JP2002147856A - 人体洗浄温水装置 - Google Patents

人体洗浄温水装置

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JP2002147856A
JP2002147856A JP2000337550A JP2000337550A JP2002147856A JP 2002147856 A JP2002147856 A JP 2002147856A JP 2000337550 A JP2000337550 A JP 2000337550A JP 2000337550 A JP2000337550 A JP 2000337550A JP 2002147856 A JP2002147856 A JP 2002147856A
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Japan
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water
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human body
resin
pipe
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JP2000337550A
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English (en)
Inventor
Yasuo Hamada
靖夫 濱田
Makoto Hatakeyama
真 畠山
Kengo Iwata
賢吾 岩田
Takahiro Ohashi
隆弘 大橋
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイプヒータに樹脂製の案内手段を設けるこ
とによって、小型で応答性の良い温水装置を提供する。 【解決手段】 入水口1fから入った水が、案内手段1
cとパイプ内面1iとの間で形成される螺旋状の通水流
路1dを通過し、通水流路1dを通過中に電気発熱部1
bからの熱で温められ、出湯口1hより吐出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は人体を温水で洗浄す
る人体洗浄温水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の人体洗浄温水装置として
は、例えば実公平1−42757で提案されているよう
なセラミックパイプヒータがある。これは、図16に示
すとおり、セラミックパイプヒータ10aの内面10b
および外面10cに通水することによって、その両面か
らの発熱で水を加熱する局部洗浄装置用の温水装置であ
り、通水中にその通水中の水の温度を所望の温度まで昇
温している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、セラミ
ックパイプヒータ10aは、そのパイプ両面で水を加熱
するため、温水装置が大型になり、設置スペースを大き
くとってしまうという問題があった。また、小型化を図
るため内面10bのみで水を加熱しようとすると、加熱
面の伝熱W密度を大きくする必要があり、伝熱W密度を
大きくすると、沸騰音が耳障りになったり、ヒータ表面
が高温になることにより耐久性が問題になったりするの
で、パイプ内面にのみ水を通して小型化を図ることはで
きなかった。
【0004】一方、温水の温度を変化させながら人体洗
浄を行うことには以下の利点が知られている。例えば温
水と冷水のサイクルを積極的に変更させる温冷吐水を行
わせれば、それに伴って人体の血行が大幅に促進される
上、マッサージ感も高い。また、例えば、温水の温度変
化を温度が揺らぐように変化させながら人体洗浄を行え
ば、リラクゼーション効果があり、リラクゼーションと
血行促進を併せ持たせた洗浄を行うことができる。しか
しながら従来のセラミックパイプヒータでは、水を加熱
するために加熱面近傍に保有している水の量が多く、ま
た加熱面から水への熱伝達率が悪いため、急に水の温度
を変えたい場合でも、応答性が悪い。よって、上記のよ
うな温水の温度を変化させながら人体洗浄を行う温水装
置として用いるには難があった。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するために、
パイプヒータの内面にのみ通水し、さらに樹脂製の案内
手段をパイプ内面に挿入することによって、パイプ内面
から水への熱伝達率を上げ、耳障りな沸騰音が生じず、
応答性が良く、パイプ表面温度が高温になることによる
耐久性の低下もない、安全、快適で静音性を有する人体
洗浄温水装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記課
題を解決するために、本発明は以下のような構成をと
る。請求項1記載の人体洗浄温水装置は、人体に加熱水
を直接浴びせて洗浄する人体洗浄に用いられる温水装置
において、パイプ内側に通水した水を加熱するパイプヒ
ータと、該パイプヒータ内側に設け通水範囲を制限する
通水流路を形成する樹脂製の案内手段と、を有すること
を特徴とする。
【0007】こうすることによって、樹脂製の案内手段
により通水範囲が制限されるので、パイプ内側を流れる
水の流速が上昇し、乱流も促進され、熱伝達率を向上さ
せることができる。よって、パイプ内側にのみ通水して
も(加熱ヒータの水への伝熱W密度を大きくした場合で
も)、パイプ内面から水へ効率よく熱が伝達し、沸騰音
が発生したり、ヒータ表面が高温になることがなく、安
定した温水供給を安全に行うことができる。また、冷水
と混合せずに直接人体に浴びせる温水装置なので、水温
はせいぜい50℃前後であり、パイプ加熱面と案内手段
が接触することを考えても、耐熱温度として100℃前
後であれば十分である。さらに、パイプ加熱面と接触し
ない構造にする場合は、耐熱温度はさらに低くて良く、
70〜80℃程度の耐熱温度を有する樹脂を用いてよ
い。よって、材質としては、ABS樹脂やフェノール樹
脂、PP等を用いればよいし、難燃性であれば安全性は
格段に向上する。
【0008】また案内手段が樹脂製なので、案内手段挿
入時に、金属製の案内手段を挿入する場合のようにパイ
プ内面を傷つける心配が無く、傷が原因で起きる破損が
なく安全である。また、樹脂製なので金型成形で安価に
案内手段を製造することができるばかりか、通水流路を
目的に合わせて複雑にすることも容易で設計の自由度も
広がり、目的の商品設計に柔軟に対応できる。また、水
と接し熱負荷がかかる使用環境であるにも関わらず、金
属のように酸化腐食の心配をする必要がない。このよう
にパイプ内面にのみ通水しても安定した温水供給を安全
に行うことができるので、パイプ内面にのみ通水するこ
とにより、パイプヒータを用いた人体洗浄温水装置を小
型化することができる上に、水を加熱するために加熱面
近傍に保有している水の量が少ない。さらに、樹脂は金
属に比べて、一般に熱伝導度、比熱、密度がともに低い
ため、金属に比べ断熱効果があり、加熱された水の熱を
案内手段が奪いにくい。
【0009】これらの理由から、特に出湯初期の水温立
ち上がり時間や加熱停止時の水温戻り時間が金属製の案
内手段を用いる場合に比べ短く、加熱と加熱停止を繰り
返す温冷吐水を行うときの応答性も金属製の案内手段を
用いる場合に比べて良いという利点がある。よって、人
体洗浄温水装置として使う場合に、使用者を待たせるこ
となくすぐにお湯が使え、温冷吐水で人体洗浄を行う場
合の応答性の良さから、皮膚を急暖−急冷させることが
容易に行え、また、複雑な温度変化パターンでの洗浄も
簡単で、大幅な血行促進効果やマッサージ効果、揺らぎ
洗浄によるリラクゼーション効果を十分に引き出すこと
が容易である。
【0010】請求項2記載の人体洗浄温水装置は、パイ
プヒータの基材が金属であることを特徴とする。こうす
ることによって、基材の強度が高まり基材を薄くするこ
とができる。特に、管肉厚0.3〜1.5mm程度にす
ることによって、強度を保ちながら人体洗浄温水装置を
更に小型にすることができ、薄い上にセラミックや他の
材質に比べ熱伝導度が高いので、パイプヒータ上にある
発熱抵抗体から加熱面への熱応答性が飛躍的に高まり、
パイプ内面にのみ通水し樹脂製の案内手段で通水する範
囲を制限することによる応答性向上との相乗効果で、更
に水温調整の応答性を高めることができる。つまり、樹
脂製の案内手段を用いる効果を最大限に発揮させること
ができる。よって、人体洗浄装置としての使い勝手が飛
躍的に高まる。さらに、案内手段が樹脂製なので、パイ
プ基材と案内手段双方が異種金属の場合にイオン化傾向
の違いで生じる腐食(以降、電蝕と呼ぶ)の心配がな
い。よって、案内手段の材質を気にすることなく多様な
金属材料の中から目的の温水装置に最適な金属基材のパ
イプを選ぶことができ、電蝕によりパイプに穴があいた
り、通水流路が変形して初期性能が出なくなったりする
事なく、長年安全に使用することができる。
【0011】請求項3記載の人体洗浄温水装置は、通水
流路を流れる主流の流速をほぼ一定に保つように主流に
対する通水流路の断面形状がほぼ一定である樹脂製の案
内手段を有することを特徴とする。こうすることによっ
て、流速がほぼ一定であるため通水時の圧力損失を極め
て低く押さえることができ、低水圧の使用環境(例えば
井戸水の汲み上げやマンションの上階など)でも、圧力
損失が問題で別途ポンプを設けるといったことをする必
要がない。
【0012】請求項4記載の人体洗浄温水装置は、通水
流路を流れる主流の流速が変化するように主流に対する
通水流路の断面形状が変化する樹脂製の案内手段を有す
ることを特徴とする。こうすることによって、パイプヒ
ータ加熱面から水への熱伝達率をヒータ内で変更するこ
とができる。よって、加熱抵抗体の設置パターンや加熱
抵抗体の特性に合わせて、加熱面の中でも特に加熱量の
多い部分のみ流速を上げることができ、ヒーターとして
の加熱面から水への熱伝達率を向上させ効率のよい熱伝
達ができるばかりか、加熱量の多い部分のみ流速を上げ
ることができるので、通水時の圧力損失上昇も最小限に
抑えることができ、加熱抵抗体の設置パターンや加熱抵
抗体の特性による選定の自由度が飛躍的に高まり、使用
環境に合わせた最適で安全な人体洗浄温水装置を提供す
ることができる。また、樹脂製の案内手段により通水流
路を形成するので、通水流路の断面形状が変化する複雑
な形状も、金型成形で容易に行うことができ、コストア
ップになることもない。さらに、流れに乱れが生じるよ
うに主流の流速が変化する断面形状、例えば流路断面の
急激な拡縮や複数流路が離合を繰り返す形状にすれば、
乱流が促進され加熱面から水への熱伝達率を大幅に向上
させることができ、ひいてはコンパクトで静音性に優れ
た安全な人体洗浄温水装置を提供することができる。
【0013】請求項5記載の人体洗浄温水装置は、通水
流路を流れる主流の流速がパイプへの流入側から流出側
に向けて高まるように主流に対する通水流路の断面形状
を流入側から流出側に向けて小さくする樹脂製の案内手
段を有することを特徴とする。流速が一定の場合、加熱
によりパイプ流入から流出に向けて水温が上がっていく
と、加熱面温度と水温の差が小さくなり加熱面から水へ
の局所的な熱伝達率が低下したり、加熱抵抗体の温度が
パイプ流入側から流出側に向けて高くなったりするが、
こうすることによって、流速がパイプへの流入側から流
出側に向けて高まるので、流入から流出に向けて加熱面
から水への熱伝達率が低下したり、加熱抵抗体の温度が
パイプ流入側から流出側に向けて高くなったりする事を
防止又は軽減することができる。よって、局所加熱部分
からの沸騰音の発生を防止することができ、ひいては加
熱面の平均伝熱W密度を上げることができ、人体洗浄温
水装置の安全性や応答性、静音性を維持しながら、更に
小型化できる。
【0014】請求項6記載の人体洗浄温水装置は、前記
案内手段が自己消火特性を有する樹脂であることを特徴
とする。こうすることによって、万が一異常で局所加熱
が生じ、樹脂の溶融温度以上の熱負荷が樹脂製の案内手
段にかかったとしても、発火の恐れがない。よって、万
が一の異常時でも、発火による火事を起こすことがない
ばかりか、人体洗浄中や洗浄後にやけどを負う心配もな
い。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
をもとに詳細に説明する。図1は、本発明の温水装置1
で、(a)が斜視図、(b)が断面図である。1aがパ
イプヒータで、1bがその電気発熱部であり、パイプヒ
ータ1aは、ステンレスパイプの外表面に絶縁層を積層
し、この絶縁層の外表面に発熱抵抗体を配設し、さらに
この発熱抵抗体と絶縁層の外表面に保護層を配設し、電
気発熱部1bを構成している。1cは、樹脂製の案内手
段であり、1dが通水流路である。樹脂製の案内手段1
cの材質としては、自己消化性があり、耐熱性も高い樹
脂PPSを用いている。
【0016】次に、水の流れについて説明すると、パイ
プヒータ1aの一端である流入側にはソケット1eが取
り付けられた入水口1fが、もう一端である流出側には
ソケット1gが取り付けられた出湯口1hがあり、ソケ
ット1eを介して入水口1fから入った水は、案内手段
1cとパイプ内面1iとの間で形成される螺旋状の通水
流路1dを通過し、通水流路1dを通過中に電気発熱部
1bからの熱で温められ、出湯口1hより吐出する。
【0017】ソケット1e、1gの水圧によるはずれ防
止方法として、ソケット1e、1gに支柱1jを、ねじ
止めにより固定する方法をとっている。支柱1jの固定
方法としては、かしめや接着等でもよい。さらに、ソケ
ット1e、1gとパイプヒータ1a外表面の間から水が
漏れないように、ソケット1e、1gにはO−リング1
kが内装されており、シール性を確保している。このO
−リング1kは、使用環境によっては、V−パッキンや
別のシール材を用いてもよい。案内手段1cは、パイプ
ヒータ1a内の電気発熱部1bで固定されるように、案
内手段1cの一端は案内手段1cより外径の小さい案内
手段部芯棒1mを突出させ、案内手段部芯棒1mの端の
フランジ1nをソケット1eとパイプヒータ1aで挟み
込むことにより固定している。案内手段部芯棒1mの外
径を案内手段1cの外径より小さくしているのは、電気
発熱部1bからの熱と水が熱交換する範囲に案内手段1
cをおくことにより、通水時の無用な圧力損失を防ぐた
めである。
【0018】ここで、樹脂製の案内手段1cにより、通
水範囲が制限されているため、流速が向上し、樹脂製の
案内手段1cを入れない場合に比べ、電気発熱部1bか
ら水への熱伝達率を大幅に上げることができる。図2
(a)は、樹脂製の案内手段を入れた場合(図中のA)
と入れない場合(図中のB)の発熱エリアの外表面平均
温度を測定し比較したグラフであり、図2(b)は、沸
騰音の発生状況を測定し比較したグラフである。表面温
度は、サーモグラフィにより測定し、沸騰音(音圧)測
定は、無響室にて、パイプヒータボディから50mmの
距離にマイクロフォンを設置して行っている。また、横
軸の伝熱W密度は、投入電力をパイプヒータ1aの加熱
面積で割ったのものである。図2(a)、(b)からわ
かるように、樹脂製の案内手段1cを入れた場合は、入
れない場合に比べ、発熱体の表面温度を下げることがで
き、逆に沸騰音が発生する伝熱W密度を大幅に上昇させ
ることができる。
【0019】よって、樹脂製の案内手段1cを用いるこ
とにより、加熱面から水への熱伝達率を大幅に向上させ
ることができるので、設計投入電力で静音性やヒータの
安全性を確保しながら、パイプヒータ1aをひいては温
水装置1を小型化できる。さらに、案内手段の材質が樹
脂なので、案内手段が金属の場合のように挿入時パイプ
内面を傷つけることがないばかりか、パイプがステンレ
スパイプであるにもかかわらず、異なる材質の金属案内
手段を用いた場合に起きるイオン化傾向の違いによるパ
イプヒータ1a又は案内手段1cの腐食が起きることも
ない。また、ソケット1e、1gもパイプを傷つけた
り、イオン化傾向の違いによる腐食を気にする必要がな
い樹脂製にするのが望ましい。
【0020】図3(a)は、樹脂製の案内手段1cを用
いた場合(図中のC)と、樹脂製の案内手段1cと全く
同じ形状の金属製の案内手段を用いた場合(図中のD)
の、加熱開始からの水温の立ち上がり時間を比較したグ
ラフであり、図3(b)は、加熱停止からの水温の戻り
時間を比較したグラフである。樹脂製の案内手段1cの
材質は、前述の通りPPSであり、金属製の案内手段の
材質は黄銅である。流量は300cc/min、投入電
力は800Wで、図3(a)では一気に800W通電
し、図3(b)は800W通電後60秒後に一気に通電
OFFをしている。図3(a)のグラフから、金属製の
案内手段に比べ、樹脂製の案内手段の方が、昇温時間が
短い。この場合は、5℃弱の水が35℃まで昇温するの
に、樹脂製の案内手段1cは、金属製の案内手段に比べ
て約1秒早い。さらに40℃まで昇温するのは、約2秒
早い。また、樹脂製の案内手段1cの場合は、数十秒レ
ベルであれば、昇温温度も金属製の案内手段に比べて高
い。これは、金属製の案内手段が加熱された水の熱を奪
い続けるためである。同様に、図3(b)のグラフか
ら、水温の戻り時間も、金属製の案内手段に比べ、樹脂
製の案内手段1cを用いた方が短い。この場合は、水温
が10℃まで下がるまでに、樹脂製の案内手段1cは、
金属製の案内手段に比べて約1秒早い。これは、樹脂に
比べ金属の方が一般に熱容量が大きく、この場合も通電
OFF後、金属製の案内手段に蓄熱された熱量の放出量
が樹脂製の案内手段より多いためである。
【0021】このように、樹脂製の案内手段を用いる方
が、出湯初期の水温立ち上がり時間が短いので、使いた
いときにすぐにお湯が使え、使用者を待たせることがな
く快適に温水を使用することができる。また、加熱停止
時の水温戻り時間も金属製の案内手段を用いる場合に比
べ短いので、加熱と加熱停止を繰り返す温冷吐水を行う
ときの応答性も金属製の案内手段を用いる場合に比べて
良く、温冷吐水で人体洗浄を行う場合、皮膚を急暖−急
冷させることが容易に行え、また、複雑な温度変化パタ
ーンでの洗浄も通電量の制御に対する水温の追従性が大
変良く、複雑な温度変化パターンでの洗浄を簡単に行
え、大幅な血行促進効果がある。
【0022】案内手段1cの通水流路の形状としては、
本実施例のように螺旋状に通水流路1dを形成し、螺旋
状に水を流すと、流速を極端に上げることができるの
で、電気発熱部1bから水への熱伝達率を特に良好に上
げることができる。
【0023】また、螺旋溝の形状として、図4(a)に
示すように、通水流路2aの断面積が流入側から流出側
に向けて小さくなるように構成すると、流速がパイプへ
の流入側から流出側に向けて高まるので、加熱による水
温上昇によって流入から流出に向けて加熱面から水への
局所的な熱伝達率が低下したり、加熱抵抗体の温度がパ
イプ流入側から流出側に向けて高くなったりする事を防
止又は軽減することができる。よって、発熱抵抗体の温
度分布をより均一にすることができ、局所加熱が起きに
くく、局所加熱部分からの沸騰音の発生を防止すること
ができ、ひいては加熱面の平均伝熱W密度を上げること
ができる。よって、人体洗浄温水装置の安全性や応答
性、静音性を維持しながら、更に小型化できる。
【0024】樹脂製の案内手段上の通水流路断面積の変
化方法としては、図4(b)における通水流路2bのよ
うに段を設け一気に変更させてもよいし、図4(c)に
おける通水流路2cのようにパイプの径方向にテーパを
つけ面積を変更してもよいし、図4(d)における通水
流路2dのようにパイプの径方向に段をつけ面積を変更
してもよい。また、パイプ長手方向に螺旋のピッチを変
えることによって断面積を変更してもよい。段を付ける
場合は、圧力損失は増加するが乱流が促進され、加熱面
から水への熱伝達率を向上させることができる。逆に、
テーパをつける場合は圧力損失の増大を低減でき、低水
圧環境での使用に好適であるので、使用環境によって使
い分ければよい。
【0025】さらに、断面積の変化方法として、図5
(a)に示す案内手段のように、2流路が離合を繰り返
すようにしたり、図5(b)に示す案内手段のように、
拡縮を繰り返すようにしたりして、積極的に乱流を促進
する形状も考えられる。通水時の圧力損失より加熱面か
ら水への熱伝達率を優先させたい使用環境においては、
加熱面の平均伝熱W密度を上げることができ、人体洗浄
温水装置の安全性や応答性、静音性を維持しながら、更
に小型化できる上に、樹脂製の案内手段なので、複雑な
形状であっても容易に作成できる。
【0026】また、螺旋溝の形状として、図6に示すよ
うに、パイプ長手方向に対して垂直に形成される垂直溝
3aと斜めに形成される斜め溝3bをつなぐ形状で螺旋
溝を形成してもよい。ここで、図6上の矢印Eからみた
案内手段3cが図7であるが、図7のように、矢印Eか
らみた場合の斜め溝3bを案内手段部芯棒3dの径Fと
同じか又は小さくすれば、矢印E方向からの2つの割型
で成形し割型を抜くことができるので、より安価に案内
手段3cを製造することができる。
【0027】また、螺旋溝の形状として、図8のように
通水流路4aの流路断面が台形になるようテーパをつけ
てもよい。こうすることによって螺旋状に通水できる形
状でありながら、樹脂製であるので容易に、3つ割の金
型で成形を行うことができ、安価に案内手段を製造する
ことができる。
【0028】また、螺旋溝の成形割型を形状に応じて4
つ、5つと増やすことによって、2つ割や3つ割に比べ
製造コストは上がってしまうが、より複雑な流路形状に
も簡単に対応できることは言うまでもない。よって、使
用目的に応じて、成形方法は選択すればよい。
【0029】また、この樹脂製の案内手段に形成される
通水流路は、螺旋溝に限定されるものではない。例えば
図9(a)で示すとおり、単純に円柱状の案内手段5a
で円環状の通水流路5bを形成させてもよい。この場
合、図9(b)に示すとおり、円環状の通水流路5bの
流路断面積が徐々に小さくなるようにしても良く、こう
すれば、図4にて説明した螺旋溝の形状と同様の効果を
得ることができる。さらに、図10のように、案内手段
6aに円環状の通水流路面積が、パイプヒータ長手方向
に対して、変化するようにして乱流を促進させてもよい
し、図11のように案内手段の通水流路に規則的又は不
規則に突起をつけ、乱流を促進させてもよい。このよう
な形状であっても、樹脂製の案内手段なので、成形が安
価に容易に行えるので、使用目的に応じて適宜、案内手
段の通水流路形状を決めればよい。
【0030】また、案内手段の樹脂材料を特に断熱性の
高い、たとえば発砲させたウレタン、塩化ビニル、ポリ
スチレンを用いれば、加熱された水の熱が案内手段に奪
われることがほとんどないので、電気発熱部からの熱が
効率よく水に伝わり、特に出湯初期における温水特性を
さらに良好に維持することができる。これら断熱性の高
い樹脂材料の吸水が問題になる場合は、表面にコーティ
ング加工を施せばよい。
【0031】また、案内手段の樹脂材料として、上記実
施例で説明したPPS樹脂以外でも、自己消火性のあ
る、たとえばPC、PA、メラミン樹脂等を用いれば、
故障により、ヒータが異常加熱した場合でも、樹脂製の
案内手段が発火することがなく、火災の恐れが生じず安
全である上に、人体洗浄中や洗浄後にやけどを負う心配
がない。
【0032】以上の説明の温水装置を局部洗浄装置に組
み込んだ実施例が、図12である。局部洗浄装置は、水
道水温度〜50℃程度までの範囲で適宜季節や個人の好
みに応じて、水温を変更し、ノズル7aから洗浄水を吐
出させることによって、局部を洗浄する装置であるが、
本実施例の局部洗浄装置7bも、上記説明の構成を取る
ことによって、水道水を所望の温度に加熱し、その加熱
水を直接局部に向けて吐出している。温水装置7cは、
図13に示すとおり、水道1次圧を減圧する減圧弁7d
や止水流調弁7eを介して水道圧2次側の、洗浄ノズル
7aとの間に、通水による水圧でソケット7f、7gが
外れないように、ソケット7f、7gそれぞれを、局部
洗浄装置7b本体に取り付け部7h、7iで取り付けて
いる。そして、電子制御部7jにより、使用者の設定温
度や設定流量、水勢などの設定条件に応じて、供給電力
と流量を制御して、水道水を所望の温度に制御し、吐出
する。上記説明のように、本発明の温水装置は、応答性
がよく一気に所望の温度まで加熱することができるの
で、洗浄初期に行われる加熱水が吐出されるまでの捨て
水を最小限に押さえることができ、使用者を待たせるこ
とがない快適な洗浄を提供することができる。更に局部
の血行促進のための温冷吐水やリラクゼーションのため
の揺らぎ洗浄といった付加洗浄も容易に行え、痔の予防
効果が高められ、揺らぎ洗浄によるトイレ空間でのリラ
クゼーションも可能となる。
【0033】また、図14のように、本発明温水装置
は、大変コンパクトであるため、人体洗浄用の洗浄ノズ
ル8aの中に、温水装置8b自体を組み込むことも容易
である。こうすることによって、吐水孔までの距離が大
幅に短いので、更に温水制御の応答性を高めることがで
き、ほとんど捨て水を行う必要が無く、また局部の血行
促進のための温冷吐水といった付加洗浄も、局部に当た
る温水の温度を細かく制御しながら行う事ができ、温冷
吐水による血行促効果を従来に比べ飛躍的に高めること
ができる。また、温水装置を別途に設ける必要が無く、
給湯設備の無いところでも容易に温水で人体洗浄が行え
便利である上、温水装置を設けるスペースが足りないと
いった設置の制限を受けることもない。さらに、図14
では、洗浄水の噴流形態の違う吐水孔8c、8dを用
い、温水装置8bでの加熱後に、洗浄用途に応じて流路
を切り替える切り替えバルブ8eを組み込んでいるが、
洗浄用途に応じて噴流形態を切り替える必要がない時
は、この切り替えバルブ8eは、省略しても良い。ま
た、大変コンパクトであるため携帯性にも優れ、洗浄ノ
ズル8aの入水口8cを水道や貯水タンクに繋ぎ、温水
装置8bや切り替えバルブ8e、流量調節バルブ等への
電力供給のために電源ケーブルをコンセントに繋ぐだけ
で、どこでも容易に人体洗浄用の温水装置として使用す
ることができる。特に、局部洗浄用として使用する場合
は、従来の携帯タイプの局部洗浄装置のように湯切れを
起こす問題が生じず、使用者が満足いくまで十分な洗浄
を行うことができる。
【0034】上記実施例では、ステンレス製のパイプヒ
ータを用いて説明したが、パイプヒータに樹脂製の案内
手段を挿入する本発明は、これに限られたものではな
い。例えば、パイプ基材をセラミックにした場合でも、
本発明の樹脂製案内手段をパイプ内部に挿入することに
よって、加熱面から温水への熱伝達率を大幅に上げるこ
とができる上に、案内手段挿入時に、金属製の案内手段
を挿入する場合のようにパイプ内面を傷つけることがな
く、傷が原因で起きる破損の心配もなく安全である。さ
らに、出湯応答性も金属製の案内手段を用いる場合に比
べ向上するので、従来のセラミックパイプヒータに比べ
大幅な小型化が可能となり、大変応答性の良い人体用温
水装置を提供することが可能となる。
【0035】また、樹脂製の案内手段として、弾性力に
富む樹脂を用いれば(例えばゴム)、冬季にパイプヒー
タ内の水が凍結してしまうような使用環境においても、
水が氷になることによる体積膨張を案内手段が吸収し、
パイプヒータが凍結破損することを未然に防ぐことがで
きる。よって、このような弾力性に富む案内手段を使え
ば、冬季に温水装置を使用しない場合、従来のようにわ
ざわざ温水装置内の水を抜いておく必要が無く、快適性
に優れる。
【0036】また、図15(a)のように、案内手段9
aとして市販のチューブを用いれば案内手段を安価に提
供できる上、図15(b)のようにチューブをねじって
挿入すれば、簡単に螺旋流路を形成し、加熱面から水へ
の熱伝達率を大幅に向上させることができる。また、図
15(c)のようにチューブ長手方向に間隔を空けて萎
めることにより、乱流を促進させ加熱面から水への熱伝
達率を向上させることもできる。特にシリコンチューブ
を用いれば、耐熱性や耐久性も高く、信頼性を大幅に向
上させることができる。また、弾力性に富むチューブを
用いれば、前記実施例と同様の効果を得られる。
【0037】これら実施例においては、パイプヒータと
してパイプ断面が丸形状を採用したが、特に丸形状に限
定されるものではなく、パイプの断面形状が、楕円や多
角形状の形状であっても本発明を逸脱するものではない
し、案内手段が樹脂製なので、案内手段の製造が容易
で、案内手段をパイプ形状に柔軟に対応させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る温水装置の斜視図及び断面図
【図2】 本発明に係る温水装置の表面温度グラフと沸
騰音グラフ
【図3】 本発明に係る温水装置の水温グラフ
【図4】 本発明に係る案内手段の他の実施例
【図5】 本発明に係る案内手段の他の実施例
【図6】 本発明に係る案内手段の成形例
【図7】 本発明に係る案内手段の正面図
【図8】 本発明に係る案内手段の成形例
【図9】 本発明に係る案内手段の他の実施例
【図10】 本発明に係る案内手段の他の実施例
【図11】 本発明に係る案内手段の他の実施例
【図12】 本発明に係る温水装置を組み込んだ局部洗
浄装置の斜視図
【図13】 本発明に係る温水装置を組み込んだ局部洗
浄装置の温水系統図
【図14】 本発明に係る温水装置を組み込んだ人体洗
浄の他の実施例
【図15】 本発明に係る案内手段の他の実施例
【図16】 従来の温水装置の断面図
【符号の説明】 1a…パイプヒータ1b…電気発熱部1c…案内手段1
d…通水流路1e…ソケット1f…入水口1g…ソケッ
ト1h…出湯口1i…パイプ内面1j…支柱1k…O−
リング1m…案内手段部芯棒1n…フランジ2a…通水
流路2b…通水流路2c…通水流路2d…通水流路3a
…垂直溝3b…斜め溝3c…案内手段3d…案内手段部
芯棒4a…通水流路5a…案内手段5b…通水流路6a
…案内手段7a…ノズル7b…局部洗浄装置7c…温水
装置7d…減圧弁7e…止水流調弁7f…ソケット7g
…ソケット7h…取り付け部7i…取り付け部7j…電
子制御部8a…洗浄ノズル8b…温水装置8c…吐水孔
8d…吐水孔8e…切り替えバルブ8f…入水口9a…
案内手段10a…セラミックパイプヒータ10b…内面
10c…外面
フロントページの続き (72)発明者 大橋 隆弘 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D038 JB04 3L034 BA14 BB02 4C094 AA08 AA09 BB15 DD14 EE20 EE34 GG08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体に加熱水を直接浴びせて洗浄する人
    体洗浄に用いられる温水装置において、パイプ内側に通
    水した水を加熱するパイプヒータと、該パイプヒータ内
    側に設け通水範囲を制限する通水流路を形成する樹脂製
    の案内手段と、を有することを特徴とする人体洗浄温水
    装置。
  2. 【請求項2】 前記パイプヒータの基材が金属であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の人体洗浄温水装置。
  3. 【請求項3】 前記通水流路を流れる主流の流速をほぼ
    一定に保つように主流に対する通水流路の断面形状がほ
    ぼ一定である樹脂製の案内手段を有することを特徴とす
    る請求項1又は2記載の人体洗浄温水装置。
  4. 【請求項4】 前記通水流路を流れる主流の流速が変化
    するように主流に対する通水流路の断面形状が変化する
    樹脂製の案内手段を有することを特徴とする請求項1又
    は2記載の人体洗浄温水装置。
  5. 【請求項5】 前記通水流路を流れる主流の流速がパイ
    プへの流入側から流出側に向けて高まるように主流に対
    する通水流路の断面形状を流入側から流出側に向けて小
    さくする樹脂製の案内手段を有することを特徴とする請
    求項4記載の人体洗浄温水装置。
  6. 【請求項6】 前記案内手段は自己消火特性を有する樹
    脂であることを特徴とする請求項1乃至5記載の人体洗
    浄温水装置。
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