JP2002101459A - 本人認証機能を有する携帯端末及びサービス提供機器、ならびに、そのシステム及びその処理手順からなる処理方法及びその記録媒体 - Google Patents

本人認証機能を有する携帯端末及びサービス提供機器、ならびに、そのシステム及びその処理手順からなる処理方法及びその記録媒体

Info

Publication number
JP2002101459A
JP2002101459A JP2000291119A JP2000291119A JP2002101459A JP 2002101459 A JP2002101459 A JP 2002101459A JP 2000291119 A JP2000291119 A JP 2000291119A JP 2000291119 A JP2000291119 A JP 2000291119A JP 2002101459 A JP2002101459 A JP 2002101459A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
service
service providing
user
providing device
authentication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000291119A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiko Ozuru
暢彦 大鶴
Katsuya Kitaoka
勝也 北岡
Hisako Omuro
久子 大室
Toru Nagaoka
亨 長岡
Kazue Kobayashi
和恵 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Comware Corp
Original Assignee
NTT Comware Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Comware Corp filed Critical NTT Comware Corp
Priority to JP2000291119A priority Critical patent/JP2002101459A/ja
Publication of JP2002101459A publication Critical patent/JP2002101459A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本人認証を必要とするサービス提供環境にお
いて、簡易に本人認証を行え、所望のサービスの提供を
享受できる本人認証機能を有する携帯端末及びサービス
提供機器、ならびに、そのシステム及びその処理手順か
らなる処理方法及びその記録媒体を提供する。 【解決手段】 本発明による携帯端末は、本人認証のた
めに用いる電子証明書を記憶し、本人認証を行い正当な
ユーザにサービスを提供するサービス提供機器と無線通
信により接続され、本発明によるサービス提供機器は、
提供するサービスを携帯端末上で選択可能とする接続ア
プリケーションプログラムを携帯端末に送信し、携帯端
末はこの接続アプリケーションプログラムを実行して電
子証明書をサービス提供機器に送信し、サービス提供機
器は、受信した電子証明書に基づき本人認証を行いサー
ビス提供開始の可否を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本人性を保証する
電子証明書を記憶させた携帯端末と、認証を伴うサービ
スを提供する各種サービス提供機器とを、通信により接
続し、機器毎の認証を伴うサービスの提供ならびにその
享受を実現する装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より実施されている本人を認証する
方法として、例えば、免許証、パスポートなどの写真つ
き証明書の提示や、特別な装置を用いた指紋認証、眼球
認証等がある。また、インターネット上で行われる本人
認証では、例えば、認証機関から発行された電子証明書
をパーソナルコンピュータ上のブラウザ等にインポート
し、インターネットを介して相手に提示することによっ
て本人認証を行っている。また、利用の際に認証を必要
とする設備・機器では、磁気カード、ICカード等を用
いて、これらの設備・機器に設置されたカードリーダか
ら利用者の登録情報を読み込ませたり、あるいは、利用
者自身が、登録されたパスワード等の入力を行い本人認
証を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の免許証やパスポ
ートなどの写真つき証明書の提示による方法では、人手
を介した本人認証しか実現できない。また、特別な装置
による指紋認証や眼球認証方式の場合、その装置を利用
できる環境(施設)内のみでしか使用できず、一般的・
汎用的な(場所が固定されない)サービス提供環境にお
ける本人認証の実現は困難である。また、インターネッ
ト上で、認証機関から発行された電子証明書をパーソナ
ルコンピュータ上のブラウザ等にインポートする方式の
場合、そのパーソナルコンピュータ上のみでしか電子証
明書を使用できず、また利用対象もインターネット上の
サイトに限定されている。また、利用の際に認証を必要
とする設備・機器において、これらの設備・機器に設置
されたカードリーダから利用者のカードに記録された登
録情報を読み込ませたり、あるいは、利用者自身が、登
録されたパスワード等の入力を行い本人認証を行う場
合、こうした手段は、認証のみ行え、これらの設備・機
器から提供される多様なサービスに容易に対応できるも
のではなく、また、利便性も低い。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、本人認証を必要とするサービス提供環境において、
簡易に本人認証を行え、所望のサービスの提供を享受で
きる本人認証機能を有する携帯端末及びサービス提供機
器、ならびに、そのシステム及びその処理手順からなる
処理方法及びその記録媒体を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の本人認証機能を
有する携帯端末は、本人認証を行い正当なユーザにサー
ビスを提供するサービス提供機器と無線通信により接続
され、該サービス提供機器からサービスの提供を受ける
ために使用可能な携帯端末であって、該携帯端末は、前
記サービス提供機器において本人認証のために用いる電
子証明書を記憶する記憶部を備え、前記サービス提供機
器からの要求に応じて、該電子証明書を前記サービス提
供機器に送信することを特徴とする。
【0006】また、本発明の本人認証機能を有する携帯
端末は、本人認証を行い正当なユーザにサービスを提供
するサービス提供機器と通信により接続され、該サービ
ス提供機器からサービスの提供を受けるために使用可能
な携帯端末であって、該携帯端末を現に使用するユーザ
が正当なユーザであることを該携帯端末において識別す
るために登録された個人識別情報と、前記サービス提供
機器において本人認証のために用いる電子証明書を記憶
する記憶部と、前記個人識別情報を入力するための入力
部と、前記入力部に入力された個人識別情報と前記登録
された個人識別情報とを照合し、前記個人識別情報を入
力したユーザが正当なユーザであるか否かを判定する使
用者認証部と、前記使用者認証部の判定により、前記個
人識別情報を入力したユーザが正当なユーザであると判
定された場合、該ユーザによる所定の操作により、前記
サービス提供機器に向け接続要求を送り、該接続要求に
より前記サービス提供機器と該携帯端末間で接続が確立
後、該サービス提供機器から送られ該サービス提供機器
が提供するサービスを選択可能とする接続アプリケーシ
ョンプログラムを受信するとともに実行するサービスア
クセス部と、前記サービス提供機器から送信される電子
証明書送信要求を受けた場合、前記記憶部に記憶された
電子証明書を該サービス提供機器に送信する証明書送信
部と、を具備することを特徴とする。
【0007】また、本発明の本人認証機能を有する携帯
端末において、前記記憶部は、前記携帯端末に対し着脱
可能なメモリカードからなり、前記個人識別情報と電子
証明書を記憶した該メモリカードを、前記携帯端末と独
立して可搬可能としたことを特徴とする。
【0008】また、本発明の本人認証機能を有する携帯
端末において、前記サービスアクセス部は、さらに、前
記サービス提供機器が複数あり、前記接続要求に対し複
数のサービス提供機器が応答し該複数のサービス提供機
器と接続可能な場合、該複数のサービス提供機器を任意
に選択可能とすることを特徴とする。
【0009】また、本人認証機能を有するサービス提供
機器は、本人認証を行い正当なユーザにサービスを提供
するサービス提供機器であって、ユーザに対し、該ユー
ザが使用する携帯端末上で該サービス提供機器が提供す
るサービスを選択可能とする接続アプリケーションプロ
グラムを記憶する記憶部と、前記携帯端末から無線通信
により送信される接続要求を受け接続を確立し、該携帯
端末に対し、前記記憶部に記憶された接続アプリケーシ
ョンプログラムを前記携帯端末へ送信し、該携帯端末か
ら該サービス提供機器が提供するサービスを要求するサ
ービス要求を受けるサービス受付部と、前記サービス受
付部が前記携帯端末からサービス要求を受けると、該携
帯端末へ、該携帯端末を使用するユーザの電子証明書を
要求する電子証明書要求を送信し、該携帯端末から電子
証明書を受け、該電子証明書に基づき本人認証を行い、
前記ユーザが正当なユーザであると判定された場合、前
記サービス要求に応じたサービスの提供を開始させる認
証制御部と、を具備することを特徴とする。
【0010】また、本発明の本人認証機能を有するサー
ビス提供機器において、前記認証制御部は、本人認証の
ために用いる電子証明書を発行し本人認証を行う認証機
関の認証システムに通信回線を介して接続され、前記携
帯端末から送信された電子証明書を前記認証機関の認証
システムに転送し、該認証システムから前記ユーザが正
当なユーザであるか否かの判定結果からなる情報を受
け、前記本人認証を行うことを特徴とする。
【0011】また、本発明の本人認証機能を有する携帯
端末及びサービス提供機器からなるシステムは、本人認
証を行い正当なユーザにサービスを提供する請求項5に
記載のサービス提供機器と、該サービス提供機器と無線
通信により接続され、該サービス提供機器からサービス
の提供を受けるために使用する無線通信可能な請求項1
に記載の携帯端末と、から構成されることを特徴とす
る。
【0012】また、本発明の本人認証機能を有する携帯
端末における処理方法は、本人認証を行い正当なユーザ
にサービスを提供するサービス提供機器と無線通信によ
り接続され、該サービス提供機器からサービスの提供を
受けるために使用する無線通信可能な携帯端末における
処理方法であって、前記個人識別情報の入力を受ける手
順と、前記携帯端末を現に使用するユーザが正当なユー
ザであることを該携帯端末において識別するために予め
登録された個人識別情報と前記入力された個人識別情報
とを照合し、前記個人識別情報を入力したユーザが正当
なユーザであるか否かを判定する手順と、前記判定によ
り、前記個人識別情報を入力したユーザが正当なユーザ
であると判定された場合、該ユーザによる所定の操作に
より、前記サービス提供機器に向け接続要求を送る手順
と、前記接続要求により前記サービス提供機器と該携帯
端末間で接続が確立後、該サービス提供機器から送られ
該サービス提供機器が提供するサービスを受けるために
使用される接続アプリケーションプログラムを受信し実
行する手順と、前記接続アプリケーションプログラムに
よる操作環境において、前記ユーザによる指定に応じた
サービス要求を前記サービス提供機器へ送る手順と、前
記サービス要求に応じて前記サービス提供機器から送ら
れる電子証明書送信要求を受け、予め記憶された電子証
明書を該サービス提供機器に送信する手順と、を含むこ
とを特徴とする。
【0013】また、本発明の本人認証機能を有するサー
ビス提供機器における処理方法は、本人認証を行い正当
なユーザにサービスを提供するサービス提供機器におけ
る処理方法であって、前記携帯端末から無線通信により
送信される接続要求を受け接続を確立する手順と、前記
接続要求により該サービス提供機器と前記携帯端末間で
接続が確立後、該サービス提供機器が提供するサービス
を前記ユーザが受けるために使用される接続アプリケー
ションプログラムを前記携帯端末へ送信する手順と、前
記携帯端末上で実行された前記接続アプリケーションプ
ログラムによる操作環境において前記ユーザによる指定
に応じて送られるサービス要求を受ける手順と、前記サ
ービス要求に応じて、前記携帯端末に対し電子証明書を
要求する電子証明書要求を送信する手順と、前記携帯端
末から送信される電子証明書を受け、該電子証明書に基
づき本人認証を行う手順と、前記本人認証で前記ユーザ
が正当なユーザであると判定された場合、前記サービス
要求に応じたサービスを提供する手順と、を含むことを
特徴とする。
【0014】また、本発明の本人認証機能を有するサー
ビス提供機器における処理方法において、該処理方法
が、さらに、前記携帯端末から送信された電子証明書
を、該電子証明書を発行し本人認証を行う認証機関の認
証システムに転送する手順と、該認証システムから前記
ユーザが正当なユーザであるか否かの判定結果からなる
情報を受け、前記本人認証を行う手順と、を含むことを
特徴とする。
【0015】また、本発明は、コンピュータ装置にイン
ストールすることにより、その装置が請求項8に記載の
方法を実行する装置となるソフトウェアが記録されたコ
ンピュータ読取可能な記録媒体である。
【0016】また、本発明は、コンピュータ装置にイン
ストールすることにより、その装置が請求項9または請
求項10に記載の方法を実行する装置となるソフトウェ
アが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体であ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態
である携帯端末およびサービス提供機器とさらに認証機
関の認証システムからなるシステムの構成を示すブロッ
ク図である。なお、本実施の形態では、携帯端末とサー
ビス提供機器間で無線通信を行うものとして説明する
が、携帯端末とサービス提供機器間の通信は、無線通信
に限定されるものではない。
【0018】符号Tは、下記の使用者認証部1とサービ
スアクセス部2と証明書送信部3と証明書格納部4とを
もつ携帯端末を示している。この携帯端末Tは、例え
ば、携帯電話端末や、無線通信可能なPDA(Pers
onal Data Assistants)や小型ノー
トPC等を用いて実現される。
【0019】証明書格納部4は、認証機関によって発行
された電子証明書のデータ(以下、この電子証明書のデ
ータを電子証明書と称す)と、携帯端末Tにおいて行う
使用者認証用のデータ(個人識別情報)となるパスワー
ド、指紋等の情報を格納している。証明書格納部4に格
納される電子証明書は、所有者固有の情報をもち、例え
ば、個人を識別するID(識別番号等)と証明書用のデ
ータとからなる。また、証明書格納部4は、具体的には
携帯端末T内の内蔵メモリや、携帯端末Tに接続される
着脱可能なメモリカード等の記憶媒体を用いて構成され
る。そしてまた、この証明書格納部4は、格納された情
報の改竄を防止するため、任意の消去・更新ができない
ように構成されている。また上記のように、証明書格納
部4を着脱可能なメモリカードを用いて構成した場合、
他の携帯端末に装着して利用することもできる。
【0020】使用者認証部1は、電子証明書を使用しよ
うとしている人が、電子証明書を使用できる本人である
かどうか、パスワードの入力や使用者の指紋の入力等に
より使用者を認証する機能をもつ。この認証により使用
者が正当であることが確認されると電子証明書の使用が
許可される。
【0021】サービスアクセス部2は、後述する各種サ
ービス提供機器Sに組み込まれるサービス受付部5への
接続要求と、サービス受付部5から携帯端末Tに送られ
る接続用アプリケーションプログラムの受信とその実行
を行う機能をもつ。例えば、この接続用アプリケーショ
ンプログラムがJavaアプレットとして構成される場
合、サービスアクセス部2には、JavaVM(Jav
a VirtualMachine)が組み込まれ、こ
のプログラムを実行する。この接続用アプリケーション
プログラムにより、携帯端末Tの表示部(図示せず)に
は、サービス提供機器Sと通信し認証を行うためや、サ
ービス提供機器Sを操作するためあるいはサービス提供
機器Sが提供するサービスを享受するための、このサー
ビス提供機器Sに固有の画面メニューが表示される。そ
して、この携帯端末Tは、サービス提供機器Sが提供す
る接続アプリケーションによっては、サービス提供機器
Sに対応したリモコンのように使用することもできるよ
うになり、使用者により指定されたサービスを要求する
サービス要求をサービス提供機器Sに向け送信する。ま
た、携帯端末Tは、ユーザの意図的な動作により最も近
接した(例えば、最初に応答した)各種サービス提供機
器と接続されるが、複数のサービス提供機器Sが同時に
応答した場合、表示部にこれらのいずれかを選択するメ
ニューを表示させ、ユーザに選択させるようにしてもよ
い。
【0022】証明書送信部3は、サービス提供機器Sか
ら送られる電子証明書要求の受信と、この電子証明書要
求に応じて電子証明書を送信する機能をもつ。なお、電
子証明書を送信する際に、暗号化を行うことにより、さ
らにセキュリティを高めることができる。またこの暗号
化は、電子証明書の送信を無線通信により行うことか
ら、電子証明書の送信毎に、暗号化の方式や暗号化に用
いる暗号鍵等を異なるようにすることが望ましい。
【0023】次に、符号Sは、認証を伴うサービスを提
供するサービス提供機器を示している。このサービス提
供機器Sは、下記のサービス受付部5と、認証制御部6
が組み込まれる。サービス受付部5は、携帯端末Tのサ
ービスアクセス部2からの接続要求を受け付け、この接
続要求に応じて、前述した接続用アプリケーションプロ
グラムを送信する機能をもつ。この接続用アプリケーシ
ョンプログラムを、携帯端末Tからの接続要求に応じて
送るのは、様々なサービス提供機器Sを想定しているた
め、それぞれに固有の画面やメニューを携帯端末Tに表
示させるためである。認証制御部6は、携帯端末Tに対
する電子証明書の要求と、認証機関への電子証明書の転
送、認証機関による認証結果の受信、サービス提供許可
・不許可の判定の機能をもつ。なお、サービス提供機器
Sと携帯端末T間は、近距離無線通信規格(Bluet
ooth)等により無線で接続される。
【0024】符号Cは、認証機関の認証システムを示し
ている。この認証システムCは、下記の認証実行部7
と、個人情報蓄積部8とから構成される。認証実行部7
は、各種サービス提供機器Sに組み込まれたサービス受
付部5から転送された電子証明書の受信とその復号化を
し、電子証明書に含まれる個人情報と下記の個人情報蓄
積部に保存されている個人情報との照合をする。そし
て、その照合結果をサービス提供機器Sの認証制御部6
へ送信する機能をもつ。個人情報格納部8は、電子証明
書を発行した個人の情報(個人情報)を蓄積し管理する
機能をもつ。この個人情報格納部8に格納される個人情
報は、個人を識別するID(識別番号等)、電子証明書
照合用データ、氏名、性別、年齢、住所、電話番号、そ
の他所有者に属する情報からなっている。なお、個人情
報格納部8は、ハードディスク、光磁気ディスク等の不
揮発性の記録装置や記憶装置により構成され、あるいは
また、ネットワークを介して接続され個人情報を蓄積す
るサーバ・コンピュータ等により構成してもよい。
【0025】また、上記携帯端末Tの使用者認証部1と
サービスアクセス部2と証明書送信部3、サービス提供
機器Sのサービス受付部5と認証制御部6、そして認証
システムCの認証実行部7の各機能は、メモリおよびC
PU(中央演算装置)等により構成される処理部によ
り、これらの各機能を実現するためのプログラム(図示
せず)をメモリにロードして実行することによりその機
能が実現されるものとする。
【0026】次に、このように構成された本人認証機能
を有する携帯端末Tおよびサービス提供機器Sとさらに
認証機関の認証システムCからなるシステムの利用時に
おける動作について、図2を参照して説明する。
【0027】はじめに、ユーザは、パスワード、指紋情
報等の本人を特定することができる個人識別情報を、携
帯端末Tに入力する。上記個人識別情報が入力されると
使用者認証部1は、入力された情報が、正当なユーザを
特定するものであるか否か判断する(ステップS1)。
そして、この判断で、正当なユーザを特定するものであ
ると判定された場合(ステップS1の判断でYESの判
定)、電子証明書を使用可能な状態とする。ステップS
1の判断でNOの判定された場合、電子証明書の使用を
不許可にする(ステップS3)。
【0028】次に、携帯端末Tのサービスアクセス部2
は、ユーザからの操作に応じて、サービス提供機器Sの
サービス受付部5に接続要求を無線通信により送信する
(ステップS4)。
【0029】次に、サービス受付部5は、携帯端末Tか
ら接続要求を受けると(ステップS5)、接続用アプリ
ケーションプログラムを携帯端末Tのサービスアクセス
部2に送信する(ステップS6)。
【0030】そして、サービスアクセス部2は、接続用
アプリケーションプログラムを受信するとこのプログラ
ムを実行する(ステップS7)。この接続用アプリケー
ションプログラムにより、携帯端末Tは、サービス提供
機器Sから所望のサービスを受けるためのサービス要求
を、サービス受付部5へ送ることができる。
【0031】接続用アプリケーションプログラムを実行
したサービスアクセス部2は、さらにユーザからの操作
を受け、この操作に応じて、サービス受付部5にサービ
ス要求を出す(ステップS8)。
【0032】次に、サービス受付部5がサービスアクセ
ス部2から送信されたサービス要求を受信すると(ステ
ップS9)、認証制御部6が携帯端末Tの電子証明書を
要求する証明書要求を送信する(ステップS10)。
【0033】証明書送信部3は、この証明書要求を受信
すると(ステップS11)、証明書格納部4から電子証
明書を取得し、安全のため一度ユーザの確認を取った上
で、この電子証明書を認証制御部6に送信する(ステッ
プS13)。この電子証明書の送信にあたり、前述した
ように、暗号化を行うことが望ましい。以下では、この
電子証明書が暗号化され送信されるものとする(ステッ
プS12)。
【0034】次に、認証制御部6は、暗号化された電子
証明書を受信すると(ステップS14)、認証機関の認
証システムCに備わる認証実行部7に電子証明書をその
まま転送する(ステップS15)。
【0035】認証実行部7は、暗号化された電子証明書
を受信すると(ステップS16)、受信した電子証明書
を復号化し(ステップS17)、その情報と個人情報格
納部8に格納されたユーザの個人情報とを照合した上
(ステップS18)、その結果(照合結果)を認証制御
部6に返す(ステップS19)。ここで返信される照合
結果には、本人性の肯定/否定の判定結果と個人情報の
一部(例えば、住所等)を含む。
【0036】認証制御部6は、上記照合結果を受けると
(ステップS20)、この照合結果を判定し(ステップ
S21)、本人性が保証された場合(ステップS21の
判断でOKと判定された場合)はサービス開始を許可し
(ステップS22)、本人性が保証されなかった場合
(ステップS21の判断でNOと判定された場合)は、
その本人性を否定する通知(NG)を証明書送信部3に
送信する(ステップS23)。
【0037】証明書送信部3が、本人性を否定する通知
を受信すると、証明書送信部3は、サービス提供機器S
における本人認証において、本人性が確認されなかった
ことをユーザに伝えるメッセージを表示させる(ステッ
プS24)。
【0038】以上、本人認証機能を有する携帯端末Tお
よびサービス提供機器Sとさらに認証機関の認証システ
ムCからなるシステムの利用時における動作について説
明した。なお、上記で説明した動作フローは一例であ
り、上記の処理の流れに限定されるものではない。本実
施の形態では、携帯端末Tを使って本人認証(個人の認
証)を行っているが、使用者認証部1とサービスアクセ
ス部2と証明書送信部3と証明書格納部4を物・装置
(例えば、自動車等)に組み込んで、その物の認証を行
うようにしてもよい。
【0039】次に、サービス提供機器Sが、自動車に搭
載される車載器として実施された場合の実施例を、図
3、4を参照して説明する。
【0040】本実施例では、事前に車載器に搭乗を許可
するユーザを登録しておく。ユーザは、電子証明書を記
憶した携帯端末Tを用いて、無線通信により車載器に接
続し、要求に応じて電子証明書を送信する。携帯端末T
から電子証明書を受けた車載器は、認証機関にこの電子
証明書を転送する。そして、電子証明書を受けた認証機
関の認証システムCは、当該ユーザが本人であるか否か
を認証する。そしてさらに認証機関の認証システムC
は、当該ユーザが運転免許を取得しているかどうかを警
察システムに問い合わせる。認証機関において、本人認
証とユーザの自動車免許に係る認証が正常に完了した場
合、その認証結果を車載器に送信する。車載器は、この
認証結果を受信すると、ドアを開錠し、エンジンスター
トを許可する。
【0041】また、本人認証を完了した車載器は、事前
にこのユーザ用に設定してあるシートやミラーの位置、
オーディオの設定などの調節を、これらを制御する車内
システムにリクエストする。さらに、車載器は、認証済
みユーザの個人専用ポータルサイトにネットワークを介
してログインし、この個人専用ポータルサイトに事前に
設定してある一般ポータルや契約ASP(アプリケーシ
ョン・サービス・プロバイダ:保険会社、決済機関、情
報提供会社…)等を組み合わせて、当該ユーザに最適な
利用環境を構築する。本システムにより、サービス提供
側は、常に本人である確証を得た状態でサービスを提供
することができる。また、車載器は警察からのアクセス
があった場合は、常に電子証明書を提示できるよう待機
している。警察は違反車両を発見した場合、その車両に
アクセスして電子証明書を提示させ、免許関連のデータ
ベースに違反情報を登録する作業や、違反者に通知する
作業をすべて遠隔で自動的に済ますことが可能となる。
【0042】次に、他の実施例を、図5〜8を参照して
説明する。本実施例は、自動車にトラブルが発生した場
合にサービスを提供する例である。
【0043】図5,6は、本実施例の構成を示してい
る。本実施例では、図5に示す無線通信可能な自動車
と、この自動車と無線で接続される無線局と、この無線
局からインターネット等の通信インフラを介して接続さ
れるヘルプセンター(自動車の緊急時にサービスを提供
するセンター)と自動車ディーラから構成される。ま
た、これらには、Javaで記述されたエージェントプ
ログラム(Agent)とこのプログラムを実行するプ
ロセッサが組み込まれており、情報の授受を行う。ま
た、図6に示すように、ヘルプセンター(HELPセン
ター事業者)と自動車ディーラ(自動車ディーラASP
事業者)のサーバへは、ポータルサイトのサーバ(Po
rtal Server)を介してもよい。
【0044】次に、本実施例において、ヘルプセンター
が自動車の異常を検知しサービスを提供する前に行う認
証処理の過程を説明する(図7参照)。
【0045】自動車には、Javaで記述されたエージ
ェントプログラムとこのプログラムを実行するプロセッ
サが組み込まれており、ヘルプセンターは、このエージ
ェントプログラムにより、自動車内の各部の制御情報
を、無線通信およびインターネット等の通信インフラを
介して、モニタ可能な状態にある。誰かがこの自動車に
搭乗しようとすると、エージェントプログラムにより、
搭乗しようとする人物が使用する携帯端末Tから受けた
この人物の電子証明書とこの自動車の車体IDがヘルプ
センターへ送られる。この電子証明書に基づく個人情報
と車体IDをもとに、自動車ディーラから、搭乗しよう
としている人物が正規の登録会員であるか否かの情報を
得る。このとき、正規の登録会員ではない人物が搭乗し
ようとした場合、ヘルプセンターは異常として検知す
る。そして、この自動車に対し使用を不許可にする制御
を行うとともに、正規の登録会員に携帯電話等を用いて
確認の通知を行う。
【0046】次は、本実施例で、自動車に発生した緊急
のトラブルに対し支援するサービスを提供する場合の例
である(図8参照)。
【0047】自動車に破損等の事故が発生した場合、こ
の自動車に組み込まれたエージェントプログラムによ
り、車体IDを含む破損情報とドライバの電子証明書が
ヘルプセンターへ送られる。ヘルプセンターは、ドライ
バの電子証明書と車体IDから自動車ディーラのサーバ
へアクセスし、車両情報等を得る。そして、異常状態に
より、通知の必要な各種事業者・機関(警察・病院・ロ
ードサービスなど)を自動的に決定し、必要な情報を送
る。このように、破損情報を受信したヘルプセンター
は、異常状況の詳細を知ることができ、必要なサービス
を直ちに実行できる。以上、本実施の形態の実施例を説
明した。
【0048】本実施の形態の基となる特許請求の範囲に
記載した発明は、現実世界で本人認証のために用いられ
ている各種証明書を電子化し、個人で使用できる携帯端
末に記憶させて使用するという発想のもとになされた。
この発明は、近距離無線通信、組み込みOS・Java
等の技術を用いることにより、あらゆる機器に認証のた
めのインターフェースを設け実施することが可能であ
り、携帯電話端末などの携帯端末も接続用アプリケーシ
ョンプログラムの実行やサービス提供機器側との会話的
な通信が可能となる。よって、ユーザは上記発明による
携帯端末さえ持ち歩けば、本人認証を必要とする様々な
サービス提供機器を相手に、簡単な操作のみで確実な本
人認証を行うことができる。
【0049】また、他の実施の形態として、前述した実
施の形態の携帯端末Tの構成要素を各種サービス提供装
置Sに備え、さらに、前述した実施の形態の各種サービ
ス提供装置Sの構成要素を携帯端末Tに備えることによ
り、携帯端末T側においても、各種サービス提供装置S
に対する認証を行うようにしてもよい。本構成をとるこ
とにより、各種サービス提供装置から提供されるサービ
スが、正しくそのサービスの提供者によるものか確認す
ることができる。
【0050】なお、図1における携帯端末Tの使用者認
証部1とサービスアクセス部2と証明書送信部3の機能
を実現するためのプログラムと、サービス提供機器Sの
サービス受付部5と認証制御部6の機能を実現するため
のプログラムを、それぞれコンピュータ読み取り可能な
記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログ
ラムを、それぞれ携帯端末Tに対応するコンピュータシ
ステムとサービス提供機器Sに対応するコンピュータシ
ステムに読み込ませ、実行することにより本人認証機能
を有する携帯端末Tおよびサービス提供機器Sからなる
システムを構成してもよい。なお、ここでいう「コンピ
ュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェ
アを含むものとする。
【0051】また、「コンピュータシステム」は、WW
Wシステムを利用している場合であれば、ホームページ
提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。ま
た、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フ
ロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク、RO
M、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステム
に内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをい
う。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」と
は、インターネット等のネットワークや電話回線等の通
信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバや
クライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性
メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持
しているものも含むものとする。
【0052】また、上記プログラムは、このプログラム
を記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝
送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により
他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここ
で、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネ
ット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回
線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体
のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能
の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、
前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録され
ているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、い
わゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良
い。
【0053】以上、この発明の実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計等も含まれる。
【0054】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、個人的に使用される携帯端末に本人性を保証す
る電子証明書を記憶させることにより、場所に縛られる
ことなく、認証を伴うサービスの提供と享受を実現する
ことができる。また、ユーザは自分の携帯端末を用い
て、サービスを提供するサービス提供機器と無線通信に
よる接続を要求するだけで、様々なサービス提供機器と
接続し、そのサービスを受けることができる。また、ユ
ーザは、サービス提供機器から送られる接続用アプリケ
ーションプログラムにより、簡単な操作をするだけで、
サービス提供機器と携帯端末間で認証を完了し、サービ
ス提供機器固有のサービスを享受できる。また、サービ
ス提供者は、本発明のシステムにより、ユーザの居場所
にとらわれることなく、本人認証を伴う様々な自動サー
ビスを展開することができる。また、認証機関は、認証
を伴うサービスの普及が進み、利用者の増加につなが
る。また、本発明では、携帯端末上で使用者の本人認証
を行い、さらにサービス提供機器において認証機関によ
る本人認証を行う二重の認証により、本人認証を確実な
ものとしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態である携帯端末および
サービス提供機器と認証機関の認証システムからなるシ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施の形態の動作を説明する図である。
【図3】 同実施の形態の一実施例を示す図である。
【図4】 同実施の形態の一実施例を示す図である。
【図5】 同実施の形態の一実施例の構成を示す図であ
る。
【図6】 同実施の形態の一実施例の構成を示す図であ
る。
【図7】 同実施の形態の一実施例の動作を説明する図
である。
【図8】 同実施の形態の一実施例の動作を説明する図
である。
【符号の説明】
1…使用者認証部 2…サービスアク
セス部 3…証明書送信部 4…証明書格納部 5…サービス受付部 6…認証制御部 7…認証実行部 8…個人情報格納
部 T…携帯端末 S…サービス提供
機器 C…認証システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大室 久子 東京都港区港南一丁目9番1号 エヌ・テ ィ・ティ・コミュニケーションウェア株式 会社内 (72)発明者 長岡 亨 東京都港区港南一丁目9番1号 エヌ・テ ィ・ティ・コミュニケーションウェア株式 会社内 (72)発明者 小林 和恵 東京都港区港南一丁目9番1号 エヌ・テ ィ・ティ・コミュニケーションウェア株式 会社内 Fターム(参考) 5B085 AE23 5J104 AA07 KA01 KA06 KA17 MA01 NA05 NA35 NA36 NA41 NA42 5K067 AA32 AA33 BB04 DD17 EE02 EE10 EE22 EE35 FF07 FF23 HH17 HH22 HH23 HH24 HH36 KK15

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本人認証を行い正当なユーザにサービス
    を提供するサービス提供機器と無線通信により接続さ
    れ、該サービス提供機器からサービスの提供を受けるた
    めに使用可能な携帯端末であって、 該携帯端末は、 前記サービス提供機器において本人認証のために用いる
    電子証明書を記憶する記憶部を備え、前記サービス提供
    機器からの要求に応じて、該電子証明書を前記サービス
    提供機器に送信することを特徴とする本人認証機能を有
    する携帯端末。
  2. 【請求項2】 本人認証を行い正当なユーザにサービス
    を提供するサービス提供機器と通信により接続され、該
    サービス提供機器からサービスの提供を受けるために使
    用可能な携帯端末であって、 該携帯端末を現に使用するユーザが正当なユーザである
    ことを該携帯端末において識別するために登録された個
    人識別情報と、前記サービス提供機器において本人認証
    のために用いる電子証明書を記憶する記憶部と、 前記個人識別情報を入力するための入力部と、 前記入力部に入力された個人識別情報と前記登録された
    個人識別情報とを照合し、前記個人識別情報を入力した
    ユーザが正当なユーザであるか否かを判定する使用者認
    証部と、 前記使用者認証部の判定により、前記個人識別情報を入
    力したユーザが正当なユーザであると判定された場合、
    該ユーザによる所定の操作により、前記サービス提供機
    器に向け接続要求を送り、該接続要求により前記サービ
    ス提供機器と該携帯端末間で接続が確立後、該サービス
    提供機器から送られ該サービス提供機器が提供するサー
    ビスを選択可能とする接続アプリケーションプログラム
    を受信するとともに実行するサービスアクセス部と、 前記サービス提供機器から送信される電子証明書送信要
    求を受けた場合、前記記憶部に記憶された電子証明書を
    該サービス提供機器に送信する証明書送信部と、を具備
    することを特徴とする本人認証機能を有する携帯端末。
  3. 【請求項3】 前記記憶部は、 前記携帯端末に対し着脱可能なメモリカードからなり、
    前記個人識別情報と電子証明書を記憶した該メモリカー
    ドを、前記携帯端末と独立して可搬可能としたことを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の本人認証機能
    を有する携帯端末。
  4. 【請求項4】 前記サービスアクセス部は、さらに、 前記サービス提供機器が複数あり、前記接続要求に対し
    複数のサービス提供機器が応答し該複数のサービス提供
    機器と接続可能な場合、該複数のサービス提供機器を任
    意に選択可能とすることを特徴とする請求項2ないし請
    求項3のいずれかに記載の本人認証機能を有する携帯端
    末。
  5. 【請求項5】 本人認証を行い正当なユーザにサービス
    を提供するサービス提供機器であって、 ユーザに対し、該ユーザが使用する携帯端末上で該サー
    ビス提供機器が提供するサービスを選択可能とする接続
    アプリケーションプログラムを記憶する記憶部と、 前記携帯端末から無線通信により送信される接続要求を
    受け接続を確立し、該携帯端末に対し、前記記憶部に記
    憶された接続アプリケーションプログラムを前記携帯端
    末へ送信し、該携帯端末から該サービス提供機器が提供
    するサービスを要求するサービス要求を受けるサービス
    受付部と、 前記サービス受付部が前記携帯端末からサービス要求を
    受けると、該携帯端末へ、該携帯端末を使用するユーザ
    の電子証明書を要求する電子証明書要求を送信し、該携
    帯端末から電子証明書を受け、該電子証明書に基づき本
    人認証を行い、前記ユーザが正当なユーザであると判定
    された場合、前記サービス要求に応じたサービスの提供
    を開始させる認証制御部と、を具備することを特徴とす
    る本人認証機能を有するサービス提供機器。
  6. 【請求項6】 前記認証制御部は、 本人認証のために用いる電子証明書を発行し本人認証を
    行う認証機関の認証システムに通信回線を介して接続さ
    れ、 前記携帯端末から送信された電子証明書を前記認証機関
    の認証システムに転送し、該認証システムから前記ユー
    ザが正当なユーザであるか否かの判定結果からなる情報
    を受け、前記本人認証を行うことを特徴とする請求項5
    に記載の本人認証機能を有するサービス提供機器。
  7. 【請求項7】 本人認証を行い正当なユーザにサービス
    を提供する請求項5に記載のサービス提供機器と、該サ
    ービス提供機器と無線通信により接続され、該サービス
    提供機器からサービスの提供を受けるために使用する無
    線通信可能な請求項1に記載の携帯端末と、から構成さ
    れることを特徴とする本人認証機能を有する携帯端末及
    びサービス提供機器からなるシステム。
  8. 【請求項8】 本人認証を行い正当なユーザにサービス
    を提供するサービス提供機器と無線通信により接続さ
    れ、該サービス提供機器からサービスの提供を受けるた
    めに使用する無線通信可能な携帯端末における処理方法
    であって、 前記個人識別情報の入力を受ける手順と、 前記携帯端末を現に使用するユーザが正当なユーザであ
    ることを該携帯端末において識別するために予め登録さ
    れた個人識別情報と前記入力された個人識別情報とを照
    合し、前記個人識別情報を入力したユーザが正当なユー
    ザであるか否かを判定する手順と、 前記判定により、前記個人識別情報を入力したユーザが
    正当なユーザであると判定された場合、該ユーザによる
    所定の操作により、前記サービス提供機器に向け接続要
    求を送る手順と、 前記接続要求により前記サービス提供機器と該携帯端末
    間で接続が確立後、該サービス提供機器から送られ該サ
    ービス提供機器が提供するサービスを受けるために使用
    される接続アプリケーションプログラムを受信し実行す
    る手順と、 前記接続アプリケーションプログラムによる操作環境に
    おいて、前記ユーザによる指定に応じたサービス要求を
    前記サービス提供機器へ送る手順と、 前記サービス要求に応じて前記サービス提供機器から送
    られる電子証明書送信要求を受け、予め記憶された電子
    証明書を該サービス提供機器に送信する手順と、を含む
    ことを特徴とする本人認証機能を有する携帯端末におけ
    る処理方法。
  9. 【請求項9】 本人認証を行い正当なユーザにサービス
    を提供するサービス提供機器における処理方法であっ
    て、 前記携帯端末から無線通信により送信される接続要求を
    受け接続を確立する手順と、 前記接続要求により該サービス提供機器と前記携帯端末
    間で接続が確立後、該サービス提供機器が提供するサー
    ビスを前記ユーザが受けるために使用される接続アプリ
    ケーションプログラムを前記携帯端末へ送信する手順
    と、 前記携帯端末上で実行された前記接続アプリケーション
    プログラムによる操作環境において前記ユーザによる指
    定に応じて送られるサービス要求を受ける手順と、 前記サービス要求に応じて、前記携帯端末に対し電子証
    明書を要求する電子証明書要求を送信する手順と、 前記携帯端末から送信される電子証明書を受け、該電子
    証明書に基づき本人認証を行う手順と、 前記本人認証で前記ユーザが正当なユーザであると判定
    された場合、前記サービス要求に応じたサービスを提供
    する手順と、を含むことを特徴とする本人認証機能を有
    するサービス提供機器における処理方法。
  10. 【請求項10】 前記処理方法は、さらに、 前記携帯端末から送信された電子証明書を、該電子証明
    書を発行し本人認証を行う認証機関の認証システムに転
    送する手順と、 該認証システムから前記ユーザが正当なユーザであるか
    否かの判定結果からなる情報を受け、前記本人認証を行
    う手順と、を含むことを特徴とする請求項9に記載の本
    人認証機能を有するサービス提供機器における処理方
    法。
  11. 【請求項11】 コンピュータ装置にインストールする
    ことにより、その装置が請求項8に記載の方法を実行す
    る装置となるソフトウェアが記録されたコンピュータ読
    取可能な記録媒体。
  12. 【請求項12】 コンピュータ装置にインストールする
    ことにより、その装置が請求項9または請求項10に記
    載の方法を実行する装置となるソフトウェアが記録され
    たコンピュータ読取可能な記録媒体。
JP2000291119A 2000-09-25 2000-09-25 本人認証機能を有する携帯端末及びサービス提供機器、ならびに、そのシステム及びその処理手順からなる処理方法及びその記録媒体 Pending JP2002101459A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000291119A JP2002101459A (ja) 2000-09-25 2000-09-25 本人認証機能を有する携帯端末及びサービス提供機器、ならびに、そのシステム及びその処理手順からなる処理方法及びその記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000291119A JP2002101459A (ja) 2000-09-25 2000-09-25 本人認証機能を有する携帯端末及びサービス提供機器、ならびに、そのシステム及びその処理手順からなる処理方法及びその記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002101459A true JP2002101459A (ja) 2002-04-05

Family

ID=18774250

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000291119A Pending JP2002101459A (ja) 2000-09-25 2000-09-25 本人認証機能を有する携帯端末及びサービス提供機器、ならびに、そのシステム及びその処理手順からなる処理方法及びその記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002101459A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004297711A (ja) * 2003-03-28 2004-10-21 Toshiba Corp 無線端末、通信制御プログラム及び通信制御方法
JP2005102163A (ja) * 2003-09-03 2005-04-14 Sony Corp 機器認証システム、機器認証サーバ、端末機器、機器認証方法、機器認証プログラム、及び記憶媒体
WO2005046130A1 (ja) * 2003-11-06 2005-05-19 Sanyo Electric Co.,Ltd. 無線通信端末および接続情報設定方法
JP2006163832A (ja) * 2004-12-07 2006-06-22 Mizuho Bank Ltd 電子認証技術による人材紹介方法及び人材紹介システム
JP2006522558A (ja) * 2003-04-02 2006-09-28 エスケーテレコム カンパニー リミテッド 移動通信端末機の赤外線通信を利用したユーザ認証システムおよびその方法
JP2007521586A (ja) * 2004-01-14 2007-08-02 ケイティーフリーテル シーオー リミテッド 認証用移動端末、並びに該端末を利用した電子取引きシステム及び方法
JP2009032135A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Hitachi Ltd 情報処理システム
JP2009134731A (ja) * 2008-12-26 2009-06-18 Fujitsu Ltd 安全性判断方法、安全性判断システム、第1認証装置及びコンピュータプログラム
US8032929B2 (en) 2002-11-06 2011-10-04 Fujitsu Limited Safety judgment method, safety judgment system, safety judgment apparatus, first authentication apparatus, and computer program product
JP2012203428A (ja) * 2011-03-23 2012-10-22 Toyota Motor Corp 認証システム及び認証方法
JP2016085592A (ja) * 2014-10-24 2016-05-19 株式会社東芝 リモート監視システムおよびリモート監視装置
US9405890B1 (en) 2015-11-19 2016-08-02 International Business Machines Corporation Easy login on wearable device and wearable device applications
JP2016153951A (ja) * 2015-02-20 2016-08-25 西日本電信電話株式会社 認証連携システム及び認証方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08125766A (ja) * 1994-10-24 1996-05-17 Nec Corp ディジタルコードレス電話システム
JPH08202638A (ja) * 1995-01-26 1996-08-09 Namco Ltd ソフトウエア配給システム
JPH09223210A (ja) * 1996-02-19 1997-08-26 Dainippon Printing Co Ltd 携帯可能情報記憶媒体及びそれを用いた認証方法、認証システム
JPH10207963A (ja) * 1996-11-19 1998-08-07 Toppan Printing Co Ltd 電子ショッピングシステム
JPH10336172A (ja) * 1997-06-04 1998-12-18 Kyushu Syst Joho Gijutsu Kenkyusho 電子認証用公開鍵の管理方法
JPH11262059A (ja) * 1998-03-12 1999-09-24 Nec Mobile Commun Ltd 移動通信用携帯端末及び個人識別方法
JP2001357019A (ja) * 2000-06-13 2001-12-26 Dainippon Printing Co Ltd Icカードを利用した生活者総合支援システムとそれに使用するicカード

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08125766A (ja) * 1994-10-24 1996-05-17 Nec Corp ディジタルコードレス電話システム
JPH08202638A (ja) * 1995-01-26 1996-08-09 Namco Ltd ソフトウエア配給システム
JPH09223210A (ja) * 1996-02-19 1997-08-26 Dainippon Printing Co Ltd 携帯可能情報記憶媒体及びそれを用いた認証方法、認証システム
JPH10207963A (ja) * 1996-11-19 1998-08-07 Toppan Printing Co Ltd 電子ショッピングシステム
JPH10336172A (ja) * 1997-06-04 1998-12-18 Kyushu Syst Joho Gijutsu Kenkyusho 電子認証用公開鍵の管理方法
JPH11262059A (ja) * 1998-03-12 1999-09-24 Nec Mobile Commun Ltd 移動通信用携帯端末及び個人識別方法
JP2001357019A (ja) * 2000-06-13 2001-12-26 Dainippon Printing Co Ltd Icカードを利用した生活者総合支援システムとそれに使用するicカード

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8032929B2 (en) 2002-11-06 2011-10-04 Fujitsu Limited Safety judgment method, safety judgment system, safety judgment apparatus, first authentication apparatus, and computer program product
JP2004297711A (ja) * 2003-03-28 2004-10-21 Toshiba Corp 無線端末、通信制御プログラム及び通信制御方法
JP2006522558A (ja) * 2003-04-02 2006-09-28 エスケーテレコム カンパニー リミテッド 移動通信端末機の赤外線通信を利用したユーザ認証システムおよびその方法
US7797532B2 (en) 2003-09-03 2010-09-14 Sony Corporation Device authentication system
JP2005102163A (ja) * 2003-09-03 2005-04-14 Sony Corp 機器認証システム、機器認証サーバ、端末機器、機器認証方法、機器認証プログラム、及び記憶媒体
JP4617763B2 (ja) * 2003-09-03 2011-01-26 ソニー株式会社 機器認証システム、機器認証サーバ、端末機器、機器認証方法、および機器認証プログラム
WO2005046130A1 (ja) * 2003-11-06 2005-05-19 Sanyo Electric Co.,Ltd. 無線通信端末および接続情報設定方法
US9047603B2 (en) 2004-01-14 2015-06-02 Kt Corporation Certification mobile terminal and electronic commerce system and method using the same
JP4740879B2 (ja) * 2004-01-14 2011-08-03 ケイティー コーポレーション 認証用移動端末、並びに該端末を利用した電子取引きシステム及び方法
JP2007521586A (ja) * 2004-01-14 2007-08-02 ケイティーフリーテル シーオー リミテッド 認証用移動端末、並びに該端末を利用した電子取引きシステム及び方法
JP2006163832A (ja) * 2004-12-07 2006-06-22 Mizuho Bank Ltd 電子認証技術による人材紹介方法及び人材紹介システム
JP2009032135A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Hitachi Ltd 情報処理システム
JP2009134731A (ja) * 2008-12-26 2009-06-18 Fujitsu Ltd 安全性判断方法、安全性判断システム、第1認証装置及びコンピュータプログラム
JP2012203428A (ja) * 2011-03-23 2012-10-22 Toyota Motor Corp 認証システム及び認証方法
JP2016085592A (ja) * 2014-10-24 2016-05-19 株式会社東芝 リモート監視システムおよびリモート監視装置
JP2016153951A (ja) * 2015-02-20 2016-08-25 西日本電信電話株式会社 認証連携システム及び認証方法
US9405890B1 (en) 2015-11-19 2016-08-02 International Business Machines Corporation Easy login on wearable device and wearable device applications

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI667585B (zh) 一種基於生物特徵的安全認證方法及裝置
US7899187B2 (en) Domain-based digital-rights management system with easy and secure device enrollment
US11443024B2 (en) Authentication of a client
KR101574838B1 (ko) 개인 휴대형 보안 네트워크 액세스 시스템
KR101033337B1 (ko) 단말기 사용자의 본인확인을 강화한 보안 인증방법
JP6696942B2 (ja) 車両保安システム及び車両保安方法
US11348093B2 (en) System and method for merchant and personal transactions using mobile identification credential
US11263558B2 (en) Method for monitoring access to electronically controllable devices
JP6134371B1 (ja) 利用者情報管理装置、利用者情報管理方法及び利用者情報管理プログラム
JP2002101459A (ja) 本人認証機能を有する携帯端末及びサービス提供機器、ならびに、そのシステム及びその処理手順からなる処理方法及びその記録媒体
US20040172369A1 (en) Method and arrangement in a database
KR20180134489A (ko) 차량 대여를 위한 본인 인증 방법, 장치 및 컴퓨터 프로그램
KR101831381B1 (ko) 메신저서비스를 이용한 스마트 로그인 방법 및 그 장치
JP2007058781A (ja) 身分証明システム,方法,ユーザ携帯端末,身分証明書管理サーバおよびプログラム
US11599872B2 (en) System and network for access control to real property using mobile identification credential
US11601816B2 (en) Permission-based system and network for access control using mobile identification credential including mobile passport
JP3581092B2 (ja) ドライバ認証のための方法ならびにそのシステム、およびその記録媒体
EP2234423B1 (en) Secure identification over communication network
JP2004297333A (ja) デジタル証明書の認定システム、デジタル証明書の認定サーバ、pkiトークン、デジタル証明書の認定方法、及びプログラム
JP2004070727A (ja) 受信装置、プログラム、記録媒体およびコンテンツの使用制限方法
US11863994B2 (en) System and network for access control using mobile identification credential for sign-on authentication
US11716630B2 (en) Biometric verification for access control using mobile identification credential
JP7323191B2 (ja) 位置情報を用いた認証システム
KR20040035663A (ko) 휴대폰 기억장치를 이용한 공인키 인증 방법
JP2002099673A (ja) 事故処理対応のための方法ならびにその事故処理対応サーバシステム、およびその記録媒体