JP2002014576A - 画像形成装置および画像形成方法、並びに記録媒体 - Google Patents

画像形成装置および画像形成方法、並びに記録媒体

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JP2002014576A
JP2002014576A JP2000193594A JP2000193594A JP2002014576A JP 2002014576 A JP2002014576 A JP 2002014576A JP 2000193594 A JP2000193594 A JP 2000193594A JP 2000193594 A JP2000193594 A JP 2000193594A JP 2002014576 A JP2002014576 A JP 2002014576A
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Hiroshi Chihara
博司 千原
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロセスカートリッジに設けられた不揮発性
メモリへの書き込み/読み出しを制御するサブCPU
と、プリンタ本体の動作を制御するメインCPUとの間
で、単純かつある程度の解読の難易度を持つ暗号化アル
ゴリズムを用いた暗号により通信を行うことを可能にす
る。 【解決手段】 着脱可能なプロセスカートリッジに設け
た不揮発性メモリに、使用履歴、プロセス条件等のデー
タの書き込み/読み出しを行う制御回路と、この制御回
路とプリンタ本体の制御部間の通信内容を暗号化する伝
送部を有する。原文と暗号キーとを用いて暗号文を生成
するが、暗号キーは暗号キーを生成しない制御回路から
のデータ(各個体の固有の値等)を元に生成する。暗号
キーの変更を、イニシャル時と通信回数カウンタが所定
回数に達して時点で行う(301〜306)。この変更
を、イニシャル時とプリントジョブ後の一連の通信が終
了した時点で行ってもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、特に電子写真プロセスを用いた画像形成装置本体に
着脱可能に装着して使用するプロセスカートリッジに、
使用履歴、プロセス条件等のデータを記録する不揮発性
メモリを設けた、メモリ内蔵カートリッジを備え、その
不揮発性メモリへの書き込み/読み出しを制御するサブ
CPUとプリンタ本体の動作を制御するメインCPUと
の間で暗号通信を行う画像形成装置および画像形成方
法、並びに画像形成プログラムを記録した記録媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の画像形成装置は、例え
ば、図1に示すように構成されている。図1は電子写真
方式のレーザビームプリンタ(以下、電子写真プリンタ
という)の概略内部構成を示す。
【0003】同図において、101は静電潜像担持体で
ある感光ドラムであり、この感光ドラム101の上方に
はこの感光ドラム101の表面を一様に帯電させる帯電
ローラ102がこの表面に当接している。この帯電ロー
ラ102の当接位置よりも感光ドラム101の回転方向
の下流側の帯電された表面に、発光手段によって光ビー
ム103が照射されるようになっている。
【0004】この発光手段は、光ビーム103を発射す
る半導体レーザ104と、この光ビーム103を上記帯
電された表面上に走査させるスキャナ105と、この光
ビーム103を上記帯電された表面でスポットを形成す
るように調整する光学レンズ106とから構成されてお
り、画像データに基づいて光ビーム103を照射するこ
とによって上記帯電された表面に静電潜像を形成する。
【0005】この静電潜像は、光ビーム103の照射位
置よりもさらに感光ドラム101の回転方向の下流側
で、この感光ドラム101に当接するように配設された
現像器107によってトナー像として現像される。この
トナー像は、感光ドラム101の下方でこの感光ドラム
101に対向するように配設された転写ローラ108に
よって転写材である用紙P上に転写される。
【0006】この用紙Pは感光ドラム101の前方(図
1において右側)の用紙カセット109内に収納されて
いるが、手差しでも給紙が可能である。この用紙カセッ
ト109端部には、給紙ローラ110が配設されてお
り、この用紙カセット109内の用紙Pを搬送路へ送り
込む。給紙ローラ110と転写ローラ108の間の搬送
路中には用紙Pの斜行補正、並びに感光ドラム101上
の画像形成と用紙搬送の同期をとるためのレジストロー
ラ111が配設されており、上述した転写位置へ所定の
タイミングで用紙Pを送り込む。なお、レジストローラ
111と給紙ローラ110の間には、レジスト紙有無検
知センサ112が配設されており、用紙Pの有無を検知
するようになっている。
【0007】以上のようにして、未定着トナー像を転写
された用紙Pは、さらに感光ドラム101の後方(図1
において左側)の定着装置へと搬送される。この定着装
置は内部に定着ヒータ(図示せず)を有する定着ローラ
113とこの定着ローラ113に圧接するように配設さ
れた加圧ローラ114で構成されており、上記の転写部
から搬送されてきた用紙Pを定着ローラ113と加圧ロ
ーラ114の圧接部にて加圧しながら加熱することによ
り、用紙P上の未定着トナー像を定着させる。この圧接
部の後方には、この圧接部から用紙Pが排出されること
を確認する排紙紙有無検知センサ115が配設されてい
る。さらに、この排紙紙有無検知センサ115の後方に
は、排紙ローラ116が配設されており、定着された用
紙Pを機外(例えば、排紙トレー、あるいはソータ)に
排出させる。
【0008】次に、このような機構部を有する電子写真
プリンタの制御部について図2に基づいて説明する。
【0009】図2において、201は電子写真プリンタ
の外部に配設されたホストコンピュータであり、ユーザ
の操作等により作成された画像コードデータをパラレル
あるいはシリアルのデータとして通信回線202を通し
てコントローラ203へ送出する。
【0010】このコントローラ203はホストコンピュ
ータ201から送出されてきた画像コードデータを展開
してプリンタへ送出すべき画像情報に変換すると共に、
プリンタ制御部204に対しコマンドを指示したり、プ
リンタ制御部204からの内部データをステータスとし
て読み取ったり、プリンタ制御部204にプリント開始
要求や予給紙要求を行う。また、コントローラ203は
画像出力タイミングとプリンタ内の用紙搬送との同期を
とるための同期信号の制御も行うものであり、プリンタ
内部に存在する場合とホストコンピュータ201内に存
在する場合がある。
【0011】また、プリンタ制御部204には、プリン
タの様々なモード設定(例えば、画像域のマージン設定
など)をユーザが操作するためのオペレーションパネル
(操作パネル)205が接続されている。
【0012】ホストコンピュータ201と接続されたコ
ントローラ203は、上述したようにプリンタ制御部2
04とのデータの送受信を行う。このプリンタ制御部2
04は図1の各機構部の駆動/停止のタイミング制御及
び各センサの入力情報を読み取るために、搬送系駆動部
206、高圧系駆動部207、光学系駆動部208、定
着ヒータ制御部209、及びセンサ入力部210と接続
されている。
【0013】先ず、搬送系駆動部206が各種モータ2
11及び各種ローラ212の駆動/停止を、次に高圧系
駆動部207が帯電器213、現像器214、転写器2
15の駆動/停止を、それぞれプリンタ制御部204の
指示に基づいて行う。そして、光学系駆動部208は半
導体レーザ104、スキャナ105の駆動/停止を、さ
らに定着ヒータ制御部209は定着ヒータ216の駆動
/停止を、それぞれプリンタ制御部204の指示に基づ
いて行う。センサ入力部210は、レジスト紙有無検知
センサ112及び排紙紙有無検知センサ115の情報を
読み取り、プリンタ制御部204へ読み取った情報を提
供する。
【0014】以上のような構成の従来の電子写真プリン
タにおける動作を次に説明する。
【0015】先ず、プリンタ制御部204は、コントロ
ーラ203からのプリント信号待ちの状態となる。仮
に、まだプリント信号を受信していない状態であれば、
プリンタ制御部204はコントローラ203からの予給
紙要求コマンドの有無をチェックし、予給紙要求を受け
た場合には、モータ211を駆動した後、給紙動作を開
始する。
【0016】その後、プリンタ制御部204は用紙Pが
レジスト紙有無検知センサ112に到着するか否かをチ
ェックし、このセンサ112が用紙先端を検出すると、
所定時間ウエイトした後、給紙動作を停止する。プリン
タ制御部204はその時点でモータ211を停止してプ
リント信号待ちの状態となる。
【0017】その後、プリンタ制御部204は、コント
ローラ203からプリント信号を受けると、モータ21
1を再度駆動するときに、スキャナ105、および各高
圧系213、214、215を立ち上げる。それによ
り、スキャナモータ(図示せず)が規定回転に達する
と、用紙Pは既に予給紙されているので、レジスト紙有
無検知センサ112が紙有無をチェックする。この時点
で、レジスト紙有無検知センサ112に用紙Pが存在し
ない場合は、プリンタ制御部204は異常処理(ジャム
処理等)を行う。センサ112に用紙Pが存在している
場合には、プリンタ制御部204はコントローラ203
に対して垂直同期要求信号を出力する。
【0018】その後、プリンタ制御部204はコントロ
ーラ203から垂直同期信号を受けると、感光ドラム1
01へ画像書き込みを許可し、レジストローラ111を
駆動する。そして、排紙紙有無検知センサ115が用紙
後端を検出してから所定時間ウエイトした後、プリンタ
制御部204は高圧系及びスキャナモータを停止してか
ら、ローラ駆動系のモータを停止して、印刷処理を停止
する。
【0019】ところで、上記の感光ドラム101、現像
器107、およびトナーの収納部が一体化されて、画像
形成装置から着脱可能なプロセスカートリッジとして構
成されているものが広く提供されている。さらに、この
プロセスカートリッジに不揮発性メモリ219を搭載
し、この不揮発性メモリ219に各印刷ジョブ毎の印刷
枚数や電流の印加時間などの印刷データを保存しておく
ことで、印刷ジョブ毎に高圧条件などの最適のプロセス
条件を求めることができるようになっているものが提案
されている。
【0020】各情報を不揮発性メモリ219に書き込み
/読み出しを行う際に、コネクタ等の接点不良などによ
る通信エラーを回避するために、不揮発性メモリ219
として無線通信を介して書き込み/読み出しの情報の授
受を行う非接触型の不揮発性メモリを用いることが考え
られる。このような構成では、不揮発性メモリ219と
の通信を専門に行うSubCPU(サブ中央演算処理装
置)220を搭載することが考えられる。その場合、プ
リンタ制御部204とはマイコン(マイクロコンピュー
タ)のシリアル通信機能を用いて通信を行うのが一般的
である。また、これ以外にも両面ユニットや封筒フィー
ダ、排紙オプションなどには、それらの制御用にSub
CPUが搭載される場合があり、そのようなときにはプ
リンタ制御部204と各々のSubCPUがシリアル通
信を行う。
【0021】不揮発性メモリ219にユーザ情報などの
個人情報を記録する場合、プライバシー保護のためにも
暗号化して情報を書き込むことが考えられる。また、通
信機能のモジュール化・単純化のためにも、他の印刷デ
ータなども暗号化してしまう方が処理上好ましい。この
点については、他のオプション類を制御するSubCP
Uも同様である。ひとつのSubCPUとの通信に関し
てのみ暗号化を行うよりも、全ての通信を暗号化するほ
うが処理は単純化される。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上記のような暗号化は
処理スピードの向上のためにも、単純な演算処理を用
い、かつそれらの演算処理を単純な組み合わせで実現す
ることが必要がある。しかし、同時に解読の難しさを兼
ね揃える必要がある。一般的には、RSA(RonaldRive
st, Adi Shamir, Leonard Adleman)暗号系、DES(Da
ta Encryption Standard)暗号系が公開されており、ま
たDES暗号系には発展型のトリプルDESなどが公開
されている。しかし、これら公知の暗号系は、高速処理
可能なマイコンを用いていれば解読の難易度などは十分
満足するが、いかんせんプリンタなどで用いられる低コ
ストのマイコンではスピード、処理アルゴリズムのRO
M容量などが低いので、満足に対応できないという解決
すべき課題がある。
【0023】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、プロセスカートリッジに設けられた不
揮発性メモリへの書き込み/読み出しを制御するサブC
PUと、プリンタ本体の動作を制御するメインCPUと
の間で、単純かつある程度の解読の難易度を持つ暗号化
アルゴリズムを用いた暗号により通信を行うことを可能
にした画像形成装置および画像形成方法、並びに画像形
成プログラムを記録した記録媒体を提供することにあ
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の画像形成装置の発明は、感光ドラム、帯
電器、現像器、トナー容器を備え、またはその一部を備
えて、画像形成装置本体に着脱可能に装着して使用され
るプロセスカートリッジと、該プロセスカートリッジに
設けた使用履歴、プロセス条件等のデータを記録するた
めの不揮発性メモリと、該不揮発性メモリに書き込み/
読み出しを行う制御手段と、該制御手段と画像形成装置
本体の制御部間の通信内容を暗号化する暗号化手段とを
有し、該暗号化手段の暗号化アルゴリズムが、原文と暗
号キーとを用いて暗号文を生成するように構成されてい
ることを特徴とする。
【0025】ここで、前記暗号キーを、通信中の任意の
タイミングで所定のシーケンスを実施することにより変
更することを特徴とすることができる。
【0026】また、前記暗号キーの変更をイニシャル時
と、通信回数カウンタが所定回数に達した時点で行うこ
とを特徴とすることができる。また、前記暗号キーの変
更をイニシャル時と、プリントジョブ後の一連の通信が
終了した時点で行うことを特徴とすることができる。
【0027】また、前記暗号化手段は、前記暗号キーの
生成時に、暗号キーを生成しない前記制御手段からのデ
ータを元に前記暗号キーを生成することを特徴とするこ
とができる。
【0028】また、前記制御手段からのデータは前記プ
ロセスカートリッジの各個体の固有の値であることを特
徴とすることができる。
【0029】上記目的を達成するため、請求項7の画像
形成方法の発明は、感光ドラム、帯電器、現像器、トナ
ー容器を備え、またはその一部を備えて、画像形成装置
本体に着脱可能に装着して使用されるプロセスカートリ
ッジと、該プロセスカートリッジに設けた使用履歴、プ
ロセス条件等のデータを記録するための不揮発性メモリ
と、該不揮発性メモリに書き込み/読み出しを行う制御
手段とを有する画像形成装置において、前記制御手段と
画像形成装置本体の制御部間の通信内容を暗号化する暗
号化ステップを有し、該暗号化ステップにおいて原文と
暗号キーとを用いて暗号文を生成することを特徴とす
る。
【0030】上記目的を達成するため、請求項13の記
録媒体の発明は、感光ドラム、帯電器、現像器、トナー
容器を備え、またはその一部を備えて、画像形成装置本
体に着脱可能に装着して使用されるプロセスカートリッ
ジと、該プロセスカートリッジに設けた使用履歴、プロ
セス条件等のデータを記録するための不揮発性メモリ
と、該不揮発性メモリに書き込み/読み出しを行う制御
手段とを有する画像形成装置をコンピュータにより制御
するプログラムを記録した記録媒体であって、該プログ
ラムはコンピュータに対し、前記制御手段と画像形成装
置本体の制御部間の通信内容を暗号化させる際に、原文
と暗号キーとを用いて暗号文を生成させ、かつ前記暗号
キーを、通信中の任意のタイミングで所定のシーケンス
を実施することにより変更させることを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0032】(暗号化/復号化アルゴリズム)先ず最初
に、後述の本発明の各実施形態で用いられる本発明に係
る暗号化アルゴリズムおよび復号化アルゴリズムについ
て説明する。
【0033】このアルゴリズムとしては、xを原文、y
を暗号キー、zを暗号文とすると、 F (x,y)=z ………………(1) F′(z,y)=x ………………(2) または G (x)=z ……………………(3) G′(z)=x ……………………(4) を満たす関数を用いることができる。
【0034】式(1)式(2)の例としては、排他的論
理和(Exclusive OR)が、式(3)式(4)の例とし
てはビット反転などが挙げられる。
【0035】式(1)式(2)の例の場合、原文と暗号
キーから暗号化アルゴリズムを用いて、暗号文を生成す
る。この暗号キーはイニシャル時は予め決められたデー
タを用い、通信中に所定のシーケンスにより任意に変更
可能とする。
【0036】 F (原文、暗号キー) =暗号文 ……………(5) F′(暗号文、暗号キー)=原文 ……………(6) 暗号化アルゴリズムは式(5)の関数Fで、復号化アル
ゴリズムは式(6)の関数F′で表される。
【0037】暗号化アルゴリズムを非公開とし、さらに
暗号キーを用いることで、解読の難易度を向上すること
ができる。
【0038】暗号の解読の難易度を上げる手法として、
さらに暗号キーを通信中に更新していくことで、暗号の
解読の難易度を上げることができる。そのためには、暗
号キーを変更するための通信プロトコルを定める必要が
ある。例えば、通信エラーが発生する可能性のあること
から、新たな暗号キーを生成した第1のCPUから、暗
号キーを生成しなかった第2のCPUへ暗号キーを伝え
る手順と、暗号キーを生成しなかった第2のCPUから
暗号キーを生成した第1のCPUに暗号キーを受け取っ
たことを通知する手順が必要である。
【0039】本発明では、さらに暗号キーの生成手法に
も工夫をこらし、暗号キーを生成する第1のCPUが暗
号キーを生成するときに、暗号キーを生成しない第2の
CPUからあるデータを受け取り、その受け取ったデー
タを元に暗号キーを生成することで、暗号キー生成のシ
ーケンスを複雑化して暗号キーの解読を困難なものとす
る。例えば、暗号キーを生成しない第2のCPUからの
上記データが各個体の固有の値(例えば、プロセスカー
トリッジの製造番号)であれば、同じアルゴリズムを用
いても生成される暗号キーや暗号化の結果は異なるもの
になるので、解読の難易度を上げる目的に合致し好まし
い。
【0040】(第1の実施形態)本発明の第1の実施形
態は、暗号キーを通信中に更新していく具体例として、
暗号キーの変更をイニシャル時と、通信回数カウンタが
所定回数に達して時点で行う画像形成装置を例示する。
【0041】図3は本発明の第1の実施形態の画像形成
装置の動作手順を示すフローチャートである。本第1の
実施形態と後述の第2の実施形態で用いるハードウエア
の構成は従来例で説明した図1および図2と同様なの
で、その説明は省略する。
【0042】先ず、通信回数カウンタをゼロクリアする
(ステップ301)。続いて、暗号キーを生成する暗号
キー生成シーケンス(2回目からは、暗号キー変更シー
ケンスという)を実施する(ステップ302)。
【0043】次に、通信が行われるか否かをチェックし
(ステップ303)、通信が行われると(S304)、
上記通信回数カウンタを1増加させ(ステップ30
5)、この通信回数カウンタのカウント値と予め定めた
所定値とを比較する(ステップ306)。
【0044】通信回数カウンタが所定値に達していなけ
れば(S307)、ステップ303に戻り、通信が行わ
れることを再度チェックする。
【0045】一方、通信回数カウンタが所定値に達して
いれば(S308)、ステップ301に戻って、通信回
数カウンタをゼロクリアし、ステップ302の暗号キー
変更シーケンスを実施する。
【0046】(第2の実施形態)本発明の第2の実施形
態は、暗号キーを通信中に更新していく他の具体例とし
て、暗号キーの変更をイニシャル時と、プリントジョブ
後の一連の通信が終了した時点で行う画像形成装置を例
示する。
【0047】図4は本発明の第2の実施形態の画像形成
装置の動作手順を示すフローチャートである。
【0048】まず、暗号キー生成シーケンス(2回目か
らは、暗号キー変更シーケンスという)を実施する(ス
テップ401)。
【0049】次に、印刷ジョブの開始を待機し(ステッ
プ402)、印刷ジョブが開始されると(S403)、
感光ドラム101のドラム回転時間や高圧系の電流印加
時間などの印刷データをRAM(図示しない)上に保存
する(ステップ404)とともに、印刷ジョブ終了をチ
ェックする(ステップ405)。
【0050】印刷ジョブが終了すると(S406)、R
AMに保存してある上記一連の印刷データを不揮発性メ
モリ219に保存するための通信を実施する(40
7)。この通信終了時に(S408)、ステップ401
に戻り、暗号キー変更シーケンスを実施する。
【0051】(他の実施の形態)なお、本発明は、複数
の機器(例えば、ホストコンピュータ、インターフェー
ス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステ
ムに適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複
写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0052】また、本発明の目的は、前述した実施の形
態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを
記録した記録媒体(記憶媒体)を、システムあるいは装
置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ
(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプロ
グラムコードを読み出し、実行することによっても、達
成されることは言うまでもない。
【0053】この場合、記録媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現す
ることになり、そのプログラムコードを記録した記録媒
体は本発明を構成することになる。
【0054】そのプログラムコードを記録し、またテー
ブル等の変数データを記録する記録媒体としては、例え
ばフロッピディスク(FD)、ハードディスク、光ディ
スク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気
テープ、不揮発性のメモリカード(ICメモリカー
ド)、ROMなどを用いことができる。
【0055】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述の実施の形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づいて、コンピュータ上で稼動しているOS(オ
ペレーティングシステム)などが実際の処理の一部また
は全部を行ない、その処理によって前述した実施の形態
の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもな
い。
【0056】
【発明の効果】以上説明するように、本発明によれば、
原文と暗号キーとを用いて暗号文を生成することで、プ
ロセスカートリッジに設けられた不揮発性メモリへの書
き込み/読み出しを制御するサブCPUと、プリンタ本
体の動作を制御するメインCPUとの間で、単純かつあ
る程度の解読の難易度を持つ暗号化アルゴリズムを用い
た暗号により通信を行うことができる。
【0057】また、本発明によれば、暗号キー変更シー
ケンスを定期的に実施することによって、暗号解読の難
易度を上げることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に適用可能な従来のレーザプ
リンタの概略断面構造を示す模式図である。
【図2】本発明の実施形態に適用可能な従来のレーザプ
リンタの回路構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態の動作手順をしめすフ
ローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態の動作手順を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
101 感光ドラム(静電潜像担持体) 102 帯電ローラ 103 光ビーム 104 半導体レーザ 105 スキャナ 106 光学レンズ 107 現像器 108 転写ローラ 109 用紙カセット 110 給紙ローラ 111 レジストローラ 112 レジスト紙有無検知センサ112 113 定着ローラ 114 加圧ローラ 115 排紙紙有無検知センサ 116 排紙ローラ 201 ホストコンピュータ 202 通信回線 203 コントローラ 204 プリンタ制御部 205 オペレーションパネル 206 搬送系駆動部 207 高圧系駆動部 208 光学系駆動部 209 定着ヒータ制御部 210 センサ入力部 211 各種モータ 212 各種ローラ 213 帯電器 214 現像器 215 転写器 216 定着ヒータ 217 コマンド 218 ステータス 219 不揮発性メモリ 220 SubCPU(サブ中央演算処理装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/44 H04L 9/00 621A Fターム(参考) 2C061 AQ06 CL10 HH01 HJ10 HK11 HK23 HN15 2H027 DA39 DA41 EJ03 EJ04 EJ08 HB02 HB15 HB17 5B021 AA01 BB00 BB09 NN00 NN18 5C075 CD09 EE03 FF09 5J104 AA01 AA16 AA34 EA04 EA15 NA02 NA41

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光ドラム、帯電器、現像器、トナー容
    器を備え、またはその一部を備えて、画像形成装置本体
    に着脱可能に装着して使用されるプロセスカートリッジ
    と、 該プロセスカートリッジに設けた使用履歴、プロセス条
    件等のデータを記録するための不揮発性メモリと、 該不揮発性メモリに書き込み/読み出しを行う制御手段
    と、 該制御手段と画像形成装置本体の制御部間の通信内容を
    暗号化する暗号化手段とを有し、 該暗号化手段の暗号化アルゴリズムが、原文と暗号キー
    とを用いて暗号文を生成するように構成されていること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記暗号キーを、通信中の任意のタイミン
    グで所定のシーケンスを実施することにより変更するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記暗号キーの変更をイニシャル時と、
    通信回数カウンタが所定回数に達した時点で行うことを
    特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記暗号キーの変更をイニシャル時と、
    プリントジョブ後の一連の通信が終了した時点で行うこ
    とを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記暗号化手段は、前記暗号キーの生成
    時に、暗号キーを生成しない前記制御手段からのデータ
    を元に前記暗号キーを生成することを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段からのデータは前記プロセ
    スカートリッジの各個体の固有の値であることを特徴と
    する請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 感光ドラム、帯電器、現像器、トナー容
    器を備え、またはその一部を備えて、画像形成装置本体
    に着脱可能に装着して使用されるプロセスカートリッジ
    と、該プロセスカートリッジに設けた使用履歴、プロセ
    ス条件等のデータを記録するための不揮発性メモリと、
    該不揮発性メモリに書き込み/読み出しを行う制御手段
    とを有する画像形成装置において、 前記制御手段と画像形成装置本体の制御部間の通信内容
    を暗号化する暗号化ステップを有し、該暗号化ステップ
    において原文と暗号キーとを用いて暗号文を生成するこ
    とを特徴とする画像形成方法。
  8. 【請求項8】 前記暗号化ステップにおいて、前記暗号
    キーを、通信中の任意のタイミングで所定のシーケンス
    を実施することにより変更することを特徴とする請求項
    7に記載の画像形成方法。
  9. 【請求項9】 前記暗号化ステップにおいて、前記暗号
    キーの変更をイニシャル時と、通信回数カウンタが所定
    回数に達した時点で行うことを特徴とする請求項8に記
    載の画像形成方法。
  10. 【請求項10】 前記暗号化ステップにおいて、前記暗
    号キーの変更をイニシャル時と、プリントジョブ後の一
    連の通信が終了した時点で行うことを特徴とする請求項
    8に記載の画像形成方法。
  11. 【請求項11】 前記暗号化ステップでは、前記暗号キ
    ーの生成時に、暗号キーを生成しない前記制御手段から
    のデータを元に前記暗号キーを生成することを特徴とす
    る請求項7ないし10のいずれかに記載の画像形成方
    法。
  12. 【請求項12】 前記制御手段からのデータは前記プロ
    セスカートリッジの各個体の固有の値であることを特徴
    とする請求項11に記載の画像形成方法。
  13. 【請求項13】 感光ドラム、帯電器、現像器、トナー
    容器を備え、またはその一部を備えて、画像形成装置本
    体に着脱可能に装着して使用されるプロセスカートリッ
    ジと、該プロセスカートリッジに設けた使用履歴、プロ
    セス条件等のデータを記録するための不揮発性メモリ
    と、該不揮発性メモリに書き込み/読み出しを行う制御
    手段とを有する画像形成装置をコンピュータにより制御
    するプログラムを記録した記録媒体であって、該プログ
    ラムはコンピュータに対し、 前記制御手段と画像形成装置本体の制御部間の通信内容
    を暗号化させる際に、原文と暗号キーとを用いて暗号文
    を生成させ、 かつ前記暗号キーを、通信中の任意のタイミングで所定
    のシーケンスを実施することにより変更させることを特
    徴とする画像形成プログラムを記録した記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記プログラムはコンピュータに対
    し、 前記暗号キーの変更をイニシャル時と、通信回数カウン
    タが所定回数に達した時点で行わせることを特徴とする
    請求項13に記載の画像形成プログラムを記録した記録
    媒体。
  15. 【請求項15】 前記プログラムはコンピュータに対
    し、 前記暗号キーの変更をイニシャル時と、プリントジョブ
    後の一連の通信が終了した時点で行わせることを特徴と
    す請求項13に記載の画像形成プログラムを記録した記
    録媒体。
  16. 【請求項16】 前記プログラムはコンピュータに対
    し、 前記暗号キーの生成時に、暗号キーを生成しない前記制
    御手段からのデータを元に前記暗号キーを生成させるこ
    とを特徴とする請求項13ないし15のいずれかに記載
    の画像形成プログラムを記録した記録媒体。
  17. 【請求項17】 前記制御手段からのデータは前記プロ
    セスカートリッジの各個体の固有の値であることを特徴
    とする請求項16に記載の画像形成プログラムを記録し
    た記録媒体。
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