JP2002152181A - マルチメディアデータ通信方法およびマルチメディアデータ通信装置 - Google Patents

マルチメディアデータ通信方法およびマルチメディアデータ通信装置

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JP2002152181A
JP2002152181A JP2000348914A JP2000348914A JP2002152181A JP 2002152181 A JP2002152181 A JP 2002152181A JP 2000348914 A JP2000348914 A JP 2000348914A JP 2000348914 A JP2000348914 A JP 2000348914A JP 2002152181 A JP2002152181 A JP 2002152181A
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Takayuki Sasaki
孝幸 佐々木
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信回線の誤り発生率が高い場合において
も、高品質な復号データを得ることができるマルチメデ
ィアデータ通信方法及びマルチメディアデータ通信装置
を提供することを課題とする。 【解決手段】 符号化データの重要度を送信データ解析
部701で解析し、送信データ解析部701から通知さ
れる重要データ情報と受信データ解析部117から通知
される誤り発生率情報に基づいて求められた通信回線の
誤り発生率とに応じて、復号に重要であるデータを含む
パケットデータをN個(Nは2以上の自然数)多重する
ように多重部106を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチメディアデ
ータ通信方法及びマルチメディアデータ通信装置に関
し、特に、対局装置における復号データの品質を極端に
劣化させないためのマルチメディアデータ通信方法及び
その通信方法を用いたマルチメディアデータ通信装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像、音声、またはデータの少な
くとも1つを含むマルチメディアデータを通信するため
のマルチメディア通信方法及びマルチメディアデータ通
信装置では、通信回線の誤りの発生度合いに応じて誤り
訂正符号化や誤りが伝播しがたいマルチメディアデータ
符号化方法の変更を行なっている。このうち、誤り訂正
符号化は、通信すべき情報に冗長な情報を付加すること
によってなされており、対局装置において受信したデー
タに誤りがあり、対局装置より再送の要求が出された時
は、自局端末は誤り訂正のための冗長な情報を付加した
情報を再送することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、無線通信のよ
うな劣悪な通信路では、誤り訂正能力以上の誤りが起こ
る可能性が高く、再送が頻繁に行われる可能性が高くな
る。そのとき、一般的に誤り訂正能力を強くする場合に
は冗長度が高くなるため再送の情報量が多くなり、本来
伝送すべき情報の通信効率が劣化させることになり、対
局装置における復号データの品質が劣化することにな
る。したがって、常に誤り訂正能力を高くすると、高品
質な復号データが得られないという問題点があった。
【0004】また、通信回線の誤りの発生度合いに応じ
て誤り訂正能力を変更できるようにした場合において
も、誤り訂正能力を高くした部分のデータに関しては上
述したように復号データの品質が低下してしまうという
問題点がある。
【0005】さらに、通信回線の誤りの発生度合いに応
じて誤り訂正能力や符号化方法を変更できるようにする
ためには、自局装置と対局装置とにおいて同一かつ複数
の種類の誤り訂正符号化・復号化処理装置およびマルチ
メディアデータ符号化・復号化装置を持たなければなら
ず、通信方法を実現するための装置の構成が複雑化して
しまうという問題点があった。
【0006】本発明は前記のような問題点を解決するた
めになされたものであり、通信回線の誤り発生率が高い
場合においても、高品質な復号データを得ることができ
るマルチメディアデータ通信方法及びマルチメディアデ
ータ通信装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るマルチメ
ディアデータ通信方法は、画像、音声、またはデータの
少なくとも1つを含むマルチメディアデータを符号化し
て、単独で復号可能な第1のデータと、該第1のデータ
を用いて復号可能な第2のデータとを備えた符号化デー
タストリームを作成し、該符号化データストリームを任
意のビット長に分割し、該分割データに対してそれぞれ
誤り検出情報を求め、前記分割データと前記求めた誤り
検出情報とをパケット化し、前記パケットデータを多重
化し、該多重化したデータを通信回線を介して送信し、
該通信回線を介して前記多重化したデータを受信し、該
多重化データをパケットデータに分離し、該分離したパ
ケットデータを復号するマルチメディアデータ通信方法
であって、前記符号化データストリームを生成する際
に、前記通信回線の誤り発生率に応じて前記第1のデー
タの挿入間隔を調整するようにしたものである。
【0008】また、前記マルチメディアデータ通信方法
において、前記第1のデータとして、画像フレームをイ
ントラ符号化した画像符号化データを含み、前記第2の
データとして、フレーム間差分データを符号化した画像
符号化データを含むものである。また、前記マルチメデ
ィアデータ通信方法において、前記パケットデータに誤
りが検出された場合に、該誤りが検出されたパケットデ
ータの再送を行うとともに、前記通信回線の誤り発生率
に応じて前記符号化データストリームを作成する際の、
符号化率を調整するようにしたものである。
【0009】また、この発明に係るマルチメディアデー
タ通信方法は、画像、音声、またはデータの少なくとも
1つを含むマルチメディアデータを符号化して、符号化
データストリームを作成し、該符号化データストリーム
を任意のビット長に分割し、該分割データに対してそれ
ぞれ誤り検出情報を求め、前記分割データと前記求めた
誤り検出情報とをパケット化し、前記パケットデータを
多重化し、該多重化したデータを通信回線を介して送信
し、該通信回線を介して前記多重化したデータを受信
し、該多重化データをパケットデータに分離し、該分離
したパケットデータを復号するとともに、前記パケット
データに誤りが検出された場合に、該誤りが検出された
パケットデータの再送を行うマルチメディアデータ通信
方法であって、前記符号化データストリームを作成する
際の符号化率を、前記通信回線の誤り発生率に応じて調
整するようにしたものである。
【0010】また、この発明に係るマルチメディアデー
タ通信方法は、画像、音声、またはデータの少なくとも
1つを含むマルチメディアデータを符号化して、符号化
データストリームを作成し、該符号化データストリーム
を任意のビット長に分割し、該分割データに対してそれ
ぞれ誤り検出情報を求め、前記分割データと前記求めた
誤り検出情報とをパケット化し、前記パケットデータを
多重化し、該多重化したデータを通信回線を介して送信
し、該通信回線を介して前記多重化したデータを受信
し、該多重化データをパケットデータに分離し、該分離
したパケットデータを復号するとともに、前記パケット
データに誤りが検出された場合に、該誤りが検出された
パケットデータの再送を要求し、再送が要求されたパケ
ットデータの再送を行うマルチメディアデータ通信方法
であって、前記再送を要求されたパケットデータのデー
タ量を求め、該求めたデータ量に基づいて、前記符号化
データストリームを作成する際の符号化率を調整するよ
うにしたものである。
【0011】また、前記マルチメディアデータ通信方法
において、前記通信回線の誤り発生率に応じて、前記多
重化データのうちの前記復号の際に重要となるデータを
N回(Nは2以上の自然数)送信するようにしたもので
ある。
【0012】また、この発明に係るマルチメディアデー
タ通信方法は、画像、音声、またはデータの少なくとも
1つを含むマルチメディアデータを符号化して符号化デ
ータストリームを作成し、該符号化データストリームを
任意のビット長に分割し、該分割データに対してそれぞ
れ誤り検出情報を求め、前記分割データと前記求めた誤
り検出情報とをパケット化し、前記パケットデータを多
重化し、該多重化したデータを通信回線を介して送信
し、該通信回線を介して前記多重化したデータを受信
し、該多重化データをパケットデータに分離し、該分離
したパケットデータを復号するマルチメディアデータ通
信方法であって、前記符号化データストリームを作成し
た後、該符号化データストリーム中の符号化データにつ
いて、復号の際の重要度を解析し、該解析により重要で
あると解析された符号化データを、その重要度と前記通
信回線の誤り発生率とに応じて、N回(Nは2以上の自
然数)送信するようにしたものである。
【0013】また、前記マルチメディアデータ通信方法
において、前記多重化して送信した符号化データに対し
ての再送を要求する再送要求データを受信し、前記通信
回線の誤り発生率を、前記再送要求データを用いて求め
るようにしたものである。
【0014】また、この発明に係るマルチメディアデー
タ通信装置は、画像、音声、またはデータの少なくとも
いずれか1つを含むマルチメディアデータをそれぞれ符
号化し、単独で復号可能な第1のデータと、該第1のデ
ータを用いて復号可能な第2のデータとを備えた符号化
データストリームを作成する符号化手段と、該符号化手
段により符号化した各符号化データストリームをパケッ
ト化し、各パケットに対して誤り検出符号化を行なう誤
り検出符号化手段と、該誤り検出符号化手段により誤り
検出符号化して得られた各データを多重化して通信回線
を介して対局装置に送信する送信手段と、前記通信回線
を介して対局装置から送信されるデータを受信する受信
手段と、該受信手段により受信されたデータから前記通
信回線の誤り発生率を求め、前記符号化手段を制御し
て、前記符号化データストリームを作成する際の、前記
第1のデータの前記符号化データストリーム内における
挿入間隔を、前記誤り発生率に応じて調整する符号化部
制御手段とを備えるようにしたものである。
【0015】また、前記マルチメディアデータ通信装置
において、前記第1のデータとして、画像フレームをイ
ントラ符号化した画像符号化データを含み、前記第2の
データとして、フレーム間差分データを符号化した画像
符号化データを含むものである。
【0016】また、この発明に係るマルチメディアデー
タ通信装置は、画像、音声、またはデータの少なくとも
いずれか1つを含むマルチメディアデータをそれぞれ符
号化し符号化データストリームを作成する符号化手段
と、該符号化手段により符号化した各符号化データスト
リームをパケット化し、各パケットに対して誤り検出符
号化を行なう誤り検出符号化手段と、該誤り検出符号化
手段により誤り検出符号化して得られた各データを多重
化して通信回線を介して対局装置に送信する送信手段
と、前記通信回線を介して対局装置から送信されるデー
タを受信する受信手段と、該受信手段により受信された
データから前記通信回線の誤り発生率を求め、前記符号
化手段が作成する符号化データストリームの符号化率
を、前記通信回線の誤り発生率に応じて調整するととも
に、前記受信手段が受信したデータが送信データの再送
を要求する再送要求データである場合に、前記符号化手
段を制御して、前記符号化手段に符号化データストリー
ムを作成させる制御手段とを備えるようにしたものであ
る。
【0017】また、この発明に係るマルチメディアデー
タ通信装置は、画像、音声、またはデータの少なくとも
いずれか1つを含むマルチメディアデータをそれぞれ符
号化し符号化データストリームを作成する符号化手段
と、該符号化手段により符号化した各符号化データスト
リームをパケット化し、各パケットに対して誤り検出符
号化を行なう誤り検出符号化手段と、該誤り検出符号化
手段により誤り検出符号化して得られた各データを多重
化して通信回線を介して対局装置に送信する送信手段
と、前記通信回線を介して対局装置から送信される再送
要求データを受信する受信手段と、該受信手段により受
信された再送要求データに基づいて、再送するデータの
送信データ量を解析し、前記符号化手段が作成する符号
化データストリームの符号化率を、前記再送するデータ
の送信データ量に応じて調整するとともに、前記符号化
手段を制御して、前記符号化手段に符号化データストリ
ームを作成させる制御手段とを備えるようにしたもので
ある。
【0018】また、この発明に係るマルチメディアデー
タ通信装置は、画像、音声、またはデータの少なくとも
いずれか1つを含むマルチメディアデータをそれぞれ符
号化し符号化データストリームを作成する符号化手段
と、前記符号化データストリーム中の符号化データの復
号の際の重要度を解析するデータ解析手段と、前記符号
化手段により符号化した各符号化データストリームをパ
ケット化し、各パケットに対して誤り検出符号化を行な
う誤り検出符号化手段と、該誤り検出符号化手段により
誤り検出符号化して得られた各データを多重化して、通
信回線を介して対局装置に送信する送信手段と、前記通
信回線を介して対局装置から送信されるデータを受信す
る受信手段と、該受信手段により受信されたデータから
前記通信回線の誤り発生率を求め、前記データ解析手段
により復号の際の重要が高いと解析された符号化された
データを含むパケットデータを、該重要度と前記誤り発
生率とに基づき、前記送信手段によりN回(Nは2以上
の自然数)送信させる制御手段とを備えるようにしたも
のである。
【0019】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は、本発明
の実施の形態1に係るマルチメディアデータ通信装置の
構成を示すブロック図であり、画像入力部131は、ビ
デオカメラ、VTRなどの画像情報を入力する装置、音
声入力部132はマイク、ハンドセットなどの音声情報
を入力する装置、データ入力部133はハードディスク
やディジタルカメラなどテキストデータや静止画データ
などのデータを入力する装置である。マルチメディアデ
ータ通信装置の送信部100において、画像符号化部1
01は、画像入力部131から入力される画像情報を符
号化する。また同様に、音声符号化部102は音声入力
部132から入力される音声情報を、データ符号化部1
03ではデータ入力部133から入力されるデータをそ
れぞれ符号化する。送信部100内の送信パケット符号
化部104では、各符号化部101、102,103よ
り入力された符号化データにより構成される符号化デー
タストリームを符号化データごとに分割し、この分割デ
ータ毎に識別子を付加し、この分割データに識別子を付
加して得られる識別子付加データや、後述する再送制御
部115より入力される自局装置からの再送要求情報で
ある自局再送要求情報や対局装置150からの再送要求
を拒否するための対局再送要求拒否情報に対して、誤り
検出符号化を行ない、前記識別子付加データや前記自局
再送要求情報や前記対局再送拒否情報と、前記誤り検出
符号とをパケット化して各データごとにパケットデータ
を作成する。送信部100内の符号化部制御部105で
は、後述する受信データ解析部117から通知される誤
り発生率情報から符号化データストリーム中に符号化デ
ータ自身のみで復号可能な符号化データの挿入位置を算
出し、各符号化部101〜103の符号化を制御する。
この符号化データ自身のみで復号可能な符号化データと
は、例えば画像データをイントラ符号化したI(intra)
ピクチャ等を指す。送信部100内の多重部106で
は、送信パケット符号化部104から入力された各パケ
ットデータを多重化し、多重化データを作成する。ま
た、多重部106では、対局装置150から再送要求が
なされた時のために前記自局再送要求情報や前記対局再
送拒否情報を基に作成されたパケットデータを除くその
他の各パケットデータをそれぞれある一定の数だけ保存
し、再送制御部115から通知される対局再送情報に従
って、対局装置150より再送を要求されているパケッ
トデータをその他のパケットデータと共に多重化し、多
重化データを作成する。そしてこの多重化データを通信
回線インターフェース120に送る。
【0020】通信回線インタフェース120では、対局
装置150に多重化データを通信回線(図示せず)を介
して送信すると共に、対局装置150より送信されてき
た多重化データを受信する。
【0021】マルチメディアデータ通信装置の受信部1
10において、分離部116は、通信回線インタフェー
ス120を介して受信した多重化データを画像、音声、
データの各パケットデータに分離する。受信パケット復
号化部114では、分離部116より入力されたパケッ
トデータに対して誤り検出復号を行ない、誤り検出結果
およびパケットデータを受信データ解析部117に入力
する。受信データ解析部117では、誤り検出の結果か
ら通信回線の誤り発生率を求め、この誤り発生率を送信
部100の符号化部制御部105に誤り発生率情報とし
て通知すると共に、誤り検出結果が誤りが発生したこと
を示す時、誤りであるパケットデータの再送を要求する
ために自局再送要求情報を再送制御部115に入力す
る。一方、誤りでない時は受信したパケットデータより
誤り検出符号を除去し符号化データのみ取出し、対局装
置150からの再送要求情報か否かの解析を行ない、再
送要求であれば再送制御部115に再送情報を通知し、
再送要求でなければ画像符号化データを画像復号化部1
11に、音声符号化データを音声復号化部112に、符
号化してある他のデータをデータ復号化部113に、そ
れぞれ入力する。再送制御部115では、受信データ解
析部117より入力される対局装置150からの再送要
求情報を解析し、要求されているパケットデータが多重
部106に存在すれば多重部106に対局再送情報を通
知し、存在しなければ対局再送拒否情報を送信パケット
符号化部104に入力する。また、再送制御部115で
は、受信データ解析部117より入力される自局再送要
求情報を送信パケット符号化部104に入力する。画像
復号化部111、音声復号化部112、データ復号化部
113では、入力された符号化データを復号し、画像情
報をモニタ等の画像出力部141、音声情報をスピーカ
等の音声出力部142、データ情報をデータ出力部14
3に出力する。
【0022】対局装置150の内部の構成については、
送信部100、受信部110、及び通信回線インターフ
ェース120を備えた自局装置の構成と同様であるた
め、ここでは説明を省略する。なお、対局装置150
を、自局装置から送信される多重化データの再生だけ目
的とする装置とする場合には、必要に応じて自局装置の
各符号化部101〜103等を省略した構成の装置を用
いるようにしても良い。
【0023】続いて、本発明の実施の形態1に係るマル
チメディアデータ通信装置におけるマルチメディアデー
タ通信方法の処理の流れについて説明する。図2は本発
明の実施の形態1に係るマルチメディアデータ通信装置
におけるマルチメディアデータ送信方法を説明するため
の流れ図である。
【0024】図2のステップS201において、画像入
力部131より画像情報が画像符号化部101に入力さ
れ、符号化される。また、音声入力部132より音声情
報が音声符号化部102に、データ入力部133よりデ
ータがデータ符号化部103にそれぞれ入力され、符号
化される。この符号化は、符号化部制御部105により
制御される。画像符号化部101は、符号化により得ら
れる画像符号化データストリームを送信パケット符号化
部104に入力する。また同様に、音声符号化部102
は音声符号化データストリームを、データ符号化部10
3はデータ符号化データストリームを送信パケット符号
化部104に入力する。図2のステップS202におい
て、送信パケット符号化部104は入力された画像符号
化データを分割しステップS203において分割して得
られた画像分割データに対して識別子を付加し、この識
別子を付加して得られた画像識別子付加データに対して
ステップS204で誤り検出符号化を行ない、ステップ
S205で画像識別子付加データとステップS204で
得られた誤り検出符号をパケット化して画像パケットデ
ータとして多重部106に出力する。音声符号化データ
およびデータ符号化データに対しても同様に分割、識別
子の付加、誤り検出符号化を行なった後、パケット化を
行ない、音声パケットデータおよびデータパケットデー
タとして多重部106に出力する。
【0025】また、再送制御部115より入力されるデ
ータの再送を対局装置150に要求するための自局再送
要求情報と、対局再送要求拒否情報とに対しては、ステ
ップS204で誤り検出符号化を行ない、ステップS2
05でパケット化してそれぞれ自局再送要求パケットデ
ータ、対局再送要求拒否パケットデータとして多重部1
06に出力される。ステップS206において、多重部
106で送信パケット符号化部104から入力された各
パケットデータを多重化して多重化データを作成し、ス
テップS207で通信回線インタフェース120を介し
て対局装置150に多重化データを送信すると共に、対
局装置150から再送要求がなされた時のために自局再
送要求パケットデータや対局再送拒否パケットデータを
除くその他の各パケットデータをそれぞれある一定の数
だけ多重部106に保存する。
【0026】図3は本発明の実施の形態1に係るマルチ
メディアデータ通信装置におけるマルチメディアデータ
受信方法を説明するための流れ図である。マルチメディ
アデータ通信装置の受信部110では、ステップS31
1において対局装置150より送信されてきた多重化デ
ータを通信回線インタフェース120を介して受信す
る。ステップS312で、分離部116は受信した多重
化データを各パケットデータに分離し、分離した各パケ
ットデータを受信パケット復号化部114に入力する。
ステップS313において、受信パケット復号化部11
4は分離部116より入力されたパケットデータに対し
て誤り検出復号を行なう。図3のステップS313の誤
り復号の結果、パケットデータに誤りがなければ、「誤
りなし」とする誤り発生情報とパケットデータとを受信
データ解析部117に入力する。またパケットデータに
誤りがあれば、「誤りあり」とする誤り発生情報を受信
データ解析部117に入力し、受信データ解析部117
はステップS314で再送制御部115に誤りのあるパ
ケットデータの再送が必要であることを示す自局再送要
求情報を通知し、再送制御部115は自局再送要求情報
を送信パケット符号化部104に入力する。
【0027】図3のステップS313の誤り検出の結
果、受信したパケットデータに誤りがない時は、ステッ
プS315で受信データ解析部117により対局装置1
50からの再送要求情報か否かを解析する。この解析の
結果、受信データが対局装置150からの再送要求情報
である時は、受信した対局装置150からの再送要求情
報を再送制御部115に入力する。ステップS316に
おいて、再送制御部115は再送要求情報が入力される
と、要求されているパケットデータが多重部106に存
在すれば再送処理を行ない、存在しなければ対局再送拒
否情報を送信パケット符号化部104に入力する。
【0028】一方、受信データ解析部117によるステ
ップS315の解析の結果、パケットデータ内の符号化
データが対局装置150からの再送要求情報でなけれ
ば、ステップS317で識別子のチェックを行なう。識
別子のチェックの結果、誤りがなければ、パケットデー
タより誤り検出符号および識別子を除去し、得られた符
号化データをそれぞれの対応した復号化部に入力する。
【0029】また識別子のチェックの結果、誤りがあれ
ば、ステップS314で再送制御部115に誤りのある
データを含むパケットデータの再送を要求する自局再送
要求情報を送信し、再送制御部115はこの自局再送要
求情報を送信パケット符号化部104に入力する。
【0030】受信データ解析部117では、ステップS
318で受信パケット復号化部114より入力される誤
り発生情報から通信回線の誤り発生率を求め、ステップ
S319で送信部100の符号化部制御部105に誤り
発生率情報として通知する。画像復号化部111、音声
復号化部112、及びデータ復号化部113では、ステ
ップS320で入力された符号化データをそれぞれ復号
し、画像情報を画像出力部141、音声情報を音声出力
部142、データ情報をデータ出力部143に出力す
る。
【0031】本実施の形態1においては、符号化部制御
部105が、図3において示したステップS319で通
知される誤り発生率情報を元に、符号化データストリー
ム中に符号化データ自身のみで復号可能な符号化データ
の挿入位置を求め、各符号化処理部101、102、1
03に対して、この符号化データ自身のみで復号可能な
符号化データの挿入位置を変更するように符号化を行う
ように符号化の制御を行なう。
【0032】図4は本発明の実施の形態1に係るマルチ
メディアデータ通信装置における、符号化制御部105
による画像符号化部の制御方法を説明するための、送信
及び受信される画像データの構成を示す図であり、図4
(a),図4(c)において画像の各フレームを太い黒
線で示している。また、図4(b)において各フレーム
を符号化して得られた各符号化データを四角形として示
している。以下、図4を用いて具体的に画像符号化部の
制御方法について説明する。
【0033】ここでは、例として、画像データについ
て、その画像符号化方法がITU−TH.263である
場合について考える。H.263は、フレーム間差分デ
ータを符号化する方法で、所定のフレーム数だけ間隔を
隔てて位置するフレームを、符号化データ自身のみで復
号可能な符号化データとして符号化、いわゆるイントラ
符号化し、これらのフレーム間のフレームについては、
前、または後ろのフレームとの間の差分データを符号化
することで画像データを符号化する。したがって、各フ
レームを復号するためには復号するフレームの前または
後のフレームデータが必要になる。図4(a)に示すよう
に画像入力部131より1秒間に15フレームの画像デ
ータが入力され、図4(b)に示すように符号化された
画像符号化ストリームが得られるものとする。画像符号
化レートを32kbpsとすると、15フレームを符号
化したときは、フレームあたり約2000bitの符号
化データ量となる。
【0034】ここで、受信データ解析部117より通知
される誤り発生率が30000bitに1bitの割合
であったとき、図4(b)のいずれかの符号化データに
誤りが乗っていることになる。例えば図4(a)のフレ
ーム401を符号化した図4(b)の画像符号化データ
411に誤りが乗っていたとすると、図4(b)の画像
符号化データ411を復号した結果である図4(c)の
フレーム421が正常に復号できなくなり、フレーム4
21以降の、差分データを符号化したフレーム422、
423などにも誤りが伝播し画質が劣化することにな
る。この誤りの伝播は、フレーム421以降に最初に現
れるイントラ符号化した画像符号化データまで続くこと
となる。しかしながら、本実施の形態1においては、符
号化部制御部105が受信データ解析部117より通知
される誤り発生率に基づいて画像符号化部101の符号
化を制御して、符号化ストリームのデータ量が3000
0bitをこえる位置に配置されると予想されるフレー
ムを、符号化した符号化データだけで復号可能となるよ
うにイントラ符号化して、符号化ストリーム中に挿入す
ることで誤りの伝播を防ぎ画質の劣化を防止する。例え
ば、図4(a)における左端から16枚目のフレーム4
04をイントラ符号化するといったように、トータルの
符号化データ量が約30000bitになる15フレー
ムおきにイントラ符号化した画像符号化データを挿入し
画像符号化ストリームを作成することになる。
【0035】同様に、通信中に受信データ解析部117
より通知される通信回線の誤り発生率が10000bi
tに1bitの割合に変化した場合、トータルの符号化
データ量が約10000bitになる5フレームおきに
イントラ符号化した画像符号化データを挿入するように
符号化部制御部105が画像符号化部101を制御す
る。すなわち、通信回線の誤り発生率の上昇に伴ってイ
ントラ符号化するフレームの頻度を高くしてやること
で、誤りの伝播を防ぎ画質の劣化を防止する。
【0036】このとき、イントラ符号化した画像符号化
データの挿入頻度を高くすると、データ量が増大するた
め、符号化の際に、画質を落としてデータ量を減らして
やる必要があるが、本実施の形態1においては、通信回
線の誤り発生率が高い場合においてのみイントラ符号化
した画像符号化データの挿入頻度を高くするため、常に
画質を落とす必要がなく、画質の低下を必要最低限に抑
えることができる。なお、ここでは、画像データについ
て説明したが、音声データやデータ等についても同様の
符号化の制御が符号化制御部105により行われる。
【0037】このように本実施の形態1においては、受
信パケット復号化部114により得られる誤り検出結果
から受信データ解析部117で通信回線の誤り発生率を
求め、符号化部制御部105により、通信回線の誤り発
生率の変動に応じて、符号化データストリーム中に符号
化データ自身のみで復号可能な符号化データの最適な挿
入位置を求め、この挿入位置に符号化データ自身のみで
復号可能な符号化データの挿入位置を変更するよう、各
符号化処理部101、102、103を制御するため、
復号データの品質を極端に落とすことなく符号化データ
を送信することができ、通信回線の誤り発生率が高い場
合においても、対局装置においてより高品質な復号デー
タを得ることができる効果がある。
【0038】なお、本実施の形態1においては、画像符
号化方法がITU−T H.263である場合について
説明したが、本発明は、画像符号化方法が差分データの
符号化を行う符号化方法であれば、例えばMPEG1、
MPEG2、MPEG4、ITU−T H.261、W
avelet変換などその他の方法であっても、前記実
施の形態1と同様の効果を奏する。
【0039】また、本発明においては、画像符号化レー
ト、1秒間に入力されるフレームの枚数、イントラ符号
化されるフレームの位置は前記実施の形態1に記載され
る数に限られるものではない。また、本実施の形態1に
おいては、音声符号化部102の入力を音声情報として
いるが、音声に限るものではなくオーディオであっても
良い。
【0040】また、画像符号化データまたは音声符号化
データまたはデータ符号化データが存在しなければ、こ
の存在しないデータに関しては、パケットデータを作成
せずに多重化を行なっても良い。
【0041】さらに、本実施の形態1においては誤りが
発生した場合でも、誤りの伝播を防ぎ画質の劣化を防止
することが可能であるため、再送要求を必ずしも行なわ
ないようにしてもよく、このような場合においては装置
を簡略化することができる。また、本実施の形態1にお
いては、誤り発生率を誤り検出復号の結果を用いて算出
していたが、対局装置からの再送要求情報を利用して算
出してもよい。
【0042】(実施の形態2)図12は、本発明の実施
の形態2に係るマルチメディアデータ通信装置の構成を
示すブロック図であり、図において、図1と同一符号は
同一または相当する部分を示しており、符号化部制御部
105aは、受信データ解析部117から得られる通信
回線の誤り発生率に基づいて再送が必要となるデータ量
を、内部の送信データ量解析部5050により予測し、
この予測したデータ量に基づいて、各符号化部101〜
103の符号化を制御して、各符号化データの符号化率
の変更を行う。
【0043】以下、本発明の実施の形態2に係るマルチ
メディアデータ通信装置のマルチメディアデータ通信方
法について説明する。本実施の形態2に係るマルチメデ
ィアデータ通信方法は、前記実施の形態1において説明
したマルチメディアデータ通信方法において、各符号化
データを作成する際に、通信回線の誤り発生率に応じて
符号化率を変更するようにしたものであり、符号化の制
御以外の処理については、前期実施の形態1と同様であ
るので、ここでは説明を省略する。
【0044】本実施の形態2において、符号化部制御部
105aには、前記実施の形態1において図3のステッ
プS319で説明した誤り発生率情報が符号化部制御部
105aに入力される。符号化部制御部105aは、内
部の送信データ量解析部5050によりこの誤り発生率
情報に基づいて、再送が必要になると考えられるデータ
量を予測する。通常、データの再送が発生した場合に
は、再送するデータ量だけ、送信部100から送信する
データ量が増加してしまうため、符号化部制御部105
aは、この再送が予測されたデータ量だけ、各符号化デ
ータのデータ量を減らすように、各符号化部101〜1
03の符号化率を変更する。即ち、符号化の結果得られ
る符号化データ量が小さくなるように、符号化率を変更
する。
【0045】以下、符号化の制御方法に関して、具体的
に画像符号化部101の制御方法を例として以下に説明
する。例えば、通信レートが64kbpsで10msで
送信可能なパケットデータを作成するとした時、10m
sで送信可能なバケット長は80Byte、即ち640
bitとなる。
【0046】また、画像符号化レートを32kbps、
画像入力部131より1秒間15フレームの画像データ
が入力されるとした時、1フレーム分の画像符号化デー
タ長は約2000bitとなる。したがって、1フレー
ム分の画像符号化データは3分割して対局装置に送信さ
れることになる。
【0047】ここで、受信データ解析部117より通知
される誤り発生率が1000bitに1bitであった
とすると、3分の1の画像パケットデータが再送になる
可能性が高い。このとき、符号化部制御部105aは、
送信データ量解析部5050により再送が予測されるデ
ータ量、ここでは通常送信される画像パケットデータの
うちの、3分の1の画像パケットデータのデータ量を算
出し、この算出した値に基づいて、画像符号化レートを
調整して、符号化の結果得られるデータのデータ量が例
えば3分の2になるように画像符号化部101による符
号化を制御する。この結果、データの再送が必要となっ
た場合においても、再送データと、データ量を3分の2
にした画像データとを合わせたデータ量が、データ量を
変更する前の画像データのデータ量と同じとなる。
【0048】なお、本実施の形態2においては、画像デ
ータについて説明したが、音声データやデータ等につい
ても同様の符号化の制御が符号化制御部105aにより
行われる。
【0049】このようにして、誤り発生率の変動に応じ
て各符号化部101〜103から出力される符号化デー
タ量を変動させるように制御することで、再送データが
加わることにより本来伝送すべき符号化データの通信レ
ートが変化しても符号化されたすべての符号化データを
送信することができるために、対局装置150において
滑らかに復号することが可能となるように符号化データ
を送信することが可能となり、対局装置においてより高
品質な復号データを得ることができる効果がある。
【0050】なお、本発明においては、通信レート、画
像符号化レート、1秒間に入力されるフレームの枚数は
前記実施の形態2に記載される数に限られるものではな
い。また、本実施の形態2においては、誤り発生率を誤
り検出復号の結果を用いて算出していたが、対局装置か
らの再送要求情報を利用して算出してもよい。
【0051】(実施の形態3)図5は、本発明の実施の
形態3に係るマルチメディアデータ通信装置の構成を示
すブロック図であり、図において、図1と同一符号は同
一または相当する部分を示している。
【0052】本実施の形態3に係るマルチメディア通信
装置は、再送制御部511と符号化部制御部105bと
の間で再送データ情報の送信および受信が可能になって
いる点および符号化部制御部105bが内部に送信デー
タ量解析部5051を有する点が前記実施の形態1のマ
ルチメディア通信装置と異なっている。
【0053】以下、本発明の実施の形態3に係るマルチ
メディアデータ通信装置の構成について、図5に基づい
て説明する。なお、本発明の実施の形態1に係るマルチ
メディアデータ通信装置と同一ブロックについての説明
は省略する。
【0054】本実施の形態3において、再送制御部51
1は受信データ解析部117からの情報に従って自局再
送要求情報や対局再送拒否情報や対局装置より要求され
たパケットデータのうち対局装置に送信するデータを選
定するが、この時、再送するデータのデータ量などの再
送データ情報を符号化部制御部105bに通知する。符
号化部制御部105b内のブロック送信データ量解析部
5051では、再送制御部511から送られる再送デー
タ情報から、送信するデータ量を解析する。符号化部制
御部105bでは、この送信するデータ量の解析結果お
よび受信データ解析部117から通知される誤り発生率
情報を元に符号化データの符号量を調整するように各符
号化部101〜103の制御を行なう。
【0055】図6は本発明の実施の形態3に係るマルチ
メディアデータ通信方法におけるマルチメディアデータ
受信方法の処理の流れ図であり、図において、図3と同
一符号は同一または相当するステップを示している。本
実施の形態3におけるマルチメディアデータ受信方法
は、前記実施の形態1において説明したマルチメディア
受信方法において、対局装置150に再送するデータの
情報に基づいて各符号化部101〜103による符号化
レートを調整するようにしたものである。
【0056】以下、本発明の実施の形態3に係るマルチ
メディアデータ通信装置におけるマルチメディアデータ
通信方法の処理の流れについて図6を用いて説明する。
なお、前記実施の形態1と同一または相当する処理につ
いての説明は省略する。
【0057】マルチメディアデータ通信装置の送信部1
00の処理の流れは、前記実施の形態1において図2に
示すマルチメディアデータ通信方法の処理の流れと同一
である。
【0058】また、マルチメディア通信装置の受信部1
10における、図6に示した通信回線インターフェース
120による受信処理ステップS311から再送制御部
511による自局再送要求情報の通知処理ステップS3
14までは本発明の実施の形態1と同一の処理である。
【0059】ここで、図6のステップS314とステッ
プS318との間に、ステップS611として、送信パ
ケット符号化部104に入力した自局再送要求情報に関
して、その再送が要求されているデータについてのデー
タ量などの再送データ情報を、再送制御部511が符号
化部制御部105に通知する処理を有している。
【0060】また、ステップS315による解析の結
果、受信データが対局装置150からの再送要求情報で
ある時は、受信した再送要求情報を再送制御部511に
入力する。再送制御部511は再送要求情報が入力され
ると、ステップS316において、要求されているパケ
ットデータが多重部106に存在すれば再送処理を行な
い、存在しなければ対局再送拒否情報を送信パケット符
号化部104に入力する。この後、ステップS612と
して、対局装置150に対して再送するデータ、即ち、
再送が要求されているパケットデータ及び対局再送拒否
情報等、に関するデータのデータ長などの再送データ情
報を符号化部制御部105に通知する。
【0061】本実施の形態3においては、符号化部制御
部105bが、ステップS611およびステップS61
2で通知される再送データ情報を元に、符号化データの
符号量を調整するように各符号化部101〜103の符
号化レートの制御を行なう。この符号化の制御方法に関
して、具体的に画像符号化部の制御方法を例として以下
に説明する。
【0062】ステップS611およびステップS612
で通知される再送データ情報が符号化部制御部105b
に入力されると、送信データ量解析部5051がこの再
送データ情報から再送される画像の符号化データ量を算
出する。この算出した符号化データ量が仮に通常1秒間
に送信される画像符号化データ量の3分の1であったと
すると、符号化部制御部105bはこの送信データ量解
析部5051により算出された再送が必要なデータ量に
基づいて、画像符号化レートを調整して、符号化の結果
得られるデータのデータ量が例えば3分の2になるよう
に画像符号化部101による符号化を制御する。この結
果、再送データと、データ量を3分の2にした画像デー
タとを合わせたデータ量が、データ量を変更する前の画
像データのデータ量と同じとなる。なお、ここでは、画
像データについて説明したが、音声データやデータ等に
ついても同様の符号化の制御が符号化制御部105bに
より行われる。
【0063】このようにして、再送データ情報から送信
データ量解析部5051により再送データ量を算出し、
再送データ量の変動に応じて各符号化部101〜103
から出力される符号化データ量を変動させるように制御
することで、再送データが加わることにより本来伝送す
べき符号化データの通信レートが変化しても符号化され
たすべての符号化データを送信することができるため
に、対局装置150において滑らかに復号することが可
能となるように符号化データを送信することが可能とな
り、対局装置においてより高品質な復号データを得るこ
とができる効果がある。
【0064】なお、本発明においては、通信レート、画
像符号化レート、1秒間に入力されるフレームの枚数は
前記実施の形態3に記載される数に限られるものではな
い。また、本実施の形態3においては、誤り発生率を誤
り検出復号の結果を用いて算出していたが、対局装置か
らの再送要求情報を利用して算出してもよい。
【0065】(実施の形態4)図7は、本発明の実施の
形態4に係るマルチメディアデータ通信装置の構成を示
すブロック図であり、図において図1と同一符号は同一
または相当する部分を示している。本実施の形態4に係
るマルチメディアデータ通信装置の構成は、前記実施の
形態1において説明したマルチメディアデータ通信装置
において、符号部制御部を省略し、通信回線の誤り発生
率に応じた符号化の制御を省略するとともに、受信デー
タ解析部117が多重部106へ誤り発生率情報を入力
するようにし、さらに、各符号化部101〜103と、
送信パケット符号化部104との間に、送信データ解析
部701を設けるようにしたものである。
【0066】以下、本実施の形態4に係るマルチメディ
アデータ通信装置の構成について図7を用いて説明す
る。なお、図1と同一ブロックについての説明はここで
は省略する。送信データ解析部701では、各符号化デ
ータを復号する時に重要となるデータ部分を抽出し、こ
の重要データ部分位置を指定するための符号化データ内
における開始位置と終了位置とを重要データ情報として
送信パケット符号化部104に通知する処理を行なう。
【0067】図8は本発明の実施の形態4に係るマルチ
メディアデータ通信方法における送信方法を説明するた
めの流れ図であり、図8において図2と同一の符号を付
した処理ステップは、図2と同一または相当する処理ス
テップを示している。
【0068】本実施の形態4に係るマルチメディアデー
タ通信方法は、前記実施の形態1に係るマルチメディア
データ通信方法において、送信処理に関しては各符号化
データから、復号する時に重要となるデータ部分を抽出
し、この重要データ部分に関する重要データ情報を作成
し、この重要データ情報を元に多重化を制御する処理を
加えるようにしたものである。
【0069】以下、本発明の実施の形態4に係るマルチ
メディアデータ通信装置におけるマルチメディアデータ
通信方法について説明する。ここでは、まず、マルチメ
ディアデータを送信する場合について説明する。なお、
前記実施の形態1において説明したマルチメディアデー
タ通信方法と同一の処理についての詳細な説明は省略す
る。
【0070】図8に示すように、マルチメディアデータ
通信装置の送信部100において、ステップS201で
画像入力部131より画像情報が画像符号化部101、
音声入力部132より音声情報が音声符号化部102
に、データ入力部133よりデータがデータ符号化部1
03に、それぞれ入力され、符号化され、送信データ解
析部701に入力される。ステップS801において、
送信データ解析部701は各符号化データに対して符号
化データを復号する時に重要となるデータ部分を抽出
し、ステップS802において前記重要データ部分の符
号化データにおける開始位置と終了位置とを重要データ
情報として送信パケット符号化部104に通知する。送
信パケット符号化部104では、ステップS202で入
力された符号化データを前記重要データ情報を元に分割
し、ステップS203で識別子の付加を行なう。次に送
信データ解析部701からの重要データ情報を利用し
て、ステップS803で識別子を付加して得られた識別
子付加データが重要か否かを判定し、もし重要であると
きはステップS804においてこの識別子付加データの
識別子を記憶保持する。重要でないときは次のステップ
S204に進む。この判定を行なった後、ステップS2
04で誤り検出符号化を行い、さらに、ステップS20
5でパケット化を行ない、得られたデータをパケットデ
ータとして多重部106に出力する。また、再送制御部
115より入力される自局再送要求情報と対局再送要求
拒否情報とに対しては、ステップS204で誤り検出符
号化した後、ステップS205でパケット化して、それ
ぞれ自局再送要求パケットデータ、対局再送要求拒否パ
ケットデータとして多重部106に出力される。多重部
106では、送信データ解析部701からの重要データ
情報と受信部110の受信データ解析部117からの誤
り発生率情報を元にステップS805で多重化を行な
う。
【0071】図9は図8におけるステップS805の多
重処理内の処理の流れ図であり、ステップS805にお
いて、多重部106は、ステップS901で送信データ
解析部701から通知される重要データ情報を解析す
る。ステップS901の解析の結果、送信パケット符号
化部104から入力されたパケットデータが重要なとき
は、ステップS902で受信データ解析部117から通
知される通信回線の誤り発生率情報を解析し、この解析
の結果誤り発生率が大きければ、ステップS903でこ
のパケットデータをN個(Nは2以上の自然数)多重す
るように多重部106を制御し、入力されたほかのパケ
ットデータと共に多重化データを作成する。この多重す
る数Nは、誤り発生率や重要度が大きいほど値が大きく
なるように設定しても良い。また、ステップS901の
解析の結果、前記パケットデータが重要でないとき、及
びパケットデータは重要であるが、ステップS902の
解析の結果、通信回線の誤り発生率が小さいときは、ス
テップS904でこのパケットデータ1個多重するよう
に多重部106を制御し、入力されたほかのパケットデ
ータと共に多重化データを作成する。
【0072】多重化データを作成後、ステップS207
で通信回線インタフェース120を介して対局装置15
0に多重化データを送信すると共に、対局装置150か
ら再送要求がなされた時のために上述した自局再送要求
パケットデータや対局再送拒否パケットデータを除くそ
の他の各パケットデータをそれぞれある一定の数だけ多
重部106に保存する。
【0073】図10は、本発明の実施の形態4に係るマ
ルチメディアデータ通信方法における受信方法の再送処
理内の処理を示す流れ図であり、この再送処理ステップ
S316aは、前記実施の形態1において図3に示した
受信方法における再送処理ステップS316の代わりに
実行される処理である。
【0074】本実施の形態4に係るマルチメディアデー
タ通信方法は、前記実施の形態1に係るマルチメディア
データ通信方法において、受信処理に関しては、対局装
置へのパケットデータの再送方法が異なるようにしたも
のである。
【0075】以下、本発明の実施の形態4に係るマルチ
メディアデータ通信装置におけるマルチメディアデータ
通信方法について、マルチメディアデータを送信する場
合について説明する。なお、再送処理ステップS316
a以外の処理については、前記実施の形態1において図
3を用いて説明したマルチメディアデータ通信方法と同
一または相当する処理が行われるため、ここでは説明は
省略する。
【0076】上述した図3のステップS315に示すよ
うに、受信部110が受信した受信データが対局装置1
50からの再送要求情報であると判定された時は、図1
0に示すステップS1001により受信した再送要求情
報を解析し、上述した図8のステップS804で記憶保
持された識別子情報を比較して自局装置の送信部100
の送信データ解析部701において復号の際に重要であ
ると判定されたパケットデータであるか否かを判定す
る。この判定の結果、重要であるパケットデータの再送
を要求されているときは、ステップS1002により要
求されているパケットデータの多重化された個数(N
個)と、この要求されているパケットデータの再送要求
回数との比較を行なう。この再送要求回数は再送制御部
115内に含まれる再送要求回数カウンタでカウントさ
れる。この比較の結果、再送要求回数より多重された個
数が小さいときは、ステップS1003により要求され
ているパケットデータの再送要求回数カウンタを1イン
クリメントする。また、比較の結果、再送要求回数と多
重された個数とが等しいときは、図10のステップS1
004において再送要求されているパケットデータの再
送要求カウンタを1に初期化すると共に再送要求されて
いるパケットデータが多重部106に存在すれば再送処
理を行ない、存在しなければ対局再送拒否情報を送信パ
ケット符号化部104に入力する。
【0077】また図10のステップS1001の判定の
結果、重要でないパケットデータを要求されているとき
は、前記要求されているパケットデータが多重部106
に存在すれば再送処理を行ない、存在しなければ対局再
送拒否情報を送信パケット符号化部104に入力する。
【0078】図11は、本実施の形態4に係るマルチメ
ディアデータ符号化装置を説明するための画像符号化デ
ータ(図11(a))、画像識別子付加データ(図11
(b))、画像パケットデータ(図11(c))、誤り
発生率が高い場合の多重データ(図11(d))、及び
誤り発生率が小さい時の多重データ(図11(e))の
構造を示す図である。以下、本実施の形態4における、
送信データ解析部701の動作、送信データ解析部70
1から通知される重要データ情報を元に行なわれる多重
部106による多重制御について画像データを例として
図11を用いて具体的に説明する。ここでは例えば画像
符号化方法をITU−T H.263、多重分離方法I
TU−T H.223とする。
【0079】画像符号化データの構成は図11(a)に
示すようにヘッダ情報1101、動きベクトル情報11
02、その他の情報1103の繰り返しとなっている。
この符号化方法では、ヘッダ情報と動きベクトル情報が
あれば、画質は少々劣化するが復号が可能となる。送信
データ解析部701では、図11(a)に示すようにヘ
ッダ情報1101や動きベクトル情報1102などの復
号に重要な情報を抽出し(ステップS801)、抽出デ
ータの画像符号化データ内での開始位置と終了位置を重
要データ情報として送信パケット符号化部104に出力
する(ステップS802)。送信データ解析部701か
ら通知される重要データ情報に基づいて、ヘッダ情報1
101や動きベクトル情報1102等の重要情報部分に
ついては、ヘッダ情報のみ、あるいは動きベクトル情報
のみからなる部分に分割し、この重要情報部分を除く部
分については、その他の情報部分として分割する(ステ
ップS202)。次の処理として、これらの各分割デー
タに識別子を付加するが、図11(b)に示すように、
H.223では各符号化データ毎に分割された順番を示
すシーケンス番号を付加する(ステップS203)。こ
の識別子付加処理の後、送信データ解析部701から通
知される重要データ情報をもとに、識別子を付加した識
別子付加データが重要か否かを判定し(ステップS80
3)、もし図11(b)に示すヘッダ識別子付加データ
1111、動きベクトル識別子付加データ1112のよ
うな重要であるデータであると判定されたときは、ステ
ップS804において、そのデータの種類とシーケンス
番号とを記憶保持する。この識別子付加処理の後、各識
別子付加データに対して誤り検出符号化(ステップS2
04)を行ない、図11(c)に示すようにパケットデ
ータを作成する(ステップS205)。音声符号化デー
タおよびデータ符号化データに関しても画像符号化デー
タと同様の処理を施し、パケットデータを作成する。パ
ケットデータ作成後、前記重要データ情報、及び受信部
110の受信データ解析部117からの誤り発生率情報
を元に多重を行なう(ステップS805)。このとき、
パケットデータ内の符号化データが重要でありかつ通信
回線の誤り発生率が大きいときは(ステップS901、
S902)、図11(d)に示すようにヘッダパケット
データ1121、動きベクトルパケットデータ1122
をそれぞれ、N個、ここでは2個多重する(ステップS
903)。また、パケットデータ内の符号化データが重
要であるが誤り発生率が小さいとき(ステップS90
1、S902)、または重要でないとき(ステップS9
01)は、図11(e)に示すように各パケットデータ
を1個多重する(図9のステップS904)。
【0080】以上のような動作により、誤り発生率の変
動と符号化データの復号時の重要性とに応じて、復号に
重要な情報をN個(Nは2以上の自然数)送信するよう
に多重部の制御を行なうことで、復号に重要なデータを
確実に送信でき、再送を行なわなくても、対局装置15
0において復号効率を極端に落とすことなく復号するこ
とが可能となるように符号化データを送信することが可
能となる。
【0081】なお、本実施の形態4においては、復号に
重要なデータを複数個送信することになるが、通常は、
復号に重要なデータはその他のデータに比べてデータ量
が小さいために複数個多重して送信しても、通信効率を
極端に落とすことはない。
【0082】なお、本実施の形態4においては、誤り発
生率と符号化データの重要度に基づいて復号に重要な情
報はN個(Nは2以上の自然数)送信するようにした
が、本発明においては、予め、復号に重要な情報はN個
(Nは2以上の自然数)送信しておき、誤り発生率に応
じて、その多重化数を増加させてもよい。
【0083】また、画像符号化方法は前記方法に限るも
のではなく、MPEG1、MPEG2、MPEG4、I
TU−T H.261、Wavelet変換などその他
の方法であってもよい。
【0084】また、本実施の形態4において説明した画
像パケットデータの構成は一例であり、本発明において
は、画像パケットデータの構成は、前記構成に限るもの
ではなく、その他の構成であってもよい。
【0085】また、本実施の形態4においては、復号に
重要なデータとしてヘッダ情報や動きベクトル情報を例
として説明したが、本発明においては、復号に重要なデ
ータをヘッダ情報や動きベクトル情報に限るものではな
く他のデータであってもよい。
【0086】なお、本実施の形態4においては、重要デ
ータ情報として、復号に重要なデータ部分の、符号化デ
ータ内における開始位置と終了位置との位置情報を用い
るようにしたが、本発明においては、符号化データ内の
重要データ部分を特定できる情報であれば、重要データ
の開始位置とデータ長など他の構成であってもよい。ま
た、本発明においては、復号に重要な情報以外でも再送
要求を行なってもよい。
【0087】なお、本実施の形態4においては、画像符
号化方法がITU−T H.263である場合について
説明したが、本発明は、画像符号化方法が差分データの
符号化を行う符号化方法であれば、例えばMPEG1、
MPEG2、MPEG4、ITU−T H.261、W
avelet変換などその他の方法であっても、前記実
施の形態1と同様の効果を奏する。
【0088】また、本発明においては、画像符号化レー
ト、1秒間に入力されるフレームの枚数、イントラ符号
化されるフレームの位置は前記実施の形態4に記載され
る数に限られるものではない。
【0089】また、本実施の形態4においては、音声符
号化部の入力を音声情報としているが、音声に限るもの
ではなくオーディオであっても良い。
【0090】また、本発明においては、画像符号化デー
タまたは音声符号化データまたはデータ符号化データが
存在しなければ、この存在しないデータに関しては、パ
ケットデータを作成せずに多重化を行なっても良い。
【0091】さらに、本実施の形態4においては誤りが
発生して再送要求があった場合においても、必ずしも再
送を行なわないようにしてもよく、このような場合にお
いては装置を簡略化することができる。
【0092】また、本実施の形態4においては、誤り発
生率を誤り検出復号の結果を用いて算出していたが、対
局装置からの再送要求情報を利用して算出してもよい。
【0093】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、画
像、音声、またはデータの少なくとも1つを含むマルチ
メディアデータを符号化して、単独で復号可能な第1の
データと、該第1のデータを用いて復号可能な第2のデ
ータとを備えた符号化データストリームを作成し、該符
号化データストリームを任意のビット長に分割し、該分
割データに対してそれぞれ誤り検出情報を求め、前記分
割データと前記求めた誤り検出情報とをパケット化し、
前記パケットデータを多重化し、該多重化したデータを
通信回線を介して送信し、該通信回線を介して前記多重
化したデータを受信し、該多重化データをパケットデー
タに分離し、該分離したパケットデータを復号するマル
チメディアデータ通信方法であって、前記符号化データ
ストリームを生成する際に、前記通信回線の誤り発生率
に応じて前記第1のデータの挿入間隔を調整するように
したから、復号データの品質を極端に落とすことなく符
号化データを送信することができ、高品質な復号データ
を得ることができる効果がある。
【0094】また、この発明によれば、前記マルチメデ
ィアデータ通信方法において、前記第1のデータとし
て、画像フレームをイントラ符号化した画像符号化デー
タを含み、前記第2のデータとして、フレーム間差分デ
ータを符号化した画像符号化データを含むようにしたか
ら、高品質な復号データを得ることができる効果があ
る。
【0095】また、この発明によれば、前記マルチメデ
ィアデータ通信方法において、前記パケットデータに誤
りが検出された場合に、該誤りが検出されたパケットデ
ータの再送を行うとともに、前記通信回線の誤り発生率
に応じて前記符号化データストリームを作成する際の、
符号化率を調整するようにしたから、再送データが加わ
ることにより本来伝送すべき符号化データの通信レート
が変化しても符号化されたすべての符号化データを送信
することができ、高品質な復号データを得ることができ
る効果がある。
【0096】また、この発明によれば、この発明に係る
マルチメディアデータ通信方法は、画像、音声、または
データの少なくとも1つを含むマルチメディアデータを
符号化して、符号化データストリームを作成し、該符号
化データストリームを任意のビット長に分割し、該分割
データに対してそれぞれ誤り検出情報を求め、前記分割
データと前記求めた誤り検出情報とをパケット化し、前
記パケットデータを多重化し、該多重化したデータを通
信回線を介して送信し、該通信回線を介して前記多重化
したデータを受信し、該多重化データをパケットデータ
に分離し、該分離したパケットデータを復号するととも
に、前記パケットデータに誤りが検出された場合に、該
誤りが検出されたパケットデータの再送を行うマルチメ
ディアデータ通信方法であって、前記符号化データスト
リームを作成する際の符号化率を、前記通信回線の誤り
発生率に応じて調整するようにしたから、再送データが
加わることにより本来伝送すべき符号化データの通信レ
ートが変化しても符号化されたすべての符号化データを
送信することができ、高品質な復号データを得ることが
できる効果がある。
【0097】また、この発明によれば、この発明に係る
マルチメディアデータ通信方法は、画像、音声、または
データの少なくとも1つを含むマルチメディアデータを
符号化して、符号化データストリームを作成し、該符号
化データストリームを任意のビット長に分割し、該分割
データに対してそれぞれ誤り検出情報を求め、前記分割
データと前記求めた誤り検出情報とをパケット化し、前
記パケットデータを多重化し、該多重化したデータを通
信回線を介して送信し、該通信回線を介して前記多重化
したデータを受信し、該多重化データをパケットデータ
に分離し、該分離したパケットデータを復号するととも
に、前記パケットデータに誤りが検出された場合に、該
誤りが検出されたパケットデータの再送を要求し、再送
が要求されたパケットデータの再送を行うマルチメディ
アデータ通信方法であって、前記再送を要求されたパケ
ットデータのデータ量を求め、該求めたデータ量に基づ
いて、前記符号化データストリームを作成する際の符号
化率を調整するようにしたから、再送データが加わるこ
とにより本来伝送すべき符号化データの通信レートが変
化しても符号化されたすべての符号化データを送信する
ことができ、高品質な復号データを得ることができる効
果がある。
【0098】また、この発明によれば、前記マルチメデ
ィアデータ通信方法において、前記通信回線の誤り発生
率に応じて、前記多重化データのうちの前記復号の際に
重要となるデータをN回(Nは2以上の自然数)送信す
るようにしたから、復号に重要なデータを確実に送信で
き、対局装置において復号効率を極端に落とすことなく
復号することが可能となり、高品質な復号データを得る
ことができる効果がある。
【0099】また、この発明によれば、画像、音声、ま
たはデータの少なくとも1つを含むマルチメディアデー
タを符号化して符号化データストリームを作成し、該符
号化データストリームを任意のビット長に分割し、該分
割データに対してそれぞれ誤り検出情報を求め、前記分
割データと前記求めた誤り検出情報とをパケット化し、
前記パケットデータを多重化し、該多重化したデータを
通信回線を介して送信し、該通信回線を介して前記多重
化したデータを受信し、該多重化データをパケットデー
タに分離し、該分離したパケットデータを復号するマル
チメディアデータ通信方法であって、前記符号化データ
ストリームを作成した後、該符号化データストリーム中
の符号化データについて、復号の際の重要度を解析し、
該解析により重要であると解析された符号化データを、
その重要度と前記通信回線の誤り発生率とに応じて、N
回(Nは2以上の自然数)送信するようにしたから、復
号に重要なデータを確実に送信でき、復号効率を極端に
落とすことなく復号することが可能となり、高品質な復
号データを得ることができる効果がある。
【0100】また、この発明によれば、前記マルチメデ
ィアデータ通信方法において、前記多重化して送信した
符号化データに対しての再送を要求する再送要求データ
を受信し、前記通信回線の誤り発生率を、前記再送要求
データを用いて求めるようにしたから、高品質な復号デ
ータを得ることができる効果がある。
【0101】また、この発明によれば、画像、音声、ま
たはデータの少なくともいずれか1つを含むマルチメデ
ィアデータをそれぞれ符号化し、単独で復号可能な第1
のデータと、該第1のデータを用いて復号可能な第2の
データとを備えた符号化データストリームを作成する符
号化手段と、該符号化手段により符号化した各符号化デ
ータストリームをパケット化し、各パケットに対して誤
り検出符号化を行なう誤り検出符号化手段と、該誤り検
出符号化手段により誤り検出符号化して得られた各デー
タを多重化して通信回線を介して対局装置に送信する送
信手段と、前記通信回線を介して対局装置から送信され
るデータを受信する受信手段と、該受信手段により受信
されたデータから前記通信回線の誤り発生率を求め、前
記符号化手段を制御して、前記符号化データストリーム
を作成する際の、前記第1のデータの前記符号化データ
ストリーム内における挿入間隔を、前記誤り発生率に応
じて調整する符号化部制御手段とを備えるようにしたか
ら、復号データの品質を極端に落とすことなく符号化デ
ータを送信することができ、対局装置においてより高品
質な復号データを得ることができる効果がある。
【0102】また、この発明によれば、前記マルチメデ
ィアデータ通信装置において、前記第1のデータとし
て、画像フレームをイントラ符号化した画像符号化デー
タを含み、前記第2のデータとして、フレーム間差分デ
ータを符号化した画像符号化データを含むようにしたか
ら、高品質な復号データを得ることができる効果があ
る。
【0103】また、この発明によれば、画像、音声、ま
たはデータの少なくともいずれか1つを含むマルチメデ
ィアデータをそれぞれ符号化し符号化データストリーム
を作成する符号化手段と、該符号化手段により符号化し
た各符号化データストリームをパケット化し、各パケッ
トに対して誤り検出符号化を行なう誤り検出符号化手段
と、該誤り検出符号化手段により誤り検出符号化して得
られた各データを多重化して通信回線を介して対局装置
に送信する送信手段と、前記通信回線を介して対局装置
から送信されるデータを受信する受信手段と、該受信手
段により受信されたデータから前記通信回線の誤り発生
率を求め、前記符号化手段が作成する符号化データスト
リームの符号化率を、前記通信回線の誤り発生率に応じ
て調整するとともに、前記受信手段が受信したデータが
送信データの再送を要求する再送要求データである場合
に、前記符号化手段を制御して、前記符号化手段に符号
化データストリームを作成させる制御手段とを備えるよ
うにしたから、再送データが加わることにより本来伝送
すべき符号化データの通信レートが変化しても符号化さ
れたすべての符号化データを送信することができ、高品
質な復号データを得ることができる効果がある。
【0104】また、この発明によれば、画像、音声、ま
たはデータの少なくともいずれか1つを含むマルチメデ
ィアデータをそれぞれ符号化し符号化データストリーム
を作成する符号化手段と、該符号化手段により符号化し
た各符号化データストリームをパケット化し、各パケッ
トに対して誤り検出符号化を行なう誤り検出符号化手段
と、該誤り検出符号化手段により誤り検出符号化して得
られた各データを多重化して通信回線を介して対局装置
に送信する送信手段と、前記通信回線を介して対局装置
から送信される再送要求データを受信する受信手段と、
該受信手段により受信された再送要求データに基づい
て、再送するデータの送信データ量を解析し、前記符号
化手段が作成する符号化データストリームの符号化率
を、前記再送するデータの送信データ量に応じて調整す
るとともに、前記符号化手段を制御して、前記符号化手
段に符号化データストリームを作成させる制御手段とを
備えるようにしたから、再送データが加わることにより
本来伝送すべき符号化データの通信レートが変化しても
符号化されたすべての符号化データを送信することがで
き、高品質な復号データを得ることができる効果があ
る。
【0105】また、この発明によれば、画像、音声、ま
たはデータの少なくともいずれか1つを含むマルチメデ
ィアデータをそれぞれ符号化し符号化データストリーム
を作成する符号化手段と、前記符号化データストリーム
中の符号化データの復号の際の重要度を解析するデータ
解析手段と、前記符号化手段により符号化した各符号化
データストリームをパケット化し、各パケットに対して
誤り検出符号化を行なう誤り検出符号化手段と、該誤り
検出符号化手段により誤り検出符号化して得られた各デ
ータを多重化して、通信回線を介して対局装置に送信す
る送信手段と、前記通信回線を介して対局装置から送信
されるデータを受信する受信手段と、該受信手段により
受信されたデータから前記通信回線の誤り発生率を求
め、前記データ解析手段により復号の際の重要が高いと
解析された符号化されたデータを含むパケットデータ
を、該重要度と前記誤り発生率とに基づき、前記送信手
段によりN回(Nは2以上の自然数)送信させる制御手
段とを備えるようにしたから、復号に重要なデータを確
実に送信でき、対局装置において復号効率を極端に落と
すことなく復号することが可能となり、高品質な復号デ
ータを得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るマルチメディアデ
ータ通信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るマルチメディアデ
ータ通信装置におけるデータ送信方法を説明するための
流れ図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係るマルチメディアデ
ータ通信装置におけるデータ受信方法を説明するための
流れ図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係るマルチメディアデ
ータ通信装置を説明するための画像データの構成図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態3に係るマルチメディアデ
ータ通信装置の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態3に係るマルチメディアデ
ータ通信装置におけるデータ受信方法を説明するための
流れ図である。
【図7】本発明の実施の形態4に係るマルチメディアデ
ータ通信装置の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施の形態4に係るマルチメディアデ
ータ通信装置におけるデータ送信方法を説明するための
流れ図である。
【図9】本発明の実施の形態4に係るマルチメディアデ
ータ通信装置における多重処理を説明するための流れ図
である。
【図10】本発明の実施の形態4に係るマルチメディア
データ通信装置における再送処理を説明するための流れ
図である。
【図11】本発明の実施の形態4に係るマルチメディア
データ通信装置を説明するための送信データの構成図で
ある。
【図12】本発明の実施の形態2に係るマルチメディア
データ通信装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 送信部 101 画像符号化部 102 音声符号化部 103 データ符号化部 104 送信パケット符号化部 105、105a,105b 符号化部制御部 106 多重部 110 受信部 111 画像復号化部 112 音声復号化部 113 データ復号化部 114 受信パケット復号化部 115 再送制御部 116 分離部 117 受信データ解析部 131 画像入力部 132 音声入力部 133 データ入力部 141 画像出力部 142 音声出力部 143 データ出力部 150 対局装置 401〜404 画像フレームデータ 411 画像符号化データ 421〜423 復号された画像フレームデータ 701 送信データ解析部 1101 ヘッダ情報 1102 動きベクトル情報 1103 その他の情報 1111 ヘッダ識別子付加データ 1112 動きベクトル識別子付加データ 1113 その他の情報識別子付加データ 1121 ヘッダパケットデータ 1122 動きベクトルパケットデータ 1133 その他の情報パケットデータ 5050,5051 送信データ量解析部
フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK01 KK34 MA00 MA04 MA05 MA24 PP05 RB02 RB19 RC00 RF01 RF05 RF14 RF15 RF20 RF23 SS06 SS30 TA60 TA76 TB04 TC21 TC22 TD14 UA02 UA05 5K014 AA01 DA02 FA03 FA11 HA10 5K028 AA01 EE03 EE07 KK01 KK03 KK32 LL11 PP12 RR04 5K030 GA11 HB02 HB12 HB21 HB28 JA01 LA01 MB05

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像、音声、またはデータの少なくとも
    1つを含むマルチメディアデータを符号化して、単独で
    復号可能な第1のデータと、該第1のデータを用いて復
    号可能な第2のデータとを備えた符号化データストリー
    ムを作成し、該符号化データストリームを任意のビット
    長に分割し、該分割データに対してそれぞれ誤り検出情
    報を求め、前記分割データと前記求めた誤り検出情報と
    をパケット化し、前記パケットデータを多重化し、該多
    重化したデータを通信回線を介して送信し、該通信回線
    を介して前記多重化したデータを受信し、該多重化デー
    タをパケットデータに分離し、該分離したパケットデー
    タを復号するマルチメディアデータ通信方法であって、 前記符号化データストリームを生成する際に、前記通信
    回線の誤り発生率に応じて前記第1のデータの挿入間隔
    を調整することを特徴とするマルチメディアデータ通信
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のマルチメディアデータ
    通信方法において、 前記第1のデータとして、画像フレームをイントラ符号
    化した画像符号化データを含み、 前記第2のデータとして、フレーム間差分データを符号
    化した画像符号化データを含むことを特徴とするマルチ
    メディアデータ通信方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のマルチ
    メディアデータ通信方法において、 前記パケットデータに誤りが検出された場合に、該誤り
    が検出されたパケットデータの再送を行うとともに、 前記通信回線の誤り発生率に応じて前記符号化データス
    トリームを作成する際の、符号化率を調整することを特
    徴とするマルチメディアデータ通信方法。
  4. 【請求項4】 画像、音声、またはデータの少なくとも
    1つを含むマルチメディアデータを符号化して、符号化
    データストリームを作成し、該符号化データストリーム
    を任意のビット長に分割し、該分割データに対してそれ
    ぞれ誤り検出情報を求め、前記分割データと前記求めた
    誤り検出情報とをパケット化し、前記パケットデータを
    多重化し、該多重化したデータを通信回線を介して送信
    し、該通信回線を介して前記多重化したデータを受信
    し、該多重化データをパケットデータに分離し、該分離
    したパケットデータを復号するとともに、前記パケット
    データに誤りが検出された場合に、該誤りが検出された
    パケットデータの再送を行うマルチメディアデータ通信
    方法であって、 前記符号化データストリームを作成する際の符号化率
    を、前記通信回線の誤り発生率に応じて調整することを
    特徴とするマルチメディアデータ通信方法。
  5. 【請求項5】 画像、音声、またはデータの少なくとも
    1つを含むマルチメディアデータを符号化して、符号化
    データストリームを作成し、該符号化データストリーム
    を任意のビット長に分割し、該分割データに対してそれ
    ぞれ誤り検出情報を求め、前記分割データと前記求めた
    誤り検出情報とをパケット化し、前記パケットデータを
    多重化し、該多重化したデータを通信回線を介して送信
    し、該通信回線を介して前記多重化したデータを受信
    し、該多重化データをパケットデータに分離し、該分離
    したパケットデータを復号するとともに、前記パケット
    データに誤りが検出された場合に、該誤りが検出された
    パケットデータの再送を要求し、再送が要求されたパケ
    ットデータの再送を行うマルチメディアデータ通信方法
    であって、 前記再送を要求されたパケットデータのデータ量を求
    め、 該求めたデータ量に基づいて、前記符号化データストリ
    ームを作成する際の符号化率を調整することを特徴とす
    るマルチメディアデータ通信方法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれか1つ
    に記載のマルチメディアデータ通信方法において、 前記通信回線の誤り発生率に応じて、前記多重化データ
    のうちの前記復号の際に重要となるデータをN回(Nは
    2以上の自然数)送信することを特徴とするマルチメデ
    ィアデータ通信方法。
  7. 【請求項7】 画像、音声、またはデータの少なくとも
    1つを含むマルチメディアデータを符号化して符号化デ
    ータストリームを作成し、該符号化データストリームを
    任意のビット長に分割し、該分割データに対してそれぞ
    れ誤り検出情報を求め、前記分割データと前記求めた誤
    り検出情報とをパケット化し、前記パケットデータを多
    重化し、該多重化したデータを通信回線を介して送信
    し、該通信回線を介して前記多重化したデータを受信
    し、該多重化データをパケットデータに分離し、該分離
    したパケットデータを復号するマルチメディアデータ通
    信方法であって、 前記符号化データストリームを作成した後、該符号化デ
    ータストリーム中の符号化データについて、復号の際の
    重要度を解析し、該解析により重要であると解析された
    符号化データを、その重要度と前記通信回線の誤り発生
    率とに応じて、N回(Nは2以上の自然数)送信するこ
    とを特徴とするマルチメディアデータ通信方法。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれか1つ
    に記載のマルチメディアデータ通信方法において、 前記多重化して送信した符号化データに対しての再送を
    要求する再送要求データを受信し、 前記通信回線の誤り発生率を、前記再送要求データを用
    いて求めることを特徴とするマルチメディアデータ通信
    方法。
  9. 【請求項9】 画像、音声、またはデータの少なくとも
    いずれか1つを含むマルチメディアデータをそれぞれ符
    号化し、単独で復号可能な第1のデータと、該第1のデ
    ータを用いて復号可能な第2のデータとを備えた符号化
    データストリームを作成する符号化手段と、 該符号化手段により符号化した各符号化データストリー
    ムをパケット化し、各パケットに対して誤り検出符号化
    を行なう誤り検出符号化手段と、 該誤り検出符号化手段により誤り検出符号化して得られ
    た各データを多重化して通信回線を介して対局装置に送
    信する送信手段と、 前記通信回線を介して対局装置から送信されるデータを
    受信する受信手段と、 該受信手段により受信されたデータから前記通信回線の
    誤り発生率を求め、前記符号化手段を制御して、前記符
    号化データストリームを作成する際の、前記第1のデー
    タの前記符号化データストリーム内における挿入間隔
    を、前記誤り発生率に応じて調整する符号化部制御手段
    とを備えたことを特徴とするマルチメディアデータ通信
    装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のマルチメディアデー
    タ通信装置において、 前記第1のデータとして、画像フレームをイントラ符号
    化した画像符号化データを含み、 前記第2のデータとして、フレーム間差分データを符号
    化した画像符号化データを含むことを特徴とするマルチ
    メディアデータ通信装置。
  11. 【請求項11】 画像、音声、またはデータの少なくと
    もいずれか1つを含むマルチメディアデータをそれぞれ
    符号化し符号化データストリームを作成する符号化手段
    と、 該符号化手段により符号化した各符号化データストリー
    ムをパケット化し、各パケットに対して誤り検出符号化
    を行なう誤り検出符号化手段と、 該誤り検出符号化手段により誤り検出符号化して得られ
    た各データを多重化して通信回線を介して対局装置に送
    信する送信手段と、 前記通信回線を介して対局装置から送信されるデータを
    受信する受信手段と、 該受信手段により受信されたデータから前記通信回線の
    誤り発生率を求め、前記符号化手段が作成する符号化デ
    ータストリームの符号化率を、前記通信回線の誤り発生
    率に応じて調整するとともに、前記受信手段が受信した
    データが送信データの再送を要求する再送要求データで
    ある場合に、前記符号化手段を制御して、前記符号化手
    段に符号化データストリームを作成させる制御手段とを
    備えたことを特徴とするマルチメディアデータ通信装
    置。
  12. 【請求項12】 画像、音声、またはデータの少なくと
    もいずれか1つを含むマルチメディアデータをそれぞれ
    符号化し符号化データストリームを作成する符号化手段
    と、 該符号化手段により符号化した各符号化データストリー
    ムをパケット化し、各パケットに対して誤り検出符号化
    を行なう誤り検出符号化手段と、 該誤り検出符号化手段により誤り検出符号化して得られ
    た各データを多重化して通信回線を介して対局装置に送
    信する送信手段と、 前記通信回線を介して対局装置から送信される再送要求
    データを受信する受信手段と、 該受信手段により受信された再送要求データに基づい
    て、再送するデータの送信データ量を解析し、前記符号
    化手段が作成する符号化データストリームの符号化率
    を、前記再送するデータの送信データ量に応じて調整す
    るとともに、前記符号化手段を制御して、前記符号化手
    段に符号化データストリームを作成させる制御手段とを
    備えたことを特徴とするマルチメディアデータ通信装
    置。
  13. 【請求項13】 画像、音声、またはデータの少なくと
    もいずれか1つを含むマルチメディアデータをそれぞれ
    符号化し符号化データストリームを作成する符号化手段
    と、 前記符号化データストリーム中の符号化データの復号の
    際の重要度を解析するデータ解析手段と、 前記符号化手段により符号化した各符号化データストリ
    ームをパケット化し、各パケットに対して誤り検出符号
    化を行なう誤り検出符号化手段と、 該誤り検出符号化手段により誤り検出符号化して得られ
    た各データを多重化して、通信回線を介して対局装置に
    送信する送信手段と、 前記通信回線を介して対局装置から送信されるデータを
    受信する受信手段と、 該受信手段により受信されたデータから前記通信回線の
    誤り発生率を求め、前記データ解析手段により復号の際
    の重要が高いと解析された符号化されたデータを含むパ
    ケットデータを、該重要度と前記誤り発生率とに基づ
    き、前記送信手段によりN回(Nは2以上の自然数)送
    信させる制御手段とを備えたことを特徴とするマルチメ
    ディアデータ通信装置。
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