JP2002149580A - サーバ装置、ユーザ端末装置、仮想空間システム、ユーザ情報配信方法、ユーザ情報表示方法、ユーザ情報配信表示方法、及び記憶媒体 - Google Patents

サーバ装置、ユーザ端末装置、仮想空間システム、ユーザ情報配信方法、ユーザ情報表示方法、ユーザ情報配信表示方法、及び記憶媒体

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JP2002149580A
JP2002149580A JP2000348399A JP2000348399A JP2002149580A JP 2002149580 A JP2002149580 A JP 2002149580A JP 2000348399 A JP2000348399 A JP 2000348399A JP 2000348399 A JP2000348399 A JP 2000348399A JP 2002149580 A JP2002149580 A JP 2002149580A
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Masami Kato
政美 加藤
Ken Sakakibara
憲 榊原
Yoshihisa Tadokoro
善久 田處
Kishiki Miyazaki
貴識 宮崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の仮想空間(グループ)に所属するユー
ザが、仮想空間内で適切なコミュニケーションを図るこ
とを可能にする。 【解決手段】 各ユーザが予め複数の仮想空間と、該複
数の仮想空間のうちの特定な1つとを設定する。そし
て、ホストサーバ装置11が、複数のユーザ端末装置1
3〜17の1つから送られたユーザ情報を受信し、受信
されたユーザ情報を、該ユーザ情報の送信元ユーザ端末
装置のユーザが設定した特定な仮想空間に位置するユー
ザ端末装置に対して配信する一方、前記受信されたユー
ザ情報を、該ユーザ情報の送信元ユーザ端末装置のユー
ザが設定した複数の仮想空間のうち、前記特定な仮想空
間以外の仮想空間に位置するユーザ端末装置に対して配
信する。ユーザ情報の配信を受けたユーザ端末装置で
は、これを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーバ装置、ユー
ザ端末装置、仮想空間システム、ユーザ情報配信方法、
ユーザ情報表示方法、ユーザ情報配信表示方法、及び記
憶媒体に関し、特に、サーバ装置、ユーザ端末装置、該
サーバ装置及び複数のユーザ端末装置から成る仮想空間
システム、前記サーバ装置に適用されるユーザ情報配信
方法、前記ユーザ端末装置に適用されるユーザ情報表示
方法、前記仮想空間システムに適用されるユーザ情報配
信表示方法、及びこれらの方法をそれぞれ実行するプロ
グラムを記憶した各記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インターネットの普及とともに、
ネットワークを利用した仮想空間システムが広く実用に
供されようとしている。仮想空間システムはゲームなど
のエンターテイメントの分野で多く利用されてきたが、
今後様々な分野への応用が期待されている。
【0003】例えば、分散勤務環境でのコミュニケーシ
ョンツールとして、仮想オフィスシステムなどへの応用
も提案されている。一般に、企業などの組織体において
分散勤務を実施するためには、各勤務者の自宅の一部屋
を勤務スペースとして使い(これをホームオフィスと呼
ぶ)、遠隔地に分散する複数のホームオフィスを通信回
線で結び、電話機やファクシミリなどの宅内通信端末機
器および通信アプリケーションシステムを用いることに
より、各勤務者間の必要な連絡を行うことが一般的であ
る。通信回線としては、加入電話網、ISDN網、イン
ターネット専用回線などが用いられ、通信アプリケーシ
ョンシステムとしては電子メールシステム、WWW(Wo
rld Wide Web)システム、テレビ会議システムなどが用
いられる。また、勤務者はホームオフィスではなく所属
組織や地方自治体等が用意するサテライトオフィスやテ
レコテージなどを、また営業業務や保守業務の場合にお
いては、顧客訪問に用いる自家用車や公共交通機関の座
席などを一時的な勤務場所(モバイルオフィス)として
用いる場合もある。
【0004】このような分散勤務を円滑に実施すること
を目的として、仮想的な空間を実現するシステムが提供
されている。例えば図16は、米国White Pine Softwar
e Inc.の提供する多地点テレビ会議システムのクライア
ント画面を示す図であるが、主に遠隔地の勤務者間で、
映像を用いたリアルタイム会議をパーソナルコンピュー
タ上で行う場合に使用される。この様な既存のTV会議
ソフトウエアを利用して、特定グループ内で分散勤務者
間の映像を常に相互交換することで、いわゆる双方向ア
ウエアネスシステムを実現し、孤立感や疎外感を防止
し、勤務者間の活発なコミュニケーションの促進を図る
手法が実現されている。
【0005】また、特開平11−275544号公報で
は、分散勤務者間を映像で結ぶことで、同一のオフィス
で働くときと同等の臨場感と一体感や緊張感を持たせる
専用のシステムが提案されている。
【0006】更に、特開平10−254851号公報で
は、3次元仮想空間内に仮想的なオフィスを形成し、同
一グループの勤務者を仮想空間内に存在させることで同
様な効果を狙ったシステムが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来提
案されているシステムは、複数のグループ(所属する業
務プロジェクトや趣味的グループ等)に属するユーザの
利便性を考慮したものとなっていない。例えば、兼任業
務者は何れかのビデオ会議グループ或いは仮想空間内に
ログイン(そのグループ内の空間に仮想的に存在するこ
と)することになるが、この場合、ログインしていない
他の兼務業務グループのユーザは当該ユーザに関する情
報を得ることは不可能である。なお、兼任するグループ
をまとめて一つのグループとすることも可能であるが、
この場合、他のユーザにとっては関係ないユーザがグル
ープ内に存在することになり、ユーザ情報の秘匿・プラ
イバシー・互恵性等の観点から好ましくない。
【0008】これらの問題点は、仮想空間を仮想オフィ
スとして利用する場合だけでなく、ネットワーク上に趣
味的なコミュニケーショングループが集まる仮想コミュ
ニティー空間に適用する場合も同様である。即ち、従来
の仮想空間システムでは、所属するユーザグループの全
てのユーザにプレゼンス情報(ユーザがオンライン状態
にある等の情報)を提示し、かつ、特定のユーザグルー
プに対しては詳細な情報をリアルタイムに提示するとい
うようなことができなかった。
【0009】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、複数の仮想空間(グループ)に所属す
るユーザが、仮想空間内で適切なコミュニケーションを
図ることを可能にするサーバ装置、ユーザ端末装置、仮
想空間システム、ユーザ情報配信方法、ユーザ情報表示
方法、ユーザ情報配信表示方法、及び記憶媒体を提供す
ることを目的とする。
【0010】なお、本発明に関する仮想空間システム
は、いわゆる3次元CGで構成された仮想空間システム
だけでなく、グループウエアシステムなどネットワーク
で結合された様々なマルチユーザシステムを含むもので
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明によれば、複数のユーザ端末装
置に通信回線を介して接続されたサーバ装置において、
ユーザが存在可能な複数の仮想空間を指定するための情
報と、該複数の仮想空間のうち当該ユーザーが設定する
特定の1つを指定するための情報とを記憶する記憶手段
と、前記複数のユーザ端末装置から送られたユーザ情報
を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信され
たユーザ情報を、該ユーザ情報の送信元ユーザ端末装置
のユーザが設定した前記特定の仮想空間に位置する他の
ユーザ端末装置に対して配信する第1の配信手段と、前
記受信手段によって受信されたユーザ情報を、該ユーザ
情報の送信元ユーザ端末装置のユーザが存在可能な複数
の仮想空間のうち、前記特定の仮想空間以外の仮想空間
に位置する他のユーザ端末装置に対して配信する第2の
配信手段とを有することを特徴とする。
【0012】請求項8記載の発明によれば、サーバ装置
に通信回線を介して接続されたユーザ端末装置におい
て、ユーザが存在可能な複数の仮想空間のうち当該ユー
ザーが設定する特定の1つを指定する情報を前記サーバ
装置に送信する第1の送信手段と、前記ユーザに関する
ユーザ情報を取得する取得手段と、前記取得手段によっ
て取得されたユーザ情報を前記サーバ装置に送信する第
2の送信手段と、前記サーバ装置から配信された他のユ
ーザ情報を受信して表示する受信表示手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0013】請求項10記載の発明によれば、複数のユ
ーザ端末装置と、該複数のユーザ端末装置に通信回線を
介して接続されたサーバ装置とから成り、ネットワーク
内に仮想的な空間を構築する仮想空間システムにおい
て、各ユーザ端末装置に設けられ、対応のユーザが存在
可能な複数の仮想空間のうち当該ユーザーが設定する特
定の1つを指定する情報を前記サーバ装置に送信する第
1の送信手段と、各ユーザ端末装置に設けられ、対応の
ユーザに関するユーザ情報を取得する取得手段と、各ユ
ーザ端末装置に設けられ、前記取得手段のうち対応の取
得手段によって取得されたユーザ情報を前記サーバ装置
に送信する第2の送信手段と、前記サーバ装置に設けら
れ、ユーザーが存在可能な複数の仮想空間を指定する情
報と、前記第一の送信手段によって送信された前記特定
の仮想空間を指定する情報とを記憶する記憶手段と、前
記サーバ装置に設けられ、前記複数のユーザ端末装置の
第2の送信手段から送られたユーザ情報を受信する受信
手段と、前記サーバ装置に設けられ、前記受信手段によ
って受信されたユーザ情報を、該ユーザ情報の送信元ユ
ーザ端末装置のユーザが設定した前記特定の仮想空間に
位置する他のユーザ端末装置に対して配信する第1の配
信手段と、前記サーバ装置に設けられ、前記受信手段に
よって受信されたユーザ情報を、該ユーザ情報の送信元
ユーザ端末装置のユーザが存在可能な複数の仮想空間の
うち、前記特定な仮想空間以外の仮想空間に位置する他
のユーザ端末装置に対して配信する第2の配信手段と、
各ユーザ端末装置に設けられ、前記第1の配信手段また
は前記第2の配信手段から配信された他のユーザ情報を
受信して表示する受信表示手段とを有することを特徴と
する。
【0014】また、請求項12記載の発明によれば、複
数のユーザ端末装置に通信回線を介して接続されたサー
バ装置に適用されるユーザ情報配信方法において、各ユ
ーザが存在可能な複数の仮想空間を指定する情報と、該
複数の仮想空間のうち当該ユーザーが設定する特定の1
つを指定する情報とを記憶する記憶ステップと、前記複
数のユーザ端末装置から送られたユーザ情報を受信する
受信ステップと、前記受信ステップで受信されたユーザ
情報を、該ユーザ情報の送信元ユーザ端末装置のユーザ
が設定した前記特定の仮想空間に位置する他のユーザ端
末装置に対して配信する第1の配信ステップと、前記受
信手段で受信されたユーザ情報を、該ユーザ情報の送信
元ユーザ端末装置のユーザが存在可能な複数の仮想空間
のうち、前記特定の仮想空間以外の仮想空間に位置する
他のユーザ端末装置に対して配信する第2の配信ステッ
プとを有することを特徴とする。
【0015】請求項14記載の発明によれば、サーバ装
置に通信回線を介して接続されたユーザ端末装置に適用
されるユーザ情報表示方法において、ユーザが存在可能
な複数の仮想空間のうち当該ユーザーが設定する特定の
1つとを前記サーバ装置に送信する第1の送信ステップ
と、前記ユーザに関するユーザ情報を取得する取得ステ
ップと、前記取得ステップによって取得されたユーザ情
報を前記サーバ装置に送信する第2の送信ステップと、
前記サーバ装置から配信された他のユーザ情報を受信し
て表示する受信表示ステップとを有することを特徴とす
る。
【0016】請求項15記載の発明によれば、複数のユ
ーザ端末装置と、該複数のユーザ端末装置に通信回線を
介して接続されたサーバ装置とから成り、ネットワーク
内に仮想的な空間を構築する仮想空間システムに適用さ
れるユーザ情報配信表示方法において、各ユーザ端末装
置が、対応のユーザが存在可能な複数の仮想空間のうち
当該ユーザーが設定する特定の1つを指定する情報を前
記サーバ装置に送信する第1の送信ステップと、各ユー
ザ端末装置が、対応のユーザに関するユーザ情報を取得
する取得ステップと、各ユーザ端末装置が、前記取得ス
テップによって取得されたユーザ情報を前記サーバ装置
に送信する第2の送信ステップと、前記サーバ装置が、
前記第1の送信ステップによって送信された前記複数の
仮想空間と前記特定な仮想空間とを記憶する記憶ステッ
プと、前記サーバ装置が、第2の送信ステップによって
前記複数のユーザ端末装置から送られたユーザ情報を受
信する受信ステップと、前記サーバ装置が、前記受信ス
テップで受信されたユーザ情報を、該ユーザ情報の送信
元ユーザ端末装置のユーザが設定した前記特定の仮想空
間に位置する他のユーザ端末装置に対して配信する第1
の配信ステップと、前記サーバ装置が、前記受信ステッ
プで受信されたユーザ情報を、該ユーザ情報の送信元ユ
ーザ端末装置のユーザが存在可能な複数の仮想空間のう
ち、前記特定な仮想空間以外の仮想空間に位置する他の
ユーザ端末装置に対して配信する第2の配信ステップ
と、各ユーザ端末装置が、前記第1の配信ステップまた
は前記第2の配信ステップによって配信された他のユー
ザ情報を受信して表示する受信表示ステップとを有する
ことを特徴とする。
【0017】さらに、請求項17記載の発明によれば、
複数のユーザ端末装置に通信回線を介して接続されたサ
ーバ装置に適用されるユーザ情報配信方法をプログラム
として記憶した、コンピュータにより読み出し可能な記
憶媒体において、前記ユーザ情報配信方法が、各ユーザ
が存在可能な複数の仮想空間を指定する情報と、該複数
の仮想空間のうち当該ユーザーが設定する特定の1つを
指定する情報とを記憶する記憶ステップと、前記複数の
ユーザ端末装置から送られたユーザ情報を受信する受信
ステップと、前記受信ステップで受信されたユーザ情報
を、該ユーザ情報の送信元ユーザ端末装置のユーザが設
定した前記特定の仮想空間に位置する他のユーザ端末装
置に対して配信する第1の配信ステップと、前記受信ス
テップで受信されたユーザ情報を、該ユーザ情報の送信
元ユーザ端末装置のユーザが存在可能な複数の仮想空間
のうち、前記特定の仮想空間以外の仮想空間に位置する
他のユーザ端末装置に対して配信する第2の配信ステッ
プとを有することを特徴とする。
【0018】請求項19記載の発明によれば、サーバ装
置に通信回線を介して接続されたユーザ端末装置に適用
されるユーザ情報表示方法をプログラムとして記憶し
た、コンピュータにより読み出し可能な記憶媒体におい
て、前記ユーザ情報表示方法が、ユーザが存在可能な複
数の仮想空間のうち当該ユーザーが設定する特定の1つ
を指定する情報を前記サーバ装置に送信する第1の送信
ステップと、前記ユーザに関するユーザ情報を取得する
取得ステップと、前記取得ステップによって取得された
ユーザ情報を前記サーバ装置に送信する第2の送信ステ
ップと、前記サーバ装置から配信された他のユーザ情報
を受信して表示する受信表示ステップとを有することを
特徴とする。
【0019】請求項20記載の発明によれば、複数のユ
ーザ端末装置と、該複数のユーザ端末装置に通信回線を
介して接続されたサーバ装置とから成り、ネットワーク
内に仮想的な空間を構築する仮想空間システムに適用さ
れるユーザ情報配信表示方法をプログラムとして記憶し
た、コンピュータにより読み出し可能な記憶媒体におい
て、前記ユーザ情報配信表示方法が、各ユーザ端末装置
が、対応のユーザが存在可能な複数の仮想空間のうち当
該ユーザーが設定する特定の1つを指定する情報を前記
サーバ装置に送信する第1の送信ステップと、各ユーザ
端末装置が、対応のユーザに関するユーザ情報を取得す
る取得ステップと、各ユーザ端末装置が、前記取得ステ
ップによって取得されたユーザ情報を前記サーバ装置に
送信する第2の送信ステップと、前記サーバ装置が、ユ
ーザーが存在可能な複数の仮想空間を指定する情報と、
前記第1の送信ステップによって送信された前記特定の
仮想空間を指定する情報とを記憶する記憶ステップと、
前記サーバ装置が、第2の送信ステップによって前記複
数のユーザ端末装置から送られたユーザ情報を受信する
受信ステップと、前記サーバ装置が、前記受信ステップ
で受信されたユーザ情報を、該ユーザ情報の送信元ユー
ザ端末装置のユーザが設定した前記特定の仮想空間に位
置する他のユーザ端末装置に対して配信する第1の配信
ステップと、前記サーバ装置が、前記受信ステップで受
信されたユーザ情報を、該ユーザ情報の送信元ユーザ端
末装置のユーザが存在可能な複数の仮想空間のうち、前
記特定な仮想空間以外の仮想空間に位置する他のユーザ
端末装置に対して配信する第2の配信ステップと、各ユ
ーザ端末装置が、前記第1の配信ステップまたは前記第
2の配信ステップによって配信された他のユーザ情報を
受信して表示する受信表示ステップとを有することを特
徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0021】図1は、本発明に係る仮想空間システムの
一実施の形態の概要を示す図である。
【0022】本実施の形態における仮想空間システム
は、複数のユーザ端末装置が通信回線網を介して同時に
ホストサーバ装置に接続されることにより、仮想空間シ
ステムを実現するものである。
【0023】図1において、ユーザ1はネットワークを
介して特定の仮想空間(A)2にログインする。ログイ
ンした仮想空間(A)2上にはユーザ1に関する情報
(映像・文字)5が提示され、当該空間に存在する他の
ユーザはユーザ1に関する情報5を全て見ることができ
る。同時に、ユーザ1に関する情報は予め設定された他
の仮想空間(B)3及び仮想空間(C)4にも提示され
る。但し、仮想空間(B)3及び仮想空間(C)4にそ
れぞれ提示される情報6及び情報7は、ログインした仮
想空間(A)2内で提示される情報に比べ内容が制限さ
れたものとなる。従って仮想空間(B)3及び仮想空間
(C)4に存在する他のユーザは、ユーザ1に関する限
られた情報(プレゼンス情報等)のみを知ることにな
る。仮想空間(A)2、仮想空間(B)3、仮想空間
(C)4はユーザ1によって予め関連するグループとし
て設定されたものである。
【0024】次に、本発明に係る仮想空間システムの一
実施の形態である仮想オフィスシステムについて詳細に
説明する。
【0025】図2は、本実施の形態に係る仮想オフィス
システムの構成を示す図である。
【0026】図中、11はホストサーバ装置であり、メ
インオフィス(分散オフィスを導入する企業など各種組
織体の本社事業所など)に設置されており、メインオフ
ィス内のLAN(Local Area Network)12に接続され
ている。
【0027】13,14はメインオフィスで勤務する勤
務者用のユーザ端末装置であり、ユーザ端末装置13
は、パーソナルコンピュータ18、ユーザ端末装置用ソ
フトウェア19、電話機20、ビデオカメラ23、その
他の機器から構成される。このうち、電話機20はPS
TN回線(一般加入電話回線)またはISDN回線を介
してホストサーバ装置11と接続されており、パーソナ
ルコンピュータ18はLAN12を介してホストサーバ
装置11と接続されている。ユーザ端末装置14もユー
ザ端末装置13とほとんど同様な構成となっている。
【0028】15〜17はホームオフィスで勤務するユ
ーザ用のユーザ端末装置であり、ユーザ端末装置15
は、パーソナルコンピュータ22、ユーザ端末装置用ソ
フトウェア24、電話機25、その他の機器から構成さ
れる。このうち、電話機25はPSTN回線またはIS
DN回線を介してホストサーバ装置11と接続されてお
り、パーソナルコンピュータ22はインターネット21
を通じてホストサーバ装置11に接続されている。ユー
ザ端末装置16,17もユーザ端末装置15とほとんど
同様の構成となっているが、携帯電話機は移動体通信網
を介してホストサーバ装置11と接続されている。ユー
ザ端末装置15〜17は互いに、またメインオフィスか
ら離れた遠隔地に位置する。
【0029】図3は、ホストサーバ装置11のハードウ
ェア構成を示す図である。
【0030】BP(Basic Platform)31はPCサーバ
装置である。SPU(Signal Processing Unit)32は
高性能DSP(Digital Signal Processor)などから構
成される信号処理ボードである。SPU32はサーバー
側での画像・音声などの信号処理に利用される。BP3
1はLANボードを通じてメインオフィス内のLAN1
2に接続されている。また、CU(Communication Uni
t)33はアクセス網とのインターフェースとなる通信
ボードである。
【0031】図4はホストサーバ装置11のソフトウェ
ア構成を示す図である。
【0032】ホストサーバ装置11に含まれるソフトウ
ェアは、C++言語などを用いて開発されたソフトウェ
アプログラムおよび既存のソフトウェアプログラムを含
み、OS(Operating System)としてWindowsN
T(米国マイクロソフト社)等を採用している。図4に
おいて、41はサーバーマネージャ部、43はSPUア
クセスライブラリ部、45,48はドライバ部、46は
メール送信部、47はDLL(Dynamic Link Library)
部、49は動的Webサーバ部、50はデータベースコ
ネクタ部、51はWindowsNT、53はデータベ
ース部である。
【0033】図5はユーザ端末装置15のハードウェア
構成を示す図である。
【0034】ユーザ端末装置15の主な構成機器として
は、パーソナルコンピュータ22、ユーザ端末装置用ソ
フトウェア19、電話機25等である。他にビデオカメ
ラ65及び66がパーソナルコンピュータ本体61に接
続され、更に、ディスプレイ64、キーボード63、マ
ウス62、スピーカ67、マイク68等はそれぞれ、パ
ーソナルコンピュータ本体61に備わっている各機器に
対応する入出力端子に接続される。
【0035】図6は、ユーザが勤務するホームオフィス
で、図5に示される機器が設置された状況を示す図であ
る。
【0036】65は後方カメラであり、ユーザの後方か
らホームオフィスの全景を撮像する。66は正面カメラ
であり、ユーザを正面から撮像する。22はパーソナル
コンピュータであり、本システムのユーザ端末装置とし
て動作する。
【0037】図7はユーザ端末装置用ソフトウェア24
の構成を示す図である。
【0038】このユーザ端末装置用ソフトウエア24
は、C++言語などを用いて開発されたソフトウェアプ
ログラムおよび既存のソフトウェアプログラムを含み、
OSとしてWindows95(米国マイクロソフト
社)等を採用している。図において、72はWindo
ws/Dialog部、73はプログラムコンポーネン
ト部、74は信号線、75はHTML部、76はWeb
Browser(コンポーネント)部である。
【0039】つぎに、仮想空間システムにおけるホスト
サーバ装置11及びユーザ端末装置15の動作について
説明する。
【0040】まずユーザがログインする仮想空間を選択
する。ここで、利用可能な仮想空間が予め複数、ホスト
サーバ装置11に設定されており、かつ当該ユーザがそ
れらの仮想空間内にログインすることが可能であるよう
に設定されているものとする。各種仮想空間の制御及び
ユーザのアクセス情報等はホストサーバ装置11上のデ
ータベース53(図4)を利用して管理されるものであ
る。次に、図8を参照してログイン操作を説明する。
【0041】図8は、ユーザ端末装置15のディスプレ
イ64に表示されるログインダイヤログを示す図であ
る。
【0042】701はログイン操作のためのコントロー
ルパネル、702はログイン操作を開始するボタン、7
03はホストサーバ装置11に登録されているユーザプ
ロフィールを変更するメニューを開始するボタン、70
4は映像通信に使用するカメラのパラメータを設定する
メニューを開始するボタンである。ユーザがログイン開
始のボタン702を押下すると、ログインすべき仮想空
間を選択するためのサブメニュー705が表示される。
この場合、当該ユーザは3つの空間にログイン可能で有
ることを示している。ユーザはサブメニュー705の中
から1つの仮想空間を指定することで、指定した仮想空
間内にログインすることになる。
【0043】指定した仮想空間である仮想オフィスにロ
グインすると、当該オフィス内に存在する他のユーザに
は、当該ユーザに関する映像・メッセージなどの全ての
情報がホストサーバ装置11を介して配信される。
【0044】図9は、ユーザ端末装置15のディスプレ
イ64に表示されるオフィスビューと呼ぶ仮想空間画面
を示す図である。
【0045】81は他のユーザ(加藤)の勤務状況を表
す画像である。82は当該ユーザの勤務状況データであ
る文字情報が表示される勤務状況データ表示部である。
83は当該ユーザの個室オフィススペースである。これ
らの3つ画像部分81〜83を合わせたものが、このユ
ーザの仮想的な個室オフィスである。なお、本実施の形
態では、同一の画面上に9つの個室オフィスを表示して
いるが、個室オフィスの数はこれより多くても少なくて
もよい。そして、全体の表示スペース84を個室オフィ
スエリアとする。また、個室オフィスと隣の個室オフィ
スとの間のスペースは仮想的な廊下部分である。
【0046】個室オフィスの一部として表示されている
ユーザの勤務状況の画像81は、そのユーザが使用する
ユーザ端末装置に備わっているカメラ(65または66
に相当)で撮像された画像である。画像81に表示され
る映像データ及び勤務状況データ表示部82に表示され
た文字情報は、ユーザ端末装置からホストサーバ装置1
1に送信され、ホストサーバ装置11は同一の仮想空間
内に存在する他のユーザのユーザ端末装置に対して当該
データを配信する。
【0047】本実施の形態では、ユーザが特定の仮想空
間にログインすると同時に、当該ユーザに関する情報が
予め設定した他の複数の仮想オフィスにも提供される。
図8で示す例の場合、プロジェクトAに関わる仮想オフ
ィスにログインすると、プロジェクトB及びプロジェク
トCに関わる仮想オフィスにも同時にプレゼンス情報を
提示する。これを、図10を参照して詳しく説明する。
【0048】図10は、仮想オフィス空間(オフィスビ
ュー)に存在するユーザ「山田」の個室オフィススペー
スが、当該仮想オフィス空間に存在する他のユーザのユ
ーザ端末装置に表示された画面を示すものである。ここ
ではユーザ「山田」はプロジェクトA、プロジェクトB
及びプロジェクトCに所属し、現在はプロジェクトAに
ログインしている場合について説明する。図10(A)
はプロジェクトAに関わるユーザのユーザ端末装置に表
示される画面を示し、図10(B)はプロジェクトB及
びプロジェクトCに関わるユーザのユーザ端末装置に表
示される画面を示す。
【0049】図10(A)において、901はプロジェ
クトA内に存在するユーザ「山田」の個室オフィススペ
ースを示すものである。902はユーザ「山田」の映
像、903はユーザ「山田」の勤務状況を示す定型メッ
セージ、904はユーザ「山田」が提示する自由文メッ
セージである。
【0050】一方、図10(B)において、905は、
ユーザ「山田」が現在ログインしていないが所属するプ
ロジェクトB及びプロジェクトCに関わる他のユーザの
ユーザ端末装置に表示されるユーザ「山田」の個室オフ
ィススペースである。906はユーザ「山田」の映像で
あり、この場合、ホストサーバ装置11側での空間フィ
ルタ処理により映像データの情報量が削減され、ユーザ
「山田」の存在がわかる程度の最低限の映像情報が表示
される。また907の定型メッセージ領域には、定型メ
ッセージ903に対して、現在ログインしているプロジ
ェクトの情報が付加されたメッセージが表示される。自
由文メッセージ904は、業務を行なっているプロジェ
クト内でのみ有効とされている場合、表示されない。
【0051】図11は、ユーザ「山田」がユーザ端末装
置15のキーボード63を使って自由文メッセージを入
力する際に、ユーザ端末装置15のディスプレイ64に
表示される自由文メッセージの入力ダイアログ1001
を示す図である。
【0052】1002はメッセージ入力エリア、100
3は自由文メッセージを表示してよいユーザ範囲を指定
するチェックボックスである。当該チェックボックス1
003にチェックを入れた場合、メッセージ入力エリア
1002に入力されたメッセージを、現在ログインして
いないプロジェクト(この場合プロジェクトB及びプロ
ジェクトC)のユーザにも提示することができる。チェ
ックを入れない場合は、メッセージ入力エリア1002
に入力されたメッセージが、現在ログインしているプロ
ジェクトに関わるユーザのみに配信される。
【0053】次に、図12及び図13を参照して、本実
施の形態における仮想空間システムの動作を説明する。
【0054】図12は、ユーザ端末装置における動作手
順を示すフローチャートである。以下においては、ユー
ザ端末装置15を例にとって説明する。
【0055】ユーザ端末装置15のユーザが仮想オフィ
スにログインし(ステップS1101)勤務を開始する
と、ユーザ端末装置15は映像データの送信を開始する
(ステップS1102)。映像データは、各ビデオカメ
ラ65,66からパーソナルコンピュータ本体61のビ
デオ入力装置を通じてパーソナルコンピュータ22に入
力され、例えばQCIFフォーマット(176×144
ピクセル)のディジタル画像データとして取り込まれ
る。そして、JPEGやH.263などの画像符号化方
式より圧縮符号化された後、ホストサーバ装置11に送
信される。また同時に、定型メッセージ903及び自由
文メッセージ904(図10)もホストサーバ装置11
に送信される。
【0056】次に、他のユーザに通知する定型メッセー
ジ903及び自由文メッセージ904(図10)に変更
があったか否かを判断する(ステップS1103)。各
メッセージに変更があったならば、その変更後のメッセ
ージをホストサーバ装置11に送信する(ステップS1
104)。
【0057】次に、ユーザ端末装置15はホストサーバ
装置11から、他のユーザの映像及びメッセージを含む
データを受信し(ステップS1105)、ユーザ端末装
置15のディスプレイ64に表示する(ステップS11
06)。ここでの処理により、図9に示すオフィスビュ
ー画面が生成される。
【0058】以上の処理を、ユーザがログアウトするま
で繰り返し行なう(ステップS1107)。
【0059】図13は、ホストサーバ装置11の動作手
順を示すフローチャートである。
【0060】ホストサーバ装置11はユーザから送られ
た映像データを受信し(ステップS1111)、配信先
ユーザに応じて(ステップS1112)映像データを配
信する。すなわち、配信先ユーザが、映像データの送信
元ユーザがログインした仮想空間と同一の仮想空間に存
在する場合、映像データをそのまま配信先ユーザのユー
ザ端末装置に配信する(ステップS1114)。一方、
配信先ユーザが、映像データの送信元ユーザがログイン
した仮想空間とは異なる仮想空間に存在しているなら
ば、下記のように映像データを変換した(ステップS1
113)後、配信先ユーザのユーザ端末装置に配信する
(ステップS1114)。
【0061】ステップS1113では、映像データに対
して高周波成分を削減するためのローパスフィルタ処理
等により映像データの情報量を削減する。こうした変換
処理は、ホストサーバ装置11に内蔵される信号処理ユ
ニット(SPU)32によって高速に行なわれる。ロー
パスフィルタ処理は、従来一般的に実施されている空間
フィルタ処理である。
【0062】以上の処理を、映像データの送信元ユーザ
に対応する全ての配信先ユーザに対して行なう(ステッ
プS1115)。
【0063】次に、ホストサーバ装置11はユーザから
送られたメッセージデータを受信し(ステップS111
6)、配信先ユーザに応じて(ステップS1117)メ
ッセージデータを配信する。すなわち、配信先ユーザが
メッセージの送信元ユーザと同一の仮想空間に存在する
場合、メッセージデータをそのまま配信先ユーザのユー
ザ端末装置に配信する(ステップS1119)。一方、
メッセージの配信先ユーザが送信元ユーザと異なる仮想
空間に存在する場合、下記のようにメッセージを変換し
て(ステップS1118)、配信先ユーザのユーザ端末
装置に配信する(ステップS1119)。
【0064】ステップS1118では、図10(A)で
示す定型メッセージ903に、図10(B)で示す定型
メッセージ907のように、送信元ユーザがログインし
ているプロジェクト名を追加する。また、図11に示す
入力ダイアログ1001におけるチェックボックス10
03にチェックが入っていない場合には、自由文メッセ
ージ1002をメッセージデータから削除する。
【0065】以上の処理を、送信元ユーザに対応する全
ての配信先ユーザに対して行なう(ステップS112
0)。なお、送信元ユーザとの関連が無いユーザ(送信
元ユーザが予め設定した仮想空間に属さないユーザ)に
対しては、上記の情報は配信されない。
【0066】以上の処理が終了したら、ホストサーバ装
置11による配信処理を終了する(ステップS112
0)。
【0067】以上のように、本実施の形態によれば、複
数のグループに所属して業務を行なうユーザが、所属す
るグループの全てのユーザ(現在ログインしているグル
ープのユーザと、該グループ以外のグループに属するユ
ーザとの両方)に対してプレゼンス情報を提示すること
が可能になり、所属する全グループのメンバーに対する
コミュニケーション情報の提供が可能になり、グループ
の一体感を確保することができる。また同時に、ユーザ
が現在ログインしていない仮想空間のユーザに対して配
信される情報を限定することで、不必要なデータの配信
による通信帯域の無駄な占有を軽減することができると
ともに、ログインしていない仮想空間のユーザには知ら
れたくない情報の配信を防ぐことができる。
【0068】(他の実施の形態)上記の実施の形態で示
した映像データの配信制御では、ステップS1113に
おいて、映像データの情報量を削減するために空間フィ
ルタ処理を行なっているが、本発明はこれに限るもので
はなく、映像データの情報量を削減できる他の画像処理
を行なってもよい。例えば、フレームレートを低下させ
る処理、画素数を削減して配信し、モザイク表示させる
処理、モノクロデータに変換して配信する処理などが利
用可能である。
【0069】また、上記の実施の形態では、ビデオカメ
ラ65,66で撮像した自然画像を映像データとして利
用したが、これに代わって、3次元CGなど人工的に生
成した映像データを利用してもよい。その場合、画像変
換処理部ではポリゴン数の削減などの処理を行なう。
【0070】また、上記の実施の形態では、ステップS
1118において、メッセージデータの情報量を削減す
るために自由文メッセージの削減を行なっているが、本
発明はこれに限るものではなく、応用するアプリケーシ
ョンに応じて、メッセージデータの情報量の様々な削減
処理が可能である。
【0071】また、上記の実施の形態では、図11に示
す入力ダイアログ1001におけるチェックボックス1
003の内容に応じて、現在ログインしている仮想空間
以外の仮想空間に送るメッセージデータから自由文メッ
セージ1002を削除するか否かを決めているが、これ
に代わって、ログイン可能な各仮想空間毎に、そこに送
るメッセージデータから自由文メッセージ1002を削
除するか否かを決めるようにしてもよい。更に、ログイ
ン可能な各仮想空間毎に、異なる自由文メッセージを持
ったメッセージデータを提示するようにしてもよい。こ
れを、図14を参照して説明する。
【0072】図14は、ログイン可能な各仮想空間毎
に、異なる自由文メッセージを提示する場合の入力ダイ
アログ1201を示す図である。
【0073】1202は、自由文メッセージを入力する
ためのメッセージ入力エリアであり、1203は、メッ
セージ入力エリア1202に入力された自由文メッセー
ジを提示させる仮想空間を選択するためのリストボック
スである。図14では、プロジェクトBにログインして
いるユーザに対してのみ、メッセージ入力エリア120
2に入力された自由文メッセージを提示するように指定
されている。この場合、他の仮想空間に再ログインする
こと無く、任意の選択した仮想空間内のユーザに対して
リアルタイムに自由文メッセージを提示することが可能
になる。
【0074】更に、ログイン可能な各仮想空間毎に、配
信するユーザ情報を制限するようにしてもよい。これ
を、図15を参照して説明する。
【0075】図15は、ログイン可能な各仮想空間毎
に、配信するユーザ情報を指定する場合の入力ダイアロ
グ1301を示す図である。
【0076】1303は、指定対象の仮想空間を選択す
るリストメニューであり、1302は、リストメニュー
1303で選択された仮想空間において、配信すべきユ
ーザ情報の種類を指定するためのラジオボタンである。
図15では、プロジェクトBの仮想空間にログインして
いるユーザに対しては、全てのユーザ情報を配信するよ
うに指定されている。この場合、仮想空間毎に、配信す
べきユーザ情報の種類を指定することが可能になり、例
えばプロジェクト間の関連性などに従い、ユーザ情報の
配信条件を決定することが可能になる。
【0077】また、上記の実施の形態では、ユーザの映
像を仮想空間内で相互に交換するようにしているが、テ
キストデータのみを仮想空間内で相互に交換するような
場合に適用してもよい。更に、映像データやテキストデ
ータの提示は、上記実施の形態における方法以外の方法
によってもよい。
【0078】また、上記の実施の形態では、仮想空間シ
ステムとして仮想オフィスシステムを例に挙げて説明し
たが、本発明はこれに適用することに限るわけではな
く、ネットワーク上に構築される様々な仮想空間システ
ムに本発明は適用することが可能である。
【0079】また、上記の実施の形態では、ホストサー
バ装置11がユーザ情報の変換を行なっているが、これ
に代わって、ホストサーバ装置11からの指示に従って
ユーザ端末装置が、ユーザ情報を表示する時に変換を行
なうようにしてもよい。
【0080】また、一人のユーザが同時に存在可能な複
数の仮想空間を指定するための情報は、予めサーバ装置
に記憶させておいてもよいし、ユーザのログイン毎に当
該情報を送信するような方法でもよい。
【0081】また、上記の実施の形態では、ユーザ端末
装置の動作はパーソナルコンピュータのソフトウエアに
よって実現しているが、これに代わって、ユーザ端末装
置のディスプレイを自立型専用端末として構成し、独自
にネットワークに接続するような構成にしてもよい。そ
の場合、各種のユーザ側の信号処理及び通信処理をすべ
て当該専用端末で処理することになる。
【0082】また、前述した実施の形態におけるホスト
サーバ装置及びユーザ端末装置の各機能を実現するソフ
トウェアのプログラムコードをそれぞれ記憶した各記憶
媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステム
あるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)
が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して
実行することによっても、本発明が達成されることは言
うまでもない。
【0083】この場合、各記憶媒体から読み出されたプ
ログラムコード自体が、前述の実施の形態におけるホス
トサーバ装置及びユーザ端末装置の各機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体が
本発明を構成することになる。
【0084】プログラムコードを供給するための記憶媒
体として、例えば、フロッピィディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0085】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施の形態に
おけるホストサーバ装置及びユーザ端末装置の各機能が
実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に
基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際
の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述
した実施の形態におけるホストサーバ装置及びユーザ端
末装置の各機能が実現される場合も、本発明に含まれる
ことは言うまでもない。
【0086】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施の形態におけるホス
トサーバ装置及びユーザ端末装置の各機能が実現される
場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
【0087】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1、請求項1
2または請求項17記載の発明によれば、各ユーザがロ
グイン可能な複数の仮想空間のうちの実際にログインす
る特定の1つの空間を設定する。そして、サーバ装置
が、複数のユーザ端末装置の1つから送られたユーザ情
報を受信し、受信されたユーザ情報を、該ユーザ情報の
送信元ユーザ端末装置のユーザが設定した特定な仮想空
間に位置する他のユーザ端末装置に対して配信する一
方、前記受信されたユーザ情報を、該ユーザ情報の送信
元ユーザ端末装置のユーザが存在可能な前記複数の仮想
空間のうち、前記特定な仮想空間以外の仮想空間に位置
する他のユーザ端末装置に対しても配信する。ユーザ情
報の配信を受けたユーザ端末装置では、これを表示す
る。
【0088】これにより、ユーザ情報を、仮想空間に属
するユーザに対して適切に配信することができ、複数の
仮想空間(グループ)に所属するユーザが、仮想空間内
で適切なコミュニケーションを図ることが可能となる。
【0089】また、請求項2、請求項13または請求項
18記載の発明によれば、前記受信されたユーザ情報に
対して所定の変換を施した上で、前記特定な仮想空間以
外の仮想空間に位置するユーザ端末装置に対して配信す
る。
【0090】これにより、ユーザ情報の無駄な配信や秘
匿情報の配信等を防ぐことが可能になる。
【0091】また、請求項3記載の発明によれば、前記
ユーザ情報は、ユーザに関わる映像データを含む。
【0092】これにより、より臨場感のあるプレゼンス
情報を提示することが可能になる。
【0093】また、請求項4記載の発明によれば、前記
所定の変換は、前記映像データの情報量を削減する変換
である。
【0094】これにより、ネットワークの通信帯域の有
効利用ができると共に、情報量が少なくとも映像データ
を利用することにより、ユーザの状況(特定な仮想空間
に存在しているか否か)を他のユーザに対して感覚的に
示すことが可能になる。
【0095】また、請求項5記載の発明によれば、前記
ユーザ情報は、ユーザによって任意に作成されたメッセ
ージデータを含む。
【0096】これにより、テキスト情報が仮想空間内に
適切に配信され、通信帯域の僅かな占有でもコミュニケ
ーションを図ることができる。
【0097】また、請求項6記載の発明によれば、前記
所定の変換の変換内容を、前記ユーザ情報の送信元ユー
ザ端末装置のユーザが指定可能である。
【0098】これにより、メッセージの内容などに応じ
てユーザ情報の配信を柔軟に変更することができ、利便
性が一層向上する。
【0099】また、請求項7記載の発明によれば、前記
指定は、前記特定な仮想空間以外の仮想空間毎に個別に
行なわれる。
【0100】これにより、所属する仮想空間に応じてユ
ーザ情報の配信を柔軟に行なうことができ、利便性が向
上する。
【0101】また、請求項9記載の発明によれば、ユー
ザ端末装置が、サーバ装置から配信されたユーザ情報を
受信して表示する受信表示手段を備え、該受信表示手段
は、サーバ装置の指示に従って、サーバ装置から配信さ
れたユーザ情報に対して所定の変換を行ない表示する。
【0102】これにより、サーバ装置での前記所定の変
換の処理が不要になり、サーバ装置の処理負荷を軽減す
ることが可能になる。
【0103】以上のように、本発明は、複数のグループ
(所属する業務プロジェクトや趣味的グループ等)に属
するユーザが仮想空間システムを利用する場合に利便性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る仮想空間システムの一実施の形態
の概要を示す図である。
【図2】本実施の形態に係る仮想オフィスシステムの構
成を示す図である。
【図3】ホストサーバ装置のハードウェア構成を示す図
である。
【図4】ホストサーバ装置のソフトウェア構成を示す図
である。
【図5】ユーザ端末装置のハードウェア構成を示す図で
ある。
【図6】ユーザが勤務するホームオフィスで、図5に示
される機器が設置された状況を示す図である。
【図7】ユーザ端末装置用ソフトウェアの構成を示す図
である。
【図8】ユーザ端末装置のディスプレイに表示されるロ
グインダイヤログを示す図である。
【図9】ユーザ端末装置のディスプレイに表示されるオ
フィスビューと呼ぶ仮想空間画面を示す図である。
【図10】仮想オフィス空間(オフィスビュー)に存在
するユーザ「山田」の個室オフィススペースが、当該仮
想オフィス空間に存在する他のユーザのユーザ端末装置
に表示された画面を示すものである。
【図11】ユーザ「山田」がユーザ端末装置のキーボー
ドを使って自由文メッセージを入力する際に、ユーザ端
末装置のディスプレイに表示される自由文メッセージの
入力ダイアログを示す図である。
【図12】ユーザ端末装置における動作手順を示すフロ
ーチャートである。
【図13】ホストサーバ装置の動作手順を示すフローチ
ャートである。
【図14】ログイン可能な各仮想空間毎に、異なる自由
文メッセージを提示する場合の入力ダイアログを示す図
である。
【図15】ログイン可能な各仮想空間毎に、配信するユ
ーザ情報を指定する場合の入力ダイアログを示す図であ
る。
【図16】米国White Pine Software Inc.の提供する多
地点テレビ会議システムのクライアント画面を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 ユーザ 2 仮想空間(A) 3 仮想空間(B) 4 仮想空間(C) 5〜7 情報 11 ホストサーバ装置(サーバ装置、記憶手段、受信
手段、第1の配信手段、第2の配信手段、受信表示手
段) 12 LAN 13〜17 ユーザ端末装置(第1の送信手段、取得手
段、第2の送信手段) 18 パーソナルコンピュータ 19 ユーザ端末装置用ソフトウェア 20 電話機 21 インターネット 22 パーソナルコンピュータ 23 ビデオカメラ 24 ユーザ端末装置用ソフトウェア 25 電話機 61 パーソナルコンピュータ本体 62 マウス 63 キーボード 64 ディスプレイ 65,66 ビデオカメラ 67 スピーカ 68 マイク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田處 善久 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 宮崎 貴識 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のユーザ端末装置に通信回線を介し
    て接続されたサーバ装置において、 ユーザが存在可能な複数の仮想空間を指定する情報と、
    該複数の仮想空間のうち当該ユーザーが設定する特定の
    1つを指定する情報とを記憶する記憶手段と、前記複数
    のユーザ端末装置の1つから送られたユーザ情報を受信
    する受信手段と、 前記受信手段によって受信されたユーザ情報を、該ユー
    ザ情報の送信元ユーザ端末装置のユーザが設定した前記
    特定の仮想空間に位置する他のユーザ端末装置に対して
    配信する第1の配信手段と、 前記受信手段によって受信されたユーザ情報を、該ユー
    ザ情報の送信元ユーザ端末装置のユーザが存在可能な複
    数の仮想空間のうち、前記特定の仮想空間以外の仮想空
    間に位置する他のユーザ端末装置に対して配信する第2
    の配信手段とを有することを特徴とするサーバ装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の配信手段は、前記受信手段に
    よって受信されたユーザ情報に対して所定の変換を施し
    た上で、前記特定な仮想空間以外の仮想空間に位置する
    ユーザ端末装置に対して配信することを特徴とする請求
    項1記載のサーバ装置。
  3. 【請求項3】 前記ユーザ情報は、ユーザに関わる映像
    データを含むことを特徴とする請求項2記載のサーバ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記所定の変換は、前記映像データの情
    報量を削減する変換であることを特徴とする請求項3記
    載のサーバ装置。
  5. 【請求項5】 前記ユーザ情報は、ユーザによって任意
    に作成されたメッセージデータを含むことを特徴とする
    請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のサーバ装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の配信手段によって行なわれる
    前記所定の変換の変換内容を、前記ユーザ情報の送信元
    ユーザ端末装置のユーザが指定可能であることを特徴と
    する請求項2乃至請求項5のいずれかに記載のサーバ装
    置。
  7. 【請求項7】 前記指定は、前記特定な仮想空間以外の
    仮想空間毎に個別に行なわれることを特徴とする請求項
    6記載のサーバ装置。
  8. 【請求項8】 サーバ装置に通信回線を介して接続され
    たユーザ端末装置において、 ユーザが存在可能な複数の仮想空間のうち当該ユーザー
    が設定する特定の1つを指定する情報を前記サーバ装置
    に送信する第1の送信手段と、 前記ユーザに関するユーザ情報を取得する取得手段と、 前記取得手段によって取得されたユーザ情報を前記サー
    バ装置に送信する第2の送信手段と、 前記サーバ装置から配信された他のユーザ情報を受信し
    て表示する受信表示手段とを有することを特徴とするユ
    ーザ端末装置。
  9. 【請求項9】 前記受信表示手段は、前記サーバ装置の
    指示に従って、前記サーバ装置から配信されたユーザ情
    報に対して所定の変換を行ない表示することを特徴とす
    る請求項8記載のユーザ端末装置。
  10. 【請求項10】 複数のユーザ端末装置と、該複数のユ
    ーザ端末装置に通信回線を介して接続されたサーバ装置
    とから成り、ネットワーク内に仮想的な空間を構築する
    仮想空間システムにおいて、 各ユーザ端末装置に設けられ、対応のユーザが存在可能
    な複数の仮想空間のうち当該ユーザーが設定する特定の
    1つを指定する情報を前記サーバ装置に送信する第1の
    送信手段と、 各ユーザ端末装置に設けられ、対応のユーザに関するユ
    ーザ情報を取得する取得手段と、 各ユーザ端末装置に設けられ、前記取得手段のうち対応
    の取得手段によって取得されたユーザ情報を前記サーバ
    装置に送信する第2の送信手段と、 前記サーバ装置に設けられ、ユーザーが存在可能な複数
    の仮想空間を指定する情報と第1の送信手段によって送
    信された前記特定の仮想空間を指定する情報とを記憶す
    る記憶手段と、 前記サーバ装置に設けられ、前記複数のユーザ端末装置
    の第2の送信手段から送られたユーザ情報を受信する受
    信手段と、 前記サーバ装置に設けられ、前記受信手段によって受信
    されたユーザ情報を、該ユーザ情報の送信元ユーザ端末
    装置のユーザが設定した前記特定の仮想空間に位置する
    他のユーザ端末装置に対して配信する第1の配信手段
    と、 前記サーバ装置に設けられ、前記受信手段によって受信
    されたユーザ情報を、該ユーザ情報の送信元ユーザ端末
    装置のユーザが存在可能な複数の仮想空間のうち、前記
    特定な仮想空間以外の仮想空間に位置する他のユーザ端
    末装置に対して配信する第2の配信手段と、 各ユーザ端末装置に設けられ、前記第1の配信手段また
    は前記第2の配信手段から配信された他のユーザ情報を
    受信して表示する受信表示手段とを有することを特徴と
    する仮想空間システム。
  11. 【請求項11】 前記第2の配信手段は、前記受信手段
    によって受信されたユーザ情報に対して所定の変換を施
    した上で、前記特定な仮想空間以外の仮想空間に位置す
    るユーザ端末装置に対して配信することを特徴とする請
    求項10記載の仮想空間システム。
  12. 【請求項12】 複数のユーザ端末装置に通信回線を介
    して接続されたサーバ装置に適用されるユーザ情報配信
    方法において、 ユーザが存在可能な複数の仮想空間を指定する情報と、
    該複数の仮想空間のうち当該ユーザーが設定する特定の
    1つを指定する情報とを記憶する記憶ステップと、 前記複数のユーザ端末装置から送られたユーザ情報を受
    信する受信ステップと、 前記受信ステップで受信されたユーザ情報を、該ユーザ
    情報の送信元ユーザ端末装置のユーザが設定した前記特
    定の仮想空間に位置する他のユーザ端末装置に対して配
    信する第1の配信ステップと、 前記受信手段で受信されたユーザ情報を、該ユーザ情報
    の送信元ユーザ端末装置のユーザが存在可能な複数の仮
    想空間のうち、前記特定の仮想空間以外の仮想空間に位
    置する他のユーザ端末装置に対して配信する第2の配信
    ステップとを有することを特徴とするユーザ情報配信方
    法。
  13. 【請求項13】 前記第2の配信ステップは、前記受信
    ステップで受信されたユーザ情報に対して所定の変換を
    施した上で、前記特定な仮想空間以外の仮想空間に位置
    するユーザ端末装置に対して配信することを特徴とする
    請求項12記載のユーザ情報配信方法。
  14. 【請求項14】 サーバ装置に通信回線を介して接続さ
    れたユーザ端末装置に適用されるユーザ情報表示方法に
    おいて、 ユーザが存在可能な複数の仮想空間のうち当該ユーザー
    が設定する特定の1つを指定する情報を前記サーバ装置
    に送信する第1の送信ステップと、 前記ユーザに関するユーザ情報を取得する取得ステップ
    と、 前記取得ステップによって取得されたユーザ情報を前記
    サーバ装置に送信する第2の送信ステップと、 前記サーバ装置から配信された他のユーザ情報を受信し
    て表示する受信表示ステップとを有することを特徴とす
    るユーザ情報表示方法。
  15. 【請求項15】 複数のユーザ端末装置と、該複数のユ
    ーザ端末装置に通信回線を介して接続されたサーバ装置
    とから成り、ネットワーク内に仮想的な空間を構築する
    仮想空間システムに適用されるユーザ情報配信表示方法
    において、 各ユーザ端末装置が、対応のユーザが存在可能な複数の
    仮想空間のうち当該ユーザーが設定する特定の1つを指
    定する情報を前記サーバ装置に送信する第1の送信ステ
    ップと、 各ユーザ端末装置が、対応のユーザに関するユーザ情報
    を取得する取得ステップと、 各ユーザ端末装置が、前記取得ステップによって取得さ
    れたユーザ情報を前記サーバ装置に送信する第2の送信
    ステップと、 前記サーバ装置が、ユーザーが存在可能な複数の仮想空
    間を指定する情報と、前記第1の送信ステップによって
    送信された前記特定な仮想空間を指定する情報とを記憶
    する記憶ステップと、 前記サーバ装置が、第2の送信ステップによって前記複
    数のユーザ端末装置から送られたユーザ情報を受信する
    受信ステップと、 前記サーバ装置が、前記受信ステップで受信されたユー
    ザ情報を、該ユーザ情報の送信元ユーザ端末装置のユー
    ザが設定した前記特定の仮想空間に位置する他のユーザ
    端末装置に対して配信する第1の配信ステップと、 前記サーバ装置が、前記受信ステップで受信されたユー
    ザ情報を、該ユーザ情報の送信元ユーザ端末装置のユー
    ザが存在可能な複数の仮想空間のうち、前記特定な仮想
    空間以外の仮想空間に位置する他のユーザ端末装置に対
    して配信する第2の配信ステップと、 各ユーザ端末装置が、前記第1の配信ステップまたは前
    記第2の配信ステップによって配信された他のユーザ情
    報を受信して表示する受信表示ステップとを有すること
    を特徴とするユーザ情報配信表示方法。
  16. 【請求項16】 前記第2の配信ステップは、前記受信
    ステップで受信されたユーザ情報に対して所定の変換を
    施した上で、前記特定な仮想空間以外の仮想空間に位置
    するユーザ端末装置に対して配信することを特徴とする
    請求項15記載のユーザ情報配信表示方法。
  17. 【請求項17】 複数のユーザ端末装置に通信回線を介
    して接続されたサーバ装置に適用されるユーザ情報配信
    方法をプログラムとして記憶した、コンピュータにより
    読み出し可能な記憶媒体において、 前記ユーザ情報配信方法が、 ユーザが存在可能な複数の仮想空間を指定する情報と、
    該複数の仮想空間のうち当該ユーザーが設定する特定の
    1つを指定する情報とを記憶する記憶ステップと、 前記複数のユーザ端末装置から送られたユーザ情報を受
    信する受信ステップと、 前記受信ステップで受信されたユーザ情報を、該ユーザ
    情報の送信元ユーザ端末装置のユーザが設定した前記特
    定の仮想空間に位置する他のユーザ端末装置に対して配
    信する第1の配信ステップと、 前記受信手段で受信されたユーザ情報を、該ユーザ情報
    の送信元ユーザ端末装置のユーザが存在可能な複数の仮
    想空間のうち、前記特定の仮想空間以外の仮想空間に位
    置する他のユーザ端末装置に対して配信する第2の配信
    ステップとを有することを特徴とする記憶媒体。
  18. 【請求項18】 前記第2の配信ステップは、前記受信
    ステップで受信されたユーザ情報に対して所定の変換を
    施した上で、前記特定な仮想空間以外の仮想空間に位置
    するユーザ端末装置に対して配信することを特徴とする
    請求項17記載の記憶媒体。
  19. 【請求項19】 サーバ装置に通信回線を介して接続さ
    れたユーザ端末装置に適用されるユーザ情報表示方法を
    プログラムとして記憶した、コンピュータにより読み出
    し可能な記憶媒体において、 前記ユーザ情報表示方法が、 ユーザが存在可能な複数の仮想空間のうち当該ユーザー
    が設定する特定の1つを指定する情報を前記サーバ装置
    に送信する第1の送信ステップと、 前記ユーザに関するユーザ情報を取得する取得ステップ
    と、 前記取得ステップによって取得されたユーザ情報を前記
    サーバ装置に送信する第2の送信ステップと、 前記サーバ装置から配信された他のユーザ情報を受信し
    て表示する受信表示ステップとを有することを特徴とす
    る記憶媒体。
  20. 【請求項20】 複数のユーザ端末装置と、該複数のユ
    ーザ端末装置に通信回線を介して接続されたサーバ装置
    とから成り、ネットワーク内に仮想的な空間を構築する
    仮想空間システムに適用されるユーザ情報配信表示方法
    をプログラムとして記憶した、コンピュータにより読み
    出し可能な記憶媒体において、 前記ユーザ情報配信表示方法が、 各ユーザ端末装置が、対応のユーザが存在可能な複数の
    仮想空間のうち当該ユーザーが設定する特定の1つを指
    定する情報を前記サーバ装置に送信する第1の送信ステ
    ップと、 各ユーザ端末装置が、対応のユーザに関するユーザ情報
    を取得する取得ステップと、 各ユーザ端末装置が、前記取得ステップによって取得さ
    れたユーザ情報を前記サーバ装置に送信する第2の送信
    ステップと、 前記サーバ装置が、ユーザーが存在可能な複数の仮想空
    間を指定する情報と、前記第1の送信ステップによって
    送信された前記特定な仮想空間を指定する情報とを記憶
    する記憶ステップと、 前記サーバ装置が、第2の送信ステップによって前記複
    数のユーザ端末装置から送られたユーザ情報を受信する
    受信ステップと、 前記サーバ装置が、前記受信ステップで受信されたユー
    ザ情報を、該ユーザ情報の送信元ユーザ端末装置のユー
    ザが設定した前記特定の仮想空間に位置する他のユーザ
    端末装置に対して配信する第1の配信ステップと、 前記サーバ装置が、前記受信ステップで受信されたユー
    ザ情報を、該ユーザ情報の送信元ユーザ端末装置のユー
    ザが存在可能な複数の仮想空間のうち、前記特定の仮想
    空間以外の仮想空間に位置する他のユーザ端末装置に対
    して配信する第2の配信ステップと、 各ユーザ端末装置が、前記第1の配信ステップまたは前
    記第2の配信ステップによって配信された他のユーザ情
    報を受信して表示する受信表示ステップとを有すること
    を特徴とする記憶媒体。
  21. 【請求項21】 前記第2の配信ステップは、前記受信
    ステップで受信されたユーザ情報に対して所定の変換を
    施した上で、前記特定な仮想空間以外の仮想空間に位置
    するユーザ端末装置に対して配信することを特徴とする
    請求項20記載の記憶媒体。
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