JP2002133053A - 経路探索システム - Google Patents

経路探索システム

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JP2002133053A
JP2002133053A JP2000322991A JP2000322991A JP2002133053A JP 2002133053 A JP2002133053 A JP 2002133053A JP 2000322991 A JP2000322991 A JP 2000322991A JP 2000322991 A JP2000322991 A JP 2000322991A JP 2002133053 A JP2002133053 A JP 2002133053A
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Japan
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transportation
route search
route
location
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Application number
JP2000322991A
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English (en)
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Shigeru Itsuwa
茂 五輪
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NEC Communication Systems Ltd
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NEC Communication Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 企業等において社員が出張する場合、行先、
経路等について自己申告にゆだねられているため、確認
が必要であった。 【解決手段】 PS4が位置登録した基地局IDに基づ
いて基地局の設置場所を割り出す。また、交通機関の駅
又はバス停を含む交通機関情報を記憶した記憶手段を参
照して基地局の設置場所に基づいてPS4がたどった交
通機関の駅又はバス停を含む移動経路を探索する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信機を用い
て移動経路を探索する経路探索システムに関し、特に、
出張等の際に交通費等の計算を自動的に行う場合に好適
な経路探索システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、企業等において社員が外
出することが日常的に行われている。また、その際、社
員が出張の時の交通費を請求するには、使用した交通機
関、運賃等をメモしておいて、所定の書式の用紙あるい
は交通費計算ソフトウェアを用いて清算を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来においては、社員
の出張時の行先、経路、日程等については自己申告にゆ
だねられており、出張時における請求に関しては経理担
当者等で確認する必要があった。また、出張期間が数日
間に渡る場合や出張が遠距離になる場合は、諸手当の請
求を含めて出張した本人の負担が大きくなるという問題
があった。更に、清算の請求が遅れてメモを紛失する
と、曖昧な記憶による請求になるため不正確になるばか
りか、その請求の正当性を検証するには手間が必要であ
った。この手間は、出張者本人と経理担当者の双方に負
担となっていた。
【0004】本発明は、上記従来の事情に鑑みなされた
もので、その目的は、移動通信機を用いて交通機関の駅
等を含む移動経路を簡単に探索することが可能な経路探
索システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、移動通信機が位置登録した基地局IDに基
づいて基地局の設置場所を割り出す手段と、交通機関の
駅又はバス停を含む交通機関情報を記憶した記憶手段
と、前記記憶手段を参照して前記割出手段で得られた基
地局の設置場所に基づいて前記移動通信機がたどった交
通機関の駅又はバス停を含む移動経路を探索する手段と
を備えたことを特徴としている。
【0006】また、本発明は、移動通信機が位置登録し
た基地局ID及び位置登録時刻を記憶する第1の記憶手
段と、基地局の設置場所を記憶した第2の記憶手段と、
交通機関の駅又はバス停を含む交通機関情報を記憶した
第3の記憶手段と、前記第2の記憶手段を参照して第1
の記憶手段に記憶している基地局IDに対応する基地局
の設置場所を割り出す手段と、前記第3の記憶手段を参
照して前記割出手段で得られた基地局の設置場所に基づ
いて前記移動通信機がたどった交通機関の駅又はバス停
及び時刻を含む移動経路を探索する手段とを備えたこと
を特徴としている。
【0007】更に、本発明は、移動通信機が位置登録し
た基地局の位置情報と位置登録時刻を記憶する第1の記
憶手段と、交通機関の駅又はバス停を含む交通機関情報
を記憶した第2の記憶手段と、前記第2の記憶手段を参
照して、前記第1の記憶手段に記憶している基地局の位
置情報に基づいて前記移動通信機がたどった交通機関の
駅又はバス停及び時刻を含む移動経路を探索する手段と
を備えたことを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の経路
探索システムの第1の実施形態の構成を示すブロック図
である。図1において、まず、1は企業等の事業所であ
り、PBX2、事業所PHSの基地局3−1,3−2,
…3−nが設置されている。PBX2は事業所1内の外
線、内線及び事業所PHSの基地局を管轄し、LAN5
とも接続されている。PS4は移動通信機であり、事業
所PHSモードと公衆PHSモードを備えたデュアルモ
ードPSである。
【0009】また、LAN5はPC6、経理サーバ7と
接続されている。PC6は事業所1内の社員が使用する
業務用パソコン、経路サーバ7は社員の交通清算等を行
う業務サーバであり、交通機関の経路と運賃のデータベ
ースを備えた交通費計算ソフトウェアを持っている。経
理サーバ7はPS4がたどった駅等の経路情報に基づい
て交通費計算を行い、日時に応じた諸手当て等の計算を
行う。また、経理サーバ7はパソコン6からのアクセス
によって清算業務の処理を行う。更に、LAN5はルー
タ8と接続され、インターネット11にアクセス可能で
ある。
【0010】公衆PHS事業者12は交換動作を行う交
換機13を備えている。また、所定のエリア毎に基地局
9−1,9−2,…9−mが設置され、これらの基地局
は交換機13に接続されている。また、交換機13には
位置データベース14が接続され、位置データベース1
4には基地局毎の設置場所情報が格納されている。ま
た、位置データベース14はルータ15でインターネッ
ト11と接続することで事業所1の経理サーバ7との通
信が可能である。
【0011】ここで、PS4は事業所PHSモードを優
先し、社員は事業所1内では事業所1内に設置された基
地局を介してPBX2による内線電話機能によって通信
を行う。また、事業所1外では、優先する事業所PHS
基地局からの電波を受信できないため、契約した公衆P
HS事業者12の基地局を用いた公衆PHSによる通信
を行う。
【0012】図2はPBX2が備えたPS毎のエリア情
報メモリ21を示している。このエリア情報メモリ21
は各PSの事業所番号毎にエリア番号領域を持ってい
て、各PSが位置登録する毎に該当するPSのエリア番
号が更新される。また、図3は経理サーバ7が持つ機能
を概念的に示す図である。図3(a)は交通機関の経路
と運賃及び事業所1内で決められている諸手当て等を記
憶したデータベース71とその計算機能72を示してい
る。また、図3(b)は事業所PHS番号と対応して計
算に使用した経路や時刻、計算結果を蓄積する清算情報
メモリ73を示している。
【0013】図4はPS4が備えたID情報蓄積メモリ
31の構成を示している。ID蓄積フラグは現在公衆P
HS基地局のIDを蓄積するモードであるか否かを示す
フラグである。メモリ31内のそれ以下のエリアは蓄積
するモードであった時に位置登録を行った公衆PHS基
地局ID及びその位置登録時刻を格納するエリアであ
る。図5は位置データベース14が備えた設置場所メモ
リ141である。このメモリ141には公衆PHS基地
局ID毎に基地局の設置場所が格納されている。また、
位置データベース14には地下鉄を含む鉄道の駅と経路
情報、バスのバス停を含む経路情報が格納されている。
【0014】次に、本実施形態の具体的な動作について
図6のシーケンスチャート、図7〜図12のフローチャ
ートを参照しながら説明する。なお、ここでは事業所1
でPS4を使用するユーザ(社員)が事業所1から社用
で電車を使って外出し、事業所1に戻った場合を例とし
て説明する。まず、社員が事業所1から出てPS4が公
衆PHSとして機能する場合の動作を図7〜図9のフロ
ーチャートを参照して説明する。事業所1内には、事業
所PHS基地局3−1〜3−nが設置されており、その
うち基地局3−1は事業所1の出入口に設置されてい
る。この基地局3−1は周囲の他の基地局とはエリア情
報が異なっている。
【0015】基地局は報知情報として自己のエリア情報
を送信しているが、PHSのPSはそれまで待ち受けて
いた基地局のエリア情報と異なるエリア情報の基地局で
待ち受ける際は位置登録処理を行う。そのため、PS4
を持った社員が事業所1内から出る際に出入り口に設置
された基地局3−1の近傍を通る時に基地局3−1から
のエリア情報を受信すると、PS4はそれまで待ち受け
していた基地局のエリア情報と違うことを認識し、基地
局3−1に対して位置登録を起動する(図6のA)。位
置登録を起動されたPBX2は、基地局3−1からの要
求であるかどうかをチェックし(図7のステップ10
1)、違っていれば位置登録完了メッセージを返信して
(ステップ103)、図2のエリア情報メモリ21の位
置登録を行ったPSに該当する箇所のエリア情報を受け
付けた基地局のエリアに更新する(ステップ107)。
【0016】一方、基地局3−1からの位置登録であっ
た場合は、そのPSが既に位置登録しているエリアが、
基地局3−1以外のエリアかどうかをチェックする(ス
テップ102)。既に登録しているエリアが基地局3−
1以外であった場合は、これから外出するものと判断
し、位置登録完了メッセージに受信ID蓄積開始指示を
載せてPS4に送信し(ステップ104)、エリア情報
メモリ21のエリア情報を更新する(ステップ10
7)。PS4はこのようにして基地局3−1に位置登録
を行い(図6のB)、位置登録完了メッセージ中に受信
ID蓄積指示があるかをチェックする(図8のステップ
201)。
【0017】次に、受信ID蓄積指示がなかった場合は
ステップ205に進み、あった場合はステップ202で
受信ID蓄積指示は開始か否かを判断し、その結果に応
じて図4のID蓄積フラグをON(ステップ203)、
またはOFF(ステップ204)してステップ205に
進む。この場合は、事業所1から外へ出るのでONにな
る。ステップ205では、蓄積ID送信指示を受信した
かどうかを判断し、外出時点では蓄積ID送信指示がな
く、待ち受け状態になる(ステップ207)。PS4が
事業所内から外へ出て距離が離れていくと、やがて事業
所PHSの電波が受信できなくなり、契約した公衆PH
S基地局に対して位置登録を行う(図6のC)。
【0018】公衆PHS基地局への位置登録の契機は、
事業所PHS配下での動作時と同じであり、これまでP
S4が待ち受けていた公衆PHS基地局のエリア情報と
異なったエリア情報の基地局で待ち受ける際に位置登録
を行う。PS4は公衆PHS基地局と位置登録を行う
際、図4に示す基地局IDメモリのID蓄積フラグをチ
ェックし(図9のステップ301)、OFFであればそ
のまま待ち受けるが、ONであれば位置登録を行った基
地局との送受信で得られる基地局IDとPS4が備える
時計により、位置登録時刻を図4に示す基地局IDメモ
リのデータエリアに蓄積する(ステップ302)。これ
により、外出中に位置登録を行った公衆PHS基地局の
情報がPS4に蓄積されていく。
【0019】次に、事業所外で公衆PHSとして機能し
ていたPS4が事業所1内へ戻った場合の動作について
説明する。PS4は事業所モード優先のデュアルモード
PSであるため、公衆PHSモードで待ち受けしていて
も、一定の間隔で事業所PHSの基地局をサーチしてい
る。よって、PS4が事業所1の出入り口近傍を通る
と、基地局3−1の電波を受信して外出時以来再び基地
局3−1に位置登録を起動する。この際のPBX2の動
作(図6のA)を再び図7を用いて説明する。この場
合、基地局3−1からの位置登録であるため、ステップ
101はYES、PS4の登録しているエリアは基地局
3−1のままなのでステップ102はNOとなる。この
時は、位置登録完了メッセージに受信ID蓄積終了指示
を載せて、PS4に送信し(ステップ105)、PS4
に蓄積ID情報の送信指示を送信する(ステップ10
6)。
【0020】PS4はこの送信指示を受信すると(図8
のステップ205)、メモリ31のデータをすべてPB
X2に送信してクリアする(ステップ206)、PBX
2は全データをPS4から受信すると(ステップ10
8)、受信したID情報とPS番号をLAN5で経理サ
ーバ7へ送信し(ステップ109)、エリア情報を更新
する(ステップ107)。PSから受信したID情報
は、PS4が外出中に位置登録を行った時刻と、その公
衆PHS基地局の基地局IDを含んでいる。また、PS
4はPBX2からの蓄積ID終了指示を受信した時にメ
モリ31の蓄積IDフラグをOFFする(図8のステッ
プ204)。
【0021】なお、社員が自宅から直接外出した場合
や、事業所の構造と基地局の設置場所の関係で事業所内
で社員の外出/帰宅を適切に判断できない場合は、PS
4に外出/非外出設定、蓄積ID送信のボタンを設け、
そのボタン操作でPSの外出/帰宅の設定と蓄積IDの
送信を行うことが可能である。この場合のPS4の動作
については詳しく後述する。
【0022】次に、経理サーバ7の動作を図10を参照
して説明する。経理サーバ7がPBX2からID情報と
PS番号を受信すると(図6のD)、受信したID情報
と時刻をLAN5、ルータ7からインターネット11
で、公衆PHS事業者12の位置データベース14へ送
信して(図10のステップ401)、返信を待つ(ステ
ップ402)。返信データがあると、それに基づいて交
通費の計算や諸手当ての計算を行う。即ち、返信データ
には、駅名等(乗車駅、降車駅、その路線名を含む)の
交通機関情報と時刻が含まれており、この返信データ及
びデータベース71の交通機関データをもとに計算機能
72によって交通費の計算を行う(ステップ403)。
次いで、返信された位置データと時刻データ及びデータ
ベース71の諸手当てデータをもとに計算機能72によ
り諸手当ての計算を行う(ステップ404)。また、計
算に用いた駅と経路、計算した結果を清算情報メモリ7
3へ格納する(ステップ405)。
【0023】次に、PHS事業者12の位置データベー
ス14に関する動作を図11を参照して説明する(図6
のE)。まず、事業所1からインターネット11、ルー
タ15を経てID情報と時刻情報を受信すると(図11
のステップ501)、受信データより位置データベース
14内の図5の設置場所メモリ141を参照して基地局
IDに対応する基地局の設置場所を割り出す(図11の
ステップ502)。次いで、割り出した設置場所から駅
等の交通機関に該当するデータのみを選択し、(ステッ
プ503)、選択した交通機関情報と位置登録時の時刻
データをルータ15、インターネット11にて事業所1
の経理サーバ7へ返信する(ステップ504)。この場
合、位置データベース14には、地下鉄を含む鉄道やバ
スの駅やバス停を含む経路情報が格納されているので、
それに基づいて基地局の設置場所に近い駅(又はバス
停)を選択したり、あるいは前回の場所(駅やバス停)
や次の場所(駅やバス停)等から類推する等して社員が
利用した乗車駅や降車駅(又は乗車バス停や降車バス
停)を判断する。
【0024】最後に、経理サーバ7にPC6からアクセ
スがあった場合の動作について図12を参照して説明す
る(図6のF)。まず、PC6からアクセスがあると、
該当するPS4のPS番号に対応する計算に用いた駅と
経路、計算結果を清算情報メモリ73から読み出して、
LAN5で要求元のPC6へ返信する(図12のステッ
プ601)。次いで、PC6からの返信が承認であるか
否かを判断し(ステップ602)、承認であれば計算結
果は正しいとしてそのデータで清算を行う(ステップ6
03)。
【0025】一方、PS6からの返信が否承認であれ
ば、PS6からの返信はデータ変更であるか否か、即
ち、駅や経路等が異なっており、その変更データが返信
された場合は(ステップ604)、変更データで再計算
を行う(ステップ605)。次いで、変更前のデータと
大きく違っていないか、一定の金額の範囲を設定して金
額が妥当であるかどうかを判断し(ステップ606)、
問題なければ再計算したデータに更新し(ステップ60
7)、再度ステップ601に戻ってPC6に返信して承
認を求める。また、異常とみなせばステップ602に戻
ってPC6からの再データの投入待ちとなる。
【0026】なお、以上の実施形態では、PC6から経
理サーバ7に社員がアクセスする方法について説明した
が、電子メールを使用してデータを送受信してもよい。
即ち、経理サーバ7の計算結果を電子ファイルにして予
め登録したPS番号と電子メールアドレスの対応データ
を参照して、PS4の使用者の電子メールアドレスへ送
信しても良い。本実施形態では、PS4は事業所に戻っ
た時点でPC6をアクセスして交通費等の清算を行う場
合、全て手で入力するのに比べて手数を簡略化できる。
また、公衆PHS事業者12は、事業所1からの要求に
応じて位置情報を提供するのみであるため、導入の負担
が少ない。
【0027】次に、社員が自宅から直接外出した場合等
の事業所1で外出を適切に判断できない場合の処理方法
を図19を参照して説明する。まず、この場合は、PS
4に外出と非外出を設定する外出設定ボタン(図示せ
ず)、蓄積ID送信ボタン(図示せず)を設けておく。
社員が自宅から直接外出する場合、あるいは事業所1で
社員の外出、帰宅を判断できない場合、社員が外出する
際に外出設定ボタンをONする(ステップ1101)。
このボタン操作によりID蓄積フラグがONされ(ステ
ップ1102)、先の説明のようにメモリ31に基地局
IDと位置登録時刻が蓄積される。
【0028】また、社員が事業所1に戻った時に外出設
定ボタンをOFFし(ステップ1103)、このボタン
操作によりID蓄積フラグがOFFされる(ステップ1
104)。次いで、蓄積ID送信ボタンをONすると
(ステップ1105)、メモリ31のデータをすべてP
BX2へ送信してクリアされ(ステップ1106)、待
ち受け状態となる(ステップ1107)。但し、ステッ
プ1105においてID蓄積ボタンをONした時に事業
所1内であることを同時に判断する。これは、PS4が
デュアルモードであるので、事業所モードであれば事業
所圏内と判断できる。このように社員が直接自宅から外
出した場合、あるいは事業所1内で社員の外出帰宅を判
断できない場合等は簡単なボタン操作のみで社員の外出
や帰宅を判断することができる。
【0029】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。第2の実施形態のシステムの構成は図1と同じ
であるが、位置データベース14はPS毎の位置情報メ
モリを、経理サーバ7は事業所PS番号とそれに対応す
る公衆PHS番号のPS番号メモリ74(図3(c))
を、交換機13は該当PS毎に位置登録時に位置登録通
知を位置データベース14へ上げるかどうかを示す図1
3のメモリ131をそれぞれ第1の実施形態に加えて持
っている。但し、PS4はメモリ31を持たないものと
する。
【0030】次に、本実施形態の動作を図14のシーケ
ンスチャート及び図15〜図18のフローチャートを参
照して説明する。第1の実施形態と異なるのは、ID情
報の蓄積開始と終了を事業所1の経理サーバ7が公衆P
HS事業者12に指示することであり、PS4がID情
報の蓄積メモリを持たなくて、公衆PHS事業者12が
持つことである。PBX2がPS4が外出することを認
識した場合(図14のG)、LAN5で経理サーバ7に
事業所PS番号と開始通知を送信する(図15のステッ
プ704)。PS4は基地局3−1で位置登録を行い、
待ち受け状態になるのみである。なお、ステップ70
1、ステップ702は図7のステップ101,102と
同様である。
【0031】経理サーバ7は、PBX2から開始通知を
受信すると図16の処理を行う。まず、PS番号メモリ
74を事業所PS番号で参照して対応する公衆PS暗号
を割り出す(ステップ801)。次いで、PBX2から
の通知が終了通知か否かを判断し(ステップ802)、
この時は開始通知が送信されたのでステップ803を介
してステップ806に進み、LAN5、ルータ7からイ
ンターネット11で公衆PHS事業者12の位置データ
ベース14へ蓄積開始要求を送信する。位置データベー
ス14は蓄積開始要求を受信すると(図14のI)、図
17の処理を行う。まず、ステップ901で蓄積開始要
求を受信すると、交換機13に対し該当PSの位置登録
時に位置登録通知を上げるように蓄積開始要求を送信す
る(ステップ902)。
【0032】交換機13はこの蓄積開始要求を受信する
と(図14のJ)、図18の処理を行う。まず、ステッ
プ1001で蓄積開始要求を受信すると、該当PS毎の
位置登録時に位置登録通知を上げるかどうかを示すメモ
リ131(図13)にONをセットする(ステップ10
02)。次いで、PS4が公衆PHS基地局に位置登録
を行う場合には(図14のJ、図18のステップ100
3)、交換機13はメモリ131をPS番号で参照して
ONであるか否かを判定する(ステップ1004)。こ
こで、メモリ131の該当PSがONであれば、該当P
S番号と基地局IDを位置登録通知として位置データベ
ース14に送信する(ステップ1006)。
【0033】位置データベース14は図17において位
置登録通知を受信すると(ステップ903)、位置情報
メモリ141の該当PS部分に位置情報と時刻を蓄積す
る(ステップ904)。この時、第1の実施形態と同様
にメモリ141を参照して基地局IDに対応する基地局
の設置場所を割り出し、それを位置情報として蓄積す
る。このようにしてPS4がたどった位置情報と時刻が
蓄積される。
【0034】次に、PS4が事業所1に戻った場合の処
理について説明する。図15において、PS4を持った
社員が事業所1に戻って出入り口に設置された基地局3
−1に位置登録を行うと(ステップ702がNO)、P
BX2は事業所1に戻ったと判断して、LAN5で経理
サーバ7に事業所PS番号と終了通知を送信する(ステ
ップ703)。次いで、位置登録完了メッセージを送信
し(ステップ705)、エリア情報メモリ21の該当P
S対応部分を更新して(ステップ706)、位置登録処
理を行う。
【0035】経理サーバ7は図16において終了通知を
受信すると、PS番号メモリ74を参照して受信した事
業所PS番号から公衆PS番号を割り出す(ステップ8
01)。次いで、LAN5、ルータ7からインターネッ
ト11で公衆PHS事業者12の位置データベース14
へ位置情報要求を送信し(ステップ804)、返信を待
つ(ステップ805)。位置データベース14は図17
において位置情報要求を受信すると(ステップ90
5)、交換機13に対し該当PSの位置登録時に位置登
録通知を上げないように蓄積終了要求を送信する(ステ
ップ906)。
【0036】次いで、位置情報メモリPS該当部分の位
置情報に基づいて駅等の交通機関に該当するデータのみ
を選択する(ステップ907)。この時、位置データベ
ース14は、第1の実施形態で説明したように交通機関
の駅を含む経路情報を記憶しているので、それを参照し
て基地局の位置情報に基づいて駅等を含む交通機関の情
報を選択する。これは、第1の実施形態と全く同様であ
る。次に、選択した交通機関情報と位置登録時の時刻デ
ータをルータ15、インターネット11にて事業所1内
の経理サーバ7へ返信する(ステップ908)。
【0037】経理サーバ7は図16においてこれらのデ
ータを受信すると(ステップ805)、第1の実施形態
と全く同様の処理を行う(図10のステップ403〜4
05)。即ち、返信データには駅名を含む経路情報と時
刻が含まれており、これらのデータ及びデータベース7
1の交通機関データに基づいて交通費の計算を行う(ス
テップ807)。また、返信された位置情報、時刻デー
タ、データベース71の諸手当てデータをもとに諸手当
ての計算を行い(ステップ808)、計算した交通費と
諸手当てを清算情報メモリ73の該当PS番号に対応す
るエリアに蓄積する(ステップ809)。また、経理サ
ーバで交通費等の清算を行う動作は第1の実施形態と全
く同様である。これは、図12で説明したようにPC6
と経理サーバ7の間でデータの送受信を行い、交通費等
の清算を行うのであるが、詳しい説明は省略する。
【0038】なお、以上の実施形態では、経路を探索し
て交通費等の自動計算を行う例について説明したが、本
発明は、これに限ることなく移動経路を把握することに
よって様々な用途に応用することが可能である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、移
動通信機を持って外出するだけで交通機関の駅又はバス
停を含む移動経路を自動的に探索することができる。ま
た、探索の結果得られた移動経路に基づいて交通費や諸
手当てを計算することにより、外出した社員等が経路や
運賃等を記憶あるいはメモしておく必要がなく、何ら手
数を要することなく簡単に交通費等の清算を行うことが
できる。更に、この際、基地局の設置場所から得られた
交通機関の駅等の移動経路に基づいて交通費等を計算し
ているので、不正な請求を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による経路探索システムの第1の実施形
態を示すブロック図である。
【図2】PBX2が備えたPS毎のエリア情報メモリを
示す図である。
【図3】経理サーバ7が備えた機能及びメモリを示す図
である。
【図4】PS4が備えたメモリ31を示す図である。
【図5】位置データベース14が備えた設置場所メモリ
を示す図である。
【図6】図1の実施形態の動作を示すシーケンスチャー
トである。
【図7】図1の実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。
【図8】図1の実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。
【図9】図1の実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。
【図10】図1の実施形態の動作を示すフローチャート
である。
【図11】図1の実施形態の動作を示すフローチャート
である。
【図12】図1の実施形態の動作を示すフローチャート
である。
【図13】本発明の第2の実施形態に用いるメモリ13
1を示す図である。
【図14】本発明の第2の実施形態の動作を示すシーケ
ンスチャートである。
【図15】本発明の第2の実施形態の動作を示すフロー
チャートである。
【図16】本発明の第2の実施形態の動作を示すフロー
チャートである。
【図17】本発明の第2の実施形態の動作を示すフロー
チャートである。
【図18】本発明の第2の実施形態の動作を示すフロー
チャートである。
【図19】社員が直接自宅から外出する場合や事業所で
社員の外出や帰宅を判断できない場合の処理方法を説明
するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 事業所 2 PBX 3−1〜3−n 基地局 4 PS 5 LAN 6 PC 7 経理サーバ 8 ルータ 9−1〜9−m 基地局 11 インターネット 12 公衆PHS事業者 13 交換機 14 位置データベース 15 ルータ 21 エリア情報メモリ 31 ID情報蓄積メモリ 71 データベース 72 計算機能 73 清算情報メモリ 74 PS番号メモリ 141 設置場所メモリ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動通信機が位置登録した基地局IDに
    基づいて基地局の設置場所を割り出す手段と、交通機関
    の駅又はバス停を含む交通機関情報を記憶した記憶手段
    と、前記記憶手段を参照して前記割出手段で得られた基
    地局の設置場所に基づいて前記移動通信機がたどった交
    通機関の駅又はバス停を含む移動経路を探索する手段と
    を備えたことを特徴とする経路探索システム。
  2. 【請求項2】 移動通信機が位置登録した基地局ID及
    び位置登録時刻を記憶する第1の記憶手段と、基地局の
    設置場所を記憶した第2の記憶手段と、交通機関の駅又
    はバス停を含む交通機関情報を記憶した第3の記憶手段
    と、前記第2の記憶手段を参照して第1の記憶手段に記
    憶している基地局IDに対応する基地局の設置場所を割
    り出す手段と、前記第3の記憶手段を参照して前記割出
    手段で得られた基地局の設置場所に基づいて前記移動通
    信機がたどった交通機関の駅又はバス停及び時刻を含む
    移動経路を探索する手段とを備えたことを特徴とする経
    路探索システム。
  3. 【請求項3】 移動通信機が位置登録した基地局の位置
    情報と位置登録時刻を記憶する第1の記憶手段と、交通
    機関の駅又はバス停を含む交通機関情報を記憶した第2
    の記憶手段と、前記第2の記憶手段を参照して、前記第
    1の記憶手段に記憶している基地局の位置情報に基づい
    て前記移動通信機がたどった交通機関の駅又はバス停及
    び時刻を含む移動経路を探索する手段とを備えたことを
    特徴とする経路探索システム。
  4. 【請求項4】 前記探索手段で得られた移動経路情報に
    基づいて交通費の計算を行う手段を有することを特徴と
    する請求項1〜3のいずれか1項に記載の経路探索シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記探索手段で得られた移動経路情報に
    基づいて外出時の諸手当ての計算を行う手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の経
    路探索システム。
  6. 【請求項6】 前記移動通信機は、事業所PHSモード
    と公衆PHSモードを備えたデュアルモードPSであ
    り、外出、帰宅する際に事業所の出入り口に設置された
    基地局に位置登録することによって経路探索を開始、終
    了することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に
    記載の経路探索システム。
  7. 【請求項7】 前記移動通信機は、事業所PHSモード
    と公衆PHSモードを備えたデュアルモードPSであ
    り、且つ、経路探索の開始と終了を指示する操作ボタン
    が設けられ、当該操作ボタンの操作によって経路探索を
    開始、終了することを特徴とする請求項2に記載の経路
    探索システム。
  8. 【請求項8】 前記第1の記憶手段は、移動通信機内に
    設けられていることを特徴とする請求項2に記載の経路
    探索システム。
  9. 【請求項9】 前記交通費計算手段と経路探索対象者と
    の間でデータを送受信する手段を含み、前記計算手段か
    ら経路探索対象者に交通費の計算結果を送信し、経路探
    索対象者が計算結果を確認することによって交通費の清
    算を行うことを特徴とする請求項4に記載の経路探索シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 前記交通費計算手段と経路探索対象者
    との間で、電子メールでデータを送受信することによっ
    て交通費の清算を行うことを特徴とする請求項9に記載
    の経路探索システム。
  11. 【請求項11】 前記諸手当て計算手段と経路探索対象
    者との間でデータを送受信する手段を含み、前記計算手
    段から経路探索対象者に諸手当ての計算結果を送信し、
    経路探索対象者で計算結果を確認することによって諸手
    当ての清算を行うことを特徴とする請求項5に記載の経
    路探索システム。
  12. 【請求項12】 前記諸手当て計算手段と経路探索対象
    者との間で、電子メールでデータを送受信することによ
    って諸手当の清算を行うことを特徴とする請求項11に
    記載の経路探索システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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