JP2001296506A - Rz光送信器 - Google Patents

Rz光送信器

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JP2001296506A
JP2001296506A JP2000112158A JP2000112158A JP2001296506A JP 2001296506 A JP2001296506 A JP 2001296506A JP 2000112158 A JP2000112158 A JP 2000112158A JP 2000112158 A JP2000112158 A JP 2000112158A JP 2001296506 A JP2001296506 A JP 2001296506A
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modulator
bias voltage
signal
light intensity
bias
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JP2000112158A
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Yasuhisa Taneda
泰久 種田
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一方の光強度変調器の透過特性にドリフトが生
じた場合であっても、他方の光強度変調器におけるバイ
アス制御に影響を与えることなく、常に最適なバイアス
点に電気信号を追従させ、安定したRZ光信号を得る。 【解決手段】 第一及び第二バイアス制御回路61、6
2は、フォトダイオード5からの電気信号に基づいて、
最適なバイアス電圧を生成し、それぞれ第一及び第二光
強度変調器2a、2bに供給するとともに、データ変調
器7及びクロック変調器8に第一及び第二変調信号15
a、15bを発し、データ変調器7及びクロック変調器
8の出力の振幅を変調する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光送信器に関し、
より詳細には、光通信分野において、環境条件や経時変
化によって光強度変調器の透過特性にドリフトを生じた
場合においても、常に安定したRZ光信号を供給する光
送信器に関する。
【0002】
【従来の技術】電気信号を光信号に変換し、光ファイバ
で高速にデータ伝送を行う光通信分野は、近年、急速に
発展し、実用化されている。
【0003】この光通信分野において用いられる光送信
器においては、E/O変換(電気/光変換)するデバイ
スとして光強度変調器が用いられる。光強度変調器は、
光の透過度は、光強度変調器に印加するバイアス電圧に
よって周期的に変動するという特性を利用して、高速光
スイッチングを実現している。
【0004】光強度変調器における光透過度の極小点・
極大点に相当する電圧差まで電気信号を増幅し、バイア
ス電圧を印加することによって、最適な光出力波形を得
ることができる。しかしながら、電気信号の振幅を一定
に制御し、かつ、一定のバイアス電圧を光強度変調器に
印加しても、光透過特性は環境条件や経時変化によって
変動(ドリフト)するため、図10に示すように、光出
力波形は歪んでしまうことがある。
【0005】このため、光強度変調器の透過特性のドリ
フトに追従して、常に最適なバイアス電圧を光強度変調
器に印加するような制御を行うことが必要である。
【0006】例えば、電気信号のハイ(High)レベ
ル、ロー(Low)レベルがそれぞれ透過特性の極小
点、極大点に常に一致することを利用し、電気信号に周
波数f 0の振幅変調を施す。この変調成分は極小点と極
大点で折り返されるため、光信号に重畳される変調成分
は、図11に示すように、2f0となる。
【0007】逆に、ドリフトが生じ、電気信号のハイレ
ベル、ローレベルが透過特性のスロープにある場合に
は、光信号に重畳される変調成分は、図12に示すよう
に、f 0のまま変化しない。
【0008】これにより、バイアス電圧が最適値である
場合、光送信信号を受光素子により光電変換し、その電
気信号を中心周波数f0のバンドパスフィルタに入力す
ると、変調成分2f0は遮断されるため、バンドパスフ
ィルタからの電気信号振幅(復調信号振幅)は零にな
る。
【0009】これに対して、バイアス電圧が最適点から
ずれるに伴って、復調信号振幅は増加する。従って、復
調信号振幅が常に零になるようにバイアス電圧を制御す
れば、透過特性のドリフトに対して常にバイアス電圧が
追従し、最適な光出力波形を得ることができる。
【0010】RZ(Return−to−Zero)光
送信器の一例として特開平9−80363号公報に記載
されているRZ光送信器を図13に示す。
【0011】このRZ光送信器は、レーザ光源101
と、直列に配置された複数個の光強度変調器102a、
102b、・・と、各光強度変調器毎に設けられている
符号反転回路103、駆動回路104、位相検出・バイ
アス供給回路105、帯域フィルター106、低周波発
振器107と、各光強度変調器を通過した光信号を分岐
する分光器108と、分光器108が分光した光の一部
を受光し、電気に変換する受光器109と、受光器10
9が発する電気信号の符号を反転させる符号反転回路1
10と、符号反転回路110が発する信号を分岐し、各
光強度変調器の帯域フィルター106に供給する分岐回
路111と、からなる。
【0012】このRZ光送信器においては、直列に配置
された各光強度変調器102a、102b、・・におい
て、動作点シフトが連動される。すなわち、複数個の光
強度変調器102a、102b、・・を直列に配置する
ことにより、レーザ光源101から発せられる波長λ0
の光に2回以上の変調を加えるものである。第一光強度
変調器102aにおいて連続光(CW)から連続したR
Zの光パルス系列を生成し、以後の光強度変調器におい
て、それぞれ位相の異なるN番目毎の光パルスを送信デ
ータで再度光変調することにより、同一波長光でN回多
重するものである。
【0013】各光強度変調器102a、102b、・・
の駆動回路104において、低周波発振器107から発
せられるそれぞれ異なる周波数の低周波信号により、送
信データが振幅変調される。
【0014】最後段の光強度変調器の出力光は分光器1
08により分岐される。分岐された光の一部は受光器1
09において光電変換され、その結果生じた電気信号は
符号反転回路110に供給される。符号反転回路110
の出力の複数の低周波成分は、分岐回路111により分
岐され、各帯域フィルター106を介して、各位相検出
・バイアス供給回路105に供給される。
【0015】各帯域フィルター106は、対応する光強
度変調器102a、102b、・・の低周波重畳成分の
周波数を通過させる。
【0016】各各位相検出・バイアス供給回路105
は、出力光から分岐した信号中の低周波成分と駆動回路
104における低周波重畳成分との位相比較に基づい
て、動作点ドリフトを検出し、対応する光強度変調器1
02a、102b、・・の動作点を制御する。この動作
点制御は各光強度変調器102a、102b、・・にお
いて同時に行われる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図13
に示した従来のRZ光送信器においては、何れか一つの
光強度変調器の透過特性にドリフトが発生すると、他の
光強度変調器におけるバイアス電圧の制御に影響が発生
するという欠点がある。
【0018】本発明は、このような従来のRZ光送信器
における欠点に鑑みてなされたものであり、各光強度変
調器の透過特性にドリフトが生じた場合であっても、他
の光強度変調器におけるバイアス制御に影響を与えるこ
となく、常に最適なバイアス点に電気信号を追従させ、
安定したRZ光信号を得ることを可能にするRZ光送信
器を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明のうち、請求項1は、レーザ光源と、前記レ
ーザ光源と直列に接続された第一及び第二の光強度変調
器と、前記第一の光強度変調器をデータ変調するデータ
変調器と、前記第一の光強度変調器にバイアス電圧を印
加する第一バイアス電圧印加装置と、前記第二の光強度
変調器をクロック変調するクロック変調器と、前記第二
の光強度変調器にバイアス電圧を印加する第二バイアス
電圧印加装置と、前記第一及び第二の光強度変調器を透
過した後の光信号の一部を受光し、受光した光信号に応
じた電気信号を発する受光素子と、前記電気信号に基づ
いて、最適なバイアス電圧を生成し、前記第一バイアス
電圧印加装置に供給するとともに、前記データ変調器に
第一変調信号を発し、前記データ変調器の出力の振幅を
変調する第一バイアス制御回路と、前記電気信号に基づ
いて、最適なバイアス電圧を生成し、前記第二バイアス
電圧印加装置に供給するとともに、前記クロック変調器
に第二変調信号を発し、前記クロック変調器の出力の振
幅を変調する第二バイアス制御回路と、を備えるRZ光
送信器を提供する。
【0020】請求項2は、レーザ光源と、前記レーザ光
源と直列に接続された第一及び第二の光強度変調器と、
前記第一の光強度変調器をデータ変調するデータ変調器
と、前記第一の光強度変調器にバイアス電圧を印加する
第一バイアス電圧印加装置と、前記第二の光強度変調器
をクロック変調するクロック変調器と、前記第二の光強
度変調器にバイアス電圧を印加する第二バイアス電圧印
加装置と、前記第一の光強度変調器を透過した後の光信
号の一部を受光し、受光した光信号に応じた第一電気信
号を発する第一受光素子と、前記第二の光強度変調器を
透過した後の光信号の一部を受光し、受光した光信号に
応じた第二電気信号を発する第二受光素子と、前記第一
電気信号に基づいて、最適なバイアス電圧を生成し、前
記第一バイアス電圧印加装置に供給するとともに、前記
データ変調器に第一変調信号を発し、前記データ変調器
の出力の振幅を変調する第一バイアス制御回路と、前記
第二電気信号に基づいて、最適なバイアス電圧を生成
し、前記第二バイアス電圧印加装置に供給するととも
に、前記クロック変調器に第二変調信号を発し、前記ク
ロック変調器の出力の振幅を変調する第二バイアス制御
回路と、を備えるRZ光送信器を提供する。
【0021】請求項3に記載されているように、前記第
一及び第二バイアス電圧印加装置は、非同期かつ最適に
選択された周波数により、前記データ変調器及び前記ク
ロック変調器の出力の振幅を変調し、前記第一及び第二
バイアス電圧印加装置の少なくとも何れか一方における
バイアス電圧が最適点からずれた場合においても、他方
のバイアス制御回路に影響を与えず、互いに独立に制御
を行うものであることが好ましい。
【0022】請求項4に記載されているように、前記第
一及び第二バイアス制御回路の各々は、発振器と、前記
発振器が発する信号の周波数を所定の周波数まで低減す
る分周回路と、前記分周回路が発する変調信号に直流電
圧を重畳するトランジスタと、を備え、前記トランジス
タから前記データ変調器または前記クロック変調器に前
記第一変調信号または前記第二変調信号が発せられるも
のとして構成することができる。
【0023】また、請求項5に記載されているように、
前記第一及び第二バイアス制御回路の各々は、前記第一
または第二電気信号を受信するバンドパスフィルター
と、前記バンドパスフィルターの出力信号を受信し、前
記出力信号の振幅値が常にゼロになるようにバイアス電
圧を出力する制御回路と、を備え、前記バイアス電圧が
前記第一及び第二バイアス電圧印加装置に供給されるも
のとして構成することもできる。
【0024】請求項6に記載されているように、前記制
御回路は、前記分周回路が発する変調信号を受信し、こ
の変調信号をトリガーとして動作するものとして構成す
ることができる。
【0025】本発明に係るRZ光送信器は、以下のよう
な構成上の特性を有する。
【0026】本発明に係るRZ光送信器においては、別
々のバイアス制御回路が発する最適に選択された異なる
周波数の第一及び第二変調信号を用いて、データ変調器
及びクロック変調器が振幅変調される。このため、2つ
の第一及び第二変調信号は非同期となり、互いに影響を
与えない。
【0027】また、受光素子は、2種類の振幅変調周波
数成分が重畳したRZ光送信信号が光カプラで分岐され
た後、分岐された光の一方を受光する。第一及び第二バ
イアス制御回路部には、例えば、重畳した振幅変調周波
数に応じて中心周波数の異なるバンドパスフィルターが
設けられており、それぞれ不要な周波数成分を除去する
ことによって、第一及び第二光強度変調器のバイアス電
圧をそれぞれ独立に、かつ、最適に制御する。
【0028】また、最適なバイアス電圧の印加時におい
ては、復調信号の振幅は零であり、バイアス電圧が最適
値からずれると復調信号の振幅は増加する。しかしなが
ら、その振幅値が零になるように第一及び第二バイアス
制御回路が動作するため、常にドリフトに追従して、第
一及び第二光強度変調器に最適なバイアス電圧を供給す
ることができる。
【0029】また、バンドパスフィルターで完全に除去
できずに、第一及び第二バイアス制御回路部に不要な周
波数成分が含まれる場合においても、2つの振幅変調周
波数は非同期で与えられており、第一及び第二バイアス
制御回路は一方の変調周波数をトリガーとして動作させ
ているため、不要な周波数成分は第一及び第二バイアス
制御回路の動作上、悪影響を与えないようになってい
る。
【0030】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第一の実施形態
に係るRZ光送信器のブロック図である。
【0031】本実施形態に係るRZ光送信器は、レーザ
光源1と、レーザ光源と直列に接続された第一の光強度
変調器2a及び第二の光強度変調器2bと、第一の光強
度変調器2aをデータ変調するデータ変調器7と、第一
の光強度変調器2aにバイアス電圧を印加する第一バイ
アス電圧印加装置9aと、第二の光強度変調器2bをク
ロック変調するクロック変調器8と、第二の光強度変調
器2bにバイアス電圧を印加する第二バイアス電圧印加
装置9bと、第一の光強度変調器2a及び第二の光強度
変調器2bを透過した後の光信号を分岐する光カプラ3
と、光カプラ3からの出力信号を出力する光出力部4
と、光カプラ3で分岐された光信号の一部を受光し、受
光した光信号を電気信号に変換し、受光した光信号に応
じた電気信号を発するフォトダイオード5と、フォトダ
イオード5が発する電気信号に基づいて、最適なバイア
ス電圧14aを生成し、第一バイアス電圧印加装置9a
に供給するとともに、データ変調器7に第一変調信号1
5aを発し、データ変調器7の出力の振幅を変調する第
一バイアス制御回路61と、フォトダイオード5が発す
る電気信号に基づいて、最適なバイアス電圧14bを生
成し、第二バイアス電圧印加装置9bに供給するととも
に、クロック変調器8に第二変調信号15bを発し、ク
ロック変調器8の出力の振幅を変調する第二バイアス制
御回路62と、からなっている。
【0032】以上のような構成を有する本実施形態に係
るRZ光送信器は次のように作動する。
【0033】データ信号入力部10から入力したデータ
信号(データ符号形式:NRZ)12は、前段の第一の
光強度変調器2aを駆動するために、データ変調器7に
より、最適な振幅値まで増幅される。
【0034】同様に、クロック信号入力部11から入力
したクロック信号13は、後段の第二の光強度変調器2
bを駆動するために、クロック変調器8により、最適な
振幅値まで増幅される。
【0035】このようにして、第一及び第二の光強度変
調器2a、2bは、それぞれデータ変調器7及びクロッ
ク変調器8によって、NRZデータ変調及びクロック変
調が施される。
【0036】一方、レーザ光源1から発振されるCW光
は第一及び第二の光強度変調器2a、2bに伝播され、
それぞれNRZデータ変調およびクロック変調されるた
め、結果的に得られる光信号16のデータ符号形式はR
Zとなる。
【0037】第二の光強度変調器2bから出力された光
信号16は、光カプラ3を介して、一方は光出力部4か
ら出力し、他方はフォトダイオード5において受光され
る。
【0038】第一バイアス制御回路61は、フォトダイ
オード5からの電気信号を受信し、第一変調信号15a
をデータ変調器7に出力し、データ変調器7を振幅変調
する。一方、第二バイアス制御回路62は、フォトダイ
オード5からの電気信号を受信し、第二変調信号15b
をクロック変調器8に出力し、クロック変調器8を振幅
変調する。第一変調信号15a及び第二変調信号15b
は相互に異なる周波数を有している。
【0039】また、第一及び第二バイアス制御回路61
及び62は、フォトダイオード5からの電気信号に基づ
いて、最適なバイアス電圧14a、14bを発生させ、
このバイアス電圧14a、14bをそれぞれ第一及び第
二バイアス電圧印加装置9a、9bに独立に供給してい
る。
【0040】図2は、第一及び第二バイアス制御回路6
1、62の構成を示すブロック図である。
【0041】第一及び第二バイアス制御回路61、62
の各々は、発振器63と、発振器63が発する信号の周
波数を所定の周波数まで低減する分周回路64と、分周
回路64が発する変調信号に直流電圧を重畳し、第一変
調信号15aまたは第二変調信号15bを発信するトラ
ンジスタ65と、フォトダイオード5からの電気信号を
受信するバンドパスフィルター66と、バンドパスフィ
ルター66の出力信号を増幅する第一増幅トランジスタ
67aと、増幅された出力信号69を受信し、出力信号
69の振幅値が常にゼロになるようにバイアス電圧を出
力する制御回路68と、制御回路68の出力を増幅し、
バイアス電圧14a、14bを生成する第二増幅トラン
ジスタ67bと、からなっている。
【0042】以上のような構成を有する第一及び第二バ
イアス制御回路61、62は次のように作動する。
【0043】発振器63から出力される信号の周波数は
分周回路64により所定の周波数まで低減され、変調信
号15として分周回路64からトランジスタ65に出力
される。
【0044】トランジスタ65は、この変調信号15を
直流電圧に重畳させ、第一及び第二変調信号15a、1
5bとして出力する。データ変調器7及びクロック変調
器8は、それぞれ、第一及び第二変調信号15a、15
bにより駆動され、出力振幅に変調が施される。
【0045】一方、フォトダイオード5から発せられた
電気信号はバンドパスフィルタ66を透過し、第一増幅
トランジスタ67aにより増幅された後、復調信号69
として制御回路68に入力する。制御回路68は、分周
回路64から変調信号15を受信しており、この変調信
号15がトリガー信号となり、復調信号69の振幅値が
常に零となるようにバイアス電圧が出力される。
【0046】制御回路68から出力されたバイアス電圧
は第二増幅トランジスタ67bにより増幅された後、バ
イアス電圧14a、14bとして第一及び第二バイアス
電圧印加装置9a、9bにそれぞれ供給される。
【0047】このように、本実施形態に係るRZ光送信
器によれば、環境条件、各光強度変調器の透過特性ドリ
フトに対して、常に最適なバイアス電圧が与えられる構
成となっている。
【0048】なお、第一及び第二バイアス制御回路6
1、62は、変調信号15の周波数(発振器63の発振
周波数または分周回路64の分周比)、バンドパスフィ
ルタ66の中心周波数、および、第一及び第二増幅トラ
ンジスタ67a、67bの利得のみが異なり、構成自体
は相互に同一である。
【0049】以下、第一の実施形態に係るRZ光送信器
の一実施例を説明する。
【0050】データ信号12としては、10.8Gb/
s、振幅値1.0VppのNRZ電気信号を用い、この
データ信号12を、データ変調器7により、振幅値4.
5Vppまで増幅した。
【0051】クロック信号13は、周波数10.8GH
z、振幅値1.0Vppを有している。このクロック信
号13は、多段に構成したFETからなるクロック変調
器8により、振幅4.5Vppまで増幅される。
【0052】一般に、データ変調器は低温になるほど利
得が増加するため、出力振幅が増加するが、本実施例に
おけるデータ変調器7及びクロック変調器8は内部でA
GC制御(Automatic Gain Contr
ol)されているため、温度に依らず、出力一定となっ
ている。
【0053】なお、最適なRZ光波形を得るために、デ
ータ信号12及びクロック信号13の位相はあらかじめ
調整されている。
【0054】レーザ光源1としては、送信波長λs=1
558.5nm、送信パワー+8dBmのDFB−LD
を使用した。
【0055】第一及び第二光強度変調器2a、2bとし
ては、光帯域が約7GHz、半波長電圧4.5Vppの
LN(LiNbO3)光強度変調器を使用した。
【0056】光カプラ3の分岐比は10:1であり、フ
ォトダイオード5はInGaAs−PINフォトダイオ
ードである。
【0057】第一バイアス制御回路61における発振器
63の発振周波数1.5MHzを分周回路64で6kH
zに低減し、この信号を変調信号15としてトランジス
タ65および制御回路68に与えている。すなわち、ト
ランジスタ65によりデータ変調器7を駆動するため、
データ変調器7に与えられる第一変調信号15aの振幅
変調周波数は6kHzとなる。
【0058】第一バイアス制御回路61におけるバンド
パスフィルタ66の中心周波数は6kHz、Q値は約1
0で設計している。
【0059】第一バイアス制御回路61における第一及
び第二増幅トランジスタ67a、67bの利得はそれぞ
れ50倍、430倍であった。
【0060】第二バイアス制御回路62における発振器
63の発振周波数5.0MHzを分周回路64で10k
Hzに低減し、この信号を変調信号15としてトランジ
スタ65および制御回路68に与えている。すなわち、
トランジスタ65によりクロック変調器8を駆動するた
め、クロック変調器8に与えられる第二変調信号15b
の変調周波数は10kHzとなる。
【0061】第二バイアス制御回路62におけるバンド
パスフィルタ66の中心周波数は10kHz、Q値は約
10で設計している。
【0062】第二バイアス制御回路62における第一及
び第二増幅トランジスタ67a、67bの利得はそれぞ
れ150倍、300倍であった。
【0063】なお、バンドパスフィルタ66及び制御回
路68はオペアンプや一般的に使用されるICから構成
されている。
【0064】次に、バイアス電圧に対するRZ光出力波
形、および、復調信号波形とトリガー信号を図3乃至図
5に示す。なお、動作確認をするため、バイアス電圧制
御は行わず、手動でバイアス電圧を第一及び第二バイア
ス電圧印加装置9a、9bに与えている。
【0065】図3は第二光強度変調器2bに対するバイ
アス電圧を変えた場合のRZ光出力信号16の波形と第
二バイアス制御回路62における復調信号69の波形を
示している。
【0066】図3(B)に示すように、最適なRZ光波
形が得られている場合、第二バイアス制御回路62にお
ける復調信号69の振幅はほぼ0mVppとなり、安定
していた。
【0067】これに対して、バイアス電圧を最適点から
ずらすと、RZ光出力は歪み、それに伴って、周波数1
0kHzの復調信号69の振幅は増加し、3Vpp以上
になった(図3(A)、(C))。
【0068】第一光強度変調器2aに対するバイアス電
圧についても同様に、RZ光波形が最適の場合、第一バ
イアス制御回路61における復調信号69の振幅はほぼ
0mVppであり、バイアス電圧をずらすと、周波数6
kHzの復調信号69の振幅が増加することを確認し
た。
【0069】図4は第一光強度変調器2aに対するバイ
アス電圧を変えた場合のRZ光出力信号16の波形と第
二バイアス制御回路62における復調信号69の波形を
示している。
【0070】図4(A)乃至(C)に示した復調信号6
9の波形は測定器の表示モードが異なるだけで、測定条
件は同一である。
【0071】第二バイアス制御回路62において、中心
周波数が10kHzであるバンドパスフィルタ66の透
過後の復調信号69には、第一光強度変調器2aにおけ
る微小な変調周波数が含まれ、これが第一増幅トランジ
スタ67aで増幅されるため、図4(B)に示すよう
に、振幅1Vpp、周波数6kHzのノイズ成分が発生
している。
【0072】このため、第一光強度変調器2aに対する
バイアス電圧が変動すると、第二バイアス制御回路62
に対して悪影響を及ぼすことが予想されるが、トリガー
信号(10kHz)に対するノイズ成分(6kHz)は
非同期であるため、図4(A)に示すように、測定器画
面上において、波形が流れるように観測される。
【0073】従って、バイアス電圧はDC電圧で与えら
れるため、この復調信号を平均して観測すると、図4
(C)に示すように、振幅はほぼ0mVppとなり、第
一光強度変調器2aに対するバイアス電圧の変動が第二
バイアス制御回路62に悪影響を及ぼすことはなく、第
二バイアス制御回路62を正常に制御できることが分か
る。
【0074】一方、第二光強度変調器2bに対するバイ
アス電圧をずらした場合のRZ光出力信号16の波形と
第一バイアス制御回路61における復調信号69の波形
を図5に示す。
【0075】第一バイアス制御回路61における、中心
周波数が6kHzであるバンドパスフィルタ66が10
kHzの周波数成分を十分に遮断し、また、第一及び第
二増幅トランジスタ67a、67bの利得が相対的に低
いと考えられるため、第二光強度変調器2bに対するバ
イアス電圧を変えても、復調信号69の振幅はほぼ0m
Vppであった。
【0076】仮に、10kHzのノイズ成分が発生した
としても、図4を参照して説明した場合と同様に、第一
バイアス制御回路61を正常に制御することが可能であ
る。
【0077】次に、実際に、第一及び第二バイアス制御
回路61、62からバイアス電圧14a、14bを第一
及び第二光強度変調器2a、2bに与え、制御が正しく
動作していることを確認した評価結果を図6及び図7に
示す。
【0078】光強度変調器の透過特性のドリフトを擬似
的に与える測定回路を図6(A)に、評価結果を図6
(B)に示す。
【0079】図6(A)に示した測定回路においては、
第一または第二バイアス制御回路61、62において、
第二増幅トランジスタ67bから出力されるバイアス電
圧14a、14bに疑似ドリフト用電圧源70から疑似
ドリフト用電圧が重畳される。
【0080】図6(B)に示すように、擬似ドリフト用
電圧が−12V乃至+12Vの範囲で変動しても、第一
及び第二光強度変調器2a、2bに与えられるバイアス
電圧14a、14bはそれぞれ+3.21V、−3.6
6V付近で安定している。これにより、第一または第二
光強度変調器2a、2bにドリフトが生じても、最適な
バイアス電圧14a、14bが出力されることを確認し
た。
【0081】図7に温度を5乃至55℃の範囲で変化さ
せた場合のRZ光出力信号16の波形と第二バイアス制
御回路62における復調信号69の波形を示す。
【0082】全温度範囲において復調信号69の振幅が
零であり、RZ光出力信号16の波形が歪まないことを
確認した。また、第一バイアス制御回路61における復
調信号69の振幅も零であることを確認した。これによ
り、温度変動に対しても、第一及び第二バイアス制御回
路が正常に動作していることを確認した。
【0083】以上のように、データ変調器7及びクロッ
ク変調器8にそれぞれ周波数6kHz、10kHzで出
力変調を施し、良好な結果を得ることができたが、2つ
の周波数の選択は任意ではない。
【0084】次に、データ変調器7及びクロック変調器
8をそれぞれ周波数6kHz、3kHzで振幅変調した
場合の結果を図8に示す。
【0085】RZ光出力信号16の波形が最適である
時、第一バイアス制御回路61における復調信号69の
振幅はほぼ0mVppであったが、第二バイアス制御回
路62における復調信号69には、図8(B)に示すよ
うに、周波数3kHz、振幅約2Vppのノイズ成分が
発生していた。
【0086】さらに、手動により、第一光強度変調器2
aに対するバイアス電圧を最適電圧からずらすと、発生
していた第二バイアス制御回路62における復調信号6
9の波形は、図8(A)に示すように、正弦波から大き
く歪み、その形状は時間的に緩やかに変化した。
【0087】図4において説明したように、復調信号6
9の波形が測定画面を流れることはなく、第一光強度変
調器2aに対するバイアス電圧の変動が、第二バイアス
制御回路62に悪影響を及ぼし、正常に制御することを
妨げることが分かった。
【0088】図8(C)は、第二光強度変調器2bに対
するバイアス電圧をずらした場合のRZ光出力信号16
の波形と第一バイアス制御回路61における復調信号6
9の波形を示すが、この場合、復調信号69の振幅はほ
ぼ0mVppであり、動作的には問題なかった。
【0089】以上のように、データ変調器7及びクロッ
ク変調器8にそれぞれ周波数6kHz、3kHzで振幅
変調を施した場合、正常に動作しないことを確認した。
この理由は、3kHzと6kHzの周波数成分の差がノ
イズ成分となり、正規の振幅変調周波数3kHzと識別
できなくなるからである。
【0090】上述の第一の実施の形態においては、デー
タ変調器7及びクロック変調器8にそれぞれ周波数6k
Hz、10kHzで出力変調を施したが、データ変調器
7及びクロック変調器8に振幅変調が施される周波数範
囲内であり、かつ、ノイズ周波数成分(差周波成分、高
調波成分など)が正規の変調周波数成分と識別可能であ
れば、変調周波数は6kHz、10kHzには限定され
ない。
【0091】また、上述の第一の実施の形態において
は、光強度変調器2a、2bとして、導波路型LN光強
度変調器を用いたが、2つの周波数成分を光波形に重畳
し、最適なバイアス電圧で制御することにより、光波形
を得る光強度変調器であれば、導波路型LN光強度変調
器に限らず、他の形式の光強度変調器を用いることもで
きる。
【0092】図9は、本発明の第二の実施形態に係るR
Z光送信器の構成を示すブロック図である。
【0093】本実施形態に係るRZ光送信器は、レーザ
光源1と、レーザ光源1と直列に接続された第一及び第
二の光強度変調器2a、2bと、第一の光強度変調器2
aをデータ変調するデータ変調器7と、第一の光強度変
調器2aにバイアス電圧を印加する第一バイアス電圧印
加装置9aと、第二の光強度変調器2bをクロック変調
するクロック変調器8と、第二の光強度変調器2bにバ
イアス電圧を印加する第二バイアス電圧印加装置9b
と、第一の光強度変調器2aを透過した後の光信号を分
岐させる第一光カプラ3aと、第一光カプラ3aにより
分岐された光信号の一部を受光し、受光した光信号に応
じた第一電気信号を発する第一フォトダイオード5a
と、第二の光強度変調器2bを透過した後の光信号を分
岐させる第二光カプラ3bと、第二光カプラ3bにより
分岐された光信号の一部を受光し、受光した光信号に応
じた第二電気信号を発する第二フォトダイオード5b
と、第一電気信号に基づいて、最適なバイアス電圧14
aを生成し、第一バイアス電圧印加装置9aに供給する
とともに、データ変調器7に第一変調信号15aを発
し、データ変調器7の出力の振幅を変調する第一バイア
ス制御回路61と、第二電気信号に基づいて、最適なバ
イアス電圧を生成し、第二バイアス電圧印加装置9bに
供給するとともに、クロック変調器8に第二変調信号1
5bを発し、クロック変調器8の出力の振幅を変調する
第二バイアス制御回路62と、を備えている。
【0094】第一及び第二バイアス制御回路61、62
の構造は第一の実施形態における第一及び第二バイアス
制御回路61、62の構造と同一である。
【0095】本実施形態に係るRZ光送信器において
は、第一の実施形態に係るRZ光送信器とは異なり、第
一及び第二光強度変調器2a、2bの間にも光カプラ3
aとフォトダイオード5aが設けられており、第一バイ
アス制御回路61には第一フォトダイオード5aから第
一電気信号が送られ、第二バイアス制御回路62には第
二フォトダイオード5bから第二電気信号が送られる。
【0096】なお、第一及び第二光強度変調器2a、2
bの各々において、データ変調、クロック変調する順番
は問わない。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るRZ
光送信器によれば、第一光強度変調器に対するバイアス
電圧および第二光強度変調器に対するバイアス電圧を変
動させた場合においても、第一及び第二のバイアス制御
回路には影響を与えず、温度変動や光変調器の透過特性
にドリフトが生じても、それぞれ独立に、常に最適なバ
イアス電圧に制御することが可能である。
【0098】これは、データ変調器およびクロック変調
器に印加する2つの振幅変調周波数を最適に選択し、か
つ、非同期とすることによって、仮に、復調信号にノイ
ズ成分が発生した場合においても、時間平均をとれば、
相殺されるためであり、光強度変調器が1個の場合と同
様に、バイアス制御できることを特徴としているためで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第一の実施形態に係るRZ光
送信器のブロック図である。
【図2】第一の実施形態に係るRZ光送信器におけるバ
イアス制御回路のブロック図である。
【図3】第一光強度変調器に対するバイアス電圧を変え
た場合のRZ光出力信号の波形と第二バイアス制御回路
における復調信号の波形を示す図であり、図3(A)
は、第二光強度変調器に対するバイアス電圧をずらした
場合、図3(B)は、バイアス電圧が最適の場合、図3
(C)は、第二光強度変調器に対するバイアス電圧をず
らした場合の波形図である。
【図4】第一光強度変調器に対するバイアス電圧を変え
た場合のRZ光出力信号の波形と第二バイアス制御回路
における復調信号の波形を示す図であり、図4(A)は
通常の画面モード、図4(B)はトリガーシングルモー
ド、図4(C)は平均モードを示す。
【図5】第二光強度変調器に対するバイアス電圧を変え
た場合のRZ光出力信号の波形と第一バイアス制御回路
における復調信号の波形を示す図である。
【図6】図6(A)は、擬似ドリフト電圧を与えるため
の測定回路のブロック図であり、図6(B)は、擬似ド
リフト電圧に対するバイアス電圧の変化を示すグラフで
ある。
【図7】図7は、温度変化に対するRZ光出力信号の波
形と第二光強度変調器に対する復調信号の波形を示す図
であり、図7(A)は摂氏55度、図7(B)は摂氏2
5度、図7(C)は摂氏5度の場合を示す。
【図8】図8は、振幅変調周波数6kHz、3kHzの
場合のRZ光出力信号の波形と第一バイアス制御回路に
おける復調信号の波形を示す図であり、図8(A)は、
第一光強度変調器に対するバイアス電圧をずらした場
合、図8(B)は、バイアス電圧が最適の場合、図3
(C)は、第二光強度変調器に対するバイアス電圧をず
らした場合の波形図である。
【図9】図9は、本発明の第二の実施形態に係るRZ光
送信器のブロック図である。
【図10】光強度変調器の透過特性と光出力信号の波形
を示す図である。
【図11】光信号に重畳する変調周波数(バイアス電圧
が最適の場合)を示す図である。
【図12】光信号に重畳する変調周波数(ドリフトが生
じた場合)を示す図である。
【図13】従来のRZ光送信器のブロック図である。
【符号の説明】
1 レーザ光源 2a 第一光強度変調器 2b 第二光強度変調器 3 光カプラ 3a 第一光カプラ 3b 第二光カプラ 4 光出力部 5 フォトダイオード 5a 第一フォトダイオード 5b 第二フォトダイオード 7 データ変調器 8 クロック変調器 9a 第一バイアス電圧印加装置 9b 第二バイアス電圧印加装置 10 データ信号入力部 11 クロック信号入力部 12 データ信号 13 クロック信号 14a、14b バイアス電圧 15a 第一変調信号 15b 第二変調信号 16 光信号 61 第一バイアス制御回路 62 第二バイアス制御回路 63 発振器 64 分周回路 65 トランジスタ 66 バンドパスフィルタ 67a 第一増幅トランジスタ 67b 第二増幅トランジスタ 68 制御回路 69 復調信号 70 疑似ドリフト用電圧源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源と、 前記レーザ光源と直列に接続された第一及び第二の光強
    度変調器と、 前記第一の光強度変調器をデータ変調するデータ変調器
    と、 前記第一の光強度変調器にバイアス電圧を印加する第一
    バイアス電圧印加装置と、 前記第二の光強度変調器をクロック変調するクロック変
    調器と、 前記第二の光強度変調器にバイアス電圧を印加する第二
    バイアス電圧印加装置と、 前記第一及び第二の光強度変調器を透過した後の光信号
    の一部を受光し、受光した光信号に応じた電気信号を発
    する受光素子と、 前記電気信号に基づいて、最適なバイアス電圧を生成
    し、前記第一バイアス電圧印加装置に供給するととも
    に、前記データ変調器に第一変調信号を発し、前記デー
    タ変調器の出力の振幅を変調する第一バイアス制御回路
    と、 前記電気信号に基づいて、最適なバイアス電圧を生成
    し、前記第二バイアス電圧印加装置に供給するととも
    に、前記クロック変調器に第二変調信号を発し、前記ク
    ロック変調器の出力の振幅を変調する第二バイアス制御
    回路と、 を備えるRZ光送信器。
  2. 【請求項2】 レーザ光源と、 前記レーザ光源と直列に接続された第一及び第二の光強
    度変調器と、 前記第一の光強度変調器をデータ変調するデータ変調器
    と、 前記第一の光強度変調器にバイアス電圧を印加する第一
    バイアス電圧印加装置と、 前記第二の光強度変調器をクロック変調するクロック変
    調器と、 前記第二の光強度変調器にバイアス電圧を印加する第二
    バイアス電圧印加装置と、 前記第一の光強度変調器を透過した後の光信号の一部を
    受光し、受光した光信号に応じた第一電気信号を発する
    第一受光素子と、 前記第二の光強度変調器を透過した後の光信号の一部を
    受光し、受光した光信号に応じた第二電気信号を発する
    第二受光素子と、 前記第一電気信号に基づいて、最適なバイアス電圧を生
    成し、前記第一バイアス電圧印加装置に供給するととも
    に、前記データ変調器に第一変調信号を発し、前記デー
    タ変調器の出力の振幅を変調する第一バイアス制御回路
    と、 前記第二電気信号に基づいて、最適なバイアス電圧を生
    成し、前記第二バイアス電圧印加装置に供給するととも
    に、前記クロック変調器に第二変調信号を発し、前記ク
    ロック変調器の出力の振幅を変調する第二バイアス制御
    回路と、 を備えるRZ光送信器。
  3. 【請求項3】 前記第一及び第二バイアス電圧印加装置
    は、非同期かつ最適に選択された周波数により、前記デ
    ータ変調器及び前記クロック変調器の出力の振幅を変調
    し、前記第一及び第二バイアス電圧印加装置の少なくと
    も何れか一方におけるバイアス電圧が最適点からずれた
    場合においても、他方のバイアス制御回路に影響を与え
    ず、互いに独立に制御を行うことを特徴とする請求項1
    または2に記載のRZ光送信器。
  4. 【請求項4】 前記第一及び第二バイアス制御回路の各
    々は、 発振器と、 前記発振器が発する信号の周波数を所定の周波数まで低
    減する分周回路と、 前記分周回路が発する変調信号に直流電圧を重畳するト
    ランジスタと、 を備え、 前記トランジスタから前記データ変調器または前記クロ
    ック変調器に前記第一変調信号または前記第二変調信号
    が発せられるものであることを特徴とする請求項1乃至
    3の何れか一項に記載のRZ光送信器。
  5. 【請求項5】 前記第一及び第二バイアス制御回路の各
    々は、 前記第一または第二電気信号を受信するバンドパスフィ
    ルターと、 前記バンドパスフィルターの出力信号を受信し、前記出
    力信号の振幅値が常にゼロになるようにバイアス電圧を
    出力する制御回路と、 を備え、 前記バイアス電圧が前記第一及び第二バイアス電圧印加
    装置に供給されるものであることを特徴とする請求項1
    乃至4の何れか一項に記載のRZ光送信器。
  6. 【請求項6】 前記制御回路は、前記分周回路が発する
    変調信号を受信し、この変調信号をトリガーとして動作
    するものであることを特徴とする請求項5に記載のRZ
    光送信器。
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