JP2002024844A - 電子透かし管理方法及びその実施装置並びにその処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

電子透かし管理方法及びその実施装置並びにその処理プログラムを記録した記録媒体

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JP2002024844A
JP2002024844A JP2000209264A JP2000209264A JP2002024844A JP 2002024844 A JP2002024844 A JP 2002024844A JP 2000209264 A JP2000209264 A JP 2000209264A JP 2000209264 A JP2000209264 A JP 2000209264A JP 2002024844 A JP2002024844 A JP 2002024844A
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Takaaki Yamada
隆亮 山田
Tsuneo Sofue
恒夫 祖父江
Shuji Kitazawa
修司 北澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベクトルデータに対する変形加工、合成や重
ね合わせ等の二次的な操作に対して強固な電子透かしの
挿入及び抽出を効率良く行うことが可能な技術を提供す
る。 【解決手段】 ベクトルデータに対して電子透かしの挿
入または抽出を行う電子透かし管理方法において、電子
透かしを利用した管理の対象となっているベクトルデー
タの利用要求を行うステップと、前記利用要求が行われ
たベクトルデータに電子透かしとして挿入される情報を
示す挿入情報を取得するステップと、前記取得した挿入
情報に対応する位相操作をそのベクトルデータに行っ
て、前記挿入情報を電子透かしとして当該ベクトルデー
タに挿入するステップと、前記電子透かしが挿入された
ベクトルデータを当該利用要求の要求元へ送信するステ
ップと、前記電子透かしが挿入されたベクトルデータを
受信して当該ベクトルデータの利用を行うステップとを
有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はベクトルデータに対
して電子透かしの挿入または抽出を行う電子透かし管理
システムに関し、特にベクトルデータを含む地図情報等
の空間情報を複数のユーザで共有し、著作権が保護され
た地図情報を提供する電子透かし管理システムに適用し
て有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタルコンテンツを大量に流通する社
会での最大の問題は著作権保護である。従来、著作権を
保護する為に、電子著作権管理システムが用いられ、自
動的な利用許諾等の機能が提供されており、その電子著
作権管理システムの目的は次の3つに集約される。
【0003】 ・流通対象となる著作別の分別と識別 ・著作物の利用許諾と課金決済 ・著作物の不正利用の防止と検出 デジタルコンテンツの中でも絵画や音楽に関しては、二
次著作物と原著作物を比較した時、二次加工の痕跡が残
りやすい。逆に、痕跡が消えるほど二次加工した場合、
原著作物の持つ価値を無くしてしまうことが多い。一
方、ベクトルデータ形式の地図は、二次加工(着色、切
出し、合成、回転、重ね合わせ等)により更に価値が増
し易く、そのとき、原著作物としての元の地図の持つ著
作性が失われがちであった。
【0004】従来の電子著作権管理システムでは、一旦
コンテンツがその管理下を離れると、複製や加工等に物
理的制限を加えること(著作物の不正利用の防止)が困
難である。そこで、これを補完する技術として電子透か
し技術が研究されている。電子透かし技術に求められる
要件は、次の3つに集約される。
【0005】(1)コンテンツの摩耗を極力少なくする
こと、(2)埋め込んだ透かしが様々な操作に対して強
固であること、(3)電子透かしの強度、量やデータの
状態、品質をフレキシブルに設定できること。
【0006】例えば、オーディオ、画像、ビデオ、マル
チメディアデータに使用される電子透かし挿入方法につ
いては特開平9−191394号公報に記載されてい
る。その概要は、視覚的には知覚できない様な方法で、
分解されたデータの知覚的に重要な成分に透かしを挿入
することによって電子透かし処理を達成するものであ
る。特開平9−191394号公報では、コンテンツの
周波数成分を演算することによって見え難い場所に透か
しを挿入できるが、この手法はベクトル地図データに対
して適用できなかった。
【0007】また、地図データへの電子透かし方式の挿
入、抽出方法については、文献(坂本他:”ベクトルデ
ータへの電子透かしの一方式”、情報処理学会第59回
全国大会予稿集pp.4−255、256(1999.
10)に記載されている。この文献によると、CAD(C
omputer Aided Design)で用いる様な2次元図形形式の
地図データに対して、ベクトルデータの頂点の座標値を
変更することで電子透かしの埋め込み操作を行い、か
つ、オリジナルデータとの比較をせずに、電子透かし情
報が抽出できる。しかしながら、電子透かしが埋め込ま
れたデータに対する様々な加工操作に対する耐性につい
ては脆弱であった。即ち、複数個の座標に1ビットの割
合で透かしが埋め込まれているため、頂点の追加、削除
といった限られた操作に対する耐性しかなかった。
【0008】地図データとCADデータは共に、2次元
の図形的要素を表したデータである。しかしながら、地
図データには、機械図面等で用いるCADデータと異な
る特徴がある。従ってCADと異なる操作(合成、重ね
合わせ等)に対する電子透かし耐性が求められているも
のの、従来技術では実現できなかった。
【0009】例えば、文献(坂本他:”ベクトルデータ
への電子透かしの一方式”、情報処理学会第59回全国
大会予稿集pp.4−255、256(1999.1
0)によると、2つの別々の電子透かしの入った地図を
2つを重ね合わせたとき、それぞれの電子透かし情報
は、ほぼ壊滅に近い状態になる。
【0010】また、地図には、現実世界をどの程度詳細
にモデル化するかによって、潜在的に膨大な情報量が存
在する。地図データは、多くの場合、一固まりの大容量
のデータとなっている。従って地図を表示するGIS
(Geographic Information System)では、用途、目的
に応じて、必要な情報のみを切り分けて、画面に出す様
になっている。なぜならば、全ての情報を全て画面に記
載すると、データ処理に時間がかかると共に、何が何か
判らなくなるからである。
【0011】例えば、1/2500の縮尺において表示
すべき地物でも、1/10万の縮尺では表示すべきでな
いものが多い。ここで地図データは多くの地物情報の集
成であり、その詳細さを示すLOD(Level of Detai
l)という数値が地物毎に設定されている。一定値以上
のLODの地物を表示しないことにより、ディスプレイ
画面に表示された地図の中を、適正な情報量に保つこと
ができる。即ち、GISが地図を画面に構成するとき、
縮尺に応じて、多くの地物情報の中からどの地物を表示
すべきかを判定することができる。
【0012】また、計算機が地図を構成する時、多くの
地物情報から選択的に情報を抽出している。何を選択し
て地図をまとめるかの基準を、地図の主題という。ある
地域の地図データからは、そのサブセットとして何種類
もの主題地図が生成できる。何を表示し、何を表示しな
いかの選択基準は、地図データに含まれる著作性の象徴
的存在である。また、実際、主題地図の単位でネットワ
ーク上を流通させる用途が中心である為、主題地図の著
作権保護が必要である。ベクトルデータの主題地図は変
形加工し易く、また、道路の主題地図と住宅の主題地図
を重ねる等、位置に依存した加工操作がよくなされる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の電子透かし
挿入方法では、オーディオ、画像、ビデオ、マルチメデ
ィアデータにフーリエ変換を行うことによって得られる
周波数スペクトラムを用いて電子透かしを挿入している
為、ベクトルデータに対して適用することができないと
いう問題がある。
【0014】また前記従来のベクトルデータへの電子透
かしの一方式では、ベクトルデータの頂点の座標値を変
更することで電子透かしの埋め込み操作を行っている
為、ベクトルデータに対する変形加工、合成や重ね合わ
せ等の二次的な操作に対して強固な電子透かしを挿入す
ることができないという問題がある。
【0015】更に前記従来の技術では、一定値以上のL
ODの地物を表示しないことにより、ディスプレイ画面
に表示される地図データの量を適正な情報量に保った
り、多くの地物情報から選択的に情報を抽出した主題地
図の単位でネットワーク上を流通させる地図データの著
作権保護については考慮されていないという問題があ
る。
【0016】本発明の目的は上記問題を解決し、ベクト
ルデータに対する変形加工、合成や重ね合わせ等の二次
的な操作に対して強固な電子透かしの挿入及び抽出を効
率良く行うことが可能な技術を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、ベクトルデー
タに対して電子透かしの挿入または抽出を行う電子透か
し管理システムにおいて、ベクトルデータの位相関係を
用いて電子透かしの挿入・抽出を行うものである。
【0018】本発明の電子透かし管理システムにおい
て、電子透かしを利用した管理の対象となっているベク
トルデータを利用者が利用しようとする場合、利用者は
利用者端末からそのベクトルデータの利用要求を送信す
る。例えば、電子透かしを利用した著作権管理の対象と
なっている地図データを利用者が利用しようとする場
合、利用者は利用者端末からその地図データの利用要求
を送信する。
【0019】前記利用要求が送信されると、ベクトルデ
ータを保持するサーバから前記利用要求が行われたベク
トルデータを受信した後、そのベクトルデータに電子透
かしとして挿入される情報を示す挿入情報、例えば地図
データの著作権管理番号を取得する。
【0020】次に前記取得した挿入情報に対応する位相
操作をそのベクトルデータに行って、前記挿入情報を電
子透かしとして当該ベクトルデータに挿入する。即ち、
当該ベクトルデータのオリジナルデータを位置ずれさせ
たベクトルデータの生成または新しいベクトルデータの
追加を行って、オリジナルデータと前記生成または追加
されたベクトルデータとの間の位相関係によって挿入情
報の内容を表す。例えば、地図データの著作権管理番号
を8種類の数字で表し、ベクトルデータ間のトポロジー
関係を8種類の交差状況(DISJOINT,MEET,OVERLAP,EQUA
L,COVER,COVEREDBY,CONTAIN,CONTAINED BY)で表現し
て、著作権管理番号の数字とそれらの交差状況とを対応
付け、オリジナルの地物と生成または追加された地物と
の間の交差状況を当該著作権管理番号に応じて設定する
ことにより、その著作権管理番号を電子透かしとして挿
入する。
【0021】そして前記電子透かしが挿入されたベクト
ルデータを当該利用要求の要求元の利用者端末へ送信
し、その利用者端末では前記電子透かしが挿入されたベ
クトルデータを受信して表示等を行って当該ベクトルデ
ータを利用する。
【0022】また本発明の電子透かし管理システムにお
いて、前記の様に電子透かしが挿入されたベクトルデー
タの利用状況を管理者等が調査する場合、その管理者は
管理者端末から調査対象のベクトルデータを指定して調
査要求を送信する。
【0023】前記調査要求が送信されると、そのベクト
ルデータの位相関係を検出し、そのベクトルデータに電
子透かしとして挿入された挿入情報を抽出する。例え
ば、その地図データのオリジナルの地物と生成または追
加された地物との間の位相関係がどの交差状況になって
いるかを検出し、その交差状況に対応する数字から著作
権管理番号を抽出する。
【0024】次に、前記抽出した挿入情報または当該挿
入情報で識別される管理情報を取得し、前記取得した挿
入情報または管理情報を当該調査要求の要求元の管理者
端末へ送信する。例えば前記抽出した著作権管理番号や
その著作権管理番号で識別される著作権情報またはその
利用者情報等を取得し、当該調査要求の要求元の管理者
端末へ送信する。その管理者端末では前記取得された著
作権管理番号または著作権情報を受信して表示し、その
ベクトルデータの利用状況を確認する。
【0025】以上の様に本発明の電子透かし管理システ
ムによれば、ベクトルデータの位相関係を用いて電子透
かしの挿入・抽出を行うので、ベクトルデータに対する
変形加工、合成や重ね合わせ等の二次的な操作に対して
強固な電子透かしの挿入及び抽出を効率良く行うことが
可能である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下にベクトルデータを含む地図
データに対して電子透かし挿入または抽出を行って地図
データの著作権を管理する一実施形態の電子透かし管理
システムについて説明する。
【0027】図1は本実施形態の電子透かし管理システ
ムのシステム構成を示す図である。図1に示す様に本実
施形態の電子透かし管理システムは、地図データ101
と、地図サーバ102と、主題地図103と、著作権管
理サーバ104と、著作権管理番号発行サーバ105
と、電子透かし埋め込み状況情報106と、電子透かし
入り主題地図107と、管理者端末108と、利用者端
末109と、調査対象地図110とを有している。
【0028】地図データ101は、電子透かしを利用し
た著作権管理の対象となっている地図情報を格納したデ
ータである。地図サーバ102は、地図データ101を
提供する地図データ作成会社等に設置され、著作権管理
サーバ104からの要求により地図データ101を提供
するサーバ装置である。
【0029】主題地図103は、地図データ101中の
多くの地物情報から所定の基準に従って選択的に抽出さ
れた地物情報によって生成される地図情報である。著作
権管理サーバ104は、地図データ作成会社からの委託
により地図データ101の利用状況を管理する著作権管
理会社等に設置され、主題地図103への電子透かしの
挿入及び抽出を行ってその利用状況を管理する電子透か
し管理装置である。
【0030】著作権管理番号発行サーバ105は、地図
データ作成会社が提供する地図データ101の著作権情
報を管理する著作権情報管理会社等に設置され、主題地
図103に電子透かしとして挿入される著作権管理番号
を発行するサーバ装置である。
【0031】電子透かし埋め込み状況情報106は、著
作権管理サーバ104で行われた電子透かしの挿入状況
を示す情報である。電子透かし入り主題地図107は、
電子透かしとして著作権管理番号を主題地図103に挿
入することによって生成される地図情報である。
【0032】管理者端末108は、電子透かしとして挿
入された著作権管理番号を抽出して調査対象地図110
の利用状況を調査する管理者側の端末装置である。利用
者端末109は、主題地図103を利用する利用者側の
端末装置である。調査対象地図110は、管理者端末1
08により調査対象となる地図情報である。
【0033】地図サーバ102は地図データ提供処理部
120を有している。地図データ提供処理部120は、
電子透かしを利用した著作権管理の対象となっているベ
クトルデータを含む地図データ101を保有して提供す
る処理部である。
【0034】地図サーバ102を地図データ提供処理部
120として機能させる為のプログラムは、CD−RO
M等の記録媒体に記録され磁気ディスク等に格納された
後、メモリにロードされて実行されるものとする。なお
前記プログラムを記録する記録媒体はCD−ROM以外
の他の記録媒体でも良い。
【0035】著作権管理サーバ104は、著作権管理番
号取得処理部121と、電子透かし挿入処理部122
と、電子透かし抽出処理部123と、著作権情報取得処
理部124とを有している。
【0036】著作権管理番号取得処理部121は、利用
者端末109から利用要求が行われた主題地図103に
電子透かしとして挿入される挿入情報、即ちその著作権
情報を識別する為の著作権管理番号を、著作権管理番号
発行サーバ105から取得する処理部である。
【0037】電子透かし挿入処理部122は、前記取得
した著作権管理番号に対応する位相操作を主題地図10
3のベクトルデータに行って、前記著作権管理番号を電
子透かしとして主題地図103に挿入して電子透かし入
り主題地図107を生成し、当該利用要求を行った要求
元の利用者端末109へその電子透かし入り主題地図1
07を送信する処理部である。
【0038】電子透かし抽出処理部123は、管理者端
末108から調査要求が行われた調査対象地図110中
のベクトルデータの位相関係を検出し、調査対象地図1
10のベクトルデータに電子透かしとして挿入された著
作権管理番号を抽出する処理部である。
【0039】著作権情報取得処理部124は、前記抽出
した著作権管理番号で識別される管理情報である著作権
情報を著作権管理番号発行サーバ105から取得し、当
該調査要求を行った要求元の管理者端末108へ前記取
得した著作権情報を送信する処理部である。
【0040】著作権管理サーバ104を著作権管理番号
取得処理部121、電子透かし挿入処理部122、電子
透かし抽出処理部123及び著作権情報取得処理部12
4として機能させる為のプログラムは、CD−ROM等
の記録媒体に記録され磁気ディスク等に格納された後、
メモリにロードされて実行されるものとする。なお前記
プログラムを記録する記録媒体はCD−ROM以外の他
の記録媒体でも良い。
【0041】著作権管理番号発行サーバ105は著作権
管理番号発行処理部125を有している。著作権管理番
号発行処理部125は、地図サーバ102で管理されて
いる地図データ101に対して一意に付与される著作権
管理番号を発行する処理部である。
【0042】著作権管理番号発行サーバ105を著作権
管理番号発行処理部125として機能させる為のプログ
ラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録され磁気ディ
スク等に格納された後、メモリにロードされて実行され
るものとする。なお前記プログラムを記録する記録媒体
はCD−ROM以外の他の記録媒体でも良い。
【0043】管理者端末108は地図調査処理部126
を有している。地図調査処理部126は、電子透かし入
りの調査対象地図110の調査要求を著作権管理サーバ
104へ行い、調査対象地図110中の著作権管理番号
で識別される著作権情報を著作権管理サーバ104から
受信して表示する処理部である。
【0044】管理者端末108を地図調査処理部126
として機能させる為のプログラムは、CD−ROM等の
記録媒体に記録され磁気ディスク等に格納された後、メ
モリにロードされて実行されるものとする。なお前記プ
ログラムを記録する記録媒体はCD−ROM以外の他の
記録媒体でも良い。
【0045】利用者端末109は地図利用処理部127
を有している。地図利用処理部127は、地図サーバ1
02で管理されている主題地図103の利用要求を著作
権管理サーバ104へ行い、電子透かしが挿入された電
子透かし入り主題地図107を著作権管理サーバ104
から受信して当該地図データの利用を行う処理部であ
る。
【0046】利用者端末109を地図利用処理部127
として機能させる為のプログラムは、CD−ROM等の
記録媒体に記録され磁気ディスク等に格納された後、メ
モリにロードされて実行されるものとする。なお前記プ
ログラムを記録する記録媒体はCD−ROM以外の他の
記録媒体でも良い。
【0047】本実施形態の電子透かし管理システムで
は、電子透かしを利用した著作権管理の対象となってい
る主題地図103を利用者が利用しようとする場合、利
用者は、インターネット等のネットワークを介し、その
主題地図103の利用要求を利用者端末109から著作
権管理会社へ送る。
【0048】著作権管理会社の著作権管理サーバ104
では、前記利用要求の行われた主題地図103の送信を
インターネット等のネットワーク経由で地図データ作成
会社に要求し、その主題地図103を地図データ作成会
社の地図サーバ102から受信する。そして著作権情報
管理会社の著作権管理番号発行サーバ105から著作権
管理番号をインターネット等のネットワーク経由で取得
し、主題地図103中の地物に対してその数字列に対応
する位相操作を施して、電子透かしとして著作権管理番
号を主題地図103に挿入した電子透かし入り主題地図
107を生成する。
【0049】そして著作権管理会社の著作権管理サーバ
104では、主題地図103の利用要求を行った要求元
の利用者端末109へ、前記生成した電子透かし入り主
題地図107を送信し、利用者は、利用者端末109で
電子透かし入り主題地図107を受信してその電子透か
し入り主題地図107を表示する等の利用を行う。
【0050】また本実施形態の電子透かし管理システム
において、前記の様に電子透かしが挿入された電子透か
し入り主題地図107を調査対象地図110としてその
利用状況を調査する場合、その調査を行う管理者は、イ
ンターネット等のネットワークを介し、調査対象地図1
10の調査要求を管理者端末108から著作権管理サー
バ104へ送る。
【0051】著作権管理会社の著作権管理サーバ104
では、前記調査要求の行われた調査対象地図110をイ
ンターネット等のネットワーク経由で受信し、その調査
対象地図110中の地物とオリジナルの主題地図103
中の地物との間の位相関係を判定して、調査対象地図1
10に電子透かしとして挿入されていた著作権管理番号
を抽出する。
【0052】そして著作権管理会社の著作権管理サーバ
104では、前記抽出した著作権管理番号で識別される
著作権情報を著作権情報管理会社の著作権管理番号発行
サーバ105から取得し、当該調査要求を行った要求元
の管理者端末108へ前記抽出した著作権管理番号の統
計情報やその著作権情報及び調査対象地図110の利用
要求を行った利用者の情報を送信する。管理者は、管理
者端末108で著作権情報を受信して表示し、調査対象
地図110に対して著作権侵害が行われているかどうか
やその利用要求を行った利用者が誰であるか等の確認を
行う。
【0053】図2は本実施形態の電子透かし埋め込みの
原理を示す図である。図2を使って、本実施形態の電子
透かし埋め込みの原理を詳細に説明する。
【0054】ある地物情報に着目し、同等以上なLOD
を持ち、かつその近辺にある複数の地物情報を1セット
にして地物集合と称する。一般に1つの主題地図103
には、複数の地物集合が含まれる。そこで1つの地物集
合に1つの電子透かし情報を埋め込むと、主題地図10
3の中に分散して電子透かし情報が挿入されることとな
る。
【0055】1つの点集合で規定されたある領域と、あ
る1つの点との交差状況は境界(boundary)、内部(inter
ior)、外部(exterior)の3種類で表すことができる。こ
のとき、ある点集合Xに対して、内部をXin、境界をX
bo、外部をXexで表したとき、2つの点集合AとBは9
種類の交差(Intersection)状況I9を持ちうる。説明の
簡単化の為に、点集合が一本線の単純な領域を示す場合
を考えると、I9の行列要素の内の5つが定数となる。
すると、より直感的に、次の交差行列I4で2つの点集
合の交差状況を表現することができる。
【0056】
【数1】
【0057】I4の取る値により、2つ点集合の交差関
係は、数2、数3で定義される8種類の交差状況を表す
ことができる(DISJOINT,MEET,OVERLAP,EQUAL,COVER,COV
EREDBY,CONTAIN,CONTAINED BY)。
【0058】
【数2】
【0059】
【数3】
【0060】ここで数2において、aは点集合Aで規定
された領域の内部と点集合Bで規定された領域の内部と
が交差する場合に「1」、交差しない場合に「0」を表
し、bは点集合Aで規定された領域の内部と点集合Bで
規定された領域の境界とが交差する場合に「1」、交差
しない場合に「0」を表し、cは点集合Aで規定された
領域の境界と点集合Bで規定された領域の内部とが交差
する場合に「1」、交差しない場合に「0」を表し、d
は点集合Aで規定された領域の境界と点集合Bで規定さ
れた領域の境界とが交差する場合に「1」、交差しない
場合に「0」を表しており、図2では、これらの交差状
況を直感的な図形表現を用いて示している。
【0061】交差状況は、地物を微少な距離移動させた
り或いは変形させることで移動前と移動後の地物の間に
生まれ(以下、これを第1の方法と呼ぶ)、或いは、新
しい地物を追加することで周辺の地物との間に生まれる
(以下、これを第2の方法と呼ぶ)。
【0062】第1の方法において、地物を移動或いは変
形させる場合、上記8種類の交差状況を1つの地物に対
して設定できるため、nバイトに相当する交差状況を設
定可能な複数個の地物を移動或いは変形させることで、
理論上nバイトまでの電子透かし情報を埋め込み可能で
ある。
【0063】第2の方法において、新しい地物を追加す
る場合、追加した新しい地物情報とそれ以前の地物情報
とのトポロジー関係を著作権管理番号に応じて設定す
る。即ち、nバイトに相当する交差状況を設定可能な複
数個の地物を追加することで、最大nバイトまでの透か
し情報とすることができる。なお、簡単化の為に8種類
の交差状況について説明したが、地物情報が単純な閉領
域でない場合も含めると、前記複数個の地物情報とのト
ポロジー関係は容易にnバイト以上の透かし情報とする
ことができる。
【0064】このとき追加した新しい地物情報を、人間
に見えない様に工夫することができる。例えば、画面に
表示させたとき、透明となる様に着色属性を設定しても
良い。或いは、LODを調節して表示させない様にする
こともできる。或いは、地物情報の点集合を既存の境界
線の近く(或いは上)に設定することにより、人間に知
覚され難くできる。
【0065】第1の方法も第2の方法も原理的には同等
であるので、以下、第1の方法を用いた実施形態につい
て説明する。ここで、位相要素(Topology)とは、地図
を構成する境界面のつながりを表す要素である。幾何要
素(Geometry)と違い、これらの要素は、アフィン変換
等の操作を適用しても不変なことが知られている。3次
元の場合、立体は五つの要素(殻、面、ループ、陵線、
頂点)から構成される。簡単化の為に、2次元の位相要
素を書くと、地図の地物情報における領域の2次元の位
相要素は、境界線、線分、点から構成される。
【0066】本実施形態の様に、地物を加工して、オリ
ジナルの地図と、加工後の地図の間のトポロジーを考え
るとき、ある加工操作が他の加工状況に影響を及ぼさな
い様にしなければならない。このことは、例えば、オイ
ラー操作と呼ばれる位相操作によって容易に実現でき
る。複雑な変形・加工操作も、幾つかの基本的な操作に
分解することで実現できる。オイラー操作はその基本的
な操作である。オイラー操作により、内部データ構造に
対する複雑な処理を意識することなく、位相要素の整合
性を維持する操作を行える。主なオイラー操作は下記の
通りである。
【0067】 ・任意の点P1とP2を結ぶ線分の生成 ・任意の点P1とP2を結ぶ線分の消去 ・任意の点P1と境界線L上の点P2とを結ぶ線分の生
成 ・任意の点P1と境界線L上の点P2とを結ぶ線分の消
去 ・境界線L上の点P1とP2を結ぶ線分Eの生成 ・境界線L上の点P1とP2を結ぶ線分Eの消去 ・境界線L1上の点P1と境界線L2上の点P2を結ぶ
線分Eの生成 ・境界線L1上の点P1と境界線L2上の点P2を結ぶ
線分Eの消去 ・線分E上の点Pの位置に点の生成 ・線分E上の点Pの位置の点の消去 ・線分E1、E2が点Pを共有するとき、E3を生成す
る ・線分E1、E2が点Pを共有するとき、E3を消去す
る ・境界線L1とL2にグループ関係を設定する ・境界線L1とL2にグループ関係を解除する 図3は本実施形態の地物情報の構造を示す図である。図
3を使って本実施形態で用いる地物情報の構造を説明す
る。
【0068】一般に地物情報の例としての主題地図10
3には、幾つかの地物集合が含まれる。地物集合は複数
の地物からなり、集合を特定する地物集合ID301を
持つ。また地物ID302は地物を特定するIDであ
る。
【0069】地物は、中心点303、タイプ304、領
域305、属性ID306を使って表現される。タイプ
304は、その地物が住居境界なのか、道路か、シンボ
ルアイコンかといった地物の種類を表す。領域305
は、その地物の境界を表す。アイコンの場合、所定の大
きさが決まっているので指定不要である。属性ID30
6は、その地物の持つ属性へのポインタであり、世帯主
や住所等の情報と連携する。主題地図情報は、テーブル
形式に限らず、例えば、DXF(Drawing Interchange F
ile)の様なデータフォーマットやSVG(Scalable Vec
tor Graphics)の様な図形記述言語で表されても良い。
【0070】図4は本実施形態の電子透かし埋め込み状
況情報106の一例を示す図である。図4に示す様に本
実施形態の電子透かし埋め込み状況情報106は、状況
テーブル401と、インタフェーステーブル402とを
有している。
【0071】状況テーブル401は、挿入された電子透
かしの状況を示すテーブルである。インタフェーステー
ブル402は、電子透かしの挿入が行われた地図データ
101の情報を示すテーブルである。
【0072】状況テーブル401は、NO403と、ア
クセスID404と、著作権管理番号405と、地物集
合ID406と、地物ID407と、位相操作408と
を有している。
【0073】NO403は、状況テーブル401のレコ
ードを一意に識別する為のID番号である。アクセスI
D404は、状況テーブル401及びインタフェーステ
ーブル402を結び付けるキーであり、インタフェース
テーブル402のレコードを一意に識別する為のID番
号である。
【0074】著作権管理番号405は、その地図データ
101の著作権情報を識別する為の番号である。地物集
合ID406は、その地図データ101中で同等以上な
LODを持ち、かつその近辺にある複数の地物情報を1
セットにした地物集合を識別する為のID番号である。
【0075】地物ID407は、その地図データ101
中の地物を識別する為のID番号である。位相操作40
8は、電子透かしの挿入の際にその地物に対して行われ
た操作の内容である。
【0076】インタフェーステーブル402は、アクセ
スID409と、インタフェース410と、エリア41
1と、主題412と、流通情報413とを有している。
【0077】アクセスID409は、状況テーブル40
1及びインタフェーステーブル402を結び付けるキー
であり、インタフェーステーブル402のレコードを一
意に識別する為のID番号である。インタフェース41
0は、その地図データ101を管理している地図サーバ
102へのアクセス方法を示す情報である。
【0078】エリア411は、電子透かしが挿入された
主題地図103の領域を示す緯度経度等の情報である。
主題412は、地図データ101中の地物情報から選択
的に抽出して主題地図103を生成する際の選択の基準
を示すコード番号である。
【0079】流通情報413は、主題地図103の著作
者、著作年月日やアクセス費用(有償の場合)等の著作
権情報を管理する著作権管理番号発行サーバ105への
URL(Uniform Resource Locators)や、その主題地図
103の利用要求を行った利用者を示す利用者情報を格
納したファイル名等の関連情報を格納場所を示す情報で
ある。
【0080】図4では、次の様な場合の例を示してい
る。埋め込まれた著作権管理番号405が「1404」
であるとき、地物集合ID406が「11」である地物
集合には地物ID407が「1」や「2」のものがあ
る。地物ID407が「1」の地物に対して、オリジナ
ルと加工後の位相がCOVERとなる様に、その地物を
加工したことを記録している。即ち、著作権管理番号の
一部を位相として埋め込んだ状況を記録している。逆
に、オリジナルと調査対象地図110の中の地物との位
相がCOVERとなっていることを確認することで、電
子透かし情報が抽出できる。
【0081】図5は本実施形態のオリジナルと加工後の
位相がOVERLAPとなるときの地物情報の変化の一
例を示す図である。図5を使って、オリジナルと加工後
の位相がOVERLAPとなるときの、地物情報の変化
の例について説明する。図5中の地物情報は、図3で説
明した地物情報と同等の構成であり、ここでは、元の主
題地図103の一部分として、単純な矩形の地物を取り
上げた。図5に示す様に、この地物とOVERLAPの
関係になる様に位相を操作するには、中心点を少しずら
すだけで良い。
【0082】図6は本実施形態の電子透かし埋め込みに
よる主題地図103の変化の一例を示す図である。図6
を使って、主題地図103全体としての電子透かしの埋
め込みが画面としてどう変わってくるかについて説明す
る。図6(a)は、オリジナルの主題地図103の画面
例であり、図6(b)は、電子透かし挿入後の電子透か
し入り主題地図107の画面例である。電子透かし挿入
後、幾つかの地物が、元の場所から移動したり、或い
は、大きさが変わっている。図6(b)には、その状況
を説明する為に点線を記入してあるが、本来は点線部分
の地物は、この電子透かし入り主題地図107には入っ
ていない。
【0083】図7は本実施形態の電子透かし挿入処理の
手順を示す図である。図7を使って主題地図103に電
子透かしを挿入する処理について詳細に説明する。
【0084】本実施形態の電子透かし管理システムにお
いて、電子透かしを利用した著作権管理の対象となって
いる主題地図103を利用者が利用しようとする場合、
利用者は、利用しようとする地図の領域及び主題等を指
定して利用者端末109からその主題地図103の利用
を要求する為の入力操作を行い、地図サーバ102で管
理されている主題地図103の利用要求を利用者端末1
09の地図利用処理部127から著作権管理サーバ10
4へ行う。
【0085】ステップ701で著作権管理サーバ104
の電子透かし挿入処理部122は、利用者端末109か
ら主題地図103の利用要求を受信すると、出力用主題
地図を作成する為の領域をメモリ内に確保し、前記利用
要求の行われた領域及び主題等を指定して主題地図10
3の送信を地図サーバ102に要求する。地図サーバ1
02の地図データ提供処理部120は、地図データ10
1中の地物情報から前記要求された領域及び主題等の情
報を抽出して主題地図103を生成し、その主題地図1
03を著作権管理サーバ104へ送信する。ステップ7
02で著作権管理サーバ104の電子透かし挿入処理部
122は、地図サーバ102から送信された主題地図1
03を受信して読み込む。
【0086】ステップ703で著作権管理番号取得処理
部121は、利用者端末109から利用要求が行われて
いる主題地図103を示す情報として地図データ作成会
社の名称や主題地図103の領域及び主題等を著作権管
理番号発行サーバ105へ送り、その主題地図103に
電子透かしとして挿入される挿入情報、即ちその主題地
図103の著作権情報を識別する為の著作権管理番号
を、著作権管理番号発行サーバ105へ要求する。ここ
で処理の簡単化の為に、前記著作権管理番号は8進法表
記の文字列データ、即ち0から7までの数字の羅列とす
る。
【0087】著作権管理番号発行サーバ105の著作権
管理番号発行処理部125は、著作権管理サーバ104
から著作権管理番号の発行要求を受信し、地図データ作
成会社の地図サーバ102で管理されている地図データ
101の著作者等を示す著作権情報を一意に識別する著
作権管理番号を著作権管理サーバ104へ発行する。著
作権管理サーバ104の著作権管理番号取得処理部12
1は、著作権管理番号発行サーバ105から送信された
著作権管理番号を受信する。
【0088】ステップ704において著作権管理サーバ
104の電子透かし挿入処理部122は、主題地図10
3中の全ての地物集合について、以下の処理を順番に実
行する様、繰り返し制御を行う。もし、主題地図103
の中に地物集合がなければ、適当にグルーピングしてか
らこの処理を行う。
【0089】ステップ705において電子透かし挿入処
理部122は、著作権管理番号の数字列について以下の
ステップ706〜ステップ715の処理を順番に実行す
る様、繰り返し制御を行う。ステップ706では、現在
の地物集合に含まれる地物情報を1つ取り出す。なお、
取り出した地物集合にはフラグを立てておき、次にこの
処理を行うときに同じ地物情報を取り出さない様にす
る。
【0090】ステップ707では、前記取得した著作権
管理番号の数字列の1つが、どの位相操作に該当するか
を判定する。例えば、0ならばDISJOINT、1な
らばMEETとする。ステップ708〜ステップ715
では、ステップ707の判定結果に従って、それぞれ、
DISJOINT,MEET,OVERLAP,EQUAL,COVER,COVERED BY,CONTA
IN,CONTAINED BYの位相操作を前記取り出した地物集合
のベクトルデータに施した地物を生成し、メモリ内に保
持する。
【0091】ステップ716では、オリジナルの主題地
図103で前記位相操作が行われた地物集合について、
NO403、アクセスID404、地物集合ID40
6、地物ID407及び位相操作408を電子透かし埋
め込み状況情報106に記録した後、ステップ705に
戻って、次の数字列があれば、同様の処理を繰り返す。
著作権管理番号の全ての数字列の処理が済めば、ステッ
プ717に進む。
【0092】ステップ717では、前記位相操作を行っ
た地物情報を出力用主題地図に書き込み、ステップ71
8において、主題地図103の地物集合に含まれていた
残りの地物について、そのまま出力用主題地図に書き込
む。ここでステップ717の処理において、一個所に電
子透かし情報が偏らない様に書き込みを行うことも容易
に実現できる。
【0093】ステップ704では、次の地物集合につい
て同様に処理を行う。即ち、幾つかの地物集合に分散さ
せて著作権管理番号を埋め込むことで、切出しや合成等
の各種操作に対して強固な透かしとなる。この様な電子
透かしの挿入を行った後、電子透かし埋め込み状況情報
106のインタフェース410に、その主題地図103
を送信した地図サーバ102のURL等のアクセス情報
を記録し、エリア411に主題地図103の領域を示す
情報を記録し、主題412に主題地図103を生成した
際の選択の基準を示すコード番号を記録する。また、そ
の主題地図103の利用要求を行った利用者を示す利用
者情報をファイル名等に記録しておき、流通情報413
に、主題地図103の著作者、著作年月日やアクセス費
用等の著作権情報を管理する著作権管理番号発行サーバ
105へのURLや、その主題地図103の利用要求を
行った利用者を示す利用者情報を格納したファイル名等
の関連情報を識別する為の情報を記録する。
【0094】前記の様にして著作権管理番号を電子透か
しとして主題地図103に挿入した電子透かし入り主題
地図107を生成し、主題地図103の利用要求を行っ
た要求元の利用者端末109へ、その電子透かし入り主
題地図107を送信する。利用者端末109の地図利用
処理部127は、電子透かしが挿入された電子透かし入
り主題地図107を著作権管理サーバ104から受信し
て当該地図データの利用を行う。
【0095】図8は本実施形態の電子透かし抽出処理の
手順を示す図である。図8を使って調査対象地図110
から電子透かし情報を抽出する処理について詳細に説明
する。
【0096】本実施形態の電子透かし管理システムにお
いて、前記の様に電子透かしが挿入された調査対象地図
110の利用状況を管理者等が調査する場合、その管理
者は管理者端末108から調査対象地図110の調査を
要求する為の入力操作を行い、調査対象地図110の調
査要求を管理者端末108の地図調査処理部126から
著作権管理サーバ104へ行う。
【0097】ステップ801において著作権管理サーバ
104の電子透かし抽出処理部123は、管理者端末1
08から調査対象地図110の調査要求を受信すると、
管理者端末108から送信された調査対象地図110を
読み込む。
【0098】ステップ802では、前記読み込んだ調査
対象地図110の領域及びその主題を示すコード番号
と、電子透かし埋め込み状況情報106中のエリア41
1及び主題412とを比較し、調査対象地図110に対
応する電子透かし埋め込み状況情報106を読み込む。
【0099】ステップ803では、前記読み込んだ電子
透かし埋め込み状況情報106中のインタフェース41
0の情報を用いて地図サーバ102へアクセスし、電子
透かし埋め込み状況情報106のエリア411及び主題
412で示されるオリジナルの主題地図103の送信を
地図サーバ102に要求する。地図サーバ102の地図
データ提供処理部120は、前記要求された主題地図1
03を生成して著作権管理サーバ104へ送信する。著
作権管理サーバ104の電子透かし抽出処理部123
は、前記調査要求の行われた調査対象地図110のオリ
ジナルの主題地図103を地図サーバ102から受信す
る。
【0100】本実施形態では、電子透かしを挿入する際
に位相操作を行った地物情報のオリジナルのベクトルデ
ータを電子透かし入り主題地図107中に書き込まない
様にしている為、電子透かしを抽出する際にはオリジナ
ルの主題地図103の生成を行っているが、電子透かし
入り主題地図107中に位相操作が行われたオリジナル
データも保持する様にし、このオリジナルの主題地図1
03の生成を省略しても良い。また電子透かしの挿入の
際に受信した主題地図103を著作権管理サーバ104
で管理しておき、これを利用しても良い。
【0101】ステップ804で電子透かし抽出処理部1
23は、調査対象地図110中の全ての地物集合につい
て、以下のステップ805〜ステップ820の処理を順
番に実行する様、繰り返し制御を行う。
【0102】ステップ805では、これから抽出する著
作権管理番号を格納する数字列データを初期化する。ス
テップ806では、電子透かし埋め込み状況情報106
に記録された地物情報について、以下のステップ807
〜ステップ818の処理を順番に実行する様、繰り返し
制御を行う。
【0103】ステップ807では、電子透かし埋め込み
状況情報106の地物集合ID406及び地物ID40
7に記録された地物情報を調査対象地図110から読み
込み、ステップ808では、前記と同様に地物集合ID
406及び地物ID407に記録された地物情報をオリ
ジナルの主題地図103から読み込む。
【0104】ステップ809では、調査対象地図110
の地物と、オリジナルの主題地図103の地物の位相関
係について、DISJOINT,MEET,OVERLAP,EQUAL,COVER,COVE
REDBY,CONTAIN,CONTAINED BYのいずれかを判定する。こ
の時、数1、数2、数3を用いれば判定できる。ステッ
プ810〜ステップ817では、それぞれ、DISJOINT,M
EET,OVERLAP,EQUAL,COVER,COVERED BY,CONTAIN,CONTAIN
ED BYに対応した桁番号を生成し、メモリ内に保持す
る。なお、ここでいう桁番号とは、図7中ステップ70
7で用いた番号と同等のものである。
【0105】ステップ818では、著作権管理番号の数
字列に、抽出した桁番号を加える。なお、ここでいう、
桁番号の追加は、通常の加算ではなく、数字列の末尾へ
の追加を意味する。ステップ806に戻って、同様の処
理を繰り返すことで、埋め込まれた著作権管理番号の桁
番号が、順番に取り出され、数字列に追記されていく。
電子透かし埋め込み状況情報106の記録に従って、ス
テップ806での一通りの地物情報についての処理を終
えると次のステップに進む。
【0106】ステップ819では、メモリ内に保持して
いた著作権管理番号を、調査対象地図110のベクトル
データに電子透かしとして挿入されていた著作権管理番
号として抽出する。ステップ820では、前記抽出した
著作権管理番号の統計用の記録を行う。ステップ804
に戻って、次の地物集合について同様の繰り返し処理を
行う。全ての地物集合について処理を終えたなら、次の
ステップに進む。
【0107】ステップ821では、前記記録した著作権
管理番号の統計結果を出力し、著作権侵害の判定材料と
して提示する。即ち、どの著作権管理番号のものがどれ
だけの割合で含まれていたかを統計する。なぜならば、
このことによって、オリジナルの主題地図103に対し
て、どの程度の加工が施されたかが判るからである。例
えば、抽出した著作権管理番号がAである割合が40%
で、抽出した著作権管理番号がBである割合が60%だ
ったとき、著作権管理番号がそれぞれA、Bである主題
地図を合成したものとみなせる。
【0108】もし、合成や重ね合わせにより、透かしを
埋め込んだ地物の周辺に新しい地物が加えられていた場
合でも、地物IDによりこれらを排除して、著作権管理
番号の抽出ができる。或いは、もし地物IDが排除、改
変されていた場合においても、オリジナル地図と重ね
て、対応する地物を手動で指示しても良いし、目視で
も、それらの交差状況を抽出できる。切出しや拡大縮
小、回転等のアフィン変換操作に対して、トポロジー情
報は欠損しないため、やはり著作権管理番号の抽出が可
能である。
【0109】また著作権管理サーバ104の著作権情報
取得処理部124は、電子透かし埋め込み状況情報10
6の流通情報413を参照し、調査対象地図110の著
作権情報を管理する著作権管理番号発行サーバ105に
アクセスし、前記抽出した著作権管理番号で識別される
管理情報として、調査対象地図110の著作者、著作年
月日やアクセス費用等の著作権情報を著作権管理番号発
行サーバ105から取得する。更に流通情報413を参
照し、その調査対象地図110の利用要求を行った利用
者を示す利用者情報を読み出す。
【0110】そして、当該調査要求を行った要求元の管
理者端末108へ前記抽出した著作権管理番号の統計情
報や前記取得した著作権情報及び利用者情報を送信す
る。管理者端末108の地図調査処理部126は、著作
権管理番号発行サーバ105から送信された著作権管理
番号の統計情報や著作権情報及び利用者情報を著作権管
理サーバ104から受信して表示し、調査対象地図11
0の利用要求を行った利用者が誰であるか等の情報を管
理者へ提示する。
【0111】以上の様に本実施形態では、電子透かしを
主題地図103の中に埋め込むことが可能であり、ま
た、電子透かしを挿入する際に位相操作を行った地物情
報のオリジナルのベクトルデータを電子透かし入り主題
地図107中に書き込まない様にしている為、電子透か
しを埋め込んでも電子透かし入り主題地図107のデー
タ容量は本質的に変わらない。或いは、本発明の別の実
施形態として、位相操作が行われたオリジナルデータも
電子透かし入り主題地図107中に保持するものとした
り、追加された地物との交差情報の形で電子透かしを埋
め込むものに容易に拡張できる。この場合、埋め込んだ
地物の分だけ電子透かし入り主題地図107のデータ容
量が増えるものの、電子透かし埋め込み状況情報106
がなくても、簡易に著作権管理番号を抽出することがで
きる為、設備が簡単ですむ。
【0112】前記の様に本実施形態によると、ベクトル
データの位相関係を利用して幾つかの地物集合に分散さ
せて著作権管理番号を埋め込むことで切出しや合成等の
各種操作に対して強固な透かしとしているので、次の4
種類の効果が得られる。即ち、第1に、Aの主題地図を
変形加工して新しく生成されたBの主題地図から、Aに
埋め込まれていた電子透かしを抽出できる。第2に、C
の主題地図とDの主題地図があったとき、これを重ねる
ことで新しく生成されたEの主題地図から、Cに埋め込
まれた電子透かしとDに埋め込まれた電子透かしの両方
を抽出できる。第3に、Fの主題地図に情報を書き加え
て新しく生成されたGの主題地図から、Fに埋め込まれ
た電子透かしを抽出できる。第4に、上記の各種二次加
工の結果、生成されたB、E、Gに対してそれぞれ上記
と同様の加工が行われた場合、その三次加工後も原著作
物に埋め込んだ電子透かしを抽出可能である。
【0113】前記の様に本実施形態の電子透かし管理シ
ステムは、ベクトル地図データ特有の、変形加工、合
成、重ね合わせ等の二次的な操作に対して強固な電子透
かしを効率良く埋め込み、それを抽出することができる
為、ベクトル地図データの著作権保護に有効である。
【0114】以上説明した様に本実施形態の電子透かし
管理システムによれば、ベクトルデータの位相関係を用
いて電子透かしの挿入・抽出を行うので、ベクトルデー
タに対する変形加工、合成や重ね合わせ等の二次的な操
作に対して強固な電子透かしの挿入及び抽出を効率良く
行うことが可能である。
【0115】
【発明の効果】本発明によればベクトルデータの位相関
係を用いて電子透かしの挿入・抽出を行うので、ベクト
ルデータに対する変形加工、合成や重ね合わせ等の二次
的な操作に対して強固な電子透かしの挿入及び抽出を効
率良く行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の電子透かし管理システムのシステ
ム構成を示す図である。
【図2】本実施形態の電子透かし埋め込みの原理を示す
図である。
【図3】本実施形態の地物情報の構造を示す図である。
【図4】本実施形態の電子透かし埋め込み状況情報10
6の一例を示す図である。
【図5】本実施形態のオリジナルと加工後の位相がOV
ERLAPとなるときの地物情報の変化の一例を示す図
である。
【図6】本実施形態の電子透かし埋め込みによる主題地
図103の変化の一例を示す図である。
【図7】本実施形態の電子透かし挿入処理の手順を示す
図である。
【図8】本実施形態の電子透かし抽出処理の手順を示す
図である。
【符号の説明】
101…地図データ、102…地図サーバ、103…主
題地図、104…著作権管理サーバ、105…著作権管
理番号発行サーバ、106…電子透かし埋め込み状況情
報、107…電子透かし入り主題地図、108…管理者
端末、109…利用者端末、110…調査対象地図、1
20…地図データ提供処理部、121…著作権管理番号
取得処理部、122…電子透かし挿入処理部、123…
電子透かし抽出処理部、124…著作権情報取得処理
部、125…著作権管理番号発行処理部、126…地図
調査処理部、127…地図利用処理部、301…地物集
合ID、302…地物ID、303…中心点、304…
タイプ、305…領域、306…属性ID、401…状
況テーブル、402…インタフェーステーブル、403
…NO、404…アクセスID、405…著作権管理番
号、406…地物集合ID、407…地物ID、408
…位相操作、409…アクセスID、410…インタフ
ェース、411…エリア、412…主題、413…流通
情報。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/387 H04N 1/387 5J104 (72)発明者 北澤 修司 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所システム事業部内 Fターム(参考) 2C032 HB00 5B017 AA03 BA07 CA15 CA16 5B050 AA10 BA06 BA17 CA10 DA10 EA12 EA19 FA09 5B057 AA13 BA01 BA24 CA12 CA17 CB12 CB17 CB19 CC02 CD02 CD05 CE08 CE09 CG07 DA07 DA08 DA16 DA17 5C076 AA02 AA14 BA06 5J104 AA14 PA00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベクトルデータに対して電子透かしの挿
    入または抽出を行う電子透かし管理方法において、 電子透かしを利用した管理の対象となっているベクトル
    データの利用要求を行うステップと、前記利用要求が行
    われたベクトルデータに電子透かしとして挿入される情
    報を示す挿入情報を取得するステップと、前記取得した
    挿入情報に対応する位相操作をそのベクトルデータに行
    って、前記挿入情報を電子透かしとして当該ベクトルデ
    ータに挿入するステップと、前記電子透かしが挿入され
    たベクトルデータを当該利用要求の要求元へ送信するス
    テップと、前記電子透かしが挿入されたベクトルデータ
    を受信して当該ベクトルデータの利用を行うステップと
    を有することを特徴とする電子透かし管理方法。
  2. 【請求項2】 ベクトルデータに対して電子透かしの挿
    入または抽出を行う電子透かし管理方法において、 電子透かしを利用した管理の対象となっているベクトル
    データの調査要求を行うステップと、前記調査要求が行
    われたベクトルデータの位相関係を検出し、そのベクト
    ルデータに電子透かしとして挿入された挿入情報を抽出
    するステップと、前記抽出した挿入情報または当該挿入
    情報で識別される管理情報を取得するステップと、前記
    取得した挿入情報または管理情報を当該調査要求の要求
    元へ送信するステップと、前記取得された挿入情報また
    は管理情報を受信して表示するステップとを有すること
    を特徴とする電子透かし管理方法。
  3. 【請求項3】 電子透かしを利用した管理の対象となっ
    ているベクトルデータのオリジナルデータとオリジナル
    データを位置ずれさせたベクトルデータとの間の位相関
    係、またはオリジナルデータと新しく追加されたベクト
    ルデータとの間の位相関係によってその電子透かしの内
    容を表すことを特徴とする請求項1または請求項2のい
    ずれかに記載された電子透かし管理方法。
  4. 【請求項4】 ベクトルデータに対して電子透かしの挿
    入または抽出を行う電子透かし管理装置において、 電子透かしを利用した管理の対象となっているベクトル
    データの位相関係を検出し、そのベクトルデータに電子
    透かしとして挿入された挿入情報を抽出する電子透かし
    抽出処理部と、前記抽出した挿入情報または当該挿入情
    報で識別される管理情報を取得し、前記取得した挿入情
    報または管理情報を当該調査要求の要求元へ送信する情
    報取得処理部とを備えることを特徴とする電子透かし管
    理装置。
  5. 【請求項5】 ベクトルデータに対して電子透かしの挿
    入または抽出を行う電子透かし管理装置としてコンピュ
    ータを機能させる為のプログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体において、 電子透かしを利用した管理の対象となっているベクトル
    データの位相関係を検出し、そのベクトルデータに電子
    透かしとして挿入された挿入情報を抽出する電子透かし
    抽出処理部と、前記抽出した挿入情報または当該挿入情
    報で識別される管理情報を取得し、前記取得した挿入情
    報または管理情報を当該調査要求の要求元へ送信する情
    報取得処理部としてコンピュータを機能させる為のプロ
    グラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
JP2000209264A 2000-07-11 2000-07-11 電子透かし管理方法及びその実施装置並びにその処理プログラムを記録した記録媒体 Pending JP2002024844A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004302303A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Zenrin Co Ltd 電子透かし埋込装置、電子透かし埋込方法およびプログラム
JP2018129051A (ja) * 2014-04-05 2018-08-16 ソニー インタラクティブ エンタテインメント アメリカ リミテッド ライアビリテイ カンパニー スクリーンの位置によって異なる解像度のターゲットの複数レンダリングのテクスチャ・マッピングの傾き調整

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