JP2002077607A - 画像データ補正装置,画像読取り装置および画像形成装置 - Google Patents

画像データ補正装置,画像読取り装置および画像形成装置

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JP2002077607A JP2000266591A JP2000266591A JP2002077607A JP 2002077607 A JP2002077607 A JP 2002077607A JP 2000266591 A JP2000266591 A JP 2000266591A JP 2000266591 A JP2000266591 A JP 2000266591A JP 2002077607 A JP2002077607 A JP 2002077607A
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橋 祐 二 高
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本 啓 之 川
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田 拓 章 福
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低濃度網点を消すことなく裏写りを消去。簡
単なアルゴリズムで原稿の1回の読み取りで実現。裏写
り除去後の地肌ムラを抑制。網点の潰れ防止。 【解決手段】 2次元小領域内の画像濃度の高低差を検
出する手段(60)と、画像データが網点部かを検出する手
段(65)と、高低差が一定値以下かつ網点部でない領域に
属ししかも濃度が一定値以下の画像データを、低濃度設
定値に変更する濃度変換手段(63,69,70)と、を備える画
像データ補正装置(Op10)。変更した画像データを平滑化
する手段(71),平滑化しないデータとしたデータを選択
出力する手段(72)およびどちらを選択するかを指定する
手段(73)を更に備える。この選択指定を、網点検出(65)
の検出出力Iで自動的にする。又は、オペレータの「文
字」/「網点」指定に対応して行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データの裏写
り成分の除去を行う画像データ補正装置,画像読取り装
置および画像形成装置に関する。
【0002】
【従来技術】新聞、時刻表、雑誌など、紙厚が薄く、両
面に印刷がある原稿を複写機,スキャナで読み取ると、
読み取る面(表面と呼ぶ)の裏面(単に裏面と呼ぶ)の
情報が表面に写ってしまう、いわゆる裏写りが発生する
ことがある。
【0003】特開平3−068270号公報には、低濃
度画像データを検出して平均値を算出して閾値とし、該
閾値以下の画像データを白濃度に変更する画像処理装置
が開示されている。
【0004】特開平8―340447号公報には、裏写
り領域判定手段9,裏写りレベル検出手段10,裏写り
レベル補正処理手段11および裏写りレベル補正値記憶
手段12を備えて、裏写りを消去しようとする画像処理
装置が開示されている。
【0005】特開平9−116753号公報には、裏当
ての表面を読み取っておき、原稿を読取った画像データ
から裏当ての表面を読み取データを減算することによ
り、裏当ての汚れの写りを消去する画像読取り装置が開
示されている。
【0006】特開平11−055524号公報には、画
像データのMTFを算出してその平均値を求めて、平均
値が設定値以下であると裏写りと判定して、地肌処理を
画像データに施す画像処理装置が開示されている。
【0007】前記特開平3−68270号公報および特
開平9−116753号公報の裏写り除去はいずれも、
低濃度文字再現の劣化(薄くなる),写真ハイライト部
の濃度飛び等の問題を生ずることが考えられる。
【0008】前記特開平8―340447号公報では、
裏写り領域を判定する手段を設けるので、裏写り領域検
出が高精度であることが必要と考えられる。そのため
に、プレスキャンを行うとか、絵文字分離アルゴリズム
を使用する等の対策が考えられるが、リアルタイムな処
理が必要とされる高速機や、比較的低価格な装置には実
施しにくい。
【0009】裏写り消去を実施する場合は、上述の他
に、低濃度の網点が裏写りデータと認識され、除去され
てしまう場合がある。この点を、ここで図15〜図17
を参照して説明すると、図17の(a)は原稿を挟んで
上側を表面、下側を裏面とした、画像データの例を表し
ている。このような画像データを表面から見た場合、裏
面データが原稿の表面に透けて見える場合がある。この
とき、表面からみた裏面データは濃度が減衰し、画像の
エッジもなまって、図17の(b)のようになる。この
裏写りは、小領域内の濃度差が設定値以下であると平坦
あるいは平面と検出し、そのとき画像データの濃度が設
定値以下であると裏写りと見なして、該画像データを地
肌レベル(白)相当の低濃度値に変更することにより、
消去することが出来る。
【0010】しかし、表面の画像データが図15の
(a)に示すような、ハーフトーン(網点原稿)で特に
カラー原稿など、低濃度データを含む場合、網点部の画
像データの濃度差Aが、図15の(b)に示すように、
平坦検出閾値B未満のときは、図15の(c)に示すよ
うに、裏写りと誤認識され除去されてしまう場合があ
る。
【0011】これは、平坦度を見るための小領域内の濃
度差(差分計算値)Aが図15の(b)に示すようにな
り、図15の(a)の濃度閾値E未満、かつ図15の
(b)の平坦検出閾値B未満の条件が成り立ってしまう
からである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、低濃度網点
の画像データを消去することなく裏写りを消去すること
を第1の目的とし、これを複雑なアルゴリズムを使用せ
ず原稿の1回の読み取りで実現可能にすることを第2の
目的とし、低濃度網点を極力除去せず絵柄部も良好に再
現可能にすることを第3の目的とし、裏写り除去後の地
肌ムラを抑制することを第4の目的とし、網点画像の網
点の潰れを抑制することを第5の目的とし、裏写り除去
後の地肌ムラおよび網点画像の網点潰れを共に自動的に
抑制することを第6の目的とし、裏写り除去後の地肌ム
ラの抑制と網点画像の網点潰れの抑制を選択可にするこ
とを第7の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】(1)画像データに基づ
いて2次元小領域内の画像濃度の高低差を検出する手段
(60)と、画像データに基づいて網点部かを検出する手段
(65)と、高低差が一定値以下かつ網点部でない領域に属
ししかも濃度が一定値以下の画像データを、低濃度設定
値を表すものに変更する濃度変換手段(63,69,70)と、を
備える画像データ補正装置(Op10)。
【0014】なお、理解を容易にするためにカッコ内に
は、図面に示し後述する実施例の対応要素の記号または
対応事項を、参考までに付記した。以下も同様である。
【0015】これによれば、濃度が一定値以下であって
濃度高低差が小さい領域の、網点部ではない画像データ
が、自動的に、低濃度設定値を表すものに変更される。
このような条件を満たす画像データは、裏写りあるいは
部分的な地汚れの可能性が高いので、裏写り成分が消え
る。網点部であるとこのような画像データの変更は行わ
ないので、低濃度網点の画像データは消去されない。複
雑なアルゴリズムは用いずに原稿の1回の読み取りで実
現可能である。低濃度網点を除去せず絵柄部も良好に再
現可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】(2)更に、変更後の画像データ
を平滑化処理する手段(71)を含む、画像データ補正装置
(Op10)。上述の処理により、裏写り部分の変更された画
像濃度と、地肌濃度とが滑らかに連続し、地肌ムラの顕
在化が抑制される。
【0017】(3)更に、変更後の画像データをそのま
ま出力するかあるいは平滑化処理して出力するか選択す
る手段(72,73)、を更に含む画像データ補正装置(Op1
0)。これによれば、平滑化による濃度低下あるいはボケ
を避けたいとき、意図的に避けることが可能となる。
【0018】(4)前記選択手段(72,73)は、網点部で
ないと平滑化処理して出力するを、網点部であるとその
まま出力する、を選択する。これによれば、裏写り部分
の変更された画像濃度が地肌濃度と滑らかに連続し地肌
ムラの顕在化が抑制されるとともに、網点部の網点の潰
れあるいは濃度低下が避けられる。
【0019】(5)上記(1)〜(4)のいずれかの画
像データ補正装置(Op10);および、原稿面を読み取り、
ディジタル変換された画像データに変換し前記画像デー
タ補正装置(Op10)に与える手段(200);を備える画像読
取り装置。これによれば、上記(1)〜(4)に記述し
た作用効果がある画像読取り装置が実現する。
【0020】(6)上記(5)に記載の画像読取り装
置;および、前記画像データ補正装置(Op10)が出力する
画像データが表す画像を用紙上に形成するプリンタ(40
0);を備える画像形成装置(図1)。これによれば、裏写
りがなく、(1)〜(4)に記述した作用効果があるコ
ピーを得ることが出来る。
【0021】(7)原稿面を読み取り、ディジタル変換
された画像信号に変換する装置(200)と、小領域内の前
記画像信号の高低差を検出する手段(60)と、前記画像信
号が表す濃度を検出する手段(63)と、濃度変換手段(70)
と網点部を検出する手段(65)を備え、高低差(A)が一定
値(B)以下であり、かつ濃度が一定値以下で、網点部で
ないとき濃度変換手段(70)により、濃度を変更すること
を特徴とする画像処理装置。
【0022】これによれば、裏写り部を比較的簡単に、
複雑なアルゴリズムを使用せず、表面の低濃度網点を誤
って除去することなく、1回の読み取りで、除去可能で
ある。
【0023】(8)濃度変更後、平滑化処理(71)を行う
ことを特徴とした上記(7)の画像処理装置。これによ
れば、裏写り除去後の不連続な画像をなめらかにするこ
とができ、文字品質などが向上する。
【0024】(9)濃度変更後、平滑化処理(71)を行う
かどうか、選択可能としたことを特徴とした上記(8)
記載の画像処理装置。これによれば、平滑化による濃度
低下を避けたいとき、意図的に避けることが可能とな
る。
【0025】(10)濃度変更後、平滑化処理(71)を行
うかどうか、網点検出手段(65)の出力で選択可能とした
ことを特徴とした上記(9)記載の画像処理装置。これ
によれば、画像内の網点部の濃度低下を自動的に抑制す
ることができる。
【0026】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0027】
【実施例】本発明の一実施例の機構の概要を図1に示
す。この実施例は、デジタルフルカラー複写機である。
カラー画像読み取り装置(以下、スキャナという)20
0は、コンタクトガラス202上の原稿180の画像を
照明ランプ205、ミラー群204A、204B、20
4Cなど、およびレンズ206を介してカラーセンサ2
07に結像して、原稿のカラー画像情報を、例えば、ブ
ルー(以下、Bという)、グリーン(以下、Gという)
およびレッド(以下、Rという)の色分解光毎に読み取
り、電気的な画像信号に変換する。カラーセンサ207
は、この例では、3ラインCCDセンサで構成されてお
り、B、G、Rの画像を色ごとに読取る。スキャナ20
0で得たB、G、Rの色分解画像信号強度レベルをもと
にして、図示省略された画像処理ユニットにて色変換処
理を行い、ブラック(以下、Bkという)、シアン(以
下、Cという)、マゼンダ(以下、Mという)およびイ
エロー(以下、Yという)の記録色情報を含むカラー画
像データを得る。
【0028】このカラー画像データを用い、次に述べる
カラー画像記録装置(以下、カラープリンタという)4
00によって、Bk、C、M、Yの画像を中間転写ベル
ト上に重ね形成し、そして転写紙に転写する。スキャナ
200は、カラープリンタ400の動作とタイミングを
とったスキャナースタート信号を受けて、照明ランプ2
05やミラー群204A、204B、204Cなどから
なる照明・ミラー光学系が左矢印方向へ原稿走査し、1
回走査毎に1色の画像データを得る。そして、その都
度、カラープリンタ400で順次、顕像化しつつ、これ
らを中間転写ベルト上に重ね合わせて、4色のフルカラ
ー画像を形成する。
【0029】カラープリンタ400の、露光手段として
の書き込み光学ユニット401は、スキャナ200から
のカラー画像データを光信号に変換して、原稿画像に対
応した光書き込みを行い、感光体ドラム414に静電潜
像を形成する。光書き込み光学ユニット401は、レー
ザー発光器441、これを発光駆動する発光駆動制御部
(図示省略)、ポリゴンミラー443、これを回転駆動
する回転用モータ444、fθレンズ442、反射ミラ
ー446などで構成されている。感光体ドラム414
は、矢印で示す如く反時計廻りの向きに回転するが、そ
の周りには、感光体クリーニングユニット421、除電
ランプ414M、帯電器419、感光体ドラム上の潜像
電位を検知する電位センサー414D、リボルバー現像
装置420の選択された現像器、現像濃度パターン検知
器414P、中間転写ベルト415などが配置されてい
る。
【0030】リボルバー現像装置420は、BK現像器
420K、C現像器420C、M現像器420M、Y現
像器420Yと、各現像器を矢印で示す如く反時計回り
の向きに回転させる、リボルバー回転駆動部(図示省
略)などからなる。これら各現像器は、静電潜像を顕像
化するために、現像剤の穂を感光体ドラム414の表面
に接触させて回転する現像スリーブ420KS、420
CS、420MS、420YSと、現像剤を組み上げ・
撹拌するために回転する現像パドルなどで構成されてい
る。待機状態では、リボルバー現像装置420はBK現
像器420で現像を行う位置にセットされており、コピ
ー動作が開始されると、スキャナ200で所定のタイミ
ングからBK画像データの読み取りがスタートし、この
画像データに基づき、レーザー光による光書き込み・潜
像形成が始まる。以下、Bk画像データによる静電潜像
をBk潜像という。C、M、Yの各画像データについて
も同じ。このBk潜像の先端部から現像可能とすべく、
Bk現像器420Kの現像位置に潜像先端部が到達する
前に、現像スリーブ420KSを回転開始して、Bk潜
像をBkトナーで現像する。そして、以後、Bk潜像領
域の現像動作を続けるが、潜像後端部がBk潜像位置を
通過した時点で、速やかに、Bk現像器420Kによる
現像位置から次の色の現像器による現像位置まで、リボ
ルバー現像装置420を駆動して回動させる。この回動
動作は、少なくとも、次の画像データによる潜像先端部
が到達する前に完了させる。
【0031】像の形成サイクルが開始されると、感光体
ドラム414は矢印で示すように反時計回りの向きに回
動し、中間転写ベルト415は図示しない駆動モータに
より、時計回りの向きに回動する。中間転写ベルト41
5の回動に伴って、BKトナー像形成、Cトナー像形
成、Mトナー像形成およびYトナー像形成が順次行わ
れ、最終的に、BK、C、M、Yの順に中間転写ベルト
415上に重ねてトナー像が形成される。BK像の形成
は、以下のようにして行われる。すなわち、帯電器41
9がコロナ放電によって、感光体ドラム414を負電荷
で約−700Vに一様に帯電する。つづいて、レーザー
ダイオード441は、Bk信号に基づいてラスタ露光を
行う。このようにラスタ像が露光されたとき、当初、一
様に荷電された感光体ドラム414の露光された部分に
ついては、露光光量に比例する電荷が消失し、静電潜像
が形成される。リボルバー現像装置420内のトナー
は、フェライトキャリアとの撹拌によって負極性に帯電
され、また、本現像装置のBK現像スリーブ420KS
は、感光体ドラム414の金属基体層に対して図示しな
い電源回路によって、負の直流電位と交流とが重畳され
た電位にバイアスされている。この結果、感光体ドラム
414の電荷が残っている部分には、トナーが付着せ
ず、電荷のない部分、つまり、露光された部分にはBk
トナーが吸着され、潜像と相似なBk可視像が形成され
る。中間転写ベルト415は、駆動ローラ415D、転
写対向ローラ415T、クリーニング対向ローラ415
Cおよび従動ローラ群に張架されており、図示しない駆
動モータにより回動駆動される。さて、感光体ドラム4
14上に形成したBkトナー像は、感光体と接触状態で
等速駆動している中間転写ベルト415の表面に、ベル
ト転写コロナ放電器(以下、ベルト転写部という。)4
16によって転写される。以下、感光体ドラム414か
ら中間転写ベルト415へのトナー像転写を、ベルト転
写と称する。感光体ドラム414上の若干の未転写残留
トナーは、感光体ドラム414の再使用に備えて、感光
体クリーニングユニット421で清掃される。ここで回
収されたトナーは、回収パイプを経由して図示しない排
トナータンクに蓄えられる。
【0032】なお、中間転写ベルト415には、感光体
ドラム414に順次形成する、Bk、C、M、Yのトナ
ー像を、同一面に順次、位置合わせして、4色重ねのベ
ルト転写画像を形成し、その後、転写紙にコロナ放電転
写器にて一括転写を行う。ところで、感光体ドラム41
4側では、BK画像の形成工程のつぎに、C画像の形成
工程に進むが、所定のタイミングから、スキャナ200
によるC画像データの読み取りが始まり、その画像デー
タによるレーザー光書き込みで、C潜像の形成を行う。
C現像器420Cは、その現像位置に対して、先のBk
潜像後端部が通過した後で、かつ、C潜像先端が到達す
る前に、リボルバー現像装置の回転動作を行い、C潜像
をCトナーで現像する。以降、C潜像領域の現像をつづ
けるが、潜像後端部が通過した時点で、先のBk現像器
の場合と同様にリボルバー現像装置420を駆動して、
C現像器420Cを送り出し、つぎのM現像器420M
を現像位置に位置させる。この動作もやはり、つぎのM
潜像先端部が現像部に到達する前に行う。なお、Mおよ
びYの各像の形成工程については、それぞれの画像デー
タの読み取り、潜像形成、現像の動作が、上述のBk像
や、C像の工程に準ずるので、説明は省略する。
【0033】ベルトクリーニング装置415Uは、入口
シール、ゴムブレード、排出コイルおよび、これら入口
シールやゴムブレードの接離機構により構成される。1
色目のBk画像をベルト転写した後の、2、3、4色目
を画像をベルト転写している間は、ブレード接離機構に
よって、中間転写ベルト面から入口シール、ゴムブレー
ドなどは離間させておく。
【0034】紙転写コロナ放電器(以下、紙転写器とい
う。)417は、中間転写ベルト415上の重ねトナー
像を転写紙に転写するべく、コロナ放電方式にて、AC
+DCまたは、DC成分を転写紙および中間転写ベルト
に印加するものである。
【0035】給紙バンク内の転写紙カセット482に
は、各種サイズの転写紙が収納されており、指定された
サイズの用紙を収納しているカセットから、給紙コロ4
83によってレジストローラ対418R方向に給紙・搬
送される。なお、符号412B2は、OHP用紙や厚紙
などを手差しするための給紙トレイを示している。像形
成が開始される時期に、転写紙は前記いずれかの給紙ト
レイから給送され、レジストローラ対418Rのニップ
部にて待機している。そして、紙転写器417に中間転
写ベルト415上のトナー像の先端がさしかかるとき
に、丁度、転写紙先端がこの像の先端に一致する如くに
レジストローラ対418Rが駆動され、紙と像との合わ
せが行われる。このようにして、転写紙が中間転写ベル
ト上の色重ね像と重ねられて、正電位につながれた紙転
写器417の上を通過する。このとき、コロナ放電電流
で転写紙が正電荷で荷電され、トナー画像の殆どが転写
紙上に転写される。つづいて、紙転写器417の左側に
配置した図示しない除電ブラシによる分離除電器を通過
するときに、転写紙は除電され、中間転写ベルト415
から剥離されて紙搬送ベルト422に移る。中間転写ベ
ルト面から4色重ねトナー像を一括転写された転写紙
は、紙搬送ベルト422で定着器423に搬送され、所
定温度にコントロールされた定着ローラ423Aと加圧
ローラ423Bのニップ部でトナー像を溶融定着され、
排出ロール対424で本体外に送り出され、図示省略の
コピートレイに表向きにスタックされる。
【0036】なお、ベルト転写後の感光体ドラム414
は、ブラシローラ、ゴムブレードなどからなる感光体ク
リーニングユニット421で表面をクリーニングされ、
また、除電ランプ414Mで均一除電される。また、転
写紙にトナー像を転写した後の中間転写ベルト415
は、再び、クリーニングユニット415Uのブレード接
離機構でブレードを押圧して表面をクリーニングする。
リピートコピーの場合には、スキャナの動作および感光
体への画像形成は、1枚目の4色目画像工程にひきつづ
き、所定のタイミングで2枚目の1色目画像工程に進
む。中間転写ベルト415の方は、1枚目の4色重ね画
像の転写紙への一括転写工程にひきつづき、表面をベル
トクリーニング装置でクリーニングされた領域に、2枚
目のBkトナー像がベルト転写されるようにする。その
後は、1枚目と同様動作になる。
【0037】図1に示すカラー複写機は、パ−ソナルコ
ンピュ−タ等のホストから、LAN又はパラレルI/F
を通じてプリントデ−タが与えられるとそれをカラープ
リンタ400でプリントアウト(画像出力)でき、しか
もスキャナ200で読取った画像データを遠隔のフアク
シミリに送信し、受信する画像データもプリントアウト
できる複合機能つきのカラー複写機である。この複写機
は、構内交換器PBXを介して公衆電話網に接続され、
公衆電話網を介して、ファクシミリ交信やサ−ビスセン
タの管理サ−バと交信することができる。
【0038】図2に、図1に示す複写機の電気系システ
ムを示す。原稿を光学的に読み取る原稿スキャナ200
は、読み取りユニット4にて、原稿に対するランプ照射
の反射光をミラー及びレンズにより受光素子207に集
光する。受光素子(本実施例ではCCD)は、センサー
・ボード・ユニットSBU(以下単にSBUと称す)に
あり、CCDに於いて電気信号に変換された画像信号
は、SBU上でディジタル信号すなわち読取った画像デ
−タに変換された後、SBUから、圧縮/伸張及びデー
タインターフェース制御部CDIC(以下単にCDIC
と称す)に出力される。
【0039】すなわちSBUから出力される画像デ−タ
は、CDICに入力される。機能デバイス及びデータバ
ス間における画像データの伝送は、CDICが全て制御
する。すなわちCDICは、画像データに関し、SB
U,パラレルバスPb,画像信号処理装置IPP(以下
単にIPPと称す)間のデータ転送、ならびに、図2に
示すデジタル複写機全体制御を司るシステムコントロー
ラ6と、プロセスコントローラ1間の、画像データ転送
およびその他の制御に関する通信を行う。システムコン
トローラ6とプロセスコントローラ1は、パラレルバス
Pb,CDIC及びシリアルバスSbを介して相互に通
信を行う。CDICは、その内部に於いてパラレルバス
PbとシリアルバスSbとのデータインターフェースの
ためのデータフォーマット変換を行う。
【0040】SBUからの読取り画像デ−タは、CDI
Cを経由してIPPに転送され、IPPが、光学系及び
ディジタル信号への量子化に伴う信号劣化(スキャナ系
の信号劣化:スキャナ特性による読取り画像デ−タの
歪)を補正し、再度CDICへ出力する。CDICは、
該画像デ−タを複写機能コントロ−ラMFCに転送して
メモリMEMに書込む。又は、IPPの、プリンタ出力
のための処理系に戻す。
【0041】すなわち、CDICには、読取り画像デ−
タをメモリMEMに蓄積して再利用するジョブと、メモ
リMEMに蓄積しないでビデオ・データ制御VDC(以
下、単にVDCと称す)に出力してレ−ザプリンタ40
0で作像出力するジョブとがある。メモリMEMに蓄積
する例としては、1枚の原稿を複数枚複写する場合、読
み取りユニット4を1回だけ動作させ、読取り画像デ−
タをメモリMEMに蓄積し、蓄積データを複数回読み出
す使い方がある。メモリMEMを使わない例としては、
1枚の原稿を1枚だけ複写する場合、読取り画像デ−タ
をそのままプリンタ出力用に処理すれば良いので、メモ
リMEMへの書込みを行う必要はない。
【0042】まず、メモリMEMを使わない場合、IP
PからCDICへ転送された画像データは、再度CDI
CからIPPへ戻される。IPPに於いてCCDによる
輝度データを面積階調に変換するための画質処理(図3
の15)を行う。画質処理後の画像データはIPPから
VDCに転送する。面積階調に変化された信号に対し、
ドット配置に関する後処理及びドットを再現するための
パルス制御をVDCで行い、レ−ザプリンタ400の作
像ユニット5に於いて転写紙上に再生画像を形成する。
【0043】メモリMEMに蓄積し、それからの読み出
し時に付加的な処理、例えば画像方向の回転,画像の合
成等を行う場合は、IPPからCDICへ転送されたデ
ータは、CDICからパラレルバスPbを経由して画像
メモリアクセス制御IMAC(以下単にIMACと称
す)に送られる。ここではシステムコントローラ6の制
御に基づき画像データとメモリモジュ−ルMEM(以下
単にMEMと称す)のアクセス制御,外部パソコンPC
(以下単にPCと称す)のプリント用データの展開(文
字コ−ド/キャラクタビット変換),メモリー有効活用
のための画像データの圧縮/伸張を行う。IMACへ送
られたデータは、データ圧縮後MEMへ蓄積し、蓄積デ
ータを必要に応じて読み出す。読み出しデータは伸張
し、本来の画像データに戻しIMACからパラレルバス
Pb経由でCDICへ戻される。
【0044】CDICからIPPへの転送後は、IPP
での画質処理及びVDCでのパルス制御を行い、作像ユ
ニット5に於いて転写紙上に顕像(トナ−像)を形成す
る。
【0045】画像データの流れに於いて、パラレルバス
Pb及びCDICでのバス制御により、デジタル複写機
の複合機能を実現する。複写機能の1つであるFAX送
信機能は、スキャナ200の読取り画像データをIPP
にて画像処理を実施し、CDIC及びパラレルバスPb
を経由してFAX制御ユニットFCU(以下単にFCU
と称す)へ転送する。FCUにて公衆回線通信網PN
(以下単にPNと称す)へのデータ変換を行い、PNへ
FAXデータとして送信する。FAX受信は、PNから
の回線データをFCUにて画像データへ変換し、パラレ
ルバスPb及びCDICを経由してIPPへ転送され
る。この場合特別な画質処理は行わず、VDCにおいて
ドット再配置及びパルス制御を行い、作像ユニット5に
於いて転写紙上に顕像を形成する。
【0046】複数ジョブ、例えばコピー機能,FAX送
受信機能およびプリンタ出力機能、が並行に動作する状
況に於いて、読み取りユニット4、作像ユニット5及び
パラレルバスPb使用権のジョブへの割り振りを、シス
テムコントロ−ラ6びプロセスコントロラ1にて制御す
る。
【0047】プロセスコントローラ1は、画像データの
流れを制御し、システムコントローラはシステム全体を
制御し、各リソースの起動を管理する。このデジタル複
写機能複写機の機能選択は、操作ボ−ドOPBにて選択
入力し、コピー機能,FAX機能等の処理内容を設定す
る。
【0048】図3に、IPPの画像処理機能の概要を示
す。読取り画像デ−タは、SBUからCDICを介して
IPPの入力I/F(インタ−フェイス)11からスキ
ャナ画像処理12へ伝達される。読取りによる画像情報
の劣化の補正を主目的にして、スキャナ画像処理12
は、シェーディング補正,スキャナγ補正およびMTF
補正等を行う。補正処理ではないが、拡大/縮小の変倍
処理も行う。読取り画像データの補正処理終了後、出力
I/F13を介してCDICへ画像データを転送する。
転写紙への出力は、CDICからの画像データを入力I
/F14より受け、画質処理15に於いて面積階調処理
を行う。画質処理後のデータは出力I/F16を介して
VDCへ出力される。面積階調処理は、濃度変換,ディ
ザ処理,誤差拡散処理等が有り、階調情報の面積近似を
主な処理とする。
【0049】一旦スキャナ画像処理12を施した画像デ
ータをメモリMEMに蓄積しておけば、画質処理15で
施す処理を変える事によって種々の再生画像を確認する
ことができる。例えば再生画像の濃度を振ってみたり、
ディザマトリクスの線数を変更してみたりする事で、再
生画像の雰囲気を変更できる。この時処理を変更する度
に画像をスキャナ200で読み込み直す必要はなく、M
EMから格納画像を読み出せば同一データに対し、何度
でも異なる処理を実施できる。
【0050】図4にIPPの内部構成の概略を示す。I
PPは、外部とのデータ入出力に関し、複数個の入出力
ポートを持ち、それぞれ入力、出力を任意に設定でき
る。内部にローカルメモリ群を持ち、使用するメモリ領
域,データパスの経路をメモリ制御部に於いて制御す
る。入力されたデータおよび出力のためのデータはロー
カルメモリ群をバッファーメモリとして割り当て、それ
ぞれに格納し、外部とのI/Fを制御する。ローカルメ
モリに格納された画像データをプロセッサアレー部に於
いて各種処理を行い、出力結果は再度ローカールメモリ
に格納する。プロセッサの処理手順,処理のためのパラ
メータ等はプログラムRAM及びデータRAMとの間で
やり取りを行う。プログラムRAM、データRAMの内
容はシリアルI/Fを通じ、プロセスコントローラから
ダウンロードされる。或いはプロセスコントローラがデ
ータRAMの内容を読みだし、処理の経過を監視する。
処理の内容を変えたり、システムで要求される処理形態
が変更になる場合、プロセッサアレーが参照するプログ
ラムRAM及びデータRAMの内容を更新して対応す
る。
【0051】図5に、CDICの機能構成の概要を示
す。画像データ入出力制御21は、SBUからの読取り
画像データを入力し、IPPに対してデータを出力す
る。画像データ入力制御22には、IPPで、スキャナ
画像処理12でスキャナ画像補正された画像データが入
力される。入力データは、パラレルバスPbでの転送効
率を高めるためにデータ圧縮部23に於いて、データ圧
縮を行う。圧縮した画像デ−タは、パラレルデータI/
F25を介してパラレルバスPbへ送出される。パラレ
ルデータバスPbからパラレルデータI/F25を介し
て入力される画像データは、バス転送のために圧縮され
ており、データ伸張部26で伸張される。伸張された画
像データは、画像データ出力制御27によってIPPへ
転送される。CDICは、パラレルデータとシリアルデ
ータの変換機能を併せ持つ。システムコントローラ6
は、パラレルバスPbにデータを転送し、プロセスコン
トローラ1は、シリアルバスSbにデータを転送する。
2つのコントローラ6,1の通信のために、デ−タ変換
部24およびシリアルデ−タI/F29で、パラレル/
シリアルデータ変換を行う。シリアルデータI/F28
は、IPP用であり、IPPともシリアルデ−タ転送す
る。
【0052】図6に、VDCの機能構成の概要を示す。
VDCは、IPPから入力される画像データに対し作像
ユニット5の特性に応じて、追加の処理を行う。エッジ
平滑処理によるドットの再配置処理,ドット形成のため
の画像信号のパルス制御を行い、画像データは作像ユニ
ット5を対象として出力される。画像データの変換とは
別に、パラレルデータとシリアルデータのフォーマット
変換機能33〜35を併せ持ち、VDC単体でもシステ
ムコントローラ6とプロセスコントローラ1の通信に対
応できる。
【0053】図7に、IMACの機能構成の概略を示
す。パラレルデータI/F41に於いて、パラレルバス
Pbに対する画像データの入,出力を管理し、MEMへ
の画像データの格納/読み出しと、主に外部のPCから
入力されるコードデータの画像データへの展開を制御す
る。PCから入力されたコードデータは、ラインバッフ
ァ42に格納する。すなわち、ローカル領域でのデータ
の格納を行い、ラインバッファ42に格納したコードデ
ータは、システムコントローラI/F44を介して入力
されたシステムコントローラ6からの展開処理命令に基
づき、ビデオ制御43に於いて画像データに展開する。
展開された画像データもしくはパラレルデータI/F4
1を介してパラレルバスPbから入力された画像データ
は、MEMに格納される。この場合、データ変換部45
に於いて格納対象となる画像データを選択し、データ圧
縮部46においてメモリ使用効率を上げるためにデータ
圧縮を行い、メモリアクセス制御部47にてMEMのア
ドレスを管理しながらMEMに画像データを格納する。
MEMに格納された画像データの読み出しは、メモリア
クセス制御部47にて読み出し先アドレスを制御し、読
み出された画像データをデータ伸張部48にて伸張す
る。伸張された画像データをパラレルバスPbへ転送す
る場合、パラレルデータI/F41を介してデータ転送
を行う。
【0054】図8にFCUの機能構成の概要を示す。F
AX送受信部FCUは、画像データを通信形式に変換し
て外部回線PNに送信し、又、外部回線PNからのデー
タを画像データに戻して外部I/F部51及びパラレル
バスPbを介して作像ユニット5において記録出力す
る。FAX送受信部FCUは、FAX画像処理52,画
像メモり53,メモり制御部55,ファクシミリ制御部
54,画像圧縮伸張56,モデム57及び網制御装置5
8からなる。この内、FAX画像処理52に関し、受信
画像に対する二値スムージング処理は、VDCのエッジ
平滑処理31において行う。又画像メモり53に関して
も、出力バッファ機能に関してはIMAC及びMEMで
その機能の一部をおぎなう。
【0055】この様に構成されたFAX送受信部FCU
では、画像情報の伝送を開始するとき、ファクシミリ制
御部54がメモリ制御部55に指令し、画像メモリ53
から蓄積している画像情報を順次読み出させる。読み出
された画像情報は、FAX画像処理52によって元の信
号に復元されるとともに、密度変換処理及び変倍処理が
なされ、ファクシミリ制御部54に加えられる。ファク
シミリ制御部54に加えられた画像信号は、画像圧縮伸
張部56によって符号圧縮され、モデム57によって変
調された後、網制御装置58を介して宛先へと送出され
る。そして、送信が完了した画像情報は、画像メモリ5
3から削除される。
【0056】受信時には、受信画像は一旦画像メモリ5
3に蓄積され、その時に受信画像を記録出力可能であれ
ば、1枚分の画像の受信を完了した時点で記録出力され
る。又、複写動作時に発呼されて受信を開始したとき
は、画像メモリ53の使用率が所定値、例えば80%に
達するまでは画像メモリ53に蓄積し、画像メモリ53
の使用率が80%に達した場合には、その時に実行して
いる書き込み動作を強制的に中断し、受信画像を画像メ
モリ53から読み出し記録出力させる。このとき画像メ
モリ53から読み出した受信画像は画像メモリ53から
削除し、画像メモリ53の使用率が所定値、例えば10
%まで低下した時点で中断していた書き込み動作を再開
させ、その書き込み動作を全て終了した時点で、残りの
受信画像を記録出力させている。又、書き込み動作を中
断した後に、再開できるように中断時に於ける書き込み
動作のための各種パラメータを内部的に退避させ、再開
時に、パラメータを内部的に復帰させる。
【0057】以上の例において、画像バス管理手段であ
るCDICとメモリ管理手段であるIMACは、1組の
画像バスであるパラレルバスPbで接続されている。各
独立した、画像読みとり手段であるSBU、書き込み手
段であるVDCおよび画像信号処理手段であるIPPは
直接画像バスPbに接続せずに画像バス管理手段CDI
Cに接続するため、事実上、画像バスPbの使用管理
は、画像バス管理手段CDICとメモリ管理手段IMA
Cによってのみ行われる。よってバスPbの調停や転送
の制御が容易であり、かつ効率的である。
【0058】図9に、MEMに画像を蓄積する処理なら
びにMEMから画像を読出す処理のフローを示す。(a)
は画像スキャナ200が発生する画像データをMEMに
書き込むまでの画像データの処理あるいは転送過程Ip
1〜Ip13を示し、(b)はMEMから画像データを読
み出して、プリンタ400に出力するまでの画像データ
の処理あるいは転送過程Op1〜Op13を示す。CD
ICの制御により、このようなバス及びユニット間のデ
ータフローが制御される。読み取り画像データに関して
はIPPでのスキャナ画像処理Ip1〜Ip13(図3
の12)を、プリンタ400へ出力のための画像データ
に関してはIPPでの画質処理Op1〜Op13(図3
の15)を独立に実施する。
【0059】本実施例では、図9にブロック区分で示す
「裏写り補正処理」Op10を、MEMから画像データ
を読み出してプリンタ400に出力する過程Op1〜O
p13で行う。
【0060】図10に、「裏写り補正処理」Op10の
機能構成を示す。平坦検出60の濃度差検出マトリクス
61には、現在供給されている画像データDinが宛てら
れる注目画素(濃度値e)を中心とする3×3画素マト
リクスの各画素の画像データが書込まれ、これらの画像
データが表す濃度値を図11の(a)に示すように、a
〜iとすると、平坦検出60は、該画素マトリクス61
内の、図11の(b)に示す濃度差A(A1〜A8)を
算出して、これらのいずれもが、設定低濃度値である平
坦検出閾値B未満であるかを、コンパレータ62(比
較)にてチェックし、濃度差A(A1〜A8のすべて)
が閾値B未満であると、平坦検出信号Cを、平坦である
ことを示す高レベル1とし、A1〜A8のいずれかが閾
値B以上であると、非平坦を示す低レベル0にクリアす
る。この平坦検出信号Cは、論理積演算69の1入力と
する。画像データに、図15の(a)に示すように、網
点を表すものがあるとき、濃度差Aと閾値Bが図15の
(b)に示す、相対関係になる。
【0061】濃度検出63は、注目画素の濃度値e=D
が低濃度検出用の閾値E未満であるかをコンパレータ6
4でチェックして、閾値E未満であると、低濃度検出信
号Fを、低濃度であることを示す高レベル1とし、閾値
E以上であるときには非低濃度であることを示す低レベ
ル0にクリアする。この低濃度検出信号Fも、論理積演
算69の1入力とする。画像データが図15の(a)に
示すものであるときの、画像データが表す濃度レベルと
閾値Eのれべるを、図16の(c)に示す。
【0062】網点検出65は、注目画素およびその前後
7画素、合わせて8画素の画像データの平均値を、平均
化演算66にて算出する。これは、該8画素の画像デー
タの夫々に、図12の(a)に示す同一の係数1を乗算
して積を1/8にする(下位3ビットを捨てる)ことに
より導出する。これは重み付けが均等な、1次元の平滑
化フィルタ処理に相当する。画像データが図15の
(a)に示すものであるときの、画像データが表す濃度
レベルの平均値を図16の(a)に示す。
【0063】網点検出65は、コンパレータ68で、注
目画素の画像データが表す濃度値から平均値を減算した
差値Gを網点検出の閾値Hと比較して、差値Gが閾値H
未満であると、非網点検出信号Iを非網点であることを
あらわす高レベル1とし、差値Gが閾値H以上である
と、非網点検出信号Iを網点であることをあらわす低レ
ベル0にクリアする。この非網点検出信号Iも、論理積
演算69の1入力とする。画像データが図15の(a)
に示すものであって、画像データが表す濃度レベルの平
均値が図16の(a)に示すものとなるときの、画像デ
ータが表す濃度値から平均値を減算した差値Gと、閾値
Hを、図16の(b)に示す。
【0064】論理積演算69の出力Jは、平坦検出信号
C,低濃度検出信号Fおよび非網点検出信号Iの三者と
もに1のときに高レベル1となる。すなわち、画像濃度
分布が平坦で、注目画素の画像濃度が低く、しかも網点
部でない、裏写りと見なせるときに、論理積演算69の
出力Jが、裏写りをあらわす高レベル1となる。
【0065】注目画素の画像データは濃度変換70に与
えられ、論理積演算69の出力Jが裏写りをあらわす高
レベル1のときに濃度変換70は、注目画素の画像デー
タを、地肌レベル相当の設定低レベルKに変更して出力
(L)する。論理積演算69の出力Jが低レベル0(非
裏写り)であるときには、濃度変換70は、注目画素の
画像データをそのまま出力(L)する。
【0066】画像データが図15の(a)に示すもので
あるとき、平坦検出60の検出出力Cと濃度検出63の
検出出力Fとの論理積を濃度変換70に与えて、そのレ
ベルに応じて原画像データDinと地肌レベル設定値Kを
選択する場合には、濃度変換70の出力Lが図15の
(c)に示すように、低濃度網点を消去してしまうもの
となってしまう。しかし、本実施例では、網点検出65
の非網点検出信号Iを論理積出力Jの一入力とするの
で、画像データが図15の(a)に示すものであると
き、濃度変換70の出力Lは図16の(c)に示すよう
に、低濃度網点をそのまま残すものとなり、裏写り補正
処理の信頼性が高い。
【0067】濃度変換70が出力する画像データLは、
平滑化71と出力セレクタ72に与えられる。平滑化7
1は、図12の(b)に示すフィルタ係数を用いて、画
像データLに平滑化フィルタ処理を施す。図12の
(b)に示すフィルタ係数の画素マトリクス分布は、注
目画素に対して高い重みを与え、それに辺が接する最近
接画素に次に高い重みを与え、コーナが接する近接画素
には低い重みを与えるものである。したがって、平滑化
71は、注目画素を中心とする小領域の画像データの重
み付け平均値の算出であり、注目画素濃度レベル(M)
に周辺画素の濃度レベルが反映される。
【0068】網点検出65の出力Iは、平滑化選択73
にも与えられる。平滑化選択73には、操作部OPBで
設定された自動指定か選択指定かをあらわす自動/選択
信号、ならびに、文字指定か網点指定かをあらわす文字
/網点信号も与えられる。1ビットの自動/選択信号の
高レベル1は「自動」が指定されていることを表し、低
レベル0は「選択」が指定されていることを表す。1ビ
ットの文字/網点信号の高レベル1は「文字」が指定さ
れていることを表し、低レベル0は「網点」が指定され
ていることを表す。これら自動/選択信号および文字/
網点信号の設定に関しては、図13を参照して後述す
る。
【0069】自動/選択信号が、「自動」を指定する高
レベル1のときには、アンドゲート74がゲートオン
で、アンドゲート75がゲートオフで、網点検出65の
非網点検出信号Iが、オアゲート76を通してセレクタ
72に与えられ、セレクタ72が、非網点検出信号Iが
非網点を示す高レベル1のときには平滑化した画像デー
タMを、裏写り補正処理Op10の出力Oとするが、非
網点検出信号Iが網点を示す低レベル0のときには平滑
化しない画像データL=Nを、裏写り補正処理Op10
の出力Oとする。
【0070】自動/選択信号が、「選択」を指定する低
レベル0のときには、アンドゲート74がゲートオフ
で、アンドゲート75がゲートオンで、文字/網点信号
が、アンドゲート75およびオアゲート76を通してセ
レクタ72に与えられ、セレクタ72が、文字/網点信
号が「文字」を示す高レベル1のときには平滑化した画
像データMを、裏写り補正処理Op10の出力Oとする
が、文字/網点信号が「網点」を示す低レベル0のとき
には平滑化しない画像データL=Nを、裏写り補正処理
Op10の出力Oとする。
【0071】以上の処理により、網点検出65で網点を
検出しないときに、平坦検出60と濃度検出63の検出
結果によって、濃度変換がおこなわれ、裏写りが除去さ
れる。
【0072】濃度変換70の出力Lに対し、平滑化71
をおこなうことにより、濃度変換後の濃度不連続部が平
均化されて目立たなくなり、画質が向上する。しかし、
低濃度網点部に平滑化処理をおこなうと、データがなま
って、濃度低下を招き、最悪消えてしまう可能性もあ
る。よって、セレクタ72により、出力Oを平滑化後デ
ータMにするか、平滑化しないデータL=Nにするか
を、平滑化選択73で切り替えるようにした。平滑化選
択73は、網点部では平滑化しないデータを選択して、
不要な濃度低下を避ける。「自動」が指定されていると
き平滑化選択73は、網点検出65の検出結果Iでセレ
クタを自動的に切り替える。1画像中に平滑処理したく
ない部分である低濃度網点と、それ以外の部分が混在し
ていても対応可能である。オペレータは、平滑化をした
くないときには「選択」を指定しかつ、「網点」を指定
すれば良い。この場合には、平滑化選択73が、セレク
タ72を、出力O=平滑化なしの画像データL=N、に
設定する。オペレータは、平滑化をしたいときには「選
択」を指定しかつ、「文字」を指定すれば良い。この場
合には、平滑化選択73が、セレクタ72を、出力O=
平滑化した画像データM、に設定する。
【0073】操作部OPBには、図13に示す様に、液
晶タッチパネル79,テンキー80a,クリア/ストッ
プキー60b,スタートキー60c,モードクリアキー
60e,テスト印刷キー80f、および、「複写」機
能,「スキャナ」機能,「プリント」機能,「ファクシ
ミリ」機能,「蓄積」機能,「編集」機能,「登録」機
能およびその他の機能の選択用および実行中を表わす機
能選択キー80gがある。液晶タッチパネル79には、
機能選択キー80gで指定された機能に定まった入出力
画面が表示され、例えば「複写」機能が指定されている
ときには、機能キー79aならびに部数及び画像形成装
置の状態を示すメッセージが表示される。テスト印刷キ
ー80fは、設定されている印刷部数に関わらずに1部
だけを印刷し、印刷結果を確認するためのキーである。
【0074】「文字」指定キー80hは、画像が文章や
線画などの2値画像とオペレータが認めるときに選択操
作され、「網点」指定キー80iは、網点もしくは写真
または絵画などの中間調あるいはグレイ表現のものと認
めるときに選択操作される。「文字」指定があるときに
はこれらの指定を表すデータ(1ビット信号)が高レベ
ル「1」に、「網点」指定があるときには低レベル
「0」になっている。「文字」指定があるときにはIP
Pが、画像データに、文字や線を鮮明に表す処理を施
し、「網点」指定があるときには、写真などの階調画像
を滑らかに表す処理を施す。
【0075】また、初期設定キ−80dが操作される
と、各種初期値を設定するための「初期値設定」機能な
らびに「ID設定」機能,「著作権登録/設定」機能お
よび「使用実績の出力」機能、の選択メニューが表示さ
れる。「初期値設定」の中に、裏写り補正のための濃度
変換を経た画像データLに、平滑化71を加えるか否
を、網点検出手段65の検出結果に従って自動で選択す
るか、オペレータの「文字」指定キー80h又は「網
点」指定キー80iによる指定すなわちオペレータの選
択に従って選択するかを設定する「自動/選択」の設定
があり、この設定を表すデータ(1ビット信号)が、
「自動」が設定されているときには高レベル「1」に、
「選択」が設定されているときには低レベル「0」にな
っている。
【0076】図14に、IPPに採用されている画像処
理要のSIMD型プロセッサの概略構成を示す。SIMDは複数
のデータに対し、単一の命令を並列に実行させるもの
で、複数(図示例では1バイト並列処理用に8個)のP
E(プロセッサーエレメント)PE1〜PE8より構成
される。それぞれのPEは、データを格納するレジスタ
(Reg)、他のPEのレジスタをアクセスするための
マルチプレクサ(MUX)、バレルシフタ(Shift Expa
nd)、論理演算器(ALU)、論理結果を格納するアキ
ュムレータ(A)およびアキュムレータの内容を一時的
に対比させるテンポラリーレジスタ(F)から構成され
る。各レジスタは、アドレス及びデータバスに接続され
ており、処理を規定する命令コードあるいは処理の対象
となるデータを格納する。
【0077】レジスタの処理の対象となるデータはAL
Uに入力され、演算処理結果はAに格納される。結果を
PE外部に取り出すために、Fにいったん退避させる。
Fの内容を取り出す事で、対象データに対する処理結果
が得られる。命令コードは各PEに同一内容で与え、処
理の対象データをPE毎に異なる状態で与え、隣接PE
のReg内容をMUXにて参照する事で、演算結果は並
列処理され、各Aに出力される。例えば、画像データ1
ラインの内容を各画素後とにPEに配置し、同一の命令
コードで演算処理させれば、1画素づつ逐次処理するよ
りも短時間で1バイト分の処理結果が得られる。IPP
における画像データ処理は、これらのPEで実施され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のデジタルカラー複写機の
機構概要を示す縦断面図である。
【図2】 図1に示す複写機の電気制御システムの構成
の概要を示すブロック図である。
【図3】 図2に示す画像信号処理装置IPPの機能構
成を示すブロック図である。
【図4】 図2に示す画像信号処理装置IPPのハード
ウエアの概要を示すブロック図である。
【図5】 図2に示す圧縮/伸張及びデ−タインタ−フ
ェ−ス制御部CDICの機能構成を示すブロック図であ
る。
【図6】 図2に示すビデオ・デ−タ制御VDCの機能
構成を示すブロック図である。
【図7】 図2に示す画像メモリアクセス制御IMAC
の機能構成を示すブロック図である。
【図8】 図2に示すFAX送受信部FCUの機能構成
を示すブロック図である。
【図9】 (a)は、図2に示すスキャナ200で読み
取った画像データを画像メモリMEMに書込むまでの画
像データの流れと処理を示すフローチャート、(b)
は、画像メモリMEMから画像データを読み出してプリ
ンタ400に出力するまでの画像データの流れと処理を
示すフローチャートである。
【図10】 図9の(b)に示す「裏写り補正処理」O
p10の処理機能を示すブロック図である。
【図11】 (a)は図10に示す濃度差算出マトリク
ス61の各画素の濃度a〜fの分布を示す平面図、
(b)は濃度差算出の内容を示す平面図、(c)は平坦
と検出する条件を示す平面図である。
【図12】 (a)は図10に示す平均化演算66で用
いる一次元平均化のための係数分布を示す平面図、
(b)は図10に示す平滑化71で用いる平滑化演算の
係数分布を示す平面図である。
【図13】 図1に示す複写機の操作部OPBの平面図
である。
【図14】 図4に示すプロセッサアレーPAUの一部
の構成を示すブロック図である。
【図15】 (a)は図10に示す裏写り補正処理Op
10の入力画像データの濃度レベルの一例を示すグラフ
であり、(b)は図10に示す濃度差算出マトリクス6
1にて算出した濃度差Aを示すグラフ、(c)は比較例
としての、網点検出による画像データ変更禁止を行わな
い場合の、裏写り補正処理結果を示すグラフである。
【図16】 (a)は、図15の(a)に示す画像デー
タが入力された時の、図10に示す平均化処理66の処
理結果の画像濃度平均値を示すグラフ、(b)は画像濃
度平均値に対する画像データの差Gを示すグラフ、
(c)は、図10に示す濃度変換70の出力を示すグラ
フである。
【図17】 原稿画像をスキャナで読取ったときの画像
データの裏写り成分を模式的に示すグラフであり、
(a)は表面および裏面の読取り画像データが表す濃度
を示し、(b)は表面のものだけを示す。
【符号の説明】
200:原稿読取りスキャナ 400:フルカラープリ
ンタ IPP:画像信号処理装置 CDIC:圧縮/伸張及びデ−タインタ−フェ−ス制御
部 VDC:ビデオ・デ−タ制御 IMAC:画像メモリア
クセス制御 FCU:FAX送受信部 SBU:センサ−・ボ−
ド・ユニット PN:公衆回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福 田 拓 章 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2C262 AA24 AA26 AB13 AC04 BB01 BB15 BC07 BC09 EA04 EA06 EA08 5B057 AA11 BA02 BA13 CA01 CA07 CA08 CA12 CA16 CB01 CB07 CB08 CB12 CB16 CC01 CE05 CE11 5C077 LL02 LL04 LL09 LL19 MP02 MP05 MP06 PP02 PP15 PP27 PP43 PP45 PP47 PP68 PQ08 SS01 TT03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データに基づいて2次元小領域内の画
    像濃度の高低差を検出する手段と、 画像データに基づいて網点部かを検出する手段と、 高低差が一定値以下かつ網点部でない領域に属ししかも
    濃度が一定値以下の画像データを、低濃度設定値を表す
    ものに変更する濃度変換手段と、 を備える画像データ補正装置。
  2. 【請求項2】更に、変更後の画像データを平滑化処理す
    る手段を含む、請求項1記載の画像データ補正装置。
  3. 【請求項3】更に、変更後の画像データをそのまま出力
    するかあるいは平滑化処理して出力するか選択する手
    段、を更に含む請求項2記載の画像データ補正装置。
  4. 【請求項4】前記選択手段は、網点部でないと平滑化処
    理して出力するを、網点部であるとそのまま出力する、
    を選択する請求項3記載の画像データ補正装置。
  5. 【請求項5】請求項1,請求項2,請求項3又は請求項
    4記載の画像データ補正装置;および、原稿面を読み取
    り、ディジタル変換された画像データに変換し前記画像
    データ補正装置に与える手段;を備える画像読取り装
    置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の画像読取り装置;およ
    び、前記画像データ補正装置が出力する画像データが表
    す画像を用紙上に形成するプリンタ;を備える画像形成
    装置。
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