JP2002116787A - 優先順位決定装置、優先順位決定方法及び優先順位決定プログラム - Google Patents

優先順位決定装置、優先順位決定方法及び優先順位決定プログラム

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JP2002116787A
JP2002116787A JP2001203753A JP2001203753A JP2002116787A JP 2002116787 A JP2002116787 A JP 2002116787A JP 2001203753 A JP2001203753 A JP 2001203753A JP 2001203753 A JP2001203753 A JP 2001203753A JP 2002116787 A JP2002116787 A JP 2002116787A
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS OR SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L15/00Speech recognition
    • G10L15/22Procedures used during a speech recognition process, e.g. man-machine dialogue
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS OR SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L15/00Speech recognition
    • G10L15/28Constructional details of speech recognition systems

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子機器の接続状態の変化時に、接続された
電子機器相互間における優先順位を自動的に決定するこ
とが可能な優先順位決定装置を提供する。 【解決手段】 通信制御部103は、他の電子機器との
接続状態の変化に応答して他の電子機器と通信を行うこ
とにより接続されている電子機器の優先順位および種類
を判定し、音声認識操作禁止設定部104に自己の電子
機器が最高優先順位を有するか否かの情報を与える。音
声認識操作禁止設定部104は、自己の電子機器が最高
優先順位を有するか否かに基づいて音声認識操作の許可
または禁止を音声認識操作判定部105に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接続された電子機
器相互間の優先順位を決定する優先順位決定装置、優先
順位決定方法及び優先順位決定プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、音声認識装置を搭載した電子機器
の開発が進められている。ここで、音声認識機能を搭載
した電子機器としては、テレビジョン受像機、VTR
(ビデオテープレコーダ)、CDプレーヤ(コンパクト
ディスクプレーヤ)、ビデオディスクプレーヤ、DVD
プレーヤ(デジタルバーサタイルディスクプレーヤ)、
ミニディスクプレーヤ、ビデオカメラなどが挙げられ
る。
【0003】図18は音声認識装置を搭載する従来の電
子機器の構成を示すブロック図である。
【0004】図18において、電子機器900は、音声
認識装置950、電子機器制御部906および電子機器
機能部907により構成される。
【0005】音声認識装置950は、電子機器900が
音声認識操作により動作するように設定されている場合
に、外部からの音声による指令に基づいて指令信号を電
子機器制御部906へ出力する。また、電子機器900
が音声認識操作により動作しないように設定されている
場合には、音声認識装置950は、音声による指令があ
った場合においても指令信号を電子機器制御部906へ
出力しない。
【0006】音声認識装置950は、音声命令入力部9
01、音声認識部902、通信制御部903、音声認識
操作禁止設定部904および音声認識操作判定部905
により構成される。
【0007】音声命令入力部901は、マイク等からな
り、音声を音声信号として音声認識部902へ入力す
る。
【0008】音声認識部902は、入力された音声信号
に基づき音声辞書の検索を行い、音声信号による指令を
認識し、認識結果を指令信号として音声認識操作判定部
905に出力する。
【0009】通信制御部903は、通信手段により電子
機器900が音声認識操作を動作しない設定を行う場
合、他の電子機器の通信制御部908より音声認識操作
禁止の信号を受け取り、当該信号を音声認識操作禁止設
定部904へ出力する。
【0010】音声認識操作禁止設定部904は、手動操
作または通信制御部903からの情報に基づいて音声認
識操作の禁止または許可を音声認識操作判定部905に
設定する。
【0011】音声認識操作判定部905は、メモリおよ
びマイクロコンピュータにより構成されている。マイク
ロコンピュータは、メモリに記憶された情報および音声
認識部902、音声認識操作禁止設定部904により与
えられる情報に基づいて各種動作を行う。
【0012】ここで、音声認識操作禁止設定部904に
より音声認識操作が許可されている場合、音声認識操作
判定部905は、音声認識部902により与えられた指
令に基づいて電子機器制御部906に指令信号を出力す
る。また、音声認識操作禁止設定部904により音声認
識操作が禁止されている場合、音声認識操作判定部90
5は、音声認識部902により指令が与えられても電子
機器制御部906に指令信号を出力しない。
【0013】電子機器制御部906は、手動操作または
音声認識装置950の音声認識操作により指令信号を受
け取り、電子機器機能部907を制御する。
【0014】電子機器機能部907は、電子機器制御部
906の制御により電子機器900本来の機能を実行す
る。ここで、電子機器900がテレビジョン受像機であ
る場合、電子機器900本来の機能とは、電源の投入お
よび切断、テレビジョン信号の受信、受信チャンネルの
選局、映像の表示、音声の出力等をいう。したがって、
電子機器900が何であるかにより電子機器900本来
の機能は特定される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来は、単独の電子機
器に対して音声認識操作が行われている。しかし、今
後、種々の電子機器に音声認識装置が搭載されることが
予想される。複数の電子機器に同様の音声認識装置が搭
載されると、種々の問題が生じる。
【0016】例えば、音声認識装置を搭載する複数の電
子機器が近接して配置されることが考えられる。音声認
識装置を搭載した複数の電子機器がきわめて近くに設置
されている場合、ある電子機器に対して音声による指令
を行ったときに、本来動作させたくない電子機器までも
が誤って動作してしまうことがある。
【0017】例えば、音声認識装置を搭載したCDプレ
ーヤと音声認識装置を搭載したテレビジョン受像機とが
近接して設置されている場合を想定する。ここで、ユー
ザがCDプレーヤに対して電源をオフする指令「電源オ
フ」を与えた場合、CDプレーヤのみならず動作対象外
であるはずのテレビジョン受像機までもが音声認識装置
の機能により電源をオフしてしまうことがある。
【0018】さらに今後、ネットワーク技術によりあら
ゆる電子機器が相互に制御できるようになると考えられ
る。例えば、テレビジョン受像機がネットワークの中心
となり、VTRを制御している場合を想定する。これら
のテレビジョン受像機およびVTRはそれぞれ音声認識
装置を搭載しているものとする。ここで、テレビジョン
受像機に向かってチャンネルアップの指令「VTRチャ
ンネルアップ」を与えた場合、テレビジョン受像機はネ
ットワーク技術によりVTRを制御し、VTRのチャン
ネルを1回アップさせる。
【0019】ところが、この場合、テレビジョン受像機
だけでなくVTRの音声認識装置においてもこの指令を
認識してしまい、VTR自身の制御でVTRのチャンネ
ルを1回アップしてしまう。それにより、VTRのチャ
ンネルが発声者の意図に反して2回アップしてしまうこ
とになる。
【0020】このような今後予測されるネットワーク技
術の分野において、従来の音声認識操作禁止設定機能を
有する電子機器を使用する場合でも、ユーザは手動によ
り電子機器に煩雑な設定を行わなければならない。つま
り、この場合、ユーザは、電子機器を新しく接続した
り、他の電子機器との接続を変更したりするたびに、接
続される電子機器の優先順位を考慮して手動で各電子機
器の音声認識操作の許可および禁止を設定する必要があ
る。
【0021】本発明の目的は、接続状態の変化時に、接
続された電子機器相互間における優先順位を自動的に決
定することが可能な優先順位決定装置、優先順位決定方
法および優先順位決定プログラムを提供することであ
る。
【0022】本発明の他の目的は、電源状態の変化時
に、接続された電子機器相互間における優先順位を自動
的に決定することが可能な優先順位決定装置、優先順位
決定方法および優先順位決定プログラムを提供すること
である。
【0023】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る優先順
位決定装置は、相互に接続可能でそれぞれ優先順位が与
えられかつ所定の操作を行う操作部を有する複数の電子
機器のうち一の電子機器に設けられる優先順位決定装置
であって、複数の電子機器の接続状態の変化を検出する
接続状態検出手段と、接続状態検出手段による変化の検
出に応答して他の電子機器と通信を行うことにより接続
状態の変化後に接続されている電子機器を識別する識別
手段と、識別手段により識別された各電子機器の優先順
位に基づいて一の電子機器が最も高い優先順位を有する
か否かを判別する判別手段と、判別手段により一の電子
機器が最も高い優先順位を有すると判別された場合に操
作部の操作を許可し、判別手段により一の電子機器が最
も高い優先順位を有さないと判別された場合に操作部の
操作を禁止する操作許可禁止手段とを備えたものであ
る。
【0024】本発明に係る優先順位決定装置において
は、複数の電子機器の接続状態の変化が接続状態検出手
段により検出されると、変化の検出に応答して他の電子
機器と通信を行うことにより接続状態の変化後に接続さ
れている電子機器が識別手段により識別される。識別さ
れた各電子機器の優先順位に基づいて自己の電子機器が
最も高い優先順位を有するか否かが判別手段により判別
される。判別手段により電子機器が最も高い優先順位を
有すると判別された場合、操作許可禁止手段により操作
部の操作が許可され、判別手段により電子機器が最も高
い優先順位を有さないと判別された場合、操作許可禁止
手段により操作部の操作が禁止される。
【0025】このようにして、接続された電子機器間で
相互の存在が認識されるとともに、最高優先順位を有す
る電子機器が判別され、最高優先順位を有する電子機器
の操作部の操作が許可され、他の電子機器の操作部の操
作が禁止される。それにより、接続されている複数の電
子機器のうち最高優先順位を有する電子機器の操作部の
操作を行うことができる。また、接続状態が変化するた
びに自動的に電子機器の最高優先順位が判別されるの
で、使用者は電子機器に対し煩雑な設定を行う必要がな
い。
【0026】第2の発明に係る優先順位決定装置は、第
1の発明に係る優先順位決定装置の構成において、識別
手段は、接続状態検出手段による変化の検出に応答して
接続状態の変化後に接続されている他の電子機器から識
別情報を受信するとともに、接続状態の変化後に接続さ
れている他の電子機器に自己の識別情報を送信する通信
手段を含み、判別手段は、通信手段により受信された他
の電子機器の識別情報を自己の識別情報と比較すること
により一の電子機器が最も高い優先順位を有するか否か
を判別する比較手段を含むものである。
【0027】この場合、接続状態検出手段による変化の
検出に応答して接続状態の変化後に接続されている他の
電子機器からの識別情報が通信手段により受信されると
ともに、接続状態の変化後に接続されている他の電子機
器へ通信手段により自己の識別情報が送信される。そし
て、通信手段により受信された他の電子機器の識別情報
が自己の識別情報と比較手段により比較されることによ
り自己の電子機器が最も高い優先順位を有するか否かが
判別される。
【0028】このように、電子機器の接続状態が変化す
ると、識別情報の通信および比較により接続状態の変化
後に接続されている電子機器の優先順位が判別される。
【0029】第3の発明に係る優先順位決定装置は、第
2の発明に係る優先順位決定装置の構成において、通信
手段により受信された他の電子機器の識別情報に基づい
て相互に接続されている電子機器を示す機器接続情報を
記憶する記憶手段をさらに備え、操作部は、記憶手段に
記憶された機器接続情報に基づいて接続されている電子
機器を操作する機能を有するものである。
【0030】この場合、通信手段により受信された他の
電子機器の識別情報に基づいて相互に接続されている電
子機器を示す機器接続情報が記憶手段により記憶され
る。そして、記憶手段により記憶された機器接続情報に
基づいて接続されている電子機器が操作部により操作さ
れる。
【0031】これにより、使用者は、電子機器の接続状
態を変化させた場合に、接続されている電子機器の情報
を設定する必要がない。
【0032】第4の発明に係る優先順位決定装置は、第
2または第3の発明に係る優先順位決定装置の構成にお
いて、相互に接続されている複数の電子機器の電源の状
態の変化を検出する電源状態検出手段と、電源状態検出
手段による変化の検出に応答して接続されている他の電
子機器と通信を行うことにより電源の状態の変化後に接
続されている電子機器のうち電源がオン状態の電子機器
を識別する識別手段と、識別手段により識別された各電
子機器の優先順位に基づいて一の電子機器が最も高い優
先順位を有するか否か判別する判別手段と、判別手段に
より一の電子機器が最も高い優先順位を有すると判別さ
れた場合に操作部の操作を許可し、判別手段により一の
電子機器が最も高い優先順位を有さないと判別された場
合に操作部の操作を禁止する操作許可禁止手段とをさら
に備えるものである。
【0033】この場合、複数の電子機器の電源の状態の
変化が電源状態検出手段により検出されると、変化の検
出に応答して他の電子機器と通信を行うことにより電源
の状態の変化後に接続されている電子機器のうち電源が
オン状態の電子機器が識別手段により識別される。識別
された各電子機器の優先順位に基づいて自己の電子機器
が最も高い優先順位を有するか否かが判別手段により判
別される。判別手段により電子機器が最も高い優先順位
を有すると判別された場合、操作許可禁止手段により操
作部の操作が許可され、判別手段により電子機器が最も
高い優先順位を有さないと判別された場合、操作許可禁
止手段により操作部の操作が禁止される。
【0034】このようにして、接続された電子機器間で
相互の存在が認識されるとともに、最高優先順位を有す
る電子機器が判別され、最高優先順位を有する電子機器
の操作部の操作が許可され、他の電子機器の操作部の操
作が禁止される。それにより、接続されている複数の電
子機器のうち最高優先順位を有する電子機器の操作部の
操作を行うことができる。また、電源の状態が変化する
たびに自動的に電子機器の最高優先順位が判別されるの
で、使用者は電子機器に対し煩雑な設定を行う必要がな
い。
【0035】第5の発明に係る優先順位決定装置は、第
4の発明に係る優先順位決定装置の構成において、識別
手段は、電源状態検出手段による変化の検出に応答して
電源の状態の変化後に接続されている他の電子機器から
識別情報を電源の状態を示す電源情報とともに受信し、
かつ接続状態の変化後に接続されている他の電子機器に
自己の識別情報とともに自己の電源の状態を示す電源情
報を送信する通信手段を含み、判別手段は、通信手段に
より受信された他の電子機器の電源情報および自己の電
源情報に基づいて、電源がオン状態である電子機器の識
別情報を比較することにより電源がオン状態である電子
機器のうち一の電子機器が最も高い優先順位を有するか
否かを判別する比較手段を含むものである。
【0036】この場合、電源状態検出手段による変化の
検出に応答して接続状態の変化後に接続されている他の
電子機器からの識別情報および電源情報が通信手段によ
り受信されるとともに、電源状態の変化後に接続されて
いる他の電子機器へ通信手段により自己の識別情報およ
び電源情報が送信される。そして、電源がオン状態であ
る電子機器の識別情報が比較手段により比較されること
により、自己の電子機器が最も高い優先順位を有するか
否かが判別される。
【0037】このように、電子機器の電源の状態が変化
すると、識別情報および電源情報の通信および比較によ
り電源状態の変化後に接続されている電子機器の優先順
位が判別される。
【0038】第6の発明に係る優先順位決定装置は、第
1〜第5のいずれかの発明に係る優先順位決定装置の構
成において、操作部は、音声認識操作を行う音声認識操
作部を含むものである。
【0039】この場合、使用者は、優先順位決定装置に
より最高優先順位を有すると決定された電子機器の音声
認識操作を用いて接続されている電子機器を操作するこ
とができる。
【0040】第7の発明に係る優先順位決定装置は、相
互に接続可能でそれぞれ優先順位が与えられかつ所定の
操作を行う操作部を有する複数の電子機器のうち一の電
子機器に設けられる優先順位決定装置であって、相互に
接続されている複数の電子機器の電源の状態の変化を検
出する電源状態検出手段と、電源状態検出手段による変
化の検出に応答して接続されている他の電子機器と通信
を行うことにより電源の状態の変化後に接続されている
電子機器のうち電源がオン状態の電子機器を識別する識
別手段と、識別手段により識別された各電子機器の優先
順位に基づいて一の電子機器が最も高い優先順位を有す
るか否か判別する判別手段と、判別手段により一の電子
機器が最も高い優先順位を有すると判別された場合に操
作部の操作を許可し、判別手段により一の電子機器が最
も高い優先順位を有さないと判別された場合に操作部の
操作を禁止する操作許可禁止手段を備えたものである。
【0041】本発明に係る優先順位決定装置において
は、複数の電子機器の電源の状態の変化が電源状態検出
手段により検出されると、変化の検出に応答して他の電
子機器と通信を行うことにより電源の状態の変化後に接
続されている電子機器のうち電源がオン状態の電子機器
が識別手段により識別される。識別された各電子機器の
優先順位に基づいて自己の電子機器が最も高い優先順位
を有するか否かが判別手段により判別される。判別手段
により電子機器が最も高い優先順位を有すると判別され
た場合、操作許可禁止手段により操作部の操作が許可さ
れ、判別手段により電子機器が最も高い優先順位を有さ
ないと判別された場合、操作許可禁止手段により操作部
の操作が禁止される。
【0042】このようにして、接続された電子機器間で
相互の存在が認識されるとともに、最高優先順位を有す
る電子機器が判別され、最高優先順位を有する電子機器
の操作部の操作が許可され、他の電子機器の操作部の操
作が禁止される。それにより、接続されている複数の電
子機器のうち最高優先順位を有する電子機器の操作部の
操作を行うことができる。また、電源の状態が変化する
たびに自動的に電子機器の最高優先順位が判別されるの
で、使用者は電子機器に対し煩雑な設定を行う必要がな
い。
【0043】第8の発明に係る優先順位決定装置は、第
7の発明に係る優先順位決定装置の構成において、複数
の電子機器を識別する識別情報に優先順位が予め設定さ
れ、識別手段は、電源状態検出手段による変化の検出に
応答して電源の状態の変化後に接続されている他の電子
機器から識別情報を電源の状態を示す電源情報とともに
受信し、かつ接続状態の変化後に接続されている他の電
子機器に自己の識別情報とともに自己の電源の状態を示
す電源情報を送信する通信手段を含み、判別手段は、通
信手段により受信された他の電子機器の電源情報および
自己の電源情報に基づいて、電源がオン状態である電子
機器の識別情報を比較することにより電源がオン状態で
ある電子機器のうち一の電子機器が最も高い優先順位を
有するか否かを判別する比較手段を含むものである。
【0044】この場合、電源状態検出手段による変化の
検出に応答して接続状態の変化後に接続されている他の
電子機器からの識別情報および電源情報が通信手段によ
り受信されるとともに、電源状態の変化後に接続されて
いる他の電子機器へ通信手段により自己の識別情報およ
び電源情報が送信される。そして、電源がオン状態であ
る電子機器の識別情報が比較手段により比較されること
により、自己の電子機器が最も高い優先順位を有するか
否かが判別される。
【0045】このように、電子機器の電源の状態が変化
すると、識別情報および電源情報の通信および比較によ
り電源状態の変化後に接続されている電子機器の優先順
位が判別される。
【0046】第9の発明に係る優先順位決定装置は、第
8の発明に係る優先順位決定装置の構成において、通信
手段により受信された他の電子機器の識別情報に基づい
て相互に接続されている電子機器を示す機器接続情報を
記憶する記憶手段をさらに備え、操作部は、記憶手段に
記憶された機器接続情報に基づいて接続されている電子
機器を操作する機能を有するものである。
【0047】この場合、通信手段により受信された他の
電子機器の識別情報に基づいて相互に接続されている電
子機器を示す機器接続情報が記憶手段により記憶され
る。そして、記憶手段により記憶された機器接続情報に
基づいて接続されている電子機器が操作部により操作さ
れる。
【0048】これにより、使用者は、電子機器の電源の
状態を変化させた場合に、電源がオン状態の電子機器の
情報を設定する必要がない。
【0049】第10の発明に係る優先順位決定装置は、
第7〜第9のいずれかの発明に係る優先順位決定装置の
構成において、操作部は、音声認識操作を行う音声認識
操作部を含むものである。
【0050】この場合、使用者は、優先順位決定装置に
より最高優先順位を有すると決定された電子機器の音声
認識操作を用いて、電源がオン状態となっている電子機
器を操作することができる。
【0051】第11の発明に係る優先順位決定方法は、
相互に接続可能でそれぞれ優先順位が与えられかつ所定
の操作を行う操作部を有する複数の電子機器のうち一の
電子機器に設けられる優先順位決定方法であって、複数
の電子機器の接続状態の変化を検出するステップと、変
化の検出に応答して他の電子機器と通信を行うことによ
り接続状態の変化後に接続されている電子機器を識別す
るステップと、識別された各電子機器の優先順位に基づ
いて一の電子機器が最も高い優先順位を有するか否かを
判別するステップと、一の電子機器が最も高い優先順位
を有すると判別された場合に操作部の操作を許可し、一
の電子機器が最も高い優先順位を有さないと判別された
場合に操作部の操作を禁止するステップとを備えたもの
である。
【0052】本発明に係る優先順位決定方法において
は、複数の電子機器の接続状態の変化が検出されると、
変化の検出に応答して他の電子機器と通信を行うことに
より接続状態の変化後に接続されている電子機器が識別
される。識別された各電子機器の優先順位に基づいて自
己の電子機器が最も高い優先順位を有するか否かが判別
される。電子機器が最も高い優先順位を有すると判別さ
れた場合、操作部の操作が許可され、電子機器が最も高
い優先順位を有さないと判別された場合、操作部の操作
が禁止される。
【0053】このようにして、接続された電子機器間で
相互の存在が認識されるとともに、最高優先順位を有す
る電子機器が判別され、最高優先順位を有する電子機器
の操作部の操作が許可され、他の電子機器の操作部の操
作が禁止される。それにより、接続されている複数の電
子機器のうち最高優先順位を有する電子機器の操作部の
操作を行うことができる。また、接続状態が変化するた
びに自動的に電子機器の最高優先順位が判別されるの
で、使用者は電子機器に対し煩雑な設定を行う必要がな
い。
【0054】第12の発明に係る優先順位決定方法は、
第11の発明に係る優先順位決定方法において、複数の
電子機器を識別する識別情報に優先順位が予め設定さ
れ、識別するステップは、接続状態の変化を検出するス
テップによる変化の検出に応答して接続状態の変化後に
接続されている他の電子機器から識別情報を受信すると
ともに、接続状態の変化後に接続されている他の電子機
器に自己の識別情報を送信するステップを含み、判別す
るステップは、通信手段により受信された他の電子機器
の識別情報を自己の識別情報と比較することにより一の
電子機器が最も高い優先順位を有するか否かを判別する
ステップを含むものである。
【0055】この場合、変化の検出に応答して接続状態
の変化後に接続されている他の電子機器からの識別情報
が受信されるとともに、接続状態の変化後に接続されて
いる他の電子機器へ自己の識別情報が送信される。そし
て、受信された他の電子機器の識別情報が自己の識別情
報と比較されることにより自己の電子機器が最も高い優
先順位を有するか否かが判別される。
【0056】このように、電子機器の接続状態が変化す
ると、識別情報の通信および比較により接続状態の変化
後に接続されている電子機器の優先順位が判別される。
【0057】第13の発明に係る優先順位決定方法は、
第12の発明に係る優先順位決定方法において、受信さ
れた他の電子機器の識別情報に基づいて相互に接続され
ている電子機器を示す機器接続情報を記憶するステップ
をさらに備え、操作部は、記憶された機器接続情報に基
づいて接続されている電子機器を操作するものである。
【0058】この場合、受信された他の電子機器の識別
情報に基づいて相互に接続されている電子機器を示す機
器接続情報が記憶される。そして、記憶された機器接続
情報に基づいて接続されている電子機器が操作部により
操作される。
【0059】これにより、使用者は、電子機器の接続状
態を変化させた場合に、接続されている電子機器の情報
を設定する必要がない。
【0060】第14の発明に係る優先順位決定方法は、
相互に接続可能でそれぞれ優先順位が与えられかつ所定
の操作を行う操作部を有する複数の電子機器のうち一の
電子機器に設けられる優先順位決定方法であって、相互
に接続されている複数の電子機器の電源の状態の変化を
検出するステップと、電源の状態の変化を検出するステ
ップによる変化の検出に応答して接続されている他の電
子機器と通信を行うことにより電源の状態の変化後に接
続されている電子機器のうち電源がオン状態の電子機器
を識別するステップと、電源がオン状態の電子機器を識
別するステップにより識別された各電子機器の優先順位
に基づいて一の電子機器が最も高い優先順位を有するか
否か判別するステップと、一の電子機器が最も高い優先
順位を有すると判別された場合に操作部の操作を許可
し、一の電子機器が最も高い優先順位を有さないと判別
された場合に操作部の操作を禁止するステップを備えた
ものである。
【0061】本発明に係る優先順位決定方法において
は、複数の電子機器の電源の状態の変化が検出される
と、変化の検出に応答して他の電子機器と通信を行うこ
とにより電源の状態の変化後に接続されている電子機器
のうち電源がオン状態の電子機器が識別される。識別さ
れた各電子機器の優先順位に基づいて自己の電子機器が
最も高い優先順位を有するか否かが判別される。電子機
器が最も高い優先順位を有すると判別された場合、操作
部の操作が許可され、電子機器が最も高い優先順位を有
さないと判別された場合、操作部の操作が禁止される。
【0062】このようにして、接続された電子機器間で
相互の存在が認識されるとともに、最高優先順位を有す
る電子機器が判別され、最高優先順位を有する電子機器
の操作部の操作が許可され、他の電子機器の操作部の操
作が禁止される。それにより、接続されている複数の電
子機器のうち最高優先順位を有する電子機器の操作部の
操作を行うことができる。また、電源の状態が変化する
たびに自動的に電子機器の最高優先順位が判別されるの
で、使用者は電子機器に対し煩雑な設定を行う必要がな
い。
【0063】第15の発明に係る優先順位決定方法は、
第14の発明に係る優先順位決定方法において、複数の
電子機器を識別する識別情報に優先順位が予め設定さ
れ、識別するステップは、変化の検出に応答して電源の
状態の変化後に接続されている他の電子機器から識別情
報を電源の状態を示す電源情報とともに受信し、かつ接
続状態の変化後に接続されている他の電子機器に自己の
識別情報とともに自己の電源の状態を示す電源情報を送
信するステップを含み、判別するステップは、受信され
た他の電子機器の電源情報および自己の電源情報に基づ
いて、電源がオン状態である電子機器の識別情報を比較
することにより電源がオン状態である電子機器のうち一
の電子機器が最も高い優先順位を有するか否かを判別す
るステップを含むものである。
【0064】この場合、変化の検出に応答して接続状態
の変化後に接続されている他の電子機器からの識別情報
および電源情報が受信されるとともに、電源状態の変化
後に接続されている他の電子機器へ自己の識別情報およ
び電源情報が送信される。そして、電源がオン状態であ
る電子機器の識別情報が比較されることにより、自己の
電子機器が最も高い優先順位を有するか否かが判別され
る。
【0065】このように、電子機器の電源の状態が変化
すると、識別情報および電源情報の通信および比較によ
り電源状態の変化後に接続されている電子機器の優先順
位が判別される。
【0066】第16の発明に係る優先順位決定方法は、
第15の発明に係る優先順位決定方法において、受信さ
れた他の電子機器の識別情報に基づいて相互に接続され
ている電子機器を示す機器接続情報を記憶するステップ
をさらに備え、操作部は、記憶された機器接続情報に基
づいて接続されている電子機器を操作するものである。
【0067】この場合、受信された他の電子機器の識別
情報に基づいて相互に接続されている電子機器を示す機
器接続情報が記憶される。そして、記憶された機器接続
情報に基づいて接続されている電子機器が操作部により
操作される。
【0068】これにより、使用者は、電子機器の電源の
状態を変化させた場合に、電源がオン状態の電子機器の
情報を設定する必要がない。
【0069】第17の発明に係る優先順位決定プログラ
ムは、相互に接続可能でそれぞれ優先順位が与えられか
つ所定の操作を行う操作部を有する複数の電子機器のう
ち一の電子機器内の処理装置により実行される優先順位
決定プログラムであって、複数の電子機器の接続状態の
変化を検出する処理と、変化の検出に応答して他の電子
機器と通信を行うことにより接続状態の変化後に接続さ
れている電子機器を識別する処理と、識別された各電子
機器の優先順位に基づいて一の電子機器が最も高い優先
順位を有するか否かを判別する処理と、一の電子機器が
最も高い優先順位を有すると判別された場合に操作部の
操作を許可し、一の電子機器が最も高い優先順位を有さ
ないと判別された場合に操作部の操作を禁止する処理と
を、処理装置に実行させるものである。
【0070】本発明に係る優先順位決定プログラムにお
いては、複数の電子機器の接続状態の変化が検出される
と、変化の検出に応答して他の電子機器と通信を行うこ
とにより接続状態の変化後に接続されている電子機器が
識別される。識別された各電子機器の優先順位に基づい
て自己の電子機器が最も高い優先順位を有するか否かが
判別される。電子機器が最も高い優先順位を有すると判
別された場合、操作部の操作が許可され、電子機器が最
も高い優先順位を有さないと判別された場合、操作部の
操作が禁止される。
【0071】このようにして、接続された電子機器間で
相互の存在が認識されるとともに、最高優先順位を有す
る電子機器が判別され、最高優先順位を有する電子機器
の操作部の操作が許可され、他の電子機器の操作部の操
作が禁止される。それにより、接続されている複数の電
子機器のうち最高優先順位を有する電子機器の操作部の
操作を行うことができる。また、接続状態が変化するた
びに自動的に電子機器の最高優先順位が判別されるの
で、使用者は電子機器に対し煩雑な設定を行う必要がな
い。
【0072】第18の発明に係る優先順位決定プログラ
ムは、第17の発明に係る優先順位決定プログラムにお
いて、複数の電子機器を識別する識別情報に優先順位が
予め設定され、識別する処理は、接続状態の変化を検出
する処理による変化の検出に応答して接続状態の変化後
に接続されている他の電子機器から識別情報を受信する
とともに、接続状態の変化後に接続されている他の電子
機器に自己の識別情報を送信する処理を含み、判別する
処理は、受信された他の電子機器の識別情報を自己の識
別情報と比較することにより一の電子機器が最も高い優
先順位を有するか否かを判別する処理を含むものであ
る。
【0073】この場合、変化の検出に応答して接続状態
の変化後に接続されている他の電子機器からの識別情報
が受信されるとともに、接続状態の変化後に接続されて
いる他の電子機器へ自己の識別情報が送信される。そし
て、受信された他の電子機器の識別情報が自己の識別情
報と比較されることにより自己の電子機器が最も高い優
先順位を有するか否かが判別される。
【0074】このように、電子機器の接続状態が変化す
ると、識別情報の通信および比較により接続状態の変化
後に接続されている電子機器の優先順位が判別される。
【0075】第19の発明に係る優先順位決定プログラ
ムは、第18の発明に係る優先順位決定プログラムにお
いて、受信された他の電子機器の識別情報に基づいて相
互に接続されている電子機器を示す機器接続情報を記憶
する処理をさらに備え、操作部は、記憶された機器接続
情報に基づいて接続されている電子機器を操作するもの
である。
【0076】この場合、受信された他の電子機器の識別
情報に基づいて相互に接続されている電子機器を示す機
器接続情報が記憶される。そして、記憶された機器接続
情報に基づいて接続されている電子機器が操作部により
操作される。
【0077】これにより、使用者は、電子機器の接続状
態を変化させた場合に、接続されている電子機器の情報
を設定する必要がない。
【0078】第20の発明に係る優先順位決定プログラ
ムは、相互に接続可能でそれぞれ優先順位が与えられか
つ所定の操作を行う操作部を有する複数の電子機器のう
ち一の電子機器内の処理装置により実行される優先順位
決定プログラムであって、相互に接続されている複数の
電子機器の電源の状態の変化を検出する処理と、電源の
状態の変化を検出する処理による変化の検出に応答して
接続されている他の電子機器と通信を行うことにより電
源の状態の変化後に接続されている電子機器のうち電源
がオン状態の電子機器を識別する処理と、識別された各
電子機器の優先順位に基づいて一の電子機器が最も高い
優先順位を有するか否か判別する処理と、一の電子機器
が最も高い優先順位を有すると判別された場合に操作部
の操作を許可し、一の電子機器が最も高い優先順位を有
さないと判別された場合に操作部の操作を禁止する処理
とを、処理装置に実行されるものである。
【0079】本発明に係る優先順位決定プログラムにお
いては、複数の電子機器の電源の状態の変化が検出され
ると、変化の検出に応答して他の電子機器と通信を行う
ことにより電源の状態の変化後に接続されている電子機
器のうち電源がオン状態の電子機器が識別される。識別
された各電子機器の優先順位に基づいて自己の電子機器
が最も高い優先順位を有するか否かが判別される。電子
機器が最も高い優先順位を有すると判別された場合、操
作部の操作が許可され、電子機器が最も高い優先順位を
有さないと判別された場合、操作部の操作が禁止され
る。
【0080】このようにして、接続された電子機器間で
相互の存在が認識されるとともに、最高優先順位を有す
る電子機器が判別され、最高優先順位を有する電子機器
の操作部の操作が許可され、他の電子機器の操作部の操
作が禁止される。それにより、接続されている複数の電
子機器のうち最高優先順位を有する電子機器の操作部の
操作を行うことができる。また、電源の状態が変化する
たびに自動的に電子機器の最高優先順位が判別されるの
で、使用者は電子機器に対し煩雑な設定を行う必要がな
い。
【0081】第21の発明に係る優先順位決定プログラ
ムは、第20の発明に係る優先順位決定プログラムにお
いて、複数の電子機器を識別する識別情報に優先順位が
予め設定され、識別する処理は、変化の検出に応答して
電源の状態の変化後に接続されている他の電子機器から
識別情報を電源の状態を示す電源情報とともに受信し、
かつ接続状態の変化後に接続されている他の電子機器に
自己の識別情報とともに自己の電源の状態を示す電源情
報を送信する処理を含み、判別する処理は、受信された
他の電子機器の電源情報および自己の電源情報に基づい
て、電源がオン状態である電子機器の識別情報を比較す
ることにより電源がオン状態である電子機器のうち一の
電子機器が最も高い優先順位を有するか否かを判別する
処理を含むものである。
【0082】この場合、変化の検出に応答して接続状態
の変化後に接続されている他の電子機器からの識別情報
および電源情報が受信されるとともに、電源状態の変化
後に接続されている他の電子機器へ自己の識別情報およ
び電源情報が送信される。そして、電源がオン状態であ
る電子機器の識別情報が比較されることにより、自己の
電子機器が最も高い優先順位を有するか否かが判別され
る。
【0083】このように、電子機器の電源の状態が変化
すると、識別情報および電源情報の通信および比較によ
り電源状態の変化後に接続されている電子機器の優先順
位が判別される。
【0084】第22の発明に係る優先順位決定プログラ
ムは、第21の発明に係る優先順位決定プログラムにお
いて、受信された他の電子機器の識別情報に基づいて相
互に接続されている電子機器を示す機器接続情報を記憶
する処理をさらに備え、操作部は、記憶された機器接続
情報に基づいて接続されている電子機器を操作するもの
である。
【0085】この場合、受信された他の電子機器の識別
情報に基づいて相互に接続されている電子機器を示す機
器接続情報が記憶される。そして、記憶された機器接続
情報に基づいて接続されている電子機器が操作部により
操作される。
【0086】これにより、使用者は、電子機器の電源の
状態を変化させた場合に、電源がオン状態の電子機器の
情報を設定する必要がない。
【0087】第23の発明に係る電子機器は、他の電子
機器と接続可能な電子機器であって、他の電子機器との
接続状態において所定の機能における優先順位を決める
ことのできる固有番号を有するものである。
【0088】この場合、他の電子機器との接続状態にお
いて固有番号により優先順位を決めることができる。
【0089】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1〜図17に基づき説明する。
【0090】(第1の実施の形態)図1は第1の実施の
形態における優先順位決定装置を備えた4種類の電子機
器の接続を示すブロック図である。図1において、2種
類の電子機器の構成を示している。なお、4つの電子機
器は近くに配置されているものとする。
【0091】図1において、第1の電子機器C(以下、
機器Cと呼ぶ)は、音声認識装置150、電子機器制御
部106および電子機器機能部107により構成され
る。
【0092】音声認識装置150は、機器Cが音声認識
操作により動作するように設定されている場合に、外部
からの音声による指令に基づいて指令信号を電子機器制
御部106へ出力する。また、当該機器Cが音声認識操
作により動作しないように設定されている場合には、音
声認識装置150は、音声による指令があった場合にお
いても指令信号を電子機器制御部106へ出力しない。
【0093】ここで、第1の実施の形態において、音声
認識装置150は、他の電子機器との接続時に接続され
た電子機器の相互間で優先順位を決定し、最も高い優先
順位を有する場合に音声認識機能を実行する。優先順位
決定処理については後述する。
【0094】音声認識装置150は、音声命令入力部1
01、音声認識部102、通信制御部103、音声認識
操作禁止設定部104および音声認識操作判定部105
により構成される。本実施の形態では、通信制御部10
3が優先順位決定装置を構成する。
【0095】音声命令入力部101は、マイク等からな
り、音声を音声信号として音声認識部102へ入力す
る。
【0096】音声認識部102は、入力された音声信号
に基づき音声辞書の検索を行い、音声信号による指令を
認識し、認識結果を指令信号として音声認識操作判定部
105に出力する。
【0097】通信制御部103は、他の電子機器との接
続状態の変化に応答して接続されている電子機器の優先
順位および種類を判定し、判定結果に基づいて各種動作
を行う。なお、ここで、他の電子機器とは第2の電子機
器X、第3の電子機器Bおよび第4の電子機器Aであ
る。通信制御部103は、音声認識操作禁止設定部10
4に当該機器Cが最高優先順位を有するか否かの情報を
与える。また、通信制御部103は、他の電子機器との
接続時において他の機器を操作する場合に、音声認識操
作判定部105より与えられる指令信号を、他の機器へ
出力する。
【0098】音声認識操作禁止設定部104は、手動操
作または通信制御部103からの情報に基づいて音声認
識操作の禁止または許可を音声認識操作判定部105に
設定する。
【0099】音声認識操作判定部105は、メモリおよ
びマイクロコンピュータにより構成されている。メモリ
は、通信制御部103により与えられる他の電子機器の
種類を示す情報を記憶する。マイクロコンピュータは、
メモリに記憶された情報および音声認識部102、音声
認識操作禁止設定部104および通信制御部103によ
り与えられる情報に基づいて各種動作を行う。これらよ
り、音声認識操作判定部105は、音声認識操作により
自己の電子機器だけでなく、他の電子機器も操作するこ
とができる。
【0100】ここで、音声認識操作禁止設定部104に
より音声認識操作が許可されている場合、音声認識操作
判定部105は、音声認識部102により与えられた指
令に基づいて電子機器制御部106に指令信号を出力す
る。また、音声認識操作判定部105は、接続された他
の電子機器を操作する場合、音声認識部102により与
えられた指令に基づいて通信制御部103に指令信号を
出力し、通信制御部103を介して他の電子機器を操作
する。
【0101】一方、音声認識操作禁止設定部104によ
り音声認識操作が禁止されている場合、音声認識操作判
定部105は、音声認識部102により指令が与えられ
ても電子機器制御部106に指令信号を出力しない。
【0102】電子機器制御部106は、手動操作または
音声認識装置150の音声認識操作により指令信号を受
け取り、電子機器機能部107を制御する。
【0103】電子機器機能部107は、電子機器制御部
106の制御により機器C本来の機能を実行する。ここ
で、機器Cがテレビジョン受像機である場合、機器C本
来の機能とは、電源の投入および切断、テレビジョン信
号の受信、受信チャンネルの選局、映像の表示、音声の
出力等をいう。したがって、当該機器Cが何であるかに
より機器C本来の機能は特定される。
【0104】図2は機器Cの通信制御部103の構成を
示すブロック図である。ここで、通信制御部103の構
成および動作を図2に基づき説明する。
【0105】通信制御部103は、入出力インターフェ
イス802、マイクロコンピュータ803、メモリ80
4および比較レジスタ805により構成されている。
【0106】入出力インターフェイス802は、他の電
子機器801とケーブル、赤外線通信等により接続さ
れ、接続または切断を示す信号をマイクロコンピュータ
803へ出力する。ここで、他の電子機器801は、図
1の第2の電子機器X、第3の電子機器Bおよび第4の
電子機器Aに相当する。
【0107】マイクロコンピュータ803は、他の電子
機器801との接続状態の変化に応答して各種処理を行
う。尚、マイクロコンピュータ803内のメモリには、
図6〜図8の優先順位決定処理を実行するための優先順
位決定プログラムが格納される。マイクロコンピュータ
803内の優先順位決定プログラムは、マイクロコンピ
ュータ803内のメモリに記憶される優先順位決定プロ
グラムを実行することにより優先順位決定処理を実行す
る。
【0108】メモリ804は、他の電子機器801から
送信されるID(識別)番号を記憶する。比較レジスタ
805は、ID番号の優先順位を比較するために用いら
れる。
【0109】第2の電子機器X(以下、機器Xと呼ぶ)
の構成および動作は、機器Cの構成および動作と同様で
ある。ただし、機器Xの電子機器機能部107の機能
は、機器Cの電子機器機能部107の機能と異なる。例
えば、機器X本来の機能がビデオレープレコーダである
場合には、電子機器機能部107は、ビデオテープの録
画および再生等の機能を有する。
【0110】第3の電子機器B(以下、機器Bと呼ぶ)
および第4の電子機器A(以下、機器Aと呼ぶ)の構成
および動作も、機器Cの動作と同様である。ただし、機
器B,Aの電子機器機能部107の機能は、機器C,X
の電子機器機能部107の機能と異なる。
【0111】ここで、接続状態の認識および優先順位判
定に関する処理の流れの概要を図3を用いて説明する。
【0112】図3は、図1の電子機器において接続状態
が変化した場合の優先順位決定処理を示すフローチャー
トである。以下に示す流れの概要は、電子機器間におい
てあらゆる接続状態の変化に適用される。
【0113】まず、接続状態の変化に伴って相互に接続
された電子機器間において通信処理が自動的に開始され
る(ステップSF1)。それにより、音声認識の優先順
位を示す情報および接続されている電子機器の種類を表
す情報について相互の通信が行われる。
【0114】そして、各電子機器は、通信を行う必要の
ある電子機器がまだあるかどうかを判定する(ステップ
SF2)。ステップSF1の電子機器間通信処理および
ステップSF2の接続機器判定処理により接続されてい
るすべての電子機器間で通信が行われ、各電子機器が他
の電子機器のからの音声認識の優先順位を示す情報およ
び接続されている他の電子機器の種類を表す情報を受信
する。
【0115】その後、各電子機器は、ステップSF1,
SF2において受信した情報に基づいて優先順位の判定
を行う(ステップSF3)。ここで、各電子機器は、自
己が最高優先順位であるか否かを判定する。それによ
り、接続された複数の電子機器は、最高優先順位を有す
る1台の電子機器と、その他の非最高優先順位を有する
電子機器とに分けられる。
【0116】次いで、最高優先順位を有する電子機器
は、最高優先順位時設定処理を行う(ステップSF
4)。この場合、通信制御部103は、音声認識操作禁
止設定部104に最高優先順位を示す情報を出力すると
ともに、接続されている他の電子機器の種類を表す情報
を音声認識操作判定部105に出力する。それにより、
音声認識操作禁止設定部104は、音声命令入力部10
1および音声認識部102による音声認識操作を音声認
識操作判定部105に許可する。
【0117】一方、非最高優先順位を有する電子機器
は、非最高優先順位時設定処理を行う(ステップSF
5)。この場合、通信制御部103は、音声認識操作禁
止設定部104に非最高優先順位を示す情報を出力する
とともに、接続されている他の電子機器の種類を表す情
報を音声認識操作判定部105に出力する。それによ
り、音声認識操作禁止設定部104は、音声命令入力部
101および音声認識部102による音声認識操作を音
声認識操作判定部105に禁止する。
【0118】以下の説明において、相互に接続された電
子機器のうち最高優先順位を有する電子機器をマスター
と呼び、非最高優先順位を有する電子機器をスレーブと
呼ぶ。
【0119】図4および図5は、図1に示した4種類の
電子機器間における接続状態の変化を示す模式図であ
る。図4は、機器A、機器Bおよび機器Cが接続されて
いる状態において、機器Xが機器Cに接続される場合を
示す。図5は、機器A、機器B、機器Cおよび機器Xが
接続されている状態において、機器Xが非接続になる場
合を示す。
【0120】図6、図7および図8は接続状態の変化に
伴う電子機器の優先順位決定処理を示す詳細なフローチ
ャートである。
【0121】以下に、電子機器の優先順位決定処理を新
たな電子機器が接続される場合と1つの電子機器が非接
続となる場合とに分けて説明する。
【0122】ここで、機器A,B,C,Xには、それぞ
れID番号IDa,IDb,IDc,IDxが割り当て
られているものとする。ID番号IDa,IDb,ID
c,IDxの値の大きさにより機器A,B,C,Xの優
先順位が決定されるとする。第1の実施の形態において
は、ID番号の値はIDa>IDb>IDc>IDxの
関係を有し、機器A,B,C,Xの順に優先順位が高い
ものとする。なお、各機器の優先順位の決め方はこれに
限るものではなく、個々の機器に割りあてられた固有の
番号の一部を使用したり、各固有番号の全部もしくは一
部を演算等で処理した結果に基づくものであってもよ
い。
【0123】図4に示す接続状態において、新たな電子
機器が接続される場合を考える。つまり、機器A,B,
Cが接続された状態で新たに機器Xが機器Cに接続され
る場合を説明する。ここで、接続状態が変化する前にお
いては、機器Aが最高優先順位を有する。
【0124】機器Cの入出力インターフェイス802に
他の機器Xが接続されることにより、機器Cの通信制御
部103のマイクロコンピュータ803が接続状態の変
化を検知する(ステップS1)。
【0125】それにより、機器Cのマイクロコンピュー
タ803は、入出力インターフェイス802を介して比
較レジスタリセット信号を他の機器B,Xへ送信する
(ステップS2)。ここで、比較レジスタリセット信号
とは、各機器の通信制御部103内の比較レジスタ80
5に格納されたデータをリセットするための信号であ
る。
【0126】次に、機器Cのマイクロコンピュータ80
3は、自己の比較レジスタ805に自己のID番号ID
cを設定する(ステップS3)。機器Xの接続前には、
機器Aが最高優先順位を有するため、機器Cの比較レジ
スタ805にはID番号IDaが設定されている。
【0127】その後、機器Cのマイクロコンピュータ8
03は、順位識別子およびID番号IDcを他の機器
B,Xへ送信する(ステップS4)。ここで、順位識別
子は、優先順位付けのためのID番号を送信しているこ
とを示す。なお、機器Cは機器Aと直接的に接続されて
いないので、機器Cは機器Aへ直接順位識別子およびI
D番号IDcを送信することはできない。
【0128】そして、機器Cは、他の機器からの順位識
別子およびID番号の受信待機モードに入る(ステップ
S5)。機器Xにおいても、ステップS1〜S5の動作
が行われる。
【0129】機器CのステップS1〜S5の動作中にお
ける機器Bの動作を以下に説明する。
【0130】機器Bは、機器Cに機器Xが接続された時
点では、接続状態の変化を検知せず(ステップS1)、
通信処理を開始しない。機器Bの通信処理は、機器Cか
ら入出力インターフェイス802を介して比較レジスタ
リセット信号を受信することにより開始される(ステッ
プS11)。機器Bのマイクロコンピュータ803は、
比較レジスタリセット信号を受信すると、自己の比較レ
ジスタ805をリセットする。
【0131】さらに、機器Bのマイクロコンピュータ8
03は、受信した比較レジスタリセット信号を入出力イ
ンターフェイス802を介して他の機器Aへ送信する
(ステップS12)。
【0132】その後、機器Bのマイクロコンピュータ8
03は、自己の比較レジスタ805に自己のID番号I
Dbを設定する(ステップ13)。
【0133】そして、機器Bのマイクロコンピュータ8
03は、順位識別子および自己のID番号IDbを入出
力インターフェイス802を介して他の機器A,Cへ送
信する(ステップS14)。その後、機器Bは、他の機
器からの順位識別子の受信待機モードに入る(ステップ
S5)。機器Aにおいても、ステップS1,S11〜S
14,S5の動作が行われる。
【0134】機器Cのマイクロコンピュータ803は、
受信待機モードにおいて、入出力インターフェイス80
2を介して他の機器B,Xから順位識別子およびID番
号IDb,IDxを受信すると(ステップS21)、メ
モリ804に受信した他の機器B,XからのID番号I
Db,IDxを記憶する(ステップS22)。
【0135】機器Cのマイクロコンピュータ803は、
受信した他の機器B,Xからの順位識別子およびID番
号IDb,IDxを入出力インターフェイス802を介
して他の機器B,Xに送信する(ステップS23)。
【0136】上記のステップS21〜S23を一定時間
が経過するまで繰り返す(ステップS31)。この場
合、機器Cは、直接接続されていない機器AからのID
番号IDaを機器Bを介して受け取ることができる。そ
れにより、機器Cのメモリ804に他のすべての機器
A,B,XのID番号IDa,IDb,IDxが記憶さ
れる。
【0137】機器A,B,Xにおいても、ステップS2
1〜S23の動作が繰り返される。それにより、機器
A,B,Xのメモリ804にそれぞれ他のすべての機器
のID番号が記憶される。
【0138】以上のステップS1〜S5,S21〜S2
3の動作は、図3の優先順位決定処理におけるステップ
SF1の電子機器間通信処理に相当する。また、ステッ
プS31は、図3の優先順位決定処理におけるステップ
SF2の接続機器判定処理に相当する。
【0139】なお、本例では、各機器A,B,C,X
は、まず、比較レジスタリセット信号を送信し(ステッ
プS2)、比較レジスタ805に自己のID番号を設定
し(ステップS3)、順位識別子およびID番号を送信
した(ステップS4)後に、他の機器からのID番号を
受信しているが、自己のIDを比較レジスタに設定して
いる際に他の機器からのID番号を受信することもあ
る。この場合、当該機器は、ステップS21〜S23の
動作を行った後にステップS3,S4の動作を行っても
よい。
【0140】次に、機器Cのマイクロコンピュータ80
3は、比較レジスタ805に設定されたID番号とメモ
リ804に記憶された他の機器A,B,XのID番号I
Da,IDb,IDxとを順次比較する(ステップS4
1)。最初の状態では、比較レジスタ805に自己のI
D番号IDcが設定されている。
【0141】メモリ804内のID番号が比較レジスタ
805内のID番号よりも大きい場合には、機器Cのマ
イクロコンピュータ803は、比較レジスタ805にメ
モリ804内のID番号を設定する(ステップS4
2)。本例では、機器Cの比較レジスタ804にID番
号IDcに代えてID番号IDaが設定される。
【0142】メモリ804内のID番号が比較レジスタ
805内のID番号よりも大きくない場合には、比較レ
ジスタ805の再設定は行われない。
【0143】比較レジスタ805に設定されたID番号
とメモリ804に記憶されたすべてのID番号IDa,
IDb,IDxとの比較が終了するまで、ステップS4
1〜S42の動作が繰り返される(ステップS43)。
その結果、比較レジスタ805には、最高優先順位を有
する電子機器のID番号が設定される。本例では、機器
Aが最高優先順位を有するので、比較レジスタ805に
は機器AのID番号IDaが設定される。
【0144】比較レジスタ805に設定されたID番号
とメモリ804に記憶されたすべてのID番号IDa,
IDb,IDxとの比較が終了すると、機器Cのマイク
ロコンピュータ803は、比較レジスタ805が自己の
ID番号IDcと同一であるか否かを判別する(ステッ
プS44)。
【0145】機器A,B,Xにおいても、ステップS4
1〜S44の動作が行われる。それにより、機器A,
B,Xの比較レジスタ805に機器AのID番号IDa
が設定される。
【0146】ステップS41〜44の動作が、図3の優
先順位決定処理におけるステップSF3の優先順位判定
処理に相当する。この処理は、ステップS22において
記憶されたID番号のメモリ804内での検索作業であ
る。
【0147】次に、機器Cのマイクロコンピュータ80
3は、ステップS44で比較レジスタ805に自己のI
D番号IDcが設定されていない場合には、自己をスレ
ーブと認識し、スレーブであることを機器C内の音声認
識操作禁止設定部104に出力する(ステップS6
1)。
【0148】次いで、機器Cのマイクロコンピュータ8
03は、メモリ804内に記憶された他の機器A,B,
XのID番号IDa,IDb,IDxを音声認識操作判
定部105へ出力する(ステップS62)。
【0149】一方、機器Cのマイクロコンピュータ80
3は、ステップS44で比較レジスタ805に自己のI
D番号IDcが設定されている場合には、自己をマスタ
ーと認識し、マスターであることを機器C内の音声認識
操作禁止設定部104に出力する(ステップS51)。
【0150】次いで、機器Cのマイクロコンピュータ8
03は、メモリ804内に記憶された他の機器A,B,
XのID番号IDa,IDb,IDxを音声認識操作判
定部105へ出力する(ステップS52)。
【0151】本例では、機器Cの比較レジスタ805に
は機器AのID番号IDaが設定されているので、機器
Cはスレーブであると認識される。
【0152】機器A,B,Xにおいても、ステップS4
1〜S44,S51,S52,S61,S62の動作が
行われる。それにより、機器Aはマスターであると認識
され、機器B,Xはスレーブであると認識される。
【0153】ステップS51,S52の動作は、図3の
優先順位決定処理におけるステップSF4の最高優先順
位時設定処理に相当する。また、ステップS61,S6
2の動作は、図3の優先順位決定処理におけるステップ
SF5の非最高優先順位時設定処理に相当する。
【0154】以上より、新たな電子機器が接続される場
合の各電子機器の優先順位決定処理が終了する。
【0155】次に、図5に示す接続状態において、1つ
の電子機器が非接続となる場合を考える。つまり、機器
A,B,C,Xが接続された状態で機器Cから機器Xが
非接続となる場合を説明する。ここで、接続状態が変化
する前においては、機器Aが最高優先順位を有する。
【0156】機器Xの入出力インターフェイス802が
機器Cから非接続状態になることにより、機器Xの通信
制御部103のマイクロコンピュータ803が接続状態
の変化を検知する(ステップS1)。
【0157】それにより、機器Xのマイクロコンピュー
タ803は、入出力インターフェイス802を介して比
較レジスタリセット信号を他の機器へ送信する動作を行
う(ステップS2)。
【0158】次に、機器Xのマイクロコンピュータ80
3は、自己(機器X)の比較レジスタ805に自己(機
器X)のID番号IDxを設定する(ステップS3)。
機器Cからの非接続の前には、機器Aが最高優先順位を
有するため、機器Xの比較レジスタ805にはID番号
IDaが設定されている。
【0159】その後、機器Xのマイクロコンピュータ8
03は、順位識別子およびID番号IDxを他の機器へ
送信する動作を行う(ステップS4)。
【0160】そして、機器Xは、他の機器からの順位識
別子およびID番号の受信待機モードに入る(ステップ
S5)。
【0161】機器Xは単独の状態となっているため、上
記ステップS2およびステップS4においては、他の機
器への送信動作を行うことができない。それゆえ、機器
Xの実動作としては、ステップS1、ステップS3およ
びステップS5のみが行われている。
【0162】機器XのステップS1〜S5の動作中にお
ける機器Cの動作を以下に説明する。
【0163】機器Cの入出力インターフェイス802が
機器Xから非接続状態になることにより、機器Cの通信
制御部103のマイクロコンピュータ803が接続状態
の変化を検知する(ステップS1)。
【0164】この後の動作については、前述の新たな電
子機器が接続される場合のステップS2〜S5と同様で
ある。
【0165】機器XのステップS1〜S5の動作中にお
ける機器A,Bの動作については前述の新たな電子機器
が接続される場合のステップS1,ステップS11〜S
14およびステップS5と同様である。
【0166】機器Xは他の機器と接続されていないた
め、ステップS5の動作の後、機器Xのマイクロコンピ
ュータ803は、受信待機モードにおいて順位識別子お
よび他の機器のID番号を受信しない。そこで、機器X
は一定時間の経過を待つ(ステップS31)。
【0167】このとき、他の機器A,B,Cは、前述の
新たな電子機器が接続される場合において示したステッ
プS21〜S23の動作を行い、一定時間の経過を待つ
(ステップS31)。
【0168】機器Xは、ステップS31における一定時
間の経過後、優先順位判定を行う。すなわち、機器X
は、比較レジスタ805に設定された自己のID番号と
メモリ804に記憶されたID番号を比較する(ステッ
プS41)。ここで、順位識別子および他の機器のID
番号を受信していない機器Xのメモリ804には、ID
番号が存在しない。そして、比較の対象がない状態で機
器Xの比較動作は終了する(ステップS43)。
【0169】このとき、機器Xの比較レジスタ805に
は、ステップS3において設定された自己のID番号I
Dxが設定されている。そして、機器Xのマイクロコン
ピュータ803は、比較レジスタ805に設定されたI
D番号が自己のID番号IDxと同一であると判別する
(ステップS44)。
【0170】このとき、他の機器A,B,Cは、前述の
新たな電子機器が接続される場合において示したステッ
プS41〜S44の動作を行う。ここで、ステップS4
3において、機器A,B,Cの各比較レジスタ805に
は、機器AのID番号IDaが設定されている。
【0171】機器Xのマイクロコンピュータ803は、
ステップS44で比較レジスタ805に自己のID番号
IDxが設定されているため、自己をマスターと認識
し、マスターであることを機器X内の音声認識操作禁止
設定部104に出力する(ステップS51)。
【0172】次いで、機器Xのマイクロコンピュータ8
03は、メモリ804内のID番号を音声認識操作判定
部105へ出力する動作を行うが、ここではメモリ80
4内にID番号が存在せず、接続されている電子機器も
存在しないため、実質動作しないことになる(ステップ
S52)。
【0173】他の機器Aは、前述の新たな電子機器が接
続される場合において示したステップS51〜S52の
動作を行う。一方、他の機器B、Cは、前述の新たな電
子機器が接続される場合において示したステップS61
〜S62の動作を行う。
【0174】以上より、機器Xおよび機器Aがマスター
となり、機器Bおよび機器Cがスレーブとなり、図5に
示す1つの電子機器が非接続となる場合の優先順位決定
処理は終了する。
【0175】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態における優先順位決定装置について説明す
る。
【0176】図9は第2の実施の形態における優先順位
決定装置を備えた4種類の電子機器の接続を示すブロッ
ク図である。
【0177】図9において、2種類の電子機器の構成を
示している。なお、4つの電子機器は近くに配置されて
いるものとする。なお、第2実施の形態において、4つ
の電子機器の構成は、一部を除き第1の実施の形態と同
様である。以下、第1の電子機器Cについてその構成お
よび動作を説明する。
【0178】第2の実施の形態においては、第1の実施
の形態における電子機器制御部106、通信制御部10
3および音声認識操作判定部105の代わりに、電子機
器制御部106a、通信制御部103aおよび音声認識
操作判定部105aが設けられている。
【0179】音声認識装置150は、機器Cが音声認識
操作により動作するように設定されている場合に、外部
からの音声による指令に基づいて指令信号を電子機器制
御部106aへ出力する。また、当該機器Cが音声認識
操作により動作しないように設定されている場合には、
音声認識装置150は、音声による指令があった場合に
おいても指令信号を電子機器制御部106aへ出力しな
い。
【0180】ここで、第2の実施の形態において、音声
認識装置150は、第1の実施の形態と同様、他の電子
機器との接続時に接続された電子機器の相互間で優先順
位を決定し、最も高い優先順位を有する場合に音声認識
機能を実行する。優先順位決定処理については後述す
る。
【0181】音声認識装置150は、音声命令入力部1
01、音声認識部102、通信制御部103a、音声認
識操作禁止設定部104および音声認識操作判定部10
5aにより構成される。本実施の形態では、通信制御部
103aが優先順位決定装置を構成する。
【0182】ここで、第2の実施の形態において、音声
認識装置150に含まれる通信制御部103aは、第1
の実施の形態における通信制御部103の動作のほか、
接続されている他の電子機器の電源状態の変化に応答し
て接続されている電子機器の優先順位および種類を判定
し、判定結果に基づいて各種動作を行う。なお、ここ
で、他の電子機器とは第2の電子機器X、第3の電子機
器Bおよび第4の電子機器Aである。通信制御部103
aは、音声認識操作禁止設定部104に当該機器Cが最
高優先順位を有するか否かの情報を与える。また、通信
制御部103aは、他の電子機器との接続時において他
の機器を操作する場合に、音声認識操作判定部105a
より与えられる指令信号を、他の機器へ出力する。
【0183】音声認識操作判定部105aは、メモリお
よびマイクロコンピュータにより構成されている。メモ
リは、通信制御部103aにより与えられる他の電子機
器の種類を示す情報を記憶する。マイクロコンピュータ
は、メモリに記憶された情報および音声認識部102、
音声認識操作禁止設定部104および通信制御部103
aにより与えられる情報に基づいて各種動作を行う。こ
れらより、音声認識操作判定部105aは、音声認識操
作により自己の電子機器だけでなく、他の電子機器も操
作することができる。
【0184】ここで、音声認識操作禁止設定部104に
より音声認識操作が許可されている場合、音声認識操作
判定部105aは、音声認識部102により与えられた
指令に基づいて電子機器制御部106aに指令信号を出
力する。また、音声認識操作判定部105aは、接続さ
れた他の電子機器を操作する場合、音声認識部102に
より与えられた指令に基づいて通信制御部103aに指
令信号を出力し、通信制御部103aを介して他の電子
機器を操作する。一方、音声認識操作禁止設定部104
により音声認識操作が禁止されている場合、音声認識操
作判定部105aは、音声認識部102により指令が与
えられても電子機器制御部106aに指令信号を出力し
ない。
【0185】電子機器制御部106aは、手動操作また
は音声認識装置150の音声認識操作により指令信号を
受け取り、電子機器機能部107を制御する。また、電
子機器制御部106aは、手動操作または音声認識装置
150の音声認識操作により、音声認識操作判定部10
5aから自己の電源をオンまたはオフする指令信号を受
け取った場合、通信制御部103aへ機器Cの電源の状
態が変化することを示す検知信号を送信する。なお、こ
こで言う電源オフとは電子機器機能部等に供給する電源
のオフであり、通信制御部等の他の機器との通信を行う
部分については電源は供給されているとする。
【0186】図10は、通信制御部103aの構成を示
すブロック図である。ここで、第2の実施の形態におけ
る通信制御部103aの構成および動作を図10に基づ
き説明する。
【0187】通信制御部103aは、入出力インターフ
ェイス802、マイクロコンピュータ803、メモリ8
04および比較レジスタ805により構成されている。
【0188】入出力インターフェイス802は、他の電
子機器801とケーブル、赤外線通信等により接続され
ている。入出力インターフェイス802は、接続された
他の電子機器における電源の状態が変化した場合に、他
の電子機器の電源の状態が変化したことを示す信号を受
け取り、マイクロコンピュータ803へ出力する。ここ
で、他の電子機器801は、図9の第2の電子機器X、
第3の電子機器Bおよび第4の電子機器Aに相当する。
【0189】マイクロコンピュータ803は、他の電子
機器801および自己の電源の状態の変化に応答して各
種処理を行う。尚、マイクロコンピュータ803内のメ
モリには、図14〜図17の優先順位決定処理を実行す
るための優先順位決定プログラムが格納される。マイク
ロコンピュータ803内の優先順位決定プログラムは、
マイクロコンピュータ803内のメモリに記憶される優
先順位決定プログラムを実行することにより優先順位決
定処理を実行する。
【0190】メモリ804は、他の電子機器801から
送信されるID(識別)番号を記憶する。比較レジスタ
805は、ID番号の優先順位を比較するために用いら
れる。
【0191】第2の電子機器X(以下、機器Xと呼ぶ)
の構成および動作は、機器Cの構成および動作と同様で
ある。ただし、機器Xの電子機器機能部107の機能
は、機器Cの電子機器機能部107の機能と異なる。
【0192】第3の電子機器B(以下、機器Bと呼ぶ)
および第4の電子機器A(以下、機器Aと呼ぶ)の構成
および動作も、機器Cの構成および動作と同様である。
ただし、機器B,Aの電子機器機能部107の機能は、
機器C,Xの電子機器機能部107の機能と異なる。
【0193】ここで、電源の状態の認識および優先順位
判定に関する処理の流れの概要を図11を用いて説明す
る。
【0194】図11は、図9の電子機器において電源の
状態が変化した場合の優先順位決定処理を示すフローチ
ャートである。以下に示す流れの概要は、電子機器間に
おいてあらゆる電源の状態の変化に適用される。
【0195】まず、電源の状態の変化に伴って相互に接
続された電子機器間において通信処理が自動的に開始さ
れる(ステップSF6)。それにより、音声認識の優先
順位を示す情報、接続されている電子機器の種類を表す
情報および電源の状態を示す情報について相互の通信が
行われる。
【0196】そして、各電子機器は、通信を行う必要の
ある電子機器がまだあるかどうかを判定する(ステップ
SF7)。ここで、ステップSF6の電子機器間通信処
理およびステップSF7の接続機器判定処理により接続
されているすべての電子機器間で通信が行われ、各電子
機器が他の電子機器からの音声認識の優先順位を示す情
報、接続されている他の電子機器の種類を表す情報およ
び電源の状態を示す情報を受信する。
【0197】その後、各電子機器は、ステップSF6,
SF7において受信した情報に基づいて優先順位の判定
を行う(ステップSF8)。ここで、各電子機器は、自
己が最高優先順位であるか否かを判定する。それによ
り、接続された複数の電子機器は、最高優先順位を有す
る1台の電子機器と、その他の非最高優先順位を有する
電子機器とに分けられる。
【0198】次いで、最高優先順位を有する電子機器
は、最高優先順位時設定処理を行う(ステップSF
9)。この場合、通信制御部103aは、音声認識操作
禁止設定部104に最高優先順位を示す情報を出力する
とともに、接続されている他の電子機器の種類を表す情
報を音声認識操作判定部105aに出力する。それによ
り、音声認識操作禁止設定部104は、音声命令入力部
101および音声認識部102による音声認識操作を音
声認識操作判定部105aに許可する。
【0199】一方、非最高優先順位を有する電子機器
は、非最高優先順位時設定処理を行う(ステップSF1
0)。この場合、通信制御部103aは、音声認識操作
禁止設定部104に非最高優先順位を示す情報を出力す
るとともに、接続されている他の電子機器の種類を表す
情報を音声認識操作判定部105aに出力する。それに
より、音声認識操作禁止設定部104は、音声命令入力
部101および音声認識部102による音声認識操作を
音声認識操作判定部105aに禁止する。
【0200】以下の説明において、相互に接続された電
子機器のうち最高優先順位を有する電子機器をマスター
と呼び、非最高優先順位を有する電子機器をスレーブと
呼ぶ。
【0201】図12および図13は、図9に示した4種
の電子機器間における各電子機器の電源の状態の変化を
示す模式図である。図12は、機器A、機器B、機器C
および機器Xが接続され、かつ機器Bのみの電源がオフ
となっている状態から、さらに機器Cの電源がオフした
状態に変化した場合を示す。図13は、機器A、機器
B、機器Cおよび機器Xが接続され、かつ機器Bおよび
機器Cの電源がオフとなっている状態から、機器Cの電
源がオンした状態に変化した場合を示す。
【0202】図14、図15、図16および図17は電
源の状態の変化に伴う電子機器の優先順位決定処理を示
す詳細なフローチャートである。
【0203】以下に、電子機器の優先順位決定処理を、
接続されている電子機器のうちの1つの電源がオフとな
る場合と、接続されている電子機器のうちの1つの電源
がオンとなる場合とに分けて説明する。
【0204】ここで、機器A,B,C,Xには、それぞ
れID番号IDa,IDb,IDc,IDxが割り当て
られているものとする。ID番号IDa,IDb,ID
c,IDxの値の大きさにより機器A,B,C,Xの優
先順位が決定される。以下の例では、すべての機器の電
源がオンの場合において、ID番号の値はIDc>ID
b>IDx>IDaの関係を有し、機器C,B,X,A
の順に優先順位が高いものとする。
【0205】図12に示す接続状態において、接続され
ている電子機器のうちの1つの電源がオフとなる場合を
考える。つまり、機器A,B,C,Xが接続され、機器
Bのみの電源がオフとなっている状態から、さらに機器
Cの電源がオフした状態に変化した場合を説明する。こ
こで、接続された電子機器の電源の状態が変化する前に
おいては、機器Cが最高優先順位を有する。この場合、
機器Bの電源がオフとなっているため、機器C,X,A
の順に優先順位が高いものとなっている。
【0206】機器Cは、自己が最高優先順位を有してお
り、音声認識操作が許可されている。機器Cの音声認識
部102に機器Cの電源オフという指令が与えられるこ
とにより、音声認識部102は音声認識操作判定部10
5aへ自己の電源がオフすることを示す信号を出力す
る。音声認識操作判定部105aは、機器Cの電源がオ
フすることを示す信号を電子機器制御部106aを介し
て通信制御部103aのマイクロコンピュータ803へ
送信する。機器Cの通信制御部103aのマイクロコン
ピュータ803は、機器Cの電源がオフすることを示す
信号を受け取ることにより、自己の電源がオフすること
を検知する(ステップS101)。
【0207】なお、ステップS101において、電子機
器制御部106aは、機器Cの電源がオフすることを示
す信号を通信制御部103aのマイクロコンピュータ8
03へ送信すると同時に、電子機器機能部107の電源
をオフする。それにより、電子機器機能部107は、機
器C本来の機能を停止する。
【0208】次に、機器Cのマイクロコンピュータ80
3は、入出力インターフェイス802を介して比較レジ
スタリセット信号を他の機器B,Xへ送信するととも
に、自己の比較レジスタをリセットする(ステップS1
02)。ここで、比較レジスタリセット信号とは、第1
の実施の形態と同様、各機器の通信制御部103aの比
較レジスタ805に格納されたデータをリセットするた
めの信号である。
【0209】次に、機器Cのマイクロコンピュータ80
3は、自己の電源がオンしているかオフしているかを判
別する(ステップS103)。ここで、機器Cの電源は
オフ状態である。
【0210】この場合、機器Cのマイクロコンピュータ
803は、リセットされた自己の比較レジスタ805に
自己のID番号IDcを設定することなく、電源オフ識
別子および自己のID番号IDcを他の機器B,Xへ送
信する(ステップS112)。
【0211】なお、機器Cの電源のオフの前には、機器
Cが最高優先順位を有するため、機器Cの比較レジスタ
805にはID番号IDcが設定されている。ここで、
電源オフ識別子は、電子機器が接続されている状態で電
源がオフしていることを示す。この場合、機器Cは機器
Aと直接的に接続されていないので、機器Cは機器Aへ
電源オフ識別子およびID番号IDcを送信することは
できない。
【0212】そして、機器Cは、他の機器からの順位識
別子およびID番号の受信待機モードに入る(ステップ
S201)。順位識別子は、第1の実施の形態に示した
順位識別子と同様である。
【0213】機器CのステップS101〜S103、ス
テップS112およびステップS201の動作中におけ
る機器Bの動作を以下に説明する。
【0214】機器Cの電源がオフとなった時点では、機
器Bは、電源の状態の変化を検知せず(ステップS10
1)、通信処理を開始しない。機器Bの通信処理は、機
器Cから入出力インターフェイス802を介して比較レ
ジスタリセット信号を受信することにより開始される
(ステップS111)。
【0215】機器Bのマイクロコンピュータ803は、
比較レジスタリセット信号を受信することにより、さら
に入出力インターフェイス802を介して受信した比較
レジスタリセット信号を他の機器Aへ送信するととも
に、自己の比較レジスタ805をリセットする(ステッ
プS102)。
【0216】次に、機器Bのマイクロコンピュータ80
3は、自己の電源がオンしているかオフしているかを判
別する(ステップS103)。ここで、機器Bの電源は
オフの状態である。
【0217】そこで、機器Bのマイクロコンピュータ8
03は、リセットされた自己の比較レジスタ805に自
己のID番号IDcを設定することなく、電源オフ識別
子および自己のID番号IDbを他の機器A,Cへ送信
する(ステップS112)。
【0218】機器Cの電源のオフの前においても、機器
Bの電源はオフされており、機器Bの比較レジスタ80
5にはID番号が設定されていない。この場合、機器B
は機器Xと直接的に接続されていないので、機器Bは機
器Xへ電源オフ識別子およびID番号IDbを送信する
ことはできない。
【0219】そして、機器Bは、他の機器からの順位識
別子およびID番号の受信待機モードに入る(ステップ
S201)。
【0220】機器CのステップS101〜S103、ス
テップS112およびステップS201の動作中におけ
る機器Xの動作を以下に説明する。
【0221】機器Cの電源がオフとなった時点では、機
器Xは、電源の状態の変化を検知せず(ステップS10
1)、通信処理を開始しない。機器Xの通信処理は、機
器Cから入出力インターフェイス802を介して比較レ
ジスタリセット信号を受信することにより開始される
(ステップS111)。
【0222】機器Xのマイクロコンピュータ803は、
比較レジスタリセット信号を受信することにより、さら
に入出力インターフェイス802を介して受信した比較
レジスタリセット信号を他の機器Aへ送信するととも
に、自己の比較レジスタ805をリセットする(ステッ
プS102)。
【0223】次に、機器Xのマイクロコンピュータ80
3は、自己の電源がオンであるかオフであるかを判別す
る(ステップS103)。ここで、機器Xの電源はオン
の状態である。
【0224】機器Xのマイクロコンピュータ803は、
比較レジスタ805に自己のID番号IDxを設定する
(ステップS104)。なお、機器Cの電源のオフの前
には、機器Cが最高優先順位を有するため、機器Xの比
較レジスタ805にはID番号IDcが設定されてい
る。
【0225】そして、機器Xのマイクロコンピュータ8
03は、順位識別子および自己のID番号IDxを入出
力インターフェイス802を介して他の機器Cへ送信す
る(ステップS105)。その後、機器Xは、他の機器
からの順位識別子の受信待機モードに入る(ステップS
201)。
【0226】機器CのステップS101〜S103、ス
テップS112およびステップS201の動作中におけ
る機器Aの動作は、上記機器Xの動作と同様である。
【0227】機器Cのマイクロコンピュータ803は、
受信待機モードにおいて、入出力インターフェイス80
2を介して他の機器B,Xから電源オフ識別子およびI
D番号IDbならびに順位識別子およびID番号IDx
を受信する(ステップS202)。これにより、機器C
のマイクロコンピュータ803は、機器B,Xから受信
した電源オフ識別子およびID番号IDbならびに順位
識別子およびID番号IDxをメモリ804に記憶する
(ステップS203)。このとき、メモリ804には、
電源オフ識別子およびID番号ならびに順位識別子およ
びID番号の組み合わせについても記憶される。
【0228】そして、機器Cのマイクロコンピュータ8
03は、機器B,Xから受信した電源オフ識別子および
ID番号IDbならびに順位識別子およびID番号ID
xを入出力インターフェイス802を介して他の機器
B,Xに送信する(ステップS204)。
【0229】機器Cにおける上記のステップS202〜
S204の動作は、一定時間が経過するまで繰り返され
る(ステップS301)。この場合、機器Cは、直接接
続されていない機器AからのID番号IDaを順位識別
子とともに機器Bを介して受け取ることができる。それ
により、機器Cのメモリ804に他のすべての機器A,
B,XのID番号IDa,IDb,IDxおよび各機器
A,B,Xにおける電源の状態を示す識別子(電源オフ
識別子および順位識別子)が記憶される。
【0230】機器A,B,Xにおいても、ステップS2
02〜S204およびステップS301の動作が繰り返
される。それにより、機器A,B,Xのメモリ804に
それぞれ他のすべての機器のID番号が記憶される。
【0231】以上のステップS101〜S105,S2
01〜S204,S111,S112の動作は、図11
の優先順位決定処理におけるステップSF6の電子機器
間通信処理に相当する。また、ステップS301は、図
11の優先順位決定処理におけるステップSF7の接続
機器判定処理に相当する。
【0232】なお、各機器A,B,C,Xは、電源オン
の場合においては、比較レジスタリセット信号を送信し
(ステップS102)、比較レジスタ805に自己のI
D番号を設定し(ステップS104)、順位識別子およ
びID番号を送信した(ステップS105)後に、他の
機器からのID番号を受信しているが、自己のIDを比
較レジスタ805に設定している際に他の機器からの識
別子およびID番号を受信することもある。この場合、
当該機器は、ステップS202〜S204の動作を行っ
た後にステップS104,S105の動作を行ってもよ
い。
【0233】次に、機器Cのマイクロコンピュータ80
3は、自己のメモリ804に記憶された他の機器A,
B,XのID番号IDa,IDb,IDxに組み合わさ
れた識別子が順位識別子であるか電源オフ識別子である
かを判別する(ステップS401)。
【0234】電源オンの状態にある機器A,Xについて
は、ID番号IDa,IDxに順位識別子が組み合わさ
れている。そして、機器Cのマイクロコンピュータ80
3は、ID番号に順位識別子が組み合わされている場
合、当該ID番号を比較対象であると判別する。また、
電源オフの状態にある機器Bについては、ID番号ID
bに電源オフ識別子が組み合わされている。そして、機
器Cのマイクロコンピュータ803は、ID番号に電源
オフ識別子が組み合わされている場合、当該ID番号を
比較対象でないと判別する。
【0235】次に、機器Cのマイクロコンピュータ80
3は、自己の比較レジスタ805に設定されたID番号
とメモリ804に記憶された他の機器A,B,XのID
番号IDa,IDb,IDxを順次比較する(ステップ
S402)。ここで、機器Bについては、上記ステップ
S401においてID番号IDbに電源オフ識別子が組
み合わされているため、比較対象外となっている。ま
た、機器Cが電源オフの状態であるため、機器Cの比較
レジスタ805には、ステップS102およびステップ
S112の動作によりID番号が設定されていない。
【0236】ここで示す比較動作は、次のように行われ
る。メモリ804内の比較対象となっているID番号が
比較レジスタ805内のID番号よりも大きい場合に
は、機器Cのマイクロコンピュータ803は、メモリ8
04内のID番号が優先順位が高いと判別する。なお、
メモリ804内のID番号が比較レジスタ805内のI
D番号よりも大きくない場合には、比較レジスタ805
の再設定は行われない。
【0237】そして、機器Cのマイクロコンピュータ8
03は、比較レジスタ805にメモリ804内で優先順
位が高いと判断されたID番号を設定する(ステップS
403)。
【0238】この動作は、メモリ804内に記憶された
比較対象となるID番号のすべてについて、順次行われ
る。メモリ804内に記憶されたすべての比較対象とな
るID番号の比較を行うことにより、比較動作は終了す
る(ステップS404)。
【0239】機器Cにおいては、比較レジスタ805に
自己のID番号が設定されておらず、メモリ804内に
比較対象となるID番号が存在した場合、そのID番号
が比較レジスタ805に設定される。
【0240】本例において、機器Cのメモリ804内に
は、機器AのID番号IDaおよび機器XのID番号I
Dxが設定されている。これらのID番号IDa,ID
xは、比較レジスタ805のID番号と順次比較され
る。ここで、電源オンの状態において機器Xの優先順位
が機器Aの優先順位よりも高い。それゆえ、機器Cの比
較レジスタ805には、最終的に機器XのID番号ID
xが設定される。
【0241】他の機器A,B,Xにおいても、ステップ
S401〜S404の動作が行われる。それにより、機
器A,B,Xの比較レジスタ805に機器XのID番号
IDxが設定される。
【0242】以上の、動作作業が終了した後、機器Cが
マスターであるかスレーブであるかの判別動作を行われ
る。
【0243】比較動作の終了時において、機器B,C,
A,Xのマイクロコンピュータ803は自己の電源がオ
ンかオフかを再認識する(ステップS405)。本例で
は、機器B,Cの電源がオフであり、機器A,Xの電源
がオンである。
【0244】次に、自己の電源がオンであった場合、マ
イクロコンピュータ803は自己の比較レジスタ805
に設定されているID番号が、自己のID番号と同一か
否かを判別する(ステップS406)。本例では、機器
A,Xにおいて、当該判別動作が行われる。
【0245】ステップS401〜406の動作が、図1
1の優先順位決定処理におけるステップSF8の優先順
位判定処理に相当する。この処理は、ステップS202
において記憶されたID番号のメモリ804内での検索
作業である。
【0246】ステップS405で自己の電源がオフであ
る場合には、マイクロコンピュータ803は自己をスレ
ーブと認識し、スレーブであることを機器C内の音声認
識操作禁止設定部104に出力する(ステップS60
1)。
【0247】次いで、マイクロコンピュータ803は、
メモリ804内に記憶された他の機器A,B,XのID
番号IDa,IDb,IDxを音声認識操作判定部10
5へ出力する(ステップS602)。本例においては、
電源がオフの状態にある機器Bおよび機器Cがそれぞれ
スレーブとなる。
【0248】一方、本例においては、機器A,Xの電源
がオンの状態である。この場合、機器A,Xの比較レジ
スタ805にはID番号IDxが設定されている。
【0249】ここで、機器Xの動作について説明する。
マイクロコンピュータ803は、ステップS405で比
較レジスタ805に自己のID番号IDxが設定されて
いるので、自己をマスターと認識し、マスターであるこ
とを機器X内の音声認識操作禁止設定部104に出力す
る(ステップS501)。
【0250】次いで、機器Xのマイクロコンピュータ8
03は、メモリ804内に記憶された他の機器A,B,
CのID番号IDa,IDb,IDcを音声認識操作判
定部105へ出力する(ステップS502)。
【0251】本例において、上記のように、機器Xは、
自己の比較レジスタ805にID番号IDxが設定され
ていることより、マスターとなる。ここで、機器Aにつ
いては、機器Aの比較レジスタ805には自己のID番
号IDaが設定されていない。この場合、機器Aのマイ
クロコンピュータ803は、自己をスレーブと認識す
る。そして、機器Cおよび機器Bの場合と同様に、上記
ステップS601,S602の動作を行う。
【0252】ステップS501,S502の動作は、図
11の優先順位決定処理におけるステップSF9の最高
優先順位時設定処理に相当する。また、ステップS60
1,S602の動作は、図11の優先順位決定処理にお
けるステップSF10の非最高優先順位時設定処理に相
当する。
【0253】以上より、図12において、接続された電
子機器の電源の状態が変化した場合の各電子機器の優先
順位決定処理が終了する。
【0254】次に、図13に示す接続状態において、接
続されている電子機器のうちの1つの電源がオンとなる
場合を考える。つまり、機器A,B,C,Xが接続さ
れ、かつ機器B,機器Cの電源がオフとなっている状態
から、機器Cの電源がオンした状態に変化した場合を説
明する。
【0255】ここで、接続された電子機器の電源の状態
が変化する前においては、機器Xが最高優先順位を有す
る。この場合、機器Bおよび機器Cの電源がオフとなっ
ているため、機器X,Aの順に優先順位が高いものとな
っている。
【0256】機器Cは、自己が非最高優先順位を有して
おり、音声認識操作が許可されていない。なお、この場
合においては機器Xが、最高優先順位を有しており音声
認識操作が許可されている状態である。
【0257】機器Xの音声認識部102に機器Cの電源
オンという指令が与えられることにより、音声認識部1
02は音声認識操作判定部105aへ機器Cの電源をオ
ンすることを示す信号を出力する。音声認識操作判定部
105aは、機器Cの電源をオンすることを示す信号を
電子機器制御部106aを介して通信制御部103aへ
送信する。機器Xの通信制御部103aは、受け取った
機器Cへの指令信号を入出力インターフェイス802を
介して機器Cへ送信する。指令信号を受け取った機器C
は、外部からの指令により各種動作を開始する。
【0258】機器Cの電源をオンすることを示す信号
は、機器Cの通信制御部103aから音声認識操作判定
部105aを介して電子機器制御部106aへ出力され
る。そこで、機器Cの電子機器制御部106aは、電子
機器機能部107の電源をオンする。
【0259】一方、機器Cの通信制御部103aのマイ
クロコンピュータ803は、機器Cの電源をオンするこ
とを示す信号を受け取ることにより、自己の電源をオン
することを検知する(ステップS101)。
【0260】以後、接続された電子機器の電源状態の変
化に伴う電子機器の優先順位決定処理は、前述のステッ
プS101〜S105,S111,S112,S201
〜S204,S301,S405,S406,S50
1,S502,S601,S602と同様に行われる。
【0261】上記優先順位決定処理の結果、本例におい
ては、機器Cが最高優先順位を有することとなる。そし
て、機器Cの電源をオンする以前に、最高優先順位を有
していた機器Xは、非最高優先順位を有することとな
る。
【0262】本実施の形態では、通信制御部103が接
続状態検出手段、第1の識別手段および第1の判別手段
に相当する。通信制御部103aが接続状態検出手段、
電源状態検出手段、第1の識別手段、第2の識別手段、
識別手段、第1の判別手段、第2の判別手段および判別
手段に相当する。音声認識操作禁止設定部104が第1
および第2の操作許可禁止手段に相当する。
【0263】また、通信制御部103内の入出力インタ
ーフェイス802が第1の通信手段に相当し、通信制御
部103内の比較レジスタ805が第1の比較手段に相
当する。通信制御部103a内の入出力インターフェイ
ス802が、第1の通信手段および第2の通信手段に相
当し、通信制御部103a内の比較レジスタ805が第
1の比較手段および第2の比較手段に相当する。通信制
御部103および通信制御部103a内のメモリ804
が記憶手段に相当する。
【0264】上記実施の形態では、本発明を複数の電子
機器相互間で音声認識操作の優先順位を決定する優先順
位決定装置、優先順位決定方法及び優先順位決定プログ
ラムに適用した場合について説明しているが、本発明
は、音声認識装置を有する電子機器に限らず、複数の電
子機器相互間で他の機能の優先順位を決定する場合にも
適用することができる。
【0265】
【発明の効果】本発明によれば、接続された電子機器間
で相互の存在が認識されるとともに、最高優先順位を有
する電子機器が判別され、最高優先順位を有する電子機
器の操作部の操作が許可され、他の電子機器の操作部の
操作が禁止される。それにより、接続されている複数の
電子機器のうち最高優先順位を有する電子機器の操作部
の操作を行うことができる。また、接続状態が変化する
たびに自動的に電子機器の最高優先順位が判別されるの
で、使用者は電子機器に対し煩雑な設定を行う必要がな
い。
【0266】また、接続された電子機器間で相互の存在
が認識されるとともに、最高優先順位を有する電子機器
が判別され、最高優先順位を有する電子機器の操作部の
操作が許可され、他の電子機器の操作部の操作が禁止さ
れる。それにより、接続されている複数の電子機器のう
ち最高優先順位を有する電子機器の操作部の操作を行う
ことができる。また、電源の状態が変化するたびに自動
的に電子機器の最高優先順位が判別されるので、使用者
は電子機器に対し煩雑な設定を行う必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における優先順位決定装置を
備えた4種類の電子機器の接続を示すブロック図
【図2】第1の実施の形態における通信制御部の構成を
示すブロック図
【図3】第1の実施の形態における接続状態の認識およ
び優先順位判定に関する処理の流れの概要図
【図4】第1の実施の形態における4種の電子機器間に
おける接続状態の変化を示す模式図
【図5】第1の実施の形態における4種の電子機器間に
おける接続状態の変化を示す模式図
【図6】第1の実施の形態における接続状態の変化に伴
う電子機器の優先順位決定処理を示す詳細なフローチャ
ート
【図7】第1の実施の形態における接続状態の変化に伴
う電子機器の優先順位決定処理を示す詳細なフローチャ
ート
【図8】第1の実施の形態における接続状態の変化に伴
う電子機器の優先順位決定処理を示す詳細なフローチャ
ート
【図9】第2の実施の形態における優先順位決定装置を
備えた4種類の電子機器の接続を示すブロック図
【図10】第2の実施の形態における通信制御部の構成
を示すブロック図
【図11】第2の実施の形態における電源の状態の認識
および優先順位判定に関する処理の流れの概要図
【図12】第2の実施の形態における4種の電子機器間
における各電子機器の電源の状態の変化を示す模式図
【図13】第2の実施の形態における4種の電子機器間
における各電子機器の電源の状態の変化を示す模式図
【図14】第2の実施の形態における接続された電子機
器の電源状態の変化に伴う電子機器の優先順位決定処理
を示す詳細なフローチャート
【図15】第2の実施の形態における接続された電子機
器の電源状態の変化に伴う電子機器の優先順位決定処理
を示す詳細なフローチャート
【図16】第2の実施の形態における接続された電子機
器の電源状態の変化に伴う電子機器の優先順位決定処理
を示す詳細なフローチャート
【図17】第2の実施の形態における接続された電子機
器の電源状態の変化に伴う電子機器の優先順位決定処理
を示す詳細なフローチャート
【図18】第2の実施の形態における音声認識装置を搭
載する従来の電子機器の構成を示すブロック図
【符号の説明】
101,901 音声命令入力部 102,902 音声認識部 103,103a,903 通信制御部 104,904 音声認識操作禁止設定部 105,105a,905 音声認識操作判定部 106,106a,906 電子機器制御部 107,907 電子機器機能部 150,950 音声認識装置 801 他の電子機器 802 入出力インターフェイス 803 マイクロコンピュータ 804 メモリ 805 比較レジスタ 900 電子機器 908 他の電子機器の通信制御部 A,B,C,X 電子機器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 311 G10L 3/00 561A

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に接続可能でそれぞれ優先順位が与
    えられかつ所定の操作を行う操作部を有する複数の電子
    機器のうち一の電子機器に設けられる優先順位決定装置
    であって、 前記複数の電子機器の接続状態の変化を検出する接続状
    態検出手段と、 前記接続状態検出手段による変化の検出に応答して他の
    電子機器と通信を行うことにより接続状態の変化後に接
    続されている電子機器を識別する第1の識別手段と、 前記第1の識別手段により識別された各電子機器の優先
    順位に基づいて前記一の電子機器が最も高い優先順位を
    有するか否かを判別する第1の判別手段と、 前記第1の判別手段により前記一の電子機器が最も高い
    優先順位を有すると判別された場合に前記操作部の操作
    を許可し、前記第1の判別手段により前記一の電子機器
    が最も高い優先順位を有さないと判別された場合に前記
    操作部の操作を禁止する第1の操作許可禁止手段とを備
    えたことを特徴とする優先順位決定装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の電子機器を識別する識別情報
    に優先順位が予め設定され、 前記第1の識別手段は、 前記接続状態検出手段による変化の検出に応答して接続
    状態の変化後に接続されている他の電子機器から識別情
    報を受信するとともに、接続状態の変化後に接続されて
    いる他の電子機器に自己の識別情報を送信する第1の通
    信手段を含み、前記第1の判別手段は、 前記通信手段により受信された他の電子機器の識別情報
    を自己の識別情報と比較することにより前記一の電子機
    器が最も高い優先順位を有するか否かを判別する第1の
    比較手段を含むことを特徴とする請求項1記載の優先順
    位決定装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の通信手段により受信された他
    の電子機器の識別情報に基づいて相互に接続されている
    電子機器を示す機器接続情報を記憶する記憶手段をさら
    に備え、 前記操作部は、前記記憶手段に記憶された機器接続情報
    に基づいて接続されている電子機器を操作する機能を有
    することを特徴とする請求項2記載の優先順位決定装
    置。
  4. 【請求項4】 相互に接続されている複数の電子機器の
    電源の状態の変化を検出する電源状態検出手段と、 前記電源状態検出手段による変化の検出に応答して接続
    されている他の電子機器と通信を行うことにより電源の
    状態の変化後に接続されている電子機器のうち電源がオ
    ン状態の電子機器を識別する第2の識別手段と、 前記第2の識別手段により識別された各電子機器の優先
    順位に基づいて前記一の電子機器が最も高い優先順位を
    有するか否か判別する第2の判別手段と、 前記第2の判別手段により前記一の電子機器が最も高い
    優先順位を有すると判別された場合に前記操作部の操作
    を許可し、前記第2の判別手段により前記一の電子機器
    が最も高い優先順位を有さないと判別された場合に前記
    操作部の操作を禁止する第2の操作許可禁止手段とをさ
    らに備えたことを特徴とする請求項2または3記載の優
    先順位決定装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の識別手段は、 前記電源状態検出手段による変化の検出に応答して電源
    の状態の変化後に接続されている他の電子機器から識別
    情報を電源の状態を示す電源情報とともに受信し、かつ
    接続状態の変化後に接続されている他の電子機器に自己
    の識別情報とともに自己の電源の状態を示す電源情報を
    送信する第2の通信手段を含み、 前記第2の判別手段は、 前記第2の通信手段により受信された他の電子機器の電
    源情報および自己の電源情報に基づいて、電源がオン状
    態である電子機器の識別情報を比較することにより電源
    がオン状態である電子機器のうち前記一の電子機器が最
    も高い優先順位を有するか否かを判別する第2の比較手
    段を含むことを特徴とする請求項4記載の優先順位決定
    装置。
  6. 【請求項6】 前記操作部は、音声認識操作を行う音声
    認識操作部を含むことを特徴とする請求項1〜5のいず
    れかに記載の優先順位決定装置。
  7. 【請求項7】 相互に接続可能でそれぞれ優先順位が与
    えられかつ所定の操作を行う操作部を有する複数の電子
    機器のうち一の電子機器に設けられる優先順位決定装置
    であって、 相互に接続されている複数の電子機器の電源の状態の変
    化を検出する電源状態検出手段と、 前記電源状態検出手段による変化の検出に応答して接続
    されている他の電子機器と通信を行うことにより電源の
    状態の変化後に接続されている電子機器のうち電源がオ
    ン状態の電子機器を識別する識別手段と、 前記識別手段により識別された各電子機器の優先順位に
    基づいて前記一の電子機器が最も高い優先順位を有する
    か否か判別する判別手段と、 前記判別手段により前記一の電子機器が最も高い優先順
    位を有すると判別された場合に前記操作部の操作を許可
    し、前記判別手段により前記一の電子機器が最も高い優
    先順位を有さないと判別された場合に前記操作部の操作
    を禁止する操作許可禁止手段を備えたことを特徴とする
    優先順位決定装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の電子機器を識別する識別情報
    に優先順位が予め設定され、 前記識別手段は、 前記電源状態検出手段による変化の検出に応答して電源
    の状態の変化後に接続されている他の電子機器から識別
    情報を電源の状態を示す電源情報とともに受信し、かつ
    接続状態の変化後に接続されている他の電子機器に自己
    の識別情報とともに自己の電源の状態を示す電源情報を
    送信する通信手段を含み、 前記判別手段は、 前記通信手段により受信された他の電子機器の電源情報
    および自己の電源情報に基づいて、電源がオン状態であ
    る電子機器の識別情報を比較することにより電源がオン
    状態である電子機器のうち前記一の電子機器が最も高い
    優先順位を有するか否かを判別する比較手段を含むこと
    を特徴とする請求項7記載の優先順位決定装置。
  9. 【請求項9】 前記通信手段により受信された他の電子
    機器の識別情報に基づいて相互に接続されている電子機
    器を示す機器接続情報を記憶する記憶手段をさらに備
    え、 前記操作部は、前記記憶手段に記憶された機器接続情報
    に基づいて接続されている電子機器を操作する機能を有
    することを特徴とする請求項8記載の優先順位決定装
    置。
  10. 【請求項10】 前記操作部は、音声認識操作を行う音
    声認識操作部を含むことを特徴とする請求項7〜9のい
    ずれかに記載の優先順位決定装置。
  11. 【請求項11】 相互に接続可能でそれぞれ優先順位が
    与えられかつ所定の操作を行う操作部を有する複数の電
    子機器のうち一の電子機器に設けられる優先順位決定方
    法であって、 前記複数の電子機器の接続状態の変化を検出するステッ
    プと、 前記変化の検出に応答して他の電子機器と通信を行うこ
    とにより接続状態の変化後に接続されている電子機器を
    識別するステップと、 前記識別された各電子機器の優先順位に基づいて前記一
    の電子機器が最も高い優先順位を有するか否かを判別す
    るステップと、 前記一の電子機器が最も高い優先順位を有すると判別さ
    れた場合に前記操作部の操作を許可し、前記一の電子機
    器が最も高い優先順位を有さないと判別された場合に前
    記操作部の操作を禁止するステップとを備えたことを特
    徴とする請求項1記載の優先順位決定方法。
  12. 【請求項12】 前記複数の電子機器を識別する識別情
    報に優先順位が予め設定され、 前記識別するステップは、 前記接続状態の変化を検出するステップによる変化の検
    出に応答して接続状態の変化後に接続されている他の電
    子機器から識別情報を受信するとともに、接続状態の変
    化後に接続されている他の電子機器に自己の識別情報を
    送信するステップを含み、 前記判別するステップは、 前記通信手段により受信された他の電子機器の識別情報
    を自己の識別情報と比較することにより前記一の電子機
    器が最も高い優先順位を有するか否かを判別するステッ
    プを含むことを特徴とする請求項11記載の優先順位決
    定方法。
  13. 【請求項13】 前記受信された他の電子機器の識別情
    報に基づいて相互に接続されている電子機器を示す機器
    接続情報を記憶するステップをさらに備え、 前記操作部は、前記記憶された機器接続情報に基づいて
    接続されている電子機器を操作することを特徴とする請
    求項12記載の優先順位決定方法。
  14. 【請求項14】 相互に接続可能でそれぞれ優先順位が
    与えられかつ所定の操作を行う操作部を有する複数の電
    子機器のうち一の電子機器に設けられる優先順位決定方
    法であって、 相互に接続されている複数の電子機器の電源の状態の変
    化を検出するステップと、 前記電源の状態の変化を検出するステップによる変化の
    検出に応答して接続されている他の電子機器と通信を行
    うことにより電源の状態の変化後に接続されている電子
    機器のうち電源がオン状態の電子機器を識別するステッ
    プと、 前記電源がオン状態の電子機器を識別するステップによ
    り識別された各電子機器の優先順位に基づいて前記一の
    電子機器が最も高い優先順位を有するか否か判別するス
    テップと、 前記一の電子機器が最も高い優先順位を有すると判別さ
    れた場合に前記操作部の操作を許可し、前記一の電子機
    器が最も高い優先順位を有さないと判別された場合に前
    記操作部の操作を禁止するステップを備えたことを特徴
    とする優先順位決定装置。
  15. 【請求項15】 前記複数の電子機器を識別する識別情
    報に優先順位が予め設定され、 前記識別するステップは、 前記変化の検出に応答して電源の状態の変化後に接続さ
    れている他の電子機器から識別情報を電源の状態を示す
    電源情報とともに受信し、かつ接続状態の変化後に接続
    されている他の電子機器に自己の識別情報とともに自己
    の電源の状態を示す電源情報を送信するステップを含
    み、 前記判別するステップは、 前記受信された他の電子機器の電源情報および自己の電
    源情報に基づいて、電源がオン状態である電子機器の識
    別情報を比較することにより電源がオン状態である電子
    機器のうち前記一の電子機器が最も高い優先順位を有す
    るか否かを判別するステップを含むことを特徴とする請
    求項14記載の優先順位決定装方法。
  16. 【請求項16】 前記受信された他の電子機器の識別情
    報に基づいて相互に接続されている電子機器を示す機器
    接続情報を記憶するステップをさらに備え、 前記操作部は、前記記憶された機器接続情報に基づいて
    接続されている電子機器を操作することを特徴とする請
    求項15記載の優先順位決定方法。
  17. 【請求項17】 相互に接続可能でそれぞれ優先順位が
    与えられかつ所定の操作を行う操作部を有する複数の電
    子機器のうち一の電子機器内の処理装置により実行され
    る優先順位決定プログラムであって、 前記複数の電子機器の接続状態の変化を検出する処理
    と、 前記変化の検出に応答して他の電子機器と通信を行うこ
    とにより接続状態の変化後に接続されている電子機器を
    識別する処理と、 前記識別された各電子機器の優先順位に基づいて前記一
    の電子機器が最も高い優先順位を有するか否かを判別す
    る処理と、 前記一の電子機器が最も高い優先順位を有すると判別さ
    れた場合に前記操作部の操作を許可し、前記一の電子機
    器が最も高い優先順位を有さないと判別された場合に前
    記操作部の操作を禁止する処理とを、 前記処理装置に実行させることを特徴とする優先順位決
    定プログラム。
  18. 【請求項18】 前記複数の電子機器を識別する識別情
    報に優先順位が予め設定され、 前記識別する処理は、 前記接続状態の変化を検出する処理による変化の検出に
    応答して接続状態の変化後に接続されている他の電子機
    器から識別情報を受信するとともに、接続状態の変化後
    に接続されている他の電子機器に自己の識別情報を送信
    する処理を含み、 前記判別する処理は、 前記受信された他の電子機器の識別情報を自己の識別情
    報と比較することにより前記一の電子機器が最も高い優
    先順位を有するか否かを判別する処理を含むことを特徴
    とする請求項17記載の優先順位決定プログラム。
  19. 【請求項19】 前記受信された他の電子機器の識別情
    報に基づいて相互に接続されている電子機器を示す機器
    接続情報を記憶する処理をさらに備え、 前記操作部は、前記記憶された機器接続情報に基づいて
    接続されている電子機器を操作することを特徴とする請
    求項18記載の優先順位決定プログラム。
  20. 【請求項20】 相互に接続可能でそれぞれ優先順位が
    与えられかつ所定の操作を行う操作部を有する複数の電
    子機器のうち一の電子機器内の処理装置により実行され
    る優先順位決定プログラムであって、 相互に接続されている複数の電子機器の電源の状態の変
    化を検出する処理と、 前記電源の状態の変化を検出する処理による変化の検出
    に応答して接続されている他の電子機器と通信を行うこ
    とにより電源の状態の変化後に接続されている電子機器
    のうち電源がオン状態の電子機器を識別する処理と、 前記識別された各電子機器の優先順位に基づいて前記一
    の電子機器が最も高い優先順位を有するか否か判別する
    処理と、 前記一の電子機器が最も高い優先順位を有すると判別さ
    れた場合に前記操作部の操作を許可し、前記一の電子機
    器が最も高い優先順位を有さないと判別された場合に前
    記操作部の操作を禁止する処理を、前記処理装置に実行
    されることを特徴とする優先順位決定プログラム。
  21. 【請求項21】 前記複数の電子機器を識別する識別情
    報に優先順位が予め設定され、 前記識別する処理は、 前記変化の検出に応答して電源の状態の変化後に接続さ
    れている他の電子機器から識別情報を電源の状態を示す
    電源情報とともに受信し、かつ接続状態の変化後に接続
    されている他の電子機器に自己の識別情報とともに自己
    の電源の状態を示す電源情報を送信する処理を含み、 前記判別する処理は、 前記受信された他の電子機器の電源情報および自己の電
    源情報に基づいて、電源がオン状態である電子機器の識
    別情報を比較することにより電源がオン状態である電子
    機器のうち前記一の電子機器が最も高い優先順位を有す
    るか否かを判別する処理を含むことを特徴とする請求項
    20記載の優先順位決定プログラム。
  22. 【請求項22】 前記受信された他の電子機器の識別情
    報に基づいて相互に接続されている電子機器を示す機器
    接続情報を記憶する処理をさらに備え、 前記操作部は、前記記憶された機器接続情報に基づいて
    接続されている電子機器を操作することを特徴とする請
    求項21記載の優先順位決定プログラム。
  23. 【請求項23】 他の電子機器と接続可能な電子機器で
    あって、 他の電子機器との接続状態において所定の機能における
    優先順位を決めることのできる固有番号を有しているこ
    とを特徴とする電子機器。
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