローを計算するデータ処理部と、処理対象とな
る金融データを特定する分類キーと、所定の設定期間
と、分類キー及び設定期間ごとに設定されたこの金融デ
ータにおける特性とを含む特性情報を入力する入力部と
を備え、データ処理部は、この入力部により入力された
特性情報に基づいて、キャッシュフローの計算結果を補
正することを特徴とする。
【0024】また、本発明は、次のように構成されたデ
ータ抽出方法を提供することができる。すなわち、この
データ抽出方法は、データを分類するためのフィールド
値を定義する第1のストアドファンクションと、このデ
ータを集計するための条件及び集計方法を設定した第2
のストアドファンクションとを指定した実行指示を入力
し、第1のストアドファンクションにて定義されたフィ
ールド値に基づき、第2のストアドファンクションにて
設定された条件及び集計方法によってデータを集計する
処理を記述したSQL文を生成し、この第1及び第2の
ストアドファンクションを備えたデータベース管理装置
にこのSQL文を実行させることを特徴とする。さらに
本発明においては、かかるデータ抽出方法をコンピュー
タに実行させるコンピュータプログラムを作成し、この
コンピュータプログラムを記憶した記憶媒体として提供
することができる。
【0025】また、本発明は、所定の条件に基づいて集
計された金融データに基づくキャッシュフローを計算す
るキャッシュフロー計算方法において、データを分類す
るためのフィールド値を定義するストアドファンクショ
ンを指定したキャッシュフローの実行指示と、ストアド
ファンクションにおける当該フィールド値ごとに設定さ
れた金融データの特性情報とを入力し、この実行指示に
したがってキャッシュフローを計算し、この実行指示に
おいて指定されたストアドファンクションに対応する特
性情報に基づいて、キャッシュフローの計算結果を補正
することを特徴とする。さらに本発明においても、かか
るデータ抽出方法をコンピュータに実行させるコンピュ
ータプログラムを作成し、このコンピュータプログラム
を記憶した記憶媒体として提供することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいて、この発明を詳細に説明する。図1は、本実
施の形態におけるデータベースシステムの全体構成を説
明する図である。図1を参照すると、本実施の形態のデ
ータベースシステムは、種々の情報や命令を入力する入
力部10と、入力部10から入力された情報や命令に基
づいてデータの抽出、分析、集計などの処理を行うデー
タ処理部20と、データベースに対するデータの入出力
を管理するデータベース管理部30と、データ処理部2
0及びデータベース管理部30による処理を支援するス
トアドファンクション(ストアドプロシージャ)40
と、使用目的に応じた種々のデータベースを内包するデ
ータ格納部50と、データ処理部20によるデータ処理
の結果を出力する出力部60とを備える。
【0027】上記構成において、入力部10は、例えば
キーボードやマウスなどの入力デバイスと入力画面を表
示するディスプレイ装置と入出力インタフェースとで実
現される。そして、入力する情報の種類に応じて、分析
属性定義入力手段11と、分析出力定義入力手段12
と、集計指示入力手段13と、特性別シナリオ入力手段
14と、変動金利シナリオ入力手段15と、キャッシュ
フロー計算指示入力手段16とを備える。なお、これら
の入力手段は、後述するデータ処理の内容に応じて設定
される。したがって、必ずしも図示の全ての入力手段を
備えていなくても良く、また所定のデータ処理を実行す
るための他の入力手段を備えることもできる。
【0028】データ処理部20は、例えばプログラム制
御されたCPUとRAMその他のメモリとで実現され
る。本実施の形態におけるデータ処理部20は、入力部
10の各入力手段11〜16からの入力にしたがって、
データベース管理部30及びストアドファンクション4
0に対してデータの抽出や処理を依頼し、その結果を受
け取って分析や加工などの処理を行う。具体的には、入
力部10の各入力手段11〜16からの入力に基づいて
SQL文を作成し、このSQL文をデータベース管理部
30に実行させることにより、所望の処理結果を得る。
また、このSQL文において、必要に応じてストアドフ
ァンクション40を利用するように指示を行う。データ
処理部20によるSQL文の作成や取得したデータの加
工といった処理のさらに詳細な内容については後述す
る。
【0029】データベース管理部30は、例えばプログ
ラム制御されたCPUとRAMその他のメモリとで実現
され、データ処理部20からの依頼を受け付け、受け付
けた依頼に基づいてデータを抽出し、データ処理部20
に返す。ストアドファンクション40は、データベース
管理部30に登録されて当該データベース管理部30の
処理を支援するプログラムモジュールであり、データベ
ース管理部30によるデータ格納部50に対するデータ
の入出力を制御し、必要に応じて抽出されたデータの加
工、集計などの処理を行う。
【0030】なお、上記構成において、CPUを制御し
てデータ処理部20やデータベース管理部30を実現す
るコンピュータプログラムは、例えばCD−ROMやフ
ロッピー(登録商標)ディスクなどの記憶媒体に格納し
たり、ネットワークを介して伝送したりすることにより
提供することができる。
【0031】データ格納部50は、例えば半導体メモリ
や磁気記憶装置にて実現される。そして、格納するデー
タの種類に応じて、分析母体データベース51と、分析
属性定義データベース52と、分析出力定義データベー
ス53と、金利シナリオデータベース54と、特性別シ
ナリオデータベース55と、集計結果データベース56
と、キャッシュフロー計算結果データベース57とを備
える。なお、分析母体データベース51は、処理対象と
なるデータの母体集合(母体データ群)が格納されるた
め必ず用意されるが、その他のデータベースは、後述す
るデータ処理の内容に応じて設定される。したがって、
必ずしも図示の全てのデータベースを備えていなくても
良く、また所定のデータ処理により発生したデータを格
納するための他のデータベースを備えることもできる。
【0032】出力部60は、ディスプレイ装置やプリン
タ装置などの出力デバイスと入出力インタフェースとで
実現され、データ処理部20によるデータ処理の結果を
出力する。ネットワークを介して外部装置に当該データ
処理の結果を出力するようにしても良い。
【0033】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。本実施の形態では、上述したデータベースシステム
を用いて債権分析のための処理を実行する場合の動作を
例として説明する。具体的には、次の6種類の処理につ
いて説明する。 1.分析属性定義の入力、保存 2.分析出力定義の入力、保存 3.データの集計 4.特性別シナリオの入力、保存 5.変動金利シナリオの入力、保存 6.キャッシュフロー計算 これらの処理において、処理1、2で入力された分析属
性定義及び分析出力定義のストアドファンクション40
を用いて処理3のデータの集計を行う。また、処理4、
5で入力された特性別シナリオ及び変動金利シナリオ
と、処理1で入力された分析属性定義のストアドファン
クション40とを用いて処理6のキャッシュフロー計算
を行う。以下、これらの処理ごとに本実施の形態の動作
を説明する。
【0034】1.分析属性定義の入力、保存 分析属性定義とは、データ分析におけるデータの属性の
定義、すなわち、集計分類の対象となるフィールド値の
定義である。データ格納部50の分析母体データベース
51に格納されている母体データ群に対するデータ分析
を行う場合に、分析対象となるデータの属性に則してデ
ータベースのフィールドを作成する必要がある。そこ
で、本処理において、所定の定義情報に基づいて新たな
フィールドを作成するためのストアドファンクション4
0を作成する。
【0035】図2は、分析属性定義の入力、保存処理の
手順を説明するフローチャートである。初期動作とし
て、入力部10の分析属性定義入力手段11により、新
たなフィールドを作成するためのフィールド値の定義情
報を入力する。図3に当該定義情報の例を示す。分析属
性定義入力手段11は、ディスプレイ装置に図示のよう
な入力フォームを表示し、使用者に対して必要な定義情
報の入力を促す。図3に示す例では、定義情報として、
定義名、原フィールド式、新コード値(新フィールド
値)の定義、及び新コード値と当該新コード値が及ぶ範
囲の対応関係(対応表として記述)が入力される。ここ
で、原フィールド式は、分析母体データベース51にお
けるフィールドを特定できれば良い。したがって、フィ
ールドそのものでも良く、図3に例示するように分析母
体データベース51におけるフィールドに対する式でも
良く、また複数のフィールドから成る式でも良い。新コ
ード値と範囲の対応表は、集計分類のパターンを決定す
るものであり、原フィールド式が指定された範囲にある
場合に、対応する新コード値に結びつくことを示す。ま
た、新コード値と範囲の対応表には、範囲の境界条件
(範囲に示された値以上を取るか、以下を取るか、未満
を取るか、当該値を超える値を取るか)を指定すること
ができる。図3に示す例では、預金残高が0(円)以上
500万(円)未満(新コード値=A1)、500万
(円)以上1000万(円)未満(新コード値=A
2)、1000万(円)以上(新コード値=A3)の3
つの集計分類に関する定義が指定されている(ただし、
図3では原フィールド式において預金残高を1000で
除算しているので、各新コード値に対応する範囲欄には
上記の金額の1/1000の値が記述されている)。
【0036】以上のような定義情報が入力されると、デ
ータ処理部20は、データベース管理部30を介して当
該定義情報を分析属性定義データベース52に保存する
(図2、ステップ201)。そして、当該データ分析に
対応するフィールドを作成するためのストアドファンク
ション40を作成するSQL文を生成してデータベース
管理部30に渡し、実行させる(ステップ202)。こ
れにより作成されたストアドファンクション40は、デ
ータベース管理部30に登録されて、必要に応じて利用
される。
【0037】図4は、図2に示した動作で生成された図
3の定義情報に対応するSQL文の例を示す図である。
SQL文により作成されたストアドファンクション40
は、データベース管理部30に登録され保持される。そ
して、データ処理部20から受け取った後述する集計指
示において、引数が一つであって、当該引数が入力され
た範囲条件であるとき、対応する新コード値を分析属性
定義データベース52から取得し、データ処理部20に
返す処理を行う。すなわち、後のデータ集計において、
本動作により作成されたストアドファンクション40を
利用することにより、所望のコード値(フィールド値)
を定義してデータの集計を行うことが可能となる。図4
に例示したSQL文により作成されたストアドファンク
ション40によれば、再定義された集計分類単位は、F
1(預金残高/1000)の関数式で表現できることと
なる。
【0038】2.分析出力定義の入力、保存 分析出力定義とは、集計対象と集計方法に関する定義で
ある。データ分析の結果を出力する場合に、集計対象と
集計方法とを定めて処理結果を集計する必要がある。そ
こで、本処理において、所定の定義情報に基づいて集計
対象及び集計方法を特定するためのストアドファンクシ
ョン40を作成する。
【0039】図5は、分析出力定義の入力、保存処理の
手順を説明するフローチャートである。初期動作とし
て、入力部10の分析出力定義入力手段12により、集
計対象及び集計方法の定義情報を入力する。図6に当該
定義情報の例を示す。分析出力定義入力手段12は、デ
ィスプレイ装置に図示のような入力フォームを表示し、
使用者に対して必要な定義情報の入力を促す。図6に示
す例では、定義情報として、定義名、統計式、対象フィ
ールド式、及び条件が入力される。ここで、統計式、対
象フィールド式及び条件の組合せにおいては、分子/分
母の計算を行うことが可能となっている。統計式は、集
計分類されるデータグループでの統計計算方法であり、
合計(SUM)、MAX、MINなどの、データベース
管理部30により提供されるグループ関数が対応する。
対象フィールド式は、分析属性定義の原フィールド式と
同様に、分析母体データベース51のフィールドそのも
のでも良く、分析母体データベース51のフィールドに
対する式でも良く、複数のフィールドから成る式でも良
い。条件は、集計分類されるデータグループの中でも、
所定の条件に合致するデータのみを集計に組み入れたい
場合に指定する。図6に示す例では、条件として、各集
計分類グループの中で、全体の残高合計に対する延滞月
数が3(ヶ月)以上のものについての残高合計の比率を
計算するよう指定している。
【0040】以上のような定義情報が入力されると、デ
ータ処理部20は、データベース管理部30を介して当
該定義情報を分析出力定義データベース53に保存する
(図5、ステップ501)。そして、次の一連の動作を
行う。すなわち、まず、分子/分母の計算における分子
の定義に条件指定があるかどうかを調べ(ステップ50
2)、条件指定があれば、当該条件文中の引数の個数を
確認する(ステップ503)。そして、次のような処理
を実行するストアドファンクション40を作成するSQ
L文1を生成してデータベース管理部30に渡し、実行
させる(ステップ504)。ここで作成されるストアド
ファンクション40は、引数として、ステップ502で
得られた当該条件文中の引数にデータ処理部20へ返送
するための引数を一つ加えており、当該条件文中の引数
の数よりも1個多くなっている。そして、分析母体デー
タベース51の母体データ群を検出した際に条件文中の
引数に合致するデータが検出された場合は、当該データ
に関して、最後の引数(付加された引数)を分析出力定
義データベース53から取得してデータ処理部20に返
し、それ以外の場合はNullをデータ処理部20に返
す処理を行う。
【0041】同様に、分母の定義に条件指定があるかど
うかを調べ(ステップ505)、条件指定があれば、当
該条件文中の引数の個数を確認する(ステップ50
6)。そして、次のような処理を実行するストアドファ
ンクション40を作成するSQL文2を生成してデータ
ベース管理部30に渡し、実行させる(ステップ50
7)。ここで作成されるストアドファンクション40
は、引数として、ステップ504で得られた当該条件文
中の引数にデータ処理部20へ返送するための引数を一
つ加えており、当該条件文中の引数の数よりも1個多く
なっている。そして、分析母体データベース51の母体
データ群を検出した際に条件文中の引数に合致するデー
タが検出された場合は、当該データに関して、最後の引
数(付加された引数)を分析出力定義データベース53
から取得してデータ処理部20に返し、それ以外の場合
はNullをデータ処理部20に返す処理を行う。分子
の定義においても、分母の定義においても、条件指定が
なされていない場合はSQL文の作成は行わない(ステ
ップ502、505)。また、ステップ504及びステ
ップ507で作成されたストアドファンクション40
は、データベース管理部30に登録されて、必要に応じ
て利用される。なお、上記の動作において、分子の定義
に対するSQL文1の生成(ステップ502〜504)
と、分母の定義に対するSQL文2の生成(ステップ5
05〜507)とは、どちらを先に行ってもかまわな
い。
【0042】図7は、図5に示した動作で生成された図
6の定義情報に対応するSQL文の例を示す図である。
図6に示した分析出力定義においては、分子の定義に対
して条件指定があるので、これに対応するSQL文とな
っている。これに対して分母の定義には条件指定がない
ので、SQL文は作成されていない。図7に例示したS
QL文により作成されたストアドファンクション40に
よれば、G1(延滞月数,残高)の関数式により、指定
された条件に合致しないデータをNull扱い、すなわ
ち存在しないものとして認識させることが可能となる。
これにより、定義された集計計算は、SUM(G1(延
滞月数,残高))/SUM(残高)の関数式で表現でき
ることとなる。
【0043】3.データの集計 上述したように、データ分析における分析属性定義及び
分析結果の出力における分析出力定義を予め定義してお
くことにより、データ集計の指示において、集計分類単
位である分析属性定義と出力情報である分析出力定義と
を組み合わせて指定すれば、ストアドファンクション4
0による処理が実行される。図8は、集計指示情報の例
を示す。入力部10の集計指示入力手段13は、ディス
プレイ装置に図示のような入力フォームを表示し、使用
者に対して集計分類単位(分析属性定義)及び出力情報
(分析出力定義)を指定する情報の入力を促す。集計分
類単位、出力情報とも、複数指定することが可能であ
り、集計分類単位が複数指定された場合は、各集計分類
単位のコード値組合せごとに集計が行われる。図8に示
す例では、集計分類単位として図3に示したF1、出力
情報として図6に示したG1がそれぞれ指定されてい
る。
【0044】図9、10は、データの集計処理の手順を
説明するフローチャートである。初期動作として、入力
部10の集計指示入力手段13により、集計指示を入力
する。データ処理部20は、この集計指示を受け取る
と、パラメータファイルを作成し、当該集計指示におい
て指定された集計分類単位(分析属性定義)と出力情報
(分析出力定義)とを当該パラメータファイルに保存す
る(ステップ901)。そして、データ集計を行う集計
プログラムを起動する(ステップ902)。
【0045】起動された集計プログラムにより、データ
処理部20は、まず、集計指示において指定された分析
出力定義(出力情報)における分子の定義に条件指定が
あるかどうかを調べる(ステップ903)。条件指定が
ある場合は、当該条件文中の引数の個数を確認し(ステ
ップ904)、条件文中の引数と対象フィールド式とを
引数とする当該分析出力定義の分子に関して、「定義名
(引数列)」の文を統計式引数とする(ステップ90
5)。ここで、分析出力定義を指定することにより、図
5のステップ504で作成されたストアドファンクショ
ン40を使用することがSQL文に記述されることとな
る。一方、分析出力定義における分子の定義に条件指定
が無ければ、対象フィールド式を統計式引数とする(ス
テップ906)。この後、データ処理部20は、ステッ
プ905またはステップ906で決定された統計式引数
を用いて、「統計式(統計式引数)」という文をSQL
文のselect句に追加する(ステップ907)。
【0046】次に、データ処理部20は、集計指示にお
いて指定された分析出力定義に分母が定義されているか
どうかを調べる(ステップ908)。分母が定義されて
いる場合、さらに当該分母の定義に条件指定があるかど
うかを調べる(ステップ909)。条件指定がある場合
は、当該条件文中の引数の個数を確認し(ステップ91
0)、条件文の引数と対象フィールド式とを引数とする
当該分析出力定義の分母に関して、「定義名(引数
列)」の文を統計式引数とする(ステップ911)。こ
こで、分析出力定義を指定することにより、図5のステ
ップ507で作成されたストアドファンクション40を
使用することがSQL文に記述されることとなる。一
方、分析出力定義における分子の定義に条件指定が無け
れば、対象フィールド式を統計式引数とする(ステップ
912)。この後、データ処理部20は、ステップ91
1またはステップ912で決定された統計式引数を用い
て、「/統計式(統計式引数)」という文をSQL文の
select句に追加する(ステップ913)。すなわち、当
該分析出力定義に関するselect句には、分子/分母の関
係を持つ「統計式(統計式引数)/統計式(統計式引
数)」という文が記述されることとなる。
【0047】ステップ913までの処理で当該分析出力
定義に関するselect句が生成された後、またはステップ
908の判断において当該分析出力定義において分母の
指定が無い場合、次にデータ処理部20は、集計指示に
さらに他の分析出力定義が指定されているかどうかを調
べる(ステップ914)。そして、他の分析出力定義が
指定されていれば、ステップ903に戻って当該分析出
力定義に関するselect句を生成する。
【0048】ステップ914において、集計指示におい
て指定されている全ての分析出力定義に関してselect句
を生成したと判断されたならば、次にデータ処理部20
は、分析母体データベース51に格納されている母体デ
ータ群の中から分析対象となるデータ群を特定し、当該
SQL文のfrom句において指定する(図10、ステップ
915)。そして、集計指示において指定されている分
析属性定義(集計分類単位)に関して、「定義名(元フ
ィールド式)」という文をSQL文のgroup by句及びor
der by句に追加する(ステップ916、917)。
【0049】次に、データ処理部20は、集計指示にさ
らに他の分析属性定義が指定されているかどうかを調べ
る(ステップ918)。そして、他の分析属性定義が指
定されていれば、ステップ916に戻って当該分析属性
定義に関するgroup by句及びorder by句を生成する。こ
れにより、図2のステップ202で作成されたストアド
ファンクション40を使用することがSQL文に記述さ
れることとなる。
【0050】ステップ918において、集計指示におい
て指定されている全ての分析属性定義に関してgroup by
句及びorder by句を生成したと判断されたならば、次に
データ処理部20は、生成されたSQL問合せ文をデー
タベース管理部30に渡し、実行させる(ステップ91
9)。データベース管理部30は、当該SQL文の実行
により得られた集計結果を集計結果データベース56に
格納する(ステップ920)。なお、データ処理部20
は、以上のようにして得られた集計結果を、必要に応じ
て集計結果データベース56から読み出し、出力部60
を介して出力することができる。図11は、図8の集計
指示に対応してステップ919までの動作で生成された
SQL文を示す図である。また、図12は、図11のS
QL文を実行して得られた集計結果である。
【0051】4.特性別シナリオの入力、保存 特性別シナリオとは、上述した分析属性定義やデータベ
ースにおける管理項目(データベース項目)に関して、
それらの所定の特性における値の変化を予測した予測デ
ータである。本実施の形態では、特性を、債務不履行の
発生率(以下、デフォルト率と称す)及び期限前返済の
発生率(以下、期限前返済率と称す)とする。
【0052】図13は、特性別シナリオの入力、保存処
理の手順を説明するフローチャートである。また、図1
4、15は特性別シナリオにおけるシナリオ情報を入力
するための入力フォームである。初期動作として、入力
部10の特性別シナリオ入力手段14は、ディスプレイ
装置に図14に示すような入力フォームを表示し、使用
者に対して必要なシナリオ情報の入力を促す。図示の例
では、シナリオを特定するためのシナリオ番号と、特性
の変化の予測対象である分析属性定義またはデータベー
ス項目を特定する分類キーと、特性の変化を考慮すべき
期間(設定期間)とを入力する。図14を参照すると、
分類キーとして図3に示した分析属性定義F1が指定さ
れ、設定期間として200012(2000年12月)、2001
12(2001年12月)、200512(2005年12月)
の三つが指定されている。
【0053】これらの入力項目について情報が入力され
ると、データ処理部20は、当該入力情報を特性別シナ
リオデータベース55に保存する(ステップ130
1)。次に、データ処理部20は、入力情報において指
定された各分類キーの属性値パターンを分析属性定義デ
ータベース52から取得する(ステップ1302、13
03)。
【0054】入力情報において指定された全ての分類キ
ーに関して属性値パターンを取得したならば、次にデー
タ処理部20は、ディスプレイ装置に図15に示すよう
な入力フォームを表示し、使用者に対してさらにシナリ
オ情報の入力を促す(ステップ1304)。図示の例で
は、分類キーにて指定された分析属性定義F1における
属性値パターンである新コード値A1、A2、A3(図
3参照)と設定期間とをパラメータとする表形式で特性
であるデフォルト率や期限前返済率(特性の発生率)を
入力する。なお、図15においては、特性についてデフ
ォルト率か期限前返済率かの別を明示していないが、い
ずれの特性別シナリオを作成する場合でも、同様の入力
画面により入力することができる。各項目について情報
が入力されると、データ処理部20は、当該入力情報を
特性別シナリオデータベース55に保存する(ステップ
1305)。
【0055】5.変動金利シナリオの入力、保存 変動金利シナリオとは、将来における金利の変動の予測
データである。本実施の形態では、期間別の変動金利を
設定するシナリオと、市場金利を設定するシナリオとを
定義できるものとする。
【0056】図16は、変動金利シナリオの入力、保存
処理の手順を説明するフローチャートである。また、図
17は期間別の変動金利を設定する場合におけるシナリ
オ情報を入力するための入力フォーム、図18は市場金
利を設定する場合におけるシナリオ情報を入力するため
の入力フォームである。初期動作として、入力部10の
変動金利シナリオ入力手段15は、ディスプレイ装置に
図17または図18に示すような入力フォームを表示
し、使用者に対して必要なシナリオ情報の入力を促す。
図17に示した例では、適用終了日ごとに長期プライム
レート、短期プライムレート及びその他の金利を入力す
る。図17を参照すると、適用終了日として20001231
(2000年12月31日)、20011231(2001年1
2月31日)、20051231(2005年12月31日)の
三つが指定され、それぞれ、長期プライムレートと、短
期プライムレートと、その他の金利とが入力されてい
る。また、図18に示した例では、基準日に対する特定
の期間における金利を入力する。図18を参照すると、
基準日を20000101(2000年1月1日)とし、O/N
(オーバーナイト)、T/N(トゥモローネクスト)、
1M(1ヶ月)、2M(2ヶ月)、3M(3ヶ月)、6
M(6ヶ月)のそれぞれについて、金利が入力されてい
る。これらの入力項目について情報が入力されると、デ
ータ処理部20は、当該入力情報を金利シナリオデータ
ベース54に保存する(ステップ1601)。
【0057】6.キャッシュフロー計算 上述したように、特性別シナリオ及び変動金利シナリオ
を予め定義しておくことにより、キャッシュフロー計算
の指示において、予測対象である債権のグループ、集計
レベル、特性別シナリオ及び変動金利シナリオを指定す
れば、ストアドファンクション40による処理が実行さ
れる。図19は、キャッシュフロー計算指示情報の例を
示す。入力部10のキャッシュフロー計算指示入力手段
16は、ディスプレイ装置に図示のような入力フォーム
を表示し、使用者に対して債権グループ、集計レベル、
特性別シナリオ及び変動金利シナリオを指定する情報の
入力を促す。ここで、債権グループは、分析母体データ
ベース51に格納されている母体データ群の中から選択
される。また、集計レベルは月別で集計するか日別で集
計するかを指定するものとする。さらに、特性別シナリ
オは複数指定することができる。図19に示す例では、
債権グループとしてPool1(母体データ群の中から選択
されたデータ群)、集計レベルとして月別、変動金利シ
ナリオとして図18に示したK2、特性別シナリオとし
て図15に示したS1がそれぞれ指定されている。
【0058】図20〜22は、キャッシュフロー計算処
理の手順を説明するフローチャートである。初期動作と
して、入力部10のキャッシュフロー計算指示入力手段
16により、キャッシュフロー計算の実行指示を入力す
る。データ処理部20は、この実行指示を受け取ると、
パラメータファイルを作成し、当該実行指示において指
定された債権グループ、集計レベル、特性別シナリオ及
び変動金利シナリオを当該パラメータファイルに保存す
る(ステップ2001)。そして、キャッシュフロー計
算を行う計算プログラムを起動する(ステップ200
2)。キャッシュフロー計算は、指定されたグループに
属する債権の個々のデータについて、返済方法、ボーナ
ス返済の有無、端数処理等を考慮し、変動金利適用期間
については金利シナリオに基づく金利を適用し、返済に
ついてシミュレーションして行く。その際、さらに個別
の債権が特性別シナリオのどの分類に属しているかを調
べ、返済額等を補正する。具体的には、図20、21、
22に示すステップ2003乃至ステップ2022のよ
うに処理を行う。
【0059】起動された計算プログラムにより、データ
処理部20は、まず、キャッシュフロー計算指示におい
て指定された変動金利シナリオのシナリオ情報を金利シ
ナリオデータベース54から取得する(ステップ200
3)。また、キャッシュフロー計算指示において指定さ
れた各特性別シナリオのシナリオ情報を特性別シナリオ
データベース55から取得する(ステップ2004)。
そしてさらに、当該各特性別シナリオにおける分類キー
となる分析属性定義情報を分析属性定義データベース5
2から取得する(ステップ2005)。
【0060】次に、データ処理部20は、取得された各
分類キーに関して、「分析属性定義(原フィールド
式)」という文を、キャッシュフローの計算に用いる明
細情報を取得するための明細取得SQL文のselect句に
追加する(ステップ2006)。当該特性別シナリオに
おいて複数の分類キーが設定されている場合は、各分類
キーに関してステップ2005及びステップ2006の
処理を行う(ステップ2007)。また、キャッシュフ
ロー計算指示において複数の特性別シナリオが指定され
ている場合は、各特性別シナリオに関してステップ20
04乃至ステップ2007の各処理を行う(ステップ2
008)。これにより、図2のステップ202で作成さ
れ、特性別シナリオの分類キーで特定されたストアドフ
ァンクション40を使用することがSQL文に記述され
ることとなる。
【0061】次に、データ処理部20は、キャッシュフ
ローに用いる金利の計算に必要なデータベース項目を明
細取得SQL文のselect句に追加する(ステップ200
9)。また、分析母体データベース51に格納されてい
る母体データ群のうちの分析対象となるデータ群を特定
する情報を明細取得SQL文のfrom句に追加する(ステ
ップ2010)。そして、データ処理部20は、明細取
得SQL文を実行し、必要な明細情報を分析母体データ
ベース51から順次取得する(図21、ステップ201
1)。
【0062】次に、データ処理部20は、取得した明細
情報に基づき、各明細における次回返済日を計算する
(ステップ2012)。そして、算出された次回返済日
が変動金利期間である場合は、当該次回返済日における
変動金利を該当する変動金利シナリオから取得する(ス
テップ2013、2014)。ステップ2014で変動
金利を取得した後、またはステップ2013で算出され
た次回返済日が変動金利期間でないと判断された場合、
次にデータ処理部20は、取得した明細情報及び金利情
報に基づいて、次回返済額と、元本と、利息の予定額と
を計算する(ステップ2015)。さらに、データ処理
部20は、明細情報の一部として取得した特性別シナリ
オにおける分類キーの属性値の組合せに対応し、かつ次
回返済日に対応する特性の発生率(デフォルト率または
期限前返済の発生率)を特性別シナリオから取得する。
そして、取得したシナリオ発生率を用いて、上述した次
回返済額、元本及び利息の予定額を補正する(ステップ
2016)。この補正は、キャッシュフロー計算指示に
おいて複数の特性別シナリオが指定されている場合は、
各特性別シナリオに関してステップ2016の処理を行
う(ステップ2017)。本実施の形態では、補正方法
について、返済額等の金額を補正する手段を用いたが、
乱数を用い、個別の債権データについてデフォルト、期
限前返済を実際にシミュレーションする方法を用いるこ
ともできる。
【0063】次に、データ処理部20は、キャッシュフ
ロー計算指示において、集計レベルとして月別の集計が
指定されているか、日別の集計が指定されているかを調
べる(図22、ステップ2018)。そして、月別の集
計が指定されている場合、算出された次回返済額、元本
及び利息の予定額を返済月のキャッシュフローデータベ
ース項目に足し込む(ステップ2019)。また、日別
の集計が指定されている場合、算出された次回返済額、
元本及び利息の予定額をキャッシュフローデータベース
に追加する(ステップ2020)。
【0064】次に、データ処理部20は、さらに次回の
返済があるかどうかを調べ、あるならば、ステップ20
12に戻り、当該次回の返済に関して処理を繰り返す
(ステップ2021)。また、他の明細があるかどうか
を調べ、あるならば、ステップ2012に戻り、当該他
の明細に関して処理を繰り返す(ステップ2022)。
そして、得られたキャッシュフローの計算結果をキャッ
シュフロー計算結果データベース57に格納する。な
お、データ処理部20は、以上のようにして得られたキ
ャッシュフローの計算結果を、必要に応じてキャッシュ
フロー計算結果データベース57から読み出し、出力部
60を介して出力する。
【0065】以上説明した本実施の形態における処理の
うち、データ集計やキャッシュフロー計算は、実行する
のに時間を要するので、非同期処理として実行するのが
望ましい。図23は、データ処理部20に上記の処理を
非同期に行う非同期サーバを設けた場合のソフトウェア
構成の例を示す図である。図23を参照すると、上述し
たデータ処理を実行するデータ処理部20は、ソフトウ
ェア構成として、主プログラム2301と、リアルタイ
ムで主プログラム2301を実行する主実行部2302
と、データ集計やキャッシュフロー計算の実行指示にお
ける指定情報を保持するパラメータファイル2303
と、バックグラウンドで実行される非同期プログラム2
304と、主実行部2302による処理のバックグラウ
ンドで非同期に動作し非同期プログラム2304を実行
する非同期サーバ2305とを備える。また、主実行部
2302によりリアルタイムで実行中の処理はディスプ
レイ装置2310にてモニタされ、非同期サーバ230
5の動作状況は監視コンソール2320にてモニタされ
る。
【0066】上記構成において、主プログラム2301
は、主実行部2302を制御して、入力部10における
各入力手段11〜16を制御したり、入力された実行指
示における指定情報をパラメータファイル2303に書
き出したり、集計結果を出力したりする。また、非同期
プログラム2304は、非同期サーバ2305を制御し
て、上述したデータ集計やキャッシュフロー計算を実行
するためのSQL文を生成し、データベース管理部30
に送ったり、キャッシュフロー計算結果の補正を行った
りする。
【0067】主実行部2302は、入力部10から入力
した実行指示に応じて、ソケット通信により、非同期サ
ーバ2305に対して処理の実行を要求する。その際、
指定情報を保持するパラメータファイル2303のファ
イル名をパラメータとして渡す。非同期サーバ2305
は、要求された処理に対応する非同期プログラム230
4をスレッドとして起動する。そして、主実行部230
2から受け取ったパラメータに基づいて、対応するパラ
メータファイル2303から指定内容を読み、実行を開
始する。この一連の作業が正常に行われた時点で、非同
期サーバ2305から主実行部2302へ処理の開始が
通知され、ソケット通信を終了する。その後は、非同期
サーバ2305が実行状況を監視し、監視コンソール2
320に出力する。
【0068】なお、図示の例では、データ処理部20に
非同期サーバ2305を設け、当該非同期サーバ230
5により、データベース管理部30に対して指示を行う
こととしたが、データベース管理部30自体を非同期サ
ーバ2305として構成することもできる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多項目のデータを多角的に分析し、種々の条件に対して
細かく対応した集計を得ることが可能となる。また、本
発明によれば、得られた集計における分類ごとのデータ
の特性を加味したキャッシュフローシミュレーションを
行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態におけるデータベースシステム
の全体構成を説明する図である。
【図2】 本実施の形態における分析属性定義の入力、
保存処理の手順を説明するフローチャートである。
【図3】 図2に示す処理における分析属性定義の定義
情報の入力フォームを例示する図である。
【図4】 図2に示す処理において生成された図3の定
義情報に対応するSQL文の例を示す図である。
【図5】 本実施の形態における分析出力定義の入力、
保存処理の手順を説明するフローチャートである。
【図6】 図5に示す処理における分析出力定義の定義
情報の入力フォームを例示する図である。
【図7】 図5に示す処理において生成された図6の定
義情報に対応するSQL文の例を示す図である。
【図8】 本実施の形態におけるデータ集計処理を実行
するための集計指示の入力フォームを例示する図であ
る。
【図9】 本実施の形態におけるデータ集計処理の手順
を説明するフローチャートであり、必要な分析出力定義
をSQL文に記述するまでの動作を示す図である。
【図10】 本実施の形態におけるデータ集計処理の手
順を説明するフローチャートであり、SQL文を実行す
るまでの動作を示す図である。
【図11】 図9、図10の動作により生成されたSQ
L文の例を示す図である。
【図12】 図11のSQL文を実行して得られた集計
結果の例を示す図である。
【図13】 本実施の形態における特性別シナリオの入
力、保存処理の手順を説明するフローチャートである。
【図14】 本実施の形態における特性別シナリオのシ
ナリオ番号と分類キーと設定期間とを入力する入力フォ
ームを例示する図である。
【図15】 本実施の形態における特性別シナリオの分
析属性定義に対応する属性値における特性の発生率を入
力する入力フォームを例示する図である。
【図16】 本実施の形態における変動金利シナリオの
入力、保存処理の手順を説明するフローチャートであ
る。
【図17】 本実施の形態において、期間別の変動金利
を設定する場合におけるシナリオ情報を入力するための
入力フォームを例示する図である。
【図18】 本実施の形態において、市場金利を設定す
る場合におけるシナリオ情報を入力するための入力フォ
ームを例示する図である。
【図19】 本実施の形態におけるキャッシュフロー計
算処理を実行するための実行指示の入力フォームを例示
する図である。
【図20】 本実施の形態におけるキャッシュフロー計
算処理の手順を説明するフローチャートであり、シナリ
オ情報の取得および明細情報取得SQL文の生成までの
動作を示す図である。
【図21】 本実施の形態におけるキャッシュフロー計
算処理の手順を説明するフローチャートであり、各明細
のキャッシュフローの計算および補正までの動作を示す
図である。
【図22】 本実施の形態におけるキャッシュフロー計
算処理の手順を説明するフローチャートであり、各明細
のキャッシュフローの保存までの動作を示す図である。
【図23】 本実施の形態におけるデータ処理部に非同
期サーバを設けた場合のソフトウェア構成の例を示す図
である。
【符号の説明】
10…入力部、11…分析属性定義入力手段、12…分
析出力定義入力手段、13…集計指示入力手段、14…
特性別シナリオ入力手段、15…変動金利シナリオ入力
手段、16…キャッシュフロー計算指示入力手段、20
…データ処理部、30…データベース管理部、40…ス
トアドファンクション、50…データ格納部、51…分
析母体データベース、52…分析属性定義データベー
ス、53…分析出力定義データベース、54…金利シナ
リオデータベース、55…特性別シナリオデータベー
ス、56…集計結果データベース、57…キャッシュフ
ロー計算結果データベース、60…出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 19/00 110 G06F 19/00 110 310 310G (72)発明者 竹内 一寿 大阪府大阪市中央区備後町2丁目2番1号 株式会社大和銀行内 (72)発明者 山森 一頼 大阪府大阪市中央区備後町2丁目2番1号 株式会社大和銀行内 Fターム(参考) 5B075 ND20 NR12 PP02 PP03 PQ02 PQ05

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを管理し、所定の条件に基づいて
    当該データの集計及び加工を行うデータベースシステム
    において、 データを格納するデータ格納部と、 前記データ格納部に対するデータの入出力を管理するデ
    ータベース管理部と、 前記データベース管理部を制御して前記データ格納部か
    ら所望のデータを取得し、処理を行うデータ処理部と、 データを分類するためのフィールド値を定義する分類用
    ストアドファンクションとを備え、 前記データ処理部は、 データ処理において使用する前記分類用ストアドファン
    クションを指定した実行指示を入力し、 前記実行指示において指定された前記分類用ストアドフ
    ァンクションにて定義されたフィールド値に基づいてデ
    ータを集計する処理を前記データベース管理部に実行さ
    せることを特徴とするデータベースシステム。
  2. 【請求項2】 データを集計するための条件及び集計方
    法を設定した集計用ストアドファンクションをさらに備
    え、 前記データ処理部は、 前記分類用ストアドファンクション及び前記集計用スト
    アドファンクションを組み合わせて指定した実行指示を
    入力し、 前記分類用ストアドファンクションにて定義されたフィ
    ールド値に基づき、前記集計用ストアドファンクション
    にて設定された条件及び集計方法によってデータを集計
    する処理を前記データベース管理部に実行させることを
    特徴とする請求項1に記載のデータベースシステム。
  3. 【請求項3】 前記データ処理部は、バックグラウンド
    で動作する非同期サーバを備え、 当該非同期サーバにより、前記分類用ストアドファンク
    ション及び前記集計用ストアドファンクションの使用手
    順を含むSQL文を作成し、当該SQL文を前記データ
    ベース管理部に実行させることを特徴とする請求項1に
    記載のデータベースシステム。
  4. 【請求項4】 前記分類用ストアドファンクションによ
    る前記フィールド値の定義に関する情報を入力する入力
    手段をさらに備え、 前記データ処理部は、前記入力手段により入力された前
    記情報に基づいて、前記分類用ストアドファンクション
    を作成するSQL文を生成し、当該SQL文を前記デー
    タベース管理部に実行させることを特徴とする請求項1
    に記載のデータベースシステム。
  5. 【請求項5】 金融データを管理し、所定の条件に基づ
    いて当該金融データを分析する金融データ処理システム
    において、 金融データを格納するデータ格納部と、 前記データ格納部に対する金融データの入出力を管理す
    るデータベース管理部と、 前記データベース管理部を制御して前記データ格納部か
    ら所望の金融データを取得し、処理を行うデータ処理部
    と、 金融データを分類するためのフィールド値を定義する複
    数の分類用ストアドファンクションと、 金融データを集計するための条件及び集計方法を設定し
    た複数の集計用ストアドファンクションとを備え、 前記データ処理部は、 複数の前記分類用ストアドファンクションの中からデー
    タ処理において使用する分類用ストアドファンクション
    を指定し、かつ複数の前記集計用ストアドファンクショ
    ンの中からデータ処理において使用する集計用ストアド
    ファンクションを指定した実行指示を入力し、 前記分類用ストアドファンクションにて定義されたフィ
    ールド値に基づき、前記集計用ストアドファンクション
    にて設定された条件及び集計方法によってデータを集計
    する処理を前記データベース管理部に実行させることを
    特徴とする金融データ処理システム。
  6. 【請求項6】 前記分類用ストアドファンクションによ
    る前記フィールド値の定義に関する情報を入力する第1
    の入力手段と、 前記集計用ストアドファンクションによる前記条件及び
    集計方法に関する情報を入力する第2の入力手段とをさ
    らに備え、 前記データ処理部は、 前記第1の入力手段により入力された前記情報に基づい
    て、前記分類用ストアドファンクションを作成するSQ
    L文を生成し、 前記第2の入力手段により入力された前記情報に基づい
    て、前記集計用ストアドファンクションを作成するSQ
    L文を生成し、 生成された前記SQL文を前記データベース管理部に実
    行させることを特徴とする請求項5に記載の金融データ
    処理システム。
  7. 【請求項7】 金融データを管理し、所定の条件に基づ
    いて当該金融データを集計し当該金融データに基づくキ
    ャッシュフローを計算する金融データ処理システムにお
    いて、 金融データを格納するデータ格納部と、 前記データ格納部に対する金融データの入出力を管理す
    るデータベース管理部と、 前記データベース管理部を制御して前記データ格納部か
    ら所望の金融データを取得し、キャッシュフローを算出
    するデータ処理部と、 金融データを分類するためのフィールド値を定義するス
    トアドファンクションとを備え、 前記データ処理部は、前記ストアドファンクションによ
    り定義された前記フィールド値による分類ごとの前記金
    融データの特性に基づいて、算出した前記キャッシュフ
    ローの計算結果を補正することを特徴とする金融データ
    処理システム。
  8. 【請求項8】 所定の前記ストアドファンクションにお
    ける前記フィールド値ごとに該当する金融データの特性
    情報を入力する特性情報入力手段をさらに備え、 前記データ処理部は、 キャッシュフローの補正に使用する金融データの特性情
    報を前記特性情報入力手段から入力し、 キャッシュフローの補正に使用する金融データの特性情
    報に対応する前記ストアドファンクションを指定した実
    行指示を入力し、 前記特性情報入力手段から入力され、前記実行指示にお
    いて指定された前記ストアドファンクションに対応する
    前記特性情報に基づいて、前記キャッシュフローの計算
    結果を補正することを特徴とする請求項7に記載の金融
    データ処理システム。
  9. 【請求項9】 前記特性情報入力手段は、所定の設定期
    間を定め、当該設定期間ごとに前記特性情報を入力する
    ことを特徴とする請求項8に記載の金融データ処理シス
    テム。
  10. 【請求項10】 分析母体データベースにおけるデータ
    の分類を行う原フィールド式と、当該データを新たに分
    類するための新フィールド値の定義と、当該新フィール
    ド値が及ぶ範囲とを含む定義情報を入力する入力部と、 前記分析母体データベースのデータベース管理装置に接
    続され、前記入力部により入力された前記定義情報に基
    づいて、前記データベース管理装置がデータを抽出する
    場合に当該定義情報に対応するフィールド値を設定する
    ストアドファンクションを前記データベース管理装置に
    作成させるためのSQL文を生成するデータ処理部とを
    備えたことを特徴とするデータ処理装置。
  11. 【請求項11】 所定のデータ群における統計情報を得
    るための統計式と、抽出するデータの分類を特定する対
    象フィールド式とを含む定義情報を入力する入力部と、 前記分析母体データベースのデータベース管理部に接続
    され、前記入力部により入力された前記定義情報に基づ
    いて、前記データベース管理部がデータを抽出する場合
    に抽出データを制限するストアドファンクションを前記
    データベース管理部に作成させるためのSQL文を生成
    するデータ処理部とを備えたことを特徴とするデータ処
    理装置。
  12. 【請求項12】 金融データを格納した分析母体データ
    ベースから所定の金融データを取得してキャッシュフロ
    ーを計算するデータ処理部と、 処理対象となる前記金融データを特定する分類キーと、
    所定の設定期間と、当該分類キー及び当該設定期間ごと
    に設定された当該金融データにおける特性とを含む特性
    情報を入力する入力部とを備え、 前記データ処理部は、前記入力部により入力された前記
    特性情報に基づいて、前記キャッシュフローの計算結果
    を補正することを特徴とするデータ処理装置。
  13. 【請求項13】 データを分類するためのフィールド値
    を定義する第1のストアドファンクションと、当該デー
    タを集計するための条件及び集計方法を設定した第2の
    ストアドファンクションとを指定した実行指示を入力
    し、 前記第1のストアドファンクションにて定義されたフィ
    ールド値に基づき、前記第2のストアドファンクション
    にて設定された条件及び集計方法によってデータを集計
    する処理を記述したSQL文を生成し、 前記第1及び第2のストアドファンクションを備えたデ
    ータベース管理装置に前記SQL文を実行させることを
    特徴とするデータ抽出方法。
  14. 【請求項14】 金融データを管理し、所定の条件に基
    づいて当該金融データを集計し当該金融データに基づく
    キャッシュフローを計算するキャッシュフロー計算方法
    において、 データを分類するためのフィールド値を定義するストア
    ドファンクションを指定したキャッシュフローの実行指
    示と、当該ストアドファンクションにおける当該フィー
    ルド値ごとに設定された金融データの特性情報とを入力
    し、 前記実行指示にしたがってキャッシュフローを計算し、 前記実行指示において指定された前記ストアドファンク
    ションに対応する前記特性情報に基づいて、前記キャッ
    シュフローの計算結果を補正することを特徴とするキャ
    ッシュフローの計算方法。
  15. 【請求項15】 コンピュータに実行させるプログラム
    を当該コンピュータの入力手段が読取可能に記憶した記
    憶媒体において、 前記プログラムは、 データを分類するためのフィールド値を定義する第1の
    ストアドファンクションと、当該データを集計するため
    の条件及び集計方法を設定した第2のストアドファンク
    ションとを指定した実行指示を入力する処理と、 前記第1のストアドファンクションにて定義されたフィ
    ールド値に基づき、前記第2のストアドファンクション
    にて設定された条件及び集計方法によってデータを集計
    する処理を記述したSQL文を生成する処理と、 前記第1及び第2のストアドファンクションを備えたデ
    ータベース管理装置に前記SQL文を実行させる処理と
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とする記憶
    媒体。
  16. 【請求項16】 コンピュータに実行させるプログラム
    を当該コンピュータの入力手段が読取可能に記憶した記
    憶媒体において、 前記プログラムは、 データを分類するためのフィールド値を定義するストア
    ドファンクションを指定したキャッシュフローの実行指
    示と、当該ストアドファンクションにおける当該フィー
    ルド値ごとに設定された金融データの特性情報とを入力
    する処理と、 前記実行指示にしたがってキャッシュフローを計算する
    処理と、 前記実行指示において指定された前記ストアドファンク
    ションに対応する前記特性情報に基づいて、前記キャッ
    シュフローの計算結果を補正する処理とを前記コンピュ
    ータに実行させることを特徴とする記憶媒体。
  17. 【請求項17】 データを分類するためのフィールド値
    を定義する第1のストアドファンクションと、当該デー
    タを集計するための条件及び集計方法を設定した第2の
    ストアドファンクションとを指定した実行指示を入力す
    る処理と、 前記第1のストアドファンクションにて定義されたフィ
    ールド値に基づき、前記第2のストアドファンクション
    にて設定された条件及び集計方法によってデータを集計
    する処理を記述したSQL文を生成する処理と、 前記第1及び第2のストアドファンクションを備えたデ
    ータベース管理装置に前記SQL文を実行させる処理と
    をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
  18. 【請求項18】 データを分類するためのフィールド値
    を定義するストアドファンクションを指定したキャッシ
    ュフローの実行指示と、当該ストアドファンクションに
    おける当該フィールド値ごとに設定された金融データの
    特性情報とを入力する処理と、 前記実行指示にしたがってキャッシュフローを計算する
    処理と、 前記実行指示において指定された前記ストアドファンク
    ションに対応する前記特性情報に基づいて、前記キャッ
    シュフローの計算結果を補正する処理とをコンピュータ
    に実行させるコンピュータプログラム。
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