JP2002032611A - 手続管理システム - Google Patents

手続管理システム

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JP2002032611A JP2000347301A JP2000347301A JP2002032611A JP 2002032611 A JP2002032611 A JP 2002032611A JP 2000347301 A JP2000347301 A JP 2000347301A JP 2000347301 A JP2000347301 A JP 2000347301A JP 2002032611 A JP2002032611 A JP 2002032611A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 代理人に手続の代理や管理を依頼しているク
ライアント自身が、簡単に自己の案件の状況を確認する
ことができる手続管理システムの提供。 【解決手段】 各案件ごとに手続状況等を案件管理情報
として管理し、且つその管理の依頼者端末4にネットワ
ーク5を介して接続可能とされた手続管理システムであ
る。各依頼者に関する依頼者情報記憶手段15と、各案
件に関する案件管理情報記憶手段16と、正規の依頼者
か否かの認証を行う依頼者認証手段7と、認証手段によ
り認証された場合に、その依頼者の案件の案件管理情報
を依頼者端末に開示する案件管理情報公開手段9とを備
える。案件管理情報記憶手段に登録された各案件は、そ
れぞれ一以上の依頼者と対応させられており、各依頼者
は、自己に対応させられた案件について案件管理情報の
閲覧が可能とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自ら或いは仲介・
代理人等を介して各種プロジェクトや手続等を行う者、
特に官公庁・行政機関・司法機関等へ各種申請・届出・
手続等を行う者が、その手続等の状況を容易に把握でき
る手続管理システムに関するものである。
【0002】具体的には、例えば、特許や商標等の出願
中の手続、ないし登録後の年金納付や存続期間更新登録
の管理等を効率的に行うための手続管理システムに関す
るものである。特に、特許事務所や年金管理会社等に手
続の管理を依頼している依頼者自身が、独自の管理シス
テムを導入することなく、簡易にいつでも自己の出願や
権利の状況等を確認できる手続管理システムに関するも
のである。
【0003】
【従来の技術】例えば、特許や商標等の出願から登録ま
での手続や、或いはその登録後の年金納付や存続期間更
新登録等の手続には、厳格な期限管理は勿論、特許庁か
ら従前に付与された各種番号を用いて手続を行わなけれ
ばならない場合が多い。よって、管理すべき案件の多い
大企業や特許事務所においては、従来から専用のコンピ
ュータソフトを用いた手続の管理が行われている。
【0004】一方、管理すべき案件がそれ程多くない中
小企業や個人では、独自に管理ソフトを購入するのは大
げさである。よって、出願等を依頼している特許事務所
からの通知に基づいて記帳等で独自に管理したり、管理
をせずに特許事務所に任せているのが実情である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、中小企
業や個人といえども、管理すべき案件が数件、十数件、
数十件と膨らんで行くこともまれではない。ところが、
この場合においても、独自に管理ソフトを導入するのは
コスト負担が大きいし、また導入後の維持管理にも多大
な人的及び費用的負担を負うことになる。しかも、たと
え導入できたとしても、出願等を依頼している特許事務
所からの通知に基づいて行う限り、特許事務所とそのク
ライアントとの間で重複した管理が行われることになる
だけである。
【0006】一方、クライアント自身が管理していない
場合には、出願や権利の状況が必要なときにすぐに確認
できず、その都度、特許事務所から過去に送られてきた
書類を探し回ったり、特許事務所に電話等で問い合わせ
るしかなかった。このような事態は、クライアント自身
のみならず、特許事務所にとっても面倒であった。ま
た、このような状況では、クライアント自身が例えば次
年度に支払うべき年金等を予め容易に把握できないか
ら、予算も組みにくくなっていた。さらに、特許出願等
に慣れていないクライアントも多く、その場合には、個
別の各案件それぞれが、出願から登録(を経て存続期間
満了)までの一連の流れの内、どの段階にあるのかが不
明な場合も多い。しかも、各案件それぞれについて、今
後に発生する費用を知るのも難しかった。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その主たる目的は、特許事務所や年金管理会社
等に手続の管理を依頼しているクライアント自身が、独
自の管理システムを導入することなく、安価且つ簡易に
いつでも自己の出願や権利の状況を確認できる手続管理
システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の手続管理システ
ムは、ここに引用導入される上記各請求項に記載のとお
り構成されている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の手続管理システム
について、さらに詳細に説明する。なお、ここでは、特
許や実用新案、意匠及び商標等の出願や権利の管理に適
用する場合を例に説明するが、本発明の手続管理システ
ムはこれに限らず、その他の各種手続やプロジェクトの
進行等にも適用可能である。特に、仲介ないし代理業に
おいて、そのクライアントが手続進行状況等を把握でき
るシステムに好適に適用できる。
【0010】図1は、本発明の手続管理システムの一実
施例のシステム構成図である。本実施例のシステムは、
本来は手続当事者の一方であるクライアント(依頼者)
が、仲介・代理人等の管理者を介して、他方の手続当事
者である所定の手続先に各種手続を行う場合に適用され
る。そして、この場合において、管理者へ依頼している
案件の状況を依頼者自身がいつでも容易に把握し、好ま
しくは今後の手続の指示等ができるシステムである。例
えば、管理者が特許事務所(弁理士)や年金管理会社等
の代理人で、手続先が特許庁(長官、審査・審判官)、
依頼者が特許等の出願人ないし権利者等としての企業や
個人となる。
【0011】仲介ないし代理人等、管理者の側には、手
続管理システムの主要部をなすサーバ1が備えられてい
る。一方、各依頼者の側には、それぞれ一以上の依頼者
端末4が備えられている。そして、サーバ1は、複数の
依頼者端末4,4…と双方向通信可能にネットワーク5
を介して接続可能とされている。本実施例では、インタ
ーネットを介して接続されている。
【0012】各依頼者端末4は、依頼者により操作され
る入出力装置であり、本実施例ではパーソナルコンピュ
ータから構成されている。すなわち、例えばパソコン本
体、キーボードやマウス、ディスプレイの他、サーバ1
との通信を可能にするためにモデムないしターミナルア
ダプター等、及びWWWブラウザやメーラー等を備えて
構成されている。
【0013】ところで、依頼者は、特許事務所等への初
回案件の最初の手続依頼に伴って、サーバ1に依頼者情
報の登録(ユーザ登録)がなされることにより、ユーザ
IDやパスワード等が付与されて自己の端末を依頼者端
末4として利用できるようになる。そのために、各管理
者は、サーバ自体、或いはサーバに接続された管理者端
末2を用いて、依頼者についてユーザ登録を行う。サー
バには、ユーザ登録手段6が備えられている。
【0014】なお、これに加えて或いはこれに代えて、
これから年金管理等を依頼しようする新規の依頼者が、
自己の端末で本システムのウェブサイトへ接続後、ウェ
ブページ上にて情報を入力することで、オンラインにて
ユーザ登録を可能とし、自己の端末を依頼者端末4とし
て利用できるようにしてもよい。
【0015】ユーザ登録手段6は、管理者端末2等から
入力された所定のユーザ管理情報を受け、それをユーザ
管理情報記憶手段15に登録するための手段である。通
常、新規のクライアントとの委任契約(特許事務所等へ
の手続の委任、特許事務所等による受任)により、管理
者が依頼者のユーザ登録を行う。具体的には、例えば、
サーバの手続管理プログラムのメニュー画面において、
「ユーザ登録」を選択した後、画面上に表示されるユー
ザ管理情報の各項目に対して、キーボード等の入力手段
からその依頼者に関する情報を入力していき、ユーザ管
理情報記憶手段15に登録することで行われる。
【0016】なお、管理者端末2は例えば、特許事務所
等に設置されたパーソナルコンピュータである。そし
て、管理者端末2とサーバ1とは、LANやイントラネ
ットの他、インターネット等のネットワーク5を介して
接続することもできる(図8)。ここで、管理者端末2
がインターネット等でサーバ1と接続される場合には、
管理者端末2には、依頼者端末4と同様に、WWWブラ
ウザ等が備えられることになる。
【0017】ところで、上述したように、依頼者自身に
よるオンラインのユーザ登録を受け付ける場合には、ユ
ーザ登録手段6は、依頼者端末4から入力されたユーザ
管理情報を受信して、それをユーザ管理情報記憶手段1
5に登録する手段となる。例えば、依頼者端末4からイ
ンターネット5を介して本システムのウェブサイトに接
続した後、ウェブページ上のメニュー画面において「ユ
ーザ登録」をマウスでクリックする等して選択して行
う。これにより、画面上にユーザ管理情報の各項目と、
その入力ないし選択欄等が対応して表示されるので、各
項目に対してキーボード等の入力手段から自己の情報を
入力や選択していけばよい。そして、画面上に表示され
た送信ボタンをクリックすることで、その情報をサーバ
1に送信して、サーバ1のユーザ管理情報記憶手段15
に登録すればよい。
【0018】また、電子メールやFAXを用いて登録を
受け付けてもよい。この場合には、サーバ側で受信した
電子メールやFAX等の内容を自動的に読みとってテキ
スト化して、ユーザ管理情報記憶手段15に登録するよ
うにしてもよいし、電子メールを受け取った管理者が、
上記と同様の手順でユーザ登録するようにしてもよい。
【0019】ユーザ管理情報とは、依頼者等、本システ
ムのユーザに関する所定の情報である。例えば図2に示
すように、ユーザID、ユーザの名称・氏名や、その所
在地、電話番号、ファックス番号、担当者名、Eメール
アドレス、パスワードなどが含まれる。この内、ユーザ
IDは、サーバ1が付与するシリアル番号である。一
方、パスワードは、依頼者自身が決定するのが好まし
い。また、その他の項目は依頼者から得られる。
【0020】ユーザ管理情報記憶手段15は、上記ユー
ザ管理情報を記憶する手段であり、通常はデータベース
より構成される。
【0021】ユーザ登録された依頼者は、依頼者端末4
を用いて、本システムのウェブサイトに接続すること
で、本システムの各種サービスを受けられることにな
る。そのために、サーバ1には、サイト接続者を認証す
るための認証手段7が備えられている。
【0022】認証手段7は、依頼者等のユーザの認証を
行う手段である。本実施例では特に、後述する案件管理
情報や包袋情報等について、依頼者端末4からの閲覧を
許すに際して、前もって閲覧希望者が正規のユーザか否
かを認証する手段である。例えば、ユーザIDとパスワ
ードの入力を依頼者端末4に要求し、依頼者端末4から
受信した当該情報をユーザ管理情報記憶手段15のもの
と比較して、その一致性により認証を行う。そして、認
証された場合に限って情報を開示する等、所定のサービ
スを依頼者に提供することになる。
【0023】さらに、認証手段はセキュリティ確保のた
めに、例えば次のような手法を採用することができる。
すなわち、まず上述したように、依頼者端末4から本シ
ステムのウェブサイトに接続して、IDとパスワード
(第1パスワード)にて初期認証を受けた後、サーバ1
はその初期認証された依頼者の連絡先情報をユーザ管理
情報記憶手段15から取得して、その連絡先情報に基づ
いてその依頼者宛てに第2パスワードを通知し、その第
2パスワードを受けた前記依頼者からその第2パスワー
ドを返信されることで、認証を完了するようにすること
ができる。なお、第2パスワードは、その都度ランダム
に作成するのがよい。
【0024】第2パスワードの通知は、予め登録された
Eメールアドレス、電話番号、ないしFAX番号等に対
して行われる。なお、いずれの方法で着信するかをユー
ザにて設定可能にすれば一層好ましい。
【0025】連絡先情報は、初期認証後に、その認証さ
れたユーザIDに基づいてユーザ管理情報記憶手段15
を検索して取得し、その情報に基づいてサーバ1は直ち
に依頼者宛てに第2パスワードを自動送信する。そし
て、それを受信した依頼者は、その第2パスワードを前
記認証画面の所定欄に入力してサーバ1に送信する。そ
して、それを受信したサーバ1は、自己が作成、送信し
た第2パスワードとの一致性を確認することで、最終的
な認証を完了する。なお、初期認証から最終認証完了ま
での間は、依頼者端末4とサーバ1とは接続を維持する
ことが好ましいが、一旦接続を中断して、第2パスワー
ドが付与された後に再度接続するようにしてもよい。こ
の場合、所定の一定時間内に第2パスワードの返信がな
された場合にのみ、認証を有効とする。
【0026】このように、初期認証後に、その認証され
た依頼者宛てに通知を行い、それに返答してもらうこと
で、その者からの接続要求と把握される。つまり、接続
要求している覚えがないのに、通知がきた場合には誰か
が不正アクセスしようとしていることになるので、管理
者等に即座に連絡することで、情報の漏洩を未然に防止
することが可能となる。
【0027】なお、初期認証後、第2パスワードを表示
するウェブページを任意のURLに作成し、そのページ
のURLをEメールで依頼者宛てに自動送信し、それを
受信した依頼者がそのページを開くことで第2パスワー
ドを取得するようにしてもよい。この場合において、そ
のURLのページ上にて確認欄にチェックを入れること
で、その確認のあった旨をサーバが認識して最終的な認
証を完了するようにすれば、認証画面において第2パス
ワードを依頼者が打ち込む手間を省くことができる。こ
れと同様に、初期認証が行われたことを携帯情報端末等
に通知し、その通知された端末にて、その確認の返信を
してもらってもよい。
【0028】ところで、電話で第2パスワードを通知す
る場合には、サーバ1は、依頼者の電話を自動呼び出し
し、依頼者との通話状態の確保後に、音声に変換した第
2パスワードを読み上げるようにする。或いは、携帯電
話やポケベル等の場合には、文字列(メール等)にて第
2パスワードを知らせてもよい。正規のユーザが持ち歩
くであろう携帯情報端末を利用すること、及びその携帯
情報端末がパソコンと別端末であること、別の経路で情
報伝達がなされること、別のセキュリティ確保がなされ
ていること等の複合作用により、より高いセキュリティ
の確保が期待できる。しかも、携帯情報端末へ第2パス
ワードを送信して、それをパソコンから返信してもらう
構成の場合には、サーバには携帯情報端末への送信機能
のみがあれば済むし(携帯からの受信処理が不要)、依
頼者としてもサーバへのアクセスだけで済む(携帯から
の発信が不要)利点がある。なお、依頼者のみならず、
管理者についても同様の認証を行うこともできる。
【0029】管理者は、依頼者の各案件について、その
経過情報等の案件管理情報をサーバ1に登録しておき、
その情報に追加や修正等があった場合には、その情報を
適宜、加入・修正することができる。そのために、サー
バ1には、案件管理情報登録手段8が備えられている。
【0030】案件管理情報登録手段8は、案件管理情報
記憶手段16に所定の案件管理情報を登録するための手
段である。通常、新規の案件をクライアントから受任し
た場合に、管理者がその案件についての案件管理情報の
登録を行い、またその案件のステータスに変更等があっ
た場合にもその都度、案件管理情報の更新が行われる。
この登録も、サーバ自体、或いはこのサーバに接続され
た一以上の管理者端末2から行うことができる。具体的
には、例えば、サーバの手続管理プログラムのメニュー
画面において、「案件管理情報の登録」を選択した後、
画面上に表示される案件管理情報の各項目について、キ
ーボード等の入力手段から、その案件に関する経過情報
等を入力や選択して案件管理情報記憶手段16に登録す
ればよい。
【0031】また、依頼者自身によるオンラインでの案
件管理情報の登録を受け付ける構成としてもよく、その
場合には案件管理情報登録手段8は、依頼者端末4にて
入力された案件管理情報を受信して、それを案件管理情
報記憶手段16に登録する手段となる。この場合には、
例えば、依頼者端末4からインターネットを介して本シ
ステムのウェブサイトに接続した後、ウェブページ上の
メニュー画面において「案件管理情報の登録」を選択
し、画面上に表示される案件管理情報の各項目に対する
入力欄や選択欄に、キーボード等の入力手段から情報を
入力ないし選択していき、案件管理情報記憶手段16に
登録すればよい。また、商標等については、画像情報等
をアップロード可能としておく。なお、ユーザ登録の場
合と同様に、電子メールやFAXを用いて登録を受け付
け、それを管理者側で登録するようにしてもよい。な
お、ステータスに変更が生じる等により、後日に案件管
理情報を変更する場合については後述する。
【0032】ところで、案件管理情報とは、管理者が受
任した各案件の現在までの状況等、各案件に関する所定
の情報である。例えば特許出願の場合、図3に示すよう
に、案件番号や整理番号(出願用、クライアント管理用
など)の他、出願人や権利者の氏名ないし名称、その識
別番号、住所、発明の名称、発明者、請求項の数、出願
日、出願番号、公開日、出願公開番号、審査請求日、登
録日、登録番号、登録公報発行日、更には年金納付状況
として年金納付日と納付年分などが含まれる。
【0033】また、商標の場合には、案件番号等の他、
出願人や権利者の氏名ないし名称、その識別番号、住
所、商標やその称呼、商品又は役務の区分や類似群、指
定商品又は指定役務、出願日、出願番号、登録日、登録
番号、登録公報発行日、更には存続期間更新登録状況な
どが含まれる。
【0034】その他の権利もほぼ同様であるが、出願日
等の共通項目は各権利に共通して使用され、出願種別の
選択でその権利に固有の事項の設定が可能とされてい
る。なお、分割出願や変更出願等の場合に備えて、出願
種別や原出願や関連出願等の指定も可能とされている。
また、最終的処分等の他の項目も適宜含まれる。さら
に、必要に応じて外国出願等の登録を可能にしてもよ
い。
【0035】さらに、案件管理情報には、どのユーザか
ら依頼の案件かを判別するための情報、例えば前記ユー
ザ管理情報中のユーザID等も含まれている。ところ
で、以上に述べた案件管理情報の内、案件番号は、サー
バ1が付与するシリアル番号である。そして、その他の
項目は各案件に固有のものであるが、その案件の手続が
進むに連れて順に蓄積されていく。つまり、各案件につ
いて、状況変化がある度にその新たな状況が案件管理情
報として追加されることになる。例えば、既存案件に対
する案件管理情報の追加等の場合には、その案件番号を
指定することで、その案件に関する既存情報が表示され
るので、それに加筆訂正すればよい。
【0036】つまり、ステータスに変更が生じる等によ
り、後日に案件管理情報を変更する場合には、例えば、
メニュー画面において「案件管理情報の登録」を選択し
た後、画面上に表示される案件管理情報の各項目の内、
案件番号のみをその案件のものに変更した後、その画面
中に表示された「案件管理情報の更新」のボタンをクリ
ックする等によって行うことができる。これにより、当
該案件について、前回までに登録されている案件管理情
報が案件管理情報記憶手段16から取得されて、その案
件管理情報がその各項目と対応して表示されるので、空
欄の部分に加入したり、既に入力されている表示を変更
したりすればよい。
【0037】なお、メニュー画面における「案件管理情
報の登録」を新規案件についての案件管理情報の登録専
用とし、既存案件の案件管理情報の更新のために別途
「案件管理情報の追加・変更」等をメニューに並列的に
設けて対応してもよい。その場合には、既存案件につい
て案件管理情報を追加ないし変更する場合、メニュー画
面において「案件管理情報の追加・変更」を選択する
と、サーバが案件番号の入力を依頼者端末4に要求する
ので、依頼者は依頼者端末4のキーボード等からその案
件の案件番号を入力して、それをサーバに送信すればよ
い。なお、出願番号等のその他の項目でも案件を特定可
能にするのが好ましい。
【0038】指定された案件番号等を受信したサーバ1
は、その案件番号等に基づいて案件管理情報記憶手段1
6を検索して、該当案件についての既登録の案件管理情
報を抽出し、それを記載した状態で、案件管理情報登録
画面と同様の画面を依頼者端末4に送信して表示させ
る。よって、依頼者端末4ではそれを見て、空欄の部分
に加入したり、既に入力されている表示を変更したりす
ることが可能となる。なお、依頼者自身による案件管理
情報の変更等を認める場合には、それに先立って、変更
しようとする依頼者がその案件の正規の依頼者か否かを
認証手段7にて認証した後に行われることは当然であ
る。
【0039】案件管理情報記憶手段16は、上記案件管
理情報を記憶する手段であり、通常はデータベースより
構成される。
【0040】依頼者等のユーザは、自己の端末を用い
て、必要な時にいつでもサーバ1に接続して、自己の案
件についての案件管理情報を閲覧することができる。そ
のために、サーバ1には案件管理情報公開手段9が備え
られている。
【0041】案件管理情報公開手段9は、案件管理情報
記憶手段16に蓄積された案件管理情報の全部ないし一
部を、依頼者端末4や管理者端末2に公開する手段であ
る。なお、依頼者端末4への案件管理情報の公開は、そ
の依頼者からの受任の案件に対するもののみが公開可能
とされている。一方、管理者端末2への公開は原則とし
てこのような制限はない点が異なる。この公開は、依頼
者の認証後、その依頼者に関する案件管理情報のみをウ
ェブページ上等で閲覧可能とすることで行われる。
【0042】例えば、依頼者端末4からインターネット
5を介してサーバ1に接続した後、ウェブページ上のメ
ニュー画面において「案件管理情報の閲覧」をマウスで
クリックする等により選択することで行われる。この場
合も依頼者の認証が既に行われていることを前提に、認
証された依頼者から依頼の案件に関するもののみを開示
する。その際、そのユーザID等に基づいて案件管理情
報記憶手段16を検索して、該当案件が抽出される。
【0043】なお、受任件数が複数ある場合に備えて、
まずその依頼者からの受任案件の一覧を依頼者端末4に
送信して、依頼者端末4の画面上に表示する。この一覧
には、例えば図6(A)に示すように、案件番号や出願
番号や発明の名称等の案件特定事項の他、好ましくは最
新の状況(「審査請求待ち」や「拒絶理由通知に対する
応答期間中」、「拒絶査定確定」等)が表示される。ま
た、期限管理中の案件については、その期限を表示して
もよい。
【0044】よって、依頼者は、依頼者端末4に表示さ
れたその一覧中において、案件管理情報の詳細を閲覧し
たい案件の案件番号等をマウスでクリックする等により
指定することで、その案件に関する案件管理情報の詳細
を閲覧可能となる。つまり、案件が特定されると、サー
バ1は、その案件の案件番号等に基づいて、案件管理情
報記憶手段16からその案件の案件管理情報を取得して
依頼者端末4に送信して、依頼者端末4に公開するので
ある。
【0045】また、案件の一覧を出さずに、依頼者端末
4から案件番号等の案件特定情報の入力によって案件を
指定することで、その案件に関する案件管理情報を公開
するよう構成してもよい。この場合、依頼者端末4から
サーバ1に接続した後、メニュー画面において「案件管
理情報の閲覧」を選択すると、サーバは依頼者端末4に
案件番号等の案件特定情報の入力を要求する。よって、
依頼者は、依頼者端末4のキーボード等から案件番号等
を入力してサーバに返信する。するとサーバ1は、その
受信した案件番号等に基づいて案件管理情報記憶手段1
6を検索し、そこからその案件の案件管理情報を取得し
て依頼者端末4に送信して依頼者端末4に表示すること
になる。
【0046】なお、依頼者側に電子メールやFAXを送
信することで対応してもよい。或いは、サーバ1ないし
管理者端末2に接続されたプリンターにて案件管理情報
を出力し、それを依頼者に郵送又はFAXする構成とし
てもよい。これらの際の各宛先情報は、ユーザ管理情報
記憶手段15から取得可能なことは言うまでもない。
【0047】また、ステータス等に変更があった場合に
は、その案件の依頼者にEメール等で知らせるようにし
てもよい。その際、変更のあった案件の案件管理情報を
表示するURLを知らせて、そのメール上のURLをク
リックする等して認証後に即座にその案件管理情報を閲
覧可能にするのが好ましい。
【0048】サーバ1には、次手続、特にその期限管理
を行うために、手続管理手段10が備えられている。つ
まり、手続管理手段10は、案件管理情報に基づいて、
その案件についての次手続等を管理する手段である。特
に、次手続を所定期間内にする必要が生じた場合に、少
なくともその期限管理を行う手段である。例えば、案件
管理情報登録手段8にて案件管理情報記憶手段16に案
件管理情報としての経過情報の追加等を行う際に、その
追加しようとする経過情報が所定のものである場合に
は、その手続に対する所定の次手続の種別と、その手続
期限とを求めて、その管理が行われる。
【0049】なお、次手続の種別とその手続期限の導出
は、案件管理情報を案件管理情報記憶手段16に登録し
ようとする際に、その管理者がその案件管理情報に対す
る次手続等に関する所定の情報を求めて、それらを同時
に案件管理情報記憶手段16に登録するようにする。或
いは、案件管理情報登録手段8のプログラム上にて行う
のが好ましい。つまり、案件管理情報記憶手段16へ所
定項目の案件管理情報を登録する際には、その項目に対
応した次手続の種別と手続期限が自動的に導出されて、
その情報も案件管理情報として保存され、管理されるよ
う構成するのが望ましい。例えば、新規特許出願を行っ
たことに伴って、その出願日や出願番号等の案件管理情
報を登録すると、次手続として「出願審査の請求」が求
められ、またその最終期限として出願日から所定期間経
過後の審査請求最終期限日の年月日が算出されて管理さ
れることになる。
【0050】次手続の種別や期限等の情報は、案件管理
情報の一部として登録され管理されるが、この部分の登
録先は案件管理情報記憶手段16と同一でも別でもよ
い。いずれの場合も、その期限はサーバの時計を利用し
て、手続管理手段10にて日々の年月日と比較して管理
される。また、期限管理すべき案件について、その期限
管理すべき情報のみを別ファイルとして保存して、その
次手続が完了するまで、その別ファイル内の期限を日々
管理するようにしてもよい。
【0051】また、案件管理情報記憶手段16には現在
まで実際に行った経過情報のみを登録しておいて、その
内の所定の経過情報の種別と日付とから、手続管理手段
10にて次手続や期限を求めて、日々その年月日を比較
して管理してもよい。
【0052】サーバ1には、手続に関する指示を依頼者
に要求、ないし依頼者からの手続指示を受けるために、
手続確認手段(手続指示手段)11が備えられている。
この実施例では、次手続等の各種手続に関し、その実行
の有無等を依頼者に確認するための手段である。具体的
には、例えば、サーバ1から依頼者へ電子メールやFA
X等を送信し、それに対し返答するために依頼者から発
信された電子メールやFAXを受信して、その受信結果
に基づいて手続の実行の有無等が管理されることにな
る。この場合も、ユーザ登録の場合と同様に、依頼者か
らの受信メールに基づいて、自動的に手続の指示を抽出
して、それを案件管理情報記憶手段16等に登録して手
続管理等を行ってもよいし、受信したメールを管理者が
見て登録し、管理してもよい。
【0053】或いは、サーバ1や管理者端末2のプリン
ター等の出力手段で、次手続の有無等を確認するための
回答書やその依頼者向け宛先ラベルを出力して、それを
用いて依頼者へ郵送やFAXを行い、依頼者がその回答
書に所定事項を書き込んで、郵送、FAX、電子メール
等で回答した結果により得られた情報に基づいて、手続
の実行の有無等を管理してもよい。
【0054】或いは、手続の実行の有無等は、該当案件
の依頼者が閲覧できるウェブページを用いて行うことも
できる。この場合、その指示画面を表示するURLを依
頼者宛てにEメール送信し、それを見た依頼者がそのU
RLに接続して認証後、手続の指示を可能にすることが
できる。なお、以上の方法の内、複数の手段を備えてい
てもよいことは勿論である。
【0055】ところで、ウェブページを用いて行う場合
には、依頼者が依頼者端末4からサーバ1に接続した
後、メニュー画面において例えば「手続の指示」を選択
して行うことができる。このメニュー選択によって、案
件番号等の案件特定情報と、その手続指示用の各入力欄
が表示されるので、依頼者端末4からそれを入力してサ
ーバに返信すればよい。なお、案件特定情報とその案件
に関しての手続の指示を依頼する電子メールを単に管理
者に送ることで済ますこともできる。
【0056】或いは、その依頼者の案件に関して、期限
管理中の案件があればその一覧を表示させて、その一覧
中において手続を指示できるようにしてもよい。例え
ば、案件番号等の案件特定情報と、次手続の種別、その
期限等とが一覧表示されると共に、各案件について手続
の実行の有無の確認欄が表示される。よって、依頼者
は、依頼者端末4のマウス等で手続の「実行」か「不実
行」かいずれかの欄にチェックを入れて手続を指示する
ことが可能となる。なお、所定期間内にこの期限簿の閲
覧による手続の有無の指示がない場合には、電子メール
等の手段にて手続の実行の有無の確認を行ったり、或い
はウェブページを閲覧して手続の有無の指示を行うよう
案内を出すのが好ましい。
【0057】そして、手続確認手段11によって確認さ
れた依頼者の指示に従って、手続管理手段10にて次手
続が管理されることになる。つまり、次手続を行う場合
には、その次手続の期限管理が少なくともなされること
になる。
【0058】サーバ1には、様式情報記憶手段17に蓄
積された各種手続様式を利用して、次手続等の所望の書
類を作成する手続準備手段12が備えられている。例え
ば、手続確認手段11により依頼者の次手続の実行意思
が確認された場合に、様式情報記憶手段17からその次
手続に対応した所定の手続様式の様式情報を取得すると
共に、必要ならば案件管理情報記憶手段16に蓄積され
ている出願人や権利者等やその識別番号等の主体的情報
や、出願番号や登録番号等の客体的情報をも取得して、
次手続用の手続書類(手続用ファイル)を作成するので
ある。なお、この際、書類作成のために足りない情報が
あれば、管理者端末2や依頼者端末4から必要な情報が
入力されて、手続書類中に加入される。
【0059】様式情報記憶手段17とは、上記様式情報
を記憶する手段であり、通常はテキストファイルや所定
形式の文書ファイルとして、或いは画像ファイル等のフ
ァイルとして記憶されている。
【0060】様式情報とは、所定手続を行う場合の書式
であり、例えば特許法施行規則等に規定されている各様
式の他、必要ならば譲渡証等のその他の書式や、管理者
(代理人)専用の委任状等も含まれる。これら各書式は
必要に応じて、手続指示手段を介して所望のものを指定
することにより、依頼者端末等から取り出し可能とされ
ている。
【0061】サーバ1には、手続準備手段12により作
成された手続書類(手続ファイル)を用いて、次手続を
行うべき手続先に、次手続を実行するための手続実行手
段13が備えられている。例えば、次手続を行うべき手
続先端末3と通信回線やネットワークを介してサーバ1
が接続されており、前記手続ファイルをそのまま或いは
所定形式に変換した後、サーバ1から手続先端末3にオ
ンラインにて手続するための手段である。なお、サーバ
1自体から手続先端末3に直接手続してもよいが、一
旦、手続ファイルを管理者端末2ないし依頼者端末4に
送信して、その管理者端末2ないし依頼者端末4から手
続先端末3にオンラインにて手続を行ってもよい。
【0062】また、オンラインではなくオフラインにて
手続先に手続できるよう構成してもよい。その場合に
は、手続準備手段12にて作成された手続ファイルをサ
ーバ1や各端末2,4のプリンターにて出力し、或いは
所定形式でフロッピーディスク等の記録媒体に出力し
て、それを手続先へ郵送等すればよい。
【0063】サーバ1には、包袋情報記憶手段18が備
えられている。これは、各案件についての経過書類を蓄
積し保存する手段であり、文書ファイルや画像ファイル
等のファイルとして記憶されている。各ファイルは、案
件番号等と対応させられて保存されている。なお、包袋
情報とは、手続先に実際に提出した書類等、その案件に
関連した書類に関する電子データである。この包袋情報
は、案件管理情報公開手段9にて各端末から閲覧可能と
されている。もっとも、依頼者端末4への公開は、その
認証によって、その依頼者に関する案件のみを公開する
のは当然である。
【0064】サーバ1には、料金請求手段14が備えら
れている。これは、所定手続ごとの料金情報を記憶され
た料金情報記憶手段19を用いて依頼者に課金を行う手
段である。具体的には、手続管理手段10にて管理中の
手続、或いは手続実行手段13にて実行された手続に関
して、その手続の種別等に基づいて料金情報記憶手段1
9の料金情報を用いて手続実行料金を算出して、依頼者
に請求を行うのである。例えば、サーバ1や管理者端末
2のプリンターにて請求書や宛先ラベルを印刷して、そ
れに基づいて依頼者に請求書を郵送すればよい。或い
は、請求書ファイルを作成して電子メールで送信した
り、FAXで依頼者端末4へ送信してもよい。そして、
好ましくは、ネットワーク上に決済手段を備える決済機
関を設けて、オンラインでの決済を可能にする。そし
て、その決済情報は、サーバ1に伝達され、請求の消し
込み処理がなされることになる。
【0065】料金情報記憶手段19は、手続の種別や単
位量等に応じて料金が格納された手段であり、通常はフ
ァイル(テーブル)からなる。料金情報には、印紙代の
他、手数料などが格納されており、好ましくは依頼者
(ユーザID)ごとに料金設定したり、依頼者ごとの増
減率を格納して、基準料金にその増減率をかけて実際の
料金を料金請求手段14にて算出するようにしてもよ
い。
【0066】請求情報記憶手段20は、料金請求手段1
4にて作成された請求内容を記憶した手段であり、通常
はファイルとされている。なお、未払いの請求や、過去
の請求等の請求内容は、管理者端末2の他、依頼者端末
4からもウェブページ上等で閲覧可能にするのが好まし
い。依頼者からの閲覧は、認証を受けた依頼者が自己へ
の請求に対するもののみを閲覧できるのは言うまでもな
い。
【0067】次に、以上のようにして構成された手続管
理システムの動作について説明する。ここでは、例えば
特許出願についてその出願時から特許事務所等の管理者
に手続を依頼している場合について説明する。
【0068】他の受任案件がなく、全く新規の依頼者の
場合には、サーバ1ないし管理者端末2において、その
依頼者に関する情報をユーザ登録手段6にてユーザ管理
情報記憶手段15に登録し、ユーザIDとパスワードを
設定する。そして、そのユーザIDやパスワードは、電
子メール等で依頼者に通知される。よって、依頼者は、
それ以後、そのユーザIDとパスワードを利用して、所
定の情報を随時閲覧等できることになる。
【0069】管理者は、特許出願を所定の手続先に行う
と、その出願番号や出願日を案件管理情報登録手段8に
て案件管理情報記憶手段16に登録する。なお、既に特
許出願人等の住所や氏名等の他、識別番号等を案件管理
情報記憶手段16に登録していた場合には、その案件管
理情報と様式情報記憶手段17に記憶されている願書等
の様式を利用して、手続準備手段12にて可能な限り必
要事項を埋めた状態にて願書を自動作成し、その足りな
い部分を追加した後、必要ならばそれを送信ファイルに
変換して、手続実行手段13にて特許庁へオンライン出
願することができる。そして、出願用のファイル、ない
し特許庁から受信したプルーフ等は、包袋情報記憶手段
18に蓄積される。
【0070】案件管理情報記憶手段16への出願日等の
登録に伴って、出願審査の請求等の次手続が導出され、
またその最終期限が算出される。そして、それら情報
は、案件管理情報の一部として、案件管理情報記憶手段
16或いはそれとは別ファイルとされ、手続管理手段1
0にて期限管理される。
【0071】一方、依頼者端末4においては、サーバ1
に接続することで、案件管理情報公開手段9にて自己の
各案件についての情報を得ることができる。
【0072】依頼者が案件管理情報を閲覧するには、イ
ンターネットを利用可能な依頼者端末4を用いて、WW
Wブラウザによりサーバ1に接続する。これに伴い、サ
ーバ1は、依頼者端末4に例えばユーザIDとパスワー
ド等の入力を要求する認証画面を送信して、依頼者端末
4のディスプレイに表示させる。これに対して、依頼者
は自己のユーザIDとパスワード等を入力して、サーバ
1に返信する。
【0073】この情報を受信したサーバ1は、受信した
情報に基づいて、依頼者が正規の依頼者か否かの認証を
行う。そして、正規の依頼者と認証した場合に限って、
図4に示すようなメニュー画面を依頼者端末4に送信し
て、そのディスプレイに表示させる。
【0074】メニュー画面を受信して表示されたディス
プレイを見て、依頼者はメニュー画面上の「案件管理情
報の閲覧」を選択する。例えば、その項目をマウスにて
クリックすることで選択される。この選択信号を受けた
サーバ1は、案件管理情報の公開形式を選択させるため
に、例えば図5に示すように、「番号順一覧」、「期限
順一覧(期限簿)」、「番号指定(検索)」等の項目ボ
タンを表示した選択画面を依頼者端末4に送信してディ
スプレイに表示させる。これに対して、依頼者は、マウ
スにていずれかの項目をクリックして、初期閲覧形式を
選択する。
【0075】例えば、「一覧」を選択した場合には、サ
ーバは、ユーザIDに基づいて案件管理情報記憶手段1
6からその依頼者に関する案件を検索して、その依頼者
からの受任案件の一覧を依頼者端末4に送信して、依頼
者端末4のディスプレイに表示させる。この一覧には、
例えば図6(A)に示すように、案件番号等や発明の名
称等の案件特定事項の他、現況などが案件番号等の順に
表示される。そして、依頼者は、依頼者端末4に表示さ
れたその一覧中において、案件管理情報の詳細を閲覧し
たい案件に対しては、その案件番号等をマウスでクリッ
クして指定することで、その案件に関する案件管理情報
の詳細を閲覧可能となる。つまり、案件が特定される
と、サーバ1は、その案件の案件番号に基づいて、案件
管理情報記憶手段16からその案件の案件管理情報を取
得して依頼者端末4に送信して、依頼者端末4に公開す
る。
【0076】さらに、その詳細画面中には、「包袋閲
覧」というボタンが表示されるので、依頼者はこれをク
リックすることで、その案件の包袋情報も閲覧可能とな
る。つまり、これが選択されると、サーバ1は案件番号
に基づいて包袋情報記憶手段18を検索して、該当案件
番号のファイルの一覧を表示するので、それを選択して
包袋情報を閲覧することが可能となる。例えば、特許出
願時の書類内容を見ることが可能となる。
【0077】一方、メニューにおいて「期限順一覧(期
限簿)」を選択した場合には、サーバ1は、ユーザID
に基づいて案件管理情報記憶手段16からその依頼者に
関する案件を検索すると共に、各案件について案件管理
情報の内、期限管理に関する所定の項目の部分のデータ
の有無を調べて、そのデータがあり且つそれが現在より
も新しいものについて、その期限が早くくるものから案
件を並び替えて、前記一覧表示の場合と同様に一覧表示
し(図6(B))、それから詳細情報などを見られるよ
うにしている。なお、手続管理手段10が期限管理すべ
き案件を別ファイルにて管理している場合には、そのユ
ーザIDに基づいてそのファイルを検索して、期限が近
い順に案件の一覧を依頼者端末4に送信して、依頼者端
末4のディスプレイに表示させてもよい。
【0078】さらに、メニューにおいて「番号指定(検
索)」を選択した場合には、サーバは検索画面を依頼者
端末4に送信して、そのディスプレイに表示させる。そ
の検索画面では、案件番号や出願番号ないし発明の名称
等の案件特定事項のプルダウン形式の選択欄と、その番
号等の入力欄がある。よって、例えば案件番号から該当
案件の案件管理情報を閲覧したい場合には、案件特定事
項として「案件番号」を指定すると共に、番号等の入力
欄に該当案件番号を入力して、検索開始ボタンをクリッ
クすればよい。これにより、案件特定情報がサーバに送
信される。これを受信したサーバは、その案件特定情報
に基づいて、案件管理情報記憶手段16を検索して、そ
の依頼者の該当案件に関する案件管理情報を依頼者端末
4に送信して公開することになる。
【0079】また、メニュー画面や上記案件管理情報閲
覧画面には、「手続の指示」というボタンがあるので、
依頼者はこれをクリックして選択することで、各案件に
ついての次手続等の指示ができる。
【0080】つまり、メニューにおいて「手続の指示」
を選択すると、サーバは手続確認手段11を用いて、手
続指示画面を依頼者端末4に送信してそのディスプレイ
に表示させる。その手続指示画面では、案件番号等の案
件特定事項の入力ないし選択欄の他、手続指示の入力な
いし選択欄があるので、それについて入力ないし選択し
た後、サーバに返信する。この情報を受け取ったサーバ
は、その案件特定事項に基づいて、案件管理情報記憶手
段16等の案件管理情報を更新し、それに伴い手続管理
手段10も次手続の管理を行うことになる。なお、特定
の案件の案件管理情報閲覧画面から手続指示画面に進ん
だ場合には、その特定案件の案件番号等の案件特定事項
が入力された形で、依頼者端末4に送信して表示させる
のが好ましい。
【0081】このようにして回答を受信したサーバ1
は、それに基づいて手続を管理する。例えば、次手続を
行う場合には、様式情報記憶手段17の所定の様式等を
利用して、手続準備手段12にて手続ファイルを作成し
て、手続実行手段13にて手続先端末3に手続を行う。
そして、その手続に伴う案件管理情報の追加が、案件管
理情報登録手段8にてなされると共に、包袋情報記憶手
段18にその提出書類のデータが記憶される。なお、各
手続の前後には、必要に応じて料金請求手段14を用い
て、料金情報記憶手段19の料金情報を利用して請求書
を発行して依頼者に請求を行う。その請求情報は、請求
情報記憶手段20に記憶されて管理されることになる。
【0082】次に、本システムを用いて、特許事務所な
いし年金管理会社等による設定登録や存続期間更新登録
をも含めた年金の管理に使用する場合について説明す
る。ここでは、管理者側でのユーザ登録に加えて、ユー
ザ自身がオンラインにてユーザ登録できるシステムとし
ている。
【0083】新規にユーザ登録しようとする依頼者は、
自己の端末を用いて、インターネット経由にてサーバ1
のウェブサイトに接続する。すると、既ユーザ向けの認
証画面と共に、新規ユーザ向けの「ユーザ登録」という
項目のボタンが表示されるので、それをクリックして選
択する。この選択信号を受けて、サーバは、ユーザ登録
画面を依頼者端末4に送信して、そのディスプレイに表
示させる。
【0084】このユーザ登録画面は、管理者端末2側か
らユーザ登録する場合と同様の構成とされている。例え
ば、ユーザID、ユーザ名(名称・氏名)、所在地(住
所)、電話番号、FAX番号、担当者名、メールアドレ
ス、パスワードの入力画面が表示される。この内、ユー
ザIDは、サーバ1から予め所定のものが割り当てられ
て表示され、その他の項目は依頼者が依頼者端末4のキ
ーボード等から入力してサーバ1に送られる。このよう
にして入力されたユーザ管理情報は、ユーザ管理情報記
憶手段15に登録される。
【0085】このようにして一度、ユーザ登録しておけ
ば、以後はサーバに接続すると、ユーザIDとパスワー
ド等により認証を受けた後、メニュー画面へ進んで、案
件管理情報の閲覧等のサービスが受けられることにな
る。
【0086】ユーザ登録が行われると、サーバ1は案件
管理情報登録画面を依頼者端末4に送信して、依頼者端
末4のディスプレイに表示させる。この案件管理情報登
録画面も、管理者端末2側にて案件管理情報の登録を行
う場合のものと同様である。例えば、ユーザIDや案件
番号の他、権利者等のその案件の主体的情報や、その経
過情報等の客体的情報が含まれている。なお、この内、
案件番号は、その案件に固有のものとされ、案件ごとに
サーバ側から予め所定のものが割り当てられて表示され
る。
【0087】このようにして、依頼者端末4にて入力さ
れた案件管理情報は、サーバ1に送信され、それを受信
したサーバ1は、案件管理情報を案件管理情報記憶手段
16に登録する。なお、案件管理情報の登録は、メニュ
ー画面において、「案件管理情報の登録」を選択するこ
とによって表示される案件管理情報登録画面経由でも登
録可能とされている。例えば、既登録ユーザが新規案件
の管理を依頼する場合等に利用される。
【0088】ところで、案件管理情報に変動が生じた場
合には、案件管理情報の登録画面において、案件番号を
指定して「案件管理情報の更新」ボタンをクリックし
て、その案件についての既登録の案件管理情報を出力し
て表示させた後、その空欄に加入したり、所定事項を書
き換えたりすることで行うことができる。
【0089】そして、案件管理情報記憶手段16に登録
された案件管理情報は、案件管理情報公開手段9にて依
頼者端末4から閲覧することができる。この構成につい
ては、上述した場合と同様であるので、以下では主とし
て異なる点を中心に説明する。
【0090】案件管理情報の閲覧において一覧表示を選
択した場合には、その権利番号や発明の名称等の案件特
定事項の他、その存続期間満了日や、現在までに納付済
みの最終年金納付年分、好ましくは次回の納付期限等が
表示されることになる。
【0091】また、手続の指示の欄では、どの案件につ
いて、何年分の年金を納付するのか、或いは納付せずに
権利を消滅させるのかが指示可能とされている。
【0092】そして、手続が指示された場合には、手続
準備手段12は、案件管理情報や様式情報を利用して、
年金納付手続用のファイルを作成して、手続先端末3に
納付手続を行うことになる。
【0093】ところで、例えば権利の移転等の場合に
は、依頼者は、依頼者端末4から手続指示手段(手続確
認手段)11を介して手続の指示をすればよい。それに
伴い、サーバは、手続準備手段12にて様式情報記憶手
段17から譲渡証の書式を取り出して、必要ならば可能
な限りの事項を加入した状態で、依頼者端末4に送信す
る。例えば、電子メールの添付ファイルとして送信され
る。それを受信した依頼者は、そのファイルを開いて、
必要ならば所定事項を加入した状態で、プリントアウト
して譲渡契約の印鑑を押してないし押してもらえばよ
い。
【0094】また、委任状等、その他の書類も適宜、手
続指示手段から様式を指示することで、手続準備手段1
2を用いて依頼者端末4にて取り出すことが可能とされ
ている。そして、依頼者は、依頼者端末4にてそのファ
イル(文書ないし画像ファイル等)をプリントアウトし
て、印鑑を押す等して返送すればよい。なお、印鑑に代
えて、電子的認証や公証を用いてもよい。
【0095】なお、本発明の手続管理システムは、上記
実施例の構成に限らず、適宜変更可能である。特に、ユ
ーザ管理情報や案件管理情報等の各情報、つまり各記憶
手段に登録される項目は上記実施例に拘束されず適宜変
更可能なことは言うまでもない。
【0096】また、上記実施例では、依頼者から手続の
指示を受けた場合、手続準備手段12にて作成されたフ
ァイルを、サーバ1ないし管理者端末2の手続実行手段
13を用いて、所定の手続先端末3に送信して手続を行
う例について説明したが、ファイルを依頼者端末4に送
信した後、それを受信した依頼者端末4側にて手続先端
末3に手続をするようにしてもよい。さらに上記実施例
において、各依頼者の閲覧履歴を残してもよい。この場
合、ユーザIDと、閲覧ページ、閲覧時刻等を対応させ
て保存しておけばよい。さらに、拒絶理由があった場合
には、その引用例を包袋情報等と同様の手法で、ウェブ
上で閲覧可能にしたり、ダウンロード可能にしてもよ
い。
【0097】また、図1では、管理者端末2を1台だけ
示しているが、サーバには複数台の管理者端末2を接続
してもよい。例えば、特許事務所において複数台設置し
て、各担当者の端末からサーバに接続して各情報を利用
可能としてもよい。この場合には、各担当者の管理者端
末2についても、依頼者端末4と同様の認証を行うのが
好ましい。さらに、管理者端末2を複数にして、複数箇
所の特許事務所等にてシステムを共用するように構成す
ることもできる。なお、これらの場合において、図8に
示すように、各管理者端末2はネットワークを介してサ
ーバに接続することができる。
【0098】複数事務所(代理人等)とその各クライア
ントでシステムを共用する場合には、具体的には、例え
ば各案件の案件管理情報に、管理者用と依頼者用の各識
別符号を付すと共に、依頼者と管理者双方をユーザ登録
することによって実現される。すなわち、各案件の案件
管理情報に、前記実施例において述べた依頼者用のユー
ザIDに加えて、その案件がどの代理人(事務所)の案
件かを示す管理者用のユーザIDをも付しておくのであ
る。また、認証時には、入力されるIDが依頼者IDか
管理者IDかの項目を選択させた上で、そのIDとパス
ワードを入力させて、依頼者ないし管理者の認証を行う
のである。
【0099】例えば、依頼者は、認証画面で「依頼者I
D」をマウスでチェックする等して選択しつつ、その依
頼者ID(ユーザID)とパスワードを入力して認証を
受ければ、前記実施例の場合と同様に、その依頼者ID
に基づいて案件管理情報記憶手段16の検索等が行われ
ることで、自己の案件についての案件管理情報の閲覧等
が可能となる。この際、同じ依頼者IDを自己の各案件
について共通して付されることで、案件毎に異なる複数
の代理人に手続を依頼している場合でも、その各代理人
が本システムを利用している限り、依頼者はどの代理人
に依頼している案件かを問わずに自己の案件全てを閲覧
可能とできる。
【0100】一方、各管理者も、依頼者の場合と同様
に、ユーザ管理情報記憶手段(依頼者用と別に構成する
のがよいが、共通のものを使用することもできる)にユ
ーザ登録して管理者ID(ユーザID)とパスワードの
設定を受けておくことで、認証の際には「管理者ID」
の項目を選択しつつ、その管理者IDとパスワードを入
力して認証を受けることで、自己が受任している各案件
の情報の閲覧等が可能となる。つまり、認証が行われた
後には、その管理者IDに基づいて、案件管理情報記憶
手段16を検索等することで、その管理者IDの付され
た全ての案件の情報の利用が可能となる。なお、管理者
IDと依頼者IDとを特に区別せずに同等に扱う場合に
は、認証も両者共通して行い、各案件の案件管理情報に
両者のIDを付しておけば済む。
【0101】なお、代理人が新規の依頼者についてユー
ザ登録する場合には、その依頼者が既に他の代理人によ
ってユーザ登録されている場合も考えられるので、まず
ユーザ管理情報記憶手段15を検索して、ユーザ登録さ
れているかを確認することになる。そして、既登録の依
頼者の場合には、そのユーザIDを使用して案件管理情
報を登録すればよいし、未登録の依頼者の場合にはユー
ザ登録した後、その際に付与されるユーザIDを用いて
案件管理情報の登録等を行うようにすればよい。なお、
依頼者IDや管理者IDに、特許庁から付与された識別
番号を使用すれば、これらの管理が容易に行える。
【0102】ところで、認証の際に「依頼者ID」か
「管理者ID」かの選択を行う代りに、依頼者用の認証
と管理者用の認証とを別画面から行うようにすることも
できるのは当然である。また、案件管理情報の他、包袋
情報や請求情報なども同様に、管理者IDと依頼者ID
によって区分けが可能なことも言うまでもない。これに
より、代理人は自己の受任の案件に関して各種情報を取
得したり登録・変更等が可能で、また依頼者は自己の案
件に関してのみ、それがどの代理人に委任したかによら
ず、各種情報の取得等が可能となる。
【0103】また、管理者についてユーザ登録する場合
には、その各管理者の専門分野や業務範囲などを登録す
るのが好ましい。これにより、依頼者と管理者との新た
なマッチングが可能となる。例えば、依頼者が、ある分
野に強い代理人を探そうとする際に、管理者情報記憶手
段(ユーザ管理情報記憶手段)15を検索することで、
適切な代理人の抽出が可能とされる。この検索は、依頼
者自身が依頼者端末4から可能としてもよいし、管理セ
ンター側の仲介者が行ってもよい。
【0104】なお、各ユーザをさらにメインユーザとサ
ブユーザ等の複数の階層に区分けしたり、そのユーザご
とに本システムのサービスの利用レベルを設定可能とし
てもよい。例えば、各依頼者を、クライアント自身のメ
イン依頼者と、そのメイン依頼者に属するサブ依頼者と
に分け、それぞれにユーザIDとパスワードを設定す
る。なお、サブ依頼者の管理は、メイン依頼者と同等に
管理すればよい。或いは、ユーザ管理情報記憶手段15
中にメインユーザとは別のサブユーザ用テーブルを作成
し、メインユーザの場合と同様に、サブユーザIDやそ
の属性やパスワードを設定すると共に、どのメインユー
ザに属するのかを識別するために、メインユーザIDを
キーとして付して管理してもよい。或いは、ユーザID
とパスワードのいずれか一方をメインユーザのものと共
通とすることで、メインユーザと関連付けて管理しても
よい。
【0105】メイン依頼者は、クライアントとしての会
社等とし、サブ依頼者は、その社員や部署、関連会社等
ごと設定することができる。そして、各依頼者ごとに扱
える案件や利用レベルを設定可能にするのがよい。すな
わち、サブユーザIDと案件コードとを対応させておく
のである。例えば、各案件管理情報のレコードのユーザ
IDに、その案件を閲覧等可能なサブ依頼者のIDを一
以上付しておけばよい。なお、メイン依頼者のIDは案
件管理情報の各レコードに必ず付すのがよい。
【0106】さらに、利用レベルの設定は、例えばその
サブユーザが閲覧のみ可能か、或いは案件管理情報の書
き換え等も可能かを設定するものであり、サブ依頼者管
理情報の各レコードにフラグを立てる等して識別すれば
よい。この場合、案件管理情報の登録や修正等が選択さ
れた場合、そのフラグを確認すればよい。なお、このよ
うなサブユーザの設定は、そのメイン依頼者が依頼者端
末4から行えるようにするのが好ましい。つまり、サブ
依頼者設定画面にて、サブユーザの属性、パスワード、
利用レベル、利用案件等の登録や修正を可能にするのが
よい。なお、案件管理情報登録画面にて、その案件を扱
えるサブ依頼者を、メイン依頼者が指定可能とすること
もできる。
【0107】なお、出願件数等に関して集計や統計処理
を可能にし、その処理にサブユーザIDを利用すること
で、部署等ごとの統計を可能にすることができる。さら
に、依頼者の場合と同様に、管理者についても、メイン
管理者とそのサブ管理者とに区分けして、取り扱い案件
や利用レベルを設定可能にすることができる。
【0108】ところで、料金情報記憶手段19の各料金
情報に管理者IDを付しておけば、後述の方法を用いて
事務所ごとの料金表の作成が可能となる。また、請求情
報記憶手段20の各請求情報に、管理者IDと依頼者I
Dを付しておけば、どの代理人からどの依頼者への請求
かを区分けすることができる。なお、請求情報に基づい
て、代理人毎に各種会計・税務処理等を可能にすれば一
層好ましい。
【0109】また、各案件の案件管理情報の項目中に、
管理者IDと依頼者IDとの双方を付す代りに、前記実
施例と同様に依頼者IDのみを付しておいて、次のよう
にして対応することもできる。すなわち、各代理人と、
その代理人が受任している全ての案件とを関連づける対
応テーブルを作成(例えば各管理者IDとその管理者が
受任している全ての案件番号とを対応させた表をメモリ
上に作成)し、認証を受けた代理人が案件管理情報を利
用等する際には、そのテーブルを用いて、受任の案件に
ついてのみ案件管理情報の利用等を可能にしておくであ
る。
【0110】或いは、複数の代理人で単にデータベース
を共用する場合には、各代理人と、その代理人が受任し
ている依頼者とを関連づける対応テーブル(例えば管理
者IDとそのクライアントの依頼者IDとを対応させた
表をメモリ上に作成したもの)を用いて、代理人が案件
管理情報を利用等する際には、そのテーブルにて対応さ
せられている依頼者の案件のもののみ利用等できるよう
にしてもよい。
【0111】また、複数の代理人と各クライアントでデ
ータベースを共用する場合には、案件管理情報記憶手段
16中の特定の項目については、依頼者専用のものとし
たり、代理人専用のものとしてもよい。依頼者専用の部
分への入力は、依頼者端末4からインターネット等を介
して案件管理情報登録手段8を用いてなされ、例えば社
内処理事項等が入力されて登録される。また、管理者専
用の部分への入力も、案件管理情報登録手段8にて行わ
れ、事務所内の担当者等の所内処理事項等が入力されて
登録される。
【0112】そして、これら専用部分についてはそれぞ
れ、その入力側の端末からしか閲覧ができないようにす
るのが好ましい。特に、前記所内処理事項等について
は、依頼者端末4側へ公開不能にするのがよい。この場
合、案件管理情報公開手段9は、事務所側の専用項目を
除いた部分を案件管理情報記憶手段16から取得して、
依頼者端末4に送信して閲覧させる構成としておけばよ
い。
【0113】さらに、前記実施例では、案件管理情報等
の閲覧要求等をサーバに出す前に、予め依頼者の認証を
行う例について説明したが、閲覧要求等の後に認証を行
って閲覧させる構成としてもよいことは勿論である。
【0114】また、案件管理情報の依頼者端末4への公
開は、案件管理情報の全てでなくても、その主要な一部
でもよい。しかも、その際、手続の一連の流れを示した
図表等を使用して、その案件の手続上の現在位置を明示
可能に構成してもよい。例えば特許出願の案件では、図
7に示すようなフローチャートを示して、そこに現在位
置を示すと、手続に不慣れな依頼者でも容易に各案件に
ついて現在位置を知ることができる。しかも、その図表
には、これまで行った手続に対してはその手続日や要し
た費用を明示し、これから行うべき手続に対してはその
期限があればそれを明示するようにすれば一層好まし
い。なお、これまで要した費用は請求情報記憶手段20
から案件コードに基づいて取得することができる。
【0115】また、出願人側が行うべき手続を明示(図
7では太枠で明示)すると共に、これから行うべき手続
については、その時に要する見積もり費用をも明示すれ
ば一層好ましい。この費用の算出は、料金情報記憶手段
19の料金情報が使用される。なお、前記図表は、フロ
ーチャートに限らず、手続順の箇条書きの一覧表などで
もよい。
【0116】ところで、案件管理情報公開手段9による
期限順の案件管理情報の閲覧画面等では、これから所定
期間内に発生する次手続の個別の費用やそれらの合計費
用を算出可能に構成すると一層好ましい。これにより、
クライアントは、次年度に発生する年金等が把握でき、
予算を立てやすい。なお、各案件の費用の算出は、料金
情報記憶手段19の料金情報を用いて行われ、前記所定
期間は依頼者端末4から指定可能に構成しておくのがよ
い。この場合、サーバは、指定された期間内に手続を要
する案件を検索して、その手続内容により料金を算出す
ることになる。
【0117】さらに、前記図表を用いることで、料金表
を依頼者端末4から閲覧可能にしてもよい。つまり、例
えば出願から登録までの手続の流れの図表を、その各段
階で要する見積もり費用とを入れた状態で表示させるの
である。これにより、特許出願等を依頼しようとするク
ライアントは、登録までの予算がたてやすくなる。ま
た、手続に不慣れなクライアントも、手続の流れを容易
に把握することができる。上述した手法により料金情報
記憶手段19による料金の算出を会社毎に設定可能とす
ることで、各クライアントに固有の料金表を表示させる
ことが可能となる。
【0118】なお、料金算出の際に利用されるクライア
ント毎の料金は、そのクライアントからの受任件数等に
基づいて、自動的に増減率が変動するように設定してお
くこともできる。
【0119】また、上記実施例では、基本的に依頼者自
身の案件、つまり自社案件の管理に適用した場合につい
て説明したが、他社案件の管理にも適用可能である。つ
まり、ユーザと、案件管理情報の出願人等は異なっても
よい。そのようにしても、案件管理情報中のユーザID
を依頼者のものにすることで対応させておけるので問題
はない。他社案件を管理することで、その経過のウォッ
チングが可能となり、異議申立て等が迅速に可能とな
る。他社案件の経過情報の更新は、所定期間ごとに所定
のデータベースにアクセスして、既に登録されている案
件管理情報との変化をみて、変化している場合には案件
管理情報記憶手段16の案件管理情報を更新すること等
で行われる。
【0120】さらに、本システムは、いわゆる分散処理
型とすることも可能である。また、サーバ1の一部ない
し全部の機能が管理者端末2や手続先端末3に備えられ
ていてもよい。例えば、様式情報記憶手段17や手続準
備手段12、手続実行手段13等は、必要に応じて手続
先端末3のものを利用するようにしてもよい。また、上
記実施例において、サーバ1と依頼者端末4等とのEメ
ールのやり取りは、ネットワーク上のメールサーバを介
して行われることがあるのは言うまでもない。
【0121】また、上記実施例では、サーバ1側に手続
の管理を依頼する場合を中心に説明したが、手続を行お
うとする依頼者が手続書類の作成を容易にするためのシ
ステムとすることもできる。この場合、上述したよう
に、サーバ1のウェブサイトに接続した後、メニュー画
面で「手続の指示」を選択すると、取り出し可能な書式
項目や手続名の一覧が表示されるので、依頼者端末4か
ら所望の書式(様式)や手続名を選択すればよい。ここ
で、手続名が指示された場合には、その手続に対応した
書式が取り出される。このようにして手続指示手段11
にて書式の選択が行われると、手続準備手段12がその
選択信号に基づいて、様式情報記憶手段17を検索して
該当書式を抽出する。
【0122】抽出された様式情報は、依頼者端末4に電
子メールの添付ファイル等で送信されるので、依頼者は
必要ならばそのファイルを開いてそれに必要事項を加入
して、プリンターで出力する。なお、プリンターにて出
力後に、必要事項を加入してもよい。また、印書の他、
フロッピーディスク等に所定形式で出力したり、或いは
所定の送信ファイルにして手続先端末3へのオンライン
手続に供してもよい。
【0123】なお、依頼者端末4から選択された書式を
様式情報記憶手段17から取得した後、その書類をウェ
ブページにて依頼者端末4に開示してもよい。この場
合、その書式中の空欄には、ウェブページ上にて依頼者
端末4から所定事項を入力可能としてもよい。そして、
このようにして作成された書類は、依頼者端末4にて、
プリンターやフロッピー(登録商標)に出力したり、ダ
ウンロードして所定の手続先端末3へのオンライン手続
用のファイルとして利用することができる。
【0124】ところで、この実施例の場合も、前記実施
例の場合と同様に、予め案件管理情報として所定の主体
的情報ないし客体的情報を、案件管理情報登録手段8に
て案件管理情報記憶手段16に登録しておき、それを利
用して書類を作成することもできる。この場合、手続指
示手段11にて、所望の書式と案件とを指定すること
で、様式情報記憶手段17から取得される所定の様式情
報と、案件管理情報記憶手段16から取得される所定の
案件管理情報とに基づいて、可能な限り必要事項が記載
された状態の手続書類が作成されることになる。なお、
ユーザ管理情報記憶手段15のユーザ管理情報を案件管
理情報記憶手段16の案件管理情報として利用可能とし
てもよい。
【0125】ところで、この場合において、案件管理情
報は、以前の書類作成の際の情報を案件管理情報記憶手
段16に登録しておき、以後はそれを利用してもよい。
すなわち、過去に、様式情報記憶手段17の書式を利用
してウェブページ上にて空欄に所定事項を加入して書類
を作成した場合には、その加入された情報等を案件管理
情報8として案件管理情報記憶手段16に登録しておく
ことで、以後の書類作成に利用することができる。この
場合、書類作成時等に案件番号が付与されるので、以後
にその情報を利用して書類を作成したい場合には、その
案件番号を指定すればよい。
【0126】この実施例のシステムの場合も、前記実施
例の場合と同様に、認証手段7にて認証された依頼者の
みにサービスを提供するよう構成することができる。ま
た、この実施例の場合、書式の取り出しや書類の作成毎
に課金して、料金請求手段14にてその課金情報を請求
情報記憶手段20に登録して、依頼者に課金することが
考えられる。
【0127】この実施例の場合も、前記実施例の場合と
同様に、ウェブページ上等で作成した書類を、依頼者端
末4側からでなく、サーバ1ないし管理者端末2から手
続先に手続できるようにしてもよい。例えば、サーバ1
の手続実行手段13を用いて、手続先端末3にオンライ
ンにて手続するようにしてもよい。
【0128】なお、上記各実施例では、主として特許事
務の管理に適用した場合について説明したが、本発明の
システムは特許事務の管理に限らない。例えば、各種行
政機関・官公庁(役所)・司法機関等への手続の管理
や、各種申請書類等の作成や提出等に適用することもで
きる。
【0129】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明の手続管
理システムによれば、代理人等に手続の代理や管理を依
頼しているクライアント自身が、独自の管理システムを
導入することなく、安価且つ簡易にいつでも自己の案件
の状況を確認することができ、また場合により、その指
示をすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の手続管理システムの一実施例のシステ
ム構成図である。
【図2】ユーザ管理情報の一例を示す図である。
【図3】案件管理情報の一例を示す図である。
【図4】メインのメニュー画面の一例を示す図である。
【図5】案件管理情報の閲覧形式の選択画面の一例を示
す図である。
【図6】案件管理情報閲覧用の一覧画面の一例を示す図
であり、(A)は案件番号順の一覧、(B)は期限順の
一覧である。
【図7】案件管理情報公開画面の一例を示す図であり、
手続の一連の流れを示す図表中にて現在位置等を明示可
能とした画面の例である。
【図8】本発明の手続管理システムの他の実施例のシス
テム構成図である。
【符号の説明】
1 サーバ(管理センター) 2 管理者端末 3 手続先端末 4 依頼者端末 5 ネットワーク(インターネット) 6 ユーザ登録手段 7 認証手段(依頼者認証手段、管理者認証手段) 8 案件管理情報登録手段 9 案件管理情報公開手段 10 手続管理手段 11 手続確認手段(手続指示手段) 12 手続準備手段 13 手続実行手段 14 料金請求手段 15 ユーザ管理情報記憶手段(依頼者情報記憶手段、
管理者情報記憶手段) 16 案件管理情報記憶手段 17 様式情報記憶手段 18 包袋情報記憶手段 19 料金情報記憶手段 20 請求情報記憶手段

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各案件ごとに手続状況等を案件管理情報
    として管理し、且つその管理の依頼者端末にネットワー
    クを介して接続可能とされた手続管理システムであっ
    て、 各依頼者に関する依頼者情報を登録された依頼者情報記
    憶手段と、 各案件に関する案件管理情報を登録された案件管理情報
    記憶手段と、 正規の依頼者か否かの認証を行う依頼者認証手段と、 依頼者認証手段により認証された場合に、その依頼者の
    案件の案件管理情報を案件管理情報記憶手段から取得し
    て依頼者端末に開示する案件管理情報公開手段とを備
    え、 案件管理情報記憶手段に登録された各案件は、それぞれ
    一以上の依頼者と対応させられており、 各依頼者は、自己に対応させられた案件について案件管
    理情報の閲覧が可能とされていることを特徴とする手続
    管理システム。
  2. 【請求項2】 依頼者認証手段により認証された依頼者
    端末から案件管理情報を受信して、案件管理情報記憶手
    段に登録する案件管理情報登録手段を更に備えることを
    特徴とする請求項1に記載の手続管理システム。
  3. 【請求項3】 依頼者から手続等の仲介ないし代理等を
    依頼されている管理者端末が接続可能とされており、 各管理者に関する管理者情報を登録された管理者情報記
    憶手段と、 正規の管理者か否かの認証を行う管理者認証手段と、 管理者認証手段により認証された管理者端末から案件管
    理情報を受信して、案件管理情報記憶手段に登録する案
    件管理情報登録手段とを更に備え、 案件管理情報記憶手段に登録された各案件は、それぞれ
    一以上の管理者と、一以上の依頼者とに対応させられて
    おり、 各管理者は、自己に対応させられた案件について案件管
    理情報の取り扱いが可能とされ、 各依頼者は、自己に対応させられた案件について案件管
    理情報の閲覧が可能とされていることを特徴とする請求
    項1に記載の手続管理システム。
  4. 【請求項4】 前記案件管理情報登録手段は、案件管理
    情報の内の一部の事項については、依頼者認証手段によ
    り認証された依頼者端末から受信したものを案件管理情
    報記憶手段に登録可能とされたことを特徴とする請求項
    3に記載の手続管理システム。
  5. 【請求項5】 前記案件管理情報公開手段は、案件管理
    情報の内の所定の事項についてのみ依頼者端末に開示す
    ることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の手続
    管理システム。
  6. 【請求項6】 前記依頼者には、その案件の依頼者であ
    るメイン依頼者の他、そのメイン依頼者に属するサブ依
    頼者が含まれ、 案件管理情報記憶手段に登録された各案件には、それぞ
    れメイン依頼者と、そのサブ依頼者の一部ないし全員が
    対応させられており、 前記案件管理情報公開手段は、依頼者認証手段により認
    証されたメイン依頼者ないしサブ依頼者に対応した案件
    の案件管理情報を開示することを特徴とする請求項1か
    ら請求項5までのいずれかに記載の手続管理システム。
  7. 【請求項7】 前記サブ依頼者の設定が、メイン依頼者
    により可能とされたことを特徴とする請求項6に記載の
    手続管理システム。
  8. 【請求項8】 前記管理者には、その案件の管理者であ
    るメイン管理者の他、そのメイン管理者に属するサブ管
    理者が含まれ、 案件管理情報記憶手段に登録された各案件には、それぞ
    れメイン管理者と、そのサブ管理者の一部ないし全員が
    対応させられており、 前記案件管理情報登録手段は、管理者認証手段により認
    証されたメイン管理者ないしサブ管理者に対応した案件
    の案件管理情報の取り扱いを可能とすることを特徴とす
    る請求項3から請求項7までのいずれかに記載の手続管
    理システム。
  9. 【請求項9】 前記依頼者認証手段は、依頼者端末から
    IDと第1パスワードを受信し、そのIDと第1パスワ
    ードが予め登録されたものと一致するか否か判断し、一
    致する場合には予め登録されたその依頼者の連絡先に第
    2パスワードを通知し、その通知を受けた依頼者から依
    頼者端末を通じてその第2パスワードを受信することで
    認証を行うことを特徴とする請求項1から請求項8まで
    のいずれかに記載の手続管理システム。
  10. 【請求項10】 前記依頼者認証手段による依頼者への
    第2パスワードの通知は、その依頼者の携帯情報端末に
    対して行われることを特徴とする請求項9に記載の手続
    管理システム。
  11. 【請求項11】 前記管理者情報記憶手段には、仲介な
    いし代理等に関する専門分野や業務範囲等が各管理者ご
    とに登録されており、 その専門分野や業務範囲等に関し、前記管理者情報記憶
    手段を検索することで、依頼者が求める管理者を抽出可
    能とされたことを特徴とする請求項3から請求項10ま
    でのいずれかに記載の手続管理システム。
  12. 【請求項12】 前記案件管理情報に基づいて、少なく
    とも次手続等の期限管理を行う手続管理手段をさらに備
    えることを特徴とする請求項1から請求項11までのい
    ずれかに記載の手続管理システム。
  13. 【請求項13】 前記案件管理情報記憶手段への所定情
    報の登録に伴い、それに対応する次手続の種別とその期
    限とが求められて、その期限管理が前記手続管理手段に
    て行われることを特徴とする請求項12に記載の手続管
    理システム。
  14. 【請求項14】 次手続や所定手続の実行有無を依頼者
    に確認するために、その案内を依頼者端末に送信し、或
    いはその指示を依頼者端末から受信する手続確認手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項12又は請求項1
    3に記載の手続管理システム。
  15. 【請求項15】 所定の手続様式が格納された様式情報
    記憶手段と、 この様式情報記憶手段から取得した手続様式と、前記案
    件管理情報記憶手段から取得した案件管理情報とに基づ
    いて、手続書類等の作成を支援する手続準備手段をさら
    に備えることを特徴とする請求項1から請求項14まで
    のいずれかに記載の手続管理システム。
  16. 【請求項16】 前記手続準備手段により作成された手
    続書類のファイルを用いて、所定の手続先端末に手続を
    実行する手続実行手段をさらに備えることを特徴とする
    請求項15に記載の手続管理システム。
  17. 【請求項17】 手続を行うべき所定の手続先端末に通
    信回線を通じて依頼者端末等の他の端末から手続を実行
    するために、前記手続準備手段により作成された手続書
    類のファイルを当該他の端末に送信する手段をさらに備
    えることを特徴とする請求項15に記載の手続管理シス
    テム。
  18. 【請求項18】 所定の手続に関する料金情報を格納さ
    れた料金情報記憶手段をさらに備え、 所望手続の手続実行料金が、料金情報記憶手段の料金情
    報を用いて算出され、依頼者端末に開示可能とされたこ
    とを特徴とする請求項1から請求項17までのいずれか
    に記載の手続管理システム。
  19. 【請求項19】 所定期間内に発生する手続と、その手
    続実行料金とを依頼者端末に開示可能とされ、 前記所定期間を依頼者端末から指定可能に構成されたこ
    とを特徴とする請求項18に記載の手続管理システム。
  20. 【請求項20】 前記案件管理情報記憶手段の各案件に
    ついて、その経過書類等の電子データが格納された包袋
    情報記憶手段をさらに備えることを特徴とする請求項1
    から請求項19までのいずれかに記載の手続管理システ
    ム。
  21. 【請求項21】 前記案件管理情報公開手段は、各案件
    について、手続の一連の流れを示した図表等において、
    その案件の手続上の現在位置を明示可能とされたことを
    特徴とする請求項1から請求項20までのいずれかに記
    載の手続管理システム。
  22. 【請求項22】 前記案件が、官公庁・行政機関・司法
    機関等への申請・届出・手続等とされていることを特徴
    とする請求項1から請求項21までのいずれかに記載の
    手続管理システム。
  23. 【請求項23】 前記案件が、特許、実用新案、意匠若
    しくは商標に関する特許庁への出願ないし登録とされて
    いることを特徴とする請求項22に記載の手続管理シス
    テム。
  24. 【請求項24】 前記案件には、依頼者自身の案件の
    他、依頼者がその経過をウォッチング等したい他社案件
    も含まれることを特徴とする請求項23に記載の手続管
    理システム。
  25. 【請求項25】 依頼者の特許権、実用新案権、意匠権
    ないし商標権等の権利の年金納付や更新手続等を管理す
    るシステムとされ、 前記案件管理情報記憶手段に登録された案件管理情報に
    は、その権利に関する登録番号等の案件特定情報と、そ
    の設定登録日等の、年金納付や更新手続等の起算日と、
    年金納付等に関する状況等が含まれ、 前記手続管理手段は、少なくとも次回の年金納付ないし
    更新手続等の期限管理を行い、 前記案件管理情報公開手段は、依頼者認証手段により認
    証された依頼者の案件に関する案件管理情報の内、少な
    くとも前記案件特定情報と、その年金納付等の状況又は
    次回の年金納付等の期限を、案件管理情報記憶手段から
    取得してその依頼者端末に開示することを特徴とする請
    求項24に記載の手続管理システム。
  26. 【請求項26】 前記手続確認手段は、次回の年金納付
    ないし更新手続等の有無を依頼者に確認するために、そ
    の案内を依頼者端末に送信し、或いはその指示を依頼者
    端末から受信する手段であることを特徴とする請求項2
    5に記載の手続管理システム。
  27. 【請求項27】 前記手続準備手段は、手続確認手段に
    より依頼者から年金納付ないし更新手続等の指示を受け
    た案件について、案件管理情報記憶手段からその案件に
    ついての案件管理情報を取得して、その年金納付手続の
    手続書類等を作成することを特徴とする請求項26に記
    載の手続管理システム。
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