JP2001339304A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

Info

Publication number
JP2001339304A
JP2001339304A JP2000158917A JP2000158917A JP2001339304A JP 2001339304 A JP2001339304 A JP 2001339304A JP 2000158917 A JP2000158917 A JP 2000158917A JP 2000158917 A JP2000158917 A JP 2000158917A JP 2001339304 A JP2001339304 A JP 2001339304A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
analog
limit value
conversion result
lower limit
conversion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000158917A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuharu Uchiyama
山 勝 晴 内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Microelectronics Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000158917A priority Critical patent/JP2001339304A/ja
Publication of JP2001339304A publication Critical patent/JP2001339304A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 A/Dコンバータを内蔵した半導体装置に対
して許容誤差を設定してテストを行う場合、短時間かつ
低コストで実現することを目的とする。 【解決手段】 入力ポート105に、A/D変換の許容
誤差の範囲を示す上限値及び下限値が入力される。アナ
ログ電圧を入力されたA/Dコンバータ102がA/D
変換を行い、ディジタルデータを出力する。良否判定部
103が、許容誤差の範囲内にディジタルデータが含ま
れるか否かを判定する。出力ポート104が、この良否
判定結果を出力する。このように、許容誤差を考慮した
良否判定を行う構成を装置内部に備えたことにより、従
来複雑だった良否判定処理を簡素化し、テスト時間及び
コストを低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置に係わ
り、特にA/Dコンバータを内蔵したマイクロコントロ
ーラに好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオ・ヴィジュアル製品等におい
て、アナログ信号を入力されてアナログ/ディジタル変
換(以下、A/D変換という)を行い、得られたディジ
タルデータを用いて所定の処理を行う、A/Dコンバー
タ内蔵のマイクロコントローラが用いられている。
【0003】従来のマイクロコントローラをテストする
場合、以下のような手順で行っていた。
【0004】(1)LSI(Large Scale Integratio
n)テスタからテスト用のアナログ電圧を発生させ、マ
イクロコントローラのA/D入力端子に入力する。
【0005】(2)マイクロコントローラに内蔵された
A/Dコンバータで、アナログ電圧がディジタルデータ
に変換される。
【0006】(3)得られたディジタルデータが、マイ
クロコントローラの出力ポートから出力される。
【0007】(4)出力されたディジタルデータをテス
タに入力し、期待値とパターン比較を行い、良否判定を
行う。
【0008】以上のような手順のテストを、アナログ電
圧を変えて繰り返して行っていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のマイク
ロコントローラに対してテストを行う場合、次のような
問題があった。
【0010】テスタを用いて期待値とディジタルデータ
とをパターン比較する場合、期待値とディジタルデータ
とが完全に一致した場合のみ、良品と判断する。従っ
て、ディジタルデータが僅かでも期待値と異なっている
と、不良品と判断していた。
【0011】ところが、マイクロコントローラにはその
規格において、期待値に対するディジタルデータに許容
される範囲の誤差(以下、許容誤差と称する)が設定され
ている場合が多い。このような場合に、許容誤差を考慮
した良否判定を行おうとすると、手順が以下のように複
雑化していた。
【0012】(a)マイクロコントローラから出力され
たデータを、テスタの内部変数(ソフトウェア言語によ
り設定される値)に取り込む。
【0013】(b)必要に応じて、取り込んだデータを
変換(例:2進数から10進数への変換)する。
【0014】(c)期待値に対して許容誤差を含めた良
否判定範囲を算出する。
【0015】(d)得られた良否判定範囲において、取
り込んだデータに対する良否判定を行う。
【0016】ところが、テスタによっては内部変数取り
込み機能が備わってない場合があり、このような場合に
は許容誤差を考慮した良否判定は上記手順(a)〜
(d)よりも複雑化していた。
【0017】また、A/Dコンバータの出力データのビ
ット数が仮に8ビットであるとすると、上記(a)〜
(d)から成るテストのポイント数は256個となる。
さらに、A/Dコンバータが複数のチャネルを有する場
合は、チャネル毎のテストが必要となる。従って、A/
Dコンバータの出力データのビット数、さらにはチャネ
ル数の増加に伴ってテストに要する時間及びコストが増
大していた。
【0018】本発明は上記事情に鑑み、A/Dコンバー
タを内蔵する半導体装置のテストをする際に、テスト時
間を短縮しコストを低減することが可能な半導体装置を
提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
アナログ信号を入力されてアナログ/ディジタル変換を
行い、変換結果を出力するアナログ/ディジタル・コン
バータと、前記変換結果に対する上限値及び下限値を設
定する上限値及び下限値設定手段と、前記変換結果が、
前記上限値と前記下限値との範囲内に入っているか否か
を判定し、判定結果を出力する良否判定部とを備えるこ
とを特徴とする。
【0020】また本発明の半導体装置は、アナログ信号
を入力されてアナログ/ディジタル変換を行い、変換結
果を出力するアナログ/ディジタル・コンバータと、演
算部及び記憶部を含む中央処理装置とを備えて、前記記
憶部は、前記変換結果に対する上限値及び下限値を与え
られて記憶し、前記演算部は、前記変換結果が前記上限
値と前記下限値との範囲内に入っているか否かを判定
し、判定結果を出力することを特徴とする。
【0021】あるいは本発明の半導体装置は、アナログ
信号を入力されてアナログ/ディジタル変換を行い、変
換結果を出力するアナログ/ディジタル・コンバータ
と、前記変換結果に対する期待値及び許容誤差を設定す
る期待値及び許容誤差設定手段と、前記期待値及び前記
許容誤差を用いて、前記変換結果が含まれるべき上限値
及び下限値を求め、前記変換結果が前記上限値と前記下
限値との範囲内に入っているか否かを判定し、判定結果
を出力する良否判定部とを備えている。
【0022】また本発明は、アナログ信号を入力されて
アナログ/ディジタル変換を行い、変換結果を出力する
アナログ/ディジタル・コンバータと、演算部及び記憶
部を含む中央処理装置とを備えた半導体装置であって、
前記記憶部は、前記変換結果に対する期待値及び許容誤
差を与えられて記憶し、前記演算部は、前記期待値及び
前記許容誤差を用いて、前記変換結果が含まれるべき上
限値及び下限値を求め、前記変換結果が前記上限値と前
記下限値との範囲内に入っているか否かを判定し、判定
結果を出力することを特徴とする。
【0023】さらに本発明は、アナログ信号を入力され
てアナログ/ディジタル変換を行い、変換結果を出力す
るアナログ/ディジタル・コンバータと、前記変換結果
に対する期待値を設定する期待値設定手段と、前記期待
値及び予め設定された複数の許容誤差を用いて、前記変
換結果が含まれるべき複数組の上限値及び下限値を求
め、前記変換結果がそれぞれの前記上限値と前記下限値
との範囲内に入っているか否かを判定し、複数の判定結
果を出力する良否判定部とを備えることを特徴とする。
【0024】また本発明は、アナログ信号を入力されて
アナログ/ディジタル変換を行い、変換結果を出力する
アナログ/ディジタル・コンバータと、演算部及び記憶
部を含む中央処理装置とを備えた半導体装置であって、
前記記憶部は、前記変換結果に対する期待値を与えられ
て記憶し、前記演算部は、前記期待値及び予め設定され
た複数の許容誤差を用いて、前記変換結果が含まれるべ
き複数組の上限値及び下限値を求め、前記変換結果が前
記上限値と前記下限値との範囲内に入っているか否かを
判定し、複数の判定結果を出力することを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0026】本発明の第1の実施の形態による半導体装
置は、A/Dコンバータを内蔵するマイクロコントロー
ラ101であって、図1に示される構成を備えている。
このマイクロコントローラ101は、単一又は複数のア
ナログ入力ポート端子108、A/Dコンバータ10
2、良否判定部103、複数の入力ポート端子110、
入力ポート105、出力ポート104、単一の出力ポー
ト端子109、中央処理装置(以下、CPUという)1
06、及びこれらを相互に接続するデータバス107を
備えている。
【0027】入力ポート105は、許容誤差の上限値及
び下限値を装置外部から入力ポート端子110を介して
与えられ、データバス107を介してCPU106へ転
送する。
【0028】A/Dコンバータ102は、アナログ電圧
106を装置外部からアナログ入力ポート端子108を
介して入力されてA/D変換を行い、所定ビット数のデ
ィジタルデータを生成し、データバス107を介してC
PU106に転送する。
【0029】点線で囲まれた良否判定部103は、A/
Dコンバータ102が出力したディジタルデータが、入
力ポート105に入力された上限値と下限値で設定され
る許容誤差の範囲内に含まれるか否かを判断する。ここ
で、良否判定部103は、CPU106がソフトウェア
処理を行うことで実現してもよく、あるいはCPU10
6と別個にハードウェアで実現してもよい。
【0030】CPU106は、ALU(Arithmetic Log
ical Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(R
ead Access Memory)、PC(Program Counter)等を有
し、通常動作では、データバス107を介して与えられ
たデータを用いて所定の処理を行い、処理結果をデータ
バス107に転送する。テストにおいては、良否判定を
ソフトウェア処理によりCPU106が行う場合は、A
/Dコンバータ102が出力したディジタルデータが、
入力ポート105に入力され、RAM等の記憶領域に記
憶した上限値と下限値で設定される許容誤差の範囲内に
含まれるか否かを判断する。
【0031】出力ポート104は、良否判定部103が
行った良否判定結果を与えられ、出力ポート端子109
を介して装置外部に出力する。
【0032】次に、本実施の形態による半導体装置のテ
ストを行う手順について、図2のフローチャートを用い
て説明する。
【0033】ステップ201として、入力ポート端子1
10を介して入力ポート105に、ディジタルデータに
対する期待値の上限値及び下限値が入力される。入力さ
れた上限値及び下限値は、データバス107を介してC
PU106に与えられ、例えばRAMやレジスタ等の記
憶領域に記憶される。
【0034】ステップ202として、図示されていない
テスタからテスト用のアナログ電圧を発生させ、アナロ
グ入力端子108を介してA/Dコンバータ102に入
力する。そして、A/Dコンバータ102がアナログ電
圧に対してA/D変換を行い、ディジタルデータを生成
する。
【0035】ステップ203として、生成されたデジタ
ルデータが、出力値としてデータバスBUSを介してC
PU106のRAM、レジスタ等の記憶領域に保持され
る。
【0036】ステップ204として、保持している下限
値と出力値とを良否判定部103が比較し、出力値が下
限値より小さい場合は不良であるとするNG判定を行
う。このNG判定出力は、ステップ207として、デー
タバス107、出力ポート104、出力ポート端子10
9を介して出力する。逆に、出力値が下限値以上である
場合は、次のステップ205へ移行する。
【0037】ステップ205において、良否判定部10
3が上限値と出力値との比較を行い、出力値が上限値よ
り大きい場合にNG判定を行い、ステップ207として
NG判定を出力する。出力値が上限値以上である場合
は、良品であるとするOK判定を行う。この判定結果
は、ステップ206としてデータバス107、出力ポー
ト104、出力ポート端子109を介して出力する。
【0038】以上のステップ201〜207により、1
回分のテストが完了する。さらに、必要に応じてテスタ
から発生させるアナログ電圧を再度設定し、次のポイン
トのテストへ移行する。
【0039】本実施の形態によれば、A/Dコンバータ
を内蔵した半導体装置に対して許容誤差を設定した状態
でテストを行う場合、装置内部に許容誤差範囲内にデー
タが入るか否かを判断する良否判定手段を有すること
で、テストの手順が簡素化され、テスト時間及びコスト
が低減される。
【0040】本発明の第2の実施の形態による半導体装
置について、その構成を示した図3を用いて説明する。
本実施の形態は第1の実施の形態と比較し、期待値及び
その許容誤差を与えられて良否判定を行う点が相違す
る。
【0041】本実施の形態による半導体装置は、単一又
は複数のアナログ入力ポート端子309、A/Dコンバ
ータ302、良否判定部303、許容誤差入力用の入力
ポート端子311及び入力ポート305、期待値入力用
の入力ポート端子312及び入力ポート306、出力ポ
ート304、単一の出力ポート端子310、CPU30
7、及びこれらを相互に接続するデータバス308を備
えている。
【0042】入力ポート305は、許容誤差を装置外部
から入力ポート端子311を介して与えられ、データバ
ス308を介してCPU307へ転送する。
【0043】入力ポート306は、期待値を装置外部か
ら入力ポート端子312を介して与えられ、データバス
308を介してCPU307へ転送する。
【0044】A/Dコンバータ302は、アナログ電圧
を与えられてディジタルデータに変換する。
【0045】CPU307は、入力された期待値及び許
容誤差をRAM、レジスタ等の記憶領域に記憶すると共
に、この値を用いて上限値及び下限値を設定する。
【0046】良否判定部303は、この上限値及び下限
値にディジタルデータが含まれるか否かを判定する。上
記第1の実施の形態と同様に、CPU307と独立して
ハードウェアにより構成してもよく、あるいはCPU3
07がソフトウェア処理を行うことで良否判定部303
を兼ねることも可能である。
【0047】出力ポート304は、良否判定部303が
行った良否判定結果を与えられ、出力ポート端子310
を介して装置外部に出力する。
【0048】本実施の形態による半導体装置のテストを
行う手順について、図4のフローチャートを用いて説明
する。
【0049】ステップ401として、入力ポート端子3
11を介して入力ポート305に許容誤差が入力され、
ステップ402として入力ポート端子312を介して入
力ポート306に期待値が入力される。入力されたこれ
らの値は、データバス308を介してCPU307に与
えられ、例えばRAMやレジスタ等の記憶領域に記憶さ
れる。
【0050】ステップ403として、CPU307が許
容誤差及び期待値を用いて、上限値及び下限値を算出し
て記憶する。即ち、期待値に許容誤差を加算したものを
上限値とし、減算したものを下限値とする。
【0051】ステップ404として、図示されていない
テスタからテスト用のアナログ電圧を発生させ、アナロ
グ入力端子309を介してA/Dコンバータ302に入
力する。A/Dコンバータ302がアナログ電圧に対し
てA/D変換を行い、ディジタルデータを生成する。
【0052】ステップ405として、生成されたデジタ
ルデータが、出力値としてデータバス308を介してC
PU307の記憶領域に保持される。
【0053】ステップ406として、下限値と出力値と
を良否判定部303が比較し、出力値が下限値より小さ
い場合は不良であるとするNG判定を行う。このNG判
定出力は、ステップ409として、データバス308、
出力ポート304、出力ポート端子310を介して出力
する。逆に、出力値が下限値以上である場合は、次のス
テップ407へ移行する。
【0054】ステップ407において、良否判定部30
3が上限値と出力値との比較を行い、出力値が上限値よ
り大きい場合にNG判定を行い、ステップ409として
NG判定を出力する。出力値が上限値以上である場合
は、良品であるとするOK判定を行う。この判定結果
は、ステップ408としてデータバス308、出力ポー
ト304、出力ポート端子310を介して出力する。
【0055】以上のステップ401〜409により、1
回分のテストが完了する。必要に応じてテスタから発生
させるアナログ電圧を再度設定し、次のポイントのテス
トへ移行する。
【0056】本実施の形態においても上記第1の実施の
形態と同様に、装置内部で許容誤差の範囲内にデータが
入るか否かを判断することにより、良否判定処理が簡素
化されるので、テスト時間及びコストが低減される。
【0057】本発明の第3の実施の形態による半導体装
置は、図5に示される構成を備えている。本実施の形態
による装置は、予め設定された複数種類の許容誤差を用
いて、各々の誤差に対する良否判定を行って出力する点
に特徴がある。例えば、ウェーハ上に形成された段階で
テストを行う場合にはより許容誤差の小さい厳しい良否
判定結果を使用し、ダイシングされてチップに分割され
た後にテストを行う際には条件を緩和し許容誤差が大き
い良否判定結果を用いてもよい。あるいは、同一の装置
に対してテストを行う場合にも、使用者の要求に応じて
異なる許容誤差を設定することもできる。
【0058】本実施の形態による半導体装置は、単一又
は複数のアナログ入力ポート端子508、A/Dコンバ
ータ502、良否判定部503、期待値入力用の入力ポ
ート端子510及び入力ポート505、出力ポート50
4、複数の出力ポート端子509、CPU506、及び
これらを相互に接続するデータバス507を備えてい
る。
【0059】入力ポート505は、期待値を装置外部か
ら入力ポート端子510を介して与えられ、データバス
507を介してCPU506へ転送する。
【0060】A/Dコンバータ502は、テスタが発生
したアナログ電圧をアナログ入力端子508を介して与
えられ、ディジタルデータに変換し、データバス507
へ転送する。
【0061】CPU506は、入力された期待値と変換
されたディジタルデータとをデータバス507から受信
し、RAM、レジスタ等の記憶領域に記憶する。さら
に、この期待値を用いて、複数種類の上限値及び下限値
例えば±0、±1、±2、…、±nを設定し、記憶領域
に格納する。ここで、上限値及び下限値±0、±1、±
2、…、±nに対する良否判定基準は、それぞれ±0.
5LSB(Least Significant Bit)、±1.5LS
B、±2.5LSB、…、±n.5LSBとなる。これ
は、最下位ビットを考えた場合、ディジタルデータゆえ
に「0」又は「1」の出力をとることとなり、その間の
±0、5は許容誤差として必然的につくことに基づく。
【0062】例えば図7に、上限値及び下限値が±0で
ある場合のアナログ入力電圧とディジタルデータ(出力
信号)とを実線で示し、さらに期待値を点線で示す。こ
の場合の許容誤差は、図示されたように±0.5とな
る。
【0063】上限値及び下限値が±1の場合におけるア
ナログ入力電圧、ディジタルデータ(出力信号)、期待
値は図8に示されたようであり、この場合の許容誤差
は、±1.5となる。
【0064】ところが、第2の実施の形態と異なり、許
容誤差入力用の入力ポート端子及び入力ポートを本実施
の形態では備えておらず、CPU506内部の記憶領域
に予め上限値及び下限値±0、±1、±2、…、±nが
記憶されている。しかし、許容誤差入力用の入力ポート
端子及び入力ポートを備えて、外部から許容誤差に関す
るデータを入力してもよい。
【0065】良否判定部503は、この上限値及び下限
値±0、±1、±2、…、±nにそれぞれディジタルデ
ータが含まれるか否かを判定する。上限値及び下限値±
0の範囲内にディジタルデータが含まれる場合は、上述
した理由により、±0.5LSBという基準を満たすも
のと判定する。上限値及び下限値±1の範囲内にディジ
タルデータが含まれる場合は、±1.5LSBの基準を
パスしたと判定する。
【0066】ここで、上記第1、第2の実施の形態と同
様に、良否判定部503をCPU506と独立してハー
ドウェアにより構成してもよく、あるいはCPU506
がソフトウェア処理により良否判定を行うことで良否判
定部503を兼ねることも可能である。
【0067】出力ポート504は、良否判定部503が
行った複数の上限値及び下限値毎の良否判定結果を与え
られ、出力ポート端子509を介して装置外部に出力す
る。上限値及び下限値が±0である場合は、±0.5L
SBの基準を満たしたか否かの判定結果を出力し、上限
値及び下限値が±1である場合は±1.5LSBの基準
を満たしたか否かの判定結果を出力し、…、上限値及び
下限値が±nである場合は、±n.5LSBの基準を満
たしたか否かの判定結果を出力する。
【0068】本実施の形態による半導体装置のテストを
行う手順について、図6のフローチャートを用いて説明
する。
【0069】ステップ601として、入力ポート端子5
10を介して入力ポート505に期待値が入力される。
入力された期待値は、データバス507を介してCPU
506に与えられ、例えばRAMやレジスタ等の記憶領
域に記憶される。
【0070】ステップ602として、CPU506が記
憶している許容誤差及び期待値を用いて、上限値及び下
限値を算出する。即ち、期待値に許容誤差を加算したも
のを上限値とし、減算したものを下限値とする。例え
ば、許容誤差が0である場合は上限値及び下限値は±
0、許容誤差が1である場合は上限値及び下限値は±
1、…、許容誤差がnである場合は上限値及び下限値は
±nとなる。
【0071】ステップ603として、図示されていない
テスタからテスト用のアナログ電圧を発生させ、アナロ
グ入力端子508を介してA/Dコンバータ502に入
力する。A/Dコンバータ502がアナログ電圧に対し
てA/D変換を行い、ディジタルデータを生成する。
【0072】ステップ604として、生成されたデジタ
ルデータが、出力値としてデータバス507を介してC
PU506の記憶領域に保持される。
【0073】ステップ605として、下限値−0と出力
値とを良否判定部503が比較し、出力値が下限値−0
より小さい場合は不良であるとする−0.5NG判定を
行う。この−0.5NG判定出力は、ステップ608と
して、データバス507、出力ポート504、出力ポー
ト端子509を介して出力する。逆に、出力値が下限値
以上である場合は、次のステップ606へ移行する。
【0074】ステップ606において、良否判定部50
3が、上限値と出力値との比較を行い、出力値が上限値
+0より大きい場合に+0.5NG判定を行い、ステッ
プ608としてこの+0.5NG判定を出力する。出力
値が上限値以上である場合は、良品であるとするOK判
定を行う。
【0075】このようなステップ605〜608の処理
を、上限値及び下限値±0、±1、±2、…、±nに対
して、n回繰り返す。
【0076】そして、n回のループ処理を終了した後、
出力ポート504、出力ポート端子509を介して、±
0.5LSB OK又はNG、±1.5LSB OK又
はNG、…、±n.5LSB OK又はNGという判定
出力を行う。
【0077】以上のステップ601〜609により、1
回分のテストが完了する。必要に応じてテスタから発生
させるアナログ電圧を再度設定し、次のポイントのテス
トへ移行する。
【0078】本実施の形態においても上記第1、第2の
実施の形態と同様に、装置内部で許容誤差の範囲内にデ
ータが入るか否かを判断することにより、良否判定処理
が簡素化されるので、テスト時間及びコストが低減され
る。さらに、本実施の形態によれば、複数の良否判定基
準毎の判定結果を得ることができる。
【0079】上述した実施の形態は一例であり、本発明
を限定するものではない。例えば、上記第1〜第3の実
施の形態では、各要素を接続するデータバスが設けられ
ているが、接続配線は必要に応じた形態で施されていれ
ばよい。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体装
置によれば、許容誤差を考慮した良否判定を装置内部で
行うように構成したことで、テストに要する時間及びコ
ストを低減することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による半導体装置の
構成を示すブロック図。
【図2】同半導体装置にテストを行う処理の手順を示し
たフローチャート。
【図3】本発明の第2の実施の形態による半導体装置の
構成を示すブロック図。
【図4】同半導体装置にテストを行う処理の手順を示し
たフローチャート。
【図5】本発明の第3の実施の形態による半導体装置の
構成を示すブロック図。
【図6】同半導体装置にテストを行う処理の手順を示し
たフローチャート。
【図7】同半導体装置において、上限値及び下限値が±
0の場合のアナログ入力電圧と変換されたディジタルデ
ータ、期待値、許容誤差を示したグラフ。
【図8】同半導体装置において、上限値及び下限値が±
1の場合のアナログ入力電圧と変換されたディジタルデ
ータ、期待値、許容誤差を示したグラフ。
【符号の説明】
101、301、501 マイクロコントローラ 102、302、502 A/Dコンバータ 103、303、503 良否判定部 104、304、504 出カポート(良否判定結果出
力用) 105 入力ポート(上限値・下限値入力用) 305 入力ボート(許容誤差入力用) 306、505 入力ポート(期待値入力用) 106、307、505 CPU 107、308、507 データバス 108、309、508 アナログ電圧入力端子 109、310、509 出カポート端子(良否判定出
力用) 110 入力ポート端子(上限値・下限値入力用) 311 入力ポート端子(許容誤差入力用) 312、510 入力ポート端子(期待値入力用)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03M 1/12 H01L 27/04 F Fターム(参考) 2G032 AA03 AA09 AB01 AC03 AK11 AK15 AK19 AL00 5F038 DF03 DF04 DF05 DT04 DT05 DT08 DT17 DT19 EZ20 5J022 AA01 AC04 BA05 CC02 CD02 CG01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アナログ信号を入力されてアナログ/ディ
    ジタル変換を行い、変換結果を出力するアナログ/ディ
    ジタル・コンバータと、 前記変換結果に対する上限値及び下限値を設定する上限
    値及び下限値設定手段と、 前記変換結果が、前記上限値と前記下限値との範囲内に
    入っているか否かを判定し、判定結果を出力する良否判
    定部と、 を備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】アナログ信号を入力されてアナログ/ディ
    ジタル変換を行い、変換結果を出力するアナログ/ディ
    ジタル・コンバータと、演算部及び記憶部を含む中央処
    理装置とを備えた半導体装置であって、 前記記憶部は、前記変換結果に対する上限値及び下限値
    を与えられて記憶し、 前記演算部は、前記変換結果が前記上限値と前記下限値
    との範囲内に入っているか否かを判定し、判定結果を出
    力することを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】アナログ信号を入力されてアナログ/ディ
    ジタル変換を行い、変換結果を出力するアナログ/ディ
    ジタル・コンバータと、 前記変換結果に対する期待値及び許容誤差を設定する期
    待値及び許容誤差設定手段と、 前記期待値及び前記許容誤差を用いて、前記変換結果が
    含まれるべき上限値及び下限値を求め、前記変換結果が
    前記上限値と前記下限値との範囲内に入っているか否か
    を判定し、判定結果を出力する良否判定部と、 を備えることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】アナログ信号を入力されてアナログ/ディ
    ジタル変換を行い、変換結果を出力するアナログ/ディ
    ジタル・コンバータと、演算部及び記憶部を含む中央処
    理装置とを備えた半導体装置であって、 前記記憶部は、前記変換結果に対する期待値及び許容誤
    差を与えられて記憶し、 前記演算部は、前記期待値及び前記許容誤差を用いて、
    前記変換結果が含まれるべき上限値及び下限値を求め、
    前記変換結果が前記上限値と前記下限値との範囲内に入
    っているか否かを判定し、判定結果を出力することを特
    徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】アナログ信号を入力されてアナログ/ディ
    ジタル変換を行い、変換結果を出力するアナログ/ディ
    ジタル・コンバータと、 前記変換結果に対する期待値を設定する設定手段と、 前記期待値及び予め設定された複数の許容誤差を用い
    て、前記変換結果が含まれるべき複数組の上限値及び下
    限値を求め、前記変換結果がそれぞれの前記上限値と前
    記下限値との範囲内に入っているか否かを判定し、複数
    の判定結果を出力する良否判定部と、 を備えることを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】アナログ信号を入力されてアナログ/ディ
    ジタル変換を行い、変換結果を出力するアナログ/ディ
    ジタル・コンバータと、演算部及び記憶部を含む中央処
    理装置とを備えた半導体装置であって、 前記記憶部は、前記変換結果に対する期待値を与えられ
    て記憶し、 前記演算部は、前記期待値及び予め設定された複数の許
    容誤差を用いて、前記変換結果が含まれるべき複数組の
    上限値及び下限値を求め、前記変換結果が前記上限値と
    前記下限値との範囲内に入っているか否かを判定し、複
    数の判定結果を出力することを特徴とする半導体装置。
JP2000158917A 2000-05-29 2000-05-29 半導体装置 Withdrawn JP2001339304A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000158917A JP2001339304A (ja) 2000-05-29 2000-05-29 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000158917A JP2001339304A (ja) 2000-05-29 2000-05-29 半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001339304A true JP2001339304A (ja) 2001-12-07

Family

ID=18663317

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000158917A Withdrawn JP2001339304A (ja) 2000-05-29 2000-05-29 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001339304A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006266837A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Advantest Corp 試験装置
JP2015513136A (ja) * 2012-02-10 2015-04-30 アーベーベー・テクノロジー・アーゲー オートメーションおよび/または電気工学プロジェクトにおける作業フローを自動処理するためのシステムおよび方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006266837A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Advantest Corp 試験装置
JP4649251B2 (ja) * 2005-03-23 2011-03-09 株式会社アドバンテスト 試験装置
JP2015513136A (ja) * 2012-02-10 2015-04-30 アーベーベー・テクノロジー・アーゲー オートメーションおよび/または電気工学プロジェクトにおける作業フローを自動処理するためのシステムおよび方法
US10019687B2 (en) 2012-02-10 2018-07-10 Abb Schweiz Ag System and method for automated handling of a workflow in an automation and/or electrical engineering project

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6492923B1 (en) Test system and testing method using memory tester
JP2580338Y2 (ja) アナログ/ディジタル変換器のテスト装置
US6566857B1 (en) Testing of digital-to-analog converters
JP2002236149A (ja) 半導体集積回路の試験装置及び試験方法
US4829237A (en) Circuit device having a self-testing function and a testing method thereof
JP2001339304A (ja) 半導体装置
US6813579B1 (en) Apparatus and method for test mode control
JP3918344B2 (ja) 半導体試験装置
US20010049803A1 (en) Microprocessor internally provided with test circuit
US5093724A (en) Semiconductor device containing video signal processing circuit
US20040064763A1 (en) Apparatus and method for a trace system on a chip having multiple processing units
KR20000023048A (ko) 반도체집적회로 및 그의 테스트방법
JP2001345699A (ja) A/d変換器の試験回路及びその試験方法
JPH01316024A (ja) D/a変換器のテスト装置
JPS62188980A (ja) 論理集積回路
GB2344184A (en) Testing integrated circuits
KR100480561B1 (ko) 합산검사부를가지는마이크로-롬구조
JPH06150698A (ja) 半導体集積回路
JPH07209385A (ja) 半導体回路装置
JPH02268520A (ja) 逐次比較型アナログ・ディジタル変換回路
JP2001257589A (ja) D/aコンバータ及びd/a変換直線性テスト方法
JPH04325999A (ja) シフトレジスタのテスト回路
JPS63161600A (ja) 論理lsi用組込みテスト回路
JPH0424833A (ja) 半導体集積回路
JPS6116099B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070807