JP2001346243A - 無線通信端末および無線通信システム - Google Patents

無線通信端末および無線通信システム

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JP2001346243A
JP2001346243A JP2000167414A JP2000167414A JP2001346243A JP 2001346243 A JP2001346243 A JP 2001346243A JP 2000167414 A JP2000167414 A JP 2000167414A JP 2000167414 A JP2000167414 A JP 2000167414A JP 2001346243 A JP2001346243 A JP 2001346243A
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Hiromasa Hayashi
宏昌 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信が途切れることを未然に抑制することを
目的とする。 【解決手段】 携帯電話端末1において、通信チャネル
の切替えを成功すると、チャネル切替履歴タイマを起動
し、通信チャネルの切替えを成功した時点からチャネル
切替履歴タイマの計測時間が経過する以前に、携帯電話
網10から切替先無線チャネル指定のメッセージを受信
すると、通信チャネルの切替えを行わないように構成し
た。通信が途切れない程度の時間をチャネル切替履歴タ
イマの計測時間として設定することにより、通信チャネ
ルの切替えを行うことに起因して通信が途切れることを
未然に抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話端末など
の無線通信端末および上記した無線通信端末と通信網と
を具備した無線通信システムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、電気通信技術の
進歩に伴って、携帯電話端末などの無線通信端末が広く
普及しており、それらの一つとして、社団法人電波産業
会が規格化している規格に準じて、通信網から切替先無
線チャネル指定のメッセージを受信すると、その切替先
無線チャネル指定のメッセージに格納されている情報要
素を解読することにより、通信チャネルの切替えを行う
携帯電話端末が供されている。
【0003】ところで、この場合、携帯電話端末は、通
信網から切替先無線チャネル指定のメッセージを受信し
たことに応じて通信チャネルの切替えを成功した直後で
あっても、通信網から他の切替先無線チャネル指定のメ
ッセージを受信すると、場合によっては、再度、通信チ
ャネルの切替えを行うことになる。しかしながら、これ
では、極めて短い単位時間内に通信チャネルの切替えを
頻繁に行うことになるので、それが原因となって、通信
が途切れてしまう虞があるという問題があり、従来のも
のは、このような点において、使い勝手に劣るものであ
る。
【0004】本発明は、上記した事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、通信が途切れることを未然に
抑制することができ、それによって、使い勝手の向上を
図ることができる無線通信端末および無線通信システム
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の無線通信
端末によれば、制御手段は、通信チャネルの切替えを成
功した時点から所定時間が経過する以前に、通信網から
切替先無線チャネル指定のメッセージを無線手段が受信
すると、通信チャネルの切替えを行わないように構成し
たので、通信が途切れない程度の時間を所定時間として
設定することにより、通信チャネルの切替えを行うこと
に起因して通信が途切れることを未然に抑制することが
でき、これによって、使い勝手の向上を図ることができ
る。
【0006】請求項2記載の無線通信端末によれば、制
御手段は、通信チャネルの切替えを成功した時点から所
定時間が経過する以前に、無線状態報告2のメッセージ
を無線手段により送信させる送信要求が発生すると、無
線状態報告2のメッセージを無線手段により送信させな
いように構成したので、通信網は、無線通信端末で通信
チャネルの切替えを成功した時点から少なくとも所定時
間が経過するまでの間は、無線通信端末から無線状態報
告2のメッセージを受信しなくなり、これに応じて、切
替先無線チャネル指定のメッセージを送信することを抑
制するようになる。
【0007】したがって、通信が途切れない程度の時間
を所定時間として設定することにより、上記した請求項
1に記載したものと同様にして、通信チャネルの切替え
を行うことに起因して通信が途切れることを未然に抑制
することができ、これによって、使い勝手の向上を図る
ことができる。
【0008】請求項3記載の無線通信システムによれ
ば、制御手段は、通信チャネルの切替えを成功した時点
から所定時間が経過する以前に、無線状態報告2のメッ
セージを無線手段により送信させる送信要求が発生する
と、周辺の通信チャネルの受信レベルが自局の通信チャ
ネルの受信レベルよりも大きな値である場合には、周辺
の通信チャネルの受信レベルを自局の通信チャネルの受
信レベルよりも小さな値に変更し、無線状態報告2のメ
ッセージを無線手段により送信させるように構成したの
で、通信網は、無線通信端末で通信チャネルの切替えを
成功した時点から少なくとも所定時間が経過するまでの
間は、無線通信端末から無線状態報告2のメッセージを
受信しても、周辺の通信チャネルの受信レベルが自局の
通信チャネルの受信レベルよりも大きな値であると認識
しなくなり、これに応じて、切替先無線チャネル指定の
メッセージを送信することを抑制するようになる。
【0009】したがって、通信が途切れない程度の時間
を所定時間として設定することにより、上記した請求項
1に記載したものと同様にして、通信チャネルの切替え
を行うことに起因して通信が途切れることを未然に抑制
することができ、これによって、使い勝手の向上を図る
ことができる。
【0010】請求項4記載の無線通信システムによれ
ば、通信網は、無線通信端末における通信チャネルの切
替えを成功した時点から所定時間が経過する以前に、切
替先無線チャネル指定のメッセージを送信する送信要求
が発生すると、切替先無線チャネル指定のメッセージを
送信しないように構成したので、通信が途切れない程度
の時間を所定時間として設定することにより、上記した
請求項1に記載したものと同様にして、通信チャネルの
切替えを行うことに起因して通信が途切れることを未然
に抑制することができ、これによって、使い勝手の向上
を図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明を携帯電話端末に適用した第1実施例について、図1
ないし図5を参照して説明する。まず、図1は、携帯電
話端末の電気的な機能ブロックおよびネットワークの構
成を概略的に示している。携帯電話端末1において、C
PU2(本発明でいう制御手段)は、無線処理を行う無
線回路3(本発明でいう無線手段)、マイクロホン4が
入力する送話音声およびレシーバ5が出力する受話音声
の音声処理を行う音声回路6、通話を開始するための
「通話開始」キー、通話を終了するための「通話終了」
キー、数字「0」〜「9」を入力するための「数字」キ
ーなどの多数のキーを配設してなるキーパッド7、各種
の表示情報を表示するディスプレイ8ならびに各種の記
憶情報を記憶するメモリ9を接続している。
【0012】この場合、携帯電話端末1が携帯電話網1
0(本発明でいう通信網)における基地局11のサービ
スエリア内に位置していると仮定すると、携帯電話端末
1は、通信中においては、社団法人電波産業会が規格化
している無線状態報告2のメッセージを基地局11に送
信する。そして、基地局11は、携帯電話端末1から無
線状態報告2のメッセージを受信すると、その無線状態
報告2のメッセージに格納されている情報要素を解読す
ることにより、社団法人電波産業会が規格化している切
替先無線チャネル指定のメッセージを携帯電話端末1に
送信する。そして、携帯電話端末1は、基地局11から
切替先無線チャネル指定のメッセージを受信すると、そ
の切替先無線チャネル指定のメッセージに格納されてい
る情報要素を解読することにより、通信チャネルの切替
えを行うことが可能となっている。
【0013】次に、上記した構成の作用について、図2
および図5も参照して説明する。携帯電話端末1におい
て、CPU2は、通信チャネルの起動完了を示すイベン
トが発生したことを検出すると(ステップS1)、通信
チャネルの切替えを成功したか否かを判定する(ステッ
プS2)。そして、CPU2は、通信チャネルの切替え
を成功したことを検出すると、ステップS2において
「YES」と判定し、無線回路3を送信制御し、通信チ
ャネルの切替えを成功したことを示す通信チャネル切替
成功のメッセージを基地局11に送信させ(ステップS
3)、チャネル切替履歴タイマを起動させる(ステップ
S4)。尚、この場合、チャネル切替履歴タイマの計測
時間、つまり、チャネル切替履歴タイマがタイムアップ
する値は、少なくとも通信が途切れることのない程度の
時間よりも長い時間であれば良く、例えば10秒であ
る。
【0014】次いで、CPU2は、携帯電話網10から
切替先無線チャネル指定のメッセージを受信したことを
検出すると(ステップS11)、チャネル切替履歴タイ
マを起動中であるか否かを判定する(ステップS1
2)。そして、CPU2は、チャネル切替履歴タイマを
起動中であれば、ステップS12において「YES」と
判定し、受信した切替先無線チャネル指定のメッセージ
を破棄し(ステップS13)、これ以降、通信チャネル
の切替えを行うことはない。
【0015】一方、CPU2は、チャネル切替履歴タイ
マを起動中でなければ、ステップS12において「N
O」と判定し、受信した切替先無線チャネル指定のメッ
セージに格納されている情報要素を解読し(ステップS
14)、これ以降、通信チャネルの切替えを成功する
と、上記した処理を繰返して行う。
【0016】このような制御により、CPU2は、通信
チャネルの切替えを成功した時点から少なくともチャネ
ル切替履歴タイマの計測時間が経過するまでの間は、携
帯電話網10から切替先無線チャネル指定のメッセージ
を受信した場合であっても、通信チャネルの切替えを行
うことがなくなる。尚、図4は、上記した処理の流れを
シーケンス図として示している。
【0017】ところで、この場合、切替先無線チャネル
指定のメッセージを受信した時点でチャネル切替履歴タ
イマを起動中であっても、例外的に、通信チャネルの切
替えを行うように構成することも可能である。
【0018】すなわち、図5に示すように、CPU2
は、携帯電話網10から切替先無線チャネル指定のメッ
セージを受信したことを検出した時点において、チャネ
ル切替履歴タイマを起動中であれば、自局の通信チャネ
ルの受信レベルと基準受信レベルとを比較し、自局の通
信チャネルの受信レベルが基準受信レベルよりも極めて
小さな値である場合に限って、通信チャネルの切替えを
行う。
【0019】このような制御により、CPU2は、通信
チャネルの切替えを成功した時点からチャネル切替履歴
タイマの計測時間が経過する以前であっても、自局の通
信チャネルの受信レベルが基準受信レベルよりも極めて
小さな値であり、つまり、自局の通信チャネルの受信状
態が極めて劣悪であるような場合であれば、例外的に、
通信チャネルの切替えを行う。
【0020】尚、この場合、自局の通信チャネルの受信
レベルと基準受信レベルとを比較する構成に限らず、自
局の通信チャネルの受信品質(例えばビット誤り率(B
ER:Bit Error Rate))と基準受信品質とを比較し、
自局の通信チャネルの受信品質が基準受信品質よりも極
めて劣悪な値である場合に限って、通信チャネルの切替
えを行うように構成することも可能である。
【0021】以上に説明したように第1実施例によれ
ば、携帯電話端末1において、通信チャネルの切替えを
成功した時点からチャネル切替履歴タイマの計測時間が
経過する以前に、携帯電話網10から切替先無線チャネ
ル指定のメッセージを受信すると、通信チャネルの切替
えを行わないように構成したので、通信が途切れない程
度の時間をチャネル切替履歴タイマの計測時間として設
定することにより、通信チャネルの切替えを行うことに
起因して通信が途切れることを未然に抑制することがで
き、これによって、使い勝手の向上を図ることができ
る。
【0022】また、この場合、携帯電話端末1におい
て、通信チャネルの切替えを成功した時点からチャネル
切替履歴タイマの計測時間が経過する以前であっても、
自局の通信チャネルの受信状態や受信品質が極めて劣悪
であるような場合に限って、例外的に、通信チャネルの
切替えを行うように構成すれば、通信が途切れる虞があ
るものの、受信状態や受信品質が極めて劣悪な通信チャ
ネルから他の通信チャネルに速やかに切替えることがで
き、これ以降、切替先の通信チャネルが正常であれば、
通信を良好に行うことができる。
【0023】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
実施例について、図6ないし図8を参照して説明する。
尚、上記した第1実施例と同一部分については説明を省
略し、以下、異なる部分について説明する。この第2実
施例では、携帯電話端末1において、CPU2は、無線
状態報告2のメッセージを送信する送信要求が発生した
ことを検出すると(ステップS21)、チャネル切替履
歴タイマを起動中であるか否かを判定する(ステップ2
2)。そして、CPU2は、チャネル切替履歴タイマを
起動中であれば、ステップS22において「YES」と
判定し、無線状態報告2のメッセージを送信する送信要
求を破棄し(ステップS23)、これ以降、無線状態報
告2のメッセージを基地局11に送信させることはな
い。
【0024】一方、CPU2は、チャネル切替履歴タイ
マを起動中でなければ、ステップS22において「N
O」と判定し、無線回路3を送信制御し、無線状態報告
2のメッセージを基地局11に送信させる。
【0025】このような制御により、CPU2は、通信
チャネルの切替えを成功した時点から少なくともチャネ
ル切替履歴タイマの計測時間が経過するまでの間は、無
線状態報告2のメッセージを送信する送信要求が発生し
た場合であっても、無線状態報告2のメッセージを送信
させることがなくなる。尚、図7は、上記した処理の流
れをシーケンス図として示している。
【0026】ところで、この場合、無線状態報告2のメ
ッセージを送信する送信要求が発生した時点でチャネル
切替履歴タイマを起動中であっても、例外的に、通信チ
ャネルの切替えを行うように構成することも可能であ
る。
【0027】すなわち、図8に示すように、CPU2
は、無線状態報告2のメッセージを送信する送信要求が
発生した時点において、チャネル切替履歴タイマを起動
中であれば、自局の通信チャネルの受信レベルと基準受
信レベルとを比較し、自局の通信チャネルの受信レベル
が基準受信レベルよりも極めて小さな値である場合に限
って、無線回路3を送信制御し、無線状態報告2のメッ
セージを基地局11に送信させる。
【0028】このような制御により、CPU2は、通信
チャネルの切替えを成功した時点からチャネル切替履歴
タイマの計測時間が経過する以前であっても、自局の通
信チャネルの受信レベルが基準受信レベルよりも極めて
小さな値であり、つまり、自局の通信チャネルの受信状
態が極めて劣悪であるような場合であれば、例外的に、
無線状態報告2のメッセージを送信させる。
【0029】尚、この場合も、自局の通信チャネルの受
信レベルと基準受信レベルとを比較する構成に限らず、
自局の通信チャネルの受信品質と基準受信品質とを比較
し、自局の通信チャネルの受信品質が基準受信品質より
も極めて劣悪な値である場合に限って、無線状態報告2
のメッセージを基地局11に送信させるように構成する
ことも可能である。
【0030】以上に説明したように第2実施例によれ
ば、携帯電話端末1において、通信チャネルの切替えを
成功した時点からチャネル切替履歴タイマの計測時間が
経過する以前に、無線状態報告2のメッセージを送信す
る送信要求が発生すると、無線状態報告2のメッセージ
を送信しないように構成したので、携帯電話網10は、
携帯電話端末1で通信チャネルの切替えを成功した時点
から少なくともチャネル切替履歴タイマの計測時間が経
過するまでの間は、携帯電話端末1から無線状態報告2
のメッセージを受信しなくなり、これに応じて、切替先
無線チャネル指定のメッセージを送信することを抑制す
るようになる。
【0031】したがって、通信が途切れない程度の時間
をチャネル切替履歴タイマの計測時間として設定するこ
とにより、上記した第1実施例と同様にして、通信チャ
ネルの切替えを行うことに起因して通信が途切れること
を未然に抑制することができ、これによって、使い勝手
の向上を図ることができる。
【0032】また、この場合も、携帯電話端末1におい
て、通信チャネルの切替えを成功した時点からチャネル
切替履歴タイマの計測時間が経過する以前であっても、
自局の通信チャネルの受信状態や受信品質が極めて劣悪
であるような場合に限って、例外的に、無線状態報告2
のメッセージを送信するように構成すれば、通信が途切
れる虞があるものの、受信状態や受信品質が極めて劣悪
な通信チャネルから他の通信チャネルに速やかに切替え
ることができ、これ以降、切替先の通信チャネルが正常
であれば、通信を良好に行うことができる。
【0033】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
実施例について、図9ないし図11を参照して説明す
る。尚、上記した第2実施例と同一部分については説明
を省略し、以下、異なる部分について説明する。この第
3実施例では、携帯電話端末1において、CPU2は、
無線状態報告2のメッセージを送信する送信要求が発生
したことを検出すると(ステップS31)、チャネル切
替履歴タイマを起動中であるか否かを判定する(ステッ
プS32)。そして、CPU2は、チャネル切替履歴タ
イマを起動中であれば、ステップS32において「YE
S」と判定し、周辺の通信チャネルの受信レベルと自局
の通信チャネルの受信レベルとを比較する(ステップS
33)。
【0034】そして、CPU2は、周辺の通信チャネル
の受信レベルが自局の通信チャネルの受信レベルよりも
大きな値であれば、ステップS33において「YES」
と判定し、周辺の通信チャネルの受信レベルを自局の通
信チャネルの受信レベルよりも小さな値に変更し(ステ
ップS34)、無線回路3を送信制御し、無線状態報告
2のメッセージを基地局11に送信させる(ステップS
35)。
【0035】一方、CPU2は、チャネル切替履歴タイ
マを起動中でなければ、ステップS32において「N
O」と判定し、また、周辺の通信チャネルの受信レベル
が自局の通信チャネルの受信レベルよりも大きな値でな
ければ、ステップS33において「NO」と判定し、周
辺の通信チャネルの受信レベルの値を変更することな
く、無線回路3を送信制御し、無線状態報告2のメッセ
ージを基地局11に送信させる(ステップS36)。
【0036】このような制御により、CPU2は、通信
チャネルの切替えを成功した時点から少なくともチャネ
ル切替履歴タイマの計測時間が経過するまでの間は、無
線状態報告2のメッセージを送信する送信要求が発生し
た場合には、周辺の通信チャネルの受信レベルが自局の
通信チャネルの受信レベルよりも大きな値である場合で
あっても、周辺の通信チャネルの受信レベルを自局の通
信チャネルの受信レベルよりも小さな値に変更し、無線
状態報告2のメッセージを送信させる。尚、図10は、
上記した処理の流れをシーケンス図として示している。
【0037】ところで、この場合も、無線状態報告2の
メッセージを送信する送信要求が発生した時点でチャネ
ル切替履歴タイマを起動中であっても、例外的に、通信
チャネルの切替えを行うように構成することも可能であ
る。
【0038】すなわち、図11に示すように、CPU2
は、無線状態報告2のメッセージを送信する送信要求が
発生した時点において、チャネル切替履歴タイマを起動
中であれば、自局の通信チャネルの受信レベルと基準受
信レベルとを比較し、自局の通信チャネルの受信レベル
が基準受信レベルよりも極めて小さな値である場合に限
って、チャネル切替履歴タイマを起動中でない場合と同
様にして、周辺の通信チャネルの受信レベルの値を変更
することなく、無線回路3を送信制御し、無線状態報告
2のメッセージを基地局11に送信させる。
【0039】このような制御により、CPU2は、通信
チャネルの切替えを成功した時点からチャネル切替履歴
タイマの計測時間が経過する以前であっても、自局の通
信チャネルの受信レベルが基準受信レベルよりも極めて
小さな値であり、つまり、自局の通信チャネルの受信状
態が極めて劣悪であるような場合であれば、例外的に、
無線状態報告2のメッセージを送信させる。
【0040】尚、この場合も、自局の通信チャネルの受
信レベルと基準受信レベルとを比較する構成に限らず、
自局の通信チャネルの受信品質と基準受信品質とを比較
し、自局の通信チャネルの受信品質が基準受信品質より
も極めて劣悪な値である場合に限って、チャネル切替履
歴タイマを起動中でない場合と同様にして、周辺の通信
チャネルの受信レベルの値を変更することなく、無線状
態報告2のメッセージを基地局11に送信させるように
構成することも可能である。
【0041】以上に説明したように第3実施例によれ
ば、携帯電話端末1において、通信チャネルの切替えを
成功した時点からチャネル切替履歴タイマの計測時間が
経過する以前に、無線状態報告2のメッセージを送信す
る送信要求が発生すると、周辺の通信チャネルの受信レ
ベルが自局の通信チャネルの受信レベルよりも大きな値
である場合には、周辺の通信チャネルの受信レベルを自
局の通信チャネルの受信レベルよりも小さな値に変更
し、無線状態報告2のメッセージを送信するように構成
したので、携帯電話網10は、携帯電話端末1で通信チ
ャネルの切替えを成功した時点から少なくともチャネル
切替履歴タイマの計測時間が経過するまでの間は、携帯
電話端末1から無線状態報告2のメッセージを受信して
も、周辺の通信チャネルの受信レベルが自局の通信チャ
ネルの受信レベルよりも大きな値であると認識しなくな
り、これに応じて、切替先無線チャネル指定のメッセー
ジを送信することを抑制するようになる。
【0042】したがって、通信が途切れない程度の時間
をチャネル切替履歴タイマの計測時間として設定するこ
とにより、上記した第1実施例と同様にして、通信チャ
ネルの切替えを行うことに起因して通信が途切れること
を未然に抑制することができ、これによって、使い勝手
の向上を図ることができる。
【0043】また、この場合も、携帯電話端末1におい
て、通信チャネルの切替えを成功した時点からチャネル
切替履歴タイマの計測時間が経過する以前であっても、
自局の通信チャネルの受信状態や受信品質が極めて劣悪
であるような場合に限って、例外的に、チャネル切替履
歴タイマを起動中でない場合と同様にして、周辺の通信
チャネルの受信レベルの値を変更することなく、無線状
態報告2のメッセージを送信するように構成すれば、通
信が途切れる虞があるものの、受信状態や受信品質が極
めて劣悪な通信チャネルから他の通信チャネルに速やか
に切替えることができ、これ以降、切替先の通信チャネ
ルが正常であれば、通信を良好に行うことができる。
【0044】(第4の実施の形態)次に、本発明の第4
実施例について、図12ないし図15を参照して説明す
る。この第4実施例では、携帯電話網10において、基
地局11は、通信チャネルの起動完了を示すイベントが
発生したことを検出すると(ステップS41)、携帯電
話端末1における通信チャネルの切替えを成功したか否
かを判定する(ステップS42)。そして、CPU2
は、通信チャネルの切替えを成功したことを検出する
と、ステップS42において「YES」と判定し、チャ
ネル切替履歴タイマを起動させる(ステップS43)。
尚、この場合も、チャネル切替履歴タイマの計測時間、
つまり、チャネル切替履歴タイマがタイムアップする値
は、少なくとも通信が途切れることのない程度の時間よ
りも長い時間であれば良く、例えば10秒である。
【0045】次いで、基地局11は、切替先無線チャネ
ル指定のメッセージを送信する送信要求が発生したこと
を検出すると(ステップS51)、チャネル切替履歴タ
イマを起動中であるか否かを判定する(ステップS5
2)。そして、基地局11は、チャネル切替履歴タイマ
を起動中であれば、ステップS52において「YES」
と判定し、切替先無線チャネル指定のメッセージの送信
要求を破棄し(ステップS53)、これ以降、切替先無
線チャネル指定のメッセージを送信することはない。
【0046】一方、基地局11は、チャネル切替履歴タ
イマを起動中でなければ、ステップS52において「N
O」と判定し、切替先無線チャネル指定のメッセージを
送信する(ステップS54)。
【0047】このような制御により、基地局11は、携
帯電話端末1における通信チャネルの切替えを成功した
時点から少なくともチャネル切替履歴タイマの計測時間
が経過するまでの間は、切替先無線チャネル指定のメッ
セージの送信要求が発生した場合であっても、切替先無
線チャネル指定のメッセージを送信することはなくな
る。尚、図14は、上記した処理の流れをシーケンス図
として示している。
【0048】ところで、この場合、切替先無線チャネル
指定のメッセージの送信要求が発生した時点でチャネル
切替履歴タイマを起動中であっても、例外的に、切替先
無線チャネル指定のメッセージを送信するように構成す
ることも可能である。
【0049】すなわち、図15に示すように、基地局1
1は、切替先無線チャネル指定のメッセージの送信要求
が発生したことを検出した時点において、チャネル切替
履歴タイマを起動中であれば、該当する携帯電話端末1
における自局の通信チャネルの受信レベルと基準受信レ
ベルとを比較し、自局の通信チャネルの受信レベルが基
準受信レベルよりも極めて小さな値である場合に限っ
て、切替先無線チャネル指定のメッセージを携帯電話端
末1に送信する。
【0050】このような制御により、基地局11は、通
信チャネルの切替えを成功した時点からチャネル切替履
歴タイマの計測時間が経過する以前であっても、該当す
る携帯電話端末1における自局の通信チャネルの受信レ
ベルが基準受信レベルよりも極めて小さな値であり、つ
まり、自局の通信チャネルの受信状態が極めて劣悪であ
るような場合であれば、例外的に、切替先無線チャネル
指定のメッセージを送信する。
【0051】尚、この場合も、自局の通信チャネルの受
信レベルと基準受信レベルとを比較する構成に限らず、
自局の通信チャネルの受信品質と基準受信品質とを比較
し、自局の通信チャネルの受信品質が基準受信品質より
も極めて劣悪な値である場合に限って、切替先無線チャ
ネル指定のメッセージを送信するように構成することも
可能である。
【0052】以上に説明したように第4実施例によれ
ば、携帯電話網10において、携帯電話端末1における
通信チャネルの切替えを成功した時点からチャネル切替
履歴タイマの計測時間が経過する以前に、切替先無線チ
ャネル指定のメッセージを送信する送信要求が発生する
と、切替先無線チャネル指定のメッセージを送信しない
ように構成したので、通信が途切れない程度の時間をチ
ャネル切替履歴タイマの計測時間として設定することに
より、通信チャネルの切替えを行うことに起因して通信
が途切れることを未然に抑制することができ、これによ
って、使い勝手の向上を図ることができる。
【0053】また、この場合も、携帯電話網10におい
て、携帯電話端末1における通信チャネルの切替えを成
功した時点からチャネル切替履歴タイマの計測時間が経
過する以前であっても、自局の通信チャネルの受信状態
や受信品質が極めて劣悪であるような場合に限って、例
外的に、切替先無線チャネル指定のメッセージを送信す
るように構成すれば、通信が途切れる虞があるものの、
受信状態や受信品質が極めて劣悪な通信チャネルから他
の通信チャネルに速やかに切替えることができ、これ以
降、切替先の通信チャネルが正常であれば、通信を良好
に行うことができる。
【0054】(その他の実施の形態)本発明は、上記し
た実施例にのみ限定されるものでなく、次のように変形
または拡張することができる。無線通信端末は、携帯電
話端末に限らず、無線状態報告2のメッセージを通信網
に送信可能であったり、また、通信網から切替先無線チ
ャネル指定のメッセージを受信可能なものであれば、他
のものであっても良い。チャネル切替履歴タイマの計測
時間は、10秒に限らず、他の値であっても良く、ま
た、キーパッドにおけるキーの操作に応じて任意に設定
可能な値であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を概略的に示す図
【図2】制御内容を示すフローチャート
【図3】図2相当図
【図4】シーケンス図
【図5】図4相当図
【図6】本発明の第2実施例の制御内容を示すフローチ
ャート
【図7】シーケンス図
【図8】図7相当図
【図9】本発明の第3実施例の制御内容を示すフローチ
ャート
【図10】シーケンス図
【図11】図10相当図
【図12】本発明の第4実施例の制御内容を示すフロー
チャート
【図13】図12相当図
【図14】シーケンス図
【図15】図14相当図
【符号の説明】
図面中、1は携帯電話端末(無線通信端末)、2はCP
U(制御手段)、3は無線回路(無線手段)、10は携
帯電話網(通信網)である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網から切替先無線チャネル指定のメ
    ッセージを無線手段が受信したことに応じて通信チャネ
    ルの切替えを行うことが可能な制御手段を備えた無線通
    信端末において、 前記制御手段は、通信チャネルの切替えを成功した時点
    から所定時間が経過する以前にあって通信網から切替先
    無線チャネル指定のメッセージを前記無線手段が受信し
    たときには、通信チャネルの切替えを行わないことを特
    徴とする無線通信端末。
  2. 【請求項2】 通信網から切替先無線チャネル指定のメ
    ッセージを無線手段が受信したことに応じて通信チャネ
    ルの切替えを行うことが可能な制御手段を備えたもので
    あって、無線状態報告2のメッセージを受信したことに
    応じて切替先無線チャネル指定のメッセージを送信する
    ことが可能な通信網を具備した無線通信システム内で使
    用可能な無線通信端末において、 前記制御手段は、通信チャネルの切替えを成功した時点
    から所定時間が経過する以前にあって無線状態報告2の
    メッセージを前記無線手段により送信させる送信要求が
    発生したときには、無線状態報告2のメッセージを前記
    無線手段により送信させないことを特徴とする無線通信
    端末。
  3. 【請求項3】 通信網から切替先無線チャネル指定のメ
    ッセージを無線手段が受信したことに応じて通信チャネ
    ルの切替えを行うことが可能な制御手段を備えたもので
    あって、無線状態報告2のメッセージを受信したことに
    応じて切替先無線チャネル指定のメッセージを送信する
    ことが可能な通信網を具備した無線通信システム内で使
    用可能な無線通信端末において、 前記制御手段は、通信チャネルの切替えを成功した時点
    から所定時間が経過する以前にあって無線状態報告2の
    メッセージを前記無線手段により送信させる送信要求が
    発生したときには、周辺の通信チャネルの受信レベルが
    自局の通信チャネルの受信レベルよりも大きな値である
    場合には、周辺の通信チャネルの受信レベルを自局の通
    信チャネルの受信レベルよりも小さな値に変更し、無線
    状態報告2のメッセージを前記無線手段により送信させ
    ることを特徴とする無線通信端末。
  4. 【請求項4】 通信網から切替先無線チャネル指定のメ
    ッセージを無線手段が受信したことに応じて通信チャネ
    ルの切替えを行うことが可能な制御手段を備えた無線通
    信端末を具備した無線通信システムにおいて、 通信網は、無線通信端末における通信チャネルの切替え
    を成功した時点から所定時間が経過する以前にあって切
    替先無線チャネル指定のメッセージを送信する送信要求
    が発生したときには、切替先無線チャネル指定のメッセ
    ージを送信しないことを特徴とする無線通信システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007189273A (ja) * 2006-01-11 2007-07-26 Nec Corp 移動体通信システム、ネットワーク装置及びそれらに用いるアクセスシステム選択方法
WO2009117949A1 (zh) * 2008-03-24 2009-10-01 华为技术有限公司 一种增强网络通讯安全性的方法和无线接入设备

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