JP2002077386A - 音声帯域内信号装置 - Google Patents

音声帯域内信号装置

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JP2002077386A
JP2002077386A JP2000265755A JP2000265755A JP2002077386A JP 2002077386 A JP2002077386 A JP 2002077386A JP 2000265755 A JP2000265755 A JP 2000265755A JP 2000265755 A JP2000265755 A JP 2000265755A JP 2002077386 A JP2002077386 A JP 2002077386A
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signal
band
ringer
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band ringer
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JP2000265755A
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Noriaki Nakanishi
紀彰 中西
Junya Kato
淳也 加藤
Kunio Okuda
邦雄 奥田
Atsushi Fujisawa
敦 藤沢
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Toyo Communication Equipment Co Ltd
Original Assignee
Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 専用回線に過大な信号レベル送出を防止する
ことができ、且つ、受話器外れを警告可能な音声帯域内
信号装置を提供する。 【解決手段】 交換機側インバンドリンガ3は、加入者
回線9に対し直流ループの開閉を行なうフックSW37
と、通話路を開閉する通話路SW22と、通話路を監視
して話中音を検出するSIG DET29とを備え、端
末側インバンドリンガ2は、専用回線12を介して到来
する交換機側インバンドリンガ3からのインバンドリン
ガ信号を検出するIBR DET34と、IBR DE
T34からの出力に基づいて話中音を発生するBT O
SC38と、IBR DET34からの出力に基づいて
警報を表示する警報表示部39とを備えて構成したの
で、専用回線に規定の制限レベルを越える信号を送出す
ることが無くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声帯域内信号装
置に関し、特に、専用回線を介して対向配置された音声
帯域内通信装置を、公衆回線網の加入者回線交換機に接
続した際の過大警告音(ハウラ音)に対応可能な音声帯
域内信号装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なアナログ公衆電話回線では、電
話機やファクシミリ等の一般加入者端末装置から交換局
までの間を2本の信号線によって直接接続し、例えば、
16Hzの呼び出し信号や、直流回路の開閉によるダイ
ヤルパルスや、送受話機のオンフックまたはオフフック
を伝える直流電流等を伝送することが可能である。
【0003】一方、専用回線では通信に用いられる帯域
が300Hz〜3.4kHzの音声帯域に、且つ、信号
レベルが0dBm未満に制限されている場合が多く、そ
のままでは上述したダイヤルパルス信号や直流信号等を
伝送することが不可能である。そこで、専用回線を用い
る場合、ダイヤルパルス信号やオンフック信号或いはオ
フフック信号等を音声帯域内信号に変換して送出し、受
信側においては、変換された音声帯域内信号を元のダイ
ヤルパルス信号やオンフック信号またはオフフック信号
等に逆変換することが必要となる。
【0004】このような機能を有する装置を「音声帯域
内信号装置(以下、インバンドリンガという)」と称
し、専用通信回線の両端に対向して設置することによ
り、前述した相互変換を行っている。
【0005】このインバンドリンガは、通話帯域内に所
定の制御信号を重畳する機能を備えているので、上述し
た16Hzの呼び出し信号や、直流回路の開閉によるダ
イヤルパルス信号や、送受信機のオンフックまたはオフ
フックを伝えるフック信号等の各種音声帯域外の信号
を、一旦300Hz〜3.4kHzの音声帯域内信号に
置換し、専用通信回線を通して対向側インバンドリンガ
へ伝送する。これを受信した対向側インバンドリンガは
元の各種信号を再生したり、または、それらを受信した
場合と同様に機能するように構成されている。上述の音
声帯域内信号として、例えば、2kHz、2.3kH
z、2.6kHz、又は、3kHzといった周波数のう
ち任意の2周波を選択し、ここではこの2周波をインバ
ンドリンガ信号と称する。即ち、2周波の組み合わせに
より4通りの状態について意味付けすると共に、周波数
の断続によりダイヤルパルスの伝達等を行なうのであ
る。
【0006】図5は、直流信号を伝達し得ない専用回線
(音声帯域品目)の両端にインバンドリンガを設けて内
線延長化を実現するための一般的な通信経路の構成例を
示す図である。
【0007】電話機若しくはファクシミリ等の端末装置
1から出力される信号は、端末側インバンドリンガ(I
BR−SE)2、交換機側インバンドリンガ(IBR−
ME)3を介して加入者回線交換機4(以下、交換機と
いう)に伝送され、更に、交換機側インバンドリンガ
(IBR−ME)5、端末側インバンドリンガ(IBR
−SE)6を介して端末装置7に伝送される。ここで前
記各ブロック間をつなぐ線路のうち8乃至11は音声帯
域外の信号も伝送可能な加入者回線による線路であり、
一方、前記インバンドリンガ2、3間及び5、6間は帯
域制限された専用回線12及び13による線路で接続さ
れており、音声帯域外の信号であるリンガ信号やフッキ
ングの情報等は、前記専用回線12或いは専用回線13
を通過する際に、インバンドリンガ2、3或いは5,6
によって異なる2周波の組み合わせからなるインバンド
信号に変換されて伝送される。
【0008】次に、図6は、上述のように用いられるイ
ンバンドリンガの内部構成例を示す図であり、図5に示
した端末側インバンドリンガ2と交換機側インバンドリ
ンガ3について詳細に説明する。
【0009】まず、端末側インバンドリンガ2におい
て、ハイブリッド回路(HYB)21は端末装置1の送
信信号と受信信号とを方向性に基づいて分岐するもので
あり、これは受信信号が送信信号に回り込むことを防止
するよう構成されている。このHYB21から専用回線
12(S LINE)までの送信系経路には、送信経路
をON(接続)/OFF(断絶)する通話路スイッチ
(SW)22と、前記通話路SW22の出力および、後
述するインバンドリンガ信号発生器(IBRDET)3
0の出力を増幅する増幅器(AMP)23とを備えられ
ている。そして、AMP23の出力はトランス(T)2
4を介して専用回線12(S LINE)に接続されて
いる。
【0010】一方、専用回線12(R LINE)から
HYB21までの受信系経路には、専用回線12(R
LINE)に接続されたトランス(T)25と、トラン
ス25の出力信号に対して歪み等の補償を行なう等化器
(EQL)26と、このEQL26の出力と後述する帯
域除去フィルタ(BEF)31の出力とを選択切り替え
を行なう切替スイッチ(SW)27と、切替スイッチ2
7の出力信号を増幅し、HYB21に出力する増幅器
(AMP)28とを備えている。
【0011】また、シグナリング情報の送信系として、
加入者回線8介して端末装置1から到来するオンフック
或いはオフフック(直流ループ)状態の検出、ダイヤル
パルス信号の検出等のシグナリング信号を検出するシグ
ナリング検出器(SIG DET)29と、このSIG
DET29の出力に基いて、AMP23にインバンド
リンガ信号を供給するインバンドリンガ信号発生器(I
BR OSC)30を備える。
【0012】また、シグナリング信号の受信系として、
前記EQL26の出力信号からインバンド信号を除去す
る帯域消去フィルタ(BEF)31と、その逆にEQL
26の出力信号からインバンドリンガ信号だけを透過さ
せる帯域通過フィルタ(BPF)32と、前記BEF3
4と前記BPF35とから出力される信号レベルを比較
することにより、インバンドリンガ信号が送られてきて
いるのか否かを判定する比較器(COMP)33と、イ
ンバンドリンガ信号が送られてきているときにCOMP
33からのインバンドリンガ信号に基づいて、後述する
呼出音発生器(RBT OSC)35と呼出信号発生器
(IR OSC)36を動作させるインバンドリンガ信
号検出器(IBR DET)34とを備えている。前記
呼出音発生器(RBT OSC)35は、IR OSC
36が端末装置1に呼出信号を送出して呼び出している
ときに、対向側へ呼出音を送出して呼出中であることを
返すためのものである。なお、加入者回線8とHYB2
1間に示したフックスイッチ(フックSW)37は、端
末側インバンドリンガ2においては、フックスイッチと
しては動作せず、常に閉じられた状態にある。
【0013】一方、交換機側インバンドリンガ3は、上
述した端末側インバンドリンガ2とほぼ同様の構成では
あるが、フックSW37がIBR DET34からの制
御に基いて動作可能となっており、RBT OSC3
5、IR OSC36が削除されている。なお、実際の
インバンドリンガにおいては、端末側、交換機側を共通
に構成しておき、設定により端末側インバンドリンガ2
として機能させるか、或いは交換機側インバンドリンガ
3として機能させるかを使い分けできるようになってい
る。
【0014】また、交換機側インバンドリンガ3におい
て、IBR DET34は、COMP33を介してイン
バンドリンガ信号を検出することにより、端末装置1の
フック状態、或いは、ダイヤルパルス信号を再生すべ
く、フックSW37を制御するのである。
【0015】この例に示したインバンドリンガの動作例
について、図7を用いて説明する。図7は、従来におけ
るインバンドリンガ間の発信シーケンス例を示す図であ
る。また、図中の乃至の信号波形は、図6に示した
乃至の箇所に対応している。は、交換機4に接続
する加入者回線(2線)9の信号タイミング波形を示
し、2W−S及び2W−Rとは、前記加入者回線9にお
ける上り下りの方向分離した場合の帯域内信号を示して
いる。及びは、専用回線12上の交換機側インバン
ドリンガ3から端末側インバンドリンガ2へのインバン
ド信号タイミング波形を示し、交換機側インバンドリン
ガ3の送信と、端末側インバンドリンガ2の受信を、そ
れぞれに示している。及びは、専用線12上の端末
側インバンドリンガ2から交換機側インバンドリンガ3
へのインバンド信号タイミング波形を示し、交換機側イ
ンバンドリンガ3の受信と、端末側インバンドリンガ2
の送信を、それぞれに示している。は、端末装置1に
接続する加入者回線(2線)8の信号タイミング波形を
示し、2W−S及び2W−Rとは、前記加入者回線8に
おける上り下りの方向分離した場合の帯域内信号を示し
ている。
【0016】例えば、端末装置1からも、交換機4から
も回線接続要求の無い無通話時(空)においては、端末
側インバンドリンガ2では、SIG DET29が加入
者回線8の直流ループ形成等がなされていない旨を検出
し、SIG DET29がIBR OSC30を制御す
ることで、IBR OSC30からの2周波のインバン
ド信号(ここでは、2周波それぞれのインバンド信号を
CFS、SFSとして示す)を、AMP23及びT24
を介して専用回線12のS LINEに送出する。他
方、交換機側インバンドリンガ3においても、SIG
DET29が加入者回線9から呼出信号(IR)等の送
出がなされていない旨を検出し、これに基づいてSIG
DET29がIBR OSC30を制御することで、
IBR OSC30からの2周波のインバンド信号(C
FSとSFS)が、AMP23及びT24を介して専用
回線12のS LINEに送出される。
【0017】このような状態において、端末装置1がオ
フフックされると(発呼)、まず、端末側インバンドリ
ンガ2において、SIG DET29が、加入者回線8
に直流ループ(LOOP)形成されたことを検出し、こ
れに応じてIBR OSC30を制御し、インバンドリ
ンガ信号を停止させる。このとき、IBR OSC30
は、2周波からなるインバンド信号のCFSとSFSと
に0.5秒の時間差を設けてインバンド信号の送出を止
めている〈S LINE〉。これは、回線断と、意図
的に止めたこととを相手側インバンドリンガが区別でき
るようにするためである。
【0018】これを受ける交換機側インバンドリンガ3
は、IBR DET34にてインバンドリンガ信号の停
止(オフフック)を検出し、IBR DET34は、こ
れに応じてフックSW37を閉じるよう制御して、加入
者回線9に直流ループを形成(オフフック)する。
【0019】このようにして加入者回線8及び9にルー
プが形成され、発呼のモーションがかかると、交換機4
から発信音(DT)が送出される。この発信音は、交換
機側インバンドリンガ3のHYB21、SW22、AM
P23、T24を通じて専用回線12に送出され、端末
側インバンドリンガ2のT25、EQL26、BEF3
1、SW27、AMP28、HYB21を通じて加入者
回線8に送出されることにより、端末装置1の受話器に
届く。
【0020】次に、端末装置1から選択信号(ダイヤル
パルス)が送出されると、これを端末側インバンドリン
ガ2のSIG DET29が検出して、ダイヤルパルス
に対応するようIBR OSC30を制御する。これに
より、IBR OSC30からのインバンドリンガ信号
が断続的に専用回線12に送出される。そして、これを
受ける交換機側インバンドリンガ3のIBR DET3
4により断続的なインバンドリンガ信号が検出され、フ
ックSW37にてダイヤルパルス信号が加入者回線9に
対して再生される。
【0021】こうして交換機4にダイヤルパルスが送ら
れると、交換機4は電話網にて回線設定を行ない、ダイ
ヤルした通信相手先の端末装置を呼び出すことになる。
このとき、交換機4からは呼出音(RBT)が返送さ
れ、この呼出音は、上述した発信音(DT)と同様のル
ートにて端末装置1の受話器に届く。
【0022】次に、通信相手先の端末装置が呼び出しに
応答(オフフック)すると、まず、交換機4は加入者回
線9の極性を反転(REV)する。そして、交換機側イ
ンバンドリンガ3のSIG DET29がこの極性反転
を検出し、SIG DET29は、極性反転に基づいて
IBR OSC30を制御し、これにより、IBROS
C30から専用回線12へのインバンドリンガ信号の送
出が停止する。
【0023】一方、交換機側インバンドリンガ3からの
インバンドリンガ信号の停止を、端末側インバンドリン
ガ2のCOMP33が判定し、COMP33は、SW2
7をEQL26の出力を選択するよう切替制御する。ま
た、端末側インバンドリンガ2は、図示しない直流供給
手段により加入者回線8の極性を反転する。こうして通
話路が形成され通話状態となり、音声などの伝送が行な
われる。
【0024】次に、通話が終わり、通信相手先端末装置
が先にオンフック(終話)したとすると、交換機4は加
入者線回線9を再度極性反転して、元の極性(NOR
M)に戻す。交換機側インバンドリンガ3のSIG D
ET29は、元の極性に戻ったことを検出すると、IB
R OSC30を制御し、これによりIBR OSC3
0からのインバンドリンガ信号が専用回線12に送出さ
れる。なお、このときIBR OSC30からは、SF
Sの1波のみを送出する。
【0025】一方、端末側インバンドリンガ2は、専用
回線12を介してSFSのみのインバンドリンガ信号が
到来したことを検出し、これにより加入者回線8を再度
極性反転して、元の極性(NORM)に戻す。そして、
交換機4から話中音(BT)が送出され、この話中音
は、上述した発信音(DT)と同様のルートにて端末装
置1の受話器に届く。
【0026】次に、端末装置1がオンフックすると、加
入者回線8のループが開放(OPEN)され、端末側イ
ンバンドリンガ2のSIG DET29がこれを検出
し、SIG DET29がIBR OSC30を制御を
することによって、IBR OSC30からのインバン
ドリンガ信号(CFS及びSFS)の送出がなされ、他
方の交換機側インバンドリンガ3は、端末側インバンド
リンガ2からのインバンドリンガ信号を検出し、加入者
回線9のループを開放すると共に、端末側インバンドリ
ンガ2に対してもう一方のインバンドリンガ信号のCF
Sの送出を開始する。これにより、無通話時(空)の状
態に戻る。
【0027】ここで、上述の終話シーケンスにおいて、
端末装置1が、送受話器の戻しが確実でなかった等の事
由により、オンフックされなかった場合について説明す
る。この場合に交換機4からの一般的な切断時の信号シ
ーケンス例を図8に示す。
【0028】この図に示す切断時の信号シーケンスは、
交換機4が、通信相手先端末装置のオンフック(切断信
号)を受けたときから3秒程度経過後に話中音(BT)
の送出を開始し、およそ30秒間継続する。話中音停止
の後に300秒間程度の無音状態となるが、このとき、
交換機4は、電力給電を間欠的に行なうことでオンフッ
クを監視する動作を行ない、この動作をハイアンドドラ
イ(H&D)と呼ぶ。
【0029】オンフックがなされなければ次に、交換機
4は、オンフックを促すためにハウラ音(HOW)の送
出を開始する。このハウラ音は、およそ20秒間程度継
続するのもであり、送出開始のから徐々に信号レベルが
増大し、最大36dBmの信号レベルとなる。ハウラ音
送出後もなおオンフックがなされなければ、オンフック
されるまでハイアンドドライ(H&D)が継続される。
【0030】このように、通話切断時の終話シーケンス
がなされるわけであるが、インバンドリンガ2−3間の
専用回線12は、信号レベルが0dBmより大きなもの
を通すことはできないという制限がある。
【0031】そこで、従来のインバンドリンガにあって
は、交換機側インバンドリンガ3において、切断時シー
ケンスにおける交換機4からの話中音(BT)をSIG
DET29により監視しておき、この話中音の停止を
もってフックSW37を制御して加入者回線9の直流ル
ープを開放するようにしていた。つまり、端末装置1が
オンフックしていない状態であっても、交換機側インバ
ンドリンガ3は、自動的に交換機4に対してオンフック
すると共に、インバンドリンガ信号を端末側インバンド
リンガ2に送出し、これを受けた端末側インバンドリン
ガ2が、前記インバンドリンガ信号に基づいて、図示を
省略した警報表示部により「受話器外れ」の警報表示を
行なうようにすることで、専用回線12に過大な信号レ
ベルのハウラ音を送出することを防止していた。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の音声帯域内信号装置(インバンドリンガ)にお
いては、以下に示すような問題点があった。つまり、端
末装置1がオンフックしていないにもかかわらず、交換
機側インバンドリンガ3が自動的に交換機4に対してオ
ンフックしていたために、交換機4は、端末装置1に対
する新たな呼が生ずれば加入者回線9に呼出信号を送出
するが、端末装置1はオンフックしていないから端末側
インバンドリンガ2は端末装置1のベルを鳴らして呼び
出すことができないという状態に陥るという問題があっ
た。
【0033】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたものであり、終話シーケンスにおいてオンフ
ックしなかった端末装置に対して、専用回線に過大な信
号レベルの信号を送出すること無しに、オンフックして
いないことを警告することが可能な音声帯域内信号装置
を提供することを目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係わる請求項1記載の音声帯域内信号装置
は、専用回線を介して対向配置し、その一方を加入者回
線交換機に接続する一対の音声帯域内信号装置におい
て、前記加入者回線交換機側に接続する第1の音声帯域
内信号装置は、前記加入者回線交換機が発する話中音を
検出するシグナリング検出器と、前記加入者回線交換機
に接続する加入者回線の直流ループの開閉を行なうフッ
クスイッチと、通話路の開閉を行なう通話路スイッチ
と、音声帯域内信号を生成して前記専用回線に送出する
インバンドリンガ信号発生器と、通話手順に係わるタイ
ミングシーケンスに基づいて、前記各部の制御を行なう
制御部とを備え、他方の第2の音声帯域内信号装置は、
前記専用回線を介して到来する音声帯域内信号を受信す
るインバンドリンガ信号検出器と、前記インバンドリン
ガ信号検出器の出力に基づいて話中音を生成する話中音
発生器と、前記インバンドリンガ信号検出器の出力に基
づいて警報を表示する警報表示部とを備えることを特徴
とする。
【0035】また、請求項2記載の音声帯域内信号装置
は、請求項1記載の音声帯域内信号装置において、前記
加入者回線交換機を介して行なう通信の終話シーケンス
において第2の音声帯域内信号装置に接続する端末装置
がオンフック(切断)しないときに、前記第1の音声帯
域内信号装置は、前記シグナリング検出器により加入者
回線交換機からの話中音を検出し、話中音の検出に基づ
き前記通話路スイッチを開放すると共に、前記インバン
ドリンガ信号発生器から音声帯域内信号の送出を行な
い、前記第2の音声帯域内信号装置は、前記インバンド
リンガ信号検出器により送出された音声帯域内信号を検
出し、これに基づき前記話中音発生器を起動すると共
に、前記警報表示部に警報を表示することを特徴とす
る。
【0036】また、請求項3記載の音声帯域内信号装置
は、専用回線を介して対向配置し、その一方を加入者回
線交換機に接続する一対の音声帯域内信号装置におい
て、前記加入者回線交換機側に接続する第1の音声帯域
内信号装置は、前記交換機が発する話中音を検出するシ
グナリング検出器と、前記交換機に接続する加入者回線
の直流ループの開閉を行なうフックスイッチと、通話路
に対しレベル減衰を与える減衰手段と、音声帯域内信号
を生成して前記専用回線に送出するインバンドリンガ信
号発生器と、通話手順に係わるタイミングシーケンスに
基づいて、前記各部の制御を行なう制御部とを備え、他
方の第2の音声帯域内信号装置は、前記専用回線を介し
て到来する音声帯域内信号を受信するインバンドリンガ
信号検出器と、前記インバンドリンガ信号検出器の出力
に基づいて通話路に対しレベル増幅を与える増幅器とを
備えることを特徴とする。
【0037】また、請求項4記載の音声帯域内信号装置
は、請求項2記載の音声帯域内信号装置において、前記
加入者回線交換機を介して行なう通信の終話シーケンス
において第2の音声帯域内信号装置に接続する端末装置
がオンフック(切断)しないときに、前記第1の音声帯
域内信号装置は、前記シグナリング検出器により加入者
回線交換機からの話中音を検出し、話中音の検出に基づ
き前記減衰手段を所定の減衰量を呈する減衰器として機
能させると共に、前記インバンドリンガ信号発生器から
音声帯域内信号の送出を行ない、前記第2の音声帯域内
信号装置は、前記インバンドリンガ信号検出器により送
出された音声帯域内信号を検出し、これに基づき前記増
幅器を挿入することを特徴とする。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図示した実施の形態例に基
づいて本発明を詳細に説明する。図1は本発明に係わる
音声帯域内信号装置の実施の形態例を示す機能ブロック
図であり、説明を簡略にするために交換機側から端末装
置側への終話シーケンスに係わる信号伝達に要する機能
ブロックのみを示す。また、図6に示したものと同様の
機能ブロックについては同一の符号を付してその説明を
省略する。
【0039】この図に示す音声帯域内信号装置は、加入
者回線9を介して交換機4に接続する交換機側インバン
ドリンガ3と、加入者回線8を介して端末装置1に接続
する端末側インバンドリンガ2とが、専用回線12によ
り接続されている。前記交換機側インバンドリンガ3
は、加入者回線9に対し直流ループの開閉を行なうフッ
クスイッチ(フックSW)37と、フックSW37とA
MP23の間に設けられ通話路を開閉する通話路スイッ
チ(SW)22と、前記フックSW37と通話路SW2
2の間の通話路を監視して、交換機4からの話中音(B
T)を検出するSIG DET29とを備えている。
【0040】一方、前記端末側インバンドリンガ2は、
専用回線12を介して到来する交換機側インバンドリン
ガ3からのインバンドリンガ信号を検出するインバンド
リンガ信号検出器(IBR DET)34と、IBR
DET34からの出力に基づいて話中音を発生しAMP
28へ出力する話中音発生器(BT OSC)38と、
IBR DET34からの出力に基づいて警報を表示す
る警報表示部39とを備えている。なお、図示を省略し
たが交換機側インバンドリンガ3及び端末側インバンド
リンガ2には、(空き)、(発呼)、(通話)、(終
話)といった回線接続に係わる一連のシーケンスを把握
しつつ、統合的に制御を行なう制御部を有する。
【0041】つまり、この図に示す構成例が従来技術と
して示した構成と異なるところは、交換機側インバンド
リンガ3において、SIG DET29が通話路SW2
2を制御可能とした点と、端末側インバンドリンガ2に
おいて、IBR DET34により制御されるBT O
SC38を追加した点にある。
【0042】このように構成したインバンドリンガの動
作について、図2を用いて説明する。図2は、通話切断
時の終話シーケンスであって、交換機→交換機側インバ
ンドリンガ→端末側インバンドリンガ→端末装置への信
号伝達の様子を示す図である。
【0043】同図(a)は、交換機4から交換機側イン
バンドリンガ3へのシーケンスを示しており、端末装置
1がオンフックしない場合には以下のような信号が送出
される。なお、信号の継続時間は上述した図8と同様で
あるものとする。先ず、交換機4は通信相手先端末装置
のオンフック(切断信号)を受けると、加入者回線9に
話中音(BT)の送出を開始する。この話中音は一般的
におよそ−4dBm程度の信号レベルである。そして、
このまま端末装置1がオンフックされない場合、H&D
状態をしばらく継続した後に、ハウラ音(HOW)の送
出を開始する。このハウラ音は送出開始時から徐々に信
号レベルが上昇し、一般的には、およそ+36dBm程
度の信号レベルまで上がる。ハウラ音送出後は、H&D
状態が継続される。
【0044】次に、同図(b)は、交換機側インバンド
リンガ3から端末側インバンドリンガ2へのシーケンス
を示している。すなわち、交換機側インバンドリンガ3
が加入者回線9を介して到来する交換機4からの信号を
受け、シグナリング検出器(SIG DET)29によ
り話中音(BT)を検出すると、SIG DET29は
通話路SW22を開放(ブレーク)し、交換機4からの
信号通過を遮断すると共に、インバンドリンガ信号発生
器(IBR OSC)30を起動して専用回線12に、
CFSのみからなるインバンドリンガ信号を送出する。
このとき、フックSW37は、開放せずに直流ループを
閉じたまま保持し、交換機4に対しオンフックしていな
い状態を継続する。なお、この図において少しの間、話
中音(BT)が送出されているのは、SIG DET2
9によりBTを検出して通話路SW22を開放(ブレー
ク)するまでの時間に、交換機4からのBTが通過する
様子を示している。
【0045】次に、同図(c)は、端末側インバンドリ
ンガ2から端末装置1へのシーケンスを示している。す
なわち、端末側インバンドリンガ2が専用回線12を介
して到来する交換機側インバンドリンガ3からの信号を
受け、インバンドリンガ信号検出器(IBR DET)
34によりインバンドリンガ信号を検出すると、IBR
DET34は、話中音発生器(BT OSC)38を
起動して加入者回線8に話中音(BT)を送出すると共
に、警報表示部39に「受話器外れ」の旨の表示を行な
う。
【0046】以上のように動作することにより、交換機
側インバンドリンガ3のフックSW37は、端末装置1
のオンフックに対応して直流ループを開放する(オンフ
ック)動作を行なうようになる。そして、端末装置1が
オンフックされなければ交換機4は終話シーケンスに基
づいてハウラ音を送出するが、交換機側インバンドリン
ガ3の通話路SW22が、SIG DET29の話中音
検出により通話路を開放してしまうので、専用回線12
にはハウラ音が送出されないことになる。また通話路を
開放と同時に、交換機側インバンドリンガ3からインバ
ンドリンガ信号が送出され、端末側インバンドリンガ2
において該インバンドリンガ信号に対応してBT OS
C38から話中音を端末装置1に送出するようにしたの
で、専用回線12に規定された制限レベルを越えること
が無く、受話器外れが発生していることを知らせること
ができる。これにより、交換機側インバンドリンガ3で
は、端末装置1がオンフックするまでフックSW37を
開放しないので、交換機4が新たな着信による呼出信号
の送出を開始してしまうこともない。
【0047】次に、上述のものとは別の実施の形態例に
ついて図を用いて説明する。図3は、本発明に係わる音
声帯域内信号装置の他の構成例を示す機能ブロック図で
ある。この図に示す音声帯域内信号装置は、加入者回線
9を介して交換機4に接続する交換機側インバンドリン
ガ3と、加入者回線8を介して端末装置1に接続する端
末側インバンドリンガ2とが、専用回線12により接続
されている。
【0048】前記交換機側インバンドリンガ3は、加入
者回線9に対し直流ループの開閉を行なうフックスイッ
チ(フックSW)37と、フックSW37とAMP23
の間に設けられ信号レベルを減衰するアッテネータ(A
TT)40と、通話路を監視して話中音(BT)を検出
するSIG DET29とを備えている。
【0049】一方、前記端末側インバンドリンガ2は、
専用回線12を介して到来する交換機側インバンドリン
ガ3からのインバンドリンガ信号を検出するインバンド
リンガ信号検出器(IBR DET)34と、増幅率を
変更可能なAMP28とを備えている。なお、図示を省
略したが交換機側インバンドリンガ3及び端末側インバ
ンドリンガ2には、(空き)、(発呼)、(通話)、
(終話)といった回線接続に係わる一連のシーケンスを
把握しつつ、統合的に制御を行なう制御部を有する。
【0050】つまり、この図に示す構成例が従来技術と
して示した構成と異なるところは、交換機側インバンド
リンガ3において、SIG DET29により制御され
るATT40を追加した点と、端末側インバンドリンガ
2において、IBR DET34により制御される増幅
率を変更可能なAMP28とした点にある。
【0051】このように構成したインバンドリンガの動
作について、図4を用いて説明する。図4は、通話切断
時の終話シーケンスであって、交換機→交換機側インバ
ンドリンガ→端末側インバンドリンガ→端末装置への信
号伝達の様子を示す図である。
【0052】同図(a)は、交換機4から交換機側イン
バンドリンガ3へのシーケンスを示しており、上述の図
2(a)と同様である。
【0053】次に、図4(b)は、交換機側インバンド
リンガ3から端末側インバンドリンガ2へのシーケンス
を示している。すなわち、交換機側インバンドリンガ3
が加入者回線9を介して到来する交換機4からの信号を
受け、シグナリング検出器(SIG DET)29によ
り話中音(BT)を検出し、SIG DET29は、こ
の話中音送出が停止した後に、それまで減衰量が0であ
ったアッテネータ(ATT)40をオンにして、例えば
40dBの減衰量を呈する減衰器として機能させる。ま
た、SIG DET29は、これと同時にインバンドリ
ンガ信号発生器(IBR OSC)32を起動して専用
回線12に、CFSのみからなるインバンドリンガ信号
の送出を開始する。つまり、交換機4からのハウラ音
は、40dB減衰されるので専用回線12に送出される
信号レベルは最大でも−4dBmとなる。なお、このと
き、フックSW37は、開放せずに直流ループを閉じた
まま保持し、交換機4に対しオンフックしていない状態
を継続する。
【0054】次に、同図(c)は、端末側インバンドリ
ンガ2から端末装置1へのシーケンスを示している。す
なわち、端末側インバンドリンガ2が専用回線12を介
して到来する交換機側インバンドリンガ3からの信号を
受け、インバンドリンガ信号検出器(IBR DET)
34によりインバンドリンガ信号を検出すると、AMP
28の増幅率を40dB上昇するよう設定変更する。こ
れにより、−4dBmで到来するハウラ音は、40dB
増幅されるので、+36dBmの信号レベルとなって加
入者回線8に送出される。
【0055】以上のように動作することにより、交換機
側インバンドリンガ3のフックSW37は、端末装置1
のオンフックに対応して直流ループを開放する(オンフ
ック)動作を行なうようになる。そして、端末装置1が
オンフックされなければ交換機4は終話シーケンスに基
づいてハウラ音を送出するが、交換機側インバンドリン
ガ3において、交換機4からの話中音(BT)の停止を
もってATT40が所定の減衰量を有する減衰器として
機能し、40dB減衰させて専用線12へハウラ音を送
出するようにしたので、専用回線12には最大でも−4
dBmの話中音およびハウラ音が送出されることにな
り、専用回線に規定の制限レベル(0dBm)を越える
ことが無くなる。また、端末装置1へは、端末側インバ
ンドリンガ2において、AMP28により40dB増幅
した+36dBmのハウラ音が供給されるため、端末側
インバンドリンガ2に警報表示するだけでなく、ハウラ
音により端末装置1にオンフックを促すことができる。
また、交換機側インバンドリンガ3では、端末装置1が
オンフックするまでフックスイッチ37を開放しないの
で、交換機4が新たな着信による呼出信号の送出を開始
してしまうこともない。
【0056】なお、上述の例においては、増幅率を可変
できるAMP29を例にし、インバンドリンガ信号検出
に基づいて増幅率を切替えるという例を示したが、増幅
率固定のAMP28と、それとは別の増幅器(40dB
増幅)を設け、インバンドリンガ信号検出に基づき、こ
の増幅器を切替するよう構成してもよいことは言うまで
もない。
【0057】以上、図1又は図3に示した例の如く構成
すれば、専用回線12に既定値以上の過大な信号レベル
を送出すること無く、且つ、交換機4に対しても、端末
装置1がオンフックするまでは、加入者回線9を開放し
ないようにすることができる。
【0058】
【発明の効果】以上の如く本発明に係わる音声帯域内信
号装置によれば、端末装置がオンフックしない場合の終
話シーケンスにおいて、交換機から送出される過大な信
号レベルを遮断或いは減衰した後に専用回線に送出した
ので、専用回線に過大な信号レベルの信号を送出するこ
とを防止することができ、且つ、端末装置がオンフック
していないことを警告可能な音声帯域内信号装置を実現
することができる。また、交換機に対しても端末装置が
オンフックするまで回線を開放しないように構成したの
で、交換機が新たな呼を受け付けてしまうことも無くな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る音声帯域内信号装置の実施の形態
例を示す機能ブロック図である。
【図2】図1の音声帯域内信号装置の終話シーケンスに
おける信号例を示す図である。
【図3】本発明に係る音声帯域内信号装置の他の実施の
形態例を示す機能ブロック図である。。
【図4】図3の音声帯域内信号装置の終話シーケンスに
おける信号例を示す図である。
【図5】インバンドリンガを用いた一般的な内線延長化
の構成例を示す図である。
【図6】従来の音声帯域内装置の構成例を示す機能ブロ
ック図である。
【図7】従来技術における音声帯域内信号装置における
通信シーケンス手順を示す図である。
【図8】交換機から送出される一般的な切断時の信号シ
ーケンスを示す図である。
【符号の説明】
1、7・・・端末装置(電話機、FAX、或いはデータ
通信モデム等) 2、6・・・端末側インバンドリンガ(IBR−SE) 3、5・・・交換機側インバンドリンガ(IBR−M
E) 4・・・交換機 8〜11・・・加入者回線(2線式) 12、13・・・専用回線(4線式) 21・・・ハイブリッド回路(HYB) 22・・・通話路スイッチ(SW) 23・・・増幅器(AMP) 24・・・トランス(T) 25・・・トランス(T) 26・・・等化器(EQL) 27・・・切替スイッチ(SW) 28・・・増幅器(AMP) 29・・・シグナリング検出器(SIG DET) 30・・・インバンドリンガ信号発生器(IBR OS
C) 31・・・帯域消去フィルタ(BEF) 32・・・帯域通過フィルタ(BPF) 33・・・比較器(COMP) 34・・・インバンドリンガ信号検出器(IBR DE
T) 35・・・呼出音発生器(RBT OSC) 36・・・呼出信号発生器(IR OSC) 37・・・フックスイッチ(フックSW) 38・・・話中音発生器(BT OSC) 39・・・警報表示部 40・・・減衰器(ATT)
フロントページの続き (72)発明者 藤沢 敦 神奈川県高座郡寒川町小谷二丁目1番1号 東洋通信機株式会社内 Fターム(参考) 5K051 AA04 CC01 CC08 DD07 DD12 EE03 HH01 HH16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】専用回線を介して対向配置し、その一方を
    加入者回線交換機に接続する一対の音声帯域内信号装置
    において、 前記加入者回線交換機側に接続する第1の音声帯域内信
    号装置は、 前記加入者回線交換機が発する話中音を検出するシグナ
    リング検出器と、 前記加入者回線交換機に接続する加入者回線の直流ルー
    プの開閉を行なうフックスイッチと、 通話路の開閉を行なう通話路スイッチと、 音声帯域内信号を生成して前記専用回線に送出するイン
    バンドリンガ信号発生器と、 通話手順に係わるタイミングシーケンスに基づいて、前
    記各部の制御を行なう制御部とを備え、 他方の第2の音声帯域内信号装置は、 前記専用回線を介して到来する音声帯域内信号を受信す
    るインバンドリンガ信号検出器と、 前記インバンドリンガ信号検出器の出力に基づいて話中
    音を生成する話中音発生器と、 前記インバンドリンガ信号検出器の出力に基づいて警報
    を表示する警報表示部とを備えることを特徴とする音声
    帯域内信号装置。
  2. 【請求項2】前記加入者回線交換機を介して行なう通信
    の終話シーケンスにおいて第2の音声帯域内信号装置に
    接続する端末装置がオンフック(切断)しないときに、 前記第1の音声帯域内信号装置は、前記シグナリング検
    出器により加入者回線交換機からの話中音を検出し、話
    中音の検出に基づき前記通話路スイッチを開放すると共
    に、前記インバンドリンガ信号発生器から音声帯域内信
    号の送出を行ない、 前記第2の音声帯域内信号装置は、前記インバンドリン
    ガ信号検出器により送出された音声帯域内信号を検出
    し、これに基づき前記話中音発生器を起動すると共に、
    前記警報表示部に警報を表示することを特徴とする前記
    請求項1記載の音声帯域内信号装置。
  3. 【請求項3】専用回線を介して対向配置し、その一方を
    加入者回線交換機に接続する一対の音声帯域内信号装置
    において、 前記加入者回線交換機側に接続する第1の音声帯域内信
    号装置は、 前記交換機が発する話中音を検出するシグナリング検出
    器と、 前記交換機に接続する加入者回線の直流ループの開閉を
    行なうフックスイッチと、 通話路に対しレベル減衰を与える減衰手段と、 音声帯域内信号を生成して前記専用回線に送出するイン
    バンドリンガ信号発生器と、 通話手順に係わるタイミングシーケンスに基づいて、前
    記各部の制御を行なう制御部とを備え、 他方の第2の音声帯域内信号装置は、 前記専用回線を介して到来する音声帯域内信号を受信す
    るインバンドリンガ信号検出器と、 前記インバンドリンガ信号検出器の出力に基づいて通話
    路に対しレベル増幅を与える増幅器とを備えることを特
    徴とする音声帯域内信号装置。
  4. 【請求項4】前記加入者回線交換機を介して行なう通信
    の終話シーケンスにおいて第2の音声帯域内信号装置に
    接続する端末装置がオンフック(切断)しないときに、 前記第1の音声帯域内信号装置は、前記シグナリング検
    出器により加入者回線交換機からの話中音を検出し、話
    中音の検出に基づき前記減衰手段を所定の減衰量を呈す
    る減衰器として機能させると共に、前記インバンドリン
    ガ信号発生器から音声帯域内信号の送出を行ない、 前記第2の音声帯域内信号装置は、前記インバンドリン
    ガ信号検出器により送出された音声帯域内信号を検出
    し、これに基づき前記増幅器を挿入することを特徴とす
    る前記請求項3記載の音声帯域内信号装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010263288A (ja) * 2009-04-30 2010-11-18 Saxa Inc 音声ノイズ除去回路および方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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