JP2002169567A - 音声信号選択マトリックス装置 - Google Patents

音声信号選択マトリックス装置

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JP2002169567A
JP2002169567A JP2000369006A JP2000369006A JP2002169567A JP 2002169567 A JP2002169567 A JP 2002169567A JP 2000369006 A JP2000369006 A JP 2000369006A JP 2000369006 A JP2000369006 A JP 2000369006A JP 2002169567 A JP2002169567 A JP 2002169567A
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JP2000369006A
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Shin Ito
伸 伊藤
Shoichi Osawa
正一 大澤
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2系統あるいはさらに複数系統の異なった音
声信号を1系統にミキシングして出力することができる
音声信号選択マトリックス装置を提供する。 【解決手段】 それぞれ独立して音声信号が入力可能で
ある複数の入力ライン3と、それらの複数の入力ライン
のそれぞれに対する接続/非接続を、選択可能である複
数の出力ライン51、52と、それらの出力ラインを1
系統にまとめて音声信号をミキシングして出力する音声
ミキシング回路11とを備えた構成を有しており、異な
った系統の音声信号を同時に1系統にまとめてミキシン
グして出力することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は音声信号選択マトリ
ックス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の音声信号選択マトリック
ス装置は、例えば図5に示したように、音声信号入力部
1に接続されてそれぞれ独立して別系統の音楽演奏や人
声(アナウンス、朗読など)の音声信号が入力される複
数の入力ライン501a,501b,501c…(以
下、入力ライン501と総称する場合あり)と、音声出
力用の複数系統のスピーカ503a,503b,503
c…(以下、スピーカ503と総称する場合あり)にそ
れぞれが対応する複数の出力ライン505a,505
b,505c…(以下、出力ライン505と総称する場
合あり)とが、マトリックス状に設けられている。その
マトリックスにおける各クロスポイントごとに、複数の
入力ライン501の一つ一つに対する各出力ライン50
5の接続/非接続を切り換える切換スイッチ507a
a,507ab,507ac,507ba,507b
b,…(以下、切換スイッチ507と総称する場合あ
り)が、それぞれ設けられている。このような従来の音
声信号選択マトリックス装置では、任意の1系統の出力
ライン505に対して任意の1系統の入力ライン501
を接続し、その入力ライン501からの音声信号に基づ
いた音楽やアナウンスなどの音声を、その選択された1
系統のスピーカ503から出力することが可能となって
いる。
【0003】また、例えば特開平10−302597号
公報などには、この種の音声信号選択マトリックス装置
のさらに詳細な概要構成や接続を切り換える手法などが
提案されている。この提案によれば、図5に示した音声
信号選択マトリックス装置に則して述べると、どの系統
から入力される音声信号をどの系統のスピーカ503に
出力するかについての、いわゆるルーティングの情報な
どを、あらかじめROMやRAMなどのメモリ素子(図
示省略)に記憶させておき、その情報に基づいて、出力
ライン505と入力ライン501との接続をCPU(中
央演算処理装置;図示省略)のような集積回路素子など
を用いて制御する。例えば、入力ライン501の一つ一
つを、それぞれ出力ライン505と一対一に対応するよ
うに接続することなどが可能である。
【0004】あるいは、それぞれのスピーカ503が一
度に全く別の音声を出力すると、この音声信号選択マト
リックス装置を用いた放送設備自体が本来の機能を果た
さなくなる場合もあるので、個々の出力ライン505に
対して同時に複数の異なった系統の音声信号を供給する
ことを禁止することや、入力ライン501の選択に優先
順位を設定しておき、それに基づいて、優先順位の高い
入力ライン501から接続し、その他については接続を
規制することなどが提案されている。また、一つの出力
ライン505に対して一度に1本の入力ライン501の
みを接続するという技術なども提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の音声信号選択マトリックス装置では、1系
統の出力ライン505に対して1系統の入力ライン50
1しか接続できないようなマトリックス構成となってい
る。あるいは、一つの出力ライン505に対して一度に
1本の入力ライン501のみを接続するように規制して
いる。このため、一度に複数系統の音声を1系統のスピ
ーカ503から出力することが不可能であるという問題
があった。
【0006】例えば、1系統の出力ライン505に接続
されているスピーカ503から、音楽をBGMとして流
しつつアナウンスや朗読のような人声を放送するといっ
たことは、上記のような従来の音声信号選択マトリック
ス装置では不可能であった。あるいは、例えば鳥の鳴き
声などの自然音と、ストリングスによる音楽と、人声に
よる詩の朗読との音声信号を、それぞれ別系統の入力ラ
イン501に流しておき、それら複数系統の入力を1系
統の出力ライン505で一度に選択して、自然音と音楽
と朗読とが調和して渾然一体となった音声を1系統のス
ピーカ503から出力することなどは、従来の技術では
不可能であった。
【0007】また、例えば1系統のスピーカから音楽を
継続して放送しているときに、そこに割り込むように人
声によるアナウンスなどを放送する必要が生じた場合な
どには、それまで継続していた音楽をいったん中断し、
アナウンスなどの放送に一時完全に切り換えて放送し、
それが終わると放送を再び音楽に戻すこととなる。とこ
ろが、このようなアナウンスなどの割り込みを行うと、
それまで心地好く聴いていた音楽が意思に反して突然に
中断されることや、再び音楽に戻っても、アナウンスな
どで中断されていた間の音楽は聴き直すことができない
など、ユーザにとっては不快な思いをする場合が多い。
【0008】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、2系統あるいはさらに複数系統の異
なった音声信号を1系統にミキシングして出力すること
ができる音声信号選択マトリックス装置を提供するもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の音声信号選択マ
トリックス装置は、それぞれ独立して音声信号が入力さ
れる複数の入力ラインと、前記複数の入力ラインのそれ
ぞれに対する接続/非接続を、選択可能である複数の出
力ラインと、前記出力ラインを所定本数ごとに1系統に
まとめて、それらの出力ラインの音声信号をミキシング
して出力する音声ミキシング手段とを備えた構成を有し
ている。この構成により、異なった系統の音声信号を、
同時に1系統にまとめて、ミキシングして出力すること
ができる。
【0010】また、本発明の音声信号選択マトリックス
装置は、前記複数の入力ラインに前記音声信号を入力す
る音声信号入力手段と、前記入力ラインと前記出力ライ
ンとの接続/非接続の切り換えを行う切換手段と、前記
1系統ごとに設けられ、前記音声ミキシング手段でミキ
シングされた音声信号にそれぞれ基づいた音声出力を行
う音声出力手段とを、さらに備えた構成を有している。
この構成により、切換手段によって入力ラインと出力ラ
インとの接続/非接続の切り換えを行い、音声ミキシン
グ手段によって異なった系統の音声信号を同時に1系統
にまとめてミキシングし、そのミキシングされた音声信
号に基づいた音声を音声出力手段によって出力すること
ができる。
【0011】さらに、本発明の音声信号選択マトリック
ス装置は、前記出力ラインの1本ずつがそれぞれ、前記
複数の入力ラインのうちから1本を排他的に選択可能で
あり、かつ、前記音声ミキシング手段によって1系統に
まとめられる所定本数の出力ラインの1本ずつが、それ
ぞれ異なった入力ラインと接続可能であるように設定さ
れている構成を有している。この構成により、1本の出
力ラインにつき一度に1本の入力ラインのみ接続可能と
なるので、一度に1本の出力ラインについて1系統の音
声信号のみが供給される。また、1系統にまとめられる
所定本数の出力ラインのうちでは、1本の入力ラインに
対して複数の出力ラインが重複して接続されることが回
避される。
【0012】さらに、本発明の音声信号選択マトリック
ス装置は、前記音声ミキシング手段にまとめられる所定
本数の出力ラインのうちの所定の出力ラインが、前記複
数の入力ラインのうちの所定の入力ラインと接続可能で
あり、かつ前記所定本数の出力ラインのうちの前記所定
の出力ラインとは異なる出力ラインが、前記所定の入力
ラインとは異なる入力ラインとの接続可能であるように
設定されている構成を有している。この構成により、例
えば、1系統の出力ラインのうちの特定のものは音楽演
奏の音声信号が入力される入力ラインのいずれかに接続
され、その他のものは朗読やアナウンスが入力される入
力ラインのいずれかに接続される、というように、1系
統にまとめられる個々の出力ラインそれぞれを、異なる
種類の音声信号が入力される入力ライン群に専用に対応
させることが可能となる。
【0013】さらに、本発明の音声信号選択マトリック
ス装置は、その一態様として、前記音声ミキシング手段
が、前記出力ラインを2本ごとに1系統にまとめて、そ
れら出力ラインの音声信号をミキシングして出力するも
のであり、前記複数の入力ラインのうち、所定の入力ラ
インには音楽演奏を音声出力するための音声信号が入力
される一方、前記所定の入力ラインとは異なる入力ライ
ンには人声を音声出力するための音声信号が入力される
ように設定されており、前記音声ミキシング手段にまと
められる2本の出力ラインのうち、一方が前記音楽演奏
を音声出力するための音声信号を前記所定の入力ライン
から選択可能であり、他方が前記人声を音声出力するた
めの音声信号を前記所定の入力ラインとは異なる入力ラ
インから選択可能であるように設定されている構成を有
するようにしてもよい。この構成により、例えば、1系
統の出力ラインのスピーカから、BGMとしての音楽演
奏とアナウンスや朗読のような人声とをミキシングして
出力することなどが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。
【0015】図1に模式的に示すように、本発明の音声
信号選択マトリックス装置200の一実施の形態は、音
声信号入力部1からデジタル音声信号がそれぞれ入力さ
れる複数の入力ライン3a,3b,3c,3d,…3m
(以下これらを総称して入力ライン3と呼ぶ場合あり)
と、その複数の入力ライン3と共にマトリックスを構成
する、複数の出力ライン51a,52a,51b,52
b,51c,52c,…51n,52n(以下これらを
総称して出力ライン51,52と呼ぶ場合あり)と、そ
のマトリックスのクロスポイントごとに設けられた切換
スイッチ(切換手段)71aa,72aa,71ab,
72ab,…71nm,72nm(以下これらを総称し
て切換スイッチ7と呼ぶ場合あり)と、出力ライン5
1,52を隣り合う2本ごとに1系統にまとめて、それ
ら2本の出力ライン51,52の音声信号をミキシング
して各スピーカ(音声出力手段)9a,9b,…9n
(以下これらを総称してスピーカ9と呼ぶ場合あり)へ
と出力する音声ミキシング回路(音声ミキシング手段)
11a,11b,…11n(以下これらを総称して音声
ミキシング回路11と呼ぶ場合あり)とから、その主要
部が構成されている。なお、図示の繁雑化を避けるため
に、切換スイッチ7のオン・オフを切り換える制御を行
うCPUのような制御回路などの図示は省略している。
なお、この切換スイッチ7のオン・オフの切り換えは、
CPUによる制御の他にも、例えば、ユーザが手動で行
うようにしてもよいことは言うまでもない。
【0016】この音声信号選択マトリックス装置200
では、各切換スイッチ7が図示しない制御回路によって
制御されて、1系統の音声ミキシング回路11に接続さ
れた2本の出力ライン51,52のうち、一方の出力ラ
イン51には、例えば第1〜第3の入力ライン3a,3
b,3cのような特定の入力ライン3のうちから1本の
みを排他的に選んで接続し、他方の出力ライン52に
は、前述した特定の第1〜第3の入力ライン3a,3
b,3c以外の第4〜第mの入力ライン3d,…3mの
うちから1本のみを排他的に選んで接続することができ
るように設定されている。このとき、例えば、第1〜第
3の入力ライン3a,3b,3cには、それぞれ異なっ
た種類のアナウンスや朗読あるいはナレーションのよう
な人声の音声信号が入力され、第4〜第mの入力ライン
3d,…3mには、それぞれ異なった種類の音楽やリズ
ミカルな自然音などの音声信号が、例えばBGM(Back
Ground Music;背景音)として演奏されるために入力さ
れるように設定されている。
【0017】したがって、1系統の音声ミキシング回路
11に接続された2本のうちの一方の出力ライン51で
は、第1〜第3の入力ライン3a,3b,3cに入力さ
れているうち、いずれか1種類の人声の音声信号が供給
され、他方の出力ライン52では、第4〜第Mの入力ラ
イン3d,…3mに入力されるうち、いずれか1種類の
BGMの音声信号が供給され、それらが音声ミキシング
回路11によってミキシングされて、その音声ミキシン
グ回路11に接続された1系統のスピーカ9から音声出
力される。
【0018】例えば、BGMの音楽が継続的に放送され
ているときに、人声によるアナウンスなどを流す必要が
生じた場合などには、従来の技術では音楽をいったん停
止してアナウンスを割り込ませて放送していたので、そ
れまで音楽を楽しんでいたユーザにとっては、音楽が突
然に中断された状態となり、不愉快な思いをする場合が
あった。しかし、本実施の形態によれば、それまで継続
していた音楽はそのまま流し続けることができるととも
に、その音楽をむしろBGMとして、それに人声のアナ
ウンスなどをミキシングして1系統のスピーカ9から出
力することができる。したがって、そのスピーカ9から
流れ出る音楽を以前から聴いていたユーザは、音楽が中
断される不快感を感じることなく、むしろBGMと人声
とが音声ミキシング回路11によってミキシングされた
心地好い音声として放送を継続的に楽しむことができ
る。
【0019】また、放送を流す側にとっても、複数箇所
に設けられたスピーカ9a,9b,…9nのうちの任意
のスピーカ9に対して、上記のような人声と音楽との組
み合わせのような異種類の音声同士のミキシングを行う
ことができる。したがって、この音声信号選択マトリッ
クス装置200が、例えば構内放送などに用いられるも
のであり、複数の異なった場所ごとにそれぞれ1系統ず
つスピーカ9が設置されている場合などには、その各場
所ごとに最適なBGMを第4から第mまでの入力ライン
3d,…3mのうちからそれぞれ選択して流し続けると
ともに、アナウンスやナレーションなどを第1から第3
までの入力ライン3a,3b,3cのうちから選択し
て、スピーカ9a,9b…9mのうちの所望の場所のス
ピーカ9にBGMとミキシングして出力させることがで
きる。
【0020】なお、上記の1系統のスピーカ9とは、必
ずしも1個のスピーカのみには限定されないことは言う
までもなく、例えば1本の音声ミキシング回路11に接
続されて、1系統の音声をステレオ方式で出力する左右
2個で一対のステレオ・スピーカやイヤホーンなど(い
ずれも図示省略)も、ここでは1系統のスピーカ(音声
出力手段)と称するものとする。
【0021】ここで、各出力ライン51,52の1本ず
つがそれぞれ複数の入力ライン3のうちから1本のみを
一度に排他的に選択可能であり、かつ音声ミキシング回
路11によって1系統にまとめられる出力ライン51,
52の1本ずつがそれぞれ異なった入力ライン3と接続
可能であるように設定することにより、1本の出力ライ
ン51,52が各々一度に1本の入力ライン3のみに接
続されて、その1本の出力ライン51,52について一
度に1系統の音声信号のみが供給されるようにすること
ができる。また、1系統の中で複数の出力ライン51,
52が1本の入力ライン3に対して重複して接続される
ことを回避することができる。
【0022】例えば、図2にその一例を示したように、
各音声ミキシング回路11ごとに1系統にまとめられる
2本のうちの一方の出力ライン51には、第1〜第3の
入力ライン3a,3b,3cとの接続/非接続の選択が
可能な切換スイッチ71aa,71ab,71acを設
けるが、第4〜第Mの入力ラインとの間には切換スイッ
チ7は設けない。また、2本のうちの他方の出力ライン
52には、第4〜第mの入力ライン3d,3e,…3m
との接続/非接続の選択が可能な切換スイッチ72a
d,72ae,…72amを設けるが第1〜第3の入力
ライン3a,3b,3cとの切換スイッチ7は設けない
ようにする。その結果、上述したように一方の出力ライ
ン51には第1〜第3の入力ライン3a,3b,3cの
うちから1本を選んで接続し、他方の出力ライン52に
は第1〜第3の入力ライン3a,3b,3c以外の第4
〜第mの入力ライン3d,3e,…3mのうちから1本
を選んで接続することができる。しかも、一方の出力ラ
イン51において不要な第4〜第mの入力ライン3d,
3e,…3mとの切換スイッチ7や、他方の出力ライン
52において不要な第1〜第3の入力ライン3a,3
b,3cとの切換スイッチ7などを省略することが可能
となる。ただし、このような切換スイッチ7の部分的な
省略が可能であるのは、この場合の一例に則して述べる
と、第1〜第3の入力ライン3a,3b,3cが一方の
出力ライン51と接続可能にあらかじめ設定されてお
り、かつ第4〜第mの入力ライン3d,3e,…3mが
他方の出力ライン52と接続可能にあらかじめ設定され
ている場合に限られるものであって、例えば、出力ライ
ン51が接続可能である特定の入力ライン3と、出力ラ
イン52が接続可能である別の入力ライン3とが設定変
更される場合などには、各出力ライン51,52がそれ
ぞれ全ての入力ライン3に対して接続可能となるよう
に、全てのクロスポイントごとに切換スイッチ7を配設
しておく必要があることは言うまでもない。
【0023】なお、一つの出力ライン51,52に全て
の入力ライン3のうちから1本のみを排他的に選んで接
続する技術や、1系統の音声ミキシング回路11にまと
められる出力ライン51,52が1本の入力ラインに重
複して接続されることを回避する技術としては、上記の
図2に一例を示したような切換スイッチ7の配置を工夫
すること以外にも、全てのクロスポイントごとに切換ス
イッチ7を設けておき、一つの出力ライン51,52に
ついて全ての入力ライン3のうちから1本のみを排他的
に選んで接続するようなスイッチングルールを採用する
ことなども可能である。また、そのようなスイッチング
ルールに基づいた切換スイッチ7の制御は、上記のよう
なCPUなどを用いて行うようにしてもよく、あるいは
機械的なキー・スイッチの押下によって1か所のスイッ
チのみが接続状態になるとともに他の全てのスイッチは
非接続状態になるような機構を採用してもよい。
【0024】また、人声の音声信号を第1〜第3の入力
ライン3a,3b,3cに入力し、音楽の音声信号を第
4〜第mの入力ライン3d,3e,…3mに入力すると
いった音声信号の入力の組み合せは、上記のようなもの
のみには限定されないことは言うまでもない。この他に
も、例えば図3に示したように、第1と第2の入力ライ
ン3a,3bには、それぞれ異なった種類の人声A、B
の音声信号が入力され、第3と第4の入力ライン3c,
3dには、それぞれ異なった種類の自然音A、Bの音声
信号が入力され、第5から第mまでのそれぞれの入力ラ
イン3e,…3mには、各々異なった種類の音楽A〜I
の音声信号が入力されるようにする。そして1系統の音
声ミキシング回路11に接続される(まとめられる)出
力ラインを51a,52a,53aのように3本ずつと
し、そのうちの、例えば出力ライン51aを人声の音声
信号の選択用、出力ライン52aを自然音の音声信号の
選択用、残りの出力ライン53aを音楽の音声信号の選
択用に、それぞれ割り当てることにより、1系統の音声
ミキシング回路11aで人声と自然音と音楽とをミキシ
ングした音声を、その音声ミキシング回路11aに接続
されている1系統のスピーカ9aから出力することなど
も可能となる。
【0025】このような音声信号選択マトリックス装置
200は、例えば図4に示したような場内放送設備など
に適用可能であり、例えば大規模小売店舗やオフィスビ
ルディングなどの放送設備として好適に用いることがで
きる。ただし、このような用途のみには限定されないこ
とは言うまでもない。この他にも、例えば、オフィス内
有線会議システムや、いわゆるカラオケ・システム、あ
るいは鉄道車両の車内放送システムなどにも適用可能で
ある。そのような用途の一例として、図4に示した場内
放送設備の場合では、音楽ソース(源)100からは、
音楽演奏用の音声信号が音声信号選択マトリックス装置
200に入力され、マイクロホン301,302から
は、それぞれ独立して人声によるアナウンスやナレーシ
ョンなどの音声信号が、既述の、例えば図2に示したよ
うな概要構成の音声信号選択マトリックス装置200に
入力される。また、音声信号選択マトリックス装置20
0は、例えば、1系統のスピーカ9について2つのマイ
クロホン301,302のうちから一度に1つを選択可
能であるとともに、複数系統の音楽ソース・データから
一度に1つを選択可能であるように設定されている。こ
の音声信号選択マトリックス装置200の内部で切換ス
イッチ9の動作を制御するCPUに対して、n系統のス
ピーカ9のうちのどれにどの系統の音楽や人声を出力さ
せるかの命令を入力するための操作盤400が、この音
声信号選択マトリックス装置200に接続されている。
このように、音声信号選択マトリックス装置200は、
図4に一例を示したような場内放送設備に用いられて、
上記の図1ないし図3の各図面に基づいて説明したよう
な動作を行うことが可能である。
【0026】なお、上記実施の形態では、音声信号の種
類として、アナウンスやナレーションのような人声と、
音楽とをミキシングする場合について説明したが、本発
明はこれに限られない。すなわち、ミキシングしても音
楽として破綻しないような複数種類の曲同士をミキシン
グするようにしてもよく、あるいは、一つの楽曲を構成
する低音部のメロディと高音部のメロディとをミキシン
グすることや、ストリングスの演奏によるメロディと吹
奏楽器の演奏によるメロディとをミキシングすることな
ども可能である。さらに、鳥の鳴き声と、滝の音と、雨
の音とをミキシングすることなども可能である。
【0027】ただし、異なった複数のナレーションを一
度に1系統のスピーカにミキシングして出力すると、多
くの場合、そのナレーションの意味内容が聴き取り困難
なものとなるので、1系統の音声ミキシング回路で一度
に複数種類の人声の音声信号をミキシングすることは回
避することが望ましい。しかし、例えばオフィス内有線
会議システムに用いられるようなものの場合には、異な
った人声の音声信号がそれぞれ入力される複数の入力ラ
インに1系統の出力ラインが接続されたとしても、ユー
ザは一度に1人ずつが話すものと暗黙裏に了解している
ので、ナレーションの意味内容が聴き取り困難なものと
なることは少なく、むしろ発言の機会が公平になるの
で、1系統の音声ミキシング回路で一度に複数種類の人
声の音声信号をミキシングするようにしてもよい。この
ようなオフィス内有線会議システムに本発明の音声信号
選択マトリックス装置を用いることにより、例えば心身
がリラックスするようなBGMを流しつつ参加者がリア
ルタイムに発言して、有線放送による会議を行うことが
できる。またこの場合、会議参加者の各人がそれぞれ好
みの種類のBGMを、複数の入力ライン(チャンネル)
から選択して聴くことなども可能である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、2系統
あるいはさらに多数系統の異なった音声信号を1系統に
ミキシングして出力することができるという優れた効果
を有する音声信号選択マトリックス装置を提供すること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音声信号選択マトリックス装置の一実
施の形態の概要構成を示した図
【図2】本発明の音声信号選択マトリックス装置の一実
施の形態の、図1に示したものとは別の概要構成を示し
た図
【図3】本発明の音声信号選択マトリックス装置の一実
施の形態の、図1又は図2に示したものとはさらに別の
概要構成を示した図
【図4】本発明の音声信号選択マトリックス装置の一実
施の形態を場内放送設備などに適用した一例を示した図
【図5】従来の音声信号選択マトリックス装置の概要構
成を示した図
【符号の説明】
1 音声信号入力部 3 入力ライン 5 出力ライン 7 切換スイッチ 9 スピーカ 11 音声ミキシング回路 200 音声信号選択マトリックス装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D020 AD04 5D108 BD07 BD14 5J055 AX17 BX09 CX00 DX61 DX88 EX33 EZ39 GX02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ独立して音声信号が入力される
    複数の入力ラインと、 前記複数の入力ラインのそれぞれに対する接続/非接続
    を、選択可能である複数の出力ラインと、 前記出力ラインを所定本数ごとに1系統にまとめて、そ
    れらの出力ラインの音声信号をミキシングして出力する
    音声ミキシング手段とを、 備えた音声信号選択マトリックス装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の入力ラインに前記音声信号を
    入力する音声信号入力手段と、 前記入力ラインと前記出力ラインとの接続/非接続の切
    り換えを行う切換手段と、 前記1系統ごとに設けられ、前記音声ミキシング手段で
    ミキシングされた音声信号にそれぞれ基づいた音声出力
    を行う音声出力手段とを、 さらに備えた請求項1記載の音声信号選択マトリックス
    装置。
  3. 【請求項3】 前記出力ラインの1本ずつがそれぞれ、
    前記複数の入力ラインのうちから1本を排他的に選択可
    能であり、かつ、前記音声ミキシング手段によって1系
    統にまとめられる所定本数の出力ラインの1本ずつが、
    それぞれ異なった入力ラインと接続可能であるように設
    定されている請求項1又は2記載の音声信号選択マトリ
    ックス装置。
  4. 【請求項4】 前記音声ミキシング手段にまとめられる
    所定本数の出力ラインのうちの所定の出力ラインが、前
    記複数の入力ラインのうちの所定の入力ラインと接続可
    能であり、かつ前記所定本数の出力ラインのうちの前記
    所定の出力ラインとは異なる出力ラインが、前記所定の
    入力ラインとは異なる入力ラインとの接続可能であるよ
    うに設定されている請求項1ないし3のいずれか1つに
    記載の音声信号選択マトリックス装置。
  5. 【請求項5】 前記音声ミキシング手段が、前記出力ラ
    インを2本ごとに1系統にまとめて、それら出力ライン
    の音声信号をミキシングして出力するものであり、 前記複数の入力ラインのうち、所定の入力ラインには音
    楽演奏を音声出力するための音声信号が入力される一
    方、前記所定の入力ラインとは異なる入力ラインには人
    声を音声出力するための音声信号が入力されるように設
    定されており、 前記音声ミキシング手段にまとめられる2本の出力ライ
    ンのうち、一方が、前記音楽演奏を音声出力するための
    音声信号を前記所定の入力ラインから選択可能であり、
    他方が、前記人声を音声出力するための音声信号を前記
    所定の入力ラインとは異なる入力ラインから選択可能で
    あるように設定されている請求項1ないし4のいずれか
    1つに記載の音声信号選択マトリックス装置。
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