JP2002135768A - データ受信装置、データ送受信システム - Google Patents

データ受信装置、データ送受信システム

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JP2002135768A
JP2002135768A JP2000321354A JP2000321354A JP2002135768A JP 2002135768 A JP2002135768 A JP 2002135768A JP 2000321354 A JP2000321354 A JP 2000321354A JP 2000321354 A JP2000321354 A JP 2000321354A JP 2002135768 A JP2002135768 A JP 2002135768A
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data
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Hiroshi Nishiyama
博 西山
Satoshi Tanaka
聡 田中
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画質の劣化を抑制して間引き処理をしてデー
タ伝送をする。 【解決手段】 連続する映像データのそれぞれに異なる
間引き処理をする間引き処理手段と、間引き処理手段で
間引き処理がされた映像データを送信する送信手段とを
備える映像送信処理装置15〜18と、隣接するフレー
ムごとに異なる映像位置が間引かれた映像データを通信
回線を介して受信する受信手段と、上記受信手段で受信
した映像データを異なる映像位置が間引かれた複数の映
像データを記憶する記憶手段と、上記記憶手段に記憶さ
れた複数の映像データを合成して一画面分の映像データ
を作成する合成処理手段とを備える映像受信処理装置1
1,1とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ送信側から
間引き処理がされて送信された映像データを受信して合
成するデータ受信装置、データ送受信システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来において、車両内でデータを伝送す
るデータ伝送システムとしては、光ファイバケーブルを
車両内に施設し、光ファイバケーブルを用いてコマンド
やオーディオデータを伝送するものが知られている。
【0003】このデータ伝送システムでは、例えばフロ
ントシート近傍に設けられているオーディオ再生装置
と、リアシート近傍に設けられたスピーカ装置との間を
光ファイバケーブルを用いて接続したものがある。この
データ伝送システムでは、例えばディスク状記録媒体に
記録されたオーディオデータをオーディオ再生装置によ
り再生し、光ファイバケーブルを介してリアシート側の
スピーカ装置に伝送して視聴者に視聴させることが行わ
れている。
【0004】このデータ伝送システムにおいては、ケー
ブルの伝送容量に制限があるために、伝送するデータの
容量を少なくする手法として映像データのラインデータ
毎に間引くという間引き処理が行われることが多い。
【0005】ラインデータを間引く処理をするデータ送
信装置300は、図9に示すように、A/D変換部31
1、間引き処理部312、記憶部313、通信IC31
4を備えて構成されている。このデータ送信装置300
では、例えばナビゲーション装置301からのアナログ
映像信号を送信するに際して、アナログ映像信号をA/
D変換部311で入力し、A/D変換部311でディジ
タルデータとされた映像データのラインデータを間引き
処理部312により間引き、間引き処理後の映像データ
を記憶部313に一旦格納した後に、通信IC314に
より映像データをケーブルを介してデータ受信装置に送
信する。
【0006】一方、データ送信装置300からの映像デ
ータを受信するデータ受信装置400は、図10に示す
ように通信IC411、記憶部412、合成処理部41
3、VRAM414を備えて構成されている。このデー
タ受信装置400では、例えばモニタ装置401に受信
した映像データの内容を表示するときには、通信IC4
11で映像データを受信し、記憶部412に一画面分の
映像データを格納し、間引きされていないラインデータ
を間引きされたラインにコピーすることで一画面分の映
像データを合成処理部413により作成してVRAM4
14に格納したモニタ装置401に出力する。
【0007】このようなデータ伝送システムにおいて、
間引き処理部312によりラインデータを間引くときに
は、図11(a)及び図12(a)に示すように例えば
奇数ラインを間引いて、偶数ラインのラインデータから
なる映像データとする。これに対し、合成処理部413
は、図11(b)及び図12(b)に示すように偶数ラ
インからなる映像データをライン毎にコピーして奇数ラ
インに貼り付ける。これにより、偶数ラインA、奇数ラ
インA’、偶数ラインB・・・からなる映像データ(図
11(a))を、偶数ラインA、偶数ラインA、偶数ラ
インB・・・からなる映像データ(図11(b))を作
成する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の間引き
処理、合成処理では、奇数ライン又は偶数ラインのいず
れかを間引いて映像データの送信、偶数ライン又は奇数
ラインのいずれかをコピーして映像データの受信をして
いるので、再生する映像データの画質が劣化するという
問題点がある。また、フレーム毎に偶数ライン、奇数ラ
インを交互に間引いてデータ送信装置300から映像デ
ータを送信して、データ受信装置400で復号するもの
であっても同様の問題が発生する。
【0009】更に、送信する映像データ量を少なくする
他の手法としては、MPEG2等の画像圧縮技術が存在
し、非圧縮の映像データのデータ量と比較して1/10
程度とすることができるが、間引き処理と比較して映像
の圧縮処理及び解凍処理に要する処理時間が長くなって
リアルタイム性が損なわれるおそれがある。また、通
常、MPEG2等の画像圧縮技術は、その処理内容が複
雑であるために、データ送信装置300及びデータ受信
装置400のコストが高くなるという問題点がある。
【0010】そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて
提案されたものであり、画質の劣化を抑制して間引き処
理をしてデータ伝送をすることができるデータ受信装
置、データ送受信システムを提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために、連続する映像データのそれぞれに異な
る間引き処理をするデータ送信装置からの映像データを
受信するデータ受信装置において、隣接するフレームご
とに異なる映像位置が間引かれた映像データを通信回線
を介して受信する受信手段と、上記受信手段で受信した
異なる映像位置が間引かれた複数の映像データを記憶す
る記憶手段と、上記記憶手段に記憶された複数の映像デ
ータを合成して一画面分の映像データを作成する合成処
理手段とを備える。
【0012】このデータ受信装置では、連続するフレー
ムの映像データを合成して一画面分の映像データを作成
することで、間引きされていない映像データを作成す
る。
【0013】本発明に係るデータ受信装置において、上
記データ送信装置は第1フレームの映像データの奇数ラ
イン又は偶数ラインを間引く処理をし、第1フレームに
続く第2フレームの映像データの偶数ライン又は奇数ラ
インを間引く処理をし、上記記憶手段は、第1フレーム
の映像データを第1記憶領域に記憶し、第2フレームの
映像データを第2記憶領域に記憶し、上記合成処理手段
は、上記第1記憶領域及び上記第2記憶領域に記憶され
た映像データを合成して一画面分の映像データを作成す
る。
【0014】このデータ受信装置では、一方のラインの
映像データを先ず受信し、次に他方のラインの映像デー
タを受信して間引きされていない一画面分の映像データ
を作成する。
【0015】本発明に係るデータ受信装置において、上
記データ送信装置は連続するフレームの映像データの各
ラインの一部を間引く処理を繰り返し、上記記憶手段
は、各フレームの映像データを複数の記憶領域に格納
し、上記合成処理手段は、複数の記憶領域に記憶された
映像データを合成して一画面分の映像データを作成す
る。
【0016】このデータ受信装置では、各ラインの一部
の映像データを連続して受信して複数の映像データを合
成して間引きされていない一画面分の映像データを作成
する。
【0017】本発明に係るデータ受信装置において、上
記映像データは、ナビゲーション装置からの映像データ
又は車両の後方に設置されたカメラ装置からの映像デー
タである。
【0018】本発明に係るデータ送受信システムは、上
述の課題を解決するために、連続する映像データのそれ
ぞれに異なる間引き処理をする間引き処理手段と、上記
間引き処理手段で間引き処理がされた映像データを送信
する送信手段とを備えるデータ送信装置と、隣接するフ
レームごとに異なる映像位置が間引かれた映像データを
通信回線を介して受信する受信手段と、上記受信手段で
受信した異なる映像位置が間引かれた複数の映像データ
を記憶する記憶手段と、上記記憶手段に記憶された複数
の映像データを合成して一画面分の映像データを作成す
る合成処理手段とを備えるデータ受信装置とを備える。
【0019】このデータ送受信システムでは、連続する
フレームの映像データを合成して一画面分の映像データ
を作成することで、間引きされていない映像データを作
成する。
【0020】本発明に係るデータ送受信システムにおい
て、上記データ送信装置の間引き処理手段は、第1フレ
ームの映像データの奇数ライン又は偶数ラインを間引く
処理をし、第1フレームに続く第2フレームの映像デー
タの偶数ライン又は奇数ラインを間引く処理をし、上記
記憶手段は、第1フレームの映像データを第1記憶領域
に記憶し、第2フレームの映像データを第2記憶領域に
記憶し、上記合成処理手段は、上記第1記憶領域及び上
記第2記憶領域に記憶された映像データを合成して一画
面分の映像データを作成する。
【0021】このデータ送受信システムでは、一方のラ
インの映像データを先ず受信し、次に他方のラインの映
像データを受信して間引きされていない一画面分の映像
データを作成する。
【0022】本発明に係るデータ送受信システムにおい
て、上記データ送信装置は連続するフレームの映像デー
タの各ラインの一部を間引く処理を繰り返し、上記記憶
手段は、各フレームの映像データを複数の記憶領域に格
納し、上記合成処理手段は、複数の記憶領域に記憶され
た映像データを合成して一画面分の映像データを作成す
る。
【0023】このデータ送受信システムでは、各ライン
の一部の映像データを連続して受信して複数の映像デー
タを合成して間引きされていない一画面分の映像データ
を作成する。
【0024】本発明に係るデータ送受信システムにおい
て、上記映像データは、ナビゲーション装置からの映像
データ又は車両の後方に設置されたカメラ装置からの映
像データである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0026】本発明は、例えば図1に示す車載用映像デ
ータ伝送システムに適用される。この車載用映像データ
伝送システムでは、複数の映像ソース及び複数の受信端
末がネットワーク上に接続されて構成されてなり、例え
ば図1に示すように映像ソースとしてゲーム装置26、
DVD(Digital Video Disc)プレーヤ等の映像再生装
置27、バックカメラ28、ナビゲーション装置29、
TVチューナ等を有する放送信号受信装置30を備え、
受信端末としてフロントモニタ21及びリアモニタ24
を備える一例について説明する。
【0027】この車載用映像データ伝送システムは、第
1映像受信処理装置11及び第2映像受信処理装置1
2、オーディオ再生装置13、増幅処理装置14、第1
映像送信処理装置15、第2映像送信処理装置16、第
3映像送信処理装置17、第4映像送信処理装置18が
単一のケーブル101により接続されて車両内に施設さ
れて構成されている。この車載用映像データ伝送システ
ムにおけるケーブル101は、例えば光ファイバからな
り、例えば22Mbps程度の所定の伝送可能容量を有
する。なお、図1では、車載用映像データ伝送システム
を構成する各部を接続するケーブル101を実線で図示
し、アナログ信号の伝送線を点線で図示している。
【0028】また、この車載用映像データ伝送システム
は、第1映像受信処理装置11と接続されたフロントモ
ニタ21及びフロントモニタ操作入力装置22と、増幅
処理装置14と接続された音響出力装置23と、第2映
像受信処理装置12と接続されたリアモニタ24、リア
モニタ操作入力装置25及びゲーム装置26と、第1映
像送信処理装置15と接続された映像再生装置27と、
第4映像送信処理装置18と接続されたバックカメラ2
8と、第3映像送信処理装置17と接続されたナビゲー
ション装置29と、第2映像送信処理装置16と接続さ
れた放送信号受信装置30とを備える。
【0029】この車載用映像データ伝送システムでは、
車両内においてフロントシートを使用するユーザ側にフ
ロントモニタ21及びフロントモニタ操作入力装置2
2、第1映像受信処理装置11、オーディオ再生装置1
3、増幅処理装置14及び音響出力装置23が設置され
る。フロントモニタ操作入力装置22、オーディオ再生
装置13及び増幅処理装置14は、フロントシートを利
用するユーザにより操作される。
【0030】また、この車載用映像データ伝送システム
では、フロントシートから車両後方のリアシートを利用
するユーザ側にリアモニタ24及びリアモニタ操作入力
装置25、第2映像受信処理装置12、ゲーム装置2
6、映像再生装置27及び第1映像送信処理装置15が
設置される。リアモニタ操作入力装置25、ゲーム装置
26及び映像再生装置27は、リアシートを利用するユ
ーザにより操作される。
【0031】更に、車載用映像データ伝送システムで
は、リアシートの後方に、バックカメラ28及び第4映
像送信処理装置18、ナビゲーション装置29及び第3
映像送信処理装置17、放送信号受信装置30及び第2
映像送信処理装置16が設置される。
【0032】なお、以下の説明では、第1映像受信処理
装置11及び第2映像受信処理装置12を総称するとき
には単に「映像受信処理装置」と呼び、第1映像送信処
理装置15、第2映像送信処理装置16、第3映像送信
処理装置17及び第4映像送信処理装置18を総称する
ときには単に「映像送信処理装置」と呼ぶ。
【0033】つぎに、映像送信処理装置の構成について
図2を参照して説明する。
【0034】この映像送信処理装置は、例えばナビゲー
ション装置29からの映像が入力されて送信データを送
信するものの一例である。映像送信処理装置は、ナビゲ
ーション装置29からのアナログ映像信号が入力される
A/D変換処理部41、間引き処理部42、記憶部4
3、通信IC44、間引き制御部45を備えて構成され
ている。
【0035】A/D変換処理部41は、ナビゲーション
装置29からのアナログ映像信号をディジタル方式の映
像データに変換して、間引き処理部42に出力する。
【0036】間引き処理部42は、間引き制御部45か
らの制御信号に従って、A/D変換処理部41からの映
像データに間引き処理をして処理後の映像データを記憶
部43に格納する。この間引き処理部42は、例えば1
フレーム毎に異なるラインの映像データの間引きをする
ように制御される。
【0037】記憶部43は、間引き処理部42から1フ
レーム毎の映像データが格納され、格納された映像デー
タが通信IC44により読みだされる。
【0038】通信IC44は、記憶部43に格納された
映像データにケーブル101に送信するための各種情報
を付加して送信する処理をする。また、この通信IC4
4は、間引き制御部45から間引き処理の内容を示す間
引き情報を得て、映像データに付加して送信する。更
に、この通信IC44は、間引き制御部45に通信開
始、通信終了等の制御信号を出力する。
【0039】間引き制御部45は、通信IC44からの
通信を開始する制御信号に応じて、間引き処理部42に
間引き処理の内容を指示するための制御信号を出力す
る。この間引き制御部45は、間引きするライン、間引
きする画像領域を示す制御信号を生成して間引き処理部
42に出力する。
【0040】つぎに、映像受信処理装置の構成について
図3を参照して説明する。
【0041】映像受信処理装置は、モニタ装置と接続さ
れ、受信した映像データの内容をモニタ装置に送信する
ように構成されている。この映像受信処理装置は、ケー
ブル101を介して映像データを受信する通信IC5
1、格納選択部52、第1記憶部53、第2記憶部5
4、合成処理部55、モニタ装置と接続されたVRAM
(Video Random Access Memory)56を備えて構成され
ている。
【0042】通信IC51は、ケーブル101を介して
送信された映像データに付加された各種情報を解釈して
受信する処理をする。この通信IC51は、映像送信処
理装置のA/D変換処理部41と同期して受信処理を
し、受信した映像データを格納選択部52に出力する。
【0043】格納選択部52は、通信IC51からの映
像データに付加された間引き情報を得て、間引き処理の
対象となった映像ラインや、映像ブロックを認識する。
この格納選択部52は、例えば映像送信処理装置から偶
数ラインからなる映像データ、奇数ラインからなる映像
データが交互に送信されるときには、偶数ラインからな
る映像データを第1記憶部53に格納し、奇数ラインか
らなる映像データを第2記憶部54に格納する。すなわ
ち、格納選択部52は、時間的に隣接した映像データを
順次第1記憶部53及び第2記憶部54に格納する。
【0044】合成処理部55は、第1記憶部53及び第
2記憶部54に格納された映像データを合成し、合成し
た映像データをVRAM56に格納する。
【0045】VRAM56は、1フレーム単位で映像デ
ータを格納し、格納した映像データがモニタ装置により
読みだされる。
【0046】このような車載用映像データ伝送システム
では、図4に示すように、30分の1秒ごとに1フレー
ムのアナログ映像信号が入力され、映像送信処理装置の
間引き処理部42により偶数ラインからなる映像データ
Aを作成して映像受信処理装置に送信する。これに応
じ、映像受信処理装置は、第1記憶部53に映像データ
Aを格納する。次いで、次フレームのアナログ映像信号
が映像送信処理装置に入力されると、映像送信処理装置
は奇数ラインからなる映像データBを作成して映像受信
処理装置に送信する。これに応じ、映像受信処理装置
は、第2記憶部54に映像データBを格納する。これに
より、映像送信処理装置の第1記憶部53及び第2記憶
部54に映像データA及び映像データBが格納される
と、合成処理部55により映像データAと映像データB
とを合成してVRAM56に格納し、映像データA及び
映像データBとを合成して得た1フレーム分の映像内容
をモニタ装置に表示する。映像送信処理装置及び映像受
信処理装置は、以降の映像データC、映像データD、映
像データEについても同様の処理をする。すなわち、映
像送信処理装置は、図5(a)に示すように奇数ライン
及び偶数ラインからなる映像データを用いて、図5
(b)に示すように旧偶数ラインと新奇数ラインとから
なる再生映像を作成する。
【0047】これにより、映像受信処理装置では、時間
的に隣接する映像データを合成し、間引き処理がなされ
ていない映像データを用いてモニタ表示をする。
【0048】このような処理をする車載用映像データ伝
送システムでは、例えば図6(a)に示す第1フレーム
の映像、図6(b)に示す第1フレームに続く第2フレ
ームの映像があり、映像中の物体Bが静止オブジェクト
であり、物体Aが動画オブジェクトであるする。これに
より、第1フレームの映像の奇数ラインを間引き、第2
フレームの映像の偶数ラインを間引いて合成処理をする
と図6(c)に示す映像をモニタ装置に表示することが
できる。したがって、この車載用映像データ伝送システ
ムによれば、静止画像については正確に復号をすること
ができ、動画像については画像劣化を抑制した復号をす
ることができる。
【0049】また、この車載用映像データ伝送システム
によれば、例えばMPEG等の画像圧縮技術と比較して
単純な処理により伝送データ量の削減をすることができ
るので、安価に映像送信処理装置及び映像受信処理装置
を構成することができる。
【0050】更に、この車載用映像データ伝送システム
によれば、例えばMPEG等の画像圧縮技術と比較して
単純な処理により伝送データ量の削減をすることができ
るので、短時間でデータ量の削減をすることができ、リ
アルタイム性を損なうことがない。したがって、この車
載用映像データ伝送システムによれば、例えばバックカ
メラ28で生成された映像データや、ナビゲーション装
置29で生成された映像データのように、リアルタイム
性を重要とする映像データのリアルタイム性を損なうこ
となく高画質な映像を表示することができる。
【0051】ところで、本例の車載用映像データ伝送シ
ステムでは、時間的に隣接する映像データを用いた合成
をしているために図6(c)に示すように動画オブジェ
クトの復号画像がぶれて表示されるが、1フレーム時間
が1/30秒程度であるので、バックカメラ28で生成
した映像データやナビゲーション装置29からの映像デ
ータのように動きが遅い場合には画質に大きな影響がな
く、映像停止時には高画質映像を表示することができ
る。例えば、ナビゲーション装置29からの映像データ
であれば、画面のスクロール時等の動きが発生するとき
には画像の劣化が発生するが、スクロールを止めると間
引きをしていない高画質の映像と同等の画質を得ること
ができる。
【0052】車載用映像データ伝送システムにおいて
は、各ラインを複数に分割して、各ライン及び各ブロッ
クを間引く間引き処理をして復号しても良い。ここで、
映像受信処理装置は、分割して送信する回数に応じた数
の記憶部を備える必要がある。
【0053】すなわち、映像送信処理装置は、図7に示
すように各ラインを複数に分割して、図8に示すように
先ず偶数ラインの偶数ブロックからなる映像データAを
送信し、次のフレームでは奇数ラインの奇数ブロックか
らなる映像データBを送信し、次のフレームでは偶数ラ
インの奇数ブロックの映像データCを送信し、次のフレ
ームでは奇数ラインの偶数ブロックの映像データDを送
信するように間引き処理部42を制御して一画面分の映
像データを送信する。すると、映像受信処理装置では、
4フレーム時間に亘って格納した映像データを用いた合
成をして一画面の映像データを作成してモニタ装置に表
示する。
【0054】これにより、車載用映像データ伝送システ
ムでは、間引きする前の映像データを送信する場合と比
較して映像データの伝送量を4分の1とすることができ
る。
【0055】
【発明の効果】本発明の請求項1に係るデータ受信装置
によれば、連続するフレームの映像データを合成して一
画面分の映像データを作成することで、間引きされてい
ない映像データを作成するので、画質の劣化を抑制して
間引き処理をしてデータ伝送をすることができる。
【0056】本発明の請求項2に係るデータ受信装置に
よれば、一方のラインの映像データを先ず受信し、次に
他方のラインの映像データを受信して間引きされていな
い一画面分の映像データを作成するので、画質の劣化を
抑制して間引き処理をしてデータ伝送をすることができ
る。
【0057】本発明の請求項3に係るデータ受信装置に
よれば、各ラインの一部の映像データを連続して受信し
て複数の映像データを合成して間引きされていない一画
面分の映像データを作成するので、画質の劣化を抑制し
て間引き処理をしてデータ伝送をすることができる。
【0058】本発明の請求項4に係るデータ受信装置に
よれば、ナビゲーション装置からの映像データ又は車両
の後方に設置されたカメラ装置からの映像データである
ので、これらの装置からの映像データの画質の劣化を抑
制して間引き処理をしてデータ伝送をすることができ
る。
【0059】本発明の請求項5に係るデータ送受信シス
テムによれば、連続するフレームの映像データを合成し
て一画面分の映像データを作成することで、間引きされ
ていない映像データを作成するので、画質の劣化を抑制
して間引き処理をしてデータ伝送をすることができる。
【0060】本発明の請求項6に係るデータ送受信シス
テムによれば、一方のラインの映像データを先ず受信
し、次に他方のラインの映像データを受信して間引きさ
れていない一画面分の映像データを作成するので、画質
の劣化を抑制して間引き処理をしてデータ伝送をするこ
とができる。
【0061】本発明の請求項7に係るデータ送受信シス
テムによれば、各ラインの一部の映像データを連続して
受信して複数の映像データを合成して間引きされていな
い一画面分の映像データを作成するので、画質の劣化を
抑制して間引き処理をしてデータ伝送をすることができ
る。
【0062】本発明の請求項8に係るデータ送受信シス
テムによれば、ナビゲーション装置からの映像データ又
は車両の後方に設置されたカメラ装置からの映像データ
に対して間引き処理及び合成処理をするので、これらの
装置から送信された映像データの画質の劣化を抑制して
間引き処理をしてデータ伝送をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した車載用映像データ伝送システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用した車載用映像データ伝送システ
ムの映像送信処理装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明を適用した車載用映像データ伝送システ
ムの映像受信処理装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明を適用した車載用映像データ伝送システ
ムにより間引き処理をして合成し、モニタ装置に表示す
る手順を説明するための図である。
【図5】本発明を適用した車載用映像データ伝送システ
ムにより間引き処理をして合成処理をすることを説明す
るための図である。
【図6】本発明を適用した車載用映像データ伝送システ
ムにおける合成処理を説明するための図である。
【図7】各ラインの映像データを複数のブロックに分割
して間引き処理をして合成することを説明するための図
である。
【図8】本発明を適用した車載用映像データ伝送システ
ムにより間引き処理をして合成し、モニタ装置に表示す
る他の手順を説明するための図である。
【図9】従来のデータ送信装置の構成を示すブロック図
である。
【図10】従来のデータデータ受信装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図11】従来の間引き処理について説明するための図
である。
【図12】従来の間引き処理による再生映像について説
明するための図である。
【符号の説明】
11 第1映像受信処理装置 12 第2映像受信処理装置 13 オーディオ再生装置 15 第1映像送信処理装置 16 第2映像送信処理装置 17 第3映像送信処理装置 18 第4映像送信処理装置 21 フロントモニタ 24 リアモニタ 26 ゲーム装置 27 映像再生装置 28 バックカメラ 29 ナビゲーション装置 41 A/D変換処理部 42 間引き処理部 43 記憶部 44 通信IC 45 間引き制御部 51 通信IC 52 格納選択部 53 第1記憶部 54 第2記憶部 55 合成処理部 56 VRAM

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続する映像データのそれぞれに異なる
    間引き処理をするデータ送信装置からの映像データを受
    信するデータ受信装置において、 隣接するフレームごとに異なる映像位置が間引かれた映
    像データを通信回線を介して受信する受信手段と、 上記受信手段で受信した異なる映像位置が間引かれた複
    数の映像データを記憶する記憶手段と、 上記記憶手段に記憶された複数の映像データを合成して
    一画面分の映像データを作成する合成処理手段とを備え
    ることを特徴とするデータ受信装置。
  2. 【請求項2】 上記データ送信装置は第1フレームの映
    像データの奇数ライン又は偶数ラインを間引く処理を
    し、第1フレームに続く第2フレームの映像データの偶
    数ライン又は奇数ラインを間引く処理をし、 上記記憶手段は、第1フレームの映像データを第1記憶
    領域に記憶し、第2フレームの映像データを第2記憶領
    域に記憶し、 上記合成処理手段は、上記第1記憶領域及び上記第2記
    憶領域に記憶された映像データを合成して一画面分の映
    像データを作成することを特徴とする請求項1記載のデ
    ータ受信装置。
  3. 【請求項3】 上記データ送信装置は連続するフレーム
    の映像データの各ラインの一部を間引く処理を繰り返
    し、 上記記憶手段は、各フレームの映像データを複数の記憶
    領域に格納し、 上記合成処理手段は、複数の記憶領域に記憶された映像
    データを合成して一画面分の映像データを作成すること
    を特徴とする請求項1記載のデータ受信装置。
  4. 【請求項4】 上記映像データは、ナビゲーション装置
    からの映像データ又は車両の後方に設置されたカメラ装
    置からの映像データであることを特徴とする請求項1記
    載のデータ受信装置。
  5. 【請求項5】 連続する映像データのそれぞれに異なる
    間引き処理をする間引き処理手段と、上記間引き処理手
    段で間引き処理がされた映像データを送信する送信手段
    とを備えるデータ送信装置と、 隣接するフレームごとに異なる映像位置が間引かれた映
    像データを通信回線を介して受信する受信手段と、上記
    受信手段で受信した異なる映像位置が間引かれた複数の
    映像データを記憶する記憶手段と、上記記憶手段に記憶
    された複数の映像データを合成して一画面分の映像デー
    タを作成する合成処理手段とを備えるデータ受信装置と
    を備えることを特徴とするデータ送受信システム。
  6. 【請求項6】 上記データ送信装置の間引き処理手段
    は、第1フレームの映像データの奇数ライン又は偶数ラ
    インを間引く処理をし、第1フレームに続く第2フレー
    ムの映像データの偶数ライン又は奇数ラインを間引く処
    理をし、 上記記憶手段は、第1フレームの映像データを第1記憶
    領域に記憶し、第2フレームの映像データを第2記憶領
    域に記憶し、 上記合成処理手段は、上記第1記憶領域及び上記第2記
    憶領域に記憶された映像データを合成して一画面分の映
    像データを作成することを特徴とする請求項5記載のデ
    ータ送受信システム。
  7. 【請求項7】 上記データ送信装置は連続するフレーム
    の映像データの各ラインの一部を間引く処理を繰り返
    し、 上記記憶手段は、各フレームの映像データを複数の記憶
    領域に格納し、 上記合成処理手段は、複数の記憶領域に記憶された映像
    データを合成して一画面分の映像データを作成すること
    を特徴とする請求項5記載のデータ送受信システム。
  8. 【請求項8】 上記映像データは、ナビゲーション装置
    からの映像データ又は車両の後方に設置されたカメラ装
    置からの映像データであることを特徴とする請求項5記
    載のデータ送受信システム。
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