JP2002135464A - 携帯端末機および携帯端末通信システム - Google Patents

携帯端末機および携帯端末通信システム

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JP2002135464A
JP2002135464A JP2000318881A JP2000318881A JP2002135464A JP 2002135464 A JP2002135464 A JP 2002135464A JP 2000318881 A JP2000318881 A JP 2000318881A JP 2000318881 A JP2000318881 A JP 2000318881A JP 2002135464 A JP2002135464 A JP 2002135464A
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JP2000318881A
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Yasumasa Otsuka
康正 大塚
Takeshi Nakagawa
健 中川
Kenjiro Hori
謙治郎 堀
Hitoshi Machino
斉 町野
Yasuto Tsubakimoto
椿本  康人
Kenji Kawasaki
憲司 川崎
Noriyoshi Ishikawa
典良 石川
Koji Kato
公二 加藤
Hideto Chino
英人 千野
Fumiaki Mizuno
文明 水野
Kenichi Ogawa
賢一 小川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 課金状況の急速な変化に対応し、通信内容に
応じた通信料金を、正確に示すことができる携帯端末機
を提供することを目的とする。 【解決手段】 所定の通信を開始するときに、携帯端末
機の外部に設けられている外部装置から、上記所定の通
信の通信先に対応する課金テーブルをダウンロードし、
このダウンロードした課金テーブルと、上記所定の通信
における通信時間、または、上記所定の通信における通
信の情報量とに基づいて、上記所定の通信における通信
料金を計算する携帯端末機である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯端末機に係
り、特に、通信時間、通信の情報量、通信が行われる時
間帯、通信距離等に基づいて、料金が変わるサービスの
提供を、携帯端末機を使って受ける場合、提供を受ける
サービスに応じて、上記携帯端末機のユーザが、課金内
容を知ることができる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】有線電話等の端末機を用いた従来の通信
においては、通信時間に応じた概算の通信料金を表示で
きるものがある。また、携帯電話においても、通信時間
を積算して概算の通信料金を表示できるものが存在す
る。
【0003】特開平8−163637号公報において、
データベースから、携帯端末機に情報を提供するものが
紹介されているが、これは、ユーザが、公衆回線を用い
てデータベースにアクセスしても有用な情報が得られな
いとき、アクセス料金や公衆回線使用量を課金されない
ようにするものであり、サービスに応じた課金システム
を選択できるものではない。
【0004】また、特開平7−46342号公報記載の
発明は、個人情報と課金情報とを組み合わせるもので、
これもサービスに応じた種々の課金を行う場合の対応に
ついては、記述がない。
【0005】さらに、特開平7-58883号公報にお
いては、通信で用いる信号内に通信料金の信号を埋め込
むことが提案されているが、これは、受信側で同時に受
けた信号を、ユーザが欲しい情報と課金情報とに分離す
る必要から、余分な回路や処理が必要となるので煩雑で
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】現在のように、通信内
容が高度になり、音声情報や、信号を同じ端末機から送
信し、また通信区域も世界中に広がりを見せつつある状
況において、携帯端末機のメモリ内に課金のための情報
を不揮発情報として保存しておく意義は低い。
【0007】さらに、通信におけるサービスの内容が一
層多様化し、かつ競争によって日々課金テーブルが変化
していく状況において、携帯端末機に設けられている不
揮発性メモリに、課金のための情報を保存しておくこと
は、却って、サービスの向上の妨げになる。すなわち、
ほとんど使用されない課金テーブルを記憶するためのメ
モリ領域が必要となり、このメモリ領域の分だけ、携帯
端末機の記憶容量が減少し、種々のサービスに対応でき
ないことが生じ、サービス向上の妨げになる。
【0008】また、多様な接続先の中には、通信回線使
用量以外の課金(たとえば、情報の提供に対する課金)
を行うものがあり、現状の回線使用料のみを表示するシ
ステムでは、回線使用量の他に接続先が別途課金する場
合、上記接続先が提供するサービスに応じた課金を正確
に示すことができない。
【0009】また、上記3つ公報による提案からは、こ
のような課金状況の急速な変化に対応する技術は見当た
らない。
【0010】すなわち、従来の携帯端末機では、課金状
況の急速な変化に対応し、通信内容に応じた通信料金
を、正確に示すことができないという問題がある。
【0011】本発明は、課金状況の急速な変化に対応
し、通信内容に応じた通信料金を、正確に示すことがで
きる携帯端末機を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定の通信を
開始するときに、携帯端末機の外部に設けられている外
部装置から、上記所定の通信の通信先に対応する課金テ
ーブルをダウンロードし、このダウンロードした課金テ
ーブルと、上記所定の通信における通信時間、または、
上記所定の通信における通信の情報量とに基づいて、上
記所定の通信における通信料金を計算する携帯端末機で
ある。
【0013】また、本発明は、所定の通信を開始すると
きに、携帯端末機の外部に設けられている外部装置か
ら、上記所定の通信の通信先に対応する課金テーブルを
ダウンロードし、このダウンロードした課金テーブル
と、上記所定の通信における通信時間、または、上記所
定の通信における通信の情報量とに基づいて、上記所定
の通信における通信料金を計算する携帯端末機と、この
携帯端末機が計算した通信料金と、上記所定の通信にお
いて、自らが算出した通信料金とを照合し、上記2種類
の料金の差が所定の値を超えているときに、上記携帯端
末機が通信できないように制御する上記外部装置とを有
する携帯端末通信システムである。
【0014】
【発明の実施の形態および実施例】携帯端末機を用いた
通信は、音声通信とデータ通信とに大別できる。そし
て、上記携帯端末機を用いて通信をする場合、ユーザ
は、音声通信、データ通信のいずれかを選択することが
可能である。
【0015】どちらを選択するかは、通常、携帯端末機
の使用者が通信を開始する際に行い、続いて、上記使用
者は接続先を入力し、または接続先をメモリから呼び出
し、通信を開始する。本実施例においては、通信を開始
するときに、どのようなサービスを選択したかという情
報を、上記携帯端末機の接続先に送る。
【0016】なお、ここでいうサービスとは、通信回線
の提供だけでなく、情報検索や、提供等も含まれる。
【0017】そして、選択したサービスを提供するサー
ビス提供業者から、サービスに応じた課金テーブルをダ
ウンロードし、上記ダウンロードした課金テーブルと、
通信時間、通信情報量等、課金をする際の基準となる情
報とによって、通信料金を算出し表示してユーザに知ら
せる。また、上記算出した通信料金を、通信終了時にデ
ータとして、サービス業者に対して送信するものであ
る。
【0018】[第1の実施例]図1は、本発明の第1の
実施例における通信の模式図である。
【0019】図2は、第1の実施例における課金テーブ
ルの一例を示す図である。
【0020】携帯端末機1は、ユーザが使用する携帯端
末機である。この携帯端末機1から、相手先である携帯
端末機2へ、音声による通信を行った場合を考える。こ
の場合、中継局3を介して通信が行われる。
【0021】通信開始時に、携帯端末機1が、図2に示
す課金テーブルを中継局3からダウンロードする。この
ダウンロードした課金表(課金テーブル)は、図3に示
すメモリ6に収納される。
【0022】そして、もし、相手先である携帯端末機2
が、携帯端末機1と同じ市内通話区域に存在していれ
ば、図2に示した課金テーブルからサービスAが選択さ
れ、通信開始時刻を選択して、通信時間あたりの料金を
決定する。通信開始時刻が午前10時である場合、タイ
マ8で通信時間を計時し、この通信時間に対して、3円
/分の割合で通信料金を算出し、この算出した通信料金
をカウンタ7で積算し、この積算した通信料金をメモリ
6に貯える。
【0023】また、通信開始時刻が他の時間帯(たとえ
ば午後6時)であれば、通信時間あたりの料金は2円/
分となり、通信開始時刻が午後11時であれば、通信時
間あたりの料金は1円/分となる。
【0024】また、市内市外を問わずに、指定された電
話番号に対する接続割引をするような場合には、サービ
スBのような課金条件を適用することができる。この場
合、通信時間あたりの料金は、24時間いつでも1円/
分に設定されている。
【0025】さらに、相手先である携帯端末機2が、携
帯端末機1とは異なる市町村(市外)に存在し、中継局
をいくつか経由して接続されるような場合には、サービ
スCが採用され、この場合には、上記市内通話に比べ、
一層高い接続料が設定されている。
【0026】また、携帯端末機1が、ルーター3を介し
て、ホストコンピューター4(プロバイダのサーバーも
含む)に接続された場合、サービスDのような課金シス
テムが選択される。この場合は、パケット通信をしてい
るので、定められた情報量に応じた課金(従量課金)が
なされる。本実施例例では、24Kbitを課金の単位
として、通信が行われる時間帯に応じて、24Kbit
あたりの通信料金を変更している。
【0027】図3は、第1の実施例において使用される
携帯端末機1の構成を示すブロック図である。
【0028】なお、図3では、携帯端末機1に含まれる
最低限の回路構成を示す。
【0029】アンテナ11は、情報の発信、送信のため
の電波を授受するために使用されるものである。
【0030】発信/受信器10は、アンテナ11が受け
た電波を増幅して、音声情報ないしコード情報に変換
し、また、アンテナ11が送出する情報を増幅等するも
のである。
【0031】CPU5は、携帯端末機1が送受信を行う
ときの制御、データをメモリ6に保存するときの制御、
カウンタ7のリセット、タイマ8の調整、表示ユニット
9の制御等を行うためのCPUである。
【0032】そして、CPU5は、通信を開始するとき
に、たとえば、図2に示すような課金テーブルをダウン
ロードし、このダウンロードした課金テーブルをメモリ
6に蓄積し、続いて、実際のデータ通信や通話が開始さ
れると、計時手段の例であるタイマ8を用いて上記開始
された通信についての通信時間、通話時間を計時し、こ
の計時した時間と上記メモリ6に蓄積している課金テー
ブルとを基に、カウンタ7を用いて通信料金を計算し、
または、実際のデータ通信が開始されると、上記開始さ
れた通信の情報量を検出し、この情報量を基に、カウン
タ7を用いて通信料金を計算し、これらの計算した通信
料金をメモリ6内の課金データ保管領域に保存し、この
保存した結果を、必要に応じて表示ユニット9を用いて
表示し、また、中継局3に対し、上記保存した結果を、
通信終了時に通知するように携帯端末機1を制御するも
のである。
【0033】なお、上記通知によって課金データを受け
取った中継局3は、この受け取った課金データと、中継
局自身が算出した課金データとを比較し、双方の課金デ
ータが整合しているか否か(2つの課金データの差額が
所定の値を超えているか否か)を判断するようになって
いる。
【0034】そして、上記双方の課金データが、所定の
値を超えてくいちがっている場合、中継局3は、携帯端
末機1が通信できないようにする。
【0035】次に、携帯端末機1の動作について説明す
る。
【0036】図4は、携帯端末機1の動作を示すフロー
チャートである。
【0037】携帯端末機1において、通信が開始される
と(S12)、携帯端末機1は、ユーザが選択した通信
のモードを検知し(S13)、通信先の電話番号(ダイ
アル番号)を中継局3に向けて送信する(S14)。
【0038】続いて、回線を上記通信先に接続する前
に、中継局3に存在する課金テーブルのうち、上記通信
先と上記通信モードデータに対応する課金テーブルを選
択し、この選択した課金テーブルを、携帯端末機1がダ
ウンロードし、メモリ6に記憶する(S15)。
【0039】続いて、上記課金テーブルが記憶され、か
つ上記通信先との間において回線が接続された段階で、
通信を開始するとともに、上記通信時間の計測を開始し
(S16)、この計測した時間と上記課金テーブルとに
基づいて、上記通信における通信料金の計算(課金計
算)をする(S17)。
【0040】上記課金計算は、通信が継続している限り
行われ(S18)、通信が停止されると(S19)、ス
テップS16において開始した通信時間の計測を停止し
(S20)、上記通信を停止したときの課金データ(通
信料金)を中継局3に向けてアップロードし(S2
1)、通信を終了する(S22)。
【0041】なお、図4に示す動作では、課金(通信料
金)を、通信時間と課金テーブルに基づいて行っている
が、通信時間の代わりに、通信における情報量に基づい
て(従量基準によって)、通信料金を計算してもよい。
この場合、ステップS17において、通信における情報
量の計測を開始し、ステップS20において情報量の計
測を停止する。
【0042】図5は、携帯端末機1の動作を示すタイミ
ングチャートである。
【0043】通信の開始ともに、通信モード(たとえ
ば、通話、データ通信であることを示すモード)、通信
先のデータ(サービス内容を指定するデータ)を、中継
局(またはルーター)3に対して送る(t1a)。この
送ったデータをもとに、中継局3またはプロバイダか
ら、上記サービスの内容に応じた課金テーブルをダウン
ロードする(t2a)。このダウンロードした課金デー
タ(課金テーブル)に応じて、課金計算を行い(t3
a)、この計算した値を、課金情報として、通信終了後
に中継局3ないしプロバイダ等のサービス提供業者に対
して送信し(t4a)、一連の通信作業を終了する。
【0044】なお、上記計算した課金情報は、携帯端末
機1に設けられているメモリ6の中に、累積的に保存さ
れるようになっている。
【0045】上記第1の実施例によれば、通信開始と同
時に課金のために使用する課金テーブルを、ルーター等
を介して、インターネット等からダウンロードし、この
ダウンロードした課金テーブルに基づいて、通信内容に
応じた料金を、携帯端末機1側が算出し、通信中ないし
終了後に表示する。また、この算出された料金をサービ
ス提供者側に送信して通信を終了する。
【0046】したがって、各種のサービスを受ける携帯
端末機1のユーザが、課金情報を正確に把握することが
可能になり、かつ頻繁に行われる課金テーブルの変更に
対しても即座に対応することが可能となる。
【0047】また、サービス業者と接続する際に、通信
開始時(t11a)において、または、通信終了時(t
14a)において、中継局3は、課金データを照合(携
帯端末機1から受け取った課金データと、中継局自身が
算出した課金データとを照合)することができるので、
中継局3は、課金情報を正確に蓄積することが可能とな
る。
【0048】そして、携帯端末機1を改造等し、違法通
信(たとえば通信料金を欺いて行う通信)を行うことに
よって発生するであろうサービス業者側の被害を予防す
ることができる。
【0049】すなわち、携帯端末機1側での計算された
課金情報とサービス業者側で計算された課金情報とが一
致しない場合には、携帯端末機1側で課金計算システム
の改造が行われたと推察できるので、通信を受け付けな
いようにして、携帯端末機1のユーザが通信料金を偽る
ことによって生じる被害を防止することが可能となる。
【0050】なお、両者のずれが少ない場合(両者の差
額が所定の値を超えていない場合)には、課金情報を上
記2つの課金情報のいずれかにあわせて修正してもよ
い。
【0051】また、上記第1の実施例によれば、ユーザ
が必要な課金テーブルのデータをダウンロードするの
で、複雑に体系化した料金システムを用いる場合でも、
使用時間、通信距離、データ通信等の従量課金を行うシ
ステムや、情報提供に基づき課金するサービス等におい
て、正確な料金をユーザに把握させることができる。
【0052】そして、料金を前払いして通信を行うユー
ザにとっては、残金を把握しやすく、必要に応じて前払
い料金の補充を行うことができる。また、通常のユーザ
において、1回通信を行う毎に通信料金を把握すること
ができるので、予想外の多額の通信料金を、突然に請求
されるおそれがなくなる。
【0053】さらに、サービス提供業者は、他のサービ
ス提供業者との競合環境において、頻繁にサービス内容
を変え、通信料金を変更し、変更された課金システムを
提供する際、元になるコンピューターのみを管理すれよ
い。したがって、課金システムが変更されても、この変
更に対応した設定を、ユーザが携帯端末機に施す必要が
なく、ユーザが煩雑さを感じることはない。
【0054】また、通信終了時のデータの照合(携帯端
末機が計算した通信料金とサービス提供者側で計算した
通信料金との照合)によって、課金情報を正確に把握す
ることもできる。これによって、携帯端末機の使用者が
携帯端末機に違法改造を施し、違法通信(たとえば通信
料金を欺いて行う通信)を行うことによって発生するで
あろうサービス業者側の被害を予防することができる。
【0055】[第2の実施例]第2の実施例は、第1の
実施例において、通信を行っている時間が、異なる2種
類の課金ゾーンにまたがる場合、課金システムを通信中
に調整することができる例である。
【0056】第1の実施例においては、通信が異なる2
種類の課金ゾーンをまたいでいる場合でも、通信開始時
にダウンロードした課金テーブルを、上記開始した通信
が終了するまで、そのまま使い続ける。第2の実施例に
おいては、通話中に課金システムを調整し(新たな課金
テーブルをダウンロードし、または、課金テーブルの補
正データをダウンロードすることによって、課金テーブ
ルを変更し)一層正確な通信料金を携帯端末機1b(図
示せず)の使用者に示すことができる。
【0057】次に、第2の実施例における携帯端末機1
bの動作を説明する。なお、携帯端末機1bは、携帯端
末機1と同じ構成を具備し、動作のみが異なる。
【0058】図6は、携帯端末機1bの動作を示すフロ
ーチャートである。
【0059】携帯端末機1bにおいて、通信が開始され
ると(S32)、携帯端末機1bは、ユーザが選択した
通信のモードを検知し(S33)、通信先の電話番号
(ダイアル番号)を中継局3に向けて送信する(S3
4)。
【0060】続いて、回線を上記通信先に接続する前
に、中継局3に存在する課金テーブルのうち、上記通信
先と上記通信モードデータに対応する課金テーブルを選
択し、この選択した課金テーブルを、携帯端末機1bが
ダウンロードし、メモリ6に記憶する(S35)。
【0061】続いて、上記課金テーブルが記憶され、か
つ上記通信先との間において回線が接続できた段階で、
通信を開始するとともに、上記通信時間の計測を開始し
(S36)、この計測した時間と上記課金テーブルとに
基づいて、上記通信における通信料金の計算(課金計
算)を開始する(S37)。
【0062】そして、通信が停止されたか否かを判断し
(S39)、停止されていない場合、課金テーブルを変
更する時刻が到来したか否かを判断する(S43)。そ
して、課金テーブルを変更する時刻が到来していない場
合、そのまま通信を継続し、課金計算をメモリ6に記憶
されているテーブルに基づいて行う(S38)。
【0063】一方、課金テーブルを変更する時刻が到来
している場合(S43)、課金テーブルのデータを、ダ
ウンロードし、メモリ6に記憶し直す(S44)。
【0064】続いて、上記ダウンロードし、メモリ6に
記憶し直した課金テーブルに基づいて、課金データを計
算する。
【0065】上記課金計算は、通信が継続している限り
行われ(S38)、通信が停止されると(S39)、ス
テップS36において開始した通信時間の計測を停止し
(S40)、上記通信を停止したときの課金データ(通
信料金)を中継局3に向けてアップロードし(S4
1)、通信を終了する(S42)。
【0066】図6で示す動作では、課金(通信料金)
を、通信時間と課金テーブルとに基づいて行っている
が、通信時間の代わりに、通信における情報量に基づい
て(従量基準によって)計算してもよい。この場合、ス
テップS37において、通信における情報量の計測を開
始し、ステップS40において情報量の計測を停止す
る。
【0067】図7は、携帯端末機1b動作を示すタイミ
ングチャートである。
【0068】通信の開始ともに、通信モード(たとえ
ば、通話、データ通信であることを示すモード)、通信
先のデータ(サービス内容を指定するデータ)を、中継
局(またはルーター)3に対して送る(t1b)。この
送ったデータをもとに、中継局3またはプロバイダか
ら、上記サービスの内容に応じた課金テーブルをダウン
ロードする(t2b)。このダウンロードした課金デー
タ(課金テーブル)と、通信時間t3bとに応じて、課
金計算を行い(t3b’)、この計算された課金情報を
メモリに蓄積する。
【0069】続いて、課金テーブルを変更する時刻tb
が到来すると、変更すべき課金テーブルをダウンロード
し、メモリに記憶し(t4b)、ダウンロードしメモリ
に記憶された上記課金テーブルと、通信時間t5bとに
応じて、課金計算を行い(t5b’)、この計算された
課金情報を、上記メモリに蓄積されている課金情報に加
算する。
【0070】上記加算された課金情報を、通信終了後に
中継局3ないしプロバイダ等のサービス提供業者に対し
て送信し(t6b)、一連の通信作業を終了する。
【0071】なお、上記課金情報は、携帯端末機1bに
設けられているメモリ6の中に、累積的に保存されるよ
うになっている。
【0072】上記第2の実施例によれば、通信を行って
いる時間が、異なる2種類の課金ゾーンをまたいでいる
場合、課金システムを通信中に調整するので、各種のサ
ービスを受ける携帯端末機1bのユーザが、課金情報
を、一層正確に把握することが可能になる。
【0073】また、サービス業者と接続する際に、通信
開始時(t11b)において、または、通信終了時(t
16b)において、中継局3は、課金データを照合(携
帯端末機1bから受け取った課金データと、中継局自身
が算出した課金データとを照合)することができるの
で、中継局3は、課金情報を正確に蓄積することが可能
となる。
【0074】そして、携帯端末機1bを改造等し、違法
通信(たとえば通信料金がを欺いて行う通信)を行うこ
とによって、サービス業者側に被害が発生することを防
止することができる。
【0075】すなわち、携帯端末機1b側で計算された
課金情報とサービス業者側で計算された課金情報とが一
致しない場合には、携帯端末機1b側で課金計算システ
ムの改造が行われたと推察できるので、通信を受け付け
ないようにして、携帯端末機1bのユーザが通信料金を
偽ることによって生じる被害を防止することが可能とな
る。
【0076】また、両者のずれが少ない場合(両者の差
額が所定の値を超えていない場合)には、課金情報を一
方にあわせて修正してもよい。
【0077】さらに、上記第2の実施例によれば、規定
料金制で通信するユーザにとっては、次の積算のサイク
ルに入ってしまわないように、最適の料金制の選択を行
うことができる。
【0078】たとえば、所定の時刻が到来し、単位通信
時間あたりの通信料金が上昇した場合、この上昇したこ
とを携帯端末機1bのユーザが知ることができるので、
上記上昇した通信料金を課す通信の代わりに、別の通信
サービスを用いて、情報提供サービスを、携帯端末機1
bのユーザが受ける契機とすることができる。
【0079】また、第2の実施例において、所定の通信
において、この通信におけるサービスの中にさらに細か
い選択肢があり、この選択肢の中から、一層細かいサー
ビスが提供された場合、別の課金テーブルをダウンロー
ドし、メモリに記憶し直し、または、メモリに記憶され
ている課金テーブルに修正を施すようにすれば、各種の
サービスを受ける携帯端末機1bのユーザが、課金情報
を、一層正確に把握することが可能になる。
【0080】[第3の実施例]第3の実施例は、第1の
実施例または第2の実施例において、通信開始t11
a、t11b後、課金テーブルをダウンロードするとき
に、携帯端末機1、1bが存在する地域の標準時刻を読
みとって、携帯端末機1、1bに設けられているタイマ
8が示す時刻を、上記読み取った時刻に修正する例であ
る。
【0081】なお、上記のように時刻を読みとって、修
正するか否かは、携帯端末機1、1bの使用者が選択で
きるようにしてもよい。
【0082】今後、携帯端末機の使用先は、日本国内だ
けではなく、海外も含めて世界的に広がり、一つの携帯
端末機が世界各地で使用されると想定できる。このよう
に世界各地で使用される場合に、ユーザの滞在している
地域の標準時刻に合わせて課金システムを運用する場合
があると考えられる。
【0083】この場合、携帯端末機のユーザが、この携
帯端末機のタイマが示す時刻を、この携帯端末機のユー
ザが滞在している地域の標準時刻にあわせる必要があ
る。
【0084】そこで、上記第3の実施例のように、通信
開始時に、標準時刻を自動的にダウンロードし、このダ
ウンロードした時刻を用いて、課金システムを運用する
ようにすれば、携帯端末機が使用される地域の標準時間
に基づいて、課金システムを運用することができ、携帯
端末機のユーザに正しい課金情報を提供することができ
る。また、携帯端末機のユーザが、この携帯端末機の時
刻をあわせる労力を削除することができる。
【0085】さらには、国境をこえた通信でも、携帯端
末の使用されている場所と時間に対応して、課金テーブ
ルを入れ替えて使用することが可能となる。
【0086】
【発明の効果】本発明によれば、課金状況の急速な変化
に対応し、通信内容に応じた通信料金を、正確に示すこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における通信の模式図で
ある。
【図2】第1の実施例における課金テーブルの一例を示
す図である。
【図3】第1の実施例において使用される携帯端末機1
の構成を示すブロック図である。
【図4】携帯端末機1の動作を示すフローチャートであ
る。
【図5】携帯端末機1の動作を示すタイミングチャート
である。
【図6】第2の実施例における携帯端末機1bの動作を
示すフローチャートである。
【図7】携帯端末機1b動作を示すタイミングチャート
である。
【符号の説明】
1…携帯端末機、 3…中継局、 5…CPU、 6…メモリ、 7…カウンタ、 8…タイマー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀 謙治郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 町野 斉 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 椿本 康人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 川崎 憲司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 石川 典良 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 加藤 公二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 千野 英人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 水野 文明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小川 賢一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5K025 AA01 AA05 BB02 CC01 DD06 5K067 BB04 EE02 EE10 EE16 FF04 FF05 HH23 KK15

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の通信を開始するときに、携帯端末
    機の外部に設けられている外部装置から、上記所定の通
    信の通信先に対応する課金テーブルをダウンロードする
    ダウンロード手段と;上記ダウンロード手段がダウンロ
    ードした課金テーブルと、上記所定の通信における通信
    時間、または、上記所定の通信における通信の情報量と
    に基づいて、上記所定の通信における通信料金を計算す
    る計算手段と;を有することを特徴とする携帯端末機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 計時手段を有し、上記所定の通信中に、所定の時刻が到
    来したことを上記計時手段が検知した場合、上記ダウン
    ロード手段は、上記外部装置から、課金テーブルをダウ
    ンロードし直すことを特徴とする携帯端末機。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 上記ダウンロード手段は、上記携帯端末機が使用される
    地域の標準時をダウンロードする手段であり、このダウ
    ンロードされた標準時によって、上記計時手段が示す時
    刻を修正することを特徴とする携帯端末機。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 上記修正された時刻、または上記計時手段が示す時刻が
    修正された旨を表示する表示手段を有することを特徴と
    する携帯端末機。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれか1項にお
    いて、 上記計算手段により計算された通信料金を表示すること
    を特徴とする携帯端末機。
  6. 【請求項6】 携帯端末機の外部に設けられている外部
    装置と;所定の通信を開始するときに、上記外部装置か
    ら、上記所定の通信の通信先に対応する課金テーブルを
    ダウンロードするダウンロード手段と、このダウンロー
    ド手段がダウンロードした課金テーブルと、上記所定の
    通信における通信時間、または、上記所定の通信におけ
    る通信の情報量とに基づいて、上記所定の通信における
    通信料金を計算する計算手段とを有する携帯端末機と;
    を有し、上記外部装置は、上記携帯端末機に設けられて
    いる上記計算手段により計算された通信料金と、上記所
    定の通信において自らが算出した通信料金とを照合し、
    上記2種類の料金の差が所定の値を超えているときに、
    上記携帯端末機が通信できないように制御することを特
    徴とする携帯端末通信システム。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 上記携帯端末機が計時手段を有し、上記所定の通信中
    に、所定の時刻が到来したことを上記計時手段が検知し
    た場合、上記ダウンロード手段は、上記外部装置から、
    課金テーブルをダウンロードし直すことを特徴とする携
    帯端末通信システム。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 上記ダウンロード手段は、上記携帯端末機が使用される
    地域の標準時をダウンロードする手段であり、このダウ
    ンロードされた標準時によって、上記計時手段が示す時
    刻を修正することを特徴とする携帯端末通信システム。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 上記携帯端末機は、上記修正された時刻、または上記計
    時手段が示す時刻が修正された旨を表示する表示手段を
    有することを特徴とする携帯端末通信システム。
  10. 【請求項10】 請求項6〜請求項9のいずれか1項に
    おいて、 上記計算手段により計算された通信料金を表示すること
    を特徴とする携帯端末通信システム。
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