JP2002063276A - 介護サービス管理支援方法および装置並びにシステム - Google Patents

介護サービス管理支援方法および装置並びにシステム

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JP2002063276A
JP2002063276A JP2000246181A JP2000246181A JP2002063276A JP 2002063276 A JP2002063276 A JP 2002063276A JP 2000246181 A JP2000246181 A JP 2000246181A JP 2000246181 A JP2000246181 A JP 2000246181A JP 2002063276 A JP2002063276 A JP 2002063276A
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Japan
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care
care service
service
nursing
person
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JP2000246181A
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Shinichi Sasaki
伸一 佐々木
Toshiyuki Aoki
敏行 青木
Hiroshi Osato
博司 大里
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SOFT SCIENCE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サービス事業者及び要介護者に大きな経済的
負担を強いることなく、介護現場で実施された介護サー
ビスの時間、内容等の実績情報を的確に、かつ要介護者
や家族に対して不安感や疑念を抱かせることがないよう
に収集し、サービス事業者に伝達すること。 【解決手段】 介護サービスの開始および終了に際し、
実施者識別カードを実施場所に設置された監視端末に入
力し、実施者識別カードに記録された情報を読み取り、
該読み取り情報に対し要介護者対応の識別情報を付加
し、通信回線を介して監視センタ装置に送信し、監視セ
ンタ装置において、監視端末から受信した情報に基づ
き、要介護者と介護サービス実施者とを認識し、介護サ
ービス実施者別の介護サービス実施状況及び要介護者別
の介護サービス実施状況に関する情報を実績データベー
スに記録し、介護サービス事業者に配信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、要介護者に対する
人、団体、施設による介護サービスの実施状況を管理す
る介護サービス管理支援方法及び装置並びにシステムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】平成9年12月に制定された介護保険法
では、介護が必要な高齢者等の要介護者に対する介護は
専門のケアマネージャ(居宅介護支援事業者)が作成し
たケアプランに基づいて実施することが規定されてい
る。ケアマネージメントは、要介護者が抱える問題を解
決するためのケアプランを考え、そのケアプランに従っ
て、ヘルパ、病院、リハビリ施設等の介護資源による介
護サービスを提供する一連の作業を適切に管理するもの
である。
【0003】このようなケアマネージメントを支援する
システムとして、例えば特開平2000−3404号公
報で提案されている「ケアマネージメント支援システ
ム」がある。この公報で開示されている「ケアマネージ
メントシステム」は、ケアプラン作成機関やサービス提
供機関(居宅サービス事業者または介護保険施設)がそ
れぞれ個別に情報を管理していたものを包括的に管理で
きるようにするために、ケアプラン作成機関とサービス
提供機関とをネットワークを通じて接続し、両機関で介
護カルテ、人、団体、施設などの介護資源情報を共有す
るように構成したものである。
【0004】ここで、サービス提供機関が提供するサー
ビスの費用は保険給付となるものであるから、実施状況
を正確に把握し、管理する必要がある。そこで、前記公
報に開示されたケアマネージメントシステムにあって
は、サービス実績管理業務によって、介護資源管理デー
タベースから予約情報を取り出し、その予約情報を基に
サービス実績情報(実施の有無、実施内容など)を介護
資源管理データベースに登録するという構成をとってい
る。
【0005】しかし、介護サービスが実施された日時、
或いは実施時間、実施内容をどのようにして実施現場か
ら収集し、介護資源管理データベースに登録するかにつ
いては明示されていない。
【0006】介護サービスが実施された日時等を実施現
場から収集する方法として、例えば特開平11−734
63号公報で提案されている方法、あるいは特開平7−
114596号公報で提案されている方法を採用するこ
とが考えられる。
【0007】特開平11−73463号公報で提案され
ている方法は、要介護者宅にICカード読み書き装置を
付加したパーソナルコンピュータを設置し、実施した介
護の内容を要介護者が所持するICカードに書き込み、
訪問看護ステーションへ送信するようにしたものであ
る。また、特開平7−114596号公報で提案されて
いる方法は、介護者が携帯して移動可能な携帯型の介護
記録端末を用意し、これを介護現場に持参し、介護内容
や時間などを介護現場で入力し、ホストシステムが設置
された介護施設に持ち帰り、ホストシステムに通信回線
を介して転送するようにしたものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
11−73463号公報あるいは特開平7−11459
6号公報で提案されている方法により、介護サービスが
実施された日時、或いは実施時間、実施内容等を実施現
場から収集するようにした場合、いずれもパーソナルコ
ンピュータを使用できる能力を持つ者であることが前提
となる。このため、介護サービス実施者に対しパーソナ
ルコンピュータの使用方法について教育することが必要
になり、教育訓練費を含むコストが増大するという問題
がある。特に、高齢者等の要介護者に対する介護サービ
スの内容は、医療、投薬、リハビリ、入浴介助、食事の
世話、排泄の世話など多岐にわたり、これらの介護従事
者の教育レベル及び年齢層も多岐にわたる。したがっ
て、パーソナルコンピュータの使用能力を持つまでには
相当の訓練期間が必要になり、サービス事業者にとって
大きな経済的負担となる。
【0009】一方、多数のサービス事業者が存在する
が、それぞれのサービス事業者が医療、投薬、入浴介助
等の全ての介護サービスを提供する能力を備えていると
は限らない。そのため、1人の要介護者に対して複数の
サービス事業者が同時進行形式あるいは時系列進行形式
でサービスを提供する形態が存在することになる。介護
サービスの実施日時や内容などの実施実績を収集するに
際し、サービス事業者別の端末装置を要介護者宅に設置
したのでは、要介護者の経済的負担が増大してしまう。
【0010】また、介護サービスの実施日時や内容など
の実施実績を収集するに際しては、要介護者あるいは家
族に対して、実施内容や時間が分かるように入力し、安
心感を与えるように配慮する必要がある。
【0011】本発明は、このような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、サービス事業者及
び要介護者に大きな経済的負担を強いることなく、介護
現場で実施された介護サービスの時間、内容等の実績情
報を的確に、かつ要介護者や家族に対して不安感や疑念
を抱かせることがないように収集し、サービス事業者に
伝達することができる介護サービス管理支援方法及び装
置並びにシステムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による介護サービス管理支援方法は、要介護
者に対する人、団体、施設による介護プランに基づく介
護サービスの実施状況を管理する介護サービス管理支援
方法であって、介護サービスの開始および終了に際し、
介護サービス実施者の固有の識別情報が記録された実施
者識別カードを介護サービス実施場所に設置された監視
端末に入力し、前記実施者識別カードに記録された情報
を読み取り、該読み取り情報に対し要介護者対応の識別
情報を付加し、通信回線を介して監視センタ装置に送信
する第1のステップと、監視センタ装置において、前記
監視端末から受信した情報に基づき、要介護者と介護サ
ービス実施者とを認識し、介護サービス実施者別の介護
サービス実施状況及び要介護者別の介護サービス実施状
況に関する情報を実績データベースに記録する第2のス
テップと、監視センタ装置において、予め定めた時期ま
たは介護サービス事業者からの送信要求に応じて、前記
実績データベースに記録した介護サービス実施者別の介
護サービス実施状況及び要介護者別の介護サービス実施
状況に関する情報を予め定めた形式で介護サービス事業
者に配信する第3のステップとを備えることを特徴とす
る。
【0013】また、前記実績データベースに記録した介
護サービス実施者別の介護サービス実施状況及び要介護
者別の介護サービス実施状況に関する情報を介護サービ
ス事業者に配信する前に、当該介護サービス事業者から
指定された形式に編集するステップをさらに備えること
を特徴とする。
【0014】また、前記要介護者対応の識別情報は、要
介護者毎のサービス実施場所の監視端末に予め設定され
た電話番号であることを特徴とする。
【0015】また、発信者番号通知サービスによって通
信事業者から通知される監視端末の発信者電話番号と監
視端末から受信した要介護者の電話番号とを照合し、介
護サービスの実施場所の真偽を判定するステップをさら
に備えることを特徴とする。
【0016】また、前記要介護者対応の識別情報は、要
介護者毎の識別情報を記録した要介護者識別カードを介
護サービス実施場所の監視端末に入力して読み取らせた
ものであることを特徴とする。
【0017】また、要介護者に対する人、団体、施設に
よる介護プランに基づく介護サービスの実施状況を管理
する介護サービス管理支援方法であって、介護サービス
実施場所への入出に際し、介護サービス実施者の固有の
識別情報が記録された実施者識別カードを介護サービス
実施場所に設置された監視端末に入力し、前記実施者識
別カードに記録された情報を読み取り、該読み取り情報
に対し介護サービス実施場所対応の識別情報を付加し、
通信回線を介して監視センタ装置に送信する第1のステ
ップと、監視センタ装置において、前記監視端末から受
信した情報に基づき、介護サービス実施者と介護サービ
ス実施場所とを認識し、介護サービス実施場所別に、当
該実施場所に勤務している介護サービス実施者の勤務実
績表を作成し、勤務実績データベースに記録する第2の
ステップと、監視センタ装置において、予め定めた時期
または介護サービス事業者からの送信要求に応じて、前
記勤務実績データベースに記録した介護サービス実施場
所別の勤務実績表を予め定めた形式で介護サービス事業
者に配信する第3のステップとを備えることを特徴とす
る。
【0018】本発明の介護サービス管理支援装置は、要
介護者に対する人、団体、施設による介護プランに基づ
く介護サービスの実施状況を管理する介護サービス管理
支援装置であって、要介護者対応の識別情報と介護サー
ビス実施場所に設置された監視端末において実施者識別
カードから読み取った介護サービス実施者の固有の識別
情報とを通信回線を介して受信する第1の手段と、前記
監視端末から受信した情報に基づき、要介護者と介護サ
ービス実施者とを認識し、介護サービス実施者別の介護
サービス実施状況及び要介護者別の介護サービス実施状
況に関する情報を実績データベースに記録する第2の手
段と、予め定めた時期または介護サービス事業者からの
送信要求に応じて、前記実績データベースに記録した介
護サービス実施者別の介護サービス実施状況及び要介護
者別の介護サービス実施状況に関する情報を予め定めた
形式で介護サービス事業者に配信する第3の手段とを備
えることを特徴とする。
【0019】また、前記実績データベースに記録した介
護サービス実施者別の介護サービス実施状況及び要介護
者別の介護サービス実施状況に関する情報を介護サービ
ス事業者に配信する前に、当該介護サービス事業者から
指定された形式に編集する第4の手段をさらに備えるこ
とを特徴とする。
【0020】また、前記要介護者対応の識別情報は、要
介護者毎のサービス実施場所の監視端末に予め設定され
た電話番号であることを特徴とする。
【0021】また、発信者番号通知サービスによって通
信事業者から通知される監視端末の発信者電話番号と監
視端末から受信した要介護者の電話番号とを照合し、介
護サービスの実施場所の真偽を判定する第5の手段をさ
らに備えることを特徴とする。
【0022】また、前記要介護者対応の識別情報は、要
介護者毎の識別情報を記録した要介護者識別カードを介
護サービス実施場所の監視端末に入力して読み取らせた
ものであることを特徴とする。
【0023】また、要介護者に対する人、団体、施設に
よる介護プランに基づく介護サービスの実施状況を管理
する介護サービス管理支援装置であって、介護サービス
実施場所対応の識別情報と介護サービス実施場所に設置
された監視端末において実施者識別カードから読み取っ
た介護サービス実施者の固有の識別情報とを通信回線を
介して受信する第1の手段と、前記監視端末から受信し
た情報に基づき、介護サービス実施者と介護サービス実
施場所とを認識し、介護サービス実施場所別に、当該実
施場所に勤務している介護サービス実施者の勤務実績表
を作成し、勤務実績データベースに記録する第2のステ
ップと、予め定めた時期または介護サービス事業者から
の送信要求に応じて、前記勤務実績データベースに記録
した介護サービス実施場所別の勤務実績表を予め定めた
形式で介護サービス事業者に配信する第3のステップと
を備えることを特徴とする。
【0024】本発明の介護サービス管理支援システム
は、要介護者に対する人、団体、施設による介護プラン
に基づく介護サービスの実施状況を管理する介護サービ
ス管理支援システムであって、介護サービス実施場所に
設置された監視端末と、この監視端末との間で通信回線
を介して情報を送受信する監視センタ装置とから成り、
前記監視端末が、要介護者対応の識別情報と介護サービ
ス実施場所に設置された監視端末において実施者識別カ
ードから読み取った介護サービス実施者の固有の識別情
報とを通信回線を介して前記監視センタ装置に送信する
手段を備え、前記監視センタ装置が、前記監視端末から
受信した情報に基づき、要介護者と介護サービス実施者
とを認識し、介護サービス実施者別の介護サービス実施
状況及び要介護者別の介護サービス実施状況に関する情
報を実績データベースに記録する手段と、予め定めた時
期または介護サービス事業者からの送信要求に応じて、
前記実績データベースに記録した介護サービス実施者別
の介護サービス実施状況及び要介護者別の介護サービス
実施状況に関する情報を予め定めた形式で介護サービス
事業者に配信する手段とを備えることを特徴とする。
【0025】また、前記監視センタ装置が、前記実績デ
ータベースに記録した介護サービス実施者別の介護サー
ビス実施状況及び要介護者別の介護サービス実施状況に
関する情報を介護サービス事業者に配信する前に、当該
介護サービス事業者から指定された形式に編集する手段
をさらに備えることを特徴とする。
【0026】また、前記要介護者対応の識別情報は、要
介護者毎のサービス実施場所の監視端末に予め設定され
た電話番号であることを特徴とする。
【0027】また、発信者番号通知サービスによって通
信事業者から通知される監視端末の発信者電話番号と監
視端末から受信した要介護者の電話番号とを照合し、介
護サービスの実施場所の真偽を判定する手段をさらに備
えることを特徴とする。
【0028】また、前記要介護者対応の識別情報は、要
介護者毎の識別情報を記録した要介護者識別カードを介
護サービス実施場所の監視端末に入力して読み取らせた
ものであることを特徴とする。
【0029】また、要介護者に対する人、団体、施設に
よる介護プランに基づく介護サービスの実施状況を管理
する介護サービス管理支援システムであって、介護サー
ビス実施場所に設置された監視端末と、この監視端末と
の間で通信回線を介して情報を送受信する監視センタ装
置とから成り、前記監視端末が、介護サービス実施場所
対応の識別情報と介護サービス実施場所に設置された監
視端末において実施者識別カードから読み取った介護サ
ービス実施者の固有の識別情報とを通信回線を介して前
記監視センタ装置に送信する手段を備え、前記監視セン
タ装置が、前記監視端末から受信した情報に基づき、介
護サービス実施者と介護サービス実施場所とを認識し、
介護サービス実施場所別に、当該実施場所に勤務してい
る介護サービス実施者の勤務実績表を作成し、勤務実績
データベースに記録する手段と、予め定めた時期または
介護サービス事業者からの送信要求に応じて、前記勤務
実績データベースに記録した介護サービス実施場所別の
勤務実績表を予め定めた形式で介護サービス事業者に配
信する手段とを備えることを特徴とする。
【0030】なお、本発明の監視センタ装置を構成する
要素は典型的にはコンピュータを用いて実施することが
できるが、そのためのコンピュータプログラムは、CD
−ROM等のディスク型ストレージ、半導体メモリ及び
通信ネットワークなどの各種の媒体を通じてコンピュー
タにインストールまたはロードすることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の介護サービ
ス管理支援方法を適用したシステムの一実施の形態を示
すシステム構成図であり、ここでは、介護資源施設とし
て、食材デリバリィ業者店舗1B、リハビリセンタ1
C、病院1D、薬局1Eがある場合を示し、また他の介
護資源として訪問入浴カー1F、ヘルパ1Gがある場合
を示している。
【0032】図1に示すシステムは、要介護者宅1Aに
設置された監視端末11A、リハビリセンタ1Cに設置
された監視端末11Cと、これらの監視端末11A、1
1Cから介護サービスの実績データを公衆回線網12を
通じて収集する介護モニタリングシステム13Aと、収
集した介護サービスの実績データを公衆回線網14を通
じて受信する複数の介護サービス事業者A〜Cのケアマ
ネージメントシステム15A〜15Cとから構成されて
いる。
【0033】介護モニタリングシステム13Aは、本発
明の介護サービス管理支援装置(あるいは監視センタ装
置)に相当するものであり、介護モニタリングセンタ1
3内に設置されている。
【0034】図2は、監視端末11A,11Cの外観構
成を示す図であり、監視端末本体の上部には予め登録し
た相談者(家族や介護ヘルパなど)または機関(例えば
病院、薬局など)へ緊急時に連絡するための「緊急」ボ
タン110が設けられている。また、介護実施者(介護
サービス事業者が派遣するヘルパ、食材の配達員、医師
または看護婦など)の固有の識別情報をバーコードで記
録した実施者識別カード16及び介護サービスの種別ご
との情報をバーコードで記録したサービス種別識別カー
ド17からバーコード情報を読み取る読み取り溝111
が設けられている。この監視端末11A,11Cは局線
112に接続され、電話機113は監視端末経由で接続
されるようになっている。
【0035】介護サービス事業者が要介護者宅1Aに派
遣するヘルパ、食材デリバリィ業者1Bが派遣する食材
の配達員、病院1Dが派遣する医師または看護婦、薬局
1Eが派遣する配達員などの介護サービス実施者は、要
介護者宅1Aに介護サービス実施のために入室する際
に、自分自身の固有の実施者識別情報が記録された実施
者識別カード16を要介護者宅1Aに設置された監視端
末11Aに挿入し、実施者識別情報を読み取らせ、介護
プランによって自分自身に割当てられた介護サービスを
開始したことを介護モニタリングシステム13Aに通報
する。そして、介護サービスが終了し、要介護者宅1A
を退室する場合、再び、自分自身の実施者識別カード1
6を監視端末11Aに読み取らせ、介護モニタリングシ
ステム13Aに通報する。
【0036】要介護者の事情によって介護プランに定め
られた介護サービスをキャンセルする場合、キャンセル
コードをバーコードで記録したキャンセルカード18を
監視端末11Aに読み取らせた後、キャンセルする介護
種別の識別情報をバーコードで記録したサービス種別識
別カード17を読み取らせ、介護プランに定められた介
護サービスの一部または全部がキャンセルされたことを
介護モニタリングシステム13Aに通報する。
【0037】同様に、要介護者の事情によって介護プラ
ンに定められた以外の介護サービスを追加する場合、追
加コードをバーコードで記録した追加カード19を監視
端末11Aに読み取らせた後、追加する介護種別の識別
情報をバーコードで記録したサービス種別識別カード1
7を読み取らせ、介護プランに定められた以外の介護サ
ービスが追加されたことを介護モニタリングシステム1
3Aに通報する。
【0038】従って、ヘルパ、食材の配達員、医師また
は看護婦、薬の配達員などの介護実施者は、介護プラン
に基づく介護サービス実施のために要介護者宅1Aに訪
問する際には、実施者識別カード16、サービス種別識
別カード17、キャンセルカード18、追加カード19
を一式揃えて訪問することになる。
【0039】一方、要介護者自身がリハビリセンタ1C
に赴き、リハビリサービスの提供を受ける場合、リハビ
リセンタ1Cに設置された監視端末11Cに自分自身の
識別情報がバーコードで記録されたクライアント識別カ
ード20を読み取らせ、リハビリサービスの提供を受け
ることを介護モニタリングシステム13Aに通報する。
リハビリが終わったならば、再び、自分自身のクライア
ント識別カード20を監視端末11Cに読み取らせ、介
護モニタリングシステム13Aに通報する。
【0040】なお、実施者識別カード16、サービス種
別識別カード17、キャンセルカード18、追加カード
19、クライアント識別カード20にはモニタリングセ
ンタの電話番号がバーコードで記録されている。
【0041】図3は、監視端末11A,11Cの内部構
成を示すブロック図であり、「緊急」ボタン110の他
に、モード選択ボタン116、バーコード読取り器11
7、CPU118、ダイヤル信号発生器119、MOD
EM(変復調器)120、スピーカ121、メモリ12
2を備えている。
【0042】モード選択ボタン116は、メモリ122
に対し「緊急」ボタン110を操作したときに通報する
連絡先の電話番号を登録する際に使用するものである。
メモリ122には、「緊急」ボタン110を操作したと
きに通報する連絡先の電話番号、要介護者宅の電話番号
が電話番号エリア123に登録される。また、監視端末
自身の動作を制御する制御プログラム124が格納され
ている。さらに、バーコード読み取り器117が読み取
ったバーコード情報を一時記憶するバッファエリア12
5が設けられている。スピーカ121は、介護モニタリ
ングセンタ13からの警告メッセージ等を発音するもの
である。
【0043】この構成の監視端末では、図2で示した各
種のカード16〜20を読み取り溝111に挿入し、図
2の矢印21の方向に移動させると、記録されたバーコ
ードがバーコード読み取り器117によって読み取られ
る。この読み取られたバーコードはCPU118に転送
される。CPU118は、転送されて来たバーコード情
報をバッファエリア125に一時格納した後、そのバー
コード情報に含まれる介護モニタリングセンタ13の電
話番号を取り出し、ダイヤル信号発生器119から介護
モニタリングセンタ13の呼び出しダイヤル信号を発生
させ、MODEM120を介して介護モニタリングセン
タ13を呼び出し、通話路を確立する。通話路が確立し
たならば、バッファエリア125に一時格納したサービ
ス実施者識別情報などのバーコード情報を送信する。
【0044】ここで、バーコード読み取り器117によ
って読み取ったバーコード情報が、実施者識別情報であ
った場合には、CPU118は、介護モニタリングセン
タ13で要介護者を識別可能にするために、電話番号エ
リア123に登録されている要介護者電話番号をバーコ
ード情報に付加して送信する。
【0045】また、バーコード読み取り器117によっ
て読み取ったバーコード情報が、サービス種別識別情報
あるいはキャンセルコード、追加コードであった場合に
も、電話番号エリア123に登録されている要介護者電
話番号をバーコード情報に付加して送信する。一方、介
護モニタリングセンタ13から警告メッセージを受信し
た場合には、スピーカ121から警告音を発生させる。
【0046】なお、要介護者を識別するために要介護者
電話番号を送信しているが、電話番号に代えて、要介護
者自身を識別可能な情報であればどのような情報であっ
てもよい。また、インタネット網を使用する場合には、
監視端末11Aに割当てたMACアドレスあるいはIP
アドレスを使用することもできる。このような電話番号
以外の識別情報を用いる場合には、介護モニタリングシ
ステム13A内に、電話番号と識別番号との対応テーブ
ルを用意しておき、この対応テーブルによって要介護者
の電話番号を認識することができる。
【0047】図4は、介護モニタリングシステム13A
の詳細構成を示すブロック図であり、CPU401、M
ODEM402、モニタリング基本プログラム404及
びデータ送受信プログラム405を記憶したメモリ40
3、データベース406〜409を備えている。
【0048】データベース406には、ケアマネージメ
ントシステム15A〜15Cから受信したヘルパ及び要
介護者(クライアント)に関するマスタデータ410
と、介護(訪問)予定データ411が格納される。この
データベース406に格納されるマスタデータ410と
介護(訪問)予定データ411の例を図5に示す。図5
に例示するマスタデータ410は、クライアントマスタ
データ4101とヘルパマスタデータ4102とから構
成されている。クライアントマスタデータ4101は、
クライアント(要介護者)の電話番号41011、氏名
41012、性別41013、年齢41014の各デー
タで構成され、ヘルパマスタデータ4102はヘルパ組
織ID41021、ヘルパ個人ID41022、氏名4
1023、性別41024、年齢41025で構成され
ている。ここで、ヘルパ組織ID41021はヘルパが
所属している介護サービス事業者に割当てられた固有の
識別番号であり、ヘルパ個人ID41022と一対で各
ヘルパを特定することができる。
【0049】介護(訪問)予定データ411は、ヘルパ
組織ID4111、ヘルパ個人ID4112、クライア
ント電話番号4113、サービス開始日時4114、サ
ービス終了日時4115、介護(訪問)種別4116、
サービス内容4117の各データで構成されている。
【0050】ここで、介護(訪問)種別4116とは、
(1)家事援助、(2)身体介護、(3)複合型介護と
いった介護の種別を表すものである。
【0051】また、サービス内容とは、各介護種別にお
けるサービスの内容を示すものであり、例えば家事援助
におけるサービス内容としては次のようなものがある。 (1−1)食事の準備 (1−2)衣類の洗濯、補修 (1−3)住宅の清掃、整理整頓 (1−4)お話し相手 (1−5)届け出などの各種代行 (1−6)手紙の代筆 (1−7)その他の家事援助
【0052】また、身体介護におけるサービス内容とし
ては次のようなものがある。 (2−1)食事の介助 (2−2)排泄介助 (2−3)入浴介助 (2−4)衣類着脱 (2−5)身体の清拭、洗髪 (2−6)通院等の付き添い (2−7)その他の身体介護 要介護者に対する介護サービスは、この介護(訪問)予
定データに従って実施される。
【0053】一方、データベース407には、各監視端
末から収集した介護(訪問)実績データ412が格納さ
れ、介護サービス事業者に配信される。この介護(訪
問)実績データ412は、図6に例示するように、ヘル
パ組織ID4121、ヘルパ個人ID4122、クライ
アント電話番号4123、サービス開始実績日時412
4、サービス終了実績日時4125、区分4126、介
護(訪問)種別4127、サービス内容4128の各デ
ータで構成されている。ここで、区分4126とは、介
護サービスの「追加」または「キャンセル」のいずれか
を示すものである。
【0054】次に、データベース408には、クライア
ントマスタデータ413、ヘルパマスタデータ414、
介護(訪問)種別マスタデータ415、サービス内容マ
スタデータ416、介護(訪問)予定/実績データ41
7が格納される。これらの各データの例を図7に示す。
【0055】図7に例示するクライアントマスタデータ
413は、クライアント(要介護者)の電話番号413
1、氏名4132、性別4133、年齢4134の各デ
ータで構成されている。また、ヘルパマスタデータ41
4は、ヘルパ組織ID4141、ヘルパ個人ID414
2、氏名4143、性別4144、年齢4145の各デ
ータで構成されている。これらのクライアントマスタデ
ータ413及びヘルパマスタデータ414は、図5のク
ライアントマスタデータ4101及びヘルパマスタデー
タ4102を複写したものである。
【0056】また、介護(訪問)種別マスタデータ41
5は、介護(訪問)種別コード4151、名称4152
の各データで構成されている。ここで、名称4152と
は、介護サービス種別における(1)家事援助、(2)
身体介護、(3)複合型サービスの1つを示すものであ
る。この介護(訪問)種別マスタデータ415は、図5
の介護(訪問)種別4116を複写したものである。
【0057】サービス内容マスタデータ416は、サー
ビス内容コード4161と名称4162の各データで構
成されている。名称4162とは、前述したような食事
の援助等のサービスの内容を示すものである。このサー
ビス内容マスタデータ416は、図5のサービス内容4
117を複写したものである。
【0058】介護(訪問)予定/実績データ417は、
ヘルパ組織ID4171、ヘルパ個人ID4172、ク
ライアント電話番号4173、サービス開始予定日時4
174、サービス終了予定日時4175、介護(訪問)
種別4176、サービス内容4177、ヘルパ組織ID
4179、ヘルパ個人ID4180、クライアント電話
番号4181、サービス開始実績日時4182、サービ
ス終了実績日時4183、介護(訪問)種別4184、
サービス内容4185の各データで構成されている。こ
の介護(訪問)予定/実績データ417のうちヘルパ組
織ID4171〜サービス内容4177は、図5の介護
(訪問)予定データ411を複写したものである。これ
に対し、ヘルパ組織ID4179、ヘルパ個人ID41
80、クライアント電話番号4181、サービス開始実
績日時4182、サービス終了実績日時4183、介護
(訪問)種別4184、サービス内容4185は、監視
端末から受信した介護実績に基づくデータである。
【0059】次に図4のデータベース409には、介護
(訪問)ヘルパデータ418と介護(訪問)内容データ
419が格納される。介護(訪問)ヘルパデータ418
は、図8に例示するように、制御コード4181、ヘル
パ組織ID4182、ヘルパ個人ID4183、クライ
アント電話番号4184、日付4185、時刻418
6、パリティ4187の各データで構成されている。制
御コード4181は、介護サービス事業者のケアマネー
ジメントシステムに使用するシステムデータであること
を示すものであり、介護(訪問)ヘルパデータについて
は例えば“89”というコードが用いられる。ヘルパ組
織ID4182、ヘルパ個人ID4183は、介護サー
ビスを実施するヘルパが監視端末のバーコード読み取り
器117に挿入した実施者識別カード16から読み取っ
た情報である。クライアント電話番号4184は、監視
端末のメモリ122内に予め登録しておいた要介護者の
電話番号である。日付4185及び時刻4186は、介
護モニタリングシステム13A内の時計(図示せず)が
出力しているデータ受信時の日付(年月日:YYYYM
MDD)と時刻(時分:hhmm)である。
【0060】介護(訪問)内容データ419は、制御コ
ード4191、区分4192、介護(訪問)種別419
3、サービス内容4194、クライアント電話番号41
95、日付4196、時刻4197、パリティ4198
の各データで構成されている。制御コード4191は、
介護実績に関するデータであることを示すものであり、
介護(訪問)内容データについては例えば“88”とい
うコードが用いられる。介護(訪問)種別4193及び
サービス内容4194は、前述のような介護の種別及び
サービスの内容を示すものである。クライアント電話番
号4195は、監視端末のメモリ122内に予め登録し
ておいた要介護者の電話番号である。日付4196及び
時刻4197は、介護モニタリングシステム13A内の
時計(図示せず)が出力しているデータ受信時の日付
(年月日:YYYYMMDD)と時刻(時分:hhm
m)である。この介護(訪問)内容データ419は、介
護サービスの追加またはキャンセルがあった場合に、追
加カード19またはキャンセルカード18を監視端末に
読取らせ、さらに追加サービスとなるサービス種別識別
カードまたはキャンセルするサービス種別カードを監視
端末に読取らせた場合に、当該監視端末から送信される
ものである。キャンセルまたは追加を行なわない場合に
は、介護(訪問)内容データ419が作成されない。
【0061】なお、図1のシステムにおいては、複数の
介護サービス事業者A〜Cに対して介護実績のデータを
配信するが、介護サービス事業者毎に介護実績データの
形式あるいはデータ構成が異なる場合に備えて、介護サ
ービス事業者別の実績データ形式マスタ421を格納す
るデータベース(またはファイル)420が設けられて
いる。このデータベース420には、各介護サービス事
業者が指定した実績データの配信形式あるいはデータ構
成が予め格納される。
【0062】図9は、モニタリング基本プログラム40
4の機能構成を示す図であり、ケアマネージメントシス
テムから受信し、データベース406に格納されている
当日分の介護(訪問)予定データ411を取り込み、デ
ータベース408に格納する介護(訪問)予定データ取
り込み処理4041、データベース409に格納された
監視端末からの介護(訪問)実績ヘルパデータ418及
び介護(訪問)内容データ419を取り込み、データベ
ース408に格納する介護(訪問)実績データ取り込み
処理4042、介護(訪問)実績ヘルパデータ418及
び介護(訪問)内容データ419を受信順に画面表示す
る受信モニタ4043、オペレータによって指定された
クライアントへのサービス実施状況(介護(訪問)予定
データ、介護(訪問)実績データ)をデータベース40
8から検索して表示させるクライアント別稼動状況集計
検索処理4044、オペレータによって指定されたヘル
パの稼動状況(介護(訪問)予定データ、介護(訪問)
実績データ)をデータベース408から検索して表示さ
せるヘルパ別稼動状況集計検索処理4045を備えてい
る。
【0063】また、オペレータによって指定されたヘル
パの稼動状況(介護(訪問)予定データ、介護(訪問)
実績データ)をデータベース408から検索して作業日
報として印刷するヘルパ作業日報作成処理4046、デ
ータベース408に格納された介護(訪問)実績データ
をヘルパ別に修正する介護(訪問)実績修正処理404
7、修正した介護(訪問)実績データを確定する介護
(訪問)実績確定処理4048、データベース408か
ら当日分の介護(訪問)実績データをデータベース40
7に格納し、ケアマネージメントシステムに配信する介
護(訪問)実績データ引渡し処理4049、ケアマネー
ジメントシステムから受信したマスタデータ410及び
介護(訪問)予定データ411を基に、クライアントマ
スタデータ413、ヘルパマスタデータ414、介護
(訪問)種別マスタデータ415、サービス内容マスタ
データ416、介護(訪問)予定/実績データ417を
作成すると共に、必要に応じて各データの追加、変更、
削除を行うマスタデータ保守処理4050を備えてい
る。さらに、病院、薬局、リハビリ施設などの介護施設
別にヘルパの勤務実績表を作成する介護施設別勤務実績
作成処理4051を備えている。
【0064】図10は、データ送受信プログラム405
のうち監視端末からのデータを受信する部分の機能構成
を示す図であり、監視端末との間の通信路を確立した
後、介護(訪問)ヘルパデータ418及び介護(訪問)
内容データ419を受信する通信制御処理4055、通
信事業者(電話交換局)の発信者番号通知サービスによ
って通知される発信元の電話番号と監視端末から受信し
た電話番号との不一致を検出し、悪質ヘルパによる不正
報告を検出する電話番号チェック処理4056、監視端
末から受信したデータを制御コードによって介護(訪
問)ヘルパデータと介護(訪問)内容データとに振り分
けると共に、受信日時のデータを付加するデータ振り分
け処理4057、振り分けた介護(訪問)ヘルパデータ
及び介護(訪問)内容データをデータベース409に格
納する介護(訪問)ヘルパデータ引渡し処理4058及
び介護(訪問)内容データ引渡し処理4059を備えて
いる。なお、ケアマネージメントシステムとの送受信機
能については、公知のデータ通信技術を用いるため、そ
の説明は省略する。
【0065】ここで、監視端末から受信した介護(訪
問)ヘルパデータと介護(訪問)内容データに付加する
受信日時のデータは、監視端末内にカレンダ時計機能を
付加した場合には、このカレンダ時計機能によって送信
時に付加してもよい。
【0066】図11は、例えば要介護者宅1Aにヘルパ
1Gが訪問し、要介護者に対して介護プランに定められ
た介護サービスを実施する場合のヘルパ1Gの作業を示
す図であり、ここでは、介護プランとして、食事介助、
排泄介助、入浴、住宅の清掃、整理整頓のサービスを実
施する場合の例を示している。また、要介護者の事情に
よって介護プラン中の入浴介助をキャンセルした場合の
例を示している。
【0067】まず、ヘルパ1Gは、介護プランに定めら
れた介護サービスを開始するに際して、ヘルパ1G自身
が所持する実施者識別カード16を監視端末11Aに挿
入し、バーコードで記録された実施者識別情報を読み取
らせる。この実施者識別情報は、ヘルパ組織IDとヘル
パ個人IDによって構成されている。実施者識別情報を
読み取らせたことによって介護サービスが開始されたも
のとする。
【0068】読み取られた実施者識別情報は、監視端末
11Aの電話番号(メモリ122内に登録された要介護
者電話番号)が付加されて監視端末11Aから介護モニ
タリングシステム13Aに公衆回線網12を介して送信
される。介護モニタリングシステム13Aは、監視端末
11Aからの実施者識別情報の受信日時を介護サービス
の開始日時として認識する。また、実施者識別情報に付
加された要介護者電話番号によって介護サービスを開始
した要介護者を認識する。この後、ヘルパ1Gは介護プ
ランに従って介護サービスを実施する。なお、介護プラ
ンは予め文書等で当該ヘルパ1Gに通知されている。
【0069】介護プランに基づく介護サービスが終了し
たならば、再び、ヘルパ1G自身が所持する実施者識別
カードを監視端末11Aに挿入し、バーコードで記録さ
れた実施者識別情報を読み取らせる。2回目の実施者識
別情報を読み取らせたことによって介護サービスが終了
したものとする。
【0070】読み取られた実施者識別情報は、監視端末
11Aの電話番号(メモリ122内に登録された要介護
者電話番号)が付加されて監視端末11Aから介護モニ
タリングシステム13Aに公衆回線網12を介して送信
される。介護モニタリングシステム13Aは、監視端末
11Aからの実施者識別情報の受信日時を介護サービス
の終了日時として認識する。
【0071】一方、要介護者の事情によって、例えば入
浴介助をキャンセルする場合、ヘルパ1Gは電話機11
3または自身が所持する携帯電話機等によって自身が所
属する介護サービス事業者の介護プラン作成者に連絡
し、そのキャンセル内容を伝える。介護プラン作成者に
よって許可された場合は、キャンセルを意味するコード
がバーコードで記録された「キャンセルカード」18を
監視端末11Aに挿入し、読み取らせる。さらに、サー
ビス種別として入浴介助の種別情報をバーコードで記録
した「入浴介助カード」を監視端末11Aに挿入し、読
み取らせる。
【0072】これらの読み取り情報は、監視端末11A
の電話番号(メモリ122内に登録された要介護者電話
番号)が付加されて監視端末11Aから介護モニタリン
グシステム13Aに公衆回線網12を介して送信され
る。介護モニタリングシステム13Aは、監視端末11
Aからの「キャンセルカード」及び「入浴介助カード」
の情報の受信したことにより、入浴介助のサービスがキ
ャンセルされたものと認識する。
【0073】ここで、当日の介護プランに設定されてい
ないが、要介護者の要望に応じて例えば「入浴介助」のサ
ービスを追加する場合も同様である。介護サービスを追
加する場合には、「キャンセルカード」に代えて、「追
加カード」19を読み取らせることになる。
【0074】図12〜図13は、介護サービスの開始時
から終了時までにおける監視端末11A、介護モニタリ
ングシステム13A、ケアマネージメントシステム15
Aの処理を示したフローチャートである。
【0075】まず、ヘルパ1Gは要介護者宅1Aに到着
し、介護サービスを実施する場合、自分自身の固有の実
施者識別情報が記録された実施者識別カード16を要介
護者宅1Aに設置された監視端末11Aに挿入する(ス
テップ1201)。
【0076】監視端末11Aは挿入された実施者識別カ
ード16の実施者識別情報を読み取り、この実施者識別
情報に要介護者電話番号を付加して介護モニタリングシ
ステム13Aに送信する(ステップ1202)。
【0077】介護モニタリングシステム13Aは、監視
端末11Aから要介護者電話番号が付加された実施者識
別情報を受信したならば、ヘルパ1Gの組織情報・個人
情報を認識し(ステップ1203)、さらに要介護者電
話番号を認識する(ステップ1204)。この後、受信
した要介護者電話番号と通信事業者(電話交換局)から
通知される発信者電話番号とを電話番号チェック処理4
056でチェックし、介護サービスの実施場所が正当か
どうかを判定する(ステップ1205)。もしも、監視
端末11Aから受信した電話番号と通信事業者(電話交
換局)から通知される発信者電話番号とが不一致の場合
は、監視端末11Aが予め登録されている回線とは別の
場所の回線に接続されていることになり、実際に要介護
者宅に訪問せずに偽の報告を行おうとしているものと推
定できる。そこで、この場合には、正当な場所でないも
のとして、警告メッセージを監視端末11Aに送信し
(ステップ1206)、通話路を強制切断する。
【0078】しかし、受信した要介護者電話番号と通信
事業者(電話交換局)から通知される発信者電話番号と
が一致している場合には、正当な場所からの報告である
ものとし、受信した実施者識別情報及び要介護者電話番
号に受信日時を付加し、図8に示した構成の介護(訪
問)ヘルパデータ418、介護(訪問)内容データ41
9としてデータベース409に記録した後、介護(訪
問)実績データ取り込み処理4042によって、図7の
データベース408の介護(訪問)予定/実績データ4
17として記録する(ステップ1207)。図7のデー
タベース408のサービス開始実績日時4182は、実
施者識別情報及び要介護者電話番号を監視端末から受信
した日時になる。
【0079】次に、要介護者の事情によって介護プラン
に定められた介護サービスを変更(キャンセルまたは追
加)する場合、変更カード(キャンセルカードまたは追
加カード)を監視端末11Aに読み取らせた後(ステッ
プ1208)、変更(キャンセルまたは追加)する介護
種別の識別情報を記録したサービス種別識別カード16
を読み取らせ(ステップ1209)、介護プランに定め
られた介護サービスの一部または全部がキャンセルされ
たこと、あるいは介護プラン以外の介護サービスが追加
されたことを介護モニタリングシステム13Aに送信す
る。
【0080】介護モニタリングシステム13Aは、受信
した変更の種別およびサービス内容を図8のデータベー
ス409に記録した後、図7のデータベース408の介
護(訪問)予定/実績データ417として記録する。
【0081】ここで、介護サービスが追加された場合に
は、図8の介護(訪問)内容データ419の区分419
2は「追加」を示すコードとなり、介護(訪問)種別4
193及びサービス内容4194は追加のサービス種別
識別カード16から読取った情報となる。また、介護サ
ービスがキャンセルされた場合には、図8の介護(訪
問)内容データ419の区分4192は「キャンセル」
を示すコードとなり、介護(訪問)種別4193及びサ
ービス内容4194はキャンセルのサービス種別識別カ
ード16から読取った情報となる。
【0082】介護サービスが終了し、要介護者宅1Aを
退室する場合、ヘルパ1Gは、再び自分自身の実施者識
別カードを監視端末11Aに読み取らせ、介護モニタリ
ングシステム13Aに送信させる(ステップ1210,
1211)。
【0083】介護モニタリングシステム13Aは、受信
した変更の種別およびサービス内容を図8のデータベー
ス409に記録した後、図7のデータベース408の介
護(訪問)予定/実績データ417として記録する(ス
テップ1212)。図7のデータベース408のサービ
ス終了実績日時4183は2回目に実施者識別情報及び
要介護者電話番号を監視端末から受信した日時になる。
【0084】その後、介護モニタリングシステム13A
は、所定の時刻になったならば、当日分のヘルパ別稼動
状況、クライアント別稼動状況、ヘルパ作業日報の集計
処理を行う(ステップ1213〜1215)。さらに、
実績データをケアマネージメントシステム別に分類集計
する処理を行い(ステップ1216)、介護(訪問)実
績データ412としてデータベース407に記録する。
そして、ケアマネージメントシステム15Aからの実績
データ送信要求を受信した場合、あるいは当日の所定時
刻になったならば、データベース407に分類集計した
介護(訪問)実績データ412を該当するケアマネージ
メントシステム15Aに送信する(ステップ1217,
1218)。
【0085】図14に、受信モニタ4043に表示され
るクライアント別稼動状況の例を示し、また図15にヘ
ルパ別稼動状況の例を示している。さらに、図16に複
数の要介護者宅の監視端末から受信した実績データを時
刻順に受信モニタ4043に表示させた例を示してい
る。
【0086】ところで、リハビリセンタ、薬局等におい
ては、複数の介護サービス実施者あるいは関係者が勤務
している。本発明では、それらの施設に入出する際に、
実施者識別カードを当該施設の所定場所に設置された監
視端末に挿入し、実施者識別カードを読み取らせ、当該
施設の電話番号を付加して介護モニタリングシステム1
3Aに送信することにより、介護施設別に、その施設に
勤務するサービス実施者の勤務実績表を作成することが
できる。
【0087】図17は、介護モニタリングシステム13
A内の介護施設別勤務実績表作成処理4051による勤
務実績表作成処理の概要を示す図であり、データベース
408内の介護(訪問)予定/実績データ417に記録
したクライアント電話番号(ここでは施設の電話番号に
なる)と施設別電話番号テーブル1701とを照合し、
施設名を判定する。さらに、ヘルパ組織IDおよびヘル
パ個人IDによってサービス実施者を認識し、施設名と
共に施設別勤務実績表1702に登録する。この処理を
全ての施設及びサービス実施者を対象に実行する。これ
により、施設別勤務実績表を作成することができる。こ
の場合、例えば1ヶ月間の実績を蓄積しておくことによ
り、1ヶ月間のサービス実施者別の勤務実績表1703
を作成することもできる。
【0088】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、次のような効果が得られる。 (1)介護サービスの開始及び終了に際し、バーコード
によってヘルパなどの介護サービス実施者の識別情報及
びサービス種別識別カードを介護サービス実施場所に設
置された監視端末に入力し、介護サービスの開始及び終
了を介護モニタリングセンタに通知し、介護サービスの
実績を管理するようにしたため、実施者に対しコンピュ
ータの使用訓練などを特別に施す必要がなく、機械の扱
いに不慣れなものであっても容易に実績報告を行うこと
が可能になる。これによって、サービス事業者の経済的
負担も少なくなる。 (2)複数のサービス事業者が同時進行形式あるいは時
系列進行形式で1人の要介護者に対する介護サービスを
実施する場合であっても、それぞれの実施者の識別カー
ドを入力するだけであるので、要介護者宅にサービス事
業者毎の監視端末を設置する必要がなくなり、要介護者
の経済的負担も少なくなる。また、1つの監視端末のみ
で、複数のサービス事業者の実績を正確に区分して管理
することができる。 (3)要介護者や家族にとっては、バーコードの記録さ
れたカードを読み取らせることによって、介護サービス
が開始と終了の時刻が介護モニタリングセンタに報告さ
れる仕組みであるため、「ごまかし」の心配がなく、安
心感を得ることができる。 (4)発信者番号通知サービスを利用した発信元電話番
号と監視端末から受信した電話番号とを照合しているた
め、正規のサービス実施場所に訪問せずに報告を行おう
としている悪質行為を未然に発見し、偽報告による被害
を防止することが可能になる。 (5)バーコードのカードには、要介護者あるいは介護
サービス実施者に関する個人の秘密情報を記録していな
いため、紛失したとしても個人の秘密情報が漏れて悪用
されるといった心配がない。 (6)施設ごとの勤務実績や実施者ごとの勤務実績を容
易に作成することができ、実施者の教育、配置計画など
に役立てることができる。
【0089】なお、上記実施形態において、介護プラン
に定められた介護サービス以外の介護サービスを追加す
る場合、または介護プラン中の介護サービスをキャンセ
ルする場合、キャンセルカード18または追加カード1
9を使用し、さらに追加またはキャンセル対象のサービ
ス種別識別カードを使用しているが、図18に示すよう
に、サービス内容毎にキャンセルと追加のカード18
1,182を設けることにより、1つのカードで変更の
種別とサービス内容を入力することができる。図18に
おいては、入浴介助(キャンセル)カード181と、入
浴介助(追加)カード182の例を示している。
【0090】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、サービス事業者及び要介護者に大きな経済的
負担を強いることなく、介護現場で実施された介護サー
ビスの時間、内容等の実績情報を的確に、かつ要介護者
や家族に対して不安感や疑念を抱かせることがないよう
に収集し、サービス事業者に伝達することができるなど
の有用な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の介護サービス管理支援方法を適用した
システムの一実施の形態を示すシステム構成図である。
【図2】本発明において用いる監視端末の一例を示す概
観構成図である。
【図3】図2の監視端末の機能構成を示すブロック図で
ある。
【図4】介護モニタリングシステムの構成例を示すブロ
ック図である。
【図5】図4におけるデータベース406のデータ構成
例を示す図である。
【図6】図4におけるデータベース407のデータ構成
例を示す図である。
【図7】図4におけるデータベース408のデータ構成
例を示す図である。
【図8】図4におけるデータベース409のデータ構成
例を示す図である。
【図9】図4におけるモニタリング基本プログラムの主
要部の機能構成図である。
【図10】図4におけるデータ送受信プログラムの主要
部の機能構成図である。
【図11】ヘルパが要介護者宅に訪問し、介護サービス
を行う場合の作業を示す説明図である。
【図12】介護サービスの開始時から終了時までにおけ
る監視端末、介護モニタリングシステム、ケアマネージ
メントシステムの処理を示したフローチャートである。
【図13】図12の続きを示すフローチャートである。
【図14】クライアント別稼動状況の集計例を示す図で
ある。
【図15】ヘルパ別稼動状況の集計例を示す図である。
【図16】受信モニタの表示例を示す図である。
【図17】施設別勤務実績表の作成方法と作成結果の例
を示す図である。
【図18】変更の種別とサービス内容を同時に入力する
場合のカードの例を示す図である。
【符号の説明】
11A,11C…監視端末、12,14…公衆回線網、
13A…介護モニタリングシステム、15A〜15C…
ケアマネージメントシステム、16…実施者識別カー
ド、17…サービス種別識別カード、18…キャンセル
カード、19…追加カード、20…クライアント別識別
カード、404…モニタリング基本プログラム、412
…介護(訪問)実績データ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 敏行 神奈川県横浜市西区みなとみらい2丁目3 番5号 クィーンズタワーC棟18階 株式 会社ソフトサイエンス内 (72)発明者 大里 博司 神奈川県横浜市西区みなとみらい2丁目3 番5号 クィーンズタワーC棟18階 株式 会社ソフトサイエンス内 Fターム(参考) 4C341 LL30 5B049 BB41 CC33 EE21

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 要介護者に対する人、団体、施設による
    介護プランに基づく介護サービスの実施状況を管理する
    介護サービス管理支援方法であって、 介護サービスの開始および終了に際し、介護サービス実
    施者の固有の識別情報が記録された実施者識別カードを
    介護サービス実施場所に設置された監視端末に入力し、
    前記実施者識別カードに記録された情報を読み取り、該
    読み取り情報に対し要介護者対応の識別情報を付加し、
    通信回線を介して監視センタ装置に送信する第1のステ
    ップと、 監視センタ装置において、前記監視端末から受信した情
    報に基づき、要介護者と介護サービス実施者とを認識
    し、介護サービス実施者別の介護サービス実施状況及び
    要介護者別の介護サービス実施状況に関する情報を実績
    データベースに記録する第2のステップと、 監視センタ装置において、予め定めた時期または介護サ
    ービス事業者からの送信要求に応じて、前記実績データ
    ベースに記録した介護サービス実施者別の介護サービス
    実施状況及び要介護者別の介護サービス実施状況に関す
    る情報を予め定めた形式で介護サービス事業者に配信す
    る第3のステップとを備えることを特徴とする介護サー
    ビス管理支援方法。
  2. 【請求項2】 前記実績データベースに記録した介護サ
    ービス実施者別の介護サービス実施状況及び要介護者別
    の介護サービス実施状況に関する情報を介護サービス事
    業者に配信する前に、当該介護サービス事業者から指定
    された形式に編集するステップをさらに備えることを特
    徴とする請求項1に記載の介護サービス管理支援方法。
  3. 【請求項3】 前記要介護者対応の識別情報は、要介護
    者毎のサービス実施場所の監視端末に予め設定された電
    話番号であることを特徴とする請求項1または2に記載
    の介護サービス管理支援方法。
  4. 【請求項4】 発信者番号通知サービスによって通信事
    業者から通知される監視端末の発信者電話番号と監視端
    末から受信した電話番号とを照合し、介護サービスの実
    施場所の真偽を判定するステップをさらに備えることを
    特徴とする請求項3に記載の介護サービス管理支援方
    法。
  5. 【請求項5】 前記要介護者対応の識別情報は、要介護
    者毎の識別情報を記録した要介護者識別カードを介護サ
    ービス実施場所の監視端末に入力して読み取らせたもの
    であることを特徴とする請求項1または2に記載の介護
    サービス管理支援方法。
  6. 【請求項6】 要介護者に対する人、団体、施設による
    介護プランに基づく介護サービスの実施状況を管理する
    介護サービス管理支援方法であって、 介護サービス実施場所への入出に際し、介護サービス実
    施者の固有の識別情報が記録された実施者識別カードを
    介護サービス実施場所に設置された監視端末に入力し、
    前記実施者識別カードに記録された情報を読み取り、該
    読み取り情報に対し介護サービス実施場所対応の識別情
    報を付加し、通信回線を介して監視センタ装置に送信す
    る第1のステップと、 監視センタ装置において、前記監視端末から受信した情
    報に基づき、介護サービス実施者と介護サービス実施場
    所とを認識し、介護サービス実施場所別に、当該実施場
    所に勤務している介護サービス実施者の勤務実績表を作
    成し、勤務実績データベースに記録する第2のステップ
    と、 監視センタ装置において、予め定めた時期または介護サ
    ービス事業者からの送信要求に応じて、前記勤務実績デ
    ータベースに記録した介護サービス実施場所別の勤務実
    績表を予め定めた形式で介護サービス事業者に配信する
    第3のステップとを備えることを特徴とする介護サービ
    ス管理支援方法。
  7. 【請求項7】 要介護者に対する人、団体、施設による
    介護プランに基づく介護サービスの実施状況を管理する
    介護サービス管理支援装置であって、 要介護者対応の識別情報と介護サービス実施場所に設置
    された監視端末において実施者識別カードから読み取っ
    た介護サービス実施者の固有の識別情報とを通信回線を
    介して受信する第1の手段と、 前記監視端末から受信した情報に基づき、要介護者と介
    護サービス実施者とを認識し、介護サービス実施者別の
    介護サービス実施状況及び要介護者別の介護サービス実
    施状況に関する情報を実績データベースに記録する第2
    の手段と、 予め定めた時期または介護サービス事業者からの送信要
    求に応じて、前記実績データベースに記録した介護サー
    ビス実施者別の介護サービス実施状況及び要介護者別の
    介護サービス実施状況に関する情報を予め定めた形式で
    介護サービス事業者に配信する第3の手段とを備えるこ
    とを特徴とする介護サービス管理支援装置。
  8. 【請求項8】 前記実績データベースに記録した介護サ
    ービス実施者別の介護サービス実施状況及び要介護者別
    の介護サービス実施状況に関する情報を介護サービス事
    業者に配信する前に、当該介護サービス事業者から指定
    された形式に編集する第4の手段をさらに備えることを
    特徴とする請求項7に記載の介護サービス管理支援装
    置。
  9. 【請求項9】 前記要介護者対応の識別情報は、要介護
    者毎のサービス実施場所の監視端末に予め設定された電
    話番号であることを特徴とする請求項7または8に記載
    の介護サービス管理支援装置。
  10. 【請求項10】 発信者番号通知サービスによって通信
    事業者から通知される監視端末の発信者電話番号と監視
    端末から受信した要介護者の電話番号とを照合し、介護
    サービスの実施場所の真偽を判定する第5の手段をさら
    に備えることを特徴とする請求項9に記載の介護サービ
    ス管理支援装置。
  11. 【請求項11】 前記要介護者対応の識別情報は、要介
    護者毎の識別情報を記録した要介護者識別カードを介護
    サービス実施場所の監視端末に入力して読み取らせたも
    のであることを特徴とする請求項7または8に記載の介
    護サービス管理支援方法。
  12. 【請求項12】 要介護者に対する人、団体、施設によ
    る介護プランに基づく介護サービスの実施状況を管理す
    る介護サービス管理支援装置であって、 介護サービス実施場所対応の識別情報と介護サービス実
    施場所に設置された監視端末において実施者識別カード
    から読み取った介護サービス実施者の固有の識別情報と
    を通信回線を介して受信する第1の手段と、 前記監視端末から受信した情報に基づき、介護サービス
    実施者と介護サービス実施場所とを認識し、介護サービ
    ス実施場所別に、当該実施場所に勤務している介護サー
    ビス実施者の勤務実績表を作成し、勤務実績データベー
    スに記録する第2のステップと、 予め定めた時期または介護サービス事業者からの送信要
    求に応じて、前記勤務実績データベースに記録した介護
    サービス実施場所別の勤務実績表を予め定めた形式で介
    護サービス事業者に配信する第3のステップとを備える
    ことを特徴とする介護サービス管理支援装置。
  13. 【請求項13】 要介護者に対する人、団体、施設によ
    る介護プランに基づく介護サービスの実施状況を管理す
    る介護サービス管理支援システムであって、 介護サービス実施場所に設置された監視端末と、この監
    視端末との間で通信回線を介して情報を送受信する監視
    センタ装置とから成り、 前記監視端末が、 要介護者対応の識別情報と介護サービス実施場所に設置
    された監視端末において実施者識別カードから読み取っ
    た介護サービス実施者の固有の識別情報とを通信回線を
    介して前記監視センタ装置に送信する手段を備え、 前記監視センタ装置が、 前記監視端末から受信した情報に基づき、要介護者と介
    護サービス実施者とを認識し、介護サービス実施者別の
    介護サービス実施状況及び要介護者別の介護サービス実
    施状況に関する情報を実績データベースに記録する手段
    と、 予め定めた時期または介護サービス事業者からの送信要
    求に応じて、前記実績データベースに記録した介護サー
    ビス実施者別の介護サービス実施状況及び要介護者別の
    介護サービス実施状況に関する情報を予め定めた形式で
    介護サービス事業者に配信する手段とを備えることを特
    徴とする介護サービス管理支援システム。
  14. 【請求項14】 前記監視センタ装置が、前記実績デー
    タベースに記録した介護サービス実施者別の介護サービ
    ス実施状況及び要介護者別の介護サービス実施状況に関
    する情報を介護サービス事業者に配信する前に、当該介
    護サービス事業者から指定された形式に編集する手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項13に記載の介護
    サービス管理支援システム。
  15. 【請求項15】 前記要介護者対応の識別情報は、要介
    護者毎のサービス実施場所の監視端末に予め設定された
    電話番号であることを特徴とする請求項13または14
    に記載の介護サービス管理支援システム。
  16. 【請求項16】 発信者番号通知サービスによって通信
    事業者から通知される監視端末の発信者電話番号と監視
    端末から受信した要介護者の電話番号とを照合し、介護
    サービスの実施場所の真偽を判定する手段をさらに備え
    ることを特徴とする請求項15に記載の介護サービス管
    理支援システム。
  17. 【請求項17】 前記要介護者対応の識別情報は、要介
    護者毎の識別情報を記録した要介護者識別カードを介護
    サービス実施場所の監視端末に入力して読み取らせたも
    のであることを特徴とする請求項13または14に記載
    の介護サービス管理支援システム。
  18. 【請求項18】 要介護者に対する人、団体、施設によ
    る介護プランに基づく介護サービスの実施状況を管理す
    る介護サービス管理支援システムであって、 介護サービス実施場所に設置された監視端末と、この監
    視端末との間で通信回線を介して情報を送受信する監視
    センタ装置とから成り、 前記監視端末が、 介護サービス実施場所対応の識別情報と介護サービス実
    施場所に設置された監視端末において実施者識別カード
    から読み取った介護サービス実施者の固有の識別情報と
    を通信回線を介して前記監視センタ装置に送信する手段
    を備え、 前記監視センタ装置が、 前記監視端末から受信した情報に基づき、介護サービス
    実施者と介護サービス実施場所とを認識し、介護サービ
    ス実施場所別に、当該実施場所に勤務している介護サー
    ビス実施者の勤務実績表を作成し、勤務実績データベー
    スに記録する手段と、 予め定めた時期または介護サービス事業者からの送信要
    求に応じて、前記勤務実績データベースに記録した介護
    サービス実施場所別の勤務実績表を予め定めた形式で介
    護サービス事業者に配信する手段とを備えることを特徴
    とする介護サービス管理支援システム。
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