JP2002063524A - 電子商取引における信用保証方法、この方法を適用した取引認証サーバーと商店サーバーと会員管理サーバー - Google Patents

電子商取引における信用保証方法、この方法を適用した取引認証サーバーと商店サーバーと会員管理サーバー

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JP2002063524A
JP2002063524A JP2000246382A JP2000246382A JP2002063524A JP 2002063524 A JP2002063524 A JP 2002063524A JP 2000246382 A JP2000246382 A JP 2000246382A JP 2000246382 A JP2000246382 A JP 2000246382A JP 2002063524 A JP2002063524 A JP 2002063524A
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Toshiaki Kobayashi
俊明 小林
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Consulting Kk Comp
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COMPUTER CONSULTING KK
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/06Buying, selling or leasing transactions
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q20/00Payment architectures, schemes or protocols
    • G06Q20/08Payment architectures
    • G06Q20/10Payment architectures specially adapted for electronic funds transfer [EFT] systems; specially adapted for home banking systems

Abstract

(57)【要約】 【課題】 相互接続ネットワークを介した電子商取引に
おいて、信頼性の高い信用保証方法を提供する 【解決手段】 決済代行機関に登録されている会員のコ
ンピュータ10と商品販売機関が運用する商店サーバー
20bとが行った電子商取引によって発生した取引代金
を決済代行機関が課金代行するビジネスモデルに適用さ
れる信用保証方法であって、多数の決済代行機関と多数
の商品販売機関の身元情報を管理する取引認証サーバー
20cが会員管理サーバー20aと商店サーバー20b
間のデータ通信に介在し、適時に両サーバー20a、2
0bに相手の身元情報を提供するとともに、取引ごとに
発行される伝票番号とその取引内容を関連づけして保管
することで取引の証拠を保全する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子商取引における
信用保証方法に関し、特に、約款がそれぞれ異なる多数
の個別なネットワークを包含する相互接続ネットワーク
(例えばインターネット)を介しての電子商取引におけ
る信用保証方法に関する。また、その方法を適用したコ
ンピュータシステムなどにも関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信ネットワークを介しての商取
引(電子商取引)が盛んに行われるようになった。その
背景には、もちろんインターネット利用の普及がある。
インターネットを介して商品購入者が操作するコンピュ
ータ(利用者コンピュータ)と、ある商品販売機関(商
店)が運営する電子商店とで電子商取引を行う場合を例
に挙げて電子商取引の手順を説明することとする。
【0003】電子商店は、商店がインターネットに公開
したWebページ群(Webサイト)であり、取り扱い
商品の一覧や注文を受け付けるために所要事項の記入欄
を含んだフォームなどを構成するためのHTML文書や
その文書に挿入される画像データなどがWWWサーバー
に連動したデータベースに格納されている。
【0004】購入者は利用者コンピュータをダイアルア
ップ接続など適宜な接続方法によってインターネットに
IP接続させ、ブラウザを使用して電子商店のWebペ
ージを閲覧しながら購入商品の金額や仕様などを確認
し、購入を決意したならば、このWebサイトに用意さ
れている商品注文用フォームのWebページを取り寄せ
る。
【0005】このフォームには注文する商品の送付先
(住所、氏名)や、課金処理方法(銀行振替、代金引
換、クレジットカードなど)を指定するための各種記入
欄が含まれている。利用者コンピュータにてこのフォー
ムに所要事項を記入し、フォームの画面にある「送信ボ
タン」をマウスでクリックするなどしてフォームの返送
指示を行う。すなわち、どの商品を、いつ、誰が購入し
て、どのように代金を払うのかなど特定するための商品
購入イベントとそのイベントの送り先(格納場所やパラ
メータとして与えるプログラムの所在)を電子商店のあ
るWWWサーバーに通知する。
【0006】電子商店の管理者は、リアルタイムである
いは後日、自身が操作するコンピュータなどによって商
品購入イベントに相当するデータを取得し、このイベン
トに基づいて指定の商品を指定の住所に発送する処理
や、指定の方法で請求する課金処理を遂行していく。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】インターネットを介し
ての電子商取引が、それまでのパソコン通信網などの閉
じたネットワーク(個別ネットワーク)内で行われた電
子商取引と大きく異なる点は、商品購入者(利用者)と
商品販売機関(商店)とが異なる約款の下で運営さてい
るネットワークに所属するという点にある。
【0008】購入者と商店とが同じネットワークに登録
されていて同じ約款の下で電子商取引を行う場合は、そ
のネットワークの運営者が双方の身元を保証している。
トラブルが発生した場合であっても、速やかに一方の身
元を他方に証すことができるし、取引の証拠を記録/保
全することも容易である。
【0009】しかし、インターネットなど、約款の異な
る多数の個別ネットワークを包含する相互接続ネットワ
ークを介した電子商取引では、商品を購入する側も販売
する側も相手を信用するための根拠を何処に置いていい
のか判断しづらい。商店側は購入者に個人情報の開示を
求め、代金徴収を確実にするとともにトラブルが発生し
たときの購入者特定を容易にしようと試みる。
【0010】購入者側から見れば、商店を信用する根拠
は商店が購入者を信用する以上に不確定なものとなる。
商店側に悪意があって、商品代金だけ徴収して「雲隠
れ」されてしまう可能性も少なからずある。そうなって
は、購入者は商店を特定することが極めて困難となる。
また、購入商品がソフトウエアやデータなどダウンロー
ド販売が可能なものであっても、大抵は必要以上の個人
情報の開示が求められ、購入者は、個人情報の漏洩や悪
用といった危険性に常に曝されることになる。
【0011】確かにインターネットにも第三者による相
互身元保証を行う認証機関が存在する。しかし、その機
関が運用する認証サーバーへの身元情報の登録/抹消は
簡単に行え、商取引が完了した時点で身元情報を抹消し
てしまうこともできる。もちろん、取引そのものを保証
する機能はない。取引の証拠までを保証するのであれ
ば、当事者同士が身元情報をかなり詳細に開示しなけれ
ばならないだろう。
【0012】そこで本発明は、インターネットに代表さ
れる相互接続ネットワークを介した電子商取引におい
て、「個人情報を秘匿した上での信用保証」という一見
矛盾した課題に対しても信頼性の高い信用保証方法を提
供することを目的としている。また、その方法を適用し
た各種コンピュータシステム(取引当事者の相互身元保
証や取引の証拠保全に関わる処理を行う取引認証サーバ
ー、電子商店を管理する商店サーバー、会員登録されて
いる購買者の管理と課金代行を行う会員管理サーバー)
を提供することも目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1の発明は次の事項(1)〜(13)を充足するもの
である。 (1)複数の個別ネットワークを包含する相互接続ネッ
トワークを介して、ある決済代行機関と契約している会
員が使用する会員コンピュータと、ある商品販売機関が
運用する商店サーバーとが電子商取引を行う際の信用保
証方法である。 (2)前記決済代行機関が運用する会員管理サーバーが
前記相互接続ネットワークに接続されている。この会員
管理サーバーは多数の会員についての名簿情報を管理
し、前記会員コンピュータが所定の認証手続きを経てロ
グインしてくると、この会員コンピュータに対応付けさ
れる匿名利用者IDと当該ログイン期間とを該当の会員
名簿情報に関連づけて管理する。 (3)ある信用保証機関が運用する取引認証サーバーが
前記相互接続ネットワークに接続されている。この取引
認証サーバーは、多数の決済代行機関のそれぞれの身元
情報や決済方法を記述した決済機関情報と、多数の商品
販売機関のそれぞれの身元情報や決済方法を記述した商
店情報とを集約したデータベースを管理しているととも
に、所定の認証手続きを経てアクセスしてきた商店サー
バーや会員管理サーバーと通信する。 (4)前記商店サーバーは、直接的または間接的にアク
セスしてきた会員コンピュータに対応付けされている匿
名利用者IDを取得するとともに、この会員コンピュー
タが送付した商品購入イベントに応動して、前記匿名利
用者IDを含んだ決済機関身元調査依頼電文を前記取引
認証サーバーに送付する。 (5)前記取引認証サーバーは、前記決済機関身元調査
依頼電文に含まれている匿名利用者IDに基づいて前記
データベースを検索し、関連する決済機関情報から適宜
な情報を抜粋して作成した決済機関身元保証電文を前記
商店サーバーへ返送する。 (6)前記商店サーバーは、前記決済機関身元保証電文
に含まれているアドレス情報に従って前記会員管理サー
バーにアクセスし、前記匿名利用者IDと自身の身元に
関連する商店識別情報とを含んだ課金代行依頼電文を送
付する。 (7)会員管理サーバーは、前記課金代行依頼電文に記
載されている商店識別情報を含んだ商店身元調査依頼電
文を前記取引認証サーバーに送付する。 (8)前記取引認証サーバーは、前記商店身元調査依頼
電文に含まれている前記商店識別情報に基づいて前記デ
ータベースを検索し、関連する商店情報から適宜な情報
を抜粋して作成した商店身元保証電文を前記会員管理サ
ーバーへ返送する。 (9)前記会員管理サーバーは、前記商店身元保証電文
を受け取ると、前記商店サーバーが送付した前記課金代
行依頼電文に含まれている前記匿名利用者IDと商品購
入イベントの発生日時(取引日時)とに基づいて、現に
ログインしている該当の会員コンピュータに、前記課金
代行依頼電文や前記商店身元保証電文や該当する会員名
簿情報から適宜に抜粋した情報と、この会員管理サーバ
ーまたは前記商店サーバーにおいて生成した唯一無二の
伝票番号とを含んだ取引確認通知を送付して取引完遂確
認を取る。 (10)前記会員管理サーバーは、前記取引完遂確認を取
ると前記課金代行依頼電文から抜粋した適宜な情報と前
記伝票番号とを該当の会員情報に関連づけして記憶し、
前記課金代行依頼電文から適宜に抜粋した情報と前記取
引完遂確認の結果と前記伝票番号とを含む取引完遂報告
電文を前記商店サーバーに送付するとともに、前記課金
代行依頼電文から適宜に抜粋した情報と前記伝票番号と
を含んだ取引報告電文を前記取引認証サーバーに送付す
る。 (11)前記商店サーバーは、前記取引完遂報告電文を受
け付けると、前記伝票番号を含む取引証明依頼電文を前
記取引認証サーバーに送付する。 (12)前記取引認証サーバーは、前記取引報告電文と前
記取引証明依頼電文とを比較して双方の伝票番号が符合
すると、当該伝票番号と該当の取引金額とを取引記録簿
に記録するとともに、伝票番号が符合した旨の取引証明
電文を前記商店サーバーに送付する。 (13)前記商店サーバーは、前記取引証明電文を受け取
ると、この電文に含まれている伝票番号と、当該証明電
文の受領起源となった前記課金代行依頼電文や前記決済
機関身元保証電文から適宜に抜粋した情報とを対応付け
して販売記録簿に記録する。
【0014】第2の発明は、第1の発明に記載の信用保
証方法において、前記事項(4)〜(6)を次の事項
(21)〜(23)に置換した信用保証方法である。 (21)前記取引認証サーバーは、前記決済代行機関につ
いての決済機関情報から適宜な情報を抜粋して作成した
決済機関身元保証電文を前記商店サーバーへ適時に送付
する。 (22)前記商店サーバーは、直接的または間接的にアク
セスしてきた会員コンピュータに対応付けされている匿
名利用者IDを取得し、このIDに対応付けされている
前記会員管理サーバーのアドレス情報を前記取引認証サ
ーバーから送付された前記決済機関身元保証電文に基づ
いて特定する。 (23)前記商店サーバーは、前記会員コンピュータが送
付した商品購入イベントに応動して、前記匿名利用者I
Dに基づいて特定したアドレス情報に従って前記会員管
理サーバーにアクセスし、前記匿名利用者IDと自身の
身元に関連する商店識別情報とを含んだ課金代行依頼電
文を送付する。
【0015】第2の発明に記載の信用保証方法におい
て、前記事項(21)(22)を次の事項(31)(32)に置
換した信用保証方法を第3の発明としている。 (31)前記商店サーバーは、前記会員管理サーバーに関
連する適宜な情報を決済機関身元保証情報として保有し
て管理している。 (32)前記商店サーバーは、直接的または間接的にアク
セスしてきた会員コンピュータに対応付けされている匿
名利用者IDを取得し、このIDに対応付けされている
前記会員管理サーバーのアドレス情報を前記決済機関身
元保証情報に基づいて特定する。
【0016】第4の発明は第1〜第3の発明のいずれか
に記載の信用保証方法において、次の事項(41)〜(4
3)を充足した信用保証方法としている。 (41)前記商店サーバーは、ある伝票番号の電子商取引
をキャンセルする場合、その伝票番号と前記商店識別情
報とを含んだキャンセル依頼電文を前記会員管理サーバ
ーに送付するとともに、前記伝票番号を含んだキャンセ
ル依頼報告電文を前記取引認証サーバーに送付する。 (42)前記会員管理サーバーは、前記キャンセル依頼電
文に含まれる伝票番号に関連づけされている会員情報に
基づいて、該当の電子商取引に関わる課金処理を中止で
きるか否かを判定してその判定結果を該当の前記会員情
報に関連づけて記録し、前記判定結果をキャンセル処理
結果電文として前記商店サーバーに通知するとともに、
前記伝票番号と前記判定結果とを含むキャンセル処理報
告電文を前記取引認証サーバーに送付する。 (43)前記取引認証サーバーは、前記キャンセル処理報
告電文に含まれている前記判定結果を前記伝票番号に対
応付けされている前記取引記録簿に追記する。
【0017】また、第5の発明は、第1〜第3の発明の
いずれかに記載の信用保証方法において、次の事項(5
1)〜(54)を充足する信用保証方法とした。 (51)前記商店サーバーは、ある伝票番号の電子商取引
をキャンセルする場合、その伝票番号と前記商店識別情
報とを含んだキャンセル依頼電文を前記会員管理サーバ
ーに送付するとともに、前記伝票番号を含んだキャンセ
ル依頼報告電文を前記取引認証サーバーに送付する。 (52)前記会員管理サーバーは、前記キャンセル依頼電
文に含まれる伝票番号に関連づけされている会員情報に
基づいて、該当の電子商取引に関わる課金処理を中止で
きるか否かを判定し、その判定結果と当該伝票番号とを
含んだキャンセル処理報告電文を前記取引認証サーバー
に送付する。 (53)前記取引認証サーバーは、前記キャンセル処理報
告電文を受け取ると、当該電文に含まれている前記伝票
番号と、前記キャンセル依頼報告電文中の伝票番号とを
照合し、双方が一致すると該当の電子商取引についてキ
ャンセルに関わる手続きがなされた旨のキャンセル証明
書を含んだキャンセル証明電文を前記会員管理サーバー
に送付する。 (54)前記会員管理サーバーは、前記キャンセル証明電
文に含まれている前記キャンセル証明書と前記判定結果
と前記伝票番号とを含んだキャンセル処理結果電文を前
記商店サーバーに送付する。
【0018】第1〜第5の発明のいずれかに記載の信用
保証方法において、次の事項(61)〜(65)を充足する
信用保証方法を第4の発明とした。 (61)ある商品販売機関が管理する販売機関コンピュー
タが前記相互接続ネットワークに接続されている。当該
コンピュータは適宜な媒体を介して商店プログラムをイ
ンストールすることで前記商店サーバーとして機能す
る。 (62)前記取引認証サーバーは、商品販売機関ごとの前
記商店情報として、頒布された前記商店プログラムのそ
れぞれに固有のシリアル番号と唯一無二の商店ライセン
スキーとを対応付けして前記データベースに集約/管理
している。 (63)前記販売機関コンピュータは、前記商店プログラ
ムのインストール処理を実行すると、前記取引認証サー
バーにアクセスし、当該プログラム固有に割り当てられ
ているシリアル番号と、インストール手順を通じて入力
した情報とを含んだ商店登録要求電文を送付する。 (64)前記取引認証サーバーは、前記商店登録要求電文
に含まれている前記シリアル番号を前記データベースに
照会し、当該番号が重複していない旨を確認すると、前
記販売機関コンピュータに新規の商店ライセンスキーを
発行して前記販売機関コンピュータに送付するととも
に、このライセンスキーに前記商店登録要求電文により
取得した前記シリアル番号や前記入力情報などを前記商
店情報としてデータベースに格納する。 (65)前記販売機関コンピュータは、前記商店プログラ
ムをインストールすると、前記取引認証サーバーにアク
セスする際に、前記商店ライセンスキーを送付して認証
手続きを行う。
【0019】第1〜第6の発明のいずれか記載の信用保
証方法において、次の事項(71)〜(75)を充足する信
用保証方法を第5の発明とした。 (71)ある決済代行機関が管理する決済機関コンピュー
タが前記相互接続ネットワークに接続されている。当該
コンピュータは適宜な媒体を介して決済機関プログラム
をインストールすることで前記会員管理サーバーとして
機能する。 (72)前記取引認証サーバーは、決済代行機関ごとの前
記決済機関情報として、頒布された前記決済機関プログ
ラムのそれぞれに固有のシリアル番号と唯一無二の決済
機関ライセンスキーとを対応付けして前記データベース
に集約/管理している。 (73)前記決済機関コンピュータは、前記決済機関プロ
グラムのインストール処理を実行すると、前記取引認証
サーバーにアクセスし、当該プログラム固有に割り当て
られているシリアル番号と、インストール手順を通じて
入力された当該決済代行機関の前記決済機関情報とを含
んだ決済機関登録要求電文を送付する。 (74)前記取引認証サーバーは、前記決済機関登録要求
電文に含まれている前記シリアル番号を前記データベー
スに照会し、当該番号が重複していない旨を確認する
と、前記決済機関コンピュータに新規の前記決済機関ラ
イセンスキーを発行して前記決済機関コンピュータに送
付するとともに、このライセンスキーに前記決済機関登
録要求電文により取得した前記シリアル番号や前記入力
情報などを前記決済機関情報として前記データベースに
格納する。 (75)前記決済機関コンピュータは、前記決済機関プロ
グラムをインストールすると、前記取引認証サーバーに
アクセスする際に、前記決済機関ライセンスキーを送付
して認証手続きを行う。
【0020】第8の発明は、第1〜第7の発明のいずれ
かに記載の信用保証方法において、次の事項(81)を充
足する。 (81)前記取引認証サーバーは、前記商店サーバーが送
付した前記商店情報を変更する旨の商店情報変更依頼電
文を受領し、該当の商店情報を前記商店情報変更依頼電
文に含まれている商店情報に変更する。
【0021】また、第9の発明は、第1〜第8の発明の
いずれかに記載の信用保証方法において、次の事項(9
1)を充足するものである。 (91)前記取引認証サーバーは、前記会員管理サーバー
が送付した前記決済機関情報を変更する旨の決済機関情
報変更依頼電文を受領し、該当の決済機関情報を前記決
済機関情報変更依頼電文に含まれている決済機関情報に
変更する。
【0022】第10の発明は、第1〜第9の発明のいず
れかに記載の信用保証方法において、次の事項(101)
〜(103)を充足するものである。 (101)前記会員管理サーバーは、アクセスしてきたコ
ンピュータが前記商店サーバーの商店識別情報を含んだ
電文を送付してくると、当該コンピュータのアドレス情
報を取得するとともに、必要に応じて前記コンピュータ
が送付した商店識別情報を含んだ電文を前記取引認証サ
ーバーに送付する。 (102)前記取引認証サーバーは、前記会員管理サーバ
ーより送付された電文に含まれている商店識別情報をデ
ータベースに照会し、関連する商店情報として登録され
ている商店サーバーのアドレス情報を含んだ電文を前記
会員管理サーバーに返送する。 (103)前記会員管理サーバーは、前記取引認証サーバ
ーから返送された商店サーバーのアドレス情報と、前記
商店サーバーの商店識別情報を含んだ電文を送付してき
たコンピュータより取得したアドレス情報とを照合し、
双方のアドレス情報が一致すると、当該コンピュータを
商店サーバーとして認知し、このコンピュータが送付し
た前記電文に基づいた処理を続行する。
【0023】第11の発明は、第1〜第10の発明のい
ずれかに記載の信用保証方法において、次の事項(11
1)〜(113)を充足するものである。 (111)前記商店サーバーは、アクセスしてきたコンピ
ュータが前記会員管理サーバーの身元情報に関連した決
済機関識別情報を含んだ電文を送付してくると、当該コ
ンピュータのアドレス情報を取得するとともに、必要に
応じて前記コンピュータが送付した決済機関識別情報を
含んだ電文を前記取引認証サーバーに送付する。 (112)前記取引認証サーバーは、前記商店サーバーよ
り送付された電文に含まれている決済機関識別情報をデ
ータベースに照会し、関連する決済機関情報として登録
されている会員管理サーバーのアドレス情報を含んだ電
文を前記商店サーバーに返送する。 (113)前記商店サーバーは、前記取引認証サーバーか
ら返送された会員管理サーバーのアドレス情報と、前記
会員管理サーバーの決済機関識別情報を含んだ電文を送
付してきたコンピュータより取得したアドレス情報とを
照合し、双方のアドレス情報が一致すると、当該コンピ
ュータを会員管理サーバーとして認知し、このコンピュ
ータが送付した前記電文に基づいた処理を続行する。
【0024】また、第1〜第11の発明のいずれかに記
載の信用保証方法に適用される前記取引認証サーバーが
第12の発明であり、第1〜第11の発明のいずれかに
記載の信用保証方法に適用される前記商店サーバーを第
13の発明とし、第1〜第11の発明のいずれかに記載
の信用保証方法に適用される前記会員管理サーバーを第
14の発明とした。
【0025】
【発明の実施の形態】===相互接続ネットワーク==
= 本発明の信用保証方法が適用される相互接続ネットワー
クとしてインターネットを例に挙げる。図1はインター
ネットの概略構成図である。インターネットは、個々の
プロバイダが運営するネットワークや企業内LANなど
の個別ネットワークを相互に接続した「ネットワーク間
ネットワーク」である。そして、この相互接続ネットワ
ークには一般の利用者が操作する利用者コンピュータ1
0a〜10cからWWWサーバーなどのホストコンピュ
ータ20に至るまで、膨大な数の多種多様なコンピュー
タが有機的に接続されている。
【0026】利用者コンピュータ10a〜10cの種類
やインターネットに接続する形態も多様である。利用者
コンピュータが一般的なパーソナルコンピュータ10a
であれば、インターネット接続事業者(プロバイダ)が
提供するアクセスポイント20eを経由してのダイアル
アップIP接続(c1)が一般的であろう。専用線接続
であれば、パーソナルコンピュータ10aに接続された
ルータ11とで利用者コンピュータ10cが構成され、
そのルータ11とプロバイダの管理するルータ21とが
接続される(c2)。
【0027】単体でインターネットに接続可能な携帯電
話機10bであれば、この電話機10bが無線基地局3
1を介して移動体通信網30に接続し、さらに、移動体
通信事業者のゲートウエイサーバー20dと呼ばれるプ
ロトコル変換装置が移動体通信網30とインターネット
とを相互接続(c3)させる形態となる。
【0028】本発明は、インターネットなどの相互接続
ネットワークを介した電子商取引における信用保証方法
に関するものである。ここで、本発明の信用保証方法に
関連するコンピュータを以下のように定義することとし
た。
【0029】<会員管理サーバー>多数の登録会員につ
いての会員情報を管理し、会員がある商店から電子商取
引によって商品を購入したときに、その購入代金を商店
に代行して徴収する機関を決済代行機関と称し、この決
済代行機関がネットワーク上で運用して各会員の個人情
報(会員情報)のデータベースを管理するホストコンピ
ュータのことを会員管理サーバーと称する。
【0030】<会員コンピュータ>適宜な決済代行機関
と契約して会員登録している人で、ネットワーク上の商
店から商品(有料情報等)を購入しようとする人を会員
と称し、会員がネットワーク上で電子商取引をするため
に使用する利用者コンピュータのことを会員コンピュー
タと称する。
【0031】<商店サーバー>ネットワーク上で商品
(有料情報他)を販売する電子商店を運用する機関を商
品販売機関(商店)と称し、電子商店のWebサイトを
公開しているホストコンピュータのことを商店サーバー
と称する。
【0032】<取引認証サーバー>多数の決済代行機関
および多数の商品販売機関と契約を締結し、決済代行機
関の会員と商品販売機関との商取引に関わる信用保証を
行う機関を信用保証機関と称し、その信用保証機関がネ
ットワーク上で運営し、契約している各機関の情報をデ
ータベース化して管理しているホストコンピュータのこ
とを取引認証サーバーと称する。
【0033】===信用保証方法の概略=== この発明が適用される一つの実施例として、プロバイダ
に登録されている会員が電子商取引を行った際に、プロ
バイダがその取引代金の課金代行を行うビジネスモデル
がある。このモデルでは、プロバイダが会員とIPアド
レスの使用状況を管理し、プロバイダと会員とがインタ
ーネット接続料金についての決済方法を確立しているシ
ステムを効果的に活用できる。
【0034】商店サーバーは商品購入者としてアクセス
してきた会員コンピュータのIPアドレスを取得し、こ
れを個人情報を開示しないで個人を特定するための識別
情報(匿名利用者ID)として利用する。商店サーバー
は、取得したIPアドレスを発行しているプロバイダが
運用する会員管理サーバーに相当するコンピュータを特
定し、そのコンピュータに課金代行を依頼する。プロバ
イダは電子商取引が発生した日時にそのIPアドレスを
使用している会員を特定し、後日、インターネット接続
料とともに電子商取引に関わる代金をこの会員から徴収
する。
【0035】しかし、上述したように、利用者コンピュ
ータがインターネットに接続する形態は多種多様であ
り、例えば、一台のコンピュータを複数人で使用する場
合や一つのIPアドレスを複数台のコンピュータで共用
する場合など、IPアドレスが必ずしも匿名利用者ID
とはなり得ない接続形態もあり得る。また、ダイアルQ
2(登録商標)など通信事業者による情報料回収代行サ
ービスを利用してのインターネット接続や、広告収入に
よって運営されるインターネット無料接続サービスもあ
り、特定のプロバイダに加入していないインターネット
利用者も多い。もちろん、複数のLANをゲートウエイ
を介して相互に接続するインターネット以外の相互接続
ネットワークも存在する。
【0036】したがって本発明は、相互接続ネットワー
クを介した電子商取引において、「個人情報を秘匿した
状況下での信用保証」を確保する汎用的なビジネスモデ
ルを提供するものである。基本的な考え方としては、信
用保証機関が多数の決済代行機関と多数の商店と個別に
契約を交わし、それぞれの決済代行機関に登録されてい
る会員とある商店とが電子商取引を行う際に、その決済
代行機関と商店の双方の身元保証と、課金代行に関わる
証拠保全とを行う。決済代行機関は、商取引を行った会
員を管理することで、会員の身元保証と電子商取引の証
拠保全とを行う。
【0037】===ネットワーク構成=== 上述したように、本発明はプロバイダを決済代行機関と
し、会員コンピュータがダイアルアップIP接続する場
合のモデルに適用できる。以下、このモデルに本発明の
信用保証方法を適用したときのネットワーク構成や通信
手順を実施例1として説明していくこととする。図2に
この実施例1におけるネットワーク構成の概略図を示し
た。
【0038】実施例1において、会員コンピュータ10
はダイアルアップIP接続によってインターネットにア
クセスし、会員コンピュータ10と商店サーバー20b
とが電子商取引を行う。この商取引に伴って、会員管サ
ーバー20aと商店サーバー20bおよび取引認証サー
バー20cとが本発明の信用保証方法に基づいて相互に
通信する。この実施例1では、会員管理サーバー20a
や商店サーバー20bは、取引認証サーバー20cとイ
ンターネットを介して通信する事としているが、もちろ
ん、専用線を介して通信することとしてもよい。
【0039】会員管理サーバー20aは、PPP手順に
従ってアクセスした会員コンピュータ10に適宜なIP
アドレスを貸与してインターネットに接続させるアクセ
スサーバー21、会員ごとにIDやパスワードを管理し
てアクセスサーバー21が利用者コンピュータ10から
受け取ったIDやパスワードに基づいて認証手続きを行
うとともに、どのIDにどのIPアドレスを何時から何
時まで割り当てたかをアクセスログとして記録する認証
サーバー22、ルータ23などを含んで構成されてい
る。
【0040】また、会員管理サーバー20aや商店サー
バー20bは、WWWサーバーとしても機能し、アクセ
スしてきた会員コンピュータ10からのHTTPリクエ
ストに応動して所定のWebページを返送したり、CG
Iなどの所定のプログラムを起動してその処理結果をW
ebページの体裁で返送したりする動作もする。
【0041】===プログラムのインストール=== インターネットに接続されるWWWサーバーなどのホス
トコンピュータに、本発明の信用保証方法に従って電子
商取引や課金代行に関わる処理を実行させるためのプロ
グラムを実装したコンピュータシステム、あるいは上記
ホストコンピュータと当該プログラムを実装したコンピ
ュータとが連動して動作するコンピュータシステムが商
店サーバーや会員管理サーバーである。
【0042】本実施例では、上記プログラムはCGIと
してWWWサーバーに実装される。ここで、商店サーバ
ーに実装されるプログラムを商店プログラムと称し、会
員管理サーバー用のプログラムを決済機関プログラムと
称することにする。
【0043】何ら規制を設けずに、上記プログラムの入
手やインストールを可能としてしまえば、商店サーバー
を偽って電子商取引を捏造して課金代金を不正に入手し
たり、会員管理サーバーを偽って課金代行をせずに商品
を略取したりすることが可能となってしまう。信用保証
機関と正式に契約を交わした商店や決済代行機関にのみ
プログラムを販売すれば、プログラム購入者の身元が明
白なものとなり、プログラムが不正使用される可能性は
極めて低くなる。しかし、プログラム自体がコピーされ
た場合にはその限りではない。本発明は、プログラムの
不正コピーによる「偽商店」や「偽決済代行機関」の出
現を防止するための仕組みも提供している。
【0044】<ライセンスキー発行手続>図3(A)
(B)は、それぞれ、会員管理サーバー20aが決済機
関プログラムをインストールする際に取引認証サーバー
20cと行う通信手順と、商店サーバー20bが商店プ
ログラムをインストールする際に取引認証サーバー20
cと行う通信手順とを示している。また図3(C)は、
上記手順において送受信される情報の内容を示してい
る。
【0045】決済代行機関や商店が正規に購入したプロ
グラムをそれぞれの機関のコンピュータにインストール
しようとすると、これらコンピュータが取引認証サーバ
ー20cに接続し、そのプログラムに固有のシリアル番
号と決済代行機関や商店についての身元や決済方法に関
する情報を含んだ決済機関登録要求電文や商店登録要求
電文を送付する(s1、s3)。取引認証サーバー20
cは、これらの登録要求電文の送付と引き替えにインス
トール処理の続行許可を与えるとともに、ライセンスキ
ーを発行し、これを送付する(s2、s4)。ライセン
スキーは、会員管理サーバー20aや商店サーバー20
bが電子商取引に伴って取引認証サーバー20cにアク
セスする際に認証を得るための識別情報である。取引認
証サーバー20cは、ライセンスキーとシリアル番号と
を対応付けして管理し、同一プログラムが異なるコンピ
ュータに重複してインストールされることを防止する。
【0046】また本実施例の取引認証サーバー20c
は、ライセンスキーとともに会員管理サーバー20aに
は決済機関IDを、商店サーバー20bには商店ID
を、それぞれ発行する。決済機関IDや商店IDは、会
員管理サーバー20aと商店サーバー20bとが通信す
る際、アクセスしてきた側が開示する自身の身元に関連
する情報である。
【0047】取引認証サーバー20cは、決済機関プロ
グラムのインストール手続きを通じて、決済代行機関の
名称、所在地、代表者、会員管理サーバーのアドレス、
匿名利用者IDとの対応関係、決済方法(手数料、振込
日など)などを決済機関情報としてデータベースに登録
する。同様にして、商店の名称、所在地、代表者、商店
サーバーのアドレス、決済方法(振込口座など)を商店
情報として登録する。
【0048】決済機関情報における匿名利用者IDは、
会員コンピュータ10aが電子商取引に際して商店サー
バー10bに開示する情報である。本実施例では、会員
コンピュータ10がインターネット接続時に使用するI
Pアドレスである。「匿名利用者IDとの対応関係」
は、プロバイダが会員コンピュータ10aに割り当てる
ために用意しているIPアドレスのアドレス範囲(ネッ
トマスク)となる。
【0049】なお本実施例では、会員管理サーバー20
aや商店サーバー20bの身元情報に含まれるアドレス
情報は、取引認証サーバー20cがアクセスしてきたコ
ンピュータの送信元IPアドレスを取得して登録するこ
ととしている。
【0050】===会員管理サーバーへのログイン==
= 会員コンピュータ10が本発明の信用保証方法によって
電子商取引を行う場合、会員コンピュータ10は会員管
理サーバーにログインする必要がある。図4はそのログ
イン手順の概略を示している。会員コンピュータ10a
が会員管理サーバー20aにアクセスし、会員IDとパ
スワードとを会員管理サーバーに送付する(s11)。
本実施例では、会員コンピュータ10aが周知のPPP
手順によって会員管理サーバー20aにアクセスする際
の会員IDとパスワードとによる認証手続きがログイン
手続きとなる。
【0051】会員管理サーバー20aはこの会員IDと
パスワードとをデータベースに照会し、該当の会員情報
を見いだすと、この会員コンピュータ10に匿名利用者
IDを対応付けする。本実施例では、匿名利用者IDと
してIPアドレスを発行する(s12)。会員管理サー
バー20aは、会員コンピュータ10aがダイアルアッ
プIP接続している間(ログイン期間中)だけ、この会
員コンピュータ10aにIPアドレスを割り当てる。会
員管理サーバー10aは、IPアドレスとそのログイン
期間とを該当の会員情報に対応付けして記録する。すな
わち、「どのIPアドレスをいつからいつまで誰が使用
していたのか」を記録する。
【0052】本発明において匿名利用者IDは重要な要
素である。会員管理サーバー20aは、この匿名利用者
IDと特定の会員とを対応付けして管理し、会員コンピ
ュータ10は、商店サーバー20bとの電子商取引に際
し、会員の個人情報に代えてこの匿名利用者IDを商店
サーバー20bに開示する。商店はこの匿名利用者ID
の使用者に対する取引金額の徴収を決済代行機関に代行
してもらう。
【0053】===電子商取引と信用保証=== 図5と図6は電子商取引とそれに伴う信用保証手続の手
順と、この手順において送受信される情報の内容とをそ
れぞれ示している。
【0054】<商品購入イベントの発生>会員コンピュ
ータ10は、商店サーバー20bとのHTTPリクエス
ト/レスポンスを通じて商品説明用Webページや購入
商品の注文指示を受け付けるための注文用Webページ
を取り寄せる(s21、s22)。このページには、注
文する商品に応じて、発送先など必要最小限の情報を記
入するための欄が設けられる。商品がデータやソフトウ
エアなどダウンロード販売されるものであれば、前記情
報の記入欄は不要である。商店サーバー20bは、記入
済みのフォームが返送されるなどして商品の注文指示
(商品購入イベントの発生:s23)がなされると、会
員コンピュータ10のIPアドレスを取得し、このIP
アドレスに注文した商品の商品名、商品代金・税金・送
料等を含んだ取引代金、商品購入イベントの発生日時
(取引日時)などを対応付けして記録する。
【0055】<決済代行機関の身元調査依頼>商店サー
バー20bは、商品購入イベントの発生(s23)に応
動して、取引認証サーバー20cにアクセスし、ライセ
ンスキーによる認証手続きを行う。そして、会員コンピ
ュータ10が開示したIPアドレスを含んだ決済機関身
元調査依頼電文を取引認証サーバー20cに送付する
(s24)。取引認証サーバー20cは、IPアドレス
をデータベースに照会して該当する決済機代行関を特定
し、この機関についての適宜な決済機関情報を含んだ決
済機関身元保証電文を商店サーバー20bに返送する
(s25)。この実施例では、該当の決済機関情報から
決済代行機関の名称、所在地、決済方法とこの決済代行
機関が管理する会員管理サーバーのアドレスとを抜粋し
て決済機関身元保証電文としている。
【0056】<課金代行依頼>商店サーバー20bは、
決済機関身元保証電文に含まれているアドレス情報に従
って会員管理サーバー20aにアクセスし、会員コンピ
ュータ10から取得したIPアドレスと自身の身元に関
連する情報として商店IDとを含んだ課金代行依頼電文
を送付する(s26)。本実施例では、IPアドレスや
商店IDに加え、取引日時と取引金額とが課金代行依頼
電文に含まれている。
【0057】<商店の身元調査依頼>会員管理サーバー
20aは、課金代行依頼電文を送付してきた商店サーバ
ー20bのアドレス情報を取得する。そして、取引認証
サーバー20cにアクセスしてライセンスキーによる認
証手続きを行い、課金代行依頼電文に記載されている商
店IDなどを含んだ商店身元調査依頼電文を送付する
(s27)。取引認証サーバー20cは、商店身元調査
依頼電文に含まれている商店IDに基づいてデータベー
スを検索し、該当の商店情報から商店の名称、所在地、
振込口座などの情報を抜粋し、その抜粋した情報を商店
身元保証電文として会員管理サーバー20aに返送する
(s28)。また、本実施例では、商店サーバー20b
のアドレス情報もこの電文に含ませている。それによっ
て、会員管理サーバー20aが課金代行依頼電文の受領
時に取得したアドレス情報と取引認証サーバー20cか
ら通知されたアドレス情報とを照合し、課金代行依頼が
正規の商店サーバー20bから送付されたものであるこ
とを認知できるようにしている。
【0058】<取引確認通知>会員管理サーバー20a
は、商店身元保証電文を受け取ると、当該電子商取引を
一意に特定するための唯一無二の伝票番号を生成し、先
に受け取った課金代行依頼電文に記載されているIPア
ドレスを現に使用している会員コンピュータ10に対
し、この伝票番号と、前記課金代行依頼電文から適宜に
抜粋した情報とを含んだ取引確認通知を送付する(s2
9)。取引確認通知はWebページとして会員コンピュ
ータ10に送付され、このページには当該取引の伝票番
号、商店の名称と所在地、取引日時、取引金額が記載さ
れている。さらに、該当の会員情報に基づいて、課金代
行が済んでいない他の電子商取引についての取引金額や
伝票番号などを残高情報として合わせて取引確認通知に
記載する。それによって、会員IDとパスワードを不当
に入手した「偽会員」による商取引が速やかに発見され
るようにしている。なお本実施例の会員コンピュータ1
0aにはHTTPによらずに会員管理サーバー20aか
ら一方的に送付されたWebページを表示するプログラ
ムがブラウザの機能拡張ソフトウエア(プラグイン)と
して組み込まれているものとする。
【0059】<完遂確認、取引完遂確認報告、取引報告
>取引確認通知を受け取った会員コンピュータ10にて
その取引の承認/拒否を指示する旨のユーザ入力がなさ
れると、その入力情報が完遂確認として会員管理サーバ
ー20aに送付される(s30)。会員管理サーバー2
0aは、完遂確認結果(取引の承認または拒否)と、該
当の課金代行依頼電文と伝票番号とを該当の会員情報に
関連づけして記憶する。そして、前記完遂確認結果と課
金代行依頼電文から適宜に抜粋した情報(IPアドレ
ス、取引日時、取引金額)と前記伝票番号とを含んだ取
引完遂報告電文を商店サーバー20bに送付する(s3
1)。また、課金代行依頼電文から適宜に抜粋した情報
(商店ID、取引金額)と前記伝票番号とを含んだ取引
報告電文を取引認証サーバー20cに送付する(s3
2)。
【0060】<取引証明>商店サーバー20bは、会員
管理サーバー20aより受け取った取引完遂報告電文に
記載されている伝票番号と取引金額とを含んだ取引証明
依頼電文を取引認証サーバー20cに送付する(s3
3)。なお、この実施例の商店サーバー20bは、取引
証明依頼電文を取引認証サーバーに送付する前に、取引
完遂報告電文を送付してきた会員管理サーバーのアドレ
ス情報と先に課金代行を依頼した会員管理サーバーのア
ドレス情報とを照合している。それによって、この取引
完遂報告電文が正規の会員管理サーバーからのものであ
るかどうかを判別している。取引認証サーバー20c
は、会員管理サーバー20aから受け取った取引報告電
文と商店サーバー20bから受け取った取引証明依頼電
文の双方に含まれている伝票番号と取引金額とを比較
し、それらが符合すると、その伝票番号と該当の取引金
額とを当事者となる商店と決済代行機関とに関連づけし
て取引記録簿に記録し、取引の証拠を保全する。そし
て、伝票番号と取引金額が符合した旨の取引証明電文を
商店サーバー20bに送付する(s34)。なお、この
実施例の取引認証サーバー20cは、伝票番号によって
特定される電子商取引の存在を証明するためのデータと
して、適宜な暗号化アルゴリズムに基づいて偽造困難な
取引証明書を生成し、この証明書を取引証明電文に付帯
させる。
【0061】<取引完了通知>商店サーバー20bは、
取引証明電文を受け取ると、該当の伝票番号に取引の内
容(課金代行を依頼した決済代行機関の身元情報や決済
方法、取引日時、取引金額など)や取引証明書を対応付
けして販売記録簿に記録する。そして、取引が完了した
旨の取引完了通知をWebページの体裁で会員コンピュ
ータ10に送付する(s35)。
【0062】===その他の手順=== 本発明の信用保証方法が適用されるコンピュータは、上
述の電子商取引機会に限らず、適時に通信して各種手続
きを行う必要がある。本発明は、電子商取引以外の各種
手続きに伴う信用保証方法も提供している。以下にその
各種手続きとその手続きにおける信用保証方法について
説明する。
【0063】<キャンセル:例1>取引完了後に購入商
品を返品したり、納品が遅れるなどして会員が取引をキ
ャンセルする場合もある。図7は、そのキャンセル手続
きの実施例を示しており、(A)(B)にそれぞれ通信
手順と通信内容とを示した。適宜な手続(郵送、電話、
電子メールなど)を通じて、会員100から商店110
側にある伝票番号で特定される取引をキャンセルしたい
旨の依頼(s41)があったとする。商店サーバー20
bは該当の取引に関して課金代行してもらう決済代行機
関を販売記録簿により特定するとともに、その決済代行
機関の会員管理サーバー20aにアクセスし、伝票番号
によって特定される取引についての課金代行を中止する
旨のキャンセル依頼電文を送付する(s42)。また、
キャンセルがあった旨のキャンセル依頼報告電文を取引
認証サーバー20cに送付する。(s43)会員管理サ
ーバー20aはキャンセル依頼電文中の伝票番号に対応
付けされている会員情報を参照し、該当の取引のキャン
セルが成功したか、あるいは、すでに課金代行が実施さ
れてしまうなどしてキャンセルが失敗したかを判別し、
その判別結果を該当の会員情報に関連づけするととも
に、商店サーバー20bにその判別結果をキャンセル処
理結果電文として返送する(s44)。
【0064】また会員管理サーバー20aは、ある伝票
番号で特定される取引について、キャンセル依頼があっ
た旨や、その依頼に対する判別結果などをキャンセル処
理報告電文によって取引認証サーバー20cに報告する
(s45)。この報告(s45)には前記判別結果とキ
ャンセルを依頼してきた商店サーバーの商店IDと伝票
番号とが含まれている。取引認証サーバー20cは、キ
ャンセル処理報告電文を受け取ると、該当の取引記録簿
に前記判別結果を追記する。
【0065】<キャンセル:例2>図8(A)(B)
は、キャンセル手続きの変形例を示している。(A)
(B)にその通信手順と通信内容とをそれぞれ示した。
例1と同様に、適宜な手続を通じて、会員100から商
店110側にある伝票番号で特定される取引をキャンセ
ルしたい旨の依頼(s51)があったとする。そして、
商店サーバー20bが伝票番号に基づいて特定される決
済代行機関の会員管理サーバー20aにアクセスし、キ
ャンセル依頼電文を送付する(s52)。また、キャン
セル依頼報告電文を取引認証サーバー20cに送付する
(s53)。
【0066】会員管理サーバー20aはキャンセル依頼
電文中の伝票番号に対応付けされている会員情報を参照
し、該当の取引のキャンセルが成功したか、あるいは、
すでに課金代行が実施されてしまうなどしてキャンセル
が失敗したかを判別し、その判別結果と伝票番号とを含
んだキャンセル処理結果電文を取引認証サーバー20c
に送付する(s55)。
【0067】取引に認証サーバー20cは、キャンセル
処理結果電文に含まれている伝票番号と、先に商店サー
バー20bより送付されたキャンセル依頼報告電文中の
伝票番号とを照合する。双方の伝票番号が一致すると、
ある伝票番号によって特定される取引についてキャンセ
ル手続きが行われた旨の証明書(キャンセル証明書)を
生成し、この証明書と伝票番号とを含んだキャンセル証
明電文を会員管理サーバー20aに送付する(s5
6)。なお、本実施例では、キャンセル証明書の生成時
点やキャンセル依頼電文の送達時点など、キャンセル手
続きの実施中における適宜なタイミング時点をキャンセ
ル日時とし、この日時をキャンセル証明電文に含ませて
いる。
【0068】会員管理サーバー20aは、取引認証サー
バー20cより受け取ったキャンセル証明電文に含まれ
る内容を該当の会員情報に関連づけして記録するととも
に、このキャンセル証明電文に含まれる内容に前記判定
結果を付帯させたキャンセル処理結果報告電文を商店サ
ーバー20bに送付する(s57)。
【0069】<決済>決済代行機関が会員から徴収した
取引代金を商店側に入金するための手続もある。図9
(A)(B)にその手続に関わる手順と、やりとりされ
る情報とをそれぞれ示した。決済代行機関120は会員
100から所定期間ごとに電子商取引に関わる代金を徴
収する(s61)。会員管理サーバー20aは、会員1
00に関連する会員情報に基づいて、その会員100か
ら徴収した代金の内、代金算出期間内に発生した所定の
商店110との電子商取引に関わる全ての取引代金を算
出する。そして、支払い予定日と、その予定日に支払わ
れる代金と、当該支払い行為自体を特定するための精算
伝票番号と、全取引についての明細とを含んだ支払い予
告電文を商店サーバー20Bに送付する(s62)。な
お、明細には、代金算出期間内に発生した個々の取引に
ついての伝票番号、支払い代金、その代金の回収状況
(回収済み/未納)などが含まれている。
【0070】決済代行機関120が課金代行した精算代
金を指定の口座に振り込むなどして商店110に支払う
(s63)と、商店サーバー20bは、精算伝票番号で
特定される支払い行為について、代金受領日と精算金額
とを記載した代金受領電文を会員管理サーバー20aに
送付する(s64)。
【0071】なお、上記s61〜s64の手順に代え
て、会員管理サーバー20aに、伝票番号に課金代行金
額や振り込みの実施状況などとを対応付けした課金代行
リストを取引した商店ごとに用意しておき、商店IDを
送付してそのリストの閲覧要求をしてきたコンピュータ
に該当の課金代行リストを送付する手順も考えられる。
【0072】<決済機関情報・商店情報の更新>所在地
やサーバーのアドレス情報などの身元情報や振込金融機
関などの決済方法の変更に伴って決済機関情報や商店情
報を更新する必要がある。図10(A)〜(C)は、そ
の更新手続をオンラインで行う場合の会員管理サーバー
20aと取引認証サーバー20cとの通信手順と、商店
サーバー20bと取引認証サーバー20cとの通信手順
と、これら通信手順において送受信される情報の内容と
をそれぞれ示している。
【0073】この例では、会員管理サーバー20aや商
店サーバー20bは、更新する情報とその更新予定日時
とを取引認証サーバー20cに送付し、その予定日に更
新処理が可能であればその旨の返答を行い、予定日時に
所定の情報を送付された情報に更新する。予定日時に更
新が不可能である場合はその旨を返答する。商店や決済
代行機関側ではその不可能の返答に対し、変更予定日時
を変更するなど適宜に対応すればよい。
【0074】===補足=== <取引の中止>上述の電子商取引における信用保証手順
において、商店サーバー20bが決済機関身元保証電文
の内容を確認してから課金代行依頼を会員管理サーバー
20aに通達するか否かを決定することとしてもよい。
例えば、取引を行わない決済代行機関の名称や決済方法
における条件(振込日)などをあらかじめデータベース
に用意しておき、送付された決済機関身元保証情報と照
らし合わせる。条件にあわない場合は課金代行依頼をし
ない旨を会員コンピュータに通知するなどして取引を中
止するのである。同様に、会員管理サーバー側でも、課
金代行依頼をしてきた商店サーバーに関連する商店情報
を商店身元保証電文によって確認してから課金代行を行
うか否かを決定することとしてもよい。そして、課金代
行を拒否する場合はその旨を商店サーバーに通知する。
【0075】<身元情報の保管>会員管理サーバー20
aや商店サーバー20bは、ある電子商取引機会に取得
した通信相手の身元情報を保管しておくこととしてもよ
い。それによって、同じ相手と再度取り引きをする場合
に取引認証サーバー20cに相手の身元確認をしなくて
済む。この場合、通信相手となるサーバーのIPアドレ
スをはじめ、各種身元情報が変更されることを想定し
て、一度保管した身元情報に有効期限を設けるのがより
好ましい。そして、同じ相手との電子商取引が発生した
とき、その相手の身元情報がすでに期限切れとなってい
れば、再度取引認証サーバーに身元情報を問い合わせ
る。あるいは、一度取引をした相手については、定期的
にその相手の身元情報を取引認証サーバーに問い合わせ
ることとしてもよい。
【0076】<アドレス情報による認証>本発明は、会
員管理サーバー20aや商店サーバー20bにアクセス
してきたコンピュータの身元をより確実に保証するため
の工夫として、アクセスしてきたコンピュータのアドレ
ス情報を利用する信用保証方法も提供している。
【0077】上述した<課金要求依頼>の手続きを例に
挙げて説明すると、会員管理サーバー20aは、アクセ
スしてきたコンピュータが課金代行依頼電文を送付して
きたとき、この電文に付帯する商店IDを取引認証サー
バー20cに送付して商店の身元を調査してもらってい
る。確かに、商店IDに関連する商店情報が存在すれ
ば、ライセンスキーの発行を受けた正規の商店が存在す
ることが証明される。しかし、商店IDを送付したコン
ピュータ自体の身元が保証されたわけではない。そこ
で、会員管理サーバー20aがアクセスしてきたコンピ
ュータのIPアドレスを取得した上で、商店IDを含ん
だ商店身元調査依頼電文を取引認証サーバー20cに送
付する。
【0078】取引認証サーバー20cは、商店IDに関
連する商店情報に記載されているアドレス情報(商店サ
ーバー20bのIPアドレス)を含んだ商店身元保証電
文を会員管理サーバー20aに返送し、会員管理サーバ
ー20aはこの電文中のIPアドレスと先に取得したI
Pアドレスとを照合し、双方が一致したら電子商取引に
関わる以降の手続きが続行する。もちろん会員管理サー
バー20aが、課金依頼要求電文によって取得した商店
サーバーのIPアドレスを商店身元調査依頼電文に含ま
せることとし、取引認証サーバー20c側でこの電文中
の商店IDとIPアドレスの双方に関連する商店情報が
存在すれば、その商店の身元を保証することとしてもよ
い。
【0079】同様にして、取引完遂報告電文に決済機関
IDを必須情報として含ませることとし、商店サーバー
20bは取引完遂報告電文を送付してきたコンピュータ
のIPアドレスを取得し、そのIPアドレスと先に課金
代行依頼電文を送付した会員管理サーバー20aのIP
アドレスとを照合すれば、決済代行機関の身元が確実に
保証される。もちろん、IPアドレスによる認証は、上
述のキャンセル手続や決済手続きなど、電子商取引機会
以外に発生する各種手続きにも適用することができる。
例えば、上述の課金代行リストを閲覧する形態の決済手
続きにおいて、会員管理サーバー20aが、閲覧要求を
してきたコンピュータのアドレス情報とこのコンピュー
タが送付した商店IDに対応付けされているアドレス情
報とを照合して閲覧の許可/拒否をすれば、第三者にリ
ストが渡ることがない。
【0080】なお、取引相手のアドレス情報を取引認証
サーバー20cに問い合わせるタイミングとしては、会
員管理サーバー20aと商店サーバー20bとが実際に
通信しているときに、通信相手の身元情報が保管期限を
過ぎていたり、身元情報の変更によって保管されている
アドレス情報と実際に通信している相手のアドレス情報
とが異なっていたりする場合など、必要に応じて適時と
すればよい。
【0081】===実施例2:IP接続形態を変更した
モデル=== 上記実施例1では、会員コンピュータはダイアルアップ
によってインターネットに接続することとしている。し
かし、専用線接続などのインターネット接続形態では、
会員コンピュータに固定にIPアドレスが割り当てられ
ている。本発明はこのような接続形態にも適用できる。
【0082】図11はプロバイダを決済代行機関とし、
かつ、会員コンピュータにIPアドレスが固定に割り当
てられているモデルに本発明を適用した場合のネットワ
ーク構成を例示している。複数の利用者コンピュータ1
0aとルータ11とがLANに接続されている。各利用
者コンピュータ10aにはIPアドレスが固定に割り当
てられている。そして、ルーター11とプロバイダのル
ータ21とが専用線によって接続されている。この接続
形態において、会員はどの利用者コンピュータ10aも
使用することができることとする。
【0083】会員管理サーバー20aにログイン手続き
用の認証情報の記入欄(フォーム)を含んだWebペー
ジ(ログイン画面)を用意しておく。会員があるコンピ
ュータ10を使用し、ブラウザがこのログイン画面を取
り寄せる。このコンピュータ10にて所定の記入欄に会
員IDやパスワードなどの認証情報を記入し、これを返
送する。
【0084】会員管理サーバー20aは返送された認証
情報と該当の会員情報とを照合した後、このコンピュー
タ10の使用者を会員と認定するとともに、このコンピ
ュータ10aのIPアドレスを取得する。そして、この
コンピュータ10を会員コンピュータとして会員管理サ
ーバー20aにログインさせる。そして、会員コンピュ
ータ10のログイン期間とIPアドレスとを該当の会員
情報に関連づけして記録する。それによって、会員管理
サーバー20aがログイン期間中の会員コンピュータ1
0の(使用者の)身元を保証する。
【0085】上述したダイアルアップIP接続では、会
員管理サーバー20aがアクセスしてきたコンピュータ
にIPアドレスを割り当ててその割り当て期間を監視/
記録するのに対して、このモデルでは、会員管理サーバ
ー20aがログインしてきたコンピュータ10のIPア
ドレスを取得してそのログイン期間を監視/記録してい
る点が異なるだけであり、電子商取引に関わる手続きや
他の手続き(キャンセルなど)は実施例1の手順と同様
となる。
【0086】会員コンピュータ10が会員管理サーバー
20aからログオフするためには、会員管理サーバー2
0aにログオフ用のWebページを用意し、会員コンピ
ュータ10がそのページをとり寄せて所定の指示を行え
ばよいし、あるいは、ログインしてから所定時間が経過
した時点で自動的にログオフすることも可能である。
【0087】なお、より好ましい方法として、JAVA
(登録商標)アプレットを利用する方法がある。例え
ば、会員管理サーバー20aが、ログインしてきた会員
コンピュータ10に、ログイン用Webページが表示さ
れているブラウザ画面とは異なるブラウザ画面(子画
面)を常時表示させておくためのJAVAアプレットを
送付する。この子画面にログオフ処理のCGIへのリン
クが設定されたボタンなどを配置しておき、会員コンピ
ュータ10にてこのボタンをマウスでクリックするとロ
グオフする。
【0088】===実施例3:決済代行機関を変更した
モデル=== プロバイダ以外の機関を決済代行機関とするモデルも考
えられる。本発明はそのようなモデルにも適用できる。
この決済代行機関を変更したモデルにおける本発明の適
用例を実施例3とし、図12に実施例3におけるネット
ワーク構成図を示した。例えば、銀行などを決済代行機
関とした場合、その銀行は預金口座を持つ顧客を会員と
して会員管理サーバー20aを管理することとし、この
会員管理サーバー20aがプロキシ(代理)サーバーと
して機能する。会員は任意のプロバイダと契約し、ダイ
アルアップや専用線など、適宜な形態でインターネット
接続を行なうものとする。そして、会員は、会員コンピ
ュータ10にインストールされているブラウザのプロキ
シ設定を決済代行機関が運営するプロキシサーバー(会
員管理サーバー)20aにセットすることで、Webペ
ージが必ず会員管理サーバー20aを経由してブラウザ
に送達されるようにする。
【0089】まず、上記実施例2におけるログイン手続
きと同様にして、会員コンピュータ10が会員管理サー
バー20aからログイン画面を取り寄せ、この画面中に
記入した認証情報を返送してログインを行なう。会員管
理サーバー20aは、会員コンピュータ10がログイン
してからログアウトするまでの間、この会員コンピュー
タの身元保証を行なう。
【0090】ログイン中にある会員コンピュータ10が
商店サーバー20bに宛てたHTTPリクエストをイン
ターネット上に送出すると、まず、プロキシ設定に従っ
てこのリクエストが会員管理サーバー20aに送達する
(s81)。会員管理サーバー20aは、そのリクエス
トの送信元IPアドレスを自身が所有するIPアドレス
に変換する。そして、その変換したIPアドレスを送信
元IPアドレスとしてHTTPリクエストがインターネ
ットに再送出することで、このリクエストが商店サーバ
ー20bに送達する(s82)。前記リクエストを受け
取った商店サーバー20bは、会員管理サーバー20a
に宛ててHTTPレスポンスを返し(s83)、会員管
理サーバー20aはHTTPレスポンスの返送先IPア
ドレスを会員コンピュータ10のIPアドレスに再変換
し、このHTTPレスポンスをインターネットに再送出
することで当該レスポンスが会員コンピュータ10に送
達する(s84)。
【0091】会員管理サーバー20aはログインした会
員コンピュータ10にいつ、どのIPアドレスを割り当
てたかを該当の会員情報に対応付けして管理すること
で、会員コンピュータ10と商店サーバー20bとの電
子商取引において、本発明の信用保証方法を適用するこ
とが可能となる。
【0092】また、企業や学校に設置されているコンピ
ュータでは、Webブラウザのプロキシ設定を勝手に変
更できない場合が多い。このようなコンピュータ設置環
境下での電子商取引に際して本発明の信用保証方法を適
用させる為には、JAVAアプレットとして用意された
電子商取引専用のブラウザを会員管理サーバー20aか
ら取り寄せる方式を採用すればよい。
【0093】この専用ブラウザは、あらかじめ会員管理
サーバー20a経由でWebページの閲覧を行うように
プロキシ設定がなされている。このブラウザによるWe
b閲覧利用に先だってログイン画面を自動表示させれ
ば、ログインしない限りこの専用ブラウザが使えないよ
うにすることができる。そして、決済代行機関は、専用
ブラウザを利用している会員コンピュータの使用者を会
員として身元保証を行なう。
【0094】===その他の実施例・応用例=== <リダイレクション>会員管理サーバー20aが取引確
認通知を該当の会員コンピュータ10に送付するため
に、上述の「プラグイン」によらず、HTTPの「リダ
イレクト機能」を利用することも可能である。商店サー
バー20bは、HTTPで送られてくる商品購入イベン
トの発生に応動し、会員管理サーバー20aから取引確
認通知を取り寄せるためのURLを記載したHTTPリ
ダイレクト応答を会員コンピュータ10に送る。それに
よって、会員管理サーバー20aは、図5におけるs2
4〜s28の手順によってすでに用意されている取引確
認通知に相当するWebページを会員コンピュータ10
aに送付する。この場合、会員管理サーバー10aは、
取引認証サーバー20bに、決済機関情報に関するアド
レス情報の一つとして、取引確認通知を取り寄せるため
のURLを登録することとし、取引認証サーバー20c
は、決済機関身元保証電文にそのURLを含ませればよ
い。また、取引完了通知についても、会員管理サーバー
20aが会員コンピュータ10による完遂確認に応動し
て商店サーバー20bから取引完了通知を取り寄せるた
めのURLを記載したHTTPリダイレクト応答を会員
コンピュータ10に送付すればよい。
【0095】<匿名利用者ID>上述したように、個人
情報を開示せずに電子商取引を行った会員を特定するた
めの匿名利用者IDとして、商品購入イベントを発生さ
せたコンピュータのIPアドレスを利用したモデルをい
くつか例示した。しかしIPアドレスに限らず他の情報
を匿名利用者IDとして利用することは可能である。例
えば、Cookieなどが利用できる。例えば、ログイ
ン画面のWebページによって会員コンピュータが会員
管理サーバーにログインすると、会員管理サーバーが会
員コンピュータにCookieを発行する。会員管理サ
ーバーはこの会員コンピュータのログイン期間とCoo
kieとを対応付けして管理する。会員コンピュータが
商店サーバーとの電子商取引に際してはこのCooki
eを商店サーバーに開示する。もちろん、取引認証サー
バーは、Cookieと特定の決済代行機関とを対応付
けするための情報を決済機関情報として管理することと
する。インターネットに限らず複数のLANを包括する
相互接続ネットワークでは、MACアドレスを匿名利用
者IDとして利用できよう。匿名利用者IDと決済代行
機関との対応付けを取引認証サーバーが管理していれ
ば、匿名利用者IDのデータ形態(IPアドレス、Co
okieなど)は決済代行機関ごとに異なっていてもよ
い。
【0096】<商店識別情報、決済機関識別情報>上記
実施例1では、会員管理サーバーと商店サーバーとが通
信する際に自身の身元に関連する情報として決済機関I
Dや商店IDによって名乗っていた。決済代行機関や商
店の身元情報として取引認証サーバーに登録されていれ
ば、これらのIDに代えて、例えば、決済代行機関や商
店自身のドメイン名などのネットワークの名称や、決済
代行機関や商店の名称などとすることもできる。
【0097】<アドレス情報>上記実施例1において、
商店サーバーは、会員コンピュータからの商品購入イベ
ントの発生に応動して、匿名利用者IDを取引認証サー
バーに送付し、課金代行依頼電文の送付先となる会員管
理サーバーのアドレス情報を決済機関身元保証電文とし
て取得している。このような取得手順に限らず、取引認
証サーバーが事前に会員管理サーバーのアドレス情報
と、該当の決済代行機関が使用する匿名利用者IDにつ
いての情報と商店サーバーに会員管理サーバーのアドレ
ス情報を送付しておくことで取得することとしてもよ
い。もちろん、会員管理サーバーのアドレス情報と匿名
利用者IDについての情報とを格納したCD−ROMな
どのデータ記録媒体を事前に商店に配布し、商店サーバ
ーがその媒体の格納情報を読み込んで保有することとし
てもよい。
【0098】<取引の履歴>上記実施例1において、会
員管理サーバーは、会員からの取引完遂確認をとった時
点で、伝票番号と課金代行依頼電文中から抜粋した情報
と該当の会員情報とを対応付けし、この対応付けをある
取引についての最終的な記録として保管している。しか
し、当然のことではあるが、ある取引に関する履歴は課
金代行依頼電文が送達してから記録されはじめている。
そして、その後の通信機会に取得したり生成したりした
情報を該当の取引履歴に随時追記していく。なお、伝票
番号が生成されるまでは、利用者匿名IDと取引日時の
ペアなど、適宜な情報が取引を特定するための情報とし
て利用できる。また、商店が取引番号など取引が完遂す
るまで仮の識別情報を発行し、これを利用することも可
能であろう。もちろん、商店サーバーが記録する販売記
録簿や取引認証サーバーの取引記録簿についても、ある
取引が完了した時点で適宜な情報同士が対応付けされて
記録された状態を示している。
【0099】<伝票番号>上記実施例1では、会員管理
サーバーが取引認証サーバーより商店身元保証電文を受
け取ったタイミングで伝票番号を生成している。このタ
イミングに限らず、商店サーバーからの課金代行依頼電
文の送達以後で適宜なタイミングで伝票番号を生成する
こととしてもよい。また、伝票番号の生成場所も会員管
理サーバーに限らず、商店サーバーとしてもよく、例え
ば、商品購入イベントの発生に応動して商店サーバーが
伝票番号を生成し、各サーバーがこの伝票番号を持ち回
りながら、該当の取引についての処理を遂行していく手
順も考えられる。
【0100】
【発明の効果】本発明の信用保証方法は、ある決済代行
機関に登録されている会員と商品販売機関とが、インタ
ーネットなどの相互接続ネットワークを介して電子商取
引を行う場合に、決済代行機関が商品販売機関に代行し
て会員から商品購入代金を徴収するビジネスモデルにお
いて、信用保証機関が商品販売機関と決済代行機関の相
互の身元保証と商取引の証拠保全とを行い、会員につい
ての身元保証を決済代行機関が行う。そのため、「個人
情報を秘匿した上での信用保証」という一見矛盾した課
題に対しても極めて高い信頼性を確保することができ
る。
【0101】取引認証サーバーは電子商取引に際して、
商品販売機関と決済代行機関とからの要求に応じて相手
の身元を保証するとともに、取引を一意に特定する伝票
番号を両機関から送付させてこれを突き合わせる。それ
によって、偽造取引や取引内容の捏造を排除/防止する
ことができる。
【0102】取引を伝票番号で管理することで、後のキ
ャンセルにも伝票番号によって該当の取引を一意に特定
できるし、取引認証サーバーがキャンセル対象の伝票番
号を会員管理サーバーと商店サーバーの双方から受け取
って照合すれば、キャンセル手続により高い信頼性を保
証することができる。
【0103】本発明の信用保証方法に従って電子商取引
を行うためにホストコンピュータに実装されるプログラ
ムにシリアル番号を割り当て、インストールする際にシ
リアル番号を取引認証サーバーに送付させるとともに、
インストール元の身元情報を登録させる。このシリアル
番号と身元情報の登録と引き替えに取引認証サーバーへ
のアクセスを可能とするライセンスキーを発行する。そ
れによって、プログラム自体が不正コピーされることに
よって出現する偽者を排除することが可能となる。
【0104】取引認証サーバーがライセンスキーを所有
しないコンピュータからのアクセスを禁止することで、
正規の商品販売機関や決済代行機関が身元情報などをオ
ンラインで変更する場合にも対応できる。そのため、重
要事項の変更でない限りは書面等による変更手続を不要
とし、手続に伴う電子商取引サービスの休止期間を短く
したり無くしたりすることができる。
【0105】会員管理サーバーや商店サーバーが実際に
通信している相手のアドレス情報と、取引認証サーバー
から送付された電文に含まれている相手のアドレス情報
とを照合することで、虚偽の電文が送付されてきてもこ
れを排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インターネットにおけるネットワーク構成図を
示している。
【図2】本発明の実施例1におけるネットワーク構成図
を示している。
【図3】(A)は、上記実施例1のネットワークを構成
する会員管理サーバーが決済機関プログラムをインスト
ールする際に取引認証サーバーと行う通信手順図であ
る。(B)は、上記実施例1のネットワークを構成する
商店サーバーが商店プログラムをインストールする際に
取引認証サーバーと行う通信手順図を示している。
(C)は前記手順において送受信される情報の内容を概
略図として示している。
【図4】上記実施例1のネットワークを構成する会員コ
ンピュータが上記会員管理サーバーにのログインする際
の手順図を示している。
【図5】上記実施例1における電子商取引の通信手順図
を示している。
【図6】上記電子商取引における通信時に送受信される
情報の内容を概略図として示している。
【図7】上記実施例1におけるキャンセル手続例1を示
している。(A)はその手順図を示しており、(B)は
その手順において送受信される情報の内容を概略図とし
て示している。
【図8】上記実施例1におけるキャンセル手続例2を示
している。(A)はその手順図を示しており、(B)は
その手順において送受信される情報の内容を概略図とし
て示している。
【図9】上記実施例1において、決済代行機関が会員か
ら徴収した取引代金を商店側に入金するための手続例を
示している。(A)(B)にその手続の手順図と送受信
される情報の概略図とをそれぞれ示した。
【図10】上記実施例1において、取引認証サーバーに
登録されている身元情報などの更新手続例を示してい
る。(A)は会員管理サーバーと取引認証サーバーとの
通信手順図であり、(B)は商店サーバーと取引認証サ
ーバーとの通信手順図である。(C)は(A)(B)に
示した手順おいて送受信される情報の内容を概略図とし
て示している。
【図11】本発明の実施例2における会員コンピュータ
と会員管理サーバーとの接続形態例を概略図として示し
ている。
【図12】本発明の実施例3におけるネットワーク構成
図を示している。
【符号の説明】
10 会員コンピュータ 10a〜10c 利用者コンピュータ 20a 会員管理サーバー 20b 商店サーバー 20c 取引認証サーバー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年10月15日(2001.10.
15)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1の発明は次の事項(1)〜(13)を充足するもの
である。 (1)複数の個別ネットワークを包含する相互接続ネッ
トワークを介して、ある決済代行機関と契約している会
員が使用する会員コンピュータと、ある商品販売機関が
運用する商店サーバーとが電子商取引を行う際の信用保
証方法である。 (2)前記決済代行機関が運用する会員管理サーバーが
前記相互接続ネットワークに接続されている。この会員
管理サーバーは多数の会員についての名簿情報を会員情
報として管理し、前記会員コンピュータが所定の認証手
続きを経てログインしてくると、この会員コンピュータ
に対応付けされる匿名利用者IDと当該ログイン期間と
を該当の会員情報に関連づけて管理する。 (3)ある信用保証機関が運用する取引認証サーバーが
前記相互接続ネットワークに接続されている。この取引
認証サーバーは、多数の決済代行機関のそれぞれの身元
情報や決済方法を記述した決済機関情報と、多数の商品
販売機関のそれぞれの身元情報や決済方法を記述した商
店情報とを集約したデータベースを管理しているととも
に、所定の認証手続きを経てアクセスしてきた商店サー
バーや会員管理サーバーと通信する。 (4)前記商店サーバーは、直接的または間接的にアク
セスしてきた会員コンピュータに対応付けされている匿
名利用者IDを取得するとともに、この会員コンピュー
タが送付した商品購入イベントに応動して、前記匿名利
用者IDを含んだ決済機関身元調査依頼電文を前記取引
認証サーバーに送付する。 (5)前記取引認証サーバーは、前記決済機関身元調査
依頼電文に含まれている匿名利用者IDに基づいて前記
データベースを検索し、関連する決済機関情報から適宜
な情報を抜粋して作成した決済機関身元保証電文を前記
商店サーバーへ返送する。 (6)前記商店サーバーは、前記決済機関身元保証電文
に含まれているアドレス情報に従って前記会員管理サー
バーにアクセスし、前記匿名利用者IDと自身の身元に
関連する商店識別情報とを含んだ課金代行依頼電文を送
付する。 (7)会員管理サーバーは、前記課金代行依頼電文に記
載されている商店識別情報を含んだ商店身元調査依頼電
文を前記取引認証サーバーに送付する。 (8)前記取引認証サーバーは、前記商店身元調査依頼
電文に含まれている前記商店識別情報に基づいて前記デ
ータベースを検索し、関連する商店情報から適宜な情報
を抜粋して作成した商店身元保証電文を前記会員管理サ
ーバーへ返送する。 (9)前記会員管理サーバーは、前記商店身元保証電文
を受け取ると、前記商店サーバーが送付した前記課金代
行依頼電文に含まれている前記匿名利用者IDと商品購
入イベントの発生日時(取引日時)とに基づいて、現に
ログインしている該当の会員コンピュータに、前記課金
代行依頼電文や前記商店身元保証電文や該当する会員情
報から適宜に抜粋した情報と、この会員管理サーバーま
たは前記商店サーバーにおいて生成した唯一無二の伝票
番号とを含んだ取引確認通知を送付して取引完遂確認を
取る。 (10)前記会員管理サーバーは、前記取引完遂確認を取
ると前記課金代行依頼電文から抜粋した適宜な情報と前
記伝票番号とを該当の会員情報に関連づけして記憶し、
前記課金代行依頼電文から適宜に抜粋した情報と前記取
引完遂確認の結果と前記伝票番号とを含む取引完遂報告
電文を前記商店サーバーに送付するとともに、前記課金
代行依頼電文から適宜に抜粋した情報と前記伝票番号と
を含んだ取引報告電文を前記取引認証サーバーに送付す
る。 (11)前記商店サーバーは、前記取引完遂報告電文を受
け付けると、前記伝票番号を含む取引証明依頼電文を前
記取引認証サーバーに送付する。 (12)前記取引認証サーバーは、前記取引報告電文と前
記取引証明依頼電文とを比較して双方の伝票番号が符合
すると、当該伝票番号と該当の取引金額とを取引記録簿
に記録するとともに、伝票番号が符合した旨の取引証明
電文を前記商店サーバーに送付する。 (13)前記商店サーバーは、前記取引証明電文を受け取
ると、この電文に含まれている伝票番号と、当該証明電
文の受領起源となった前記課金代行依頼電文や前記決済
機関身元保証電文から適宜に抜粋した情報とを対応付け
して販売記録簿に記録する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0066
【補正方法】変更
【補正内容】
【0066】会員管理サーバー20aはキャンセル依頼
電文中の伝票番号に対応付けされている会員情報を参照
し、該当の取引のキャンセルが成功したか、あるいは、
すでに課金代行が実施されてしまうなどしてキャンセル
が失敗したかを判別し、その判別結果と伝票番号とを含
んだキャンセル処理報告電文を取引認証サーバー20c
に送付する(s5)。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0067
【補正方法】変更
【補正内容】
【0067】取引認証サーバー20cは、キャンセル処
報告電文に含まれている伝票番号と、先に商店サーバ
ー20bより送付されたキャンセル依頼報告電文中の伝
票番号とを照合する。双方の伝票番号が一致すると、あ
る伝票番号によって特定される取引についてキャンセル
手続きが行われた旨の証明書(キャンセル証明書)を生
成し、この証明書と伝票番号とを含んだキャンセル証明
電文を会員管理サーバー20aに送付する(s5)。
なお、本実施例では、キャンセル証明書の生成時点やキ
ャンセル依頼電文の送達時点など、キャンセル手続きの
実施中における適宜なタイミング時点をキャンセル日時
とし、この日時をキャンセル証明電文に含ませている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0068
【補正方法】変更
【補正内容】
【0068】会員管理サーバー20aは、取引認証サー
バー20cより受け取ったキャンセル証明電文に含まれ
る内容を該当の会員情報に関連づけして記録するととも
に、このキャンセル証明電文に含まれる内容に前記判定
結果を付帯させたキャンセル処理結果電文を商店サーバ
ー20bに送付する(s5)。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0069
【補正方法】変更
【補正内容】
【0069】<決済>決済代行機関が会員から徴収した
取引代金を商店側に入金するための手続もある。図9
(A)(B)にその手続に関わる手順と、やりとりされ
る情報とをそれぞれ示した。決済代行機関120は会員
100から所定期間ごとに電子商取引に関わる代金を徴
収する(s61)。会員管理サーバー20aは、会員1
00に関連する会員情報に基づいて、その会員100か
ら徴収した代金の内、代金算出期間内に発生した所定の
商店110との電子商取引に関わる全ての取引代金を算
出する。そして、支払い予定日と、その予定日に支払わ
れる代金と、当該支払い行為自体を特定するための精算
伝票番号と、全取引についての明細とを含んだ支払予告
文を商店サーバー20Bに送付する(s62)。な
お、明細には、代金算出期間内に発生した個々の取引に
ついての伝票番号、支払い代金、その代金の回収状況
(回収済み/未納)などが含まれている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B049 AA05 BB11 CC00 CC05 CC36 EE05 GG04 GG07

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 つぎの事項(1)〜(13)を充足する発
    明。 (1)複数の個別ネットワークを包含する相互接続ネッ
    トワークを介して、ある決済代行機関と契約している会
    員が使用する会員コンピュータと、ある商品販売機関が
    運用する商店サーバーとが電子商取引を行う際の信用保
    証方法である。 (2)前記決済代行機関が運用する会員管理サーバーが
    前記相互接続ネットワークに接続されている。この会員
    管理サーバーは多数の会員についての名簿情報を管理
    し、前記会員コンピュータが所定の認証手続きを経てロ
    グインしてくると、この会員コンピュータに対応付けさ
    れる匿名利用者IDと当該ログイン期間とを該当の会員
    名簿情報に関連づけて管理する。 (3)ある信用保証機関が運用する取引認証サーバーが
    前記相互接続ネットワークに接続されている。この取引
    認証サーバーは、多数の決済代行機関のそれぞれの身元
    情報や決済方法を記述した決済機関情報と、多数の商品
    販売機関のそれぞれの身元情報や決済方法を記述した商
    店情報とを集約したデータベースを管理しているととも
    に、所定の認証手続きを経てアクセスしてきた商店サー
    バーや会員管理サーバーと通信する。 (4)前記商店サーバーは、直接的または間接的にアク
    セスしてきた会員コンピュータに対応付けされている匿
    名利用者IDを取得するとともに、この会員コンピュー
    タが送付した商品購入イベントに応動して、前記匿名利
    用者IDを含んだ決済機関身元調査依頼電文を前記取引
    認証サーバーに送付する。 (5)前記取引認証サーバーは、前記決済機関身元調査
    依頼電文に含まれている匿名利用者IDに基づいて前記
    データベースを検索し、関連する決済機関情報から適宜
    な情報を抜粋して作成した決済機関身元保証電文を前記
    商店サーバーへ返送する。 (6)前記商店サーバーは、前記決済機関身元保証電文
    に含まれているアドレス情報に従って前記会員管理サー
    バーにアクセスし、前記匿名利用者IDと自身の身元に
    関連する商店識別情報とを含んだ課金代行依頼電文を送
    付する。 (7)会員管理サーバーは、前記課金代行依頼電文に記
    載されている商店識別情報を含んだ商店身元調査依頼電
    文を前記取引認証サーバーに送付する。 (8)前記取引認証サーバーは、前記商店身元調査依頼
    電文に含まれている前記商店識別情報に基づいて前記デ
    ータベースを検索し、関連する商店情報から適宜な情報
    を抜粋して作成した商店身元保証電文を前記会員管理サ
    ーバーへ返送する。 (9)前記会員管理サーバーは、前記商店身元保証電文
    を受け取ると、前記商店サーバーが送付した前記課金代
    行依頼電文に含まれている前記匿名利用者IDと商品購
    入イベントの発生日時(取引日時)とに基づいて、現に
    ログインしている該当の会員コンピュータに、前記課金
    代行依頼電文や前記商店身元保証電文や該当する会員名
    簿情報から適宜に抜粋した情報と、この会員管理サーバ
    ーまたは前記商店サーバーにおいて生成した唯一無二の
    伝票番号とを含んだ取引確認通知を送付して取引完遂確
    認を取る。 (10)前記会員管理サーバーは、前記取引完遂確認を取
    ると前記課金代行依頼電文から抜粋した適宜な情報と前
    記伝票番号とを該当の会員情報に関連づけして記憶し、
    前記課金代行依頼電文から適宜に抜粋した情報と前記取
    引完遂確認の結果と前記伝票番号とを含む取引完遂報告
    電文を前記商店サーバーに送付するとともに、前記課金
    代行依頼電文から適宜に抜粋した情報と前記伝票番号と
    を含んだ取引報告電文を前記取引認証サーバーに送付す
    る。 (11)前記商店サーバーは、前記取引完遂報告電文を受
    け付けると、前記伝票番号を含む取引証明依頼電文を前
    記取引認証サーバーに送付する。 (12)前記取引認証サーバーは、前記取引報告電文と前
    記取引証明依頼電文とを比較して双方の伝票番号が符合
    すると、当該伝票番号と該当の取引金額とを取引記録簿
    に記録するとともに、伝票番号が符合した旨の取引証明
    電文を前記商店サーバーに送付する。 (13)前記商店サーバーは、前記取引証明電文を受け取
    ると、この電文に含まれている伝票番号と、当該証明電
    文の受領起源となった前記課金代行依頼電文や前記決済
    機関身元保証電文から適宜に抜粋した情報とを対応付け
    して販売記録簿に記録する。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の信用保証方法におい
    て、前記事項(4)〜(6)を次の事項(21)〜(23)
    に置換したことを特徴とする信用保証方法。 (21)前記取引認証サーバーは、前記決済代行機関につ
    いての決済機関情報から適宜な情報を抜粋して作成した
    決済機関身元保証電文を前記商店サーバーへ適時に送付
    する。 (22)前記商店サーバーは、直接的または間接的にアク
    セスしてきた会員コンピュータに対応付けされている匿
    名利用者IDを取得し、このIDに対応付けされている
    前記会員管理サーバーのアドレス情報を前記取引認証サ
    ーバーから送付された前記決済機関身元保証電文に基づ
    いて特定する。 (23)前記商店サーバーは、前記会員コンピュータが送
    付した商品購入イベントに応動して、前記匿名利用者I
    Dに基づいて特定したアドレス情報に従って前記会員管
    理サーバーにアクセスし、前記匿名利用者IDと自身の
    身元に関連する商店識別情報とを含んだ課金代行依頼電
    文を送付する。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の信用保証方法におい
    て、前記事項(21)(22)を次の事項(31)(32)に置
    換したことを特徴とする信用保証方法。 (31)前記商店サーバーは、前記会員管理サーバーに関
    連する適宜な情報を決済機関身元保証情報として保有し
    て管理している。 (32)前記商店サーバーは、直接的または間接的にアク
    セスしてきた会員コンピュータに対応付けされている匿
    名利用者IDを取得し、このIDに対応付けされている
    前記会員管理サーバーのアドレス情報を前記決済機関身
    元保証情報に基づいて特定する。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の信用保
    証方法において、次の事項(41)〜(43)を充足するこ
    とを特徴とする信用保証方法。 (41)前記商店サーバーは、ある伝票番号の電子商取引
    をキャンセルする場合、その伝票番号と前記商店識別情
    報とを含んだキャンセル依頼電文を前記会員管理サーバ
    ーに送付するとともに、前記伝票番号を含んだキャンセ
    ル依頼報告電文を前記取引認証サーバーに送付する。 (42)前記会員管理サーバーは、前記キャンセル依頼電
    文に含まれる伝票番号に関連づけされている会員情報に
    基づいて、該当の電子商取引に関わる課金処理を中止で
    きるか否かを判定してその判定結果を該当の前記会員情
    報に関連づけて記録し、前記判定結果をキャンセル処理
    結果電文として前記商店サーバーに通知するとともに、
    前記伝票番号と前記判定結果とを含むキャンセル処理報
    告電文を前記取引認証サーバーに送付する。 (43)前記取引認証サーバーは、前記キャンセル処理報
    告電文を受け取って、当該電文に含まれている前記判定
    結果を前記伝票番号に対応付けされている前記取引記録
    簿に追記する。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の信用保
    証方法において、次の事項(51)〜(54)を充足するこ
    とを特徴とする信用保証方法。 (51)前記商店サーバーは、ある伝票番号の電子商取引
    をキャンセルする場合、その伝票番号と前記商店識別情
    報とを含んだキャンセル依頼電文を前記会員管理サーバ
    ーに送付するとともに、前記伝票番号を含んだキャンセ
    ル依頼報告電文を前記取引認証サーバーに送付する。 (52)前記会員管理サーバーは、前記キャンセル依頼電
    文に含まれる伝票番号に関連づけされている会員情報に
    基づいて該当の電子商取引に関わる課金処理を中止でき
    るか否かを判定し、その判定結果と当該伝票番号とを含
    んだキャンセル処理報告電文を前記取引認証サーバーに
    送付する。 (53)前記取引認証サーバーは、前記キャンセル処理報
    告電文を受け取ると、当該電文に含まれている前記伝票
    番号と、前記キャンセル依頼報告電文中の伝票番号とを
    照合し、双方が一致すると該当の電子商取引についてキ
    ャンセルに関わる手続きがなされた旨のキャンセル証明
    書を含んだキャンセル証明電文を前記会員管理サーバー
    に送付する。 (54)前記会員管理サーバーは、前記キャンセル証明電
    文に含まれている前記キャンセル証明書と前記判定結果
    と前記伝票番号とを含んだキャンセル処理結果電文を前
    記商店サーバーに送付する。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の信用保
    証方法において、次の事項(61)〜(65)を充足するこ
    とを特徴とする信用保証方法。 (61)ある商品販売機関が管理する販売機関コンピュー
    タが前記相互接続ネットワークに接続されている。当該
    コンピュータは適宜な媒体を介して商店プログラムをイ
    ンストールすることで前記商店サーバーとして機能す
    る。 (62)前記取引認証サーバーは、商品販売機関ごとの前
    記商店情報として、頒布された前記商店プログラムのそ
    れぞれに固有のシリアル番号と唯一無二の商店ライセン
    スキーとを対応付けして前記データベースに集約/管理
    している。 (63)前記販売機関コンピュータは、前記商店プログラ
    ムのインストール処理を実行すると、前記取引認証サー
    バーにアクセスし、当該プログラム固有に割り当てられ
    ているシリアル番号と、インストール手順を通じて入力
    した情報とを含んだ商店登録要求電文を送付する。 (64)前記取引認証サーバーは、前記商店登録要求電文
    に含まれている前記シリアル番号を前記データベースに
    照会し、当該番号が重複していない旨を確認すると、前
    記販売機関コンピュータに新規の商店ライセンスキーを
    発行して前記販売機関コンピュータに送付するととも
    に、このライセンスキーに前記商店登録要求電文により
    取得した前記シリアル番号や前記入力情報などを前記商
    店情報としてデータベースに格納する。 (65)前記販売機関コンピュータは、前記商店プログラ
    ムをインストールすると、前記取引認証サーバーにアク
    セスする際に、前記商店ライセンスキーを送付して認証
    手続きを行う。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか記載の信用保証
    方法において、次の事項(71)〜(75)を充足すること
    を特徴とする信用保証方法。 (71)ある決済代行機関が管理する決済機関コンピュー
    タが前記相互接続ネットワークに接続されている。当該
    コンピュータは適宜な媒体を介して決済機関プログラム
    をインストールすることで前記会員管理サーバーとして
    機能する。 (72)前記取引認証サーバーは、決済代行機関ごとの前
    記決済機関情報として、頒布された前記決済機関プログ
    ラムのそれぞれに固有のシリアル番号と唯一無二の決済
    機関ライセンスキーとを対応付けして前記データベース
    に集約/管理している。 (73)前記決済機関コンピュータは、前記決済機関プロ
    グラムのインストール処理を実行すると、前記取引認証
    サーバーにアクセスし、当該プログラム固有に割り当て
    られているシリアル番号と、インストール手順を通じて
    入力した情報とを含んだ決済機関登録要求電文を送付す
    る。 (74)前記取引認証サーバーは、前記決済機関登録要求
    電文に含まれている前記シリアル番号を前記データベー
    スに照会し、当該番号が重複していない旨を確認する
    と、前記決済機関コンピュータに新規の前記決済機関ラ
    イセンスキーを発行して前記決済機関コンピュータに送
    付するとともに、このライセンスキーに前記決済機関登
    録要求電文により取得した前記シリアル番号や前記入力
    情報などを前記決済機関情報として前記データベースに
    格納する。 (75)前記決済機関コンピュータは、前記決済機関プロ
    グラムをインストールすると、前記取引認証サーバーに
    アクセスする際に、前記決済機関ライセンスキーを送付
    して認証手続きを行う。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の信用保
    証方法において、次の事項(81)を充足することを特徴
    とする信用保証方法。 (81)前記取引認証サーバーは、前記商店サーバーが送
    付した前記商店情報を変更する旨の商店情報変更依頼電
    文を受領し、該当の商店情報を前記商店情報変更依頼電
    文に含まれている商店情報に変更する。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の信用保
    証方法において、次の事項(91)を充足することを特徴
    とする信用保証方法。 (91)前記取引認証サーバーは、前記会員管理サーバー
    が送付した前記決済機関情報を変更する旨の決済機関情
    報変更依頼電文を受領し、該当の決済機関情報を前記決
    済機関情報変更依頼電文に含まれている決済機関情報に
    変更する。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の信用
    保証方法であって、次の事項(101)〜(103)を充足す
    る。 (101)前記会員管理サーバーは、アクセスしてきたコ
    ンピュータが前記商店サーバーの商店識別情報を含んだ
    電文を送付してくると、当該コンピュータのアドレス情
    報を取得するとともに、必要に応じて前記コンピュータ
    が送付した商店識別情報を含んだ電文を前記取引認証サ
    ーバーに送付する。 (102)前記取引認証サーバーは、前記会員管理サーバ
    ーより送付された電文に含まれている商店識別情報をデ
    ータベースに照会し、関連する商店情報として登録され
    ている商店サーバーのアドレス情報を含んだ電文を前記
    会員管理サーバーに返送する。 (103)前記会員管理サーバーは、前記取引認証サーバ
    ーから返送された商店サーバーのアドレス情報と、前記
    商店サーバーの商店識別情報を含んだ電文を送付してき
    たコンピュータより取得したアドレス情報とを照合し、
    双方のアドレス情報が一致すると、当該コンピュータを
    前記商店サーバーとして認知し、このコンピュータが送
    付した前記電文に基づいた処理を続行する。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載の信
    用保証方法であって、次の事項(111)〜(113)を充足
    する。 (111)前記商店サーバーは、アクセスしてきたコンピ
    ュータが前記会員管理サーバーの身元情報に関連した決
    済機関識別情報を含んだ電文を送付してくると、当該コ
    ンピュータのアドレス情報を取得するとともに、必要に
    応じて前記コンピュータが送付した決済機関識別情報を
    含んだ電文を前記取引認証サーバーに送付する。 (112)前記取引認証サーバーは、前記商店サーバーよ
    り送付された電文に含まれている決済機関識別情報をデ
    ータベースに照会し、関連する決済機関情報として登録
    されている会員管理サーバーのアドレス情報を含んだ電
    文を前記商店サーバーに返送する。 (113)前記商店サーバーは、前記取引認証サーバーか
    ら返送された会員管理サーバーのアドレス情報と、前記
    会員管理サーバーの決済機関識別情報を含んだ電文を送
    付してきたコンピュータより取得したアドレス情報とを
    照合し、双方のアドレス情報が一致すると、当該コンピ
    ュータを会員管理サーバーとして認知し、このコンピュ
    ータが送付した前記電文に基づいた処理を続行する。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載の信
    用保証方法に適用される前記取引認証サーバー。
  13. 【請求項13】 請求項1〜11のいずれかに記載の信
    用保証方法に適用される前記商店サーバー。
  14. 【請求項14】 請求項1〜11のいずれかに記載の信
    用保証方法に適用される前記会員管理サーバー。
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