JP2001344437A - データ配信方法とそのシステム、データ使用装置および配信用データが記録された記録媒体 - Google Patents

データ配信方法とそのシステム、データ使用装置および配信用データが記録された記録媒体

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JP2001344437A
JP2001344437A JP2000166516A JP2000166516A JP2001344437A JP 2001344437 A JP2001344437 A JP 2001344437A JP 2000166516 A JP2000166516 A JP 2000166516A JP 2000166516 A JP2000166516 A JP 2000166516A JP 2001344437 A JP2001344437 A JP 2001344437A
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JP2000166516A
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English (en)
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Satoshi Nonaka
聡 野中
Tadashi Ezaki
正 江崎
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多様な課金方法、使用形態により、適切に権利
処理や課金処理を行いながらデータを配信する。 【解決手段】配信されたコンテンツデータの使用許諾方
針(UCP)に予め設定されていう許可される購入形態
の範囲内で購入形態を決定し、コンテンツデータを購入
し、使用する。購入形態には、以後の自分の使用を完全
にフリーにする完全買い切り、所定期間の間フリーにす
る期間制限買い切り、所定回数フリーにする回数制限買
い切り、再生するごとに課金される再生課金、記録ごと
に課金される記録課金、所定回数分のコピー権限を購入
するコピーコントロールチケット購入などの形態があ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば音楽著作
物や映像著作物などの著作物に関わるデータなどの任意
のデータを、適切な課金を行なうなど適切なコピーコン
トロールを行ないながら配信することのできるデータ配
信方法およびデータ配信システム、そのようなシステム
に用いられるデータの記録や再生などを行なうデータ使
用装置、および、そのような配信用データが記録された
記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル信号処理技術の急速な進展によ
り、音楽データなどはデジタル信号として扱われ、MD
やDVDなどに記録され、利用されるようになってい
る。さらに、これまでデータ量が膨大になるため敬遠さ
れていた画像データも、デジタルデータとして扱われ、
ランダムアクセス可能なディスク型の記録媒体や半導体
メモリを用いた記録媒体に記録されるようになりつつあ
る。一方で、通信技術および情報処理技術の進展によ
り、インターネットを初めとする通信ネットワークの普
及も著しい。そして、近年の通信速度や端末装置の性能
の飛躍的な向上により、そのような通信ネットワークに
おいては、個人間のメール転送やニュースの配信という
ような利用形態にとどまらず、前述したようなデジタル
形式の音楽データ、ビデオデータあるいはコンピュータ
プログラムデータなどを配信できる環境となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、そのような
デジタル形式の音楽データやビデオデータは、コピーを
行なっても品質が劣化しないことから、著作権などを無
視した不正なコピーが次々と行なわれる危険性がある。
したがって、前述したようなネットワークを介したデー
タ配信においても、適切にデータの使用がコントロール
され、データの使用に基づく利益が適切に権利者に還元
されるような仕組みを作ることが重要である。しかしな
がら、著作物データの使用側からすると、自分が購入し
たコンテンツデータであるのにも関わらず、コピーが許
されず、特定の媒体を再生することしか許されないの
は、最適な種々の媒体を用いて種々の場面でコンテンツ
データを利用したいという要望に沿わないものであり、
受け入れ難い制限である。自らの使用の範囲内であれ
ば、自由にコピーできることが要望される。また、一方
で、このように配信手段や媒体が多様化し、データの使
用制限が有効に機能し始めると、コンテンツデータの価
格についても種々の要望が出され、その形成方法も多様
化しつつある。
【0004】したがって本発明の目的は、所望のデータ
を、多様な配信手段を介して、多様な課金方法、使用形
態により、適切に権利処理や課金処理を行いながら配信
することのできるデータ配信方法およびそのシステムを
提供することにある。また、本発明の他の目的は、多様
な配信手段を介して、多様な課金方法、使用形態により
配信される種々のデータより、所望のデータを所望の形
態で所望の課金形態で適切に権利処理や課金処理を行い
ながら使用することのできるデータ使用装置を提供する
ことにある。また、本発明の他の目的は、任意の配信用
データを、所望の課金形態で適切に権利処理や課金処理
を行いながら配信するための、配信用データの記録され
た記録媒体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明に係わるデータ配信方法は、所望の配信対象
のデータに、少なくとも当該配信対象のデータの使用を
制御する使用制御情報を付加し、前記使用制御情報の付
加された配信対象のデータを、前記使用制御情報に基づ
いて動作が制御される使用装置に配信し、前記配信され
た使用装置において、前記使用制御情報に基づいて前記
配信対象のデータを使用し、前記使用の結果の情報を前
記配信元に送信する。
【0006】好適には、前記使用制御情報の付加された
配信対象のデータを配信された使用装置は、当該使用制
御情報の付加された配信対象のデータを、さらに任意の
使用装置に対して配信する。
【0007】特定的には、前記使用制御情報は、前記配
信対象のデータを再生するごとに課金されることを条件
に再生を許可する情報を有し、任意の使用装置において
前記配信対象のデータが再生されるごとに、当該再生を
通知する情報を前記配信元に送信し、前記送信された情
報に基づいて課金を行なう。好適には、前記使用制御情
報は、前記配信対象のデータを再生するごとに課金され
ることを条件に再生した場合の、同一の使用者による再
生の最大回数を規定する情報を有し、前記配信された配
信対象のデータが、同一の使用者により、前記最大回
数、再生するごとに課金されることを条件に再生された
場合、当該配信された配信対象のデータは当該使用者に
買い取られたものとし、以後の同一使用者による少なく
とも再生に対しては課金を行なわない。
【0008】また特定的には、前記使用制御情報は、前
記配信対象のデータを使用可能に記録するごとに課金さ
れることを条件に使用可能に記録することを許可する情
報を有し、任意の使用装置において前記配信対象のデー
タが使用可能に記録されるごとに、当該使用可能な記録
を通知する情報を前記配信元に送信し、前記送信された
情報に基づいて課金を行なう。
【0009】また特定的には、前記使用制御情報は、所
定金額の課金を行なうことを条件に、同一の使用者によ
る使用を許可する買い取りに係わる情報を有し、任意の
使用装置において前記配信対象のデータが前記買い取ら
れた場合に、当該買い取りを通知する情報を前記配信元
に送信し、前記送信された情報に基づいて課金を行な
う。特定的には、前記使用制御情報は、所定金額の課金
を行なうことを条件に、同一の使用者による以後の使用
を全て許可する完全買い取りに係わる情報を有し、前記
配信対象のデータが前記完全買い取りされた場合、以
後、任意の使用装置における当該配信対象のデータを買
い取った使用者による当該配信対象のデータの使用を許
可する。
【0010】また特定的には、前記使用制御情報は、所
定金額の課金を行なうことを条件に、同一の使用者によ
る所定回数の使用を許可する回数制限買い取りに係わる
情報を有し、前記配信対象のデータが前記回数制限買い
取りされた場合、任意の使用装置において当該配信対象
のデータを買い取った使用者により当該配信対象のデー
タが使用される時に、当該使用回数を計数し、前記計数
した使用回数が前記所定回数以内の場合に当該使用を許
可する。さらに特定的には、前記使用制御情報は、所定
金額の課金を行なうことを条件に、同一の使用者による
所定期間の使用を許可する期間制限買い取りに係わる情
報を有し、前記配信対象のデータが前記期間制限買い取
りされた場合、任意の使用装置において当該配信対象の
データを買い取った使用者により当該配信対象のデータ
が使用される時に、時間を検出し、前記検出した時間が
前記所定期間内の場合に当該使用を許可する。
【0011】また特定的には、前記使用制御情報は、所
定金額の課金を行なうことを条件に、前記使用制御情報
に基づいて動作が制御されない装置に対して前記配信対
象のデータを使用することを許可する買い取りに係わる
情報を有し、前記任意の使用装置において前記配信対象
のデータが前記買い取られた場合に、当該買い取りを通
知する情報を前記配信元に送信し、前記送信された情報
に基づいて課金を行なう。好適には、前記使用装置は、
前記前記使用制御情報に基づいて動作が制御されない記
録媒体に前記配信対象のデータを記録する際には、当該
データがさらに他の記録媒体に記録されないような状態
で記録する。
【0012】特定的には、前記使用制御情報は、前記配
信対象のデータを所定時間使用するごとに課金されるこ
とを条件に使用を許可する情報を有し、任意の使用装置
において前記配信対象のデータが使用されるごとに、当
該使用時間を計測し、前記計測された使用時間に基づい
て課金を行なう。また特定的には、前記使用制御情報
は、前記配信対象のデータを所定データブロック使用す
るごとに課金されることを条件に使用を許可する情報を
有し、任意の使用装置において前記配信対象のデータが
使用されるごとに、当該使用データブロックを計測し、
前記計測された使用データブロックに基づいて課金を行
なう。
【0013】また、本発明に係わるデータ配信システム
は、所望の配信対象のデータに、少なくとも当該配信対
象のデータの使用を制御する使用制御情報を付加する制
御情報付加手段と、前記使用制御情報の付加された配信
対象のデータを、前記使用制御情報に基づいて動作が制
御される使用装置に配信する配信手段とを有する配信装
置と、前記配信された配信対象のデータを、前記使用制
御情報に基づいて使用する使用手段と、前記使用の結果
の情報を前記配信手段に送信する使用結果送信手段とを
有する使用装置とを有する。
【0014】また、本発明に係わるデータ使用装置は、
配信される、配信対象のデータに当該配信対象のデータ
の使用を制御する使用制御情報が付加されたデータを受
信する受信手段と、前記受信した配信対象のデータを、
前記付加されている前記使用制御情報に基づいて使用す
る使用手段と、前記使用の結果の情報を配信元に送信す
る使用結果送信手段とを有する。
【0015】また、本発明に係わる配信用データの記録
された記録媒体は、所望の配信対象のデータと、少なく
とも当該配信対象のデータの使用を制御する使用制御情
報とを有し、所定の使用装置に装着されることにより、
前記使用制御情報に基づいて当該使用装置の動作が制御
され、当該使用制御情報に規定されている範囲内で前記
配信対象のデータが使用される配信用データが記録され
た記録媒体である。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1〜図38を参照して説明する。本実施の形態において
は、音楽データを、ネットワークあるいはパッケージメ
ディアを介して、適正な権利処理を行いながら、種々の
使用条件により種々の形態で配信する電子音楽配信シス
テム(EMD(Electronic Music Distribution)システ
ム)を示すことにより本発明を説明する。
【0017】EMDシステム EMDシステムの構成 まず、そのEMDシステム1の全体構成について図1を
参照して説明する。図1は、そのEMDシステム1の構
成を示すブロック図である。EMDシステム1は、EM
Dサービスセンタ100、コンテンツプロバイダ20
0、サービスプロバイダ250、デリバリチャネル30
0、ユーザホームネットワーク400を有する。なお、
図1に示すEMDシステム1は、EMDサービスセンタ
100、コンテンツプロバイダ200およびサービスプ
ロバイダ250を各々1つ、ユーザホームネットワーク
400を2つ有する構成であるが、これは説明に好適な
構成であって、後に各々説明するように、各構成部の数
は各々任意でよい。
【0018】EMDサービスセンタ100 EMDサービスセンタ100は、音楽コンテンツデータ
が、適切に権利処理され、適切に課金処理され、そして
適切に利益分配されながら適切に配信されるように、E
MDシステム1全体を管理する。
【0019】具体的には、まずEMDサービスセンタ1
00は、コンテンツプロバイダ200、サービスプロバ
イダ250、ユーザホームネットワーク400のユーザ
および各機器を初めとして、メディアや図示せぬポータ
ルなど、音楽コンテンツデータの配信に関わる全てのエ
ンティティについて、それらの登録を受け付け、IDを
割り当て、種々の属性や後の利益分配に用いる決裁口座
の口座番号などの情報をデータベースとして蓄積し、管
理する。特に、SAMを実質的に搭載しセキュアな状態
で権利処理が可能となっているEMDシステム対応機器
(以後、EMDハードウエアと言う場合もある。)につ
いては、基本的にその全ての機器の情報がEMDサービ
スセンタ100に登録され管理される。
【0020】またEMDサービスセンタ100は、それ
ら各エンティティが、たとえばデータを伝送する際に用
いる鍵データや証明書データなどを管理し、それらの正
当性を証明する処理などを行なう。またEMDサービス
センタ100は、コンテンツプロバイダ200にコンテ
ンツを暗号化して配信するためのディストリビューショ
ン鍵を配付するとともに、ユーザホームネットワーク4
00にその暗号を解読するためのディストリビューショ
ン鍵を適正な権利処理を条件に使用できる状態で配付す
ることにより、コンテンツの配信をコントロールする。
【0021】またEMDサービスセンタ100は、コン
テンツプロバイダ200より、配信対象の音楽コンテン
ツデータに関わる情報、その各音楽コンテンツデータご
との配信に関わった各エンティティに対する利益分配の
割合を示す利益分配データ、および、その各音楽コンテ
ンツデータの配信の際の信号諸元に対応した価格を規定
した価格換算データの登録を受け付け、これらを管理す
る。そしてEMDサービスセンタ100は、ユーザホー
ムネットワーク400からコンテンツの利用に応じて逐
次送信されるコンテンツ使用情報(Usage-Log )を受信
し、前述した利益分配データおよび価格換算データを参
照して、そのコンテンツの制作から流通に係わった各エ
ンティティへの利益の配分処理を行なう。
【0022】なお、このEMDサービスセンタ100
は、各EMDシステム1ごとに1つ存在するのが好適で
ある。
【0023】コンテンツプロバイダ200 コンテンツプロバイダ200は、基本的に音楽コンテン
ツデータの著作権者であり、配信対象の配信コンテンツ
データに対して、図2に示すようなコンテンツプロバイ
ダセキュアコンテナを生成し、配信業者であるサービス
プロバイダ250に供給する。具体的には、コンテンツ
プロバイダ200は、コンテンツデータに、自己のコン
テンツであることを証明するための著作権情報をウォー
ターマーク情報(電子透かし情報)として重畳し、さら
に、アナログインターフェイス経由でのコピーを禁止す
るためのコピー禁止ビットが埋め込まれているウォータ
ーマーク情報を重畳し、そのコンテンツデータを圧縮し
て、自らが生成したコンテンツ鍵で暗号化する。
【0024】また、そのコンテンツに関する取扱方針を
定めた使用許諾条件(UCP:Usage Control Policy)
を作成し、EMDサービスセンタ100から配信された
ディストリビューション鍵でコンテンツ鍵およびUCP
を暗号化する。そして、コンテンツ鍵で暗号化されたコ
ンテンツと、ディストリビューション鍵で暗号化された
コンテンツ鍵とUCPに対して、各々ハッシュ値をと
り、コンテンツプロバイダ200の秘密鍵を用いて署名
を生成する。この署名を、先の各データに添付してコン
テンツプロバイダセキュアコンテナを生成し、サービス
プロバイダ250に供給する。
【0025】また、コンテンツプロバイダ200は、コ
ンテンツプロバイダセキュアコンテナを生成して音楽コ
ンテンツデータを配信対象としたら、その音楽コンテン
ツデータに関わる情報、その各音楽コンテンツデータご
との配信に関わった各エンティティに対する利益分配の
割合を示す利益分配データ、および、その各音楽コンテ
ンツデータの配信の際の信号諸元に対応した価格を規定
した価格換算データをEMDサービスセンタ100に送
信し、登録する。登録した情報およびデータは、その音
楽コンテンツデータが利用された場合の課金処理および
利益配分の際に使用される。
【0026】なお、コンテンツプロバイダ200は、た
とえば従来のレコード会社に相当するような、著作権を
保持してコンテンツを管理している団体ごとに存在する
ものであり、1つのEMDシステム1に対して多数存在
するものである。
【0027】サービスプロバイダ250 サービスプロバイダ250は、コンテンツプロバイダ2
00から供給されたコンテンツプロバイダセキュアコン
テナに対して、図3に示すようなサービスプロバイダセ
キュアコンテナを生成し、任意のデリバリチャネル30
0を介してユーザホームネットワーク400-1に配信す
る。具体的には、サービスプロバイダ250は、EMD
サービスセンタ100より供給されるコンテンツプロバ
イダ200の公開鍵によりコンテンツプロバイダセキュ
アコンテナの署名検証を行う。
【0028】次に、自分が行なう配信サービスの利益分
を上乗せした新たな価格情報(PT:Price Tag )を付
加し、これらのデータ各々のハッシュ値をとり、サービ
スプロバイダ250の秘密鍵を用いて署名を生成する。
この署名を、先の各データに添付してサービスプロバイ
ダセキュアコンテナを生成し、デリバリチャネル300
を介してユーザホームネットワーク400に配信する。
なお、このサービスプロバイダ250も、1つのEMD
システム1に対して多数存在するものである。
【0029】デリバリチャネル300 デリバリチャネル300は、任意の配信チャネルを示
す。具体的には、インターネットなどの通信ネットワー
ク、ケーブルテレビジョンシステム、衛星放送システ
ム、ATM通信網、移動帯通信網、パッケージメディア
による配信など、任意の配信手段を含む。
【0030】ユーザホームネットワーク400 ユーザホームネットワーク400-1,400-2は、サー
ビスプロバイダ250から配信されたサービスプロバイ
ダセキュアコンテナを受信し、必要に応じてその中に含
まれえるコンテンツデータを実際に使用する。ユーザホ
ームネットワーク400の一般的な構成を図4に示す。
ユーザホームネットワーク400は、各家庭ごとの音楽
データの記録再生装置群であると考えるのが好適である
が、厳密には、家庭内、家庭外を問わず、任意の種々の
装置により構成されるものである。
【0031】そこに接続される機器としては、データ記
録装置、再生装置、記録再生装置であるが、ここでは通
信機能を有しているネットワーク機器410と、それ自
体は通信機能をもっておらず記録媒体を介して音楽デー
タの記録および再生が行なわれる単なる記録再生装置4
12とに分類して示す。すなわち、図4に示す第1のユ
ーザホームネットワーク400-1は、2台のネットワー
ク機器410-1,410-2と、2台の記録再生装置41
-1,412-2を有し、第2のユーザホームネットワー
ク400-2は、3台のネットワーク機器410-3〜41
-5と、4台の記録再生装置412-3〜412-6を有す
る。そして、ネットワーク機器410の間は通信回線に
よるコンテンツデータの転送が可能であるが、記録再生
装置412間では、記録メディア700を介してコンテ
ンツデータが移動されることになる。
【0032】これらの各機器には、いずれも後述するS
AM(Secure Application Module)チップと言われ
る、暗号化されたコンテンツデータの復号化および課金
処理およびコピーコントロールを含む適正な権利処理を
行なうためのチップが搭載されており、このチップによ
り適正に権利処理を行いながら音楽データの記録および
再生を行なわれるようになっている。前述した、EMD
サービスセンタ100からユーザホームネットワーク4
00に配信されるディストリビューション鍵は、各機器
のこのSAMチップに格納されている。また、各ユーザ
ホームネットワーク400には、EMDサービスセンタ
100と通信可能なにネットワーク機器410が少なく
とも1台は設けられており、このネットワーク機器41
0を介して、そのユーザホームネットワーク400にお
けるコンテンツの使用履歴情報が、EMDサービスセン
タ100に通報されるようになっている。
【0033】さて、このようなユーザホームネットワー
ク400において、いずれかのネットワーク機器410
がデリバリチャネル300よりサービスプロバイダセキ
ュアコンテナを受信すると、ネットワーク機器上のダウ
ンロードメモリに一旦格納され、EMDサービスセンタ
100より供給されるサービスプロバイダ250の公開
鍵により署名検証が行なわれる。そして、各機器からの
再生要求などに応じて、購入形態が決定され、SAMで
ディストリビューション鍵が外され、実質的にそのコン
テンツが購入される。この時、コンテンツの購入状態、
換言すれば使用状態を記録した情報であって、後の課金
のための情報となる使用状態情報(UCS:Usage Cont
rol Status)が生成され、SAMに蓄積される。本発明
に係わるこの購入形態および課金形態については、後に
詳細に説明する。なお、蓄積された使用履歴情報は、適
宜EMDシステム10に送信され、課金および決済処理
に用いられる。購入されたコンテンツデータは、たとえ
ば記録媒体などに依存したストレージ鍵により新たに鍵
がかけられ、サービスプロバイダセキュアコンテナと同
様に署名データが付されて、図5に示すようなユーザホ
ームネットワークセキュアコンテナの形態で、以後、ユ
ーザホームネットワーク400の中で流通される。
【0034】セキュアコンテナ このように、EMDシステム1においては、コンテンツ
データは、図2に示したコンテンツプロバイダセキュア
コンテナ、図3に示したサービスプロバイダセキュアコ
ンテナ、そして、図5に示したユーザホームネットワー
クセキュアコンテナという、セキュアコンテナという形
態で伝送される。各セキュアコンテナの構造については
前述した通りだが、ここでは、各セキュアコンテナに含
まれるUCPおよびUCSについて説明する。
【0035】UCP UCPは、コンテンツプロバイダ200によって与えら
れる、そのコンテンツデータの配信方針、取扱方針が記
されたデータである。UCPの具体的な内容を図6に示
す。図示のごとく、UCPには、そのコンテンツデータ
を特定するID、コンテンツプロバイダ200およびE
MDサービスセンタ100の各署名データ、そのコンテ
ンツデータの配信に係わる種々の情報、コンテンツの内
容や属性に関する種々の情報、後述する利用空間調査に
対する取扱制御情報、種々の課金時の条件に基づく取扱
制御情報、および、そのコンテンツデータの使用形態お
よび課金データのなどの情報が記されている。そして特
に、コンテンツデータの信号諸元や圧縮方式などの情
報、利用空間調査結果に対する取扱制御情報、および、
各購入形態に対する取扱方針や価格情報を記録した使用
制御情報が、このUCPに記録されている。
【0036】UCS UCSは、コンテンツデータを購入する際に生成去れる
使用状態を示すためのデータである。UCSの具体的な
内容を図7に示す。図示のごとく、UCSには、コンテ
ンツプロバイダ200、EMDサービスセンタ100お
よびサービスプロバイダ250の各IDおよび署名、お
よび、その購入に関する購入者ID、決裁手段、販売価
格、種々のディスカウントに係わる情報などが記されて
いる。後述する利用空間情報の調査結果も、このUCS
に記録されている。
【0037】ホームネットワーク機器 次に、このようなEMDシステム1のユーザホームネッ
トワーク400において用いられる、代表的な機器につ
いてその構成を説明する。図8は、SAMを収容する記
録メディア710に対してデータの記録および再生を行
なう記録再生機器414の主要部の構成を示す図であ
る。記録再生機器414は、ホストCPU510、シス
テムメモリ512、SAM600、フラッシュEEPR
OM514、ドライブCPU520、メディアSAMI
/F522、EMD系メディア検出器524およびメデ
ィア検出スイッチ526を有する。
【0038】ホストCPU510は記録再生機器414
全体を制御するCPUである。システムメモリ512
は、ホストCPU510における種々の処理に用いられ
るメモリであり、記録メディア710が装着された際に
は、コンテンツファイルのファイルシステムが記録され
る。SAM600はコンテンツデータの権利処理および
復号処理などの処理を行なうチップである。SAM60
0は、メディア検出スイッチ516によりホストCPU
510と接続されており、ホストCPU510からはI
/Oとして制御される。すなわち、I/Oライトにより
SAM600にタスク依頼がなされ、またI/Oリード
によりタスクの結果がセンスされる。フラッシュEEP
ROM514は、SAM600の外付けメモリであり、
記録メディア710が装着された場合には、鍵ファイル
のファイルシステムが記録される。
【0039】ドライブCPU520は、記録メディアに
対するリード/ライト全般を制御する制御部である。ド
ライブCPU520は、ホストCPU510と専用バス
により接続されている。メディアSAMI/F522
は、記録メディア710のメディアSAM610と通信
を行なうためのインターフェイスである。EMD系メデ
ィア検出器524は、記録メディア710のマニュアル
スイッチの位置を検出し、記録メディア710がEMD
系メディアとして用いられているのかSCMS系メディ
アとして用いられているのかを検出する。メディア検出
スイッチ526は、記録再生機器414に記録メディア
710が装着されたことを検出するスイッチである。
【0040】このような記録再生機器414に装着され
る記録メディア710は、図示のごとく、メディアSA
M610を有するEMD系メディアである記録メディア
710が装着される。記録メディア710において、メ
ディアSAM610においては、装着される記録再生機
器414の正当性のチェックや、記録されているコンテ
ンツデータに係わる権利処理などが行なわれる。また、
メディアSAM610には、メディアのユニークID、
ストレージ鍵、鍵ファイルのファイルシステムおよび鍵
ファイルなどが記憶される。また、記録メディア710
のRAM領域716には、適切でない機器のリストであ
るリボケーションリスト、コンテンツファイルのファイ
ルシステムおよびコンテンツファイルが記録される。ま
た、この記録メディア710は、SCMS系メディアと
して使用するのかEMD系メディアとして使用するのか
を指定するためのマニュアルスイッチ712が設けられ
ている。
【0041】また、図9は、SAMは実装していないも
ののセキュアなRAM領域を有する記録メディア720
に対して、データの記録および再生を行なう記録再生機
器416の主要部の構成を示す図である。記録再生機器
416は、ホストCPU510、システムメモリ51
2、SAM600、フラッシュEEPROM514、ド
ライブCPU520およびドライブLSI528を有す
る。ホストCPU510、システムメモリ512、SA
M600、フラッシュEEPROM514およびドライ
ブCPU520の構成は、前述した記録再生機器414
の構成と同じである。ドライブLSI528は、記録メ
ディア720のROM領域722およびセキュアRAM
領域724にアクセスをするためのドライブ回路であ
る。
【0042】そして、このようなドライブLSI528
を介して、記録メディア720のROMおよびセキュア
RAM領域にメディアのユニークID、ストレージ鍵、
鍵ファイルのファイルシステムおよび鍵ファイルなどを
記憶することにより、メディアSAM610が実装され
ていなくとも、記録メディア720をEMD系メディア
として扱うことができる。また、記録メディア720で
は乱数生成の必要なストレージ鍵の生成は、行なえない
ため、ドライブLSI528は、ストレージ鍵の生成処
理も行なう。
【0043】なお、このようなホームネットワーク機器
には、必要に応じて、図10に示すような構成のSAM
600、図12に示すようなAVコーデックSAM62
0、および、図13に示すような構成のドライブSAM
630が搭載される。また、記録メディア710には、
図11に示すようなメディアSAM610が搭載され
る。
【0044】利用空間調査 概要 さて、前述したようなEMDシステム1においては、ユ
ーザホームネットワーク400の全ての機器にSAMが
搭載されており、これにより適正に権利処理が行なわ
れ、コンテンツファイルがハンドリングされるものとし
た。しかしながら、実際の家庭には、アナログ機器や、
SCMSビットによりコピーコントロールを行なうSC
MS機器などが多数存在している。また記録メディアに
おいても、単なるRAM領域しか形成されていな記録メ
ディアが多数普及している。すなわち、実際には、これ
らの機器や記録メディアをも含めた形態で、ユーザホー
ムネットワーク400が構成されている場合が多い。ま
た一方で、EMDシステム1だけを見ても、これは使用
できる記録メディアや使用できるコンテンツデータの信
号諸元、圧縮・符号化方式などを何ら限定されるもので
はない。したがって、種々の信号諸元で種々の方式によ
り圧縮符号化されたコンテンツデータが使用されてい
る。
【0045】そのような環境の下で、たとえば図14に
示すようにあるパッケージメディアのコンテンツデータ
を、他の記録メディアにコピーしようとした場合には、
再生側の記録メディア、再生側の機器、記録側の機器そ
して記録側の記録メディアと、各機器、メディアの仕様
を全て把握し、さらに記録されているコンテンツデータ
の信号諸元や圧縮符号化方式などを把握するした上でな
ければ、最適な条件でコピーを行なうことはできない。
さらに、そのような条件を全て把握した状態でなけれ
ば、適切な権利処理を行ない適切に利益分配を行なうこ
ともできない。
【0046】そこで、EMDシステム1においては、こ
のようなコピーを行なう前に、利用空間調査と称して、
記録側および再生側の機器、記録メディア、信号諸元、
圧縮符号化方式、さらには、権利処理方式などまでをも
調査し、把握するようにしている。以下、この利用空間
調査の方法、および、利用空間調査を行なった上でのコ
ンテンツデータのコピーなどの処理について説明する。
【0047】利用空間調査 本実施の形態のEMDシステム1において、利用空間調
査とは、各機器およびSAMにおいて、次の4つの観点
から行なう。
【0048】1.EMD系かSCMS系かの調査 まず第1は、処理対象のコンテンツ、ハードウェア(機
器)および記録メディアが、各々、EMDシステム1に
適合したEMD系のものか、EMDシステム1に適合し
ていない従来のSCMS系のものかを調査し、これによ
り記録/再生をコントロールし、権利処理、コピーコン
トロールおよび利益分配が適切に遂行されるようにす
る。
【0049】ここで、コンテンツ、ハードウエアおよび
記録メディアのEMD系およびSCMS系は、次のよう
に定義する。EMD系コンテンツとは、暗号化され、鍵
ファイルとともに流通されるコンテンツである。SCM
S系コンテンツとは、非暗号化された状態で、SCMS
ビットによりコピーコントロールされる状態で流通され
るコンテンツである。EMD系ハードウエアとは、SA
Mが搭載されており、SAMによる権利処理が行なえる
機器である。
【0050】SCMS系ハードウエアとは、SCMSビ
ットによるコピーコントロールに対応している機器であ
る。EMD系メディアとは、何らかの形で記録メディア
上で認証機能を有するメディアであり、2つの形態があ
る。1つは、SAM(メディアSAM)が搭載され、こ
れにより認証機能を実現するメディアであり、もう1つ
は、メディア上にセキュアRAM領域を持ち、このセキ
ュアRAM領域を用いて外部からの処理により認証機能
を実現するメディアである。SCMS系メディアとは、
SCMSビットのみを有するメディアである。
【0051】そして、これまでに説明したような権利処
理およびコピーコントロールを適切に行なうためには、
これら各コンテンツ、ハードウエアおよび記録メディア
間の記録および再生は、次表1のように規定するとが望
ましい。
【0052】
【表1】
【0053】表1の各項目について順に説明する。ま
ず、テーブルの左上の条件、すなわち、SCMS系メデ
ィアとSCMS系ハードウエアの組み合わせに対して、
暗号化コンテンツおよび鍵ファイルからなるEMD系コ
ンテンツを記録あるいは再生する場合、この場合は、E
MD系コンテンツの暗号化コンテンツをSCMS系ハー
ドウエアでは処理できないので、仮にSCMS系メディ
アにEMD系コンテンツが記録されていたとしても再生
できないし、新たにEMD系コンテンツを記録すること
もできない。
【0054】次に、左下の条件、すなわち、SCMS系
メディアとEMD系ハードウエアの組み合わせに対し
て、EMD系コンテンツを記録あるいは再生する場合、
この場合は、技術的には単に記録し再生するという処理
は可能である。しかしながら、SCMS系メディアとい
う、何ら権利処理に係わる構成、セキュアな処理に対応
した構成を保持していない媒体に対してそのような処理
を行なうことは、EMDシステム1の権利処理を無効に
し、虚偽の処理や不正な流通を発生させる原因となるも
のである。したがって、SCMS系メディアへのEMD
系コンテンツの記録、また、仮に記録されていたとして
も、SCMS系メディアからのEMD系コンテンツの再
生は、行なえないようにするのが適切である。
【0055】次に、SCMS系メディアとSCMS系ハ
ードウエアの組み合わせに対して、SCMS系コンテン
ツを記録あるいは再生する場合、この場合は、従来のS
CMSビットによるコピーコントロールシステムと同じ
であり、再生および記録ともそのSCMSビットに従っ
て可能である。また、SCMS系メディアをEMD系ハ
ードウエアに装着した場合にSCMS系コンテンツを記
録あるいは再生する場合、この場合は、EMD系ハード
ウエアの仕様として、記録あるいは再生を、行なえるよ
うにしてもよいし、行なえないようにしてもよいが、記
録メディアの上位互換性という観点において、再生およ
び記録とも可能にしておくのが好適である。
【0056】次に、EMD系メディアとSCMS系ハー
ドウエアの組み合わせに対してEMD系コンテンツを記
録あるいは再生する場合、この場合も、前述したSCM
S系メディアとSCMS系ハードウエアに対するEMD
系コンテンツの記録/再生の場合と同様に、EMD系コ
ンテンツの暗号化コンテンツをSCMS系ハードウエア
では処理できないので、記録および再生とも不可能であ
る。次に、EMD系メディアとEMD系ハードウエアの
組み合わせに対してEMD系コンテンツを記録あるいは
再生する場合、この場合は、本EMDシステムの典型的
な流通形態であり、EMDシステムの権利処理ルールに
従って、記録および再生とも可能である。
【0057】次に、EMD系メディアとSCMS系ハー
ドウエアの組み合わせに対して、SCMS系コンテンツ
を記録あるいは再生する場合、この場合は、単にEMD
系メディアをSCMS系メディアとして扱えばよい訳な
ので、技術的にも記録/再生可能であり、また、メディ
アの互換性という観点からも、記録/再生可能とするべ
きである。また、EMD系メディアとEMD系ハードウ
エアの組み合わせに対してSCMS系コンテンツを記録
および再生する場合、この場合も、EMD系ハードウエ
アにおいてEMD系メディアをSCMS系メディアとし
て扱えばよい訳なので、技術的にも記録/再生可能であ
り、また、前のケースと同様に、メディアの互換性とい
う観点からも記録/再生可能とするべきである。
【0058】このような利用空間調査を行なうために、
EMDシステム1においては、次のような構成を用いて
いる。まず、表1に示したような記録/再生可能な条件
を設定することにより、EMD系ハードウエアにおいて
は、EMD系メディアがセットされた場合に、そのEM
D系メディアがEMD系メディアとして使用されている
場合とSCMS系メディアとして使用されている場合と
があることになる。そこで、図8を参照して前述したよ
うに、EMD系メディアには、使用形態、すなわち、E
MD系メディアとして使用するのかSCMS系メディア
として使用するのかを示すマニュアルスイッチ712を
具備し、EMD系ハードウエアにおいては、EMD系メ
ディア検出器524によりこれを検出するようにしてい
る。
【0059】また、EMD系メディアに記録されている
コンテンツは、EMD系ハードウエアで記録された場合
には暗号化されたEMD系コンテンツとして記録され、
SCMS系ハードウエアで記録された場合には暗号化さ
れていないSCMS系コンテンツとして記録されてい
る。すなわち、1つのEMD系メディアには、異なる形
態のコンテンツが混在して記録されていることになる。
したがって、再生する場合には、その記録形態を判別す
る必要がある。そこで、EMDシステム1においては、
コンテンツの形態は各EMD系メディアのTOCに記録
しておくようにしている。具体的には、TOCに、SC
MS系コンテンツであれば0、EMD系コンテンツであ
れば1となるようなフラグを設けている。これにより、
EMD系ハードウエアにおいては、TOC情報に応じて
システムを切り換えるようにすれば、適切に再生が行な
える。
【0060】2.所有権の調査 EMDシステム1においては、物理的にはコピー可能な
場合であっても、権利処理の関係から、コピーを不可能
にしたり、課金処理を行なう場合などがある。具体的に
は、コンテンツデータのコピーに関しては、コピーフリ
ーの私的録音か課金処理を行なう個人間売買かを判別す
る必要がある。そこで、記録メディアおよびハードウエ
アの所有者を調査し、たとえば、他人のハードウエアに
自分の記録メディアを搭載しているなどという状態を検
出する。そして、これに基づいてコピーの制限や、課金
処理を行なう。
【0061】3.権利分配のための利用空間調査 EMDシステム1においては、コンテンツデータの配信
により得られた利益は、最終的にEMDサービスセンタ
100において、その配信に係わった関係者に所定の比
率で分配されるようになっている。そして、その関係者
としては、たとえば機器製造者や、圧縮符号化方式など
特定の処理の権利者なども含まれる。したがって、権利
分配の観点から、それら関係者は全て調査して把握して
おく。
【0062】4.フォーマット変換係数に関する利用空
間調査 EMDシステム1においては、種々の信号諸元のコンテ
ンツデータを扱っている関係上、コピーなどを行なう場
合にはレート変換などの信号諸元の変換が必要となる場
合がある。そして、課金処理を行なう場合には、このよ
うな変換に基づく信号の劣化などを考慮する必要があ
る。すなわち、品質の劣化を伴うコピーは安価にし、高
い品質でコピーされる場合は高い価格を設定するのが望
ましい。そこで、コピー時などに、これら信号諸元を調
査しておき、課金処理時に考慮する。また、この信号諸
元の変換に係わる調査は、実際に信号の変換を行なう処
理の制御にも必要である。
【0063】利用空間調査手順 そして、たとえば図14に示したようなコピーを行なう
場合には、次のような手順で利用空間調査を行なう。ま
ず、再生側において、メディアとハードウエア間の利用
空間の調査を行なう。そのため、まず再生側の記録メデ
ィアのメディアSAMが再生機器に対して自分の素性を
送る。次に、再生機器においては、SAMに利用空間デ
ィスクリプタを生成し、再生側の機器のSAMに記述さ
れているその機器の扱える信号処理などの利用空間のデ
ータを、利用空間ディスクリプタにセットする。
【0064】次に、その利用空間ディスクリプタに、メ
ディアの情報をセットする。すなわち、メディアとハー
ドウエアの間で相互認証を行なって、両サイドでセッシ
ョン鍵を保有し、メディアSAMの中に記述されている
セキュアデータを全て、ハードウエアのSAMに転送す
る。これにより、再生側の利用空間調査は終了する。次
に、記録側においても、記録機器と記録メディアの間
で、同様の利用空間調査を行なう。そして、最後に、記
録機側の利用空間調査結果を再生側に送ることにより、
再生側の機器のSAMに、利用空間ディスクリプタが完
成する。このようにして生成される利用空間ディスクリ
プタ(利用空間テーブルとも言う。)を図15に示す。
【0065】なお、ここでは再生側と記録側が1対1の
場合を示したが、再生側1に対して、複数の記録機器に
対してコピーを行なう場合もある。このような場合に
は、各々図15に示したのと同様の情報で構成される、
図16に示すような、利用空間調査テーブルを生成す
る。
【0066】利用空間調査を含む初期動作 次に、たとえば図14に示したようなパッケージメディ
アからパケージメディアへ音楽データを複写する際の、
実際のコピー動作以前の、利用空間調査の処理を含む初
期動作について、図17〜図24のフローチャートを参
照して説明する。
【0067】まず、この初期動作の処理の全体の流れに
ついて、図17のフローチャートを参照して説明する。
まず最初に、搭載された記録媒体の種別判別を行い(ス
テップS11)、搭載されている記録媒体がEMD系メ
ディアであった場合には(ステップS12)、さらにそ
のメディアがSAMを有し自らストレージ鍵を生成する
ことのできるアクティブなメディアであるか否かを検査
する(ステップS13)。記録メディアが、SAMを有
していないメディアであった場合には。ドライブLSI
528でストレージ鍵を生成しておく(ステップS1
4)。
【0068】次に、記録メディアがアクティブメディア
の場合には公開鍵方式により、また、記録メディアがポ
ジティブメディアの場合には共通鍵方式により、記録メ
ディアとドライブCPU520との間で相互認証を行な
う(ステップS15)。(以後の説明は、記録メディア
がアクティブメディア710であるとして説明を行な
う。) 次に、記録メディアに記録されているリボケーションリ
ストを更新する処理を行い(ステップS16)、更新が
終了したら、まずメディアSAM610からSAM60
0の対してのリヴォケーションチェックを行い、次にS
AM600〜メディアSAM610へのリヴォケーショ
ンチェックを行なう(ステップS17)。
【0069】そして、鍵データブロックの物理アドレス
情報のSAMへの転送および設置処理を行い(ステップ
S18)、さらに、鍵データブロックのSAM600お
よびAV圧縮伸張部への転送処理を行い(ステップS1
9)、最後にファイルシステムをシステムメモリ512
に転送する処理を行い(ステップS20)、利用空間調
査を含む、コンテンツデータの転送以前の一連おん初期
処理を終了する(ステップS21)。以後、各処理につ
いて詳細に説明する。
【0070】まず、ステップS11の、記録メディアの
種別判別の処理について図19のフローチャートを参照
して説明する。まず、たとえばメディア検出スイッチ5
26が記録メディア710の挿入を検知するなどして処
理を開始したら(ステップS30)、メディア検出スイ
ッチ526はこれをドライブCPU520に通知する
(ステップS31)。また、EMD系メディア検出器5
24においては、記録メディア710のマニュアルスイ
ッチ712に状態が検出され(ステップS32)、記録
メディア710の判別結果がドライブCPU520に通
知される(ステップS33)。
【0071】そして、記録メディア710がEMD系メ
ディアであった場合には(ステップS34)、ドライブ
CPU520が、メディアSAMI/F522を介して
記録メディア710のメディアSAM610に対して、
乱数生成を要求する(ステップS35)。これにより、
もし記録メディア710がメディアSAM610を有す
るアクティブな記録メディアであった場合には、メディ
アSAM610で乱数が生成され(ステップS67)、
生成した乱数がメディアSAMI/F522を介してレ
ジスタに格納され(ステップS37)、メディアSAM
I/F522からドライブCPU520に乱数が格納さ
れた旨が通知される(ステップS38)。すなわち、こ
れらの動作の有無により、ドライブCPU520は記録
メディアがアクティブメディアかポジティブメェイアか
を判別することができる(ステップS39)。
【0072】そして、ドライブCPU520がホストC
PU510に、搭載して記録メディアの種別を通知し
(ステップS40)、同時にSAM600も、記録メデ
ィアの種別情報をスタックし(ステップS41)、記録
メディアの種別判別処理が終了する(ステップS4
2)。
【0073】次に、ステップS15の、相互認証処理に
ついて、図19のフローチャートを参照して説明する。
まず、処理がスタートしたら(ステップS90)、ホス
トCPU510が、SAM600に対して、記録メディ
ア710と相互認証を行なうようにファンクションコー
ルを送る(ステップS91)。これに基づいて、メディ
アSAM610とSAM600との間で、公開鍵暗号を
ベースとした相互認証を行なう(ステップS92)。そ
して、SAM600はSAM600に対して結果を通知
し(ステップS93)、相互認証処理は終了する(ステ
ップS94)。
【0074】次に、ステップS16の、リヴォケーショ
ンリストの更新処理について図20のフローチャートを
参照して説明する。まず、処理が開始されたら(ステッ
プS50)、メディアSAM610に格納されているリ
ヴォケーションリストをストレージ鍵で復号する(ステ
ップS51)。次に、そのリヴォケーションリストを、
SAM600の公開鍵で暗号化し(ステップS52)、
メディアSAMI/F522、ドライブCPU520お
よびホストCPU510を介して、SAM600に転送
してもらう(ステップS53)。転送された、リヴォケ
ーションリストは、SAM600内で、SAM600の
秘密鍵を用いて復号化される(ステップS54)。
【0075】そして、SAM600に格納されているリ
ヴォケーションリストを読み出し(ステップS55)、
MAC鍵で復号してSAM600内部に格納されている
MAC値と比較し、改ざんがないことをチェックする
(ステップS56)。そして、記録メディア710から
読み出したリヴォケーションリストと、SAM600に
格納していたリヴォケーションリストのヴァージョン番
号を比較し(ステップS57)、SAM600に格納し
ていたリヴォケーションリストの方が新しければ(ステ
ップS58)、このリヴォケーションリストをメディア
SAM610の公開鍵で暗号化し(ステップS59)、
ホストCPU510、ドライブCPU520およびメデ
ィアSAMI/F522を経由してメディアSAM61
0に転送することにり(ステップS60)、メディアS
AM610のリヴォケーションリストを更新し、処理を
終了する(ステップS61)。
【0076】次に、ステップS17の、リヴォケーショ
ンリストのチェックの処理について、図21のフローチ
ャートを参照して説明する。まず、チェックの処理が開
始されたら(ステップS71)、メディアSAM610
からSAM600にコマンドを送ることにより(ステッ
プS72)、SAM600のIDがメディアSAM61
0に転送される(ステップS73)。メディアSAM6
10は、このIDがリヴォケーションリストに含まれて
いるか否かをチェックし、含まれていた場合には、この
SAM600を有する機器は、たとえば何らかの不正を
行なうなど不適切な装置であると判定され、メディアS
AM610は記録再生機器414との通信を拒絶し(ス
テップS76)、処理を終了する(ステップS77)。
【0077】SAM600のIDがリヴォケーションリ
ストに含まれていない場合には(ステップS75)、次
にSAM600からメディアSAM610のチェックが
開始され(ステップS78)、SAM600からメディ
アSAM610にコマンドが送られて(ステップS7
9)、メディアSAM610のIDがSAM600に転
送される(ステップS80)。SAM600は、このI
Dがリヴォケションリストに含まれているか否かをチェ
ックし、含まれていた場合には、この記録メディア71
0はたとえば何らかの不正が行なわれたなど不適切な記
録メディア710であると判断し、以後の通信を拒絶し
(ステップS83)、処理を終了する。メディアSAM
610のIDがリヴォケーションリストに含まれていな
い場合には(ステップS82)、SAM600およびメ
ディアSAM610とも適正なSAM、すなわち、記録
再生機器414および記録メディア710はともに適正
な装置および媒体であると判断され、一連のチェック処
理は終了する(ステップS85)。
【0078】次に、ステップS18の、鍵データブロッ
クの物理アドレス情報の上位への転送処理について、図
22のフローチャートを参照して説明する。まず、処理
がスタートすると(ステップS100)、鍵データブロ
ックの物理アドレスの情報をストレージ鍵で復号し(ス
テップS101)、鍵データブロックの物理アドレス情
報をメディアSAM610の公開鍵で暗号化する(ステ
ップS102)。そして、メディアSAM610は、こ
の暗号化された情報を、メディアSAMI/F522、
ドライブCPU520およびホストCPU510を介し
て、SAM600に転送する(ステップS103)。
【0079】SAM600では、鍵データブロックの物
理アドレス情報全体のハッシュ値をとり、データ全体が
改ざんされていないかどうかのチェックを行い(ステッ
プS104)、適正であればその物理アドレス情報をS
AM600内にセットする(ステップS105)。次
に、AVコーデックSAM620と共通鍵暗号をベース
とした相互認証を行い(ステップS106)、セッショ
ン鍵を共有し(ステップS107)、鍵データブロック
情報をAVコーデックSAM620に転送する(ステッ
プS108)。AVコーデックSAM620では、これ
をセッション鍵を用いて復号し(ステップS109)、
鍵データをメモリに格納し(ステップS110)、一連
の転送処理は終了する(ステップS111)。
【0080】次に、ステップS19の、鍵データブロッ
クの上位への転送処理について、図23のフローチャー
トを参照して説明する。まず、処理がスタートすると
(ステップS120)、鍵データブロックをストレージ
鍵で復号し(ステップS121)、鍵データブロックを
メディアSAM610の公開鍵で暗号化する(ステップ
S122)。そして、メディアSAM610は、この暗
号化された情報を、メディアSAMI/F522、ドラ
イブCPU520およびホストCPU510を介して、
SAM600に転送する(ステップS123)。
【0081】SAM600では、鍵データブロック全体
のハッシュ値をとり、データ全体が改ざんされていない
かどうかのチェックを行う(ステップS124)。そし
て、適正であれば、AVコーデックSAM620と共通
鍵暗号をベースとした相互認証を行い(ステップS12
5)、セッション鍵を共有し(ステップS126)、鍵
データブロックをAVコーデックSAM620に転送す
る(ステップS127)。AVコーデックSAM620
では、これをセッション鍵を用いて復号し(ステップS
128)、鍵データをメモリに格納し(ステップS12
9)、一連の転送処理は終了する(ステップS13
0)。
【0082】そして最後に、ステップS20で示した、
ファイルシステムの上位への転送処理について、図24
のフローチャートを参照して説明する。まず、処理がス
タートすると(ステップS140)、ドライブCPU5
20が記録メディア710上の物理アドレス情報を管理
するコンテンツファイルのファイルシステムを検出し
て、記録メディア710より読み出す(ステップS14
1)。次に、ドライブCPU520は、このファイルシ
ステムをホストCPU510に転送し(ステップS14
2)、ホストCPU510は、これをシステムメモリ5
12上に記憶し(ステップS143)、ファイルシステ
ムの転送処理は終了する(ステップS144)。
【0083】購入形態 次に、本発明に係わる、このような構成、仕組みのEM
Dシステム1における、音楽データを配信する際の購入
形態について説明する。配信される音楽データに対する
課金の形態は種々の形態が考えられるが、ここでは、図
6を参照して説明したセキュアコンテナの使用許諾条件
(UCP)に記載される可能性のある購入形態、換言す
れば課金形態について説明する。
【0084】まず、厳密には「購入」に相当しないが、
セキュアコンテナをそのまま配信する再配布という配信
形態がある。この状態では、単にセキュアコンテナが実
質的にそのまま複写されるのみで、UCSは作られな
い。すなわち、購入されたこととならない。EMDシス
テム1においては、あらゆる状況において、すなわち後
段で適切に課金処理、権利処理が行なわれるため、基本
的に要求があれば複写を許諾するようにしておくこと
が、コンテンツデータを広く販売する、配信するために
有効である。再配布は、このような機能を有する配信形
態と言える。
【0085】購入したコンテンツデータに対して、記録
するごとに対価を支払う購入形態が記録課金である。図
25は、記録課金方式の課金形態の概念を示す図であ
る。記録課金では、1回コピーするごとに課金をしてい
く。すなわち、コンテンツ1曲単位で、著作権者(コン
テンツプロバイダ200)に対し対価を支払うことによ
って、記録メディアにコピーさせる権利を買うことを意
味している。1回コピーをするのに必要な金額は、何回
でも均等な額に設定してもよいし、回数が増える程優良
顧客に対する優遇サービスということで金額が安くなる
ように設定してもよい。また、コピーを制限するという
ことでその逆の設定でもよい。
【0086】コピーを1回させる権利に相当するフラグ
を、コピーコントロールチケットと呼ぶものとし、これ
により複数回分のコピーを行なう権利をまとめて購入す
る形態もある。たとえば、ユーザホームネットワーク4
00内のコピーをさせる側である通信記録再生装置45
0またはレコーダ453が、コピーをする前に、コンテ
ンツ単位でコピーコントロールチケットをEMDサービ
スセンタ100から購入しておくことにより、コンテン
ツデータを光ディスクなどの媒体に、そのチケット購入
回数分コピーすることができる。
【0087】購入したコンテンツデータに対して、再生
するごとに対価を支払う購入形態が再生課金である。図
26は、再生課金方式の課金形態の概念を示す図であ
る。再生課金の場合は、1回再生するごとに相当額を支
払っていく方式である。この方式は、最初にコンテンツ
および記録メディアを入手する場合には、無料あるいは
低価格で入手し、以後、視聴した分だけ支払いを行うこ
とになるので、ユーザの立場からみると非常に合理的な
支払い形態と言える。1回再生をするのに必要な金額
は、何回でも均等な額に設定してもよいし、回数が増え
る程優良顧客に対する優遇サービスということで金額が
安くなるように設定してもよい。また、コピーを制限す
るということでその逆の設定でもよい。
【0088】再生課金を行なう場合には、ユーザの支払
った対価が定価に達した時点で、コンテンツを買い取っ
たことと同様の権利をもち、以降の再生に関しては無料
となるような形態であることが望ましい。上限値が決ま
っていないと逆に無制限に支払っていく可能性があり、
好ましくない。
【0089】このような記録課金、再生課金に対して、
当初からコンテンツデータを買い切ってしまう購入形態
もある。買い切った場合には、以後、その購入者に係わ
る使用に関しては、なんら課金されることがない。使用
者が、購入者か否かは、前述した利用空間調査などの処
理で検知される。この買い切りにも、完全に買い切って
しまう完全買い切り、所定の期間の間フリーで使用でき
る期間制限型の買い切り、所定の回数だけフリーで使用
できる回数制限型の買い切りなどがある。当然、完全買
い切りの定価は高く、制限付きの買い切りは定価が低く
設定される。
【0090】また、SCMSメディアに対してコピーを
行なう場合には、購入形態は買い切り型となる。この場
合は、EMD機器において全ての権利処理、課金処理な
どを済ませたのち、SCMSメディアに所定のコピーコ
ントロール状態でコピーを行うことになる。その他、再
生および記録の時間ごとに課金する形態、あるいは、再
生および記録のデータブロックごとに課金する形態等が
ある。
【0091】具体的処理例 ユーザホームネットワーク400の各ホームネットワー
ク機器間において、コンテンツデータが使用される具体
的な例について、図27〜図34を参照して説明する。
【0092】図27は、EMDシステム1における典型
的な複写処理の例である。この構成では、ネットワーク
機器と別にパッケージ機器があって、物理的な線でつな
いでダウンロードする。したがって、SAM−SAM間
の認証が必要となる。認証は、両機器のホストとSAM
間と、SAM−SAM間で行なわれる。再生側は、キー
ファイルをメモリから取り出して、SAM−SAM間で
相互認証を行いセッションキーをつくって、キーファイ
ルを記録側に送る。記録側では、メディアSAMと相互
認証を行なってメディアのキーファイルを展開する。
【0093】購入形態は、送り側で決めてもよいし、記
録側で決めてもよい。利用空間調査は、両サイドの機器
で行なう。再生側のホストCPUが持っているのはハー
ドディスクに記録されているコンテンツファイルのファ
イルシステムであり、SAMの持っているキーファイル
のファイルシステムは、メモリに記録されているキーフ
ァイルのファイルシステムである。記録側のホストCP
Uが持っているのはパッケージメディアに記録されてい
るコンテンツファイルのファイルシステムであり、SA
Mに持っているキーファキルおよびファイルシステム
は、パッケージメディアのものである。
【0094】図28は、パッケージ間の再配付の場合を
示す図である。再生の機器とメディアで利用空間調査を
行い、SAMと記録系でメディア空間を行い、キーファ
イルはSAMに展開して、コンテンツファイルはHDD
上に展開する。利用形態は、UCPを移すのみ。したが
って、セッションキーをつくって、UCP、キーファイ
ルのみを転送し、コンテンツファイルはそのまま転送す
る。SAMとメディアSAMで相互認証し、キーファイ
ルを送り、コンテンツファイルはメディアに記録する。
再生側でUCSを作り、購入形態を決める。記録側に転
送する時は、KF1−UCPだが、メディアに記録され
る時には、KF1−UCP/UCSとなっている。なお
この場合、利用空間調査で諸元が同じことがわかってい
るものとする。
【0095】図29は、諸元が違う場合の例である。再
配付だけど諸元が違う。この利用空間では、再生側に変
換処理を持っているので、コンテンツはコンテンツキー
で復号し、コンテンツキーを記録側にセッションキーで
送る。そして、信号を変換して、セッションキーで送っ
て、記録側にスタックしているコンテンツキーで再暗号
化してメディアに記録する。再暗号化はドライブで行な
う。ドライブにDESがあるので、ここで暗号化しなが
ら記録する。
【0096】図30は、UCSからの購入の例を示す図
である。再生課金の場合を示し、利用空間調査と、キー
ファイル展開の操作は前述した場合と同じである。この
場合、諸元は同じであり、セッションキーは、SAM−
SAM間、SAM−メディアSAM間で持っている。ま
た、UCSのキーファイルをセションキーで送る。
【0097】図31は、買い切りの場合である。利用空
間調査の中に、誰が購入したか。また、記録媒体は誰の
ものという判別により、私的録音、プライゲートユーセ
ージ/セルの区別をつける。所有権の利用空間調査も必
要である。UCSに記録されている所有者から、その記
録媒体の所有者が同じなら移る。そうでない場合は課金
される。
【0098】図32は、EMDからSCMSコンテンツ
へのコピーを示す。利用空間調査で相手がSCMSとわ
かるので、SAMで課金を行い、コンテンツキーで暗号
化をはずしながら、1394コピープロテクションのセ
ッションキーを使って、ホスCPU2に送って、メディ
アに記録する。この時のプロテクトモードは、コピー付
加である。
【0099】図33は、利用空間調査でSAM機器にS
CMS機器が乗っている場合である。EMD機器同士の
セッションであるが、記憶側に載っているメディアがS
CMSメディアなので、UCPに書かれているEMDモ
ードと諸元、および、相手の記録媒体のSCMSという
ことで処理を行なう。この場合は、UCPに書かれてい
るSCMSメディアへの記録という報告を見て、1回当
たりのコピーの価格をみて、これを再生側のEMD機器
で支払う。再生側でコンテンツ鍵ではずして、セッショ
ン鍵で転送して記録してもいいが、記録側で記録するよ
うにしてもよい。
【0100】図34は、ROMディスクでの購入形態を
示す。ROMを買った時は、購入形態がきまっていな
い。また、ROM−RAMのハイブリッドが必要とな
る。この場合、メディアSAMにあるキーファイルを全
部SAM1に転送し、試聴して、購入するコンテンツを
選択する。そして、UCSキーファイルを作り、メディ
アSAMに記録する。これにより、買った曲だけが聞け
るROMディスクになる。RAMは、セキュアRAMの
みの場合、セキュアRAMとメディアSAMがある場
合、セキュアRAMがなくて全部メディアSAMでやっ
てしまう場合がある。
【0101】使用履歴情報 このような種々の形態により、音楽コンテンツが課金さ
れる形態で実際に使用されるごとに、使用履歴情報(Us
age-Log)が生成される。生成された使用履歴情報(Usag
e-Log)は、各ユーザホームネットワーク400内のネッ
トワーク機器410に一旦蓄積された後、適宜EMDサ
ービスセンタ100に送信される。
【0102】この使用履歴情報(Usage-Log)の一例を図
35に示す。使用履歴情報(Usage-Log)には、図35に
示すように、コンテンツID(Content ID)、コンテンツ
を使用した利用者ID(User ID) 、ユーザホームネット
ワーク400を特定するホームネットワークグループI
D(Home Network Group ID)、権利処理を行なったSA
MのID(SAM ID)、購入形態を示す情報(Purchase/Usag
e mode) 、価格(Price Tag) 、使用地域(area-code) 、
割引情報(discount information)、そのコンテンツの販
売に係わった全てのエンティティのID、使用の際の信
号諸元の情報などが記録されている。エンティティとし
ては、コンテンツプロバイダ(Content Provider)、サー
ビスプロバイダ(Service Provider)を初めとして、ポー
タル(E.M.Place) 、ハードウェア提供元(H/W Provide
r)、記録媒体提供元(Media Provider)、装置製造元(Com
ponent Provider)、権利者(LicenceHolders) など、そ
のコンテンツの配信に係わった全てのエンティティが記
録される。
【0103】利益分配処理 最後に、このようなEMDシステムにおける、音楽コン
テンツの配信に伴う利益分配処理について説明する。な
お、ここで言う利益とは、音楽コンテンツの配信に伴っ
て得られる金銭的な価値を広く総称したものであって、
実際の適用時には、購入金額、対価をそのまま用いてよ
い。
【0104】情報配信 まず、音楽コンテンツデータの配信処理の流れについ
て、典型的な一例を挙げて今一度まとめて説明する。ま
ず、図1に示すようなEMDシステム1において、コン
テンツプロバイダ200で著作権者により管理されてい
る音楽コンテンツデータは、図2に示したコンテンツプ
ロバイダセキュアコンテナの形態でサービスプロバイダ
250に供給される。サービスプロバイダ250は、そ
の音楽コンテンツデータを、図3に示したサービスプロ
バイダセキュアコンテナの形態で、種々のサービス形態
により、また種々のデリバリチャネル300を介して、
たとえば図4に示すような構成のユーザホームネットワ
ーク400に配信する。この際、いわゆるポータルとい
われる業者などにより、そのコンテンツデータの一部が
使用されて、音楽コンテンツの参照、紹介、批評あるい
は新たな形態の間接的な販促活動などが行なわれる場合
もある。
【0105】このようにしてユーザホームネットワーク
400に配信された音楽コンテンツデータは、配信され
た直後は、通常は特段の処理が行なわれずに、サービス
プロバイダセキュアコンテナの形態でそのまま家庭内の
ストレージ機器のハードディスクなどに記憶される。そ
して、使用者がこのサービスプロバイダセキュアコンテ
ナに含まれる音楽データを再生したり記録する、すなわ
ち使用すると決定し、たとえば家庭内の記録再生装置4
12において相応の操作を行った場合に、記録再生装置
412内のSAMが、サービスプロバイダセキュアコン
テナ内の図6に示したようなUCPを読み出し、UCP
内に設定されている取扱方針で許される範囲内での使用
形態を決定し、使用状態を示すUCSを生成し、図5に
示すようなユーザホームネットワークセキュアコンテナ
が生成される。
【0106】以後、家庭内の記録再生装置412におい
て、EMDサービスセンタ100より予め配布されてい
るディストリビューション鍵を用いることにより、暗号
化された音楽コンテンツデータが適宜復号されて再生さ
れるなど使用される。また、このユーザホームネットワ
ークセキュアコンテナの形態で、許される範囲内で順次
コピーが行われる。
【0107】利益分配処理 さて、このようなEMDシステム1、またユーザホーム
ネットワーク400における音楽コンテンツデータの配
信環境において、最終的に音楽コンテンツデータの購入
に基づく利益を分配する方法について図36〜図38を
参照して説明する。図36は、利益分配処理の流れを示
すブロック図であり、図37は、図36に示した利益分
配率データを説明するための図であり、図38は、図3
6に示した利益分配処理を説明するための図である。
【0108】前述したように、まず、EMDサービスセ
ンタ100には、図36に示すように、基本的にEMD
システム1の全てのエンティティが登録されており、I
D、種々の属性、決済口座などの情報を含むエンティテ
ィ管理データ110が記録されている。また、図37に
示すような、各コンテンツプロバイダ200から登録さ
れた、各コンテンツIDごと、すなわち、コンテンツプ
ロバイダセキュアコンテナごとの、各エンティティに対
する利益分配の割合を示した利益分配率データ112が
記録されている。さらに、図示しないが、各コンテンツ
プロバイダ200から登録された、各コンテンツデータ
の配信の際の信号諸元に基づいた価格変更、価格換算を
規定した価格換算データ114が記録されている。
【0109】このような状況において、音楽コンテンツ
データが購入されたら、前述したような各機器のSAM
あるいはメディアSAMにおけるセキュアな処理により
利用空間調査が行なわれ、最終的に、コンテンツの生成
から購入に関わった全てのエンティティ、購入条件、信
号諸元などが記録された、図35に示したような使用履
歴情報(Usage-Log)がEMDサービスセンタ100に送
信されてくる。
【0110】この使用履歴情報(Usage-Log)を、EMD
サービスセンタ100のたとえば利益分配サーバ120
が受信したら、まず、最終的な購入価格を決定する。購
入価格は、まず基本的に、買い切り(Sell Through)の場
合は使用履歴情報(Usage-Log)に記載されているプライ
スタグが基準となり、また再生課金(Pay PerPlay)によ
る購入の場合には1回の再生価格×使用履歴情報(Usag
e-Log)の個数が基準となる。そして、この基準価格に、
さらに種々の条件に基づいて補正を行ない、最終的な購
入価格を決定する。
【0111】具体的には、まず、使用履歴情報(Usage-
Log)に記載されている購入時の信号諸元のデータに基づ
いて、価格換算データ114を参照して換算を行なう。
たとえば、プライスタグが1ビット2.28224MH
zのサンプリングデータを基準としたものである場合
に、これを16ビット44.1KHzATRAC(登録
商標)2にダウンサンプリングして購入した場合には、
価格換算データ114を参照して、品質相応の換算を行
なう。次に、使用履歴情報(Usage-Log)の使用地域の情
報に基づいて、使用した国に応じて異なるたとえば付加
金などの価格を検出し、この調整を行なう。さらに、た
とえばマイレージなどのディスカウントを利用している
か否かなどの条件を加味し、最終的な価格を決定する。
【0112】一方で利益分配サーバ120は、使用履歴
情報(Usage-Log)に記載されているコンテンツIDに基
づいて、コンテンツデータごとの利益分配率データ11
2を参照し、そのコンテンツに関わる各エンティティに
対する利益の分配率を決定する。また、使用履歴情報
(Usage-Log)に記載されている各エンティティのIDに
基づいて、エンティティ管理データ110を参照して、
利益振込口座の口座番号を検出する。最後に、たとえば
著作権利者にのみ付加される著作権料(copyright fee)
のような料金の調整を行い、最終的に各エンティティに
支払う価格を決定する。
【0113】支払い価格が決定されたら、たとえばEM
Dサービスセンタ100内の支払いサーバ130にその
データを転送し、支払いサーバ130が、たとえば特定
の期間ごとの決済処理を一括するなどした上で、カード
会社や銀行などの決済機関800を介して支払い処理を
行なう。
【0114】このようにすることで、コンテンツデータ
を配信した、あるいは使用されたことによる対価を、必
要に応じて媒体メーカや装置メーカも含めた、そのコン
テンツデータの配信に関わった全てのエンティティに対
して、そもそもコンテンツデータを生成したコンテンツ
プロバイダ200が意図し設定した分配比率に従って、
また、コンテンツデータの品質、購入形態、使用環境に
よる制約などにも適切に対応した形態で、適切に配分す
ることができる。
【0115】なお、本発明は本実施の形態に限られるも
のではなく、任意好適な種々の改変が可能である。たと
えば、本実施の形態においては音楽データの配信システ
ムを例示したが、静止画像データ、動画像(映像)デー
タ、ビデオデータ、あるいは、コンピュータプログラム
やゲームプログラム、ゲームの追加データなど、任意の
データの配信システムに適用可能である。
【0116】また、本実施の形態においては図1に示し
たような構成のEMDシステム1を例示して本発明を説
明したが、このような構成のシステムにのみ適用可能な
ものではない。たとえば、EMDサービスセンタ100
が存在せず、コンテンツプロバイダ200自信が、エン
ティティ管理データ110、利益分配率データ112お
よび価格換算データ114などを管理しておき、使用履
歴情報(Usage-Log)を受け付けて、対価配分処理を行な
うようにしてもよい。もちろん、これがサービスプロバ
イダ250や、EMDサービスセンタ100とは異なる
第3の機関により行なわれるような構成でもよい。ま
た、コンテンツデータの配信環境についても、任意の構
成でよい。たとえば、サービスプロバイダ250が存在
せずコンテンツプロバイダ200が直接に配信する構成
であってもよい。
【0117】また、EMDサービスセンタ100、コン
テンツプロバイダ200、サービスプロバイダ250、
デリバリチャネル300、ユーザホームネットワーク4
00の各構成は何ら限定されるものではなく、各々任意
の構成でよい。
【0118】
【発明の効果】このように、本発明によれば、所望のデ
ータを、多様な配信手段を介して、多様な課金方法、使
用形態により、適切に権利処理や課金処理を行いながら
配信することのできるデータ配信方法およびそのシステ
ムを提供することができる。また、多様な配信手段を介
して、多様な課金方法、使用形態により配信される種々
のデータより、所望のデータを所望の形態で所望の課金
形態で適切に権利処理や課金処理を行いながら使用する
ことのできるデータ使用装置を提供することができる。
また、任意の配信用データを、所望の課金形態で適切に
権利処理や課金処理を行いながら配信するための、配信
用データの記録された記録媒体を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施の形態のEMDシステ
ムの構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、図1に示したEMDシステムのコンテ
ンツプロバイダが生成するコンテンツプロバイダセキュ
アコンテナを説明するための図である。
【図3】図3は、図1に示したEMDシステムのサービ
スプロバイダが生成するサービスプロバイダセキュアコ
ンテナを説明するための図である。
【図4】図4は、図1に示したEMDシステムのユーザ
ホームネットワークの一般的な構成を示す図である。
【図5】図5は、図1に示したEMDシステムのユーザ
ホームネットワーク内で生成するユーザホームネットワ
ークセキュアコンテナを説明するための図である。
【図6】図6は、UCPを説明するための図である。
【図7】図7は、UCSを説明するための図である。
【図8】図8は、ホームネットワーク機器の構成の第1
の例を示す図である。
【図9】図9は、ホームネットワーク機器の構成の第2
の例を示す図である。
【図10】図10は、SAMの構成を示す図である。
【図11】図11は、メディアSAMの構成を示す図で
ある。
【図12】図12は、AVコーデックSAMの構成を示
す図である。
【図13】図13は、ドライブSAMの構成を示す図で
ある。
【図14】図14は、利用空間調査の概念を説明する図
である。
【図15】図15は、利用空間ディスクリプタ(利用空
間テーブル)を説明するための図である。
【図16】図16は、1つの再生装置から複数の記録装
置にコピーを行なう場合の利用空間調査を説明するため
の、利用空間調査テーブルを示す図である。
【図17】図17は、利用空間調査を含む一連の初期処
理の流れを示すフローチャートである。
【図18】図18は、装着された記録メディアの種別判
別処理の流れを示すフローチャートである。
【図19】図19は、相互認証処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図20】図20は、リヴォケーションリスト更新処理
の流れを示すフローチャートである。
【図21】図21は、リヴォケーションリストチェック
処理の流れを示すフローチャートである。
【図22】図22は、鍵データブロックの物理アドレス
情報の上位への転送処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【図23】図23は、鍵データブロックの上位への転送
処理の流れを示すフローチャートである。
【図24】図24は、ファイルシステムの上位への転送
処理の流れを示すフローチャートである。
【図25】図25は、図1に示したEMDシステムにお
ける記録課金方式の課金形態を説明するための図であ
る。
【図26】図26は、図1に示したEMDシステムにお
ける再生課金方式の課金形態を説明するための図であ
る。
【図27】図27は、EMDシステムと同様の構成によ
る複写処理を示す図である。
【図28】図28は、パッケージ間の再配付の場合を示
す図である。
【図29】図29は、諸元が違う場合の再送付の例を示
す図である。
【図30】図30は、UCSからの購入の例を示す図で
ある。
【図31】図31は、買い切りの場合を示す図である。
【図32】図32は、EMDからSCMSコンテンツへ
のコピーを示す図である。
【図33】図33は、利用空間調査でSAM機器にSC
MS機器が乗っている場合を示す図である。
【図34】図34は、ROMディスクでの購入形態を示
す図である。
【図35】図35は、利用履歴情報(Usage−Lo
g)の内容を説明するための図である。
【図36】図36は、図1に示したEMDシステムにお
ける利益分配処理の流れを示すブロック図である。
【図37】図37は、図36に示した利益分配率データ
を説明するための図である。
【図38】図38は、図36に示した利益分配処理を説
明するための図である。
【符号の説明】
1…EMDシステム、100…EMDサービスセンタ、
110…エンティティ管理データ、112…利益分配率
データ、114…価格換算データ、120…利益分配サ
ーバ、130…支払いサーバ、200…コンテンツプロ
バイダ、250…サービスプロバイダ、300…デリバ
リチャネル、400…ユーザホームネットワーク、41
0…ネットワーク機器、412,414,416…記録
再生機器、500…ホストCPU、512…システムメ
モリ、514…フラッシュEEPROM、516…ホス
トCPUバス、520…ドライブCPU、522…メデ
ィアSAMインターフェイス、524…EMD系メディ
ア検出器、526…メディア検出スイッチ、600…S
AM、610…メディアSAM、620…AVコーデッ
クSAM、630…ドライブSAM、700…記録媒
体、710…EMD系メディア、720…SCMS系メ
ディア、722…ROM領域、724…セキュアRAM
領域、726…RAM領域、800…決済機関

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所望の配信対象のデータに、少なくとも当
    該配信対象のデータの使用を制御する使用制御情報を付
    加し、 前記使用制御情報の付加された配信対象のデータを、前
    記使用制御情報に基づいて動作が制御される使用装置に
    配信し、 前記配信された使用装置において、前記使用制御情報に
    基づいて前記配信対象のデータを使用し、 前記使用の結果の情報を前記配信元に送信するデータ配
    信方法。
  2. 【請求項2】前記使用制御情報の付加された配信対象の
    データを配信された使用装置は、当該使用制御情報の付
    加された配信対象のデータを、さらに任意の使用装置に
    対して配信する請求項1に記載のデータ配信方法。
  3. 【請求項3】前記使用制御情報は、前記配信対象のデー
    タを再生するごとに課金されることを条件に再生を許可
    する情報を有し、 任意の使用装置において前記配信対象のデータが再生さ
    れるごとに、当該再生を通知する情報を前記配信元に送
    信し、 前記送信された情報に基づいて課金を行なう請求項2に
    記載のデータ配信方法。
  4. 【請求項4】前記使用制御情報は、前記配信対象のデー
    タを再生するごとに課金されることを条件に再生した場
    合の、同一の使用者による再生の最大回数を規定する情
    報を有し、 前記配信された配信対象のデータが、同一の使用者によ
    り、前記最大回数、再生するごとに課金されることを条
    件に再生された場合、当該配信された配信対象のデータ
    は当該使用者に買い取られたものとし、以後の同一使用
    者による少なくとも再生に対しては課金を行なわない請
    求項3に記載のデータ配信方法。
  5. 【請求項5】前記使用制御情報は、前記配信対象のデー
    タを使用可能に記録するごとに課金されることを条件に
    使用可能に記録することを許可する情報を有し、 任意の使用装置において前記配信対象のデータが使用可
    能に記録されるごとに、当該使用可能な記録を通知する
    情報を前記配信元に送信し、 前記送信された情報に基づいて課金を行なう請求項2に
    記載のデータ配信方法。
  6. 【請求項6】前記使用制御情報は、所定金額の課金を行
    なうことを条件に、同一の使用者による使用を許可する
    買い取りに係わる情報を有し、 任意の使用装置において前記配信対象のデータが前記買
    い取られた場合に、当該買い取りを通知する情報を前記
    配信元に送信し、 前記送信された情報に基づいて課金を行なう請求項2に
    記載のデータ配信方法。
  7. 【請求項7】前記使用制御情報は、所定金額の課金を行
    なうことを条件に、同一の使用者による以後の使用を全
    て許可する完全買い取りに係わる情報を有し、 前記配信対象のデータが前記完全買い取りされた場合、
    以後、任意の使用装置における当該配信対象のデータを
    買い取った使用者による当該配信対象のデータの使用を
    許可する請求項6に記載のデータ配信方法。
  8. 【請求項8】前記使用制御情報は、所定金額の課金を行
    なうことを条件に、同一の使用者による所定回数の使用
    を許可する回数制限買い取りに係わる情報を有し、 前記配信対象のデータが前記回数制限買い取りされた場
    合、任意の使用装置において当該配信対象のデータを買
    い取った使用者により当該配信対象のデータが使用され
    る時に、当該使用回数を計数し、 前記計数した使用回数が前記所定回数以内の場合に当該
    使用を許可する請求項6に記載のデータ配信方法。
  9. 【請求項9】前記使用制御情報は、所定金額の課金を行
    なうことを条件に、同一の使用者による所定期間の使用
    を許可する期間制限買い取りに係わる情報を有し、 前記配信対象のデータが前記期間制限買い取りされた場
    合、任意の使用装置において当該配信対象のデータを買
    い取った使用者により当該配信対象のデータが使用され
    る時に、時間を検出し、 前記検出した時間が前記所定期間内の場合に当該使用を
    許可する請求項6に記載のデータ配信方法。
  10. 【請求項10】前記使用制御情報は、所定金額の課金を
    行なうことを条件に、前記使用制御情報に基づいて動作
    が制御されない装置に対して前記配信対象のデータを使
    用することを許可する買い取りに係わる情報を有し、 前記任意の使用装置において前記配信対象のデータが前
    記買い取られた場合に、当該買い取りを通知する情報を
    前記配信元に送信し、 前記送信された情報に基づいて課金を行なう請求項2に
    記載のデータ配信方法。
  11. 【請求項11】前記使用装置は、前記前記使用制御情報
    に基づいて動作が制御されない記録媒体に前記配信対象
    のデータを記録する際には、当該データがさらに他の記
    録媒体に記録されないような状態で記録する請求項10
    に記載のデータ配信方法。
  12. 【請求項12】前記使用制御情報は、前記配信対象のデ
    ータを所定時間使用するごとに課金されることを条件に
    使用を許可する情報を有し、 任意の使用装置において前記配信対象のデータが使用さ
    れるごとに、当該使用時間を計測し、 前記計測された使用時間に基づいて課金を行なう請求項
    2に記載のデータ配信方法。
  13. 【請求項13】前記使用制御情報は、前記配信対象のデ
    ータを所定データブロック使用するごとに課金されるこ
    とを条件に使用を許可する情報を有し、 任意の使用装置において前記配信対象のデータが使用さ
    れるごとに、当該使用データブロックを計測し、 前記計測された使用データブロックに基づいて課金を行
    なう請求項2に記載のデータ配信方法。
  14. 【請求項14】所望の配信対象のデータに、少なくとも
    当該配信対象のデータの使用を制御する使用制御情報を
    付加する制御情報付加手段と、 前記使用制御情報の付加された配信対象のデータを、前
    記使用制御情報に基づいて動作が制御される使用装置に
    配信する配信手段とを有する配信装置と、 前記配信された配信対象のデータを、前記使用制御情報
    に基づいて使用する使用手段と、 前記使用の結果の情報を前記配信手段に送信する使用結
    果送信手段とを有する使用装置とを有するデータ配信シ
    ステム。
  15. 【請求項15】配信される、配信対象のデータに当該配
    信対象のデータの使用を制御する使用制御情報が付加さ
    れたデータを受信する受信手段と、 前記受信した配信対象のデータを、前記付加されている
    前記使用制御情報に基づいて使用する使用手段と、 前記使用の結果の情報を配信元に送信する使用結果送信
    手段とを有するデータ使用装置。
  16. 【請求項16】前記受信したデータを、他の前記データ
    使用装置にさらに出力するデータ出力手段をさらに有
    し、 前記使用結果送信手段は、前記データ出力手段が前記受
    信したデータをそのまま前記出力する時は、当該出力に
    係わる情報は前記配信元に送信しない請求項15に記載
    のデータ使用装置。
  17. 【請求項17】前記使用制御情報は、前記配信対象のデ
    ータを再生するごとに課金されることを条件に再生を許
    可する情報を有し、 前記使用手段は、前記配信対象のデータを再生し、 前記使用結果送信手段は、前記配信対象のデータが再生
    されるごとに、当該再生を通知する情報を前記配信元に
    送信する請求項16に記載のデータ使用装置。
  18. 【請求項18】前記使用制御情報は、前記配信対象のデ
    ータを再生するごとに課金されることを条件に再生した
    場合の、同一の使用者による再生の最大回数を規定する
    情報を有し、 前記使用結果送信手段は、前記配信された配信対象のデ
    ータが、同一の使用者により、前記最大回数、再生する
    ごとに課金されることを条件に再生された場合、当該配
    信された配信対象のデータは当該使用者に買い取られた
    ものとし、以後の同一使用者による少なくとも再生に対
    しては課金を行なわない請求項17に記載のデータ使用
    装置。
  19. 【請求項19】前記使用制御情報は、前記配信対象のデ
    ータを使用可能に記録するごとに課金されることを条件
    に使用可能に記録することを許可する情報を有し、 前記使用手段は、前記配信対象のデータを使用可能に記
    録し、 前記使用結果送信手段は、前記配信対象のデータが使用
    可能に記録されるごとに、当該使用可能な記録を通知す
    る情報を前記配信元に送信する請求項15に記載のデー
    タ使用装置。
  20. 【請求項20】前記使用制御情報は、所定金額の課金を
    行なうことを条件に、同一の使用者による使用を許可す
    る買い取りに係わる情報を有し、 前記使用手段は、前記配信対象のデータの買い取り処理
    を行い、 前記使用結果送信手段は、当該買い取りを通知する情報
    を前記配信元に送信する請求項16に記載のデータ使用
    装置。
  21. 【請求項21】前記使用制御情報は、所定金額の課金を
    行なうことを条件に、同一の使用者による以後の使用を
    全て許可する完全買い取りに係わる情報を有し、 前記使用手段は、前記配信対象のデータの前記完全買い
    取り処理を行い、 前記使用結果送信手段は、当該完全買い取りを通知する
    情報を前記配信元に送信し、以後、前記使用手段におけ
    る当該買い取りを行なった使用者に係わる使用について
    は使用の通知を行なわない請求項20に記載のデータ使
    用装置。
  22. 【請求項22】前記使用制御情報は、所定金額の課金を
    行なうことを条件に、同一の使用者による所定回数の使
    用を許可する回数制限買い取りに係わる情報を有し、 前記使用手段は、前記配信対象のデータの前記回数制限
    買い取り処理を行い、前記買い取った使用者により当該
    配信対象のデータが使用される時には当該使用回数を計
    数し、 前記使用結果送信手段は、当該回数制限買い取りを通知
    する情報を前記配信元に送信し、以後、前記使用手段に
    おける当該買い取りを行なった使用者に係わる前記所定
    の回数までの使用については前記使用の通知を行なわな
    い請求項20に記載のデータ使用装置。
  23. 【請求項23】前記使用制御情報は、所定金額の課金を
    行なうことを条件に、同一の使用者による所定期間の使
    用を許可する期間制限買い取りに係わる情報を有し、 前記使用手段は、前記配信対象のデータの前記期間制限
    買い取り処理を行い、前記買い取った使用者により当該
    配信対象のデータが使用される時には当該使用される時
    間を検出し、 前記使用結果送信手段は、当該期間制限買い取りを通知
    する情報を前記配信元に送信し、以後、前記使用手段に
    おける当該買い取りを行なった使用者に係わる前記所定
    の期間内の使用については前記使用の通知を行なわない
    請求項20に記載のデータ使用装置。
  24. 【請求項24】前記使用制御情報は、所定金額の課金を
    行なうことを条件に、前記使用制御情報に基づいて動作
    が制御されない装置に対して前記配信対象のデータを使
    用することを許可する買い取りに係わる情報を有し、 前記使用手段は、前記配信対象のデータの前記買い取り
    処理を行い、前記使用制御情報に基づいて動作が制御さ
    れない装置に対して前記配信対象のデータを使用し、 前記使用結果送信手段は、前記買い取りを通知する情報
    を前記配信元に送信する請求項16に記載のデータ使用
    装置。
  25. 【請求項25】前記使用手段は、前記前記使用制御情報
    に基づいて動作が制御されない記録媒体に前記配信対象
    のデータを記録する際には、当該データがさらに他の記
    録媒体に記録されないような状態で記録する請求項24
    に記載のデータ使用装置。
  26. 【請求項26】前記使用制御情報は、前記配信対象のデ
    ータを所定時間使用するごとに課金されることを条件に
    使用を許可する情報を有し、 前記使用手段は、前記配信対象のデータを使用する際に
    使用時間を計測し、 前記使用結果送信手段は、前記計測された使用時間に基
    づく使用に係わる情報を前記配信元に送信する請求項1
    6に記載のデータ使用装置。
  27. 【請求項27】前記使用制御情報は、前記配信対象のデ
    ータを所定データブロック使用するごとに課金されるこ
    とを条件に使用を許可する情報を有し、 前記使用手段は、前記配信対象のデータを使用する際に
    使用データブロックを計測し、 前記使用結果送信手段は、前記計測された使用データブ
    ロックに基づく使用に係わる情報を前記配信元に送信す
    る請求項16に記載のデータ使用装置。
  28. 【請求項28】所望の配信対象のデータと、 少なくとも当該配信対象のデータの使用を制御する使用
    制御情報とを有し、 所定の使用装置に装着されることにより、前記使用制御
    情報に基づいて当該使用装置の動作が制御され、当該使
    用制御情報に規定されている範囲内で前記配信対象のデ
    ータが使用される配信用データが記録された記録媒体。
  29. 【請求項29】前記使用制御情報は、前記配信対象のデ
    ータを再生するごとに課金されることを条件に再生を許
    可する情報を有する請求項28に記載の配信用データが
    記録された記録媒体
  30. 【請求項30】前記使用制御情報は、前記配信対象のデ
    ータを再生するごとに課金されることを条件に再生した
    場合の、同一の使用者による再生の最大回数を規定する
    情報を有する請求項29に記載の配信用データが記録さ
    れた記録媒体
  31. 【請求項31】前記使用制御情報は、前記配信対象のデ
    ータを使用可能に記録するごとに課金されることを条件
    に使用可能に記録することを許可する情報を有する請求
    項28に記載の配信用データが記録された記録媒体
  32. 【請求項32】前記使用制御情報は、所定金額の課金を
    行なうことを条件に、同一の使用者による使用を許可す
    る買い取りに係わる情報を有する請求項28に記載の配
    信用データが記録された記録媒体
  33. 【請求項33】前記使用制御情報は、所定金額の課金を
    行なうことを条件に、同一の使用者による以後の使用を
    全て許可する完全買い取りに係わる情報を有する請求項
    32に記載の配信用データが記録された記録媒体
  34. 【請求項34】前記使用制御情報は、所定金額の課金を
    行なうことを条件に、同一の使用者による所定回数の使
    用を許可する回数制限買い取りに係わる情報を有する請
    求項32に記載の配信用データが記録された記録媒体
  35. 【請求項35】前記使用制御情報は、所定金額の課金を
    行なうことを条件に、同一の使用者による所定期間の使
    用を許可する期間制限買い取りに係わる情報を有する請
    求項32に記載の配信用データが記録された記録媒体
  36. 【請求項36】前記使用制御情報は、所定金額の課金を
    行なうことを条件に、前記使用制御情報に基づいて動作
    が制御されない装置に対して前記配信対象のデータを使
    用することを許可する買い取りに係わる情報を有する請
    求項28に記載の配信用データが記録された記録媒体
  37. 【請求項37】前記使用制御情報は、前記配信対象のデ
    ータを所定時間使用するごとに課金されることを条件に
    使用を許可する情報を有する請求項28に記載の配信用
    データが記録された記録媒体
  38. 【請求項38】前記使用制御情報は、前記配信対象のデ
    ータを所定データブロック使用するごとに課金されるこ
    とを条件に使用を許可する情報を有する請求項28に記
    載の配信用データが記録された記録媒体
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