JP2002007750A - 商品販売システム - Google Patents

商品販売システム

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JP2002007750A
JP2002007750A JP2000197862A JP2000197862A JP2002007750A JP 2002007750 A JP2002007750 A JP 2002007750A JP 2000197862 A JP2000197862 A JP 2000197862A JP 2000197862 A JP2000197862 A JP 2000197862A JP 2002007750 A JP2002007750 A JP 2002007750A
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Makoto Katagishi
片岸  誠
Yoshiaki Mikami
佳朗 三上
Kenji Sano
賢治 佐野
Teruo Fujii
輝雄 藤井
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
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  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】携帯端末を使って購入前に商品の一部を試聴あ
るいは商品情報を確認可能で、購入手続きも同一端末で
行う販売システムを提供する。 【解決手段】顧客がサーバに商品識別コードを送信する
ことにより商品に関連した情報を取得してこの情報を参
照することができ、顧客が商品の購入を決定する際には
携帯端末よりサーバに商品識別コードおよび顧客IDを
送信すると商品が準備され、顧客がさらにサーバに顧客
IDを送信することにより課金処理が行われて商品を受
取ることができる商品販売システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は販売に先立って商品
情報を顧客に提供し、顧客がその情報に基づいて携帯端
末を介して購入手続をする商品販売システム、およびこ
れに用いる携帯端末に関する。
【0002】
【従来の技術】商品の関連情報を顧客に伝えたり、音楽
関連商品を顧客が試聴できるようなシステムは、店舗に
固定設置された端末によってすでに実現されている。端
末は、例えば図17に示すように、商品に関連した情報
を記憶する商品情報データベース、商品を選択する時に
用いる商品識別コードのデータベース、顧客が操作する
ための操作装置、商品情報の内容を確認(試聴の場合に
は再生)することができる商品情報再生/表示装置等か
ら構成される。例えば音楽CD販売店の場合、新譜や話
題曲を端末の商品情報データベースに記憶させておき、
顧客がその端末を操作することで所望の曲を試聴するこ
とができる。
【0003】また、携帯端末を利用し商品情報を顧客に
伝えるシステムとして、例えば特開平11−41170
に示されるように、ショッピング情報データベースに接
続された無線基地局よりショッピングエリア内の存在す
る携帯端末に対して対応エリアのショッピング情報を送
信するものがある。これは、対応エリアで扱っている種
々の商品情報が広告チラシのように携帯端末に送られて
くるものである。端末使用者が受信した商品情報の中か
ら特定の商品の詳細情報を知りたい場合は、再度無線基
地局を介してショッピング情報データベースに接続して
詳細情報を取得することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、商品
情報を顧客が試聴したり確認したりできるのは端末設置
場所に限られる上、一度に利用できる人数は端末あたり
1名程度に限られている。このような制約を改善するも
のとして、前述のショッピング情報を端末に送信するシ
ステムが提案されているが、広範囲の商品情報を一度に
得られる有効性はある一方、端末利用者が必要な情報を
得るためには、広告データより該当商品を選択し再度デ
ータベースに接続しなければならず、操作が瀕雑にな
る。
【0005】本発明の目的は、携帯端末を所有する顧客
に商品購入前に商品情報を携帯端末を介して提供し、顧
客の購買心を高めるとともに、設備投資が少なくて済む
商品販売システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、顧客が商品を購入する前に顧客の携帯端
末に商品に関連した情報の少なくとも一部を送信するこ
とにより顧客が商品を確認可能な商品販売システムであ
って、顧客に商品に関連した第1の情報を提供し、この
第1の情報により特定された商品の情報を含む第2の情
報を顧客が要求したときに顧客の携帯端末に第2の情報
を送信し、顧客の携帯端末から商品の購入希望要求を受
けたときに第1の情報で特定される商品の受け渡しを準
備し、顧客が予め設定した口座に対する課金手続を行
い、上記商品を顧客に受け渡すことを特徴とするもので
ある。
【0007】好ましい実施態様においては、第1の情報
を顧客の携帯端末に伝達する第1の手段と、顧客の携帯
端末に第2の情報を送信する第2の手段とを備え、第1
の情報は商品の識別コードであり、第2の手段は識別コ
ードにより特定される商品を紹介する情報を第2の情報
として顧客の携帯端末に送信することを特徴とする。
【0008】好ましい他の実施態様においては、顧客の
携帯端末に第2の情報を送信する第2の手段とを備え、
第2の手段は第2の情報を送信後に顧客から商品の購入
希望要求を受けるときに顧客IDと上記第1の情報を顧
客の携帯端末から受信し、顧客IDから口座を識別して
課金手続を行うことを特徴とするものである。
【0009】さらに好ましい実施態様においては、商品
は視聴覚データが記録された記録媒体であり、第2の情
報はこの記録媒体に記録されたデータの少なくとも一部
を表すものであることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図16により説明する。本実施の形態は、記録媒体に
記録された視聴覚ソフトウェアの販売に本発明を適用し
たものであり、具体的には音が記録されたコンパクトデ
ィスク(以下CD)の販売に本発明を適用した場合につ
いて説明する。本実施の形態では顧客の所有する携帯端
末は携帯電話機110であり、キャリア(電気通信事業
者)に電話番号が登録されており、所有者(顧客)が金
融機関(郵便局、銀行、信用金庫、労働金庫等)に開設
している口座に電話料金またはデータ通信の利用料金、
あるいはその他サービスの料金等が課金されるようにな
っている。また、この携帯電話機110は基地局との無
線通信機能に加え、携帯電話機110の近隣(10m以
下)にある装置との間で無線通信によりデータのやりと
りあるいは装置の制御ができる機能を有している。この
機能としては、例えばブルートゥース(Bluetoo
th)と呼ばれる2.4GHzの無線LAN(Loca
l AreaNetwork)を用いて通信を行う機能
が用いられる。また、携帯電話機110は顧客または課
金先を特定する顧客IDを格納する手段111、操作手
段115、製品に関する情報を再生したり表示したりで
きる商品情報再生/表示手段113、商品サンプルに付
けられた商品コードを取得して格納する商品コード取得
手段112を有する。
【0011】本実施の形態では、商品を販売する販売業
者の店舗には、商品サンプルの陳列場所が設けられ、陳
列されたサンプルには商品を特定するための商品コード
121がつけられる。さらに、店舗には商品コードおよ
び商品情報のデータベースが記憶されるサーバ130
と、商品を保管する保管場所としての倉庫140と、顧
客に商品の受渡しをする受渡し場所としての商品受渡所
150が設けられる。また、販売業者は商品の代金を受
け取るための口座を金融機関に開設している。さらに販
売業者は顧客から商品の代金を徴収するための決済機関
160と提携している。この決済機関160はクレジッ
ト会社、あるいは銀行等の金融機関であり、顧客の口座
から商品の代金を引き落として販売業者の口座に入金す
る。
【0012】この店舗内で本実施の形態における商品販
売システムを用いて商品を購入するためには、商品購入
前に顧客の携帯電話機110に取引用のソフトウェアが
ロードされていることが必要である。このソフトウェア
は店頭でのダウンロードあるいは基地局を介してのダウ
ンロードにより顧客が入手して携帯電話機110内に格
納できるようにしておく。このダウンロードは毎回行う
必要はなく、最初の取引(商品購入)の前に1回行って
おけばよい。販売業者は顧客がソフトウェアをダウンロ
ードするときに、顧客に住所、氏名、電話番号、メール
アドレス等の顧客情報、および商品代金を引き落とすべ
き口座を入力させる。このとき販売業者は顧客の年齢、
性別、職業、趣味、好きなCDのジャンル等も入力して
もらい、これらの情報をもとに郵送、宅配便または電子
メール等で顧客に新商品情報、セールの情報を送り、来
店を促すようにしてもよい。また、顧客の特定および課
金先の特定ができるよう、顧客IDの登録を行う。この
顧客IDは例えばキャリアに登録された電話番号、顧客
が決めた番号あるいは会員番号等の販売業者が顧客に付
与した番号を用いることができる。顧客が決めた番号は
暗証番号として用いてもよい。すなわち、顧客IDが判
明すればこのIDから顧客の口座を識別できるようにな
る。このソフトウェアをロードすることにより、顧客は
携帯電話機を使って購入前に商品の一部を試聴あるいは
商品に関連した情報を確認した上で商品の購入をするこ
とが可能である。
【0013】具体的なシステムを図1により説明する。
この例は、商品としてCDを販売する商品販売システム
である。このCDは音が録音されたものであり、顧客は
顧客が所有する携帯電話機116で試聴したり製品情報
提供を受けたりすることができる。音が録音されたCD
とは、歌や演奏等の音楽が録音されたCD、落語、講
談、朗読あるいは英会話等主として人の声が録音された
CD、自然音、機械の音、人工的な音あるいは効果音が
録音されたCDを含む。販売業者の店舗には、商品サン
プル120の陳列場所が設けられ、陳列された商品サン
プル120には各々の商品に対応した商品コード121
がつけられる。以降の取引で商品はこの商品コード12
1により特定される。本実施の形態では陳列場所には送
信機(図示せず)が設けられ、この送信機は商品コード
121のデータを携帯電話機110に送信する。この商
品コード121は携帯電話機110のメモリ内のエリア
112に格納される。さらに、店舗にはサーバ130
と、商品141を保管する保管場所としての倉庫140
と、顧客に商品の受渡しをする受渡し場所としての商品
受取所150が設けられる。サーバ130には、携帯電
話機110と通信するための無線通信手段131に加
え、商品コードのデータベース132、商品に関連した
情報を保存する商品情報データベース133、倉庫に保
管されている商品在庫の情報を保存する在庫データベー
ス134、顧客情報を保存する顧客データベース13
6、顧客IDに対応した購入品の情報を格納する購入デ
ータテーブル135をもつ。
【0014】携帯電話機110とサーバ130とは2.
4GHzの無線LAN101により双方向通信が可能で
ある。顧客は陳列場所から商品コード121を入手して
携帯電話機110に記憶させ、サーバ130に商品コー
ド121と顧客ID111を送信すると、サーバ130
から商品コード121に対応した商品情報が携帯電話機
110に送信される。本実施例ではこの商品情報はCD
に録音された音の一部であり、これにより顧客はCDの
試聴をすることができる。歌や演奏等のCDあるいは落
語、講談、朗読等のCDでは一番初めの部分、または有
名な部分やさわりの部分、英会話等の語学用CDではそ
のCDを特徴づける代表的な部分、自然音、機械の音、
人工的な音あるいは効果音等のような連続的な音または
繰り返し的な音が録音されたCDではその中の数分間の
部分を、それぞれ録音された音の一部として試聴するこ
とができる。試聴の結果、顧客がCDを買おうとする場
合には、顧客は携帯電話機110に設けられたファンク
ションキー(ソフトキー)あるいは番号入力キー等のう
ちで、取引用のソフトウェアにより商品購入キーとして
割り当てられたキーを操作することにより携帯電話11
0から無線LAN101を介してサーバ130に商品の
購入希望要求が伝達される。
【0015】店舗にはサーバ130にローカルエリアネ
ットワーク(LAN)103を介して接続された倉庫1
40と商品受取所150が設けられている。携帯端末1
10および商品受取所150間は無線LAN102によ
り、携帯端末110およびサーバ130間と同様に、互
いに通信可能に構成される。これらの無線LAN10
1、102は、例えば社団法人電波産業会で策定する第
二世代小電力データ通信システム/ワイヤレスLANシ
ステム(ARIB STD−T66)に準拠したもので
も良い。
【0016】携帯電話機110の商品コード取得手段1
12は、上記のような無線通信を用いたものに限ること
なく、商品に付けたコード番号を、顧客が携帯端末の番
号入力手段で入力してもよい。また、商品にバーコード
を付けてバーコード入力手段を携帯端末に付けておいて
もよい。また、光通信を利用したものでもよい。さらに
は、商品コードを非接触で情報がとりだせるICに記憶
させておいて、このICを商品に付けておいてもよい。
この時、携帯端末はこのICからの情報を取り出せるよ
うな手段を設けておけばよい。このICは、取外しがで
きるようにしておき、違う商品にとりつけたときは、商
品コードさえ書き換えれば再使用可能にしておいてもよ
い。
【0017】顧客が商品の購入を決定して携帯電話機1
10よりサーバ130に購入希望要求と顧客ID111
および商品コード121を伝えると、サーバ130は商
品141を倉庫140から出庫し商品受取所150で保
管するよう指示する。商品受取所150は携帯電話機1
10と通信を行うための無線通信手段151を備えてい
る。顧客は商品受取所150へ行き、携帯電話機110
より商品受取所150へ顧客ID111を伝える。この
顧客ID111はLAN103を介してサーバ130に
も伝えられる。これによりサーバ130が固定回線網1
04を介して決済機関160との間で購入額の決済処理
を行い、決済処理が完了した後に商品受取所150が顧
客に商品受け渡しを行う。なお、サーバ130、商品受
け渡し所150、倉庫140は同一フロア内で互いに近
接して設けられていてもよい。
【0018】次に図2〜図5を用いて、本発明のシステ
ムの処理手順を説明する。図2は携帯電話機110にお
ける処理手順を示すシーケンス図である。まず、図2に
示すように、第1の手順として、顧客が情報を確認ある
いは試聴したい商品サンプルの商品コードを任意の操作
によって携帯電話機110に取得させる(ステップ20
1)。こうすることで、顧客は商品サンプルを確認した
上で商品情報が必要な対象のみを選択することができ、
後で検索等の煩わしい操作を行わなくとも済むため利便
性が向上する。次に、第2の手順として、顧客がこの商
品に関する情報を確認あるいは試聴するかしないかの判
断を行う(ステップ202)。顧客がこの商品に関する
情報を確認あるいは試聴する場合は製品情報確認処理を
行う(ステップ203)。顧客がこの商品情報を確認し
ない場合は、製品情報確認処理を行なわずに次の手順
(第3の手順)に進む。
【0019】ここで、製品情報確認処理は、例えば図3
に示すような処理で良い。すなわち、顧客が携帯電話機
110に取引用ソフトウェアで予め定められた操作をす
ることにより、携帯電話機110はサーバ130に商品
コード121と顧客ID111を送信する(ステップ3
01)。商品コード121と顧客ID111は無線通信
路101を介して送信され(ステップ302)、これを
受信したサーバ130は該当商品の商品情報を商品情報
データベースより選択する(ステップ303)。サーバ
130は選択した商品情報及び顧客IDを無線回線を介
して送信する(ステップ304)。携帯電話機110は
これを受信し(ステップ305)、この携帯電話機11
0が保持している顧客IDとサーバ130より送られて
きた顧客IDとが一致しているか判断する(ステップ3
06)。携帯電話機110に保持されている顧客IDと
サーバ130より送られてきた顧客IDとが一致した場
合には、携帯電話機110は商品情報の確認処理(試聴
や情報の表示)を行う(308)。ステップ306で顧
客IDが一致しなかった場合は、携帯電話機110はサ
ーバ130より送られてきた製品情報を破棄する(ステ
ップ307)。
【0020】次に、第3の手順として、顧客がこの商品
を購入するかどうかを判断する(ステップ204)。顧
客がこの商品を購入する場合は購入処理(ステップ20
5)を行い、購入しない場合はステップ201に戻る。
購入処理(ステップ205)では例えば図4に示すよう
な処理が行われる。。すなわち、顧客が携帯端末に予め
定められた操作をすることにより、携帯端末がサーバ1
30に購入コマンドと商品コード及び顧客IDを送信す
る(ステップ401)。サーバ130は無線通信路を介
してこれを受信し(ステップ402)、次に該当商品の
在庫を在庫データベースを検索して確認する(ステップ
403)。これにより販売可能か判断を行い(ステップ
404)、在庫無しの場合はサーバ130は携帯電話機
110にその旨を通知する処理を行い(ステップ40
5)、この通知は無線通信路を介して携帯電話機110
に送信される(ステップ406)。ステップ404で在
庫が有って販売可能である場合、サーバ130は該当商
品の商品コード及び顧客IDを購入データテーブルに追
加登録し(ステップ407)、購入手続きが完了の報知
処理を行う(ステップ408)。この購入手続完了報知
は無線通信路を介して携帯電話機110に送信される
(ステップ409)。携帯電話機110はステップ40
1の後に在庫無し通知の有無を判断する(ステップ41
5)。ステップ406で在庫無しが受信されると、携帯
電話機110は購入取消しを行い(ステップ416)、
購入処理を終了する。ステップ409で購入手続完了報
知が送信されるとステップ415は在庫無し通知がない
のでステップ417に進む。ステップ417では購入手
続が完了したかの判断が行われ、購入手続が完了してい
ると携帯電話機110は顧客に購入手続きが完了したこ
とを報知する処理を行う(ステップ418)。ステップ
417で手続が完了していないと判断されると処理はス
テップ401の後に戻る。一方、サーバ130はステッ
プ408で携帯電話機110に購入手続の完了を通知し
た後、倉庫に対し該当商品の出庫指示を出し(ステップ
410)、これを倉庫に伝達する(ステップ411)。
これにより倉庫は商品の出庫を行い(ステップ41
2)、この商品を商品受取所に運ぶ指示を出す(ステッ
プ413)。商品受取所は、倉庫より運ばれた商品を保
管する(ステップ414)。ステップ412からステッ
プ414は産業用ロボットや搬送装置等の自動機によっ
て行ってもよく、また、店員等の人手によって行っても
よい。
【0021】最後に、図2で、第4の手順として、ステ
ップ205の購入処理の後で顧客が購入品を受取るかの
判断が行われる(ステップ206)。顧客が購入品を受
取る場合は決済・受取処理を行い(ステップ207)、
顧客がまだ他に購入品があるとき等購入品受取を後で行
う場合には、開始に戻る。決済・受取処理(ステップ2
07)は、例えば図5に示すような処理が行われる。す
なわち、顧客が商品受取所にて携帯携帯電話機110に
予め定められた操作をすることにより、携帯電話機11
0が商品受取コマンド及び顧客IDの送信処理を行い
(ステップ501)、商品受取所は無線通信路を介して
送信された商品受取コマンド及び顧客IDを受信し(ス
テップ502)、受信した商品受取コマンド及び顧客I
Dのサーバへの転送処理を行う(ステップ503)。サ
ーバは転送されたこれらの情報を受信し(ステップ50
4)、該当顧客IDに対応した購入品を購入データテー
ブルを検索することにより選択して集計し(ステップ5
05)、購入合計金額と該当顧客IDの決済機関への送
信処理を行う(ステップ506)。決済機関は固定回線
網を介して購入合計金額と顧客IDを受信し(ステップ
507)、該当顧客への決済処理を行う(ステップ50
8)。その後、決済完了通知及び該当顧客IDのサーバ
への送信処理を行う(ステップ509)。サーバは固定
回線網を介して決済機関からの決済完了通知を受信し
(ステップ510)、商品引取所に対し商品引き渡し許
可及び該当顧客IDを送信する(ステップ511)。商
品受取所は商品引き渡し許可及び該当顧客IDを受信し
(ステップ512)、顧客IDが一致したことを確認し
て顧客に商品を引き渡す(ステップ513)。
【0022】上記のごとく本実施の形態では、顧客が携
帯端末に対し予め定められた操作を行うことにより商品
コードを携帯端末に取得させた(第1の手順)後、顧客
が商品に関連した情報を取得する際(第2の手順)には
携帯端末よりサーバに商品コードを送信し、顧客が商品
の購入を決定する際(第3の手順)には携帯端末よりサ
ーバに商品識別コードおよび顧客IDを送信し、顧客が
購入済商品を受取る際(第4の手順)には携帯端末より
サーバに顧客IDを送信することにより取引が行われ
る。
【0023】このような取引の場合、セキュリティの検
討が必要な場合がある。例えば、携帯電話機を所有者以
外の他人(家族を除く)が用いて取引が行われた場合、
商品は他人の手に渡り、代金は所有者に請求されること
になり、所有者が損害を被ることになる。このような損
害を防止するため、暗証番号を最初の取引の前にサーバ
に登録しておき、顧客IDに加えて暗証番号を携帯電話
機110から入力してサーバ130に送信するようにし
てもよい。これにより、取引の際に本人認証が行われ、
セキュリティが向上する。ただし、取引を行う毎に暗証
番号を入力するのは安全ではあるが顧客にとっては手間
のかかることである。そのため、取引金額が予め定めら
れた額を超える場合(例えば1万円を超える場合)だけ
暗証番号を入力するようにしてもよい。すなわち、取引
金額が高額な場合にだけ暗証番号を入力することによ
り、利便性を保てるとともに万一他人に悪用されても損
害額を抑えられる。
【0024】これにより、試聴あるいは商品情報の確認
を顧客の携帯電話機110で行うことができるため、複
数の顧客が各自の携帯電話機を用いて同時に試聴するこ
とができるという利点がある。また、商品コードを取得
することにより、顧客が興味を持った商品の情報のみ選
択的に得られる上、店舗内の電波の届く範囲であれば試
聴する場所に制約がなくなるために利便性が向上する。
さらに、商品が気に入れば顧客が端末操作により自動的
に且つ即座に購入手続きが完了でき、優れた使い勝手に
加え、店舗側の商品集計処理を軽減することができる。
【0025】また、携帯端末として携帯電話機を用いる
ことにより、2.4GHzの無線LAN機能を無線通信
手段として、番号入力キーあるいはファンクションキー
を操作手段として、スピーカまたはイヤホンを商品情報
再生手段として、液晶表示画面を表示手段として、メモ
リを顧客IDの格納手段および取得した商品コードの格
納手段としてそれぞれ用いることができ、商品購入のた
めに顧客がわざわざ専用の装置を買わなくて済み、好都
合である。なお、携帯端末は携帯電話機に限ることな
く、無線通信手段、操作手段、商品情報再生手段、表示
手段、顧客IDの格納手段および取得した商品コードの
格納手段となるものを有していれば、モバイル端末等の
携帯端末であってもよい。また、販売業者側としても、
取引用のソフトウェアを用意することにより顧客が所有
している携帯端末を店舗内での商品購入用の端末として
利用することができ、設備投資が少なくて済む。
【0026】本実施の形態における表示手段の表示画面
の例を図6、図7により説明する。図6はCDの試聴・
販売時における表示の一例を示す図である。携帯端末の
表示手段の表示画面には、商品コードを取得した曲名や
アルバム名等を示すタイトル欄601、試聴の開始ボタ
ン602、停止ボタン603、購入コマンドボタン60
4、商品の購入点数欄606、合計購入金額欄607が
表示される。タイトル欄601には画面の大きさの許す
範囲で商品コードを取得した複数のタイトル(例えば曲
名)が同時に表示される。図6では同時に3つのタイト
ルを表示した例を示している。このタイトル欄をスクロ
ール可能にしておけばより多くの曲の商品コード取得が
可能となる。試聴を行うにはファンクションキーにより
タイトル選択モードにして、カーソルキーまたは番号入
力キーで希望のタイトルを選び、開始ボタン602に割
り当てられた入力キー(例えば*)を押下する。試聴す
るために再生しているタイトルは反転表示あるいは表示
の色を変える等他のタイトルと異なる表示601として
いる。試聴を停止するには停止ボタン603に割り当て
られた入力キー(例えば0)を押下する。商品(CD)
を購入するにはタイトルが選択された状態で購入コマン
ドボタンに割り当てられた入力キー(例えば#)を押下
する。商品を購入すると購入欄に購入済みを示す記号
(本実施の形態では「レ」)605が表示され、購入点
数欄606に購入点数が表示され、購入金額欄607に
購入金額が表示される。
【0027】商品情報を表示画面に表示する例を図7に
より説明する。この例は、CDで試聴の代わりに商品情
報(例えば演奏家あるいは歌手の紹介等)を表示した
り、あるいはこのシステムで販売される商品の情報を表
示する例である。携帯端末の表示手段の表示画面には、
商品コードを取得した商品名等を示すタイトル欄70
1、情報表示ボタン702、購入コマンドボタン70
3、商品の購入点数欄705、合計購入金額欄706、
商品情報表示欄707が表示される。図6の場合と同様
に、タイトル欄701には画面の大きさの許す範囲で商
品コードを取得した複数の商品名が同時に表示される。
情報表示を行うにはファンクションキーによりタイトル
選択モードにして、カーソルキーまたは番号入力キーで
希望のタイトルを選び、情報表示ボタン702に割り当
てられた入力キー(例えば*)を押下する。選択された
タイトルは反転表示あるいは表示の色を変える等他のタ
イトルと異なる表示になる。選択された商品の情報は商
品情報表示欄707に表示される。商品の情報が商品情
報表示欄707に表示できる情報量(文字数、画面サイ
ズ等)より大きいときは画面のスクロールにより全情報
量ヲ表示できるようにしてもよい。商品を購入するには
タイトルが選択された状態で購入コマンドボタン703
に割り当てられた入力キー(例えば#)を押下する。商
品を購入すると購入欄に購入済みを示す記号(本実施の
形態では「レ」)704が表示され、購入点数欄705
に購入点数が表示され、購入金額欄706に購入金額が
表示される。
【0028】本発明の第2の実施の形態を図8〜図9に
より説明する。本実施の形態は、図8に示すように、携
帯端末として携帯電話を用い、決済機関を携帯電話の通
信事業者(以下携帯電話会社)として、商品の代金を電
話の通話料とともに顧客から徴収するようにしたもので
ある。携帯電話に設けた無線通信手段は携帯電話の通信
目的のものとは異なり、第1の実施の携帯と同様に2.
4GHzの無線LANで店舗内のサーバ等と交信を行う
ものである。顧客が所有している携帯電話機116は第
1の実施の形態における携帯端末110と同様な機能を
有し、店舗内の商品サンプル120、サーバ130、商
品受取所150、倉庫140のハードウェア構成はそれ
ぞれ第1の実施の形態のものと同様であるため説明を省
略する。
【0029】本実施の形態における取引の処理手順は、
第1の手順から第3の手順までは第1の実施例と同様で
ある。以下、取引の第4の手順について説明する。本実
施の形態では商品の代金は電話の通話料(以下電話料
金)と併せて携帯電話会社170から徴収される。従っ
て販売業者は携帯電話会社170が徴収した商品の代金
を販売業者の口座に入れるよう予め携帯電話会社170
と契約を結んでおく。また、携帯電話会社170には顧
客IDを格納する顧客DB173と、顧客に課金するた
めの課金DB172が設けられる。第4の手順として、
購入処理の後で顧客が購入品を受取る場合に本システム
は決済・受取処理を行い、顧客がまだ他に購入品がある
とき等購入品受取を後で行う場合には、開始に戻る。本
実施の形態における決済・受取処理を図9に示す。すな
わち、顧客が商品受取所にて携帯端末に予め定められた
操作をすることにより、携帯電話が携帯電話回線を介し
てサーバに接続されて商品受取コマンド及び顧客IDを
サーバに送信する(ステップ514)。このとき顧客I
Dが携帯電話の番号であってもよい。商品受取コマンド
及び該当顧客IDを受信したサーバは該当顧客IDに対
応した購入品を購入データテーブルを検索することによ
り選択して集計し(ステップ517)、購入合計金額と
該当顧客IDを固定回線網を介して携帯電話会社に送信
する(ステップ518)。一方、携帯電話会社170は
顧客から商品受け取りコマンドおよび顧客IDを受信す
ると商品受け取りコマンドがあるか確認する(ステップ
516)。商品受け取りコマンドがあることが確認さ
れ、サーバからの購入合計金額と顧客IDが受信される
(ステップ519)と購入金額の受信を確認する(ステ
ップ520)。購入金額受信が確認されると顧客IDの
確認を行い(ステップ521)、顧客への課金データベ
ースに該当の購入金額を追加(ステップ522)した
後、決済完了通知及び顧客IDをサーバに固定回線網を
介して送信する(ステップ523)。ステップ520で
購入金額受信が確認されないときはステップ519の前
に戻る。また、ステップ516で商品受け取りコマンド
が確認されなかった場合、およびステップ521で顧客
IDが一致しなかった場合はいずれもステップ523の
次に進み、何も処理を行わない。これにより携帯電話会
社は決済機関として機能する。サーバは決済機関からの
決済完了通知を受信し(ステップ524)、商品受取所
に対し商品引き渡し許可及び該当顧客IDを送信する
(ステップ525)。商品受取所は商品引き渡し許可及
び該当顧客IDを受信し(ステップ526)、顧客ID
が一致したことを確認して顧客に商品を引き渡す(ステ
ップ527)。本実施の形態によれば、所有者と課金先
の確定している携帯電話による通信を利用し、携帯電話
会社を顧客の支払い確認機関とすることで、商品の代金
を電話料金とともに顧客の口座から自動引き落としでき
て集金の確実性を向上することができる。一方、顧客側
は購入金額の請求が携帯電話会社に集約できることで、
利便性が向上する。本実施の形態の商品販売システム
は、携帯端末会社あるいはその関連会社が商品の販売業
者となる場合に商品代金を電話料金とともに徴収できて
好都合である。
【0030】本発明の第3の実施の形態を図10、図1
1により説明する。本実施の形態における商品販売シス
テムの処理を図10に示す。これは、第1の実施の形態
中の第2の手順において製品情報確認処理として商品の
在庫確認ができるようにした例である。まず、顧客が携
帯端末に予め定められた操作をすることにより、携帯端
末がサーバに商品コードと顧客IDを無線通信路を介し
て送信し(ステップ301)、サーバはこれを受信する
(ステップ302)。次に、サーバは該当商品の商品情
報を商品情報データベースより選択するとともに在庫情
報を在庫データベースより選択し(ステップ309)、
選択した商品情報、在庫情報及び顧客IDを無線回線を
介して携帯端末に送信する(ステップ310)。携帯端
末はこれを受信し(ステップ311)、携帯端末自体に
保持している顧客IDとサーバより送られてきた顧客I
Dとが一致しているか確認する(ステップ306)。顧
客IDとサーバより送られてきた顧客IDとが一致した
場合、携帯端末は商品情報及びこの在庫情報の確認処理
を行う(ステップ313)。もし顧客IDが一致しなか
った場合は、携帯端末はサーバより送られてきた製品情
報及び在庫情報を破棄する(ステップ313)。次に、
本実施例における携帯端末の表示例を図11に示す。本
実施の形態においても第1の実施の形態と同様に、携帯
端末の表示手段の表示画面には、商品コードを取得した
曲名やアルバム名等を示すタイトル欄601、試聴の開
始ボタン602、停止ボタン603、購入コマンドボタ
ン604、商品の購入点数欄606、合計購入金額欄6
07が表示される。本実施の形態では、これらに加えて
購入欄に在庫情報608が表示される。例えば、曲名1
の在庫がないときには在庫情報は「在庫×」と表示さ
れ、曲名2の在庫が僅少のときには「在庫△」とするよ
うにしたものである。在庫多数の場合には特に表示をし
なくてもよいし、また、「在庫○」と表示してもよい。
本実施例では、商品情報を確認するときに在庫の確認も
できるため、顧客の利便性が向上する。
【0031】本発明の第4の実施の形態を図12により
説明する。図12に示すように、本実施の形態では第2
の実施の形態における商品販売システムで、商品コード
の取得にも2.4GHZの無線LANを用いるようにし
たものである。これにより商品コード取得手段と携帯電
話間、携帯電話とサーバ間、及び携帯電話と商品受取所
間の無線通信を携帯電話側としては同じ無線通信手段を
用いることができる。本実施の形態では商品サンプルあ
るいは商品の陳列箇所に無線通信手段が設けられる。こ
の無線通信手段は、前述の第二世代小電力データ通信シ
ステム/ワイヤレスLANシステム(ARIB STD
−T66)に準拠したものでも良い。本実施例では携帯
端末の商品コード取得手段と無線通信手段とを共用化す
ることにより携帯電話の構成を簡略化することができ
る。
【0032】本発明の第5の実施の形態を図13により
説明する。図13に示すように、本実施の形態では第1
の実施の形態における商品販売システムで、商品コード
の取得にも2.4GHZの無線LANを用いるようにし
たものである。これにより第4の実施の形態同様に、商
品サンプルあるいは商品の陳列箇所に無線通信手段が設
けられ、商品コード取得手段と携帯電話間、携帯電話と
サーバ間、及び携帯電話と商品受取所間の無線通信を携
帯電話側としては同じ無線通信手段を用いることができ
る。本実施の形態においても携帯端末の構成を簡略化す
ることができる。
【0033】図14は本発明に利用可能な携帯電話の構
成図である。携帯電話116は一般の携帯電話と同様
に、無線部2、変復調などを行う信号処理部3、音声符
号化・復号などを行う音声処理部4、制御部7、電話番
号などを表示する表示部9、操作手段115、電話帳や
各種設定を記憶する記憶部8、電話番号や端末識別番号
などの顧客IDを格納する顧客ID格納手段111、商
品コード取得手段112と無線通信手段114を設けて
いる。図15は商品コード取得手段を無線通信手段11
4と共用にした例である。このように、本発明のシステ
ムに利用可能な携帯端末の機能は、携帯電話にもともと
搭載されている機能をかなり共用することができ、少な
い機能ブロックの追加で構成することが可能である。
【0034】本発明の第6の実施の形態を図16により
説明する。本実施の形態は、第1の実施の形態における
処理手順の第2の手順において商品情報の使用条件を追
加した例である。本実施の形態では音楽CDの試聴・販
売システムに本発明を適用したものであり、顧客は試聴
時に音楽CDに録音された曲のうち、少なくとも1曲を
完全に聞くことができる。この場合に、サーバより携帯
端末に送信された商品情報を顧客が永久に利用可能とす
ると、顧客は商品を買わなくともその内容を楽しむこと
ができてしまうため、販売者や著作権者に不利益を与え
ることがある。そのため、本実施の形態では、例えば試
聴や表示回数、経過時間、場所(店舗より出ると利用不
可とする)等の制限を加え、販売者や著作権者の利益を
守るものである。本実施の形態における製品情報確認処
理では、顧客が携帯端末に予め定められた操作をするこ
とにより、携帯端末がサーバに商品コードと顧客IDを
無線通信路を介して送信し(ステップ301)、サーバ
はこれを受信し(ステップ302)、該当商品の商品情
報を商品情報データベースより選択するとともに情報使
用条件を付加し(ステップ309)、選択した商品情
報、情報使用条件及び顧客IDを無線回線を介して携帯
端末に送信する(ステップ310)。携帯端末はこれを
受信し(ステップ311)、携帯端末自体に保持してい
る顧客IDとサーバより送られてきた顧客IDとが一致
しているか確認する(ステップ306)。顧客IDが一
致している場合は、携帯端末は情報使用条件を満足して
いるか判断する(ステップ314)。携帯端末は情報使
用条件満足の場合は商品情報及びこの在庫情報の確認処
理を行い(ステップ313)、もし顧客IDが一致しな
かったり情報使用条件を満足していない場合は、サーバ
より送られてきた製品情報及び在庫情報を破棄する(ス
テップ312)。本実施例では、商品情報に使用制限を
付加することにより、携帯端末に商品情報が不用意に増
えることを防ぎ、また著作権者に不利益を与えることな
く販売することができる。
【0035】以上の実施の形態は音が録音されたCDの
販売システムを例に挙げたが、これに限るものではな
く、音に関するものであれば、アナログレコード、カセ
ットテープ、ミニディスク等の販売システムに本発明を
適用してもよい。また、CD−ROM、DVD、録画済
みのビデオテープ等の販売システムに本発明を適用して
もよい。この場合は、音声の試聴のみならず、画像情報
が携帯端末の表示画面上で見られるようにする。また、
これらのような電子的再生手段を必要とする視聴覚デー
タの記録媒体の販売システムに限ることなく、書籍類の
販売システムに本発明を適用してもよい。この場合には
文字情報または音声情報で書籍の内容の案内がされる。
また、商品の入手は、顧客が希望する場合には宅配便で
発送するようにしてもよい。
【0036】以上の実施例によれば、端末利用者が興味
を持った商品の情報のみ選択的に得られる上、試聴する
場所に制約がなくなるために利便性が向上する。さら
に、商品が気に入れば顧客が端末操作により自動的に且
つ即座に購入手続きが完了でき使い勝手が良いのに加
え、店舗側の商品集計処理を軽減することができる。ま
た、携帯端末を携帯電話と兼用とすることにより、携帯
電話会社を顧客の支払い確認機関とすることで、手続き
の確実性を向上することができる。また、顧客側は購入
金額の請求が携帯電話会社に集約できることで、利便性
が向上する。また、商品情報に使用制限を付加すること
により、携帯端末に商品情報が不用意に増えることを防
ぎ、また著作権保持者に不利益を与えることなく販売す
ることができる。
【0037】また、以上の実施例では、顧客が所有する
携帯端末に最初の取引前に取引用ソフトウェア(プログ
ラム)をロードしておくことにより顧客が所有している
携帯端末を商品購入用の端末として用いることができ
る。販売業者が用意するのはソフトウェアと、それを携
帯端末にダウンロードする装置だけで済む。特に、商売
が繁盛して顧客の数が増加しても、そのために販売業者
が端末の数を多く用意しなくても済む。また、会員制に
して入会金としてダウンロード費用を徴収すれば設備投
資の回収もしやすくなる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、携帯端末を所有する顧
客に商品購入前に商品情報を携帯端末を介して提供し、
顧客の購買心を高められるとともに、顧客が所有する端
末を商品購入用の端末として利用でき、設備投資が少な
くて済む商品販売システムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における商品販売シ
ステムのシステム構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における商品販売シ
ステムの処理手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施の形態における商品販売シ
ステムの製品情報確認処理を示すフローチャートであ
る。
【図4】本発明の第1の実施の形態における商品販売シ
ステムの購入処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施の形態における商品販売シ
ステムの決済・受取処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施の形態における商品販売シ
ステムに用いられる携帯端末の表示画面の一例を示す図
である。
【図7】本発明の第1の実施の形態における商品販売シ
ステムに用いられる携帯端末の表示画面の一例を示す図
である。
【図8】本発明の第2の実施の形態における商品販売シ
ステムのシステム構成図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態における商品販売シ
ステムの決済・受取処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第3の実施の形態における商品販売
システムの製品情報確認処理を示すフローチャートであ
る。
【図11】本発明の第3の実施の形態における商品販売
システムに用いられる携帯端末の表示画面の一例を示す
図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態における商品販売
システムのシステム構成図である。
【図13】本発明の第5の実施の形態における商品販売
システムのシステム構成図である。
【図14】本発明の第1の実施の形態に用いられる携帯
端末として利用可能な携帯電話の一例を示す構成図であ
る。
【図15】本発明の第4の実施の形態に用いられる携帯
端末として利用可能な携帯電話の一例を示す構成図であ
る。
【図16】本発明の第6の実施の形態における商品販売
システムの製品情報確認処理を示すフローチャートであ
る。
【図17】従来の音楽試聴システムに用いられる端末装
置の一例を示す構成図である。
【符号の説明】
1…アンテナ、2…携帯電話用無線部、3…信号処理
部、4…音声処理部、5…スピーカ、6…マイク、7…
制御部、8…記憶部、9…表示部、100…商品コード
伝達経路、101、102、105…無線通信路、10
3…ローカルエリアネットワーク、104…固定回線
網、110…携帯端末、111…顧客ID、112…商
品コード取得手段、113、803…商品情報再生/表
示手段、114、131、151、123…無線通信手
段、115、802…操作手段、116、117、11
8…携帯電話、120…商品サンプル、121…商品識
別コード、130…サーバ、132、804…商品コー
ドデータベース、133、805…商品情報データベー
ス、134…在庫データベース、135…購入データテ
ーブル、136…顧客データベース、140…倉庫、1
41…商品、150…商品受取所、160…決済機関、
170…携帯電話会社、171…携帯電話基地局、17
2…課金データベース、173…顧客データベース、2
01〜207…携帯端末の処理の各ステップ、301〜
314…製品情報確認処理の各ステップ、401〜41
8…購入処理の各ステップ、501〜527…決済・受
取処理の各ステップ、601〜608、701〜707
…携帯端末の表示構成要素、801…情報提供端末、8
02…情報提供端末、801…情報提供端末、801…
情報提供端末、801…情報提供端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 424 G06F 17/60 424 H04Q 7/38 H04B 7/26 109M (72)発明者 佐野 賢治 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 藤井 輝雄 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所デジタルメディア製品事業部 内 Fターム(参考) 5B049 AA06 BB11 CC05 CC08 CC36 FF04 GG03 GG06 5B055 CB09 5K067 AA41 BB04 BB21 DD17 EE02 EE16 GG01 GG11 HH05 HH22 HH24

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】顧客が商品を購入する前にこの顧客が所有
    する携帯端末に商品に関連した情報の少なくとも一部を
    送信することにより上記顧客が商品を確認可能な商品販
    売システムであって、上記携帯端末に商品に関連した第
    1の情報を提供し、この第1の情報により特定された商
    品の情報を含む第2の情報が上記携帯端末から要求され
    たときに上記携帯端末に上記第2の情報を送信し、上記
    携帯端末から商品の購入希望要求を受けたときに上記第
    1の情報で特定される商品の受け渡しを準備し、上記顧
    客が予め設定した口座に対する課金手続を行い、上記商
    品の上記顧客への受け渡し処理を行うことを特徴とする
    商品販売システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の商品販売システムであっ
    て、上記第1の情報を上記携帯端末に伝達する第1の手
    段と、上記携帯端末に上記第2の情報を送信する第2の
    手段とを備え、上記第1の情報は商品の識別コードであ
    り、上記第2の手段は上記識別コードにより特定される
    商品を紹介する情報を上記第2の情報として上記携帯端
    末に送信することを特徴とする商品販売システム。
  3. 【請求項3】請求項1記載の商品販売システムであっ
    て、上記携帯端末に上記第2の情報を送信する第2の手
    段とを備え、上記第2の手段は上記第2の情報を送信後
    に上記顧客から商品の購入希望要求を受けるときに顧客
    IDと上記第1の情報を上記携帯端末から受信し、上記
    顧客IDから上記口座を特定して課金手続を行うことを
    特徴とする商品販売システム。
  4. 【請求項4】上記商品は視聴覚データが記録された記録
    媒体であり、上記第2の情報はこの記録媒体に記録され
    たデータの少なくとも一部を表すものであることを特徴
    とする請求項1記載の商品販売システム。
  5. 【請求項5】携帯端末を使って購入前に商品の一部を試
    聴あるいは商品に関連した情報を確認可能な商品販売シ
    ステムであって、上記携帯端末より製品に関連した情報
    を管理しているサーバに商品識別コードを送信すること
    により上記携帯端末に商品に関連した情報が取得され、
    上記携帯端末より上記サーバに商品識別コードおよび顧
    客IDを送信することにより商品の購入が決定され、上
    記携帯端末より上記サーバに上記顧客IDを送信するこ
    とにより購入が決定された商品の受け渡し処理が行われ
    ることを特徴とする商品販売システム。
  6. 【請求項6】課金先を特定できる顧客IDを持った携帯
    端末を使って購入前に商品に関連した情報を顧客が確認
    可能な商品販売システムであって、商品を特定する商品
    コードのデータベースおよび商品情報のデータベースを
    有するサーバと、上記顧客への商品の受け渡し所と、上
    記サーバと上記受け渡し所と上記携帯端末間の交信を無
    線で行うローカルエリアネットワークを店舗に備え、上
    記サーバは上記携帯端末から上記商品コードを上記ロー
    カルエリアネットワークを介して受信すると上記商品コ
    ードで特定される商品に関連した情報を上記携帯端末に
    送信するよう構成されるとともに、上記顧客の購入希望
    商品の商品コードと上記顧客IDと上記商品の購入希望
    要求を上記携帯端末から上記ローカルエリアネットワー
    クを介して受信すると、決済機関への交信を行って上記
    顧客IDにより特定される課金先に課金処理を行い、上
    記受け渡し所に上記購入希望商品を顧客に受け渡す指令
    を送信するよう構成されたことを特徴とする商品販売シ
    ステム。
  7. 【請求項7】携帯電話回線を介しての通信機能を有する
    とともに課金先を特定できる顧客IDを持った携帯端末
    を使って店舗内で商品に関連した情報の購入前確認また
    は商品の購入が可能な商品販売システムであって、上記
    店舗は、商品を特定する商品コードのデータベースおよ
    び商品情報のデータベースを有するサーバと、上記顧客
    への商品の受け渡し所と、上記サーバと上記受け渡し所
    と上記携帯端末間の交信を無線で行うローカルエリアネ
    ットワークを備え、上記携帯端末は上記携帯電話回線と
    異なる無線通信経路での通信機能を有してこの無線通信
    経路を介して上記ローカルエリアネットワークと接続可
    能に構成され、少なくとも購入希望商品の選定及び上記
    購入希望商品の商品コードと上記顧客IDと上記商品の
    購入希望要求を上記携帯端末から上記ローカルエリアネ
    ットワークを介して上記サーバに送信し、上記顧客ID
    を上記携帯端末から上記携帯電話回線を介して上記サー
    バに送信し、上記サーバは上記携帯電話回線を介して決
    済機関への交信を行って上記顧客IDにより特定される
    課金先に課金処理を行うよう構成されたことを特徴とす
    る商品販売システム。
  8. 【請求項8】課金先を特定できる顧客IDを持った携帯
    端末を使って顧客が商品を購入する前にこの上記携帯端
    末に商品に関連した情報の少なくとも一部をサーバから
    送信することにより上記顧客が商品を確認可能な商品販
    売システムであって、上記顧客がこの商品販売システム
    で最初に商品を購入する前に、商品に関連した第1の情
    報の取り込みと、この第1の情報により特定された商品
    の情報を含む第2の情報の上記サーバからの取り込み
    と、上記サーバへの上記第1の情報と上記顧客IDと商
    品の購入希望要求の送信とを可能とするプログラムが上
    記携帯端末にロードされることを特徴とする商品販売シ
    ステム。
  9. 【請求項9】上記サーバは上記商品の在庫情報を有し、
    上記携帯端末が上記商品コードを上記サーバに伝えたと
    きに上記サーバが上記商品の在庫情報を上記携帯端末に
    送信することを特徴とする請求項5または6記載の商品
    販売システム。
  10. 【請求項10】上記サーバは上記商品に関連した情報に
    使用条件を限定する情報を付加し、上記携帯端末がこの
    限定された使用条件を満たしている場合のみ上記商品に
    関連した情報を再生あるいは表示できるよう構成された
    ことを特徴とする請求項5または6記載の商品販売シス
    テム。
  11. 【請求項11】携帯電話回線を介して基地局への信号の
    送信または基地局からの信号の受信を行う無線部と、こ
    の無線部で扱われる信号の変復調を行う信号処理部と、
    音声信号の符号化または復号化を行う音声処理部と、上
    記無線部と信号処理部と音声処理部を制御する制御部
    と、この制御部で処理されるプログラムまたはデータが
    格納される記憶部と、データまたは処理命令を入力する
    操作手段と、上記制御部への入力情報または上記制御部
    の出力情報を表示する表示手段とを備えた携帯端末装置
    において、上記携帯電話回線と異なる経路を介して無線
    通信を行う無線通信手段と、この携帯端末に付与される
    認識符号を格納する手段と、第三者から送信された制御
    プログラムを格納する手段と、この制御プログラムを実
    行するために必要なデータを格納する手段を備えたこと
    を特徴とする携帯端末装置。
  12. 【請求項12】商品コードのデータベースと、商品情報
    のデータベースと、顧客IDのデータベースと、携帯電
    話回線とは異なる経路を介して携帯端末装置と通信を行
    う無線通信手段を備え、上記携帯端末装置から上記商品
    コードにより特定された上記商品情報が要求されたとき
    に上記携帯端末に上記商品情報を送信し、上記携帯端末
    から商品コードと上記顧客IDと上記商品の購入希望要
    求を受けたときに上記商品コードで特定される商品の受
    け渡しを準備し、上記顧客IDにより特定される口座に
    対する課金手続を行うことを特徴とするサーバ。
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